JP2011086542A - ジャンパー線接続装置 - Google Patents

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Tsuyoshi Ikebuchi
強 池淵
Masaichi Okada
正一 岡田
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Abstract

【課題】ジャンパー線の圧縮接続作業における労力の削減、ジャンパー線接続部の湾曲防止及び品質向上を図る。
【解決手段】各ジャンパー線Wの端部同士を連結する圧縮接続器10と、各ジャンパー線に夫々着脱自在に固定されるクランプ21、31と、各クランプに一部を固定されて各ジャンパー線と交差する方向へ延びるジャンパー線保持アーム28、38と、各ジャンパー線保持アームの他の部位間を連結固定する連設片40と、を備えたジャンパー線保持部材20と、圧縮接続器に着脱自在に固定される第一の着脱部51と、第一の着脱部に一部を固定されたベースアーム55と、ベースアームの他の部位に設けられて連設片の中間部に着脱自在に取り付けられる第二の着脱部56と、を備えたベースユニット50と、を備え、ジャンパー線接続を行う際に各ジャンパー線保持アームが各ジャンパー線の端部を圧縮スリーブ内部に押圧する方向へ付勢する。
【選択図】図1

Description

本発明は送電用鉄塔上において圧縮接続器を用いて実施されるジャンパー線接続作業を効率化して労力の削減を図るとともに、ジャンパー線接続部の湾曲を防止して品質の向上を図ることができるジャンパー線接続装置に関するものである。
送電用鉄塔から横方向へ突設された腕金に送電線を支持する際には、鉄塔との間の絶縁を確保するために、二本の送電線端部を腕金に固定した絶縁碍子によって夫々支持した状態でジャンパー線によって接続している。
即ち、二本の送電線を鉄塔上において接続する際には、まず図7(a)に示すように腕金100に一端を固定した2つの絶縁碍子101、102の他端部に夫々送電線120と送電線121の端部を固定する。次いで、各送電線120、121の端部と接続したジャンパー線122、123の端部間をスリーブ124を用いて圧着接続することにより接続を完了する。ジャンパー線の端部間をスリーブを用いて圧着する手段として、(b)に示した如き圧縮接続器(電線圧縮接続器)110が用いられる。圧着ヘッドは油圧により作動する加圧手段を備え、側面に設けた挿通穴111内に配置したスリーブ内に二本のジャンパー線の端部を差し込んだ状態で加圧手段を作動させることによってスリーブを圧着してジャンパー線端部間を電気的機械的に接続する。
特許文献1には、圧縮スリーブを湾曲させることなく圧縮処理を行う圧縮ヘッドの支持器について記載されているが、この文献では、圧縮ヘッドの支持器を地面上に載置すると共に二人の作業員により圧縮接続作業を行うことが前提となっており、鉄塔上での作業については記載されていない。
特開2008−234891公報
鉄塔上での圧縮接続作業は、鉄塔の腕金先端部から吊り下げられた仮設足場に立った二人の作業員の共同作業により実施される。一方の作業員がスリーブ内に挿入された二本のジャンパー線の夫々をスリーブ内に押圧する方向へ付勢しつつ支持し、他方の作業員が腕金100からロープ115によって吊り下げられた圧縮接続器を操作してジャンパー線端部間を電気的機械的に接続する。
このとき、作業員は仮設足場上で非常に不安定な体勢を強いられる上、スリーブが湾曲せずに接続されているか否かの確認を専ら目視で行っていたため、作業員の熟練度によって接続の仕上がりが大きく異なるといった問題があった。また、圧縮接続器110は10〜15kg程度の重量物であり、圧縮接続器を手で保持したままでの接続作業中に少しでも手元が狂うとスリーブが曲がる、接続不良等の不具合が発生する虞があった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、ジャンパー線の圧縮接続作業における労力の削減及びジャンパー線接続部の湾曲を防止して品質を向上できるジャンパー線の圧縮接続器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、圧縮スリーブの両端開口内に夫々ジャンパー線の端部を挿入した状態で該圧縮スリーブを加圧して圧縮させることにより、前記各ジャンパー線の端部同士を連結する圧縮接続器と、前記各ジャンパー線の端部を回避した部位に夫々着脱自在に固定されるクランプと、前記各クランプに一部を固定されて前記各ジャンパー線と交差する方向へ延びる弾性変形可能なジャンパー線保持アームと、前記各ジャンパー線保持アームの他の部位間を連結固定する連設片と、を備えたジャンパー線保持部材と、前記圧縮接続器に着脱自在に固定される第一の着脱部と、該第一の着脱部に一部を固定されたベースアームと、該ベースアームの他の部位に設けられて前記連設片の中間部に対して着脱自在に取り付けられる第二の着脱部と、を備えたベースユニットと、を備え、前記圧縮接続器に前記第一の着脱部を固定した前記ベースユニットの前記第二の着脱部を前記連設片に取り付けた状態において、前記圧縮接続器によるジャンパー線接続動作を行う際に、前記各ジャンパー線保持アームが前記各ジャンパー線の端部を前記圧縮スリーブ内部に押圧する方向へ付勢するように構成したジャンパー線接続装置を特徴とする。
請求項1の発明では、各ジャンパー線保持アームが各ジャンパー線の端部を前記圧縮スリーブ内部に押圧する方向へ付勢した状態で圧縮接続作業が行われる。
請求項2に記載の発明は、前記ジャンパー線保持アームの軸方向と、前記圧縮接続器が発生させる圧縮力の方向とが、異なる請求項1記載のジャンパー線接続装置を特徴とする。
請求項2の発明では、圧縮接続によるジャンパー線の中心軸の移動が、ジャンパー線保持アームに回転方向に変換されて伝達される。
請求項3に記載の発明は、前記連設片が前記第二の着脱部に対して回転自在に構成されている請求項2記載のジャンパー線接続装置を特徴とする。
請求項3の発明では、ジャンパー線保持アームが連設片を中心として自在に回転する。
請求項4に記載の発明は、前記ジャンパー線保持アームが、フラットバーである請求項1乃至3の何れか一項記載のジャンパー線接続装置を特徴とする。
請求項4の発明では、各ジャンパー線の端部を圧縮スリーブ内部に押圧する方向へ働く付勢力が、フラットバーの撓りにより与えられる。
本発明によれば、前記圧縮接続器によるジャンパー線接続動作を行う際に、ジャンパー線保持アームが各ジャンパー線の端部を圧縮スリーブ内部に押圧する方向へ付勢するように構成したので、スリーブ内に挿入された二本のジャンパー線の夫々をスリーブ内に押圧する方向へ付勢しつつ支持する作業員が不要となり作業人員の削減を図ることができるとともに、作業中は一定の付勢力を与えることができるので、電線接続部の品質を向上できる。
ジャンパー線接続装置の使用状態を示した図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。 クランプ及び第二の着脱部の正面図である。 (a)乃至(c)は、ジャンパー線に固定されたジャンパー線保持部材の平面図である。 (a)乃至(c)は、ジャンパー線接続装置の使用方法について説明するための平面図である。 圧縮ダイスと圧縮スリーブとの関係を示す模式図であり、(a)は圧縮前を示す図であり、(b)は圧縮後を示す図である。 ジャンパー線接続装置の模式的正面図である。 (a)及び(b)は従来例の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図1に基づいて説明する。図1は、ジャンパー線接続装置の使用状態を示した図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。本実施形態に係るジャンパー線接続装置は、圧縮スリーブ内に挿入された各ジャンパー線を保持する各ジャンパー線保持アームが、各ジャンパー線の端部を圧縮スリーブ内部に押圧する方向へ付勢するように構成した点に特徴がある。
本実施形態に係るジャンパー線接続装置1は、圧縮スリーブSの各端部開口Sa、Sbから挿入された各ジャンパー線W1、W2を圧縮接続する圧縮接続器10と、各ジャンパー線W1、W2の端部を圧縮スリーブS内部に押圧する方向へ付勢しつつ各ジャンパー線W1、W2の端部を保持するジャンパー線保持部材20と、圧縮接続器10及びジャンパー線保持部材20に着脱自在に装着されるベースユニット50と、から構成される。各部材について以下、詳述する。
圧縮接続器10は、圧縮スリーブSの各端部開口Sa、Sb内に夫々ジャンパー線W1、ジャンパー線W2の端部を挿入した状態で圧縮スリーブSを加圧して圧縮させることにより、各ジャンパー線W1、W2の端部同士を連結する装置である。圧縮スリーブSの側面を2つの方向から押圧する一対の圧縮ダイス11(固定ダイス12、可動ダイス13)を備え、油圧により高い圧縮力を発生させて圧縮スリーブSを圧縮する。
圧縮スリーブSは、中空円筒状のジャンパー線接続用のスリーブである。圧縮スリーブSの各端部端開口Sa、Sbから2本のジャンパー線W1、W2を夫々挿入し、圧縮スリーブS内部で各ジャンパー線W1、W2の端部を突き当てた状態で圧縮変形させることにより、2本のジャンパー線W1、W2を電気的、機械的に接続する。
ジャンパー線保持部材20は、圧縮スリーブSの各端部開口Sa、Sbから延出するジャンパー線W1、W2の側面、即ちジャンパー線W1、W2の端部を回避した部位に夫々着脱自在に固定される一対のクランプ21、31と、夫々のクランプ21、31に一部を固定されてジャンパー線W1、W2と交差する方向へ延びる弾性変形可能な一対のジャンパー線保持アーム28、38と、各ジャンパー線保持アーム28、38の他端部28b、38b間を連結固定する連設片40と、を備えている。
クランプについて図2に基づいて説明する。図2は、クランプ及び後述する第二の着脱部の正面図である。以下クランプ21について説明するが、クランプ31も同様である。クランプ21は、周方向に2分割された分割片22、23がヒンジ24によって接続されたクランプであり、ジャンパー線Wに対して着脱自在に構成されている。各分割片22、23は、径方向断面が略C字状であり、周方向の一方の端部にはヒンジ24を有し、他方の端部には外側に向けて折り曲げられた屈曲片25、26を有している。夫々の屈曲片25、26は蝶ネジ27にて連結される。ジャンパー線Wをクランプ21で挟んだ状態で、蝶ネジ27を締め付けることにより、ジャンパー線Wを固定することができる。また、クランプ21は2分割式であるので、外径の異なるジャンパー線にも適用でき、これらのジャンパー線Wに容易に装着、固定できる。なお、図示のクランプは一例であり、ジャンパー線Wを固定可能かつ着脱自在であれば、図に示すクランプに限定されない。
ジャンパー線保持アーム28、38は、一端部28a、38aに夫々クランプ21、31が固定された弾性変形可能な部材からなる。また、ジャンパー線保持部材20は、圧縮スリーブSに対して交差する方向へ延びるように、略平行に配置された2つのジャンパー線保持アーム28、38を有する。各ジャンパー線保持アーム28、38の他端部28b、38bには、連設片40が固定され、各ジャンパー線保持アーム28、38が連設されている。
連設片40は、圧縮スリーブSよりも軸方向長が長い円筒状又は円柱棒状の部材であり、ジャンパー線保持部材20をジャンパー線Wに固定したときに、圧縮スリーブSに対して略平行に配置される。すなわち、2本のジャンパー線保持アーム28、38は、同一の長さを有しており、ジャンパー線接続装置1の使用時に、圧縮スリーブSとジャンパー線W1、W2に対して連設片40を平行に保持する。連設片40には、軸方向の一端部から他端部にかけて目盛り41が付けられており、後述する第二の着脱部56の移動量が一目で確認できるようになっている。
ジャンパー線保持アーム28、38は、ジャンパー線Wと連設片40との距離を一定に保持し、ジャンパー線保持アーム28、38軸方向におけるジャンパー線Wの湾曲を防止する。さらに、夫々のクランプ21、31側を互いに近接する方向へ押圧する付勢力を発生させることができる。すなわち、クランプ21、31が夫々2本のジャンパー線W1、W2に固定されたとき、各ジャンパー線保持アーム28、38は、各ジャンパー線W1、W2の端部を圧縮スリーブS内部に押圧する方向へ付勢するように構成されている。ジャンパー線保持アーム28、38は、例えば、フラットバー(平鋼)とすることができる。ジャンパー線Wに固定するときには、作業員がクランプ21とクランプ31とを互いに離間させる方向に付勢しつつ、クランプ21、31をジャンパー線Wに固定する。すると、フラットバーの撓りにより、各ジャンパー線Wの端部が互いに圧縮スリーブ内部で押圧するように付勢力を与えることができる。このように付勢力を与えることで、従来、圧縮接続作業時に2本のジャンパー線を把持するために必要だった作業員の一人が不要となり、作業人員の削減を図ることができる。
ジャンパー線Wに付勢力を与えるための方法としては、他にも種々の方法がある。図3は、ジャンパー線に固定されたジャンパー線保持部材の平面図である。例えば(a)に示すように、夫々のジャンパー線保持アーム28、38の中間部をゴムチューブ71で接続したり、(b)に示すように、夫々のジャンパー線保持アーム28、38の中間部をコイルバネ72で接続したり、或いは(c)に示すように、ジャンパー線保持アーム28、38と連設片40の固定部分近傍同士を接続すると共に、各接続部分を互いに近接する方向へ付勢する弾性部材、具体的には例えばコイルバネ73やゴムチューブ等で接続して、ジャンパー線W1、W2の各端部同士を押圧する付勢力を得ることができる。
ベースユニット50は、圧縮接続器10を固定保持するとともに、ジャンパー線保持部材20及びジャンパー線Wに対して圧縮接続器10を平行に移動させるように、連設片40に取り付けられている。ベースユニット50は、圧縮接続器10に着脱自在に固定される第一の着脱部51と、第一の着脱部51に一部を固定されたベースアーム55と、ベースアーム55の他の部位に設けられて連設片40の中間部に対して着脱自在に取り付けられる第二の着脱部56と、を備えている。
第一の着脱部51は、圧縮接続器10の胴部14に沿った形状を有する。本実施形態における圧縮接続器10の胴部14は略円柱状であり、第一の着脱部51は、周方向に2分割された略C字状の一対の金属バンド52を備える。夫々の金属バンド52の周方向両端部を外側に向けて折り曲げた折り曲げ部53を2つの蝶ネジ54にて接続した構成である。各金属バンド52の内周面には、ゴム等の高い摩擦力を発生させる部材が接着固定され、圧縮接続器10を強固に固定する。
ベースアーム55は、第一の着脱部51に一端部55aを固定され、圧縮接続器10が発生させる圧縮力Fの方向に対して所定角度θだけ傾斜しつつ、ジャンパー線Wと交差する方向へ延在する。ベースアーム55は剛性を有し、撓むことなく圧縮接続器10と第二の着脱部56との位置関係を一定に保持する。図1に示すジャンパー線接続装置1では、2本のベースアーム55を有しているが、第二の着脱部56を支持可能であれば、その数は特に限定されない。
ベースアーム55の他端部55b(他の部位)には、連設片40に装着される第二の着脱部56が固定されている。第二の着脱部56は、クランプ21に類似した構造を有している。図2に示すように、第二の着脱部56は、軸方向に貫通した円筒状であり、半円筒状に分割された2つの分割片57、58がヒンジ59を介して開閉自在に連接されており、第二の着脱部56の内径は、連設片40の外径と略同一か、連設片40の外径よりも若干大きく構成し、連設片40に対して第二の着脱部56がスライド自在かつ回転自在になるように構成する。
分割片57、58の周方向外側端縁のうち、ヒンジ59の配置されていない方の端縁には、周方向両端部側を外側に向けて折り曲げた屈曲片60、61が形成されており、2つの屈曲片60、61は蝶ネジ62にて連結される。なお、第二の着脱部56を開閉自在に構成できる他の部材を使用できる。例えば一方の分割片に取り付けた留め具と、他方の分割片に取り付けた係止部とにより、開閉自在となるように構成してもよい。
以上の構成を有するジャンパー線接続装置の使用方法について説明する。図4(a)乃至(c)は、ジャンパー線接続装置の使用方法について説明するための平面図である。
(1)最初にジャンパー線W1、W2と、圧縮スリーブSをジャンパー線保持部材に固定する(図4(a))。
まず、クランプ21を開放した状態で一方のジャンパー線W1を挟み、蝶ネジ27を締めて、ジャンパー線W1にクランプ21を固定する。圧縮スリーブSの一方の端部開口Sa内にジャンパー線W1の端部を挿入するとともに、他方の端部開口Sb内にジャンパー線W2の端部を挿入して、圧縮スリーブSの内部で各ジャンパー線W1、W2の端部を突き合わせる。次に、クランプ31を開放すると共に、ジャンパー線保持アーム38のクランプ31側をクランプ21から離間させる方向に湾曲させた状態で、他方のジャンパー線W2を挟み、蝶ネジ37を締めて固定する。ジャンパー線保持アーム38の撓りにより、ジャンパー線W2の端部はジャンパー線W1の端部を押圧する。このとき、ジャンパー線保持アーム38側からジャンパー線W2に加えられた付勢力は、ジャンパー線保持アーム28との間で平均化されて、各ジャンパー線W1、W2の端部は、他方のジャンパー線の端部を同一の大きさを有する付勢力で押圧し合う。
(2)次に、圧縮スリーブSを圧縮接続器10の圧縮ダイス11(図1参照)で挟み、第二の着脱部56を連設片40の中間部にセットする(図4(b))。
まず、圧縮接続器10の胴部14に金属バンド52を固定して、圧縮接続器10とベースユニット50と一体化する。次に、固定ダイス12を圧縮接続器10から取り出し、可動ダイス13表面に圧縮スリーブSを載置し、固定ダイス12を圧縮接続器10に再固定する。最後に、第二の着脱部56を開放して連設片40の中間部にセットし、第二の着脱部56を閉止する。
(3)最後に、圧縮接続作業を行う(図4(c))。
圧縮接続作業は、ジャンパー線W1、W2の端部が対向する圧縮スリーブSの中間部から端部へと、順次圧縮接続器10を移動させて行う。
具体的には、まず、ジャンパー線W1、W2の端部が対向する圧縮スリーブSの中央部分を圧縮する。次に、既圧縮部位の所定長が圧縮ダイス11に挟まれるように、圧縮接続器10をジャンパー線W1の未圧縮部位上に移動させて圧縮する。このとき、目盛り41にて移動させるべき距離を確認しながら、圧縮接続器10を移動させる。続いて、圧縮接続器10をジャンパー線W2の未圧縮部位上に移動させて、圧縮する。このとき、既圧縮部位の所定長が圧縮ダイス11に挟まれるように、圧縮接続器10の位置を決める。以上の作業を順次繰り返して、圧縮スリーブSの全体を圧縮する。
本発明に係るジャンパー線接続装置1では、圧縮接続器10が発生させる圧縮力F方向へジャンパー線Wが湾曲することを防止できる。以下、圧縮力F方向の湾曲を防止するメカニズムについて図5、図6に基づいて説明する。
圧縮接続による中心軸の位置変化について図5に基づいて説明する。図5は、圧縮ダイスと圧縮スリーブとの関係を示す模式図であり、(a)は圧縮前を示す図であり、(b)は圧縮後を示す図である。
図示するように、固定ダイス12と可動ダイス13の間に配置された圧縮前のジャンパー線W及び圧縮スリーブSの中心軸は(a)のA1の位置にある。ジャンパー線Sが圧縮されると、中心軸の位置が固定ダイス12側に移動して、(b)のA2の位置になる。
図6は、ジャンパー線接続装置の模式的正面図である。図中、点線は圧縮接続前の部材位置を示し、実線は圧縮接続後の部材位置を示している。
本実施形態におけるジャンパー線接続装置1では、圧縮スリーブS(不図示)から延出したジャンパー線Wを直接支持するジャンパー線保持アーム38の軸方向が、圧縮力Fの方向に対して所定角度傾斜した状態にある。つまり、少なくとも圧縮力Fを、ジャンパー線保持アーム38の軸方向に受けないようになっている。またジャンパー線保持アーム38は、連設片40部分を中心としてクランプ31側が回動するように構成されているので、A1からA2へと移動したジャンパー線Wの中心軸のずれが回転方向に変換されて、吸収される。従って、圧縮スリーブS部分のジャンパー線の中心軸と、圧縮スリーブSから延出したジャンパー線の中心軸とがずれることなく圧縮接続できる。従って、ジャンパー線Wを圧縮力Fの方向に湾曲させることなく圧縮できる。
仮にジャンパー線保持アーム38が、連設片40に対して固定され、クランプ31側が回動しない構成とした場合には、A1からA2への中心軸のずれを、ジャンパー線保持アーム38の撓りによって吸収することとなる。
以上のように本実施形態によれば、ジャンパー線保持アームが各ジャンパー線の端部を圧縮スリーブ内部に押圧する方向へ付勢するように構成したので、スリーブ内に挿入された二本のジャンパー線の夫々をスリーブ内に押圧する方向へ付勢しつつ支持する作業員が不要となり、作業人員の削減を図ることができる。また、ジャンパー線保持アームがジャンパー線と連設片との距離を一定に保持するので、ジャンパー線保持アームの軸方向におけるジャンパー線の湾曲を防止することができる。また、一旦ジャンパー線をクランプによって固定した後は、夫々のジャンパー線の端部を押圧する付勢力が一定に保たれるので、ジャンパー線が圧縮スリーブ内部で安定し、電線接続部の品質を向上できる。また、ジャンパー線保持アームの軸方向と圧縮接続器が発生させる圧縮力の方向とが異なるので、圧縮接続に伴う中心軸の位置ずれが、連設片を中心とした回転方向に変換されて伝達され、ジャンパー線圧縮に伴う圧縮力F方向のジャンパー線の湾曲を防止できる。
1…ジャンパー線接続装置、10…圧縮接続器、11…圧縮ダイス、12…固定ダイス、13…可動ダイス、14…胴部、20…ジャンパー線保持部材、21…クランプ、22、23…分割片、24…ヒンジ、25、26…屈曲片、27…蝶ネジ、28…ジャンパー線保持アーム、28a…一端部、28b…他端部、31…クランプ、32、33…分割片、34…ヒンジ、35、36…屈曲片、37…蝶ネジ、38…ジャンパー線保持アーム、38a…一端部、38b…他端部、40…連設片、41…目盛り、50…ベースユニット、51…第一の着脱部、52…金属バンド、53…折り曲げ部、54…蝶ネジ、55…ベースアーム、55a…一端部、55b…他端部、56…第二の着脱部、57、58…分割片、59…ヒンジ、60、61…屈曲片、62…蝶ネジ、71…ゴムチューブ、72、73…コイルバネ、W1、W2…ジャンパー線

Claims (4)

  1. 圧縮スリーブの両端開口内に夫々ジャンパー線の端部を挿入した状態で該圧縮スリーブを加圧して圧縮させることにより、前記各ジャンパー線の端部同士を連結する圧縮接続器と、
    前記各ジャンパー線の端部を回避した部位に夫々着脱自在に固定されるクランプと、前記各クランプに一部を固定されて前記各ジャンパー線と交差する方向へ延びる弾性変形可能なジャンパー線保持アームと、前記各ジャンパー線保持アームの他の部位間を連結固定する連設片と、を備えたジャンパー線保持部材と、
    前記圧縮接続器に着脱自在に固定される第一の着脱部と、該第一の着脱部に一部を固定されたベースアームと、該ベースアームの他の部位に設けられて前記連設片の中間部に対して着脱自在に取り付けられる第二の着脱部と、を備えたベースユニットと、
    を備え、
    前記圧縮接続器に前記第一の着脱部を固定した前記ベースユニットの前記第二の着脱部を前記連設片に取り付けた状態において、前記圧縮接続器によるジャンパー線接続動作を行う際に、前記各ジャンパー線保持アームが前記各ジャンパー線の端部を前記圧縮スリーブ内部に押圧する方向へ付勢するように構成したことを特徴とするジャンパー線接続装置。
  2. 前記ジャンパー線保持アームの軸方向と、前記圧縮接続器が発生させる圧縮力の方向とが異なることを特徴とする請求項1記載のジャンパー線接続装置。
  3. 前記連設片が前記第二の着脱部に対して回転自在に構成されていることを特徴とする請求項2記載のジャンパー線接続装置。
  4. 前記ジャンパー線保持アームが、フラットバーであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載のジャンパー線接続装置。
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