JP6785744B2 - アシスト器具 - Google Patents

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Description

本発明は、作業者が装着して使用するもので、作業者の作業(動作)を補助するアシスト器具に関する。
前述のようなアシスト器具として、特許文献1に開示されているようなものがある。
特許文献1では、作業者の背中部に取り付けられる本体部、本体部から前側に延出された右及び左のアーム部が備えられている。本体部に昇降装置が設けられて、昇降装置から右及び左のワイヤ(索状体に相当)が延出されている。ワイヤがアーム部から下側に延出されており、ワイヤの延出端に右及び左のハンド部が接続されている。
特許文献1では、腰補助部が備えられている。腰補助部に、作業者の太腿部に取り付けられる操作アームと、操作アームを下側に揺動駆動する電動アクチュエータとが備えられている。
これにより、ハンド部に荷物を保持した状態で、昇降装置によりワイヤを巻き取ることによりハンド部(荷物)を上昇させることができ、昇降装置によりワイヤを繰り出すことによりハンド部(荷物)を下降させることができる。
例えば作業者が腰部を下に曲げたり、膝部を曲げて腰部を落としたりして、床に置かれた荷物をハンド部で保持し、作業者が腰部を上に延ばすことにより(立ち上がることにより)、荷物を持ち上げる場合、腰補助部において操作アームが下側に駆動され、作業者の太腿部が下側に操作されて、腰部を上に延ばすこと(立ち上がること)が補助される。
特開2017−94425号公報
作業者の太腿部に作用する腰補助部を備えたアシスト器具において、本体部に取り付けられた制御装置と腰補助部の電動アクチュエータとに亘って、ハーネスを接続する場合、作業者に不快感を与えないようにハーネスを配置することが要望されている。
本発明は、作業者の太腿部に作用する腰補助部を備えたアシスト器具において、制御装置と腰補助部の電動アクチュエータとに亘って、ハーネスを適切に配置できるようにすることを目的としている。
本発明のアシスト器具は、
作業者の背中部に取り付けられる本体部と、
前記本体部から前側に延出されたアーム部と、
前記アーム部から下側に延出された索状体と、
前記索状体の延出端に接続されたハンド部と、
前記本体部の下部に支持され、作業者の腰の起し上げを補助する腰補助部と、
前記本体部における作業者とは反対側の部分に取り付けられた制御装置とが備えられ、
前記腰補助部に、前記本体部に揺動可能に支持されると共に作業者の太腿部に取り付けられる左右の操作アームと、前記左右の操作アームを下側に揺動駆動する電動アクチュエータと、が備えられ、
前記本体部に、作業者側と制御装置側とを貫通する開口部が形成され、
前記制御装置と前記電動アクチュエータとを接続するハーネスが、前記開口部を通されている。
本発明によると、アシスト器具において、本体部の下部に腰補助部が備えられ、本体部における作業者とは反対側の部分に制御装置が備えられた場合、ハーネスが、本体部の開口部を通って、制御装置と腰補助部の電動アクチュエータとに亘って接続されている。
これにより、ハーネスが本体部の横外側を通るように配置されないので、ハーネスが作業者に当たることは少なく、作業者に不快感を与えるようなことは少ない。
ハーネスが、本体部の開口部を通ることにより、本体部の開口部に案内される状態となるのであり、本体部の開口部がハーネスのガイド機能を備えることになるので、ハーネスを適切に配置するという面で有利なものとなる。
本発明において、
前記本体部の制御装置側部分において、前記制御装置の下方に、バッテリ取付部が備えられ、
前記開口部は、前記本体部のうち、前記制御装置と前記バッテリ取付部との間の位置に形成されていると好適である。
本発明よると、制御装置の下方にバッテリ取付部が備えられた場合、制御装置から延出されたハーネスが、制御装置とバッテリ取付部との間を通り、本体部の開口部を通って、作業者側に出る。これにより、制御装置とバッテリ取付部との間の空間を有効に利用してハーネスを配置することができるので、ハーネスをコンパクトに配置するという面で有利なものとなる。
本発明において、
複数の前記開口部が左右方向に沿って並ぶ状態で形成されていると好適である。
本発明によると、本体部の開口部を通って作業者側に出たハーネスを右側及び左側に振り分けるように配置する場合に、本体部の右側の開口部から出たハーネスを右側に延出させ、本体部の左側の開口部から出たハーネスを左側に延出させることにより、ハーネスを右側及び左側に無理なく振り分けて配置することができる。
本発明において、
前記腰補助部が、前記本体部の下部よりも左右に張り出す状態で、前記本体部の下部における作業者側の部分に取り付けられ、
前記開口部は、前記本体部のうち、前記腰補助部の上方の位置に形成されていると好適である。
腰補助部が、本体部の下部よりも左右に張り出す状態で、本体部の下部における作業者側の部分に取り付けられると、本体部における作業者側の部分と腰補助部における作業者側の部分とにおいて、段差が生じるのであり、段差に沿った空間が生じる。
本発明によると、本体部の開口部が前述の段差(空間)の上方に位置するので、本体部の開口部を通って作業者側に出たハーネスを、前述の段差(空間)を有効に利用して配置することができるのであり、ハーネスをコンパクトに配置するという面で有利なものとなる。
本発明において、
前記腰補助部に、前記本体部の下部に支持され、前記本体部よりも左右に張り出された基部と、前記基部から前方に延出され、前記操作アームが揺動可能に支持される支持部が備えられ、
前記ハーネスが、前記基部と前記支持部とによって形成された空間を通されていると好適である。
本発明によると、腰補助部の基部と支持部とが平面視で交差するように配置されて、腰補助部の基部と支持部との間の作業者側の部分に空間が生じている。
これにより、前述の空間を有効に利用してハーネスを配置することができるので、ハーネスをコンパクトに配置するという面で有利なものとなる。
本発明において、
前記本体部の作業者側部分に、前記開口部の上側に位置して、作業者側に突出する上パッド部と、前記開口部の下側に位置して、作業者側に突出する下パッド部とが備えられていると好適である。
本発明によると、本体部の作業者側部分に、上パッド部及び下パッド部が備えられるので、作業者の不快感が少なくなる。
本体部に上パッド部及び下パッド部を備えると、作業者の背中部と本体部との間において、上パッド部と下パッド部との間に空間が生じることになる。
これにより、本体部の開口部を通って作業者側に出たハーネスを、前述の空間を有効に利用して配置することができるので、ハーネスをコンパクトに配置するという面で有利なものとなる。
本発明において、
前記下パッド部に、前記開口部に対向する位置まで上向きに延ばされ、前記本体部との間に前記ハーネスの通過空間を形成するカバーが備えられていると好適である。
本発明によると、本体部の開口部を通って作業者側に出たハーネスが、カバーによって覆われて、作業者の背中部に当たる状態が少なくなるのであり、作業者に不快感を与えることが少なくなる。
この場合、下パッド部がカバーの支持部材に兼用されるので、カバーの支持構造の簡素化の面で有利なものとなる。
本発明において、
前記本体部の下部における作業者側に、前記腰補助部に沿って設けられ、作業者の腰部に巻き付けられることにより前記本体部を作業者に取り付ける取付ベルトが備えられ、
前記ハーネスは、前記取付ベルトと前記腰補助部との間を通されていると好適である。
本体部を作業者の背中部に取り付ける為の取付ベルトを備えた場合、本発明によると、本体部の開口部を通って作業者側に出たハーネスが、取付ベルトと腰補助部との間に配置されるので、ハーネスが作業者に当たる状態が取付ベルトにより少なくなるので、作業者に不快感を与えることが少なくなる。
作業者がアシスト器具を装着した状態での右側面図である。 作業者がアシスト器具を装着した状態での背面図である。 アシスト器具を作業者側から視た斜視図である。 カバーが取り付けられた状態でのアシスト器具の背面図である。 カバーが取り外された状態でのアシスト器具の背面図である。 本体部における支持板を作業者とは反対側から視た斜視図である。 本体部における支持板を作業者側から視た斜視図である。 腰補助部の付近の横断平面図である。 腰補助部の付近を作業者側から視た正面図である。 カバーの斜視図である。 アウター支持部及びカバーの上カバー部の付近の縦断側面図である。 アウター支持部及びカバーの上カバー部の付近の平面図である。 アシスト器具を床等に置いた状態を示す側面図である。
図1〜図13には、作業者が装着して使用するアシスト器具が示されている。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者から視て前側が「前」であり、後側が「後」であり、右側が「右」であり、左側が「左」である。
(アシスト器具の全体構成)
図1,2,3に示すように、アシスト器具には、作業者の背中部に取り付けられる本体部1、本体部1の上部から上側に延出され前側に延出された右及び左のアーム部2、本体部1の下部に設けられた右及び左の腰補助部3が備えられており、作業者への装着用の取付ベルト4、右及び左の肩ベルト5が備えられている。
右のアーム部2から下側に、右のワイヤ18,19(索状体に相当)が下側に延出されて、右のワイヤ18,19の延出端に、右のハンド部20が接続されている。左のアーム部2から下側に、左のワイヤ18,19(索状体に相当)が下側に延出されて、左のワイヤ18,19の延出端に、左のハンド部20が接続されている。
(アシスト器具の装着)
図1及び図2に示すように、肩ベルト5に作業者の腕部(肩部)を入れて、取付ベルト4を作業者の腰部に巻き付けて固定することにより、作業者の背中部に本体部1が取り付けられる。
アシスト器具及び荷物の重量が取付ベルト4を介して主に作業者の腰部に掛かるのであり、アシスト器具及び荷物の重量が作業者の腰部により安定して支持される。肩ベルト5は、主に本体部1が作業者の背中部から後方に離れようとする状態を止める機能を発揮する。
作業者が背中部に本体部1を取り付けた後、作業者は腰補助部3の脚ベルト13を太腿部に巻き付けて、面ファスナ(図示せず)(マジックテープ(登録商標))により、脚ベルト13を太腿部に取り付ける。作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者の腰部の右側に右の腰補助部3(支持部11)が位置し、作業者の腰部の左側に左の腰補助部3(支持部11)が位置する。
(本体部)
図1〜図5に示すように、本体部1は、右及び左の縦フレーム6、右及び左の縦フレーム6に亘って連結された支持板7等を備えて、枠状となっている。
図6及び図7に示すように、支持板7は、平板状の上側部31、中間部32及び下側部33が備えられており、上側部31、中間部32及び下側部33の右及び左部に、上下方向に沿って、断面が半円状の取付部34が備えられている。上側部31と中間部32とに間に、凸部状に張り出した補強用のリブ40が左右方向に沿って形成されている。
図4及び図5に示すように、右及び左の縦フレーム6は、丸パイプ状に形成されて、取付部34に固定されている。右及び左の縦フレーム6の上部が、作業者の右及び左の肩部を越えて斜め上側に延出され斜め前側に延出されており、右及び左のアーム部2となっている。
図6及び図7に示すように、支持板7において、2個の開口部32aが、中間部32の下部に左右方向に沿って並ぶ状態で、作業者側と作業者とは反対側(制御装置8側)とを貫通するように、開口されている。上側部31及び中間部32は、下側部33よりも作業者側に張り出している。
中間部32と下側部33との間、及び下側部33の下部に、左右方向に沿った取付部35が備えられており、取付部35は、下側部33よりも作業者側に張り出している。これにより、取付部35も支持板7の補強となる。
(制御装置及びバッテリ)
図5,6,7に示すように、本体部1(支持板7)において、上側部31及び中間部32の作業者とは反対側の部分に、制御装置8がリブ40を跨ぐようにし連結されている。下側部33の作業者とは反対側の部分に、バッテリ取付部38が連結されており、バッテリ9がバッテリ取付部38に取り付け及び取り外し自在である。
図4及び図5に示すように、バッテリ取付部38のコネクタ38aが上向きに突出し、制御装置8の下部からコネクタ8aが下向きに突出しており、制御装置8のコネクタ8aとバッテリ取付部38のコネクタ38aとに亘って、ハーネス39が接続されている。
これにより、背面視で、本体部1(支持板7)の作業者とは反対側の部分(制御装置8側部分)において、制御装置8の下方に、バッテリ9及びバッテリ取付部38が取り付けられている。
(昇降装置)
図5,6,7に示すように、本体部1(支持板7)において、上側部31の作業者とは反対側の部分に、昇降装置17が連結されている。
昇降装置17は、伝動機構(図示せず)を内装する上下向きの伝動ケース25、伝動ケース25の上部に横向きに連結された支持ケース26、伝動ケース25の下部に横向きに連結された電動モータ27、支持ケース26の内部で横向きの軸芯周りに回転自在に支持された4個の回転体(図示せず)を備えている。
本体部1(支持板7)において、上側部31の上部に、アウター支持部15が連結されている。ワイヤ18,19のアウター18b,19bの端部が、アウター支持部15に接続されて、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、支持ケース26の内部の4個の回転体の各々に接続されている。
制御装置8により電動モータ27が作動する。電動モータ27の動力が伝動ケース25の内部の伝動機構を介して、支持ケース26の内部の回転体に伝達されるのであり、回転体が巻き取り側及び繰り出し側に回転駆動される。
制御装置8の下部から下向きに突出するコネクタ8bと、電動モータ27のコネクタ27a,27bとに亘って、ハーネス41が接続されている。
支持ケース26の内部の回転体の回転角度を検出する回転センサー42が、支持ケース26に取り付けられており、制御装置8のコネクタ8bと回転センサー42とに亘って、ハーネス43が接続されている。
(アーム部及びハンド部)
図1〜図5に示すように、右及び左のアーム部2が、作業者の右及び左の肩部を越えて斜め上側に延出され斜め前側に延出されている。アーム部2の上端部に右及び左の支持部材16が取り付けられており、右及び左のプーリー(図示せず)が支持部材16に回転自在に支持されている。
支持部材16にアウター支持部16aが備えられている。右のワイヤ18,19のアウター18b,19bの端部が、右の支持部材16のアウター支持部16aに接続されて、右のワイヤ18,19のインナー18a,19aが、右の支持部材16のプーリーに掛けられて下側に延出されている。右のワイヤ18,19のインナー18a,19aの延出端に取付部21が接続されて、取付部21に右のハンド部20が接続されている。
左のワイヤ18,19のアウター18b,19bの端部が、左の支持部材16のアウター支持部16aに接続されて、左のワイヤ18,19のインナー18a,19aが、左の支持部材16のプーリーに掛けられて下側に延出されている。左のワイヤ18,19のインナー18a,19aの延出端に取付部21が接続されて、取付部21に左のハンド部20が接続されている。
図4及び図5に示すように、ワイヤ18,19のアウター18b,19bの端部が、支持部材16のアウター支持部16aに接続された状態において、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、支持部材16の内部に入り込んでいる。
これにより、支持部材16の付近のワイヤのインナー18a,19aが、支持部材16により覆われて露出しない状態となっており、ワイヤ18,19のインナー18a,19aからアウター18b,19bの内部への雨水等の入り込みが防止される。
(上昇操作スイッチ及び下降操作スイッチ)
図1,2,4,5に示すように、右及び左のカバー部22が備えられており、右のカバー部22に上昇操作スイッチ23が取り付けられ、左のカバー部22に下降操作スイッチ24が取り付けられている。
制御装置8の下向きのコネクタ8cに接続された右及び左のハーネス14が、縦フレーム6の開口部6aから縦フレーム6の内部に入り、縦フレーム6及びアーム部2の内部を通ってアーム部2の上端部に延出されている。
ハーネス14は、右及び左のアーム部2の上端部の開口部から下側に出ており、カールコードにより覆われながら下側に延出されている。右のハーネス14が上昇操作スイッチ23に接続され、左のハーネス14が下降操作スイッチ24に接続されている。
カバー部22は、面ファスナ(図示せず)(マジックテープ(登録商標))により、ハンド部20に取り付け及び取り外し自在である。図1,2,4,5に示す状態は、右のハンド部20に右のカバー部22を取り付け、左のハンド部20に左のカバー部22を取り付けた状態である。
ハンド部20は取付部21に取り付け及び取り外し自在であり、図1,2,4,5に示すハンド部20とは異なる構造及び機能を備えた別のハンド部20を、取付部21に取り付け可能である(交換可能である)。
取付部21に各種のハンド部20を取り付けた場合(交換した場合)、交換されたハンド部20にカバー部22を取り付けることにより、カバー部22(上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24)を、各種のハンド部20に共用することができる。
図1及び図2に示すように、上昇操作スイッチ23を押し操作すると、昇降装置17において、電動モータ27により回転体が巻き取り側に回転駆動され、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが回転体に巻き取られて、ハンド部20が上昇する。
下降操作スイッチ24を押し操作すると、電動モータ27により回転体が繰り出し側に回転駆動され、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが回転体から繰り出されて、ハンド部20が下降する。
上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の押し操作を止めると、電動モータ27が停止する。
電動モータ27に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられており、電動モータ27の作動時に電磁ブレーキは自動的に解除状態となり、電動モータ27の停止時及び非通電時に電磁ブレーキは自動的に制動状態となる。
(本体部における作業者とは反対側の部分を覆うカバー)
図1,2,4に示すように、本体部1において、作業者とは反対側の部分を覆うカバー28が備えられている。
図4及び図10に示すように、カバー28は、合成樹脂により一体的に形成されて、本体部44、本体部44の上部の上カバー部45、本体部44の上部の取付部46、本体部44の下部の取付部47、本体部44の右部及び左部の取付部48を備えている。
カバー28を取り付ける場合、取付部47を支持板7の係合部(図示せず)に上側から挿入し、断面半円状の取付部48を縦フレーム6に嵌めこみ、上カバー45部をアウター支持部15に嵌め込む。取付部46を支持板7(上側部31)の上辺部に載せて、ビス(図示せず)を取付部46と支持板7(上側部31)の上辺部とに亘って締め付ける。
これにより、本体部1における作業者とは反対側の部分にカバー28が取り付けられるのであり、カバー28により、制御装置8、昇降装置17及びアウター支持部15が覆われる。
図4,11,12に示すように、カバー28が取り付けられた状態(上カバー部45がアウター支持部15に嵌め込まれた状態)において、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、アウター支持部15及び上カバー部45により前後方向から覆われた状態となっている。
上カバー部45の上辺部に、4個の半円状の切り欠き部45aが形成され、ゴム材やフェルト材等のシール部材49が、切り欠き部45aに沿って内面に取り付けられている。
図11及び図12に示すように、上カバー部45がアウター支持部15に嵌め込まれた状態において、上カバー部45がアウター支持部15の上側に位置して、ワイヤ18,19のアウター18b,19bをアウター支持部15に固定するナット50が、上カバー部45の切り欠き部45aに入り込み、上カバー部45(切り欠き部45a)とアウター支持部15との間の隙間が、シール部材49により塞がれる。
これにより、ワイヤ18,19のアウター18b,19bに沿って下側に流れてきた雨水等が、上カバー部45(切り欠き部45a)とアウター支持部15との間の隙間から内側に入り込む状態が防止される。
(腰補助部)
図1〜図5に示すように、右及び左の腰補助部3が本体部1の下部に支持されており、腰補助部3は基部10、支持部11、操作アーム12及び脚ベルト13等を備えている。支持部11の前部の左右方向の横軸芯P1周りに、操作アーム12が揺動自在に支持されており、幅広のベルト状の脚ベルト13が操作アーム12に取り付けられている。
図8及び図9に示すように、本体部1(支持板7)において、取付部35の作業者側の部分に、基部10がボルト56により連結されて、基部10が本体部1(縦フレーム6及び取付部34)よりも右及び左に張り出すように横側に延出されている。基部10は、取付部35に沿って左右方向に連結位置が変更自在である。
支持部11が、基部10の横外側の端部に連結されて、基部10から前方に延出されている。支持部11の前部の左右方向の横軸芯P1周りに、操作アーム12が前後方向に揺動自在に支持されている。操作アーム12は、軸芯P2周りに左右方向に自由に揺動自在に構成されている。
以上の構成により、腰補助部3が、本体部1の下部よりも左右に張り出す状態で、本体部1の下部における作業者側の部分に取り付けられた状態となっている。
図4,5,8に示すように、基部10における作業者とは反対側の部分に、後側に出る張り出し部10aが形成されており、電動モータ29(電動アクチュエータに相当)が、張り出し部10aの内部に横向きに内装されている。
複数の平ギヤにより構成された伝動機構(図示せず)が、支持部11の内部に備えられており、電動モータ29の動力が伝動機構を介して操作アーム12に伝達されて、操作アーム12が横軸芯P1周りに揺動駆動される。
(肩ベルト及び取付ベルト、上パッド部及び下パッド部)
図1及び図3に示すように、本体部1(支持板7)において、上側部31の作業者側の部分に、2個の上パッド部36が上下方向に沿って取り付けられており、上パッド部36が作業者側に突出している。上側部31の上部における上パッド部36の間の部分と、腰補助部3の基部10とに亘って、右及び左の肩ベルト5が取り付けられている。
図3及び図8に示すように、可撓性を備えた平板状のベルト基部30(取付ベルトに相当)が、腰補助部3の基部10の作業者側の部分に取り付けられている。下パッド部37がベルト基部30に左右方向に沿って取り付けられており、下パッド部37が作業者側に突出している。
ベルト基部30の上辺部から上向きに、平板状のカバー52が延出されている。これにより、カバー52がベルト基部30を介して下パッド部37に支持された状態となって、カバー52が下パッド部37から上向きに延出された状態となっている。
ベルト基部30の横側部30aが、腰補助部3の支持部11の内側(作業者側)に沿って前側に延出されている。ベルト基部30の横側部30aの作業者の部分に、横パッド部51が取り付けられて作業者側に突出している。ベルト基部30の横側部30aから、取付ベルト4が延出されている。
前述の(アシスト器具の装着)に記載のように、作業者の背中部に本体部1が取り付けられると、図1及び図2に示すように、上パッド部36が作業者の背中部に当て付けられて、下パッド部37が作業者の腰部の後部に当て付けられ、横パッド部51が作業者の腰部の横部に当て付けられた状態となる。
この場合、作業者の腰部と、腰補助部3の操作アーム12の基部との間に、ベルト基部30の横側部30a及び横パッド部51が位置する。これにより、操作アーム12が揺動しても、操作アーム12が作業者の腰部に当たることはないので、作業者に不快感を与えることは少ない。
(支持板7(中間部)の開口部と各部との位置関係)
図2,3,6,7に示すように、支持板7において、2個の開口部32aが、中間部32の下部に左右方向に沿って並ぶ状態で開口されている。
図2,3,9に示すように、支持板7(中間部32)の開口部32aは、背面視(正面視)で、制御装置8とバッテリ9及びバッテリ取付部38との間に配置され、腰補助部3(基部10)の上方に配置されている。
図3,8,9に示すように、腰補助部3において、基部10が取付部35の作業者側の部分に連結されていることにより、基部10が支持板7(中間部32)から作業者側に突出している。
ベルト基部30(下パッド部37)の上辺部から上向きに、平板状のカバー52が延出されており、支持板7(中間部32)の開口部32aに対して、カバー52が作業者側に対向するように配置されている。
これにより、支持板7(中間部32)と腰補助部3の基部10とによって、段差が左右方向に沿って生じているのであり、カバー52により支持板7(中間部32)の開口部32aが覆われた状態となっており、支持板7(中間部32)とカバー52との間に、段差による通過空間A1が左右方向に沿って生じている。
図1及び図3に示すように、正面視(背面視)で、上パッド部36が、支持板7(中間部32)の開口部32aの上側に位置し、下パッド部37が支持板7(中間部32)の開口部32aの下側に位置している。
作業者の背中部に本体部1が取り付けられると、上パッド部36が作業者の背中部に当て付けられ、下パッド部37が作業者の腰部の後部に当て付けられているので、作業者の背中部と支持板7(中間部32)との間に空間A2が生じており、この空間A2の中に通過空間A1が配置される状態となる。これにより、作業者の背中部及び腰部により通過空間A1が潰されることはない。
(制御装置と腰補助部の電動モータとに亘って接続されるハーネス)
図5,8,9に示すように、制御装置8のコネクタ8bに接続されたハーネス53が2系統に分岐して、一方のハーネス53が制御装置8とバッテリ取付部38(バッテリ9)との間を通って、支持板7(中間部32)の右の開口部32aに入る。他方のハーネス53が制御装置8とバッテリ取付部38(バッテリ9)との間を通って、支持板7(中間部32)の左の開口部32aに入る。
制御装置8のコネクタ8cに接続されたハーネス54が2系統に分岐して、一方のハーネス54が制御装置8とバッテリ取付部38(バッテリ9)との間を通って、支持板7(中間部32)の右の開口部32aに入る。他方のハーネス54が制御装置8とバッテリ取付部38(バッテリ9)との間を通って、支持板7(中間部32)の左の開口部32aに入る。
支持板7(中間部32)の開口部32aに、スリットが形成されたゴム板製のカバー板55が取り付けられており、ハーネス53,54がカバー板55のスリットを通る。カバー板55の保持機能により、ハーネス53,54が振れることが少ない。
ハーネス53,54が、支持板7(中間部32)の開口部32a及びカバー板55によって、案内される状態となる。これにより、ハーネス53,54が、本体部1において右及び左の縦フレーム6の間を通る状態となり、縦フレーム6の横外側を通る状態とはならない。
支持板7(中間部32)の右の開口部32aを通って作業者側に出たハーネス53,54は、右の腰補助部3の基部10の上部を通過空間A1に沿って右側に延出されている。
支持板7(中間部32)の左の開口部32aを通って作業者側に出たハーネス53,54は、左の腰補助部3の基部10の上部を通過空間A1に沿って左側に延出されている。
図8及び図9に示すように、腰補助部3において、支持部11が基部10の横外側の端部に連結されて基部10から前方に延出されていることにより、基部10と支持部11とが平面視で交差するように配置されて、基部10と支持部11との間の作業者側の部分に空間A3が形成されている。
ベルト基部30の横側部30a(横パッド部51及び取付ベルト4)が、腰補助部3の支持部11の内側(作業者側)に沿って前側に延出されていることにより、ベルト基部30の横側部30a(横パッド部51及び取付ベルト4)が、空間A3に対して作業者側に位置している。
これにより、空間A3は、平面視で腰補助部3の基部10及び支持部11、ベルト基部30の横側部30a(横パッド部51及び取付ベルト4)によって、囲まれた状態となっている。
前述のように、支持板7(中間部32)の右の開口部32aを通って作業者側に出たハーネス53,54は、通過空間A1から右側に出ると、右の腰補助部3の基部10の上部から空間A3に入っている(ハーネス53,54が取付ベルト4,30と腰補助部3との間を通る状態に相当)。
ハーネス53,54は、右の腰補助部3の基部10における作業者側の部分に接続されて、右の腰補助部3の基部10の内部に入り込み、電動モータ29に接続されている。
支持板7(中間部32)の左の開口部32aを通って作業者側に出たハーネス53,54は、通過空間A1から左側に出ると、左の腰補助部3の基部10の上部から空間A3に入っている(ハーネス53,54が取付ベルト4,30と腰補助部3との間を通る状態に相当)。
ハーネス53,54は、左の腰補助部3の基部10における作業者側の部分に接続されて、左の腰補助部3の基部10の内部に入り込み、電動モータ29に接続されている。
(アシスト器具の作業形態)
例えばパレットや床に置かれた荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような場合、作業者が腰部を下に曲げたり、膝部を曲げて腰部を落としたりして、パレットや床の荷物を手で持ち、手を下に延ばした状態で荷物を持ちながら、腰部を上側に延ばしたり、立ち上がったりして、手で荷物を持ち上げて、荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような状態が想定される。
アシスト器具を装着した作業者が前述のような作業を行う状態において、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の押し操作に基づいて、制御装置8により腰補助部3及び昇降装置17が作動する状態について説明する。
図1及び図2に示すように、作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者が上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の両方を押し操作していないと、昇降装置17の電動モータ27は停止して、腰補助部3の電動モータ29は停止状態(自由回転状態)となる。
作業者が歩行する場合や、作業者が腰部を下に曲げたり、膝部を曲げて腰部を落としたりする場合、作業者の太腿部に追従するように操作アーム12が揺動するのであり、作業者の動作が妨げられることはない。
作業者が脚部を左右方向に開くような動作を行っても、操作アーム12が軸芯P2周りに左右方向に自由に揺動自在であることにより、作業者の動作が妨げられることはない。
作業者が腰部を下に曲げて(膝部を曲げて腰部を落として)、パレットや床の荷物を持つ場合、作業者が下降操作スイッチ24を押し操作すると、昇降装置17において電動モータ27が繰り出し側に作動し、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、ハンド部20が下降する。
下降操作スイッチ24の押し操作を止めると、電動モータ27が停止して、ハンド部20が停止するので、作業者は、ハンド部20により荷物を保持する。
前項の(上昇操作スイッチ及び下降操作スイッチ)に記載のように、電動モータ27に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられており、電動モータ27の停止時及び非通電時に、電磁ブレーキは自動的に制動状態となる。
電動モータ27が停止した状態において、昇降装置17からワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されることはなく、後述するようにハンド部20に荷物の重量が掛かっても、ハンド部20が下降することはない。
作業者は、ハンド部20により荷物を保持した状態で、腰部を上に延ばすことにより(立ち上がることにより)、荷物を持ち上げる。
この場合、作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作すると、腰補助部3において操作アーム12が下側に駆動され、作業者の太腿部が下側に操作されて、腰部を上に延ばすこと(立ち上がること)が補助されて、腰部の起し上げが補助される。
作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作した状態で立ち上がった後に、腰補助部3において、操作アーム12が略真下に向く位置に達したことが検出されると、作業者が起立した(立ち上がった)と判断されて、腰補助部3の電動モータ29は停止状態(自由回転状態)となる。
次に昇降装置17において、電動モータ27が巻き取り側に作動し、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが巻き取られて、ハンド部20が上昇する。所望の位置までハンド部20が上昇すると、上昇操作スイッチ23の押し操作を止めることにより、電動モータ27が停止してハンド部20が停止する。
作業者は、荷物を置くべき高い棚やトラックの荷台等へ歩いて移動する。作業者が高い棚やトラックの荷台等に到着して、作業者が下降操作スイッチ24を押し操作すると、昇降装置17において、電動モータ27が繰り出し側に作動し、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、ハンド部20が下降する。
作業者は、荷物を高い棚やトラックの荷台等に置いて、ハンド部20を荷物から取り外す。荷物を高い棚やトラックの荷台等に置くと、最初の状態に戻るので、次の荷物に対して同様な操作を行う。
(アシスト器具の非装着時の状態)
アシスト器具において、制御装置8及び昇降装置17が重量物であるので、アシスト器具の重心は制御装置8と昇降装置17との間の付近に位置している。
図4及び図5に示すように、縦フレーム6の下端部6bが、腰補助部3(支持部11)よりも下側に突出している。右及び左の腰補助部3(支持部11)の間隔は、本体部1の左右幅よりも大きなものとなっている。
図13に示すように、アシスト器具を床等に置くと、右及び左の縦フレーム6の下端部6b、右及び左の腰補助部3の支持部11の前部の4点が接地する。
縦フレーム6の下端部6bが腰補助部3の支持部11よりも下側に突出することによって、側面視でアシスト器具が少し前傾姿勢となり、縦フレーム6の下端部6bと腰補助部3の支持部11の間部との間の上方に、アシスト器具の重心が位置する。正面視で、右及び左の腰補助部3の支持部11の間の上方に、アシスト器具の重心が位置する。
アシスト器具を床等に置いた場合、以上のようにして、アシスト器具は安定して自立する状態となる。
(発明の実施の第1別形態)
開口部32aを、3個以上備えてもよく、1個だけ備えてもよい。開口部32aを、円形ではなく、左右方向に沿った長穴状に形成してもよく、上下方向に沿った長穴状に形成してもよい。
開口部32aを、バッテリ取付部38の下側に備えてもよく、制御装置8と昇降装置17との間に備えてもよく、昇降装置17の上側に備えてもよい。
制御装置8、昇降装置17及びバッテリ取付部38の位置が、図1〜図5に示す位置とは異なるアシスト器具の場合、開口部32aの位置は、制御装置8、昇降装置17及びバッテリ取付部38の位置に対応して適宜変更すればよい。
(発明の実施の第2別形態)
カバー52を、下パッド部37に直接に取り付けて、下パッド部37から支持板7(中間部32)の開口部32aに向けて上側に延出してもよい。
カバー52を、上パッド部36に取り付け、上パッド部36から支持板7(中間部32)の開口部32aに向けて下側に延出してもよい。
カバー52を、上パッド部36及び下パッド部37に取り付けるのではなく、本体部1に直接に取り付けるようにしてもよい。
(発明の実施の第3別形態)
図1,2,4,5に示すカバー部22を廃止して、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24を取付部21に設けてもよい。
(発明の実施の第4別形態)
アシスト器具において、右及び左のアーム部2を廃止して、1本のアーム部2を備えてもよい。
この構造によると、1本のアーム部2から2本のワイヤ18を延出して、2本のワイヤ18の一方に右の取付部21(ハンド部20)を接続し、2本のワイヤ18の他方に左の取付部21(ハンド部20)を接続する。又は、1本のアーム部2から1本のワイヤ18を延出し、1本のワイヤ18の端部を二股状に分岐させて、分岐部分の一方に右の取付部21(ハンド部20)を接続し、分岐部分の他方に左の取付部21(ハンド部20)を接続する。
(発明の実施の第5別形態)
上昇操作スイッチ23を左のハンド部20(カバー部22、取付部21)に備えて、下降操作スイッチ24を右のハンド部20(カバー部22、取付部21)に備えてもよい。上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の両方を、右又は左の一方のハンド部20(カバー部22、取付部21)に備えてもよい。
(発明の実施の第6別形態)
昇降装置17、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24を廃止して、ワイヤ18,19を本体部1やアーム部2に連結し、ハンド部20の位置を固定して、ハンド部20の昇降を行わないように構成してもよい。
この場合、ワイヤ18,19に代えて、合成繊維製の細長いベルト(図示せず)(索状体に相当)や、金属製のチェーン(図示せず)(索状体に相当)を使用してもよい。
本発明のアシスト器具は、作業者に装着されて作業者による荷物の保持を補助するアシスト器具に適用できる。
1 本体部
2 アーム部
3 腰補助部
4 取付ベルト
8 制御装置
10 基部
11 支持部
12 操作アーム
18,19 ワイヤ(索状体)
20 ハンド部
29 電動アクチュエータ
30 ベルト基部(取付ベルト)
32a 開口部
36 上パッド部
37 下パッド部
38 バッテリ取付部
52 カバー
53,54 ハーネス
A1 通過空間
A3 空間

Claims (8)

  1. 作業者の背中部に取り付けられる本体部と、
    前記本体部から前側に延出されたアーム部と、
    前記アーム部から下側に延出された索状体と、
    前記索状体の延出端に接続されたハンド部と、
    前記本体部の下部に支持され、作業者の腰の起し上げを補助する腰補助部と、
    前記本体部における作業者とは反対側の部分に取り付けられた制御装置とが備えられ、
    前記腰補助部に、前記本体部に揺動可能に支持されると共に作業者の太腿部に取り付けられる左右の操作アームと、前記左右の操作アームを下側に揺動駆動する電動アクチュエータと、が備えられ、
    前記本体部に、作業者側と制御装置側とを貫通する開口部が形成され、
    前記制御装置と前記電動アクチュエータとを接続するハーネスが、前記開口部を通されているアシスト器具。
  2. 前記本体部の制御装置側部分において、前記制御装置の下方に、バッテリ取付部が備えられ、
    前記開口部は、前記本体部のうち、前記制御装置と前記バッテリ取付部との間の位置に形成されている請求項1に記載のアシスト器具。
  3. 複数の前記開口部が左右方向に沿って並ぶ状態で形成されている請求項1又は2に記載のアシスト器具。
  4. 前記腰補助部が、前記本体部の下部よりも左右に張り出す状態で、前記本体部の下部における作業者側の部分に取り付けられ、
    前記開口部は、前記本体部のうち、前記腰補助部の上方の位置に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のアシスト器具。
  5. 前記腰補助部に、前記本体部の下部に支持され、前記本体部よりも左右に張り出された基部と、前記基部から前方に延出され、前記操作アームが揺動可能に支持される支持部が備えられ、
    前記ハーネスが、前記基部と前記支持部とによって形成された空間を通されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のアシスト器具。
  6. 前記本体部の作業者側部分に、前記開口部の上側に位置して、作業者側に突出する上パッド部と、前記開口部の下側に位置して、作業者側に突出する下パッド部とが備えられている請求項1〜5のいずれか一項に記載のアシスト器具。
  7. 前記下パッド部に、前記開口部に対向する位置まで上向きに延ばされ、前記本体部との間に前記ハーネスの通過空間を形成するカバーが備えられている請求項6に記載のアシスト器具。
  8. 前記本体部の下部における作業者側に、前記腰補助部に沿って設けられ、作業者の腰部に巻き付けられることにより前記本体部を作業者に取り付ける取付ベルトが備えられ、
    前記ハーネスは、前記取付ベルトと前記腰補助部との間を通されている請求項1〜7のいずれか一項に記載のアシスト器具。
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