JP4236613B2 - 建設機械のキャブ装置 - Google Patents
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Description
また、キャブボックスに取り付けられた側面ドアが中間位置にあるときは、エンジンの始動を禁止することができ、エンジン始動後、車体振動が発生した場合に、側面ドアの破損を防止することができ、安全性を確保することができる。
図10において、側面ドア14はキャブボックス8と固定されていない中間位置にある。この場合、建設機械が操作された場合、作業環境が悪条件下である場合には、建設機械は大きな振動を生じ、側面ドア14に大きな振動が加わる場合がある。このような場合には、側面ドア14が破損する可能性がある。
図11は油圧ショベルを側面ドア14を全開位置にした状態で示す図であり、図12はキャブボックス内部の運転席周辺を一部切欠いて示す図である。
図14において、油圧ショベルに搭載される油圧駆動装置はエンジン81及び主油圧ポンプ80、コントロールバルブ84、油圧シリンダ85を含むメインの油圧系と、パイロットポンプ70、リリーフ弁43及び操作レバー装置72を含むパイロット油圧系とを備えている。メインの油圧系において、油圧シリンダ85は図1に示したブーム用油圧シリンダ18、アーム用油圧シリンダ19、バケット用油圧シリンダ20や、スイング用油圧シリンダ、ブレード用油圧シリンダ等の図示しない各種アクチュエータを代表したものである。主油圧ポンプ80(以下、単に油圧ポンプという)はエンジン81(原動機)により駆動され、油圧シリンダ85はこの油圧ポンプ80から吐出される圧油によって駆動される。油圧ポンプ80から油圧シリンダ85に供給される圧油の流量はコントロールバルブ84により制御される。
図16は、本発明の第2の実施の形態に係わるキャブ装置の動作制限制御手段の構成をスタータ回路と共に示す図である。図17はスタータスイッチをOFF、ON、STの各位置にした場合の各端子の接続を示す図である。その他の構成については第1の実施の形態と同じである。
図16において、油圧ショベルに搭載される油圧駆動装置はエンジン81とこのエンジン81によって駆動される油圧ポンプ80とパイロットポンプ70とエンジン81に供給する燃料を蓄える燃料タンク83と、燃料タンク83から送られた燃料をエンジン81に噴射する燃料噴射ポンプ82とを備えている。燃料噴射ポンプ82は電流が供給されれば、エンジン81に燃料を噴射し、エンジン81が作動する。
作業者がエンジン81を始動する場合、ゲートロックレバーシステムを備えた油圧ショベル等の建設機械では、油圧駆動装置が作業者の意思に反して作動しないように、ゲートロックレバー60を上げ位置にし、ゲートロックレバーシステムをロック状態にした後にエンジン81を始動していた。
図16において、側面ドア14が全閉位置にある場合には、電気スイッチ50が閉じるため、スタータスイッチ74のACC端子とリレー88のソレノイド部が接続される。このため図17に示すように、スタータスイッチ74のスイッチ位置をON位置或いはST位置にした場合には、バッテリ86に接続されたB端子とACC端子が接続され、リレー88のソレノイド部に電流が流れ、リレー88のスイッチ部はONになる。
2 上部走行体
3 旋回体フレーム(フレーム)
6 フロント作業機
7 キャブ
8 キャブボックス
8A 上面部
8B 前面部
8C 後面部
8D、8E 側面部
14 側面ドア
24、30 キャッチバー
21、31 キャッチ機構部
31A、31B キャッチ部材(ブラケット)
31C、31D ばね
33 ドアロック解除バー
50、51、61 電気スイッチ
60 ゲートロックレバー
70 パイロットポンプ
71 電磁弁
72 パイロット制御バルブ
Claims (3)
- 走行体と、前記走行体上に旋回可能に搭載された旋回体と、前記旋回体の旋回フレームの中央部に俯仰動可能に取り付けられたフロント作業機と、走行体の走行、旋回体の旋回、及びフロント作業機の動作を駆動する油圧駆動装置とを備え、前記油圧駆動装置は、パイロット油圧源を有するパイロット油圧系を有する建設機械に設けられ、
前記旋回体の旋回フレーム上に設けられた上面部、前面部、後面部、及び左右側面部から成るキャブボックスと、前記キャブボックスの側面部に開閉可能に設けられた、作業者乗降用の側面ドアとを備えた建設機械のキャブ装置において、
前記側面ドアを全閉位置に固定する第1のキャッチ部と、
前記側面ドアを全開位置に固定する第2のキャッチ部と、
前記側面ドアが全閉位置及び全開位置のいずれにも固定されていないときに前記油圧駆動装置を動作不能とする動作制限制御手段とを備え、
前記動作制限制御手段は、
前記側面ドアが前記第1のキャッチ部により全閉位置に固定されたことを検出する第1のセンサーと、
前記側面ドアが前記第2のキャッチ部により全開位置に固定されたことを検出する第2のセンサーとを備え、
前記第1のセンサーにより前記側面ドアが全閉位置に固定されたことが検出されず、かつ前記第2のセンサーにより前記側面ドアが全開位置に固定されたことが検出されないときに前記パイロット油圧源のパイロット一次圧伝達経路を遮断し、前記油圧駆動装置を動作不能とすることを特徴とする建設機械のキャブ装置。 - 請求項1記載の建設機械のキャブ装置において、
前記油圧駆動装置は、作業者のロック操作により電磁弁を遮断位置に操作し、前記パイロット油圧源のパイロット一次圧伝達経路を遮断し、前記油圧駆動装置を動作不能とするゲートロックレバーシステムとを更に備え、
前記動作制限制御手段は、前記第1及び第2のセンサーにより前記側面ドアが全閉位置と全開位置のいずれかに固定されていることが検出され、かつ前記ゲートロックレバーシステムがロック解除状態にあるときのみ、前記電磁弁を導通位置に操作して前記パイロット油圧源のパイロット一次圧伝達経路を導通し、前記油圧駆動装置を動作可能とすることを特徴とする建設機械のキャブ装置。 - 走行体と、前記走行体上に旋回可能に搭載された旋回体と、前記旋回体の旋回フレームの中央部に俯仰動可能に取り付けられたフロント作業機と、走行体の走行、旋回体の旋回、及びフロント作業機の動作を駆動する油圧駆動装置と、前記油圧駆動装置に備えられる主油圧ポンプを駆動するエンジンと、このエンジンの始動を行うスタータとを備えた建設機械に設けられ、
前記旋回体の旋回フレーム上に設けられた上面部、前面部、後面部、及び左右側面部から成るキャブボックスと、
前記キャブボックスの側面部に開閉可能に設けられた、作業者乗降用の側面ドアとを備えた建設機械のキャブ装置において、
前記側面ドアを全閉位置に固定する第1のキャッチ部と、
前記側面ドアを全開位置に固定する第2のキャッチ部と、
前記側面ドアが全閉位置及び全開位置のいずれにも固定されていないときに前記油圧駆動装置を動作不能とする動作制限制御手段とを備え、
前記動作制限制御手段は、前記側面ドアが前記第1のキャッチ部により全閉位置に固定されたことを検出する第1のセンサーと、
前記側面ドアが前記第2のキャッチ部により全開位置に固定されたことを検出する第2のセンサーとを備え、
前記第1のセンサーにより前記側面ドアが全閉位置に固定されたことが検出されず、かつ前記第2のセンサーにより前記側面ドアが全開位置に固定されたことが検出されないときに、前記スタータの動作を禁止にすることを特徴とする建設機械のキャブ装置。
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