JP6950338B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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本願の特許請求の範囲に記載された発明は、回路基板に取り付けられる基板側コネクタと、複数のケーブルが電気的に接続されたもとで基板側コネクタに装着されるケーブル側コネクタと、を含んで構成されるコネクタ装置に関する。
複数の比較的細いケーブルを、各種の電気回路部品が実装される回路基板に電気的に連結するにあたっては、回路基板に電気的接続がなされて取り付けられる基板側コネクタと、複数のケーブルが電気的に接続されたもとで基板側コネクタに装着されるケーブル側コネクタとが用いられる。ケーブル側コネクタには、複数のケーブルとの電気的接続がなされる複数の導電コンタクトが配されており、これら複数の導電コンタクトの夫々における接触端子部が配された差込部が設けられている。また、基板側コネクタには、ケーブル側コネクタに設けられた差込部が挿入される嵌合部が設けられており、さらに、回路基板との電気的接続がなされる複数の導電コンタクトが配されていて、複数の導電コンタクトの夫々は、ケーブル側コネクタの差込部が挿入された嵌合部内において、当該差込部における複数の導電コンタクトの夫々における接触端子部に押圧接触する当接部を有している。
基板側コネクタは、嵌合部を形成するとともに複数の導電コンタクトを支持する絶縁ハウジングと、電磁波ノイズに対するシールド効果を得るため、絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆ってグラウンド接続される、金属製の導電性シェルとを備えて構成される。また、ケーブル側コネクタも、差込部を形成するとともに複数の導電コンタクトを支持する絶縁ハウジングと、電磁波ノイズに対するシールド効果を得るため、絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆ってグラウンド接続される、金属製の導電性シェルとを備えて構成される。そして、ケーブル側コネクタは、複数の導電コンタクトに複数のケーブルが夫々電気的に接続されたもとで、差込部が基板側コネクタの嵌合部に挿入されて、基板側コネクタに装着される。その際、ケーブル側コネクタの差込部における複数の導電コンタクトの夫々の接触端子部に、基板側コネクタの複数の導電コンタクトの夫々の当接部が押圧接触するものとされ、それにより、ケーブル側コネクタに接続された複数のケーブルと基板側コネクタが取り付けられた回路基板との電気的連結がなされる。
このような回路基板に取り付けられる基板側コネクタと複数のケーブルが接続されたもとで基板側コネクタに装着されるケーブル側コネクタとを含んで構成され、複数のケーブルの回路基板への電気的連結に用いられるコネクタ装置として、幾つかのものが従来提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載されている従来提案されたコネクタ装置は、基板側コネクタを成すレセプタクルコネクタ(60)とケーブル側コネクタを成すプラグコネクタ(10)とを含んで構成されており、レセプタクルコネクタ(60)が回路基板(プリント基板)に実装されるものとされ、ケーブル側コネクタがそれに複数のケーブル(20)が接続されるものとされている。そして、レセプタクルコネクタ(60)は、各々が回路基板に電気的に接続される複数の第1の導電コンタクト(コンタクト(70)) 、第1の導電コンタクトを保持する第1の絶縁ハウジング(ハウジング(62)) 及び第1の絶縁ハウジングの外周を覆う第1の導電性シェル(金属シェル(64)) を備えている。また、プラグコネクタ(10)は、複数のケーブルに夫々電気的に接続される複数の第2の導電コンタクト(コンタクト(11)) 、第2の導電コンタクトを保持する第2の絶縁ハウジング(ハウジング(12)) 及び第2の絶縁ハウジングの外周を覆う第2の導電性シェル(金属シェル(14)) を備えている。レセプタクルコネクタ(60)において第1の導電性シェルは複数の第1の導電コンタクトに電磁シールド作用を及ぼすものとされ、また、プラグコネクタ(10)において第2の導電性シェルは複数の第2の導電コンタクトに電磁シールド作用を及ぼすものとされており、プラグコネクタ(10)の第2の導電性シェルは、第2の絶縁ハウジングの上側を覆う上側シェル(14A) と第2の絶縁ハウジングの下側を覆う下側シェル(14B) とから成るものとされている。
斯かるもとで、プラグコネクタ(10)には、複数の第2の導電コンタクトの夫々における接触端子部が配された差込み部(嵌合部(13)) が設けられているとともに、レセプタクルコネクタ(60)には、内部に複数の第1の導電コンタクトの夫々における当接部(接点部(72)) が配されていて、プラグコネクタ(10)における差込み部を受け入れる嵌合部(嵌合口(63)) が設けられている。そして、回路基板に実装されたレセプタクルコネクタ(60)における嵌合部に、複数のケーブル(20)が接続されたプラグコネクタ(10)における差込み部が挿入されて、レセプタクルコネクタ(60)に複数のケーブル(20)が接続されたプラグコネクタ(10)が装着される。このとき、レセプタクルコネクタ(60)における嵌合部の内部において、複数の第1の導電コンタクトの夫々における当接部がプラグコネクタ(10)における差込み部に配された第2の導電コンタクトの接触端子部に押圧接触し、複数の第2の導電コンタクトが複数の第1の導電コンタクトに夫々電気的に接続される。それにより、プラグコネクタ(10)に接続された複数のケーブルが、レセプタクルコネクタ(60)が実装された回路基板に、複数の第2の導電コンタクト及び第1の導電コンタクトを通じて連結される。
特開2013−114765号公報
上述のように、回路基板に実装されたレセプタクルコネクタ(60)に複数のケーブル(20)が接続されたプラグコネクタ(10)が装着されるにあたり、レセプタクルコネクタ(60)に設けられた嵌合部にプラグコネクタ(10)に設けられた差込み部が挿入されるものとされる従来のコネクタ装置にあっては、複数のケーブル(20)が接続されたプラグコネクタ(10)が回路基板に実装されたレセプタクルコネクタ(60)に装着された後において、例えば、プラグコネクタ(10)に接続された複数のケーブル(20)がレセプタクルコネクタ(60)が実装された回路基板から離隔する方向に移動せしめられる事態が生じ、それにより、差込み部をレセプタクルコネクタ(60)に設けられた嵌合部に挿入させたプラグコネクタ(10)に、それにおける複数のケーブル(20)が外部から繋げられた部分が、回路基板から離隔する方向、即ち、プラグコネクタ(10)における下側シェル(14B) から上側シェル(14A) に向かう方向に変位せしめられる、煽り変位がもたらされる虞がある。
そして、プラグコネクタ(10)にこのような煽り変位がもたらされると、レセプタクルコネクタ(60)に設けられた嵌合部の内部において、プラグコネクタ(10)に設けられた差込み部が不所望な変位を生じ、それにより、レセプタクルコネクタ(60)における複数の第1の導電コンタクト、さらには、第1の絶縁ハウジングにおける嵌合部を形成する部分に、変形あるいは損傷を与えることになり、さらには、プラグコネクタ(10)における第2の導電性シェルがレセプタクルコネクタ(60)における第1の導電性シェルに当接係合して、第1の導電性シェル及び第2の導電性シェルの双方が、変形あるいは損傷を受けることになってしまう。それゆえ、プラグコネクタ(10)にあっては、上述のような煽り変位に対する抑制力が高められたものとされることが望まれるところとなる。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、回路基板に配される基板側コネクタと複数のケーブルを伴うものとされるケーブル側コネクタとを含んで構成され、基板側コネクタが回路基板に電気的に接続される複数の第1の導電コンタクトを備えるとともに、ケーブル側コネクタが複数のケーブルが夫々電気的に接続される複数の第2の導電コンタクトを備え、複数の第2の導電コンタクトを複数の第1の導電コンタクトに夫々接続させる状態をもってケーブル側コネクタが基板側コネクタに装着されるものとされたもとにおいて、基板側コネクタにケーブル側コネクタが装着された後における、ケーブル側コネクタにおける複数のケーブルが外部から繋げられた部分が回路基板から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力を、効果的に高めることができるコネクタ装置を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発明(以下、本願発明という。)に係るコネクタ装置は、第1の絶縁ハウジング, 第1の絶縁ハウジングにより支持されて配列配置される複数の第1の導電コンタクト、及び、第1の絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆う第1の導電性シェルを備え、複数の第1の導電コンタクトが回路基板に電気的に接続される状態をもって回路基板に配される基板側コネクタと、第2の絶縁ハウジング, 第2の絶縁ハウジングにより支持されて配列配置される複数の第2の導電コンタクト、及び、第2の絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆う第2の導電性シェルを備え、複数の第2の導電コンタクトに複数のケーブルが電気的に接続されたもとで、複数の第2の導電コンタクトを複数の第1の導電コンタクトに夫々接触させる状態をもって基板側コネクタに装着されるケーブル側コネクタと、を含んで成り、第1の導電性シェルにおける複数の第1の導電コンタクトの配列方向の両端部及び第2の導電性シェルにおける複数の第2の導電コンタクトの配列方向の両端部に、ケーブル側コネクタが基板側コネクタに装着されるとき相互当接する一対の当接面部が夫々形成され、一対の当接面部のうちの一方に、係合凸部が設けられるとともに、一対の当接面部のうちの他方に、一対の当接面部が相互当接するとき係合凸部に嵌合する嵌合孔部が設けられたことを特徴とするものとされる。
特に、本願発明に係るコネクタ装置のうちの、請求項2に記載されたものにあっては、ケーブル側コネクタが、基板側コネクタに装着されるときには、回路基板に沿って基板側コネクタに向かう所定の方向に移動せしめられるものとされ、一対の当接面部の夫々が上述の所定の方向に交差する当接面を成す。
さらに、本願発明に係るコネクタ装置のうちの、請求項4に記載されたものにあっては、第1の導電性シェルにおける両端部の間の部分及び第2の導電性シェルにおける両端部の間の部分のうちの一方に、付加係合凸部が設けられるとともに、第1の導電性シェルにおける両端部の間の部分及び第2の導電性シェルにおける両端部の間の部分のうちの他方に、一対の当接面部が相互当接するとき付加係合凸部に嵌合する付加嵌合孔部が設けられる。
上述のように構成される本願発明に係るコネクタ装置にあっては、基板側コネクタが備える第1の絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆う第1の導電性シェル、及び、ケーブル側コネクタが備える第2の絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆う第2の導電性シェルが、第1の導電性シェルにおける第1の絶縁ハウジングに配列配置された複数の第1の導電コンタクトの配列方向の両端部及び第2の導電性シェルにおける第2の絶縁ハウジングに配列配置された複数の第2の導電コンタクトの配列方向の両端部に、ケーブル側コネクタが基板側コネクタに装着されるとき相互当接する一対の当接面部が形成され、一対の当接面部の一方に係合凸部が設けられるとともに、一対の当接面部の他方に係合凸部に嵌合する嵌合孔部が設けられたものとされる。そして、ケーブル側コネクタが、例えば、複数の第2の導電コンタクトに複数のケーブルが電気的に接続されたもとで、回路基板に配された基板側コネクタに装着されるときには、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに一対の当接面部が相互当接するものとされる。
ケーブル側コネクタは、例えば、基板側コネクタに装着されるときには、回路基板に沿って基板側コネクタに向かう所定の方向に移動せしめられるものとされ、斯かるもとで、第1の導電性シェル及び第2の導電性シェルに夫々形成された一対の当接面部の夫々が上述の所定の方向に交差する当接面を成すものとされる。
また、本願発明に係るコネクタ装置の一例にあっては、基板側コネクタの第1の導電性シェル及びケーブル側コネクタの第2の導電性シェルが、第1の導電性シェルにおける複数の第1の導電コンタクトの配列方向の両端部の間の部分に付加係合凸部が設けられるとともに、第2の導電性シェルにおける複数の第2の導電コンタクトの配列方向の両端部の間の部分に、一対の当接面部が相互当接するとき付加係合凸部に嵌合する付加嵌合孔部が設けられたもの、もしくは、第2の導電性シェルにおける複数の第2の導電コンタクトの配列方向の両端部の間の部分に付加係合凸部が設けられるとともに、第1の導電性シェルにおける複数の第1の導電コンタクトの配列方向の両端部の間の部分に、一対の当接面部が相互当接するとき付加係合凸部に嵌合する付加嵌合孔部が設けられたものとされる。それにより、ケーブル側コネクタが、例えば、複数の第2の導電コンタクトに複数のケーブルが電気的に接続されたもとで、回路基板に配された基板側コネクタに装着されるときには、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに一対の当接面部が相互当接するものとされ、さらに、付加嵌合孔部が付加係合凸部に嵌合するものとされる。
上述の本願発明に係るコネクタ装置にあっては、ケーブル側コネクタが基板側コネクタに装着されるときには、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに一対の当接面部が相互当接するものとされるので、ケーブル側コネクタが、複数の第2の導電コンタクトに複数のケーブルが電気的に接続されたもとで、回路基板に配された基板側コネクタに装着されたもとにあっては、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに一対の当接面部が相互当接している。それゆえ、例えば、ケーブル側コネクタにおける複数の第2の導電コンタクトに接続された複数のケーブルが、基板側コネクタが配された回路基板から離隔する方向に移動せしめられる事態が生じ、それにより、基板側コネクタに装着されたケーブル側コネクタに、それにおける複数のケーブルが外部から繋げられた部分が回路基板から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位がもたらされようとすると、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに相互当接する一対の当接面部を有した基板側コネクタの第1の導電性シェル及びケーブル側コネクタの第2の導電性シェルが、ケーブル側コネクタにおける上述の煽り変位を抑制する働きをする。即ち、第1の導電性シェル及び第2の導電性シェルにおける、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに相互当接している一対の当接面部によって、ケーブル側コネクタにおける複数のケーブルが外部から繋げられた部分が基板側コネクタが配された回路基板から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力が、効果的に高められているのである。
従って、本願発明に係るコネクタ装置によれば、基板側コネクタにケーブル側コネクタが装着された後における、ケーブル側コネクタにおける複数のケーブルが外部から繋げられた部分が基板側コネクタが配された回路基板から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力を、効果的に高めることができることになる。
このようなもとで、ケーブル側コネクタが、基板側コネクタに装着されるときには、回路基板に沿って基板側コネクタに向かう所定の方向に移動せしめられるものとされ、斯かるもとで、第1の導電性シェルに形成された当接面部及び第2の導電性シェルに形成された当接面部の夫々が上述の所定の方向に交差する当接面を成すものとされる場合には、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに相互当接する一対の当接面部によりもたらされる、ケーブル側コネクタにおける複数のケーブルが外部から繋げられた部分が基板側コネクタが配された回路基板から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力が、より一層効果的に高められる。
また、本願発明に係るコネクタ装置の一例にあっては、ケーブル側コネクタが、例えば、複数の第2の導電コンタクトに複数のケーブルが電気的に接続されたもとで、回路基板に配された基板側コネクタに装着されるときには、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに一対の当接面部が相互当接するものとされ、さらに、それに加えて、付加嵌合孔部が付加係合凸部に嵌合するものとされる。それにより、本願発明に係るコネクタ装置の一例によれば、嵌合孔部が係合凸部に嵌合する状態のもとに相互当接する一対の当接面部によるだけでなく、それに加えて、付加係合凸部に嵌合する付加嵌合孔部によって、ケーブル側コネクタにおける複数のケーブルが外部から繋げられた部分が基板側コネクタが配された回路基板から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力が、極めて効果的に高められることになる。
本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成する基板側コネクタとケーブル側コネクタとを、基板側コネクタが配された回路基板及びケーブル側コネクタに繋がれた複数のケーブルと共に示す斜視図である。 本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成する基板側コネクタとケーブル側コネクタとを、基板側コネクタが配された回路基板及びケーブル側コネクタに繋がれた複数のケーブルと共に示す平面図である。 本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成する基板側コネクタが備える第1の導電性シェルを示す斜視図である。 本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成する基板側コネクタが備える第1の導電性シェルを示す平面図である。 本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成するケーブル側コネクタが備える第2の導電性シェルを構成する第1のシェル半体を示す斜視図である。 本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成するケーブル側コネクタが備える第2の導電性シェルを構成する第1のシェル半体を示す平面図である。 本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成するケーブル側コネクタが備える第2の導電性シェルを構成する第2のシェル半体を示す斜視図である。 本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成する基板側コネクタとケーブル側コネクタとを、ケーブル側コネクタが基板側コネクタに装着された状態をもって、基板側コネクタが配された回路基板及びケーブル側コネクタに繋がれた複数のケーブルと共に示す斜視図である。 本願発明に係るコネクタ装置の一例を構成する基板側コネクタとケーブル側コネクタとを、ケーブル側コネクタが基板側コネクタに装着された状態をもって、基板側コネクタが配された回路基板及びケーブル側コネクタに繋がれた複数のケーブルと共に示す平面図である。 図9における X−X 線断面を示す断面図である。 図10における破線枠A内を拡大して示す部分拡大断面図である。 図9における XII−XII 線断面を示す断面図である。 図12における破線枠B内を拡大して示す部分拡大断面図である。
本願発明を実施するための形態は、以下に述べられる本願発明についての実施例をもって説明される。
図1(斜視図)及び図2(平面図)は、本願発明に係るコネクタ装置の一例を成すコネクタ装置を構成する基板側コネクタとケーブル側コネクタとを、基板側コネクタが配された回路基板及びケーブル側コネクタに繋がれた複数のケーブルと共に示す。
図1及び図2において、本願発明に係るコネクタ装置の一例を成すコネクタ装置11は、基板側コネクタ12とケーブル側コネクタ13とを含んで構成される。基板側コネクタ12は、各種の電気回路部品が取り付けられる回路基板14に、それとの電気的接続がなされて配される。また、ケーブル側コネクタ13は、それに複数のケーブル15が電気的に繋がれたもとで、基板側コネクタ12に着脱可能に装着される。
基板側コネクタ12は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された第1の絶縁ハウジング16、及び、電磁波ノイズに対する電磁シールド効果を得るため第1の絶縁ハウジング16を部分的に覆うものとされた、金属製の第1の導電性シェル17を備えている。第1の導電性シェル17にあっては、第1の絶縁ハウジング16を、部分的にではなく、全体的に覆うものとされてもよい。
第1の導電性シェル17は、その複数箇所に形成された係止片が第1の絶縁ハウジング16に係合して第1の絶縁ハウジング16に取り付けられており、また、その一部分が回路基板14における部品搭載面14aに固定されて、それにより、第1の絶縁ハウジング16が回路基板14における部品搭載面14aに固定された状態におかれる。そして、基板側コネクタ12には、後述されるケーブル側コネクタ13における差込部23が挿入される嵌合部18が設けられている。
ケーブル側コネクタ13は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された第2の絶縁ハウジング20,外部からの電磁波ノイズに対する電磁シールド効果を得るため第2の絶縁ハウジング20を部分的に覆うものとされた金属製の第2の導電性シェル21、及び、金属棒状部材が屈曲されて形成され、第2の絶縁ハウジング20に対して回動可能とされた操作レバー22を備えている。第2の導電性シェル21にあっては、第2の絶縁ハウジング20を、部分的にではなく、全体的に覆うものとされてもよい。
第2の絶縁ハウジング20は、基板側コネクタ12における嵌合部18に挿入される差込部23を形成している。また、第2の導電性シェル21は、相互係合する第1のシェル半体21A及び第2のシェル半体21Bとにより構成されており、第1及び第2のシェル半体21A及び21Bの夫々は、その複数箇所に形成された係止片が第2の絶縁ハウジング20に係合して第2の絶縁ハウジング20に取り付けられている。
ケーブル側コネクタ13における差込部23の基板側コネクタ12における嵌合部18への挿入は、差込部23が嵌合部18における開口部に対向する位置に配されたもとで、ケーブル側コネクタ13が回路基板14における部品搭載面14aに沿って基板側コネクタ12に向かう方向に移動せしめられて行われ、それにより、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着される。
基板側コネクタ12に設けられた嵌合部18の内部には、複数の第1の導電コンタクト24が第1の絶縁ハウジング16により支持されて配列配置されている。複数の第1の導電コンタクト24の夫々は、その一部分が嵌合部18の開口端とは反対側において第1の絶縁ハウジング16からその外部に伸びる接続端子部を形成している。第1の導電コンタクト24の接続端子部は、基板側コネクタ12が配された回路基板14における部品搭載面14aに設けられた回路接続端子部に電気的に接続され、それにより、基板側コネクタ12の回路基板14との電気的接続がなされる。
ケーブル側コネクタ13における差込部23には、第2の絶縁ハウジング20により支持された複数の第2の導電コンタクト25の各々の端部が配列配置されている。そして、複数の第2の導電コンタクト25の夫々にあっては、その差込部23側とは反対側の端部に、ケーブル15が電気的に接続されている。また、ケーブル側コネクタ13が備える操作レバー22は、全体的に見て、第2の絶縁ハウジング20により支持された複数の第2の導電コンタクト25の配列方向に沿って伸びるものとされており、その両端部分が第2の導電性シェル21における複数の第2の導電コンタクト25の配列方向の両端部によって、回動可能に保持されている。
操作レバー22は、ケーブル側コネクタ13における差込部23が基板側コネクタ12に設けられた嵌合部18に挿入されて、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されたとき、図1及び図2に示される、基板側コネクタ12が配された回路基板14に対して立ち上がった位置から、回路基板14に対して伏した位置へと回動せしめられ、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における嵌合部18の開口端とは反対側の端縁部に係合するものとされる。それにより、ケーブル側コネクタ13における差込部23が基板側コネクタ12に設けられた嵌合部18に挿入されて、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着された状態が安定に維持される。即ち、操作レバー22は、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着された状態を安定に維持するためのロック手段の役割を果たすものとされているのである。
図3及び図4に示されるように、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17は、第1の絶縁ハウジング16に固定されたとき第1の絶縁ハウジング16によって支持された複数の第1の導電コンタクト24の配列方向となる矢印L1により示される方向(以下、第1の導電コンタクト配列方向という。)の両端部である一対の端部26及び27に、基板取り付け部28及び29が夫々形成されたものとされている。これらの基板取り付け部28及び29は、基板側コネクタ12が配される回路基板14に、例えば、半田付けによって固定される。その際、基板取り付け部28及び29は、回路基板14の部品搭載面14aに設けられた接地電位部に接続され、それにより、第1の導電性シェル17に接地電位が与えられる。
そして、第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部の一方である端部26には、当接面部30が形成されており、その当接面部30に係合凸部31が設けられている。同様に、第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部の他方である端部27には、当接面部32が形成されており、その当接面部32に係合凸部33が設けられている。これらの当接面部30及び32と係合凸部31及び33は、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき、ケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21に係合するものとされている。
また、第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部である一対の端部26及び27の間の部分は、基板側コネクタ12に設けられた嵌合部18を部分的に形成するものとされており、その略中央部に一対の嵌合孔部34が設けられている。なお、嵌合孔部34の数は、2個(一対)に限られず、1個あるいは3個以上であってもよい。
図5及び図6に示されるように、ケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21を構成する第1のシェル半体21Aは、第2の絶縁ハウジング20に固定されたとき第2の絶縁ハウジング20によって支持された複数の第2の導電コンタクト25の配列方向となる矢印L2によって示される方向(以下、第2の導電コンタクト配列方向という。)の両端部である一対の端部35及び36に、操作レバー22の両端部を支持するための支持溝部37及び38が夫々形成されたものとされている。そして、第1のシェル半体21Aにおける第2の導電コンタクト配列方向の両端部である一対の端部35及び36の間の部分は、その略中央部に一対の係合凸部39が設けられている。なお、第1のシェル半体21Aにおける第2の導電コンタクト配列方向の両端部である一対の端部35及び36の間の部分における係合凸部39の数は、2個(一対)に限られず、1個あるいは3個以上であってもよい。
さらに、図7に示されるように、ケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21を第1のシェル半体21Aと共に構成する第2のシェル半体21Bは、第2の導電コンタクト配列方向の両端部である一対の端部40及び41に、第1のシェル半体21Aにおける支持溝部37に係合する係合溝部42及び第1のシェル半体21Aにおける支持溝部38に係合する係合溝部43が夫々形成されたものとされている。係合溝部42は、第1のシェル半体21Aにおける支持溝部37により支持された操作レバー22の一端部を支持溝部37内に抑え込む役割を果たし、また、係合溝部43は、第1のシェル半体21Aにおける支持溝部38により支持された操作レバー22の他端部を支持溝部38内に抑え込む役割を果たす。
そして、第2のシェル半体21Bにおける第2の導電コンタクト配列方向の両端部の一方である端部40には、当接面部44が形成されており、その当接面部44に嵌合孔部45が設けられている。同様に、第2のシェル半体21Bにおける第2の導電コンタクト配列方向の両端部の他方である端部41には、当接面部46が形成されており、その当接面部46に嵌合孔部47が設けられている。
このような第1及び第2のシェル半体21A及21Bは、第1のシェル半体21Aの端部35における支持溝部37に第2のシェル半体21Bの端部40における係合溝部42を係合させるとともに、第1のシェル半体21Aの端部36における支持溝部38に第2のシェル半体21Bの端部41における係合溝部43を係合させることにより、相互係合する状態におかれて、ケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21を構成する。
そして、ケーブル側コネクタ13が備える上述のような第1及び第2のシェル半体21A及び21Bによって構成された第2の導電性シェル21にあっては、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき、第2のシェル半体21Bにおける第2の導電コンタクト配列方向の両端部のうちの一方である端部40に形成された当接面部44が、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部のうちの一方である端部26に形成された当接面部30に当接するとともに、第2のシェル半体21Bにおける第2の導電コンタクト配列方向の両端部のうちの他方である端部41に形成された当接面部46が、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部のうちの他方である端部27に形成された当接面部32に当接するものとされる。そして、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17の端部26に形成された当接面部30とケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21を構成する第2のシェル半体21Bの端部40に形成された当接面部44とが、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき相互当接する一対の当接面部を成しているとともに、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17の端部27に形成された当接面部32とケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21を構成する第2のシェル半体21Bの端部41に形成された当接面部46とが、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき相互当接する一対の当接面部を成している。従って、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部及びケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の両端部に、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき相互当接する一対の当接面部が夫々形成されていることになる。
ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるときには、ケーブル側コネクタ13が、基板側コネクタ12が配された回路基板14の部品搭載面14aに沿って、図1及び図2に矢印をもって示される方向Cとされる基板側コネクタ12に向かう方向に移動せしめられる。このとき、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17に形成された当接面部30及び32及びケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21を構成する第2のシェル半体21Bに形成された当接面部44及び46の夫々は、方向Cに交差する当接面を成すものとされている。それにより、当接面部30に対する当接面部44の当接及び当接面部32に対する当接面部46の当接は、方向Cに交差する面内において行われることになる。
さらに、第2の導電性シェル21における当接面部44が第1の導電性シェル17における当接面部30に当接するとともに、第2の導電性シェル21における当接面部46が第1の導電性シェル17における当接面部32に当接するときには、当接面部44に設けられた嵌合孔部45が当接面部30に設けられた係合凸部31に嵌合するとともに、当接面部46に設けられた嵌合孔部47が、当接面部32に設けられた係合凸部33に嵌合する。
さらに、ケーブル側コネクタ13が備える上述のような第1及び第2のシェル半体21A及び21Bによって構成された第2の導電性シェル21にあっては、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき、第1のシェル半体21Aにおける第2の導電コンタクト配列方向の両端部である一対の端部35及び36の間の部分に設けられた係合凸部39に、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部である一対の端部26及び27の間の部分に設けられた嵌合孔部34が嵌合する。斯かるもとで、第2の導電性シェル21における係合凸部39は、第1の導電性シェル17における係合凸部31及び33に加えて設けられた付加係合凸部を成し、また、第1の導電性シェル17における嵌合孔部34は、第2の導電性シェル21における嵌合孔部45及び47に加えて設けられた付加嵌合孔部を成すものとされている。
これよりして、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部及びケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の両端部に、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき相互当接する一対の当接面部30及び44と一対の当接面部32及び46とが夫々形成されており、当接面部30及び32に、係合凸部31及び33が夫々設けられるとともに、当接面部44及び46に、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき係合凸部31及び33に夫々嵌合する嵌合孔部45及び47が夫々設けられていることになり、さらに、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部の間の部分及びケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の両端部の間の部分に、付加嵌合孔部を成す嵌合孔部34及びケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるとき嵌合孔部34が嵌合する付加係合凸部を成す係合凸部39が夫々設けられていることになる。
上述のような相互当接する一対の当接面部30及び44,相互当接する一対の当接面部32及び46,当接面部30及び32に夫々設けられた係合凸部31及び33、及び、当接面部44及び46に夫々設けられた嵌合孔部45及び47によって、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着された状態が安定に維持され、さらに、付加嵌合孔部を成す嵌合孔部34及び嵌合孔部34が嵌合する付加係合凸部を成す係合凸部39が設けられていることにより、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着された状態の維持が、より一層安定に行われる。
このようなもとにおいて、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17及びケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21にあっては、第1の導電性シェル17における当接面部30に係合凸部31に代えて嵌合孔部45が設けられるとともに当接面部32に係合凸部33に代えて嵌合孔部47が設けられ、かつ、第2の導電性シェル21を構成する第2のシェル半体21Bにおける当接面部44に嵌合孔部45に代えて係合凸部31が設けられるとともに当接面部46に嵌合孔部47に代えて係合凸部33が設けられてもよい。さらに、第1の導電性シェル17及び第2の導電性シェル21にあっては、第1の導電性シェル17における端部26及び27の間の部分に、付加嵌合孔部を成す嵌合孔部34に代えて付加係合凸部を成す係合凸部39が設けられるとともに、第2の導電性シェル21を成す第1のシェル半体21Aにおける端部35及び36の間の部分に、付加係合凸部を成す係合凸部39に代えて付加嵌合孔部を成す嵌合孔部34が設けられてもよい。
従って、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17及びケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21においては、第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部及び第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の両端部のうちの一方に当接面部30及び32が夫々形成されるとともに、第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部及び第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の両端部のうちの他方に当接面部30及び32に夫々当接する当接面部44及び46が夫々形成され、また、相互当接する一対の当接面部を成す当接面部30及び44のうちの一方及び相互当接する一対の当接面部を成す当接面部32及び46のうちの一方に、係合凸部31及び33が夫々設けられるとともに、相互当接する一対の当接面部を成す当接面部30及び44のうちの他方及び相互当接する一対の当接面部を成す当接面部32及び46のうちの他方に、係合凸部31及び33に夫々嵌合する嵌合孔部45及び47が夫々設けられることになる。さらに、それに加えて、第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部の間の部分及び第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の両端部の間の部分のうちの一方に、付加嵌合孔部を成す付加嵌合部34が設けられるとともに、第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部の間の部分及び第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の両端部の間の部分のうちの他方に、付加嵌合孔部を成す嵌合孔部34が嵌合する付加係合凸部を成す係合凸部39が設けられることになる。
上述のような基板側コネクタ12及びケーブル側コネクタ13は、図8に示されるように、基板側コネクタ12が回路基板14にそれとの電気的接続がなされて配された状態のもとで、複数のケーブル15が繋がれたケーブル側コネクタ13が、その絶縁ハウジング20に設けられた差込部23を基板側コネクタ12に設けられた嵌合部18に挿入させる状態をもって、基板側コネクタ12に装着されるものとされる。
図8及び図9に示されるように、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されたときには、ケーブル側コネクタ13に備えられた操作レバー22が、図1及び図2に示されるような回路基板14に対して立ち上がった位置から図6に示されるような回路基板14に対して伏した位置へと回動せしめられ、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における嵌合部18の開口端とは反対側の端縁部に係合するものとされ、それにより、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着された状態が安定に維持される。また、斯かるもとにあっては、基板側コネクタ12に設けられた嵌合部18の内部において、基板側コネクタ12の第1の絶縁ハウジング16により支持されて配列配置された複数の第1の導電コンタクト24が、ケーブル側コネクタ13の第2の絶縁ハウジング20により支持されて配列配置され、各々の端部が第2の絶縁ハウジング20が形成する差込部23に配された、複数の第2の導電コンタクト25に夫々接触接続される。
基板側コネクタ12における複数の第1の導電コンタクト24の夫々は、その一部分が形成する接続端子部が、基板側コネクタ12が配された回路基板14における部品搭載面14aに設けられた回路接続端子部に電気的に接続されたものとされ、また、ケーブル側コネクタ13における複数の第2の導電コンタクト25の夫々は、その端部にケーブル15が電気的に接続されたものとされている。それゆえ、複数の第1の導電コンタクト24が複数の第2の導電コンタクト25に夫々接触接続されることにより、複数のケーブル15が、複数の第2の導電コンタクト25及び複数の第1の導電コンタクト24を通じて、基板側コネクタ12が配された回路基板14における部品搭載面14aに設けられた回路接続端子部に電気的に連結されることになる。
そして、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されたもとにあっては、図9における X−X 線断面を示す図10及び図10における破線枠A内を拡大して示す図11に示されるように、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の端部26に形成された当接面部30に、ケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の端部に形成された当接面部44が当接するとともに、当接面部30に設けられた係合凸部31に当接面部44に設けられた嵌合孔部45が嵌合する。
また、図示は省略されているが、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の端部27に形成された当接面部32に、ケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の端部に形成された当接面部46が当接するとともに、当接面部32に設けられた係合凸部33に当接面部46に設けられた嵌合孔部47が嵌合する。
さらに、図9における XII−XII 線断面を示す図12及び図12における破線枠B内を拡大して示す図13に示されるように、基板側コネクタ12が備える第1の導電性シェル17における第1の導電コンタクト配列方向の両端部の間の部分に設けられた付加嵌合孔部を成す嵌合孔部34が、ケーブル側コネクタ13が備える第2の導電性シェル21における第2の導電コンタクト配列方向の両端部の間の部分に設けられた付加係合凸部を成す係合凸部39に嵌合する。
上述のように、本願発明に係るコネクタ装置の一例を成す、基板側コネクタ12とケーブル側コネクタ13とを含んで構成されるコネクタ装置11にあっては、ケーブル側コネクタ13が基板側コネクタ12に装着されるときには、嵌合孔部45が係合凸部31に嵌合する状態のもとに当接面部30と当接面部44とが相互当接するとともに、嵌合孔部47が係合凸部33に嵌合する状態のもとに当接面部32と当接面部46とが相互当接するものとされるので、ケーブル側コネクタ13が、複数の第2の導電コンタクト25に複数のケーブル15が電気的に接続されたもとで、回路基板14に配された基板側コネクタ12に装着されたもとにあっては、嵌合孔部45が係合凸部31に嵌合する状態のもとに当接面部30と当接面部44とが相互当接しているとともに、嵌合孔部47が係合凸部33に嵌合する状態のもとに当接面部32と当接面部46とが相互当接している。
それゆえ、例えば、ケーブル側コネクタ13における複数の第2の導電コンタクト25に接続された複数のケーブル15が、基板側コネクタ12が配された回路基板14から離隔する方向に移動せしめられる事態が生じ、それにより、基板側コネクタ12に装着されたケーブル側コネクタ13に、それにおける複数のケーブル15が外部から繋げられた部分が回路基板14から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位がもたらされようとすると、嵌合孔部45が係合凸部31に嵌合する状態のもとに相互当接する当接面部30及び当接面部44と、嵌合孔部47が係合凸部33に嵌合する状態のもとに相互当接する当接面部32及び当接面部46とを有した、基板側コネクタ12の第1の導電性シェル17及びケーブル側コネクタ13の第2の導電性シェル21が、ケーブル側コネクタ13における上述の煽り変位を抑制する働きをする。即ち、第1の導電性シェル17及び第2の導電性シェル21における、嵌合孔部45が係合凸部31に嵌合する状態のもとに相互当接する当接面部30及び当接面部44と、嵌合孔部47が係合凸部33に嵌合する状態のもとに相互当接する当接面部32及び当接面部46とによって、ケーブル側コネクタ13における複数のケーブル15が外部から繋げられた部分が基板側コネクタ12が配された回路基板14から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力が、効果的に高められているのである。
従って、コネクタ装置11によれば、基板側コネクタ12にケーブル側コネクタ13が装着された後における、ケーブル側コネクタ13における複数のケーブル15が外部から繋げられた部分が基板側コネクタ12が配された回路基板14から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力を、効果的に高めることができることになる。
また、ケーブル側コネクタ13が、基板側コネクタ12に装着されるときには、回路基板14に沿って、方向Cとされる基板側コネクタ12に向かう方向に移動せしめられるものとされ、斯かるもとで、第1の導電性シェル17に形成された当接面部30及び32及び第2の導電性シェル21に形成された当接面部44及び46の夫々が上述の方向Cに交差する当接面を成すものとされているので、嵌合孔部45が係合凸部31に嵌合する状態のもとに相互当接する当接面部30及び当接面部44と、嵌合孔部47が係合凸部33に嵌合する状態のもとに相互当接する当接面部32及び当接面部46とによってもたらされる、ケーブル側コネクタ13における複数のケーブル15が外部から繋げられた部分が基板側コネクタ12が配された回路基板14から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力が、より一層効果的に高められる。
また、コネクタ装置11にあっては、ケーブル側コネクタ13が、複数の第2の導電コンタクト25に複数のケーブル15が電気的に接続されたもとで、回路基板14に配された基板側コネクタ12に装着されるときには、嵌合孔部45が係合凸部31に嵌合する状態のもとで当接面部30と当接面部44とが相互当接するとともに、嵌合孔部47が係合凸部33に嵌合する状態のもとで当接面部32と当接面部46とが相互当接し、さらに、それに加えて、付加嵌合孔部を成す嵌合孔部34が付加係合凸部を成す係合凸部39に嵌合するものとされる。それにより、コネクタ装置11によれば、嵌合孔部45が係合凸部31に嵌合する状態のもとに相互当接する当接面部30及び当接面部44と、嵌合孔部47が係合凸部33に嵌合する状態のもとに相互当接する当接面部32及び当接面部46とによるだけでなく、それに加えて、付加係合凸部を成す係合凸部39に嵌合する付加嵌合孔部を成す嵌合孔部34によって、ケーブル側コネクタ13における複数のケーブル15が外部から繋げられた部分が基板側コネクタ12が配された回路基板14から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力が、極めて効果的に高められることになる。
以上のような本願発明に係るコネクタ装置は、回路基板に配される基板側コネクタと複数のケーブルを伴うものとされるケーブル側コネクタとを含んで構成され、基板側コネクタが回路基板に電気的に接続される複数の第1の導電コンタクトを備えるとともに、ケーブル側コネクタが複数のケーブルが夫々電気的に接続される複数の第2の導電コンタクトを備え、複数の第2の導電コンタクトを複数の第1の導電コンタクトに夫々接続させる状態をもってケーブル側コネクタが基板側コネクタに装着されるものとされたもとにおいて、基板側コネクタにケーブル側コネクタが装着された後における、ケーブル側コネクタにおける複数のケーブルが外部から繋げられた部分が回路基板から離隔する方向に変位せしめられる煽り変位に対する抑制力を、効果的に高めることができるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
11・・・コネクタ装置, 12・・・基板側コネクタ, 13・・・ケーブル側コネクタ, 14・・・回路基板, 14a・・・部品搭載面, 15・・・ケーブル, 16・・・第1の絶縁ハウジング, 17・・・第1の導電性シェル, 18・・・嵌合部, 20・・・第2の絶縁ハウジング, 21・・・第2の導電性シェル, 21A・・・第1のシェル半体, 21B・・・第2のシェル半体, 22・・・操作レバー, 23・・・差込部, 24・・・第1の導電コンタクト, 25・・・第2の導電コンタクト, 26,27,35,36,40,41・・・端部, 28,29・・・基板取り付け部, 30,32,44,46・・・当接面部, 31,33,39・・・係合凸部, 34,45,47・・・嵌合孔部, 37,38・・・支持溝部, 42,43・・・係合溝部

Claims (4)

  1. 第1の絶縁ハウジング, 該第1の絶縁ハウジングにより支持されて配列配置される複数の第1の導電コンタクト、及び、上記第1の絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆う第1の導電性シェルを備え、上記複数の第1の導電コンタクトが回路基板に電気的に接続される状態をもって上記回路基板に配される基板側コネクタと、
    第2の絶縁ハウジング, 該第2の絶縁ハウジングにより支持されて配列配置される複数の第2の導電コンタクト、及び、上記第2の絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆う第2の導電性シェルを備え、上記複数の第2の導電コンタクトに複数のケーブルが電気的に接続されたもとで、上記複数の第2の導電コンタクトを上記複数の第1の導電コンタクトに夫々接触させる状態をもって上記基板側コネクタに装着されるケーブル側コネクタと、
    を含んで成り、
    上記第1の導電性シェルにおける上記複数の第1の導電コンタクトの配列方向の両端部及び上記第2の導電性シェルにおける上記複数の第2の導電コンタクトの配列方向の両端部に、上記ケーブル側コネクタが上記基板側コネクタに装着されるとき相互当接する一対の当接面部が夫々形成され、該一対の当接面部のうちの一方に係合凸部が設けられるとともに、上記一対の当接面部のうちの他方に、上記一対の当接面部が相互当接するとき上記係合凸部に嵌合する嵌合孔部が設けられ
    上記ケーブル側コネクタが、上記基板側コネクタに装着されるときには、上記回路基板に沿って上記基板側コネクタに向かう所定の方向に移動せしめられるものとされ、上記一対の当接面部の夫々が上記所定の方向に交差する当接面を成すことを特徴とするコネクタ装置。
  2. 上記嵌合孔部が、上記係合凸部に嵌合した状態にあるもとで、上記ケーブル側コネクタに上記所定の方向に交差する方向の外力が加えられるとき該外力に抗して上記一対の当接面部に相互当接状態を維持させる作用をもたらすことを特徴とする請求項記載のコネクタ装置。
  3. 上記第1の導電性シェルにおける上記両端部の間の部分及び上記第2の導電性シェルにおける上記両端部の間の部分のうちの一方に、付加係合凸部が設けられるとともに、上記第1の導電性シェルにおける上記両端部の間の部分及び上記第2の導電性シェルにおける上記両端部の間の部分のうちの他方に、上記一対の当接面部が相互当接するとき上記付加係合凸部に嵌合する付加嵌合孔部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  4. 上記付加係合凸部が上記第1の導電性シェルにおける上記両端部の間の部分及び上記第2の導電性シェルにおける上記両端部の間の部分のうちの一方に複数個設けられるとともに、上記付加嵌合孔部が上記第1の導電性シェルにおける上記両端部の間の部分及び上記第2の導電性シェルにおける上記両端部の間の部分のうちの他方に複数個設けられることを特徴とする請求項記載のコネクタ装置。
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