JP2016101720A - 液体吐出ヘッド、記録装置、および液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッド、記録装置、および液体吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドライバICの熱を効率よく放熱することができる液体吐出ヘッドを提供する。【解決手段】液体吐出ヘッド2は、液体を吐出するための吐出孔を有するヘッド本体2aと、信号伝達部材92と、信号伝達部材92に設けられたドライバIC93と、ドライバIC93に生じた熱を放熱するための放熱板90と、ドライバIC93を収容する筐体91と、信号伝達部材92を介してドライバIC93を放熱板90側へ押圧するための押圧部材97とで構成される。押圧部材97は、ドライバIC93に対向して設けられた押圧部95a1、ヘッド本体2a上に設けられた接続部95a2、および、押圧部95a1と接続部95a1との間の少なくとも一部に設けられ、かつ内側へ傾斜する傾斜部95a3を有する第1部材95と、傾斜部95a3をヘッド本体2a側へ押圧する第2部材96とを備えており、効率よくドライバIC93の熱を放熱する。【選択図】図2

Description

本発明は、液体吐出ヘッド、記録装置、および液体吐出ヘッドの製造方法に関する。
従来、液体吐出ヘッドとして、例えば、液体を吐出するための吐出孔を有するヘッド本体と、ヘッド本体へ信号を伝達可能な信号伝達部材と、信号伝達部材に設けられたドライバICと、ドライバICに生じた熱を放熱するための放熱板を有し、ドライバICを収容する筐体と、を備える液体吐出ヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、ドライバICは、弾性部材により放熱板側に押圧されている。
特開2005−246903号公報
しかしながら、特許文献1に記載された液体吐出ヘッドでは、ドライバICが弾性部材による押圧のみで放熱板側に押圧されているため、押圧力が弱く、ドライバICの放熱性が未だ低いという問題がある。
本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための吐出孔を有するヘッド本体と、前記ヘッド本体へ信号を伝達可能な信号伝達部材と、前記信号伝達部材に設けられたドライバICと、前記ドライバICに生じた熱を放熱するための放熱板を有し、前記ドライバICを収容する筐体と、前記信号伝達部材を介して前記ドライバICを前記放熱板側へ押圧するための押圧部材と、を備えている。また、前記押圧部材は、前記ドライバICに対向して設けられた押圧部、前記ヘッド本体上に設けられた接続部、および、前記押圧部と前記接続部との間の少なくとも一部に設けられ、かつ内側へ傾斜する傾斜部を有する第1部材と、前記傾斜部を前記ヘッド本体側へ押圧する第2部材とを備えている。
本発明の一実施形態に係る記録装置は、前記液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記液体吐出ヘッドを制御する制御部を備えている。
本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドの製造方法は、液体を吐出するための吐出孔を有するヘッド本体と、前記ヘッド本体へ信号を伝達可能な信号伝達部材と、前記信号伝達部材に設けられたドライバICと、前記ドライバICに生じた熱を放熱するための放熱板を有し、前記ドライバICを収容する筐体と、前記信号伝達部材を介して前記ドライバICを前記放熱板側へ押圧するための押圧部材と、を備えた液体吐出ヘッドの製造方法であって、前記押圧部材は、前記ドライバICに対向して設けられた押圧部、前記ヘッド本体上に設けられた接続部、および、前記押圧部と前記接続部との間の少なくとも一部に設けられ、かつ内側へ傾斜した傾斜部を有する第1部材と、前記傾斜部上に設けられた第2部材と、を備え、前記ドライバICを前記筐体に収容してから、前記第2部材を前記ヘッド本体側へ押圧することにより、前記押圧部を前記放熱板側へ押圧する。
本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドによれば、第2部材が傾斜部をヘッド本体側へ押圧することにより、第1部材の押圧部がドライバICを放熱板側へ押圧することができ、ドライバICの熱を放熱することができる。
第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドを含む記録装置を示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。 図1に示す液体吐出ヘッドを示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図である。 図1に示す液体吐出ヘッドを構成する押圧部材を示しており、(a)は第1部材の側面図、(b)は第2部材の平面図、(c)は押圧部材の平面図である。 図1に示す液体吐出ヘッドの製造工程を示す断面図であり、(a)は筺体接続工程、(b)は押圧部材による押圧工程を示している。 図1に示す液体吐出ヘッドの製造工程を示す断面図であり、放熱板接続工程を示してる。 図1に示す液体吐出ヘッドの第2流路部材近傍を示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図である。 図6に示す液体吐出ヘッドの一部を拡大する平面図である。 (a)は図7に示す吐出ユニットの一部を拡大して示す拡大平面図、(b)は図8(a)に示すI−I線断面図である。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッド2を備える記録装置1の概略の側面図である。図1(b)は、記録装置1の概略の平面図である。なお、二次供給流路20および二次回収流路24の延びる方向を第1方向と称し、一次供給流路22および一次回収流路26の延びる方向を第2方向と称する。
記録装置1は、記録媒体である印刷用紙Pを搬送ローラ80aから搬送ローラ80bへと搬送することにより、印刷用紙Pを液体吐出ヘッド2に対して搬送方向に相対的に移動させている。制御部88は、画像や文字のデータに基づいて、液体吐出ヘッド2を制御して、液体吐出ヘッド2から記録媒体Pに向けて液体を吐出させ、印刷用紙Pに液滴を着弾させて、印刷用紙Pに印刷などの記録を行なう。
本実施形態では、液体吐出ヘッド2は記録装置1に対して固定されており、記録装置1はいわゆるライン記録装置となっている。本発明の記録装置の他の実施形態としては、いわゆるシリアル記録装置があげられる。
記録装置1には、印刷用紙Pとほぼ平行するように平板状のフレーム70が固定されている。フレーム70には図示しない20個の孔が設けられており、20個の液体吐出ヘッド2がそれぞれの孔に搭載されている。液体吐出ヘッド2の液体を吐出する部位は、印刷用紙Pに面するようになっている。液体吐出ヘッド2と印刷用紙Pとの間の距離は、例えば0.5〜20mm程度とされる。5つの液体吐出ヘッド2は、1つのヘッド群72を構成しており、記録装置1は、4つのヘッド群72を有している。
液体吐出ヘッド2は、第2方向に細長い長尺形状を有している。1つのヘッド群72内において、3つの液体吐出ヘッド2は、第2方向に沿って並んでおり、他の2つの液体吐出ヘッド2は3つの液体吐出ヘッド2と第2方向にずれた位置で、3つの液体吐出ヘッド2の間にそれぞれ一つずつ並んでいる。
液体吐出ヘッド2は、各液体吐出ヘッド2で印刷可能な範囲が、液体吐出ヘッド2の長
手方向に繋がるように、あるいは端が重複するように配置されており、印刷用紙Pの幅方向に隙間なく印刷することが可能になっている。
4つのヘッド群72は、搬送方向に沿って配置されている。各液体吐出ヘッド2には、図示しない液体タンクから液体(インク)が供給される。1つのヘッド群72に属する液体吐出ヘッド2には、同じ色のインクが供給されるようになっており、4つのヘッド群で4色のインクが印刷できる。各ヘッド群72から吐出されるインクの色は、例えば、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)およびブラック(K)である。このようなインクを、制御部88で制御して印刷すれば、カラー画像が印刷できる。
記録装置1に搭載される液体吐出ヘッド2の個数は、単色で、1つの液体吐出ヘッド2で印刷可能な範囲を印刷するのなら1つでもよい。ヘッド群72に含まれる液体吐出ヘッド2の個数、あるいはヘッド群72の個数は、印刷する対象や印刷条件により適宜変更できる。例えば、さらに多色の印刷をするためにヘッド群72の個数を増やしてもよい。また、同色で印刷するヘッド群72を複数配置して、搬送方向に交互に印刷することで、印刷速度(搬送速度)を速くすることができる。また、同色で印刷するヘッド群72を複数準備して、第2方向にずらして配置して、印刷用紙Pの幅方向の解像度を高くしてもよい。
さらに、色の付いたインクを印刷する以外に、印刷用紙Pの表面処理をするために、コーティング剤などの液体を印刷してもよい。
記録装置1は、印刷用紙Pに印刷を行なう。印刷用紙Pは、給紙ローラ80aに巻き取られた状態になっており、2つのガイドローラ82aの間を通った後、フレーム70に搭載されている液体吐出ヘッド2の下側を通り、その後2つの搬送ローラ82bの間を通り、最終的に回収ローラ80bに回収される。印刷する際には、搬送ローラ82bを回転させることで印刷用紙Pは、一定速度で搬送され、液体吐出ヘッド2によって印刷される。回収ローラ80bは、搬送ローラ82bから送り出された印刷用紙Pを巻き取る。搬送速度は、例えば、75m/分とされる。各ローラは、制御部88によって制御されてもよいし、人によって手動で操作されてもよい。
記録媒体は、印刷用紙P以外に、布、あるいはタイル等の建築材料でもよい。また、記録装置1を、印刷用紙Pの代わりに搬送ベルトを搬送する形態にし、記録媒体は、ロール状のもの以外に、搬送ベルト上に置かれた、枚葉紙や裁断された布、木材、タイルなどにしてもよい。さらに、液体吐出ヘッド2から導電性の粒子を含む液体を吐出するようにして、電子機器の配線パターンなどを印刷してもよい。またさらに、液体吐出ヘッド2から反応容器などに向けて所定量の液体の化学薬剤や化学薬剤を含んだ液体を吐出させて、反応させるなどして、化学薬品を作製してもよい。
また、記録装置1に、位置センサ、速度センサ、温度センサなどを取り付け、制御部88が、各センサからの情報から分かる記録装置1の各部の状態に応じて、記録装置1の各部を制御してもよい。特に、液体吐出ヘッド2から吐出される液体の吐出特性(吐出量や吐出速度など)が外部の影響を受けるようであれば、液体吐出ヘッド2の温度や液体タンクの液体の温度、液体タンクの液体が液体吐出ヘッド2に加えている圧力に応じて、液体吐出ヘッド2において液体を吐出させる駆動信号を変えるようにしてもよい。
次に、本発明の一実施形態の液体吐出ヘッド2について図2〜8を用いて説明する。なお、図2(a)においては、配線基板92を支える支持板、および第2部材96を省略して示している。また、図4においては、放熱板90が取り付けられる位置を破線にて示している。
液体吐出ヘッド2は、ヘッド本体2aと、信号伝達部材92と、配線基板94と、押圧部材97と、筺体91と、放熱板90とを備えている。ヘッド本体2aの上方には配線基板94が配置されており、ヘッド本体2aから引き出された信号伝達部材92が配線基板94に電気的に接続されている。筺体91は信号伝達部材92および配線基板30を覆うように配置されており、両側方に放熱板90が配置されている。
ヘッド本体2aは、液体を吐出するための吐出孔8(図8参照)を有している。また、ヘッド本体2aは、一次流路部材6と二次流路部材4とアクチュエータ基板40とを備えている。ヘッド本体2aは主走査方向に長く設けられており、二次流路部材4上にアクチュエータ基板40が設けられている。アクチュエータ基板40を取り囲むように二次流路部材6が配置されており、開口6aから信号伝達部材92が上方へ引き出されている。
筺体91は、ヘッド本体2a上に配置されており、ドライバIC93に生じた熱を放熱するための放熱板90を有している。筐体91は、主走査方向に長く設けられており、枠体91aと、側壁91bと、上壁91cとを有している。枠体91aは、平面視して、中央部に開口した枠形状をなしている。筐体91は、枠体91aに側壁91bが接続されており、側壁91bに上壁91cが接続されている。そのため、筐体91は、図2(a)に示すように、下面および両側面に開口を有している。
筺体91は、上方から信号伝達部材92および配線基板94を覆うようにヘッド本体2a上に載置されることにより、信号伝達部材92および配線基板94を封止している。筐体91は、信号伝達部材92、ドライバIC93および配線基板94を覆うように配置されている。筺体91は、金属、合金あるいは樹脂により形成することができる。
放熱板90は、一方の放熱板90aと他方の放熱板90bとを備えている。放熱板90は、主走査方向に長く設けられており、放熱性の高い金属あるいは合金により形成されている。放熱板90は、筺体91の両側面の開口を封止するように配置されており、螺子止めにより筺体91に接続されている。なお、放熱板90は接着剤により筺体91に接続されていてもよい。
信号伝達部材92は、一方の放熱板90a側に設けられた一方の信号伝達部材92aと、他方の放熱板90b側に設けられた他方の信号伝達部材92bとを備えている。信号伝達部材92は、外部から送られた信号をヘッド本体2aに伝達可能に構成されている。
信号伝達部材92の一端部は、アクチュエータ基板40と電気的に接続されている。信号伝達部材92の他端部は、一次流路部材6の開口6aを挿通するように上方に引き出されており、配線基板94に電気的に接続されている。それにより、アクチュエータ基板40と外部とが電気的に接続されている。信号伝達部材92としては、FPC(Flexible Printed Circuit)を例示することができる。
信号伝達部材92上にはドライバIC93が設けられている。ドライバIC93は、一方の信号伝達部材92a上に設けられた一方のドライバIC93aと、他方の信号伝達部材92b上に設けられた他方のドライバIC93bとを備えている。ドライバIC93は、外部から送られた信号に基づいて、アクチュエータ基板40を駆動させ、液体吐出ヘッド2を駆動させている。
配線基板94は、支持板によりヘッド本体2aの上方に配置されている。配線基板94は、ドライバIC93に信号を分配する機能を有している。
押圧部材97は、第1部材95と第2部材96とを備えている。押圧部材97は、弾性部材98および信号伝達部材92を介して放熱板90にドライバIC93を押圧している。それにより、ドライバIC93が駆動により生じた熱を放熱板90へ効率よく放熱することができる。なお、弾性部材98は必ずしも設けなくてもよい。
第1部材95は、一方の押圧部95a1と、他方の押圧部95b1と、接続部95a2,95b2と、一方の傾斜部95a3と、他方の傾斜部95a3とを備えている。
一方の押圧部95a1は、一方のドライバIC93aに対向して設けられている。他方の押圧部95b1は、他方のドライバIC93bに対向して設けられている。接続部95a2,95b2は、ヘッド本体2a上に設けられている。一方の傾斜部95a3は、一方の押圧部95aと接続部95a2,95b2との間の少なくとも一部に設けられ、かつ内側へ傾斜するように設けられている。他方の傾斜部95a3は、他方の押圧部95aと接続部95a2,95b2との間の少なくとも一部に設けられ、かつ内側へ傾斜するように設けられている。
第1部材95は、断面視して、上側が開口したUの字形状に設けられており、一方の放熱板90a側に一方の押圧部95a1が設けられ、他方の放熱板90b側に他方の押圧部95b1が設けられている。そして、一方の押圧部95a1が一方のドライバIC93aを一方の放熱板90aに押圧し、他方の押圧部95b1が他方のドライバIC93bを他方の放熱板90bに押圧している。
押圧部95a1,95b1は、ドライバIC93と対向するように設けられており、上下方向に延びるように設けられている。なお、押圧部95a1,95b1は、第1部材95のうち、ドライバIC93に対向するように設けられている領域を示している。
接続部95a2,95b2は、ヘッド本体2a上に設けられており、螺子等により、ヘッド本体2aに固定されている。
傾斜部95a3,95b3は、押圧部95a1,95b1と接続部95a2,95b2とを接続するように設けられており、押圧部95a1,95b1と接続部95a2,95b2との間のうち少なくとも一部が上下方向および水平方向に対して傾斜して設けられている。
本実施形態では、傾斜部95a3,95b3は、押圧部95a1,95b1から下方に向って延び、その後内側へ向かって傾斜して接続部95a2,95b2に接続されている。
第1部材95は、一方の押圧部95a1と、他方の押圧部95b1と、接続部95a2,95b2と、一方の傾斜部95a3と、他方の傾斜部95a3とが一体的に設けられている。そして、接続部95a2,95b2がヘッド本体2aに接続されている。そのため、一方の傾斜部95a3および他方の傾斜部95b3をヘッド本体2aに向けて押圧することにより、一方の押圧部95a1が一方のドライバIC93aを一方の放熱板90aに押圧するとともに、他方の押圧部95b1が他方のドライバIC93bを他方の放熱板90bに押圧することができる。
第1部材95は、弾性変形可能に構成されていることが好ましく、例えば、金属、合金、または樹脂により形成することができる。放熱性を向上させるためにアルマイト処理を行っていてもよい。第1部材95の厚みは、0.05〜0.5mmであることが好ましい。それにより、傾斜部95a3,95b3を押圧することにより、押圧部95a1,95
b1により、ドライバIC93a,93bを放熱板90a,90bに押圧することができる。
また、図3(a)に示すように、第1部材95は、一方の傾斜部95a3に一方の孔部95a4が設けられている。一方の孔部95a4は、一方の傾斜部95a3を矩形状に切り欠いており、主走査方向に複数設けられている。また、図示しないが、他方の傾斜95b3にも他方の孔部が設けられている。
一方の孔部95a4は、図3(b)に示す第2部材96の突出部96bが収容されることにより、第1部材95と第2部材96とが接続されている。
第2部材96は、基部96aと突出部96bとを有している。基部96aは、平面視して矩形状をなしている。突出部96bは、基部96aから幅方向に突出している。第2部材96は、平面視して、第1部材95の一方の傾斜部95a3と、他方の傾斜部95b3とにまたがって設けられている。すなわち、基部96aの長辺が傾斜部95a3,95b3上に設けられており、第2部材96をヘッド本体2a側に押圧することにより、傾斜部95a3,95b3をヘッド本体2a側に押圧することができる。
突出部96bは、基部96aの長辺から幅方向に突出しており、傾斜部95a3,95b3に向けて突出している。図3(c)に示すように、孔部95d4に突出部96bは収容されている。それにより、第1部材95と第2部材96とが接続されている。
第2部材96は、第1部材95を弾性変形するために第1部材95よりも高い剛性を有していることが好ましい。第2部材96は、例えば、金属、合金、あるいは樹脂材料により形成することができる。第2部材96の厚みは、1〜3mmであることが好ましい。それにより、傾斜部95a3,95b3を押圧しても第2部材96が変形する可能性を低減することができる。
弾性部材98は、押圧部95a1,95b1上に設けられており、信号伝達部材92と押圧部95a1,95b1との間に配置されている。弾性部材98を設けることにより、押圧部95a1,95b1が信号伝達部材92を破損させる可能性を低減することができる。弾性部材98としては、例えば、発泡体両面テープを例示することができる。なお、弾性部材98は必ずしも設ける必要はない。
液体吐出ヘッド2は、押圧部材97が第1部材95と第2部材96とを備えており、第2部材96が傾斜部95a3,95b3をヘッド本体2a側に押圧するように構成されている。それにより、傾斜部95a3,95b3は下方へ向けて変形するとともに、それぞれ外側へ向けて変形することとなる。そのため、傾斜部95a3,95b3に接続された押圧部95a1,95b1も外側へ向けて変形することとなり、ドライバIC93a,93bを放熱板90a,90bに押圧する押圧力が生じることとなる。その結果、ドライバIC93a,93bを放熱板90a,90bに押圧することができ、ドライバIC93a,93bの放熱を効率よく行うことができる。
また、液体吐出ヘッド2は、第2部材96が一方の傾斜部95a3と他方の傾斜部95b3とにまたがって設けられている。そのため、第2部材96をヘッド本体2a側に押圧することにより、一方の傾斜部95a3と他方の傾斜部95b3とを同時に外側へ向けて変形させることができる。それにより、第2部材96をヘッド本体2a側へ向けて押圧することにより、両側方へ向けて押圧部95a1,95b1を変形させることができ、製造工程を簡略化することができる。
また、接続部95a2,95b2が第2部材96と離間して配置されている。これにより、接続部95a2,95b2と第2部材96との間に空間99aが形成されることとなる。その結果、信号伝達部材92と押圧部材97により囲まれた空間99bと、空間99aとを第2部材96により分断することができる。
そのため、ドライバIC93の駆動により生じた熱が、空間99bに伝達したとしても、空間99aが第2部材96により空間99bと分断されているため、空間99aの温度が上昇する可能性を低減することができる。その結果、ヘッド本体2aの温度が上昇する可能性を低減することができる。
また、空間99aに空気が配置されている。そのため、空間99aが空気により断熱されることとなり、ドライバIC93の熱がヘッド本体2aに伝達しにくくなり、さらにヘッド本体2aの温度が上昇する可能性を低減することができる。
また、突出部96bが孔部95d4に収容されている。そのため、第1部材95がドライバIC93を押圧した状態で、第1部材95と第2部材96とを接続することができる。その結果、ドライバIC93を放熱板90に押圧し続けることができ、ドライバIC93の放熱性を向上させることができる。
なお、平面視して、突出部96bの位置が孔部95d4に対応するように第2部材96を載置して、ヘッド本体2a側に押圧することにより、突出部96bを孔部95d4に収容することができ、第1部材95と第2部材96とを接続することができる。
また、傾斜部95a3,95b3の厚みが、第2部材96の厚みよりも薄くなっている。それにより、第2部材96を押圧して第1部材95を容易に変形させることができるとともに、第2部材96に変形が生じる可能性を低減することができる。
なお、傾斜部95a3,95b3のみならず、第1部材95aの厚みが第2部材96の厚みよりも薄くてもよい。その場合においても第1部材95を容易に変形させることができ、ドライバIC93を押圧することができる。
また、第1部材95が金属または合金により形成されており、第2部材が金属または合金により形成されていることが好ましい。それにより、ドライバIC93の熱が第1部材95に伝熱した際に、第1部材95に伝熱した熱の一部が、第2部材96に伝熱することとなり、接続部95a2,95b2に伝熱する熱量を低減することができる。その結果、ヘッド本体2aの温度が上昇する可能性を低減することができる。
また、第1部材95が金属または合金により形成されており、第2部材96が樹脂により形成されていてもよい。それにより、第1部材95に第2部材96を接続する際に、突出部96bが第1部材95を破損させる可能性を低減することができ、押圧部材97の信頼性を向上させることができる。
なお、弾性変形可能な樹脂により第1部材95を形成してもよい。その場合においても、第2部材96を押圧することにより、第1部材95の押圧部95a1,95b1がドライバIC93を放熱板90に押圧することができる。
次に、図4〜5を用いて、液体吐出ヘッド2の製造方法について説明する。
二次流路部材4にアクチュエータ基板40を接合し、ドライバIC93が搭載された信号伝達部材92の一端部を、アクチュエータ基板40に電気的に接続する。そして、信号
伝達部材92の他端部を一次流路部材6の開口6aを挿通させた状態で、一次流路部材6と二次流路部材4とを接合する。こうしてヘッド本体2aを作製する。
次いで、ヘッド本体2a上に押圧部材97の第1部材95を接合する。第1部材95の接続部95a2,95b2をヘッド本体2aの幅方向における中央部に載置し、接続部95a2,95b2をヘッド本体2aに螺子止めする。続いて、突出部95b2(図3参照)の位置が孔部95a4(図3参照)の位置に対応するように、第2部材96を一方の押圧部95a1と他方の押圧部95b1の間に位置するように第1部材95上に載置する。このとき、第2部材96は、ヘッド本体2a側に向けて変位可能な状態で載置されている。
次いで、支持部(不図示)上に配線基板94を載置し、信号伝達部材92の他端部を配線基板94に設けられたコネクタ(不図示)に嵌合させる。
次いで、図4(a)の実線の矢印に示すように、上方からヘッド本体2a上に筐体91を載置する。その際に、筐体91の下面に設けられた開口に、信号伝達部材92および配線基板94が配置されるように筐体91をヘッド本体2a上に載置する。それにより、ドライバIC93を筐体91に収容することができる。この時、第2部材96は、第1部材95の傾斜部95a3,95b3を押圧していないため、押圧部95a1,95b1が側方へ向けて突出しない構成となっている。それゆえ、筐体91の枠体91aとドライバIC93とが接触しにくい構成となり、ドライバIC93に破損が生じる可能性を低減することができる。
次いで、図4(b)の実線の矢印に示すように、筐体91の側方の開口を介して第2部材96を傾斜部95a3,95b3にヘッド本体2a側へ押圧する。それにより、図4(b)の破線の矢印に示すように、第1部材95に変形が生じて、押圧部95a1,95b1が側方へ向けて変形する。第2部材96は、突出部96b2が孔部95a4に収容されることとなり、第1部材95と第2部材96とが接続される。それにより、押圧部材97が、押圧部95a1,95b1が側方へ突出した状態で固定されることとなる。
次いで、図5の実線の矢印に示すように、筐体91の両側方に放熱板90を螺子止めして、筐体91と放熱板90とを接合する。それにより、ドライバIC93は、放熱板90により中央に向けて押圧され、放熱板90と接触しながら中央に向けて変位することとなる。その結果、ドライバIC93は、押圧部材97によって放熱板90に向けて押圧されることとなる。
このように、ドライバIC93を筐体91に収容してから、第2部材96をヘッド本体2a側へ押圧することにより、押圧部95a1,95b1を放熱板90側へ押圧することができる。その結果、液体吐出ヘッド2の組み立て時に、筐体91とドライバIC93とが接触して、ドライバIC93に破損が生じる可能性を低減することができる。
すなわち、筐体91を搭載する際には押圧部95a1,95b1が側方へ突出しておらず、筐体91の搭載後に筐体91の側面の開口を介して第2部材96をヘッド本体2a側に押圧することにより、押圧部95a1,95b1を側方へ突出させることができる。その結果、ドライバIC93と枠体91aとが接触する可能性を低減しつつ、押圧部材97によりドライバIC93が放熱板90に押圧される構造となり、ドライバIC93の放熱性を向上させることができる。
次に、図6〜8を用いてヘッド本体2aを構成する各部材について説明する。
図2に示すように、ヘッド本体2aは、一次流路部材6と、二次流路部材4と、アクチュエータ基板40とを備えている。二次流路部材4の吐出領域32にはアクチュエータ基板40が設けられており、アクチュエータ基板40には信号伝達部材92が電気的に接続されている。
一次流路部材6は、第2方向に沿って延びるように形成されており、内部に一次供給流路22および一次回収流路26が設けられている。一次供給流路22および一次回収流路26は第2方向に延びるように設けられている。
一次流路部材6は、第2方向に沿って延びる開口6aと、第2方向の両端部に設けられた開口6bとを備えている。開口6aからは信号伝達部材92が上方に向けて引き出されている。一次流路部材6は、開口や溝が形成されたプレートを積層して形成することができ、プレートは金属、合金、あるいは樹脂により形成することができる。なお、樹脂により一体的に形成してもよい。
一次供給流路22は、第2方向における一方の開口6bと、アクチュエータ基板40の第1開口20aと連通部22aを介して連通しており、二次流路部材4に外部から液体を供給している。一次回収流路26は、第2方向における他方の開口6bと連通部26aを介して、アクチュエータ基板40の第2開口24aと連通しており、二次流路部材4から液体を回収している。連通部26aは、水平方向に延びた後、下方に向けて引き出されている。
二次流路部材4は、詳細は後述するが、吐出素子30を備えており、液体を吐出するための流路が形成されている。二次流路部材4の表面には第1開口20aと、第2開口24aとが形成されており、第1開口20aおよび第2開口24aが設けられていない領域に、吐出領域32が形成されている。
吐出領域32には、アクチュエータ基板40が配置されており、接着剤などにより二次流路部材4と接合されている。アクチュエータ基板40の表面には接続電極46が設けられており、接続電極46が信号伝達部材92と電気的に接続されている。接続電極46は、Ag,Pd,Auなどの金属または合金により形成された半田バンプ、あるいは樹脂バンプにより信号伝達部材92に電気的に接続されている。
図6〜8を用いて、二次流路部材4およびアクチュエータ基板40について説明する。なお、図7,8(a)においては、わかりやすくするために破線で示すべき線も実線にて示している。
二次流路部材4は、二次流路部材本体4aとノズルプレート4bとを備えており、加圧室面4−1と吐出孔面4−2とが形成されている。加圧室面4−1上にアクチュエータ基板40が配置されており、互いに接合されている。二次流路部材本体4aは、開口や溝が形成されたプレートを積層して形成することができ、プレートは金属、合金、あるいは樹脂により形成することができる。なお、二次流路部材4を樹脂により一体的に形成してもよい。
二次流路部材4は、二次供給流路20と、第1開口20aと、二次回収流路24と、第2開口24aと、吐出素子30と、を備えている。二次供給流路20および二次回収流路24は、第1方向に沿って設けられており、第2方向に交互に配置されている。
吐出素子30は、二次流路部材4の吐出領域32に、第1方向および第2方向に沿うようにマトリクス状に配置されている。
吐出素子30は、加圧室10と、個別供給流路12と、吐出孔8と、個別回収流路14とを備えている。加圧室10は加圧室本体10aと部分流路10bとを備えている。加圧室本体10aと、部分流路10bと、個別供給流路12と、吐出孔8と、個別回収流路14とは、それぞれ連通しており、流体接続されている。
加圧室10は、加圧室本体10aと、部分流路10bとを備えている。加圧室本体10aは、加圧室面4−1に面して配置されており、変位素子50からの圧力を受けている。加圧室本体10aは、直円柱形状であり、平面形状は円形状である。平面形状が円形状であることにより変位素子50が同じ力で変形させた場合の変位量、および変位により生じる加圧室10の体積変化を大きくできる。
部分流路10bは、加圧室本体10aの下から吐出孔面4−2に開口している吐出孔8に繋がる中空の領域である。部分流路10bは、直径が加圧室本体10aより小さい直円柱形状であり、平面形状は円形状である。また、部分流路10bは、加圧室面4−1から見たときに、加圧室本体10a内に収容されるように配置されている。
複数ある加圧室10は、第1方向に沿った複数の加圧室列11Aを構成しているとともに、第2方向に沿った複数の加圧室行11Bを構成している。各吐出孔8は、対応する加圧室本体10aの中心に位置している。複数ある吐出孔8も、加圧室1と同様に、第1方向に沿った複数の吐出孔列9Aを構成しているとともに、第2方向に沿った複数の吐出孔行9Bを構成している。第1方向は第2方向に対して傾斜しており、第1方向と第2方向のなす角は45〜90°であることが好ましい。
図7において、吐出孔8を第2方向と直交する方向に投影すると、仮想直線Rの範囲に32個の吐出孔8が投影され、仮想直線R内で各吐出孔8は360dpiの間隔に並ぶ。これにより、仮想直線Rに直交する方向に印刷用紙Pを搬送して印刷すれば、360dpiの解像度で印刷できる。
液体吐出ヘッド2における液体の流れについて説明する。外部より供給された液体は、一次流路部材6の開口6bから供給され一次供給流路22を流れる。一次供給流路22を流れる液体は、連通部22aを介して二次流路部材4の第1開口20aに供給される。そのため、一次供給流路22を流れる液体は、第1開口20aに向けて個別に分流されることとなる。
第1開口20aに供給された液体は、第1方向に沿って二次供給流路24を流れる間に、各個別供給流路12に流れることとなる。そのため、二次供給流路24を流れる液体は、各吐出素子30に向けて個別に分流されることとなる。
個別供給流路12に流れた液体は、加圧室本体10aに流れ込み、変位素子50により圧力を加えられ、部分流路12を下方に向けて流れることとなる。そして、部分流路12の先に液体が到達すると、吐出孔8から液体が吐出される。
吐出孔8から吐出されなかった液体は、個別回収流路14を流れて二次回収流路24に回収される。二次回収流路24は第1方向に沿って流れる間に各個別回収流路14から液体を回収する。そして、第2開口24aを流れ出た液体は、一次流路部材6の一次回収流路26に回収されることとなる。なお、第2開口24aと一次回収流路26とは、連通部26aにより連通されている。そして、一次回収流路26を第2方向に沿って流れながら、各第2開口24aから液体が回収され、回収された液体は、開口6bから外部へ排出される。
二次流路部材4の上面には、変位素子50を含むアクチュエータ基板40が接合されており、各変位素子50が加圧室10上に位置するように配置されている。アクチュエータ基板40は、吐出素子30が配置された吐出領域32と略同一の形状の領域を占有している。また、各加圧室本体10aの開口は、流路部材4の加圧室面4−1にアクチュエータ基板40が接合されることで閉塞される。
アクチュエータ基板40は、ヘッド本体2aと同じく第2方向に長い長方形状をなしている。また、詳細は後述するが、アクチュエータ基板40には、各変位素子50に信号を供給するための信号伝達部材92が接続されている。
アクチュエータ基板40は、圧電セラミックス層40a,40bと、共通電極42と、個別電極44と、接続電極46とを有している。アクチュエータ基板40は、圧電セラミックス層40bと、共通電極42と、圧電セラミックス層40aと、個別電極44とが積層されて構成されており、圧電セラミックス層40aを介して共通電極42と個別電極44とが対向する領域が変位素子50として機能する。
共通電極42は、圧電セラミックス層40a,40bの間に設けられており、圧電セラミックス層40a、40bの全域にわたって設けられている。個別電極44は、個別電極本体44aと引出電極44bとを有している。個別電極本体44aは加圧室10上に配置されており、加圧室10に対応して設けられている。引出電極44bは、個別電極本体44aから加圧室10より外側まで引き出されている。
引出電極44b上の加圧室10と対向する領域外に引き出された部分には、接続電極46が形成されている。接続電極46は例えばガラスフリットを含む銀−パラジウムからなり、厚さが15μm程度で凸状に形成されている。また、接続電極46は、信号伝達部材92に設けられたバンプと電気的に接続されている。
以上、第1の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、加圧部として、加圧室10を圧電アクチュエータの圧電変形によりを加圧する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、加圧室10ごとに発熱部を設け、発熱部の熱により加圧室10の内部の液体を加熱し、液体の熱膨張により加圧する加圧部としてもよい。
また、一次供給流路22に外部から液体を供給し、一次回収流路26から液体を外部に回収する例を示したがこれに限定されるものではない。一次回収流路26に外部から液体を供給し、一次供給流路22から液体を外部に回収するようにしてもよい。また、ヘッド本体2aの内部を液体が循環しない構造としてもよい。
また、第2部材96が一方の傾斜部95a1と他方の傾斜部95a2とにまたがって設けられていなくてもよい。また、接続部95a2,95b2と第2部材96とが離間していなくてもよい。また、突出部96b2が孔部95a4に収容されていなくてもよく、突出部96b2および孔部95a4が設けられていなくてもよい。また、傾斜部95a3,95b3の厚みが、第2部材96の厚みよりも薄くなくてもよい。これらのいずれの場合においても、第2部材96が傾斜部95a3,95b3をヘッド本体2a側に押圧するように設けられていることにより、ドライバIc93の放熱性を向上させることができる。
1・・・記録装置
2・・・液体吐出ヘッド
2a・・・ヘッド本体
4・・・二次流路部材
6・・・一次流路部材
8・・・吐出孔
10・・・加圧室
12・・・個別供給流路
14・・・個別回収流路
20・・・二次供給流路
22・・・一次供給流路
24・・・二次回収流路
26・・・一次回収流路
30・・・吐出素子
40・・・アクチュエータ基板
50・・・変位素子(加圧部)
70・・・(ヘッド搭載)フレーム
88・・・制御部
90・・・放熱板
91・・・筐体
92・・・信号伝達部材
93・・・ドライバIC
94・・・配線基板
95・・・第1部材
96・・・第2部材
97・・・押圧部材
98・・・弾性部材
P・・・印刷用紙

Claims (10)

  1. 液体を吐出するための吐出孔を有するヘッド本体と、
    前記ヘッド本体へ信号を伝達可能な信号伝達部材と、
    前記信号伝達部材に設けられたドライバICと、
    前記ドライバICに生じた熱を放熱するための放熱板を有し、前記ドライバICを収容する筐体と、
    前記信号伝達部材を介して前記ドライバICを前記放熱板側へ押圧するための押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材は、
    前記ドライバICに対向して設けられた押圧部、前記ヘッド本体上に設けられた接続部、および、前記押圧部と前記接続部との間の少なくとも一部に設けられ、かつ内側へ傾斜する傾斜部を有する第1部材と、
    前記傾斜部を前記ヘッド本体側へ押圧する第2部材とを備えることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記放熱板は、一方側に設けられた一方の放熱板と、他方側に設けられた他方の放熱板とを備えており、
    前記ドライバICは、前記一方の放熱板側に設けられた一方のドライバICと、前記他方の放熱板側に設けられた他方のドライバICとを備えており、
    前記押圧部材は、前記一方のドライバICに対向して設けられた一方の押圧部と、前記他方のドライバICに対向して設けられた他方の押圧部と、前記一方の押圧部および前記接続部の間の一部に設けられ、かつ内側へ傾斜する一方の傾斜部と、前記他方の押圧部および前記接続部の間の一部に設けられ、かつ内側へ傾斜する他方の傾斜部とを備えており、
    前記第2部材が、前記一方の傾斜部と前記他方の傾斜部をまたがって設けられている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記接続部と前記第2部材とが離間している、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記接続部と前記第2部材との間に空気が配置されている、請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記第1部材は、前記傾斜部に孔部を有し、
    前記第2部材は、幅方向に突出した突出部を有しており、
    前記突出部が前記孔部に収容されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記傾斜部の厚みが、前記第2部材の厚みよりも薄い、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記第1部材が金属または合金により形成されており、
    前記第2部材が金属または合金により形成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記第1部材が金属または合金により形成されており、
    前記第2部材が樹脂により形成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドと、
    記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、
    前記液体吐出ヘッドを制御する制御部と、を備えていることを特徴とする記録装置。
  10. 液体を吐出するための吐出孔を有するヘッド本体と、
    前記ヘッド本体へ信号を伝達可能な信号伝達部材と、
    前記信号伝達部材に設けられたドライバICと、
    前記ドライバICに生じた熱を放熱するための放熱板を有し、前記ドライバICを収容する筐体と、
    前記信号伝達部材を介して前記ドライバICを前記放熱板側へ押圧するための押圧部材と、を備えた液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記押圧部材は、
    前記ドライバICに対向して設けられた押圧部、前記ヘッド本体上に設けられた接続部、および、前記押圧部と前記接続部との間の少なくとも一部に設けられ、かつ内側へ傾斜した傾斜部を有する第1部材と、前記傾斜部上に設けられた第2部材と、を備え、
    前記ドライバICを前記筐体に収容してから、前記第2部材を前記ヘッド本体側へ押圧することにより、前記押圧部を前記放熱板側へ押圧することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。




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