JP6723444B2 - エレベーターの防犯運転装置 - Google Patents
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Description
また、犯罪者でなくとも、夜間等に一人で乗車しているところに、駆け込みで乗車されると、走行中のかご内で非常に怖い思いをする。
このような問題は、上記の特許文献1〜2では、対応できなかった。
特に、特許文献1では、IDカードを所持しない人同士の共連れ乗車を防止できない、特許文献2では、同じ階からの共連れ乗車を防止できないという問題があった。
まず、図1に示す本発明の実施の形態1によるエレベーターの防犯運転装置のイメージ図と、図2の装置構成及び図3に示す設定データ(これは、図示しないエレベーター制御盤に保有される。)を参照して、本発明を概略的に説明する。
ステップS1で乗車検出装置5により乗車を検出すると、ステップS1の”yes”に進み、ステップS2でかご負荷検出装置6からのかご負荷値により、かご100内の乗客人数が一人であるか否かを判定する。かご100内の人数が一人の場合は、ステップS2の”yes”に進み、ステップS3で一人乗車検出フラグをONにし、図4の処理を終了する。かご100内の人数が一人でない場合は、ステップS2の”no”に進み、ステップS4で一人乗車検出フラグをOFFとし、図4の処理を終了する。
ステップS1で乗車を検出していない場合は、ステップS1の”no”に進み、図4の処理を終了する。
まず、ステップS5で、図4に示した一人乗車検出中か否かを判定する。一人乗車検出中の場合は、ステップS5の”yes”に進み、ステップS6でかご呼びが登録済みか否かを判定する。一人乗車検出中でない場合は、ステップS5の”no”に進み、図5の処理を終了する。
ステップS9で「歩行速度≧異常検出速度」でない場合は、ステップS9の”no”に進み、ステップS11で第2のエリアR2への人の侵入を検出中か否かを判定する。
まず、本実施の形態2によるブザー鳴動動作を、概略的に説明する。
図示しないエレベーター制御盤では、乗車検出装置5により乗客の乗車を検出し、かご負荷検出装置6により検出したかご負荷値から、一人乗車検出部7によりエレベーターの一人乗車を検出する。
ステップS8で第1のエリアR1への人の侵入を検出した場合は、ステップS8の”yes”に進み、ステップS9で検出した人の歩行速度が異常検出速度以上である事を検出した場合は、ステップS9の”yes”に進み、ステップS10で戸閉速度を通常の速度よりも早い第1の速度(中速)V1に制御して、ブザー鳴動動作A1を示す図6のステップS16に進む。ステップS16では、ブザー制御部11によりブザー15を鳴らし、図6の処理を終了する。
まず、本実施の形態3による注意喚起動作を、概略的に説明する。
エレベーター制御盤では、乗車検出装置5により乗客の乗車を検出し、かご負荷検出装置6により検出したかご負荷値から、一人乗車検出部7によりエレベーターの一人乗車を検出する。一人乗車を検出した後、かご呼びが登録され、戸閉動作が開始した後に、第1のエリア検出部2により第1のエリアR1に人が入った事を検出し、歩行速度計測部4により異常検出速度以上の歩行速度を検出した場合、検出した人に対して、報知制御部12を介してスピーカー16から注意喚起を行う第1のメッセージとして、例えば、「赤枠の外でお待ちください。走行を開始します。」を報知する。
これら、注意、及び、警告のメッセージの報知により、効果的に他の利用者が乗車するのを抑止する事ができる。
ステップS19では、検出した人に対して注意喚起を行う第1のメッセージとして、例えば、「赤枠の外でお待ちください。走行を開始します。」を報知し、図8の処理を終了する。
ステップS20では、検出した人に対して警告を行う第2のメッセージとして、管理人室17内の管理人に通報する旨のメッセージを報知し、図9の処理を終了する。
まず、本実施の形態4による滞留を促す動作を、概略的に説明する。
エレベーター制御盤では、第1のエリア検出部2により第1のエリアR1に人が入った事を検出した後、滞留検出部9により、第1のエリアR1で設定時間以上の滞留を検出しなかった場合に、検出した人に対して、報知制御部12がスピーカー16に対して、滞留を促す第3のメッセージとして、例えば、「赤枠の外でお待ちください。」を報知する。
図5のステップS8で第1のエリアR1への人の侵入を検出した場合は、ステップS8の”yes”に進み、ステップS9で検出した人の歩行速度が異常検出速度以上である事を検出した場合は、ステップS9の”yes”に進み、ステップS10で戸閉速度を通常の速度よりも早い第1の速度(中速)V1に制御して、滞留メッセージ発報動作D1を示す図10のステップS21に進む。
「滞留時間≧異常検出時間」でない場合は、ステップS21の”no”に進み、ステップS22で、検出した人に対して、滞留を促す第3のメッセージとして、例えば、「赤枠の外でお待ちください。」を報知して、図10の処理を終了する。
まず、本実施の形態5による通報動作を、概略的に説明する。
エレベーター制御盤では、行動分析部8により、乗場に設置した図2に示す撮像装置1により取得した乗場の映像を解析し、その人の乗場における行動が予め設定した階段の方向に移動している否かを判定する。第1のエリア検出部2により、エリアR1に人が入った事を検出した後、滞留検出部9により、エリアR1で設定時間以上の滞留を検出しなかった場合に、行動分析部8により、その人が階段方向に移動しているか否かを判定し、また、歩行速度計測部4により、その歩行速度が設定値以上と判断された場合に、通報部13により遠隔の管理人室17に通報する。
行動分析部8は、人物行動解析技術などを用いて、乗客の位置、移動方向、及び移動速度等を解析することができる。
図5のステップS8で第1のエリアR1への人の侵入を検出した場合は、ステップS8の”yes”に進み、ステップS9で検出した人の歩行速度が異常検出速度以上である事を検出した場合は、ステップS9の”yes”に進み、ステップS10で戸閉速度を通常の速度よりも早い第1の速度(中速)V1に制御して、行動分析動作E1を示す図12のステップS26に進む。
検出した人が階段方向に移動していない場合、ステップS28の”no”に進み、図12の処理を終了する。
検出した人が階段方向に移動していない場合、ステップS34の”no”に進み、図13の処理を終了する。
Claims (7)
- エレベーターかごに取り付けられた乗車検出装置及びかご負荷検出装置と、
前記エレベーターかごの乗場に設置されて戸閉速度を検出する戸閉速度検出装置と、
前記乗車検出装置及び前記かご負荷検出装置の各出力信号から、一人乗車を検出するとともに、かご呼びが登録され、戸閉動作が開始した後に、前記戸閉速度検出装置の出力から戸閉速度の演算を行う演算装置であって、
前記エレベーターかごのドアに隣接して設定された第2のエリアを囲むように設定された該第2のエリアより広い第1のエリアに人が入ったことを検出したとき、前記人の歩行速度を計測し、前記歩行速度が予め定められた設定値以上であることを検出した場合、前記戸閉速度を通常の速度よりも速い第1の速度に制御し、
さらに前記人が前記第2のエリアに入ったことを検出したとき、前記人の前記歩行速度を計測し、前記歩行速度が前記設定値以上であることを検出した場合には、前記戸閉速度を前記第1の速度より速い第2の速度に制御するための出力信号を発生する演算装置と、を備えた
エレベーターの防犯運転装置。 - 前記戸閉速度検出装置は、撮像装置であり、前記演算装置は、前記撮像装置の出力画像から前記戸閉速度を演算する
請求項1に記載のエレベーターの防犯運転装置。 - 前記演算装置は、
前記第1のエリアに入った人の前記歩行速度が前記設定値以上であることを検出した場合に、前記人が前記第1のエリアから出るまでブザーを鳴動するための出力信号を発生する
請求項1又は2に記載のエレベーターの防犯運転装置。 - 前記演算装置は、
前記第1のエリアに入った人の前記歩行速度が前記設定値以上であることを検出した場合に、前記人に対して注意喚起を行う第1のメッセージを報知させるための出力信号を発生し、前記人が前記第2のエリアに入ったことを検出し、その時の歩行速度が前記設定値以上の場合に、前記人に対して警告を行う第2のメッセージを報知させるための出力信号を発生する
請求項1から3のいずれか一項に記載のエレベーターの防犯運転装置。 - 前記演算装置は、
前記第1のエリアに人が入ったことを検出した後、設定時間以上の滞留を検出しなかった場合、滞留を促す第3のメッセージを報知させるための出力信号を発生する
請求項1に記載のエレベーターの防犯運転装置。 - 前記演算装置は、
前記第2のエリアに人が入ったことを検出した後、設定時間以上の滞留を検出した場合に、遠隔の管理人室に通報する出力信号を発生する
請求項1に記載のエレベーターの防犯運転装置。 - 前記演算装置は、
前記第1のエリアに人が入ったことを検出した後、設定時間以上の滞留を検出しなかった場合、前記人の乗場における行動が、前記設定値以上の歩行速度で階段方向に向かったと判断された場合に、遠隔の管理人室に通報する
請求項1に記載のエレベーターの防犯運転装置。
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