JP7463739B2 - ソケット、接触子ユニット、ソケットの集合体、及び接触子ユニットを備えた多極コネクタ - Google Patents

ソケット、接触子ユニット、ソケットの集合体、及び接触子ユニットを備えた多極コネクタ Download PDF

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本発明は、ソケット、接触子ユニット、ソケットの集合体、及び接触子ユニットを備えた多極コネクタに関する。
例えば特許文献1には、複数の第一端子及び第二端子を互いに導通接続する多極コネクタが開示されている。この多極コネクタは、細長い筒状に形成された筒本体と、筒本体の内部に収容されて筒本体と導通状態となる接触子と、筒本体を保持する保持体とを有している。
特開2008-98090号公報
ところで、特許文献1に開示された多極コネクタでは、接触子を保持する筒本体(ソケット)が、保持体(保持部材)に形成された孔部内に嵌入された状態で保持されている。言い換えれば、接触子の筒本体が、保持体の孔部周面に圧接されることにより作用する摩擦力に応じ、保持体に保持されている。しかし、この構成では、保持体による接触子の保持力が不十分となる可能性があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、接触子ユニットを保持部材に安定して保持させることが可能な接触子ユニット、これを構成するソケットの集合体、及び接触子ユニットを備えた多極コネクタを提供することである。
本発明の一例に係る接触子ユニットは、複数の第一端子及び第二端子を互いに導通接続する多極コネクタ用の接触子ユニットであって、該接触子ユニットの保持部材に設けられた収容孔に収容される円筒状のソケットと、該ソケットにより抱持される接触子とを備え、前記ソケットは、前記収容孔内に挿入されるソケット本体と、前記収容孔の外方側に突出した状態で設置される先端側部分とを有し、前記ソケット本体には、その径方向外方側に膨出する膨出部が設けられ、前記先端側部分には、その径方向外方側に突出する突出部が設けられ、前記ソケットの軸心から前記突出部の先端までの距離が、前記ソケットの軸心から前記膨出部の外周面までの距離よりも大きく形成されている。
本発明の一例に係るソケットの集合体は、上述の接触子ユニットを構成するソケットの集合体であって、ソケット搬送用のキャリアと、該キャリアとともに搬送される複数個のソケットとを備え、前記キャリアには、前記ソケットの軸方向端部が離脱可能に連結された複数の連結部が一定の間隔で設けられている。
本発明の一例に係る多極コネクタは、上述の接触子ユニットと、該接触子ユニットの収容孔が設けられた保持部材とを備え、前記収容孔の直径は、前記ソケット本体の外径よりもやや大きく、かつ前記収容孔内に挿入される前の前記膨出部の外径よりもやや小さく形成されている。
このような構成の接触子ユニット、これを構成するソケットの集合体、及び接触子ユニットを備えた多極コネクタは、接触子ユニットのソケットを保持部材に安定して保持させることが可能である。
本発明の実施形態に係る多極コネクタの部分断面図である。 接触子の具体的構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る接触子ユニットの分解正面図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 図3のVI-VI線断面図である。 図3のVII-VII線断面図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。 一部の収容孔内にソケットが収容された状態を示す平面図である。 ソケットの集合体の構成を示す正面図である。 図10のXI-XI線断面図である。 ソケットの集合体の製造過程を示す正面図である。 ソケットの収容状態を示す断面図である。 全ての収容孔内にソケットが収容された状態を示す平面図である。 ソケットの集合体の変形例を示す平面断面図である。 一部の収容孔内にソケットが収容された状態を示す平面図である。 図1に示すプランジャーの変形例を示す、多極コネクタの部分断面図である。 図1に示す多極コネクタの変形例を示す部分断面図である。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。また、各図において図示した多極コネクタ1の各部位は模式的に示したものである。
図1は、後述する図14のI-I線における断面図を示している。本明細書では、各図における上下方向は接触子ユニット2の長手方向を基準として規定しており、各図の上方側を、接触子ユニット2の長手方向における先端部側とし、各図の下方側を、接触子ユニット2の長手方向における基端部側としている。
図1に示す多極コネクタ1は、複数の第一端子Aと複数の第二端子Bとを電気的に接続するものである。当実施形態では、第一の接続対象である接続切替ユニット(図示せず)が有する第一端子Aが多極コネクタ1の基端部に接続され、第二の接続対象である検査治具用コネクタ(図示せず)が有する第二端子Bが多極コネクタ1の先端部に接続される。この多極コネクタ1に設けられた接触子ユニット2を介して、第一端子Aと第二端子Bとが互いに導通接続されるようになっている。
接続切替ユニットは、例えば基板に設けられた配線パターンの電気特性を検査する基板検査装置に用いられるいわゆるスキャナ装置からなっている。このスキャナ装置は、検査装置本体の検査用の電源部、電圧検出部及び電流検出部を備えた検査ユニットと、第二の接続対象である検査治具用コネクタに設けられた接触子との間の電気的な接続関係を切り替えるものである。
接続切替ユニットには、例えば複数のスイッチング素子に接続された電極ピン等からなる複数の第一端子Aが所定ピッチで配設されている。そして、図1の下方側に配置された接続切替ユニットから、多極コネクタ1の基端部側に向けて複数本の第一端子Aが突設されている。
検査治具用コネクタには、電極ピン等からなる複数本の第二端子Bが所定ピッチで配設されている。第二端子Bは、検査対象となる配線パターン等の検査点に圧接される検査治具の各接触子に、それぞれ導線を介して接続されている。そして、図1の上方側に配置された検査治具用コネクタから、多極コネクタ1の先端部側に向けて複数本の第二端子Bが突設されている。
なお、多極コネクタ1は、接続切替ユニットと検査治具用コネクタとの間を中継するものに限られず、その他の種々の用途に適用可能である。すなわち、多極コネクタ1の基端部に接続される接続対象は、接続切替ユニットに設けられた第一端子Aに限られない。また、多極コネクタ1の先端部に接続される接続対象は、検査治具用コネクタに設けられた第二端子Bに限られない。
多極コネクタ1は、接触子10を有する複数の接触子ユニット2と、ベースプレート3からなる保持部材と、カバープレート4からなるカバー部材とを備えている。
接触子10は、図2に示すように、導電性部材により略円筒状に形成された筒状体11と、導電性部材により棒状に形成されたプランジャー12と、筒状体11内に配置されたコイルばね13とを備えている。
プランジャー12の先端部は、例えばクラウン形状を有している。なお、プランジャー12の先端部は、クラウン形状に限られず、第二端子Bとの接触が容易な種々の形状であってよい。プランジャー12の先端部は、例えば図17に示すように、略円錐状に尖った形状であってもよい。
また、プランジャー12の先端部には、例えば図18に示すように、プランジャー12よりも大径のカップ13が設けられていてもよい。カップ13の先端には、漏斗状に凹没した漏斗部13aが形成されている。カップ13は、第二端子Bよりも大径である。これにより、第二端子Bを多極コネクタ1と接続すると、第二端子B先端の外周部が漏斗部13aの斜面に接触することによって、第二端子Bとカップ13とが安定的に接触する。
図2の上方側に位置する筒状体11の先端部には、先端開口部11aが形成されている。一方、図2の下方側に位置する筒状体11の基端部には、基端開口部11cを有する底壁11bが設けられている。そして、プランジャー12の基端側部分が、先端開口部11aから筒状体11内に挿入可能に構成されている。
基端開口部11cの内径は、図1に示す第一端子Aの外径よりも大きく形成されている。また、筒状体11の軸方向における中間部分には、筒状体11の一部を内側に窪ませるように変形させた縮径部11dが設けられている。
プランジャー12の基端部には、筒状体11の縮径部11dの内径よりもやや大きい外径を有する膨出部12bが設けられている。この膨出部12bは、筒状体11内に挿入されて、縮径部11dよりも基端部側に押し込まれる。これにより、プランジャー12が、筒状体11の上方側に抜け出すことが防止された状態で、筒状体11によりスライド可能に支持されている。
コイルばね13の外径は、筒状体11の内径よりもやや小さく、かつ筒状体11の基端開口部11cの内径よりも大きく形成されている。コイルばね13は、プランジャー12の基端部と筒状体11の底壁11bとの間に配設されて、プランジャー12の基端部を上方に付勢している。
接触子ユニット2は、図3に示すように、導電性を有する金属材料により円筒状に形成されたソケット20を有している。ソケット20の内径は、接触子10の外径よりもやや大きく形成されている。そして、ソケット20内に、接触子10の基端側部分、具体的には筒状体11の下方部が挿入されて抱持されるようになっている。
また、ソケット20の周壁には、ソケット20の長手方向に延びるスリット部21aが形成されている。このスリット部21aは、後述のように矩形のソケット構成部を円筒状に湾曲させてソケット20を形成する際に、ソケット20の周壁に必然的に形成される隙間である。
ソケット20は、ベースプレート3の収容孔30内に挿入されるソケット本体21と、収容孔30の外方側に突出した状態で設置される先端側部分22とを有している。ソケット20の外径dは、ベースプレート3に形成された収容孔30の内径D(図1及び図9参照)よりも僅かに小さく形成されている。これにより、接触子ユニット2が収容孔30に挿入された状態では、ソケット20の外周面と収容孔30の内周面との間に僅かな隙間が形成されるようになっている。
また、ソケット本体21には、第一端子用ばね23と、接触子ストッパ24と、接触子用ばね25と、膨出部26とが、図3の下方側に位置するソケット本体21の基端部側から順に設けられている。
すなわち、ソケット本体21の基端側部分には、図4に示すように、三個の第一端子用ばね23が、ソケット本体21の周方向に等間隔で設けられている。第一端子用ばね23は、ソケット本体21に形成された台形状の切欠きの上部を、ソケット本体21の内側に折り曲げることにより形成された片持ち梁状の板ばね材である。
第一端子用ばね23の上方側には、接触子10の基端部を位置決めする三個の接触子ストッパ24が、図5に示すように、ソケット本体21の周方向に等間隔で設けられている。接触子ストッパ24は、例えばソケット本体21の周方向に延びる切欠24a(図3参照)の下方部を、ソケット本体21の径方向内側へ凹入させる等により形成される。
接触子ストッパ24の上方側には、図6に示すように、三個の接触子用ばね25が、ソケット本体21の周方向に等間隔で設けられている。接触子用ばね25は、図3に示すように、ソケット本体21の周壁に形成された軸方向に延びる一対のスリット25a,25a間に位置する部位を、ソケット本体21の径方向内側へ押し込むことにより形成された両持ち梁状の板ばね材である。
なお、図例では、ソケット本体21の周方向に等間隔で配設された三個の第一端子用ばね23、接触子ストッパ24、及び接触子用ばね25が、ソケット本体21の平面視においてそれぞれ重なる位置に形成された例を示している。これに限らず、各第一端子用ばね23、接触子ストッパ24、及び接触子用ばね25が、ソケット本体21の平面視において、その周方向にずれた位置に形成されていてもよい。
また、ソケット本体21の先端部近傍、つまり後述の突出部27のやや下方に位置する部分には、図7及び図8に示すようにソケット本体21の周壁を、その全周に亘って径方向外方側に膨出させたリング状の膨出部26が設けられている。この膨出部26の外径d1は、ベースプレート3に設けられた収容孔30の内径D(図9参照)よりもやや大きく形成されている。なお、膨出部26を、必ずしもソケット本体21の全周に亘って形成する必要はなく、ソケット本体21の周方向に分割された複数個の膨出部を備えた構成としてもよい。
先端側部分22の基端部には、径方向外方側に突出する一対の突出部27が設けられている。突出部27は、例えば先端側部分22の周壁に形成された周方向に延びる切欠の上方部を、先端側部分22の径方向外側へ押し広げることにより形成された切り起こし部からなっている。また、突出部27の下端面は、水平面に形成されている。
両突出部27は、図7及び図8に示すように、ソケット20の軸心28を挟んで互いに逆方向に突設されている。そして、ソケット20の軸心28から突出部27の先端までの距離L2は、ソケット20の軸心28から膨出部26の外周面までの距離L1よりも大きく形成されている。
多極コネクタ1を構成するベースプレート3は、所定の厚みを有する絶縁性部材により、矩形の平面視形状を有する板状に形成されている。ベースプレート3には、図9に示すように、ソケット20が挿入される複数の収容孔30が一定の間隔で配列されている。
収容孔30は、ベースプレート3をその厚み方向に貫通する円形の貫通孔からなっている。収容孔30の内径Dは、図8に示すソケット20の外径dよりもやや大きく、かつ膨出部26の外径d1よりもやや小さく形成されている。そして、ユーザーが、後述するようにソケット20をベースプレート3に保持させる際に、膨出部26が収容孔30内に圧入されるとともに、突出部27の下端面がベースプレート3の上壁面に突き当てられる。この結果、ソケット20がその軸方向に位置決めされることになる。
図9の上下方向に延びるベースプレート3の縦方向には、例えば64個の収容孔30が形成されている。また、図9の左右方向に延びるベースプレート3の横方向にも、例えば64個の収容孔30が形成されている。これにより、ベースプレート3には、4096個の収容孔30が格子状に配列されている。
多極コネクタ1を構成するカバープレート4は、所定の厚みを有する絶縁性部材により、矩形の平面視形状を有する板状に形成されている。カバープレート4は、図1に示すように、ベースプレート3に保持された接触子ユニット2の先端部を覆うように設置されて、例えばねじ止め等に手段によりベースプレート3に固定される。
カバープレート4には、ソケット20の軸方向における突出部27の寸法T(図1及び図8参照)よりも大きい凹入量Pを有する凹部40と、接触子ユニット2の先端部に外嵌される貫通孔5とが形成されている。この貫通孔5は、平面視においてベースプレート3の収容孔30と重なる位置に形成された第一孔部51と、第二孔部52と、第三孔部53と、第四孔部54とからなっている。
カバープレート4に設けられた各孔部51~54のうち最下方に位置する第一孔部51の内径は、ソケット20の外径dよりも大きく形成されている。これにより第一孔部51内に、ソケット20の先端部が挿入可能とされている。
第一孔部51の上方側には、接触子10の筒状体11の外径と概ね同じ値の内径を有する第二孔部52が設けられている。この第二孔部52内に、筒状体11の先端部が挿入されることにより、第二孔部52の内周面と筒状体11の先端部の外周面とが概ね密着した状態となる。
第二孔部52の上方側には、接触子10のプランジャー12の外径よりも大きい内径を有する第三孔部53が形成されている。この第三孔部53内に、プランジャー12が挿入可能とされている。
第三孔部53の上方側には、第三孔部53の内径よりも大きく、かつ上述の第二端子Bの外径よりも大きな値の内径を有する第四孔部54が形成されている。この第四孔部54内に、プランジャー12の先端部と第二端子Bとが挿入されて、電気的に接続されるように構成されている。
なお、多極コネクタ1は、例えば図18に示すように、カバープレート4の代わりにカバープレート4aを備えてもよい。カバープレート4aには、図1に示すカバープレート4の第二孔部52,第三孔部53,及び第四孔部54が形成されていない。第一孔部51がカバープレート4aの上面まで延びている。また、ソケット20及び筒状体11の上端が、カバープレート4aの上面と面一に位置している。カバープレート4aを用いることにより、プランジャー12の先端部にカップ13が設けられた接触子ユニット2に対して、カバープレート4aを覆い被せることが容易になる。
図10を参照して、ソケット20の集合体6は、ソケット搬送用のキャリア61,62と、このキャリア61,62とともに搬送される複数個のソケット20とを備えている。図10の上方側に位置するキャリア61には、ソケット20の軸方向上端部が離脱可能に連結された複数の連結部63が一定の間隔で設置されている。また、図10の下方側に位置するキャリア62には、ソケット20の軸方向下端部が離脱可能に連結された複数の連結部64が一定の間隔で設置されている。
連結部63,64は、これを折り曲げることにより切断されて、ソケット20がキャリア61,62からそれぞれ切り離されるように細幅に形成されている。
また、図11に示すようにソケット20の上方から見て、一対の突出部27は、キャリア61,62の長手方向Lcに対して、例えば45度の角度で交差する方向Lsに突設されている。これにより、後述のようにユーザーが、ソケット本体21をベースプレート3の収容孔30に挿入して収容させる際に、一対の突出部27が、それぞれ収容孔30の配列方向に対して、約45度の角度で傾斜した状態となるように構成されている。
ソケット20の集合体6を製造するには、まず所定の厚さの金属板に打ち抜き加工を施すことにより、図12に示すように、上下一対のキャリア61,62と、その間に配設された矩形の板状体からなる複数のソケット構成部65とを有する打抜き板60を形成する。
その後、具体的な図示は省略しているが、ソケット構成部65の所定位置に、第一端子用ばね23、接触子ストッパ24、接触子用ばね25、膨出部26、及び突出部27をプレス加工等によって形成する。
次いで、図12の矢印Cに示す方向に、ソケット構成部65の左右両側方部を徐々に湾曲させる曲げ加工を施す。このようにして、図10に示すように、上下のキャリア61,62の間に、複数個のソケット20が設置されたソケット20の集合体6が形成される。
この集合体6に設けられた相隣接するソケット20の設置間隔、具体的には、キャリア61,62に設けられた相隣接する連結部63,64の設置間隔Kは、例えばベースプレート3に設けられた相隣接する収容孔30,30の配列間隔Sの整数倍に設定されている。当実施形態では、各連結部63,64の設置間隔Kが、例えばベースプレート3の横方向に配列された収容孔30,30の配列間隔Sの3倍に設定されている(図9参照)。
なお、各連結部63,64の設置間隔Kは、収容孔30,30の配列間隔Sの3倍に限られず、2倍であってもよく、あるいは配列間隔Sの4倍以上であってもよい。さらに、各連結部63,64の設置間隔Kが、収容孔30,30の配列間隔Sの1倍、つまり各連結部63,64の設置間隔Kと、相隣接する収容孔30,30の配列間隔Sとが等しく設定されていてもよい。
ソケット20の集合体6を用いて、接触子ユニット2及び多極コネクタ1を組み立てるには、ユーザーが、まず下側のキャリア62とソケット20の基端部との間に設けられた連結部64の上端部を折り曲げて切断することにより、図13に示すように、ソケット20の基端部から下側のキャリア62が切り離された状態とする。
上述のようにして上側のキャリア61のみに連結された状態となった各ソケット20の基端部を、例えばベースプレート3の横方向に配列された収容孔30の上端開口部に対向させる。この状態で、複数個のソケット20の基端側部分、つまりソケット本体21を収容孔30内に挿入する。これにより、ソケット本体21の膨出部26が収容孔30内に嵌入されるとともに、先端側部分22に設けられた突出部27の下端面がベースプレート3の上壁面に突き当てられる。
次いで、ユーザーが、連結部63の下端部を折り曲げて切断することにより、ソケット20の先端部から上側のキャリア61を切り離す。この結果、図9及び図13に示すように、各収容孔30の二個置きに、複数個のソケット20が横一列の状態で同時に収容される。そして、ソケット20が収容された収容孔30に隣接する収容孔30内にソケット20を収容させる操作が繰り返されることにより、図14に示すように、ベースプレート3の全ての収容孔30内にソケット20が収容されて保持されることになる。
ソケット20の収容状態では、各ソケット20に設けられた一対の突出部27が、各ソケット20の配列方向(横方向)に対し、約45度をもって傾斜した状態で配置されている。すなわち、一対の突出部27は、図11に示すように、キャリア61,62の長手方向Lcに対して、45度の角度で交差する方向Lsに突設されている。このため、ユーザーが、複数個のソケット20をベースプレート3の収容孔30内に挿入した後に、各ソケット20先端部をキャリア61から切り離すことにより、一対の突出部27の設置方向と収容孔30の配列方向とが、約45度の角度で交差した状態となる。
その後、図3に示す接触子10の基端側部分が、先端開口部22aからソケット20内に挿入され、接触子10の底壁11bがソケット本体21の接触子ストッパ24に突き当てられる。この結果、接触子10の外周面に、接触子用ばね25が圧接されて、接触子10とソケット20とが電気的に接続された接触子ユニット2が組み立てられる。
次に、ベースプレート3に保持された接触子ユニット2の先端部を覆うようにカバープレート4が設置されて、ベースプレート3に固定される。この結果、図1に示すように、接触子10及び筒状体11を備えた接触子ユニット2と、ベースプレート3からなる保持部材と、カバープレート4からなるカバー部材とを備えた多極コネクタ1が組み立てられる。
上述のようにソケット本体21に膨出部26が設けられるとともに、ソケット20の先端側部分22に突出部27が設けられ、ソケット20の軸心28から突出部27の先端までの距離L2が、ソケット20の軸心28から膨出部26の外周面までの距離L1よりも大きく形成されているため、膨出部26によるソケット20の保持作用と、突出部27によるソケット20の位置決め作用との相乗作用により、接触子ユニット2をベースプレート3に安定して保持させることが可能である。
すなわち、ユーザーが、ベースプレート3に形成された収容孔30内にソケット本体21を挿入して収容する際に、膨出部26が収容孔30内に圧入されることにより、ベースプレート3によりソケット20が安定して保持されることになる。したがって、ベースプレート3に保持された接触子ユニット2と、第一端子A及び第二端子Bとを正確に位置決めした状態で、両者を適正に導通接続することができる。
そして、収容孔30の外方側に突出した先端側部分22に設けられた突出部27の下端面がベースプレート3の上壁面に突き当てられて、ソケット20の軸方向における位置決めが行われるため、ソケット本体21を収容孔30内の適正位置に保持させることができる。すなわち、膨出部26が収容孔30外に突出した状態で挿入操作が中断されたり、ソケット20の先端側部分22が収容孔30内に没入したりすることが防止される。これにより、ベースプレート3の収容孔30内に接触子ユニット2を安定して保持させることが可能となる。
さらに、収容孔30の外方側に先端側部分22が突出した状態で設置されているため、ユーザーが、接触子ユニット2をベースプレート3から取り外す際に、先端側部分22を摘まんで上方側へ容易に引き抜くことができる。したがって、接触子ユニット2のメンテナンス性を高めることができる。
しかも、上述の実施形態に示すように、膨出部26を、突出部27に近接した位置でそのやや下方側に配設した場合には、収容孔30に対するソケット本体21の挿入操作が完了する直前に膨出部26が圧入されることになる。このため、膨出部26を、突出部27の下方側の離れた位置に配設した場合に比べて、ユーザーがソケット本体21を収容孔30内に挿入する操作を容易に行うことができる。
さらに、上述の実施形態では、ソケット20の軸心28を挟んで互いに逆方向に突出する一対の突出部27を備えた構成としたため、両突出部27の周方向における間隔が十分に確保される。したがって、両突出部27が片寄った間隔で配置されている場合等と比べて、ベースプレート3に対する接触子ユニット2の保持状態を安定させることができる。なお、一対の膨出部26の個数は、二個に限らず、一個であってもよく、三個以上であってもよい。
ソケット20の周壁に、ソケット20の長手方向に延びるスリット部21aが形成されてなる上述の実施形態に代え、スリットのない円筒形のパイプ材によりソケットを構成することも可能である。しかし、ソケット20の直径は極めて小さいため、パイプ材からなるソケットに上述の第一端子用ばね23、接触子ストッパ24、接触子用ばね25、膨出部26、及び突出部27を形成することは極めて困難である。
これに対して、上述のようにソケット20の長手方向に延びるスリット部21aを備えた構成とした場合には、板状のソケット構成部を円筒状に曲げ加工することによってソケット20を容易に形成することができる。しかも、板状のソケット構成部によりソケット20を形成する前に、ソケット構成部の一部にプレス加工を施す等により、膨出部26及び突出部27等を容易に形成することができる。したがって、上述の各部を有するソケット20を備えた接触子ユニット2の製造コストを効果的に低減することが可能である。
なお、ソケット20の長手方向に延びるスリット部21aを備えた構成とした場合には、ソケット20が拡縮変形し易いため、ソケット20の収容状態を安定化させることが困難となる傾向がある。しかし、上述のようにソケット20は、ソケット本体21を径方向外方側に膨出させた膨出部26を備えているため、この膨出部26の補強作用により十分な剛性を有している。したがって、ソケット20は、その拡縮変形が抑制されて、収容孔30内に安定して保持されることになる。
上述の実施形態では、先端側部分22の一部が径方向外方側に切り起こされた切起こし部により突出部27が構成されているため、ソケット20の適正位置に所定の突出量を有する突出部27を比較的容易に形成することができる。
また、ソケット搬送用のキャリア61,62と、これらとともに搬送される複数個のソケット20とを備えたソケット20の集合体6を用いることにより、ユーザーが、ベースプレート3の収容孔30にソケット20を収容させる作業を容易に行うことができる。すなわち、上端部がキャリアに連結された各ソケット20の下方部、つまりソケット本体21を、収容孔30内に挿入した後、ソケット20の先端部から上側のキャリア61を切り離すことにより、複数個の収容孔30内にソケット20を同時に収容させることができる。
さらに、上述の実施形態では、キャリア61,62に設けられた連結部63,64の設置間隔K(図10参照)を、ベースプレート3に配列された相隣接する収容孔30の配列間隔S(図9参照)の整数倍に設定したため、複数個のソケット20を一列状態で同時に収容孔30内に収容することができる。なお、下側のキャリア62及び連結部64を省略し、上側のキャリア61に設けられた複数の連結部63によりソケット20の上端部が離脱可能に連結された櫛状のソケット20の集合体を用いることも可能である。
また、図11に示すように、ソケット20に設けられた一対の突出部27が、キャリア61,62の長手方向Lcと例えば45度の角度をもって交差する方向Lsに突設されたソケット20の集合体6を使用すれば、図14に示すように、一対の突出部27を、収容孔30の配列方向に対して一定角度で傾斜させた状態で設置することができる。
この結果、一対の突出部27をベースプレート3の横方向又は縦方向に沿わせるように設置した場合に比べて、相隣接する突出部27同士の干渉を効果的に防止することができる。したがって、突出部27の突出量を十分に確保して、突出部27による位置決め機能を十分に発揮させることができる。
図15に示すソケット20の集合体6の変形例では、ソケット20に設けられた一対の突出部27の突出する方向Lsが、キャリア61,62の長手方向Lcと平行に向けられている。この場合、キャリア61,62に設けられた連結部63,64の設置間隔K1が、図16に示すように、ベースプレート3の斜め方向に配列された相隣接する収容孔30の配列間隔S1の整数倍に設定されていることが好ましい。
これにより、ユーザーが、ベースプレート3の斜め方向に配列された各収容孔30に沿ってキャリア61,62を配置させた状態で、ソケット20の下方部を各収容孔30内に挿入して収容すれば、一対の突出部27が、ベースプレート3の斜め方向に傾斜した状態で設置されることになる。
また、上述の構成を有する接触子ユニット2と、ソケット本体21の外径よりもやや大きく、かつ膨出部26の外径よりもやや小さい内径Dを有する収容孔30が設けられたベースプレート3(保持部材)とを備えた多極コネクタ1によれば、ベースプレート3に安定して保持された接触子ユニット2と、第一端子A及び第二端子Bとが正確に位置決めされて、適正に導通接続される。
さらに、ソケット20の軸方向における突出部27の寸法Tよりも大きい凹入量Pを有する凹部40と、接触子ユニット2の先端部を覆う貫通孔5とが設けられたカバープレート4からなるカバー部材を備えた多極コネクタ1によれば、カバープレート4により接触子ユニット2の先端部が保護されるとともに、接触子ユニット2がベースプレート3から抜け出すことが防止される。
また、ユーザーが、カバープレート4をベースプレート3に固定する際に、ソケット20により抱持された接触子10の先端部が、カバープレート4の貫通孔5、具体的には第二孔部52に挿入されて拘束される。これにより、接触子10の軸心と貫通孔5の軸心とを正確に一致させることができる(図1参照)。したがって、ベースプレート3に保持されたソケット20の軸心と、接触子10の軸心とが位置ずれしている場合においても、この軸心の位置ずれを、カバープレート4により修正することが可能である。
上述のように本発明の一例に係る接触子ユニットは、複数の第一端子及び第二端子を互いに導通接続する多極コネクタ用の接触子ユニットであって、該接触子ユニットの保持部材に設けられた収容孔に収容される円筒状のソケットと、該ソケットにより抱持される接触子とを備え、前記ソケットは、前記収容孔内に挿入されるソケット本体と、前記収容孔の外方側に突出した状態で設置される先端側部分とを有し、前記ソケット本体には、その径方向外方側に膨出する膨出部が設けられ、前記先端側部分には、その径方向外方側に突出する突出部が設けられ、前記ソケットの軸心から前記突出部の先端までの距離が、前記ソケットの軸心から前記膨出部の外周面までの距離よりも大きく形成されている。
この構成によれば、膨出部によるソケットの保持作用と、突出部によるソケットの位置決め作用との相乗作用により、接触子ユニットをベースプレートに安定して保持させることが可能である。
また、前記先端側部分には、前記ソケットの軸心を挟んで互いに逆方向に突出する一対の前記突出部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、両突出部の周方向における間隔が十分に確保されるため、両突出部が片寄った間隔で配置されている場合等と比べて、ベースプレートに対する接触子ユニットの保持状態を安定させることができる。
また、前記ソケットの周壁には、該ソケットの長手方向に延びるスリット部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、板状のソケット構成部を円筒状に曲げ加工することによってソケットを容易に形成することができる。しかも、ソケットを形成する前に、ソケット構成部にプレス加工を施す等により、突出部及び膨出部等を容易に形成することができる。したがって、上述の各部を有するソケットを備えた接触子ユニットの製造コストを効果的に低減することができる。
また、前記突出部は、前記先端側部分の一部が径方向外方側に切り起こされた切起こし部からなることが好ましい。
この構成によれば、ソケットの適正位置に所定の突出量を有する突出部を比較的容易に形成することができる。
また、本発明の一例に係るソケットの集合体は、ソケット搬送用のキャリアと、該キャリアとともに搬送される複数個のソケットとを備え、前記キャリアには、前記ソケットの軸方向端部が離脱可能に連結された複数の連結部が一定の間隔で設けられている。
この構成によれば、各ソケットの上端部が上側のキャリアに連結されたソケットの集合体を用いて、ユーザーが、各ソケットの下方部を収容孔内に挿入した後、ソケットの先端部から上側のキャリアを切り離すことにより、複数個の収容孔内にソケットを同時に収容させることができる。したがって、ソケット本体を収容孔内に挿入してベース部材に収容させる作業を容易に行うことが可能である。
また、前記連結部の設置間隔は、前記ベース部に配列された相隣接する前記収容孔の配列間隔の整数倍に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、複数個のソケットを一列状態で同時に収容孔内に収容することができるため、ユーザーが、ソケット本体を収容孔内に挿入してベース部材に収容作業を、より容易に行うことができる。
また、本発明の一例に係る多極コネクタは、上述の接触子ユニットと、該接触子ユニットの収容孔が設けられた保持部材とを備え、前記収容孔の直径は、前記ソケット本体の外径よりもやや大きく、かつ前記収容孔内に挿入される前の前記膨出部の外径よりもやや小さく形成されている。
この構成によれば、膨出部によるソケットの保持作用と、突出部によるソケットの位置決め作用との相乗作用により、接触子ユニットがベースプレートに安定して保持されることになる。このため、ベースプレートに保持された接触子ユニットと、第一端子及び第二端子とが正確に位置決めされた状態で、両者が適正に導通接続されるという利点がある。
また、前記保持部材に保持された前記接触子ユニットの先端部を覆うカバー部材を、さらに備え、該カバー部材には、前記ソケットの軸方向における前記突出部の寸法よりも大きい凹入量を有する凹部と、前記接触子ユニットの先端部に外嵌される貫通孔とが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、カバー部材により接触子ユニットの先端部が保護されるとともに、接触子ユニットがベースプレートから抜け出すことが防止される。しかも、ベースプレートに保持されたソケットの軸心と、接触子の軸心とが位置ずれている場合においても、この軸心の位置ずれを、カバー部材により修正できるという利点がある。
1 多極コネクタ
2 接触子ユニット
3 ベースプレート(保持部材)
4,4a カバープレート(カバー部材)
5 貫通孔
6 ソケットの集合体
10 接触子
11 筒状体
11a 筒状体の先端開口部
11b 筒状体の底壁
11c 筒状体の基端開口部
11d 筒状体の縮径部
12 プランジャー
12b プランジャーの膨出部
13 カップ
13a 漏斗部
20 ソケット
21 ソケット本体
21a スリット部
22 先端側部分
22a ソケットの先端開口部
23 第一端子用ばね
23a,23a スリット
24 接触子ストッパ
26 膨出部
27 突出部
28 ソケットの軸心
40 凹部
51 第一孔部
52 第二孔部
53 第三孔部
54 第四孔部
61,62 キャリア
63,64 連結部
65 ソケット構成部
A 第一端子
B 第二端子
d ソケットの外径
D 収容孔の内径
d1 膨出部の外径
K,K1 連結部の設置間隔
L1 ソケットの軸心から膨出部の外周面までの距離
L2 ソケットの軸心から突出部の先端までの距離
Lc キャリアの長手方向
Ls 突出部の突出方向
P 凹入量
S,S1 収容孔の配列間隔
T ソケットの軸方向における突出部の寸法

Claims (8)

  1. 複数の第一端子及び第二端子を互いに導通接続する多極コネクタ用のソケットであって、
    前記ソケットは、前記多極コネクタの保持部材の収容孔に挿入される円筒状のソケット本体と、前記収容孔の外方側に突出した状態で設置される先端側部分とを有し、
    前記ソケット本体には、その径方向外方側に膨出する膨出部が設けられ、
    前記先端側部分には、その径方向外方側に突出する突出部が設けられ、
    前記ソケットの軸心から前記突出部の先端までの距離が、前記ソケットの軸心から前記膨出部の外周面までの距離よりも大きく、
    前記突出部は、前記先端側部分の一部が径方向外方側に切り起こされた切起こし部からなるソケット。
  2. 前記先端側部分には、前記ソケットの軸心を挟んで互いに逆方向に突出する一対の前記突出部が設けられている請求項1に記載のソケット。
  3. 前記ソケットの周壁には、該ソケットの長手方向に延びるスリット部が形成されている請求項1又は2に記載のソケット。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載のソケットと、
    前記ソケットにより抱持される接触子とを備える接触子ユニット。
  5. 請求項1~3のいずれか1項に記載のソケットの集合体であって、
    ソケット搬送用のキャリアと、該キャリアとともに搬送される複数個のソケットとを備え、
    前記キャリアには、前記ソケットの軸方向端部が離脱可能に連結された複数の連結部が一定の間隔で設けられているソケットの集合体。
  6. 前記連結部の設置間隔は、前記保持部材に配列された相隣接する前記収容孔の配列間隔の整数倍に設定されている請求項5に記載のソケットの集合体。
  7. 請求項4に記載の接触子ユニットと、
    該接触子ユニットの収容孔が設けられた保持部材とを備え、
    前記収容孔の内径は、前記ソケット本体の外径よりもやや大きく、かつ前記収容孔内に挿入される前の前記膨出部の外径よりもやや小さい多極コネクタ。
  8. 前記保持部材に保持された前記接触子ユニットの先端部を覆うカバー部材を、さらに備え、
    該カバー部材には、前記ソケットの軸方向における前記突出部の寸法よりも大きい凹入量を有する凹部と、前記接触子ユニットの先端部に外嵌される貫通孔とが設けられている請求項7に記載の多極コネクタ。
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