JP4301449B2 - L型電気コネクタ用工具及びこれを用いたコネクタ抜去方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回路面に対して取付けられた相手コネクタに対してL型電気コネクタを抜去及び嵌合するための工具及びその抜去方法に関する。
L型電気コネクタ(以下、「L型コネクタ」という)は、相手コネクタとの嵌合のための嵌合筒状部と、該L型コネクタに結線されたケーブルを保持かつ保護する保護部とを有しており、該保部はケーブルがコネクタ嵌合方向に対し直角な方向、すなわちL型をなして形成されている。上記嵌合筒状部とこれに対し直角な方向に延びる保護部とは、金属板を加工して、一体に作られており、上記嵌合筒状部の上面には直径方向に張り出す肩部が設けられている。
相手コネクタは回路基板等の回路面に取りつけられていて、上記L型コネクタが相手コネクタと嵌合すると、上記ケーブルは回路面に沿うようになる。
かかるL型コネクタは、コネクタがきわめて小型化されてきている現状では、このL型コネクタもケーブルも回路面に付着しているかのごとくに相手コネクタに嵌合していて、その抜去作業がきわめてやりにくい。さりとて、ケーブルを摘んでL型コネクタを持ち上げると結線部分でL型コネクタを傷めてしまう。
そこで、特許文献1は、このような抜去に好都合であるとした工具を提案している。
この特許文献1の工具50は、添付図面の図7(A),(B)のごとく操作用のハンドルとしての胴部51に二つの脚状部52を延出して設け、その先端に対向せる爪状部52Aを形成している。使用時には、この脚状部52L型コネクタの保護部C1を跨ぐように配した後、これをL型コネクタの嵌合筒状部C2の方へ移動させて、上記爪状部52Aが該嵌合筒状部C2の上面に張り出して設けられた肩部C3の下にくるようにした後、工具50を引き上げることにより爪状部52Aで肩部C3を引っかけてL型コネクタCを回路基板Pに取付けられている相手コネクタC’から抜去することとしている。
特開2004−22181
しかしながら、特許文献1の工具を用いたときには、L型コネクタを損傷してしまう虞れがある。また、この特許文献1の工具はL型コネクタの取付けについては何ら考慮されていない。
L型コネクタは嵌合筒状部と保部とが比較的薄い金属板の加工により一部材として一体形成されている。肩部も嵌合筒状部と一体である。この肩部は嵌合筒状部から半径方向に張り出しているので、上記工具の爪状部の引っかけには好都合であるが、その際、肩部が上述のように張り出しているということは、肩部が引っかけられたときそれだけ大きな曲げモーメントを受けるということになる。しかも、工具の引き上げは衝撃的に行われることも多く、薄い金属板を屈曲して作られた肩部は曲げによる損傷を受け易くなるし、L型コネクタのケーブルの結線先を損傷したり、ケーブルの周囲に配置された他の部品を損傷する虞れもある。
本発明は、このような不都合を解消できるL型コネクタ用工具及びこれを用いたL型コネクタ抜去方法を提供することを目的とする。
本発明はL型コネクタの相手コネクタに対しての抜去のための工具そして抜去方法を提供する。
L型コネクタは、回路面に取付けられた相手コネクタに対し、該回路面と略直角をなす方向で嵌合し、嵌合方向を軸線とする嵌合筒状部と、該軸線に対して略直角な方向に設けられたケーブルを保護する保護部とを有している。またかかるL型コネクタは、上記嵌合筒状部の上部に直径方向に張り出して設けられた肩部とを有している。
このようなL型コネクタの抜去のための本発明による工具そして方法は、以下のごとくである。
<工具>
L型コネクタの抜去のための本発明による工具は、ハンドル部と、該ハンドル部から延出して縦方向に延びる脚部の先端部に該延出方向から横方向に突出する係合部により形成される抜去操作部とを有し、該係合部と上記ハンドル部との間隔が上記軸線方向での保護部の高さ寸法より大きく、かつ上記脚部の延出方向における係合部の高さ寸法が上記回路面と上記保護部との間隔よりも小さく係合部を回路面と保護部との間に挿入し、上記係合部を傾けることで相手コネクタから抜去可能とすることを特徴としている。
回路面に取りつけられている相手コネクタに嵌合しているL型コネクタを該相手コネク
タから抜去するときには、上記工具の係合部を上記回路面と上記保護部との間に挿入し、
係合部を傾けるように工具を操作し、この係合部が上記保護部を上方へ押し上げて、L型
コネクタと相手コネクタとのロックを解除し、該L型コネクタの抜去が可能となる。なお
、本発明において抜去とは、L型コネクタを相手コネクタから完全に分離してしまうこと
のみならず、ロック解除の状態で容易に分離できるようになっていることを含んでいる。
このような本発明の工具による抜去操作では、工具の係合部から抜去のための力を受け
るL型コネクタの部位は保護部であり、ケーブルを捲回圧着していて強度が高い。しかも
上記力は引き上げ力でなく押し上げ力であって静的に印加できる。したがって、衝撃力を
伴わないのでL型コネクタのみならず、周辺部品を傷めることがない。
かかる工具において、ハンドル部から延出する脚部は、対をなして延びており各脚部に
設けられた係合部同士の対向端間隔がケーブルの直径寸法より大きく保護部の幅寸法より
も小さいこととする形態にできる。この場合、L型コネクタの抜去は両方の脚に設けられた係合部によってなされる。係合部は、ケーブルの延出方向に沿う幅寸法が高さ寸法よりも大きいことが好ましい。
次に、工具は、L型コネクタの抜去のみならず、取付けにも用いられるようにすることができる。そのためには、工具は抜去操作部に加え、これとは反対側に保持部をハンドル部と一体にさらに備える。上記保持部は、ハンドル部から対を成して延びて少なくとも一つが弾性変形可能なフィンガ部と、両フィンガ部の間でフィンガ部よりも短く延びるストッパ部とを有し、上記一対のフィンガ部の先端には互いに近づく方向の突起が設けられている。
かかる工具でL型コネクタを相手コネクタへ嵌合させる際には、先ず、用意されている
L型コネクタに対し、ストッパ部が該L型コネクタの嵌合筒状部の上部に位置する蓋部の上面に当接するまで保持部をL型コネクタに当てると、フィンガ部の突起がL型コネクタの肩部に係止する。この状態で、該L型コネクタを相手コネクタの上方位置へもたらした後、該相手コネクタへ嵌合せしめる。しかる後、工具を引き上げれば、コネクタ同士の嵌合力が工具と肩部との係止力よりも大きいために、L型コネクタが相手コネクタと嵌合したまま工具がL型コネクタから外れる。このような保持部はL型コネクタが小型で指で摘んで扱うことが困難な場合に特に好都合である。
このような本発明の工具では、ハンドルに対し一方の端部に抜去操作部がそして他方の
端部に保持部を設けるようにするならば、一つの工具で抜去そして嵌合ができて便利である。
<抜去方法>
本発明において、L型コネクタの相手コネクタからの抜去する本発明方法は、工具のケ
ーブルの延出方向に沿う幅寸法が高さ寸法よりも大きい係合部が設けられた工具の該係合
部を、上記L型コネクタの保護部と回路面との間に挿入した後、該合部の一部分を上記回路面に当接させ、かつ他の部分を上記保護部に当接させるように工具を傾斜することで、該保護部に対して上方への力を印加してL型コネクタを抜去することを特徴とする。
工具の抜去操作部がハンドル部から延出して一対の脚部を有し、これらの脚部先端部か
ら対向するように突出して係合部を有している場合には、該抜去操作部の一対の係合部が
L型コネクタに結線されているケーブルを跨ぐようにして、該係合部が回路面に近接あるいは当接するまで下降せしめ、さらに該係合部がL型コネクタの保護部の下にくるようにケーブルの長手方向に該工具を移動せしめ、しかる後に工具の上端側をケーブルの延出方向に傾けて、工具の係合部の下縁を回路面に当接させ、かつ上縁を上記保護部の下面に当接せしめることにより、該保護部に対して上方への力を印加してL型コネクタを抜去する。
本発明は、以上のごとく、工具の係合部をL型コネクタの保護部と回路面との間にもたらした後、工具を傾けることにより、係合部の縁で上記保護部をもち上げるようにしたので、強度の高い保護部に対して比較的大きな力を静的に印加することができ、L型コネクタを傷めることなく、しかも確実に抜去できるという効果を得る。また、小型のL型コネクタであっても相手コネクタとの嵌合の際に容易に取り上げ嵌合ができる。
以下、添付図面の図1ないし図6にもとづき、本発明の実施形態を、本発明の工具を用
いる対象たるL型コネクタと共に説明する。
先ず、対象のL型コネクタは、図1(A)に見られるごとく、回路面Pに取りつけられ
た相手コネクタ(図示せず)への嵌合方向AとケーブルCの延出方向Bとが略直角をなしていて、これがL型コネクタと称される所以である。
図1に示されるL型コネクタ10は、相手コネクタとの嵌合のための上記方向Aに軸線
をもつ嵌合筒状部11と、該嵌合筒状部11から上記軸線に対して略直角方向に延びてケ
ーブルCを直接もしくは間接的に保持して保護する保護部12とを有している。上記嵌合
筒状部11と保護部12とは、金属板を成形して一体に作られている。上記嵌合筒状部1
1は外部導体をなしていて、相手コネクタの対応外部導体と嵌合した際に、相手コネクタ
のロック溝と係合して抜け防止を図る環状のロック突部11が内周面に設けられている
上記嵌合筒状部11の内部には、中心導体13を支持する誘電体14が保持されている
上記嵌合筒状部11には、その上部の周方向の一箇所で屈曲形成された蓋部15が設けられていて該嵌合筒状部11を覆っている。この蓋部15は上記嵌合筒状部11の半径方向で両側に延びかつ下方へ屈曲されて肩部16を形成している。上記嵌合筒状部11は、その側部のケーブルCの延出方向位置で周方向に間隔をもった腕状部11Aが設けられて、該ケーブルに沿って延びている。
上記保護部12は、上記蓋部15からケーブルCの延出方向に延び該ケーブルCを一部で直接そして他部で間接的に包囲して保護している。例えば、本実施形態では、保護部12は、上記嵌合筒状部11に近い部分に第一保護部12A、そして遠い方に第二保護部12Bを有している。第一保護部12Aは、誘電体14と一体で上記嵌合筒状部11の外方へケーブルCの方向へ延出している延出部14A及び上記腕状部11Aを包囲保持しており、その断面は矩形をなしている。第二保護部12はケーブルCを包囲しかつ若干の圧潰を受けて該ケーブルCを直接保持し、その断面は略円形をなしている。
次に、本実施形態の工具20は、図2(A)に見られるように、金属板部材を、その板
面をそのまま維持して外形づけされている。
工具20は、図2(A)にて全体として左右に長く、その中央部の上下縁に、作業者に
よる摘み操作を容易とするように凹み21Aが形成されたハンドル部21を有している。
工具20は使用時に縦方向に延びる姿勢で用いられるので、図2(A)で左右方向(長手
方向)は縦方向となり上下方向が横方向となる。このハンドル部21は、工具の摘み操作
中に撓まないような剛性を有している。該ハンドル部21の左部には、段状に細くなって
延長されている延長部22が設けられ、この延長部22の左方に抜去操作部23が設けら
れている。該抜去操作部23は、上記延長部22から平行に延出する二つの脚部24と、
該脚部24の先端で互いに近づく方向に突出した係合部25とを有している。
上記抜去操作部23は、図2(B)の拡大図に見られるように、係合部25とハンドル
部21の延長部22との間隔h1がL型コネクタ10の保護部12の高さ寸法、例えば図
1では高さ寸法の最大値H1よりも大きく、脚部24の延出方向での係合部25の寸法h
2が上記保護部12と回路面Pとの間隔H2よりも小さく、また、上記係合部25同士間
の間隔dがケーブルの直径Dよりも若干大き目に設定されている。さらには、上記係合部25は、ケーブルCの延出方向での幅寸法が上記寸法h2よりも大きく設定されている。
次に、ハンドル部21からは右方に向けて延長して保持部26が設けられている。該保
持部26は平行に延びる二つのフィンガ部27と、該フィンガ部27の先端で互いに近づ
く方向に設けられた突起28と、両フィンガ部27の間にフィンガ部27よりも短く設けられたストッパ部29とを有している。
上記保持部26は、図2(C)の拡大図に見られるように、フィンガ部27とストッパ部29との間に長いスリット29Bが形成されていて、両フィンガ部27は弾性を有し、その間隔が弾性的に拡大可能となっている。上記両フィンガ27に設けられた突起28同士間の自由端での間隔fは、図1(B)でのL型コネクタ10の両側肩部16間の距離Fよりも若干小さく、上記突起28とストッパ部29の端面29Aとの距離kが図1(A)でL型コネクタ10の蓋部15の上面と肩部16の下面との距離Kとほぼ等しく設定されている。
上記突起28の突出量そしてフィンガ部27の弾性は、該突起28とL型コネクタ10の肩部16との係合を解除するのに要する力がL型コネクタ10と相手コネクタ30のロックを解除するのに要する力よりも小さくなるように設定されている。
このような本実施形態の工具20を用いたL型コネクタの抜去そして相手コネクタ30への嵌合は次の要領で行われる。
<抜去>
図3(A)において、相手コネクタ30は回路基板等の回路面Pに取りつけられている
。該相手コネクタ30は外部導体の嵌合筒状部31が外周面に環状のロック溝31Aを有
していて、上記L型コネクタ10の対応ロック突部11と係合してロックがなされてい
る。
(1)かかるL型コネクタ10を相手コネクタ30から抜去するには、先ず、工具20の抜去操作部23が下向きとしてハンドル部21を摘み、両脚部24でケーブルCを跨ぐように該工具20を回路面に当接もしくは至近するまで降下せしめる(図3(A),(B)二点鎖線の矢印で示す状態)。この状態で脚部24の先端に設けられた係合部25はケーブルCの下側に位置している。
(2)次に、該工具20をケーブルCに沿ってL型コネクタ10の方向へ移動させ、上記係合部25がL型コネクタ10の保護部12、特に第一保護部12Aの下側位置へもたらす(図3(A),(B)における実線位置)。
(3)しかる後に、上記工具20の上端側、すなわち、不使用状態にある保持部26が設けられている端部側をケーブルCの延出方向へ傾斜させる。工具20の係合部25は、ケーブルCの延出方向の下縁が回路面Pと接触している部分を支点として回転し、L型コネクタ10寄りの上縁が上昇して上記L型コネクタ10の保護部12の下面に抜去のための上向きの力作用し、図4(A),(B)そして(C)のように次第にL型コネクタ10相手コネクタ30とのロックが解除し、外れる。抜去時にはL型コネクタ10の嵌合筒状部11を弾性的に拡径させるが、嵌合筒状部11を周方向に開放して拡径に寄与する腕状部11Aの付近に力を加えるの好ましい。上記工具20は、図4(A)〜(C)に見られる方向に傾斜させたが、保護部12が第二保護部12Bでも十分な強度を有しているときには、逆方向に傾斜させて、第二保護部12Bに抜去のための力を作用させることもできる。
<嵌合>
相手コネクタ30に対し、L型コネクタ10を嵌合させるときには、工具20を上下反
転して、保持部26を用いる。
(1)先ず、上記保持部26がL型コネクタ10の肩部16の上方位置にくるように工
具20をもたらし(図5(A)参照)、この位置から工具20を降下させる(図5(B)
参照)。二つのフィンガ部27は肩部16の上縁に当接して弾性開脚変位してそのまま降
下し、突起28が肩部16の下側にきたときにフィンガ部27が原形に向けて撓み変位が
減少して、上記突起28が肩部16の下縁と係止する。このとき、ストッパ部29の端面
29Aが上記L型コネクタの蓋部15の上面に当接するので、工具20はこれ以上降下しない。かくして、保持部26はL型コネクタ10を保持する。
(2)L型コネクタ10を保持した状態で、工具20を相手コネクタ30の上方位置へもたらす(図5(C)参照)。
(3)しかる後、工具20を降下してL型コネクタ10を相手コネクタ30に嵌合させる。L型コネクタ10と相手コネクタ30とは、それらのロック突部11Bとロック溝31Aとで係止し合ってロック状態となる(図5(D)参照)。
(4)最後に、工具20を引き上げる(図5(E)参照)。工具20のフィンガ部27
に設けられた突起28と上記L型コネクタ10の肩部16における係止力は、上記ロック溝31Aとロック突部11とのロック嵌合力よりも小さく設定されているので、L型コネクタ10と相手コネクタ30がロック状態を維持した状態で工具20は上記肩部16から外れる。かくして、L型コネクタ10の相手コネクタ30への嵌合作業が終了する。
本発明は、図2に示された工具によらずとも、他の変形形態の工具によっても実施可能
である。例えば、図6の工具20にあっては、抜去操作部23Aは、一つの脚部24Aを
有しているのみである。この脚部24Aの先端から係合部25Aが突出している。該係合
部25Aの突出量は、図2のものに比し比較的大きく、好ましくはケーブルCの半径寸法
以上である。この突出量は、不必要に大きくない限り、その限度はない。
この図6の工具によると、係合部25AをL型コネクタ10のケーブルCの側方から該ケーブルの下方に挿入してそれからL型コネクタ10の保護部12の下方位置まで移動してもよいが、ケーブルの側方から直接に保護部12の下方位置へもたらすこともでき、作業が簡単となる。この際の係合部25Aの寸法h2は第一保護部12Aと回路面Pとの間隔よりも小さければよい。
本発明の工具による操作対象たるL型コネクタを示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、そして(D)は側面図である。 本発明の一実施形態としての工具を示し、(A)は工具全体を示す平面図、(B)は(A)の工具の抜去操作部を拡大して示す図、(C)は(A)の工具の保持部を拡大して示す図である。 図2の工具を用いたL型コネクタの抜去操作の前段階を示し、(A)は正面図と同方向から見た図、(B)は側面図と同方向でケーブル側から見た図である。 図3に引き続いて行われる抜去操作段階で、(A),(B),(C)は抜去が進行している様子を順に、正面図と同じ方向から示している図である。 図2の工具を用いてL型コネクタを相手コネクタに嵌合を行う様子を、側面図と同じ方向から、(A),(B),(C),(D),(E)の順に示している。 本発明の他の実施形態の工具を示す斜視図である。 従来の工具及びL型コネクタの抜去の様子を示し、(A)は側面図、(B)は正面図である。
符号の説明
10 L型電気コネクタ
11 嵌合筒
12 保護部
16 肩部
20 工具
21 ハンドル部
23 抜去操作部
24 脚部
25 係合部
26 保持部
27 フィンガ部
28 突起
29 ストッパ部
30 相手コネクタ

Claims (6)

  1. 回路面に取付けられた相手コネクタに対し、該回路面と略直角をなす方向で嵌合し、嵌
    合方向を軸線とする嵌合筒状部と、該軸線に対して略直角な方向に設けられたケーブルを
    保護する保護部とを有しているL型電気コネクタを、相手コネクタから抜去するための抜
    去操作部を有するコネクタ用工具において、ハンドル部と、該ハンドル部から延出して縦
    方向に延びる脚部の先端部に該延出方向から横方向に突出する係合部により形成される抜
    去操作部とを有し、該係合部と上記ハンドル部との間隔が上記軸線方向での保護部の高さ
    寸法より大きく、かつ上記脚部の延出方向における係合部の高さ寸法が上記回路面と上記
    保護部との間隔よりも小さく、該係合部を回路面と保護部との間に挿入し、上記係合部を
    傾けることで相手コネクタから抜去可能とすることを特徴とする電気コネクタ用工具。
  2. ハンドル部から延出する脚部は、対をなして延びており各脚部に設けられた係合部同士
    の対向端間隔がケーブルの直径寸法より大きく保護部の幅寸法よりも小さいこととする請
    求項1に記載の電気コネクタ用工具。
  3. 係合部は、ケーブルの延出方向に沿う幅寸法が高さ寸法よりも大きいこととする請求項
    1又は請求項2に記載の電気コネクタ用工具。
  4. 抜去操作部とは反対側でハンドル部から延びL型電気コネクタを取り上げるための保持部をさらに備え、該保持部は、ハンドル部から対を成して延びて少なくとも一つが弾性変形可能なフィンガ部と、両フィンガ部の間でフィンガ部よりも短く延びるストッパ部とを有し、上記一対のフィンガ部の先端には互いに近づく方向の突起が設けられていることとする請求項1に記載の電気コネクタ用工具。
  5. 回路面に取付けられた相手コネクタに対し、該回路面と略直角をなす方向で嵌合し、嵌合方向を軸線とする嵌合筒状部と、該軸線に対して略直角な方向に設けられたケーブルを保護する保護部とを有しているL型電気コネクタを相手コネクタから抜去する方法において、工具のケーブルの延出方向に沿う幅寸法が高さ寸法よりも大きい係合部が設けられた工具の該係合部を、上記L型電気コネクタの保護部と回路面との間に挿入した後、該合部の一部分を上記回路面に当接させ、かつ他の部分を上記保護部に当接させるように工具を傾斜することで、該保護部に対して上方への力を印加してL型電気コネクタを抜去する
    ことを特徴とする電気コネクタの抜去方法。
  6. 工具はハンドル部と該ハンドル部から延出する一対の脚部の先端部から対向するように
    突出する係合部により形成される抜去操作部とを有し、該抜去操作部の一対の係合部がL
    型電気コネクタに結線されているケーブルを跨ぐようにして、該係合部が回路面に近接あ
    るいは当接するまで下降せしめ、さらに該係合部がL型電気コネクタの保護部の下にくるようにケーブルの長手方向に該工具を移動せしめ、しかる後に工具の上端側をケーブルの延出方向に傾けて、工具の係合部の下縁を回路面に当接させ、かつ上縁を上記保護部の下面に当接せしめることにより、該保護部に対して上方への力を印加してL型電気コネクタを抜去することとする請求項5に記載の電気コネクタの抜去方法。
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