JP3747434B2 - 建設機械用コンソールボックス装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワーショベルやブルドーザ等の建設機械に設置されるコンソールボックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パワーショベル等の建設機械にあってはその運転席の側方にコンソールボックスが設けられ、このコンソールボックスに操作レバーや種々のスイッチ類が備えられている。
また、この種の建設機械では運転席に対する乗降通路を確保するために、コンソールボックス自体がゲートロックレバーの回動操作を受けることで、作業位置から跳ね上げ位置への回動が許容されるものとなっており、そして、コンソールボックスが跳ね上げ位置にあるとき、建設機械のアクチュエータ駆動用油圧回路が自動的に作動不能となる。
【0003】
より詳しくは、駆動用油圧回路はロックバルブを備え、このロックバルブはコンソールボックスが作業位置にあるときにのみ、駆動用油圧回路を作動可能にする開位置にある。そして、コンソールボックスが作業位置から跳ね上げ位置まで回動されると、ロックバルブはコンソールボックスの回動に連動して、開位置から閉位置に切り換えられ、駆動用油圧回路の作動を不能にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したロックバルブは、コンソールボックスが作業位置から跳ね上げ位置まで回動されて始めて開位置から閉位置に切換えられるため、コンソールボックスの回動過程、つまり、その跳ね上げ過程にて、建設機械の運転操作レバー等が誤って操作されると、建設機械が不用意に作動してしまう。
【0005】
このような事態を避けるため、たとえば特開平2000-179005号公報に開示されたコンソールボックス装置は、コンソールボックスが実際に跳ね上げられる前の段階で、ゲートロックレバーの回動操作を受けて切換えられる電気スイッチを備え、この電気スイッチの切換えにより建設機械の駆動系を起動状態から停止状態に切換えるようにしており、この場合、前述のロックバルブには電磁弁の使用が不可欠となる。
【0006】
しかしながら、建設機械の作業環境を考慮すると、上述の電気的な切換え方式は電気スイッチや電磁ロックバルブ自体の故障、また、電気スイッチと電磁ロックバルブとの間での断線等の不具合を受け易く、さらにはコスト的にも不利なものとなる。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところはコンソールボックスの跳ね上げ操作時、建設機械の不用意な作動を確実に防止できるとともに、その作動上の信頼性をも安価にして向上することができる建設機械用コンソールボックス装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の建設機械用コンソールボックス装置(請求項1)は、建設機械の運転席の側方に配置され、建設機械の操作レバーを備えるとともに作業位置と跳ね上げ位置との間にて上下方向に回動可能なコンソールボックスと、コンソールボックスに設けられ、コンソールボックスが作業位置にあるときにはコンソールボックスから前方に延びた下降位置にあるゲートロックレバーと、ゲートロックレバーとコンソールボックスとの間を連結するともに、ゲートロックレバーの上下方向の回動操作に伴いコンソールボックスに対して回動する係合部材を有し、コンソールボックスが作業位置及び跳ね上げ位置のそれぞれに位置付けられたとき、その位置にてコンソールボックスを係合部材により保持するロック手段と、係合部材に一端が接続され、係合部材の回動を回動操作量として機械的に変換して伝達する伝達経路と、伝達経路の他端に接続され、伝達経路から伝達される回動操作量に基づき、建設機械のアクチュエータ駆動用油圧回路を作動可能にする開位置と駆動用油圧回路を作動不能にする閉位置との間にて切換え可能なロックバルブとを備えており、そして、このロックバルブはゲートロックレバーが下降位置から跳ね上げ開始位置まで回動される過程にて開位置から閉位置に切換えられるように設けられているとともに、ゲートロックレバーは、跳ね上げ開始位置から跳ね上げ位置までのコンソールボックスの回動に伴う回動角が下降位置から跳ね上げ開始位置までの回動角に比べて大きく設定されている
【0008】
上述のコンソールボックス装置によれば、ゲートロックレバーが下降位置から跳ね上げ開始位置に向けて回動されると、この回動過程にて、ゲートロックレバー、つまり、係合部材の回動が回動操作量としてロックバルブに伝達され、これにより、ロックバルブは開位置から閉位置に切換えられる。この後、ゲートロックレバーが跳ね上げ開始位置に到達した時点で、ロック手段の係合部材を介してコンソールボックスの跳ね上げが許容され、コンソールボックスはロックバルブが閉位置に維持されたまま、作業位置から跳ね上げ位置に向けて上方に回動される。
【0009】
具体的には、伝達経路は、コンソールボックスに回動自在に支持された揺動リンクと、揺動リンクの一端と係合部材との間を接続する連接部材と、揺動リンクの他端とロックバルブとの間を接続し、揺動リンクの回動に応じて押し引きされる接続ケーブルと備える(請求項2)。
上述の伝達経路によれば、コンソールボックスが作業位置から跳ね上げ位置に向けて回動される際、揺動リンクおよび接続ケーブルもまたコンソールボックスと干渉するとことなく、コンソールボックスの回動とともに回動運動する。
【0010】
伝達経路は、コンソールボックスに設けられ、接続ケーブルの押し引きを案内するガイドをさらに備えているのが好ましく(請求項3)、この場合、ガイドはコンソールボックスの回動に拘わらず、接続ケーブルの押し引きを円滑に案内する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1、図2は建設機械として、たとえばパワーショベルのキャブ式運転室内に配置された運転席2の正面図およびその側面図を示す。
運転席2は、パワーショベルの車体4の上面に前後方向のスライド機構6および支持フレーム8を介して取り付けられ、シート10およびシートバック12を有している。運転席2の左右にはコンソールボックス装置14,16が設置されおり、これらコンソールボックス装置14,16はコンソールボックス18と、コンソールボックス18から上方に向けて延びる操作レバー20、そして、種々のスイッチ類(図示しない)を有している。なお、図中、参照符号22は操作レバー20とコンソールボックス18との隙間を覆うラバーブーツである。
【0012】
左右のコンソールボックス装置14,16のうちの一方、つまり、図1でみて運転室のドア24側に位置するコンソールボックス装置14はそのコンソールボックス18が図示の作業位置から跳ね上げ位置まで上方に向けて回動可能であり、コンソールボックス18が跳ね上げ位置にあるとき、運転席2に対する乗降通路が確保される。
【0013】
なお、運転室がキャノピー式であって、運転席2の左右両側から乗降が可能である場合には、コンソールボックス装置14,16のコンソールボックス18を共に跳ね上げ可能にしてもよい。
コンソールボックス装置14において、そのコンソールボックス18の跳ね上げ操作をなすために、コンソールボックス18はゲートロックレバー26を備えている。コンソールボックス18が作業位置にあるとき、ゲートロックレバー26はコンソールボックス18の下側から前方に向けて延びる下降位置にあり、コンソールボックス18と共に前記乗降通路を遮断した状態にある。
【0014】
図3にコンソールボックス18の内部機構を詳細に示す。
コンソールボックス装置14はベースブラケット28を備え、ベースブラケット28は運転席2の前後方向に延び、そして、下方に延びる脚部30が前述した支持フレーム8に固定されている。
ベースブラケット28の後端部には枢軸32が取り付けられ、この枢軸32に回動サポート34の基端が回動自在に支持されている。回動サポート34は前方に向けて延びるように大きく拡開した略V字形をなし、コンソールボックス18のシェル36を支持するものである。すなわち、その支持点の1つを例示すると、図3に示すように回動サポート34の先端38はボルト40を介してシェル36の前壁に連結されている。
【0015】
したがって、コンソールボックス18は回動サポート34と一体的なものであり、それゆえ、回動サポート34とともに枢軸32を中心として上下方向に回動自在である。
回動サポート34の前部には上下方向に延出するブラケット34fが設けられ、このブラケット34fの下側部分にピン42を介して係合部材44が回動自在に取り付けられている。係合部材44はピン42側の角部44aを頂点とし、他の角部44b,44cが回動サポート34の長手方向に離間した略三角形状をなし、角部44b,44cのうち、その前側の角部44bに前述したゲートロックレバー26の基端が連結されている。したがって、ゲートロックレバー26がその下降位置から上方に向けて回動されると、係合部材44はピン42を中心として、図3中時計方向に回動する。
【0016】
係合部材44にはガイド溝46が形成されており、ガイド溝46はピン42の近傍から係合部材44の角部44cに向けて延びている。なお、ガイド溝46は角部44bに向けて凸となるように僅かに円弧状をなしている。
そして、ガイド溝46の両端は係止溝48,50に連なり、これら係止溝48,50は互いに逆向きに延びている。より詳しくは、ピン42側の係止溝48は回動サポート34から離間する方向に延び、これに対し、係止溝50は回動サポート34側に向けて延びている。なお、係止溝48,50はピン42を中心とした円弧状をなしている。
【0017】
係合部材44が図3中実線で示す回動位置にあるとき、係止溝48には係止ローラ52が嵌合されており、係止ローラ52は前述したベースブラケット28の前端部に回転自在に支持されている。
さらに、係合部材44と回動サポート34との間にはピン42の近傍を通過するようにして引っ張りコイルばね54が架渡されており、係合部材44が図3中実線で示す回動位置にあるとき、引っ張りコイルばね54の軸線はピン42の中心よりも上方にある。それゆえ、このとき、引っ張りコイルばね54が発生する引っ張り力は係合部材44を反時計方向に回動付勢し、これにより、係止ローラ52は係合部材44における係止溝48の底に相対的に押付けられた状態にある。したがって、ゲートロックレバー26により係合部材44が引っ張りコイルばね54の付勢力に抗して回動され、係止ローラ52が係止溝48から抜け出さない限り、回動サポート34,つまり、コンソールボックス18は図3中実線の作業位置から上方に向けて回動することはない。
【0018】
一方、回動サポート34はその基端部に下方に延びるブラケット34rをさらに有し、このブラケット34rと前述したベースブラケット28の脚部30との間がガススプリング56を介して連結されている。ガススプリング56は回動サポート34、すなわち、コンソールボックス18を上方に向けて回動付勢しているが、このとき、前述したように係止ローラ52が係合部材44の係止溝48に嵌合した状態にあるため、ガススプリング56からの付勢力を受けていても、コンソールボックス18が上方に回動することはない。
【0019】
しかしながら、ゲートロックレバー26が図3中実線で示す下降位置から1点鎖線で示す跳ね上げ開始位置まで、引っ張りコイルばね54の付勢力に抗して上方に回動されると、係合部材44もまたその実線の回動位置から1点鎖線で示す回動位置まで回動することから、係止ローラ52が係止溝48からガイド溝46内に抜け出し、この時点で、回動サポート34の拘束が解除される。したがって、回動サポート34、つまり、コンソールボックス18はガススプリング56の付勢力を受け、枢軸32を中心して上方に回動し、実線の作業位置から2点鎖線の跳ね上げ位置に位置付けられる。
【0020】
この際、回動サポート34とともに係合部材44もまた図3中2点鎖線の位置まで上方に移動し、この移動に伴い、係止ローラ52は係合部材44のガイド溝46内を係止溝50に向けて相対的に移動する。そして、係合部材44が2点鎖線の回動位置に位置付けられると、ピン42の中心と引っ張りコイルばね54の軸線54a(図3中1点鎖線で示す)との相対位置が変化し、引っ張りコイルばね54の軸線54aと回動サポート34との間にピン42の中心が位置付けられる。この場合、引っ張りコイルばね54は係合部材44を時計方向に回動付勢することになり、係合部材44はその係止溝50内に係止ローラ52が相対的に押し込まれた状態に保持される。この結果、ゲートロックレバー26により係合部材44が引っ張りコイルばね54の付勢力に抗して回動され、係止ローラ52が係止溝50から相対的に抜け出ない限り、回動サポート34、つまり、コンソールボックス18は跳ね上げ位置から作業位置に向けて下方に回動することはできない。
【0021】
上述の説明から明かなように係合部材44及び引っ張りコイルばね54は、コンソールボックス18をその作業位置及び跳ね上げ位置にロックするロック手段を構成し、コンソールボックス18の上下の回動は、係止ローラ52が係止溝48又は50から抜け出したときに許容される。
一方、回動サポート34には前述したブラケット34rの上側に揺動軸58を備え、この揺動軸58に揺動リンク60が回動自在に取り付けられている。揺動リンク60は回動サポート34の下方に向けて延びるロアレバー62と、回動サポート34の上方に向けて延びるアッパレバー64とを有し、ロアレバー62の下端は連接ロッド66を介して係合部材44に連結されている。
【0022】
アッパレバー64の上端にはプッシュプルケーブル68の一端が連結され、プッシュプルケーブル68の他端側はコンソールボックス18から外側に延出し、そして、後述するロックバルブまで導かれている。より詳しくは、回動サポート34の基端からはケーブルガイド70が反対方向に延びており、ケーブルガイド70はその先端にプッシュケーブル68を案内するU字形のガイド溝72を有している。なお、ケーブルガイド70とアッパレバー64との間におけるプッシュプルケーブル68の部分はラバーブーツ74により覆われている。
【0023】
図4に示すようにプッシュプルケーブル68は前述した車体4の貫通孔76を通じて車体4の下側に導かれ、そして、ケーブルホルダ78のガイド溝を通過した後、ロックバルブ80の開閉レバー82にその他端が接続されている。なお、ケーブルホルダ78およびロックバルブ80は車体4に固定されており、ケーブルホルダ78と開閉レバー82との間におけるプッシュプルケーブル68の部分もまたラバーブーツ84により覆われている。
【0024】
ロックバルブ80は開閉レバー82の回動操作により開閉される機械式の切換え弁であって、パワーショベルのアクチュエータ駆動用油圧回路に介挿されている。具体的には、図5は駆動用油圧回路の一部を示しており、この駆動用油圧回路はパワーショベルのエンジン(図示しない)により駆動されるメインポンプ86およびパイロットポンプ88を備えている。
【0025】
メインポンプ86は方向制御バルブ90を介して走行油圧モータや油圧シリンダ等の油圧アクチュエータ92に接続されており、パイロットポンプ88はパイロットバルブ94に接続されている。パイロットバルブ94はパワーショベルの運転操作レバー96により切換え操作され、パイロットポンプ88から方向制御弁90へのパイロット圧の供給方向を切換えて方向制御弁90の切換え作動を行い、これにより、油圧アクチュエータ92の作動を制御する。なお、運転操作レバー96は前述した左右のコンソールボックス18の操作レバー20や他の運転操作レバーを代表して示したものであって、特定の運転操作レバーを示すものではない。
【0026】
そして、図5に示すようにロックバルブ80は、パイロットポンプ88とパイロットバルブ94との間に介挿され、パイロットバルブ94へのパイロット圧の供給をオンオフ制御する。
前述したゲートロックレバー26が下降位置にあるとき(図3中の実線参照)、ロックバブル80は図示の開位置にあり、パイロットポンプ88からのパイロット圧はロックバルブ80を通じてパイロットバルブ94に供給されている。したがって、この状態にあるときには運転操作レバー96の操作により、駆動用油圧回路、つまり、油圧アクチュエータ92を作動させることができる。
【0027】
しかしながら、ゲートロックレバー26が下降位置から図3中1点鎖線の跳ね上げ開始位置に向けて上方に回動されると、この際の係合部材44の回動、つまり、ゲートロックレバー26の回動操作量は連接ロッド66を介して揺動リンク60に伝達され、揺動リンク60は図3中、実線の位置から1点鎖線の位置まで時計方向に回動される。
【0028】
さらに揺動リンク60の回動はプッシュプルケーブル68をロックバルブ80に向けて押出すことから、プッシュプルケーブル68はロックバルブ80の開閉レバー82を図4中の実線位置から1点鎖線の位置に向けて回動させ、この過程にて、ロックバルブ80は開位置から閉位置に切換えられる。この閉位置にて、ロックバルブ80はパイロットポンプ88からパイロットバルブ94のパイロット圧の供給を遮断する一方、パイロットバルブ94内のパイロット圧をタンクに戻し、パイロットバルブ94、つまり、駆動用油圧回路の作動を不能にする。
【0029】
この後、ゲートロックレバー26が跳ね上げ開始位置(図3中の1点鎖線参照)に到達すると、前述したようにコンソールボックス18は上方への回動が許容され、ガススプリング56の付勢力により図3中実線の作業位置から2点鎖線の跳ね上げ位置まで回動される。
ここで、コンソールボックス18の回動を受け、揺動リンク60が枢軸32を中心に回動しても、ケーブルガイド70もまた同様に回動するため、プッシャプルケーブル68はストロークしない。しかしながら、コンソールボックス18が回動することで、係合部材44がガイド溝46に嵌合した係止ローラ52により案内されながら回動するため、連接ロッド66を介して揺動リンク60が回動ることになって、プッシュプルケーブル68がストロークしてさらに押し出され、図4に示すようにロックバルブ80の開閉レバー82は図4中2点鎖線で示す位置までさらに回動される。ここでの開閉レバー82の回動はロックバルブ80を切換え作動させるものではなく、図4に示すようにロックバルブ80は閉位置に維持される。
【0030】
この後、コンソールボックス18が跳ね上げ位置から作業位置まで戻されると、プッシュプルケーブル68は引戻されてロックバルブ80の開閉レバー82を図4中の2点鎖線の位置から1点鎖線の位置まで逆向きに回動させる。そして、ゲートロックレバー26が跳ね上げ開始位置から下降位置に下向きに回動され、プッシュプルケーブル68がさらに引戻されると、ロックバルブ80の開閉レバー82は1点鎖線の位置から実線の位置に戻され、この過程にてロックバルブ80は閉位置から開位置に切換えられる。
【0031】
前述したようにロックバルブ80は、ゲートロックレバー26が下降位置から跳ね上げ開始位置に向けて回動される際に開位置から閉位置に既に切換えられるので、この後、コンソールボックス18が作業位置から跳ね上げ位置に向けて回動する過程にて運転操作レバー96が誤って操作されても、パワーショベルが不用意に作動することはない。
【0032】
また、コンソールボックス18が跳ね上げ位置にあるとき、ゲートロックレバー26が誤って下向きに回動され、ロックバルブ80の開閉レバー82が戻されても、図4に示すように開閉レバー82の回動角でみて、ロックバルブ80の閉位置領域は広いので、ロックバルブ80が開位置に切換えられてしまうことはない。
【0033】
さらに、ゲートロックレバー26の回動は、係合部材44から機械的な伝達経路を介して機械式のロックバルブ80に伝達されるで、ロックバルブ80の切換えを確実に行え、しかも、その切換え作動の信頼性を安価にして確立することができる。
さらにまた、伝達経路を構成するプッシュプルケーブル68は、コンソールボックス18に設けたケーブルガイド70のガイド溝72に案内されているので、コンソールボックス18が作業位置と跳ね上げ位置との間にて上下に回動する際、コンソールボックス18とプッシュプルケーブル68との間の干渉を避けることができ、ロックバルブ80の切換えをより確実に行うことができる。
【0034】
本発明は、上述の一実施形態に制約されるものではなく、たとえばコンソールボックス18の具体的な構成やその跳ね上げ機構、また、係合部材44とロックバルブ80との間の伝達経路等は種々に変更可能である。
さらに、本発明はパワーショベルに限らず、ブルドーザ等の他の建設機械にも同様に適用可能であることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の建設機械用コンソールボックス装置(請求項1)は、コンソールボックスが作業位置から跳ね上げ位置に回動される前の段階で、ロックバルブを開位置から閉位置に切換えるようにしたので、コンソールボックスが跳ね上げ位置に向けて回動される過程ではロックバルブは閉位置に維持されたままとなり、建設機械の運転操作レバーが誤って操作されても、建設機械が不用意に作動することはない。
【0036】
そして、ゲートロックレバーの回動操作に伴う係合部材の回動を揺動リンクや接続ケーブル等からなる機械的な伝達経路を介してロックバルブに伝達しているので(請求項2)、ロックバルブの切換えが確実になるばかりでなく、その切換え作動の信頼性をも安価して向上できる。
さらに、接続ケーブルはコンソールボックスに設けたガイドにより、その押し引きが案内されているので(請求項3)、コンソールボックスが作業位置と跳ね上げ位置との間にて上下に回動されても、コンソールボックスと接続ケーブルとが互いに干渉することはなく、ロックバルブの切換えをより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パワーショベルの運転室に配置された運転座席の正面図である。
【図2】図1の運転座席の側面図である。
【図3】コンソールボックスの内部構成を示した図である。
【図4】ロックバルブの配置を示した図である。
【図5】アクチュエータ駆動用油圧回路の一部を示した図である。
【符号の説明】
2 運転席
14,16 コンソールボックス装置
18 コンソールボックス
26 ゲートロックレバー
32 枢軸
34 回動サポート
44 係合部材
46 ガイド溝
48,50 係止溝(ロック手段)
54 引っ張りコイルばね(ロック手段)
56 ガススプリング
60 揺動リンク(伝達経路)
66 連接ロッド(伝達経路)
68 プッシュプルケーブル(伝達経路)
70 ケーブルガイド
72 ガイド溝
80 ロックバルブ
82 開閉レバー

Claims (3)

  1. 建設機械の運転席の側方に配置され、前記建設機械の操作レバーを備えるとともに作業位置と跳ね上げ位置との間にて上下方向に回動可能なコンソールボックスと、
    前記コンソールボックスに設けられ、前記コンソールボックスが作業位置にあるときには前記コンソールボックスから前方に延びた下降位置にあるゲートロックレバーと、
    前記ゲートロックレバーと前記コンソールボックスとの間を連結するともに、前記ゲートロックレバーの上下方向の回動操作に伴い前記コンソールボックスに対して回動する係合部材を有し、前記コンソールボックスが前記作業位置及び前記跳ね上げ位置のそれぞれに位置付けられたとき、その位置にて前記コンソールボックスを前記係合部材により保持するロック手段と、
    前記係合部材に一端が接続され、前記係合部材の回動を回動操作量として機械的に変換して伝達する伝達経路と、
    前記伝達経路の他端に接続され、前記伝達経路から伝達される前記回動操作量に基づき、前記建設機械のアクチュエータ駆動用油圧回路を作動可能にする開位置と前記駆動用油圧回路を作動不能にする閉位置との間にて切換え可能なロックバルブとを備え、
    前記ロックバルブは、前記ゲートロックレバーが前記下降位置から前記跳ね上げ開始位置まで回動される過程にて前記開位置から前記閉位置に切換えられるように設けられ、
    前記ゲートロックレバーは、前記跳ね上げ開始位置から前記跳ね上げ位置までの前記コンソールボックスの回動に伴う回動角が前記下降位置から前記跳ね上げ開始位置までの回動角に比べて大きく設定されていることを特徴とする建設機械用コンソールボックス装置。
  2. 前記伝達経路は、
    前記コンソールボックスに回動自在に支持された揺動リンクと、
    前記揺動リンクの一端と前記係合部材との間を接続する連接部材と、
    前記揺動リンクの他端と前記ロックバルブとの間を接続し、前記揺動リンクの回動に応じて押し引きされる接続ケーブルと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用コンソールボックス装置。
  3. 前記伝達経路は、前記コンソールボックスに設けられ、前記接続ケーブルの押し引きを案内するガイドをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の建設機械用コンソールボックス装置。
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