JP6708157B2 - シフトレンジ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シフトアクチュエータのモータを制御するシフトレンジ制御装置に関する。
自動変速機のシフトレンジ切替機構は、シフトレンジを切り替えるものであり、回転部材および係止部材を有している。回転部材は、例えばプレート状であり、各シフトレンジに対応する複数の凹部を有している。係止部材の係止部は、凹部に係合することで回転部材を位置決めする。凹部および係止部材は、回転部材の位置決め部を構成している。
例えば特許文献1に開示されたシフトバイワイヤシステムは、シフトレンジ切替機構を電気的に制御するシステムとして知られている。このシステムは、シフトレンジ切替機構の回転部材に接続されたシフトアクチュエータと、シフトアクチュエータのモータを制御してシフトレンジを切り替えるシフトレンジ制御装置とを備えている。シフトアクチュエータは、モータの回転を減速して出力軸から出力する。シフトレンジ制御装置は、出力軸に設けられた出力軸センサの出力信号に基づき現状のシフトレンジを把握し、シフトレンジを目標シフトレンジに切り替える。
特許4385768号公報
ところで、シフトレンジ制御装置は、出力軸センサの出力信号に基づきシフトアクチュエータのモータの目標角度を算出する。そのため、出力軸センサの検出精度がそのままモータの位置決め精度に直結する。したがって、高精度な出力軸センサを用いなければ、係止部材の係止部が回転部材の凹部の底に位置しない状況が生じて目標シフトレンジに切り替わらない可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、出力軸センサの検出精度にかかわらず、目標シフトレンジに確実に切り替えることができるシフトレンジ制御装置を提供することである。
本発明のシフトレンジ制御装置は、複数の凹部を有する回転部材(16)、および、前記凹部に係合することで前記回転部材を位置決めする係止部材(17)、を含むシフトレンジ切替機構(12)に適用されるものである。シフトレンジ制御装置は、回転部材に接続されるシフトアクチュエータ(31)のモータ(41)を制御してシフトレンジを切り替える。
シフトレンジ制御装置は、シフトアクチュエータの出力軸(43)の回転数である出力軸回転数(No)を検出する回転数検出部(52)と、移動判定部とを備えている。
第1態様の移動判定部(57)は、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数が所定値(N1)以下となった場合、係止部材の係止部(25)が回転部材の凹部の底に相対移動したと判定する。「凹部の底」とは、凹部のうち最も深い箇所のことである。
第2態様の移動判定部(62)は、モータから出力軸までの減速比(α)を用いて互いに尺度を合わせたモータ回転数と出力軸回転数に基づき、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数がモータ回転数よりも小さくなる範囲においてモータ回転数と出力軸回転数との差が所定値(N2)以上となった場合、係止部材の係止部が回転部材の凹部の底に相対移動したと判定する。
第3態様の移動判定部(72)は、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数が所定値(N3)以上となってから所定時間(T1)が経過した場合、係止部材の係止部が回転部材の凹部の底に相対移動したと判定する。
このようにして係止部材の係止部が回転部材の凹部の底に相対移動したことを判定できる。目標シフトレンジに対応する凹部の底に係止部が相対移動したときにモータの回転を停止すれば、その目標シフトレンジに切り替えた状態でシフトレンジ切り替え作動を終えることができる。移動判定部による判定の精度は、出力軸センサの検出精度の影響を与えない。したがって、出力軸センサの検出精度にかかわらず、目標シフトレンジに確実に切り替えることができる。
第1実施形態のシフトレンジ制御装置が適用されたシフトバイワイヤシステムを説明する図である。 図1のシフトレンジ切替機構の斜視図である。 図1のシフトレンジ制御装置のECUが有する機能部を説明する図である。 図3のECUが実行する処理を説明するフローチャートである。 図3のECUによるシフトレンジ切り替えの実行時における出力軸の回転角度および回転数、モータの回転角度および回転数の推移を示すタイムチャートである。 図1のシフトアクチュエータのモータから出力軸までの回転伝達系の遊びについて説明する模式図である。 第2実施形態のシフトレンジ制御装置のECUが有する機能部を説明する図である。 図7のECUによるシフトレンジ切り替えの実行時における出力軸の回転角度および回転数、モータの回転角度および回転数、モータの回転数と出力軸の回転数との差の推移を示すタイムチャートである。 図7のECUが実行する処理を説明するフローチャートである。 第3実施形態のシフトレンジ制御装置のECUが有する機能部を説明する図である。 図10のECUによるシフトレンジ切り替えの実行時における出力軸の回転角度および回転数、モータの回転角度および回転数の推移を示すタイムチャートである。 図10のECUが実行する処理を説明するフローチャートである。 第4実施形態のシフトレンジ制御装置のECUが有する機能部を説明する図である。 図11のECUが実行する処理を説明するメインフローチャートである。 図11のECUが実行する処理を説明するサブフローチャートである。
以下、複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
第1実施形態のシフトレンジ制御装置は、車両のシフトバイワイヤシステムに適用されている。図1に示すように、シフトバイワイヤシステム10は、自動変速機11のシフトレンジ切替機構12を電気的に制御するシステムである。
<シフトレンジ切替機構>
先ず、シフトレンジ切替機構12について図2を参照して説明する。
シフトレンジ切替機構12は、ディテントプレート16およびディテントスプリング17を備えている。ディテントプレート16は、回転位置に応じて変速用油圧回路のレンジ切替弁14の弁体位置を変更する。シフトレンジは、レンジ切替弁14の弁体位置に応じて切り替わる。ディテントプレート16の外周部には複数の凹部21〜24が形成されている。
ディテントスプリング17は、自身の付勢力によりディテントプレート16に押し付けられている。ディテントスプリング17の係止部25は、凹部21〜24のうち一つに係合することでディテントプレート16を位置決めする。凹部21〜24およびディテントスプリング17はディテントスプリング17の位置決め部を構成している。係止部25は、ディテントプレート16に所定以上の回転力が加わりディテントスプリング17が弾性変形することで、凹部21〜24間を移動可能である。凹部21〜24は、それぞれパーキングレンジ、リバースレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジに対応している。
シフトレンジ切替機構12は、パーキングロックのための機構を構成するものとして、パークギヤ26、パークポール27およびパークロッド28をさらに備えている。パークギヤ26は、自動変速機11のアウトプットシャフトと一体に回転する。パークポール27は、パークギヤ26に対して接近および離間可能であり、パークギヤ26と噛み合うことで自動変速機11のアウトプットシャフトの回転をロックする。パークロッド28は、ディテントプレート16に連結されており、ディテントプレート16の回転位置がパーキングレンジに対応する位置であるとき、先端部の円錐体29をパークポール27の下側に押し込むことで当該パークポール27を押し上げて、パークポール27とパークギヤ26とを噛み合わせる。
<シフトバイワイヤシステム>
次に、シフトバイワイヤシステム10について図1を参照して説明する。
図1に示すように、シフトバイワイヤシステム10は、シフトアクチュエータ31、エンコーダ32、出力軸センサ33、シフトスイッチ34およびシフトレンジ制御装置35を備えている。
シフトアクチュエータ31は、回転動力を出力する回転式の電動アクチュエータであり、モータ41および減速機42を備えている。減速機42は、モータ41の回転を減速して出力軸43から出力する。出力軸43は、シフトレンジ切替機構12のディテントプレート16(図2参照)に接続されている。
エンコーダ32は、モータ41のロータの回転角度を検出するものであり、ロータの回転に同期してA相、B相のパルス信号をシフトレンジ制御装置35に出力する。
出力軸センサ33は、出力軸43の回転角度を検出するものであり、出力軸43の回転角度に応じた信号をシフトレンジ制御装置35に出力する。出力軸センサ33の出力信号は、現状のシフトレンジを把握するため及び出力軸43の回転速度を算出するため等に用いられる。
シフトスイッチ34は、車両10のドライバーにより操作されるものであり、ドライバーが要求するシフトレンジに応じた信号を出力する。以下、ドライバーが要求するシフトレンジのことを適宜「目標シフトレンジ」と記載する。
シフトレンジ制御装置35は、マイクロコンピュータを主体として構成されているECU44と、モータ41の巻線の通電を制御するインバータを含む駆動回路45とを備えている。ECU44は、エンコーダ32、出力軸センサ33、シフトスイッチ34、および図示しない車速センサ等の出力信号に応じて、モータ41を駆動するための指令信号を出力する。駆動回路45は、ECU44からの指令信号に応じてモータ41を回転駆動する。
<シフトレンジ制御装置>
次に、シフトレンジ制御装置35のECU44の詳細な構成について図3を参照して説明する。
ECU44は、各センサの出力信号を取得する信号取得部51と、回転数検出部52とを有している。回転数検出部52は、出力軸センサ33の出力信号に基づき出力軸回転数No(すなわち出力軸43の回転数)を検出し、また、エンコーダ32の出力信号に基づきモータ回転数Nm(すなわちモータ41の回転数)を検出する。
ECU44によるモータ41の駆動モードには、スタンバイモード、フィードバック制御モードおよび停止制御モードがある。ECU44は、現在設定されている駆動モードが上記のいずれであるかを判定するモード判定部53と、駆動モードを切り替えるモード切替部54とを有している。駆動モードは、ECU44の初期化時にはスタンバイモードに設定される。
ECU44は、スタンバイモードに対応する機能部として目標判定部55を有している。目標判定部55は、目標シフトレンジが現在のシフトレンジから変更されたか否かを判定する。
モード切替部54は、目標シフトレンジが現在のシフトレンジから変更された場合に駆動モードをフィードバック制御モードに切り替える。
ECU44は、フィードバック制御モードに対応する機能部として、フィードバック制御部56および移動判定部57を有している。
フィードバック制御部56は、出力軸センサ33の出力信号に基づき、目標シフトレンジに対応するモータ41の目標角度を設定する。また、フィードバック制御部56は、エンコーダカウント値およびモータ回転速度に基づくフィードバック制御によりモータ41を回転させる。
移動判定部57は、出力軸センサ33の出力信号に基づき、出力軸43が複数のレンジ判定範囲のうちどこに位置しているかを判定する。レンジ判定範囲には、Pレンジ判定範囲、Rレンジ判定範囲、Nレンジ判定範囲およびDレンジ判定範囲がある。Pレンジ判定範囲は、係止部25が凹部21に位置している範囲に設定される。Rレンジ判定範囲は、係止部25が凹部22に位置している範囲に設定される。Nレンジ判定範囲は、係止部25が凹部23に位置している範囲に設定される。Dレンジ判定範囲は、係止部25が凹部24に位置している範囲に設定される。
以降、出力軸43が位置していると判定されたレンジ判定範囲のことを「現在のレンジ判定範囲」と記載する。また、目標シフトレンジが成立する位置に出力軸43が位置したときのレンジ判定範囲のことを「目標レンジ判定範囲」と記載する。
また、移動判定部57は、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数Noが所定値N1以下となった場合、凹部21〜24のうち現在のレンジ判定範囲に対応する凹部の底に係止部25が移動したと判定する。
また、移動判定部57は、シフトレンジの切り替え中、現在のレンジ判定範囲が目標レンジ判定範囲と一致し、かつ、出力軸回転数Noが所定値N1以下となった場合、凹部21〜24のうち目標レンジ判定範囲に対応する凹部の底に係止部25が移動したと判定する。つまり、移動判定部57は、上述の場合、目標シフトレンジに対応する凹部の底に係止部25が移動したと判定する。
モード切替部54は、目標シフトレンジに対応する凹部の底に係止部25が移動したと判定された場合、駆動モードを停止制御モードに切り替える。
ECU44は、停止制御モードに対応する機能部として停止制御部58を有している。停止制御部58は、モータ41の回転を停止するとともに、その回転停止が完了したか否かを判定する。
ここで、シフトレンジの切り替え中、係止部25は、一対の凹部間の山を越えたあと凹部の底に向けて加速する。その結果、ディテントプレート16および出力軸43の回転数がモータ41の回転数と比べて大幅に高まる。そのため、目標シフトレンジに対応する凹部の底に係止部25が移動した時点というのは、モータ41のロータから出力軸43までの回転伝達系が有する遊びの分だけ、ディテントプレート16および出力軸43がモータ41のロータに先行して凹部の底に位置している状況となっている。したがって、上記遊びが詰まる間、モータ41が回転してもディテントプレート16および出力軸43は回転しない。停止制御部58は、目標シフトレンジに対応する凹部の底に係止部25が移動してから上記遊びが詰まるまでの間にモータ41の回転を停止させる。
モード切替部54は、モータ41の回転停止が完了したと判定された場合、駆動モードをスタンバイモードに切り替える。
ECU44が有する各機能部51〜58は、専用の論理回路によるハードウェア処理により実現されてもよいし、コンピュータ読み出し可能非一時的有形記録媒体等のメモリに予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理により実現されてもよいし、あるいは、両者の組み合わせで実現されてもよい。各機能部51〜58のうちどの部分をハードウェア処理により実現し、どの部分をソフトウェア処理により実現するかは、適宜選択可能である。
<ECUが実行する処理>
次に、ECU44がシフトレンジ切り替えのために実行する一連の処理について図4を参照して説明する。図4に示すルーチンは、ECU44の起動後に繰り返し実行される。以下の説明において、「S」はステップを意味する。
図4のS1において、現在設定されている駆動モードがスタンバイモード、フィードバック制御モードおよび停止制御モードのうちのどれであるかが判定される。
駆動モードがスタンバイモードである場合、処理はS2に移行する。
駆動モードがフィードバック制御モードである場合、処理はS4に移行する。
駆動モードが停止制御モードである場合、処理はS8に移行する。
S2では、目標シフトレンジが現在のシフトレンジから変更されたか否かが判定される。
目標シフトレンジが変更された場合(S2:YES)、処理はS3に移行する。
目標シフトレンジが変更されていない場合(S2:NO)、処理は図4のルーチンを抜ける。
S3では、駆動モードがフィードバック制御モードに切り替えられる。S3の後、処理は図4のルーチンを抜ける。
S4では、フィードバック制御が行われる。具体的には、フィードバック制御の初回である場合には、先ず、出力軸センサ33の出力信号に基づきモータ41の目標角度が設定される。続いて、エンコーダカウント値およびモータ回転速度Noに基づくフィードバック制御によりモータ41が回転駆動される。一方、既にフィードバック制御が行われている最中である場合には、引き続きフィードバック制御が継続される。S4の後、処理は図4のルーチンを抜ける。
S5では、出力軸センサ33の出力信号に基づき、出力軸43が目標レンジ判定範囲内に位置しているか否かが判定される。
出力軸43が目標レンジ判定範囲内に位置している場合(S5:YES)、処理はS6に移行する。
出力軸43が目標レンジ判定範囲内に位置していない場合(S5:NO)、処理は図4のルーチンを抜ける。
S6では、出力軸回転数Noが所定値N1以下となったか否かが判定される。
出力軸回転数Noが所定値N1以下となった場合(S6:YES)、処理はS7に移行する。
出力軸回転数Noが所定値N1以下となっていない場合(S6:NO)、処理は図4のルーチンを抜ける。
S7では、駆動モードが停止制御モードに切り替えられる。S7の後、処理は図4のルーチンを抜ける。
S8では、モータ41の回転を停止する制御が行われる。S8の後、処理はS9に移行する。
S9では、モータ41の回転停止制御が完了したか否かが判定される。
回転停止制御が完了した場合(S9:YES)、処理はS10に移行する。
回転停止制御が完了していない場合(S9:NO)、処理は図4のルーチンを抜ける。
S10では、駆動モードがスタンバイモードに切り替えられる。S10の後、処理は図4のルーチンを抜ける。
<具体的な動作例>
次に、ECU44による動作の一例について図5および図6を参照して説明する。この例は、現在のシフトレンジがパーキングレンジであるときに目標シフトレンジがドライブレンジに変更されたときの動作例である。
図5において、縦軸の出力軸回転数Noはモータ回転数Nmに換算して記載している。つまり、モータ41から出力軸43までの減速比αを用いて互いに尺度を合わせたモータ回転数[Nm]と出力軸回転数[No×α]に基づき、図5には[Nm]と[No×α]とを重ねて示している。以降、両者を比較するときは互いに尺度を合わせたもの同士を用いることを前提とするが、その際には「モータ回転数Nm」および「出力軸回転数No」と記載し、減速比αについては記載を省略する。図面の記載においても同様である。「Nm−No」と記載されていれば、それは互いに尺度を合わせたもの同士の差であることを意味する。また、「互いに尺度を合わせる」とは、[Nm]と[No×α]でも、[Nm÷α]と[No]でも問題ないものとする。
以下の説明において、「P谷底」、「R谷底」、「N谷底」、「D谷底」は、それぞれ凹部21、22、23、24の底(すなわち最も深い箇所)のことである。
図5に示すように、シフトレンジ切替開始前の時点t0では、モータ回転数Nmおよび出力軸回転数Noの両方とも0である。また、ディテントスプリング17の係止部25がP谷底に位置し、出力軸43もそれに対応した回転角度である。それに対して、モータ41のロータは、ロータから出力軸43までの回転伝達系が有する遊びの間に位置している状態である。図6に示すように、時点t0では遊びが詰まっていない状態である。
図5の時点t1では、目標シフトレンジがドライブレンジに変更され、シフトレンジの切り替えが開始される。この時点t1では、図4のS2の判定が肯定され、駆動モードがフィードバック制御モードに変更される。
図5の時点t1〜t2では、モータ41は回転するが、遊びが詰まっていないので出力軸43は回転しない。
図5の時点t2では、遊びが詰まる。この直後に出力軸43が回転開始する。図6に示すように、時点t2では遊びが詰まった状態である。
図5の時点t2〜t3の前半、すなわち係止部25が凹部21と凹部22との間の山を越える前において、出力軸回転数Noがモータ回転数Nmに追従する。
図5の時点t2〜t3の後半、すなわち係止部25が凹部21と凹部22との間の山を越えたあとにおいて、係止部25が凹部22の底に落ちるようにディテントプレート16が回転し、出力軸回転数Noが高まる。その結果、出力軸43が遊びの分だけモータ41に先行して移動する。係止部25が凹部21と凹部22との間の山を越えたあと、図4のS5の判定が肯定される。
図5の時点t3では、係止部25がほぼR谷底に移動して、出力軸回転数Noが所定値N1以下となる。図6に示すように、時点t3では、出力軸43が遊びの分だけモータ41に先行しており、R谷底に対応する回転角度にほぼ移動している。今回、目標レンジ判定範囲はDレンジ判定範囲であり、現在のレンジ判定範囲が目標レンジ判定範囲と一致していないため、図4のS5の判定は否定される。
図5の時点t3〜t4では、モータ41は回転するが、遊びが詰まっていないので出力軸43は回転しない。
図5の時点t4〜t7は、時点t2〜t4と同じような動作となる。
図5の時点t7では、現在のレンジ判定範囲が目標レンジ判定範囲と一致しているため、図4のS5、S6の判定が肯定され、S7において駆動モードが停止制御モードに変更される。
図5の時点t7以降、停止制御が実行される。そして、時点t8において停止制御の完了に伴い、図4のS10において駆動モードがスタンバイモードに変更される。
<効果>
以上説明したように、第1実施形態では、シフトレンジ制御装置35は、回転位置に応じてシフトレンジ切替弁14の弁体位置を変更するディテントプレート16、および、ディテントプレート16の複数の凹部21〜24のうち一つに係合することで当該ディテントプレート16の回転を止めるディテントスプリング17、を含むシフトレンジ切替機構12に適用されるものである。シフトレンジ制御装置35は、ディテントプレート16に接続されるシフトアクチュエータ31のモータ41を制御してシフトレンジを切り替える。
シフトレンジ制御装置35は、シフトアクチュエータ31の出力軸43の回転数である出力軸回転数Noを検出する回転数検出部52と、移動判定部57とを備えている。
移動判定部57は、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数Noが所定値N1以下となった場合、ディテントスプリング17の係止部25がディテントプレート16の凹部21〜24の底に相対移動したと判定する。
このようにしてディテントスプリング17の係止部25がディテントプレート16の凹部21〜24の底に相対移動したことを判定できる。凹部21〜24のうち目標シフトレンジに対応する凹部の底に係止部25が相対移動したときにモータ41の回転を停止すれば、その目標シフトレンジに切り替えた状態でシフトレンジ切り替え作動を終えることができる。移動判定部57による判定の精度は、出力軸センサ33の検出精度の影響を与えない。したがって、出力軸センサ33の検出精度にかかわらず、目標シフトレンジに確実に切り替えることができる。
また、第1実施形態では、目標シフトレンジに対応する凹部の底に係止部25が相対移動したことを移動判定部57が判定した場合、モータ41の回転を停止してシフトレンジの切り替えを終了する停止制御部58を備えている。
したがって、目標シフトレンジに切り替えた状態でシフトレンジ切り替え作動を終えることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図7に示すように、ECU61の移動判定部62は、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数Noがモータ回転数Nmよりも小さくなる範囲においてモータ回転数Nmと出力軸回転数Noとの差が所定値N2以上となった場合、ディテントスプリング17の係止部25がディテントプレート16の凹部21〜24の底に相対移動したと判定する。
図8の時点t3、t5、t7において、モータ回転数Nmと出力軸回転数Noとの差が所定値N2以上となったと判定される。図8は、現在のシフトレンジがパーキングレンジであるときに目標シフトレンジがドライブレンジに変更されたときの動作例である。
図7に戻って、移動判定部62は、シフトレンジの切り替え中、現在のレンジ判定範囲が目標レンジ判定範囲と一致し、かつ、出力軸回転数Noがモータ回転数Nmよりも小さくなる範囲においてモータ回転数Nmと出力軸回転数Noとの差が所定値N2以上となった場合、凹部21〜24のうち目標レンジ判定範囲に対応する凹部の底に係止部25が移動したと判定する。
ECU61がシフトレンジ切り替えのために実行する処理を示す図9において、S6Aでは、出力軸回転数Noがモータ回転数Nmよりも小さく、かつ、モータ回転数Nmと出力軸回転数Noとの差が所定値N2以上となったか否かが判定される。
モータ回転数Nmと出力軸回転数Noとの差が所定値N2以上となった場合(S6A:YES)、処理はS7に移行する。
モータ回転数Nmと出力軸回転数Noとの差が所定値N2以上となっていない場合(S6A:NO)、処理は図9のルーチンを抜ける。
以上説明したように、第2実施形態では、ECU61は移動判定部62を備えている。移動判定部62は、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数Noがモータ回転数Nmよりも小さくなる範囲においてモータ回転数Nmと出力軸回転数Noとの差が所定値N2以上となった場合、ディテントスプリング17の係止部25がディテントプレート16の凹部21〜24の底に相対移動したと判定する。
このようにしてディテントスプリング17の係止部25がディテントプレート16の凹部21〜24の底に相対移動したことを判定できる。したがって、第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、図10に示すように、ECU71の移動判定部72は、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数Noが所定値N3以上となってから所定時間T1が経過した場合、凹部21〜24のうち目標レンジ判定範囲に対応する凹部の底に係止部25が移動したと判定する。所定値N3は、モータ41自体のトルクでは到達しない出力軸回転数Noに設定される。
図11の時点t3、t5、t7において、出力軸回転数Noが所定値N3以上となってから所定時間T1が経過したと判定される。図11は、現在のシフトレンジがパーキングレンジであるときに目標シフトレンジがドライブレンジに変更されたときの動作例である。
図10に戻って、移動判定部72は、シフトレンジの切り替え中、現在のレンジ判定範囲が目標レンジ判定範囲と一致し、かつ、出力軸回転数Noが所定値N3以上となってから所定時間T1が経過した場合、凹部21〜24のうち目標レンジ判定範囲に対応する凹部の底に係止部25が移動したと判定する。
ECU71がシフトレンジ切り替えのために実行する処理を示す図12において、S6Bでは、S5の判定が肯定されてから初めて出力軸回転数Noが所定値N3以上となったか否かが判定される。
出力軸回転数Noが初めて所定値N3以上となった場合(S6B:YES)、処理はS6Cに移行する。
出力軸回転数Noが初めて所定値N3以上となっていない場合(S6B:NO)、処理は図12のルーチンを抜ける。
S6Cでは、出力軸回転数Noが所定値N3以上となってからの経過時間をカウントするためのカウンタが計測開始される。S6Cのあと、処理はS6Dに移行する。
S6Dでは、カウンタが満了したか否か、すなわち、カウンタのカウント数が所定時間T1に対応するカウント数以上となったか否かが判定される。
カウンタが満了した場合(S6D:YES)、処理はS7に移行する。
カウンタが満了していない場合(S6D:NO)、処理は図12のルーチンを抜ける。
以上説明したように、第3実施形態では、ECU71は移動判定部72を備えている。移動判定部72は、シフトレンジの切り替え中に出力軸回転数Noが所定値N3以上となってから所定時間T1が経過した場合、ディテントスプリング17の係止部25がディテントプレート16の凹部21〜24の底に相対移動したと判定する。
このようにしてディテントスプリング17の係止部25がディテントプレート16の凹部21〜24の底に相対移動したことを判定できる。したがって、第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態]
第4実施形態では、図13に示すように、ECU81は角度検出部82および角度学習部83を備えている。角度検出部82は、出力軸センサ33の出力信号に基づき出力軸43の回転角度を検出する。角度学習部83は、係止部25が凹部の底に相対移動したと移動判定部57が判定した場合、その時点の出力軸43の回転角度を谷位置(すなわち、係止部25が凹部の底に位置するときの回転角度)として学習する。シフトレンジを切り替えるとき、角度学習部83が学習した回転角度に向かって出力軸43が回転させられる。角度学習部83による回転角度の学習は、組み付け工場等での作動初回時であって、レンジ判定範囲の一端から他端まで作動するとき(すなわちパーキングレンジからドライブレンジまで切り替えられるとき)に実施される。
フィードバック制御部84は、モータ制御部であって、角度学習部83による回転角度の学習が実施されるとき、当該学習が実施されないときに比べて遅くモータ41を回転させる。
ECU81がシフトレンジ切り替えのために実行する処理を示す図14において、S4後のS4Aでは、図15に示す谷位置学習制御のためのサブルーチンが呼び出されて実行される。
図15のサブルーチンが開始されると、S11において、出力軸センサ値(すなわち出力軸センサ33の出力信号から求めた回転角度)がいずれのレンジ判定範囲内であるかが判定される。
出力軸センサ値がPレンジ判定範囲内である場合、処理はS12に移行する。
出力軸センサ値がRレンジ判定範囲内である場合、処理はS14に移行する。
出力軸センサ値がNレンジ判定範囲内である場合、処理はS16に移行する。
出力軸センサ値がDレンジ判定範囲内である場合、処理はS18に移行する。
S12、S14、S16、S18の処理内容は、第1実施形態における図4のS6の処理内容と同様である。
S13では、現状の出力軸センサ値がPレンジ学習値(すなわち、係止部25が凹部21の底に位置するときの回転角度)として学習される。
S15では、現状の出力軸センサ値がRレンジ学習値(すなわち、係止部25が凹部22の底に位置するときの回転角度)として学習される。
S17では、現状の出力軸センサ値がNレンジ学習値(すなわち、係止部25が凹部23の底に位置するときの回転角度)として学習される。
S19では、現状の出力軸センサ値がDレンジ学習値(すなわち、係止部25が凹部24の底に位置するときの回転角度)として学習される。
S13、S15、S17、S19の後、処理は図14のルーチンに戻る。
図14のS4Aの処理は、組み付け工場等での作動初回時に実行される。
以上説明したように、第4実施形態では、ECU81は角度検出部82および角度学習部83を備えている。角度検出部82は、出力軸センサ33の出力信号に基づき出力軸43の回転角度を検出する。角度学習部83は、係止部25が凹部の底に相対移動したと移動判定部57が判定した場合、その時点の出力軸43の回転角度を、係止部25が凹部の底に位置するときの回転角度として学習する。
このようにして車両搭載状態で谷位置を学習することで、センサ単体のばらつきやモータ41の組み付けばらつきを吸収し、精度良いシフトレンジ切り替えが可能となる。
また、第4実施形態では、フィードバック制御部84は、角度学習部83による回転角度の学習が実施されるとき、当該学習が実施されないときに比べて遅くモータ41を回転させる。
これにより角度学習部83による回転角度学習の実施時に確実に谷位置を検出することができる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、モータは、フィードバック制御に限らず、例えば回転角度に応じて通電相を順次切り替える通電切替制御等の他の方式により回転駆動されてもよい。
他の実施形態では、ディテントプレートの凹部は2つ、3つ、あるいは5つ以上であってもよい。それに伴い、シフトレンジ切替機構が切り替えるシフトレンジは2つ、3つ、あるいは5つ以上であってもよい。
他の実施形態では、角度学習部による回転角度学習は、組み付け工場等での作動初回時に限らず、それ以降定期的に行われてもよい。定期的に行われることで、経年的に谷位置が変化する場合に微調整することが可能となる。また、角度学習部による回転角度学習は、レンジ判定範囲の一端から他端まで作動するときに限らず、レンジ判定範囲の一部分で作動するときに実施されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
12・・・シフトレンジ切替機構 14・・・シフトレンジ切替弁
16・・・回転部材 17・・・係止部材
21、22、23、24・・・凹部 25・・・係止部
31・・・シフトアクチュエータ 35・・・シフトレンジ制御装置
41・・・モータ 43・・・出力軸
52・・・回転数検出部 57・・・移動判定部
No・・・出力軸回転数 N1・・・所定値

Claims (6)

  1. 複数の凹部を有する回転部材(16)、および、前記凹部に係合することで前記回転部材を位置決めする係止部材(17)、を含むシフトレンジ切替機構(12)に適用されるものであり、前記回転部材に接続されるシフトアクチュエータ(31)のモータ(41)を制御してシフトレンジを切り替えるシフトレンジ制御装置であって、
    前記シフトアクチュエータの出力軸(43)の回転数である出力軸回転数(No)を検出する回転数検出部(52)と、
    シフトレンジの切り替え中に前記出力軸回転数が所定値(N1)以下となった場合、前記係止部材の係止部(25)が前記回転部材の前記凹部の底に相対移動したと判定する移動判定部(57)と、
    を備えるシフトレンジ制御装置。
  2. 複数の凹部を有する回転部材、および、前記凹部に係合することで前記回転部材を位置決めする係止部材、を含むシフトレンジ切替機構に適用されるものであり、前記回転部材に接続されるシフトアクチュエータのモータを制御してシフトレンジを切り替えるシフトレンジ制御装置であって、
    前記モータの回転数であるモータ回転数、および、前記シフトアクチュエータの出力軸の回転数である出力軸回転数を検出する回転数検出部(52)と、
    前記モータから前記出力軸までの減速比(α)を用いて互いに尺度を合わせた前記モータ回転数と前記出力軸回転数に基づき、シフトレンジの切り替え中に前記出力軸回転数が前記モータ回転数よりも小さくなる範囲において前記モータ回転数と前記出力軸回転数との差が所定値(N2)以上となった場合、前記係止部材の係止部が前記回転部材の前記凹部の底に相対移動したと判定する移動判定部(62)と、
    を備えるシフトレンジ制御装置。
  3. 複数の凹部を有する回転部材、および、前記凹部に係合することで前記回転部材を位置決めする係止部材、を含むシフトレンジ切替機構に適用されるものであり、前記回転部材に接続されるシフトアクチュエータのモータを制御してシフトレンジを切り替えるシフトレンジ制御装置であって、
    前記シフトアクチュエータの出力軸の回転数である出力軸回転数を検出する回転数検出部と、
    シフトレンジの切り替え中に前記出力軸回転数が所定値(N3)以上となってから所定時間(T1)が経過した場合、前記係止部材の係止部が前記回転部材の前記凹部の底に相対移動したと判定する移動判定部(72)と、
    を備えるシフトレンジ制御装置。
  4. 目標とするシフトレンジに対応する前記凹部の底に前記係止部が相対移動したことを前記移動判定部が判定した場合、前記モータの回転を停止してシフトレンジの切り替えを終了する停止制御部(58)、をさらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載のシフトレンジ制御装置。
  5. 前記出力軸の回転角度を検出する角度検出部(82)と、
    前記係止部が前記凹部の底に相対移動したと前記移動判定部が判定した場合、その時点の前記出力軸の回転角度を、前記係止部が前記凹部の底に位置するときの回転角度として学習する角度学習部(83)と、
    をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載のシフトレンジ制御装置。
  6. 前記角度学習部による回転角度の学習が実施されるとき、当該学習が実施されないときに比べて遅く前記モータを回転させるモータ制御部(84)をさらに備える請求項5に記載のシフトレンジ制御装置。
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