JP6894334B2 - 作業車両 - Google Patents

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本発明は、開閉可能なボンネットを備える作業車両に関する。
従来から、チルト可能な運転台を備える作業車両において、運転台のチルトを検出した場合に作業車両の操作を阻止する様々な構成が提案されている。特許文献1及び2は、この種の作業車両を開示する。
特許文献1の建設機械においては、内部に運転席が設けられた運転台が、ねじ軸によりチルトアップ可能に構成されている。運転台の回転中心近傍には、ON/OFFに切り替わるロータリスイッチが取り付けられている。ロータリスイッチは、運転席のチルトアップを検出するとOFFになり、これにより燃料ラインがソレノイドにより閉じられ、エンジンが停止して建設機械は作動不能となる。ただし、運転室をチルトアップした状態で動作チェックを行いたい場合は、補助スイッチ装置を用いることで、エンジンを始動することもできる。
特許文献2のバックホーは、ボンネットの後面内側面に設けられたレバー本体と、当該レバー本体の背面で外側方に突出しており把持可能な把持部と、当該レバー本体の基端部に設けられたエンジン停止スイッチと、を備える。このバックホーでは、ボンネットの開放操作に連動してエンジン停止スイッチのボタンがレバー本体で押圧されることにより、エンジン停止スイッチがONになってエンジンが停止する。
特開2006−45955号公報 実開昭63−131831号公報
しかし、特許文献1の構成では、例えば、運転台をチルトアップした状態でエンジンが稼動したままチルトダウン操作を行った場合、当該チルトダウン操作の瞬間にオペレータが操作レバーに不測に触れることによって、作業機械が意図せず作動するおそれがあり、改善の余地があった。
特許文献2の構成では、例えばエンジンが稼動した状態で油圧機器等の動作点検や油圧回路をメンテナンスしたい場合でも、ボンネットを開くと、エンジン停止ボタンが押圧されることにより、エンジンが強制的に停止してしまう。そのため、ボンネットを開いた後に、再度エンジンを稼動させる手間が必要になっていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、エンジンを停止させずにボンネットを開くことができるとともに、その場合でも不測の動作を防止できる作業車両を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の作業車両が提供される。即ち、この作業車両は、ボンネットと、コンソールと、ロック部と、安全装置と、を備える。前記ボンネットは、方に配置された回転軸を中心として開閉可能である。前記コンソールは、オペレータによって操作される操作レバーを有し、前記ボンネットに対して閉姿勢と開姿勢との間で回転可能に支持される。前記ロック部は、前記コンソールが前記姿勢であるときは前記操作レバーの操作を有効とする。前記安全装置は、前記ボンネットが開閉されようとする場合に、前記コンソールが前記姿勢であるときは前記コンソールと接触し、前記コンソールが前記姿勢であるときは前記コンソールと接触しない
これにより、コンソールを第2姿勢にした状態でボンネットを開くことが可能であり、これに伴ってエンジン等のメンテナンスを行うことができる。そして、ボンネットが開状態であるとき、又は、コンソールが第2姿勢であるときは、ロック部によって作業機の操作が無効化される。従って、例えば、エンジンを稼動させた状態でボンネットを開放して油圧回路のメンテナンスを行う場合等に、不測に操作レバーに触れた場合であっても、それに応じた動作が行われるのを防止することができる。また、安全装置によって、ボンネットの開閉時にコンソールが第2姿勢になっていることを確実にすることができる。従って、ボンネットの開閉時に操作レバーに触れてしまうことによる作業車両の動作を確実に防止することができる。
前記の作業車両においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この作業車両は、運転座席を備える。前記安全装置は、支柱と、規制部と、を備える。前記支柱は、前記運転座席の幅方向で間隔をあけて1対で配置される。前記規制部は、前記支柱を互いに接続する。前記ボンネットの回転中心と前記姿勢における前記操作レバーの先端との距離を半径とし、前記ボンネットの回転中心を中心とする第1仮想円を考える。また、前記ボンネットの回転中心と前記姿勢における前記操作レバーの先端との距離を半径とし、前記ボンネットの回転中心を中心とする第2仮想円を考える。このときに、前記規制部の少なくとも一部が、前記第1仮想円よりも内側に配置される。前記規制部の全部が、前記第2仮想円よりも外側に配置される。
これにより、コンソールが第1姿勢であるときは、操作レバーが規制部に当たることでボンネットの回転が阻止される。そのため、コンソールが第1姿勢である状態でボンネットが開閉するのを確実に阻止することができる。
前記の作業車両においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記コンソールの回転中心と前記操作レバーの先端との距離を半径とし、前記ボンネットが閉じられた状態での前記コンソールの回転中心を中心とする第3仮想円を考える。このとき、前記規制部の全部が、前記第3仮想円よりも外側に配置される。
これにより、ボンネットが閉じられた状態では、コンソールの姿勢を切り換える際に規制部が邪魔にならないので、ボンネットの開閉のための一連の作業を円滑に行うことができる。
前記の作業車両においては、前記規制部は、長手方向中間部から前記支柱への接続箇所に近づくにつれて前方となるように形成されていることが好ましい。
これにより、運転座席に座るオペレータの周囲に空間を確保して、快適性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る旋回作業車の全体的な構成を示す斜視図。 旋回作業車を背面側から見た斜視図。 作業操作レバーによる操作を電磁弁により無効化するロック機能を説明する概念図。 コンソールの姿勢の切換及びボンネットの開閉を説明する側面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る旋回作業車1の全体的な構成を示す斜視図である。図2は、旋回作業車1を背面側から見た斜視図である。図3は、作業操作レバー65による操作を電磁弁64により無効化するロック機能を説明する概念図である。図4は、コンソール52の姿勢の切換及びボンネット38の開閉を説明する側面図である。
図1及び図2に示す本実施形態の旋回作業車(作業車両)1は、下部走行体11と、上部旋回体12と、を備える。
下部走行体11は、左右1対で配置されたクローラ走行装置21と、このクローラ走行装置21を駆動する図示しない油圧モータと、を備える。下部走行体11は、左右のクローラ走行装置21を個別に様々な向き及び速度で駆動して、前方又は後方への直進、ステアリング等の各種の走行を行うことができる。
上部旋回体12は、旋回フレーム31と、エンジン33と、油圧ポンプユニット34と、ボンネット38と、操縦部35と、作業装置13と、を備える。
旋回フレーム31は、下部走行体11の上方に配置され、垂直な軸を中心として回転可能に下部走行体11に支持されている。旋回フレーム31は、図示しない旋回モータの駆動により、下部走行体11に対して回転することができる。エンジン33は、例えばディーゼルエンジンとして構成されており、旋回フレーム31の後部に配置されている。油圧ポンプユニット34は、エンジン33によって駆動され、旋回作業車1の走行及び作業に必要な油圧力を発生させる。
ボンネット38は、エンジン33の上面等を覆って保護する。図2に示すように、ボンネット38の後部は、旋回フレーム31の後部に左右1対で配置されたヒンジ部45によって、旋回フレーム31と連結されている。
これにより、ボンネット38を旋回フレーム31に対して、左右水平方向に配置された回転軸45cを中心として回転させることができる。具体的には、ボンネット38を後上方に回転させることで開状態とし、反対方向に回転させることで閉状態とすることができる。
操縦部35は、様々な操作部材を備える。この操作部材には、左右1対で配置される走行操作レバー36及び作業操作レバー65等が含まれる。本実施形態において、作業操作レバー65が操作レバーに相当する。オペレータは、上記の操作部材を操作することにより、各種の指示を旋回作業車1に与えることができる。
作業装置13は、ブーム41と、アーム42と、バケット43と、を備える。ブーム41、アーム42、及びバケット43にはそれぞれ油圧シリンダが連結されており、油圧シリンダを伸縮させることにより、バケット43による掘削等の各種の作業を行うことができる。
次に、上記の作業操作レバー65を備えるコンソール52について説明する。
図1に示すように、上部旋回体12の上面の左右中央には、オペレータが座る運転座席39が配置されている。そして、運転座席39を挟むように、コンソール52が左右1対で配置されている。運転座席39及びコンソール52は、上部旋回体12が備えるボンネット38の上面に配置されている。
左右のコンソール52は互いに対称な構成となっており、構成は実質的に同一である。それぞれのコンソール52は、ボックス本体55と、上述の作業操作レバー65と、ロックレバー56と、を備える。
ボックス本体55は、中空状に構成されており、内部に配置される各種の機構(例えば、後述のリモコン弁62及びコンソールスイッチ76等)を覆って保護する。作業操作レバー65及びロックレバー56は、ボックス本体55から突出するように配置されている。
図2に示すように、左右のコンソール52のそれぞれにおいて、ボックス本体55の内部にはリモコン弁62が配置されている。図3に示すように、左右のリモコン弁62は何れも、1つの入力ポートと、4つの出力ポートと、を備える。
リモコン弁62の入力ポートには、上述の油圧ポンプユニット34が備える油圧ポンプの吐出ポートが、図略の配管を介して接続される。ただし、この油圧ポンプとリモコン弁62との間を繋ぐ作動油の経路には、図2及び図3に示すように、旋回作業車1が備える電磁弁(ロック部)64が配置されている。図3に示すように、油圧ポンプユニット34の油圧ポンプと、電磁弁64と、の間には、圧力を逃がすリリーフ弁が配置されている。
図2及び図3に示すように、リモコン弁62の出力ポートは、旋回作業車1が備えるコントロールバルブ84に、図略の配管を介して接続されている。リモコン弁62は、作業操作レバー65をオペレータが前後左右に操作するのに応じて、入力ポートと各出力ポートとの間を開閉する。出力ポートが開かれると、リモコン弁62から作動油がコントロールバルブ84に送られる。
コントロールバルブ84は、図3に概念的に示すように、作業装置13等が備える油圧アクチュエータの駆動/停止を切り換えるための複数のスプールを備える。コントロールバルブ84は、リモコン弁62から送られた作動油をパイロット圧力としてスプールが変位することで、油圧アクチュエータを動かして、上部旋回体12の旋回、及び、作業装置13を用いた各種作業を行うことができる。
図2に示すように、ボックス本体55は、ボンネット38の上面に固定された図略のブラケットに対して、左右方向に配置されたヒンジ軸61を介して回転可能に支持されている。これにより、コンソール52の姿勢を、図4の白抜き矢印で示すように、第1姿勢P1及び第2姿勢P2の間で切り換えることができる。
ボンネット38が閉じられた状態において、コンソール52の第1姿勢P1は、ほぼ水平な姿勢であり、第2姿勢P2は、第1姿勢P1から後方へ跳ね上げられた姿勢である。コンソール52を第1姿勢P1から第2姿勢P2に切り換えるための回転方向は、閉状態のボンネット38を開く場合の回転方向と一致している。
コンソール52は適宜のカム機構を備えており、上記の第1姿勢P1及び第2姿勢P2の何れにおいても、当該姿勢からコンソール52がボンネット38に対して不意に回転しないように回転を規制することができる。このカム機構としては、例えば溝カム等の任意のカムを用いることができる。
ロックレバー56は、左右水平方向の軸を中心に回転可能となるようにボックス本体55に支持されている。オペレータは、ロックレバー56を回転操作することで、上記のカム機構による回転の規制を解除して、第1姿勢P1及び第2姿勢P2の間でボックス本体55を(言い換えれば、コンソール52を)回転させることができる。
ボンネットスイッチ75は、旋回フレーム31の適宜の位置に取り付けられている。このボンネットスイッチ75は接触子を備え、ボンネット38が閉じている状態では、ボンネット38の内壁に固定された小さな作動部材によって、接触子が押し込まれるように配置されている。ボンネットスイッチ75は、接触子が押し込まれた状態では接点が閉じられ、押し込まれない状態では接点が開かれるように構成されている。これにより、ボンネットスイッチ75は、ボンネットの開閉状態を検出することができる。ボンネットスイッチ75は、ボンネット38の開閉に関する検出結果を電磁弁64に出力する。
コンソールスイッチ76は、左右のコンソール52のそれぞれが備えるボックス本体55の内部において、適宜の位置に取り付けられている。それぞれのコンソールスイッチ76は接触子を備え、コンソール52が上記の第1姿勢P1にあるときは、適宜の部材(例えば、前述のカム機構が有するカムレバー)によって接触子が押し込まれるように配置されている。コンソールスイッチ76は、接触子が押し込まれた状態では接点が閉じられ、押し込まれない状態では接点が開かれるように構成されている。これにより、コンソールスイッチ76は、コンソールの姿勢を検出することができる。左右のコンソールスイッチ76のそれぞれは、電磁弁64に電気的に接続されており、コンソール52の姿勢に関する検出結果を電磁弁64に出力する。
電磁弁64は、左右のコンソールスイッチ76及びボンネットスイッチ75の全てについて接点が閉じられている場合は、開弁状態となる。一方、左右のコンソールスイッチ76及びボンネットスイッチ75のうち少なくとも何れかについて接点が開かれている場合は、閉弁状態となる。
従って、電磁弁64は、左右のコンソール52が何れも第1姿勢P1であり、かつ、ボンネット38が閉状態である場合は、リモコン弁62に作動油を供給して、作業操作レバー65による作業装置13等の操作を有効とする。一方、上記以外の場合は、リモコン弁62に対する作動油の供給を遮断して、作業操作レバー65による作業装置13等の操作を無効とする。
図1及び図2等に示すように、旋回フレーム31の後部には、旋回作業車1の転倒時にオペレータの周囲に空間を形成するための安全フレーム(安全装置)66が固定されている。ただし、図2では、ボンネット38の内部の構造をわかり易く示すため、安全フレーム66は鎖線で透視的に描かれている。
この安全フレーム66は2柱式に構成されており、正面視で逆U字状となっている。安全フレーム66は、2つの支柱70と、第1連結部71と、第2連結部(規制部)72と、を備える。
支柱70は、それぞれが概ね上下方向に細長い部材として構成され、上部旋回体12に左右1対で配置されている。それぞれの支柱70の下部は、エンジン33の後方側であって旋回フレーム31の左右斜め後ろの部分に固定される。2つの支柱70は、上部旋回体12の左右方向で互いに十分な間隔をあけるように配置されている。従って、ボンネット38の開閉及びコンソール52の姿勢切換にあたって支柱70が邪魔になることはない。
第1連結部71は、左右方向に細長い部材として構成されている。第1連結部71は、左右の支柱70の上端同士を連結するように、当該支柱70に対して一体的に形成されている。
第2連結部72は、概ね左右方向に細長い部材として構成されている。第2連結部72は、第1連結部71より低い位置で、左右の支柱70同士を連結するように配置されている。この第2連結部72は、長手方向中間部から両端部(即ち、支柱70への接続箇所)に近づくにつれて前方となるように、曲がった部分を有している。
次に、第2連結部72の配置について、図4を参照して具体的に説明する。なお、図4には、コンソール52を回転させたときに作業操作レバー65の先端が描く円弧状の軌跡を考えたときに、この軌跡を含む仮想平面で第2連結部72を切った断面が、ハッチングで示されている。
即ち、図4に示すように、ボンネット38の回転軸45cと第1姿勢P1における作業操作レバー65の先端との距離を半径とし、回転軸45cを中心とする第1仮想円C1を考える。また、上記の回転軸45cと第2姿勢P2における作業操作レバー65の先端との距離を半径とし、回転軸45cを中心とする第2仮想円C2を考える。このとき、第2連結部72は、第1仮想円C1の内側、かつ、第2仮想円C2の外側に配置されている。
更に、図4に示すように、コンソール52の回転中心であるヒンジ軸61と作業操作レバー65の先端との距離を半径とし、ボンネット38が閉じられた状態でのヒンジ軸61を中心とする第3仮想円C3を考える。このとき、第2連結部72は、第3仮想円C3の外側に配置されている。
このように第2連結部72(具体的には、図4でハッチングにより示した部分)を配置することによって、以下の効果を得ることができる。即ち、コンソール52が第1姿勢P1の状態では、ボンネット38を回転させようとしても、作業操作レバー65が第2連結部72に干渉するため、ボンネット38を開くことができない。ただし、ボンネット38を閉じた状態では、コンソール52を第1姿勢P1から第2姿勢P2に切り換えることができる。そして、コンソール52を第2姿勢P2に切り換えておけば、この状態でボンネット38を回転させると、作業操作レバー65の上端が第2連結部72よりもボンネット38の回転軸45cの近くを通過するため、図4に鎖線で示すようにボンネット38を開くことができる。
次に、ボンネット38の開閉作業について説明する。
閉じた状態のボンネット38を開く作業を説明する。オペレータは、左右のコンソール52のそれぞれについて、ロックレバー56を操作してコンソール52を第1姿勢P1から第2姿勢P2に切り換える作業を行う。
この作業の結果、コンソール52が第2姿勢P2となったことがコンソールスイッチ76によって検出されるので、電磁弁64は閉弁し、左右の作業操作レバー65の操作が無効化される。従って、例えばエンジン33が稼動している状態で、オペレータがボンネット38を開いている途中に作業操作レバー65に不測に接触した場合であっても、この接触に伴って作業装置13等が動いてしまうことが防止される。そのため、ボンネット38を安心して開くことができる。
続いて、オペレータは、ボンネット38の適宜の箇所に手を掛けて後上方に回転させる。最終的に、ボンネット38は、図4に鎖線に示す位置まで前開き状に回転する。これにより、ボンネット38の内部(例えば、エンジン33)に容易にアクセスすることができる。
左右のコンソール52のうち少なくとも何れかが第1姿勢P1であると、ボンネット38を開こうとしても、作業操作レバー65が第2連結部72と干渉するため、開くことができない。従って、左右両方のコンソール52を第2姿勢P2にしてからボンネット38を開く正しい手順での作業を促すことができる。
なお、コンソール52が第1姿勢P1の状態でオペレータが誤ってボンネット38を開いた結果、作業操作レバー65が第2連結部72に当たって、リモコン弁62が動作してしまうことも考えられる。しかしながら、本実施形態では、ボンネット38を開くために回転させるストロークの初期で、ボンネットスイッチ75がボンネット38の開状態を検知して接点を開くため、その時点で電磁弁64は閉弁状態に切り換わっている。この結果、作業操作レバー65の操作は、作業操作レバー65が第2連結部72に当たる前の時点で無効化されているので、作業装置13等が動いてしまうことを防止することができる。
開いた状態のボンネット38を閉じる作業は、上記と逆に行えば良い。オペレータは先ずボンネット38を閉じるが、このためにボンネット38を回転させるストロークの全域にわたって、コンソール52は第2姿勢P2とされているので、作業操作レバー65に触れても作業装置13が動いてしまうことはない。ボンネット38を完全に閉じる直前に、ボンネットスイッチ75がボンネット38の閉状態を検知して接点を閉じる。ボンネット38を閉じた後、オペレータは、左右のコンソール52を第2姿勢P2から第1姿勢P1へ切り換える。この過程で、左右のコンソールスイッチ76が第1姿勢P1を検知して接点を閉じる。この結果、作業操作レバー65の操作が電磁弁64によって有効化される。
このように、本実施形態の旋回作業車1は、ボンネット38が開いてエンジン33が稼動している状態であっても、作業操作レバー65の操作が無効化されているため、上部旋回体12が旋回したり作業装置13が動作したりすることがない。従って、メンテナンス作業を安心して行うことができる。
更に、安全フレーム66の第2連結部72によって、コンソール52が第2姿勢P2になっていないと、ボンネット38を開閉できない構成となっている。従って、オペレータに対し、ボンネット38の開閉のための手順を確実に守らせることができる。
また、第2連結部72は、長手方向中間部から支柱70への接続箇所(即ち、左右両側の端部)に近づくにつれて前方となるように曲がった形状を有している。従って、運転座席39に座るオペレータが窮屈にならないような第2連結部72の配置を実現できるので、居住性を確保することができる。
以上に説明したように、本実施形態の旋回作業車1は、ボンネット38と、コンソール52と、電磁弁64と、安全フレーム66と、を備える。ボンネット38は、エンジン33の後方に配置された回転軸45cを中心として回転可能に支持され、前記エンジン33を覆い、開閉可能である。コンソール52は、オペレータによって操作される作業操作レバー65を有し、ボンネット38に対して回転可能に支持され、ボンネット38を開く回転方向と同じ方向に回転することで第1姿勢P1から第2姿勢P2に切換可能であり、逆の方向に回転することで第2姿勢P2から第1姿勢P1に切換可能である。電磁弁64は、コンソール52が第1姿勢P1であり、かつ、ボンネット38が閉状態であるときは、作業操作レバー65の操作を有効とし、それ以外のときは作業操作レバー65の操作を無効とする。安全フレーム66は、コンソール52が第1姿勢P1であるときはボンネット38の開閉を阻止し、第2姿勢P2であるときはボンネット38の開閉を許容する。
これにより、コンソール52を第2姿勢P2にした状態でボンネット38を開くことが可能であり、これに伴ってエンジン33等のメンテナンスを行うことができる。そして、ボンネット38が開状態であるとき、又は、コンソール52が第2姿勢P2であるときは、電磁弁64によって作業操作レバー65の操作が無効化される。従って、例えば、エンジン33を稼動させた状態でボンネット38を開放して油圧回路のメンテナンス等を行う場合に、不測に作業操作レバー65に触れた場合であっても、それに応じた動作が行われるのを防止することができる。また、安全フレーム66によって、ボンネット38の開閉時にコンソール52が第2姿勢P2となっていることを確実にすることができる。従って、ボンネット38の開閉時に作業操作レバー65に触れてしまうことによる旋回作業車1の動作を確実に防止することができる。
また、本実施形態の旋回作業車1は、運転座席39を備える。安全フレーム66は、支柱70と、第2連結部72と、を備える。支柱70は、運転座席39の幅方向で間隔をあけて1対で配置される。第2連結部72は、支柱70を互いに接続する。ボンネット38の回転中心(ヒンジ軸61)と第1姿勢P1における作業操作レバー65の先端との距離を半径とし、ボンネット38の回転中心(回転軸45c)を中心とする仮想円を第1仮想円C1とする。回転軸45cと第2姿勢P2における作業操作レバー65の先端との距離を半径とし、回転軸45cを中心とする仮想円を第2仮想円C2とする。このとき、第2連結部72の全部が、第1仮想円C1よりも内側に配置される。第2連結部72の全部が、第2仮想円C2よりも外側に配置される。
これにより、コンソール52が第1姿勢P1であるときは、作業操作レバー65が第2連結部72に当たることでボンネット38の回転が阻止される。そのため、コンソール52が第1姿勢P1である状態でボンネット38が開閉するのを確実に阻止することができる。
また、本実施形態において、コンソール52の回転中心(ヒンジ軸61)と作業操作レバー65の先端との距離を半径とし、ボンネット38が閉じられた状態でのヒンジ軸61を中心とする仮想円を第3仮想円C3とする。このとき、第2連結部72は、第3仮想円C3よりも外側に配置される。
これにより、ボンネット38が閉じられた状態では、コンソール52の姿勢を切り換える際に第2連結部72が邪魔にならないので、ボンネット38の開閉のための一連の作業を円滑に行うことができる。
また、本実施形態の旋回作業車1において、第2連結部72は、その長手方向中間部から支柱70への接続箇所に近づくにつれて前方となるように形成されている。
これにより、運転座席39に座るオペレータの周囲に空間を確保して、快適性を向上させることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
第2連結部72の全てが第1仮想円C1の内部に配置されている必要はなく、一部のみが第1仮想円C1の内部に配置されるように変更しても良い。
ボンネット38の開閉を検出する構成としては、ボンネットスイッチ75に代えて、例えば光センサ、ポテンショメータ等の様々なセンサを用いることができる。コンソール52の姿勢を検出する構成としても、コンソールスイッチ76に代えて、他の様々なセンサを用いることができる。
コンピュータからなるコントローラを備え、このコントローラが、ボンネットスイッチ75及びコンソールスイッチ76の開閉をセンサによって検出して、電磁弁64の開閉を制御するように制御しても良い。
安全フレーム66に、更にキャノピーが備えられても良い。
コンソール52は、左右1対でなく、左右の何れか一方にだけ設けられても良い。
本発明は、旋回作業車だけでなく、他の様々な構成及び用途の作業車両に適用することができる。
1 旋回作業車(作業車両)
33 エンジン
38 ボンネット
39 運転座席
45c 回転軸(ボンネットの回転中心)
52 コンソール
61 ヒンジ軸(コンソールの回転中心)
64 電磁弁(ロック部)
65 作業操作レバー(操作レバー)
66 安全フレーム(安全装置)
70 支柱
72 第2連結部(規制部)
C1 第1仮想円
C2 第2仮想円
C3 第3仮想円

Claims (4)

  1. 方に配置された回転軸を中心として開閉可能なボンネットと、
    オペレータによって操作される操作レバーを有し、前記ボンネットに対して閉姿勢と開姿勢との間で回転可能に支持されコンソールと、
    前記コンソールが前記姿勢であるときは前記操作レバーの操作を有効とするロック部と、
    前記ボンネットが開閉されようとする場合に、前記コンソールが前記姿勢であるときは前記コンソールと接触し、前記コンソールが前記姿勢であるときは前記コンソールと接触しない安全装置と、
    を備えることを特徴とする作業車両。
  2. 請求項1に記載の作業車両であって、
    運転座席を備え、
    前記安全装置は、
    前記運転座席の幅方向で間隔をあけて配置された1対の支柱と、
    前記支柱を互いに接続する規制部と、
    を備え、
    前記ボンネットの回転中心と前記姿勢における前記操作レバーの先端との距離を半径とし、前記ボンネットの回転中心を中心とする仮想円を第1仮想円とし、
    前記ボンネットの回転中心と前記姿勢における前記操作レバーの先端との距離を半径とし、前記ボンネットの回転中心を中心とする仮想円を第2仮想円としたときに、
    前記規制部の少なくとも一部が、前記第1仮想円よりも内側に配置され、
    前記規制部の全部が、前記第2仮想円よりも外側に配置されることを特徴とする作業車両。
  3. 請求項2に記載の作業車両であって、
    前記コンソールの回転中心と前記操作レバーの先端との距離を半径とし、前記ボンネットが閉じられた状態での前記コンソールの回転中心を中心とする仮想円を第3仮想円としたときに、
    前記規制部は、前記第3仮想円よりも外側に配置されることを特徴とする作業車両。
  4. 請求項2又は3に記載の作業車両であって、
    前記規制部は、長手方向中間部から前記支柱への接続箇所に近づくにつれて前方となるように形成されていることを特徴とする作業車両。
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