JP7120758B2 - インクジェット式プリントヘッドおよびインクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット式プリントヘッドおよびインクジェットプリンタに関する。
従来から、吐出ヘッドを冷却する手段を備えたインクジェット式プリントヘッド、および、そのようなプリントヘッドを備えたインクジェットプリンタ他の装置が知られている。例えば、特許文献1には、冷却水が通るチャンネルを内部に形成したブロックと、上記ブロックから延びるウイング領域とからなるヒートシンクを備えたプリントヘッドカートリッジが開示されている。また、吐出ヘッドに風を送る冷却ファンを備えたプリントヘッドなども知られている。
特表2003-533378号公報
上記した吐出ヘッドの冷却手段は、十分な冷却能力を確保できる反面、構造が複雑であるか、または部材が高価で、コストが高くなるというデメリットも併せ持っている。例えば、特許文献1に記載されたヒートシンクは、冷却水を通すチャンネルの形成や、吐出ヘッドへの密着性を保証するための表面形状の形成などに相当のコストを要すると考えられる。また、冷却ファンを備えたプリントヘッドは、冷却ファンそのものにコストを要する他、取り付け上の制約も大きい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストでありながら冷却能力を備えた冷却手段を有するインクジェット式プリントヘッドを提供することである。また、そのようなインクジェット式プリントヘッドを備えたインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェット式プリントヘッドは、第1吐出ヘッドと、伝熱部材とを備える。前記伝熱部材は、前記第1吐出ヘッドに接触し、前記第1吐出ヘッドが発する熱を熱伝導によって逃がす。前記伝熱部材は、弾性材を含み弾性力によって前記第1吐出ヘッドに接触する第1接触部を備えている。
上記インクジェット式プリントヘッドによれば、簡易な構成でありつつも、第1接触部は弾性力によって確実に吐出ヘッドに接触する。そこで、伝熱部材は吐出ヘッドの熱を確実に外部に放出する。このような伝熱部材によれば、吐出ヘッドに接触させる面を特別な形状に形成する必要もなく、取り付けのための特別な機構を用意する必要もないため、コストが削減できる。
一実施形態に係るインクジェットプリンタの正面図である。 プリントヘッドの構成を示す斜視図である。 1つのノズル近傍の部分断面図である。 位置調整部材の斜視図である。 ベース板の斜視図である。 インクヘッドに当接していない状態の伝熱板を示す斜視図である。 他の実施形態に係る伝熱板を示す斜視図である。 さらに他の実施形態に係る伝熱板を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、いくつかの実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。以下の説明では、インクジェットプリンタを正面から見たときに、インクジェットプリンタから遠ざかる方を前方、インクジェットプリンタに近づく方を後方とする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示し、符号Xは主走査方向Yと直交する副走査方向Xを示している。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、インクジェットプリンタの設置態様等を限定するものではない。
図1は、一実施形態に係る大判のインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とする。)10の正面図である。プリンタ10は、ロール状の記録媒体5を順次前方に移動させるとともに、主走査方向Yに移動するキャリッジ25に搭載された複数のインクヘッド50(図2参照)からインクを吐出することによって、記録媒体5上に画像を印刷する。
記録媒体5は、画像が印刷される対象物である。記録媒体5は特に限定されない。記録媒体5は、例えば、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類であってもよいし、樹脂製やガラス製などの透明なシートであってもよいし、金属製やゴム製等のシートであってもよい。また、布帛であってもよい。
図1に示すように、プリンタ10は、プリンタ本体10aと、プリンタ本体10aを支持する脚11とを備えている。プリンタ本体10aは、主走査方向Yに延びている。プリンタ本体10aは、ガイドレール21と、ガイドレール21に係合したキャリッジ25とを備えている。ガイドレール21は、主走査方向Yに延びている。ガイドレール21は、キャリッジ25の主走査方向Yへの移動をガイドする。キャリッジ25には無端状のベルト22が固定されている。ベルト22は、ガイドレール21の右側に設けられたプーリ23aおよび左側に設けられたプーリ23bに巻き掛けられている。右側のプーリ23aにはキャリッジモータ24が取り付けられている。キャリッジモータ24は、制御装置100と電気的に接続されている。キャリッジモータ24は、制御装置100によって制御される。キャリッジモータ24が駆動するとプーリ23aが回転し、ベルト22が走行する。それにより、キャリッジ25がガイドレール21に沿って主走査方向Yに移動する。このように、キャリッジ25が主走査方向Yに移動することによって、インクヘッド50も主走査方向Yに移動する。本実施形態では、ベルト22とプーリ23aとプーリ23bとキャリッジモータ24とが、キャリッジ25およびキャリッジ25に搭載されたインクヘッド50を主走査方向Yに移動させるキャリッジ移動機構20の一例である。
キャリッジ25の下方には、プラテン12が配置されている。プラテン12は、主走査方向Yに延びている。プラテン12には記録媒体5が載置される。プラテン12の上方には、記録媒体5を上から押下するピンチローラ31が設けられている。ピンチローラ31は、キャリッジ25より後方に配置されている。プラテン12には、グリットローラ32が設けられている。グリットローラ32は、ピンチローラ31の下方に配置されている。グリットローラ32は、ピンチローラ31と対向する位置に設けられている。グリットローラ32は、フィードモータ33に連結されている。グリットローラ32は、フィードモータ33の駆動力を受けて回転可能に形成されている。フィードモータ33は、制御装置100と電気的に接続されている。フィードモータ33は、制御装置100によって制御される。ピンチローラ31とグリットローラ32との間に記録媒体5が挟まれた状態でグリットローラ32が回転すると、記録媒体5は副走査方向Xに搬送される。本実施形態では、ピンチローラ31とグリットローラ32とフィードモータ33とが、記録媒体5を副走査方向Xに移動させる搬送機構30の一例である。
図1に示すように、プリンタ10は、ヒータ35を備えている。ヒータ35は、プラテン12の下方に設けられている。ヒータ35は、グリットローラ32より前方に配置されている。ヒータ35は、プラテン12を加熱する。プラテン12が加熱されることによって、プラテン12上に配置されている記録媒体5および記録媒体5に着弾したインクが加熱され、インクの乾燥が促進される。ヒータ35は、制御装置100に電気的に接続されている。ヒータ35の加熱温度は、制御装置100によって制御される。
図2は、キャリッジ25の内部におけるプリントヘッド40の構成を示す斜視図である。プリントヘッド40は、キャリッジ25の内部に収納されている。図2に示すように、プリントヘッド40は、複数のインクヘッド50と、複数の伝熱板80と、ベース部材60とを備えている。複数のインクヘッド50および複数の伝熱板80は、ベース部材60上に固定されている。ベース部材60上において、複数のインクヘッド50は、一定の間隔を置きながら主走査方向Yに並んで配置されている。複数のインクヘッド50は、それぞれ、副走査方向Xに並んだ複数のノズル51(図2では図示せず、図3参照)を備えている。ノズル51の個数は、1つのインクヘッド50につき、例えば、300個である。ただし、これは1つの例示であって、ノズル51の数は限定されない。また、ノズル51は、1つのインクヘッド50に一列だけ形成されるとは限らず、複数列形成されてもよい。
複数のインクヘッド50は、それぞれインク供給路41によって、図示しないインクカートリッジと連通されている。インクカートリッジは、例えばプリンタ本体10aの右端部に着脱可能に配置されている。インクカートリッジは、ノズル列ごとに1つ準備されている。各インクカートリッジには、例えば、CMYK他のプロセスカラーインクや特色インクなどが貯留されている。1つのノズル列のノズル51からは、当該ノズル列に接続されたインクカートリッジのインクが吐出される。複数のノズル列のノズル51からは、すべて別のインクが吐出されてもよいし、一部同じインクが吐出されてもよい。各ノズル列のノズル51から吐出されるインクの種類は限定されない。また、インクの材料も何ら限定されず、従来からインクジェットプリンタのインクの材料として用いられている各種の材料を使用することができる。上記インクは、例えば、ソルベント系(溶剤系)顔料インクや水性顔料インクであってもよいし、水性染料インク、あるいは、紫外線を受けて硬化する紫外線硬化型顔料インク等であってもよい。
インクヘッド50の内部には、圧電素子を備えたアクチュエータが設けられている。図3は、1つのノズル51近傍の部分断面図である。図3に示されるように、アクチュエータ53は、ノズル51ごとに設けられている。各アクチュエータ53が駆動することによって、各ノズル51はインクを吐出する。複数のアクチュエータ53は、インクヘッド50に内蔵されたドライバ基板52(図2参照)と電気的に接続されている。ドライバ基板52は、アクチュエータ53を駆動させる駆動信号を生成する部材である。ドライバ基板52は、制御装置100(図1参照)に電気的に接続され、制御装置100の指令に基づいてアクチュエータ53に駆動信号を送信している。ドライバ基板52はインクヘッド50内部における主な熱源であり、発生した熱をインクヘッド50から放熱させないと、ドライバ基板52が破損する恐れがある。
図3に示されるように、アクチュエータ53は、開口53cを有する中空のケース53aと、開口53cを塞ぐようにケース53aに取り付けられた振動板53dとを備えている。振動板53dはケース53aと共に、インクが貯留される圧力室53bを区画している。振動板53dは、圧力室53bの一部を仕切っている。振動板53dは、圧力室53bの内側および外側に弾性変形可能な部材である。振動板53dは、圧力室53bの容積を増加および減少させるように変形可能に構成されている。振動板53dは、典型的には樹脂フィルムである。
ケース53aの側壁には、インクが流入するインク流入口53eが形成されている。なお、インク流入口53eは圧力室53bとつながっていればよく、インク流入口53eの位置は何ら限定されない。圧力室53bには、インク流入口53eを通じてインクが供給され、インクが貯留される。ノズル51は、ケース53aの下面に形成されている。ノズル51は、圧力室53bと連通している。
振動板53dの圧力室53b側と反対側の面には、圧電素子53fが当接している。圧電素子53fの一部は、固定部材53gに固定されている。本実施形態において、圧電素子53fは、圧電材料と導電層とを交互に積層した積層体である。圧電素子53fは、駆動信号を受けると膨張または収縮し、振動板53dを圧力室53bの外側または内側に弾性変形させるように機能する。ここでは、縦振動モードのピエゾ素子(PZT)を採用している。縦振動モードのPZTは、上記積層方向に伸縮自在であり、例えば放電すると収縮し、充電すると伸長するようになっている。ただし、圧電素子53fの形式は特に限定されない。
このような構成のインクヘッド50では、圧電素子53fの電位を基準電位から下降させることによって、圧電素子53fが収縮する。すると、これに追従して振動板53dが初期位置から圧力室53bの外側に弾性変形し、圧力室53bが膨張する。なお、圧力室53bが膨張するとは、振動板53dの変形により圧力室53bの容積が大きくなることをいう。次いで、圧電素子53fの電位を上昇させることによって、圧電素子53fが積層方向に伸長する。これにより、振動板53dが圧力室53bの内側に弾性変形し、圧力室53bが収縮する。なお、圧力室53bが収縮するとは、振動板53dの変形により圧力室53bの容積が小さくなることをいう。このような圧力室53bの膨張および収縮により、圧力室53b内の圧力が変動する。この圧力室53b内の圧力変動によって、圧力室53b内のインクが加圧され、インク滴となってノズル51から吐出される。その後、圧電素子53fの電位を基準電位に戻すことにより、振動板53dが初期位置に復帰して、圧力室53bが膨張する。このとき、インク流入口53eから圧力室53b内にインクが流入する。ドライバ基板52は、所定の電圧波形を有する駆動信号を生成し、圧電素子53fに送信している。
図2に示すように、インクヘッド50の側面には、インクヘッド50内部の熱の放出を促進させるためのフィン54が形成されている。本実施形態に係るインクヘッド50の側面は、単純な平面ではなく、フィン54による凹凸を備えている。また、インクヘッド50は、底面に取付部55を備えている。図2に示す設置状態において、取付部55は、インクヘッド50本体の前方および後方に張り出している(図2では、前方のみ図示)。取付部55には、ボルトB1を通す貫通穴が形成されている(図示しない後方側も同様)。インクヘッド50は、取付部55の貫通穴を通るボルトB1によって固定されるように構成されている。
インクヘッド50は、位置調整部材70を介してベース部材60に固定されている。図4は、位置調整部材70の斜視図である。位置調整部材70は、例えば、アルミニウム合金で形成されている。図4に示されるように、位置調整部材70は、ヘッド取付開口71を備えている。ヘッド取付開口71は、位置調整部材70の上面から底面まで貫通した矩形の穴である。組み立て時、インクヘッド50の下部は、ヘッド取付開口71に挿入される。ヘッド取付開口71とインクヘッド50の下部との間には、前後方向および左右方向にガタが存在している。
位置調整部材70は、2つの第1タップ72、および1つの第2タップ73を備えている。第1タップ72は、インクヘッド50の取付部55を固定するためのボルトB1が勘合するネジ穴である。第2タップ73は、第1カムC1(図2参照)を取り付けるためのネジ穴である。第1カムC1は、インクヘッド50の前面を左方に向かって押す部材である。また、位置調整部材70は、左右方向に水平に貫通する第3タップ74を備えている。第3タップ74には、図示しないプランジャが勘合されており、プランジャの先端(右端)によって取付部55を右後方に押すことができるようになっている。プランジャの先端は、プランジャ本体に内蔵されたスプリング等によって伸縮するように構成されている。さらに、位置調整部材70は、2つの長穴76を備えている。長穴76は、前後方向に長い貫通穴である。長穴76のうちの1つは位置調整部材70の前方側に、もう1つは位置調整部材70の後方側に設けられている。長穴76は、位置調整部材70とベース部材60を固定するボルトB2(図2参照)が通る穴である。
位置調整部材70は、底面にスライド部75を備えている。スライド部75は、ベース部材60のスライド溝62(図5参照)に係合して、ベース部材60上で位置調整部材70を前後にスライドさせる部位である。スライド部75は、前後方向に延びる帯状の凸部である。また、位置調整部材は、上面に突起部77を備えている。突起部77は、ヘッド取付開口71の後方に位置している。突起部77は、位置調整部材70とインクヘッド50との組み立てにおいて、インクヘッド50の背面が突き当たる部位である。突起部77の先端は、平面視において、前方に向かって突出する円弧の形状を有している。組み立て時においてインクヘッド50の背面が突起部77の先端に突き当たると、インクヘッド50は、前後方向の位置を変えることなく回転可能な状態となる。位置調整部材70とインクヘッド50との組み立ての詳細については後述する。
図5は、ベース部材60の斜視図である。ベース部材60は、例えば、アルミニウム合金で形成されている。ただし、図5には、1つのインクヘッド50に対応する部分だけを図示し、それ以外の部位は図示を省略している。実際のベース部材60では、図5に図示されたような構成が左右方向に複数並んでいる。図5に示すように、ベース部材60には、ノズル面用開口61、スライド溝62、2つの第1タップ63、2つの第2タップ64、および2つの第3タップ65が形成されている。ノズル面用開口61は、取り付けたインクヘッド50のノズル面をプラテン12に対面させるための開口であり、矩形の貫通穴である。スライド溝62は、位置調整部材70のスライド部75が係合する溝である。スライド溝62は、前後方向に延びている。位置調整部材70は、スライド溝62とスライド部75とを介して、ベース部材60上で前後方向にスライドするようになっている。また、スライド溝62の左右方向の幅は、スライド部75の左右方向の幅よりも若干広く、両者の間には若干のガタが存在している。
2つの第1タップ63は、位置調整部材70とベース部材60とを固定するボルトB2を締め込むネジ穴である。第1タップ63のうちの1つはベース部材60の前方側に、もう1つはベース部材60の後方側に設けられている。2つの第2タップ64は、第2カムC2(図2参照)が取り付けられるネジ穴である。ベース部材60上において、第2タップ64のうちの1つは、位置調整部材70が取り付けられる位置の前方に設けられている。もう1つは、位置調整部材70が取り付けられる位置の後方に設けられている。2つの第2タップ64に取り付けられた第2カムC2は、前方および後方に向かって位置調整部材70を押すことが可能である。位置調整部材70は、前後2つの第2カムC2によって前後位置を調整されるようになっている。2つの第3タップ65は、ボルトB3によって伝熱板80を固定するためのネジ穴である(図2を参照)。
インクヘッド50は、位置調整部材70および伝熱板80によって、ベース部材60上の位置を調整され、固定される。インクヘッド50の位置調整方法および固定方法については後述する。
伝熱板80は、ベース部材60上において、インクヘッド50の間に配置されている。ベース部材60上では、インクヘッド50と伝熱板80とが主走査方向Yに交互に並んでいる。ただし、その並びの両端は伝熱板80であり、従って、伝熱板80の数はインクヘッド50の数よりも1個多い(図2では右端のみ図示)。伝熱板80は、略U字型の形状の部材であり、板状の材料を曲げることで形成されている。伝熱板80の材料は、ここでは、銅合金(あるいは銅)である。伝熱板80は、左側において上方に延びる第1接触部81と、右側において上方に延びる第2接触部82と、両者を繋ぐ連結部83とを備えている。伝熱板80は、連結部83の左端83aおよび右端83bにおいて上方に曲げられ、略U字型に成形されている。第1接触部81と第2接触部82は、正対している。伝熱板80は、連結部83においてベース部材60に固定されている。連結部83には2つの貫通穴83cが設けられている。伝熱板80は、貫通穴83cを通して、ボルトB3によってベース部材60にネジ止めされている。そのようにして固定された状態で、伝熱板80の第1接触部81は自身の左側のインクヘッド50に接触し、第2接触部82は自身の右側のインクヘッド50に接触している。伝熱板80の詳細については、後述する。
図1に示すように、プリンタ本体10aの右端部には、操作パネル110が設けられている。操作パネル110には、機器状態を表示する表示部と、ユーザーによって操作される入力キー等が設けられている。操作パネル110の内側には、プリンタ10の各種の動作を制御する制御装置100が収容されている。制御装置100は、フィードモータ33、キャリッジモータ24、ヒータ35、ドライバ基板52とそれぞれ通信可能に接続されており、それらを制御可能に構成されている。
制御装置100の構成は特に限定されない。制御装置100は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェア構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置とを備えている。なお、制御装置100は必ずしもプリンタ本体10aの内部に設けられている必要はなく、例えば、プリンタ本体10aの外部に設置され、有線または無線を介してプリンタ本体10aと通信可能に接続されたコンピュータ等であってもよい。
制御装置100は、キャリッジ移動機構20を制御することによってキャリッジ25を主走査方向Yに走査させるとともに、ドライバ基板52を制御してノズル51からインクを吐出させることによって記録媒体5に印刷を施す。制御装置100は、キャリッジモータ24の駆動を制御するとともに、インクの吐出タイミングを制御する。1つの走査ラインの印刷が完了すると、制御装置100は、フィードモータ33を駆動させて、記録媒体5を前方に送り出す。記録媒体5上の1つ領域の印刷は、キャリッジ25の1回または複数回の走査によって完成される。
(伝熱板の詳細)
伝熱板80は、インクヘッド50の側面に接触し、熱伝導によってインクヘッド50が発する熱を逃がす部材である。伝熱板80に伝わった熱は、空気中に拡散するとともに、ベース部材60に伝わる。ベース部材60は、放熱部材を兼ねており、前述したように熱伝導性の高いアルミニウム合金で形成されている。伝熱板80は、銅合金で形成されているが、それは銅合金が熱伝導性に優れるとともに一定の弾性を備えるからである。銅合金の平板から加工された伝熱板80は、第1接触部81および第2接触部82が板バネ状となっている。第1接触部81および第2接触部82は、弾性を備えている。伝熱板80の厚さは、例えば0.5mmである。
図6は、インクヘッド50に当接していない状態の伝熱板80を示す図である。図6に示されているように、負荷を掛けない状態において、第1接触部81および第2接触部82は、上方に向かって広がっている。一方、図2に示されているように、インクヘッド50に当接している状態では、第1接触部81および第2接触部82は、ほぼ鉛直に立っている。インクヘッド50は、第1接触部81および第2接触部82の傾き(開き)を押し戻し、矯正している。そして、インクヘッド50は、傾きを矯正することで、第1接触部81および第2接触部82から弾性力を受けている。この弾性力により、第1接触部81および第2接触部82は、インクヘッド50の側面に接触する。
第1接触部81および第2接触部82の先には、それぞれ第1先端部84および第2先端部85が形成されている。第1先端部84および第2先端部85は、それぞれ第1接触部81および第2接触部82の先端を内側に曲げることによって成形されている。言い換えれば、第1先端部84は第1接触部81に対し、第1接触部81が当接するインクヘッド50とは逆側に向かって屈折している。また、第2先端部85は第2接触部82に対し、第2接触部82が当接するインクヘッド50とは逆側に向かって屈折している。
図2、図6に示すように、第1接触部81および第2接触部82には、それぞれ複数の第1スリット86および第2スリット87が形成されている。ここでは、第1スリット86および第2スリット87は、それぞれ5つずつ形成されている。第1スリット86および第2スリット87は、それぞれ第1先端部84および第2先端部85にまで延び、第1先端部84および第2先端部85の先端に達している。第1スリット86および第2スリット87は、伝熱板80の端部において一端が開放されたスリットである。
図2に示されるように、伝熱板80は押圧部88を備えている。伝熱板80は、押圧部88の弾性力によって位置調整部材70を左方に当てつけている。押圧部88は、第1接触部81の下辺付近から前方に延びる第1押圧部88aと、後方に延びる第2押圧部(図示せず)とからなり、板バネ状に構成されている。押圧部88は、位置調整部材70の受圧面70aに接触し、位置調整部材70を左方に押圧している。
前述したように、伝熱板80は、ベース部材60上でのインクヘッド50の位置を調整する部材も兼ねている。本実施形態では、インクヘッド50の位置決め手順は以下のようなものである。インクヘッド50と位置調整部材70との間では、まずインクヘッド50が位置調整部材70のヘッド取付開口71に挿入され、インクヘッド50と位置調整部材70とがボルトB1によって緩く固定される。「緩く」固定するとは、力を加えれば動く程度の固定力で固定するという意味である。その後、第3タップ74に勘合されたプランジャによってインクヘッド50を右後方に向かって押し、インクヘッド50の背面を突起部77の先端に突き当てる。位置調整部材70におけるインクヘッド50の位置は、ここにおいて最も後方となる。この状態から第1カムC1によってインクヘッド50が左方に押されると、インクヘッド50は、突起部77の先端に接触したまま、上方から見て時計回りに回転する。第1カムC1の押し込みを戻すと、インクヘッド50は、突起部77の先端に接触したまま、上方から見て反時計回りに回転する。このとき、インクヘッド50を右後方に押しつけているプランジャの先端は第1カムの押す力に応じて伸縮する。このようにして、インクヘッド50は、位置調整部材70において回転位置が調整される。
ベース部材60側では、まずベース部材60に伝熱板80が固定される。ここに位置調整部材70に取り付けられたインクヘッド50が取り付けられる。インクヘッド50および位置調整部材70は、隣接する2つの伝熱板80の間に挿入される。伝熱板80の押圧部88は、挿入後の位置調整部材70の受圧面70aを左方に向かって押圧する。この押圧により、位置調整部材70の位置決め面75aが、ベース部材60の基準面62aに押し当てられる。位置決め面75aは、スライド部75の左方の側面であり、受圧面70aに平行である。なお、ここでは位置決め面75aは、ヘッド取付開口71によって前後に分断され2つに分かれているが、連続していてもよい。基準面62aは、スライド溝62の左方の側面である。このように、ベース部材60におけるインクヘッド50の左右方向の位置は、押圧部88の弾性力によって、最も左方に固定される。そこで、インクヘッド50はベース部材60において、前後方向にのみ移動することができる。この状態で、ベース部材60と位置調整部材70とを固定するボルトB2が緩く締められる。
上記した状態の後、インクヘッド50は、2つの第2カムC2によって前後方向の位置を調整される。また、位置調整部材70の第1カムC1によって回転位置が調整される。インクヘッド50の前後位置および回転位置が決定すると、ボルトB1およびボルトB2が締め込まれ、インクヘッド50は、ベース部材60に対して固定される。
このように、伝熱板80は、インクヘッド50の位置調整を行う部品の役割も果たしている。なお、本実施形態ではインクヘッド50とベース部材60との間に位置調整部材70を介在させたが、インクヘッド50がベース部材60に直接取り付けられてもよい。その場合は、インクヘッド50に図4の受圧面70aおよび位置決め面75aに相当する面が備えられる。
上記した伝熱板80の各部の構成は、伝熱板としての冷却能力、コスト、プリントヘッド40の組み立て性、および省スペースなどを勘案して設定されたものである。まず、伝熱板としての冷却能力の面から、伝熱板80は、熱伝導性に優れる銅合金で形成されている。材料が銅合金であることによって、伝熱板80は良好な熱伝導性を備える。また、第1接触部81および第2接触部82が無負荷の状態において上方に向かって開いているため、インクヘッド50をベース部材60上に取り付けたときに第1接触部81および第2接触部82がインクヘッド50に押し当たり接触する。その際、伝熱板80の材料が銅合金であり弾性を備えるため、ある程度以上の押し付け力が発生する。
上記をコスト面から見ると、銅合金の平板からなる伝熱板80は、材料として安価である。また、弾性力でインクヘッド50に接触するため、インクヘッド50の形状に合わせて表面形状を加工する必要がない。また、取り付けに係る部材も節約できる。従って、全体としても低コストである。
プリントヘッド40の組み立て性の面からは、内側に向かって折り曲げられた第1先端部84および第2先端部85が効果を奏する。インクヘッド50に確実に接触させるために第1接触部81および第2接触部82は外側に向かって開いているが、そのままでは広がった端部が邪魔になり、組み立て時にインクヘッド50を挿入しづらい。しかし、内側に向かって狭まった第1先端部84および第2先端部85を備えることで、挿入性が向上する。さらに、第1接触部81および第2接触部82にそれぞれ入れられた第1スリット86および第2スリット87は、第1接触部81および第2接触部82の弾性力を適切な強さに弱め、適度な挿入性を実現する。
第1スリット86および第2スリット87は、挿入性の向上の他にも、冷却能力の向上に貢献している。図2に示されているように、インクヘッド50の側面にはフィン54などが形成されており、インクヘッド50の側面は単純な平面ではない。第1接触部81および第2接触部82は、第1スリット86および第2スリット87が入ることにより、接触時においてインクヘッド50の側面の形状に倣うことが可能になる。5本のスリットによってできた6本の櫛歯は、それぞれインクヘッド50の表面形状に倣うように変形する。それにより、インクヘッド50への密着性が改善され、冷却効率が向上する。さらに、第1スリット86および第2スリット87は、伝熱板80の端部において一端が開放されたスリットである。そこで、第1接触部81および第2接触部82とインクヘッド50との密着性はより向上する。
さらに、本実施形態に係る伝熱板80は、スペースを有効に利用するようにも設計されている。伝熱板80は、第1接触部81と第2接触部82とが正対するように構成され、インクヘッド50同士の間に配置されている。このため、プリントヘッド40において余計なスペースを使うことがない。また、インクヘッド50の位置を決める部材の役目も果たしており、その点でもスペースとコストの節約に貢献している。ただし、インクヘッド50が取り付けられた位置調整部材70を押圧するのは必ずしも押圧部88でなくともよく、例えば、第1接触部81であってもよい。
なお、冷却能力を高めるために、第1接触部81とインクヘッド50との間、および第2接触部82とインクヘッド50との間に、熱伝導率の高いグリスなどを塗布することもできる。あるいは、第1接触部81および第2接触部82に、熱伝導率が高くかつ柔軟性のあるテープなどを貼付してもよい。連結部83とベース部材60との間についても同様である。
また、本実施形態に係る伝熱板80は、例えばサーマル式のインクジェット式プリントヘッドのようなインクヘッドの発熱量が多い方式よりも、ピエゾ駆動式のような比較的発熱量の少ない方式に対して好適に適用できる。ピエゾ駆動式のプリントヘッドでは、水冷等の大掛かりな冷却手段を持たせるほどの発熱がなく、本実施形態に係る伝熱板80のような簡易かつ安価な冷却手段が好適である。ただし、本実施形態に係る伝熱板80は、サーマル式を始め、各種の連続方式など様々なインクジェット方式のプリントヘッドに対しても適用可能である。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
例えば、上記した実施形態では、伝熱板80は略U字型に形成されていたが、そのような形状に限られない。伝熱板は、例えば、図7のように端部のないループ状の伝熱板180であってもよい。また、スリットは両端が閉じたスリット(例えば、図7に示すスリット181のようなもの)であってもよく、これは伝熱板が端部を備える場合にあっても同様である。さらに、伝熱板は、単一の材料を一体に形成したものである必要はなく、複数の部品の組み立てまたは接合によって形成されたものであってもよい。例えば、第1接触部および第2接触部は、部品としてバネなどの弾性体を備え、弾性体によってインクヘッド50に当接されてもよい。また、第1接触部および第2接触部は、インクヘッド50に接触する部分が弾性を備える必要は必ずしもなく、インクヘッド50に接しない部分だけが弾性を備えていてもよい。例えば、第1接触部および第2接触部は、連結部と接続する屈曲部において弾性を備え、インクヘッド50と接触する部分については弾性を備えなくてもよい。さらに、インクヘッド50と伝熱板80とは、直接接触するのではなく、他の部材を介して接触していてもよい。上記他の部材は、インクヘッド50と一体に形成されていてもよく、別体として形成されていてもよい。伝熱板の材料については、銅または銅合金の他にも、種々の好適な材料を使用することができる。
また、上記した実施形態では、複数のインクヘッド50は、主走査方向Yに一列に配置されていたが、それには限られない。例えば、複数のインクヘッド50は、副走査方向Xに関して互い違いになった配置(いわゆる千鳥配置)で配置されてもよく、伝熱板もそれに対応するような形状であってもよい。図8の伝熱板182は、その一例である。伝熱板182においては、第1接触部183と第2接触部184は正対せず、副走査方向Xにずれている。
上記した実施形態では、伝熱板80は、第1接触部81と第2接触部82の2つの接触部を備えていたが、接触部の数は2つに限られない。例えば、プリントヘッドの両端では、伝熱板は1つの接触部を備えれば足りる。また、3つ以上の接触部を持つ形状も排除されない。伝熱板の形状および構成は、特に限定されない。また、プリントヘッドが備える伝熱板は1種類でなくともよく、複数種類であってもよい。
ここに開示される技術は様々なタイプのインクジェットプリンタに適用することができる。上記実施形態で示したロール状の記録媒体5を搬送する、所謂、ロール・トゥー・ロールタイプのプリンタの他、例えばフラットベッドタイプのインクジェットプリンタにも同様に適用することができる。また、プリンタ10は独立したプリンタとして単独で使用されるものに限定されず、他の装置と組み合わせたものであってもよい。例えば、プリンタ10は、他の装置に内蔵されていてもよい。
さらに、ここに開示される技術は、インクジェット式のプリントヘッドを備えたプリンタ以外の装置にも適用できる。例えば、ここに開示される技術は、インクジェット式のプリントヘッドを備えた三次元プリンタなどにも適用できる。
5 記録媒体
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
40 プリントヘッド
50 インクヘッド(吐出ヘッド)
60 ベース部材
62a 基準面
70 位置調整部材
70a 受圧面(第2側面)
75a 位置決め面(第1側面)
80 伝熱板(伝熱部材)
81 第1接触部
82 第2接触部
84 第1先端部
85 第2先端部
86 第1スリット
87 第2スリット
88 押圧部

Claims (8)

  1. 第1吐出ヘッドと、
    前記第1吐出ヘッドに接触し、前記第1吐出ヘッドが発する熱を熱伝導によって逃がす伝熱部材と、
    前記第1吐出ヘッドおよび前記伝熱部材が固定される面を有するベース部材と、
    を備え、
    前記伝熱部材は、
    前記ベース部材に固定された連結部と、
    弾性材を含むとともに前記連結部に接続され、かつ、前記第1吐出ヘッド側に向かって傾いており、前記弾性材の弾性力によって前記第1吐出ヘッドに接触する第1接触部と、
    前記第1接触部の先に設けられた自由端であって、前記第1接触部に対し前記第1吐出ヘッド側と逆側に屈折した先端部と、
    を備え、
    前記第1吐出ヘッドは、前記先端部の側から前記ベース部材に装着され、前記第1接触部の傾きを押し戻すことによって前記第1接触部から弾性力を受けており、
    前記第1接触部は、スリットを有している、
    インクジェット式プリントヘッド。
  2. 前記ベース部材の前記第1吐出ヘッドおよび前記伝熱部材が固定される面に固定される第2吐出ヘッドを備え、
    前記伝熱部材は、弾性材を含み弾性力によって前記第2吐出ヘッドに接触する第2接触部を備えている、
    請求項に記載のインクジェット式プリントヘッド。
  3. 前記第2吐出ヘッドは、前記第1吐出ヘッドと並んで設けられ、
    前記伝熱部材は、前記第1吐出ヘッドと前記第2吐出ヘッドとの間に配置され、
    前記第2接触部は、前記第1接触部と対面するように配置されている、
    請求項に記載のインクジェット式プリントヘッド。
  4. 前記第1吐出ヘッドは、第1側面と、前記第1側面に平行な第2側面とを備え、
    前記ベース部材は、前記第1側面を接触させることによって前記第1吐出ヘッドの固定位置を決める基準面を備え、
    前記伝熱部材は、前記第2側面に接触し、前記第2側面を弾性力で押圧することによって前記第1側面を前記基準面に接触させる、
    請求項1~のいずれか一つに記載のインクジェット式プリントヘッド。
  5. 前記伝熱部材は、弾性材を含み弾性力によって前記第2側面を押圧する押圧部を備えている、
    請求項に記載のインクジェット式プリントヘッド。
  6. 前記ベース部材は、前記伝熱部材から伝わった熱を放熱する放熱部材である、
    請求項1~のいずれか一つにインクジェット式プリントヘッド。
  7. 前記第1吐出ヘッドと前記第1接触部との間に塗られた熱伝導性のグリスをさらに備えている、
    請求項1~のいずれか一つに記載のインクジェット式プリントヘッド。
  8. 請求項1~のいずれか一つに記載のインクジェット式プリントヘッドを備えた、
    インクジェットプリンタ。
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