JP7136353B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの制御装置に関する。
従来、エレベータのドアに向かって移動する物体を検知し、検知された物体に対しドア開閉時に注意を促すエレベータの注意喚起システムが知られている。例えば、日本特開2016―222408号公報には、エレベータの乗り場のドアとエレベータを待つ利用者との距離を計測し、計測された距離に応じて乗り場の利用者に注意喚起メッセージを表示する注意喚起システムが開示されている。
日本特開2016―222408号公報
昨今、携帯電話等の操作に気を取られ周辺の状況への注意が薄れた状態で移動する利用者が、開閉するエレベータのドアに接触するといったケースが増加している。このため携帯電話等を操作中の利用者に注意を促す対策が望まれるものの、携帯電話等を操作中の利用者に対して、携帯電話等を操作していない利用者に対する注意喚起と同様の方法で注意喚起しても、十分な注意喚起とならない可能性がある。例えば、従来の技術のように床面に注意喚起メッセージを表示しても、携帯電話等を操作中の利用者は、そのメッセージに気が付かない可能性が高い。
従って、携帯電話等を操作しながら移動する利用者には、携帯電話等を操作していない利用者とは異なる注意喚起が必要であり、そのためには、携帯電話等を操作している利用者を、携帯電話等を操作していない利用者とは別に検知することが望まれる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、エレベータのドア付近に携帯電話等を操作中の乗客がいることを検出することができるように改良されたエレベータのドア制御装置を提供することを目的とする。
本発明のエレベータの制御装置は、エレベータのカゴの天井部に配置され、カゴ内を撮影するカメラと、カメラによって撮影された画像に基づいて、カゴの出入口に設置されたドアから一定の範囲内にある発光体を検出する発光体検出部と、カゴ内に設置された警報装置と、発光体検出部により検出された発光体が、ドアの方向に移動していることを検出した場合に、警報装置により警報を発する警報指令部と、を備える。

本発明によれば、カゴ内のドアから一定範囲内にある発光体を検出することで、携帯電話等を操作している乗客がドア付近にいることを検出することができる。
本発明の実施の形態1に係るエレベータの全体構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータのドア制御装置の機能を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータのドア閉動作時の速度指令パターンの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベータのドア制御装置が実行する制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るエレベータのドア制御装置の機能を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るエレベータのドア閉動作時の速度指令パターンの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るエレベータのドア制御装置が実行する制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るエレベータのドア制御装置の機能を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るエレベータのドア閉動作時の速度指令パターンの一例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るエレベータのドア制御装置が実行する制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のエレベータ1の構成を模式的に示す図である。エレベータ1は、ドア2と、ドア2を開閉するドア開閉機構3と、ドア開閉機構3を駆動するドア駆動機構4と、ドア制御装置100とを備えている。
ドア2は、互いに反対方向にスライドして移動することによりカゴの出入口を開閉する。図示を省略するが、エレベータの乗り場側には、互いに反対側にスライド移動することにより乗り場の出入口を開閉する乗り場ドアが設置されている。乗り場ドアは、カゴが乗り場に着床しているときには、カゴ側のドア2の開閉動作に連動して、開閉動作するように構成されている。
ドア開閉機構3は、2つの懸架部材5と、複数のハンガローラ6と、レール7と、一対のプーリ8と、ベルト9と、2つの連結部材10とを備えている。2つの懸架部材5のそれぞれは、カゴのドア2の上部にそれぞれ固定されている。2つの懸架部材5のそれぞれの上部には2つずつのハンガローラ6が設置されている。レール7は、ドア2の開閉方向に平行な方向、即ち水平方向に設置されている。懸架部材5のそれぞれは、ハンガローラ6を介してレール7に吊り下げられている。
一対のプーリ8は、レール7と所定の間隔だけ離間されて、レール7の上方に互いに水平位置に配置されている。ベルト9は、プーリ8間を周回するように配設されている。2つの連結部材10のそれぞれは、一端がベルト9の所定位置に固定され、他端が懸架部材5に固定されている。
ドア駆動機構4は、一方のプーリ8の回転軸に接続されて一方のプーリ8を回転させるモーター11と、モーター11に制御信号を出力してモーター11の回転を制御するモーター制御部12とを備える。ドア駆動機構4は、モーター制御部12からの制御信号によりモーター11を回転させ、プーリ8を回転駆動する。プーリ8の回転により、ベルト9が左右に移動すると、ハンガローラ6がレール7上を走行し、懸架部材5と共にドア2が互いに反対方向に移動する。これによりカゴの出入口が開閉される。
図2は、本実施の形態のドア制御装置100の機能を示すブロック図である。ドア制御装置100は、上述したエレベータ1に適用されるエレベータの制御装置であって、ドア2の開閉を制御する機能を有している。図2に示されるように、ドア制御装置100は、発光体検出部101と、距離算出部102と、入出力ポート103と、速度指令設定部104と、RAM(Random Access Memory)111と、ROM(Read Only Memory)112と、上述したモーター制御部12と、を備えている。RAM111は、一時的に演算結果を保存する揮発性のメモリであり、ROM112は、速度指令パターン等を記憶する不揮発性のメモリである。
発光体検出部101は、カゴ内の天井部に配置されたカメラ21に接続され、カメラ21によって連続的に撮影されるカゴ内の画像を取得する。発光体検出部101は、取得した画像データを解析し、カゴ内の照度の高い箇所を、発光体として検出する。
より具体的には、例えば、発光体検出部101は、画像内の輝度が閾値より高い箇所を、カゴ内の照度の高い箇所として特定し、これを発光体として検出するように構成されていてもよい。この構成での閾値は、携帯電話等の液晶画面が発する光の照度範囲の下限付近の値に適宜設定される。
あるいは、発光体検出部101は、画像内の輝度が他の箇所に比べて特に高い箇所を、カゴ内の照度が高い箇所として特定し、これを発光体として検出するように構成されていてもよい。ここで、ある箇所の輝度が他の箇所よりも特に高いか否かは、例えば、ある箇所の輝度と他の箇所の平均的な輝度との差が閾値を超えるか否かに基づいて判断することができる。
また、発光体検出部101は、画像内に、いわゆる白とびしている箇所がある場合に、白とびの箇所をカゴ内の照度が高い箇所として特定し、これを発光体として検出するように構成されていてもよい。この場合、更に、携帯電話等の液晶画面に相当する照度のものを撮影した場合に白とびが起きるように、カメラ21の露出を、予め設定しておいてもよい。
距離算出部102は、発光体検出部101によって検出された発光体の位置とドア2との距離を算出する。入出力ポート103は、エレベータ1の他の制御装置22との間で情報の送受信を行う。速度指令設定部104は、特定の条件下でドア開閉速度の速度指令値を算出し、モーター制御部12に送信する。
モーター制御部12は、速度指令値に基づいて、モーター11への制御信号を発してモーター11の回転を制御する。これによりドア2が、速度指令値に応じた速度で開閉するように制御される。モーター制御部12は、ROM112に格納された速度指令パターン、又は、速度指令設定部104から送信される速度指令値に基づいて、モーター11への制御信号を作成する。
図3に、実施の形態1で採用される速度指令パターンW11の一例を示す。図3の速度指令パターンW11は、ドア2の正常な閉動作時のパターンである。速度指令パターンW11によれば、ドア2を閉動作開始後、徐々にドア2の動作速度は加速され、ドア2の速度が速度V11に達すると速度V11に維持される。速度V11で一定時間維持されて所定位置までドア2が閉まると、ドア2の速度は、低い速度V12まで減速されて速度V12に維持され、その後ドア2は停止する。
なお、図3では、ドア2の閉動作時の速度指令パターンW11のみを示しているが、ドア2の開動作時も、速度指令パターンW11と同様の速度指令値に基づいて、ドア2の開閉が制御される。ただし、ドア2の開動作は閉動作とは逆向き、即ち、速度指令パターンW11の正負の符号を逆転させた速度指令値で、ドア2の開閉が制御される。
図4は、実施の形態1のドア制御装置100が実行する制御を示すフローチャートである。図4の制御は、エレベータの稼働中、一定の実行間隔で繰り返し実行される。図4には、ドア2付近の発光体を検出する制御が記載されている。
具体的に、図4の制御では、まずステップS101で、カゴの天井に配置されたカメラ21によりカゴ内上方から撮影されたカゴ内の画像データが取得される。次に、ステップS102で、取得された画像データから、照度の高い箇所が抽出される。次に、ステップS103で、ドア2から一定の範囲内にある照度の高い箇所が特定される。ここで、一定の範囲は、ドア2付近の位置を特定する基準となる範囲であり、予め適宜設定され、ROM112に格納された範囲である。例えばこの範囲は、人が手を伸ばした場合に、ドア2に接触する可能性がある範囲等に設定することができる。あるいは、この範囲は、発光体が、一定の実行間隔後にはドア2に接触する可能性がある範囲に設定してもよい。また、更に広い範囲を一定の範囲とし、ドア2の付近の比較的広い領域の発光体を検出する構成としてもよい。
以上のようにエレベータのカゴの天井部に設置されたカメラ21の画像データに基づいて、ドア2の付近の発光体を検出することで、ドア2の付近の携帯電話等を操作している乗客の存在を検出することができる。これにより、携帯電話等を操作中の乗客に対し適した方法で、注意喚起又は危険回避の対応をとることができる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2のドア制御装置200の機能を模式的に示すブロック図である。ドア制御装置200が適用されるエレベータの構成は、ブザー25を有する点を除き、実施の形態1のエレベータ1と同一である。
実施の形態2のドア制御装置200は、図2のドア制御装置100と同一の構成に加え、移動速度算出部201、ドア近接判断部202、及び、ブザー鳴動指令部203を備える。ただし、ドア制御装置200は、図2のドア制御装置100の速度指令設定部104に替えて速度指令設定部204を有している。図2と同一部分については同じ符号を付記して説明は省略する。
移動速度算出部201は、距離算出部102で得られた発光体とドア2との距離情報を時系列に評価することで、発光体の移動速度を算出する。算出された移動速度の情報は、ドア近接判断部202及び速度指令設定部204に送られる。
ドア近接判断部202は、距離算出部102で得られた発光体とドア2との距離情報を時系列に評価すると共に、移動速度算出部201で算出された発光体の移動速度の情報を取得する。そして、発光体とドア2との距離が人の手が届く程度に短くなった場合、又は、発光体とドア2との距離は人の手が届く距離より大きいものの、発光体の移動速度から、次の制御ルーチン実行のタイミングでドア2と発光体との距離が人の手が届く程度に短くなることが予測される場合に、発光体とドア2との近接状態を検出する。
ブザー鳴動指令部203は、警報指令部である。ブザー鳴動指令部203には、ドア近接判断部202が発光体とドア2との近接状態を検出した場合に、その検出情報が入力される。ブザー鳴動指令部203には、警報装置としてのブザー25が接続されている。ブザー鳴動指令部203は、発光体とドア2との近接状態が検出された場合、ブザー25に鳴動指令を出力する。これによりブザー25は鳴動し、カゴ内の乗客に注意を喚起する。
速度指令設定部204は、実施の形態1の速度指令設定部104に替えて配置される機能である。速度指令設定部204は、ドア近接判断部202で発光体とドア2の近接状態が検出された場合に、ドア2の開閉速度を減速する速度指令信号を生成する。速度指令信号により指令される速度指令値は、ドア2に近接する発光体、即ち、携帯電話等を操作中の乗客が開閉するドア2に衝突したとしても、その影響を軽減できる速度である。速度指令信号は、モーター制御部12に送信される。
図6は、発光体とドア2との近接状態が検出された場合に、速度指令設定部204により選択される速度指令パターンを示す図である。図6には、比較のため、図3と同一の正常時の速度指令パターンW11が破線で表されている。図6に示されるように、タイミングT1において、発光体とドア2との近接状態が検出された場合に、速度指令パターンW21に切り替えられる。速度指令パターンW21に切り替えられると、ドアの開閉速度は、正常時の速度指令パターンW11の最高速度V11よりも遅い速度V21まで減速される。速度V21は、人がドア2間に挟まれたとしても、その影響を軽減できる速度である。その後、速度V21で維持されて所定位置までドアが閉じられた後は、速度V12にまで減速され、その後、ドア2が停止する。
なお、図6では、ドア2の閉動作時の速度指令パターンW21のみを示しているが、ドア2の開動作時に、発光体とドア2との近接状態が検出された場合にも、速度指令パターンW21と同様の動作速度で、ドア2の開閉が制御することができる。ただし、ドア2の開動作は閉動作とは逆向き、即ち、速度指令パターンW21の正負の符号を逆転させた速度指令値で制御される。
図7は、ドア制御装置200が実行する制御を示すフローチャートである。図7の制御のステップS101~S103の処理は、図4の制御と同一であるから説明を省略する。図7の制御は、一定の実行間隔で繰り返し実行される。図7の制御では、ステップS103の後に、ステップS201の処理が実行される。
ステップS201では、ステップS103で検出された発光体とドア2との距離が近接状態か否かが判別される。より具体的には、発光体とドア2との距離が人の手が届く程度に短くなった場合、又は、発光体とドア2との距離は人の手が届く距離より大きいものの、発光体の移動速度から、次に図7の制御ルーチンが実行されるときには、ドア2と発光体との距離が人の手が届く程度に短くなることが予測される場合に、発光体とドア2との近接状態を検出する。ステップS201で、発光体とドア2とが近接状態ではないと判別された場合には、このまま今回の処理は終了する。
一方、ステップS201で、発光体とドア2とが近接状態にあると判別された場合には、ステップS202に進む。ステップS202では、カゴ内で注意喚起のブザー25を鳴動させる。
次に、ステップS203に進み、減速された速度でドア2が開閉動作されるように速度指令値をモーター制御部12に送信する。モーター制御部12は、受信した速度指令値に従ってモーター11を制御して、ドア2を正常時よりも減速した速度で動作させる。その後、今回の処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、発光体のドア2への近接を検知した場合、携帯電話等を操作しながらドア2に近接する乗客がいると判断し、注意喚起のブザーを鳴動させる。これにより、携帯電話等の画面に気を取られている乗客に、音による注意喚起を行うことができ、開閉するドア2への近接をより確実に知らせることができる。
また、本実施の形態によれば、近接が検知された場合には、ドア2の動作速度が減速される。これにより、携帯電話等を操作中の乗客がドア2に誤って衝突した場合にも、その衝突の衝撃を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、カゴ内に警報装置としてブザー25が設置され、注意喚起のためブザー25を鳴動させる構成について説明した。しかし、警報装置は、音により注意を促す装置であれば、ブザー25以外のものであってもよい。具体的に、例えば、警報装置は、スピーカーから音声による注意を流すものとしてもよい。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3のドア制御装置の機能を模式的に示すブロック図である。実施の形態3のドア制御装置300は、速度指令設定部204に替えて、速度指令設定部301を有し、ブザー鳴動指令部203を有していない点を除き、図5のドア制御装置200と同一である。図5と同一の機能については、同一符号を付し、説明を省略する。
ドア制御装置300の速度指令設定部301は、抽出された発光体が移動した場合、発光体が現在の移動速度でドア2の方向に移動した場合の、発光体のドア2への到達時間を算出する。そして、算出された到達時間内に、ドア2を停止させることができるように、ドア2の開閉速度の速度指令値を再設定する。
図9に、速度指令設定部301により設定される速度指令パターンの例を示す。例えば、図9では、タイミングT1において、発光体のドア2の方向への移動が検出され、その後タイミングT2において、発光体がドア2から離れたことが検出された場合の例を示している。
タイミングT1において、発光体のドア2の方向への移動が検出されると、速度指令設定部301は、図9の「ドア速度指令判断用データ」に示されるように、発光体の移動速度と、ドア2との距離とから、発光体が現在の移動速度でドア2の方向に移動した場合の、発光体のドア2への到達時間t1を算出する。
そして、図9の「ドア速度指令」に示されるように、速度指令設定部301は、ドア2の開閉速度が、算出された到達時間t1が経過するまでに停止できる速度となるように、速度指令パターンW31を設定する。設定された速度指令パターンW31はモーター制御部12に送信され、モーター制御部12は、速度指令パターンW31に基づく速度でドア2が開閉されるように、モーター11を制御する。
その後、タイミングT2において、ドア2から発光体が離れたことが検出されると、図9の「ドア速度指令判断用データ」に示されるように、発光体が現在の速度でドア2の方向に移動した場合の、発光体のドア2への到達時間t2が算出される。
そして、図9の「ドア速度指令」に示されるように、速度指令設定部301は、ドア2の開閉速度が、到達時間t2が経過するまでに停止できる速度となるように、速度指令パターンW32を設定する。設定された速度指令パターンW32はモーター制御部12に送信され、モーター制御部12は、速度指令パターンW32の速度指令値の速度でドア2が開閉されるように、モーター11を制御する。
なお、図9では、ドア2の閉動作時の速度指令パターンW31及びW32のみを示しているが、ドア2の開動作時に、発光体とドア2との近接状態が検出された場合にも、速度指令パターンW31及びW32と同様の動作速度で、ドア2の開閉が制御される。ただし、ドア2の開動作は閉動作とは逆向き、即ち、開動作時の速度指令値は、速度指令パターンW31及びW32の速度指令値の正負の符号を逆転させた値となる。
図10は、ドア制御装置300が実行する制御を示すフローチャートである。図10の制御のステップS101~S103、及び、S201の処理は、図7の制御と同一であるから説明を省略する。図10の制御は、エレベータの稼働中に、一定の実行間隔で繰り返し実行する構成としてもよい。図10の制御では、ステップS201の処理で、発光体とドア2とが近接状態であると判別された場合に、ステップS301の処理が実行される。
ステップS301では、上述したようにドア2と発光体との距離と発光体の移動速度とに基づいて、発光体のドア2への到達時間が算出される。そして、ドアの開閉速度が、算出された到達時間内に停止できる速度となるように、ドア2の開閉速度が設定され、これに応じてドアの開閉速度が制御される。なお、この間、発光体の動作は継続的に監視され、発光体がドア2から離れる方向に移動が検出された場合には、上述したように、ドア2の開閉速度の速度指令パターンは、その移動後の発光体の位置と移動速度に従って再設定される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ドア2の付近への発光体の近接を検知した場合、その発光体のうち最もドア2に近い位置からドア2までの距離が算出され、発光体がドア2に接触する位置に移動するまでにドア2の速度を零にできるように、可変するドア2の速度指令値を設定する。これにより、携帯電話等を操作しながらドア2に近接しようとする乗客が、ドア2に衝突したり、ドア2に挟まれたりすることを回避することができる。
1 エレベータ、 2 ドア、 3 ドア開閉機構、 4 ドア駆動機構、 5 懸架部材、 6 ハンガローラ、 7 レール、 8 プーリ、 9 ベルト、 10 連結部材、 11 モーター、 12 モーター制御部、 21 カメラ、 22 制御装置、 25 ブザー、100 ドア制御装置、 101 発光体検出部、 102 距離算出部、 103 入出力ポート、 104 速度指令設定部、 111 RAM、 112 ROM、 200 ドア制御装置、 201 移動速度算出部、 202 ドア近接判断部、 203 ブザー鳴動指令部、 204 速度指令設定部、 300 ドア制御装置、 301 速度指令設定部

Claims (3)

  1. エレベータのカゴの天井部に配置され、前記カゴ内を撮影するカメラと、
    前記カメラによって撮影された画像に基づいて、前記カゴの出入口に設置されたドアから一定の範囲内にある発光体を検出する発光体検出部と、
    前記カゴ内に設置された警報装置と、
    前記発光体検出部により検出された前記発光体が、前記ドアの方向に移動していることを検出した場合に、前記警報装置により警報を発する警報指令部と、
    を備えるエレベータの制御装置。
  2. 前記ドアの開閉速度指令値に基づいて、前記ドアを開閉駆動させるドア駆動機構と、
    前記発光体が前記ドアの方向に移動していることを検出した場合に、前記ドアの開閉速度を、正常時に設定されるドアの開閉速度よりも減速させるように、前記開閉速度指令値を設定する速度指令設定部と、
    を、備える請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記ドアの開閉速度指令値に基づいて、前記ドアを開閉駆動させるドア駆動機構と、
    前記発光体が現在の位置から前記ドアに接触する位置に到達するまでの時間内に、前記ドアの開閉速度をゼロにできる開閉速度を、前記開閉速度指令値として設定する速度指令設定部と、
    を備える請求項1に記載のエレベータの制御装置。
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