JP7077112B2 - 半導体装置 - Google Patents

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本明細書が開示する技術は、半導体装置に関する。
半導体装置は、トレンチ型又はプレーナ型の絶縁ゲート部を備えている。例えばMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を例にすると、このような半導体装置では、絶縁ゲート部のドレイン側端部のゲート絶縁膜に電界が集中するという問題が知られている。特許文献1は、このような電界集中を緩和するために、トレンチ型の絶縁ゲート部の底部、即ち、絶縁ゲート部のドレイン側端部のゲート絶縁膜に接するようにp型半導体領域を設ける技術を開示する。p型半導体領域は、絶縁ゲート部のドレイン側端部のゲート絶縁膜に集中する電界を緩和することができる。
特許文献2は、ゲート電極をn型にするとともに、絶縁ゲート部のドレイン側端部のゲート絶縁膜を取り除く技術を開示する。これにより、電界集中が起きやすい絶縁ゲート部のドレイン側端部にそもそもゲート絶縁膜が存在しないことから、ゲート絶縁膜の絶縁破壊が抑制される。さらに、特許文献2の半導体装置では、n型のドリフト領域とp型半導体領域とn型のゲート電極によって逆向きに接続された一対のダイオードが構成されるので、絶縁ゲート部のドレイン側端部のゲート絶縁膜が取り除かれていても、リーク電流が抑えられ、安定したオン動作及びオフ動作を実行することができる。
特開平10-98188号公報 特開2017-174840号公報
本発明者らの研究によると、特許文献2の半導体装置において、p型半導体領域をソース電極に電気的に接続すると、ターンオフしたときに、n型のドリフト領域とp型半導体領域の間のpn接合から良好に空乏層が伸展し、半導体装置の耐圧が向上することが分かってきた。ところが、p型半導体領域をソース電極に電気的に接続すると、以下のような問題が顕在化することが分かってきた。
このような半導体装置では、ゲート電圧が負電圧となるときがある。例えば、ゲート電圧にノイズが重畳したときに、ゲート電圧が負電圧となるときがある。あるいは、半導体装置を高速でターンオフさせるために、ゲート電圧を負電圧とするときがある。この他、様々な理由でゲート電圧が負電圧となるときがある。この場合、p型半導体領域がソース電極に接続されていると、p型半導体領域とn型のゲート電極が順バイアスされ、リーク電流が流れることが懸念される。
本明細書は、ゲート絶縁膜の絶縁破壊が抑制されるとともに、リーク電流が抑えられた半導体装置を提供することを目的とする。
本明細書が開示する技術は、様々な種類の縦型又は横型の半導体装置に適用することができる。本明細書が開示する半導体装置の一実施形態は、半導体基板、第1主電極、第2主電極及び絶縁ゲート部を備えることができる。半導体基板は、第1導電型の第1半導体領域と第2導電型の第2半導体領域と第1導電型の第3半導体領域と第2導電型のゲート分離領域を有しており、第1半導体領域と第2半導体領域と第3半導体領域が第1方向に沿ってこの順で並んでいる。半導体装置が縦型の場合、第1方向が半導体基板の厚み方向であり、第1半導体領域と第2半導体領域と第3半導体領域が半導体基板の厚み方向に沿ってこの順で並んでいる。半導体基板が横型の場合、第1方向が半導体基板の面方向であり、第1半導体領域と第2半導体領域と第3半導体領域が半導体基板の面方向に沿ってこの順で並んでいる。必要に応じて、これら半導体領域の間に他の半導体領域が介在してもよい。第1主電極は、第3半導体領域に接する。第2主電極は、第1方向に沿って第1主電極から離れて設けられている。絶縁ゲート部は、ゲート絶縁膜とゲート電極を有している。ゲート絶縁膜は、第1半導体領域と第2半導体領域と第3半導体領域に接する。ゲート電極は、少なくとも第1半導体領域と第3半導体領域の間に位置する第2半導体領域の部分にゲート絶縁膜を介して対向する。ゲート電極は、第2導電型の第1ゲート部分領域と第1導電型の第2ゲート部分領域を有している。第2ゲート部分領域は、第1方向において、第1ゲート部分領域よりも第2主電極側に配置されているとともに第1ゲート部分領域に接している。ゲート分離領域は、ゲート絶縁膜よりも第2主電極側に配置されている部分を少なくとも有しており、第1半導体領域と第2ゲート部分領域に接しており、第1半導体領域と第2ゲート部分領域を隔てている。ゲート分離領域はさらに、第1主電極に電気的に接続されている。
上記実施形態の半導体装置では、ゲート分離領域が、ゲート絶縁膜よりも第2主電極側に配置されている部分を少なくとも有するとともに第1半導体領域と第2ゲート部分領域に接するように構成されていることを1つの特徴とする。このため、上記実施形態の半導体装置は、絶縁ゲート部の第2主電極側端部のゲート絶縁膜がゲート分離領域に置き換えられたように構成されている。このように、上記実施形態の半導体装置では、電界集中が起きやすい絶縁ゲート部の第2主電極側端部にそもそもゲート絶縁膜が存在しないことから、ゲート絶縁膜の絶縁破壊が抑制される。また、上記実施形態の半導体装置では、ゲート分離領域が第1主電極に電気的に接続されているので、オフのときにゲート分離領域と第1半導体領域の接合面から伸展する空乏層幅が大きくなり、電界を良好に緩和することができる。これにより、上記実施形態の半導体装置は、高い耐圧を有することができる。また、上記実施形態の半導体装置では、ゲート電極が第2導電型の第1ゲート部分領域と第1導電型の第2ゲート部分領域を有している。このため、ゲート電圧が負電圧となったときに、その第1ゲート部分領域と第2ゲート部分領域の間のpn接合が逆バイアスされるので、リーク電流が流れることが抑えられる。このため、上記実施形態の半導体装置では、ゲート絶縁膜の絶縁破壊が抑制されるとともに、リーク電流も抑えられる。
上記実施形態の半導体装置では、第2ゲート部分領域が、不純物濃度が相対的に低濃度な低濃度領域と不純物濃度が相対的に高濃度な高濃度領域を有していてもよい。高濃度領域が、低濃度領域によってゲート分離領域から隔てられるように配置されている。この半導体装置では、通常の動作電圧(正電圧)がゲートに加えられたときに、ゲート分離領域と低濃度領域のpn接合から伸びる空乏層の伸展を高濃度領域で停止させることができる。このため、ゲート分離領域と低濃度領域のpn接合から伸びる空乏層が第1ゲート部分領域に達してパンチスルーが発生することが抑えられる。
上記実施形態の半導体装置では、高濃度領域が、第1方向において、第2半導体領域よりもゲート分離領域側に配置されていてもよい。この半導体装置では、通常の動作電圧(正電圧)がゲートに加えられたときに、ゲート分離領域と低濃度領域のpn接合から伸びる空乏層の伸展を高濃度領域で停止させることができるので、その空乏層が第2半導体領域に対向する位置まで伸びることが抑えられている。このため、通常の動作電圧(正電圧)がゲートに加えられたときに、第2半導体領域内におけるチャネル領域の形成を阻害することが抑えられる。
上記実施形態の半導体装置は、縦型素子として構成され得る。この場合、第1方向は半導体基板の厚み方向であり、第1主電極が半導体基板の表面に設けられており、第2主電極が半導体基板の裏面に設けられている。絶縁ゲート部は、半導体基板の表面から第3半導体領域及び第2半導体領域を貫通して第1半導体領域に侵入して設けられている。ゲート絶縁膜は、ゲート電極の側面を被覆している。ゲート分離領域が、ゲート電極の底面に露出する第2ゲート部分領域に接する。この半導体装置によると、絶縁ゲート部の底部、即ち、絶縁ゲート部の第2主電極側端部にゲート絶縁膜が存在しないことから、ゲート絶縁膜の絶縁破壊が抑制される。
上記実施形態の半導体装置が縦型素子として構成されている場合、半導体装置は、接続領域をさらに有することができる。接続領域は、半導体基板の厚み方向に沿って伸びており、ゲート分離領域に接する。接続領域は、半導体基板の表面に直交する方向から観測したときに、絶縁ゲート部の長手方向の端部よりも外側に配置されている。ゲート分離領域は、接続領域を介して第1主電極に電気的に接続されている。接続領域には、ゲート分離領域と第1主電極を電気的に接続することが可能な限り、様々な材料を採用することができる。例えば、接続領域は、第2導電型の半導体とすることができる。この態様では、接続領域が、絶縁ゲート部が設けられている範囲の外側に配置されている。これにより、絶縁ゲート部によって形成されるチャネル領域の特性を阻害することなく、接続領域を介してゲート分離領域と第1主電極を電気的に接続することができる。
第1実施形態の半導体装置の要部断面図であり、図2のI-I線に対応した断面図を模式的に示す。 第1実施形態の半導体装置の要部断面図であり、図1のII-II線に対応した断面図を模式的に示す。 第1実施形態の半導体装置の要部断面図であり、図2のIII-III線に対応した断面図を模式的に示す。 第1実施形態の半導体装置の変形例の要部断面図を模式的に示す。 第1実施形態の半導体装置の変形例の要部断面図を模式的に示す。 第2実施形態の半導体装置の要部断面図を模式的に示す。
(第1実施形態)図1~3に示されるように、半導体装置1は、縦型の電界効果型トランジスタであり、半導体基板10、半導体基板10の裏面を被覆するドレイン電極22、半導体基板10の表面を被覆するソース電極24及び半導体基板10の表層部に設けられているトレンチ型の絶縁ゲート部30を備えている。なお、ソース電極24が第1主電極の一例であり、ドレイン電極22が第2主電極の一例である。
図1に示されるように、半導体基板10は、炭化珪素(SiC)を材料とする基板であり、n+型のドレイン領域11、n-型のドリフト領域12、p型のボディ領域13、p+型のボディコンタクト領域14、n+型のソース領域15、p+型のゲート分離領域16及びp+型の接続領域17を有する。ドレイン領域11とドリフト領域12とボディ領域13とソース領域15は、半導体基板10の厚み方向に沿ってこの順で並んでいる。必要に応じて、これら半導体領域の間に他の半導体領域が介在してもよい。
ドレイン領域11は、半導体基板10の裏層部に配置されており、半導体基板10の裏面に露出する。ドレイン領域11は、ドリフト領域12がエピタキシャル成長するための下地基板でもある。ドレイン領域11は、半導体基板10の裏面を被膜するドレイン電極22にオーミック接触する。一例では、ドレイン領域11は、その厚みが約1~300μmであり、その不純物濃度が約1×1018~1×1023cm-3である。
ドリフト領域12は、ドレイン領域11上に設けられている。ドリフト領域12は、絶縁ゲート部30の側面に接する。ドリフト領域12は、エピタキシャル成長技術を利用して、ドレイン領域11の表面から結晶成長して形成される。一例では、ドリフト領域12は、その厚みが約5~200μmであり、その不純物濃度が約1×1013~1×1017cm-3である。なお、ドリフト領域12は、第1半導体領域の一例である。
ボディ領域13は、ドリフト領域12上に設けられており、半導体基板10の表層部に配置されている。ボディ領域13は、絶縁ゲート部30の側面に接する。ボディ領域13は、エピタキシャル成長技術を利用して、ドリフト領域12の表面から結晶成長して形成される。一例では、ボディ領域13は、その厚みが約1~5μmであり、その不純物濃度が約1×1016~1×1018cm-3である。なお、ボディ領域13は、第2半導体領域の一例である。
ボディコンタクト領域14は、ボディ領域13上に設けられており、半導体基板10の表層部に配置されており、半導体基板10の表面に露出する。ボディコンタクト領域14は、半導体基板10の表面を被膜するソース電極24にオーミック接触する。ボディコンタクト領域14は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表層部にアルミニウム又はボロンを導入して形成される。一例では、ボディコンタクト領域14は、そのドーズ量が約1×1014~1×1015cm-2であり、そのピーク濃度が約1×1019~2×1020cm-3である。
ソース領域15は、ボディ領域13上に設けられており、半導体基板10の表層部に配置されており、半導体基板10の表面に露出する。ソース領域15は、ボディ領域13によってドリフト領域12から隔てられている。ソース領域15は、絶縁ゲート部30の側面に接する。ソース領域15は、半導体基板10の表面を被膜するソース電極24にオーミック接触する。ソース領域15は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表層部に窒素又はリンを導入して形成される。一例では、ソース領域15は、そのドーズ量が約1×1014~5×1015cm-2であり、そのピーク濃度が約1×1019~5×1020cm-3である。ソース領域15は、第3半導体領域の一例である。
絶縁ゲート部30は、半導体基板10の表面から深部に向けて伸びており、ゲート絶縁膜32及びゲート電極34を有する。絶縁ゲート部30は、ソース領域15及びボディ領域13を貫通してドリフト領域12の一部に侵入するトレンチ30T内に設けられている。ゲート絶縁膜32は、ゲート電極34の側面を被覆しており、酸化シリコンで構成されている。ゲート絶縁膜32は、半導体基板10の表層部にトレンチ30Tを形成した後に、後述のゲート分離領域16をそのトレンチ30Tの底部にエピ成長した後に、CVD(Chemical Vapor Deposition)技術を利用して、そのトレンチ30Tの側壁に酸化シリコンを堆積することで形成される。
ゲート電極34は、ゲート絶縁膜32によってソース領域15、ボディ領域13及びドリフト領域12から隔てられている。ゲート電極34は、ドリフト領域12とソース領域15の間に位置するボディ領域13の部分に対向しており、この対向部分に反転層を形成するように構成されている。
ゲート電極34は、p型の第1ゲート部分領域34aとn型の第2ゲート部分領域34bを有している。第1ゲート部分領域34aは、半導体基板10の厚み方向において、第2ゲート部分領域34bよりもソース電極24側に配置されており、p型不純物を含むポリシリコンで構成されている。第2ゲート部分領域34bは、半導体基板10の厚み方向において、第1ゲート部分領域34aよりもドレイン電極22側に配置されており、n型不純物を含むポリシリコンで構成されている。第2ゲート部分領域34bは、トレンチ30Tの底面に露出しており、ゲート分離領域16に接する。第1ゲート部分領域34aと第2ゲート部分領域34bは、直接的に接触しており、pn接合を構成している。第1ゲート部分領域34aと第2ゲート部分領域34bの間のpn接合は、半導体基板10の厚み方向において、ボディ領域13の底面と同一深さである。あるいは、第1ゲート部分領域34aと第2ゲート部分領域34bの間のpn接合は、半導体基板10の厚み方向において、ボディ領域13の底面よりも深く形成されてもよく、ボディ領域13の底面よりも浅く形成されてもよい。第1ゲート部分領域34aと第2ゲート部分領域34bは、トレンチ30Tの側壁にゲート絶縁膜32を形成した後に、CVD技術を利用して、トレンチ30T内に充填することで形成される。一例では、第1ゲート部分領域34aのp型不純物の濃度が約1×1016~1×1018cm-3であり、第2ゲート部分領域34bのn型不純物の濃度が約1×1013~1×1017cm-3である。
ゲート分離領域16は、絶縁ゲート部30の底部に対応して配置されており、ゲート絶縁膜32よりもドレイン電極22側に配置されており、ドリフト領域12によってドレイン領域11及びボディ領域13から隔てられている。ゲート分離領域16は、ドリフト領域12と第2ゲート部分領域34bの間に配置されており、ドリフト領域12と第2ゲート部分領域34bに接しており、ドリフト領域12と第2ゲート部分領域34bを隔てている。このように、n-型のドリフト領域12とp+型のゲート分離領域16とn-型の第2ゲート部分領域34bが連続して配置されている。これにより、ドリフト領域12とゲート分離領域16が1つのpnダイオードを構成しており、ゲート分離領域16とゲート電極34が1つのpnダイオードを構成しており、これらpnダイオードが逆向きに配置されている。ゲート分離領域16は、半導体基板10の表層部にトレンチ30Tを形成した後に、エピ成長技術を利用して、トレンチ30Tの底面に選択的に堆積することで形成される。一例では、ゲート分離領域16は、その厚みが約0.1~2μmであり、その不純物濃度が約1×1018~1×1023cm-3である。
図2及び図3に示されるように、接続領域17は、半導体基板10の表面に直交する方向から観測したときに、絶縁ゲート部30の長手方向の端部よりも外側に配置されている。接続領域17は、絶縁ゲート部30の長手方向の端部側面に沿って半導体基板10の厚み方向に沿って伸びている。接続領域17の一端はゲート分離領域16に接しており、接続領域17の他端は半導体基板10の表面に露出してソース電極24に接する。接続領域17は、半導体基板10の表面を被膜するソース電極24にオーミック接触する。このように、接続領域17は、ゲート分離領域16とソース電極24を電気的に接続する。なお、接続領域17は、ゲート分離領域16からドリフト領域12を超えてボディ領域13に達していればよく、ソース電極24に接していなくてもよい。ボディ領域13はソース電極24に電気的に接続されているので、この場合でも、接続領域17はゲート分離領域16とソース電極24を電気的に接続することができる。接続領域17は、半導体基板10の表層部に絶縁ゲート部30用のトレンチ30Tを形成した後に、斜めイオン注入技術を利用して、トレンチ30Tの長手方向の端部側面にアルミニウム又はボロンを導入して形成される。一例では、接続領域17の不純物濃度が約1×1018~1×1023cm-3である。
次に、半導体装置1の動作を説明する。ドレイン電極22に正電圧が印加され、ソース電極24が接地され、絶縁ゲート部30のゲート電極34が接地されていると、半導体装置1はオフである。このとき、半導体装置1では、ドリフト領域12とゲート分離領域16で構成されるpn接合に逆バイアスが印加されるので、ドリフト領域12とゲート分離領域16の間のpn接合から空乏層が伸びる。このため、ドレイン電極22とゲート電極34の間は絶縁され、ドレイン電極22とゲート電極34の間にリーク電流が流れることは抑制されている。したがって、半導体装置1は、安定したオフ動作を実行することができる。また、ドリフト領域12とゲート分離領域16の間のpn接合から伸びる空乏層により、絶縁ゲート部30の底部の電界が緩和される。特に、半導体装置1では、絶縁ゲート部30の底部にゲート絶縁膜32が設けられていない。絶縁ゲート部30の底部、即ち、絶縁ゲート部30のドレイン側端部は電界集中が起きやすい箇所である。半導体装置1では、電界集中が起きやすい箇所にそもそもゲート絶縁膜32が存在しないことから、ゲート絶縁膜32の絶縁破壊が抑制される。このように、半導体装置1は、絶縁ゲート部30のゲート絶縁膜32の絶縁破壊が抑制され、高い信頼性を有することができる。
さらに、半導体装置1では、ゲート分離領域16がソース電極24に電気的に接続されているので、ゲート分離領域16が接地電位に固定される。これにより、半導体装置1がオフのときに、ドリフト領域12とゲート分離領域16の間のpn接合から伸展する空乏層幅が大きくなり、絶縁ゲート部30の底部の電界が良好に緩和される。このため、半導体装置1は、高い耐圧を有することができる。
ドレイン電極22に正電圧が印加され、ソース電極24が接地され、絶縁ゲート部30のゲート電極34にソース電極24よりも正となる電圧が印加されていると、半導体装置1はオンである。このとき、半導体装置1では、ゲート分離領域16と第2ゲート部分領域34bで構成されるpn接合に逆バイアスが印加されるので、ゲート分離領域16と第2ゲート部分領域34bの間のpn接合から空乏層が伸びる。このため、ドレイン電極22とゲート電極34の間は絶縁され、ドレイン電極22とゲート電極34の間にリーク電流が流れることは抑制されている。したがって、半導体装置1は、安定したオン動作を実行することができる。
上記したように、半導体装置1は、安定したオン動作及びオフ動作を実行することが可能であるとともに、ゲート絶縁膜32の絶縁破壊が抑制され、高い信頼性を有することができる。さらに、半導体装置1では、絶縁ゲート部30の底部にゲート絶縁膜32が存在しないので、帰還容量が極めて小さく、スイッチング速度が向上する。
ここで、半導体装置1のゲート電圧が負電圧となることがある。例えば、ゲート電圧にノイズが重畳したときに、ゲート電圧が負電圧となるときがある。あるいは、半導体装置1を高速でターンオフさせるために、ゲート電圧を負電圧とするときがある。このようにゲート電圧が負電圧となったとき、半導体装置1では、第1ゲート部分領域34aと第2ゲート部分領域34bの間のpn接合が逆バイアスされるので、リーク電流が流れることが抑えられている。このように、半導体装置1では、ゲート電圧が負電圧となる場合でも、安定した動作を実行することができる。
図4に、変形例の半導体装置2を示す。半導体装置2の第2ゲート部分領域34bは、不純物濃度が相対的に低濃度な低濃度領域34baと不純物濃度が相対的に高濃度な高濃度領域34bbを有する。高濃度領域34bbは、半導体基板10の厚み方向において、低濃度領域34baによって挟まされるように配置されており、低濃度領域34baによってゲート分離領域16から隔てられるように配置されている。高濃度領域34bbは、ボディ領域13の底面よりも深い位置に配置されている。より詳細には、高濃度領域34bbのピーク濃度の位置が、ボディ領域13の底面よりも深い位置に配置されている。これにより、高濃度領域34bbよりも上側にあるゲート電極34の部分(低濃度領域34baの一部と第1ゲート部分領域34aの組合せ)が、ドリフト領域12とソース領域15の間に位置するボディ領域13の部分の全範囲にゲート絶縁膜32を介して対向している。一例では、低濃度領域34baの不純物濃度が約1×1018~1×1019cm-3であり、高濃度領域34bbの不純物濃度が約1×1019~1×1023cm-3である。
半導体装置2では、オンしているときに、ゲート分離領域16と低濃度領域34baの間のpn接合から伸びる空乏層の伸展を高濃度領域34bbによって停止させることができる。このため、半導体装置2では、ゲート分離領域16と低濃度領域34baの間のpn接合から伸びる空乏層が第1ゲート部分領域34aに達してパンチスルーすることが抑えられている。さらに、高濃度領域34bbよりも上側にあるゲート電極34の部分(低濃度領域34baの一部と第1ゲート部分領域34aの組合せ)の全体に亘って一定のゲート電圧が印加されるので、ボディ領域13に対して十分な電界を加えることができる。このため、ドリフト領域12とソース領域15の間に位置するボディ領域13の部分の全範囲に亘って高密度な反転層が形成され、低いチャネル抵抗が実現される。
図5に、変形例の半導体装置3を示す。半導体装置3のゲート分離領域16は、拡散領域として構成されている。このゲート分離領域16は、半導体基板10の表層部にトレンチ30Tを形成した後に、イオン注入技術を利用して、トレンチ30Tの底面にアルミニウム又はボロンを導入して形成される。拡散領域として構成されるゲート分離領域16は、トレンチ30Tの側面を被覆するゲート絶縁膜32のドレイン側端部を被覆する。このため、この部分のゲート絶縁膜32の電界集中を緩和することができ、この部分のゲート絶縁膜32の絶縁破壊を抑制することができる。半導体装置3は、より高い信頼性を有することができる。また、このゲート分離領域16は、接続領域17と同一工程で形成することができるので、製造コストの低減という点でも有用である。
(第2実施形態)図6に示されるように、半導体装置4は、横型の電界効果トランジスタであり、半導体基板100、半導体基板100の表面の一部を被覆するドレイン電極122、半導体基板100の表面の一部を被覆するソース電極124及び半導体基板100の表面の一部であってドレイン電極122とソース電極124の間に配置されているプレーナ型の絶縁ゲート部130を備える。
半導体基板100は、炭化珪素(SiC)を材料とする基板であり、n+型のドレイン領域111、n-型のドリフト領域112、p型のボディ領域113、p+型のボディコンタクト領域114、n+型のソース領域115及びp+型のゲート分離領域116を有する。ドレイン領域111とドリフト領域112とボディ領域113とソース領域115は、ドレイン電極122とソース電極124を結ぶ方向(以下、「半導体基板10の面方向」という)に沿ってこの順で並んでいる。必要に応じて、これら半導体領域の間に他の半導体領域が介在してもよい。
ドレイン領域111は、半導体基板100の表層部に配置されており、半導体基板100の表面に露出する。ドレイン領域111は、イオン注入技術を利用して、半導体基板100の表層部に窒素又はリンを導入して形成される。ドレイン領域111は、半導体基板100の表面を被膜するドレイン電極122にオーミック接触する。
ドリフト領域112は、ドレイン領域111とボディ領域113の間に設けられており、半導体基板100の表面に露出する。ドリフト領域112は、絶縁ゲート部130の下面に接する。ドリフト領域112は、半導体基板100の他の半導体領域を形成した残部として構成されている。なお、ドリフト領域112は、第1半導体領域の一例である。
ボディ領域113は、半導体基板10の表層部に配置されており、ドリフト領域112とソース領域115の間に設けられており、半導体基板100の表面に露出する。ボディ領域113は、絶縁ゲート部130の下面に接する。ボディ領域113は、イオン注入技術を利用して、半導体基板100の表層部にアルミニウム又はボロンを導入して形成される。なお、ボディ領域113は、第2半導体領域の一例である。
ボディコンタクト領域114は、ボディ領域113上に設けられており、半導体基板100の表層部に配置されており、半導体基板100の表面に露出する。ボディコンタクト領域114は、イオン注入技術を利用して、半導体基板100の表層部にアルミニウム又はボロンを導入して形成される。ボディコンタクト領域114は、半導体基板100の表面を被膜するソース電極124にオーミック接触する。
ソース領域115は、ボディ領域113上に設けられており、半導体基板100の表層部に配置されており、半導体基板100の表面に露出する。ソース領域115は、ボディ領域113によってドリフト領域112から隔てられている。ソース領域115は、絶縁ゲート部130の下面に接する。ソース領域115は、半導体基板100の表面を被膜するソース電極124にオーミック接触する。ソース領域115は、イオン注入技術を利用して、半導体基板100の表層部に窒素又はリンを導入して形成される。なお、ソース領域115は、第3半導体領域の一例である。
絶縁ゲート部130は、半導体基板100の表面上に設けられており、ゲート絶縁膜132及びゲート電極134を有する。ゲート絶縁膜132は、半導体基板100の表面を被覆しており、酸化シリコンで構成されている。ゲート電極134は、ゲート絶縁膜132によってソース領域115、ボディ領域113及びドリフト領域112から隔てられている。ゲート電極134は、ドリフト領域112とソース領域115の間に位置するボディ領域113の部分に対向しており、この対向部分に反転層を形成するように構成されている。
ゲート電極134は、p型の第1ゲート部分領域134aとn型の第2ゲート部分領域134bを有している。第1ゲート部分領域134aは、半導体基板10の面方向において、第2ゲート部分領域134bよりもソース電極124側に配置されており、p型不純物を含むポリシリコンで構成されている。第2ゲート部分領域134bは、半導体基板10の面方向において、第1ゲート部分領域134aよりもドレイン電極122側に配置されており、n型不純物を含むポリシリコンで構成されている。第1ゲート部分領域134aと第2ゲート部分領域134bは、直接的に接触しており、pn接合を構成している。第1ゲート部分領域134aと第2ゲート部分領域134bの間のpn接合は、半導体基板10の面方向において、ドリフト領域112とボディ領域113の境界と同一の位置にある。あるいは、第1ゲート部分領域134aと第2ゲート部分領域134bの間のpn接合は、半導体基板10の面方向において、ドリフト領域112とボディ領域113の境界よりもドレイン電極122側に位置してもよく、ソース電極124側に位置してもよい。一例では、第1ゲート部分領域134aのp型不純物の濃度が約1×1016~1×1018cm-3であり、第2ゲート部分領域134bのn型不純物の濃度が約1×1013~1×1017cm-3である。
ゲート分離領域116は、ドリフト領域112上に設けられており、半導体基板100の表層部に配置されており、半導体基板100の表面に露出する。ゲート分離領域116は、絶縁ゲート部130のドレイン側端部に対応して配置されており、ゲート絶縁膜132よりもドレイン電極122側に配置されており、ドリフト領域112によってドレイン領域111及びボディ領域113から隔てられている。ゲート分離領域116は、ドリフト領域112と第2ゲート部分領域134bの間に配置されており、ドリフト領域112と第2ゲート部分領域134bに接しており、ドリフト領域112と第2ゲート部分領域134bを隔てている。このように、n-型のドリフト領域112とp+型のゲート分離領域116とn-型の第2ゲート部分領域134bが連続して配置されている。これにより、ドリフト領域112とゲート分離領域116が1つのpnダイオードを構成しており、ゲート分離領域116とゲート電極134が1つのpnダイオードを構成しており、これらpnダイオードが逆向きに配置されている。また、ゲート分離領域116は、ソース電極124に電気的に接続されている。ゲート分離領域116は、例えば紙面奥行方向において絶縁ゲート部130から延出し、その部分でソース電極124にオーミック接触することができる。ゲート分離領域116は、結晶成長技術又はイオン注入技術を利用して半導体基板100の表層部に面的に広がるアルミニウム又はボロンを含む半導体層として形成された後に、エッチング技術を利用してドリフト領域112の表面上の一部に残存するように形成される。
次に、半導体装置4の動作を説明する。ドレイン電極122に正電圧が印加され、ソース電極124が接地され、絶縁ゲート部130のゲート電極134が接地されていると、半導体装置4はオフである。このとき、半導体装置4では、ドリフト領域112とゲート分離領域116で構成されるpn接合に逆バイアスが印加されるので、ドリフト領域112とゲート分離領域116の間のpn接合から空乏層が伸びる。このため、ドレイン電極122とゲート電極134の間は絶縁され、ドレイン電極122とゲート電極134の間にリーク電流が流れることは抑制されている。したがって、半導体装置4は、安定したオフ動作を実行することができる。また、ドリフト領域112とゲート分離領域116の間のpn接合から伸びる空乏層により、絶縁ゲート部130のドレイン側端部の電界が緩和される。特に、半導体装置4では、絶縁ゲート部130のドレイン側端部にゲート絶縁膜132が設けられていない。絶縁ゲート部130のドレイン側端部は電界集中が起きやすい箇所である。半導体装置4では、電界集中が起きやすい箇所にそもそもゲート絶縁膜132が存在しないことから、ゲート絶縁膜132の絶縁破壊が抑制される。このように、半導体装置4は、絶縁ゲート部130のゲート絶縁膜132の絶縁破壊が抑制され、高い信頼性を有することができる。また、半導体装置4では、ゲート分離領域116がソース電極124に電気的に接続されているので、ゲート分離領域116が接地電位に固定される。これにより、半導体装置4がオフのときに、ドリフト領域112とゲート分離領域116の間のpn接合から伸展する空乏層幅が大きいので、上記したリーク電流の抑制及び電界緩和の効果が大きい。
ドレイン電極122に正電圧が印加され、ソース電極124が接地され、絶縁ゲート部130のゲート電極134にソース電極124よりも正となる電圧が印加されていると、半導体装置4はオンである。このとき、半導体装置4では、ゲート分離領域116と第2ゲート部分領域134bで構成されるpn接合に逆バイアスが印加されるので、ゲート分離領域116と第2ゲート部分領域134bの間のpn接合から空乏層が伸びる。このため、ドレイン電極122とゲート電極134の間は絶縁され、ドレイン電極122とゲート電極134の間にリーク電流が流れることは抑制されている。したがって、半導体装置4は、安定したオン動作を実行することができる。
また、ゲート電圧が負電圧となったとき、半導体装置4では、第1ゲート部分領域134aと第2ゲート部分領域134bの間のpn接合が逆バイアスされるので、リーク電流が流れることが抑えられている。このように、半導体装置4では、ゲート電圧が負電圧となる場合でも、安定した動作を実行することができる。
上記したように、半導体装置4は、安定したオン動作及びオフ動作を実行することが可能であるとともに、ゲート絶縁膜132の絶縁破壊が抑制され、高い信頼性を有することができる。また、半導体装置4でも、図4に示す半導体装置2のように、第2ゲート部分領域134bが低濃度領域と高濃度領域で構成されていてもよい。
上記では、MOSFETを例にして本明細書が開示する技術を説明した。本明細書が開示する技術は、MOSFETに限らず、他の半導体装置にも適用可能であり、例えばIGBTに適用することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:半導体装置
10:半導体基板
11:ドレイン領域
12:ドリフト領域
13:ボディ領域
14:ボディコンタクト領域
15:ソース領域
16:ゲート分離領域
17;接続領域
22:ドレイン電極
24:ソース電極
30:絶縁ゲート部
30T:トレンチ
32:ゲート絶縁膜
34:ゲート電極
34a:第1ゲート部分領域
34b:第2ゲート部分領域

Claims (7)

  1. 第1導電型の第1半導体領域と第2導電型の第2半導体領域と第1導電型の第3半導体領域と第2導電型のゲート分離領域を有しており、前記第1半導体領域と前記第2半導体領域と前記第3半導体領域が第1方向に沿ってこの順で並んでいる半導体基板と、
    前記第3半導体領域に接する第1主電極と、
    前記第1方向に沿って前記第1主電極から離れて設けられている第2主電極と、
    絶縁ゲート部と、を備えており、
    前記絶縁ゲート部は、
    前記第1半導体領域と前記第2半導体領域と前記第3半導体領域に接するゲート絶縁膜と、
    少なくとも前記第1半導体領域と前記第3半導体領域の間に位置する前記第2半導体領域の部分に前記ゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極と、を有しており、
    前記ゲート電極は、
    第2導電型の第1ゲート部分領域と、
    前記第1方向において、前記第1ゲート部分領域よりも前記第2主電極側に配置されているとともに前記第1ゲート部分領域に接している第1導電型の第2ゲート部分領域と、を有しており、
    前記ゲート分離領域は、前記ゲート絶縁膜よりも前記第2主電極側に配置されている部分を少なくとも有しており、前記第1半導体領域と前記第2ゲート部分領域に接しており、前記第1半導体領域と前記第2ゲート部分領域を隔てており、前記第1主電極に電気的に接続されている、半導体装置。
  2. 前記第2ゲート部分領域は、不純物濃度が相対的に低濃度な低濃度領域と不純物濃度が相対的に高濃度な高濃度領域を有しており、
    前記高濃度領域は、前記低濃度領域によって前記ゲート分離領域から隔てられるように配置されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記高濃度領域は、前記第1方向において、前記第2半導体領域よりも前記ゲート分離領域側に配置されている、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1方向は、前記半導体基板の厚み方向であり、
    前記第1主電極が前記半導体基板の表面に設けられており、
    前記第2主電極が前記半導体基板の裏面に設けられており、
    前記絶縁ゲート部が、前記半導体基板の前記表面から前記第3半導体領域及び前記第2半導体領域を貫通して前記第1半導体領域に侵入して設けられており、
    前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート電極の側面を被覆しており、
    前記ゲート分離領域が、前記ゲート電極の底面に露出する前記第2ゲート部分領域に接する、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体基板の前記厚み方向に沿って伸びており、前記ゲート分離領域に接する接続領域をさらに有しており、
    前記接続領域は、前記半導体基板の前記表面に直交する方向から観測したときに、前記絶縁ゲート部の長手方向の端部よりも外側に配置されており、
    前記ゲート分離領域は、前記接続領域を介して前記第1主電極に電気的に接続されている、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記接続領域は、第2導電型の半導体である、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1半導体領域がドリフト領域であり、前記第2半導体領域がボディ領域であり、前記第3半導体領域がソース領域であり、前記第1主電極がソース電極であり、前記第2主電極がドレイン電極である、請求項1~6のいずれか一項に記載の半導体装置。
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