JP6741811B1 - 不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路及び方法、並びに不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路及び方法、並びに不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去するときに、従来技術に比較して高い精度で消去電圧を制御する。【解決手段】不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去する消去電圧を制御する不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路であって、消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅に基づいて、消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅を制御することで、階段形状のスロープを制御して消去電圧を発生するスロープ調整回路を備える。スロープ調整回路は、ステップ電圧及び目標電圧に基づいて、消去電圧を、目標電圧までステップ電圧ずつ所定の計時パルス制御信号毎に繰り返し増大させる消去電圧発生回路と、ステップ幅に基づいて、ステップ幅に対応する時間間隔ずつ繰り返し計時することで、計時パルス制御信号を消去電圧発生回路に出力するタイムカウンタ回路とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)の消去制御回路及び方法、並びに不揮発性半導体記憶装置に関する。
ビット線とソース線との間に複数のメモリセルトランジスタ(以下、メモリセルという)を直列に接続してNANDストリングを構成し、高集積化を実現したNAND型不揮発性半導体記憶装置が知られている。
一般的なNAND型フラッシュメモリにおいて、消去は、半導体基板に例えば20Vの高電圧を印加し、ワード線に0Vを印加する。これにより、例えばポリシリコンなどからなる電荷蓄積層であるフローティングゲートより電子を引き抜いて、しきい値を消去しきい値(例えば、−3V)よりも低くする。一方、書き込み(プログラム)においては、半導体基板に0Vを与え、制御ゲートに例えば20Vの高電圧を印加する。これにより、半導体基板よりフローティングゲートに電子を注入することにより、しきい値を書き込みしきい値(例えば、1V)よりも高くする。これらのしきい値をとるメモリセルは、書き込みしきい値と読み出ししきい値の間の読み出し電圧(例えば、0V)を制御ゲートに印加することにより、そのメモリセルに電流が流れるか否かにより、その状態を判断することができる。
以上のように構成されたフラッシュメモリにおいて、書き込み対象であるメモリセルにプログラム動作により書き込みを行うと、メモリセルトランジスタのフローティングゲートに電荷が注入されしきい値電圧が上昇する。これにより、ゲートにしきい値以下の電圧を印加しても電流が流れなくなり、データ「0」を書き込んだ状態が達成される。一般に、消去状態のメモリセルのしきい値電圧にはバラツキがあり、プロセスバラツキにより書き込み速度にもバラツキがある。従って、所定の書き込み電圧を印加してプログラム動作を実行し、しきい値電圧がベリファイレベル以上になるようにベリファイすると、書き込み後のメモリセルのしきい値電圧はベリファイレベル以上である程度分布を有するものとなる。
ところで、プロセスバラツキにより、書き込み速度のバラツキが大きなメモリに対して、より効果的に書き込む方法としてISPP(Increment Step Pulse Program)法が用いられている。
特開2017−174482号公報 米国特許第8891308号明細書 米国特許第8873293号明細書
これに対して、NAND型フラッシュメモリの各メモリセルに記憶されたデータを消去する動作は、主に、選択されたメモリブロックのワード線を基準として、当該選択されたメモリブロックのPウェルに所定の高電圧パルスを印加することによって実現される。昨今のNAND型フラッシュメモリは、消去用高電圧パルス形状を厳密に制御する必要があり、メモリセルは、立ち上がり時間、最大電圧、消去電圧のパルス幅などのパラメータに非常に敏感になっている。
NAND型フラッシュメモリはメモリ領域の1プレーン動作又は2プレーン動作をサポートしているので、プログラム電圧及び消去電圧を供給するチャージポンプ回路のようなアナログ回路は、最悪の負荷条件用に設計されており、具体的には、2プレーン動作時の最悪の負荷条件用に設計されている。しかし、1プレーン動作時は、このような設計方法から何らかの悪影響を受ける可能性がある。
図1は従来例に係るNAND型フラッシュメモリ100の構成例を示すブロック図であり、図2は従来例に係る消去パルスの問題点を示す電圧波形を示すグラフである。図1において、NAND型フラッシュメモリ100は、メモリ全体の動作を制御するシーケンサ1と、電圧コントローラ2と、インターフェース3と、チャージポンプ回路5を有するアナログ回路4と、メモリアレイ10とを備えて構成される。メモリアレイ10は、2個のプレーン(0),(1)を有するメモリ領域と、Xデコーダ回路22と、Yデコーダ回路23,24とを含む。
図2は、1プレーン動作時と2プレーン動作時の、Pウェルに印加する消去電圧Versの波形の違いを示している。Pウェルへの負荷は2プレーン動作より1プレーン動作の方が2倍小さくなります。これにより、1プレーン動作の消去電圧Versの立ち上がり時間が2プレーン動作の消去電圧Versの立ち上がり時間に比較して速くなります。従って、図2から明らかなように、消去電圧Versが安定する前に多少のオーバーシュートが発生し、メモリセルの性能が低下するという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去するときに、従来技術に比較して高い精度で消去電圧を制御することができる不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路及び方法、並びに不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路は、
不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去する消去電圧を制御する不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路であって、
前記消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅に基づいて、前記消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅を制御することで、階段形状のスロープを制御して消去電圧を発生するスロープ調整回路を備えたことを特徴とする。
前記不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路において、
前記スロープ調整回路は、
前記ステップ電圧及び前記目標電圧に基づいて、前記消去電圧を、前記目標電圧まで前記ステップ電圧ずつ所定の計時パルス制御信号毎に繰り返し増大させる消去電圧発生回路と、
前記ステップ幅に基づいて、前記ステップ幅に対応する時間間隔ずつ繰り返し計時することで、前記計時パルス制御信号を前記消去電圧発生回路に出力するタイムカウンタ回路とを備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、前記不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路を備えたことを特徴とする。
第3の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法は、
不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去する消去電圧を制御する不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法であって、
前記消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅に基づいて、前記消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅を制御することで、階段形状のスロープを制御して消去電圧を発生するステップを含むことを特徴とする。
前記不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法において、
前記消去電圧を発生するステップは、
前記ステップ電圧及び前記目標電圧に基づいて、前記消去電圧を、前記目標電圧まで前記ステップ電圧ずつ所定の計時パルス制御信号毎に繰り返し増大させるステップと、
前記ステップ幅に基づいて、前記ステップ幅に対応する時間間隔ずつ繰り返し計時することで、前記計時パルス制御信号を出力するステップとを含むことを特徴とする。
従って、本発明によれば、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去するときに、従来技術に比較して高い精度で消去電圧を制御することができる。これにより、消去電圧が安定する前のオーバーシュートの発生を防止し、メモリセルの性能低下を防止できる。
従来例に係るNAND型フラッシュメモリ100の構成例を示すブロック図である。 従来例に係る消去パルスの問題点を示す電圧波形を示すグラフである。 実施形態に係る消去電圧発生制御回路の構成例を示すブロック図である。 図3のスロープ調整回路6の詳細構成を示す回路図である。 図4のスロープ調整回路6により発生される消去パルスの一例を示すグラフである。 図4のスロープ調整回路6により発生される消去パルスの一例を示すグラフである。 実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ200の構成例を示すブロック図である。 図7のシーケンサ1により実行される消去パルス制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して説明する。なお、同一又は同様の構成要素については同一の符号を付している。
図3は実施形態に係る消去電圧発生制御回路の構成例を示すブロック図であり、図4は図3の消去電圧発生制御回路により発生される消去パルスの一例を示すグラフである。図4において、階段形状のパルスが本実施形態に係る消去パルスであり、他の波形は比較例である。
図3において、消去電圧発生制御回路は、シーケンサ1と、スロープ調整回路(以下、SACという)6と、チャージポンプ回路5とを備えて構成される。シーケンサ1は、例えばNAND型フラッシュメモリ200(図7)の全体の動作を制御する制御回路であり、以下のSACパラメータ(消去パルス電圧のスロープ制御のパラメータ)を受信して、SAC6に設定した後、データ消去時においてチャージポンプ回路5に対して消去電圧の発生を指示する。
ステップ電圧Vers_step;
(2)目標電圧Vers_target;及び
(3)ステップ幅Vers_int。
図3の消去電圧発生制御回路は、階段形状を有する消去パルス電圧のスロープを制御する。具体的には、消去パルス電圧の立ち上り時間が常に一定でオーバーシュートが発生しないように、消去パルス電圧はSAC6より生成される。メインロジックであるシーケンサ1はSAC6を制御することで、各ステップの時間(ステップ幅)と電圧(ステップ電圧)を設定する。ここで、SACパラメータは、NAND型フラッシュメモリ200の電源オン時又はリセット時において、メモリアレイ10内のヒューズデータ領域10Fのメモリ位置から、例えばパワーオンシーケンスでシーケンサ1からSAC6にロードされる。そして、消去電圧Versの上昇期間の間にステップ電圧及びステップ幅を調節する。図3において、Vers_dは、アナログのチャージポンプ回路5に電圧コードVers_dを提供するデジタル信号バスである。チャージポンプ回路5は入力される電圧コードVers_dに基づいて対応する消去電圧Versを発生して出力する。
図4は図3のSAC6の詳細構成を示す回路図である。
図4において、SAC6は、消去電圧発生回路30と、タイムカウンタ回路40とを備えて構成される。消去電圧発生回路30は、加算器31と、コンパレータ32と、アンドゲート33と、遅延型フリップフロップ34とを備える。タイムカウンタ回路40は、アンドゲート41と、加算器42と、遅延型フリップフロップ43と、コンパレータ44とを備える。
シーケンサ1からの3個のSACパラメータは加算器31、コンパレータ32及びコンパレータ44に入力される。すなわち、ステップ電圧Vers_stepは加算器31に入力され、目標電圧Vers_targetはコンパレータ32に入力され、ステップ幅Vers_intはコンパレータ44に入力される。
タイムカウンタ回路40は消去パルス電圧を発生するためのステップクロックを発生するための回路である。タイムカウンタ回路40において、アンドゲート41は、遅延型フリップフロップ43からの出力データと、コンパレータ44からの出力データの反転データとの論理積演算を行って、演算結果のデータを加算器42に出力する。加算器42は入力されるデータに1を加算した後、加算結果のデータを遅延型フリップフロップ43に出力する。遅延型フリップフロップ43は、外部リセット信号によりリセットされた後、外部クロックに従って、加算器42から入力端子に入力されるデータを一時的に格納した後、コンパレータ44に出力する。コンパレータ44は、遅延型フリップフロップ43からのデータがステップ幅Vers_intに一致したとき、正の計時パルス制御信号をアンドゲート33に出力する。
消去電圧発生回路30において、加算器31は遅延型フリップフロップ34からの出力データと、入力されるステップ電圧Vers_stepとを加算して、加算結果のデータを遅延型フリップフロップ34に出力する。一方、コンパレータ32は、遅延型フリップフロップ34からの出力データを、入力される目標電圧Vers_targetと比較し、前者のデータが後者のデータよりも小さくなったとき、正のパルス信号をアンドゲート33に出力する。アンドゲート33は、コンパレータ32からのパルス信号と、コンパレータ44からの計時パルス制御信号と、外部クロックとの論理積演算を行って、演算結果の信号を遅延型フリップフロップ34のクロック端子に出力する。遅延型フリップフロップ34は外部リセット信号によりリセットされた後、アンドゲート33からのクロックに同期して入力されるデータを、電圧コード(Vers_d)として出力する。
以上のように構成されたSAC6においては、ステップ幅Vers_int、ステップ電圧Vers_step及び目標電圧Vers_targetのパラメータは、シーケンサ1から受信され、ステップ電圧Vers_stepの加算器31は、タイムカウンタ回路40が計数するデータが1だけインクリメントされる毎に、電圧コードVers_dが目標電圧Vers_targetに達するまでアクティブになり、電圧コードVers_dをインクリメントしてゆく。
図6は図5のSAC6により発生される消去パルスの一例を示すグラフである。図7は実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ200の構成例を示すブロック図である。
図7において、NAND型フラッシュメモリ200は、パラメータメモリ1mを有するシーケンサ1と、チャージポンプ回路等を有するアナログ回路4と、SAC6と、データ入出力バッファ7と、入力ロジック8と、制御ロジック9と、ヒューズデータ領域10Fを有するメモリアレイ10とを備えて構成される。
図7において、データ入出力バッファ7は外部装置から入力されるデータをシーケンサ1に出力するとともに、ページバッファ25を介してメモリアレイ10に書き込む一方、メモリアレイ10からのデータはメモリアレイ10からページバッファ25を介して読み出された後、データ入出力バッファ7から外部装置に出力される。入力ロジック8は外部装置からの制御信号を入力し、それに基づいてシーケンサ1及び制御ロジック9等の内部回路を制御する。制御ロジック9は入力ロジックからの制御信号に基づいてメモリアレイ10とその周辺回路の動作を制御する。
シーケンサ1はパラメータメモリ1mに格納されたSACパラメータに基づいてSAC6の動作を制御する。具体的には、SACパラメータであるステップ電圧Vers_step、目標電圧Vers_target及びステップ幅Vers_intに基づいてSAC6を制御することで、消去パルス電圧Versを調整する。なお、SACパラメータは、各ステップパルスの立ち上がり時間中において変更することができるように構成される。
次いで、SACパラメータについて以下に詳述する。
フラッシュメモリの製品開発の初期段階で、消去動作の評価が行われ、このとき、テストモードを使用して、種々のSACパラメータを、データ入出力バッファ7を介してシーケンサ1のパラメータメモリ1mに直接に入力して格納した後、最適なSACパラメータを決定する。次いで、最適なSACパラメータを決定したら、テストモードを使用して、パラメータメモリ1mからページバッファ25を介してメモリアレイ10内のヒューズデータ領域10Fに書き込む。ここで、SACパラメータは、最悪の場合のロード(マルチプレーン選択の場合)に対して設定され、その後すべての場合(単一プレーンの選択まで)に適用されると想定される。通常のユーザーモードでは、NAND型フラッシュメモリ200の電源が投入されるたびに、SACパラメータはメモリアレイ10内のヒューズデータ領域10Fからページバッファ25を介してシーケンサ1のパラメータメモリ1mに自動的にロードされる。
図8は図7のシーケンサ1により実行される消去パルス制御処理を示すフローチャートである。
図8のステップS1において、シーケンサ1のパラメータメモリ1mから所定のSACパラメータをセットし、ステップS2においてセットされたSACパラメータに基づいて、SAC6の動作を開始する。ステップS3では、電圧コード(Vers_d)の電圧が最終の目標電圧Vers_target(図6の例では、期間T3の目標電圧Vers_targetをいう)に到達したか否かを判断し、YESのときはステップS4に進む一方、NOのときはステップS1に戻り、ステップS1〜S3の処理を繰り返す。ここで、ステップS1〜S3の処理は図6の期間T1の処理であって、例えば3個の分割期間Ta,Tb,Tcに分割して、各分割期間Ta,Tb,Tcで、階段形状の消去電圧が2プレーン時の消去電圧Versの曲線に実質的に近似するように異なるSACパラメータを設定することで、オーバーシュートが発生せず、立ち上り時間を短縮するように階段形状の消去電圧を設定することができる。
次いで、ステップS4では、図6の期間T2に対応する「消去パルス時間のループ処理」を実行することにより、所定の消去電圧を保持する。ステップS5では、「消去パルスの放電処理」を実行することで、保持された消去電圧から0Vに向かって電圧を立ち下げるように放電する。ステップS6では、「消去ベリファイ処理」を実行することで、消去されたメモリセルのデータをベリファイする。ステップS7では、メモリの消去処理が完了したか否かが判断され、YESのときは当該消去パルスの制御処理を終了する一方、NOのときはステップS1に戻り、ステップS1からの処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態によれば、SAC6を用いて、消去パルスのステップ電圧Vers_step、目標電圧Vers_target及びステップ幅Vers_intを制御することで、従来技術に比較して高い精度を有する消去パルスを発生するように消去電圧を制御してメモリセルのデータを消去できる。これにより、消去電圧が安定する前のオーバーシュートの発生を防止し、メモリセルの性能低下を防止できる。
変形例.
以上の実施形態では、NAND型フラッシュメモリのための消去電圧制御回路について説明しているが、本発明はこれに限らず、他の種類の不揮発性半導体記憶装置にも適用することができる。
以上の実施形態では、目標電圧に到達したことを通知するために、デジタル回路であるタイムカウンタ回路40を用いたが、本発明はこれに限らず、電圧コードをDA変換したアナログフィードバック信号を用いて消去パルス電圧を1ステップずつインクリメントするように構成してもよい。
特許文献との相違点.
(特許文献2との相違点)
特許文献2では、プログラムパルス間の勾配を制御しているが、消去パルスの電圧等を制御することは開示も示唆もありません。
(特許文献3との相違点)
特許文献3では、プログラム電圧の勾配を制御しているが、消去パルスの電圧等を制御することは開示も示唆もありません。
産業上の利用分野
以上詳述したように、本発明によれば、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去するときに、従来技術に比較して高い精度で消去電圧を制御することができる。これにより、消去電圧が安定する前のオーバーシュートの発生を防止し、メモリセルの性能低下を防止できる。
1 シーケンサ
1m パラメータメモリ
2 電圧コントローラ
3 インターフェース
4 アナログ回路
5 チャージポンプ回路
6 スロープ調整回路
7 データ入出力バッファ
8 入力ロジック
9 制御ロジック
10 メモリアレイ
10F ヒューズデータ領域
20 プレーン(0)
21 プレーン(1)
22 Xデコーダ回路
23,24 Yデコーダ回路
25 ページバッファ
30 消去電圧発生回路
31 加算器
32 コンパレータ
33 アンドゲート
34 遅延型フリップフロップ
40 タイムカウンタ回路
41 アンドゲート
42 加算器
43 遅延型フリップフロップ
44 コンパレータ
100,200 NAND型フラッシュメモリ

Claims (3)

  1. 不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去する消去電圧を制御する不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路であって、
    前記消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅に基づいて、前記消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅を制御することで、階段形状のスロープを制御して消去電圧を発生するスロープ調整回路を備え
    前記スロープ調整回路は、
    前記ステップ電圧及び前記目標電圧に基づいて、前記消去電圧を、前記目標電圧まで前記ステップ電圧ずつ所定の計時パルス制御信号毎に繰り返し増大させる消去電圧発生回路と、
    前記ステップ幅に基づいて、前記ステップ幅に対応する時間間隔ずつ繰り返し計時することで、前記計時パルス制御信号を前記消去電圧発生回路に出力するタイムカウンタ回路とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路。
  2. 請求項記載の不揮発性半導体記憶装置の消去制御回路を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータを消去する消去電圧を制御する不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法であって、
    前記消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅に基づいて、前記消去電圧の消去パルスのステップ電圧、目標電圧及びステップ幅を制御することで、階段形状のスロープを制御して消去電圧を発生するステップを含み、
    前記消去電圧を発生するステップは、
    前記ステップ電圧及び前記目標電圧に基づいて、前記消去電圧を、前記目標電圧まで前記ステップ電圧ずつ所定の計時パルス制御信号毎に繰り返し増大させるステップと、
    前記ステップ幅に基づいて、前記ステップ幅に対応する時間間隔ずつ繰り返し計時することで、前記計時パルス制御信号を出力するステップとを含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法。
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