JP6701304B2 - 医療用のエプロン - Google Patents

医療用のエプロン Download PDF

Info

Publication number
JP6701304B2
JP6701304B2 JP2018211587A JP2018211587A JP6701304B2 JP 6701304 B2 JP6701304 B2 JP 6701304B2 JP 2018211587 A JP2018211587 A JP 2018211587A JP 2018211587 A JP2018211587 A JP 2018211587A JP 6701304 B2 JP6701304 B2 JP 6701304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoulder strap
apron
fitting portion
fitting
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018211587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020076177A (ja
Inventor
結花 貞森
結花 貞森
Original Assignee
株式会社タップ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タップ filed Critical 株式会社タップ
Priority to JP2018211587A priority Critical patent/JP6701304B2/ja
Publication of JP2020076177A publication Critical patent/JP2020076177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6701304B2 publication Critical patent/JP6701304B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

本開示は、医療用のエプロンに関する。
医療用のエプロンが知られている。そのエプロンは、例えば、肩紐を有し、その肩紐とエプロンの上部とが連結されることで、着用者に着用され、連結が外れることで、着用者から脱衣される。例えば、特許文献1には、医療用防護具セットに含まれる構成の一つとして、エプロンが開示されている。そのエプロンは、頸紐(肩紐)と前掛け部(エプロンの上部)とが面ファスナーで連結されることで、着用者に着用され、面ファスナーでの連結が外れることで、着用者から脱衣される。
特許文献1の記載によれば、医療従事者(着用者)が、前掛け部を掴んで着用者の前方に向かって引っ張ることで、面ファスナーが容易に剥離して、頸紐が外れた状態となり、しかる後に更に前掛け部を引っ張ることにより、エプロンを脱衣することができる、とされている。すなわち、特許文献1の記載によれば、着用者は、感染患者や感染物に触れた後の手を自らの顔に近づけることなくエプロンを脱衣できる、とされている。
特開2003−268610号公報
医療業、看護業及び介護業のような医療現場では、医療従事者、看護士及び介護士などが、医療用のエプロンを着用して、患者や被介護者に対して処置を行う場合がある。その場合、患者や被介護者による予期せぬ嘔吐物や排泄物によりエプロンが汚染されることが起こり得る。そのようなエプロンが汚染された状態を放置したまま、処置を継続したり、他の患者や被介護者に対して処置を行ったりすると、エプロンに付着した嘔吐物等から着用者や他の患者や被介護者への直接感染や、直接感染された着用者等から更に他の患者や被介護者への二次感染が生じるおそれがある。そのため、エプロンが汚染されたときには、出来る限り素早く迅速にエプロンを脱衣することが望ましい。一方、エプロンを着用して、患者や被介護者を抱き抱えながら処置を行う場合には、患者や被介護者が誤ってエプロンを引っ張ったときにエプロンが脱げ難いことが望ましい。更に、繰り返し使用するときに肩紐と身頃とを連結する部材が劣化し難いことや、衛生的な問題が生じ難いことが望ましい。
ここで、特許文献1のエプロンは肩紐が首掛け型であり、そのエプロンの前掛け部を掴んで着用者の前方に向かって引っ張ることで、面ファスナーが容易に剥離することができる、とされている。ただし、特許文献1では、エプロンを脱衣する行為は、医療従事者による医療行為が終了した後に行われることが想定されているので、素早く迅速に行われる必要は無い。それゆえ、前掛け部を掴んで着用者の前方に向かって引っ張る速度はそれほど速くない。その結果、面ファスナーが剥離するまで前掛け部が引っ張られている間に、首掛け型の頸紐が頸部に食い込んで頸部に及ぼす力は、比較的小さくなる。
しかし、上記のように素早く迅速にエプロンを脱衣しようとすれば、前掛け部を掴んで着用者の前方に向かって引っ張る速度は非常に速くなる。そのため、首掛け型の頸紐が頸部又はその周囲に衝撃を与えたり、食い込んだりするなど、脱衣する行為が着用者の頸部又はその周囲にダメージを及ぼすおそれがある。
また、特許文献1のエプロンは肩紐を面ファスナーで固定しているため、エプロンを着用して、患者や被介護者を抱き抱えながら処置を行う場合には、患者や被介護者が誤ってエプロンを引っ張ったときに、面ファスナーが比較的容易に外れるため、エプロンが脱げてしまうおそれがある。
本発明の目的は、医療用のエプロンにおいて、エプロンが汚染されたときに、身体にダメージを及ぼすことなく、素早く迅速に脱衣でき、一方、患者等にエプロンを引っ張られたときに、脱げ難くできる医療用のエプロンを提供することにある。
本発明の医療用のエプロンは、丈方向及び周囲方向を有し、身頃と、前記身頃に連結された右肩紐及び左肩紐と、を備える医療用のエプロンであって、前記身頃と前記右肩紐及び前記左肩紐とを連結する右嵌合部及び左嵌合部を備え、前記身頃は、前記丈方向の上側の端部に位置し、前記周囲方向に延びる把持部を含み、前記把持部は、前記周囲方向の中央に位置する中央領域と、前記中央領域の前記周囲方向の右側及び左側に位置する右側領域及び左側領域と、に区画され、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の各々は、互いに嵌合可能な第1部材と第2部材とを含み、前記右嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のいずれか一方は、前記右肩紐の一端部の外面に配置され、他方は、前記右側領域の内面に配置され、前記左嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のいずれか一方は、前記左肩紐の一端部の外面に配置され、他方は、前記左側領域の内面に配置され、前記右肩紐及び前記左肩紐の他端部は、それぞれ前記身頃における前記周囲方向の右側の端部及び左側の端部のいずれか一方及び他方に連結可能又は連結されており、前記エプロンは、前記右肩紐及び前記左肩紐の前記他端部が前記身頃に連結された状態で、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の各々における前記第1部材と前記第2部材とが嵌合されて、着用可能で、かつ、前記中央領域が外側斜め下向きに引っ張られ、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の少なくとも一方の前記第1部材と前記第2部材との嵌合が外されて、脱衣可能である、ように構成されている、医療用のエプロン。
本発明によれば、エプロンが汚染されたときに、身体にダメージを及ぼすことなく、素早く迅速に脱衣でき、一方、患者等にエプロンを引っ張られたときに、脱げ難くできる医療用のエプロンを提供できる。
実施形態に係る医療用のエプロンの構成例を示す正面図である。 実施形態に係る医療用のエプロンの肩紐及び身頃の構成例を示す正面図である。 実施形態に係る医療用のエプロンの把持部の構成例を示す正面図である。 実施形態に係る医療用のエプロンの脱衣の態様を示す模式図である。 実施形態に係る医療用のエプロンの脱衣の態様を示す模式図である。
具体的には、本開示は以下の態様に関する。
[態様1]丈方向及び周囲方向を有し、身頃と、前記身頃に連結された右肩紐及び左肩紐と、を備える医療用のエプロンであって、前記身頃と前記右肩紐及び前記左肩紐とを連結する右嵌合部及び左嵌合部を備え、前記身頃は、前記丈方向の上側の端部に位置し、前記周囲方向に延びる把持部を含み、前記把持部は、前記周囲方向の中央に位置する中央領域と、前記中央領域の前記周囲方向の右側及び左側に位置する右側領域及び左側領域と、に区画され、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の各々は、互いに嵌合可能な第1部材と第2部材とを含み、前記右嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のいずれか一方は、前記右肩紐の一端部の外面に配置され、他方は、前記右側領域の内面に配置され、前記左嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のいずれか一方は、前記左肩紐の一端部の外面に配置され、他方は、前記左側領域の内面に配置され、前記右肩紐及び前記左肩紐の他端部は、それぞれ前記身頃における前記周囲方向の右側の端部及び左側の端部のいずれか一方及び他方に連結可能又は連結されており、前記エプロンは、前記右肩紐及び前記左肩紐の前記他端部が前記身頃に連結された状態で、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の各々における前記第1部材と前記第2部材とが嵌合されて、着用可能で、かつ、前記中央領域が外側斜め下向きに引っ張られ、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の少なくとも一方の前記第1部材と前記第2部材との嵌合が外されて、脱衣可能である、ように構成されている、医療用のエプロン。
この医療用のエプロンは、右肩紐及び左肩紐の他端部が身頃の周囲方向の両端部に連結された状態で、右嵌合部及び左嵌合部の各々の第1部材と第2部材とが嵌合されて、着用者に着用される。そして、その着用者が処置などを行っている最中に、エプロンが汚染されたときなどには、把持部の中央領域を、外側斜め下向きに引っ張ることにより、簡易に、頸部又はその周囲への負担なく、右嵌合部及び左嵌合部の少なくとも一方の第1部材と第2部材との嵌合を外すことができる。すなわち、把持部の中央領域を外側斜め下向きに引っ張ることにより、エプロンの上部から右肩紐及び左肩紐の少なくとも一方を外すことができる。また、患者や被介護者がエプロンを引っ張ったとしても、右嵌合部及び左嵌合部が第1部材と第2部材とが嵌合して形成されているので、右嵌合部及び左嵌合部を外れ難くすることができる。それにより、肩紐が着脱可能なエプロンにおいて、身体にダメージを及ぼすことなく、素早く迅速に脱衣でき、患者等にエプロンを引っ張られときに、エプロンを脱げ難くすることができる。
[態様2]前記把持部の引張強度は、前記身頃における前記把持部以外の部分の引張強度よりも高い、態様1に記載の医療用のエプロン。
この医療用のエプロンは、把持部の引張強度が相対的に高くなるように形成されている。そのため、着用者が把持部の中央領域を外側斜め下向きに引っ張って第1部材と第2部材との嵌合を外すとき、引っ張る力で把持部が破損することを抑制できる。それにより、引っ張る力で把持部が破損することで、エプロンを脱衣できなくなる事態を抑制できる。したがって、より確実かつ安定的に嵌合を外すことができ、よって、より確実かつ安定的に素早く迅速に脱衣できる。
[態様3]前記右嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のうちの前記右側領域の前記内面に配置されているもの、及び、前記左嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のうちの前記左側領域の前記内面に配置されているものは、前記把持部における前記丈方向の中心よりも高い位置に配置されている、態様1又は2に記載の医療用のエプロン。
この医療用のエプロンでは、右側領域及び左側領域の第1部材又は第2部材が、把持部における丈方向の中心よりも高い位置に配置されている。そのため、把持部の中央領域を外側斜め下向きに引っ張って右嵌合部及び左嵌合部の第1部材と第2部材との嵌合を外すとき、引っ張る力を右嵌合部及び左嵌合部へより伝達し易くすることができる。それにより、より簡易に、より頸部又はその周囲への負担なく嵌合を外すことができ、かつ、より少ない動作で、安定的に嵌合を外すことができる。
[態様4]前記右嵌合部及び前記左嵌合部の各々は、スナップ、又は、ホック、である、態様1乃至3のいずれか一項に記載の医療用のエプロン。
この医療用のエプロンでは、右嵌合部及び左嵌合部の各々は、スナップ、又は、ホック、である。そのため、把持部の中央領域を外側斜め下向きに引っ張って右嵌合部及び左嵌合部の第1部材と第2部材との嵌合を外すとき、右嵌合部及び左嵌合部の嵌合をより外し易くすることができる。それにより、より簡易に、より頸部への負担なく嵌合を外すことができる。更に、右嵌合部及び左嵌合部をスナップ又はホックで構成することで、患者や被介護者がエプロンを引っ張ったとしても、右嵌合部及び左嵌合部をより外れ難くすることができる。更に、スナップ又はホックは、洗濯等で劣化し難く、ごみ等が付着し難いので、医療現場で継続的に使用する際に、繰り返し使用が可能であり、衛生上の問題も生じ難くすることができる。
[態様5]前記右肩紐の前記他端部は、前記身頃における前記周囲方向の右側の端部に連結可能又は連結されており、前記左肩紐の前記他端部は、前記身頃における前記周囲方向の左側の端部に連結可能又は連結されており、一端を前記右肩紐の長さ方向の中央部に、他端を前記左肩紐の長さ方向の中央部にそれぞれ連結された橋渡し紐を更に備える、態様1乃至4のいずれか一項に記載の医療用のエプロン。
この医療用のエプロンでは、右肩紐及び左肩紐が橋渡し紐で連結(又は連結可能と)された、いわゆるH型の肩紐が用いられている。したがって、肩紐の頸部又はその周囲への締め付けを極めて小さくすることができる。そのため、着用者が把持部の中央領域を外側斜め下向きに引っ張って右嵌合部及び左嵌合部の第1部材と第2部材との嵌合を外すとき、より簡易に、より頸部又はその周囲への負担なく嵌合を外すことができるだけでなく、より安定的に嵌合を外すことができる。
[態様6]前記右肩紐の前記他端部が、前記身頃における前記周囲方向の左側の端部に連結可能又は連結されており、前記左肩紐の前記他端部が、前記身頃における前記周囲方向の右側の端部に連結可能又は連結されている、態様1乃至5のいずれか一項に記載の医療用のエプロン。
この医療用のエプロンでは、右肩紐及び左肩紐の各々の他端部が、それぞれ身頃の周囲方向の反対側に連結(又は連結可能と)された、いわゆるX型の肩紐が用いられている。したがって、肩紐の頸部又はその周囲への締め付けを極めて小さくすることができる。そのため、着用者が把持部の中央領域を外側斜め下向きに引っ張って右嵌合部及び左嵌合部の第1部材と第2部材との嵌合を外すとき、より簡易に、頸部への負担なく嵌合を外すことができるだけでなく、より安定的に嵌合を外すことができる。
[態様7]態様1乃至6のいずれか一項に記載の医療用のエプロンの使用方法であって、前記中央領域を外側斜め下向きに引っ張り、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の少なくとも一方の前記第1部材と前記第2部材との嵌合を外して、前記エプロンを脱衣するステップ、を備える、医療用のエプロンの使用方法。
この医療用のエプロンの使用方法では、エプロンが汚染されたときなどに、把持部の中央領域を、外側斜め下向きに引っ張ることにより、簡易に、頸部への負担なく、右嵌合部及び左嵌合部の第1部材と第2部材との嵌合を外すことができる。すなわち、把持部の中央領域を外側斜め下向きに引っ張ることにより、エプロンの上部から右肩紐及び左肩紐の少なくとも一方を外すことができる。それにより、着用者の身体に悪影響を及ぼすことなく、素早く迅速にエプロンを脱衣することができる。
以下、実施形態に係る医療用のエプロンについて看護業従事者、すなわち看護師用のエプロンを例に説明する。ただし本発明の医療用のエプロンの種類及び用途はその例に限定されるものではなく、本発明の主題の範囲を逸脱しない限り、他の医療関係の仕事(例示:医療業、看護業及び介護業)を行う際に使用されるエプロンに対しても適用可能である。
図1〜図3は実施形態に係る医療用のエプロン(以下、単に「エプロン」ともいう。)1の構成例を示す図である。ここで、図1はエプロン1の構成例を示す正面図であり、図2はエプロン1の肩紐及び身頃の構成例を示す正面図であり、図3はエプロン1の把持部の構成例を示す正面図である。ただし、本実施形態のエプロン1は、互いに直交する丈方向L及び周囲方向Hを有する。丈方向Lは、エプロン1を着用者が着用したときの、着用者の丈の方向を意味し、鉛直方向と同義である。周囲方向Hは、丈方向Lと直交する方向であり、水平方向と同義であるが、エプロン1が身体に装着された場合には身体を周回する方向を含む。エプロン1では、着用者の頭部に向かう向き及び側をそれぞれ丈方向Lの上向き及び上側とし、着用者の足部に向かう向き及び側をそれぞれ丈方向Lの下向き及び下側とする。また、着用者から見て右へ向かう向き及び側をそれぞれ周囲方向Hの右向き及び右側とし、着用者から見て左へ向かう向き及び側をそれぞれ周囲方向Hの左向き及び左側とする。また、エプロン1では、着用者の身体に近い側を内側とし、着用者の身体に遠い側を外側とする。また、前面及び腹(腹側)、並びに、背面及び背(背側)は、着用者を基準とする。
エプロン1は、着用者の身体を覆う身頃2と、身頃2に連結され、身頃2を着用者の身体に取り付ける右肩紐3及び左肩紐4と、を備えている。
本実施形態において、身頃2は、前掛け部2bと、前掛け部2bの丈方向Lの上側に連接した胸当て部2aと、に区画されており、したがって前掛け部2bと、胸当て部2aと、を含んでいる。前掛け部2bは主に前側の腰回りを覆う部分であり、胸当て部2aは前側の胸部を覆う部分である。前掛け部2b及び胸当て部2aの形状は特に制限はなく、一般的なエプロンの形状を用いることができる。
本実施形態では、前掛け部2bは、周囲方向Hの左側及び右側の端部における丈方向Lの上部に位置する第1係止部11a及び第2係止部11bをそれぞれ含んでいる。前掛け部2bを着用者の身体を包むように筒状にして、前掛け部2bの周囲方向Hの両端部を互いに向かい合わせて、第1係止部11aと第2係止部11bとを係止することで、前掛け部2bを着用者の腰回りに装着できる。第1係止部11a及び第2係止部11bとしては、互いに着脱可能であれば特に制限はない。それら各係止部としては、例えば、スナップ(例示:スナップボタン、スナップリング、アメリカンスナップ)のオス及びメス、面ファスナーのフック部(例示:表面に鉤状、きのこ状、錨状の複数の突起を有する部材)及びループ部(例示:表面に複数のループを有する部材)、ホック(例示:バネホック、ジャンパーホック)のオス及びメス、トグルボタン、バックル、ボタン及びボタンホールの組み合わせ等が挙げられる。これらの材料には、公知の材料を用いることができる。
本実施形態では、前掛け部2bは、更に、周囲方向Hの左側及び右側の端部における丈方向Lの上部に位置する第1身頃側連結部14b及び第2身頃側連結部13bをそれぞれ含んでいる。ただし、第1身頃側連結部14b及び第2身頃側連結部13bは、前掛け部2bにおいて第1係止部11a及び第2係止部11bよりも周囲方向Hの内側に位置している。第1身頃側連結部14b及び第2身頃側連結部13bは、それぞれ前掛け部2bと左肩紐4及び右肩紐3とを連結するために用いられる。なお、前掛け部2bは、更に、ポケット9などの物品収容用の公知の構成を有していてもよい。
本実施形態では、胸当て部2aは、丈方向Lの上側の端部に位置し、周囲方向Hに延びる把持部7を含んでいる。把持部7は、内側の面(身体側の面)、すなわち内面7Vと、外側の面(身体側とは反対側の面)、すなわち外面7Uと、を有している。把持部7は、周囲方向Hの中央に位置する中央領域7Cと、中央領域7Cの周囲方向Hの左側及び右側に位置する左側領域7L及び右側領域7Rと、に区画されており、したがって、中央領域7Cと、左側領域7Lと、右側領域7Rと、を含んでいる。
エプロン1は、身頃2と右肩紐3及び左肩紐4とを連結する右嵌合部5及び左嵌合部6を備えている。右嵌合部5及び左嵌合部6の各々は、互いに嵌合可能な第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとを含んでいる。右嵌合部5の第1部材5a及び第2部材5bのいずれか一方は、右肩紐3の一端部3E1の外面3Uに配置され、他方は、右側領域7Rの内面7Vに配置されている。左嵌合部6の第1部材6a及び第2部材6bのいずれか一方は、左肩紐4の一端部4E1の外面4Uに配置され、他方は、左側領域7Lの内面7Vに配置されている。具体的には、例えば以下に示すとおりである。
本実施形態では、左側領域7Lの内面7Vに、左嵌合部6の第2部材6bが配置されている。左嵌合部6の第2部材6bは、胸当て部2aと左肩紐4とを連結するために用いられる。一方、右側領域7Rの内面7Vに、右嵌合部5の第2部材5bが配置されている。右嵌合部5の第2部材5bは、胸当て部2aと右肩紐3とを連結するために用いられる。
本実施形態では、左肩紐4は、内側の面(身体側の面)、すなわち内面(図示されず)と、外側の面(身体側とは反対側の面)、すなわち外面4Uと、を有している。左肩紐4は、一方の端部4E1の外面4Uに左嵌合部6の第1部材6aが配置されている。左嵌合部6の第1部材6aは、左肩紐4と把持部7の左側領域7Lとを連結するために用いられる。一方、右肩紐3は、内側の面(身体側の面)、すなわち内面(図示されず)と、外側の面(身体側とは反対側の面)、すなわち外面3Uと、を有している。右肩紐3は、一方の端部3E1の外面3Uに右嵌合部5の第1部材5aが配置されている。右嵌合部5の第1部材5aは、右肩紐3と把持部7の右側領域7Rとを連結するために用いられる。
左嵌合部6の第1部材6a及び第2部材6b並びに右嵌合部5の第1部材5a及び第2部材5bとしては、互いに素早く迅速に着脱可能(後述)であれば特に制限はない。それら各嵌合用の部材としては、例えば、スナップ(例示:スナップボタン、スナップリング、アメリカンスナップ)のオス及びメス、ホック(例示:バネホック、ジャンパーホック)のオス及びメス、及びこれらの組み合わせ等が挙げられる。これらの材料には、公知の材料を用いることができる。
また、右肩紐3及び左肩紐4の他端部3E2、4E2は、それぞれ身頃2における周囲方向Hの右側の端部及び左側の端部のいずれか一方及び他方に連結可能又は連結されている。具体的には、例えば以下に示すとおりである。
本実施形態では、左肩紐4は、他方の端部4E2に第1肩紐側連結部14aを備えている。第1肩紐側連結部14aと第1身頃側連結部14bとは連結可能であり、左肩紐4と前掛け部2bとを連結するために用いられる。一方、右肩紐3は、他方の端部3E2に第2肩紐側連結部13aを備えている。第2肩紐側連結部13aと第2身頃側連結部13bとは連結可能であり、右肩紐3と前掛け部2bとを連結するために用いられる。エプロン1は、一端を右肩紐3の長さ方向の中央部に、他端を左肩紐4の長さ方向の中央部にそれぞれ連結された橋渡し紐8を更に備えている。エプロン1の着用者を後方から見ると、右肩紐3、左肩紐4及び橋渡し紐8により疑似的にH文字が形成される(H型エプロン)。
なお、別の実施形態では、エプロン1が橋渡し紐8を備えず、左肩紐4の第1肩紐側連結部14aと第2身頃側連結部13bとが互いに連結され、右肩紐3の第2肩紐側連結部13aと第1身頃側連結部14bとが互いに連結されてもよい。エプロン1の着用者を後方から見ると、右肩紐3と左肩紐4とが交差して、疑似的にX文字が形成される(X型エプロン)。
第1肩紐側連結部14a及び第1身頃側連結部14b並びに第2肩紐側連結部13a及び第2身頃側連結部13bとしては、互いに着脱可能であれば特に制限はない。それら各連結部としては、例えば、スナップ(例示:スナップボタン、スナップリング、アメリカンスナップ)のオス及びメス、面ファスナーのフック部(例示:表面に鉤状、きのこ状、錨状の複数の突起を有する部材)及びループ部(例示:表面に複数のループを有する部材)、ホック(例示:バネホック、ジャンパーホック)のオス及びメス、トグルボタン、バックル、ボタン及びボタンホールの組み合わせ等が挙げられる。これらの材料には、公知の材料を用いることができる。
ただし、本実施形態では、図3に示すように、右嵌合部5の第1部材5a及び第2部材5bのうちの右側領域7Rの内面7Vに配置されているもの、及び、左嵌合部6の第1部材6a及び第2部材6bのうちの左側領域7Lの内面7Vに配置されているものは、把持部7における丈方向Lの中心よりも高い位置に配置されている。例えば、具体的には、把持部7の丈方向Lの中心を通り、周囲方向Hに平行に延びる仮想線Cで、把持部7の領域を丈方向Lに二等分したとき、把持部7の内面7Vに配置された右嵌合部5の第2部材5b及び左嵌合部6の第2部材6bは丈方向Lの上側の半分の領域に位置している。
本実施形態において、身頃2、右肩紐3及び左肩紐4に用いられる材料としては、特に制限はなく、公知の材料を用いることができる。
次にエプロン1の使用方法における着用方法について図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態では、例えば看護師によりエプロン1が着用されるときには、まず、右肩紐3及び左肩紐4の他端部3E2、4E2が身頃2の前掛け部2bに連結される。具体的には例えば、左肩紐4の第1肩紐側連結部14aと、前掛け部2bの第1身頃側連結部14bとが互いに連結されて、左肩紐4と前掛け部2bとが互いに連結される。それと共に、右肩紐3の第2肩紐側連結部13aと、前掛け部2bの第2身頃側連結部13bとが互いに連結されて、右肩紐3と前掛け部2bとが連結される。第1係止部11aと第2係止部11bとを連結してもよい。
そして、その状態で、右嵌合部5及び左嵌合部6の各々における第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとが互いに嵌合されて、着用(可能と)される。具体的には例えば、エプロン1が身に纏われた状態で、左肩紐4の左嵌合部6の第1部材6aと、把持部7の左側領域7Lにおける左嵌合部6の第2部材6bとが互いに嵌合されて、左肩紐4と胸当て部2a(把持部7)とが連結される。それと共に、右肩紐3の右嵌合部5の第1部材5aと、把持部7の右側領域7Rにおける右嵌合部5の第2部材5bとが互いに嵌合されて、右肩紐3と胸当て部2a(把持部7)とが互いに連結される。このようにして、着用者(看護師)によりエプロン1が着用される。
次にエプロン1の使用方法における緊急時の脱衣方法について図4〜図5を参照して説明する。図4〜図5は実施形態に係るエプロンの脱衣の態様を示す模式図である。ここでは、着用者P(看護師)がエプロン1を着用して患者等に対して処置を行っているとき、患者等による予期せぬ嘔吐物等によりエプロン1が汚染された場合での緊急時での脱衣方法について説明する。なお、通常時での脱衣方法は、特に制限はなく、例えば上記着用方法の逆の方法が挙げられる。
本実施形態では、着用者P(例示:看護師)によりエプロン1が緊急に脱衣されるときには、把持部7の中央領域7Cが外側斜め下向きに引っ張られ、右嵌合部5及び左嵌合部6の少なくとも一方の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合が外されて、脱衣(可能と)される。具体的には例えば、把持部7の中央領域7Cにおける丈方向Lの上部が着用者の右手PA(左手でも可)で把持される。次いで、その中央領域7Cの丈方向Lの上部が、右手PAで外側斜め下向きに強く瞬間的に素早く引っ張られる(矢印Kで表示)。その結果、右嵌合部5及び左嵌合部6の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合が外れると共に、右肩紐3及び左肩紐4が背中から丈方向Lの下向きに下がって、エプロン1が脱衣される。
ただし、把持部7の中央領域7Cを右手PA(左手でも可)で把持するとき、前掛け部2b又は胸当て部2a上の嘔吐物等を床やベッド等に落とさないように、前掛け部2bの丈方向Lの下端部の裾を捲り上げて、把持部7の中央領域7Cと共に右手PA(左手でも可)で把持してもよい。その結果、身頃2の丈方向Lの両端部である、胸当て部2aの把持部7と、前掛け部2bの下端部の裾と、が持ち上げられるので、身頃2の丈方向Lの中央部分に嘔吐物等を保持できる。それにより、嘔吐物等を床等に落下させることなく、エプロン1を脱衣することができる。
ただし、外側斜め下向きに引っ張る方向としては、鉛直下向きの方向に対して45°以下の角度を成す方向が挙げられ、30°以下の角度を成す方向が好ましく、20°以下の角度を成す方向がより好ましい。更に、着用者の胸部及び腹部の前面に沿って鉛直下向き、すなわち概ね0°が更に好ましい。鉛直下向きの方向に対して45°以下の角度にすることで、右嵌合部5及び左嵌合部6の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合を極めて容易に外すことができると共に、前方に患者や介護者などが存在する場合、それらの人に、素早く動いた右手PAが衝突したり、汚染されたエプロン1が触れたりすることを抑制できる。
本実施形態のエプロン1は、右肩紐3及び左肩紐4の他端部3E2、4E2が身頃2の周囲方向Hの両端部に連結された状態(H型又はX型)で、右嵌合部5及び左嵌合部6の各々の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとが嵌合されて、着用者に着用される。そして、着用者が処置などを行っている最中に、エプロン1が汚染されたときなどに、把持部7の中央領域7Cを、外側斜め下向きに引っ張ることで、簡易に、頸部又はその周囲への負担なく、右嵌合部5及び左嵌合部6の少なくとも一方の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合を外すことができる。すなわち、把持部7の中央領域7Cを外側斜め下向きに引っ張ることにより、エプロン1の上部から右肩紐3及び左肩紐4の少なくとも一方を外すことができる。
また、患者や被介護者がエプロンを引っ張ったとしても、右嵌合部5及び左嵌合部6が、第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとが嵌合して形成されているので、右嵌合部5及び左嵌合部6を外れ難くすることができる。
それにより、エプロン1が汚染されたときに、着用者の身体にダメージを及ぼすことなく、素早く迅速にエプロン1を脱衣できるとともに、患者等にエプロン1を引っ張られたときに、エプロン1を脱げ難くすることができる。
本実施形態の好ましい態様では、把持部7の引張強度は、身頃2における把持部7以外の部分の引張強度よりも高い。すなわち、エプロン1では、把持部7の引張強度が相対的に高くなるように形成されている。そのため、着用者が把持部7の中央領域7Cを外側斜め下向きに引っ張って第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合を外すとき、引っ張る力で把持部7が破損したり大きく変形したりすることを抑制できる。それにより、引っ張る力で把持部7が破損したり、大きく変形したりすることで、エプロン1を脱衣できなくなる事態を抑制できる。したがって、より確実かつ安定的に嵌合を外すことができ、よって、より確実かつ安定的に素早く迅速に脱衣できる。ただし、把持部7及び身頃2における把持部7以外の部分の引張強度の測定方法は以下のとおりである。
<布帛の引張強度の測定方法>
把持部7及び身頃2における把持部7以外の部分に関する引張強度の測定方法は、JIS L1096 引張強さA法(ストリップ法)又はB法(グラブ法)に準拠した方法で測定できる。
本実施形態の好ましい態様では、右嵌合部5及び左嵌合部6の第1部材5a、6a又は第2部材5b、6bが把持部7における丈方向Lの中心(周囲方向Hに延びる仮想線C)よりも高い位置に配置されている。そのため、把持部7の中央領域7Cを外側斜め下向きに引っ張って右嵌合部5及び左嵌合部6の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合を外すとき、引っ張る力を右嵌合部5及び左嵌合部6へより伝達し易くすることができる。それにより、より簡易に、より頸部又はその周囲への負担なく嵌合を外すことができ、かつ、より少ない動作で、安定的に嵌合を外すことができる。
本実施形態の好ましい態様では、右嵌合部5及び左嵌合部6の各々は、スナップ、又は、ホック、である。そのため、把持部7の中央領域7Cを外側斜め下向きに引っ張って右嵌合部5及び左嵌合部6の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合を外すとき、右嵌合部5及び左嵌合部6の嵌合をより外し易くすることができる。それにより、より簡易に、より頸部への負担なく嵌合を外すことができる。更に、右嵌合部5及び左嵌合部6をスナップ又はホックで構成することで、患者や被介護者がエプロン1を引っ張ったとしても、右嵌合部5及び左嵌合部6をより外れ難くすることができる。更に、スナップ又はホックは、洗濯等で劣化し難く、ごみ等が付着し難いので、医療現場で継続的に使用する際に、繰り返し使用が可能であり、衛生上の問題も生じ難くすることができる。
本実施形態の好ましい態様では、右肩紐3及び左肩紐4が橋渡し紐8で連結(又は連結可能と)された、いわゆるH型の肩紐が用いられている。したがって、肩紐の頸部又はその周囲への締め付けを極めて小さくすることができる。そのため、着用者が把持部7の中央領域7Cを外側斜め下向きに引っ張って右嵌合部5及び左嵌合部6の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合を外すとき、より簡易に、より頸部又はその周囲への負担なく嵌合を外すことができるだけでなく、より安定的に嵌合を外すことができる。
本実施形態の好ましい態様では、右肩紐3及び左肩紐4の各々の他端部3E2、4E2が、それぞれ身頃2の周囲方向Hの反対側に連結(又は連結可能と)された、いわゆるX型の肩紐が用いられている。したがって、肩紐の頸部又はその周囲への締め付けを極めて小さくすることができる。そのため、着用者が把持部7の中央領域7Cを外側斜め下向きに引っ張って右嵌合部5及び左嵌合部6の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合を外すとき、より簡易に、頸部への負担なく嵌合を外すことができるだけでなく、より安定的に嵌合を外すことができる。
本実施形態の好ましい態様では、エプロンの使用方法(脱衣方法)において、エプロンが汚染されたときなどに、把持部7の中央領域7Cを、外側斜め下向きに引っ張ることにより、簡易に、頸部への負担なく、右嵌合部5及び左嵌合部6の第1部材5a、6aと第2部材5b、6bとの嵌合を外すことができる。すなわち、把持部7の中央領域7Cを外側斜め下向きに引っ張ることにより、エプロン1の上部から右肩紐3及び左肩紐4の少なくとも一方を外すことができる。それにより、着用者の身体に悪影響を及ぼすことなく、素早く迅速にエプロン1を脱衣することができる。
本発明のエプロン1は、上述した各実施形態に制限されることなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜組合せや変更等が可能である。
1 エプロン
2 身頃
3 右肩紐
4 左肩紐
5 右嵌合部
6 左嵌合部
7 把持部
5a、6a 第1部材
5b、6b 第2部材

Claims (5)

  1. 丈方向及び周囲方向を有し、身頃と、前記身頃に連結された右肩紐及び左肩紐と、を備える医療用のエプロンであって、
    前記身頃と前記右肩紐及び前記左肩紐とを連結する右嵌合部及び左嵌合部を備え、
    前記身頃は、前記丈方向の上側の端部に位置し、前記周囲方向に延びる把持部を含み、
    前記把持部は、前記周囲方向の中央に位置する中央領域と、前記中央領域の前記周囲方向の右側及び左側に位置する右側領域及び左側領域と、に区画され、
    前記右嵌合部及び前記左嵌合部の各々は、互いに嵌合可能な第1部材と第2部材とを含み、
    前記右嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のいずれか一方は、前記右肩紐の一端部の外面に配置され、他方は、前記右側領域の内面に配置され、
    前記左嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のいずれか一方は、前記左肩紐の一端部の外面に配置され、他方は、前記左側領域の内面に配置され、
    前記右肩紐及び前記左肩紐の他端部は、それぞれ前記身頃における前記周囲方向の右側の端部及び左側の端部のいずれか一方及び他方に連結可能又は連結されており、
    前記エプロンは、
    前記右肩紐及び前記左肩紐の前記他端部が前記身頃に連結された状態で、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の各々における前記第1部材と前記第2部材とが嵌合されて、着用可能で、かつ、
    前記中央領域が外側斜め下向きに引っ張られ、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の少なくとも一方の前記第1部材と前記第2部材との嵌合が外されて、脱衣可能である、ように構成されてい
    前記把持部の引張強度は、前記身頃における前記把持部以外の部分の引張強度よりも高く、
    前記右嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のうちの前記右側領域の前記内面に配置されているもの、並びに、前記左嵌合部の前記第1部材及び前記第2部材のうちの前記左側領域の前記内面に配置されているものは、前記把持部における前記丈方向の中心よりも高い位置に配置されている、
    医療用のエプロン。
  2. 前記右嵌合部及び前記左嵌合部の各々は、スナップ、又は、ホック、である、
    請求項1に記載の医療用のエプロン。
  3. 前記右肩紐の前記他端部は、前記身頃における前記周囲方向の右側の端部に連結可能又は連結されており、
    前記左肩紐の前記他端部は、前記身頃における前記周囲方向の左側の端部に連結可能又は連結されており、
    一端を前記右肩紐の長さ方向の中央部に、他端を前記左肩紐の長さ方向の中央部にそれぞれ連結された橋渡し紐を更に備える、
    請求項1又は2に記載の医療用のエプロン。
  4. 前記右肩紐の前記他端部が、前記身頃における前記周囲方向の左側の端部に連結可能又は連結されており、
    前記左肩紐の前記他端部が、前記身頃における前記周囲方向の右側の端部に連結可能又は連結されている、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の医療用のエプロン。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の医療用のエプロンの使用方法であって、
    前記中央領域を外側斜め下向きに引っ張り、前記右嵌合部及び前記左嵌合部の少なくとも一方の前記第1部材と前記第2部材との嵌合を外して、前記エプロンを脱衣するステップ、を備える、
    医療用のエプロンの使用方法。
JP2018211587A 2018-11-09 2018-11-09 医療用のエプロン Active JP6701304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018211587A JP6701304B2 (ja) 2018-11-09 2018-11-09 医療用のエプロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018211587A JP6701304B2 (ja) 2018-11-09 2018-11-09 医療用のエプロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020076177A JP2020076177A (ja) 2020-05-21
JP6701304B2 true JP6701304B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=70723696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018211587A Active JP6701304B2 (ja) 2018-11-09 2018-11-09 医療用のエプロン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6701304B2 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4014045A (en) * 1976-01-19 1977-03-29 Moyer Joseph R Workman's break-away safety apron
US5220692A (en) * 1992-06-18 1993-06-22 Lamar Cox Driver's apron
JPH09324308A (ja) * 1997-01-17 1997-12-16 Achilles Corp 前 掛
JP3689864B2 (ja) * 2002-03-06 2005-08-31 株式会社ホギメディカル 医療用防護具セット
JP4027180B2 (ja) * 2002-08-21 2007-12-26 晃子 戸井田 授乳用エプロン
JP3094266U (ja) * 2002-11-25 2003-06-13 株式会社スーパープランニング エプロン
JP2006045687A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Wako Co Ltd エプロン
JP3126355U (ja) * 2006-03-03 2006-10-26 美津子 志田 ベルトを取りはずせるエプロン
JP3123155U (ja) * 2006-04-24 2006-07-06 史明 左合 エプロン
KR200434983Y1 (ko) * 2006-08-29 2007-01-02 이승목 자석 앞치마
JP2009019319A (ja) * 2007-07-16 2009-01-29 Yumiko Watabe エプロン
JP5991541B2 (ja) * 2013-07-30 2016-09-14 株式会社ワコウ 作業用エプロン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020076177A (ja) 2020-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3510897A1 (en) Noiselessly detachable baby strap belt
JP7388823B2 (ja) 衣服、安全帯及び衣服本体
JP6701304B2 (ja) 医療用のエプロン
JP2007239129A (ja) 衣類
WO2017138585A1 (ja) 把持部付上衣
JP3689864B2 (ja) 医療用防護具セット
US20210235785A1 (en) Self-adjusting garment
JP6398109B2 (ja) 移乗介助・起立介助等補助具
US5449004A (en) Birthing gown
US11779063B2 (en) Garment
JP2018028152A (ja) 介護用ミトン
JP3164127U (ja) 着脱容易衣服
JP4778099B1 (ja) 移乗介護補助具
JP2017214667A (ja) 医療用ガウン
JP2011152235A (ja) 介護補助用具
CN212117222U (zh) 一种精神病患者的约束服
JP3187075U (ja) 介護用品
CN219439635U (zh) 一种多功能护理衣
US20220192281A1 (en) Medical assistive devise holder for life support and life sustaining lines and devices
JP5965514B1 (ja) 介助ベルト
CN208611082U (zh) 约束衣
JP3178857U (ja) 着脱を容易にするための補助具を縫合具備した衣服
JP3209677U (ja) 下着
CN219721009U (zh) 轮椅快速约束带结构
JP2000265307A (ja) 引掛部付き下半身用衣類

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6701304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250