JP6705215B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
従来から、液体吐出装置として、ノズルに連通する液体流路が形成された流路部材と、ノズルから液体を吐出させるためのアクチュエータと、このアクチュエータに駆動信号を出力する駆動ICとを備えたものがある。
上記の装置において、アクチュエータの駆動時に駆動ICで発生する熱を逃がすために、金属等で形成された放熱部材が駆動ICに接触した構成が採用されている場合がある。しかし、放熱部材と駆動ICとの接触を確実にするために、駆動ICに放熱部材を押しつけると、装置の構成によっては、その押圧力が流路部材やアクチュエータに直接作用してしまうことがある。これにより、流路部材やアクチュエータが破損する虞がある。
これに関し、特許文献1には、次のような液体吐出装置が開示されている。この装置は、液体流路が形成された流路ユニットと、流路ユニットに設けられたアクチュエータと、アクチュエータに接続されたCOFとを有する。COFは、アクチュエータから流路ユニットと反対側に折り返され、この折り返された部分に駆動ICが実装されている。
COFは、流路ユニット上に設置された基板支持部材によって下方から支持されている。また、基板支持部材には、水平面に対して傾いた方向に延びるガイドレールが設けられている。ガイドレールに沿って放熱部材を駆動ICの位置までスライドさせると、ガイドレールの傾斜により放熱部材が駆動ICに接触した状態となる。
特開2012−76251号公報
特許文献1の液体吐出装置は、放熱部材をスライドさせながら駆動ICに接触させる構成であるため、放熱部材を強く押し付けずとも、駆動ICに確実に接触させることができる。しかしながら、放熱部材に、冷却部材等の別部材が当接している場合などには、前記別部材から放熱部材に外力が作用することがある。この場合、上記特許文献1の構成では、放熱部材に作用した力が基板支持部材を介して流路部材にかかり、流路部材が破損する虞がある。
本発明の目的は、放熱部材に外力が作用した場合でも、その力が、流路部材やアクチュエータに伝わるのを防止することである。
発明の第1〜第6観点に係る液体吐出装置は、ノズルに連通する液体流路が形成された流路部材と、前記流路部材に設けられ、前記ノズルから液体を吐出させるためのアクチュエータと、前記流路部材の、前記アクチュエータの周囲部分に配置されたフレームと、前記アクチュエータに対して前記流路部材とは反対側に配置された駆動ICと、前記駆動ICに対して前記アクチュエータとは反対側に配置された放熱部材と、前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを前記放熱部材側へ付勢する付勢部材と、を備え、前記付勢部材は、前記フレームに固定されている。
駆動ICは、付勢部材によって放熱部材側へ付勢され、放熱部材に押し付けられる。これにより、駆動ICで発生した熱が放熱部材へ確実に逃がされる。一方、付勢部材は、アクチュエータの周囲に配置されたフレームに固定されており、付勢部材の反力はフレームに受け止められる。つまり、放熱部材に外力が作用した場合でも、付勢部材の反力はフレームに伝わるのであって、アクチュエータやその下の流路部材には直接伝わらない。従って、アクチュエータや流路部材の破損が防止される。
発明の第1〜第6観点において、前記放熱部材は、前記駆動ICと反対側に、冷却部材と当接する当接面を有してよい
放熱部材に当接した冷却部材によって放熱部材が冷却されるため、駆動ICで発生する熱を効果的に放散することができる。尚、放熱部材に冷却部材が当接していると、冷却部材から放熱部材に外力が作用することもあり得る。しかし、その外力は、付勢部材を介してフレームに伝わり、アクチュエータや流路部材には直接伝わらない。
発明の第1観点に係る液体吐出装置は前記アクチュエータに接続され、且つ、前記アクチュエータから前記流路部材と反対側に折り返されたフレキシブル配線部材を有し、前記駆動ICは、前記フレキシブル配線部材の折り返し部分に設けられ、前記フレキシブル配線部材の前記折り返し部分と前記アクチュエータとの間に配置されて、前記折り返し部分と電気的に接続される回路基板を備え、前記回路基板が、前記駆動ICと前記付勢部材との間に挟まれて配置されていることを特徴とするものである。
回路基板は、フレキシブル配線部材の折り返し部分に設けられた駆動ICと付勢部材との間に挟まれて配置されている。この構成では、付勢部材の付勢力は、回路基板を介して駆動ICに作用する。付勢部材と駆動ICとの間に回路基板が介在することにより、駆動ICが安定した姿勢で放熱部材に押し付けられる。
発明の第1観点に係る液体吐出装置は、前記回路基板に重ねられた補強層をさらに有してよい
回路基板の強度が弱いと、付勢部材によって押圧される際に基板が破損する虞がある。そこで、回路基板に補強層が積層され、基板の強度が高められていることが好ましい。
発明の第2観点に係る液体吐出装置は、前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを支える支え部材を備え、前記付勢部材は、前記支え部材を前記放熱部材側へ付勢することを特徴とするものである。
本発明の第2観点では、付勢部材の付勢力が、支え部材を介して駆動ICに作用する。付勢部材と駆動ICとの間に支え部材が介在することにより、駆動ICが安定した姿勢で放熱部材に押し付けられる。
発明の第3観点に係る液体吐出装置は、前記付勢部材、前記フレームに固定された固定部と、前記駆動ICを前記アクチュエータと反対側に押圧する押圧部と、前記押圧部と前記固定部とを連結する連結部とを有する、弾性部材であることを特徴とするものである。
付勢部材は、フレームと固定される固定部と、駆動ICを押圧する押圧部とが、連結部で連結された弾性部材である。簡単な構成の付勢部材により、駆動ICを確実に放熱部材に押し付けることができる。
発明の第3観点において、前記付勢部材は、複数の前記押圧部と、前記複数の押圧部にそれぞれ対応する複数の連結部と、前記複数の連結部を一体的に連結するプレート部を有してよい
この構成では、付勢部材は、複数の連結部がプレート部によって一体的に連結されている。このため、部品数が少なくなり、付勢部材の組付や位置合わせ等の作業が容易になる。
発明の第3観点において、前記付勢部材は、前記プレート部の複数の角部にそれぞれ配置された前記複数の固定部により、前記フレームに固定されてよい
この構成では、付勢部材は、アクチュエータの周囲に配置される複数の角部においてフレームに固定される。従って、付勢部材の反力が、複数の固定部に分散された上で、フレームに受けとめられる。
発明の第3観点において、前記プレート部が金属で形成され、前記アクチュエータを覆うように配置されてよい
放熱部材が高温になると、この放熱部材からの輻射熱によってアクチュエータや流路部材の温度が上昇し、ノズルからの吐出特性が変化する虞がある。上記構成では、面積の大きな金属製のプレート部が、アクチュエータを覆うように配置されているため、放熱部材からの輻射による電磁波が遮断され、アクチュエータや流路部材に熱が伝わりにくくなる。
発明の第4観点に係る液体吐出装置は、前記フレームの端部に、前記流路部材の液体流路と連通する貫通孔が形成され、前記付勢部材の前記貫通孔と反対側の部分に、前記フレームに対する位置決め部が設けられていることを特徴とするものである。
フレームの、貫通孔が形成された端部には、流路部材の液体流路と接続される別の部材が設置される。この場合、付勢部材の上記貫通孔に近い部分には、前記別の部材が設置される関係上、位置決め部を設けるためのスペースの余裕があまりない。そのため、付勢部材の位置決め部は、フレームの貫通孔と反対側の端部に設けられることが好ましい。
発明の第4観点において、前記放熱部材と前記付勢部材との間にスペーサが配置され、前記スペーサに、前記付勢部材の位置決め部に係合する突起が設けられてよい
放熱部材と付勢部材との間のスペーサに設けられた突起が、付勢部材の位置決め部に係合することで、付勢部材の放熱部材に対する位置決めが行われる。
発明の第5観点に係る液体吐出装置は、前記放熱部材と前記付勢部材との間に、第1断熱部材が配置されていることを特徴とするものである。
放熱部材と付勢部材との間に第1断熱部材が配置されることにより、放熱部材から付勢部材及びフレームへの熱の伝達が抑制される。
発明の第6観点に係る液体吐出装置は、前記放熱部材と前記フレーム、ボルトで連結され、前記ボルトと前記放熱部材との間に、第2断熱部材が配置され、前記放熱部材の、前記ボルトが貫通する孔の内径は前記ボルトの外径よりも大きく、前記ボルトが前記孔の内面と接触していないことを特徴とするものである。
放熱部材とボルトとの間に第2断熱部材が介在することにより、放熱部材の熱が、ボルトを介してフレームに伝わることが抑制される。
また、放熱部材とフレームとを連結するボルトが、放熱部材の貫通孔の内面に接触していないため、ボルトを介しての放熱部材からフレームへの伝熱が、より確実に抑制される。
本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。 1つのインクジェットヘッドの平面図である。 ヘッドユニットの平面図である。 ヘッドユニットの分解斜視図である。 図3のV-V線断面図である。 付勢部材の平面図である。 変更形態のヘッドユニットの断面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの断面図である。 さらに別の変更形態のヘッドユニットの断面図である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。尚、図1に示す前後左右の各方向をプリンタの「前」「後」「左」「右」と定義する。また、図1の紙面手前側を「上」、紙面向こう側を「下」とそれぞれ定義する。以下では、前後左右上下の各方向語を適宜使用して説明する。
<プリンタの概略構成>
図1に示すように、プリンタ1は、筐体2内に収容されたプラテン3、4つのインクジェットヘッド4、2つの搬送ローラ5,6、及び、制御装置7等を備えている。
プラテン3の上面には、記録媒体100が載置される。4つのインクジェットヘッド4は、プラテン3の上方において、前後方向に並べて配置されている。各インクジェットヘッド4には、図示しないインクタンクからインクが供給される。尚、4つのインクジェットヘッド4には、異なる色のインクが供給される。つまり、4つのインクジェットヘッド4は、互いに異なる色のインクを吐出するものである。
4つのインクジェットヘッド4は同一の構造を有するため、そのうちの1つについて説明する。図2は、1つのインクジェットヘッド4の平面図である。インクジェットヘッド4は、いわゆるラインタイプのヘッドであり、印刷時には、その位置が固定された状態で記録媒体100に対してインクを吐出する。
各インクジェットヘッド4は、左右に長い矩形板状のホルダ10と、このホルダ10に取り付けられた複数のヘッドユニット11を備えている。
複数のヘッドユニット11は、インクジェットヘッド4の短手方向である、前側と後側に交互に分かれて配置されている。また、前側に配置されたヘッドユニット11と後側に配置されたヘッドユニット11との間で、インクジェットヘッド4の長手方向である左右方向の位置がずれている。即ち、複数のヘッドユニット11は、左右方向に沿って、前後に千鳥状に分かれて配置されている。また、各ヘッドユニット11は、左右方向に配列された複数のノズル31を有する。また、複数のノズル31は、前後方向に並ぶ4つのノズル列を構成している。
図1に示すように、2つの搬送ローラ5,6は、プラテン3に対して後側と前側にそれぞれ配置されている。2つの搬送ローラ5,6は、図示しないモータによってそれぞれ駆動され、プラテン3上の記録媒体100を前方へ搬送する。
制御装置7は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、各種制御回路を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備える。また、制御装置7は、PC等の外部装置9とデータ通信可能に接続されており、外部装置9から送られた印刷データに基づいて、プリンタ1の各部を制御する。
より具体的には、制御装置7は、搬送ローラ5,6を駆動するモータを制御して、2つの搬送ローラ5,6に記録媒体100を搬送方向に搬送させる。また、これとともに、制御装置7は、4つのインクジェットヘッド4を制御して記録媒体100に向けてインクを吐出させる。これにより、記録媒体100に画像が印刷される。
<ヘッドユニットの詳細構成>
次に、ヘッドユニット11の構成について詳細に説明する。図3は、ヘッドユニットの平面図である。図4は、ヘッドユニットの分解斜視図である。図5は、図3のV-V線断面図である。図3〜図5に示すように、ヘッドユニット11は、流路部材20、アクチュエータ21、フレーム22、COF23(Chip On Film)、押さえ部材24、回路基板25、放熱部材26、付勢部材27等を備えている。
(流路部材)
流路部材20は、金属等で形成された平板状の部材である。図3に示すように、流路部材20の右端部の上面には4つのインク供給口30が形成されている。一方、図5に示すように、流路部材20の下面には複数のノズル31が形成されている。また、流路部材20の内部には、ノズル31に連通するインク流路32が形成されている。インク流路32は、インク供給口30と連通し、左右方向(図5の紙面垂直方向)に延びるマニホールド32aと、左右方向に配列されてマニホールド32aと連通する複数の圧力室32bを含む。また、各圧力室32bはノズル31と連通している。
(アクチュエータ)
図4、図5に示すように、アクチュエータ21は、流路部材20の上面の中央領域に配置されている。このアクチュエータ21は、流路部材20の圧力室32b内のインクに、ノズル31から吐出させるための吐出エネルギーを付与するものである。アクチュエータ21の上面には、後述するCOF23と接続される、複数の接点(図示省略)が配置されている。
アクチュエータ21の構成は特定のものには限定されないが、例えば、圧電式のアクチュエータを好適に採用できる。圧電式のアクチュエータは、一般に、圧電層と、圧電層に電圧を印加するための電極等を有する。このアクチュエータでは、後述する駆動IC35により電圧が印加されたときに、圧電層の圧電変形によって流路部材20内の圧力室容積が変化することで、圧力室内のインクに吐出エネルギーが付与される。
(フレーム)
図3〜図5に示すように、フレーム22は矩形枠状のフレームである。フレーム22は、流路部材20の上面の、アクチュエータ21の周囲の領域に接合されている。フレーム22は、金属等の強度の高い材料で形成され、また、流路部材20及びアクチュエータ21よりもかなり厚い、剛性の高い部材である。尚、図5からわかるように、アクチュエータ21はフレーム22の内側に収容され、アクチュエータ21の上面はフレーム22の上面よりもかなり低い位置にある。
フレーム22の右端部には、流路部材20の4つのインク供給口30にそれぞれ重なる4つの貫通孔22aが形成されている。フレーム22の右端部の上面には、インクタンク(図示省略)と接続されたインク供給部材33が設置される。インクタンクのインクは、インク供給部材33、及び、フレーム22の貫通孔22aを介して、流路部材20の上面のインク供給口30に供給される。
(COF)
COF23は、フレキシブル基板34と、フレキシブル基板34に実装された2つの駆動IC35とを有する。図4に示すように、フレキシブル基板34の接続部分34aは、アクチュエータ21を覆うように配置され、アクチュエータ21の上面の接点と電気的に接続されている。
フレキシブル基板34の接続部分34aの左側部分と右側部分は、アクチュエータ21の上面から、流路部材20と反対側の上方へそれぞれ折り返されている。図5に示すように、2つの折り返し部分34bは、アクチュエータ21の上面と間を空けて上下に対向する。2つの折り返し部分34bの各々には、駆動IC35が設けられている。つまり、2つの駆動IC35は、アクチュエータ21の真上に配置されている。
(回路基板)
図4、図5に示すように、回路基板25は、COF23の2つの折り返し部分34bとアクチュエータ21との間に、水平な姿勢で配置されている。回路基板25は、様々な回路素子や配線が設けられたリジッド基板である。回路基板25の上面には、2列に配列された複数の接点25aが形成されている。COF23の2つの折り返し部分34bの端部は回路基板25の上面に接合されて、2つの接点25aの列とそれぞれ電気的に接続される。また、COF23の折り返し部分34bと、折り返し部分34bに設けられた駆動IC35とが、回路基板25によって、下方から支えられる構成になっている。図5に示すように、回路基板25の下面には、合成樹脂等で形成された補強層36が重ね合わされている。
回路基板25は、上下方向に延びる基板37を介して、プリンタ1の制御装置7(図1参照)とも接続されている。制御装置7からの制御信号は、基板37及び回路基板25を介して、COF23の2つの駆動IC35に入力される。各駆動IC35は、上記制御信号に基づいて駆動信号を生成し、アクチュエータ21に出力する。
(押さえ部材)
図4、図5に示すように、フレーム22の内側には、押さえ部材24が設置されている。この押さえ部材24は、COF23のアクチュエータ21との接続部分34aの上に配置されている。より詳細には、図5に示すように、押さえ部材24の下面には、押さえ部材24の縁に沿って形成された環状の押さえ部24aと、押さえ部24aの内側に形成された凹部24bが形成されている。押さえ部材24の環状の押さえ部24aによって、フレキシブル基板34の前記接続部分34aの外周部が押さえられ、接続部分34aがアクチュエータ21から剥がれることが防止される。また、このとき、押さえ部材24の凹部24bは前記接続部分34aと隙間を空けて対向している。そのため、アクチュエータ21の中央部、即ち、各ノズル31からインクを吐出させるための駆動部分は、押さえ部材24によって押さえられない。
図5に示すように、押さえ部材24の上面には、後述する付勢部材27を貫通する2つの突起24cが形成されている。尚、突起24cの上端面は、押さえ部材24の上方に位置する回路基板25の下面からは離れている。
(放熱部材)
フレキシブル基板34の2つの折り返し部分34bの上方には、放熱部材26が配置されている。放熱部材26は、熱伝導率の高い金属やセラミックスなどで形成された、分厚い矩形板状の部材であり、アクチュエータ21のほぼ全域と重なるように配置されている。また、2つの駆動IC35は、次述の付勢部材27によって上方の放熱部材26側へ付勢されており、放熱部材26は2つの駆動IC35と直接接触している。この構成により、アクチュエータ21の駆動時に、駆動IC35の内部で発生した熱を効果的に放散できる。
また、図5に示すように、放熱部材26の上面は、冷却部材38が当接する当接面26aとなっている。冷却部材38は、その内部に冷却水が循環する水冷タイプであってもよいし、多数のフィン状放熱部を有する空冷タイプであってもよい。この冷却部材38により放熱部材26が継続して冷却されるため、駆動IC35で発生する熱を、より効果的に放散することができる。
放熱部材26の角部には貫通孔26b,26cが形成されている。4つの角部の貫通孔26bには4本の金属製のボルト39がそれぞれ挿通される。尚、貫通孔26cには、後述する第1断熱部材41の突起44が挿入される。各ボルト39がフレーム22のネジ孔22bに螺合することにより、放熱部材26はフレーム22に固定されている。また、放熱部材26とフレーム22との間には、後述する付勢部材27が配置されており、付勢部材27は、放熱部材26とフレーム22との間で挟まれる形でフレーム22に固定される。
尚、駆動IC35で発生した熱が、放熱部材26からフレーム22に伝わり、さらに、アクチュエータ21や流路部材20に伝わると、アクチュエータ21の動作不良や、粘度変化による吐出特性の変化など、ヘッドユニットのインク吐出動作に様々な悪影響が及ぶ。そこで、本実施形態では、放熱部材26からフレーム22への熱の伝達を抑制するために、以下の構成が採用されている。
図4、図5に示すように、放熱部材26の下に前後2つの第1断熱部材41が配置されている。1つの第1断熱部材41は、放熱部材26の左右2つの角部の直下に位置する2つのボルト挿通部41aと、左右方向に延びて2つのボルト挿通部41aを連結する連結部41bを有する。
ボルト挿通部41aには貫通孔43が形成され、この貫通孔43には上記のボルト39が挿通される。ボルト39により、ボルト挿通部41aは放熱部材26とフレーム22との間で固定される。ボルト挿通部41aの上面には突起44が形成され、この突起44は、放熱部材26の角部に形成された貫通孔26cに下から挿入される。また、第1断熱部材41の2つのボルト挿通部41aのうち、左側のボルト挿通部41aの下面には、後述する付勢部材27の位置決め用の突起45も形成されている。放熱部材26と、付勢部材27及びフレーム22との間に、2つの第1断熱部材41が配置されることにより、放熱部材26からフレーム22への熱の伝達が抑制される。
尚、本実施形態では、COF23の2つの折り返し部分34bが左右両側から折り返される構成である。そのため、第1断熱部材41は、放熱部材26の側部のうちの、COF23の引出方向ではない前後両側の側部の直下にのみ配置されている。
図4、図5に示すように、放熱部材26の角部とボルト39の頭部との間には、第2断熱部材42が配置されている。第2断熱部材42には、ボルト39が挿通される貫通孔46と、上記第1断熱部材41の突起44が挿入される貫通孔47が形成されている。放熱部材26とボルト39との間に第2断熱部材42が介在することにより、放熱部材26の熱が、金属製のボルト39を介してフレーム22に伝わることが抑制される。尚、第1断熱部材41と第2断熱部材42は、例えば、ポリアセタールなどの樹脂で形成される。
また、図5に示すように、放熱部材26に形成された貫通孔26bの内径は、ボルト39の外径よりも大きく、ボルト39は貫通孔26bの内面に接触していない。これにより、ボルト39を介しての放熱部材26からフレーム22への伝熱が、より確実に抑制される。
(付勢部材)
図4、図5に示すように、付勢部材27は、2つの駆動IC35が設けられたCOF23の折り返し部分34bとアクチュエータ21との間に配置され、2つの駆動IC35を放熱部材26側へ付勢する。図6は、付勢部材の平面図である。付勢部材27は、金属等で形成された弾性部材である。具体的には、図4〜図6に示すように、付勢部材27は、プレート部50と、プレート部50から斜め上方にそれぞれ延びる4つの弾性部51とを有する。
プレート部50は、ほぼ矩形の平面形状を有し、アクチュエータ21を覆うように、フレーム22の上面に配置されている。このプレート部50の4つの角部には、4つの固定部52がそれぞれ設けられている。各固定部52は、フレーム22と重なるように配置されている。また、各固定部52には、挿通孔52aが形成されている。各固定部52の挿通孔52aには、上述したボルト39が挿通される。即ち、放熱部材26とフレーム22との間に配置された固定部52は、放熱部材26とともにボルト39によってフレーム22に固定される。
図3、図4、図6に示すように、4つの固定部52のうち、インク供給部材33と反対の左側に位置する2つの固定部52には、挿通孔52aと並んで位置決め孔52bが形成されている。上記位置決め孔52bには、放熱部材26と付勢部材27との間に位置する、第1断熱部材41の突起45が係合する。これにより、付勢部材27は、放熱部材26に対して位置決めされる。また、プレート部50の中央部には2つの孔50aが形成され、押さえ部材24の2つの突起24cがそれぞれ貫通する。これにより、付勢部材27の、押さえ部材24に対する位置ずれも抑えられる。
付勢部材27の4つの弾性部51の各々は、プレート部50に対して折り曲げられることによって形成されている。各弾性部51は、固定部52の近傍位置から前後方向における内側へ斜め上方に延びている。
図5に示すように、回路基板25が、COF23の2つの折り返し部分34bと付勢部材27との間に挟まれて配置されている。また、付勢部材27の各弾性部51の先端部は、下方へ折り曲げられている。そして、弾性部51の折れ曲がり部分は、この部分よりも固定部52側に位置する部分の弾性によって、補強層36で覆われた回路基板25の下面に接触し、回路基板25を押し上げる。即ち、弾性部51の折れ曲がり部分が、回路基板25を介して駆動IC35を上方へ押圧する押圧部53である。また、弾性部51の、押圧部53よりも固定部52側の部分が、押圧部53と固定部52とを連結する連結部54である。また、4つの押圧部53に対応する4つの連結部54が、プレート部50によって一体的に連結された構成であるとも言える。
上述した構成により、駆動IC35は、付勢部材27によって放熱部材26側へ付勢され、放熱部材26に押し付けられる。これにより、駆動IC35で発生した熱が放熱部材26へ確実に逃がされる。一方で、付勢部材27の固定部52は、アクチュエータ21の周囲に配置されたフレーム22に固定されている。そのため、付勢部材27の反力はフレーム22に受け止められる。
また、本実施形態では、放熱部材26の上面の当接面26aには冷却部材38が当接する。この構成では、図5に矢印で示すように、冷却部材38から放熱部材26に対して、下方へ押し付ける方向の外力が作用することがあり得る。しかし、その場合でも、付勢部材27の反力は、固定部52からフレーム22に伝わるのであって、アクチュエータ21やその下の流路部材20には直接伝わらない。つまり、放熱部材26に外力が作用したとしても、アクチュエータ21や流路部材20の破損が防止される。
回路基板25は、COF23の折り返し部分34bに設けられた駆動IC35と付勢部材27との間に挟まれて配置されている。そのため、付勢部材27により、回路基板25を介して駆動IC35が放熱部材26側へ付勢される。付勢部材27と駆動IC35との間に回路基板25が介在することにより、駆動IC35が安定した姿勢で放熱部材26に押し付けられる。
尚、回路基板25の強度が弱いと、付勢部材27によって押圧される際に破損する虞がある。そこで、本実施形態では、回路基板25に補強層36が積層されており、回路基板25の強度が高められている。
付勢部材27は、フレーム22と固定される固定部52と、駆動IC35を押圧する押圧部53とが連結部54で連結された、いわゆる、板バネ構造の弾性部材である。このような簡単な構成の付勢部材27により、駆動IC35を確実に放熱部材26に押し付けることができる。
付勢部材27は、4つの連結部54がプレート部50によって一体的に連結された構成である。この構成では、部品数が少なくなり、また、付勢部材27の組付や位置合わせ等の作業が容易になる。また、付勢部材27は、プレート部50の4つの角部にそれぞれ設けられた4つの固定部52において、フレーム22に固定される。つまり、付勢部材27は、アクチュエータ21の周囲に配置される4つの角部でフレーム22に固定されることから、付勢部材27の反力が、4つの固定部52に分散された上で、フレーム22に受けとめられる。
放熱部材26が高温になると、この放熱部材26からの放射熱によってアクチュエータ21や流路部材20の温度が上昇し、インク吐出特性が変化する虞がある。この点、本実施形態では、面積の大きな金属製のプレート部50が、アクチュエータ21を覆うように配置されている。これにより、放熱部材26からの輻射による電磁波が遮断され、アクチュエータ21や流路部材20に熱が伝わりにくくなる。
付勢部材27の放熱部材26に対する位置決め孔52bの位置は、特に限定はされない。但し、本実施形態では、図3、図4に示すように、フレーム22の右端部に、流路部材20のインク供給口30と連通する貫通孔22aが形成され、このフレーム22の右端部の上にはインク供給部材33が配置される。この場合、右側、即ち、インク供給部材33に近い側の固定部52には、位置決め孔52bを設けるためのスペースの余裕があまりない。即ち、右側の固定部52に位置決め孔52bが形成されるとすると、位置決め孔52bに係合する突起45が設けられた第1断熱部材41と、貫通孔22aの直上に配置されるインク供給部材33との干渉を避けるために、貫通孔22aから一定距離をあけて位置決め孔52bを設ける必要が生じる。そこで、本実施形態では、位置決め孔52bは、フレーム22の貫通孔22aとは反対側の、付勢部材27の左端部に位置する固定部52に形成されている。
以上説明した実施形態において、ヘッドユニット11が、本発明の液体吐出装置に相当する。COF23のフレキシブル基板34が、本発明のフレキシブル配線部材に相当する。放熱部材26とフレーム22の間の第1断熱部材41が、本発明のスペーサに相当する。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]前記実施形態の図5では、駆動IC35が設けられたCOF23の折り返し部分34bと付勢部材27との間に、リジッド基板である回路基板25が配置されているが、駆動IC35の下に配置される部材は、回路基板25には限られない。
例えば、図7のヘッドユニット11Aでは、COF23の折り返し部分34bと付勢部材27との間に、折り返し部分34bと駆動IC35を下から支える支え部材60が配置されている。この場合、付勢部材27の付勢力が支え部材60を介して駆動IC35に作用する。付勢部材27と駆動IC35との間に支え部材60が介在することにより、駆動IC35が安定した姿勢で放熱部材26に押し付けられる。図7の構成は、COF23の折り返し部分34bと接続されるのが、リジッド基板ではなく、フレキシブル性を有するFPCである場合に特に有効である。
あるいは、図5の回路基板25や図7の支え部材60が省略された構成も可能である。例えば、図8のヘッドユニット11Bのように、駆動IC35が設けられた折り返し部分34bの下面に、付勢部材27の押圧部53が直接接触する構成であってもよい。
2]付勢部材の構成は、前記実施形態のものには限られない。例えば、前記実施形態の付勢部材では、それぞれ押圧部53と連結部54を有する複数の弾性部51が、プレート部50によって一体的に連結されている。これに対して、複数の付勢部材が互いに分離した状態で配置されていてもよい。
また、付勢部材が、いわゆる板バネであることも必須ではない。例えば、図9のヘッドユニット11Cにおいては、付勢部材61は、支持板62と、支持板62の上面に設置されたスポンジやゴムなどからなる弾性部材63を有する。支持板62は、ボルト39によってフレーム22に固定されている。弾性部材63は回路基板25の下面に接触し、自らの弾性によって回路基板25を押し上げる。これにより、駆動IC35が放熱部材26側へ付勢される。
3]前記実施形態のインクジェットヘッド4は、印刷中には位置が固定されて記録媒体に対して移動しない、いわゆるラインタイプのヘッドである。これに対して、記録媒体に対してその幅方向に移動しながらインクを吐出する、いわゆるシリアルタイプのヘッドに、本発明を適用することも可能である。
以上説明した実施形態は、本発明を、記録用紙にインクを吐出して画像等を印刷するインクジェットヘッドに適用したものであるが、画像等の印刷以外の様々な用途で使用される液体吐出装置においても本発明は適用されうる。例えば、基板に導電性の液体を吐出して、基板表面に導電パターンを形成する液体吐出装置にも、本発明を適用することは可能である。
11、11A,11B,11C ヘッドユニット
20 流路部材
21 アクチュエータ
22 フレーム
22a 貫通孔
25 回路基板
26 放熱部材
26a 当接面
27 付勢部材
31 ノズル
32 インク流路
34 フレキシブル基板
34b 折り返し部分
35 駆動IC
36 補強層
38 冷却部材
39 ボルト
41 第1断熱部材
42 第2断熱部材
45 突起
50 プレート部
52 固定部
52b 位置決め孔
53 押圧部
54 連結部
60 支え部材
61 付勢部材

Claims (12)

  1. ノズルに連通する液体流路が形成された流路部材と、
    前記流路部材に設けられ、前記ノズルから液体を吐出させるためのアクチュエータと、
    前記アクチュエータに接続され、前記アクチュエータから前記流路部材と反対側に折り返されたフレキシブル配線部材と、
    前記流路部材の、前記アクチュエータの周囲部分に配置されたフレームと、
    前記アクチュエータに対して前記流路部材とは反対側に配置され、前記フレキシブル配線部材の折り返し部分に設けられた駆動ICと、
    前記フレキシブル配線部材の前記折り返し部分と前記アクチュエータとの間に配置され、前記折り返し部分と電気的に接続される回路基板と、
    前記駆動ICに対して前記アクチュエータとは反対側に配置された放熱部材と、
    前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを前記放熱部材側へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、前記フレームに固定され
    前記回路基板は、前記駆動ICと前記付勢部材との間に挟まれて配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記回路基板に重ねられた補強層をさらに有することを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  3. ノズルに連通する液体流路が形成された流路部材と、
    前記流路部材に設けられ、前記ノズルから液体を吐出させるためのアクチュエータと、
    前記流路部材の、前記アクチュエータの周囲部分に配置されたフレームと、
    前記アクチュエータに対して前記流路部材とは反対側に配置された駆動ICと、
    前記駆動ICに対して前記アクチュエータとは反対側に配置された放熱部材と、
    前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを前記放熱部材側へ付勢する付勢部材と、
    前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを支える支え部材と、を備え、
    前記付勢部材は、前記フレームに固定され、前記支え部材を前記放熱部材側へ付勢することを特徴とする液体吐出装置。
  4. ノズルに連通する液体流路が形成された流路部材と、
    前記流路部材に設けられ、前記ノズルから液体を吐出させるためのアクチュエータと、
    前記流路部材の、前記アクチュエータの周囲部分に配置されたフレームと、
    前記アクチュエータに対して前記流路部材とは反対側に配置された駆動ICと、
    前記駆動ICに対して前記アクチュエータとは反対側に配置された放熱部材と、
    前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを前記放熱部材側へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、前記フレームに固定された固定部と、前記駆動ICを前記アクチュエータと反対側に押圧する押圧部と、前記押圧部と前記固定部とを連結する連結部とを有する、弾性部材であることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 前記付勢部材は、複数の前記押圧部と、前記複数の押圧部にそれぞれ対応する複数の連結部と、前記複数の連結部を一体的に連結するプレート部を有することを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記付勢部材は、前記プレート部の複数の角部にそれぞれ配置された前記複数の固定部により、前記フレームに固定されていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記プレート部が金属で形成され、前記アクチュエータを覆うように配置されていることを特徴とする請求項又はに記載の液体吐出装置。
  8. ノズルに連通する液体流路が形成された流路部材と、
    前記流路部材に設けられ、前記ノズルから液体を吐出させるためのアクチュエータと、
    前記流路部材の、前記アクチュエータの周囲部分に配置されたフレームと、
    前記アクチュエータに対して前記流路部材とは反対側に配置された駆動ICと、
    前記駆動ICに対して前記アクチュエータとは反対側に配置された放熱部材と、
    前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを前記放熱部材側へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、前記フレームに固定され
    前記フレームの端部に、前記流路部材の液体流路と連通する貫通孔が形成され、
    前記付勢部材の前記貫通孔と反対側の部分に、前記フレームに対する位置決め部が設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  9. 前記放熱部材と前記付勢部材との間にスペーサが配置され、
    前記スペーサに、前記付勢部材の位置決め部に係合する突起が設けられていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  10. ノズルに連通する液体流路が形成された流路部材と、
    前記流路部材に設けられ、前記ノズルから液体を吐出させるためのアクチュエータと、
    前記流路部材の、前記アクチュエータの周囲部分に配置されたフレームと、
    前記アクチュエータに対して前記流路部材とは反対側に配置された駆動ICと、
    前記駆動ICに対して前記アクチュエータとは反対側に配置された放熱部材と、
    前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを前記放熱部材側へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、前記フレームに固定され
    前記放熱部材と前記付勢部材との間に、第1断熱部材が配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  11. ノズルに連通する液体流路が形成された流路部材と、
    前記流路部材に設けられ、前記ノズルから液体を吐出させるためのアクチュエータと、
    前記流路部材の、前記アクチュエータの周囲部分に配置されたフレームと、
    前記アクチュエータに対して前記流路部材とは反対側に配置された駆動ICと、
    前記駆動ICに対して前記アクチュエータとは反対側に配置された放熱部材と、
    前記駆動ICと前記アクチュエータとの間に配置され、前記駆動ICを前記放熱部材側へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、前記フレームに固定され
    前記放熱部材と前記フレームは、ボルトで連結され、
    前記ボルトと前記放熱部材との間に、第2断熱部材が配置され、
    前記放熱部材の、前記ボルトが貫通する孔の内径は前記ボルトの外径よりも大きく、前記ボルトが前記孔の内面と接触していないことを特徴とする液体吐出装置。
  12. 前記放熱部材は、前記駆動ICと反対側に、冷却部材と当接する当接面を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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