JP5298469B2 - 燃料電池用ガス拡散電極 - Google Patents

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Description

本発明は、固体高分子型燃料電池に用いるガス拡散電極に関する。
燃料電池は、水素ガスなどの燃料ガスと酸素を有する酸化ガスとを電解質を介して電気化学的に反応させ、電解質両面に設けた電極間から電気エネルギを直接取り出すものである。特に固体高分子電解質を用いた固体高分子型燃料電池は、動作温度が低く、取り扱いが容易なことから移動体用の電源として注目されている。
固体高分子型燃料電池は、水素イオン伝導性の固体高分子電解質膜の両面にそれぞれ白金等を含有する触媒層を設け、その上に電子伝導性および通気性を有するガス拡散層を設ける。触媒層およびガス拡散層が燃料極(アノードまたは負極)と酸化剤極(カソードまたは正極)となる(例えば、特許文献1)。そして、燃料極、酸化剤極へセパレータに設けたガス供給溝から水素を含む燃料ガス、酸素を含む酸化剤ガスをそれぞれ供給して、以下の電気化学反応により発電を行っている。
[燃料極反応]: H2 → 2H+ + 2e- …(化1)
[酸化剤極反応]: 2H+ + 2e- + 1/2O2 → H2O …(化2)
燃料電池の発電反応中、セパレータ流路から供給された燃料ガス、酸化剤ガスは、ガス拡散層を通過して触媒層に至り、触媒の作用で上記電極反応が促進される。ガス拡散層は触媒層への反応ガス供給経路、触媒層からセパレータまでの導電経路、高分子電解質膜の保湿及び過剰な生成水の排出という各機能を担っている。
通常、ガス拡散層は、カーボンペーパやカーボンクロスが用いられるが、ガス拡散層の表面には、カーボン繊維の毛羽や凹凸がある。このため、触媒層を形成した固体高分子電解質膜とガス拡散層とを接合した膜電極接合体(MEA)と、セパレータとを積層して燃料電池スタックを構成する際の締め付け圧力により、ガス拡散層の毛羽や凹凸が固体高分子電解質膜に損傷を与える可能性があり、これを回避するために、触媒層とガス拡散層との間に保護接着層を設ける技術が知られている(特許文献1)。この保護接着層は、導電性カーボンと水素イオン伝導性高分子電解質から構成される。
特開2005−216834号公報(第6頁、図1)
しかしながら、上記従来の燃料電池構造においては、保護接着層はガス拡散層よりもガス透過性が劣るために、保護機能を重視して保護接着層を厚くすると、触媒層へのガス供給性能が低下し、逆に保護接着層を薄くすると、触媒層との接触性能が低下して接触抵抗が増加したり、ガス拡散層の毛羽や凹凸から触媒層を保護する機能が十分に果たされないという問題点があった。
本第1発明は、上記問題点を解決するために、ガス拡散層と触媒層との間に配置され、前記ガス拡散層から供給される反応ガスを固体高分子電解質膜の表面に形成された触媒層供給するとともに、電流取出用の電極となる導電性多孔質層を備えた燃料電池用ガス拡散電極であって、前記導電性多孔質層は、第1の空孔率を有する第1導電性多孔質層と、第1の空孔率より低い第2の空孔率を有する第2導電性多孔質層とを備え、前記触媒層側に前記第2導電性多孔質層が配置され、前記ガス拡散層側に前記第1導電性多孔質層が配置され、前記第2導電性多孔質層の厚さは、前記第1導電性多孔質層の厚さよりも薄く、前記第2導電性多孔質層は、カーボン粒子及び撥水性物質を含み、前記第1導電性多孔質層は、三次元多孔質構造のポリテトラフルオロエチレン膜の空隙に、導電性物質の粉末を含有させたものであることを要旨とする燃料電池用ガス拡散電極である。
この発明によれば、反応ガス供給側に面する第1導電性多孔質層の空孔率を高くすることにより反応ガス供給側部材の凹凸の追従して密着性を高めるとともに、触媒層側に面する第2導電性多孔質層の空孔率を低くすることにより、反応ガス供給側部材より平坦な触媒層との密着性を高め、導電性多孔質層全体としてのガス透過性を損なうことなく、反応ガス供給側部材の凹凸の影響から触媒層及び固体高分子電解質膜を保護することができる。
本第1発明によれば、触媒層へのガス供給性能の低下を極力回避しながら、ガス拡散層の毛羽や凹凸から触媒層を十分保護することができる燃料電池用ガス拡散電極を提供することができるという効果がある。
次に図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る燃料電池用ガス拡散電極の実施例1を用いた固体高分子型燃料電池の模式的な断面図である。同図において、固体分子型燃料電池の単セル1は、高分子電解質膜2の両面に酸化剤極(カソード)3と燃料極(アノード)4とを備え、これら高分子電解質膜2と酸化剤極3と燃料極4とで膜電極接合体(MEA)5を構成している。
酸化剤極3は、高分子電解質膜2の一方の表面に形成された触媒層6と、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7と、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8と、ガス拡散層基材9とを有している。同様に、燃料極4は、高分子電解質膜2の他方の表面に形成された触媒層10と、比較的空孔率が低い導電性多孔質層11と、比較的空孔率が高い導電性多孔質層12と、ガス拡散層基材13とを備えている。
酸化剤極3のガス拡散層基材9の背面には、酸化剤極側セパレータ14が配設されている。また、燃料極4のガス拡散層基材13の背面には、燃料極側セパレータ16が配設されている。酸化剤極側セパレータ14には酸化剤ガス流路15が設けられている。また、燃料極側セパレータ16には燃料ガス流路17が設けられている。さらに、高分子電解質膜2と酸化剤極側セパレータ14との間、及び高分子電解質膜2と燃料極側セパレータ16との間には、それぞれシール部材18が設けられ、酸化剤ガス及び燃料ガスが単セル1の側面から漏洩することを防止している。
高分子電解質膜2は、パーフルオロスルホン酸基ポリマーや芳香族炭化水素系ポリマー等の水素イオン導電性高分子膜が用いられる。触媒層6,10は、白金微粒子をカーボン粒子に担持した触媒とアイオノマー(パーフルオロスルホン酸基ポリマーでもよい)とで形成される。
比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11は、触媒層6,10に接し、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12は、ガス拡散層基材9,13に接している。
比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11と、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12とは、例えば、比較的空孔率が高い三次元多孔質構造のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)膜に、導電性物質としてのカーボン粒子と撥水材料としてのPTFE粒子とを含有したインクを塗着させたものを熱処理することにより得られる。
これにより素材のPTFE膜が比較的空孔率が高い導電性多孔質層8となると共に、その表面に比較的空孔率が低い導電性多孔質層7が形成される。同様に、比較的空孔率が低い導電性多孔質層11と比較的空孔率が高い導電性多孔質層12が形成される。
ガス拡散層基材9,13は、カーボンペーパーやカーボンクロスが用いられる。セパレータ14,16には、カーボンや耐食処理を施した金属板が用いられる。
実際の燃料電池では、図1の単セル1を複数積層して積層体を構成し、積層体の両端部に固定及び電流取り出し用のエンドプレートを設ける。そして、各セル内の構成要素、及びセル間の接触抵抗が小さくなるように、所定の締め付け力で両エンドプレート間を締め付ける。このように両エンドプレート間を締め付けて燃料電池スタックを構成する際に、ガス拡散層基材9,13を構成するカーボンペーパやカーボンクロスの表面の凹凸や毛羽は、ガス拡散層基材9,13に接する比較的空孔率の高い導電性多孔質層8,12によって吸収され、ガス拡散層基材9,13と比較的空孔率の高い導電性多孔質層8,12とが密着しガス透過性を確保しつつ接触抵抗を低くすることができる。
ここで、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12の厚さは、望ましくは15[μm]以上、100[μm]以下とする。比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12の厚さが15[μm]未満であると、ガス拡散層基材9,13の表面凹凸や毛羽等の表面粗さを吸収できず、カーボン繊維が触媒層6,10や高分子電解質膜2を突き刺して、電気的な短絡や両極間のガスのクロスリークが生じる虞がある。また、セルの面直方向の剛性が低下し、燃料電池用ガス拡散電極の耐久性が低下する。逆に厚さが100[μm]を超えると、ガス透過性が低下し、大出力時に触媒層に供給される反応ガスが不足し発電出力性能が低下する。
また、表面が比較的平坦な触媒層6,10は、それぞれ比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11に接している。そして、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11は、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12よりも薄く形成されている。例えば、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11の厚さは、望ましくは2[μm]以上、50[μm]以下とする。比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11の厚さが2[μm]未満であれば、触媒層6,10の表面凹凸を吸収できず、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11と触媒層6,10との間の接触抵抗が増大する。逆に比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11の厚さが50[μm]を超えると、ガス透過性が低下し、大出力時に触媒層に供給される反応ガスが不足し発電出力性能が低下する。
次に、図2の酸化剤極3の拡大模式断面図を説明する。尚、燃料極4の構造も同様である。図2において、比較的空孔率が高い三次元多孔質構造のPTFE膜(23,24)は、PTFE粒子23と、PTFE粒子23相互を連結する架橋部24から構成される。このPTFE膜(23,24)に導電性物質としてのカーボン粒子21と、PTFE粒子22とを含むインクを塗着して、乾燥、焼成させる。これによりPTFE膜(23,24)の内部に、インク成分であるカーボン粒子21とPTFE粒子22とが入り込んで比較的空孔率が高い導電性多孔質層8となるとともに、表面(図2では下面)には、カーボン粒子21とPTFE粒子22からなる高密度の層ができ、これが比較的空孔率が低い導電性多孔質層7となる。
次に、図4の製造工程図を参照して、本実施例1における比較的空孔率が低い導電性多孔質層7と比較的空孔率が高い導電性多孔質層8との製造方法を説明する。尚、燃料極4を構成する比較的空孔率が低い導電性多孔質層11と比較的空孔率が高い導電性多孔質層12も同様の製造方法により製造される。
この製法の概略は、(1)多孔質PTFE膜を親水化処理する親水化工程、(2)親水化処理したPTFE膜にカーボン及びPTFE粒子を含むインクを浸透させて付着するインク塗着工程、(3)インクを乾燥させる乾燥工程、(4)熱処理によりインク粒子及びPTFE粒子をPTFE膜に固定する焼成工程からなる。
図4のステップS1において、まず比較的高空孔率の多孔質層として、比較的高空孔率の多孔質PTFE膜を準備する。この多孔質PTFE膜は、例えば、一軸伸延、または二軸伸延における伸延条件を制御することにより、種々の厚さ及び空孔率(全体積に対する細孔または空隙の割合)に調整した製品が提供されている(例えば、商品名:ポアフロンメンブレン、住友電工ファインポリマー社製)。本発明における比較的空孔率が高い導電性多孔質層8、12の材料に用いる多孔質PTFE膜は、厚さが15〜100[μm]、孔径が1〜30[μm]、空孔率が70%以上のものが好ましい。
次いで、ステップS2において、多孔質PTFE膜のインク付着性を高めるための親水化処理溶液を調製する。親水化処理溶液としては、非イオン系界面活性剤(商品名:トリトンTriton X-100、ダウケミカル社製)4gをエタノール200gと混合する。
次いで、ステップS3において、多孔質PTFE膜を親水化する。これは、例えば、多孔質PTFE膜を額縁状の治具により水平に固定し、治具内に親水化処理溶液を流し込んで浸漬する。
次いで、ステップS4で、カーボン粒子とPTFE粒子とを含むインクスラリーを調製する。インクスラリーは、界面活性剤と、純水と、カーボン粒子と、PTFE粒子とを主成分とする。インクスラリーの調製には、界面活性剤として非イオン系界面活性剤(商品名:トリトンTriton X-100、ダウケミカル社製)3gと純水200gとを予め混合攪拌した溶液に、カーボンブラック(デンカ社製アセチレンブラック AB−6)をジェットミルで平均粒径1[μm]程度まで粉砕したカーボン粒子20gを投入して攪拌する。更にPTFE粒子を加えるために、PTFE分散液として、ダイキン工業社製ポリフロンPolyflon D−1E(固形分64%)を30g投入混合し、攪拌してインクスラリーとした。
次いで、ステップS5において、治具に固定され親水化処理された多孔質PTFE膜の上からインクスラリーを接触させ、多孔質PTFE膜の下から減圧吸引する。これにより、多孔質PTFE膜内の親水化処理溶液が多孔質PTFE膜の内部から吸い出されると共に、インクスラリーが多孔質PTFE膜内に浸透する。
次いで、ステップS6において、インクスラリーを塗布した多孔質PTFE膜を乾燥炉に入れ、温度50〜120[℃]、時間5〜20[min]の乾燥条件でインク中の水分を蒸発乾燥させる。
次いで、ステップS7において、インクスラリーが乾燥した多孔質PTFE膜を焼成炉に入れ、温度250〜350[℃]、時間5〜20[min]の焼成条件により焼成を行って、界面活性剤を除去するとともに、カーボン粒子及びPTFE粒子を多孔質PTFE膜の内部及び表面に固定することにより、比較的高空孔率の導電性多孔質層と、その表面に形成された比較的低空孔率の導電性多孔質層が一体化した導電性多孔質層が得られる。
この後、ステップS8において、導電性多孔質の外周を所定の寸法にトリミングして、導電性多孔質の製造を完了する。以上の製造工程により製造された導電性多孔質の比較的高空孔率導電性多孔質層8,12の仕上がり厚さは、15[μm]以上、100[μm]以下が望ましい。また、比較的低空孔率導電性多孔質層7,11の仕上がり厚さは、2[μm]以上、50[μm]以下が望ましい。
こうして得られた導電性多孔質層の比較的高空孔率の導電性多孔質8(12)側にガス拡散層基材9(13)を重ねて加熱接合することにより、燃料電池用ガス拡散層が得られる。この加熱接合は、例えばホットプレス機により、温度150〜200[℃]、圧力0.5〜4[MPa]、時間0.5〜10[min]の条件で行うことができる。
以上説明した本実施例によれば、ガス拡散層基材9,13と、触媒層6,10との間に、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12と、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11とを設けたことにより、触媒層及びガス拡散層基材との接触面積を確保して接触抵抗を下げながら、ガス拡散層基材の表面凹凸や毛羽による触媒層や高分子電解質膜への局部的な圧迫或いは触媒層及び高分子電解質膜の穿孔を回避しつつ、ガス拡散性を確保することができるという効果がある。
また、図1の構成において、ガス拡散層基材9,13を除去して、セパレータ14,16に直接、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12が接する構成としても本発明は有効である。即ち、セパレータ14,16に形成されたガス流路15,17の凹凸による圧力分布を比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12が吸収するとともに、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11が触媒層6,10と良好な接触を行うことができる。
また、本実施例によれば、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11の厚さは、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12の厚さよりも薄くしたので、ガス拡散性の低下代を極力抑制しながら触媒層との接触抵抗を十分低減できるという効果がある。
また、本実施例によれば、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11は、少なくとも導電性材料としてカーボンを含むとともに、撥水性物質としてPTFE粒子を含むので、安価で耐久性のあるガス拡散電極を提供することができるという効果がある。
また、本実施例によれば、比較的空孔率が高い第1導電性多孔質層と比較的空孔率が低い第2導電性多孔質層とを備えたガス拡散層を有する燃料電池用ガス拡散電極の製造方法であって、比較的空孔率が高い多孔質層を親水化処理液により親水化する親水化工程と、親水化した前記多孔質層に導電性物質及びポリテトラフルオロエチレン微粒子を含有するインクスラリーを塗着する塗着工程と、前記導電性物質及び前記ポリテトラフルオロエチレン微粒子の付着した多孔質層を熱処理する熱処理工程と、を備えたことにより、比較的空孔率が高い膜状構造体上に厚さが均一の薄い比較的空孔率が低い膜状構造体を容易に形成することができるという効果がある。
また、本実施例によれば、比較的空孔率が高い第1導電性多孔質層にガス拡散層基材が加熱接合するので、導電性多孔質層とガス拡散層基材との密着性を向上させることができるという効果がある。
次に、図3,5を参照して、本発明に係る燃料電池用ガス拡散電極の実施例2を説明する。尚、本実施例の燃料電池用ガス拡散電極を用いた燃料電池の単セル1の構造は、図1に示した実施例1と同様である。
図3は、実施例2における酸化剤極3の拡大模式断面図である。尚、燃料極4の構造も同様である。図3において、比較的空孔率が高い三次元多孔質構造のPTFE膜(34,35)は、PTFE粒子34と、PTFE粒子34相互を連結する架橋部35から構成される。比較的空孔率が低い三次元多孔質構造のPTFE膜(32,33)は、PTFE粒子32と、PTFE粒子32相互を連結する架橋部33から構成される。これらPTFE膜(34,35)と、PTFE膜(32,33)とを熱圧着させた後に、カーボン粒子31を含むインクスラリーを塗布して、熱処理することにより、比較的空孔率が高い導電性多孔質8と、比較的空孔率が低い導電性多孔質7とが形成される。
次に、図5の製造工程図を参照して、本実施例2における比較的空孔率が低い導電性多孔質層7と比較的空孔率が高い導電性多孔質層8との製造方法を説明する。尚、燃料極4を構成する比較的空孔率が低い導電性多孔質層11と比較的空孔率が高い導電性多孔質層12も同様の製造方法により製造される。
この製法の概略は、(1)比較的高空孔率の多孔質PTFE膜と比較的低空孔率の多孔質PTFE膜とを熱圧着して、空孔率の異なる層を備えた多孔質PTFE膜を得る熱圧着工程と、(2)熱圧着された多孔質PTFE膜を親水化処理する親水化工程、(3)親水化処理したPTFE膜にカーボン粒子を含むインクを浸透させて付着するインク塗着工程、(4)インクを乾燥させる乾燥工程、(5)熱処理によりインク粒子をPTFE膜に固定する焼成工程からなる。
図5のステップS10において、比較的空孔率が高い三次元多孔質構造のPTFE膜を準備する。ステップS11において、比較的空孔率が低い三次元多孔質構造のPTFE膜を準備する。これらの多孔質PTFE膜は、例えば、一軸伸延、または二軸伸延における伸延条件を制御することにより、種々の厚さ及び空孔率(全体積に対する細孔または空隙の割合)に調整した製品が提供されている(例えば、商品名:ポアフロンメンブレン、住友電工ファインポリマー社製)。
ステップS12において、比較的空孔率が高い三次元多孔質構造のPTFE膜と、比較的空孔率が低い三次元多孔質構造のPTFE膜とを重ねて、ホットプレス機にセットして、温度150〜200[℃]、圧力0.5〜4[MPa]、時間0.5〜10[min]のプレス条件で加熱圧着し、多孔質PTFE膜を得る。
ステップS13において、多孔質PTFE膜のインク付着性を高めるための親水化処理溶液を調製する。親水化処理溶液としては、非イオン系界面活性剤(商品名:トリトンTriton X-100、ダウケミカル社製)4gをエタノール200gと混合する。
ステップS14において、多孔質PTFE膜を親水化する。これは、例えば、多孔質PTFE膜を額縁状の治具により水平に固定し、治具内に親水化処理溶液を流し込んで浸漬する。
ステップS15で、カーボン粒子を含むインクスラリーを調製する。インクスラリーは、界面活性剤と、純水と、カーボン粒子とを主成分とする。インクスラリーの調製には、界面活性剤として非イオン系界面活性剤(商品名:トリトンTriton X-100、ダウケミカル社製)3gと純水200gとを予め混合攪拌した溶液に、カーボンブラック(デンカ社製アセチレンブラック AB−6)をジェットミルで平均粒径1[μm]程度まで粉砕したカーボン粒子20gを投入して攪拌する。
ステップS16において、治具に固定され親水化処理された多孔質PTFE膜の上からインクスラリーを接触させ、多孔質PTFE膜の下から減圧吸引する。これにより、多孔質PTFE膜内の親水化処理溶液が多孔質PTFE膜の内部から吸い出されると共に、インクスラリーが多孔質PTFE膜内に浸透する。
次いで、ステップS17において、インクスラリーを塗布した多孔質PTFE膜を乾燥炉に入れ、温度50〜120[℃]、時間5〜20[min]の乾燥条件でインク中の水分を蒸発乾燥させる。
次いで、ステップS18において、インクスラリーが乾燥した多孔質PTFE膜を焼成炉に入れ、温度250〜350[℃]、時間5〜20[min]の焼成条件により焼成を行って、界面活性剤を除去するとともに、カーボン粒子を多孔質PTFE膜の内部に固定することにより、比較的高空孔率の導電性多孔質層と、比較的低空孔率の導電性多孔質層が一体化した導電性多孔質層が得られる。
この後、ステップS19において、導電性多孔質膜の外周を所定の寸法にトリミングして、導電性多孔質の製造を完了する。以上の製造工程により製造された導電性多孔質の比較的高空孔率導電性多孔質層8,12の仕上がり厚さは、15[μm]以上、100[μm]以下が望ましい。また、比較的低空孔率導電性多孔質層7,11の仕上がり厚さは、2[μm]以上、50[μm]以下が望ましい。
こうして得られた導電性多孔質層の比較的高空孔率の導電性多孔質8(12)側にガス拡散層基材9(13)を重ねて加熱接合することにより、燃料電池用ガス拡散層が得られる。この加熱接合は、例えばホットプレス機により、温度150〜200[℃]、圧力0.5〜4[MPa]、時間0.5〜10[min]の条件で行うことができる。
以上説明した本実施例によれば、ガス拡散層基材9,13と、触媒層6,10との間に、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12と、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11とを設けたことにより、触媒層及びガス拡散層基材との接触面積を確保して接触抵抗を下げながら、ガス拡散層基材の表面凹凸や毛羽による触媒層や高分子電解質膜への局部的な圧迫或いは触媒層及び高分子電解質膜の穿孔を回避しつつ、ガス拡散性を確保することができるという効果がある。
また、図1の構成において、ガス拡散層基材9,13を除去して、セパレータ14,16に直接、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12が接する構成としても本発明は有効である。即ち、セパレータ14,16に形成されたガス流路15,17の凹凸による圧力分布を比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12が吸収するとともに、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11が触媒層6,10と良好な接触を行うことができる。
また、本実施例によれば、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11の厚さは、比較的空孔率が高い導電性多孔質層8,12の厚さよりも薄くしたので、ガス拡散性の低下代を極力抑制しながら触媒層との接触抵抗を十分に低減することができるという効果がある。
また、本実施例によれば、比較的空孔率が低い導電性多孔質層7,11は、少なくとも導電性材料としてカーボンを含むとともに、撥水性物質としてPTFE粒子を含むので、安価で耐久性のあるガス拡散電極を提供することができるという効果がある。
また、本実施例によれば、比較的高空孔率の多孔質層と比較的低空孔率の多孔質層とのそれぞれの空孔率を最適に選択し、これらを接合した後に、カーボン粒子を被着するので、比較的高空孔率の導電性多孔質層と、比較的低空孔率の導電性多孔質層のそれぞれの空孔率も最適に設定することができるという効果がある。
本発明に係る燃料電池用ガス拡散電極を用いた単セルの構造を説明する模式断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガス拡散電極の実施例1を説明する拡大模式断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガス拡散電極の実施例2を説明する拡大模式断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガス拡散電極を構成する少なくとも2種類の空孔率が異なる導電性多孔質の製造方法の実施例1を説明する製造工程図である。 本発明に係る燃料電池用ガス拡散電極を構成する少なくとも2種類の空孔率が異なる導電性多孔質の製造方法の実施例2を説明する製造工程図である。
符号の説明
1 単セル
2 高分子電解質膜
3 酸化剤極
4 燃料極
5 MEA(膜電極接合体)
6,10 触媒層
7,11 低空孔率導電性多孔質
8,12 高空孔率導電性多孔質
9,13 ガス拡散層基材
14,16 セパレータ
15 酸化剤ガス流路
17 燃料ガス流路
18 シール部材

Claims (2)

  1. ガス拡散層と触媒層との間に配置され、前記ガス拡散層から供給される反応ガスを固体高分子電解質膜の表面に形成された触媒層へ供給するとともに、電流取出用の電極となる導電性多孔質層を備えた燃料電池用ガス拡散電極であって、
    前記導電性多孔質層は、第1の空孔率を有する第1導電性多孔質層と、第1の空孔率より低い第2の空孔率を有する第2導電性多孔質層とを備え、
    前記触媒層側に前記第2導電性多孔質層が配置され、前記ガス拡散層側に前記第1導電性多孔質層が配置され、
    前記第2導電性多孔質層の厚さは、前記第1導電性多孔質層の厚さよりも薄く、
    前記第2導電性多孔質層は、カーボン粒子及び撥水性物質を含み、
    前記第1導電性多孔質層は、三次元多孔質構造のポリテトラフルオロエチレン膜の空隙に、導電性物質の粉末を含有させたものであることを特徴とする燃料電池用ガス拡散電極。
  2. ガス拡散層と触媒層との間に配置され、前記ガス拡散層から供給される反応ガスを固体高分子電解質膜の表面に形成された触媒層へ供給するとともに、電流取出用の電極となる導電性多孔質層を備えた燃料電池用ガス拡散電極であって、
    前記導電性多孔質層は、第1の空孔率を有する第1導電性多孔質層と、第1の空孔率より低い第2の空孔率を有する第2導電性多孔質層とを備え、
    前記触媒層側に前記第2導電性多孔質層が配置され、前記ガス拡散層側に前記第1導電性多孔質層が配置され、
    前記第2導電性多孔質層の厚さは、前記第1導電性多孔質層の厚さよりも薄く、
    前記第2導電性多孔質層は、カーボン粒子及び撥水性物質を含み、
    前記第1導電性多孔質層は、三次元多孔質構造のポリテトラフルオロエチレン膜の空隙に、導電性物質の粉末を含有させたものであり、
    前記導電性多孔質層は、第3の空孔率を有する三次元多孔質構造の第1のポリテトラフルオロエチレン膜と、第3の空孔率より低い第4の空孔率を有する三次元多孔質構造の第2のポリテトラフルオロエチレン膜とを熱圧着させた後に、カーボン粒子を含むインクスラリーを塗布して熱処理したことを特徴とする燃料電池用ガス拡散電極。
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