JP6732318B2 - 電線操作工具、電線操作工具用の部品、電線切分方法、および、電線接続方法 - Google Patents

電線操作工具、電線操作工具用の部品、電線切分方法、および、電線接続方法 Download PDF

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Description

本発明は、電線操作工具、電線操作工具用の部品、電線切分方法、および、電線接続方法に関する。
電線の切分工法が知られている。電線の切分工法では、電線切分工具が使用される。電線切分工具は、第1電線把持具と、第2電線把持具と、第1電線把持具と第2電線把持具との間に配置された伸縮可能な棒とを備える。電線切分工具を用いて、電線を切り分けるに際しては、第1に、電線の第1部分を第1電線把持具で把持し、電線の第2部分を第2電線把持具で把持する。第2に、第1電線把持具と第2電線把持具との間の距離が小さくなるように、伸縮可能な棒を収縮させる。当該収縮の結果、第1電線把持具と第2電線把持具との間に位置する電線が弛む。第3に、第1電線把持具と第2電線把持具との間の位置(電線が弛んでいる位置)において、電線を切断する。第4に、一方の電線切断端部を支持する電線支持具を伸縮可能な棒のまわりに180度回転させることにより、一方の電線切断端部と、他方の電線切断端部とを上下方向に振り分ける。
電線工事完了後に、一方の電線切断端部と、他方の電線切断端部とを再接続するに際しては、第1に、一方の電線切断端部を支持する電線支持具を伸縮可能な棒のまわりに180度回転させることにより、一方の電線切断端部の位置と、他方の電線切断端部の位置とを整合させる。第2に、一方の電線切断端部に接続スリーブの第1端部を装着する。第3に、接続スリーブの第2端部の位置と、他方の電線切断端部とを位置合わせした状態で、他方の電線切断端部を、接続スリーブの第2端部内に挿入する。第4に、接続スリーブを圧縮変形させて、接続スリーブと、一方の電線切断端部と、他方の電線切断端部とを圧着する。
関連する技術として、特許文献1には、架線工事用補助具が記載されている。特許文献1に記載の架線工事用補助具は、被覆電線を掴む一対の掴線器と、被覆電線の掴線器の間の部分を彎曲させる伸縮器と、掴線器の間で切断された被覆電線の切断位置の両端部近傍の被覆部をそれぞれ把持する一対の把持器とを備える。そして、一対の把持器の少なくとも一方が伸縮器の長手方向に沿って移動可能なように構成されている。特許文献1に記載の架線工事用補助具では、接続スリーブを心線に圧着するに際し、一対の把持器の少なくとも一方が伸縮器の長手方向に沿って移動するため、電線の接続部に撓みが生じることが抑制される。
特開2010−51081号公報
電線の切分工法においては、一方の電線切断端部と、他方の電線切断端部とを再接続するに際し、電線支持具を180度回転させて一方の電線切断端部の位置と、他方の電線切断端部の位置とを整合させる工程、一方の電線切断端部に接続スリーブの第1端部を装着する工程、接続スリーブの第2端部の位置と、他方の電線切断端部とを位置合わせした状態で、他方の電線切断端部を、接続スリーブの第2端部内に挿入する工程等を含み、作業者の作業負担が大きい。特に、これらの工程を実行するに際し、高所作業車のバケット内の作業者が、長尺のスティックを介して、電線切分工具の各操作部を操作する場合、作業者の作業負担は大きく、作業時間も長くなる。
そこで、本発明の目的は、作業者の負担を軽減し、安全に効率よく電線の切分工事および電線の接続工事を行うことを可能にする電線操作工具、電線操作工具用の部品、電線切分方法、および、電線接続方法を提供することである。
本発明は、以下に示す、電線操作工具、電線操作工具用の部品、電線切分方法、および、電線接続方法に関する。
(1)第1電線把持具と、
前記第1電線把持具に連結され、移動部がベース部に対して相対移動することにより伸縮可能な第1棒部材と、
第2電線把持具と、
前記第2電線把持具に連結された第2棒部材と、
前記第1棒部材と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第1連結具と、
前記第2棒部材に対する前記第1棒部材の相対移動を制限する移動制限部材と、
前記第1棒部材の前記移動部とともに移動する第1電線支持具と
を具備する
電線操作工具。
(2)前記移動制限部材は、前記第2棒部材に対する前記第1棒部材の前記移動部の相対移動を制限する第1ストッパーを含む
上記(1)に記載の電線操作工具。
(3)前記第1棒部材の前記ベース部と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第2連結具を更に具備する
上記(2)に記載の電線操作工具。
(4)前記第1ストッパーは、前記第1連結具と前記第2連結具との間に配置されている
上記(3)に記載の電線操作工具。
(5)前記第1棒部材の前記ベース部に対する前記第2棒部材の相対移動を制限する第2ストッパーを更に具備する
上記(2)乃至(4)のいずれか一つに記載の電線操作工具。
(6)前記第1電線支持具は、前記第1連結具に設けられている
上記(1)乃至(5)のいずれか一つに記載の電線操作工具。
(7)前記第2棒部材は、複数の平行なロッドを含み、
前記第1連結具は、前記第1棒部材の前記移動部と、前記複数の平行なロッドとを相対移動可能に連結する
上記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載の電線操作工具。
(8)前記第1連結具または前記第1電線支持具は、前記移動部にスライド移動可能に取り付けられる上記(1)乃至(7)のいずれか一つに記載の電線操作工具。
(9)第1電線把持具と、第2電線把持具と、第1電線把持具に連結された伸縮可能な第1棒部材とを備える電線操作工具用の部品であって、
第2電線把持具に連結される第2棒部材と、
前記第1棒部材と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第1連結具と、
前記第2棒部材に対する前記第1棒部材の相対移動を制限する移動制限部材と、
前記第1棒部材に、直接的または間接的に固定される第1電線支持具と
を具備する
電線操作工具用の部品。
(10)電線操作工具を用いて、電線を切り分ける電線切分方法であって、
前記電線操作工具は、
第1電線把持具と、
前記第1電線把持具に連結された第1棒部材と、
第2電線把持具と、
前記第2電線把持具に連結された第2棒部材と、
前記第1棒部材と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第1連結具と、
前記第1棒部材とともに移動する第1電線支持具と
を具備し、
前記電線切分方法は、
前記第1電線把持具を前記電線に装着する工程と、
前記第2電線把持具を前記電線に装着する工程と、
前記第1電線把持具と前記第2電線把持具との間の距離を縮めることにより、前記電線を撓ませる工程と、
前記第1電線把持具と前記第2電線把持具との間の位置において、前記電線を切断する工程と、
前記電線を切断することにより形成された第1切断端部を、前記第1電線支持具に固定する工程と、
前記第1棒部材を前記第2棒部材に対して相対移動させることにより、前記第1切断端部と、前記電線を切断することにより形成された第2切断端部とを離間させる工程と
を具備する
電線切分方法。
(11)電線操作工具を用いて、電線を接続する電線接続方法であって、
前記電線操作工具は、
第1電線把持具と、
前記第1電線把持具に連結された第1棒部材と、
第2電線把持具と、
前記第2電線把持具に連結された第2棒部材と、
前記第1棒部材と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第1連結具と、
前記第1棒部材とともに移動する第1電線支持具と
を具備し、
前記電線接続方法は、
前記第2電線把持具に把持された第2電線の端部を、接続スリーブの第2端部に挿入する工程と、
前記第1電線把持具と前記第2電線把持具との間の距離を変化させることなく前記第1棒部材を前記第2棒部材に対して相対移動させることにより、前記第1電線支持具に固定された第1電線の端部を、前記接続スリーブの第1端部に挿入する工程と
を具備する
電線接続方法。
本発明により、作業者の負担を軽減し、安全に効率よく電線の切分工事および電線の接続工事を行うことを可能にする電線操作工具、電線操作工具用の部品、電線切分方法、および、電線接続方法を提供できる。
図1は、第1の実施形態における電線操作工具の概略側面図である。 図2は、第1の実施形態における電線切分方法、電線接続方法の一例を示すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図4は、第1の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図5は、第1の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図6は、第1の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図7は、第1の実施形態における電線接続方法の一工程を模式的に示す図である。 図8は、第1の実施形態(変形例)における電線操作工具の概略側面図である。図2は、実施形態における電線切分工具の概略正面図である。 図9は、第2の実施形態における電線操作工具の概略側面図である。 図10は、第2の実施形態における電線操作工具の概略平面図である。 図11は、電線支持具を模式的に示す概略正面図である。 図12は、第2の実施形態における電線切分方法、電線接続方法の一例を示すフローチャートである。 図13は、第2の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図14は、第2の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図15は、第2の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図16は、第2の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図17は、第2の実施形態における電線接続方法の一工程を模式的に示す図である。 図18は、第3の実施形態における電線操作工具の概略側面図である。 図19は、第3の実施形態における電線切分方法、電線接続方法の一例を示すフローチャートである。 図20は、第3の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図21は、第3の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図22は、第3の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図23は、第2の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。 図24は、第2の実施形態における電線接続方法の一工程を模式的に示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態における電線操作工具1、電線操作工具用の部品、電線切分方法(電線を切断し、2つの切断端部を互いに分離する方法)、および、電線接続方法について、詳しく説明する。なお、本明細書において、同種の機能を有する部材には、同一または類似の符号が付されている。そして、同一または類似の符号の付された部材について、繰り返しとなる説明が省略される場合がある。
(方向の定義)
本明細書において、第1棒部材3の長手方向軸L1に沿う方向であって、第1棒部材3の移動部32から第1棒部材3のベース部30に向かう方向を「X方向」と定義し、「X方向」と反対の方向を「−X方向」と定義する。
(第1の実施形態)
図1を参照して、第1の実施形態における電線操作工具1Aについて説明する。図1は、第1の実施形態における電線操作工具1Aの概略側面図である。
電線操作工具1Aは、第1電線把持具2と、第1電線把持具2に連結された第1棒部材3と、第2電線把持具4と、第2電線把持具4に連結された第2棒部材5と、第1棒部材3と第2棒部材5とを相対移動可能に連結する第1連結具60と、移動制限部材7と、第1棒部材3とともに移動する第1電線支持具80とを具備する。
第1電線把持具2は、電線Wの第1部分を把持する。第1電線把持具2は、例えば、第1把持片21と第2把持片22とを備え、第1把持片21と第2把持片22とによって、電線Wの第1部分を挟持する。
第1棒部材3は、第1電線把持具2に連結されている。第1棒部材3と第1電線把持具2との間の連結は、X方向に垂直な軸まわりに揺動可能な連結であってもよいし、揺動不能な連結であってもよい。
第1棒部材3は、ベース部30と、移動部32とを備える。第1棒部材3は、移動部32がベース部30に対して相対移動することにより伸縮可能である。第1棒部材3は、ベース部30と移動部32とを相対移動可能に連結する連結機構(歯車機構、ねじ機構等)を備え、第1棒部材3は、ベース部30に設けられた操作部300を操作することにより伸縮する。操作部300の操作は、例えば、遠隔操作工具を用いて行われる。第1棒部材3は、例えば、FRP製(繊維強化プラスチック製)である。なお、第1棒部材3(ベース部30、移動部32)の断面形状は、ベース部30と移動部32が相対移動できれば特に制限はなく、円形、楕円形、多角形、半球状等、適宜選択すればよい。
第2電線把持具4は、電線Wの第2部分を把持する。第2電線把持具4は、例えば、第1把持片41と第2把持片42とを備え、第1把持片41と第2把持片42とによって、電線Wの第2部分を挟持する。
第2棒部材5は、第2電線把持具4に連結されている。第2棒部材5と第2電線把持具4との間の連結は、X方向に垂直な軸まわりに揺動可能な連結であってもよいし、揺動不能な連結であってもよい。第2棒部材5は、例えば、FRP製(繊維強化プラスチック製)である。
図1に記載の例では、第2棒部材5は、抜け止め部5aを備える。当該抜け止め部5aによって、第2棒部材5が、第1棒部材3(より具体的には、ベース部30)から完全に分離されることが防止される。
第1連結具60は、第1棒部材3(より具体的には、第1棒部材3の移動部32)と第2棒部材5とを相対移動可能に連結する。より具体的には、第1棒部材3の移動部32と第2棒部材5とは、第1連結具60を介して連結され、第1棒部材3の移動部32は、第2棒部材5に対して、X方向または−X方向にスライド移動可能である。なお、第2棒部材5の断面形状も、第1連結具60を介して第1棒部材3と相対移動できれば特に制限はなく、円形、楕円形、多角形、半球状等、適宜選択すればよい。
第1連結具60は、第1棒部材3の移動部32に設けられている。図1に記載の例では、第1連結具60は、移動部32の先端部に固定されている。
また、図1に記載の例では、第1連結具60は、孔部61を備え、孔部61内に第2棒部材5が挿入されている。第1連結具60は、例えば、プラスチック製である。
移動制限部材7は、第2棒部材5に対する第1棒部材3の相対移動(より具体的には、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動)を制限する部材である。図1に記載の例では、移動制限部材7Aは、第2棒部材5に対する第1棒部材3の相対移動を制限する制限状態と、第2棒部材5に対する第1棒部材3の相対移動を許容する許容状態とのうちのいずれかの状態をとる。制限状態では、第2棒部材5は、第1棒部材3の移動部32とともに移動する。他方、許容状態では、第1棒部材3の移動部32は、第2棒部材5とは独立して移動する。
図1に記載の例では、第1連結具60に支持された移動制限部材7Aを第2棒部材5に接触させた状態(移動制限部材7を押し込んだ状態)が制限状態であり、第1連結具60に支持された移動制限部材7Aを第2棒部材5から離間させた状態が許容状態である。制限状態から許容状態への切り替え、あるいは、許容状態から制限状態への切り替えは、移動制限部材7Aの操作部70Aを操作することにより行われる。
図1に記載の例では、移動制限部材7Aは、第1連結具60に設けられた雌ねじに螺合する雄ねじ部材である。しかし、移動制限部材7Aの形状、配置、構造は、図1に記載の例に限定されない。
第1電線支持具80は、第1棒部材3の移動部32とともに移動する。図1に記載の例では、第1電線支持具80は、第1連結具60を介して移動部32に支持されている。代替的に、第1電線支持具80は、移動部32に直接的に支持(すなわち、固定)されていてもよい。第1電線支持具80は、電線Wの第1切断端部Waを支持可能(固定可能)である。詳細は、後述される。
(電線切分方法)
図1乃至図6を参照して、第1の実施形態における電線切分方法について説明する。図2は、第1の実施形態における電線切分方法の一例を示すフローチャートである。図1、図3乃至図6は、第1の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。
第1ステップST1において、第1電線把持具2が電線Wに装着される。第2ステップST2において、第2電線把持具4が、電線Wに装着される。なお、第2ステップST2は、第1ステップST1より後に実行されてもよいし、第2ステップST2より前に実行されてもよい。図1は、第1ステップST1および第2ステップST2を実行後の電線操作工具1Aの状態を示す。
第3ステップST3において、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離を縮めることにより、電線Wを撓ませる(図3を参照)。第3ステップST3は、第1棒部材3を収縮させることにより実行可能である。なお、第1棒部材3の収縮は、第2棒部材5に対する第1棒部材3の相対移動を制限する制限状態で実行される。
第4ステップST4において、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の位置(例えば、図3において矢印Aで示される位置)において、電線Wが切断される。電線Wの切断により、電線Wには、第1切断端部Waおよび第2切断端部Wbが形成される(図4を参照)。
第5ステップST5において、電線Wを切断することにより形成された第1切断端部Waが、第1電線支持具80に固定される。当該固定は、例えば、第1切断端部Waを、第1電線支持具80の第1把持片801と第1電線支持具80の第2把持片802とによって挟持させることにより実行される。
続いて、移動制限部材7Aの状態が制限状態から許容状態に変更される。すなわち、操作部70Aを操作することにより、移動制限部材7Aの状態が、第2棒部材5に対する第1棒部材3(より具体的には、第1棒部材3の移動部32)の相対移動を許容する許容状態に変更される。
第1棒部材3と第2棒部材5には、第1電線把持具2と第2電線把持具4が把持する電線Wによって張力が作用している。このため、移動制限部材7Aの状態が制限状態から許容状態に変更されると、第1棒部材3(より具体的には、第1棒部材3の移動部32)は、第2棒部材5に対してX方向に相対移動する(図4および図5を参照)。なお、移動制限部材7Aの状態が制限状態から許容状態に変更されると、第1棒部材3が、第2棒部材5に対して相対移動し、抜け止め部5aに衝撃力が作用するおそれがある。このため、当該衝撃力を緩和させるために、第1棒部材3と、第2棒部材5(より具体的には、抜け止め部5a)との間に、弾性部材等の緩衝部材を介在させてもよい。
第6ステップST6において、第1棒部材3(より具体的には、第1棒部材3の移動部32)を第2棒部材5に対して相対移動させることにより、第1切断端部Waと、電線Wを切断することにより形成された第2切断端部Wbとが離間される(図6を参照)。こうして、第1切断端部Waと第2切断端部Wbとの間の距離が拡大し、第1切断端部Waと第2切断端部Wbとが分離される。
第6ステップST6は、第1棒部材3を収縮させることにより実行可能である。なお、第1棒部材3の収縮は、第2棒部材5に対する第1棒部材3(より具体的には、第1棒部材3の移動部32)の相対移動を許容する許容状態で実行される。
第1の実施形態では、第1棒部材3を収縮させることにより電線を撓ませ(第3ステップST3)、第1棒部材3を収縮させることにより第1切断端部Waと第2切断端部Wbとの間の距離を拡大させる(第6ステップST6)。このため、特許文献1に記載の例のように、第1切断端部と第2切断端部との間の距離を拡大させるために、第1切断端部を支持する電線支持具を伸縮可能な棒のまわりに180度回転させる必要がない。
以上のとおり、第1の実施形態における電線切分方法では、作業者の作業負担が軽減され、作業者は、安全に効率よく電線の切分作業を実施することができる。なお、第1の実施形態において、必要に応じて、第1電線支持具80を第1棒部材3のまわりに回転させる工程が付加されてもよいが、当該工程は第1の実施形態において必須の工程ではない。
第1の実施形態における電線操作工具1Aは、上述の電線切分方法を実行するために使用されてもよい。すなわち、作業者は、第1の実施形態における電線操作工具1Aを用いて、安全に効率よく電線の切分作業を実施することができる。
(電線接続方法)
図2、図7を参照して、第1の実施形態における電線接続方法について説明する。図2は、第1の実施形態における電線接続方法の一例を示すフローチャートである。図7は、第1の実施形態における電線接続方法の一工程を模式的に示す概略側面図である。
電線接続方法の実行の前に、第1電線W1の第1端部(第1切断端部Wa)および第2電線W2の第2端部(第2切断端部Wb)において絶縁被覆が除去され、第1端部(Wa)および第2端部(Wb)において電線Wの心線は露出しているものとする。
第7ステップST7において、第2電線把持具4に把持された第2電線W2の第2端部(Wb)が、接続スリーブSVの第2端部Sbに挿入される(図7を参照)。なお、第7ステップST7は、例えば、上述の電線切分方法の第6ステップST6よりも後に実行される。
第8ステップST8において、第1棒部材3(より具体的には、第1棒部材3の移動部32)を第2棒部材5に対して相対移動させることにより、第1電線支持具80に固定された第1電線W1の第1端部(Wa)が、接続スリーブSVの第1端部Saに挿入される。こうして、第1電線W1の第1端部(Wa)と第2電線W2の第2端部(Wb)とが接続スリーブSVを介して接続される。なお、第8ステップST8の後に、接続スリーブSVが加締められ、接続スリーブSVと第1端部(Wa)とが圧着され、接続スリーブSVと第2端部(Wb)とが圧着されてもよい。
第8ステップST8は、第1棒部材3を伸長させることにより実行可能である。なお、第1棒部材3の伸長は、第2棒部材5に対する第1棒部材3(より具体的には、第1棒部材3の移動部32)の相対移動を許容する許容状態で実行される。
第1の実施形態では、第1棒部材3を伸長させるだけで、接続スリーブSV内に第1電線W1の第1端部(Wa)を挿入することができる。よって、接続スリーブSVに第1端部(Wa)を挿入する際の作業負担が大幅に軽減される。また、接続スリーブSVに第1端部(Wa)を挿入するに際し、作業者には、無理な姿勢あるいは難しい動作が要求されない。このため、作業者は、安全に効率よく電線接続作業を実施することができる。
なお、第1の実施形態における電線接続方法では、電線Wの切断後に、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離を変化させることなく、移動部32を移動させるだけで、第1電線W1の第1端部(Wa)を移動させることが可能である。このため、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離が変化することにより、第1電線把持具2または第2電線把持具4によって把持された電線Wに作用する張力が変化したり、電線Wの撓み量が変化したりすることがない。さらに、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離を変化することなく、第1電線W1の第1端部(Wa)を移動させることが可能であることから、作業中の電線Wの下方の撓み量を少なくできる。その結果、作業中の電線が他の電線に干渉するリスクが低減する。よって、安定的かつ安全に、第1電線W1の第1端部(Wa)を移動させて電線を接続することが可能である。
第1の実施形態における電線操作工具1Aは、上述の電線接続方法を実行するために使用されてもよい。すなわち、作業者は、第1の実施形態における電線操作工具1Aを用いて、安全に効率よく電線の接続作業を実施することができる。
(第1の実施形態の変形例)
図8を参照して、第1の実施形態における電線操作工具1Aの変形例について説明する。図8は、第1の実施形態(変形例)における電線操作工具1Aの概略側面図である。
図8に示されるように、電線操作工具1Aは、第2電線支持具82を備えていてもよい。図8に記載の例では、第2電線支持具82は、第2棒部材5に支持(すなわち、固定)されている。第2電線支持具82は、電線Wの第2端部(第2切断端部Wb)を支持可能である。
変形例では、電線操作工具1Aは、電線Wの第2端部を支持可能な第2電線支持具82を備える。電線操作工具1Aが第2電線支持具82を備える場合には、電線Wを切断後に、電線Wの第2切断端部Wbが好適に位置決めされる。また、電線Wを切断後に、第2電線W2の弛度(撓み)が抑制される。このため、接続スリーブSVに、第2電線W2の第2端部(Wb)を挿入する作業が容易となる。
電線Wを第2電線支持具82に支持させる工程(例えば、電線Wを第2電線支持具82に固定する工程)は、第1ステップST1および第2ステップST2よりも前に実行されてもよいし、第1ステップST1と第2ステップST2との間に実行されてもよいし、第1ステップST1および第2ステップST2よりも後に実行されてもよい。電線Wを第2電線支持具82に支持させる工程(例えば、電線Wを第2電線支持具82に固定する工程)は、第4ステップST4よりも前に実行されてもよいし、第4ステップST4より後に実行されてもよい。
図8に記載の例では、電線支持具(80、82)の個数が2個であるが、電線支持具の個数は3個以上であってもよい。
図8に示されるように、電線操作工具1Aは、接続スリーブSVを着脱自在に支持するスリーブ支持部材90を備えていてもよい。スリーブ支持部材90は、例えば、第2棒部材5に固定され、第2棒部材5によって支持される。電線操作工具1Aが、スリーブ支持部材90を備える場合には、接続スリーブSVに、第1電線W1の第1端部(Wa)を挿入する作業が容易となる。例えば、接続スリーブSVに、第1電線W1の第1端部(Wa)を挿入する際に、作業者は、遠隔操作工具を用いて接続スリーブSVを支持する必要がない。
スリーブ支持部材90に接続スリーブSVを支持させる工程は、第1ステップST1および第2ステップST2よりも前に実行されてもよいし、第1ステップST1および第2ステップST2よりも後に実行されてもよい。スリーブ支持部材90に接続スリーブSVを支持させる工程は、第7ステップST7よりも前に実行されてもよいし、第7ステップST7よりも後に実行されてもよい。
上述のスリーブ支持部材90の構成は、後述の第2の実施形態における電線操作工具1Bにおいて採用されてもよい。
(第2の実施形態)
図9乃至図11を参照して、第2の実施形態における電線操作工具1Bについて説明する。図9は、第2の実施形態における電線操作工具1Bの概略側面図である。図10は、第2の実施形態における電線操作工具1Bの概略平面図である。なお、図10において、第1電線把持具2および第2電線把持具4の記載は省略されている。図11は、電線支持具(80、82、84)を模式的に示す概略正面図である。
第2の実施形態における電線操作工具1Bは、移動制限部材7が、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動を制限する第1ストッパー71を備える点で、第1の実施形態における電線操作工具1Aとは異なる。第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。
電線操作工具1Bは、第1電線把持具2と、第1電線把持具2に連結された第1棒部材3と、第2電線把持具4と、第2電線把持具4に連結された第2棒部材5と、第1棒部材3と第2棒部材5とを相対移動可能に連結する第1連結具60と、移動制限部材7と、第1棒部材3とともに移動する第1電線支持具80とを具備する。
(第1電線把持具2)
第1電線把持具2は、第1把持片21と第2把持片22とを備え、第1把持片21と第2把持片22とによって、電線Wの第1部分を挟持する。第1電線把持具2は、第1接続部24を介して、第1棒部材3のベース部30に連結されている。
(第1棒部材3)
第1棒部材3は、ベース部30と、移動部32とを備える。第1棒部材3は、移動部32がベース部30に対して相対移動することにより伸縮可能である。第1棒部材3は、ベース部30と移動部32とを相対移動可能に連結する連結機構(歯車機構、ねじ機構等)を備え、第1棒部材3は、ベース部30に設けられた操作部300を操作することにより伸縮する。
遠隔操作工具を用いて、伸縮可能な第1棒部材3を伸縮させるためのメカニズムの一例について説明する。一例として、(A)操作部300には、操作部とともに回転軸R1まわりを回転する第1傘歯車が設けられ、(B)ベース部30の内側には、第1傘歯車と荷重伝達可能に接続された第2傘歯車が配置され、(C)第2傘歯車は、外ねじが外周に配置されたねじ棒とともに、第1棒部材3の長手方向軸L1まわりを回転し、(D)移動部32が、当該ねじ棒に螺合されている場合を想定する。この場合、遠隔操作部材によって、操作部300を回転軸R1まわりに回転させると、第1傘歯車が回転軸R1まわりを回転し、第2傘歯車が長手方向軸L1まわりを回転する。第2傘歯車が長手方向軸L1まわりを回転すると、ねじ棒が長手方向軸L1まわりを回転する。ねじ棒が長手方向軸L1まわりを回転すると、ねじ棒に螺合する移動部32が、ベース部30に引き込まれる方向(またはベース部30から突出する方向)に移動する。こうして、第1棒部材3が伸縮する。
(第2電線把持具4)
第2電線把持具4は、第1把持片41と第2把持片42とを備え、第1把持片41と第2把持片42とによって、電線Wの第2部分を挟持する。第1電線把持具2は、第2接続部44を介して、第2棒部材5の基端部に連結されている。
(第2棒部材5)
第2棒部材5の基端部は、第2電線把持具4に連結され、第2棒部材5の先端部は、連結具(第1連結具60、第2連結具62等)を介して、第1棒部材3の移動部32に相対移動可能に連結されている。
(第1連結具60)
第1連結具60は、第1棒部材3の移動部32と第2棒部材5とを相対移動可能に連結する。第1棒部材3の移動部32は、第2棒部材5に対して、X方向または−X方向に相対移動可能である。
図9に記載の例では、第1連結具60は、第1棒部材3の移動部32に固定されている。また、第1連結具60は、孔部61を備え、孔部61内に第2棒部材5が挿入されている。
(第1ストッパー71)
移動制限部材7は、第1ストッパー71を含む。第1ストッパー71は、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動を制限する部材である。
図9および図10に記載の例では、第1ストッパー71は、第2棒部材5に設けられている(第2棒部材5に固定されている)。図9および図10に記載の例において、第1棒部材3が収縮して、第1棒部材3の移動部32がX方向に移動すると、移動部32に設けられた第1連結具60が第1ストッパー71に当接する。
第1連結具60が第1ストッパー71に当接した後、更に移動部32がX方向に移動すると、第2棒部材5は、第1棒部材3の移動部32とともに移動する。すなわち、第1ストッパー71が、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動を制限する。図9および図10に記載の例では、第1連結具60と第1ストッパー71とが接触している状態が、第2棒部材5に対する第1棒部材3(移動部32)の相対移動が制限される制限状態であり、第1連結具60と第1ストッパー71とが離間している状態が、第2棒部材5に対する第1棒部材3(移動部32)の相対移動が許容される許容状態である。
図9および図10に記載の例では、第1連結具60が、第1ストッパー71と接触することにより制限状態が実現されるが、第1棒部材3の移動部32に固定された接触部材(第1連結具60以外の部材)と、第2棒部材5に固定された第1ストッパー71とが接触することにより制限状態が実現されてもよい。
制限状態(第1連結具60が第1ストッパー71に接触している状態)で、第1棒部材3が収縮すると、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離が短くなる。よって、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間に位置する電線Wを撓ませることができる。
(第1電線支持具80)
第1電線支持具80は、第1棒部材3の移動部32とともに移動する。図9に記載の例では、第1電線支持具80は、第1連結具60を介して移動部32に支持されている。換言すれば、第1電線支持具80は、第1連結具60に設けられている。第1電線支持具80は、電線Wの第1切断端部Waを支持可能(固定可能)である。
非制限状態(第1連結具60が第1ストッパー71に接触していない状態)で、第1棒部材3が収縮すると、第1電線支持具80に支持された電線Wの第1切断端部Waと、第2切断端部Wbとの距離が増加する。こうして、第1切断端部Waと、第2切断端部Wbとが、好適に分離される。
続いて、第2の実施形態において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(第2連結具62)
電線操作工具1Bは、第2連結具62を備えていてもよい。第2連結具62は、第1棒部材3のベース部30と第2棒部材5とを相対移動可能に連結する。図9および図10に記載の例では、第2連結具62は、第1棒部材3のベース部30(より具体的には、ベース部30の先端部)に固定されている。
電線操作工具1Bが、第1連結具60および第2連結具62を備える場合には、第1棒部材と第2棒部材5とが、より確実に平行に維持される。
第2連結具62は、第1ストッパー71および/または後述の第2ストッパー72と当接可能に構成されていてもよい。この場合、第2連結具62は、第1棒部材のベース部30に対する第2棒部材5の移動範囲を規定する部材として機能する。
なお、電線操作工具1Bが、第1連結具60および第2連結具62を備える場合、第1ストッパー71は、第1連結具60と第2連結具62との間に配置されていることが好ましい。この場合、第1棒部材3を収縮させると、(A)第1連結具60と第1ストッパー71とが接触するまでは、第1棒部材3の移動部32が、第2棒部材5に対して相対的にスライド移動し、(B)第1連結具60と第1ストッパー71とが接触した後は、第1棒部材3の移動部32が、第2棒部材5とともに移動し、(C)第1ストッパー71と第2連結具62とが接触すると、第1棒部材3の移動部32および第2棒部材5の移動(ベース部30に対する移動)が停止する。
(第2ストッパー72)
電線操作工具1Bは、第2ストッパー72を備えていてもよい。第2ストッパー72は、第1棒部材3のベース部30に対する第2棒部材5の相対移動を制限する部材である。
図9および図10に記載の例では、第2ストッパー72は、第2棒部材5の先端部に設けられている(第2棒部材5の先端部に固定されている)。換言すれば、第2ストッパー72は、第1ストッパー71よりも、第2棒部材5の先端に近い位置に配置されている。
第2ストッパー72は、第2連結具62等の連結具が、第2棒部材5から抜け落ちるのを防止する抜け止め部材として機能する。また、図9および図10に記載の例では、第2ストッパー72は、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離の最大値を規定する部材として機能する。第2連結具62が第2ストッパー72と接触している状態が、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離の最大値に対応する。
(第2電線支持具82)
電線操作工具1Bは、第2電線支持具82を備えていてもよい。図9および図10に記載の例では、第2電線支持具82は、第2棒部材5に支持(すなわち、固定)されている。第2電線支持具82は、電線Wを支持可能である。
第2電線支持具82は、第2棒部材5の長手方向に沿って位置変更可能であってもよい。この場合、第2電線支持具82は、第2棒部材5を摺動可能に受け入れる貫通孔と、第2電線支持具82を第2棒部材5に固定するための締結部材(固定ねじ等)とを備える。
電線操作工具1Bが、第2電線支持具82を備える場合には、電線Wを切断後に、電線Wの第2切断端部Wbが第2電線支持具82によって、好適に位置決めされる。また、電線Wを切断後に、第2電線W2の弛度(撓み)が抑制される。
(第3電線支持具84)
電線操作工具1Bは、第3電線支持具84を備えていてもよい。図9および図10に記載の例では、第3電線支持具84は、第2連結具62に支持(すなわち、固定)されている。代替的に、第3電線支持具84は、第1棒部材3のベース部30に、直接的に、支持(すなわち、固定)されていてもよい。第3電線支持具84は、電線Wを支持可能である。
電線操作工具1Bが、第3電線支持具84を備える場合には、電線Wを切断後に、電線Wの第1切断端部Waが第3電線支持具84によって、好適に位置決めされる。また、電線Wを切断後に、第1電線W1の弛度(撓み)が抑制される。
(第1ロッド51および第2ロッド52)
第2棒部材5は、第1ロッド51と、第1ロッド51に対して平行に配置された第2ロッド52とを備えていてもよい。第2棒部材5が、第1ロッド51および第2ロッド52を備える場合には、第2棒部材5の曲げ剛性が向上する。
図9および図10に記載の例では、第1棒部材3が、第1ロッド51と第2ロッド52との間に配置されている。この場合、第1棒部材3の移動部32が、第1ロッド51と第2ロッド52との間の領域において、好適にスライド移動する。
図9および図10に記載の例では、第1ロッド51および第2ロッド52と、第1棒部材3の移動部32とが、第1連結具60によって相対移動可能(スライド移動可能)に連結されている。また、第1ロッド51および第2ロッド52と、第1棒部材3のベース部30とが、第2連結具62によって相対移動可能(スライド移動可能)に連結されている。
図9および図10に記載の例では、第1ロッド51および第2ロッド52の各々に第1ストッパー71が配置されている。代替的に、第1ストッパー71は、第1ロッド51および第2ロッド52のうちのいずれか一方のみに配置されていてもよい。また、図9および図10に記載の例では、第1ロッド51および第2ロッド52の各々に第2ストッパー72が配置されている。代替的に、第2ストッパー72は、第1ロッド51および第2ロッド52のうちのいずれか一方のみに配置されていてもよい。
図9および図10に記載の例では、第2棒部材5が、2個のロッドを備えているが、第2棒部材5が備えるロッドの数は、1個、あるいは、3個以上であってもよい。
(電線支持具の構造)
図11を参照して、第1電線支持具80の構造の一例について説明する。第1電線支持具80は、第1把持片801と、第2把持片802と、第2把持片802を第1把持片801に近接(または離間)させる支持具操作部805とを備える。図11に記載の例では、支持具操作部805を第1回転方向に回転させることにより、第2把持片802が第1把持片801に近づく方向に移動し、支持具操作部805を第2回転方向に回転させることにより第2把持片802が第1把持片801から離れる方向に移動する。
よって、第1把持片801と第2把持片802との間に電線Wが配置された状態で、支持具操作部805を第1回転方向に回転すれば、電線Wを第1電線支持具80に支持させることが可能である。また、支持具操作部805を第2回転方向に回転すれば、第1電線支持具80から電線Wを解放することが可能である。
第2電線支持具82は、第1電線支持具80と同一の構造であってもよいし、第1電線支持具80とは異なる構造であってもよい。第2電線支持具82は、電線Wを挟持することにより電線を支持する電線支持具であってもよい。代替的に、第2電線支持具82は、C字状部材と開閉部材とを備え、C字状部材と開閉部材とによって規定される空間内に電線Wを位置決めする電線支持具であってもよい。
第3電線支持具84は、第1電線支持具80と同一の構造であってもよいし、第1電線支持具80とは異なる構造であってもよい。第3電線支持具84は、電線Wを挟持することにより電線を支持する電線支持具であってもよい。代替的に、第3電線支持具84は、C字状部材と開閉部材とを備え、C字状部材と開閉部材とによって規定される空間内に電線Wを位置決めする電線支持具であってもよい。
(電線切分方法)
図12乃至図16を参照して、第2の実施形態における電線切分方法について説明する。図12は、第2の実施形態における電線切分方法の一例を示すフローチャートである。図13乃至図16は、第2の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す概略側面図である。
第1ステップST101において、第1電線把持具2が電線Wに装着される。第2ステップST102において、第2電線把持具4が、電線Wに装着される。なお、第2ステップST102は、第1ステップST101より後に実行されてもよいし、第2ステップST102より前に実行されてもよい。
第3ステップST103において、第2電線支持具82に、電線Wが支持される(固定される)。なお、電線操作工具1Bが、第2電線支持具82を備えない場合には、第3ステップST103は、省略される。
第4ステップST104において、第3電線支持具84に、電線Wが支持される(固定される)。なお、電線操作工具1Bが、第3電線支持具84を備えない場合には、第4ステップST104は、省略される。
図13は、第1ステップST101乃至第4ステップST104を実行後の電線操作工具1Bの状態を示す。なお、第1ステップST101乃至第4ステップST104の実行後の状態において、第1電線支持具80には、電線Wが固定されていない。
第3ステップST103および第4ステップST104は、第1ステップST101および第2ステップST102より前に実行されてもよいし、第1ステップST101および第2ステップST102より後に実行されてもよい。
第5ステップST105において、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離を縮めることにより、電線Wを撓ませる(図14を参照)。図14に記載の例では、第2電線支持具82と第3電線支持具84との間の距離が縮小することにより、電線Wが撓む。
第5ステップST105は、操作部300を操作して、第1棒部材3を収縮させることにより実行可能である。第1連結具60が第1ストッパー71に接触している状態は、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動が制限される制限状態に該当する。第5ステップST105が、第1連結具60が第1ストッパーに接触している状態(すなわち、制限状態)で実行されると、第2棒部材5は、第1棒部材3の移動部32とともにX方向に移動する。こうして、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離が縮小する。
第5ステップST105の実行中に、第1ストッパー71が第2連結具62に接触すると、第2棒部材5および第1棒部材3の移動部32は、第1棒部材3のベース部30に対する移動を停止する。
第6ステップST106において、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の位置、より具体的には、第2電線支持具82と第3電線支持具84との間の位置(例えば、図14において矢印Aで示される位置)において、電線Wが切断される。電線Wの切断により、電線Wには、第1切断端部Waおよび第2切断端部Wbが形成される(図15を参照)。
第7ステップST107において、第1電線支持具80を第1切断端部Waに接近させる。第7ステップST7は、操作部300を操作して、第1棒部材3を伸長させることにより実行される。
操作部300を操作して、第1棒部材3を伸長させると、第1棒部材3の移動部32が、ベース部30に対して−X方向に移動する。第1棒部材3と第2棒部材5には、第1電線把持具2と第2電線把持具4が把持する電線Wによって張力が作用している。このため、移動部32が−X方向に移動すると、第2棒部材5も、移動部32の移動に追従して、−X方向に移動する。
第7ステップST107において、更に、第1棒部材3を伸長させると、第2連結具62と第2ストッパー72とが接触する(図15を参照)。第2連結具62と第2ストッパー72とが接触すると、第2棒部材5は、ベース部30に対して−X方向に移動することができない。このため、第1棒部材3の移動部32は、第2棒部材5とは独立して−X方向に移動し、移動部32に連結された第1連結具60と、第2棒部材5に固定された第1ストッパー71とは離間する(図15を参照)。
第8ステップST108において、第1切断端部Waが、第1電線支持具80に固定される。当該固定は、例えば、第1切断端部Waを、第1電線支持具80の第1把持片801と第1電線支持具80の第2把持片802とによって挟持させることにより実行される。第7ステップST107の実行により、第1電線支持具80は、第1切断端部Waに接近しているため、第1切断端部Waを、第1電線支持具80に固定する工程は、容易に実行可能である。
なお、第1切断端部Waが第1電線支持具80に固定された後、第3電線支持具84による電線Wの支持は解除されることが好ましい。
第9ステップST109において、第1棒部材3の移動部32を第2棒部材5に対して相対移動させることにより、第1切断端部Waと、第2切断端部Wbとが離間される(図16を参照)。こうして、第1切断端部Waと第2切断端部Wbとの間の距離が拡大し、第1切断端部Waと第2切断端部Wbとが分離される。
第9ステップST109は、操作部300を操作して、第1棒部材3を収縮させることにより実行可能である。なお、第1棒部材3の収縮は、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動を許容する許容状態で実行される。すなわち、第9ステップST109における第1棒部材3の収縮は、第1ストッパー71が第1連結具60から離間している状態で実行される。第9ステップST109は、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離を変化させることなく、移動部32を第2棒部材5に対して相対移動させることにより実行可能である。
第2の実施形態では、第1棒部材3を収縮させることにより電線を撓ませ(第5ステップST105)、第1棒部材3を収縮させることにより第1切断端部Waと第2切断端部Wbとの間の距離を拡大させる(第9ステップST109)。すなわち、電線Wを撓ませる作業と、第1切断端部Waと第2切断端部Wbとの間の距離を拡大させる作業を、単に、第1棒部材3を収縮させるだけで実行することができる。
さらに、第2の実施形態では、第1ストッパー71と第1連結具60とが接触している状態が、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動が制限される制限状態であり、第1ストッパー71と第1連結具60とが離間している状態が、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動が許容される許容状態である。このため、第1の実施形態のように、制限状態から許容状態に切り換えるため、あるいは、許容状態から制限状態に切り替えるために、操作部70Aを操作する必要がない。換言すると、操作部300の操作のみで、第1棒部材3の全ての伸縮動作、および、第1棒部材3と第2棒部材5との相対移動を行うことができる。
以上のとおり、第2の実施形態における電線切分方法では、第1の実施形態と比較して、更に作業者の作業負担が軽減され、作業者は、安全に効率よく電線の切分作業を実施することができる。
第2の実施形態における電線操作工具1Bは、上述の電線切分方法を実行するために使用されてもよい。すなわち、作業者は、第2の実施形態における電線操作工具1Bを用いて、安全に効率よく電線の切分作業を実施することができる。
(電線接続方法)
図12、図17を参照して、第2の実施形態における電線接続方法について説明する。図12は、第2の実施形態における電線接続方法の一例を示すフローチャートである。図17は、第2の実施形態における電線接続方法の一工程を模式的に示す概略側面図である。
電線接続方法の実行の前に、第1電線W1の第1端部(第1切断端部Wa)および第2電線W2の第2端部(第2切断端部Wb)において絶縁被覆が除去され、第1端部(Wa)および第2端部(Wb)において電線の心線は露出しているものとする。
第10ステップST110において、第2電線把持具4に把持された第2電線W2の第2端部(Wb)が、接続スリーブSVの第2端部Sbに挿入される(図17を参照)。なお、第10ステップST110は、例えば、上述の電線切分方法の第9ステップST109よりも後に実行される。
第11ステップST111において、第1棒部材3の移動部32を第2棒部材5に対して相対移動させることにより、第1電線支持具80に固定された第1電線W1の第1端部(Wa)が、接続スリーブSVの第1端部Saに挿入される。こうして、第1電線W1の第1端部(Wa)と第2電線W2の第2端部(Wb)とが接続スリーブSVを介して接続される。なお、第11ステップST111の後に、接続スリーブSVが加締められ、接続スリーブSVと第1端部(Wa)とが圧着され、接続スリーブSVと第2端部(Wb)とが圧着されてもよい。
第11ステップST111は、操作部300を操作して、第1棒部材3を伸長させることにより実行可能である。なお、第1棒部材3の伸長は、第1ストッパー71と第1連結具60とが離間している状態(許容状態)で実行される。第11ステップST111は、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離を変化させることなく、移動部32を第2棒部材5に対して相対移動させることにより実行可能である。
第2の実施形態では、第1棒部材3を伸長させるだけで、接続スリーブSV内に第1電線W1の第1端部(Wa)を挿入することができる。よって、接続スリーブSVに第1端部(Wa)を挿入する際の作業負担が大幅に軽減される。また、接続スリーブSVに第1端部(Wa)を挿入するに際し、作業者には、無理な姿勢あるいは難しい動作が要求されない。更に、作業中の電線Wの下方の撓み量を少なくできるので、作業中の電線が他の電線に干渉するリスクが低減する。このため、作業者は、安全に効率よく電線接続作業を実施することができる。
第2の実施形態における電線操作工具1Bは、上述の電線接続方法を実行するために使用されてもよい。すなわち、作業者は、第2の実施形態における電線操作工具1Bを用いて、安全に効率よく電線の接続作業を実施することができる。
(第3の実施形態)
図18を参照して、第3の実施形態における電線操作工具1Cについて説明する。図18は、第3の実施形態における電線操作工具1Cの概略側面図である。
第3の実施形態における電線操作工具1Cと第1の実施形態(または第2の実施形態)における電線操作工具とは、第1棒部材の構造、第2棒部材の構造、第1棒部材と第2棒部材との配置関係、第1連結具の構造、第2連結具の構造、移動制限部材の配置、および、第1電線支持具の構造において異なる。このため、第3の実施形態では、第1棒部材3の構造、第2棒部材5の構造、第1棒部材3と第2棒部材5との配置関係、第1連結具60’の構造、第2連結具62’の構造、移動制限部材7の配置、および、第1電線支持具80’を中心に説明し、その他の構成についての繰り返しとなる説明は省略する。
第1棒部材3は、ベース部30と、移動部32とを備える。第1棒部材3は、移動部32がベース部30に対して相対移動することにより伸縮可能である。第1棒部材3は、ベース部30と移動部32とを相対移動可能に連結する連結機構(歯車機構、ねじ機構等)を備え、第1棒部材3は、ベース部30に設けられた操作部300を操作することにより伸縮する。操作部300の操作は、例えば、遠隔操作工具を用いて行われる。なお、遠隔操作工具を用いて、伸縮可能な第1棒部材3を伸縮させるためのメカニズムは、第2の実施形態において第1棒部材3を伸縮させるためのメカニズムと同様であってもよい。
図18に記載の例では、第1棒部材3の移動部32には、第1電線支持具80’が第1棒部材3の長手方向に沿って位置調整自在に取り付けられている。図18に記載の例では、第2操作部310を遠隔操作工具によって操作することにより、第1電線支持具80’を移動部32に固定することが可能であり、また、第1電線支持具80’の移動部32に対する固定を解除することが可能である。第1電線支持具80’が移動部32に固定された状態で第1棒部材3を伸縮させると、第1電線支持具80’は移動部32と一体的に移動する。他方、第1電線支持具80’の固定が解除された状態では、遠隔操作工具を用いて、第1電線支持具80’を移動部32に対してスライド移動させることができる。
なお、図18に記載の例では、第1電線支持具80’は、第1棒部材3に対して位置調整自在であるが、第1電線支持具80’は、第1棒部材3に対して位置調整自在でなくてもよい。この場合、第2操作部310を省略することができる。
図18に記載の例において、第1連結具60’は、第1棒部材3と第2棒部材5とを相対移動可能に連結する。図18に記載の例では、第1電線支持具80’が第1連結具60’を兼用している。第1連結具60’(第1電線支持具80’)は、第1棒部材3の移動部32に固定可能である。また、第1連結具60’は、第2棒部材5に対してスライド移動自在である。
図18に記載の例では、第1連結具60’と第1電線支持具80’とが一体的に形成された一つの部材であるが、代替的に、第1連結具60’と第1電線支持具80’とは別体であり、互いに固着されていてもよい。あるいは、第1連結具60’と第1電線支持具80’とが、別々に、移動部32に取り付けられていてもよい。
図18に記載の例では、第1棒部材3(より具体的には、ベース部30)が、第2連結具62’を介して間接的に、第1電線把持具2に取り付けられている。この点で、第3の実施形態は、第1棒部材3が直接的に第1電線把持具2に取り付けられた第1の実施形態および第2の実施形態とは異なる。しかし、第3の実施形態においても、第1棒部材3が直接的に第1電線把持具2に取り付けられても構わない。すなわち、図18に記載の例では、第2連結具62’が、第1接続部24を介して第1電線把持具2に連結されているが、第1棒部材3(より具体的には、ベース部30)が、第1接続部を介して第1電線把持具2に連結されるようにしても構わない。なお、第2連結具62’(または、ベース部30)と第1電線把持具2との連結は、揺動自在な連結であってもよいし、揺動不能な連結であってもよい。
第2連結具62’は、第1棒部材3と第2棒部材5とを相対移動可能に連結する。図18に記載の例では、第2連結具62’は、第1棒部材3に取り付けられており、第2連結具62’と第2棒部材5とは相対移動可能である。
図18に記載の例では、第2連結具62’は、第2棒部材5の端部58を受け入れ可能な受容部600を備える。また、第2棒部材5の端部58が、受容部600によって規定される空間SP内を移動可能である、より具体的には、第2棒部材5の端部58は、受容部600の第1端部601に接触する第1接触位置と、受容部600の第2端部602に接触する第2接触位置との間で移動可能である。受容部600の形状は、実質的に閉殻形状であってもよいし、側面が開口した四角枠形状またはU字形状であってもよい。
なお、図18に記載の例では、第2棒部材5と、第2連結具62’とがX方向に沿って配置されているため、第2連結具62’に受容部600が設けられている。しかし、第2棒部材5と第2連結具62’とが偏心して配置される場合、換言すれば、第2棒部材5の移動が、第2連結具62’に干渉しない場合には、受容部600は省略されてもよい。
図18に記載の例では、移動制限部材7が、第2棒部材5に設けられている。移動制限部材7は、第2棒部材5に対する第1棒部材3の相対移動を制限する第1ストッパー71’である。より具体的には、第1棒部材3が収縮し、移動部32がX方向に移動すると、第1連結具60’(第1電線支持具80’)もX方向に移動する。そして、第1連結具60’(第1電線支持具80’)が、第1ストッパー71’に当接した後に第1棒部材3が更に収縮すると、第2棒部材5は、第1棒部材3の移動部32とともにX方向に移動する。すなわち、第2棒部材5に対する第1棒部材3(より具体的には、移動部32)の相対移動が制限される。第1連結具60’(第1電線支持具80’)は、移動制限部材7(より具体的には、第1ストッパー71’)に当接可能であるとともに、移動制限部材7から離間可能である。
図18に記載の例では、第1ストッパー71’は、第2棒部材5に設けられた突出部(より具体的には、X方向に垂直な方向に突出する突出部)である。第1ストッパー71’は、第1連結具60’と第2連結具62’との間に配置されている。
図18に記載の例では、第2棒部材5の一方の端部に第2電線把持具4が取り付けられている。また、第2棒部材5の他方の端部58は、第2棒部材5が第2連結具62’から抜けるのを防止する抜け止め部5aとして機能している。
(電線切分方法)
図19乃至図23を参照して、第3の実施形態における電線切分方法について説明する。図19は、第3の実施形態における電線切分方法の一例を示すフローチャートである。図18、図20乃至図23は、第3の実施形態における電線切分方法の一工程を模式的に示す図である。
第1ステップST201、第2ステップST202は、それぞれ、第2の実施形態における第1ステップST101、第2ステップST102と同様である。このため、繰り返しとなる説明は省略する。図18は、第1ステップST201および第2ステップST202を実行後の電線操作工具1Cの状態を示す。なお、第3の実施形態における電線操作工具1Cが、第2電線支持具82を備える場合には、第2電線支持具82に電線Wを支持させる工程(第2電線支持具82に電線Wを固定する工程)が実行されてもよい。当該工程は、第1ステップST201および第2ステップST202よりも前に実行されてもよいし、後に実行されてもよい。
第3ステップST203において、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離を縮めることにより、電線Wを撓ませる(図20を参照)。第3ステップST3は、操作部300を操作して、第1棒部材3を収縮させることにより実行可能である。なお、第1棒部材3を収縮させると、第1連結具60’(第1電線支持具80’)が、第1ストッパー71’に接触する。その後、第1棒部材3が更に収縮すると、第2棒部材5が第1棒部材3の移動部32とともにX方向に移動する。こうして、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離が短くなる。
第4ステップST204において、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の位置(例えば、図20において矢印Aで示される位置)において、電線Wが切断される。電線Wの切断により、電線Wには、第1切断端部および第2切断端部が形成される。
第5ステップST205において、第1電線支持具80’を第1切断端部Waに接近させる(図21を参照)。第5ステップST205は、操作部300を操作して、第1棒部材3を伸長させることにより実行される。
操作部300を操作して、第1棒部材3を伸長させると、第1棒部材3の移動部32が、ベース部30に対して−X方向に移動する。第1棒部材3と第2棒部材5には、第1電線把持具2と第2電線把持具4が把持する電線Wによって張力が作用している。このため、移動部32が−X方向に移動すると、第2棒部材5も、移動部32の移動に追従して、−X方向に移動する。
第1棒部材3の伸長は、第1連結具60’(第1電線支持具80’)と第1ストッパー71’との間の接触が解除されるまで行われることが好ましい。図21に記載の例では、第1棒部材3の伸長は、第2棒部材5の抜け止め部5aが第2連結具62’(より具体的には、第1端部601)に接触するまで行われる。
第6ステップST206において、第1切断端部Waが、第1電線支持具80’に固定される。当該固定は、例えば、第1切断端部Waを、第1電線支持具80’の第1把持片801と第1電線支持具80’の第2把持片802とによって挟持させることにより実行される(図22を参照)。
なお、第6ステップST206は、第1電線支持具80’を、第1棒部材3の移動部32に対して−X方向にスライド移動させた後に実行されてもよい。当該スライド移動は、第2操作部310を操作して、移動部32と第1電線支持具80’との間の固定を解除し、その後、第1電線支持具80’を−X方向にスライド移動させることにより実行されてもよい。なお、第2操作部310の操作および第1電線支持具80’のスライド移動は、遠隔操作工具を用いて実行される。スライド移動の後、第2操作部310を操作することにより、第1電線支持具80’が移動部32に再固定される。なお、第1棒部材3の移動部32に対する第1電線支持具80’の配置および/または第2棒部材5における第1ストッパー71’の配置等によっては、第1電線支持具80’の移動部32に対するスライド移動工程が省略されてもよい。
第7ステップST207において、第1棒部材3の移動部32を第2棒部材5に対して相対移動させることにより、第1切断端部Waと、第2切断端部Wbとが離間される(図23を参照)。こうして、第1切断端部Waと第2切断端部Wbとの間の距離が拡大し、第1切断端部Waと第2切断端部Wbとが分離される。
第7ステップST207は、操作部300を操作して、第1棒部材3を収縮させることにより実行可能である。なお、第1棒部材3の収縮は、第2棒部材5に対する第1棒部材3の移動部32の相対移動を許容する許容状態で実行される。すなわち、第7ステップST207における第1棒部材3の収縮は、第1ストッパー71’が第1連結具60’(第1電線支持具80’)から離間している状態で実行される。第7ステップST207は、第1電線把持具2と第2電線把持具4との間の距離を変化させることなく、移動部32を第2棒部材5に対して相対移動させることにより実行可能である。第7ステップST207において、抜け止め部5aは、第2連結具62’(より具体的には、第1端部601)に接触した状態が維持される。
第3の実施形態における電線操作工具1Cは、上述の電線切分方法を実行するために使用されてもよい。
(電線接続方法)
図19、図24を参照して、第3の実施形態における電線接続方法について説明する。図19は、第3の実施形態における電線接続方法の一例を示すフローチャートである。図24は、第3の実施形態における電線接続方法の一工程を模式的に示す概略側面図である。
第3の実施形態における第8ステップST208は、第2の実施形態における第10ステップST110と同様である。また、第3の実施形態における第9ステップST209は、第2の実施形態における第11ステップST111と同様である。よって、第8ステップST208および第9ステップST209について、繰り返しとなる説明は省略する。なお、上述の第10ステップST110および第11ステップST111の説明において、「第10ステップST110」、「第11ステップST111」、「第1電線支持具80」、「第1ストッパー71」、「第1連結具60」を、それぞれ、「第8ステップST208」、「第9ステップST209」、「第1電線支持具80’」、「第1ストッパー71’」、「第1連結具60’」と読み替えれば、第3の実施形態における第8ステップST208および第9ステップST209についての説明となる。
第3の実施形態における電線操作工具1Cは、上述の電線接続方法を実行するために使用されてもよい。
第3の実施形態は、第2の実施形態と同様の効果を奏する。すなわち、第3の実施形態では、作業者の負担を軽減し、安全に効率よく電線の切分工事および電線の接続工事を行うことを可能にする電線操作工具、電線切分方法、および、電線接続方法が提供される。
(電線操作工具用の部品)
上述の実施形態における電線操作工具1のうち、第1電線把持具2、第2電線把持具4、および、第1棒部材3については、既存の電線切分工具の部品をそのまま使用することができる。すなわち、上述の実施形態において、第1電線把持具2、第2電線把持具4、および、第1棒部材3については既存の部品を使用し、第2棒部材5、第1電線支持具(80、80’)等の電線支持具、第1連結具(60、60’)等の連結具、第1ストッパー(71、71’)等の移動制限部材については、新たに供給される部品を使用してもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の各実施形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施形態の任意の構成要素の変形、または、任意の構成要素の省略が可能である。さらに、上述の各実施形態に任意の構成要素が追加されてもよい。
本発明の電線操作工具を用いると、安全に効率よく電線の切分工事および電線の接続工事を行うことができる。したがって、電線操作工具の製造業者、電線切分作業および電線接続作業を実施する業者にとって有用である。
1、1A、1B、1C…電線操作工具、2…第1電線把持具、3…第1棒部材、4…第2電線把持具、5…第2棒部材、7、7A…移動制限部材、21…第1把持片、22…第2把持片、24…第1接続部、30…ベース部、32…移動部、41…第1把持片、42…第2把持片、44…第2接続部、51…第1ロッド、52…第2ロッド、58…端部、60、60’…第1連結具、61…孔部、62、62’…第2連結具、70A…操作部、71、71’…第1ストッパー、72…第2ストッパー、80、80’…第1電線支持具、82…第2電線支持具、84…第3電線支持具、90…スリーブ支持部材、300…操作部、310…第2操作部、600…受容部、601…第1端部、602…第2端部、801…第1把持片、802…第2把持片、805…支持具操作部、SV…接続スリーブ、Sa…第1端部、Sb…第2端部、W…電線、W1…第1電線、W2…第2電線、Wa…第1切断端部、Wb…第2切断端部

Claims (11)

  1. 第1電線把持具と、
    前記第1電線把持具に連結され、移動部がベース部に対して相対移動することにより伸縮可能な第1棒部材と、
    第2電線把持具と、
    前記第2電線把持具に連結された第2棒部材と、
    前記第1棒部材と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第1連結具と、
    前記第2棒部材に対する前記第1棒部材の相対移動を制限する移動制限部材と、
    前記第1棒部材の前記移動部とともに移動する第1電線支持具と
    を具備する
    電線操作工具。
  2. 前記移動制限部材は、前記第2棒部材に対する前記第1棒部材の前記移動部の相対移動を制限する第1ストッパーを含む
    請求項1に記載の電線操作工具。
  3. 前記第1棒部材の前記ベース部と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第2連結具を更に具備する
    請求項2に記載の電線操作工具。
  4. 前記第1ストッパーは、前記第1連結具と前記第2連結具との間に配置されている
    請求項3に記載の電線操作工具。
  5. 前記第1棒部材の前記ベース部に対する前記第2棒部材の相対移動を制限する第2ストッパーを更に具備する
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電線操作工具。
  6. 前記第1電線支持具は、前記第1連結具に設けられている
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電線操作工具。
  7. 前記第2棒部材は、複数の平行なロッドを含み、
    前記第1連結具は、前記第1棒部材の前記移動部と、前記複数の平行なロッドとを相対移動可能に連結する
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電線操作工具。
  8. 前記第1連結具または前記第1電線支持具は、前記移動部にスライド移動可能に取り付けられる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電線操作工具。
  9. 第1電線把持具と、第2電線把持具と、第1電線把持具に連結された伸縮可能な第1棒部材とを備える電線操作工具用の部品であって、
    第2電線把持具に連結される第2棒部材と、
    前記第1棒部材と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第1連結具と、
    前記第2棒部材に対する前記第1棒部材の相対移動を制限する移動制限部材と、
    前記第1棒部材に、直接的または間接的に固定される第1電線支持具と
    を具備する
    電線操作工具用の部品。
  10. 電線操作工具を用いて、電線を切り分ける電線切分方法であって、
    前記電線操作工具は、
    第1電線把持具と、
    前記第1電線把持具に連結された第1棒部材と、
    第2電線把持具と、
    前記第2電線把持具に連結された第2棒部材と、
    前記第1棒部材と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第1連結具と、
    前記第1棒部材とともに移動する第1電線支持具と
    を具備し、
    前記電線切分方法は、
    前記第1電線把持具を前記電線に装着する工程と、
    前記第2電線把持具を前記電線に装着する工程と、
    前記第1電線把持具と前記第2電線把持具との間の距離を縮めることにより、前記電線を撓ませる工程と、
    前記第1電線把持具と前記第2電線把持具との間の位置において、前記電線を切断する工程と、
    前記電線を切断することにより形成された第1切断端部を、前記第1電線支持具に固定する工程と、
    前記第1棒部材を前記第2棒部材に対して相対移動させることにより、前記第1切断端部と、前記電線を切断することにより形成された第2切断端部とを離間させる工程と
    を具備する
    電線切分方法。
  11. 電線操作工具を用いて、電線を接続する電線接続方法であって、
    前記電線操作工具は、
    第1電線把持具と、
    前記第1電線把持具に連結された第1棒部材と、
    第2電線把持具と、
    前記第2電線把持具に連結された第2棒部材と、
    前記第1棒部材と前記第2棒部材とを相対移動可能に連結する第1連結具と、
    前記第1棒部材とともに移動する第1電線支持具と
    を具備し、
    前記電線接続方法は、
    前記第2電線把持具に把持された第2電線の端部を、接続スリーブの第2端部に挿入する工程と、
    前記第1電線把持具と前記第2電線把持具との間の距離を変化させることなく前記第1棒部材を前記第2棒部材に対して相対移動させることにより、前記第1電線支持具に固定された第1電線の端部を、前記接続スリーブの第1端部に挿入する工程と
    を具備する
    電線接続方法。
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