JP6526905B2 - 食品を攪拌または粉砕するための伸縮自在に移動可能な柄を伴う器具 - Google Patents

食品を攪拌または粉砕するための伸縮自在に移動可能な柄を伴う器具 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前提部による食品を攪拌または粉砕するための伸縮自在に(telescopically)移動可能な柄を伴う器具に関し、詳細には、電動ハンドブレンダに関する。
食品を攪拌または粉砕するための従来の器具は、例えば、特許文献1または特許文献2から知られている。様々なこのような器具が、例えば、食材を粉砕および混合するために、特に日常の食品調理において使用されている。個人的な家庭用において普及し、職業的に行われる調理場においても普及した器具のうちの1つの種類は、ハンドブレンダである。このようなハンドブレンダは、典型的には、いわゆる柄である細長い筐体部に隣接するモータ筐体を有し、細長い筐体部は、その端において、いわゆる釣鐘状となった開放した下端を有する遮蔽体へとさらに結合する。モータ筐体では、作動シャフトを駆動する駆動モータが配置され、作動シャフトは、柄を通じて挿入され、通常は、その端において、液体を混合し固形食品を粉砕するために、例えば素早く回転する刃の形態のカッタといった作動部を、釣鐘の領域に取り付けている。
柄は、柄組立体へのモータ筐体の適合を概して実施し、軸方向および径方向において、カッタを駆動するために必要とされるシャフトをしばしば支持する。釣鐘部は、使用者が刃に接触するのをより困難にする保護機能を主に有している。さらに、釣鐘部は、刃と処理容器(ポット、混合ビーカなど)の底との間の一定の距離を定め、刃の周りの流れを最適化し、液体に沈められるときに飛び散りから保護するように作用する。釣鐘部は、カッタを完全に囲み、作動シャフトの軸の方向で見たとき、シャフトの端またはカッタを越えて特定の距離で突出するような寸法とされている。
市販されているこれらの装置では、刃は釣鐘部内の定められた水平位置に常に固定されている。刃はシャフトに常に固定的に搭載されており、大部分は径方向および軸方向に剛性を有する様態で支持されている。したがって、カッタが到達できる結果生じる処理空間は制限されている。使用者によるハンドブレンダ全体の「通常」の上向きおよび下向きの移動は、この空間をわずかにより大きくするにすぎない。遅くとも釣鐘部が作業される底に接するときには、カッタの下方の空間はカッタによって届くことはない。そのため、粉砕は流れ効果によってのみ概して起こる。切断される品物は、その品物の周りに十分な液体がある場合、流れによって処理空間を通じて共に引き込まれ、そのため粉砕される。
さらに、既知のハンドブレンダでは、柄は処理の間に吸引によって容器の底に何度も付着する可能性があり、これは、柄を底から再び外すためにより大きな力が必要とされるため、使用者にとっては極めて煩わしいものとなることがある。これは、その機能にとって有用であるカッタの形状が「プロペラ効果」をもたらし、柄全体を作業される底に付着させてしまうため、釣鐘部内でのカッタの位置が主な原因となっている。
この付着を回避するために、出願人は、特許文献3において弾性的に変形可能な釣鐘部を伴うハンドブレンダを提案した。ハンドブレンダが処理の間に混合ビーカにおいて底に置かれるとき、釣鐘部は、使用者によってかけられる軸方向の圧力によって変形でき、カッタを容器の底へとより近付け、結果としてカッタを釣鐘部の縁に対して軸方向に変位させることができる。
別の手法は、出願人によって、特許文献4のハンドブレンダで提案されており、そのハンドブレンダでは、付着の間に発生する負圧が、釣鐘部において流路として配置された弁によって排除されている。さらなる実施形態では、釣鐘部のRPMに依存した相対的な変位と作動部とが、追加的な流路を開けるために実施される。
しかしながら、このために必要とされるシャフトを変位するための手段は、機械的に極めて複雑とされ、そのため非常に高価である。また、使用者は、そうでなければ刃によって持ち上げられることのない食品の大きな塊に刃をより近付けるために、また、釣鐘部の処理空間において刃を軸方向に自由に変位させるために、全体として釣鐘部に対する刃の位置を使用者自身で決定できない。その理由は、切断される材料のより大きな塊はカッタの下方または上方の領域で詰まってしまい、刃の刃先によって粉砕できないことがしばしば起こることである。さらに、食品の一部の塊は、カッタがそれに届くことができないようにポットの底において平らに位置する。これは処理時間を長引かせ、結果として品質の悪いものにもなってしまう。
請求項1の前提部の特徴を有するハンドブレンダは、特許文献5からも知られている。
国際公開第96/10944号パンフレット 欧州特許出願公開第0724857号明細書 独国特許第19750813号明細書 独国特許出願公開第19504638号明細書 独国特許出願公開第69826868号明細書
したがって、使用者に、処理の間に作動部の水平の(軸方向の)位置を能動的に変更させ、それによって作動部の処理空間を拡張することを可能にすることが、本発明の目的である。
この目的は、請求項1の特徴を有する器具によって達成される。好ましい実施形態は従属請求項に定義されている。
本発明によれば、食品を攪拌または粉砕するための器具が、モータ筐体に配置される駆動モータと、回転剛体となる様態で駆動モータに連結させることができるシャフトが搭載される柄であって、柄は内部組立体および外部組立体へと分割され、外部組立体は、モータ筐体から離れたその端において遮蔽体を有する、柄と、遮蔽体によって包囲される作動部とを備える。シャフトは、内部組立体内において軸方向に不動の様態で案内され、内部組立体は、外部組立体に対して軸方向に移動可能である。作動部は、シャフトに固定的に連結され、内部組立体において軸方向に不動の様態で搭載され、そのため作動部は遮蔽体に対して移動可能である。
以後において、駆動部品からモータ筐体へと指し示す方向は「上」とも称され、反対方向は「下」とも称されることになる。
そのため、本発明による柄は、2つの部品、または、内部組立体および外部組立体といった2つの組立体へと実質的に分割される。内部組立体は、既知のモータ筐体への「ソリッド」の接続部分として作用し、後で記載しているさらなる機能を実施する。外部組立体は、外部形状のほとんどと、例えばいわゆる釣鐘の形態で、下端において遮蔽体とを含む。この組立体は追加の機能も実施する。外部組立体が内部組立体に対して軸方向で移動可能であるという事実のため、柄は望遠鏡のような設計とされ、これは、例えば外部形状の上部3分の1において、その外観を特徴付けることができる。この望遠鏡のような構造は、内部組立体の少なくとも一部を外部組立体へと「押し入る」ことを可能にする。
ハンドブレンダの場合、カッタによって表される作動部は、通常の様態でシャフトにしっかりと連結され、それによってモータの回転をカッタへと伝達する。内部組立体の内部の軸方向の案内部のため、シャフトとモータとの間の連結は、処理を通じて一定のままであり、軸方向の移動が内部組立体とシャフトとの間では可能となっていない。しかしながら、外部組立体は内部組立体に対して移動でき、この移動は釣鐘部とカッタとの間でも作用する。
既存の先行技術では、遮蔽体または柄の下端に対する作動部の固定された軸方向の位置は、液体物質および固体物質における性能をできるだけ等しくするための妥協点であった。この結果、最大性能はこれらの処理状況のいずれにおいても達成できず、前述の欠点が考慮される必要があった。食品を攪拌および粉砕するための本発明による器具は、遮蔽体(例えば、釣鐘部)の下縁からの作動部(例えば、カッタ)のより大きい距離を許容し、これは、液体食品における吸引効果と、飛び散ろうとする傾向とを低減するように作用する。しかしながら、使用者は、固形食品において切断性能を増加させようとする場合、または、食品の未処理の部分に到達しようとする場合、通常の方法で器具に圧力をかけることができる。しかしながら、先行技術との比較で、使用者がそのようにするとき、軸方向に不動の様態で内部組立体に搭載される作動部が、遮蔽体に対してさらに下向きに露出され、そのため、処理されている食品により良く入り込むことができ、容器の底にある塊にすら到達して処理できるように、内部組立体は外部組立体へと押し入る。
本発明による器具は、その簡素な設計、分かりやすい使用、および容易な洗浄によって、さらに特徴付けられる。
駆動シャフトは、好ましくは、アキシャル軸受を介して内部組立体内において支持され、力がアキシャル軸受から駆動シャフトへと、駆動シャフトに取り付けられた固定装置を介して伝達される。これは、例えば、好ましくはアキシャル軸受の下に設けられる、U字形のワッシャおよびローリングから成り得るが、当業者に知られている他の種類の固定装置から成ってもよい。ローリングは、シャフト直径の程度でぴったりと合う形を作り出す方法である(シャフトのサークリップと同様である)。これは、並行して回転する「尖った」環体を用いて一点において駆動シャフトを締め付けることを伴う。締め付けの前後に配置される材料は、シャフトの直径を超えて盛り上がっており、そのため、比較的密着しているU字形のワッシャをもはや通り抜けられない。これは、軸方向の移動が内部組立体とシャフトとの間では可能とならないことを、実施するのが容易な方法で確保する。
外部組立体が、シャフトのためのラジアル滑り軸受を、モータ筐体から遠隔にあるシャフトの端において有することも、有利である。この種類のラジアル軸受は、例えば、軸方向の機能を持っておらず、そのため軸方向において滑る支持を提供する滑り軸受ブッシュ(特には青銅製のもの)である。したがって、軸受は、作動部にすぐ近接して担持する力を最も効果的に吸収でき、加えられたトルクはその最大にある。
ラジアル滑り軸受が、外部組立体に対して可撓性ブッシング内において支えられることは、特に有利である。この可撓性のため、シャフトが外部組立体の下方部において径方向に固定され、軸方向に滑るようにシャフトを担持する軸受組立体は、通常の製造公差を相殺することができる。さらに、この「柔らかい軸受」は、この連結が振動を外部組立体へと、騒音の大きさを増大させてしまう「硬い」部品を介して伝えないため、動作中に発生させられる騒音を大幅に低減する。
特に好ましい実施形態によれば、弾性要素が、内部組立体に対して、外部組立体に軸方向にあらかじめ荷重を掛けるために、内部組立体および外部組立体の間に設けられる。この方法では、2つの組立体は、内部組立体が外部組立体から押し出され、それによって作動部を遮蔽体における最も上方の位置へと持って行く初期位置へと、互いに対して押され得る。この位置は、この場合に、液体を作動部で処理するために遮蔽体が液体に比較的深く沈められなければならず、したがって遮蔽体が飛び散りを許容しないため、液体を処理するときに有利である。
長手方向案内部が、内部組立体に設けられた対応する案内要素と相互作用するために、外部組立体に設けられてもよい。この場合、案内要素は長手方向案内部内において延びる。長手方向案内部と案内要素とのこの組み合わせは、進行のための制限停止部を構成し、そのため、例えば弾性要素によって強いられる初期位置における内部組立体の最終位置と、内部組立体への外部組立体の搭載の間に1回限りの外れ止めとに関与し、内部組立体が外部組立体に対して捩じられるのを防止もし、それによって誤用に対する保護を提供する。
長手方向案内部と案内要素とは、好ましくは反対の対にて提供され得、したがって、長手方向案内部および案内要素の異なる対の間での前記2つの機能を分配しかつ力の観点において最適化する。
有利な展開では、シャフトのための中心合わせ手段が内部組立体に設けられる。これらの中心合わせ手段は、狭い間隔内で内部組立体においてシャフトをあらかじめ中心合わせする機能を有し、これは、柄のシャフト結合部へのモータ筐体におけるシャフト結合部の「螺合」を容易にするのに役立つ。
シャフトを、内部組立体に取り付けられる別の固定要素を用いて軸方向に固定することも、有利である。アキシャル軸受の上方に好ましくは提供されるこの固定は、追加的に、内部組立体に対するシャフトの望ましくない軸方向の変位に対して保護する。このために、前述の中心合わせ要素は、固定要素のための支持面として作用でき、これは、機能的な統合のため、より少ない構成部品を可能とし、したがってより簡単な生産を可能にする。
本発明の好ましい実施形態では、内部組立体は外部組立体に対して1つ以上の滑り軸受によって支えられる。滑り軸受は、一方において異なる合成材料またはプラスチックから、他方において特にはステンレス鋼である金属から各々が成る2つの滑り軸受シェルから成り得る。これは小さい摩擦を可能とし、延いては小さい摩耗を可能とし、組立体の互いに対する遊びのない変位すらも可能にする。
また、本発明の先に記載した実施形態は、本発明の効果を追加的に向上する方策を伴って、特に有利な手法で組み合わされてもよい。この場合、器具は、シャフトの作動端に取り付けられる径方向に延在する刃を好ましくは備え、前記刃は、摩砕リブを有し、摩砕リブが、回転方向において前側に位置すると共に回るときに円形の切断領域を定める切断刃先を有し、軸方向においてカッタから上向きに突出し、回るときに摩砕効果を生成するように配向され、ハブからカッタの切断領域まで延在する対応する摩砕領域を定める。摩砕領域および切断領域は、それらの間に不活発領域がないように互いと直接的に隣接する。したがって、切断刃先が回ることによって定められる切断領域は、摩砕領域によってハブに向かって内向きに延在され、それによって、従来のカッタと比較して、活発な粉砕領域を集合的に拡大する。基本的な考えは、切断領域は特定の位置へと径方向内向きに延在するだけであり、そのため許容可能な切断速度はなおも達成され、摩砕リブによって定められる摩砕領域がそこからすぐに続くことである。摩砕領域は、好ましくは、カッタの切断領域と実質的に重なることなくその切断領域のところまで延在する。切断領域から摩砕リブへの構造的な移行により、切断領域の(径方向内側の)端と摩砕領域の(径方向外側の)端との間の正確で明確な描写を描くことはできないため、2つの領域の「重なりのない」ことは、なおも変更されていない切断刃先(移行の前)によって定められる切断領域と、なおも変更されていない摩砕刃先(移行の前)によって定められる摩砕領域とが重ならないことを意味すると理解されるものである。別の言い方をすれば、摩砕領域は、摩砕リブの摩砕効果が移行においてゼロへと減少し、切断刃先の切断効果がゼロから上昇し始めるという意味で、切断領域に合併する。
その延在のため、カッタから軸方向に突出する摩砕刃先は、先行技術における折り返された要素におけるように、実質的にカッタの回転方向に対する接線に沿って、すなわち、切り込み方向が回転方向に対して実質的に垂直に配向される状態で配向されることはなく、回転方向に対して45°以下、好ましくは35°以下の鋭利な角度(「切り込みの角度」)を形成する切り込み方向を、少なくともその延在に沿う領域において有する。切断刃の分野では、切り込みの方向は、打撃する刃先または打撃する面の法線、すなわち、刃の打撃する刃先(切断刃先)が切断されている材料と接する方向を意味すると理解され、例えば、切り込みの方向と、径方向に延びる刃先の回転方向との間の角度は0°である。摩砕リブでは、打撃する面は、回転平面において指し示す摩砕リブの側面である。摩砕刃先は、その全体の延在に沿って、好ましくは45°以下、特に好ましくは35°以下の切り込み角を有する。
この場合、切断刃先は、カッタの水平方向の切断刃先になると理解され、一方、そのために回転平面において切断を行うことができる。切断刃先は、刃金属が例えば20°の(深絞り)角度で深絞りされてから研削によって鋭利化されることで作り出される。研削は刃の回転平面において行われ、そのため前記角度は、刃のいわゆる刃物角、すなわち、回転平面と切断刃先の面(上面または下面)との間の角度を決定する。
軸方向は、カッタの回転平面に対して垂直な方向である。本発明の意味の範囲内において、ハブは、シャフトを受部で受け入れ、そのため例えば、シャフトを挿入および留め付けするための開口または搭載の選択肢を備え、刃/カッタへのドライブシャフトの連結の構造的な強度を必要とする受部を直接包囲する領域も備える刃の領域である。既知の刃では、領域はほとんど円形の領域であり、そこからカッタが実質的に径方向に延在するが、本発明によれば、円形の形態と異なる形状を有してもよい。
この刃構成は、非常に有利な様態で刃の機能性を拡張し、具体的には、本発明によるカッタの変位可能性の効果を向上する。周囲方向での刃のカッタの鋭利な切断刃先による切断に加えて、圧縮方向における摩砕リブの効果的な摩砕機能性もある。これはさらに、カッタに固形食品をより効果的により素早く切断させることができる。本発明による刃構成の効果は、固形食品が軽い圧力および回転によって摩砕でき、そのため、カッタの切断領域が食品へとさらに押され得るという事実に基づかれる。これは、摩砕リブの新規の構成が「不活発」な中心領域をできるだけ小さくするという点で可能とさせられる。一方の側において延びるだけの摩砕リブを伴う刃であっても(すなわち、1つのカッタが設けられているだけの摩砕リブ)、摩砕リブのハブから切断刃先への延在の結果として、非常に小さい不活発領域だけがシャフトのための受部の周りに残され、この領域の有効な面積は、極めて小さい直径の円形の領域である。そのため、食品に入り込むために必要な圧縮力は、同じように対応するように小さい。
特に好ましい実施形態によれば、摩砕リブは、回転中心に関するカッタの径方向中心軸に対し好ましくは45°の角度に実質的に位置するハブの縁における位置から、切断刃先まで延在する。そのため、摩砕リブは切断刃先の延在部として作用する。摩砕リブが、刃カッタの延在方向から45°だけ回転された位置から始まり、ハブの縁およびカッタの前縁に沿って切断刃先まで延在するという事実のため、切り込み角は、摩砕リブに沿って、リブの内側端におけるほとんど90°から外向きに低減し、摩砕リブが切断刃先に到達する前に45°未満に縮小し、これは、摩砕効果が、実質的に0°の切り込み角を伴う径方向に配向されたリブの摩砕効果よりわずかに小さいが、回転において伴われる食品の危険性が排除されることを意味する。そのため、これは食品の効果的な摩砕を保証する。さらに、食品残余が集まる可能性がある領域(例えば、角、または、摩砕刃先と切断刃先との間の数ミリメートルの小さい隙間)が回避されることで、刃を洗浄するのがより容易になる。最後に、回転中心に対する摩砕刃先の偏心構成は、より大きい塊の食品を切断領域へと外向きに運ぶことができ、その食品は切断領域においてより効果的に切断されることになる。
刃構成の特に好ましい実施形態では、摩砕リブは、回転方向においてカッタの後ろ側に配置される。これは製造上の技術的利点を有しており、その理由はカッタを形成する未加工の金属板の一方の側において摩砕刃先が上に曲げられ、この側は切断刃先の側から離れており、そのため、対応する領域が上に曲げる工程によって損なわれることはないからである。ここでも、これは、食品残余が集まり得る角を回避し、刃構成は洗浄するのが容易である。さらに、空間的に分離された設計のため、摩砕リブは、製造の間に金属板の折り返された舌部として、切断刃先とは別に研削されてもよい。最後に、摩砕リブの偏心した配置は、ここでもより大きい塊の食品を外向きに運ぶことができる。
本発明による器具の柄の側面図である。 本発明による器具の柄の長手方向断面図である。 図1a)および図1b)の柄の軸受組立体の拡大した断面図である。 シャフトを軸方向に固定するためのローリングの詳細の斜視図である。 シャフトにおけるローリングとU字形ワッシャとの間の連結の断面図である。 図1a)および図1b)の柄の内部組立体の上部の実施形態の詳細な斜視図である。 図1a)および図1b)の柄の内部組立体の上部の実施形態の詳細な斜視図である。 刃がより高い位置にある状態での本発明による器具の柄の断面図である。 刃がより低い位置にある状態での本発明による器具の柄の断面図である。 本発明の別の実施形態による、切断刃先から延在してハブに向かって延在している摩砕リブを伴う刃構成の斜視図である。 本発明の別の実施形態による、切断刃先から延在してハブに向かって延在している摩砕リブを伴う刃構成の下からの平面図である。 本発明の別の実施形態による、刃における切断刃先の反対の側にある片側だけの摩砕リブを伴う代替の刃構成の斜視図である。 本発明の別の実施形態による、刃における切断刃先の反対の側にある片側だけの摩砕リブを伴う代替の刃構成の下からの平面図である。 本発明の別の実施形態による、刃における切断刃先の反対の側にある片側だけの摩砕リブを伴う代替の刃構成の側面図である。
図1a)は、この例ではハンドブレンダである、本発明による器具の柄の側面図を示している。柄は、内部組立体2と外部組立体3とに分割される。内部組立体2は、外部組立体3に伸縮自在に出入りするように移動できる。図1b)における柄の長手方向断面で見られるように、シャフト1は、内部組立体2内において案内され、アキシャル軸受11を用いて内部組立体2内において支持される。また、内部組立体2は、ハンドブレンダモータ筐体(ここでは図示していない)と取り外し可能に結合できるように構成されており、ハンドブレンダモータ筐体は、使用者のための取っ手を同時に形成しており、モータ筐体と内部柄組立体2との間の相対移動は、結合された状態では許容されない。これは、シャフト結合部13を介して、シャフト1をモータシャフトと結合する。
外部組立体3の下方端には、シャフト1の下端に取り付けられたカッタ21(作動部)のための釣鐘形とされた遮蔽体14があり、前記カッタは、好ましくは、遮蔽体(釣鐘部)14によって完全に囲まれる。内側において、遮蔽体はカバープレート12を有しており、カバープレート12は、遮蔽体14と共に、外部組立体3から封止されている処理空間を形成している。さらに、外部組立体では、トルクがその最大になるのがここであるため、カッタ21に近接してラジアル滑り軸受7がある。ここで、ラジアル滑り軸受7は、遮蔽体14のカバープレート12に設けられているが、これは、この構成部品がカッタ21に最も近いためである。ラジアル滑り軸受7は可撓性カラーブッシング8内に搭載され、カラーブッシング8は軸受スリーブ9によって包囲され、軸受スリーブ9は、ブッシング8およびラジアル滑り軸受7をカバープレート12において固定する。ラジアル滑り軸受7、カラーブッシング8、および軸受スリーブ9は、軸受組立体10(図2参照)を形成している。可撓性カラーブッシング8は、中心における仮想的な支点の周りでのラジアル滑り軸受7の若干の回転を許容する。モータ部(ここでは図示していない)がシャフトに設置される場合、シャフト1は、シャフト結合部を介して、上方の領域においてモータシャフトと同軸に押される。製造に関連する公差または適用に関するモータの偏心のため、可撓性カラーブッシングのない「剛性を有して」クランプされたシャフトは、容易に曲がって形が変わることになる。さらにこれは、軸受の摩耗の増加と、動作中のより大きな騒音とをもたらすことになる。可撓性カラーブッシング8を用いた「柔らかい」軸受は、この場合には改善策として作用し、そのためカラーブッシング8を伴う軸受組立体10は、通常の製造公差または偏心で結合されたモータによる力を相殺することができる。
内部組立体2において内部に位置付けられるバネ4は、下部において、外部組立体3におけるラジアル滑り軸受7を伴う軸受組立体10によって支持され(図2)、上部において、内部組立体2の内側に当接しており、そのため、内部組立体2が上部において外部組立体3から押し出される初期位置へと2つの組立体を押し、それによって、カッタ21を処理空間におけるその最上位の位置へと持って行く(図5a参照)。それによって、軸受組立体10は、バネ4が軸受スリーブ9を圧迫することによって、所定位置で保持される。この進行のための制限停止部が、周囲にわたって分配された4つの長手方向の溝19(長手方向案内部)の形態で、外部組立体3の内側に取り付けられている。内部組立体2の外側に取り付けられたリブ20(案内要素)は、前記溝内において延びている。図5a)および図5b)において2つが見られる4つのリブ20は、2つの機能を実施し、2つの反対の対へと分割される。一方の対は、内部組立体2の端の位置を、バネ4によって強いられる初期位置に決定し、組立体の搭載中に、陰で1回限りの外れ止めとしても作用する。リブの第2の対は、内部組立体が外部組立体に対して捩じれるの(「誤用」)を防止する。代替では(図示せず)、2つだけの長手方向の溝が外部組立体の内側に設けられ、したがって2つのリブが内部組立体の外側に設けられ、一方の長手方向の溝−リブの組み合わせが内部組立体の軸方向の制限位置を定め、他方の長手方向の溝−リブの組み合わせが2つの組立体の相互の捩じりを防止する。
シャフト結合の同軸性のための要件が高いため、中心合わせリブ15が、中心合わせ手段を用いて内部組立体2の上方部において取り付けられており、前記中心合わせリブは、径方向において狭い間隔内でシャフトを「あらかじめ中心合わせ」する。これは、モータ筐体におけるシャフト結合部(図示せず)を柄のシャフト結合部13へと「螺合させる」ことを容易にするのに役立つ。機能的な統合のため、これらの中心合わせリブ15は、アキシャル軸受11の当接面も形成する。アキシャル軸受11からシャフト1への動力伝達は、U字形のワッシャ16と、シャフト1へのローリングとを介して作用され(図3aおよび図3b参照)、したがって、これは、軸受の下方でシャフトを軸方向に固定するための手段を表している。ローリングは、シャフトへの締め付けと、シャフト直径を超えて突出する締め付けによって配置される材料の前後における隆起部17とをもたらす。これは、ローリングが比較的密着しているU字形のワッシャをもはや通り抜けられないことを意味する。シャフト1は、内部組立体2の中心合わせリブ15の上方におけるシャフト1へのさらなる安全ワッシャ18によって、内部組立体2において軸方向に追加的に固定されている。外部組立体3は、シャフトの湿気からの汚れを抑えるために、シャフトシール5(図2)もさらに備える。
相互の軸方向の変位に必要とされる2つの組立体2および3の軸受が、単純な形状の滑り軸受6、6’によって2つの場所において提供されており、内部組立体2の下方端に設けられた滑り軸受の半分は、周囲を超えて部分的に突出する拡大部6によって表され、滑り軸受の反対の半分は、外部組立体3の内側に取り付けられる円筒形の滑りスリーブによって表される。しかしながら、内部組立体2の上端には、周囲の周りに分配され、外部組立体3の上方部の内側における滑らかな担持面に接して支持される突起6’が設けられてもよい。2つの異なる設計のこれらの滑り軸受突起6’および6”が図4a)および図4b)に示されている。可能な滑り部の対は、2つの異なるプラスチックの間にあり、他方の可能な滑り部の対は、プラスチックと金属(例えば、ステンレス鋼)との間にある。担持位置6、6’(6、6”)」は、使用中の自己固着作用を防止するために、構造的な空間が許容する限り遠くに設けられる。
前述した構造では、開始位置におけるカッタ21の位置は、容器基部における吸引を低減するために通常の位置より上へと遠くにあり(容器基部から離される)(図5a)、また、分割のため、柄は、バネ4の力に抗して容器基部に向かうカッタ21の軸方向の移動を許容する。動作の間、使用者が、取っ手として同時に作用しかつ内部組立体2に連結されるモータ筐体を軸方向に押した場合、搭載されたシャフトは、カッタに軸方向において剛性を有する様態で内部組立体2に搭載されたシャフト1を介して、内部組立体2を通じてこの進行を伝えることができる。この過程の間、外部組立体3の外部形状は変わらないままであり得る。そのために、内部組立体2は、長手方向の溝19とリブ20との相互作用によって形成されている定められた制限停止部に接するまで、外部組立体3へと特定の距離で押し入る(図5b)。したがって、使用者が柄に圧力をかけておらず、カッタ21が処理領域において遮蔽体14における最も上方の位置にある初期状態において(図5a)、吸引は大幅に低減でき、同時に、カッタ21の作動領域は、例えば、アクセスできない食品の塊に到達するために、軸方向において可能である進行によって、下向きにおいて増加できる。
図6および図7は、ハンドブレンダのシャフト1の(下方の)作動端に取り付けられており、2つの反対に延在しているカッタ22、22’から成る刃構成21の詳細を示している。本発明による刃構成は、2つの対角線上で反対のカッタ22、22’を伴う刃21を備え、各々のカッタ22、22’は20°の刃物角にて研削された切断刃先25を有している。カッタ22、22’は、カッタ22が下向きでカッタ22’が上向きで、回転平面から斜めにされ、その動作状態におけるカッタに関する位置の指示は、図6および図7との比較で「上下逆さま」になっている。図6aにおける右手側のカッタ22では、動作中は下向きに返され、図では上向きになっている研削面26が見て取れ、一方、左手側のカッタ22の研削面は上向き(および、図において下向き)とされており、結果として、この平面図では下からは見ることができない。刃構成21の中心にはハブ23があり、ハブ23の中心孔に搭載されるのは軸方向のシャフト1であり、シャフト1は、ハンドブレンダのモータによって生成される回転を刃構成へと伝達する。刃構成21自体は、例えば2mmの厚さの板から作られ、通常は金属から作られる。セラミックも、この種類の刃のための材料として適格である。
好ましい実施形態によれば、摩砕リブ27がカッタ22に設けられている。軸方向に突出する摩砕リブ27は、切断刃先25から延在して配置され、カッタ22の延在方向からα=45°でそらされた位置Pにおいて始まり、最初に(ハブを形成する板材の)ハブ23の縁に沿って実質的に接線方向に延びてから、カッタ22の前側の縁に沿って切断刃先25の内側端へと延びる。摩砕リブ27のこの配向は、位置Pにおける切り込み角がほとんど90°であり(摩砕リブの「前方」を向く面における法線が回転の方向に対して垂直である)、切断刃先の内側端における位置Qまでにおおよそ20°まで小さくなることを意味する。
摩砕リブ27の軸方向に向けられた研削面28と、切断刃先25の軸方向に向けられた研削面26とが、一体に全体の研削面を形成しており、その研削面の最小化は、不活発な中心領域の最小化など、食品に入り込むために必要とされる力の大きさを最小にするのを助ける。摩砕リブ27は、刃の板から斜めにされ得る、または、図示しているように、直接的に型打ちされて研削されてもよく、これは、カッタ22を製作するために使用されるシートの最小の板材の厚さ(おおよそ2mm)のため、両方の場合で非常に小さい研削面28をもたらし、したがって、全体の研削面への寄与は非常に小さい。
ここで図示した実施形態に示しているように、切断刃先25の表面(回転平面/研削面26と好ましくは20°の刃物角を形成している)は、摩砕リブ27へと連続的に合併し、すなわち、切断領域35から摩砕領域37への移行の領域における刃物角は、ここでは20°であるカッタ22の刃物角から90°の角度まで連続的に増加し、その90°において、摩砕リブ27はカッタ22の回転平面から突出している(図6aにおいて回転方向に向けられた摩砕リブ27の垂直な前面を参照されたい)。同時に、切断刃先25の研削面26の幅は、前記移行において、板材の厚さに対応する幅へと回転平面において縮小でき、これは全体の研削面を最小限にするのを助ける。
図7a)〜図7c)は、刃構成21の特に好ましい実施形態を示しており、摩砕リブ27が切断刃先25の反対の縁30において軸方向に突出している。そのため、摩砕リブ27は、回転方向において刃22の後側に位置付けられている。摩砕リブ27が半径に沿って延びていないため、摩砕リブ27の切り込み角は、可変であり、リブの内側端において
Figure 0006526905
=30°となっており(この切り込み角は、摩砕刃先における法線
Figure 0006526905
と回転方向
Figure 0006526905
との間の角度である)、この切り込み角は外側端において
Figure 0006526905
=15°へと減少する。この角度の選択は、優れた摩砕性能を、特には固形食品にとって大きすぎるべきではない許容可能な回転抵抗と組み合わせている。図7c)の側面図において見て取れるように、研削面28はここでは水平であり、すなわち、刃構成の回転平面と平行に延在しており、一方、刃構成の2つのカッタ2および2’は、ハブ部分3に対してそれぞれ下向きまたは上向きに斜めにされている(注:図面では「上下逆さま」に示されている)。
図7b)の平面図ではっきりと見られるように、摩砕リブ27は、刃の内側および外側において切り欠き31によって包囲されており、前記切り欠きは、製造の間に型打ち工具によって作り出され、過度に小さい曲げ半径またはカッタ2の撓みによって摩砕リブが上に曲げられるにつれての引き裂きを、防止する。領域への分割もはっきりと見られ、径方向で最も外側の切断領域35は、切断刃先25が回ることによって定められている。変更されていない切断刃先25(すなわち、刃物角が実質的に一定である限り)から続くのは移行領域29であり、移行領域29では、刃物角は、例えば、切断刃先の20°から増加する。この領域が、刃物角における90°までの急速な増加のため、切断効果を有しないため、切断領域35は、図7b)に示しているように、切断刃先25と移行領域29との間の境界まで延びるだけである。刃物角における増加は、他方のカッタ22’における移行領域29’においてもはっきりと見られ、これは図7aに示されている。対照的に、摩砕リブ27が回ることによって作り出される摩砕領域37は、切断領域35に重なることなく切断領域35に直に隣接している。内側においては、摩砕領域37は不活発な中心領域33に隣接し、中心領域33は、この場合、ハブ23によって完全に定められている。
1 シャフト
2 内部組立体
3 外部組立体
4 バネ
5 シャフトシール
6,6’ 滑り軸受
7 ラジアル滑り軸受
8 カラーブッシング
9 軸受スリーブ
10 軸受組立体
11 アキシャル軸受
12 カバープレート
13 シャフト結合部
14 遮蔽体、釣鐘部
15 中心合わせリブ
16 ワッシャ
17 隆起部
18 安全ワッシャ
19 溝
20 リブ
21 カッタ、刃構成
22、22’ カッタ
23 ハブ
25 切断刃先
27 摩砕リブ
28 研削面 35 切断領域
37 摩砕領域

Claims (13)

  1. 食品を攪拌または粉砕するための器具であって、
    モータ筐体内に配置される駆動モータと、
    回転剛体となる様態で前記駆動モータに連結させることができるシャフト(1)が搭載される柄であって、前記柄が、内部組立体(2)および外部組立体(3)へと分割され、前記外部組立体(3)は、前記モータ筐体から遠隔にある端において遮蔽体(14)を有する、柄と、
    前記遮蔽体(14)によって包囲される作動部と、
    を備え、
    前記シャフト(1)は、前記内部組立体(2)内において軸方向に不動の様態で案内され、前記内部組立体(2)は、前記外部組立体(3)に対して軸方向に移動可能であり、
    前記作動部は、前記シャフト(1)に固定的に連結され、前記内部組立体(2)において軸方向に不動の様態で搭載され、そのため前記作動部は前記遮蔽体(14)に対して移動でき、
    弾性要素(4)が、前記内部組立体(2)に対して、前記外部組立体(3)へ軸方向にあらかじめ荷重を掛けるために、前記内部組立体(2)および前記外部組立体(3)の間に設けられ、
    前記内部組立体(2)は、軸方向に不動の様態で前記モータ筐体に連結されることを特徴とする器具。
  2. 前記シャフト(1)は、アキシャル軸受(11)を介して前記内部組立体(2)内に搭載され、力が前記アキシャル軸受(11)から前記シャフト(1)へと、前記シャフト(1)に取り付けられた固定装置(16、17)を介して伝達される、請求項1に記載の器具。
  3. 前記外部組立体(3)は、前記シャフト(1)のためのラジアル滑り軸受(7)を、前記モータ筐体から遠隔にある前記シャフト(1)の端において有する、請求項1または2に記載の器具。
  4. 前記ラジアル滑り軸受(7)は、前記外部組立体(3)に対して可撓性ブッシング(8)内において支えられる、請求項3に記載の器具。
  5. 長手方向案内部(19)が、前記内部組立体(2)に設けられた対応する案内要素(20)と相互作用するために、前記外部組立体(3)に設けられる、請求項1から4のいずれか一項に記載の器具。
  6. 前記長手方向案内部(19)および前記案内要素(20)は反対の対にて提供される、請求項5に記載の器具。
  7. 前記シャフト(1)のための中心合わせ手段が前記内部組立体(2)に設けられる、請求項1から6のいずれか一項に記載の器具。
  8. 前記シャフト(1)は、前記内部組立体(2)内に取り付けられたさらなる固定要素(18)によって軸方向に固定される、請求項1から7のいずれか一項に記載の器具。
  9. 前記内部組立体(2)は、前記外部組立体(3)に対して滑り軸受(6、6’)によって支持される、請求項1から8のいずれか一項に記載の器具。
  10. 前記滑り軸受(6、6’)は、一方において異なる合成材料またはプラスチックから、他方において金属から各々が成る2つの滑り軸受シェルから成る、請求項9に記載の器具。
  11. 前記シャフト(1)の作動端に取り付けられた径方向に延在する回転する刃(21)であって、前記シャフト(1)を受け入れるために前記刃(21)の回転中心に位置付けられたハブ(23)を有する、刃(21)を備え、
    前記刃(21)は、回転方向において前側に配置されると共に回るときに円形の切断領域(35)を定める切断刃先(25)を有する、径方向に延在する少なくとも1つのカッタ(22)を備え、
    前記刃(21)は、摩砕リブ(27)を備え、前記摩砕リブ(27)が、軸方向において前記刃(21)から上向きに突出し、回るときに摩砕効果を生成するように配向され、前記ハブ(23)から前記カッタ(22)の前記切断領域(35)まで延在する対応する摩砕領域(37)を定める、請求項1から10のいずれか一項に記載の器具。
  12. 前記摩砕リブ(27)は、回転中心に関する前記カッタ(22、22’)の径方向中心軸に対し好ましくは45°の角度に位置する前記ハブ(23)の縁における位置から、前記切断刃先(25)まで延在する、請求項11に記載の器具。
  13. 前記摩砕リブ(27)は、回転方向において前記カッタ(22)の後ろ側に配置される、請求項11に記載の器具。
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