JP6720291B2 - 摩砕エッジを備えるハンドブレンダーブレード - Google Patents

Description

本発明は、請求項１の前提部による食品を切断及び粉砕するための家庭用電気器具のためのブレード装置と、対応する家庭用電気器具、詳細には請求項１０によるスタンドミキサー及び請求項１１によるハンドブレンダーとに関する。

ハンドブレンダーは通例、液体を混合するために、及び、固形食品を粉砕するために、素早く回転するブレードが取り付けられている。ブレードは、金属板から作られており、２つ以上の鋭利なカッターを有している。一部の用途では、個々のカッターは、同一の様態又は異なる様態で回転平面の外へと斜めにされることもあり、互いに対して軸方向でずらされる可能性もある。この例は、特許文献１に記載されているものなどの電気器具又はブレード装置である。

固形食品の粉砕は、カッターの鋭角を有する切断ブレードエッジによって主に実行される。しかしながら、効率的な粉砕は、固形物が切断ブレードエッジの切断領域と交わる場合に起こるのみであり得る。これは、固形物が特定の大きさを超えず、液体の流れによって切断領域内へと、又は、切断領域を通じて有利に移動される場合には、常に起こる。斜めにされたカッターを具備する前述のブレード装置では、それぞれのカッターの切断領域は、カッターの角度と一致して回転平面に対して傾斜される。これは、異なる角度に設定されている、又は、平行に軸方向においてずらされているカッターの場合、各々のカッターが独自の切断領域を有していることを意味する。

ほとんどのブレードの中心領域は、比較的平坦であり、固形物を処理するための露出された領域を回転方向において有していない。中心近くに折り返された要素を有するブレードが知られている。例が特許文献２、特許文献３、又は特許文献４に提供されている。しかしながら、これらの折り返しの有効な回転領域を見ると、薄い環状の形を有することと、中心領域の主要な領域が滑らかであることとが見て取れる。そのため、この中心領域では、切断又は材料切除が起こらず、そのため粉砕が起こらず、「不活発」である。ここで、固形食品がブレードの中心領域へと全体的又は部分的に移動するだけの大きさである場合、ブレードと、延いてはハンドブレンダー全体とが、滑らかな中心領域を通る推進方向において、軸方向に妨げられるため、カッターのそれぞれの切断領域は、食品のすぐ上にあり、そのため食品を切断することができない。設計のため、前述の既知のブレード装置の切断ブレードエッジを不活発な中心領域へと延在することは、シャフトの近くにおいては、切断エッジの切り込み方向、すなわち、エッジにおける法線と、エッジの回転方向との間の角度がほとんど９０°であり、そのため切断効果がここでは得られないため、実際上は可能ではない。切断速度も中心の近くでは小さい。このような場合、使用者は、一般的に、圧縮力を増加させ、カッターが固形食品に入り込むことができるように、固形食品を潰して変形させようとする。これは面倒で時間が掛かり、特定の用途を完全に不可能にさえさせてしまう。一部のブレード装置では、特許文献４にあるように、折り返された要素は、ブレードの回転中心近くに配置される場合であっても、接線方向に配向され（回転の方向に延在する）、薄い肉厚の環状の形を食品において切る。したがって、これは、領域に亘る垂直の方向での食品のあらゆる切除を同じく得ることができない。さらに、食品が不活発な中心領域において詰まらされることになる。最後に、略４５°で上向きに曲げられたブレードが設けられた非回転式の環状のカッターと、その下に配置された回転するカッターとを備える粉砕装置が、特許文献５から知られている。特許文献６は、平坦な混合するブレードと、延長可能なステムとを具備するハンドブレンダーを開示している。

独国特許公開公報第１９７５０８１３号明細書 国際公開公報第２０１４／０２２８７６号 国際公開公報第２０１３／０１６５３３号 中国実用新案登録公報２０３５０６４６９号明細書 独国特許公開公報第１０３７０８８号明細書 独国特許公開公報第６９８２６８６８号明細書

前述の欠点を克服するために、本発明の課題は、「不活発」な中心領域をできるだけ「活発」にすることであり、すなわち、中心領域を全体的又は部分的に材料（食品）の粉砕領域へと変換することである。本発明は、この課題を、請求項１によるブレード装置、又は、請求項１０及び／若しくは１１によるスタンドミキサー若しくはハンドブレンダーによって解決する。有利な実施形態は従属請求項に開示されている。

食品を切断及び粉砕するための家庭用電気器具のための本発明によるブレード装置は、シャフトを受け入れるためにブレードの回転中心に位置するハブを具備する回転可能なブレードを備え、ブレードは、径方向に延在する少なくとも１つのカッターであって、回転方向において前側に位置すると共に回転するときに円状の切断領域を定める切断ブレードエッジを有する少なくとも１つのカッターを備え、ブレードは、軸方向においてブレードから上向きに突出し、回転するときに摩砕効果を生成するように配向され、ハブからカッターの切断領域まで延在する対応する摩砕領域を定める摩砕リブを有することを特徴とする。摩砕領域及び切断領域は、それらの間に不活発領域がないように互いと直接的に隣接する。したがって、切断ブレードエッジの回転によって定められる切断領域は、摩砕領域によってハブに向かって内向きに延在され、それによって、従来のブレードと比較して、活発な粉砕領域を集合的に拡大する。基本的な考えは、切断領域は特定の位置へと径方向内向きに延在するだけであり、そのため許容可能な切断速度はなおも達成され、摩砕リブによって定められる摩砕領域がそこからすぐに続くことである。摩砕領域は、好ましくは、カッターの切断領域と実質的に重なることなくその切断領域のところまで延在する。切断領域から摩砕リブへの構造的な移行により、切断領域の（径方向内側の）端と摩砕領域の（径方向外側の）端との間の正確で明確な描写を描くことはできないため、２つの領域の「重なりのない」ことは、なおも変更されていない切断ブレードエッジ（移行の前）によって定められる切断領域と、なおも変更されていない摩砕エッジ（移行の前）によって定められる摩砕領域とが重ならないことを意味すると理解されるものである。言い換えれば、摩砕領域は、摩砕リブの摩砕効果が移行においてゼロへと減少し、切断ブレードエッジの切断効果がゼロから上昇し始めるという意味で、切断領域に合併する。

その延在のため、カッターから軸方向に突出する摩砕エッジは、先行技術における折り返された要素におけるように、実質的にブレードの回転方向に対する接線に沿って、すなわち、切り込み方向が回転方向に対して実質的に垂直に配向される状態で配向されることはなく、回転方向に対して４５°以下、好ましくは３５°以下の鋭度（「切り込みの角度」）を形成する切り込み方向を、少なくともその延在に沿う領域において有する。切断ブレードの分野では、切り込みの方向は、打撃するエッジ又は打撃する面の法線、すなわち、ブレードの打撃するエッジ（切断ブレードエッジ）が切断されている材料と接する方向を意味すると理解され、例えば、切り込みの方向と、径方向に延在しているエッジの回転の方向との間の角度は０°である。摩砕リブでは、切り込み面は、回転平面において指し示す摩砕リブの側面である。切断ブレードエッジは、その全体の延在に沿って、好ましくは４５°以下、特に好ましくは３５°以下の切り込み角を有する。

本発明は、カッターの水平方向の切断ブレードエッジとなるように切断ブレードエッジを定め、一方、そのために回転平面において切断を行うことができる。切断ブレードエッジは、ブレードの金属が例えば２０°の（深絞り）角度で深絞りされてから研削によって鋭利化されることで作り出される。研削はブレードの回転平面において行われ、そのため前記角度は、ブレードのいわゆる楔角度、すなわち、回転平面と切断ブレードエッジの面（上面又は下面）との間の角度を決定する。

軸方向は、カッターの回転平面に対して垂直な方向である。本発明の範囲内において、ハブは、シャフトを受部で受け入れ、そのため例えば、シャフトを挿入及び留め付けするための開口又は搭載の選択肢を備え、ブレード／カッターへの駆動シャフトの接続の構造的な強度を必要とする受部を直接囲んでいる領域も備えるブレードの領域である。既知のブレードでは、領域はほとんど円状の領域であり、そこからカッターが実質的に径方向に延在するが、本発明によれば、円状の形態と異なる形状を有してもよい。

本発明によるブレード装置は、非常に有利な様態でブレードの機能性を拡張する。周囲方向でのブレードのカッターの鋭角を有する切断ブレードエッジによる切断に加えて、圧縮方向における摩砕リブの効率的な摩砕機能性もある。これはさらに、カッターに固形食品をより効率的により素早く切断させることができる。本発明によるブレード装置の効果は、固形食品が軽い圧力及び回転によって摩砕でき、そのため、カッターの切断領域が食品へとさらに押され得るという事実に基づかれる。これは、「不活発」な中心領域をできるだけ小さくする摩砕リブの新規の構成によって可能とさせられる。一方の側のみに延在している摩砕リブを具備するブレードであっても（すなわち、１つのカッターが設けられているだけの摩砕リブ）、摩砕リブのハブから切断ブレードエッジへの延在の結果として、非常に小さい不活発領域だけがシャフトのための受部の周りに残され、この領域の有効な面積は、極めて小さい直径の円状の領域である。そのため、食品に入り込むために必要な圧縮力は、同じように対応するように小さい。

摩砕リブの切り込み角が０°〜３５°までの間となるように延在している摩砕リブが好ましくは用意される。例えば、摩砕エッジの内側端における切り込み角は３５°であり、外側に向かって減少する。最適な摩砕効果はこのような切り込み角で達成でき、カッター又はハブにおける摩砕エッジの位置決めにおける制限は比較的少ない。例えば、摩砕リブがブレードの回転平面において実質的に径方向に延在している場合がある。この方法では、摩砕エッジの切り込み角は事実上０°であり、そのため最も高い可及的な摩砕効果を有する。これらの方策は、大きな労力なしでかなり固形化した食品に入り込むことができる非常に効率的なブレード装置を保証する。

好ましい実施形態では、ブレードは、２つの互いに対して反対側に位置するカッターを備え、摩砕リブはブレードの回転中心を越えて延在している。この構成は、摩砕領域が環状の切断領域の内側における全体領域を取り込むため、事実上は不活発な中心領域が残されないという利点を有する。さらに、両側において径方向に延在している視認性が非常に良好な摩砕リブは、ブレード装置を従来のブレード装置よりも目立たせ、これは販売における促進効果を有し得る。

特に好ましい実施形態によれば、摩砕リブは、回転中心に関するカッターの径方向中心軸に対し好ましくは４５°の角度に実質的に位置するハブの縁における位置から、切断ブレードエッジまで延在する。そのため、摩砕リブは切断ブレードエッジの延在として作用する。摩砕リブが、ブレードカッターの延在から４５°だけ回転された位置から始まり、ハブの縁及びカッターの前縁に沿って切断ブレードエッジまで延在するという事実のため、切り込み角は、摩砕リブに沿って、リブの内側端における略９０°から外向きに低減し、摩砕リブが切断ブレードエッジに到達する前に４５°未満に縮小し、これは、摩砕効果が、実質的に０°の切り込み角で径方向に配向されたリブの摩砕効果よりわずかに小さいが、回転において伴われる食品の危険性が排除されることを意味する。そのため、これは食品の効率的な摩砕を保証する。さらに、食品残余が集まる可能性がある領域（例えば、角、又は、摩砕エッジと切断ブレードエッジとの間の数ミリメートルの小さい隙間）が回避されることで、ブレードを洗浄するのがより容易になる。最後に、回転中心に対する摩砕エッジの偏心構成は、より大きい塊の食品を切断領域へと外向きに運ぶことができ、その食品は切断領域においてより効率的に切断されることになる。

回転平面とカッターの表面との間での楔角度が、２０°〜９０°まで、切断ブレードエッジから摩砕リブに向かって連続的に増加することが、この実施形態では有利であることが分かっている。これは、摩砕リブの領域における深絞り角度を９０°の最大限まで増加することで達成され得る。これは、結果生じる研削領域をできるだけ薄くさせることができ、したがって摩砕効果を増加させる。

ブレード装置の特に好ましい実施形態では、摩砕リブは、回転方向においてカッターの後ろ側に配置される。これは製造上の技術的利点を有しており、その理由はカッターを形成する未加工の金属板の一方の側において摩砕エッジが上に曲げられ、この側は切断ブレードエッジの側から離れており、そのため、対応する領域が上に曲げる工程によって損なわれることはないからである。ここでも、これは、食品残余が集まり得る角を回避し、ブレード装置は洗浄するのが容易である。さらに、空間的に分離された設計のため、摩砕リブは、製造の間に金属板の折り返された舌部として、切断ブレードエッジとは別に研削されてもよい。最後に、摩砕リブの偏心した配置は、ここでもより大きい塊の食品を外向きに運ぶことができる。

切断ブレードエッジと摩砕リブとは、食品へと垂直方向で入り込むのに必要とされる力を最小限とするために、圧縮方向において最も小さい可能な突出面を有するのが好ましい。この場合、圧縮方向は、使用者がハンドブレンダーを食品へと押し付ける方向である。

研削面への摩砕リブの寄与を最小限とするために、（回転平面における）摩砕リブの厚さは、好ましくは、ブレードを形成する板の厚さに対応する。これは、例えば摩砕リブをブレードの金属の外へと曲げることで、達成される。この方法で曲げられた摩砕リブは、従来のカッターに対して、追加の部品を必要とせず、生産工程において大幅な変更を必要としないという利点も有する。

最後に、切断ブレードエッジは、有利には、４５°未満の、特に好ましくは２０°未満の鋭角である楔角度を有し、それによって、切断ブレードエッジは回転平面において特に効率的に切断され得る。楔角度は、回転平面と切断ブレードエッジの面（上面又は下面）との間の角度であり、すでに先に記載しているように得られる。

本発明は、前述のブレード装置をスタンドミキサーに有利に組み込むことを想定している。しかしながら、本発明によるブレード装置は、ハンドブレンダーに組み込むことに特に適している。そのため、本発明によるハンドブレンダーは前述のブレード装置を備える。さらに、ハンドブレンダーは、モータハウジングに配置される駆動モータと、回転において固定した様態で駆動モータに接続させることができるシャフトが搭載され、内部組立体及び外部組立体へと分割されるステムであって、外部組立体は、モータハウジングから最も離れている端にシールドを有し、シールドは、シャフトに固定されるブレードを取り囲む、ステムとを備え、前記シャフトは、内部組立体に軸方向で固定した様態で挿入され、内部組立体は、外部組立体に対して軸方向に移動可能であることが、特に好まれる。

以後において、モータハウジングの駆動部品から指し示す方向は「上」とも称され、反対方向は「下」とも称される。

そのため、本発明によるステムは、２つの部品、又は、内部組立体及び外部組立体といった２つの組立体へと実質的に分割される。内部組立体は、既知のモータハウジングへの「固体」の境界面として作用し、後で記載している追加的な機能を実施する。外部組立体は、外部形状のほとんどと、例えばいわゆる釣鐘の形態で、下端においてシールドとを含む。この組立体は追加の機能も実施する。外部組立体が内部組立体に対して軸方向で移動可能であるという事実のため、ステムは望遠鏡のような設計とされ、これは、例えば外部形状の上部３分の１において、その外観を特徴付けることができる。この望遠鏡のような構造は、内部組立体の少なくとも一部を外部組立体へと「押し入る」ことを可能にする。

ブレード装置は、通常の方法で駆動シャフトに堅固に接続され、それによってモータの回転をカッターへと伝達する。内部組立体の内部の軸方向のダクトのため、駆動シャフトとモータとの間の接続は、動作を通じて一定のままであり、軸方向の移動は内部組立体と駆動シャフトとの間では可能となっていない。しかしながら、外部組立体は内部組立体に対して移動でき、この移動は釣鐘部とカッターとの間でも作用する。

既存の先行技術では、シールド又はステムの下端に対するブレード装置の固定された軸方向の位置は、液体物質及び固体物質における性能をできるだけ等しくするための妥協点であった。この結果、最大性能はこれらの動作状況のいずれでも達成できず、前述の欠点が考慮される必要があった。食品を攪拌及び粉砕するための本発明によるハンドブレンダーは、シールド（例えば、釣鐘部）の下縁からの（カッターの）ブレード装置のより大きい距離を許容し、これは、液体食品における吸引効果と、液体食品が飛び散ろうとする傾向とを低減するように作用する。しかしながら、使用者は、固形食品において切断性能を増加させようとする場合、又は、食品の未処理の部分に到達しようとする場合、通常の方法でハンドブレンダーに圧力を発揮できる。しかしながら、先行技術との比較で、使用者がそのようにするとき、内部組立体に不動に搭載されるブレード装置が、シールドに対してさらに下へと露出され、そのため、処理されている食品により入り込むことができ、容器の底にある塊にすら到達してそれを処理できるように、内部組立体は外部組立体へと押し入る。

本発明によるハンドブレンダーは、その簡素な設計、分かりやすい使用、及び容易な洗浄によって、さらに特徴付けられる。

駆動シャフトは、好ましくは、アキシアル軸受を介して内部組立体に搭載され、力がアキシアル軸受から駆動シャフトへと、駆動シャフトに取り付けられる固定装置を介して伝達される。これは、例えば、好ましくはアキシアル軸受の下に設けられる、Ｕ字形のワッシャ及びローリング（ドイツ語で「Ｒｏｌｌｕｎｇ」）から成るが、当業者に知られている他の種類の固定装置から成ってもよい。ローリングは、駆動シャフト直径の程度でぴったりと合う形を作り出す方法である（シャフトのサークリップと同様である）。これは、並行して回転する「尖った」環体を用いて一点において駆動シャフトを締め付けることを含む。締め付けの前後に配置される材料は、シャフトの直径を超えて盛り上がっており、そのため、比較的密着しているＵ字形のワッシャをもはや通り抜けられない。これは、軸方向の移動が内部組立体とシャフトとの間では可能とならないことを、実施するのが容易な方法で確保する。

外部組立体が、モータハウジングから最も離れている端に、シャフトのためのラジアル滑り軸受を有することも有利であり、前記滑り軸受は、好ましくは、外部組立体に対して可撓性ブッシングで支えられる。この種類のラジアル軸受は、例えば、軸方向の機能を持っておらず、そのため軸方向において滑り軸受を提供する滑り軸受ブッシング（特には青銅製のもの）である。したがって、軸受は、作動部にすぐ近接して担持する力を最も効率的に吸収でき、加えられたトルクはその最大にある。ブッシングの可撓性のため、シャフトが外部組立体の下方部において径方向に固定され、軸方向に滑るようにシャフトを担持する軸受組立体は、通常の製造公差を相殺することができる。さらに、この「柔らかい軸受」は、この接続が振動を外部組立体へと、騒音の大きさを増大させてしまう「硬い」部品を介して伝えないため、動作中に発生させられる騒音を低減する。

さらに好ましくは、弾性要素が、外部組立体を内部組立体に対して軸方向に付勢するために、内側組立体と外側組立体との間に設けられている。

本発明の第１の実施形態における径方向の片側に配置された摩砕リブを具備するブレード装置を下方から見た平面図である。 本発明の第１の実施形態における径方向の片側に配置された摩砕リブを具備するブレード装置の斜視図である。 本発明の第１の実施形態における径方向の片側に配置された摩砕リブを具備するブレード装置の斜視図である。 ブレードの中心を越えて径方向に延在している摩砕リブを具備する本発明の第２の実施形態を下方から見た平面図である。 本発明の第３の実施形態における、切断ブレードエッジの延在方向においてハブに向かって延在している摩砕リブを具備するブレード装置を下方から見た平面図である。 本発明の第３の実施形態における、切断ブレードエッジの延在方向においてハブに向かって延在している摩砕リブを具備するブレード装置の斜視図である。 ブレードの切断ブレードエッジの反対側に位置する片側摩砕リブを具備するブレード装置の第４の実施形態の斜視図である。 ブレードの切断ブレードエッジの反対側に位置する片側摩砕リブを具備するブレード装置の第４の実施形態を下方から見た平面図である。 ブレードの切断ブレードエッジの反対側に位置する片側摩砕リブを具備するブレード装置の第４の実施形態の側面図である。 摩砕リブが図４ａにおける摩砕リブより高いブレード装置の第５の実施形態の下側の斜視図である。 ブレードがより高い位置にある状態での本発明による電気器具のステムの断面図である。 ブレードがより低い位置にある状態での本発明による電気器具のステムの断面図である。

本発明によるブレード装置の第１の実施形態は、図１ａ、図１ｂ、図１ｃを参照して記載されている。このようなブレード装置は、ハンドブレンダーにおいて使用され、ハンドブレンダーの電気モータによって、シャフトを介して駆動される。ブレード装置は、図１ａの図面の平面によって示される回転平面において回転する。本発明によるブレード装置は、２つの対角線上において反対側に位置するカッター２を具備するブレード１を備え、各々のカッター２は２０°の楔角度にて研削された切断ブレードエッジを有している。カッター２、２′は、カッター２が下向きでカッター２′が上向きで、回転平面から斜めにされ、その動作状態におけるカッターに関する位置の指示は、図との比較で「上下逆さま」になっている。図１ａにおける右手側のカッターでは、動作中は下向きに返され、図面では上向きになっている研削面６が見て取れ、一方、左手側のカッターの研削面は上向き（及び、図面において下向き）とされており、結果として、この平面図では下からは見ることができない。ブレード１の中心にはハブ３があり、ハブ３の中心孔に搭載されるのは軸方向のシャフト４であり、シャフト４は、ハンドブレンダーのモータによって生成される回転をブレード装置へと伝達する。ブレード１自体は、例えば２ｍｍの厚さの板から作られ、通常は金属から作られる。セラミックも、この種類のブレードのための材料としての選択肢である。

右手側のカッターでは、摩砕リブ７が下向きに突出しており、前記摩砕リブは、垂直へと折り曲げられるブレードを形成する板の実質的に矩形の型抜きである（図１ｂ）。回転するとき、摩砕リブ７は、ハブから切断領域１５へと延在する環状の摩砕領域１７を定め、切断領域１５はさらに、回転するときにカッター２の切断ブレードエッジ５によって定められる。食品が切除又は切断されない非常に小さい不活発な中心領域１３が、環状の摩砕領域１７の中心に残る。不活発な中心領域１３の最小の大きさのため、食品を粉砕するときにブレード装置を食品へと押し付けることは、小さい大きさの力しか必要としない。

図１ｂの斜視図から見て取れるように、摩砕リブ７は、ブレード１を形成する板の平面から型抜きされた斜めの舌部であり、したがって前記斜めの舌部は、ブレードの回転平面（切断平面）から実質的に軸方向に延在している。図１ｃによれば、この種類の摩砕リブ７は、ハブ３の領域において板材をプレスすることでも形成できる。摩砕リブが、ここで示された２つのカッターのうちの１つにおいて延在するだけでなく、他方のカッター２′（図１ａの左手側のカッター）においても形成されることも可能である。

下からの平面図として図２に示されている有利な実施形態では、摩砕リブ７は、ブレード１の回転中心を越えて径方向に延在しており、そのため両方のカッター２、２′に亘って延在している。この実施形態では、不活発な中心領域（図面において符号１３として指示されているだけである）が消滅し、そのため、粉砕される食品へと入り込むために加えられる圧縮力は、ここでは、非常に小さい摩砕リブの研削表面の機能だけとなる。この場合、摩砕リブは、ブレードに溶接される板材によって形成できる。前記板材は矩形であり得るが、摩砕リブ７の軸方向の高さが回転中心から外側に向かって小さくなることも可能である。

図３ａ及び図３ｂに示されている好ましい実施形態では、軸方向に突出する摩砕リブ７は、径方向ではないが、切断ブレードエッジ５の延在において配置され、前記摩砕リブは、カッター２、２′の延在からα＝４５°だけそらされた位置Ｐにおいて始まり、（ハブを形成する板材の）ハブ３の縁に沿って接線方向に延在した後に、カッター２の前側の縁に沿って切断ブレードエッジ５の内側端に向かって延在している。摩砕リブ７のこの配向は、位置Ｐにおける切り込み角が略９０°であり（摩砕リブの「前方」を向く面における法線が回転の方向に対して垂直である）、切断ブレードエッジの内側端における位置Ｑまでに略２０°まで小さくなることを意味する。

摩砕リブ７の軸方向に向けられた研削面８と、切断ブレードエッジ５の軸方向に向けられた研削面６とが、一体に全体の研削面を形成しており、その研削面の最小化は、不活発な中心領域の最小化など、食品に入り込むために必要とされる力の大きさを最小にするのを助ける。他方で、摩砕リブは、図１ｂとの関連ですでに言及しているように、ブレードの板から斜めにされ得る、又は、図示しているように、直接的に型打ちされて研削されてもよく、これにより、ブレード１を製作するために使用されるシートの最小の板厚（略２ｍｍ）に起因して、両方の場合において研削面８が非常に小さくなり、ひいては全体の研削領域に対する寄与も非常に小さくなる。

ここで図示した実施形態に示しているように、切断ブレードエッジ５の表面（回転平面／研削面６と楔角度を形成している）は、摩砕リブ７へと連続的に合併し、すなわち、切断領域１５から摩砕領域１７への移行の領域における楔角度は、ここでは２０°であるカッター２の楔角度から９０°の角度まで連続的に増加し、その９０°において、摩砕リブ７はブレード１の回転平面から突出している（図３ｂにおいて回転方向に向けられた摩砕リブ７の垂直な前面を参照されたい）。同時に、切断ブレードエッジ５の研削面６の幅は、前記移行において、板材の厚さに対応する幅へと回転平面において縮小でき、これは全体の研削領域を最小限にするのを助ける。

図４ａ〜図４ｃは、本発明によるブレード装置の特に好ましい実施形態を示しており、摩砕リブ７が切断ブレードエッジ５の反対側に位置する縁１０において軸方向に突出している。従って、摩砕リブ７は、回転方向においてカッター２の後側に位置付けられている。摩砕リブ７が半径に沿って延在していないので、摩砕リブ７の切り込み角は、可変であり、リブの内側端においてφ_１＝３０°となっており（この切り込み角は、摩砕エッジにおける法線ベクトルＮと回転方向ベクトルＲ_１との間の角度である）、この切り込み角は外側端においてφ_２＝１５°へと減少する。この角度の選択は、優れた摩砕性能を、特には固形食品にとって大きすぎるべきではない許容可能な回転抵抗と組み合わせている。この実施形態では、図３ａ及び図３ｂと対照的に、摩砕リブ７の軸方向に向けられた研削面８は、切断ブレードエッジ５の研削面６とは別であり、研削面６から最も離れている。図４ｃの側面図において見て取れるように、この場合、研削面８は水平であり、すなわち、ブレード装置の回転平面と平行に延在しており、一方、ブレード装置の２つのカッター２及び２′は、ハブ部分３に対してそれぞれ下向き又は上向きに斜めにされている（注：図面では「上下逆さま」に示されている）。

図４ｂの平面図ではっきりと見られるように、摩砕リブ７は、ブレードの内側及び外側において切り欠き１１によって囲まれており、前記切り欠きは、製造の間に型打ち工具によって作り出され、過度に小さい曲げ半径又はカッター２の撓みによって摩砕リブが上に曲げられるにつれての引き裂きを、防止する。領域への分割も見られ、径方向で最も外側の切断領域１５は、切断ブレードエッジ５の回転によって定められている。変更されていない切断ブレードエッジ５（すなわち、楔角度が実質的に一定である限り）から続くのは移行領域９であり、移行領域９では、楔角度は、例えば、図１〜図３でもそうであったように、切断ブレードエッジの２０°〜９０°へと増加する。この領域が、楔角度における９０°までの急速な増加のため、切断効果を有さないため、切断領域１５は、図４ｂに示しているように、切断ブレードエッジ５と移行領域９との間の境界まで延在しているにすぎない。楔角度における増加は、他方のカッター２′における移行領域９′においてもはっきりと見られ、これは図４ａにはっきりと示されている。対照的に、摩砕リブ７の回転によって作り出される摩砕領域１７は、切断領域１５に重なることなく切断領域１５に直に隣接している。内側においては、摩砕領域１７は不活発な中心領域１３に隣接し、中心領域１３は、この場合、ハブ３によって完全に定められている。

最後に、図５は、摩砕リブ７が型打ち工具の対応する構成を用いて延在されている実施形態を示している。これは、型打ちの後に摩砕エッジを上向きに曲げるためのより大きい接触面を提供し、それによって曲げ工程を単純化し、曲げ工程をより正確にする。

最後に、図６ａ）及び図６ｂ）は、内部組立体２２と外部組立体２３とに分割されたステムを呈するハンドブレンダーを具備する、本発明によるブレード装置の特に好ましい組み合わせを示している。内部組立体２２は、望遠鏡のように、外部組立体２３に出入りするように移動できる。図６ａ）及び図６ｂ）におけるステムの長手方向断面で見られるように、シャフト４は、内部組立体２２において保持され、アキシアル軸受３１を用いて内部組立体２２に担持される。さらに内部組立体２２は、ハンドブレンダーモータハウジング（ここでは図示していない）と取り外し可能に結合できるように構成されており、ハンドブレンダーモータハウジングは、使用者のための取っ手を同時に形成しており、モータハウジングと内部ステム組立体２２との間の相対移動は、結合された状態では許容されない。これは、シャフト結合部３３を介して、シャフト４をモータシャフトと結合する。

外部組立体２３の下方端には、シャフト４の下端に取り付けられたブレード装置（カッター）１のための釣鐘形とされたシールド３４があり、前記ブレード装置は、好ましくは、シールド（釣鐘部）によって完全に囲まれる。内側において、シールドはカバープレート３２を有しており、カバープレート３２は、シールド３４と共に、外部組立体２３から封止されている動作空間を形成している。さらに、外部組立体では、トルクがその最大になるのがここであるため、カッター１に近接してラジアル滑り軸受２７がある。ここで、ラジアル滑り軸受２７は、シールド３４のカバープレート３２に設けられているが、これは、これらの構成部品がカッター１に最も近いためである。ラジアル滑り軸受２７は可撓性のカラーブッシング２８に搭載され、カラーブッシング２８は軸受スリーブ２９によって囲まれており、軸受スリーブ２９は、ブッシング２８及びラジアル滑り軸受２７をカバープレート３２において固定する。ラジアル滑り軸受２７、カラーブッシング２８、及び軸受スリーブ２９は、軸受組立体３０を形成している。可撓性カラーブッシング２８は、中心における仮想的な支点の周りでのラジアル滑り軸受２７の若干の回転を許容する。モータ部（ここでは図示していない）がシャフトに置かれる場合、シャフト４は、シャフト結合部を介して、上方の領域においてモータシャフトと同軸に押される。製造に関連する公差及び適用に対するモータの偏心のため、可撓性のカラーブッシングのない「固定して」留め付けられたシャフトは、容易に曲がって形が変わることになる。さらにこれは、軸受の摩耗の増加と、動作中のより大きな騒音とをもたらすことになる。可撓性のカラーブッシング２８を用いた「柔らかい」軸受は、この場合には改善策として作用し、そのためカラーブッシング２８を具備する軸受組立体３０は、通常の製造公差又は偏心で結合されたモータによる力を相殺することができる。

内部組立体２２において内部に位置付けられるバネ２４は、下部において、外部組立体２３におけるラジアル滑り軸受２７を具備する軸受組立体３０によって支持され、上部において、内部組立体２２の内側に当接しており、そのため、内部組立体２２が上部において外部組立体２３から押し出される初期位置へと２つの組立体を押し、それによって、カッター１を動作空間におけるその最上位の位置へと持って行く（図６ａ参照）。それによって、軸受組立体３０は、バネ２４が軸受スリーブ２９に押し付くことによって、所定位置に保持される。この進行のための限界ストッパが、周囲に亘って分配された４つの長手方向の溝１９（長手方向案内部）の形態で、外部組立体２３の内側に取り付けられている。内部組立体２２の外側に取り付けられたリブ２０（案内要素）は、前記溝の内部に延在している。図６ａ）及び図６ｂ）において２つが見られる４つのリブ２０は、２つの機能を実施し、２つの鏡像体から成る対に分割される。一方の対は、内部組立体２２の端の位置を、バネ２４によって負わされる初期位置に決定し、組立体の搭載されている間、陰で１回限りの外れ止めとしても作用する。リブの第２の対は、内部組立体が外部組立体に対して捩じれるの（「誤用」）を防止する。代替では（図示しない）、２つだけの長手方向の溝が外部組立体の内側に設けられ、したがって２つのリブが内部組立体の外側に設けられ、一方の長手方向の溝−リブの組み合わせが内部組立体の軸方向の限度位置を定め、他方の長手方向の溝−リブの組み合わせが２つの組立体の相互の捩じりを防止する。

シャフト結合の同軸性のための要件が高いため、心出しリブ３５が、中心化手段を用いて内部組立体２２の上方部において取り付けられており、前記心出しリブは、径方向において狭い間隔内でシャフトを「予め心出し」する。これは、モータハウジングにおけるシャフト結合部（図示しない）をステムのシャフト結合部３３へと「捩じ込む」ことを容易にするのに役立つ。機能的な統合のため、これらの心出しリブ３５は、アキシアル軸受３１の当接面も形成する。アキシアル軸受３１からシャフト４への動力伝達は、Ｕ字形のワッシャ３６と、シャフト４へのローリングとを介して作用される（図３ａ及び図３ｂ参照）。ローリングは、シャフトへの締め付けと、シャフト直径を超えて突出する締め付けによって配置される材料の前後における隆起３７とをもたらす。これは、ローリングが比較的密着しているＵ字形のワッシャをもはや通り抜けられないことを意味する。シャフト４は、内部組立体２２の心出しリブ３５の上方におけるシャフト４への安全ワッシャ３８によって、内部組立体２２において軸方向に固定されている。外部組立体２３は、シャフトの湿気からの汚れを抑えるために、シャフトシール２５をさらに備える。

相互の軸方向の変位に必要とされる２つの組立体２２及び２３の軸受が、単純な形状の滑り軸受によって２つの場所において提供されており、内部組立体２２の下方端に設けられた滑り軸受の半体は、周囲を超えて部分的に突出する拡大によって表され、滑り軸受の反対側の半体は、外部組立体２３の内側に取り付けられる円筒形の滑りスリーブによって表される。内部組立体２２の上端における上方の滑り軸受は、図６ａ）及び図６ｂ）の断面では見えない。しかしながら、周囲に亘って分配された突起を見ることができ、突起は、外部組立体２３の上方部の内側における滑らかな担持面に接して支持される。可能な滑りの対は、２つの異なるプラスチックの間であり、他方の可能な滑りの対は、プラスチックと金属（例えば、ステンレス鋼）との間である。担持位置２６は、使用中における自己固着作用を防止するために、構造的な空間が許容する限り遠くに設けられる。

前述した構造では、開始位置におけるカッター１の位置は、容器基部における吸引を低減するために通常の位置より上へと遠くにあり（容器基部から離される）（図６ａ）、また、分割のため、シャフトは、バネ２４の力に抗して容器基部に向かうカッター１の軸方向の移動を許容する。動作の間、使用者が、取っ手として同時に作用し、内部組立体２２に接続されるモータハウジングにおいて軸方向に押した場合、搭載されたシャフトは、カッターに軸方向で固定した様態で内部組立体２２に搭載されたシャフト４を介して、内部組立体２２を通じてこの進行を伝えることができる。この過程の間、外部組立体２３の外部形状は変わらないままであり得る。そのために、内部組立体２２は、長手方向の溝１９とリブ２０との相互作用によって形成されている定められた限界ストッパに接するまで、外部組立体２３へと特定の距離で押し入る（図６ｂ）。したがって、使用者がステムに圧力を発揮しておらず、カッター１が動作領域においてシールド３４における最も上方の位置にある初期状態において（図６ａ）、吸引は大幅に低減でき、同時に、カッター１の作動領域は、例えば、アクセスできない食品の塊に到達するために、軸方向において可能である進行によって、下向きにおいて増加できる。

１ ブレード、カッター
２、２′ カッター
３ ハブ
４ シャフト
５ 切断ブレードエッジ
６ 研削面
７ 摩砕リブ
９、９′ 移行領域
１１ 切り欠き
１３ 中心領域
１５ 切断領域
１７ 摩砕領域
１９ 溝
２０ リブ
２２ 内部組立体
２３ 外部組立体
２４ バネ
２５ シャフトシール
２６ 担持位置
２７ ラジアル滑り軸受
２８ カラーブッシング
２９ 軸受スリーブ
３０ 軸受組立体
３１ アキシアル軸受
３２ カバープレート
３３ シャフト結合部
３４ シールド
３５ 心出しリブ
３６ ワッシャ
３７ 隆起
３８ 安全ワッシャ
Ｐ、Ｑ 位置

Claims (8)

1. 食品を切断及び粉砕するための家庭用電気器具のためのブレード装置を備えているハンドブレンダーであって、前記ブレード装置が、ハブ（３）を具備する回転可能なブレード（１）を備えており、前記ハブ（３）が、シャフト（４）を受容するために前記ブレード（１）の回転中心に位置しており、前記ブレード（１）が、径方向に延在している少なくとも１つのカッター（２）を備えており、前記カッター（２）が、回転方向において前方に位置すると共に回転の際に円状の切断領域（１５）を形成する、切断ブレードエッジ（５）を有している、前記ハンドブレンダーにおいて、
   前記ブレード（１）が、軸方向において前記ブレード（１）から上向きに突出している摩砕リブ（７）であって、回転の際に前記食品を摩砕するように配向されている前記摩砕リブ（７）を有しており、前記摩砕リブ（７）が、前記ハブ（３）から前記カッター（２）の前記切断領域（１５）に至るまで延在している、対応する摩砕領域（１７）を形成しており、
   前記摩砕リブ（７）の法線ベクトルと前記摩砕リブ（７）の回転方向ベクトルとが成す切り込み角が、０°〜３５°とされ、
   前記ブレード（１）が、２つの互いに対して反対側に位置するカッター（２、２′）を備えており、
   前記摩砕リブ（７）が、前記ブレード（１）の回転中心を越えて延在していることを特徴とするハンドブレンダー。
2. 前記摩砕リブ（７）が、径方向に延在している、請求項１に記載のハンドブレンダー。
3. 前記切断ブレードエッジ（５）が、４５度より小さい、好ましくは２０°より小さい鋭角の楔角度を有している、請求項１又は２に記載のハンドブレンダー。
4. 前記摩砕リブ（７）が、前記回転方向における前記カッター（２）の後方に配置されている、請求項１又は２に記載のハンドブレンダー。
5. 前記摩砕リブ（７）の厚さが、前記ブレード（１）を形成しているシートの厚さに一致している、請求項１〜４のいずれか一項に記載のハンドブレンダー。
6. 前記ハンドブレンダーが、
   モータハウジングに配置されている駆動モータと、
   前記駆動モータに回転不能に接続可能とされる前記シャフト（４）を取り付けるためのステムであって、前記ステムが、内部組立体（２２）と外部組立体（２３）とに分割され、前記外部組立体（２３）が、前記モータハウジングから最も離れている端にシールド（３４）を備えており、前記シールドが、前記シャフト（４）に堅固に接続されている前記ブレード（１）を囲んでいる、前記ステムと、
   を備えており、
   前記シャフト（４）が、前記内部組立体（２２）の内部に案内され、且つ軸方向において固定されており、前記内部組立体（２２）が、前記外部組立体（２３）に対して軸方向に移動可能とされる、請求項１〜５のいずれか一項に記載のハンドブレンダー。
7. 前記外部組立体（２３）が、前記シャフト（４）のためのラジアル滑り軸受（２７）を、前記モータハウジングから最も離れている前記シャフト（４）の端に備えており、前記ラジアル滑り軸受が、好ましくは、可撓性ブッシング（２８）において、前記外部組立体（２３）に対して支持されている、請求項６に記載のハンドブレンダー。
8. 弾性要素（２４）が、前記外部組立体（２３）を前記内部組立体（２２）に対して軸方向に付勢するために、前記内部組立体（２２）と前記外部組立体（２３）との間に設けられている、請求項６又は７に記載のハンドブレンダー。

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