JP2017103119A - 電気コネクタ - Google Patents

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康昭 福元
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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、クロストークを防止するとともに、確実にロック状態を維持することができる電気コネクタを提供する。
【解決手段】プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、プラグ用コンタクト列22Cとリセプタクル用コンタクト列43Cとがそれぞれ接触する。リセプタクルコネクタ40には、回路基板Kbのグランド端子と電気的に接続されており、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、プラグ用コンタクト列22Cの間、かつ、リセプタクル用コンタクト列43Cの間を、各コンタクト列の配列方向に延びる導電性のGCL部材50が設けられ、プラグコネクタ20には、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、GCL部材50と係合する接続部24が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気コネクタに関する。
2つのコネクタ(プラグコネクタとリセプタクルコネクタ)が嵌め合わされることで、一方のコネクタが実装された基板と他方のコネクタが実装された基板とを電気的に接続する電気コネクタが知られている。
このような電気コネクタとして、2つのコネクタが嵌め合せられたときに、プラグコネクタに配列されたシグナルコンタクトとリセプタクルコネクタに配置されたシグナルコンタクトとの間に位置するグランドコンタクト(接地されたコンタクト)を備えることにより、クロストークを低減するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−38831号公報
上述のような電気コネクタでは、クロストークを低減するグランドコンタクトが必要になるうえ、両コネクタの嵌合状態を確実に維持するロック部材も必要になる。しかしながら、電気コネクタの小型化及び低背化のためには、部品点数は少なければ少ないほどよい。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、部品点数を増やすことなく、クロストークを防止するとともに、2つのコネクタの嵌合状態を確実に維持することができる電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る電気コネクタは、
第1の回路基板とそれぞれ電気的に接続される複数の第1のコンタクトが一方向に配列されて構成される第1のコンタクト列が平行に2列設けられている第1のコネクタと、
第1のコネクタと嵌合し、第2の回路基板とそれぞれ電気的に接続される複数の第2のコンタクトが一方向に配列されて構成される第2のコンタクト列が平行に2列設けられている第2のコネクタと、
を備え、
第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合したときに、第1のコンタクト列と第2のコンタクト列とがそれぞれ接触し、
第1のコネクタと第2のコネクタとのうちの一方のコネクタには、
一方のコネクタが実装された一方の回路基板のグランド端子と電気的に接続されており、第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合したときに、第1のコンタクト列の間、かつ、第2のコンタクト列の間を、コンタクト列の配列方向に延びる導電性の第1の部材が設けられ、
第1のコネクタと第2のコネクタとのうちの他方のコネクタには、
第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合したときに、第1の部材と係合する第2の部材が設けられている。
第1の部材は、
コンタクト列の配列方向に、コンタクト列の両端から張り出している、
ものでもよい。
一方のコネクタには、
第1の部材の両端に接触し、かつ、一方の回路基板のグランド端子と固着されて導通する導電性のグランド接続部が設けられている、
ものでもよい。
第2の部材は、
第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合したときに、他方のコネクタが実装された他方の回路基板と第1の部材とを電気的に接続する導電性の部材である、
ものでもよい。
第2の部材は、コンタクトの配列方向における他方のコネクタの両端にそれぞれ設けられ、
グランド接続部は、第1の部材が延びた方向に関して第2の部材よりも外側に配置されている、
ものでもよい。
第2の部材は、
第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合したときに、第1の部材を把持する一対の突出片を有する、
ものでもよい。
第1の部材は、
断面形状が円形、平板状又は多角形である、
ものでもよい。
第1の部材は、
コンタクト列の間における断面形状が平板状であり、第2の部材と係合する部分の断面形状が円形である、
ものでもよい。
本発明によれば、一方のコネクタには、第1、第2の回路基板の一方の回路基板のグランド端子と電気的に接続されており、第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合したときに、第1のコンタクト列の間、かつ、第2のコンタクト列の間をコンタクト列の配列方向に延びる導電性の第1の部材が設けられており、他方のコネクタには、第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合したときに、第1の部材と係合する第2の部材が設けられている。このようにすれば、第1の部材は、第1、第2のコンタクト列の間のグランドコンタクトとして機能するとともに、第1のコネクタと第2のコネクタとを係合する係合部材としても機能する。この構成により、グランドコンタクトと係合部材とを共通化することができるので、部品点数を増やすことなく、クロストークを防止するとともに、2つのコネクタの嵌合状態を確実に維持することができる。
本発明の実施の形態1に係る電気コネクタの構成を示す斜視図である。 図2(A)は、電気コネクタを構成するプラグコネクタの上面図である。図2(B)は、プラグコネクタの長手方向の側面図である。図2(C)は、プラグコネクタの底面図である。 図3(A)は、プラグコネクタの短手方向の側面図である。図3(B)は、図2(A)のA−A断面図である。図3(C)は、図2(A)のB−B断面図である。 図4(A)は、電気コネクタを構成するリセプタクルコネクタの上面図である。図4(B)は、リセプタクルコネクタの長手方向の側面図である。図4(C)は、リセプタクルコネクタの底面図である。 図5(A)は、リセプタクルコネクタの短手方向の側面図である。図5(B)は、図4(A)のC−C断面図である。図5(C)は、図4(A)のD−D断面図である。 図6(A)は、嵌合前のプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタを示す図である。図6(B)は、図6(A)のE−E断面図である。図6(C)は、図6(A)のF−F断面図である。 図7(A)は、嵌合したプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタを示す図である。図7(B)は、図7(A)のG−G断面図である。図7(C)は、図7(A)のH−H断面図である。 図8(A)は、本発明の実施の形態2に係る電気コネクタを構成するリセプタクルコネクタの構成を示す斜視図である。図8(B)は、図8(A)のグランドコンタクトロック部材の斜視図である。図8(C)は、嵌合したプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタを示す長手方向の側面図である。図8(D)は、図8(C)のJ−J断面図である。図8(E)は、図8(C)のK−K断面図である。 図9(A)は、本発明の実施の形態3に係る電気コネクタを構成するリセプタクルコネクタの構成を示す斜視図である。図9(B)は、図9(A)のグランドコンタクトロック部材の斜視図である。図9(C)は、グランドコンタクトロック部材の長手方向の側面図である。図9(D)は、グランドコンタクトロック部材の短手方向の側面図である。 図10(A)は、嵌合したプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタの長手方向の側面図である。図10(B)は、図10(A)のL−L断面図である。図10(C)は、図10(A)のM−M断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電気コネクタ10について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
電気コネクタ10は、図1の斜視図に示すように、凸型のプラグコネクタ20(第1のコネクタ)と、プラグコネクタ20を嵌合する凹型のリセプタクルコネクタ40(第2のコネクタ)とを備える。本実施の形態に係る電気コネクタ10には、リセプタクルコネクタ40の凹部(内部領域)にグランドコンタクトロック(GCL)部材50(第1の部材)が設けられ、プラグコネクタ20に接続部24(第2の部材)が設けられていることを主な特徴とする。GCL部材50は、クロストークを防止するとともに、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40との嵌合状態を確実に維持するために設けられている。
プラグコネクタ20は、図1、図2(A)、図2(B)、図2(C)及び図3(A)に示すように、略矩形状のコネクタである。プラグコネクタ20は、リセプタクルコネクタ40の内部領域に少なくとも一部が収容される略矩形状の枠体21Aを有する絶縁性(例えばプラスチック製)のプラグ用ハウジング21を備える。この矩形状の枠体21Aは、矩形状の平板21B上に形成され、平板21Bから突出して、図3(B)に示すように、内周側の内壁面21C及び外周側の外壁面21Dを有する。
本実施の形態では、以後の説明において、プラグコネクタ20の短手方向をy1軸方向、長手方向をx1軸方向、厚さ方向をz1軸方向とする直交座標系を設定し、適宜参照する。また、各軸の矢印方向を+(プラス)で示し、その反対方向を−(マイナス)で示す。
プラグ用ハウジング21を構成する平板21Bはx1−y1平面上に配置され、x1軸方向を長手方向としている。矩形状の枠体21Aは、平板21Bの+z1側に設けられている。これにより、プラグコネクタ20では、矩形状の枠体21Aで囲まれた内部領域が+z1側に形成される。また、枠体21Aの長手方向の両端には、リセプタクルコネクタ40のGCL部材50との干渉を防ぐための凹部21Eが設けられている。
また、プラグコネクタ20は、プラグ用ハウジング21の長手方向(x1軸方向)に延びる枠体(y1軸方向両端の枠体)21Aに沿って配列されている複数のプラグ用コンタクト22(第1のコンタクト)を備える。これらプラグ用コンタクト22の配列が、プラグ用コンタクト列22Cである。プラグコネクタ20では、プラグ用コンタクト列22Cが平行に2列設けられている。
プラグ用コンタクト22は、導電性の部材(例えば、銅合金の平板材等)である。図3(B)に示すように、プラグ用コンタクト22は、プラグ用ハウジング21の内壁面21Cからプラグ用ハウジング21の外壁面21Dを伝い、プラグ用ハウジング21の短手方向外側に向かって延びている。プラグ用コンタクト22の外側の端部(外周端)は、図1に示すように、例えば、柔軟性が高いフレキシブル基板Ka(第1の回路基板)の電極にハンダ付けされる。このハンダ付けにより、プラグ用コンタクト22は、フレキシブル基板Kaに電気的に接続される。
また、プラグコネクタ20は、例えば、図1に示すように、プラグ用ハウジング21の長手方向の両端に配置されている凹状の収容部23を備える。収容部23は、プラグ用ハウジング21と一体成形されている。収容部23には、金属製の接続部24(第2の部材)が圧入されている。
接続部24は、可撓性を有し、図3(C)に示すように、当接部24Aと、基板接続部24Bと、一対の突出片24Cと、を有する。当接部24Aは、接続部24が収容部23から脱落しないように、収容部23の内壁と当接し、その内壁を押圧している。基板接続部24Bは、プラグ用ハウジング21の底面から張り出し、フレキシブル基板Kaのグランド端子にハンダ付けされる。また、一対の突出片24Cは、後述するGCL部材50を挿入可能な間隔を隔てて、基板接続部24Bからそれぞれ+z1方向に突出している。一対の突出片24Cには、対向する先端近傍の位置に凸状の接触部24Dが設けられている。
接触部24Dは、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合した際、GCL部材50と係合される。詳細には、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、一対の突出片24CがGCL部材50と係合し、接触部24Dがこれを把持する。また、基板接続部24Bが、フレキシブル基板(第1の回路基板)Kaのグランド端子にハンダ付けされて固着され、グランド端子と導通する。これにより、基板接続部24B等を備える接続部24が接地される。
上述したプラグコネクタ20と嵌合するリセプタクルコネクタ40は、図1、図4(A)、図4(B)、図4(C)及び図5(A)に示すように、略矩形状の枠体41Aを有する絶縁性(例えばプラスチック製)のリセプタクル用ハウジング41を備える。この矩形状の枠体41Aは、例えば図4(A)に示す矩形状の平板41B上に形成され、平板41Bから突出して、壁を形成する。
以後の説明においては、リセプタクルコネクタ40の短手方向をy2軸方向、長手方向をx2軸方向、厚さ方向をz2軸方向とする直交座標系を設定し、適宜参照する。また、各軸の矢印方向を+(プラス)で示し、その反対方向を−(マイナス)で示す。
リセプタクル用ハウジング41を構成する平板41Bはx2−y2平面上に配置され、x2軸方向を長手方向としている。矩形状の枠体41Aは、平板41Bに対して+z2方向に突出する矩形状の壁を形成している。これにより、リセプタクルコネクタ40では、プラグ用ハウジング21を収容するための内部領域が+z2側に形成される。
リセプタクル用ハウジング41は、枠体41Aで囲まれた領域内に、一体成形された略直方体状のブロック部42を備える。ブロック部42とリセプタクル用ハウジング41とで形成される矩形状の内部領域に、プラグ用ハウジング21の枠体21Aが収容される。
また、リセプタクルコネクタ40は、リセプタクル用ハウジング41の長手方向(x2軸方向)に延びる枠体(y2軸方向の両端の枠体)41Aに沿って配列されている複数のリセプタクル用コンタクト43(第2のコンタクト)を備える。これらリセプタクル用コンタクト43の配列がリセプタクル用コンタクト列43Cである。リセプタクルコネクタ40では、リセプタクル用コンタクト列43Cが平行に2列設けられている。
リセプタクル用コンタクト43は、導電性の部材(例えば、銅合金の平板材等)である。リセプタクル用コンタクト43では、図5(B)に示すように、ブロック部42側の端部がU字状に折り曲げられ、その端部がブロック部42の凹み部分に挿入されている。リセプタクル用コンタクト43は、リセプタクル用ハウジング41の底面(−z2)側を、リセプタクル用ハウジング41の枠体41Aに向かって延びて、+z2方向に折れ曲がり、枠体41Aの+z2端に近づいたところで、再び−z2側に折れ曲がっている。
リセプタクル用コンタクト43のもう一方の端部(外周端)は、リセプタクル用ハウジング41の枠体41Aから外部に露出している。リセプタクル用コンタクト43の外周端は、例えば、柔軟性が低い回路基板(第2の回路基板)Kbの電極にハンダ付けされる。このハンダ付けにより、リセプタクル用コンタクト43は、フレキシブル基板Kbに電気的に接続される。
リセプタクル用コンタクト43は、プラグコネクタ20と、リセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、プラグ用コンタクト22と接触するように位置及び間隔が設定されている。
上述したブロック部42には、GCL部材50を挿入するための溝42Aが、リセプタクル用ハウジング41の長手方向に延びるように設けられている。例えば図4(A)に示すように、GCL部材50は、リセプタクル用コンタクト列43Cの配列方向(x2軸方向)に、リセプタクル用コンタクト列43Cの両端から張り出している。
GCL部材50は、金属等の導電性の部材であり、図5(B)に示すように、平板が長手方向に延びる中心線に沿って2つ折りに曲げられて形成されている。GCL部材50は、ブロック部42の溝42Aに挿入され、2つのリセプタクル用コンタクト列43Cの間を、リセプタクル用コンタクト列43Cの配列方向に(x2軸方向に)、すなわちリセプタクル用ハウジング41の長手方向に延びている。なお、GCL部材50における、リセプタクル用コンタクト列43Cを超えた両端には、図4(A)に示すように、切り欠き部50Aが設けられている。この切り欠き部50Aにより、GCL部材50がプラグ用ハウジング21と干渉するのを防ぐことができる。
GCL部材50は、切り欠き部50Aよりもさらに長手方向の外側に延びている。GCL部材50は、この外側に延びた部分で、後述のように、プラグコネクタ20の接続部24と係止する。GCL部材50における、接続部24の接触部24Dと接触する部分には、内側に凹んだ凹部50B(図6(C)参照)が設けられている。この凹部50Bにより、接続部24との係止状態を確実なものとしている。
また、図4(A)に示すように、リセプタクルコネクタ40は、リセプタクル用ハウジング41の長手方向の両端に配置されている凹状の収容部44を備える。収容部44は、リセプタクル用ハウジング41と一体成形されている。
収容部44には、GCL部材50の両端の部分である接続部45(グランド接続部)が挿入されている。接続部45は、2つ折りに畳まれたGCL部材50の両端部分が、折り返し線で切断され、リセプタクル用ハウジング41の短手方向に折り曲げられることにより形成されている。接続部45は、嵌合時におけるリセプタクルコネクタ40を構成するGCL部材50と接続するとともに、回路基板(第2の回路基板)Kbのグランド端子にハンダ付けされる。これにより、GCL部材50は、接続部45を介して接地される。
上述したプラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とを嵌合させ、その嵌合を維持するための作業者の操作について説明する。コネクタ同士を嵌合させる場合、作業者は、図6(A)、図6(B)及び図6(C)に示すように、例えばフレキシブル基板Kaに実装されたプラグコネクタ20を、例えば回路基板Kbに実装されたリセプタクルコネクタ40に正対させる。この状態では、z1軸とz2軸が互いに逆向きとなる。このとき、一対の突出片24Cと、GCL部材50とが向き合う。
そして、作業者は、図7(A)に示すように、プラグ用ハウジング21をリセプタクル用ハウジング41に嵌合させる。
プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合すると、図7(B)に示すように、プラグ用コンタクト22とリセプタクル用コンタクト43とが接触する。よって、プラグ用コンタクト22とリセプタクル用コンタクト43とが電気的に接続され、フレキシブル基板Kaと回路基板Kbとが電気的に接続される。
また、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合すると、図7(C)に示すように、接続部24の一対の突出片24Cの間にGCL部材50が入り込み、GCL部材50の凹部50Bに接触部24Dが入り込む。この係合により、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40との嵌合が維持される。
また、GCL部材50は、回路基板Kbのグランド端子と電気的に接続されており、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合した状態では、プラグ用コンタクト列22Cの間、かつ、リセプタクル用コンタクト列43Cの間を仕切るように延びている(配列方向に延びている)。このため、各コンタクトから生じた電磁波ノイズは、GCL部材50に吸収され、フレキシブル基板Kbを介して、グランドに伝わる。
また、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、プラグコネクタ20の接続部24は、GCL部材50と係合している。また、接続部24は、フレキシブル基板Kaのグランド端子と電気的に接続されている。よって、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、接続部24は、GCL部材50と回路基板Kaとを電気的に接続する。このため、GCL部材50で吸収された電磁波ノイズは、接続部24およびフレキシブル基板Kaを介してグランドに伝わる。このようにして、プラグ用コンタクト列22Cの間、リセプタクル用コンタクト列43Cの間のクロストークを低減することができる。
また、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、GCL部材50は、プラグ用コンタクト列22C、リセプタクル用コンタクト列43Cの配列方向に、プラグ用コンタクト列22C、リセプタクル用コンタクト列43Cの両端から張り出している。この構成により、プラグ用コンタクト列22Cの間、リセプタクル用コンタクト列43Cの間のクロストークをより確実に低減することができる。
また、接続部45は、リセプタクル用コンタクト列43Cの配列方向におけるリセプタクルコネクタ40の両端に、それぞれ設けられている。さらに、GCL部材50が延びた方向において接続部45よりも内側に、接続部24が配置されている。この構成により、接続部45は、GCL部材50をリセプタクル用ハウジング41にしっかりと固定した状態にでき、接続部24は、GCL部材50との係止を確実にすることができる。
なお、上述した実施の形態の電気コネクタ10では、接続部24がプラグコネクタ20に設けられ、GCL部材50がリセプタクルコネクタ40に設けられていたが、これに限られるものではない。接続部24がリセプタクルコネクタ40に設けられ、GCL部材50がプラグコネクタ20に設けられていてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、プラグ用コンタクト列22Cの間、かつ、リセプタクル用コンタクト列43Cの間をコンタクト列の配列方向に延びる導電性のGCL部材50が、回路基板Kbのグランド端子と電気的に接続される。さらには、電気コネクタ10は、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とが嵌合したときに、GCL部材50と係合する接続部24を備える。
このようにすれば、GCL部材50は、プラグ用コンタクト列22C、リセプタクル用コンタクト列43Cの間のグランドコンタクトとして機能するとともに、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とを係合する係合部材としても機能する。この構成により、グランドコンタクトと係合部材とをGLC部材50として共通化することができるので、部品点数を増やすことなく、クロストークを防止するとともに、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40との嵌合状態を確実に維持することができる。
また、本実施の形態によれば、GCL部材50を平板状としているので、GCL部材50の厚みを薄くして、コネクタの短手方向の幅を薄くし、電気コネクタ10を全体的に小型化することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図8(A)に示すように、本実施の形態2に係る電気コネクタ11では、リセプタクルコネクタ40が、GCL部材50に代えて、GCL部材51を有する点が、上記実施の形態1に係る電気コネクタ10と異なる。
本実施の形態2に係る電気コネクタ11では、GCL部材51の形状が、上記実施の形態1と異なる。図8(B)に示すように、GCL部材51は、円柱状となっている。本実施の形態では、接続部45は、GCL部材51とは別体であり、GCL部材51とは異なる材質の金属製の部材である。接続部45は、GCL部材51の長手方向の両端に接触しており、かつ、回路基板Kbのグランド端子と固着されている。よって、GCL部材51は、接続部45を介して回路基板Kbのグランド端子と電気的に接続されている。
図8(C)に示すように、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とを嵌合させた場合、図8(D)に示すように、プラグコネクタ20のプラグ用コンタクト22と、リセプタクルコネクタ40のリセプタクル用コンタクト43とが接触し、導通する。
また、図8(E)に示すように、GCL部材51は、プラグコネクタ20の接続部24の一対の突出片24Cの間に挿入され、対向する接触部24DがGCL部材51を把持する。これにより、GCL部材51と接続部24とが係合する。
このように、GCL部材51を円柱状とすれば(GCL部材51の断面形状を円形とすれば)、GCL部材50のように、接続部24と係止するための凹部50Bを設ける必要がないので、製造工数を削減することができるうえ、GCL部材51の厚みを薄くして、コネクタの短手方向の幅を薄くし、電気コネクタ11を全体的に小型化することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図9(A)に示すように、本実施の形態3に係る電気コネクタ12では、リセプタクルコネクタ40が、GCL部材51に代えて、GCL部材52を有する点が、上記実施の形態2に係る電気コネクタ10と異なる。
本実施の形態3に係る電気コネクタ12では、GCL部材52の形状が、上記実施の形態2と異なる。図9(B)、図9(C)、図9(D)に示すように、GCL部材52は、長手方向の中央部分の断面形状が矩形状であり、両端部分の断面形状が円形となっている。具体的には、GCL部材52は、プラグ用コンタクト列22C、リセプタクル用コンタクト列43Cの間では、その断面形状が矩形状となっており、接続部24と係合する部分では、その断面形状が円形となっている。
図10(A)に示すように、プラグコネクタ20とリセプタクルコネクタ40とを嵌合させた場合、図10(B)に示すように、プラグコネクタ20のプラグ用コンタクト22と、リセプタクルコネクタ40のリセプタクル用コンタクト43とが接触し、導通する。
また、図10(C)に示すように、GCL部材52は、上記実施の形態2と同様、プラグコネクタ20の接続部24の一対の突出片24Cの間に挿入され、対向する接触部24DがGCL部材52を把持する。これにより、GCL部材52と接続部24とが係合する。
このように、GCL部材52の断面形状を、コンタクト列間では矩形状とし、接続部24と係止する部分では円形とすれば、上記実施の形態2と同様、接続部24と係止するための凹部50BをGCL部材50のように設ける必要がない。よって、製造工数を削減することができるうえ、GCL部材52の厚みを薄くして、コネクタの短手方向の幅を薄くし、電気コネクタ12を全体的に小型化することができる。
以上、各実施の形態に係る電気コネクタ10〜12を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記各実施の形態では、GCL部材50、51、52の形状を、平板状、円形状又はこれらの組み合わせとしたが、これには限られない。例えば、GCL部材の断面形状を多角形状としてもよい。
また、上記各実施の形態では、プラグコネクタ20がフレキシブル基板Kaに接続され、リセプタクルコネクタ40が回路基板Kbに接続されていたが、これには限られない。その逆であってもよい。また、プラグコネクタ20及びリセプタクルコネクタ40の両方がフレキシブル基板に接続されるようにしてもよいし、回路基板に接続されるようにしてもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、基板同士を接続する電気コネクタに適用される。
10,11,12 電気コネクタ、20 プラグコネクタ、21 プラグ用ハウジング、21A 枠体、21B 平板、21C 内壁面、21D 外壁面、21E 凹部、22 プラグ用コンタクト、22C プラグ用コンタクト列、23 収容部、24,45 接続部、24A 当接部、24B 基板接続部、24C 突出片、24D 接触部、40 リセプタクルコネクタ、41 リセプタクル用ハウジング、41A 枠体、41B 平板、42 ブロック部、42A 溝、43 リセプタクル用コンタクト、43C リセプタクル用コンタクト列、44 収容部、50、51、52 グランドコンタクトロック(GCL)部材、50A 切り欠き部、50B 凹部、Ka フレキシブル基板、Kb 回路基板。

Claims (8)

  1. 第1の回路基板とそれぞれ電気的に接続される複数の第1のコンタクトが一方向に配列されて構成される第1のコンタクト列が平行に2列設けられている第1のコネクタと、
    前記第1のコネクタと嵌合し、第2の回路基板とそれぞれ電気的に接続される複数の第2のコンタクトが一方向に配列されて構成される第2のコンタクト列が平行に2列設けられている第2のコネクタと、
    を備え、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合したときに、前記第1のコンタクト列と前記第2のコンタクト列とがそれぞれ接触し、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとのうちの一方のコネクタには、
    前記一方のコネクタが実装された一方の前記回路基板のグランド端子と電気的に接続されており、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合したときに、前記第1のコンタクト列の間、かつ、前記第2のコンタクト列の間を、前記コンタクト列の配列方向に延びる導電性の第1の部材が設けられ、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとのうちの他方のコネクタには、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合したときに、前記第1の部材と係合する第2の部材が設けられている、
    電気コネクタ。
  2. 前記第1の部材は、
    前記コンタクト列の配列方向に、前記コンタクト列の両端から張り出している、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記一方のコネクタには、
    前記第1の部材の両端に接触し、かつ、前記一方の前記回路基板のグランド端子と固着されて導通する導電性のグランド接続部が設けられている、
    請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第2の部材は、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合したときに、前記他方のコネクタが実装された他方の前記回路基板と前記第1の部材とを電気的に接続する導電性の部材である、
    請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記第2の部材は、前記コンタクトの配列方向における前記他方のコネクタの両端にそれぞれ設けられ、
    前記グランド接続部は、前記第1の部材が延びた方向に関して前記第2の部材よりも外側に配置されている、
    請求項4に記載の電気コネクタ。
  6. 前記第2の部材は、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが嵌合したときに、前記第1の部材を把持する一対の突出片を有する、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  7. 前記第1の部材は、
    断面形状が円形、平板状又は多角形である、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  8. 前記第1の部材は、
    前記コンタクト列の間における断面形状が平板状であり、前記第2の部材と係合する部分の断面形状が円形である、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
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