JP6737639B2 - 燃料電池用セパレータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池用セパレータの製造方法に関するものである。
一般に、燃料電池は、複数の単セルが積層された燃料電池スタックを有している。各単セルは、例えば、特許文献1に記載されているように、膜電極接合体を2枚のセパレータで挟持して構成される。セパレータの一方の面には、単セル内に反応ガスを流すための反応ガス流路が形成され、他方の面には単セル内に冷却媒体を流すための冷却媒体流路が形成されている。また、セパレータの周縁部には、反応ガスの入口および出口として機能する反応ガスマニホールド開口と、冷却媒体流路の入口および出口として機能する冷却媒体マニホールド開口とが形成されている。このようなセパレータは、例えば、金属製のセパレータ材をプレス加工して形成することができる。
特開2015−149265号公報
ここで、セパレータは、導電性及び導電耐久性に優れることが好ましい。「導電耐久性」とは、高い導電性が燃料電池のセル内部の高温・酸性雰囲気の中においても長時間維持されることを意味する。そこで、発明者は、導電性及び導電耐久性が両立された状態を可能とする新たな表面処理方法を用いてセパレータ材に表面処理を行ない、表面処理を行なったセパレータ材をプレス加工するセパレータ材の製造方法を採用することとした。しかし、この表面処理方法では、プレス加工後のセパレータの表面にバリのような凹凸が発生する可能性があることが判った。そして、このような凹凸が発生したセパレータを用いて、膜電極接合体を挟持して単セルを構成した場合、セパレータの表面の凹凸によって膜電極接合体が損傷する可能性があることが判った。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、発電体を挟持して燃料電池のセルを形成するためのセパレータの製造方法が提供される。このセパレータの製造方法は、(a)チタンを主成分とする金属製のセパレータ材の両側の表面にカーボンブラックを塗工する塗工工程と、(b)前記塗工工程の後に、前記セパレータ材を熱処理することによって、前記セパレータ材の両側の表面に、前記カーボンブラックと前記セパレータ材の含有金属の酸化物とを含有する混合層と、前記混合層の上に残存する前記カーボンブラックで構成された余剰カーボン層と、を形成する熱処理工程と、(c)前記熱処理工程の後に、前記セパレータ材の両側の表面のうち第2の面を支持して第1の面に形成されている前記余剰カーボン層を除去する第1の除去工程と、(d)前記第1の除去工程の後に、前記余剰カーボン層が除去された前記第1の面を支持して前記第2の面に形成されている前記余剰カーボン層を除去する第2の除去工程と、(e)前記第2の除去工程の後に、前記第2の面を前記発電体に反応ガスを供給するための反応ガス流路を形成する面として、前記セパレータ材をプレス加工するプレス加工工程と、を備える。
この形態のセパレータの製造方法では、第1の除去工程において支持される第2の面は余剰カーボン層が存在しているので、第2の除去工程において余剰カーボン層が除去された場合において、その混合層にはキズが発生する可能性が小さい。これに対して、第2の除去工程において支持される第1の面は、第1の除去工程において余剰カーボン層が除去された後であるので、混合層の表面にキズが発生する可能性が高い。プレス加工工程においてキズが発生した箇所では、バリのような鋭い凹凸形状が発生する可能性がある。これに対して、上記実施形態の製造方法におけるプレス加工工程では、第2の面を前記発電体に反応ガスを供給するための反応ガス流路を形成する面として、セパレータ材をプレス加工するので、作製したセパレータを用いて燃料電池のセルを形成した場合に、セパレータに発生したキズによって発電体が損傷することを抑制することができる。
本発明は、種々の形態で実現することも可能であり、例えば、燃料電池のセルを形成するためのセパレータの製造方法だけでなく、燃料電池のセルの製造方法の形態で実現することができる。
本発明における燃料電池用セパレータを適用した燃料電池スタックの概略構成を示す斜視図である。 本発明の製造方法で得られるアノード側セパレータをMEAプレートとは反対側から見た概略平面図である。 アノード側セパレータの製造方法を示すフローチャートである。 表面処理工程としての塗工工程及び熱処理工程を実行する表面処理装置の例を示す説明図である。 余剰カーボンの除去工程としての第1及び第2の除去工程を実行する余剰カーボン除去装置の例を示す説明図である。 プレス加工工程を実行するプレス加工装置の例を示す説明図である。 単セルの製造方法を示す説明図である。 単セルにおけるMEAプレートの発電部に対応する一部を拡大して示す断面図である。
A.燃料電池スタック及びセパレータの構成:
図1は、本発明における燃料電池用セパレータ40,50を適用した燃料電池スタック100の概略構成を示す斜視図である。燃料電池スタック100は、複数の単セル140が、図1に示すX軸方向に積層されて形成されている。図中で、X軸およびZ軸は水平面と平行であり、+Y方向は鉛直上方向を示し、−Y方向は鉛直下方を示す。単セル140は、膜電極接合体(以下、「MEA」(Membrane−Electrode Assembly)と呼ぶ)プレート30と、MEAプレート30を挟んで配置された2つの燃料電池用セパレータ、すなわち、アノード側セパレータ50とカソード側セパレータ40と、を備えている。MEAプレート30は、発電部32と、発電部32の周囲を囲んで配置された支持フレーム31とを備えている。発電部32は、単セル140の積層方向(X軸方向)に沿って配置されているMEAとMEAを挟む2つのガス拡散層とを有する。なお、発電部32を1つの膜電極ガス拡散層接合体(MEGA)により構成してもよい。燃料電池スタック100は、いわゆる固体高分子型燃料電池であり、反応ガス(酸化剤ガスおよび燃料ガス)の供給部や、冷却媒体の供給部等と共に燃料電池システムを構成する。このような燃料電池システムは、例えば、駆動用電源を供給するためのシステムとして、車両等に搭載されて用いられる。なお、MEAプレート30より具体的には発電部32が「発電体」に相当する。
図2は、本発明の製造方法で得られるアノード側セパレータ50をMEAプレート30とは反対側から見た概略平面図である。アノード側セパレータ50の長手方向の一端縁部には、燃料ガス入口マニホールド開口62と、冷却媒体出口マニホールド開口84と、酸化剤ガス入口マニホールド開口72と、が上から下へと順に並んで設けられている。これに対して、他端縁部には、酸化剤ガス出口マニホールド開口74と、冷却媒体入口マニホールド開口82と、燃料ガス出口マニホールド開口64と、が上から下へと順に並んで設けられている。燃料ガス入口マニホールド開口62および燃料ガス出口マニホールド開口64と、酸化剤ガス入口マニホールド開口72および酸化剤ガス出口マニホールド開口74と、冷却媒体入口マニホールド開口82および冷却媒体出口マニホールド開口84、はアノード側セパレータ50の長手方向の両側の外縁部分で互いに対向するように配置されている。なお、各マニホールド開口62,64,72,74,82,84は略矩形状である。
アノード側セパレータ50のMEAプレート30とは反対側の面においては、冷却媒体入口マニホールド開口82と冷却媒体出口マニホールド開口84との間に、冷却媒体流路溝54が形成されている。複数の単セル140が積層された状態では、冷却媒体入口マニホールド開口82と、冷却媒体流路溝54と、冷却媒体出口マニホールド開口84とが互いに連通して、冷却媒体流路面200を構成する。アノード側セパレータ50のMEAプレート30側には、発電部32のMEAのアノード側の部分に燃料ガス(反応ガス)を供給するための燃料ガス流路溝(不図示)が形成されており、燃料ガス入口マニホールド開口62と、燃料ガス流路溝と、燃料ガス出口マニホールド開口64とが互いに連通して、燃料ガス流路面を構成する。
図2において、各反応ガスマニホールド開口62,64,72,74および冷却媒体流路面200それぞれの外縁を並走するようにシール部材80が形成されており、アノード側セパレータ50に配置されている。シール部材80は、複数の単セル140を積層した際に、隣接する他の単セル140のカソード側セパレータ40の表面に当接し、2つの単セル140の間を密封する機能を有する。具体的には、シール部材80において、マニホールド開口62,64をそれぞれ囲む部分が燃料ガスの漏洩を抑制するためのものであり、マニホールド開口72,74をそれぞれ囲む部分が酸化剤ガスの漏洩を抑制するためのものであり、冷却媒体流路面200を囲む部分が冷却媒体の漏洩を抑制するためのものである。
なお、図示を省略するが、本発明の製造方法で得られるカソード側セパレータ40も、アノード側セパレータ50と同様に、燃料ガス、酸化剤ガス、及び冷却媒体の各マニホールド開口が設けられている。また、カソード側セパレータ40のMEAプレート30側の面には、発電部32のMEAのカソード側の部分に酸化剤ガス(反応ガス)を供給するための酸化剤ガス流路溝が形成されており、MEAプレート30とは反対側の面には冷却媒体流路溝が形成されている。
B.燃料電池用セパレータの製造方法:
図3は、アノード側セパレータ50の製造方法を示すフローチャートである。このセパレータの製造方法では、以下で説明するように、セパレータ材の表面処理工程として、セパレータ材にカーボンを塗工する塗工工程T1、及び、熱処理工程T2を実行し、表面処理後の余剰カーボンの除去工程として第1の除去工程T3及び第2の除去工程T4を実行し、プレス加工工程T5を実行して、アノード側セパレータ50を形成する。
図4は、表面処理工程としての塗工工程T1(図3)及び熱処理工程T2(図3)を実行する表面処理装置500の例を示す説明図である。表面処理装置500は、供給ロール510と塗工部520と熱処理部530と巻き取りロール540とを備える。供給ロール510にはロール状のセパレータ材TSがセットされている。セパレータ材TSの材料としては、SUS(鉄、クロム、ニッケル)、チタン、チタン合金等の金属製の板を採用することができ、特にチタンを主成分とする金属板を使用することが好ましい。本実施形態では、チタンの板材が採用されている。なお、供給ロール510にセットされるロール状のセパレータ材TSの表面には、通常、酸化チタン被膜が付着しているが、表面処理の説明において省略しても差し支えないため、図示及び説明の便宜上省略している。
塗工部520は、第1及び第2の塗工部520a,520bを有している。第1の塗工部520aは、カーボンーボンブラックの分散液を塗料として、供給ロール510から供給される帯状のセパレータ材TSの一方の表面にカーボンブラックを塗工する。第2の塗工部520bは、セパレータ材TSの他方の表面にカーボンブラックを塗工する。これにより、塗工部520は、セパレータ材TSの両側の表面にカーボンブラックを塗工する塗工工程T1(図3)を実行する。この結果、セパレータ材TSの両側の表面にはカーボン層C1が形成される。分散液の溶媒としては、水やエタノール、トルエン、シクロヘキサノン等が用いられる。第1及び第2の塗工部520a,520bとしては、バーコーターや、ロールコーター、グラビアコーター、ダイコーター等の種々の一般的な塗工装置が採用可能である。図4の例ではダイコーターが採用されている。
カーボンブラックの粉末の粒径は20〜200nmが好ましい。カーボンブラックの粉末は塗料中で凝集体を作りやすい傾向があるが、後述する熱処理によって高い導電性及び導電耐久性を得るためには、凝集体を形成させないように工夫された塗料を用いるのが好ましい。例えば、カーボンブラックの表面にカルボキシル基などの官能基を化学結合させて、お互いの反発を強めるようにして分散性を高めたカーボンブラック粉を用いて調整した塗料を用いるのが好ましい。
カーボンブラックの粉末の塗布量は、例えば、1μg/cm以上であれば高い導電性及び導電耐久性を得ることができる。また、例えば、2μg/cmとすればより安定した導電耐久性を得ることができる。なお、カーボンブラックの粉末の塗布量の上限は、例えば、50μg/cm程度とするのが好ましい。カーボンブラックの粉末の塗布量をこれ以上多くしても導電性及び導電耐久性を向上させる効果が飽和する一方でコストが高くなるので好ましくない。
熱処理部530は、塗工工程後のセパレータ材TSを熱処理する熱処理工程T2(図3)を実行する。熱処理部530には、装置内温度調整装置及び装置内酸素分圧調整装置が設けられている。熱処理工程は、酸素分圧が1.3X10−3〜21Paの範囲で行うことが好ましく、1.3×10−2〜21Paの範囲で行なうことが更に好ましい。また、熱処理の温度は、例えば、300〜900℃の温度範囲とするのが好ましい。そのうち、600〜800℃の温度範囲が特に好ましく、600〜700℃の温度範囲が更に好ましい。
熱処理工程によって、セパレータ材TSから外方拡散したチタン原子(「含有金属」に相当する)の一部又は全部が酸化されて酸化チタン(「酸化物」に相当する)になる。これにより、セパレータ材TSの両側の表面には、生成された酸化チタンと、カーボン層C1のうちセパレータ材TSの表面に近い部分のカーボンブラックの粒子と、を含有する混合層TCが形成される。混合層TCの上にはカーボン層C1が残存し、余剰カーボン層C1sを構成する。すなわち、熱処理工程によって、セパレータ材TSの両側の表面に混合層TC及び余剰カーボン層C1sが形成される。混合層TCの厚さは10nm〜500nmの範囲内にあることが好ましい。なお、熱処理の時間は、熱処理の温度及び混合層TCの目標とする厚さに応じて、適宜に設定することができる。また、熱処理前のカーボン層C1の厚さは、混合層TCの目標とする厚さよりも大きな厚さに設定される。例えば、厚さ200nmのカーボン層C1が形成されたセパレータ材TSを650℃で30秒加熱した場合、厚さが100nmの混合層TCが形成され、残存する厚さ100nmのカーボン層C1が余剰カーボン層C1sとなる。
混合層TCに含まれる酸化チタンは、結晶性のルチル構造のものを含み、この部分は、導電耐食性に優れる。一方、混合層TCに含まれるカーボンブラックは、2つのカーボン原子同士の共有結合を有するカーボンブラック単体のカーボンブラック粒子として存在しており、混合層TCの厚さ方向に沿って分布している。すなわち、混合層TCに分布するカーボンブラックは、電流を流す導電パスとしての役割を果たしている。また、カーボンブラックは酸化に対して安定であるため、混合層TCに含まれるカーボンブラックによる導電性が安定的に維持される。従って、混合層TCが形成されたセパレータ材TSを用いてセパレータを作製した場合に、セパレータの高い導電性及び導電耐久性を両立させることができる。
セパレータ材TSの両側の表面に混合層TC及び余剰カーボン層C1sが形成された熱処理済みセパレータ材TCCCSは、巻き取りロール540でロール状に巻き取られる。
図5は、余剰カーボンの除去工程としての第1及び第2の除去工程T3,T4(図3)を実行する余剰カーボン除去装置600の例を示す説明図である。図5(A)は第1の除去工程T3を実行する場合を示し、図5(B)は第2の除去工程T4を実行する場合を示している。余剰カーボン除去装置600は、供給ロール610と余剰カーボン除去部620と、巻き取りロール630と、を備える。
第1の除去工程T3を実行する場合には、図5(A)に示すように、余剰カーボン除去装置600の供給ロール610には、ロール状の熱処理済みセパレータ材TCCCSがセットされる。供給ロール610は、熱処理済みセパレータ材TCCCSの第1の面S1を上向き、第2の面S2を下向きに、熱処理済みセパレータ材TCCCSを余剰カーボン除去部620へ向けて送り出す。
余剰カーボン除去部620は、支持台622と、支持台622に対向配置されるウォータージェット(以下、「WJ」と呼ぶ)ノズル621と、を有している。余剰カーボン除去部620は、供給ロール610から供給される熱処理済みセパレータ材TCCCSの下向きの第2の面S2を支持台622で支持し、熱処理済みセパレータ材TCCCSの上向きの第1の面S1のうち支持台622で支持された状態の部分にWJを噴射する。WJが当てられた部分では、WJの水圧によって余剰カーボン層C1sの少なくとも一部が除去される。これにより、余剰カーボン除去部620は、供給ロール610から供給される熱処理済みセパレータ材TCCCCSの第1の面S1の余剰カーボン層C1sを除去する第1の除去工程T3を実行する。なお、本明細書において、「余剰カーボン層を除去する」とは、余剰カーボン層の全部または一部を除去することを意味する。但し、燃料電池の発電領域(MEAの領域)や、シール部材80が設けられる領域、支持フレーム31に接触する領域に関しては、余剰カーボンを除去することが好ましい。WJノズル621から噴射されるWJの条件としては、例えば、流量10L/minの場合において、80MPa〜100MPaの水圧の範囲に設定されることが好ましい。水圧が80MPa未満の場合には、余剰カーボン層を完全に除去しきれない可能性があり、水圧が100MPa超の場合には、セパレータ材を変形させてしまう可能性があるからである。なお、この条件の範囲は、これに限定されるものではなく、流量に応じて、セパレータ材を変形させることなく余剰カーボン層を所望の量だけ除去することが可能な範囲に適宜設定されることが好ましい。
第1の面S1の余剰カーボン層C1sが除去された片面カーボン除去済みセパレータ材TCCSは、余剰カーボン層C1sが除去済みの第1の面S1が内側を向き、余剰カーボン層C1sが未除去の第2の面S2が外側を向くように、巻き取りロール630でロール状に巻き取られる。
第2の除去工程T4を実行する場合には、図5(B)に示すように、余剰カーボン除去装置600の供給ロール610には、ロール状に巻き取られた片面カーボン除去済みセパレータ材TCCSがセットされる。供給ロール610は、片面カーボン除去済みセパレータ材TCCSの余剰カーボン層C1sが未除去の第2の面S2を上向き、余剰カーボン層除去済みの第1の面S1を下向きに、片面カーボン除去済みセパレータ材TCCSを余剰カーボン除去部620へ向けて送り出す。
余剰カーボン除去部620は、供給ロール610から供給される片面カーボン除去済みセパレータ材TCCSの下向きの第1の面S1を支持台622で支持し、片面カーボン除去済みセパレータ材TCCSの上向きの第2の面S2にWJを噴射し、第2の面の余剰カーボン層C1sを除去する第2の除去工程T4を実行する。なお、WJの水圧の条件については、上述した場合と同様である。
第1の面S1の余剰カーボン層C1sが除去され、かつ、第2の面S2の余剰カーボン層C1sが除去されたカーボン除去済みセパレータ材TCSは、第2の面S2が内側を向き、第1の面S1が外側を向くように、巻き取りロール630でロール状に巻き取られる。
ここで、セパレータ材の両側の余剰カーボン層C1sを除去するのは、以下の理由による。すなわち、単セル140を構成する場合、セパレータの表面は、シール部材80(図2)やMEAプレート30の支持フレーム31との高い接着性が要求されるが、余剰カーボン層C1sを過度に残したままの場合、この要求を満たすことができないためである。
なお、第2の除去工程T4において、余剰カーボン除去部620の支持台622で直接支持される面は、片面カーボン除去済みセパレータ材TCCSの第1の面S1であり、本実施形態では、余剰カーボン層C1sが除去されて露出した混合層TCである。この混合層TCの表面には、支持台622を通過する際に、支持台622との摩擦により擦りキズが発生する。第2の面S2の余剰カーボン層C1sが除去されて露出した混合層TCには擦りキズは発生していない。
なお、上述の説明では、1つの余剰カーボン除去部620を有する余剰カーボン除去装置600の1回目の動作で第1の除去工程T3を実行し、2回目の動作で第2の除去工程T4を行なう場合を例に説明したが、2つの余剰カーボン除去部620を有する余剰カーボン除去装置の1回の動作で、第1の除去工程T3及び第2の除去工程T4を一括して行うようにしてもよい。
図6は、プレス加工工程T5(図3)を実行するプレス加工装置700の例を示す説明図である。プレス加工装置700は、供給ロール710とプレス加工機720とを備える。供給ロール710には、ロール状のカーボン除去済みセパレータ材TCSがセットされる。供給ロール710は、カーボン除去済みセパレータ材TCSの第1の面S1を上向き、第2の面S2を下向きに、カーボン除去済みセパレータ材TCSをプレス加工機720へ向けて送り出す。
プレス加工機720は、カーボン除去済みセパレータ材TCSの各マニホールド用の開口位置62a,64a,72a,74a,82a,84aに各マニホールド用の開口62,64,72,74,82,84を形成するとともに、第1の面S1側の冷却媒体流路溝位置54aに冷却媒体流路溝54を形成し、また、切断位置CLで切断することにより、1枚のアノード側セパレータ50を作製することができる。なお、作製されアノード側セパレータ50において、冷却媒体流路溝54が形成された面は第2の除去工程T4において擦りキズが発生した第1の面S1とされており、燃料ガス流路溝(不図示)が形成された面は擦りキズが発生していない第2の面S2とされている。
上記実施形態では、アノード側セパレータ50の製造方法を説明したが、カソード側セパレータ40も同様にして製造することが可能である。この場合において、冷却媒体流路溝が形成された面が第1の面S1とされ、酸化剤ガス流路溝が形成された面が第2の面S2とされる。
以上説明したセパレータの製造方法においては、余剰カーボン層の除去工程において擦りキズが発生した第1の面S1に冷却媒体流路溝を形成し、擦りキズが発生しない第2の面S2に燃料ガス流路や酸化剤ガス流路(反応ガス流路)を構成する燃料ガス流路溝や酸化剤ガス流路溝(反応ガス流路溝)を形成している。この理由については、以下で説明する単セルの製造方法において説明する。
C.単セルの製造方法:
図7は、単セル140の製造方法を示す説明図である。図7に示すように、MEAプレート30に対して、カソード側セパレータ40を、酸化剤ガス流路溝が形成された第2の面S2側がMEAプレート30側を向くように対向配置するとともに、アノード側セパレータ50を、燃料ガス流路溝が形成された第2の面S2側がMEAプレート側を向くように対向配置する。そして、MEAプレート30をカソード側セパレータ40とアノード側セパレータ50で挟持して加圧することにより、MEAプレート30の支持フレーム31とセパレータ40,50とを貼り合わせる。これにより、MEAプレート30に単セル140を作製することができる。
図8は、単セル140(図7)におけるMEAプレート30の発電部32に対応する一部を拡大して示す断面図である。なお、図8は、説明の便宜上、燃料電池スタック100において1つの単セル140のカソード側セパレータ40に隣接する単セル140のアノード側セパレータ50を付記して示している。なお、発電部32は、X軸方向に沿って配置されているMEA321とMEA321を挟むカソード側ガス拡散層322及びアノード側ガス拡散層323と、を有している。
図示するように、アノード側セパレータ50において、燃料ガス流路溝52が形成されており、発電部32のアノード側ガス拡散層323に接する面は第2の面S2であり、冷却媒体流路溝54が形成されている面は第1の面S1である。同様に、カソード側セパレータ40において、酸化剤ガス流路溝42が形成されており、発電部32のカソード側ガス拡散層322に接する面は第2の面S2であり、冷却媒体流路溝44が形成されている面は第1の面である。上述したように、第1の面S1は余剰カーボン層C1sを除去する第2の除去工程T4(図3,図5)において、露出する混合層TCの表面に凹凸の擦りキズが発生した面であり、第2の面S2は露出する混合層TCの表面に擦りキズが発生していない面である。
ここで、仮に、第1の面S1に酸化剤ガス流路溝42や燃料ガス流路溝52を形成して、セパレータを作製した場合について説明する。この場合、凹凸の擦りキズを有する面がMEAガス拡散層322,323に接することになる。プレス加工工程におけるプレスにより、凹凸が多少潰れて、その深さは浅くなる可能性はあるが、潰れずにバリのような鋭い凹凸形状となって残存する可能性もある。バリのような鋭い凹凸形状が表面に残存していた場合、これがガス拡散層322,323に刺さる可能性がある。また、これがガス拡散層322,323を貫通してMEA321に刺さり、MEA321が損傷する可能性がある。さらに、MEA321のアノードとカソードで短絡を招く可能性がある。
一方、本実施形態により作製されたセパレータ40,50は、擦りキズを有する面である第1の面S1を発電部32のガス拡散層322,323に接する面とは反対側で冷却媒体流路溝44,54が形成される面とし、擦りキズを有しない面である第2の面S2を発電部32のガス拡散層322,323に隣接する面としている。これにより、擦りキズにより発生する凹凸形状によって、ガス拡散層322,323やMEA321が損傷し、最終的にMEA321のアノードとカソードで短絡することを防止することができる。
また、セパレータ40,50の冷却媒体流路溝44,54が形成された面は凹凸の擦りキズを有する第1の面S1となるが、仮に、バリのような鋭い凹凸形状が表面に残存していたとしても、以下で説明するように、これによる影響は小さい。すなわち、複数の単セル140を積層してスタック化する際において、隣接する単セル140のセパレータ40,50の冷却媒体流路溝44,54が形成された面、すなわち、擦りキズを有する面である第1の面S1同士が接触することになる。この場合、仮に、バリのような鋭い凹凸形状が表面に残存していた場合、接触抵抗が大きくなる可能性が懸念される。しかしながら、この場合、スタック化のために積層方向に掛ける締結力が凹凸部分に加わって潰されるため、接触抵抗への影響は非常に小さくすることができる。
D.変形例:
上記実施形態の各工程を実行するために用いられる各装置は一例であって、各工程の処理を実行することができる機能を有すれば、その構造に特に限定はない。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態や変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
30…MEAプレート
31…支持フレーム
32…発電部
40…カソード側セパレータ
42…酸化剤ガス流路溝
44…冷却媒体流路溝
50…アノード側セパレータ
52…燃料ガス流路溝
54…冷却媒体流路溝
62…燃料ガス入口マニホールド開口
62a,64a,72a,74a,82a,84a…マニホールド開口位置
64…燃料ガス出口マニホールド開口
72…酸化剤ガス入口マニホールド開口
74…酸化剤ガス出口マニホールド開口
80…シール部材
82…冷却媒体入口マニホールド開口
84…冷却媒体出口マニホールド開口
100…燃料電池スタック
140…単セル
200…冷却媒体流路面
321…MEA(膜電極接合体)
322…カソード側ガス拡散層
323…アノード側ガス拡散層
500…表面処理装置
510…供給ロール
520…塗工部
520a…第1の塗工部
520b…第2の塗工部
530…熱処理部
540…巻き取りロール
600…余剰カーボン除去装置
610…供給ロール
620…余剰カーボン除去部
621…WJノズル
622…支持台
630…巻き取りロール
700…プレス加工装置
710…供給ロール
720…プレス加工機
C1…カーボン層
C1s…余剰カーボン層
CL…切断位置
S1…第1の面
S2…第2の面
T1…塗工工程
T2…熱処理工程
T3…第1の除去工程
T4…第2の除去工程
T5…プレス加工工程
TCCCS…熱処理済みセパレータ材
TCCS…片面カーボン除去済みセパレータ材
TCS…カーボン除去済みセパレータ材
TS…セパレータ材
TC…混合層

Claims (1)

  1. 発電体を挟持して燃料電池のセルを形成するためのセパレータの製造方法であって、
    (a)チタンを主成分とする金属製のセパレータ材の両側の表面にカーボンブラックを塗工する塗工工程と、
    (b)前記塗工工程の後に、前記セパレータ材を熱処理することによって、前記セパレータ材の両側の表面に、前記カーボンブラックと前記セパレータ材の含有金属の酸化物とを含有する混合層と、前記混合層の上に残存する前記カーボンブラックで構成された余剰カーボン層と、を形成する熱処理工程と、
    (c)前記熱処理工程の後に、前記セパレータ材の両側の表面のうち第2の面を支持して第1の面に形成されている前記余剰カーボン層を除去する第1の除去工程と、
    (d)前記第1の除去工程の後に、前記余剰カーボン層が除去された前記第1の面を支持して前記第2の面に形成されている前記余剰カーボン層を除去する第2の除去工程と、
    (e)前記第2の除去工程の後に、前記第2の面を前記発電体に反応ガスを供給するための反応ガス流路を形成する面として、前記セパレータ材をプレス加工するプレス加工工程と、
    を備える、セパレータの製造方法。
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