JP6734085B2 - 蓄熱装置及び蓄熱材の結晶化を完了させる方法 - Google Patents
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Description
内部空間が複数の空間に仕切られている容器、
前記複数の空間のそれぞれの内部に位置する前記蓄熱材、及び
前記複数の空間のそれぞれにおいて前記蓄熱材に接触して配置され、前記容器との相対的位置を時間的に変化させることができる少なくとも1つの可動部材、
を備えた蓄熱装置を提供する。
より短い期間(例えば1分以内)で蓄熱材の結晶化を完了させることができれば、蓄熱材の用途はさらに広がる。例えば、アイドリングストップを自動的に行う機能を有する自動車において、アイドリングストップ時の車室の冷房のために蓄熱材を利用することが考えられる。この場合、アイドリングストップ時には、エンジンによってコンプレッサーを駆動することにより得られる冷熱の代わりに、蓄熱材に蓄えられた冷熱が利用される。つまり、自動車の走行中にコンプレッサーを利用して蓄熱材を結晶化させて冷熱を蓄えつつ、アイドリングストップ時に蓄冷材を融解させて冷熱を放出するというサイクルを繰り返す方法が考えられる。都市部における自動車の交通事情を考慮すると、交通信号機同士の間隔が短く自動車が走行する期間が短くなる場合がある。このため、蓄熱材の結晶化をより短期間に完了でき、蓄熱材の全体で短期間に冷熱を潜熱として蓄えることができることが望ましい。しかし、特許文献1及び2に記載の技術では、蓄熱材全体が結晶化するまでには長い期間を要し、例えば、交通信号機同士の間を自動車が走行する期間が短い場合に、蓄熱材の全体の結晶化を完了することが難しい。本発明者らは、このような観点から、より短い期間で蓄熱材の結晶化を完了させる方法について検討を重ねた結果、蓄熱材が含まれる容器の内部空間を複数の空間に仕切り、複数の空間のそれぞれの内部において同時多発的に結晶核を発生させることができれば、蓄熱材全体としての結晶化を短期間に完了できるのではないかと考えた。本発明はかかる知見に基づき案出されたものである。
なお、上記の知見は本発明者らの検討に基づくものであり、上記の知見は先行技術ではない。
内部空間が複数の空間に仕切られている容器、
前記複数の空間のそれぞれの内部に位置する前記蓄熱材、及び
前記複数の空間のそれぞれにおいて前記蓄熱材に接触して配置され、前記容器との相対的位置を時間的に変化させることができる少なくとも1つの可動部材、
を備える、蓄熱装置を提供する。
蓄熱装置が備える蓄熱材の結晶化を完了させる方法であって、
前記蓄熱装置は、
内部空間が複数の空間に仕切られている容器、
前記複数の空間のそれぞれの内部に位置する前記蓄熱材、及び
前記複数の空間のそれぞれにおいて前記蓄熱材に接触して配置され、前記容器との相対的位置を時間的に変化させることができる少なくとも1つの可動部材、
を備え、
(i)前記可動部材同士の、接触及び離間の繰り返し又は摺動、
(ii)前記容器の内周面と前記可動部材との、接触及び離間の繰り返し又は摺動、及び
(iii)前記容器の内部に配置されている構造物の表面と前記可動部材との、接触及び離間の繰り返し又は摺動、
のうちの少なくとも1つの動作を継続させることによって、前記蓄熱材の過冷却を解除して所定の期間内に前記蓄熱材の結晶化を完了させる、
方法を提供する。
内部空間が複数の空間に仕切られている容器、
前記複数の空間のそれぞれの内部に位置する前記蓄熱材、及び
前記複数の空間のそれぞれおいて前記蓄熱材に接触して配置され、前記容器との相対的位置を時間的に変化させることができる可動部材と、
を備える蓄熱装置を提供する。
自動車と、
別の第1態様〜第4態様に記載の蓄熱装置と
を備える装置である。
図1Aに示すような実施例1に係る蓄熱装置を準備した。実施例1に係る蓄熱装置の容器11の形状は直方体であり、容器11は、直方体である容器11の一面が透明なガラス板によって形成されている以外は、ステンレスによって形成されていた。容器11の内部空間は、ステンレス製の仕切り部材12によって、Z軸方向の寸法が2.7mmであり、かつ、X軸方向及びY軸方向の寸法がそれぞれ3.0mmである複数の空間15に区画されていた。すなわち、空間15の容積は、24.3mm3(0.0243cm3)であった。容器11の内部空間は、0.91719cm3の容積を有していた。なお、容器11の内部空間の容積(0.91719cm3)から仕切り部材12が占める容積を差し引いた差は、0.810171cm3であった。実施例1に係る蓄熱装置の各空間15には1つの可動部材13が配置されていた。実施例1に係る蓄熱装置の可動部材13は、1.5mmの直径を有するステンレス製の球であった。複数の空間15の天井面と可動部材13との距離は1.2mmであった。容器11の内部空間は蓄熱材16である40重量%濃度のTBAB水容液によって満たされており、複数の空間15のそれぞれは可動部材13が別の空間15に移動しない程度の隙間14によって互いに連通していた。なお、40重量%濃度のTBAB水容液の融点は12℃である。
図2Aに示すような実施例2に係る蓄熱装置を準備した。実施例2に係る蓄熱装置の容器11の形状は直方体であり、容器11は、直方体である容器11の一面が透明なガラス板によって形成されている以外は、ステンレスによって形成されていた。容器11の内部空間は、ステンレス製の仕切り部材12によって、Z軸方向の寸法が2.7mmであり、Y軸方向の寸法が3.0mmであり、X軸方向の寸法が10.0mmである複数の空間15に区画されていた。すなわち、空間15の容積は、81.0mm3(0.081cm3)であった。容器11の内部空間は、1.443cm3の容積を有していた。なお、容器11の内部空間の容積(1.443cm3)から仕切り部材12が占める容積を差し引いた差は、1.330cm3であった。実施例2に係る蓄熱装置の各空間15には5つの可動部材13が配置されていた。実施例2に係る蓄熱装置の可動部材13は、1.5mmの直径を有するステンレス製の球であった。複数の空間15の天井面と可動部材13との距離は1.2mmであった。容器11の内部空間は蓄熱材16である40重量%濃度のTBAB水容液によって満たされており、複数の空間15のそれぞれは可動部材13が別の空間15に移動しない程度の隙間14によって互いに連通していた。
図3Aに示すような実施例3に係る蓄熱装置を準備した。実施例3に係る蓄熱装置の容器11の形状は直方体であり、容器11は、直方体である容器11の一面が透明なガラス板によって形成されている以外は、ステンレスによって形成されていた。容器11の内部空間は、ステンレス製の仕切り部材12によって、Z軸方向の寸法が2.2mmであり、Y軸方向の寸法が2.2mmであり、X軸方向の寸法が21.0mmである複数の空間15に区画されていた。すなわち、空間15の容積は、101.6mm3(0.1016cm3)であった。容器11の内部空間は、0.9101cm3の容積を有していた。なお、容器11の内部空間の容積(0.9101cm3)から仕切り部材12が占める容積を差し引いた差は、0.8461cm3であった。容器11の、ステンレスによって形成された内周面には、金属光沢がない梨地になるようにサンドブラストによって粗面化処理を施した。実施例3に係る蓄熱装置の各空間15には、図3C〜図3Eに示す、波板で形成されたステンレス製の1つの可動部材13が配置されていた。可動部材13は、Z軸方向の寸法が2.0mmであり、Y軸方向の寸法が2.0mmであり、X軸方向の寸法が20.0mmであった。可動部材13を形成する波板の厚みは0.3mmであった。また、可動部材13は、平面視で4mmの波長を有する波形が5回繰り返して出現する形状を有していた。容器11の内部空間は蓄熱材16である40重量%濃度のTBAB水容液によって満たされており、複数の空間15のそれぞれは可動部材13が別の空間15に移動しない程度の隙間14によって互いに連通していた。
図4A及び図4Bに示すような実施例4に係る蓄熱装置を準備した。実施例4に係る蓄熱装置の容器11の形状は直方体であり、容器11は、直方体である容器11のY軸方向に並んだ一対の面の一方が透明なフィルムで形成されており、直方体である容器11のその他の面はアルミニウム箔と樹脂フィルムとが積層された積層フィルムによって形成されていた。容器11は、Z軸方向の寸法が31.0mmであり、Y軸方向の寸法が2.2mmであり、X軸方向の寸法が22.0mmである内部空間を有していた。すなわち、容器11の内部空間の容積は、1500.4mm3(1.5004cm3)であった。容器11の、ステンレスによって形成された内周面には、金属光沢がない梨地になるようにサンドブラストによって粗面化処理を施した。実施例4に係る蓄熱装置の内部空間には、可動部材13が配置されていた。可動部材13は、Z軸方向の寸法が30.0mmであり、Y軸方向の寸法が2.0mmであり、X軸方向の寸法が0.3mmである10枚のステンレス製の薄板を含んでいた。可動部材13において、10枚のステンレス製の薄板はX軸方向に2mm間隔で並んでおり、10枚のステンレス製の薄板のZ軸方向の両端が連結されていた。可動部材13の隣り合う2枚のステンレス製の薄板によって空間15が形成されていた。各空間15の容積は120mm3(0.12cm3)であった。容器11の内部空間の容積(1.5004cm3)から可動部材13が占める容積(30.0mm×2.0mm×0.3mm×10枚+両端の連結部分の容積)を差し引いた差は、1.2988cm3であった。容器11の内部空間は蓄熱材である40重量%濃度のTBAB水容液によって満たされていた。
図4A及び図4Bに示すような実施例5に係る蓄熱装置を準備した。実施例5に係る蓄熱装置の容器11の形状は直方体であった。直方体である容器11のY軸方向に並んだ一対の面の一方が透明なフィルムで形成されており、直方体である容器11のその他の面はアルミニウム箔と樹脂フィルムとが積層された積層フィルムによって形成されていた。容器11は、Z軸方向の寸法が31.0mmであり、Y軸方向の寸法が2.2mmであり、X軸方向の寸法が68.0mmである内部空間を有していた。すなわち、容器11の内部空間の容積は、4,637.6mm3(4.6376cm3)であった。容器11の、ステンレスによって形成された内周面には、金属光沢がない梨地になるようにサンドブラストによって粗面化処理を施した。実施例5に係る蓄熱装置の内部空間には、可動部材13が配置されていた。可動部材13は、Z軸方向の寸法が30.0mmであり、Y軸方向の寸法が2.0mmであり、X軸方向の寸法が0.3mmである30枚のステンレス製の薄板を含んでいた。可動部材13において、30枚のステンレス製の薄板はX軸方向に2mm間隔で並んでおり、30枚のステンレス製の薄板のZ軸方向の両端が連結されていた。可動部材13の隣り合う2枚のステンレス製の薄板によって空間15が形成されていた。各空間15の容積は120mm3(0.12cm3)であった。容器11の内部空間の容積(4.6376cm3)から可動部材13が占める容積(30.0mm×2.0mm×0.3mm×30枚+両端の連結部分の容積)を差し引いた差は、4.028cm3であった。容器11の内部空間は蓄熱材16である40重量%濃度のTBAB水容液によって満たされていた。
容器11及び可動部材13が以下の点で異なる以外は実施例5と同様にして実施例6に係る蓄熱装置を準備した。実施例6に係る蓄熱装置の容器11は、Z軸方向の寸法が151.0mmであり、Y軸方向の寸法が2.2mmであり、X軸方向の寸法が311.5mmである内部空間を有していた。すなわち、容器11の内部空間の容積は、103480.3mm3(103.4803cm3)であった。また、可動部材13は、Z軸方向の寸法が150.0mmであり、Y軸方向の寸法が2.0mmであり、X軸方向の寸法が0.5mmである125枚のステンレス製の薄板を含んでいた。可動部材13において、125枚のステンレス製の薄板がX軸方向に2mm間隔で並んでおり、125枚のステンレス製の薄板のZ軸方向の両端が連結されていた。可動部材13の隣り合う2枚のステンレス製の薄板によって空間15が形成されていた。各空間15の容積は600mm3(0.6cm3)であった。容器11の内部空間の容積(103.4803cm3)から可動部材13が占める容積(150.0mm×2.0mm×0.5mm×125枚+両端の連結部分の容積)を差し引いた差は、84.2343cm3であった。実施例6に係る蓄熱装置について、実施例5と同様にして蓄熱材16の結晶化の進行状況を確認した。その結果、ローラーによる容器11の外周面の押圧を開始してから60秒目には蓄熱材16の結晶化が完了していることが確認された。
図5A及び図5Bに示すような比較例に係る蓄熱装置20を準備した。比較例に係る蓄熱装置20の容器21の形状は直方体であり、容器21は、容器21の一面が透明なガラス板によって形成されている以外は、ステンレスによって形成されていた。容器21の内部空間25は、Z軸方向の寸法が2.7mmであり、かつ、X軸方向及びY軸方向の寸法がそれぞれ19.5mmである単一の空間として形成されていた。容器21の内部空間25の内容積は、約1027mm3(約1.027cm3)であった。比較例1に係る蓄熱装置の内部空間25には1つの可動部材13が配置されていた。可動部材13は、1.5mmの直径を有するステンレス製の球であった。内部空間25の天井面と可動部材13との距離は1.2mmであった。容器21の内部空間は蓄熱材16である40重量%濃度のTBAB水容液によって満たされていた。なお、40重量%濃度のTBAB水容液の融点は12℃である。
11 容器
12 仕切り部材
13 可動部材
15 空間
16 蓄熱材
Claims (12)
- 内部空間が複数の空間に仕切られている容器、
前記複数の空間のそれぞれの内部に位置し、前記容器の内部に封入された蓄熱材、及び
前記容器の外部から内部に延びている部材に接続されることなく、前記複数の空間のそれぞれにおいて前記蓄熱材に接触して配置され、前記容器との相対的位置を時間的に変化させることができる少なくとも1つの可動部材、を備え、
前記容器は、金属を含み、
前記複数の空間同士が連通しており、
前記可動部材は、前記容器の内周面又は前記容器の内部空間を複数の空間に仕切るための部材から離間可能である、
蓄冷装置。 - 前記容器は、特定方向に並んだ互いに反対方向を向く一対の内周面を有し、
前記一対の内周面同士の距離をDと定義し、かつ、前記特定方向における前記可動部材の寸法をLと定義したとき、D/Lが1.02〜2.70である、請求項1に記載の蓄冷装置。 - 液相の前記蓄熱材が通過可能な構造を有し、前記容器の前記内部空間を前記複数の空間に仕切る仕切り部材を前記構造としてさらに備えた、請求項1又は2に記載の蓄冷装置。
- 前記仕切り部材は、前記可動部材を兼ねる、請求項3に記載の蓄冷装置。
- 前記複数の空間のそれぞれは、100cm3以下の容積を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄冷装置。
- 蓄冷装置が備える蓄熱材の結晶化を完了させる方法であって、
前記蓄冷装置は、
内部空間が複数の空間に仕切られている容器、
前記複数の空間のそれぞれの内部に位置し、前記容器の内部に封入された前記蓄熱材、及び
前記容器の外部から内部に延びている部材に接続されることなく、前記複数の空間のそれぞれにおいて前記蓄熱材に接触して配置され、前記容器との相対的位置を時間的に変化させることができる少なくとも1つの可動部材、を備え、
前記容器は、金属を含み、
前記複数の空間同士が連通しており、
前記可動部材は、前記容器の内周面又は前記容器の内部空間を複数の空間に仕切るための部材から離間可能であり、
(i)前記可動部材同士の、接触及び離間の繰り返し又は摺動、
(ii)前記容器の内周面と前記可動部材との、接触及び離間の繰り返し又は摺動、及び
(iii)前記容器の内部に配置されている構造物の表面と前記可動部材との、接触及び離間の繰り返し又は摺動、
のうちの少なくとも1つの動作を継続させることによって、前記蓄熱材の過冷却を解除して所定の期間内に前記蓄熱材の結晶化を完了させる、
方法。 - 前記容器は、特定方向に並んだ互いに反対方向を向く一対の内周面を有し、
前記一対の内周面同士の距離をDと定義し、かつ、前記特定方向における前記可動部材の寸法をLと定義したとき、D/Lが1.02〜2.70である、請求項6に記載の方法。 - 前記容器又は前記可動部材に対して振動エネルギーを付与することによって前記容器と前記可動部材との相対的位置を時間的に変化させて前記少なくとも1つの動作を生じさせる、請求項6又は7に記載の方法。
- 前記可動部材は磁性体を含み、
前記可動部材の周囲に磁場を形成することによって前記容器と前記可動部材との相対的位置を時間的に変化させて前記少なくとも1つの動作を生じさせる、請求項6又は7に記載の方法。 - 前記容器に対して外力を加えて容器を変形させることによって前記容器と前記可動部材との相対的位置を時間的に変化させて前記少なくとも1つの動作を生じさせる、請求項6又は7に記載の方法。
- 前記容器に対して外力を加えて前記可動部材を直接的又は間接的に変位させることによって前記容器と前記可動部材との相対的位置を時間的に変化させて前記少なくとも1つの動作を生じさせる、請求項6又は7に記載の方法。
- 前記複数の空間のそれぞれは、100cm3以下の容積を有する、請求項6〜11のいずれか1項に記載の蓄熱方法。
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