JP5388461B2 - ステアリング操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリング操作装置に関する。
車両のステアリング角を制御するためのステアリング操作装置として、いわゆるジョイスティックレバー方式のものが知られている。このジョイスティックレバー方式のステアリング操作装置は、オペレータが運転席に設けられたジョイスティックレバーを傾倒させることにより、車両のステアリング角を変更することができる。
例えば、特許文献1に開示されているステアリング操作装置は、一対の油圧シリンダと、ステアリング弁と、パイロット弁とを備えている。
油圧シリンダは、前側車体と後側車体とに亘って設けられている。これらの油圧シリンダが伸縮することにより、前側車体と後側車体との角度、すなわちステアリング角が変更される。
ステアリング弁は、入力されるパイロット圧に応じて油圧シリンダに供給される油の流量を調整する。
パイロット弁は、相対的に回転可能に設けられた操作入力軸およびフィードバック入力軸を有する。操作入力軸は、ジョイスティックレバーに連結されており、ジョイスティックレバーの傾倒角に応じて回転する。フィードバック入力軸は、リンク部材によって前側車体と連結されている。ステアリング角の変化がリンク部材によってフィードバック入力軸に伝達されることにより、フィードバック入力軸が回転する。これにより、フィードバック入力軸は、ステアリング角に応じて回転する。また、パイロット弁は、操作入力軸の回転角とフィードバック入力軸の回転角との差に応じてステアリング弁に入力されるパイロット圧を調整する。また、ジョイスティックレバーが操作されると、このステアリング操作装置は以下のように動作する。
まず、ジョイスティックレバーが一方に傾倒されると、その傾倒角に応じてパイロット弁の操作入力軸が回転する。このとき、ステアリング角はまだ変更されておらず、フィードバック入力軸の回転角はゼロである。このため、パイロット弁は、操作入力軸の回転角に応じた開度で開かれ、パイロット圧をステアリング弁に供給する。ステアリング弁は、入力されたパイロット圧に応じた流量の油を油圧シリンダに供給する。これにより、油圧シリンダが駆動され、ステアリング角が変更される。
上記のようにジョイスティックレバーの傾倒操作に追従してステアリング角が変更されると、このステアリング角の変更によってリンク部材が移動し、このリンク部材の動きがフィードバック入力軸に伝達される。ここで、ステアリング角がジョイスティックレバーの傾倒角に一致すると、操作入力軸の回転角とフィードバック入力軸の回転角との差がゼロとなる。これにより、パイロット弁が閉じられ、ステアリング弁も閉じられる。このため、ステアリング角の変更が停止され、ステアリング角は、ジョイスティックレバーの傾倒角に一致した状態で固定される。
このように、上記のステアリング操作装置では、ジョイスティックレバーの傾倒角に応じたステアリング角を得ることができ、操作性を向上させることができる。
特開平11−105723号公報
しかし、上記のようなステアリング操作装置では、パイロット弁は、ジョイスティックレバーとリンク部材によって連結されているため、ジョイスティックレバーに近い場所に配置する必要がある。このため、車体の形状によっては、パイロット弁から前側車体までの距離が大きくなり、過度に長いリンク部材が必要になる。この場合、リンク部材を設けることが困難になる。
本発明の課題は、車体の形状によらず操作性の良いステアリング操作装置を提供することにある。
第1発明に係るステアリング操作装置は、油圧アクチュエータと、ステアリング弁と、パイロット弁と、ジョイスティックレバーと、駆動装置と、ステアリング角検出部と、制御部と、を備える。油圧アクチュエータは、油圧によって駆動され車両のステアリング角を変更する。ステアリング弁は、入力されるパイロット圧に応じて油圧アクチュエータに供給される油の流量を調整する。パイロット弁は、可動的に設けられた操作入力部材およびフィードバック入力部材を有し、操作入力部材の変位量とフィードバック入力部材の変位量との差に応じてステアリング弁に入力されるパイロット圧を調整する。ジョイスティックレバーは、オペレータによって操作されることにより傾倒可能に設けられ、操作入力部材に連結されており、ジョイスティックレバーの傾倒角に応じて操作入力部材を変位させる。駆動装置は、入力される指令信号に応じてフィードバック入力部材を変位させる。ステアリング角検出部は、ステアリング角を検出して検出信号として出力する。制御部には、ステアリング角検出部からの検出信号が入力される。そして、制御部は、入力されたステアリング角に応じてフィードバック入力部材を変位させるように駆動装置に指令信号を送る。
このステアリング操作装置では、ステアリング角の変化は、ステアリング角検出部からの検出信号として制御部に入力される。そして、制御部は、駆動装置に指令信号を送ることにより、ステアリング角に応じた変位量となるようにフィードバック入力部材を変位させることができる。従って、リンク部材を設けることなく、ステアリング角のフィードバックが可能である。このため、このステアリング操作装置では、車体の形状によらず操作性を向上させることができる。
また、このステアリング操作装置では、駆動装置は電気的に制御されるが、ジョイスティックレバーと操作入力部材とは連結されているため、ジョイスティックレバーを操作することによりパイロット弁を非電気的に制御することができる。このため、電気系統にトラブルが発生しても、ステアリング角のフィードバックは不可能になるが、ステアリング角を変更させることは可能である。このため、車体が全く曲がることができなくなるような危険な状況を回避することができ、安全性を向上させることができる。
本発明に係るステアリング操作装置では、車体の形状によらず操作性を向上させることができる。また、電気系統にトラブルが発生しても、車体が全く曲がることができなくなるような危険な状況を回避することができ、安全性を向上させることができる。
1.構成
1−1.全体構成
本発明の一実施形態にかかるステアリング操作装置1が備えられたモータグレーダ100を図1に示す。図1は、モータグレーダ100の外観斜視図である。このモータグレーダ100は、左右一対の前輪11と、片側2輪ずつの後輪12とからなる6つの走行輪を備えている。このモータグレーダ100は、前輪11および後輪12間に設けられたブレード19で整地作業や除雪作業を行うことができる。なお、図1では、4つの後輪12のうち左側に位置するもののみを図示している。このモータグレーダ100は、フレーム13、運転室14、作業機15を備えている。
フレーム13は、図1に示すように後部フレーム16および前部フレーム17によって構成されている。
後部フレーム16は、図示しないエンジンや油圧源41,53(図2参照)などを収容している。また、後部フレーム16には、上述した4つの後輪12が設けられており、これらの後輪12がエンジンからの駆動力によって回転駆動されることにより、車両が走行することができる。
前部フレーム17は、後部フレーム16の前方に取り付けられており、前後方向に長い形状を有する。前部フレーム17の前端部には、前輪支持フレーム18を介して前輪11が取り付けられている。
運転室14は、後部フレーム16に載置されている。運転室14の内部には、ハンドル、変速レバーなどの各種の操作部材が配置されている。また、後述するジョイスティックレバー5も運転室14内に配置されている。
作業機15は、ブレード19、油圧モータ(図示せず)、各種の油圧シリンダ21〜23を有している。ブレード19は、ドローバ24およびサークル25を介して前部フレーム17に取り付けられている。作業機15は、油圧モータや油圧シリンダ21〜23が駆動されることにより、ブレード19を上下に昇降させるリフト動作や、ブレード19の傾きを変更するチルト動作を行うことができる。
1−2.ステアリング操作装置1の構成
次に、モータグレーダ100に備えられたステアリング操作装置1の構成について図2に基づいて説明する。ステアリング操作装置1は、一対のステアリング用油圧シリンダ2,3と、ステアリング油圧回路4と、ジョイスティックレバー5と、駆動装置6と、ステアリング角検出部7と、制御部8とを備える。
一対のステアリング用油圧シリンダ2,3は、油圧によって駆動される。ステアリング用油圧シリンダ2,3は、前輪支持フレーム18の回動部18a,18bに取り付けられており、一対の前輪11の角度を変更する。なお、回動部18a,18bは、前輪11が取り付けられる部材であり、前輪支持フレーム18の左右に回動可能に設けられている。これらの回動部18a,18bは、タイロッド29によって互いに連結されており、一体的に角度が変更される。これにより、モータグレーダ10の車体の前後方向に対する前輪11の角度、すなわち、ステアリング角θsが変更される。
なお、以下の説明において、左側のステアリング用油圧シリンダ2を「左シリンダ2」と呼び、右側のステアリング用油圧シリンダ3を右シリンダ3と呼ぶ。
各ステアリング用油圧シリンダ2,3には、それぞれ伸張ポート21,31と収縮ポート22,32が設けられている。左シリンダ2の伸張ポート21および右シリンダ3の収縮ポート32に油が供給され、且つ、左シリンダ2の収縮ポート22および右シリンダ3の伸張ポート31から油が排出されると、左シリンダ2が伸長し、且つ、右シリンダ3が収縮する。これにより、ステアリング角θsが変化し、車両は右に曲がる。また、左シリンダ2の収縮ポート22および右シリンダ3の伸張ポート31に油が供給され、且つ、左シリンダ2の伸張ポート21および右シリンダ3の収縮ポート32から油が排出されると、左シリンダ2が収縮し、且つ、右シリンダ3が伸張する。これにより、右折時とは逆方向にステアリング角θsが変化し、車両は左に曲がる。
ステアリング油圧回路4は、ステアリング用油圧シリンダ2,3に供給される油の流量を調整するための回路である。ステアリング油圧回路4は、メイン油圧回路40とパイロット油圧回路50とを有する。
メイン油圧回路40は、メイン油圧源41からの油をステアリング用油圧シリンダ2,3に供給するための回路であり、ステアリング弁42が設けられている。なお、メイン油圧源41は、例えば、油圧ポンプやリリーフバルブなどから構成される。
ステアリング弁42は、入力されるパイロット圧に応じてステアリング用油圧シリンダ2,3に供給される油の流量を調整する流量制御弁である。ステアリング弁42は、メインポンプポートP1、メインドレンポートP2、第1ステアリングポートP3、第2ステアリングポートP4を有している。メインポンプポートP1は、メイン油圧源41に接続されている。メインドレンポートP2は、油を回収するタンクTに接続されている。第1ステアリングポートP3は、左シリンダ2の収縮ポート22および右シリンダ3の伸張ポート31に接続されている。第2ステアリングポートP4は、左シリンダ2の伸張ポート21および右シリンダ3の収縮ポート32に接続されている。
また、ステアリング弁42は、中立位置Ns、左ステアリング位置Ls、右ステアリング位置Rsに移動可能な弁体43を有している。弁体43が中立位置Nsにある場合は、メインポンプポートP1とメインドレンポートP2とが連通する。また、第1ステアリングポートP3、第2ステアリングポートP4は、それぞれ、いずれのポートとも接続されない。弁体43が左ステアリング位置Lsにある場合には、メインポンプポートP1と第1ステアリングポートP3とが連通し、メインドレンポートP2と第2ステアリングポートP4とが連通する。また、弁体43が右ステアリング位置Rsにある場合には、メインポンプポートP1と第2ステアリングポートP4とが連通し、メインドレンポートP2と第1ステアリングポートP3とが連通する。
また、ステアリング弁42は、第1パイロット室44と第2パイロット室45とを有する。第1パイロット室44と第2パイロット室45とにパイロット圧が供給されていない場合および第1パイロット室44と第2パイロット室45とに同じパイロット圧が供給されている状態では、弁体43は中立位置Nsに位置する。第1パイロット室44のみにパイロット圧が供給されている状態では、弁体43は左ステアリング位置Lsに位置する。第2パイロット室45に油が供給されている状態では、弁体43は右ステアリング位置Rsに位置する。なお、弁体43が左ステアリング位置Lsまたは右ステアリング位置Rsに位置する場合には、ステアリング弁42は、供給されるパイロット圧に応じて、メイン油圧源41からの油が通る開口面積を変化させる。これにより、ステアリング弁42は、パイロット圧に応じて右シリンダ3または左シリンダ2に供給する油の流量を調整する。
パイロット油圧回路50は、パイロット油圧源53からの油をステアリング弁42の第1パイロット室44と第2パイロット室45とに供給するための回路である。パイロット油圧回路50には、可変減圧弁51と、パイロット弁52とが設けられている。なお、パイロット油圧源53は、可変減圧弁51の最大出力油圧よりも高い圧力の油を供給可能であり、例えば、パイロット用油圧ポンプやリリーフバルブなどから構成される。
可変減圧弁51は、パイロット油圧源53からパイロット弁52に送られる油圧を減圧して調整する。また、可変減圧弁51は、パイロット弁52に送られる油圧の最低圧を補償することができる。可変減圧弁51は、電磁式の減圧弁であり、制御部8からの指令信号を受けて油圧の制御を行う。
パイロット弁52は、パイロット油圧源53からステアリング弁42に入力されるパイロット圧を調整する弁である。パイロット弁52は、パイロットポンプポートP5、パイロットドレンポートP6、第1パイロットポートP7、第2パイロットポートP8を有している。パイロットポンプポートP5は、可変減圧弁51を介してパイロット油圧源53に接続されている。パイロットドレンポートP6は、油を回収するタンクTに接続されている。第1パイロットポートP7は、ステアリング弁42の第1パイロット室44に接続されている。第2パイロットポートP8は、ステアリング弁42の第2パイロット室45に接続されている。
また、パイロット弁52は、中立位置Np、左パイロット位置Lp、右パイロット位置Rpに移動可能な弁体56を有している。弁体56が中立位置Npにある場合は、パイロットポンプポートP5、パイロットドレンポートP6、第1パイロットポートP7、第2パイロットポートP8がそれぞれ連通する。弁体56が左パイロット位置Lpにある場合には、パイロットポンプポートP5と第1パイロットポートP7とが連通し、パイロットドレンポートP6と第2パイロットポートP8とが連通する。また、弁体56が右パイロット位置Rpにある場合には、パイロットポンプポートP5と第2パイロットポートP8とが連通し、パイロットドレンポートP6と第1パイロットポートP7とが連通する。
また、パイロット弁52は、操作入力軸54およびフィードバック入力軸55を有する。操作入力軸54は、中心軸周りに回転可能に設けられている。フィードバック入力軸55は、操作入力軸54と同軸に配置されており、中心軸周りに回転可能に配置されている。このパイロット弁52では、操作入力軸54の回転角θinとフィードバック入力軸55の回転角θfbとの差Δθに応じて、弁体56が移動して、中立位置Np、左パイロット位置Lp、右パイロット位置Rpに移動する。回転角の差Δθがゼロの場合は、弁体56は中立位置Npに位置する。また、弁体56が左パイロット位置Lpまたは右パイロット位置Rpに位置する場合には、パイロット弁52は、回転角の差Δθに応じてパイロット油圧源53からの油が通過する開口面積を変化させる。これにより、回転角の差Δθに応じてパイロット弁52からステアリング弁42に送られるパイロット圧が調整される。なお、パイロット弁52は、後部フレーム16に設けられており、ジョイスティックレバー5の近傍に配置されている。また、操作入力軸54には、第1回転角検出部61が設けられており、操作入力軸54の回転角θinを検出する。フィードバック入力軸55には、第2回転角検出部62が設けられており、フィードバック入力軸55の回転角θfbを検出する。第1回転角検出部61および第2回転角検出部62によって検出された回転角θin,θfbは、検出信号として制御部8に送られる。
ジョイスティックレバー5は、運転室14内に設けられており、オペレータによって操作される部材である。ジョイスティックレバー5は、左右に傾倒可能に設けられている。また、ジョイスティックレバー5は、操作入力軸54に連結されており、ジョイスティックレバー5の傾倒角に応じて操作入力軸54が回転変位するように構成されている。具体的には、ジョイスティックレバー5の傾倒角と同じ角度だけ操作入力軸54が回転する。なお、ジョイスティックレバー5は、操作入力軸54に直接連結される場合に限らず、ギアやリンク部材などの機械的な連結構造を介して連結されてもよい。
駆動装置6は、電力により駆動される装置であり、入力される指令信号に応じてフィードバック入力軸55を回転変位させる。駆動装置6は、例えば、サーボモータを有しており、サーボモータの回転軸がフィードバック入力軸55に連結されている。なお、駆動装置6とフィードバック入力軸55とは、直接連結される場合に限らず、ギアやリンク部材などの機械的な連結構造を介して連結されてもよい。また、駆動装置6は、パイロット弁52の近傍に配置されている。
ステアリング角検出部7は、上述したステアリング角θsを検出し、検出したステアリング角θsを検出信号として制御部8に向けて出力する。ステアリング角検出部7は、前輪11の近傍に配置されており、例えば、ポテンショメータによって構成される。
制御部8は、CPUなどの演算装置や、RAM、ROMなどの記憶装置によって構成されており、有線または無線により駆動装置6や可変減圧弁51に指令信号を出力する。これにより、制御部8は、駆動装置6や可変減圧弁51を制御することができる。
制御部8には、ステアリング角検出部7が検出したステアリング角θsが検出信号として入力される。制御部8は、ステアリング角θsに応じてフィードバック入力軸55を変位させるように駆動装置6に指令信号を送る。具体的には、フィードバック入力軸55がステアリング角θsと同じ角度だけ回転するように駆動装置6を制御する。これにより、ステアリング角θsがパイロット弁52にフィードバックされ、ジョイスティックレバー5の傾倒角に応じてステアリング角θsを変更させることができる。
制御部8には、第1回転角検出部61が検出した操作入力軸54の回転角θin、第2回転角検出部62が検出したフィードバック入力軸55の回転角θfbが検出信号として入力される。また、図2に示す車速センサ63が検出した車速Vも検出信号として制御部8に入力される。制御部8は、車速V、回転角θin、回転角θfbに基づいて、可変減圧弁51を制御する。これにより、左右のシリンダ2,3への油の流量Qが急激に変化しないように、パイロット弁52に送られるパイロット圧の元圧を制御することができる。
2.ステアリング時の動作
以下、ステアリング時の動作について説明する。
ジョイスティックレバー5が中央位置にある場合、操作入力軸54は所定の初期位置に位置しており、操作入力軸54の回転角θinはゼロである。また、ステアリング角θsもゼロである。このため、フィードバック入力軸55は所定の初期位置に位置しており、フィードバック入力軸55の回転角θfbもゼロである。このとき、パイロット弁52の弁体56は中立位置Npに位置する。この場合、ステアリング弁42の第1パイロット室44と第2パイロット室45とのパイロット圧は同じであり、ステアリング弁42の弁体43も中立位置Nsに位置する。従って、左右のシリンダ2,3への油の供給や排出は行われず、ステアリング角θsはゼロに維持される。そして、ステアリング角θsがゼロであることを示す検出信号がステアリング角検出部7から制御部8に送られる。制御部8は、ステアリング角θsがゼロであるため、フィードバック入力軸55の回転角θfbがゼロに維持されるように駆動装置6を制御する。
次に、オペレータがジョイスティックレバー5を中央位置から左側に傾倒させると、操作入力軸54も同様に回転して、操作入力軸54の回転角θinが増大する。このとき、左右のシリンダ2,3の反応の遅れのために、ステアリング角θsはまだゼロである。従って、回転角の差Δθは増大する。すると、パイロット弁52の弁体56が左パイロット位置Lpに移動し、第1パイロットポートP7にパイロット圧が供給される。その結果、ステアリング弁42の弁体43が左ステアリング位置Lsに移動する。これにより、左シリンダ2の収縮ポート22と右シリンダ3の伸張ポート31に油が供給されると共に、左シリンダ2の伸張ポート21と右シリンダ3の収縮ポート32から油が排出される。これにより、ステアリング角θsがゼロから徐々に増大する。これにより前輪11が左方向に向けられる。このステアリング角θsの変化は、ステアリング角検出部7によって検出され、制御部8に送られる。制御部8は、フィードバック入力軸55の回転角θfbが、ステアリング角θsと同じになるように駆動装置6を制御する。
オペレータがジョイスティックレバー5を所定の傾倒角θ1の位置で停止させると、操作入力軸54も回転角θ1の位置で停止する。一方、ステアリング角θsは徐々に増大しているため、回転角の差Δθは徐々に小さくなる。そして、ステアリング角θsが回転角θ1に追いつくと、回転角の差Δθはゼロになる。このとき、パイロット弁52の弁体56は中立位置Npに位置し、ステアリング弁42の第1パイロット室44と第2パイロット室45とに供給されるパイロット圧は同じになる。このため、ステアリング弁42の弁体43も中立位置Nsに位置する。これにより、左右のシリンダ2,3への油の供給や排出は行われなくなり、ステアリング角θsは角度θ1に維持される。このように、ジョイスティックレバー5を左側への所定の傾倒角θ1の位置で停止させると、ステアリング角θsも同じ角度θ1に維持される。これにより、前輪11が左側へ角度θ1の方向に向けられて維持される。
次に、オペレータがジョイスティックレバー5を中央位置に向けて戻すと、操作入力軸54も同様に回転して、操作入力軸54の回転角θinが減少する。このとき、左右のシリンダ2,3の反応の遅れのために、ステアリング角θsはまだ角度θ1である。従って、回転角の差Δθはゼロから減少してマイナスになる。すると、パイロット弁52の弁体56が右パイロット位置Rpに移動し、第2パイロットポートP8にパイロット圧が供給される。その結果、ステアリング弁42の弁体43が右ステアリング位置Rsに移動する。これにより、左シリンダ2の伸張ポート21と右シリンダ3の収縮ポート32に油が供給されると共に、左シリンダ2の収縮ポート22と右シリンダ3の伸張ポート31から油が排出される。これにより、ステアリング角θsが角度θ1から徐々に減少する。このステアリング角θsの変化は、ステアリング角検出部7によって検出され、制御部8に送られる。制御部8は、フィードバック入力軸55の回転角θfbが、ステアリング角θsと同じになるように駆動装置6を制御する。
そして、オペレータがジョイスティックレバー5を中央位置で停止させると、操作入力軸54も初期位置すなわち回転角θinがゼロの位置で停止する。一方、ステアリング角θsも角度θ1から徐々に減少しているため、回転角の差Δθは徐々に小さくなる。そして、ステアリング角θsがゼロになったことがステアリング角検出部7によって検出されると、制御部8は、フィードバック入力軸55の回転角θfbが、ステアリング角θsと同じくゼロになるように駆動装置6を制御する。これにより、回転角の差Δθはゼロになる。このとき、パイロット弁52の弁体56は中立位置Npに位置し、ステアリング弁42の弁体43も中立位置Nsに位置する。これにより、左右のシリンダ2,3への油の供給や排出は行われなくなり、ステアリング角θsはゼロに維持される。このように、ジョイスティックレバー5を所定の傾倒角θ1から中央位置に戻して停止させると、ステアリング角θsもゼロに戻って維持される。これにより、前輪11が前後方向に沿った向きに戻される。
なお、オペレータがジョイスティックレバー5を中央位置から右側に傾倒させた場合の動作も上記と同様であるため、説明を省略する。
3.特徴
このステアリング操作装置1では、リンク部材を設けることなく、パイロット弁52へのステアリング角θsのフィードバックが可能である。このため、このステアリング操作装置1では、上記のモータグレーダ100のように、前輪11から運転室14までの距離が長い車両であっても、操作性を向上させることができる。
また、このステアリング操作装置1では、駆動装置6は電気的に制御されるが、ジョイスティックレバー5と操作入力軸54とは機械的に連結されているため、ジョイスティックレバー5を操作することによりパイロット弁52を非電気的に制御することができる。このため、電気系統にトラブルが発生しても、ステアリング角θsを変更させることが可能である。このため、車体が全く曲がることができなくなるような危険な状況を回避することができ、安全性を向上させることができる。
4.他の実施形態
上記の実施形態では、本発明にかかるステアリング操作装置1がモータグレーダ100に備えられているが、ステアリング角θsを生じさせる機構とパイロット弁52との距離が長い車両であれば本発明が有効である。例えば、ホイールローダにおいて本発明にかかるステアリング操作装置1が備えられてもよい。
上記の実施形態では、ステアリング角θsを変更させる油圧アクチュエータとして左右のシリンダ2,3が用いられているが、これに限られることなく、他の油圧アクチュエータが用いられてもよい。
上記の実施形態では、パイロット弁52は、操作入力軸54とフィードバック入力軸55との回転差によってパイロット圧を調整しているが、回転ではなく他の動きによる変位差によってパイロット圧が調整されてもよい。
上記の実施形態では、ジョイスティックレバー5の傾倒角とステアリング角θsとが同じになるように制御されているが、ジョイスティックレバー5の傾倒角とステアリング角θsとが厳密に同じであることに限られず、ジョイスティックレバー5の傾倒角とステアリング角θsとが特定の関係で増減すればよい。
上記の実施形態では、ステアリング角検出部7としてポテンショメータが例示されているが、ポテンショメータ以外にも、ステアリング用油圧シリンダ2,3に付設されるストロークセンサであってもよい。
本発明は、車体の形状によらず操作性を向上させることができる効果を有し、ステアリング操作装置として有用である。
モータグレーダの外観斜視図。 ステアリング操作装置の構成を示す油圧回路図。
符号の説明
1 ステアリング操作装置
2,3 ステアリング用油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)
5 ジョイスティックレバー
6 駆動装置
7 ステアリング角検出部
8 制御部
42 ステアリング弁
52 パイロット弁
54 操作入力軸(操作入力部材)
55 フィードバック入力軸(フィードバック入力部材)

Claims (1)

  1. 油圧によって駆動され車両のステアリング角を変更する油圧アクチュエータと、
    入力されるパイロット圧に応じて前記油圧アクチュエータに供給される油の流量を調整するステアリング弁と、
    可動的に設けられた操作入力部材およびフィードバック入力部材を有し、前記操作入力部材の変位量と前記フィードバック入力部材の変位量との差に応じて前記ステアリング弁に入力されるパイロット圧を調整するパイロット弁と、
    オペレータによって操作されることにより傾倒可能に設けられるジョイスティックレバーと、
    入力される指令信号に応じて前記フィードバック入力部材を変位させる駆動装置と、
    前記ステアリング角を検出して検出信号として出力するステアリング角検出部と、
    前記ステアリング角検出部からの前記検出信号が入力され、前記ステアリング角に応じて前記フィードバック入力部材を変位させるように前記駆動装置に前記指令信号を送る制御部と、
    を備え、
    前記ジョイスティックレバーは、前記操作入力部材に連結されており、前記ジョイスティックレバーの傾倒角に応じて前記操作入力部材を変位させる、
    ステアリング操作装置。
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