JP6731898B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、コンソールボックスを備える作業車両に関する。
従来から、運転座席の横にコンソールボックスが配置された作業車両が知られている。特許文献1及び2は、この種の作業車両を開示する。
特許文献1の建設機械は、エンジンルームの上面及び後面の両開口部を開閉するボンネットを備える。ボンネットは、前端部に設けられたヒンジを中心に回動する。ボンネットの上面部の上面には、コンソールボックスが、ボンネットと一体に回動する状態で設けられている。
特許文献2の小型建設機械は、本体カバーの前面上縁部の支点を中心に回動するボックスカバーを備える。ボックスカバーには、コントロールボックスが支持されている。ボックスカバーの裏面には支柱の一端が軸受を介して取り付けられ、この支柱の他端は、本体カバー側の係止孔部に係止される。この構成で、ボックスカバーを持ち上げて当該支柱でその後端を保持させることによって、ボックスカバーの裏面側に点検整備用の開口を確保することができる。
特開2010−265582号公報 特許3610840号公報
しかし、特許文献1の構成では、仮にメンテナンス作業等で、ボンネットが開いた状態を維持しつつコンソールボックスをボンネットの後方側に向けて回転させた場合に、コンソールボックスの回転に伴って、ボンネットが不意に閉じてしまうおそれがあった。
上記特許文献2の構成では、支柱でボックスカバーを持ち上げることにより形成される点検整備用の開口の大きさが部分的かつ限定的である。そのため、当該開口を通じて収容される機器を効率よくメンテナンスするためには、メンテナンスが必要となる機器を当該開口から露出させるように配置する必要がある。即ち、機器のレイアウトに制約が伴うという問題があった。
また、特許文献2の構成で、例えばエンジンをメンテナンスする場合は、本体カバーの上部全部を開放することが必要である。しかし、本体カバーの天板部及び左右のボックスカバーが互いに独立しているため、全てのカバーを開放するのは手間が掛かり、効率よくメンテナンスすることが困難であった。従って、メンテナンス性に改善の余地があった。
そこで、本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、メンテナンス性に優れた作業車両を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の作業車両が提供される。即ち、この作業車両は、旋回フレームと、ボンネットと、コンソールと、油圧ホースと、を備える。前記旋回フレームには、エンジンが配置される。前記ボンネットは、前記エンジンの後方に配置された第1軸を中心として回転可能に支持され、前記旋回フレームに対して回転することで開閉する。前記コンソールは、前記ボンネットの上方に配置された第2軸を中心として回転可能に支持され、前記ボンネットに対して回転することで、第1姿勢と第2姿勢との間で切換可能である。前記油圧ホースは、前記コンソールに接続される。前記コンソールは、前記第1姿勢のときは操作が有効となり、前記第2姿勢のときは操作が無効となる操作レバーを備える。前記ボンネットを開くために回転させる方向は、前記コンソールを前記第1姿勢から前記第2姿勢へ切り換えるために回転させる方向と同じである。前記油圧ホースが、前記第1軸の近傍及び前記第2軸の近傍を通るように、かつ、前記旋回フレームの内壁及び前記ボンネットの内壁に沿うように配置される。
これにより、ボンネットを開いてから操作レバーの操作を無効にするためにコンソールを回転させた場合でも、ボンネット及びコンソールを含めた全体の重心の移動方向がボンネットの開き側となるので、開いたボンネットが不測に閉じてしまうのを防止し、安心してメンテナンス作業を行うことができる。また、油圧ホースが作業の邪魔になりにくい位置にあるので、ボンネットを開いた状態でのメンテナンス性が良好である。
前記の作業車両においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記油圧ホースは、長手方向に間隔をあけて配置される複数の固定部材により、前記旋回フレーム又は前記ボンネットに固定される。前記ボンネットを閉じた状態で、前記第1軸の近傍では、互いに隣接する前記固定部材の間で前記油圧ホースが弛んでいる。
これにより、ボンネットの回転軸である第1軸の近傍において油圧ホースの伸ばし代を確保することができ、油圧ホースがボンネットを引っ張って開放動作の抵抗になることを防止することができる。従って、ボンネットを円滑に開くことができる。
前記の作業車両においては、前記油圧ホースは、前記第1軸よりも前記コンソールから遠い側が下向きに凸となるように曲がっており、この曲がった部分が前記エンジンの近傍を通ることが好ましい。
これにより、エンジンと油圧ホースの両方を、ボンネットの内部のコンパクトな空間に配置することができる。
前記の作業車両においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記エンジンは、出力プーリと、ファンプーリと、ベルトと、を備える。前記出力プーリは、出力軸の回転が出力される。前記ファンプーリは、送風ファンを駆動する。前記ベルトは、前記出力プーリ及び前記ファンプーリに巻き掛けられる。前記油圧ホースは、その一部が前記ベルトに平行な向きで当該ベルトに近接している。
これにより、ベルトに油圧ホースが接触することを抑制しつつ、油圧ホースの長さを短くすることができる。
本発明の一実施形態に係る作業車両の全体的な構成を示す側面図。 コンソールの作業操作レバーに接続するためにボンネットの内部に配置される油圧ホースを示す斜視図。 油圧ホースを図2と別の向きで示す斜視図。 ボンネットが開かれ、かつ、コンソールが第2姿勢とされている状態を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る旋回作業車1の全体的な構成を示す側面図である。図2は、コンソール52の作業操作レバー37に接続するためにボンネット38の内部に配置される油圧ホース5L,5Rを示す斜視図である。図3は、油圧ホース5L,5Rを図2と別の向きで示す斜視図である。図4は、ボンネット38が開かれ、かつ、コンソール52が第2姿勢とされている状態を示す斜視図である。
以下の説明において「前」「後」「左」「右」とは、後述の下部走行体11の正面と上部旋回体12の正面とを一致させた状態で、運転座席39に座るオペレータからみて前後左右を意味する。
図1に示す本実施形態の旋回作業車(作業車両)1は、下部走行体11と、上部旋回体12と、を備える。
下部走行体11は、左右1対で配置されたクローラ走行装置21と、このクローラ走行装置21を駆動する図示しない油圧モータと、を備える。下部走行体11は、左右のクローラ走行装置21を個別に様々な向き及び速度で駆動して、前方又は後方への直進、ステアリング等の各種の走行を行うことができる。
上部旋回体12は、旋回フレーム31と、エンジン33と、油圧ポンプユニット34と、ボンネット38と、操縦部35と、作業装置13と、を備える。
旋回フレーム31は、下部走行体11の上方に配置され、垂直な軸を中心として回転可能に下部走行体11に支持されている。旋回フレーム31は、図示しない旋回モータの駆動により、下部走行体11に対して回転することができる。エンジン33は、例えばディーゼルエンジンとして構成されており、旋回フレーム31の後部に配置されている。油圧ポンプユニット34は、エンジン33によって駆動され、旋回作業車1の走行及び作業に必要な油圧力を発生させる。
ボンネット38は、エンジン33の上面等を覆って保護する。図2に示すように、ボンネット38の後部は、旋回フレーム31の後部に配置されたヒンジ部45によって、旋回フレーム31と連結されている。
ヒンジ部45は、ベース部材46と、左右1対のブラケット47と、を備える。ベース部材は、旋回フレーム31の後部に、図示しない固定部材を用いて固定される。それぞれのブラケット47は、上下方向に細長く形成されており、ボンネット38の後部の内壁に固定されている。
これにより、ボンネット38を旋回フレーム31に対して、エンジン33の後方において左右水平方向に配置された回転軸(第1軸)71を中心として回転させることができる。具体的には、ボンネット38を後上方に回転させることで開状態とし、反対方向に回転させることで閉状態とすることができる。
操縦部35は、様々な操作部材を備える。この操作部材には、図1に示すように左右1対で配置される走行操作レバー36及び作業操作レバー37等が含まれる。本実施形態においては、作業操作レバー37が操作レバーに相当する。オペレータは、上記の操作部材を操作することにより、各種の指示を旋回作業車1に与えることができる。
作業装置13は、ブーム41と、アーム42と、バケット43と、を備える。ブーム41、アーム42、及びバケット43にはそれぞれ油圧シリンダが連結されており、油圧シリンダを伸縮させることにより、バケット43による掘削等の各種の作業を行うことができる。
図2に示すように、上部旋回体12の上面の左右中央には、オペレータが座る運転座席39が配置されている。そして、運転座席39を挟むように、コンソール52が左右1対で配置されている。ただし、図2においては、後述の油圧ホース5L,5R等を分かり易く示すために、運転座席39及びコンソール52は鎖線で描かれている。運転座席39及びコンソール52は、上部旋回体12が備えるボンネット38の上面に配置されている。
左右のコンソール52は互いに対称となっており、構成は実質的に同一である。それぞれのコンソール52は、上述の作業操作レバー37と、ロックレバー56と、を支持している。
作業操作レバー37は、コンソール52の上部に配置され、斜め前上方に突出している。オペレータは、作業操作レバー37を操作することで、作業装置13の動作又は上部旋回体12の旋回に関する指示を与えることができる。
作業操作レバー37には、コンソール52の内部に配置されたリモコン弁(操作弁)62が接続されている。リモコン弁62は、1つの入力ポートと、4つの出力ポートと、を備える。リモコン弁62の入力ポートは、油圧ポンプユニット34が備えるポンプと、後述の油圧ホース5L,5Rを介して接続される。リモコン弁62の出力ポートは、上部旋回体12の前部に配置されているコントロールバルブ84と、油圧ホース5L,5Rを介して接続される。リモコン弁62は、作業操作レバー37をオペレータが前後左右に操作するのに応じて、入力ポートと各出力ポートとの間を開閉する。出力ポートが開かれると、リモコン弁62から作動油がコントロールバルブ84に送られる。
コントロールバルブ84は、作業装置13等が備える油圧アクチュエータの駆動/停止を切り換えるための図略の複数のスプールを備える。コントロールバルブ84は、リモコン弁62から送られた作動油をパイロット圧力としてスプールが変位することで、油圧アクチュエータを動かして、上部旋回体12の旋回、及び、作業装置13を用いた各種作業を行うことができる。
ロックレバー56は、コンソール52の正面下部に配置され、斜め前上方に突出している。このロックレバー56は、コンソール52の姿勢を切り換えるために操作される。
具体的に説明すると、コンソール52は、その後部に配置されるヒンジ軸(第2軸)72を中心として回転可能に支持されている。オペレータは、ロックレバー56を操作することで、コンソール52を、図1の実線で示す通常の第1姿勢と、鎖線で示す第2姿勢と、の間で、白抜き矢印で示すように切り換えることができる。第1姿勢は、オペレータが作業操作レバー37を操作するときの通常の姿勢である。第2姿勢は、第1姿勢から後上方に跳ね上げられた姿勢となっており、オペレータが旋回作業車1に乗降するときにコンソール52を一時的に後上方に退避させる場合等に用いられる。
閉じた状態のボンネット38を開く場合の回転方向は、コンソール52を第1姿勢から第2姿勢に切り換えるための回転方向と一致している。従って、ボンネット38を開いた状態で更にコンソール52を第1姿勢から第2姿勢へ切り換える場合、ボンネット38とコンソール52を含めた全体の重心の移動方向は、ボンネット38の開き側となる。従って、ボンネット38を開いた状態を安定して維持することができる。
旋回作業車1が備える油圧回路には、コンソール52が第2姿勢となっている場合に作業操作レバー37の操作を無効とするロック機能が設けられている。これにより、第2姿勢となっているコンソール52の作業操作レバー37にオペレータの手等が誤って当たったとしても、それに応じた不測の動作が起きるのを防止することができる。このロック機能は、例えば、上記のリモコン弁62に対して、コンソール52の第2姿勢をセンサ等で検知した場合に作動油の供給を遮断するように制御することで実現することができる。
油圧ホース5L,5Rは、左右で対をなして設けられており、それぞれが可撓性を有している。左右の油圧ホース5L,5Rのそれぞれは、リモコン弁62の出力ポートに接続される4本のホースを含んでいる。以下、それぞれについて詳細に説明する。
左側の油圧ホース5Lの一端は、左側のコンソール52の内部において、リモコン弁62に接続されている。油圧ホース5Lは、リモコン弁62との接続箇所から略S字状に湾曲した後、ヒンジ軸72の近傍を通過する。その後、油圧ホース5Lは、コンソール52の下面に形成された図略の開口、及び、ボンネット38の上面の左側端部に形成された図略の開口を通過して、ボンネット38の内部に入る。
ボンネット38に入った油圧ホース5Lは直ちに後方に向かって曲げられ、ボンネット38の天井面にほぼ沿って、右斜め後方に延びる。ヒンジ部45が設置されている箇所の近傍で、油圧ホース5Lはほぼ垂直に曲げられ、左側のブラケット47の長手方向に沿うように下に延びる。ブラケット47には、丸棒状の部材をC字状又は鉤状等に曲げて形成した保持部材(固定部材)8が上下に複数並べて固定されており、油圧ホース5は、この保持部材8の内部を通過する。また、この過程で、油圧ホース5は回転軸71の近傍を通過する。
回転軸71の下方に至った後、油圧ホース5Lは、前下方、かつ左側にやや近づくように延びて、エンジン33の左下方を通過する。エンジン33の近傍を通過する部分では、油圧ホース5は、下に凸となるように概ねV字状に曲がっている。この曲げ部分9から、油圧ホース5Lはほぼ前方に延びて、コントロールバルブ84の左側下方の部分に至る。その後、油圧ホース5Lは、上方向に適宜曲げられて、コントロールバルブ84に接続される。
右側の油圧ホース5Rの一端は、右側のコンソール52の内部において、リモコン弁62に接続されている。リモコン弁62からヒンジ部45の回転軸71に至るまでの部分の構成については、上述した左側の油圧ホース5Lと実質的に左右対称となっているので、説明を省略する。
回転軸71の下方に至った後、油圧ホース5Rは図3に示すように、前下方、かつ右側に延びて、エンジン33及び油圧ポンプユニット34の右下方を通過する。その後、油圧ホース5Lは左に延び、更に前に延びて、コントロールバルブ84の左側下方の部分に至る。その後、油圧ホース5Rは、上方向に適宜曲げられて、コントロールバルブ84に接続される。
このように、油圧ホース5L,5Rが旋回フレーム31の内壁及びボンネット38の内壁に沿うように配置されることによって、旋回フレーム31とボンネット38で囲まれる空間を広く確保することができる。その結果、各種の機器を当該空間に効率良く配置することができる。
左右の油圧ホース5L,5Rは、その長手方向途中の複数の箇所が、結束バンド(固定部材)7により巻かれて、旋回フレーム31又はボンネット38等に固定されている。この結束バンド7は、ブラケット47が備える保持部材8の部分にも固定されている。
図2及び図3のようにボンネット38を閉じた状態では、回転軸71の近くにある保持部材8での固定箇所と、その上方又は下方で最も近い結束バンド7による固定箇所との間において、油圧ホース5L,5Rは少し屈曲しており、弛みが形成されている。この屈曲部分があることにより、図4のようにボンネット38を開放するときの油圧ホース5L,5Rの伸ばし代を確保することができ、油圧ホース5L,5Rがボンネット38を引っ張って開放動作の抵抗になることを防止することができる。
更に、図2に示すように、エンジン33の左側においては、クランク軸に出力プーリ76が固定されている。また、エンジン33の左側の面の適宜の位置には、ファンプーリ77と、テンションプーリ78と、が配置されている。出力プーリ76、ファンプーリ77、及びテンションプーリ78には、無端状のベルト79が巻き掛けられている。そして、本実施形態では、左側の油圧ホース5Lに形成された上記の曲げ部分9が、当該ベルト79のうち出力プーリ76とテンションプーリ78の間の部分と平行な向きに向けられながら、ベルト79の当該部分に近接した部分を含んでいる。これにより、ベルト79の巻込み等を防止しつつ、エンジン33及び油圧ホース5Lをコンパクトな空間に配置することができる。
以上に説明したように、本実施形態の旋回作業車1は、旋回フレーム31と、ボンネット38と、コンソール52と、を備える。旋回フレーム31には、エンジン33が配置される。ボンネット38は、エンジン33の後方に配置された回転軸71を中心として回転可能に支持され、旋回フレーム31に対して回転することで開閉する。コンソール52は、ボンネット38の上方に配置されたヒンジ軸72を中心として回転可能に支持され、ボンネット38に対して回転することで、第1姿勢と第2姿勢との間で切換可能である。コンソール52は、第1姿勢のときは操作が有効となり、第2姿勢のときは操作が無効となる作業操作レバー37を備える。ボンネット38を開くために回転させる方向は、コンソール52を第1姿勢から第2姿勢へ切り換えるために回転させる方向と同じである。コンソール52に接続される油圧ホース5L,5Rが、回転軸71の近傍及びヒンジ軸72の近傍を通るように、かつ、旋回フレーム31の内壁及びボンネット38の内壁に沿うように配置される。
これにより、ボンネット38を開いてから作業操作レバー37の操作を無効にするためにコンソール52を回転させた場合でも、ボンネット38とコンソール52を含めた全体の重心の移動方向がボンネット38の開き側となるので、開いたボンネット38が不測に閉じてしまうのを防止し、安心してメンテナンス作業を行うことができる。また、油圧ホース5L,5Rが作業の邪魔になりにくい位置にあるので、ボンネット38を開いた状態でのメンテナンス性が良好である。
また、本実施形態の旋回作業車1において、油圧ホース5L,5Rは、長手方向に間隔をあけて配置される複数の結束バンド7又は保持部材8により、旋回フレーム31又はボンネット38に固定される。ボンネット38を閉じた状態で、回転軸71の近傍では、互いに隣接する結束バンド7又は保持部材8の間で油圧ホース5L,5Rが弛んでいる。
これにより、ボンネット38の回転軸71の近傍において油圧ホース5L,5Rの伸ばし代を確保することができ、油圧ホース5L,5Rがボンネット38を引っ張って開放動作の抵抗になることを防止することができる。従って、ボンネット38を円滑に開くことができる。
また、本実施形態の旋回作業車1において、左側の油圧ホース5Lは、図2に示すように、回転軸71よりもコンソール52から遠い側が下向きに凸となるように曲がっており、この曲がった部分(曲げ部分9)がエンジン33の近傍を通っている。
これにより、エンジン33と油圧ホース5Lの両方を、ボンネット38の内部のコンパクトな空間に配置することができる。
また、本実施形態の旋回作業車1において、エンジン33は、出力プーリ76と、ファンプーリ77と、ベルト79と、を備える。出力プーリ76には、出力軸の回転が出力される。ファンプーリ77は、送風ファンを駆動する。ベルト79は、出力プーリ76及びファンプーリ77に巻き掛けられる。油圧ホース5Lは、その一部がベルト79に平行な向きで近接している。
これにより、ベルト79に油圧ホース5Lが接触することを抑制しつつ、油圧ホース5Lの長さを短くすることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
左右の油圧ホース5L,5Rのそれぞれの経路は、回転軸71の近傍及びヒンジ軸72の近傍を通過し、旋回フレーム31の内壁及びボンネット38の内壁に沿う限り、適宜変更することができる。ここで、内壁とは、側壁の内面のほか、天井壁の下面、床壁の上面を含む。
作業操作レバー37は、前後左右に操作できる構成に代えて、例えば前後にのみ、左右にのみ操作できる構成としても良い。
コンソール52は、左右1対でなく、左右の何れか一方にだけ設けられても良い。
本発明は、旋回作業車だけでなく、他の様々な構成及び用途の作業車両に適用することができる。
1 旋回作業車(作業車両)
5L,5R 油圧ホース
7 結束バンド(固定部材)
8 保持部材(固定部材)
31 旋回フレーム
33 エンジン
37 作業操作レバー(操作レバー)
38 ボンネット
52 コンソール
71 回転軸(第1軸)
72 ヒンジ軸(第2軸)

Claims (4)

  1. エンジンが配置される旋回フレームと、
    前記エンジンの後方に配置された第1軸を中心として回転可能に支持され、前記旋回フレームに対して回転することで開閉するボンネットと、
    前記ボンネットの上方に配置された第2軸を中心として回転可能に支持され、前記ボンネットに対して回転することで、第1姿勢と第2姿勢との間で切換可能なコンソールと、
    前記コンソールに接続される油圧ホースと、
    を備え、
    前記コンソールは、前記第1姿勢のときは操作が有効となり、前記第2姿勢のときは操作が無効化される操作レバーを備え、
    前記ボンネットを開くために回転させる方向は、前記コンソールを前記第1姿勢から前記第2姿勢へ切り換えるために回転させる方向と同じであり、
    前記油圧ホースが、前記第1軸の近傍及び前記第2軸の近傍を通るように、かつ、前記旋回フレームの内壁及び前記ボンネットの内壁に沿うように配置されることを特徴とする作業車両。
  2. 請求項1に記載の作業車両であって、
    前記油圧ホースは、長手方向に間隔をあけて配置される複数の固定部材により、前記旋回フレーム又は前記ボンネットに固定され、
    前記ボンネットを閉じた状態で、前記第1軸の近傍では、互いに隣接する前記固定部材の間で前記油圧ホースが弛んでいることを特徴とする作業車両。
  3. 請求項1に記載の作業車両であって、
    前記油圧ホースは、前記第1軸よりも前記コンソールから遠い側が下向きに凸となるように曲がっており、この曲がった部分が前記エンジンの近傍を通ることを特徴とする作業車両。
  4. 請求項3に記載の作業車両であって、
    前記エンジンは、
    出力軸の回転が出力される出力プーリと、
    送風ファンを駆動するファンプーリと、
    前記出力プーリ及び前記ファンプーリに巻き掛けられたベルトと、
    を備え、
    前記油圧ホースは、その一部が前記ベルトに平行な向きで当該ベルトに近接していることを特徴とする作業車両。
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