JP6052588B2 - 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置 - Google Patents
液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6052588B2 JP6052588B2 JP2012203960A JP2012203960A JP6052588B2 JP 6052588 B2 JP6052588 B2 JP 6052588B2 JP 2012203960 A JP2012203960 A JP 2012203960A JP 2012203960 A JP2012203960 A JP 2012203960A JP 6052588 B2 JP6052588 B2 JP 6052588B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- droplet discharge
- discharge head
- nozzle
- substrate
- actuator substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
図1は、インクジェット記録装置内の要部の構成を示す概略斜視図である。同図に示すインクジェット記録装置300には、装置本体301の内部に、印字機構部302が収納されている。この印字機構部302は、操作方向に移動可能なキャリッジ303にインクカートリッジ304が搭載されており、インクカートリッジ304の下にインクジェットヘッドが搭載されている。
(態様1)
複数のノズルが形成されるノズル板と、ノズルと連通する個別液室の一部を構成する個別液室基板と、複数のノズルのそれぞれに対応したアクチュエータが設けられたアクチュエータ基板と、ノズル板を外部から保護するノズルカバーとを有し、アクチュエータに駆動信号を供給する外部配線と電気的に接続されている入力用パッドが、ノズル配列方向におけるアクチュエータ基板上の端部に設けられた液滴吐出ヘッドにおいて、入力用パッドが設けられたアクチュエータ基板の端部には、アクチュエータ基板のノズル配列方向に対し直交する方向に沿って、熱伝導部材がアクチュエータ基板に接触して設けられており、かつ、該熱伝導部材の少なくとも一部がノズルカバーに接触している。
これによれば、上記実施形態について説明したように、入力用パッドを介して圧力発生手段に駆動信号が供給されると入力用パッドの電気抵抗で発熱する。この発熱源である入力用パッドに、熱伝導部材を接触させる。その熱伝導部材は、入力用パッドが設けられたアクチュエータ基板の端部において、アクチュエータ基板のノズル配列方向に対し直交する方向に沿って、アクチュエータ基板に接触して設けられている。さらに、熱伝導部材の少なくとも一部がノズルカバーに接触している。これらにより、入力用パッドで発生した熱は、アクチュエータ基板に伝わり、そのアクチュエータ基板に伝わった熱はアクチュエータ基板に接触して設けられた熱伝導部材に伝わり、ノズルカバーから外部に逃がす。この結果、入力用パッドが設けられているアクチュエータ基板に伝わる熱の熱量が減る。そして、アクチュエータ基板を介して個別液室のインクに伝わる熱も減る。各個別液室で生じる熱が減ることで、個別液室間での温度差が小さくなる。ノズル間でインク吐出特性のバラツキを少なくすることができる。
(態様2)
(態様1)において、外部配線は、フレキシブルプリント基板であり、入力用パッドは、ボンディングワイヤを介して、フレキシブルプリント基板と電気的に接続されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、入力用パッドで発生した熱は、ボンディングワイヤを介してフレキシブルプリント基板に伝わり、そのフレキシブルプリント基板から外部に逃がす。それにより、個別液室で生じる熱が減ることで、個別液室間での温度差が小さくなる。ノズル間でインク吐出特性のバラツキを少なくすることができる。
(態様3)
(態様2)において、熱伝導部材の少なくとも一面に、フレキシブルプリント基板が接着された保持基板が接触されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、入力用パッドで発熱した熱は、熱伝導部材に伝わり、その熱伝導部材に伝わった熱は熱伝導部材の少なくとも一面に接触する保持基板に伝わる。さらに、保持基板に伝わった熱はフレキシブルプリント基板に伝わり、そのフレキシブルプリント基板から外部に逃がす。それにより、個別液室で生じる熱が減ることで、個別液室間での温度差が小さくなる。ノズル間でインク吐出特性のバラツキを少なくすることができる。
(態様4)
(態様3)において、熱伝導部材の厚さが、熱伝導部材と接触された保持基板の端部における厚さよりも厚い。これによれば、上記実施形態について説明したように、熱伝導効率が向上する。
(態様5)
(態様3)又は(態様4)のいずれかにおいて、保持基板と熱伝導部材とに、熱伝導部材を保持する熱伝導部材保持基板が接触されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、保持基板を研磨又は切削などの工程を省略できる。さらに、アクチュエータ基板と熱伝導部材との間の接触具合を向上させることができる。
(態様6)
(態様2)において、フレキシブルプリント基板が、熱伝導部材に接触されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、熱伝導効率が向上する。
(態様7)
(態様1)〜(態様6)のいずれかにおいて、熱伝導部材がノズルカバーの面に沿って延在している。これによれば、上記実施形態について説明したように、熱伝導部材におけるノズルカバーとの接触面積が広くなり、熱伝導効率が向上する。
(態様8)
(態様1)〜(態様7)のいずれかに液滴吐出ヘッドを搭載する液滴吐出装置である。これによれば、上記実施形態について説明したように、吐出特性のバラツキが少なくなり、液滴吐出が安定する。
(態様9)
(態様1)〜(態様7)のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドを搭載し、該液滴吐出ヘッドのノズル孔から記録液を記録剤に吐出して画像を形成する画像形成装置である。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録剤の吐出特性のバラツキが少なくなり、画像の画質が安定する。
111 FPC
114 封止剤
200 高熱伝達部材
Claims (9)
- 複数のノズルが形成されるノズル板と、前記ノズルと連通する個別液室の一部を構成する個別液室基板と、前記複数のノズルのそれぞれに対応したアクチュエータが設けられたアクチュエータ基板と、前記ノズル板を外部から保護するノズルカバーとを有し、前記アクチュエータに駆動信号を供給する外部配線と電気的に接続されている入力用パッドが、ノズル配列方向における前記アクチュエータ基板上の端部に設けられた液滴吐出ヘッドにおいて、
前記入力用パッドが設けられた前記アクチュエータ基板の端部には、前記アクチュエータ基板のノズル配列方向に対し直交する方向に沿って、熱伝導部材が前記アクチュエータ基板に接触して設けられており、かつ、該熱伝導部材の少なくとも一部が前記ノズルカバーに接触していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項1記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
前記外部配線は、フレキシブルプリント基板であり、前記入力用パッドは、ボンディングワイヤを介して、前記フレキシブルプリント基板と電気的に接続されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項2記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
前記熱伝導部材の少なくとも一面に、前記フレキシブルプリント基板が接着された保持基板が接触されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項3記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
前記熱伝導部材の厚さが、前記熱伝導部材と接触された前記保持基板の端部における厚さよりも厚いことを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項3又は4に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
前記保持基板と前記熱伝導部材とに、前記熱伝導部材を保持する熱伝導部材保持基板が接触されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項2記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
前記フレキシブルプリント基板が、前記熱伝導部材に接触されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
前記熱伝導部材が、前記ノズルカバーの面に沿って延在していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドを搭載することを特徴とする液滴吐出装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドを搭載し、該液滴吐出ヘッドのノズル孔から記録液を記録材に吐出して画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012203960A JP6052588B2 (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012203960A JP6052588B2 (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014058096A JP2014058096A (ja) | 2014-04-03 |
JP6052588B2 true JP6052588B2 (ja) | 2016-12-27 |
Family
ID=50615037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012203960A Active JP6052588B2 (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6052588B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11151811A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-08 | Ricoh Co Ltd | インクジェットヘッド |
JP2003080793A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | Brother Ind Ltd | 記録装置 |
JP4182911B2 (ja) * | 2004-04-02 | 2008-11-19 | ブラザー工業株式会社 | 記録ヘッド |
JP2006116767A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Seiko Epson Corp | 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置 |
JP4631434B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2011-02-16 | ブラザー工業株式会社 | インクジェットヘッド |
JP2008080548A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Brother Ind Ltd | 記録装置 |
JP2008302644A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Brother Ind Ltd | ヒートシンク装着構造およびヒートシンク装着方法 |
JP5477036B2 (ja) * | 2010-02-18 | 2014-04-23 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド |
-
2012
- 2012-09-18 JP JP2012203960A patent/JP6052588B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014058096A (ja) | 2014-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9481169B2 (en) | Liquid jet head and liquid jet apparatus | |
JP6783279B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、および記録装置 | |
JP7105048B2 (ja) | インクジェット印刷装置 | |
US7434917B2 (en) | Ink jet recording head having temperature control heaters and nozzle arrays of differing discharge amounts | |
JP6148184B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置 | |
JP2007230060A (ja) | 液体吐出ヘッド及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2005081597A (ja) | インクジェットヘッド | |
US9533494B2 (en) | Address architecture for fluid ejection chip | |
JP4831305B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
JP2007090627A (ja) | インクジェットプリンタヘッド | |
WO2016190413A1 (ja) | 液体吐出ヘッド、および記録装置 | |
JP5430167B2 (ja) | 液体吐出ヘッド | |
JP6052588B2 (ja) | 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置 | |
JP2016101720A (ja) | 液体吐出ヘッド、記録装置、および液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP6279975B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置 | |
US8534798B2 (en) | Ink jet recording head | |
JP2006224443A (ja) | インクジェット記録ヘッド、記録装置、および記録方法 | |
JP4228632B2 (ja) | インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ | |
JP5691320B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 | |
JP6950766B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP5489550B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2006297668A (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
JP2017154473A (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2024117990A (ja) | 液体吐出ヘッド、および液体吐出装置 | |
JP6048808B2 (ja) | 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160506 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161117 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6052588 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |