JP6741175B2 - 治具 - Google Patents

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Description

本発明は、L型同軸コネクタを相手コネクタに挿入するための治具に関する。
従来より、L型同軸コネクタ(プラグコネクタ)を相手コネクタ(レセプタクルコネクタ)に挿入するための治具(挿入治具)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の治具は、全体が一方向に延びる棒状の部材として構成された治具である。特許文献1の治具は、使用時には全体が鉛直方向に延びた状態で使用され、先端部にL型同軸コネクタを挟む形状を有する。特許文献1の治具では、L型同軸コネクタの中でも特に、相手コネクタに挿入される本体部である金属シェルを横から挟んで保持する。L型同軸コネクタの金属シェルを挟んだ後、下方に配置した相手コネクタに対してL型同軸コネクタを挿入する。
特開第2015−149269号公報
しかしながら、近年では、スマートフォン等の通信機器の高密度実装化が進んでおり、機器内部の部品組み付けスペースが小さくなっている。スペースが十分にない場合には、治具と周囲の電子部品が接触して電子部品が損傷してしまうことがある。このように、治具を扱う十分なスペースがなく、L型同軸コネクタを相手コネクタに挿入することが困難となっている。特許文献1に開示される構成を含めて、治具をより小型化することができる技術の開発が求められている。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、より小型化した治具を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の治具は、同軸ケーブルの外周に巻かれて接続される接続部と、相手コネクタに挿入される本体部とを有するL型同軸コネクタを、相手コネクタに挿入するための治具であって、前記接続部の外周または前記同軸ケーブルの外周の少なくとも一方で前記L型同軸コネクタを保持する保持部と、前記本体部を挿入方向に押さえる押さえ部と、を備える。
本発明の治具によれば、小型化を実現することができる。
実施の形態における治具の概略構成を示す斜視図 治具の先端部周辺の概略構成を示す拡大図(前方斜視図) 治具の先端部周辺の概略構成を示す拡大図(側面図) 治具の先端部周辺の概略構成を示す拡大図(後方斜視図) 治具の先端部周辺の概略構成を示す拡大図(正面図) L型同軸コネクタの概略構成を示す図(上面図) L型同軸コネクタの概略構成を示す図(側面) L型同軸コネクタの概略構成を示す図(下面図) 相手コネクタの概略構成を示す図(上面図) 治具を用いてL型同軸コネクタを相手コネクタに挿入する順序を示す図 治具を用いてL型同軸コネクタを相手コネクタに挿入する順序を示す図 治具を用いてL型同軸コネクタを相手コネクタに挿入する順序を示す図 治具を用いてL型同軸コネクタを相手コネクタに挿入する順序を示す図 治具を用いてL型同軸コネクタを相手コネクタに挿入する順序を示す図 変形例による治具の概略構成を示す図(前方斜視図) 変形例による治具およびL型同軸コネクタの概略構成を示す図(前方斜視図)
本発明の第1態様によれば、同軸ケーブルの外周に巻かれて接続される接続部と、相手コネクタに挿入される本体部とを有するL型同軸コネクタを、相手コネクタに挿入するための治具であって、前記接続部の外周または前記同軸ケーブルの外周の少なくとも一方で前記L型同軸コネクタを保持する保持部と、前記本体部を挿入方向に押さえる押さえ部と、を備える、治具を提供する。
このような構成によれば、接続部および/又は同軸ケーブルで保持することで、本体部を掴んで保持する場合に比べて、治具の幅寸法を小さくすることができる。これより、治具の小型化を図ることができる。
本発明の第2態様によれば、前記保持部が前記L型同軸コネクタを保持した状態において、前記押さえ部は前記本体部に接触する、第1態様に記載の治具を提供する。このような構成によれば、押さえ部が本体部に接触することで、治具の姿勢を安定化させるとともに、相手コネクタへの挿入を容易に行うことができる。
本発明の第3態様によれば、前記保持部は、前記接続部の外周または前記同軸ケーブルの外周の少なくとも一方を両側から挟む形状を有する、第1態様又は第2態様に記載の治具を提供する。このような構成によれば、両側から挟むように保持することで、L型同軸コネクタをより安定的に保持することができる。
本発明の第4態様によれば、前記保持部は、前記接続部の外周または前記同軸ケーブルの外周の少なくとも一方に沿うR形状を有する、第1態様から第3態様のいずれか1つに記載の治具を提供する。このような構成によれば、保持部がR形状を有することで、L型同軸コネクタをより安定的に保持することができる。
本発明の第5態様によれば、持ち手部をさらに備え、前記保持部および前記押さえ部は、前記持ち手部の底部から挿入方向に突出している、第1態様から第4態様のいずれか1つに記載の治具を提供する。このような構成によれば、挿入方向に交差する方向に治具の寸法(例えば幅寸法)が大きくなることを抑制することができ、治具の小型化を図ることができる。
本発明の第6態様によれば、前記持ち手部は、前記保持部および前記押さえ部が突出する方向に向かって二股に別れている、第5態様に記載の治具を提供する。このような構成によれば、持ち手部を二股に別れた形とすることで、保持部を挟む方向に操作することができ、L型同軸コネクタをより安定的に保持することができる。
本発明の第7態様によれば、前記持ち手部、前記保持部および前記押さえ部は一体的に構成される、第5態様又は第6態様に記載の治具を提供する。このような構成によれば、治具を簡易な構成とすることができ、製造コストも低減できる。
本発明の第8態様によれば、前記保持部は前記接続部の外周のみを保持する、第1態様から第7態様のいずれか1つに記載の治具を提供する。このように、保持部が接続部のみを保持することで、同軸ケーブルを保持する場合よりも、治具の長さを短くすることができる。これにより、治具の小型化を図ることができる。
(実施の形態)
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<全体構成>
図1は、実施の形態における治具2の概略構成を示す斜視図である。図2A−図2Dは、治具2の先端部周辺の概略構成を示す拡大図である。図3A−図3Cは、治具2によって操作されるL型同軸コネクタ4の概略構成を示す図である。図4は、L型同軸コネクタ4が挿入される相手コネクタ6の概略構成を示す図である。
治具2は、図3A−図3Cに示すL型同軸コネクタ(第1のコネクタ)4を、図4に示す相手コネクタ(第2のコネクタ)6に挿入するための治具(挿入治具)である。図1、図2A、図2Dでは、L型同軸コネクタ4および相手コネクタ6の図示を省略し、図2B、図2Cでは、相手コネクタ6の図示を省略している。
図3A−図3Cに示すL型同軸コネクタ4は、同軸ケーブル8が接続されたプラグコネクタである。図4に示す相手コネクタ6は、基板(図示せず)などに実装されたレセプタクルコネクタである。図4に示すように、相手コネクタ6は、L型同軸コネクタ4に嵌合する中心導体7および筒状部9を有する。
L型同軸コネクタ4を相手コネクタ6に挿入した構成は例えば、スマートフォンなどの電子機器の内部部品として使用される。
図1、図2A−図2Dに示すように、治具2は、持ち手部10と、保持部12と、押さえ部14とを備える。
持ち手部10は、使用者が治具2を持つための把手の部分である。持ち手部10は、A方向に延びて棒状に形成される。持ち手部10には、A方向に沿ってスリット11が形成されている。スリット11は、保持部12および押さえ部14をA方向に横断するように形成されている。このようなスリット11を設けることで、治具2は、挿入方向Bに向かって二股に分かれたピンセット型の治具となる。
保持部12は、前述したL型同軸コネクタ4を保持する部分である。保持部12は、持ち手部10の底部から挿入方向Bに突出した突出部である。実施の形態の保持部12は特に、L型同軸コネクタ4の接続部16を保持する。L型同軸コネクタ4の接続部16を保持することにより、L型同軸コネクタ4の本体部18を保持する場合に比べて、治具2の幅方向Cの寸法(横幅)を小さくすることができ、治具2の小型化を図ることができる。
ここで、L型同軸コネクタ4の構成について、図3A−図3Cを用いて説明する。
図3A−図3Cに示すL型同軸コネクタ4は、一方側が同軸ケーブル8に接続されて他方側が相手コネクタ6(図4)に接続されるL型の同軸コネクタである。L型同軸コネクタ4が相手コネクタ6に挿入される挿入方向Bと、同軸ケーブル8の軸方向Dとは略直交する。
図3A−図3Cに示すように、L型同軸コネクタ4は、接続部16と、本体部18とを備える。
接続部16は、同軸ケーブル8に接続される部分である。接続部16は、同軸ケーブル8の外周に巻かれて同軸ケーブル8の外皮、外部導体(図示せず)に接続する。実施の形態の接続部16は、二股に分かれた板状の部材を加締めることで、同軸ケーブル8の外周に密着して巻き付けられる。
接続部16は、同軸ケーブル8の径よりも僅かに大きな径の円筒状に形成される。接続部16の外面は、前述した治具2の保持部12によって保持される部分である。図3A、図3Cに示すように、接続部16の外径は、挿入方向Bから平面視したときの接続部16の横幅D1となる。同様に、同軸ケーブル8の外径は、挿入方向Bから平面視したときの同軸ケーブル8の横幅D2となる。接続部16の横幅D1は、同軸ケーブル8の横幅D2よりも接続部16の厚み分、わずかに長い。
本体部18は、ソケット20と、ブッシング22と、ハウジング24とを備える。ハウジング24は相手コネクタ6(図4)に挿入される部分(金属シェル)であって、接続部16と一体的に形成されている。接続部16およびハウジング24は、金属などの同じ導電性材料で形成される。
挿入方向Bから平面視したときの本体部18の横幅D3は、接続部16の横幅D1および同軸ケーブル8の横幅D2よりも長い(例えば約3倍)。
ソケット20は、同軸ケーブル8の中心導体である芯線(図示せず)に接続される端子部である。ソケット20は、相手コネクタ6の中心導体7(図4)に嵌合して接続される。ソケット20は、ブッシング22によりハウジング24と絶縁されている。ブッシング22は、ソケット20およびハウジング24を保持する絶縁性の部材である。ハウジング24は、接続部16を介して同軸ケーブル8の外部導体(図示せず)に接続される。ハウジング24は、相手コネクタ6の筒状部9(図4)に嵌合する筒状の形状を有する。
図3Cに示すように、ハウジング24においてソケット20を収容する側とは逆側の面(裏面)は、治具2の押さえ部14によって押さえられる被押圧面24Aを構成する。
図1、図2A−図2Dに戻ると、持ち手部10の底部には押さえ部14が形成されている。押さえ部14は、前述したL型同軸コネクタ4の本体部18を挿入方向Bに押さえる部分である。押さえ部14は保持部12と同様に、持ち手部10の底部から挿入方向Bに突出している。
押さえ部14は、図2Bに示すように、同軸ケーブル8の軸方向Dにおいて保持部12から間隔を空けて配置されている。保持部12と押さえ部14の間には隙間25が形成される。隙間25を形成することにより、L型同軸コネクタ4の本体部18を押さえ部14が集中的に押圧することができる。
図2B、図2Cに示す保持状態において、押さえ部14は、L型同軸コネクタ4の本体部18、特にハウジング24の被押圧面24A(図3C)に接触して挿入方向Bに押圧する。これにより、L型同軸コネクタ4の姿勢を安定化させるとともに、L型同軸コネクタ4を相手コネクタ6に挿入する際に、容易かつより確実に挿入することができる。
図2A、図2C、図2Dに示すように、保持部12の側面12Aおよび押さえ部14の側面14Aはともに、挿入方向Bに向かって内側に傾斜した傾斜面を構成している。このような傾斜面を構成することで、治具2によって保持されるL型同軸コネクタ4の視認性を向上させ、操作性を向上させることができる。また、持ち手部10を所望の大きさとして持ちやすくすることができる。
図2A、図2C、図2Dなどに示すように、保持部12はその先端部に、L型同軸コネクタ4の接続部16に係合する係合部26を有する。係合部26は、L型同軸コネクタ4の接続部16の外周形状に応じた凹部を形成し、当該凹部はR形状を有する。実施の形態の係合部26は、接続部16を両側から挟んで把持する。
図2Dに示すように、保持部12の先端部の横幅D4よりも、押さえ部14の先端部の横幅D5の方が長く設定される。これにより、押さえ部14が本体部18を押圧する面積を広く確保しながら、保持部12の体積を小さく抑えることができる。
<治具2の使用方法>
上述した構成を有する治具2を用いてL型同軸コネクタ4を相手コネクタ6に挿入する方法について、図5A−図5Eを用いて説明する。
使用者はまず、治具2の持ち手部10を持つとともに、図5Aに示すように、治具2の下方に配置されたL型同軸コネクタ4に向けて、治具2を下方に移動させる(矢印X1参照)。治具2を下方に移動させることにより、治具2の保持部12の係合部26が、L型同軸コネクタ4の接続部16に係合する(図5B参照)。
次に、図5Bに示すように、保持部12によって接続部16を挟む。具体的には、保持部12と一体的に構成された持ち手部10を幅方向Cに収縮するように押圧する(矢印X2参照)。これにより、保持部12の係合部26が接続部16の外周に沿って係合するため、L型同軸コネクタ4を強固に保持できる。持ち手部10の押圧状態はその後も維持し、L型同軸コネクタ4の挿入完了まで継続する。
図5Bに示す保持状態において、押さえ部14はL型同軸コネクタ4の本体部18に接触している。具体的には、本体部18を構成するハウジング24の被押圧面24A(図3C)に押さえ部14が接触して押圧している。このように、保持状態のときに押さえ部14が本体部18に接触して挿入方向Bに押さえるようにすることで、L型同軸コネクタ4の姿勢を安定化させることができ、操作性が向上する。
次に、図5Cに示すように、L型同軸コネクタ4を下降させる(矢印X3参照)。具体的には、L型同軸コネクタ4を治具2で保持して、下方に配置した相手コネクタ6に向けてL型同軸コネクタ4を下降させる。
その後、図5Dに示すように、L型同軸コネクタ4を相手コネクタ6に挿入する。具体的には、L型同軸コネクタ4の本体部18を相手コネクタ6の筒状部9(図5C)に挿入して嵌合させる。これにより、L型同軸コネクタ4の挿入・接続が完了する。
次に、図5Eに示すように、治具2をL型同軸コネクタ4から離す。具体的には、持ち手部10の幅方向の押圧を停止した後、治具2を上方に移動させる(矢印X4参照)。
なお、上記一連の工程において、治具2の幅方向の寸法は初期状態の寸法から大きくなることはないため、治具2が他の部品と干渉することを抑制できる。
その後、相手コネクタ6に挿入したL型同軸コネクタ4を抜く場合には、治具2とは異なる器具を用いる。このように、実施の形態の治具2は、L型同軸コネクタ4を相手コネクタ6に挿入する挿入専用の治具である。
<作用・効果>
上述した実施の形態の治具2によれば、保持部12は、接続部16の外周でL型同軸コネクタ4を保持し、押さえ部14は、本体部18を挿入方向Bに押さえる。
従来のようにL型同軸コネクタ4の本体部18を挟んで保持する場合、本体部18の横幅D3が大きいために治具の幅寸法が大きくなってしまう。これに対して実施の形態の治具2によれば、本体部18の横幅D3よりも小さい横幅D1の接続部16を挟んで保持するため、治具2の横幅を小さくすることができる。これより、治具2の小型化を図ることができる。なお、持ち手部10の横幅は、使用者が安定的に持てる長さを確保するために、所定の長さ以上に設定している。
また従来のように、L型同軸コネクタ4の本体部18を挟んで保持する場合、本体部18の外形に応じて保持部の係合部を構成する必要があり、形状が複雑になる。これに対して実施の形態の治具2では、略円筒形の接続部16の外形に応じて保持部12の係合部26をR形状に構成すればよいため、簡単な形状とすることができ、治具2を容易に製造することができる。
また実施の形態では、保持部12が同軸ケーブル8ではなく接続部16を保持している。これにより、同軸ケーブル8を保持する場合よりも、同軸ケーブル8の軸方向Dにおける治具2の長さを短くすることができる。このため、治具2の更なる小型化を図ることができる。なお、接続部16の横幅D1よりも同軸ケーブル8の横幅D2の方が短いが、接続部16の板厚が小さいため、その差はわずかであり、小型化の効果を同様に奏することができる。
さらに実施の形態では、保持部12がL型同軸コネクタ4を保持した状態において、押さえ部14は本体部18に接触する。このように、押さえ部14が本体部18に接触することで、治具2の姿勢を安定化させることができる。
さらに実施の形態では、保持部12は、接続部16の外周を両側から挟む形状を有する。このように両側から挟むことで、L型同軸コネクタ4をより安定的に保持することができる。
さらに実施の形態では、保持部12は、接続部16の外周に沿うR形状を有する。このようにR形状を有することで、L型同軸コネクタ4をより安定的に保持することができる。
さらに実施の形態では、保持部12および押さえ部14は、持ち手部10の底部から挿入方向Bに突出している。このような構成によれば、挿入方向Bに交差する方向(例えば幅方向)に治具2の寸法が大きくなることを抑制することができ、治具2の小型化を図ることができる。
さらに実施の形態では、持ち手部10は、保持部12および押さえ部14が突出する方向に向かって二股に別れている。このように、持ち手部10を二股に別れた形とすることで、保持部12を挟む方向に操作することができ、L型同軸コネクタ4をより安定的に保持することができる。
さらに実施の形態では、持ち手部10、保持部12および押さえ部14は一体的に構成される。すなわち、治具2は一体的に構成される。これにより、治具2を簡易な構成とすることができ、治具2の製造コストも低減できる。
さらに実施の形態では、挿入方向Bから平面視したときに、本体部18の横幅D3は、接続部16の横幅D1および同軸ケーブル8の横幅D2よりも長い。このような構成によれば、治具2の小型化を図ることができる。
(その他)
以上、上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。例えば、実施の形態では、保持部12がL型同軸コネクタ4の接続部16を保持する場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、L型同軸コネクタ4に接続される同軸ケーブル8の外周を保持するようにしてもよい。同軸ケーブル8もL型同軸コネクタ4の接続部16と同様に、本体部18よりも横幅の小さい部材であるため、同軸ケーブル8の外周を保持することで、治具の小型化を図ることができる。あるいは、接続部16と同軸ケーブル8の両方にまたがるように保持してもよい。すなわち、接続部16の外周または同軸ケーブル8の外周の少なくとも一方でL型同軸コネクタ4を保持すればよい。
また実施の形態では、保持部12の側面12Aおよび押さえ部14の側面14Aが挿入方向Bに向かって内側に傾斜した傾斜面である場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、保持部12の側面12Aと押さえ部14の側面14Aが挿入方向Bに平行に延びた非傾斜面であってもよい。図6A、図6Bに示す変形例では、保持部12の側面12Aは実施の形態1と同様に傾斜面である一方で、押さえ部30の側面30Aは挿入方向Bに平行に延びた非傾斜面である。このような構成によれば、押さえ部30がL型同軸コネクタ4の本体部18に接触する押圧面の面積を大きくすることができ、L型同軸コネクタ4の姿勢を安定化させることができる。
また実施の形態では、保持部12がL型同軸コネクタ4の接続部16を保持した保持状態において、押さえ部14が本体部18に接触する場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、治具2の製造上の公差などに応じて、保持状態では本体部18が押さえ部14に僅かに接触せず、相手コネクタ6への押し付けを開始してから押さえ部14が初めて本体部18に接触するようにしてもよい。このような形態も含めて、押さえ部14が本体部18を押さえるように構成すればよい。
また実施の形態では、L型同軸コネクタ4に対して1本の同軸ケーブル8が接続される場合について説明したが、このような場合に限らず、複数本の同軸ケーブル8が並列で接続される場合であってもよい。このような場合であっても、例えば最も外側にある2本の同軸ケーブル8をそれぞれ外側から挟むように、保持部12の係合部26を構成することで、L型同軸コネクタ4を安定的に保持することができる。
また実施の形態では、接続部16の外形が同軸ケーブル8の軸方向Dに沿って直線状である場合について説明したが、このような場合に限らず、凹凸形状あるいは段差などがあってもよい。このような場合であっても、接続部16の外形に応じて保持部12の係合部26の形状を設定すれば、L型同軸コネクタ4を安定的に保持することができる。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施の形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明は、L型同軸コネクタを相手コネクタに挿入する治具に有用である。
2 治具
4 L型同軸コネクタ
6 相手コネクタ
7 中心導体
8 同軸ケーブル
9 筒状部
10 持ち手部
11 スリット
12 保持部
12A 側面
14 押さえ部
14A 側面
16 接続部
18 本体部
20 ソケット
22 ブッシング
24 ハウジング
24A 被押圧面
25 隙間
26 係合部
30 押さえ部
30A 側面
D1、D2、D3、D4、D5 横幅

Claims (8)

  1. 同軸ケーブルの外周に巻かれて接続される接続部と、相手コネクタに挿入される本体部とを有するL型同軸コネクタを、相手コネクタに挿入するための治具であって、
    前記接続部の外周または前記同軸ケーブルの外周の少なくとも一方で前記L型同軸コネクタを保持する保持部と、
    前記本体部を挿入方向に押さえる押さえ部と、
    を備える、治具。
  2. 前記保持部が前記L型同軸コネクタを保持した状態において、前記押さえ部は前記本体部に接触する、請求項1に記載の治具。
  3. 前記保持部は、前記接続部の外周または前記同軸ケーブルの外周の少なくとも一方を両側から挟む形状を有する、請求項1又は2に記載の治具。
  4. 前記保持部は、前記接続部の外周または前記同軸ケーブルの外周の少なくとも一方に沿うR形状を有する、請求項1から3のいずれか1つに記載の治具。
  5. 持ち手部をさらに備え、
    前記保持部および前記押さえ部は、前記持ち手部の底部から挿入方向に突出している、請求項1から4のいずれか1つに記載の治具。
  6. 前記持ち手部は、前記保持部および前記押さえ部が突出する方向に向かって二股に別れている、請求項5に記載の治具。
  7. 前記持ち手部、前記保持部および前記押さえ部は一体的に構成される、請求項5又は6に記載の治具。
  8. 前記保持部は前記接続部の外周のみを保持する、請求項1から7のいずれか1つに記載の治具。
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