JP2012084406A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部との干渉による変形や損傷、振動による接点摩耗などの不具合なく、良好に導通接続させることが可能な接続信頼性の高いコネクタを提供すること。
【解決手段】ハウジングと、このハウジングに収容された接続端子41とを有し、レセプタクルへ接続されることにより、レセプタクルの基板部24に接続端子41が接触されて導通するコネクタであって、基板部24は、接続端子41に対応する基板スリット25を有し、接続端子41は、レセプタクルへの接続時に基板部24に接触する接点バネと、接点バネを収容する先端側が開口された箱部45と、箱部45の先端における側壁51aの一部に形成された端子スリット52とを備え、レセプタクルへの接続により、基板スリット25に接続端子41の箱部45の側壁51bが挿し込まれるとともに、端子スリット52に基板部24が挿し込まれる。
【選択図】図12

Description

本発明は、レセプタクル等の被接続部に接続することにより、端子が導通接続されるコネクタに関する。
ジョイント回路と、そのジョイント回路と接続可能な複数本の電線の端部に接続された相手方の接続端子とを有するジョイントコネクタにおいて、接続端子には、金属板をプレス加工することにより先端側にスリットが形成され、この接続端子のスリットにジョイント回路の接続端子部が挿入されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−287418号公報
ところで、上記のコネクタでは、接続端子の先端において、ジョイント回路へ圧接する接点となる圧接片を収容する箱部の両側部にスリットが形成されているため、接続端子の先端部における剛性の低下を招き、外力によって変形するおそれがあった。
また、箱部の両側部にスリットを形成したことにより、箱部内の接点となる圧接片の露出が多くなってしまう。このため、接続端子の運搬時、ハウジングへの装着時、あるいは電線の圧着接続時に、圧接片が傷ついたり変形し、導通不良を起こすおそれがあった。
また、上記の接続端子は、ハウジングに形成されたランスに係止されて抜け止めされるが、このランスは、接続端子のハウジングへの挿入時に弾性変形し、接続端子の係止孔がランスの爪部を超えた位置まで挿入されて復元して接続端子を係止する。このようなランスで接続端子を係止させる場合、ランスを確実に復元させて接続端子に係止させるために、ランスの爪部と係止孔との間にクリアランスを設け、ランスの爪部の接続端子の係止孔への係止箇所よりも僅かに接続端子を奥へ挿入させる必要がある。
したがって、このような構造の場合、ランスの爪部が接続端子の係止孔へ入り込んだ状態であっても、接続端子はクリアランスの分だけ挿入方向に沿って変位する。
このように、接続端子が変位する構造であると、コネクタを自動車等の車両の配線等に用いた場合、車両の走行時等に生じる振動によって接続端子が変位し、ジョイント回路と圧接片との接触箇所における接点摩耗による電気抵抗の上昇や導通不良の発生を招くおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部との干渉による変形や損傷、振動による接点摩耗などの不具合なく、良好に導通接続させることが可能な接続信頼性の高いコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)から(4)のいずれかを特徴としている。
(1) ハウジングと、このハウジングに収容された接続端子とを有し、被接続部へ接続されることにより、前記被接続部の基板部に前記接続端子が接触されて導通するコネクタであって、
前記基板部は、前記接続端子に対応する基板スリットを有し、
前記接続端子は、前記被接続部への接続時に前記基板部に接触する接点バネと、該接点バネを収容する先端側が開口された箱部と、該箱部の先端における側壁の一部に形成された端子スリットとを備え、
前記被接続部への接続により、前記基板スリットに前記接続端子の前記箱部の前記側壁が挿し込まれるとともに、前記端子スリットに前記基板部が挿し込まれること。
(2) 上記(1)の構成のコネクタにおいて、
前記接続端子は、前記ハウジングへ収容された際に前記ハウジングに形成されたランスに係止される係止孔と、前記被接続部への接続時に前記被接続部側に当接して弾性変形し、前記ハウジングに対して前記接続端子を前記ハウジングへの挿入方向と反対方向へ付勢する付勢部とを備えること。
(3) ハウジングと、このハウジングに収容された接続端子とを有し、被接続部へ接続されることにより、前記被接続部の基板部に前記接続端子が接触されて導通するコネクタであって、
前記接続端子は、前記ハウジングへ収容された際に前記ハウジングに形成されたランスに係止される係止孔と、前記被接続部への接続時に前記基板部に接触する接点バネと、該接点バネを収容する先端側が開口された箱部と、前記被接続部への接続時に前記被接続部側に当接して弾性変形し、前記ハウジングに対して前記接続端子を前記ハウジングへの挿入方向と反対方向へ付勢する付勢部とを備えること。
(4) 上記(1)から(3)のいずれかの構成のコネクタにおいて、
前記接続端子には、一対の前記接点バネが互いに対向位置に設けられ、前記被接続部への接続時に前記接点バネが前記基板部の両面にそれぞれ接触すること。
上記(1)の構成のコネクタでは、接続端子の接点バネが箱部内に収容されて保護されているので、外部との干渉による接点バネの変形や損傷、及び接点バネがハウジングへ接触することによる挿入抵抗の増加を防止することができる。これにより、接点バネの変形や損傷による電気抵抗の増加や導通不良を防止することができ、また、ハウジングへの接続端子の円滑な挿入による組立作業性の向上を図ることができる。
しかも、被接続部への接続により、基板スリットに接続端子の側壁が挿し込まれるとともに、端子スリットに基板部が挿し込まれるので、基板部に対して接続端子を相対的に確実に位置決めし、接点バネを基板部の所定位置に確実に接触させて良好な導通状態を得ることができる。また、接続端子に複数の端子スリットを形成した場合と比較して、接続端子の剛性低下も極力抑えて外力による変形を十分に防止することができ、取り扱い性を向上させることができ、しかも、接点バネの露出を極力抑えて十分に保護することができる。
上記(2)の構成のコネクタでは、被接続部へ挿し込んで接続すると、付勢部が被接続部側に押圧されて弾性変形し、これにより、接続端子が、付勢部によってハウジングへの挿入方向と反対方向へ付勢され、ランスと係止孔とのクリアランスによる接続端子のガタつきがなくされる。これにより、自動車等の車両の配線等に用いたとしても、車両の走行時等に生じる振動によって接続端子が変位して接点摩耗による電気抵抗の上昇や導通不良が生じるような不具合を防止することができる。
上記(3)の構成のコネクタでは、接続端子の接点バネが箱部内に収容されて保護されているので、外部との干渉による接点バネの変形や損傷、及び接点バネがハウジングへ接触することによる挿入抵抗の増加を防止することができる。これにより、接点バネの変形や損傷による電気抵抗の増加や導通不良を防止することができ、また、ハウジングへの接続端子の円滑な挿入による組立作業性の向上を図ることができる。
しかも、被接続部へ挿し込んで接続すると、付勢部が被接続部側に押圧されて弾性変形し、これにより、接続端子が、付勢部によってハウジングへの挿入方向と反対方向へ付勢され、ランスと係止孔とのクリアランスによる接続端子のガタつきがなくされる。これにより、自動車等の車両の配線等に用いたとしても、車両の走行時等に生じる振動によって接続端子が変位して接点摩耗による電気抵抗の上昇や導通不良が生じるような不具合を防止することができる。
上記(4)の構成のコネクタでは、被接続部への接続時に接点バネが基板部の両面にそれぞれ接触するので、接続端子を基板部の両面の接点に同時に導通させることができる。また、基板部の両面側から接点バネを接触させるので、基板部が接点バネによって挟持されることとなり、基板部に対して接点バネをガタつきなく接触させることができ、良好な導通状態を確保することができる。
本発明によれば、外部との干渉による変形や損傷、振動による接点摩耗などの不具合なく、良好に導通接続させることが可能な接続信頼性の高いコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの一部を断面視した分解斜視図である。 レセプタクルの基板部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの断面図である。 コネクタを構成するハウジングの斜視図である。 コネクタを構成するハウジングの正面図である。 図6におけるA−A断面図である。 ハウジングに収容される接続端子の構造を説明する接続端子の斜視図である。 ハウジングに収容される接続端子の構造を説明する接続端子の一部を断面視した斜視図である。 ハウジングに収容される接続端子の構造を説明する接続端子の下面側から視た斜視図である。 コネクタへの基板部の挿し込み状態を示す斜視図である。 基板部と接続端子との接続状態を示す斜視図である。 レセプタクルへ接続されたコネクタの断面図である。 ハウジングに収容される他の構造の接続端子の斜視図である。 ハウジングに収容される他の構造の接続端子の一部を断面視した斜視図である。 他の構造の接続端子を有するコネクタのレセプタクルへの接続状態を示す接続端子の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタのハウジングに収容される接続端子の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタのハウジングに収容される接続端子の一部を断面視した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタの一部の断面図である。 基板部と接続端子との接続状態を示す斜視図である。 コネクタのレセプタクルへの接続状態を示すコネクタの一部の断面図である。 コネクタのレセプタクルへの接続状態を示す他の構造の接続端子を備えたコネクタの一部の断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係るコネクタのハウジングに収容される接続端子の一部を断面視した斜視図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係るコネクタの一部の断面図である。 コネクタのレセプタクルへの接続状態を示すコネクタの一部の断面図である。 コネクタのレセプタクルへの接続状態を示す他の構造の接続端子を備えたコネクタの一部の断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係るコネクタについて説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るコネクタの分解斜視図、図2は本発明の第1実施形態に係るコネクタの一部を断面視した分解斜視図、図3はレセプタクルの基板部を示す斜視図、図4は本発明の第1実施形態に係るコネクタの断面図、図5はコネクタを構成するハウジングの斜視図、図6はコネクタを構成するハウジングの正面図、図7は図6におけるA−A断面図、図8はハウジングに収容される接続端子の構造を説明する接続端子の斜視図、図9はハウジングに収容される接続端子の構造を説明する接続端子の一部を断面視した斜視図、図10はハウジングに収容される接続端子の構造を説明する接続端子の下面側から視た斜視図、図11はコネクタへの基板部の挿し込み状態を示す斜視図、図12は基板部と接続端子との接続状態を示す斜視図、図13レセプタクルへ接続されたコネクタの断面図である。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係るコネクタ11は、被接続部であるレセプタクル12に接続される。コネクタ11は、ハウジング31と、このハウジング31に装着される複数の接続端子41とを備えており、接続端子41が電線1の端部に接続されている。
レセプタクル12は、合成樹脂から成形されたもので、コネクタ11の接続側が開口部21とされた箱状に形成されている。このレセプタクル12の開口部21と反対側は、壁部22が設けられて閉塞されており、この壁部22には、開口部21側へ延出する板状の基板部24が設けられている。この基板部24は、その表裏面にプリント回路24aが形成されており、下面には、プリント回路24aの一部からなる接点が設けられている。
図3に示すように、基板部24には、開口部21側の端部に、コネクタ11の接続端子41にそれぞれ対応する複数の基板スリット25が、幅方向へ間隔をあけて形成されている。
図4に示すように、上記のレセプタクル12に接続されるコネクタ11は、ハウジング31と、このハウジング31に収容された接続端子41とを備えている。
図5から図7に示すように、ハウジング31は、合成樹脂から成形されたもので、前後に貫通する複数のキャビティ32が幅方向へ間隔をあけて並列に形成されている。これらのキャビティ32には、ハウジング31の後端31a側の端子挿入口32aから、それぞれ接続端子41が挿入されて収容される。
キャビティ32を形成する底部には、ハウジング31の前後方向の中間部からハウジング31の前方側へ延在されたランス33が形成されており、このランス33には、その先端近傍に、キャビティ32の内部側へ突出する爪部34が形成されている。
ハウジング31の先端31bには、キャビティ32と連通する挿入孔35が形成されている。また、ハウジング31の先端31bには、ハウジング31の幅方向へわたって、レセプタクル12の基板部24が挿入可能なコネクタスリット39が形成されている。このコネクタスリット39は、各キャビティ32に連通するように、キャビティ32の高さ方向の略中央付近に形成されている。
上記のハウジング31のキャビティ32に収容される接続端子41は、銅または銅合金から形成された金属板をプレス加工したもので、その表面には、電気接続性能の向上のためのスズメッキを施すのが好ましい。
図8から図10に示すように、接続端子41は、その先端に電気接続部42が設けられ、後端に圧着部43が設けられている。
後端側の圧着部43は、導体圧着部43aと被覆加締部43bとを有しており、この圧着部43に電線1が圧着されて接続される。
具体的には、導体圧着部43aには、電線1の端部において被覆から露出された導体が圧着され、被覆加締部43bには、電線1の被覆が圧着される。
先端側の電気接続部42は、金属板を折り曲げることにより、角筒状に形成された箱部45を有しており、この箱部45には、その内部に、接点バネ48が収容されている。
接点バネ48は、箱部45の底面を形成する底板部46の先端から延在されたもので、底板部46の先端において折り返されて後端へ向かって上方へ傾斜されている。また、この接点バネ48は、その先端部が下方側へ折り返されている。そして、この接点バネ48は、その上端部分が接点49とされている。
箱部45を構成する側壁51a、51bの一方の側壁51aには、先端から後端側へ向かって端子スリット52が形成されており、この端子スリット52には、レセプタクル12の基板部24が挿入可能とされている。
また、箱部45の底部を構成する底板部46には、係止孔55が形成されており、この係止孔55には、ハウジング31のキャビティ32に形成されたランス33の爪部34が係止可能とされている。
上記のコネクタ11において、ハウジング31へ接続端子41を収容するには、ハウジング31の後端31a側の端子挿入口32aから、それぞれのキャビティ32内へ接続端子41を挿し込む。
このとき、接続端子41の接点バネ48は、外部に露出することなく箱部45内に収容された状態であるので、この接点バネ48がキャビティ32を形成する壁面に接触することはない。したがって、キャビティ32の壁面への接点バネ48の接触による接点バネ48の変形や損傷、及び接続端子41のキャビティ32への挿入抵抗の増加が防止され、接続端子41をキャビティ32へ小さい挿入力で円滑に挿入して組み立てることができる。
また、接続端子41をキャビティ32へ挿入すると、接続端子41がランス33の爪部34に接触して摺動し、爪部34が押し下げられてランス33が弾性変形する。なお、このランス33は、樹脂から形成されているので、極めて小さい外力で弾性変形する。したがって、このランス33の爪部34に接続端子41が接触して摺動しても、接続端子41のキャビティ32への挿入抵抗の増加はほとんど生じない。
そして、この接続端子41をキャビティ32へ所定位置まで挿入すると、図4に示すように、弾性変形していたランス33が復元し、接続端子41の底板部46に形成された係止孔55にランス33の爪部34が入り込んで係止され、接続端子41は、キャビティ32からの抜け出しが防止された状態でキャビティ32内に収容される。
次に、ハウジング31の各キャビティ32に接続端子41を収容させたコネクタ11をレセプタクル12へ接続する場合について説明する。
レセプタクル12へコネクタ11を接続するには、レセプタクル12の開口部21へコネクタ11の先端側を挿し込む。
すると、図11に示すように、レセプタクル12の基板部24がコネクタ11のハウジング31に形成されたコネクタスリット39へ入り込む。
さらに、レセプタクル12へコネクタ11を挿し込むと、図12に示すように、接続端子41の箱部45を構成する一方の側壁51aに形成された端子スリット52へ基板部24が入り込むとともに、接続端子41の箱部45の他方の側壁51bが基板部24に形成された基板スリット25へ入り込む。
これにより、コネクタ11は、コネクタスリット39に入り込んだ基板部24によってレセプタクル12の内部へ円滑に案内される。また、基板部24は、端子スリット52への入り込みによって接続端子41へ円滑に案内され、接続端子41は、基板スリット25への側壁51bの入り込みによって基板部24の幅方向へ良好に位置決めされて案内される。
さらに、レセプタクル12へコネクタ11を挿し込むと、図13に示すように、基板部24がキャビティ32に収容された各接続端子41の接点バネ48の上方位置に挿し込まれる。
すると、接点バネ48の接点49に基板部24が接触して接点バネ48が下方へ弾性変形しながら押し下げられ、接点49が基板部24の下面側のプリント回路24aの一部からなる接点に接触して導通される。
このように、上記第1実施形態に係るコネクタによれば、接続端子41の接点バネ48が箱部45内に収容されて保護されているので、外部との干渉による接点バネ48の変形や損傷、及び接点バネ48がハウジング31へ接触することによる挿入抵抗の増加を防止することができる。これにより、接点バネ48の変形や損傷による電気抵抗の増加や導通不良を防止することができ、また、ハウジング31への接続端子41の円滑な挿入による組立作業性の向上を図ることができる。
しかも、レセプタクル12への接続により、基板スリット25に接続端子41の側壁51bが挿し込まれるとともに、端子スリット52に基板部24が挿し込まれるので、基板部24に対して接続端子41を相対的に確実に位置決めし、接点バネ48を基板部24の所定位置に確実に接触させて良好な導通状態を得ることができる。また、接続端子41に複数の端子スリット52を形成した場合と比較して、接続端子41の剛性低下も極力抑えて外力による変形を十分に防止することができ、取り扱い性を向上させることができ、しかも、接点バネ48の露出を極力抑えて十分に保護することができる。
なお、上記の実施形態では、基板部24の下面に接点49を接触させて基板部24の下面のプリント回路24aの接点に導通させる接続端子41を用いたが、接続端子41としては、基板部24の上下面に接点49を接触させて基板部24の上下面のプリント回路24aの接点に導通させるものでも良い。
図14及び図15に示すものは、基板部24の上下面に接触する接点49を備えた接続端子41である。この接続端子41では、上下一対の接点バネ48が箱部45内に収容されており、これらの接点バネ48の接点49が互いに対向位置に配置されている。この接続端子41では、箱部45の上面が、それぞれの側壁51a、51bの上縁から延びて重ね合わされた上板部53a、53bから構成されている。上部に設けられた接点バネ48は、下方側の上板部53aの先端から延在されたもので、上板部53の先端において折り返されて後端へ向かって下方へ傾斜され、その先端部が上方側へ折り返されている。
そして、この接続端子41を備えたコネクタ11をレセプタクル12へ挿し込むと、図16に示すように、基板部24がキャビティ32に収容された各接続端子41の上下の接点バネ48の間に挿し込まれる。
すると、上下の接点バネ48の各接点49に基板部24が接触して上下の接点バネ48が弾性変形され、その隙間が押し広げられ、各接点49が基板部24の上下面のプリント回路24aの一部からなる接点にそれぞれ接触して導通される。
このように、この上下に接点バネ48を有する接続端子41を備えたコネクタによれば、レセプタクル12への接続時に接点バネ48が基板部24の両面にそれぞれ接触するので、接続端子41を基板部24の両面の接点に同時に導通させることができる。また、基板部24の両面側から接点バネ48を接触させるので、基板部24が接点バネ48によって挟持されることとなり、基板部24に対して接点バネ48をガタつきなく接触させることができ、良好な導通状態を確保することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るコネクタについて説明する。
なお、上記第1実施形態に係るコネクタと同一構成部分は、同一符号を付して説明を省略する。
図17及び図18に示すものは、第2実施形態に係るコネクタ11において用いられる接続端子61である。
この接続端子61は、箱部45を構成する側壁51a、51bのうちの基板部24の基板スリット25へ挿し込まれる他方の側壁51bの先端部に、付勢部62が形成されている。この付勢部62は、線状に形成されており、その両端が側壁51bの先端における上下に連結され、中間部が接続端子61の先端側へ突出するように円弧状に湾曲されている。
図19は、接続端子61をハウジング31のキャビティ32へ収容させた状態を示している。
ここで、ハウジング31のランス33は、接続端子61のハウジング31への挿入時に弾性変形し、接続端子61の係止孔55がランス33の爪部34を超えた位置まで挿入されることにより復元して接続端子61を係止する。このようなランス33で接続端子61を係止させる場合、ランス33を確実に復元させて接続端子61に係止させるためには、図19に示すように、ランス33の爪部34と接続端子61の係止孔55との間にクリアランスCを設け、ランス33の爪部34の係止孔55への係止箇所よりも僅かに接続端子61を奥へ挿入させることが好ましい。
このように、ランス33の爪部34と接続端子61の係止孔55との間にクリアランスCを有するコネクタ11をレセプタクル12へ挿し込むと、図20に示すように、基板部24の基板スリット25へ接続端子61の箱部45を構成する他方の側壁51bが挿し込まれる。すると、この側壁51bの先端の付勢部62が基板スリット25の底部25aに当接する。
これにより、接続端子61は、ハウジング31に対して後端31a側へ押し込まれて変位し、ランス33の爪部34に係止孔55の前方側の縁部が当接してクリアランスCがなくされる。
さらに、コネクタ11をレセプタクル12へ挿し込むと、図21に示すように、基板スリット25の底部25aによって付勢部62がさらに押圧されて弾性変形し、これにより、接続端子61は、付勢部62の弾性力によってハウジング31の後端31a側へ付勢され、ランス33の爪部34に係止孔55の前方側の縁部が押し付けられる。
これにより、クリアランスCを有することによる接続端子61のガタつきがなくされ、よって、コネクタ11を自動車等の車両の配線等に用いたとしても、車両の走行時等に生じる振動によって接続端子61が変位して接点摩耗による電気抵抗の上昇や導通不良が生じるような不具合を防止することができる。
この第2実施形態に係るコネクタ11の場合も、接続端子61として、図22に示すように、上下一対の接点バネ48を備え、これらの接点バネ48の各接点49を基板部24の上下面に接触させて基板部24の上下面のプリント回路24aの接点に導通させるものを用いても良い。
そして、この上下に接点バネ48を有する接続端子61を備えたコネクタ11によれば、接続端子61を基板部24の両面の接点に同時に導通させることができ、また、基板部24に対して接点バネ48をガタつきなく接触させることができ、良好な導通状態を確保することができる。
また、上下の接点バネ48によって基板部24を挟持するので、付勢部62の付勢力を低くしても、接続端子61のガタつきを良好に防止することができる。
次に、第2実施形態に係るコネクタ11の変形例について説明する。
図23に示すものは、第2実施形態に係るコネクタ11の変形例において用いられる接続端子71である。
この接続端子71も、箱部45を構成する側壁51a、51bのうちの基板部24の基板スリット25へ挿し込まれる他方の側壁51bの先端部に、付勢部72が形成されている。この付勢部72は、線状に形成されており、その一端が側壁51bの先端における上部に連結され、連結箇所が湾曲されて他端が下方へ延在されている。
この接続端子71をハウジング31のキャビティ32へ収容させた場合も、図24に示すように、ランス33の爪部34と係止孔55との間にクリアランスCが形成される。
この接続端子71を備えたコネクタ11をレセプタクル12へ挿し込んで接続すると、図25に示すように、基板スリット25の底部25aによって付勢部72が押圧されて弾性変形し、これにより、接続端子71は、付勢部72の弾性力によってハウジング31の後端31a側へ付勢され、ランス33の爪部34に係止孔55の前方側の縁部が押し付けられる。
これにより、クリアランスCを有することによる接続端子71のガタつきがなくされ、よって、コネクタ11を自動車等の車両の配線等に用いたとしても、車両の走行時等に生じる振動によって接続端子71が変位して接点摩耗による電気抵抗の上昇や導通不良が生じるような不具合を防止することができる。
また、この第2実施形態に係るコネクタ11の変形例の場合も、接続端子71として、図26に示すように、上下一対の接点バネ48を備え、これらの接点バネ48の各接点49を基板部24の上下面に接触させて基板部24の上下面のプリント回路24aの接点に導通させるものを用いても良い。
そして、この上下に接点バネ48を有する接続端子71を備えたコネクタ11によれば、接続端子71を基板部24の両面の接点に同時に導通させることができ、また、基板部24に対して接点バネ48をガタつきなく接触させることができ、良好な導通状態を確保することができる。
また、上下の接点バネ48によって基板部24を挟持するので、付勢部72の付勢力を低くしても、接続端子71のガタつきを良好に防止することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11 コネクタ
12 レセプタクル(被接続部)
24 基板部
25 基板スリット
31 ハウジング
33 ランス
41、61、71 接続端子
45 箱部
48 接点バネ
51a、51b 側壁
52 端子スリット
55 係止孔
62、72 付勢部

Claims (4)

  1. ハウジングと、このハウジングに収容された接続端子とを有し、被接続部へ接続されることにより、前記被接続部の基板部に前記接続端子が接触されて導通するコネクタであって、
    前記基板部は、前記接続端子に対応する基板スリットを有し、
    前記接続端子は、前記被接続部への接続時に前記基板部に接触する接点バネと、該接点バネを収容する先端側が開口された箱部と、該箱部の先端における側壁の一部に形成された端子スリットとを備え、
    前記被接続部への接続により、前記基板スリットに前記接続端子の前記箱部の前記側壁が挿し込まれるとともに、前記端子スリットに前記基板部が挿し込まれることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記接続端子は、前記ハウジングへ収容された際に前記ハウジングに形成されたランスに係止される係止孔と、前記被接続部への接続時に前記被接続部側に当接して弾性変形し、前記ハウジングに対して前記接続端子を前記ハウジングへの挿入方向と反対方向へ付勢する付勢部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. ハウジングと、このハウジングに収容された接続端子とを有し、被接続部へ接続されることにより、前記被接続部の基板部に前記接続端子が接触されて導通するコネクタであって、
    前記接続端子は、前記ハウジングへ収容された際に前記ハウジングに形成されたランスに係止される係止孔と、前記被接続部への接続時に前記基板部に接触する接点バネと、該接点バネを収容する先端側が開口された箱部と、前記被接続部への接続時に前記被接続部側に当接して弾性変形し、前記ハウジングに対して前記接続端子を前記ハウジングへの挿入方向と反対方向へ付勢する付勢部とを備えることを特徴とするコネクタ。
  4. 前記接続端子には、一対の前記接点バネが互いに対向位置に設けられ、前記被接続部への接続時に前記接点バネが前記基板部の両面にそれぞれ接触することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコネクタ。
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