JP6720818B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6720818B2
JP6720818B2 JP2016199488A JP2016199488A JP6720818B2 JP 6720818 B2 JP6720818 B2 JP 6720818B2 JP 2016199488 A JP2016199488 A JP 2016199488A JP 2016199488 A JP2016199488 A JP 2016199488A JP 6720818 B2 JP6720818 B2 JP 6720818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
trench
contact
source electrode
semiconductor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016199488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018060984A (ja
Inventor
峰司 大川
峰司 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016199488A priority Critical patent/JP6720818B2/ja
Publication of JP2018060984A publication Critical patent/JP2018060984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6720818B2 publication Critical patent/JP6720818B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

本明細書は、半導体装置を開示する。
特許文献1には、化合物半導体基板と、化合物半導体基板の上面に設けられたゲートトレンチ(本明細書では第1トレンチという。)と、化合物半導体基板の上面に設けられ、第1トレンチの深さより深い交差トレンチ(本明細書では第2トレンチという。)を備える半導体装置が開示されている。第1トレンチの内面は、ゲート絶縁膜に覆われている。第1トレンチ内に、ゲート電極が配置されている。第2トレンチ内にソース電極が配置されている。さらに、ソース電極は、化合物半導体基板の上面を覆っている。この半導体装置では、化合物半導体基板が、ソース領域と、ボディ領域と、ドリフト領域を備えている。ソース領域は、ゲート絶縁膜とソース電極に接している。ボディ領域は、ソース領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接している。ドリフト領域は、ボディ領域の下側でゲート絶縁膜に接している。ドリフト領域は、第2トレンチの下端でソース電極にショットキー接触している。
特開2015−019092号公報
特許文献1の半導体装置では、第1トレンチの隣に第1トレンチの深さより深い第2トレンチが形成されている。第2トレンチ内には、ドリフト領域とショットキー接触するソース電極が形成されている。この半導体装置がオフするときには、ソース電極とドリフト領域の界面(ショットキー接触面)からドリフト領域内に伸びる空乏層が、第1トレンチの底面に向かって伸びる。第1トレンチの底面の位置は第2トレンチの底面の位置より浅い。このため、第1トレンチの底面周辺が空乏化されて、第1トレンチの底面近傍に電界が集中することが抑制される。すなわち、ゲート絶縁膜の底面近傍の電界集中を緩和することができる。
しかしながら、この半導体装置では、第2トレンチが第1トレンチより深く、第2トレンチ内にソース電極が配置されているので、第2トレンチの底面(すなわち、ソース電極の下端部)の近傍で電界集中が生じる。これにより、リーク電流が発生する。本明細書は、リーク電流を抑制する技術を開示する。
本明細書が開示する半導体装置は、化合物半導体基板と、化合物半導体基板の上面に設けられた第1トレンチと、化合物半導体基板の上面に設けられ、第1トレンチの深さより深い第2トレンチと、第1トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、第1トレンチ内に配置されており、ゲート絶縁膜によって化合物半導体基板から絶縁されているゲート電極と、第2トレンチ内に配置されるとともに化合物半導体基板の上面を覆っており、ゲート電極から絶縁されているソース電極と、を備えている。化合物半導体基板が、ゲート絶縁膜とソース電極に接しているn型のソース領域と、ソース電極に接するとともに、ソース領域の下側でゲート絶縁膜に接しているp型のボディ領域と、第2トレンチの底面においてソース電極にオーミック接触しているp型の底部領域と、ボディ領域の下端に接する位置から底部領域よりも深い位置まで伸びており、ボディ領域の下側でゲート絶縁膜に接しており、底部領域の上側で第2トレンチ内のソース電極にショットキー接触しており、底部領域に接しており、ボディ領域によって前記ソース領域から分離されているn型のドリフト領域、を備えている。
上記の半導体装置がオフすると、ドリフト領域の電位がソース電極の電位よりも高くなる。すると、ソース電極とドリフト領域の間の界面(ショットキー接触面)に逆電圧が印加されるとともに、底部領域とドリフト領域の間の界面(pn接合面)に逆電圧が印加される。このため、これらの界面(ショットキー接触面とpn接合面)からドリフト領域内に空乏層が伸びる。空乏層は、第1トレンチの底面に向かって伸びる。このため、第1トレンチの底面近傍に電界が集中することが抑制される。また、第2トレンチが第1トレンチよりも深いので、第2トレンチの底面(すなわち、ソース電極の下端部)の近傍で電界集中が生じる。したがって、底部領域とドリフト領域の間のpn接合面に高い電界が印加される。しかしながら、pn接合面のエネルギー障壁が高いので、pn接合面に高い電界が印加されてもリーク電流は生じ難い。一方、ソース電極とドリフト領域の間のショットキー接触面のエネルギー障壁は低い。しかしながら、ショットキー接触面は、底部領域の上側(ソース電極の下端部ではない部分)に配置されているので、ショットキー接触面に高い電界は印加されない。したがって、ショットキー接触面でもリーク電流が抑制される。以上に説明したように、この半導体装置によれば、ドリフト領域とソース電極の間でリーク電流が生じることが抑制される。
MOSFET10の上面図。 図1のII−II線におけるMOSFET10の断面図。 図1のIII−III線におけるMOSFET10の断面図。 図1のIV−IV線におけるMOSFET10の断面図。 変形例を示す図(図2に対応)。
図1〜4は、実施例1のMOSFET10を示している。図2〜4に示すように、MOSFET10は、化合物半導体基板12(以下では、単に半導体基板12という。)、ソース電極70、ドレイン電極80、絶縁膜等を有している。半導体基板12は、シリコン(Si)のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する化合物半導体により構成されており、例えば、半導体基板12の材料として、炭化シリコン(SiC)、窒化ガリウム(GaN)等を用いることができる。なお、図1では、図の見易さのため、半導体基板12の上面12aより上側に位置する構成の図示を省略している。以下では、半導体基板12の上面12aと平行な一方向をx方向といい、上面12aに平行でx方向に直交する方向をy方向といい、半導体基板12の厚み方向をz方向という。
図1〜3に示すように、半導体基板12の上面12aには、複数の第1トレンチ22が設けられている。図1に示すように、各第1トレンチ22は、y方向に直線状に長く伸びている。複数の第1トレンチ22は、x方向に間隔を空けて配列されている。図2、3に示すように、各第1トレンチ22の内面は、ゲート絶縁膜24によって覆われている。ゲート絶縁膜24は、底部絶縁層24aと側面絶縁膜24bを有している。底部絶縁層24aは、第1トレンチ22の底部に設けられている。底部絶縁層24aは、第1トレンチ22の底面と、その底面近傍の側面を覆っている。側面絶縁膜24bは、底部絶縁層24aの上部の第1トレンチ22の側面を覆っている。底部絶縁層24aの厚みは、側面絶縁膜24bの厚みよりも厚い。各第1トレンチ22内には、ゲート電極26が配置されている。各ゲート電極26は、ゲート絶縁膜24によって半導体基板12から絶縁されている。各ゲート電極26の上面は、層間絶縁膜28によって覆われている。
また、図1、2、4に示すように、半導体基板12の上面12aには、複数の第2トレンチ23が設けられている。図1に示すように、各第2トレンチ23は、y方向に直線状に長く伸びている。すなわち、第1トレンチ22と第2トレンチ23は、y方向に平行に伸びている。複数の第2トレンチ23は、x方向に間隔を空けて配列されている。第1トレンチ22と第2トレンチ23は、そのx方向に交互に設けられている。すなわち、各第2トレンチ23は、2つの第1トレンチ22の間に配置されており、各第1トレンチ22は、2つの第2トレンチ23の間に配置されている。
第2トレンチ23内と半導体基板12の上面12aには、ソース電極70が設けられている。ソース電極70は、層間絶縁膜28と上面12aとを覆っており、層間絶縁膜28が設けられていない部分で半導体基板12の上面12aに接している。ソース電極70は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。第2トレンチ23内には、ソース電極70が隙間なく充填されている。ソース電極70は、例えば、Ni、Pd、Pt等の仕事関数の大きい材料で形成されている。半導体基板12の下面12bには、ドレイン電極80が設けられている。ドレイン電極80は、半導体基板12の下面12bに接している。
図2〜4に示すように、半導体基板12の内部には、複数のソース領域30、ボディ領域32、ドリフト領域34、ドレイン領域35及び複数の底部領域36が設けられている。
各ソース領域30は、n型領域である。各ソース領域30は、半導体基板12の上面12aに露出する範囲に配置されており、ソース電極70にオーミック接触している。各ソース領域30は、第1トレンチ22の短手方向の側面(短手方向の端部に位置する側面)において、側面絶縁膜24bに接している。各ソース領域30は、第1トレンチ22の上端部において側面絶縁膜24bに接している。
ボディ領域32は、p型領域である。図2に示すように、ボディ領域32は、各ソース領域30に接している。ボディ領域32は、ソース領域30と第2トレンチ23に挟まれた範囲から各ソース領域30の下側まで伸びている。ボディ領域32は、高濃度領域32aと低濃度領域32bを有している。高濃度領域32aは、低濃度領域32bよりも高いp型不純物濃度を有している。高濃度領域32aは、ソース領域30と第2トレンチ23に挟まれた範囲に、上面12aに露出するように配置されている。高濃度領域32aは、ソース電極70にオーミック接触している。低濃度領域32bは、第1トレンチ22の短手方向の側面において、側面絶縁膜24bに接している。低濃度領域32bは、ソース領域30の下側で側面絶縁膜24bに接している。また、低濃度領域32bは、第2トレンチ23の短手方向の側面において、ソース電極70に接している。低濃度領域32bは、高濃度領域32aの下側でソース電極70に接している。また、図3、4に示すように、低濃度領域32bは、第1トレンチ22の長手方向の側面(長手方向の端部に位置する側面)と第2トレンチ23の長手方向の側面に隣接する範囲にも配置されている。図3に示すように、低濃度領域32bは、第1トレンチ22の長手方向の側面において、側面絶縁膜24bに接している。図4に示すように、低濃度領域32bは、第2トレンチ23の長手方向の側面において、ソース電極70に接している。
各底部領域36は、p型領域である。各底部領域36は、対応する第2トレンチ23の底面に露出する範囲に配置されている。各底部領域36は、対応する第2トレンチ23の底面において、ソース電極70に接している。図4に示すように、各底部領域36は、対応する第2トレンチ23の底面に沿ってy方向に長く伸びている。各底部領域36は、対応する第2トレンチ23の底面全域でソース電極70に接している。各底部領域36は、ソース電極70にオーミック接触している。各底部領域36のp型不純物濃度は、例えば、1×1018cm−3である。但し、底部領域36のp型不純物濃度は上記に限られず、MOSFET10のオフ時に底部領域36内に伸びる空乏層が、ソース電極70まで達しないようなp型不純物濃度であればよい。
ドリフト領域34は、n型領域である。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側に配置されており、ボディ領域32によってソース領域30から分離されている。ドリフト領域34は、第1トレンチ22の短手方向の側面において、側面絶縁膜24b及び底部絶縁層24aに接している。すなわち、ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側で側面絶縁膜24b及び底部絶縁層24aに接している。また、ドリフト領域34は、第2トレンチ23の短手方向の側面において、ソース電極70に接している。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側であって底部領域36の上側の範囲でソース電極70にショットキー接触している。ドリフト領域34は、底部領域36よりも下側まで伸びている。ドリフト領域34は、底部領域36に接している。各底部領域36の周囲は、ドリフト領域34によって囲まれている。各底部領域36は、ドリフト領域34によってボディ領域32から分離されている。
ドレイン領域35は、n型領域である。ドレイン領域35は、ドリフト領域34よりも高いn型不純物濃度を有している。ドレイン領域35は、ドリフト領域34の下側に配置されている。ドレイン領域35は、半導体基板12の下面12bに露出している。ドレイン領域35は、ドレイン電極80にオーミック接触している。
MOSFET10の使用時には、MOSFET10と負荷(例えば、モータ)と電源が直列に接続される。MOSFET10と負荷の直列回路に対して、電源電圧が印加される。MOSFET10のドレイン電極80がソース電極70よりも高電位となる向きで、電源電圧が印加される。
MOSFET10のゲート電位(ゲート電極26の電位)が、ゲート閾値よりも高い電位に制御されると、側面絶縁膜24bに隣接する範囲でボディ領域32がn型に反転し、その範囲にチャネルが形成される。このため、ソース電極70から、ソース領域30、チャネル、ドリフト領域34及びドレイン領域35を介してドレイン電極80へ電子が流れる。すなわち、MOSFET10がオンし、ドレイン電極80からソース電極70へ電流が流れる。
ゲート電位をゲート閾値以下の電位に引き下げると、チャネルが消失し、MOSFET10がオフする。すると、ドレイン電極80の電位が上昇し、ドレイン領域35及びドリフト領域34の電位が上昇する。このため、ボディ領域32とドリフト領域34との界面のpn接合に逆電圧が印加され、ボディ領域32からドリフト領域34に空乏層が広がる。また、各底部領域36とドリフト領域34との界面のpn接合にも逆電圧が印加され、各底部領域36からドリフト領域34に空乏層が広がる。さらに、ソース電極70とドリフト領域34の界面(ショットキー接触面)にも逆電圧が印加され、ソース電極70からドリフト領域34に空乏層が広がる。
このように、ボディ領域32、各底部領域36及びソース電極70からドリフト領域34に空乏層が広がる。空乏層は、各第1トレンチ22の底面に向かって伸びる。第1トレンチ22の底面近傍のドリフト領域34(すなわち、2つの第2トレンチ23に挟まれた範囲のドリフト領域34)は、その両側の底部領域36及びソース電極70から伸びる空乏層によって空乏化(ピンチオフ)される。空乏層によって各第1トレンチ22の下端部が保護される。このため、第1トレンチ22の底面近傍に電界が集中することが抑制される。また、ドリフト領域34が空乏化されることで、ドリフト領域34によって電圧が保持される。ボディ領域32からだけでなく各底部領域36及びソース電極70からもドリフト領域34に空乏層が広がるので、ドリフト領域34が短時間で空乏化される。したがって、このMOSFET10は高い耐圧を有する。
一方、第2トレンチ23は、第1トレンチ22よりも深いので、第2トレンチ23の底面(すなわち、ソース電極70の下端部)の近傍で電界集中が生じる。したがって、底部領域36とドリフト領域34の間のpn接合面に高い電界が印加される。しかしながら、pn接合面のエネルギー障壁は高いので、pn接合面に高い電界が印加されてもリーク電流は生じ難い。また、ソース電極70とドリフト領域34の間のショットキー接触面のエネルギー障壁は低い。しかしながら、ショットキー接触面は、底部領域36の上側(ソース電極70の下端部ではない部分)に配置されているので、ショットキー接触面に高い電界は印加されない。また、ソース電極70とドリフト領域34の間のショットキー接触面は、ショットキー接触面自体から空乏層が伸びるとともにボディ領域32と底部領域36から伸びる空乏層によっても空乏化される。このため、短時間でショットキー接触面近傍が空乏化され、ショットキー接触面に高い電界が印加されることがさらに抑制される。したがって、ショットキー接触面でもリーク電流が抑制される。このように、この半導体装置によれば、ドリフト領域34とソース電極70の間でリーク電流が生じることが抑制される。
図5は実施例2のMOSFETを示している。図5に示すように、実施例2のMOSFETでは、ドリフト領域34が、低濃度領域39a、高濃度領域39b及び低濃度領域39cを有している。低濃度領域39aは、各底部領域36よりも下側に配置されている。各高濃度領域39bのn型不純物濃度は、低濃度領域39aのn型不純物濃度よりも高い。各高濃度領域39bのn型不純物濃度は、ソース領域30のn型不純物濃度及びドレイン領域35のn型不純物濃度よりも低い。各高濃度領域39bは、対応する第1トレンチ22の底面において底部絶縁層24aに接している。各高濃度領域39bは、対応する第1トレンチの底面に沿って伸びている。各高濃度領域39bは、対応する第1トレンチ22の底面全域で底部絶縁層24aに接している。各高濃度領域39bは、ボディ領域32の下端に接する位置から、底部領域36の下端の位置まで伸びている。各高濃度領域39は、その両側に位置する底部領域36に接している。各低濃度領域39cのn型不純物濃度は、高濃度領域39bのn型不純物濃度よりも低い。各低濃度領域39cは、第2トレンチ23と高濃度領域39bの間に配置されている。このため、高濃度領域39bは第2トレンチ23内のソース電極70に接触していない。各低濃度領域39cは、ボディ領域32の下側であって底部領域36の上側の範囲でソース電極70にショットキー接触している。
底部領域36を有するMOSFETでは、オン状態でも、底部領域36からドリフト領域34に所定距離だけ空乏層が伸びる。空乏層が隣接する底部領域36の間のドリフト領域34に広がるため、電流経路が狭くなる。オン状態において底部領域36からドリフト領域34に広がる空乏層の幅が広いと、電流経路がより狭くなり、MOSFETのオン抵抗が増加する。実施例1では、2つの底部領域36の間の範囲でドリフト領域34のn型不純物濃度が低いので、オン状態においてこの範囲のドリフト領域34に広がる空乏層の幅が広く、オン抵抗が高い。これに対し、実施例2では、2つの底部領域36の間の範囲でドリフト領域34(高濃度領域39b)のn型不純物濃度が高いので、オン状態においてこの範囲のドリフト領域34に広がる空乏層の幅が狭く、オン抵抗が低い。実施例2の構成によれば、MOSFETのオン抵抗を低減することができる。
なお、ソース領域30とボディ領域32を、上述した実施例1、2とは異なるように配置してもよい。例えば、実施例1、2ではソース領域30が半導体基板12の上面12a上のソース電極70に接していたが、ソース領域30が第2トレンチ23内のソース電極70に接していてもよい。また、ソース領域30が半導体基板12の上面12a上と第2トレンチ23内のソース電極70に接していてもよい。また、実施例1、2では、ボディ領域32の高濃度領域32aが半導体基板12の上面12a上と第2トレンチ23内のソース電極70に接していたが、高濃度領域32aが半導体基板12の上面12a上のソース電極70と第2トレンチ23内のソース電極70のいずれか一方にのみ接していてもよい。また、実施例1、2ではボディ領域32の低濃度領域32bが第2トレンチ23内のソース電極70に接していたが、ボディ領域32が第2トレンチ23内のソース電極70に接していなくてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:MOSFET
12:化合物半導体基板
22:第1トレンチ
23:第2トレンチ
24:ゲート絶縁膜
26:ゲート電極
28:層間絶縁膜
30:ソース領域
32:ボディ領域
34:ドリフト領域
35:ドレイン領域
36:底部領域
70:ソース電極
80:ドレイン電極

Claims (1)

  1. 化合物半導体基板と、
    前記化合物半導体基板の上面に設けられた第1トレンチと、
    前記化合物半導体基板の上面に設けられ、前記第1トレンチの深さより深い第2トレンチと、
    前記第1トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、
    前記第1トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁膜によって前記化合物半導体基板から絶縁されているゲート電極と、
    前記第2トレンチ内に配置されるとともに前記化合物半導体基板の上面を覆っており、前記ゲート電極から絶縁されているソース電極と、
    を備えており、
    前記化合物半導体基板が、
    前記ゲート絶縁膜と前記ソース電極に接しているn型のソース領域と、
    前記ソース電極に接するとともに、前記ソース領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接しているp型のボディ領域と、
    前記第2トレンチの底面において前記ソース電極にオーミック接触しているp型の底部領域と、
    前記ボディ領域の下端に接する位置から前記底部領域よりも深い位置まで伸びており、前記ボディ領域によって前記ソース領域から分離されているn型のドリフト領域、
    を備えており、
    前記ドリフト領域が、前記底部領域の下端よりも上側に分布する第1領域と、前記底部領域の下端よりも下側に分布する第2領域を有し、
    前記第1領域が、高濃度領域と、前記高濃度領域よりもn型不純物濃度が低い低濃度領域を有しており、
    前記低濃度領域が、前記ボディ領域と前記底部領域の間の範囲で前記第2トレンチ内の前記ソース電極にショットキー接触しており、
    前記高濃度領域が、前記ボディ領域に接する位置から前記第2領域に接する位置まで伸びており、前記ボディ領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接しており、前記第1トレンチの下端を覆っており、前記低濃度領域の側面と前記底部領域の側面に接している、
    半導体装置。
JP2016199488A 2016-10-07 2016-10-07 半導体装置 Active JP6720818B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016199488A JP6720818B2 (ja) 2016-10-07 2016-10-07 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016199488A JP6720818B2 (ja) 2016-10-07 2016-10-07 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018060984A JP2018060984A (ja) 2018-04-12
JP6720818B2 true JP6720818B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=61908646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016199488A Active JP6720818B2 (ja) 2016-10-07 2016-10-07 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6720818B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6830627B2 (ja) * 2016-12-22 2021-02-17 国立研究開発法人産業技術総合研究所 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP6946764B2 (ja) * 2017-06-09 2021-10-06 富士電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP7095500B2 (ja) * 2018-08-31 2022-07-05 株式会社デンソー スイッチング素子
JP7310144B2 (ja) * 2019-01-10 2023-07-19 富士電機株式会社 炭化珪素半導体装置
CN112823414A (zh) * 2019-04-16 2021-05-18 富士电机株式会社 半导体装置及制造方法
JP7354035B2 (ja) * 2020-03-19 2023-10-02 株式会社東芝 半導体装置
JP7330396B2 (ja) 2020-11-05 2023-08-21 三菱電機株式会社 半導体装置及び電力変換装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5617175B2 (ja) * 2008-04-17 2014-11-05 富士電機株式会社 ワイドバンドギャップ半導体装置とその製造方法
JP5449094B2 (ja) * 2010-09-07 2014-03-19 株式会社東芝 半導体装置
JP6092749B2 (ja) * 2013-10-17 2017-03-08 新電元工業株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP6022082B2 (ja) * 2014-07-11 2016-11-09 新電元工業株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP6667893B2 (ja) * 2015-10-20 2020-03-18 富士電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018060984A (ja) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6720818B2 (ja) 半導体装置
JP5701913B2 (ja) 半導体装置
JP5900698B2 (ja) 半導体装置
JP6077380B2 (ja) 半導体装置
JP6606007B2 (ja) スイッチング素子
WO2014188569A1 (ja) ダイオード内蔵igbt
US10276654B2 (en) Semiconductor device with parallel PN structures
CN108292680B (zh) 碳化硅半导体装置
JP6169985B2 (ja) 半導体装置
JP5694285B2 (ja) 半導体装置
JP6283709B2 (ja) 半導体装置
JP2018060943A (ja) スイッチング素子
JP6211933B2 (ja) 半導体装置
JP2017191817A (ja) スイッチング素子の製造方法
JP2015195307A (ja) 半導体装置
JP6918736B2 (ja) 半導体装置
JP7091714B2 (ja) 半導体装置
JP5798517B2 (ja) 半導体装置
JP7147510B2 (ja) スイッチング素子
JP6754308B2 (ja) 半導体装置
JP7010095B2 (ja) 半導体装置
JP7352151B2 (ja) スイッチング素子
JP7326991B2 (ja) スイッチング素子
JP6814652B2 (ja) 半導体装置
JP7077112B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200601

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6720818

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151