JP2020181787A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】不用意にロック状態が解除されることを抑制できる電気コネクタを提供する。【解決手段】リセプタクル10は、凹部11を開口した第1ハウジング1と複数の第1コンタクト3を備える。又、リセプタクル10は、複数の鉤部を有し、第1ハウジング1を縦断したロック金具71、ロック金具71と連結したスライドボタン72、及び、スライドボタン72を付勢するスネークばね73を備える。プラグ20は、台部21を突出した第2ハウジング2、第1コンタクト3と接続できる複数の第2コンタクト4、及び、台部21の内部に配置し、鉤部と係合できるラッチ部材6を備える。スライドボタン72は、その操作面が第1ハウジング1の一方の面と略面一に配置している。【選択図】図1

Description

本発明は、電気コネクタに関する。特に、対向配置された一組のプリント基板を電気的に接続する電気コネクタであって、一方のプリント基板に実装した電気コネクタと他方のプリント基板に実装した電気コネクタの嵌合状態を維持するためのロック機能を備えた電気コネクタの構造に関する。
対向配置された一方のプリント基板と他方のプリント基板を電気的に接続する基板対基板コネクタは、例えば、ボード・ツー・ボード・コネクタ(Board to Board Connector:BtoB Connector)と呼ばれている。
このような基板対基板コネクタは、一方のプリント基板に実装した電気コネクタと他方のプリント基板に実装した電気コネクタの嵌合状態を維持するためのロック機能を備えている。
又、このような基板対基板コネクタは、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合方向での低背化が要求されていることから、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合状態を維持できると共に、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合方向での低背化を実現できる電気コネクタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−45992号公報
図8は、従来技術による電気コネクタの構成を示す斜視図であり、図8(A)は、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタを対向配置した状態図、図8(B)は、図8(A)の上下を反転した状態図である。
図9は、従来技術による電気コネクタの構成を示す図であり、図9(A)は、一方の電気コネクタに備わるロック金具の斜視図、図9(B)は、他方の電気コネクタに備わるラッチ金具の斜視図である。
図10は、従来技術による電気コネクタの構成を示す縦断面図であり、図10(A)は、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタがロックした状態図、図10(B)は、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタのロックを解除した状態図である。
なお、本願の図8(A)と図8(B)は、特許文献1の図1と図2に相当している。又、本願の図9(A)と図9(B)は、特許文献1の図3(A)と図5(A)に相当している。更に、本願の図10は、特許文献1の図7に相当している。
図8を参照すると、従来技術による電気コネクタは、一方の電気コネクタ(以下、リセプタクルという)8と他方の電気コネクタ(以下、プラグという)9を対向配置している。リセプタクル8は、図示しない一方のプリント基板に実装されている。プラグ9は、図示しない他方のプリント基板に実装されている。
図8を参照して、リセプタクル8に向かって、プラグ9を嵌合することで、図示しない一方のプリント基板と図示しない他方のプリント基板を電気的に接続できる。
図8を参照すると、リセプタクル8は、板状のハウジング81と複数のベローズ形のコンタクト82を備えている。ハウジング81は、長方形に形成している。又、ハウジング81は、矩形の台座部81dを中央部から突出している(図8(A)参照)。
図8を参照すると、複数のコンタクト82は、ハウジング81の内部に二列に配置されている。又、複数のコンタクト82は、台座部81dを間にして、対向配置している。コンタクト82の一部は、ハウジング81の底面から露出しており(図8(B)参照)、図示しない一方のプリント基板にはんだ接合できる。つまり、リセプタクル8は、プリント基板の表面にはんだ接合できる表面実装形のコネクタである。
又、図8を参照すると、リセプタクル8は、ロック金具83とシールド部材からなるシェル84を備えている。ロック金具83は、図示しない金属製の展開板を山折り及び谷折りに折り曲げて成形している(図9(A)参照)。
又、図9(A)を参照すると、ロック金具83は、操作部831を一端部側に形成している。又、ロック金具83は、操作部831から連続して他端部側に向かって帯状に延びるスライド部832を形成している。スライド部832は、図示しない金属製の展開板を山折り及び谷折りに密着曲げしている。
図8(A)を参照すると、操作部831は、シェル84の一端部側に形成した、後述する一対のスネークばね84s・84sを介して、シェル84の一端部から突出している。図8(B)を参照すると、スライド部832は、ハウジング81を縦断した状態で、ハウジング81の底面にスライド自在に保持されている。ロック金具83は、ハウジング81に対して、図中X1−X2の方向に移動できる。
図8(A)を参照すると、シェル84は、矩形の本体部84bと一対のスネークばね84s・84sを有している。一対のスネークばね84s・84sは、本体部84bの一端部側に形成している。本体部84bは、ハウジング81の周壁を覆っている。又、本体部84bは、複数のコンタクト82と接触しないように中央部を開口している。
図8を参照すると、一対のスネークばね84s・84sは、操作部831がシェル84の一端部から突出する方向に力を付勢している。一対のスネークばね84s・84sに抗して、操作部831を押すことで、ハウジング81に対して、ロック金具83を後退できる。操作部831を解放することで、ハウジング81に対して、ロック金具83を前進できる。
図8を参照すると、プラグ9は、板状のハウジング91と複数のベローズ形のコンタクト92を備えている。ハウジング91は、矩形に形成している。又、ハウジング91は、台座部81dを導入できる凹部91cを中央部に開口している(図8(B)参照)。
図8を参照すると、複数のコンタクト92は、ハウジング91の外部に二列に配置されている。又、複数のコンタクト92は、凹部91cを間にして、対向配置されている。コンタクト92の一部は、ハウジング91の底面から露出しており(図8(A)参照)、図示しない他方のプリント基板にはんだ接合できる。つまり、プラグ9は、プリント基板の表面にはんだ接合できる表面実装形のコネクタである。
なお、コンタクト92の両端部は、シェル84に設けたグラウンドコンタクトに接触できる。
又、図8を参照すると、プラグ9は、一対のラッチ金具93・93をハウジング91の両端部に固定している。図9(B)を参照すると、ラッチ金具93は、スリット状の切り欠き部93sを上部から切り欠いている。切り欠き部93sには、スライド部832を板厚方向から導入できる。又、切り欠き部93sの両側には、一対の爪部93n・93nを形成している。
図9(A)を参照すると、ロック金具83は、一組の第1鉤部h1・h1をスライド部832の前後に配置している。又、スライド部832は、一組の第1鉤部h1・h1の間に、一組の第2鉤部h2・h2を配置している。
図10を参照すると、第1鉤部h1は、ラッチ金具93の爪部93nと係合できる。図8又は図10を参照すると、台座部81dは、一対の鉤状の爪片81n・81nを底部に設けている。第2鉤部h2は、台座部81dの爪片81nと係合できる。
図10を参照して、リセプタクル8に向かって、プラグ9を移動すると、爪部93nの角部が第1鉤部h1の角部に当接すると共に、爪片81nの角部が第2鉤部h2の角部に当接することで、スネークばね84sの付勢力に抗して、ハウジング81に対してロック金具83を図中X1の方向に移動できる(図10(B)参照)。
図10を参照して、リセプタクル8に向かって、プラグ9を更に移動し、爪部93n及び爪片81nの先端面がロック金具83に切り欠いた切り欠き部の底面に近接すると、ハウジング81に対してロック金具83を図中X2の方向に復帰できる(図10(A)参照)。これにより、第1鉤部h1を爪部93nに係合できると共に、第2鉤部h2を爪片81nと係合できる。
図10(A)に示した状態から、操作部831を図中X1の方向に押すと、図10(B)に示した状態にロック金具83を移動でき、リセプタクル8とプラグ9のロック状態を解除できる。
特許文献1による電気コネクタは、リセプタクルとプラグの嵌合状態を維持できると共に、リセプタクルとプラグの嵌合方向での低背化を実現できる、としている。
しかしながら、図8を参照すると、特許文献1による電気コネクタは、ロック金具83の操作部831がコネクタ本体の外部に突出しているので、指などが不用意に操作部831に触れて、ロックが解除する心配がある。
又、図10を参照すると、一対の爪片81n・81nが、一組の第2鉤部h2・h2に係合することで、プラグ9の中央部の湾曲(浮き上がり)を抑制できるが、金属性の第2鉤部h2に対して、爪片81nを合成樹脂で成形しているので、爪片81nが破損する心配がある。
一方のプリント基板に実装した電気コネクタと他方のプリント基板に実装した電気コネクタの嵌合状態を維持するためのロック機能を備えた電気コネクタであって、不用意にロック状態が解除されることを抑制できると共に、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタの嵌合状態を確実に維持できる電気コネクタが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、不用意にロック状態が解除されることを抑制できると共に、嵌合状態を確実に維持できる電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明者は、第1電気コネクタと第2電気コネクタのロック状態を解除するためのスライドボタンを第1電気コネクタに設け、スライドボタンの操作面を第1電気コネクタの第1ハウジングの一方の面と略面一に配置することで、スライドボタンを不用意に操作することを抑制できると考え、これに基づいて、以下のような新たな電気コネクタを発明するに至った。
(1)本発明による電気コネクタは、一方のプリント基板に実装した第1電気コネクタと他方のプリント基板に実装した第2電気コネクタを電気的に接続する電気コネクタであって、前記第1電気コネクタは、前記第2電気コネクタを略嵌合できる凹部を中央部に開口した平板状の矩形の第1ハウジングと、前記凹部の内壁に沿って配列した複数の第1コンタクトと、複数の鉤部を一端部側に有し、複数の前記鉤部が前記凹部の底面から露出した状態で、前記第1ハウジングの内部を移動自在に縦断配置した帯状のロック金具と、前記第1ハウジングの内部に移動自在に保持され、前記ロック金具の一端部と連結したスライドボタンと、前記第1ハウジングの内部に配置され、前記スライドボタンを介して、前記ロック金具が一方の方向に移動する力を付勢する付勢部材と、を備え、前記第2電気コネクタは、前記凹部に嵌合できる外形を有し、前記凹部の底面に近接又は当接できる台部を中央部から突出した平板状の矩形の第2ハウジングと、前記第2ハウジングの側縁に沿って配列し、前記第1コンタクトと接続できる複数の第2コンタクトと、前記台部の内部に配置し、前記鉤部と係合できるラッチ部材と、を備え、前記スライドボタンは、その操作面が前記第1ハウジングの一方の面と略面一に配置している。
(2)前記ラッチ部材は、内部に前記鉤部を導入でき、U字状に屈曲した金属板からなることが好ましい。
(3)第1ハウジングは、前記スライドボタンと反対側に配置し、工具を差し込んで、前記ロック金具を他方の方向に移動させるロック解除用の穴部を開口していることが好ましい。
本発明による電気コネクタは、第1電気コネクタと第2電気コネクタのロック状態を解除するためのスライドボタンを第1電気コネクタに設け、スライドボタンの操作面を第1電気コネクタの第1ハウジングの一方の面と略面一に配置することで、スライドボタンを不用意に操作することを抑制できる。
本発明の一実施形態による電気コネクタの構成を示す斜視図であり、図1(A)は、第1電気コネクタと第2電気コネクタが嵌合した状態図、図1(B)は、第1電気コネクタと第2電気コネクタが嵌合する前の状態図である。 図1の表面と裏面を反転した斜視図であり、図2(A)は、第1電気コネクタと第2電気コネクタが嵌合した状態図、図2(B)は、第1電気コネクタと第2電気コネクタが嵌合する前の状態図である。 第1電気コネクタの構成を示す斜視分解組立図であり、第1電気コネクタを表面側から観た状態図である。 第1電気コネクタの構成を示す斜視分解組立図であり、第1電気コネクタを裏面側から観た状態図である。 第2電気コネクタの構成を示す図であり、図5(A)は、第2電気コネクタを裏面側から観た斜視図、図5(B)は、第2電気コネクタを裏面側から観た斜視分解組立図である。 前記実施形態による電気コネクタの構成を示す縦断面図であり、図6(A)は、第1電気コネクタと第2電気コネクタが嵌合する前の状態図、図6(B)は、第1電気コネクタと第2電気コネクタが嵌合する途中の状態図、図6(C)は、第1電気コネクタと第2電気コネクタが嵌合した状態図である。 前記実施形態による電気コネクタの構成を示す図であり、図7(A)は、電気コネクタの平面図、図7(B)から図7(F)は、図7(A)のA−A矢視断面図で示す状態変化図である。 従来技術による電気コネクタの構成を示す斜視図であり、図8(A)は、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタを対向配置した状態図、図8(B)は、図8(A)の上下を反転した状態図である。 従来技術による電気コネクタの構成を示す図であり、図9(A)は、一方の電気コネクタに備わるロック金具の斜視図、図9(B)は、他方の電気コネクタに備わるラッチ金具の斜視図である。 従来技術による電気コネクタの構成を示す縦断面図であり、図10(A)は、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタがロックした状態図、図10(B)は、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタのロックを解除した状態図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[電気コネクタの構成]
最初に、本発明の一実施形態による電気コネクタの構成を説明する。
(全体構成)
図1から図5を参照すると、本発明の一実施形態による電気コネクタ100は、第1電気コネクタ(以下、リセプタクルという)10と第2電気コネクタ(以下、プラグという)20を電気的に接続できる。
図1を参照すると、リセプタクル10は、一方のプリント基板1pに実装されている。プラグ20は、他方のプリント基板2pに実装されている。例えば、一方のプリント基板1pは、硬質のリジッド基板を用いることができる。他方のプリント基板2pは、軟質のフレキシブル基板(FPC)を用いることができる。
図1(B)を参照して、リセプタクル10に向かって、プラグ20を嵌合することで、実施形態による電気コネクタ100は、一方のプリント基板1pと他方のプリント基板2pを電気的に接続できる。
(第1電気コネクタの構成)
次に、実施形態によるリセプタクル10の構成を説明する。図1から図4を参照すると、リセプタクル10は、平板状の矩形の第1ハウジング1、複数のベローズ形の第1コンタクト3、及び、シールド部材からなる箱状のシェル5を備えている。
図1(B)又は図3を参照すると、第1ハウジング1は、矩形の凹部11を中央部に開口している。凹部11には、プラグ20を嵌合できる(図1(A)参照)。
図1(B)を参照すると、複数の第1コンタクト3は、凹部11の内壁に沿って、二列に配列している。又、複数の第1コンタクト3は、凹部11を間にして、対向配置している。第1コンタクト3の一部は、第1ハウジング1の底面から露出しており(図2参照)、一方のプリント基板1pにはんだ接合できる。つまり、リセプタクル10は、プリント基板の表面にはんだ接合できる表面実装形のコネクタである。
図3又は図4を参照すると、第1コンタクト3は、信号用の第1コンタクト3sと電源用の第1コンタクト3pを含んでいる。信号用の第1コンタクト3sは、中央部に配列している。電源用の第1コンタクト3pは、複数の信号用の第1コンタクト3sの両端部に配列している。
図1を参照すると、シェル5は、第1ハウジング1の周壁を覆っている。又、シェル5は、複数の第1コンタクト3と接触しないように中央部を開口している(図3又は図4参照)。又、シェル5は、一対一組のグラウンドばね5s・5sを中央の開口に向かって延出している。一対一組のグラウンドばね5s・5sは、シェル5が第1ハウジング1の周壁を覆った状態を保持できる。
図1から図6を参照すると、リセプタクル10は、帯状のロック金具71、スライドボタン72、及び、付勢部材となるスネークばね73を更に備えている。
図3又は図4を参照すると、ロック金具71は、図示しない金属製の帯状の展開板をU字状に折り曲げて成形している。そして、ロック金具71は、複数のL字状の鉤部を対向する板片の片側の一端部に形成している(図6参照)。これらの鉤部は、一組の第1鉤部711・711と三つの第2鉤部712で構成している(図6参照)。
図1(B)又は図2を参照すると、ロック金具71は、一組の第1鉤部711・711及び三つの第2鉤部712が凹部11の底面から露出した状態で(図1(B)参照)、第1ハウジング1の内部を移動自在に縦断配置されている。
図1から図4又は図6を参照すると、スライドボタン72は、第1ハウジング1の内部に移動自在に保持されている。又、スライドボタン72は、ロック金具71の一端部と連結している。スライドボタン72を操作することで、ロック金具71を移動でき、スライドボタン72がスネークばね73で付勢されることで、ロック金具71を移動できる。
図3又は図4及び図6を参照すると、スネークばね73は、第1ハウジング1の内部に配置されている。スネークばね73は、スライドボタン72を介して、ロック金具71が一方の方向に移動する力を付勢している。スネークばね73は、リセプタクル10とプラグ20がロック状態を維持する力を付勢している、ということもできる。付勢部材は、スネークばね73に変えて、図示しない圧縮コイルばねを用いることもできる。
図1又は図3及び図6を参照すると、スライドボタン72は、その操作面72sに複数の襞を形成している。操作面72sを指先などで操作することで、スライドボタン72を移動できる。
図1又は図3及び図6を参照すると、実施形態によるリセプタクル10は、スライドボタン72の操作面72sを第1ハウジング1の一方の面と略面一に配置しているので、スライドボタン7を不用意に操作することを抑制できる。
(第1ハウジングの構成)
次に、実施形態による第1ハウジング1の構成を説明する。図1から図4又は図6を参照すると、第1ハウジング1は、絶縁性を有する合成樹脂からなることが好ましい。絶縁性を有する合成樹脂を成形して、所望の形状の第1ハウジング1を得ることができる。
図1(B)又は図4及び図6を参照すると、第1ハウジング1は、一組の鉤状の爪部11n・11nを凹部11の底面の両端部に形成している。図6(C)に示すように、通常は、爪部11nは、第1鉤部711と係合している。図6(A)又は図6(B)に示すように、第1ハウジング1に対して、ロック金具71を図中X1の方向に移動すると、爪部11nと第1鉤部711の係合を解除できる。
図1又は図3及び図4又は図6を参照すると、第1ハウジング1は、ロック解除用の穴部12hを開口している。穴部12hは、スライドボタン72と反対側に配置されている。図6(C)を参照すると、穴部12hの直下には、ロック金具71の他端部が進入している。図6(C)を参照して、マイナスドライバなどの工具Tを穴部12hに差し込むことで、ロック金具71を図中X1の方向に移動でき、リセプタクル10とプラグ20のロック状態を解除できる。
(ロック金具の構成)
次に、実施形態によるロック金具71の構成を説明する。図3又は図4及び図6を参照すると、ロック金具71は、一組の第1鉤部711・711を長手方向の前後に配置している。又、ロック金具71は、一組の第1鉤部711・711の間に、三つの第2鉤部712を配置している。
図6を参照すると、第1鉤部711は、爪部11nと係合できる。第2鉤部712は、プラグ20に設けた後述するラッチ部材6と係合できる。そして、第2鉤部712とラッチ部材6との作用は後述する。
(第2電気コネクタの構成)
次に、実施形態によるプラグ20の構成を説明する。図1又は図2及び図5を参照すると、プラグ20は、平板状の矩形の第2ハウジング2、複数のベローズ形の第2コンタクト4、及び、複数のラッチ部材6を備えている。
図1又は図2及び図5を参照すると、第2ハウジング2は、第1ハウジング1の凹部11に嵌合できる矩形の外形を形成している。第2ハウジング2は、方形の台部21を中央部から突出している。台部21は、その先端面を凹部11の底面に近接又は当接できる。
図1又は図2及び図5を参照すると、複数の第2コンタクト4は、第2ハウジング2の側縁に沿って、二列に配列している。又、複数の第2コンタクト4は、台部21を間にして、対向配置している。第2コンタクト4の一部は、第2ハウジング2の底面から露出しており(図1参照)、他方のプリント基板2pにはんだ接合できる。つまり、プラグ20は、プリント基板の表面にはんだ接合できる表面実装形のコネクタである。
図5を参照すると、第2コンタクト4は、信号用の第2コンタクト4sと電源用の第2コンタクト4pを含んでいる。信号用の第2コンタクト4sは、中央部に配列している。電源用の第2コンタクト4pは、複数の信号用の第2コンタクト4pの両端部に配列している。
図1(B)を参照して、リセプタクル10に向かって、プラグ20を嵌合すると、第1コンタクト3と第2コンタクト4を電気的に接続できる。
又、図5を参照すると、第2コンタクト4の両端部には、一対のグラウンドコンタクト4gを配置している。グラウンドコンタクト4gの一部は、他方のプリント基板2pにはんだ接合されている(図1参照)。
図1(B)を参照して、リセプタクル10に向かって、プラグ20を嵌合すると、グラウンドコンタクト4gをグラウンドばね5sに接触できる(図3又は図4参照)。これにより、一方のプリント基板1pと他方のプリント基板2pのグラウンドを同電位にできる。
図5(B)を参照すると、ラッチ部材6は、U字状に屈曲した金属板で構成している。これらのラッチ部材6は、その底部側を先頭に第2ハウジング2の底面から圧入している(図1参照)。そして、これらのラッチ部材6は、台部21の内部に配置されている。
これらのラッチ部材6の作用は後述するが、ラッチ部材6は、U字状に屈曲した金属板の内部に第2鉤部712を導入できる(図3又は図5参照)。そして、ラッチ部材6は、第2鉤部712と係合できる。
(第2ハウジングの構成)
次に、実施形態による第2ハウジング2の構成を説明する。図1又は図2及び図5を参照すると、第2ハウジング2は、絶縁性を有する合成樹脂からなることが好ましい。絶縁性を有する合成樹脂を成形して、所望の形状の第2ハウジング2を得ることができる。
図2(B)又は図5を参照すると、第2ハウジング2は、スリット状の溝21hを台部21の先端面から穿設している。溝21hには、第2鉤部712を導入できる(図3又は図4参照)。第2鉤部712を溝21hに導入後に、ロック金具71が一方の方向に移動することで、第2鉤部712をラッチ部材6の内部に導入できる。
[電気コネクタの作用]
次に、実施形態による電気コネクタ100の動作を説明しながら、電気コネクタ100の作用及び効果を説明する。
最初に、図7(B)を参照して、プラグ20に形成した台部21とリセプタクル10に形成した凹部11の底面を対向配置する。次に、図7(B)に示した状態から、リセプタクル10に向かってプラグ20を移動する(図7(C)参照)。
図7(C)に示した状態では、第2ハウジング2の角部がスライドボタン72の角部に当接している。次に、図7(C)に示した状態から、リセプタクル10の凹部11の底面に向かってプラグ20を更に移動する(図7(D)参照)。
図7(D)に示した状態では、プラグ20は、リセプタクル10の凹部11に規制されているので、スネークばね73の付勢力に抗して、スライドボタン72を図中X1の方向に移動させる。スライドボタン72の移動により、ロック金具71を図中X1の方向に移動できる(図6(A)参照)。
次に、図7(D)に示した状態から、リセプタクル10の凹部11の底面に向かってプラグ20を更に移動する(図7(E)参照)。図7(E)に示した状態では、プラグ20は、リセプタクル10の凹部11に規制されているので、スネークばね73の付勢力に抗して、スライドボタン72を図中X1の方向に更に移動させる。スライドボタン72の移動により、ロック金具71を図中X1の方向に更に移動できる(図6(B)参照)。
図6(B)又は図7(E)に示した状態では、一組の第2鉤部712・712が台部21の溝21hに進入している。次に、図7(E)に示した状態から、リセプタクル10の凹部11の底面に向かってプラグ20を更に移動する(図7(F)参照)。
図6(B)又は図7(E)に示した状態では、台部21の先端面は、凹部11の底面に近接又は当接している。図6(B)又は図7(E)に示した状態では、第2ハウジング2の一部がスライドボタン72に食い込むことで、スネークばね73に付勢されて、スライドボタン72を図中X2の方向に復帰できる(図6(F)参照)。
図6(C)又は図7(F)に示した状態では、スライドボタン72の復帰により、ロック金具71が図中X2の方向に移動している。図6(C)又は図7(F)に示した状態では、複数の第2鉤部712がラッチ部材6に係合している。つまり、リセプタクル10とプラグ20がロック状態になっている。
図6(C)又は図7(F)に示した状態では、複数の第2鉤部712がラッチ部材6に係合しているので、複数の第1コンタクト3と複数の第2コンタクト4が接続することに起因する第2ハウジング2の中央部の膨らみを抑制できる。
図6(C)又は図7(F)に示した状態から、スライドボタン72を操作して、図中X1の方向に移動することで、リセプタクル10とプラグ20のロック状態を解除できる。
従来技術によるロック金具の操作部がコネクタ本体に外在していたのに対し、本発明によるロック金具の操作部は、コネクタ本体に内在していると共に、スライドボタンの操作面を第1ハウジングの一方の面と略面一に配置しているので、不用意にロック状態が解除されることを抑制できる。
又、従来技術による電気コネクタは、プラグに設けた合成樹脂性の爪片とリセプタクルに設けた金属性の鉤部が係合することで、プラグの中央部の湾曲(浮き上がり)を抑制していたが、本発明による電気コネクタは、金属性の鉤部と金属性のラッチ部材が係合しているので、プラグの中央部の湾曲(浮き上がり)を確実に抑制できる。
更に、本発明による電気コネクタは、工具を差し込んで、ロック金具を他方の方向に移動させるロック解除用の穴部をスライドボタンと反対側に開口しているので、不用意にロック状態が解除されることを抑制できる。
本発明による電気コネクタは、スネークばねに変えて、圧縮コイルばねを用いることもできる。又、ロック金具とスライドボタンを一体で構成してもよい。更に、複数の鉤部を形成した板片を密着曲げで重ね合せて補強してもよい。
本発明による電気コネクタは、ボード・ツー・ボード・コネクタに好適な実施形態を開示したが、本発明による電気コネクタは、電線とプリント基板を電気的に接続する電線対基板コネクタに応用することが期待される。
1 第1ハウジング
1p 一方のプリント基板
2 第2ハウジング
2p 他方のプリント基板
3 第1コンタクト
4 第2コンタクト
6 ラッチ部材
10 リセプタクル(第1電気コネクタ)
11 凹部
20 プラグ(第2電気コネクタ)
21 台部
71 ロック金具
72 スライドボタン
73 スネークばね(付勢部材)
100 電気コネクタ

Claims (3)

  1. 一方のプリント基板に実装した第1電気コネクタと他方のプリント基板に実装した第2電気コネクタを電気的に接続する電気コネクタであって、
    前記第1電気コネクタは、
    前記第2電気コネクタを略嵌合できる凹部を中央部に開口した平板状の矩形の第1ハウジングと、
    前記凹部の内壁に沿って配列した複数の第1コンタクトと、
    複数の鉤部を一端部側に有し、複数の前記鉤部が前記凹部の底面から露出した状態で、前記第1ハウジングの内部を移動自在に縦断配置した帯状のロック金具と、
    前記第1ハウジングの内部に移動自在に保持され、前記ロック金具の一端部と連結したスライドボタンと、
    前記第1ハウジングの内部に配置され、前記スライドボタンを介して、前記ロック金具が一方の方向に移動する力を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記第2電気コネクタは、
    前記凹部に嵌合できる外形を有し、前記凹部の底面に近接又は当接できる台部を中央部から突出した平板状の矩形の第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングの側縁に沿って配列し、前記第1コンタクトと接続できる複数の第2コンタクトと、
    前記台部の内部に配置し、前記鉤部と係合できるラッチ部材と、を備え、
    前記スライドボタンは、その操作面が前記第1ハウジングの一方の面と略面一に配置している、電気コネクタ。
  2. 前記ラッチ部材は、内部に前記鉤部を導入でき、U字状に屈曲した金属板からなる、請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 第1ハウジングは、前記スライドボタンと反対側に配置し、工具を差し込んで、前記ロック金具を他方の方向に移動させるロック解除用の穴部を開口している、請求項1又は2記載の電気コネクタ。
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