JP3178857U - 着脱を容易にするための補助具を縫合具備した衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】面ファスナー等の係合具にて係合されて開閉自在とした衣服において係合具部分の着脱を片手で容易に行えるような補助具を縫着させた衣服を提供する。
【解決手段】左右若しくは前後に二分割し、該部位が面ファスナー等の係合具で開閉自在となった衣服において当該係合具を片手の指1本に引っ掛けたり2本の指で挟んで引っ張ることで解除できるように環状形状10若しくは舌状形状をした補助具を少なくとも一番端の係合具の近傍に縫着具備させる。
【選択図】図2

Description

本考案は 介護衣料などで良く使用されている面ファスナーなどの係合具を使用して着脱を容易にした衣服に関する。
医療用、介護用の衣服としては病人や被介護者の着替えを容易にすることを目的として、ボタンの代わりに面ファスナーや面テープ、或いはスナップボタンやホックボタンにより係合して分割容易にした衣服が使用されることがある。
介護用の衣服の上衣の場合は前身頃のほぼ中央部にて二分割し左側前身頃と右側前身頃として男性用にあっては下側となる右側前身頃に雄側の係合具を、上側となる左側前身頃には雌側の係合具が縫着されている。また女性用にあっては下側となる左側前身頃に雄側の係合具を、上側となる右側前身頃に雌側の係合具が縫着されている。
特許公開公報2004−285543 特許公開公報平8−218202 特許公開公報平8−226004
特許文献−1にはTシャツ、トレーナー等のトップス、カジュアルパンツ・スラックス等のボトムス、またパジャマ等の上下セットの衣類、又肌着であっても寝ている状態の人に楽に着せ替えさせることの出来る介護用衣料品であり当該衣料品の中央部分をマジックテープ(登録商標)を使い開閉できることを特徴とすることにより介護者が被介護者の着替えを容易に行なうことが出来ることが開示されている。
また 特許文献−2には その実施例において左右の前身頃の幅方向中央部において丈方向上下に延びる帯状の前立て(a,b)が設けられており、この前立てには面ファスナーよりなる止め具が所定の間隔に配されていて、両前立てを重ね合わせることにより肌着の前面が閉じられることが開示されている。
更に特許文献−3には背面の襟部から最下部に至るまで、中央を垂直に裁断し開閉自由とすると共に背面開閉部にホック、マジックテープ(登録商標)その他適宜の止め具を装着することにより開閉自在としたパジャマ上衣や両脇部が、膝下の高さの位置の部分のみを残して、下方から上方に切り開かれた後当該部分に上方から下方、若しくは下方から上方に閉じることが出来るチャックファスナーを設けて自在に開閉できるようにしたパジャマズボンが開示されている。
上述のように介護用の衣料において、上衣にあっては前身頃や後身頃の幅方向の中央部を裁断し左右に二分割し、ズボン等の下衣にあっては脇部の一部を下方から上方に切り裂いて二分割した後面ファスナーやホックボタン、スナップボタン等の適宜な係合具により開閉自在として着脱を容易にすることは一般的であり広く採用されている。
しかしながら面ファスナーやホックボタン、スナップボタン等の係合具は健常者や介護者が両手を使用して着脱させる場合は特に大きな問題は無いが介護者が片手で被介護者の身体を支えて衣類の着脱をさせる場合や介護者の補助は必要とはせず、なんとか一人で着脱が可能な高齢者や、片手の動きが不自由な方が着脱する場合は面ファスナー等の接着力が大きいために片手では当該係合具を解除出来ない場合があり片手で簡単に係合具を解除出来るものが切望されていた。
上記の課題に鑑み本考案者は鋭意検討・試作を重ねた結果本考案を完成させるに至った。すなわち 本考案は面ファスナー等の係合具にて係合されて開閉自在とした衣服において係合具部分の着脱を片手で容易に行なえるような補助具を縫着させたものである。
補助具は少なくとも最上段若しくは最下段の係合具の雌側近傍に縫着させるのが好ましい。
補助具の形状としては指1本で引っ掛けることが出来るようにした環状形状(以下ループタイプと記す)、2本の指で摘むことが出来る舌状形状(以下タブタイプと記す)などを上げることが出来る。
本考案の着脱容易にするための補助具を具備した着脱容易な衣服は以上に述べたように構成されており介護者の補助を必要としない高齢者や片手の運動が不自由な人であっても容易に係合具の接合を解除することが出来 また介護者が被介護者の身体を片手で支えながら衣服を着脱させる場合において片手で係合具の接合を解除出来るものである。
中央部で切断され係合具7で係合される衣服の上衣1において本考案の着脱を容易にするための補助具10が縫合された状態を示す正面図である。 本考案の着脱を容易にするための補助具10が縫合された上衣1の補助具10を指で引っ掛けて係合具7を解除し一部を拡げた状態のイメージ図である。 脚部の脇の一部が切断され係合具7で係合された下衣4を着用したイメージ図である。 前記下衣の係合具7の係合を解除し 拡げた状態の図である。 本考案の着脱補助具(ループタイプ)10を縫着した上衣1のイメージ図である。 本考案の着脱補助具(タグタイプ)11を縫着した上衣1のイメージ図である。 本考案の着脱補助具(ループタイプ)10を縫着した下衣4のイメージ図である。 本考案の着脱補助具(タグタイプ)11を縫着した下衣4のイメージ図である。
以下本考案の着脱容易にするための補助具を具備した着脱容易な衣服の実施の形態を、図面に基づいて実施例を挙げながら詳細に説明する。
当然のことながら本考案は実施例に限定されるものではなく全ての係合具近傍に補助具を縫着させる、後身頃の幅方向の中央部を裁断し左右に二分割した衣服等に補助具を縫着させる等、その主旨を逸脱しない範囲で種々変化可能であると云うのは云うまでもない。
図5は本考案にかかる実施例1を示す図である。綿100%の紡績糸等を使用して織・編成された後通常の染色・加工を施した生地を使用して中央部において左右二分割され面ファスナー等の係合具7が適宜配置され着脱自在とされた上衣1において着脱をより容易にするために本考案の補助具10を取り付けた一例である。上衣1の襟はバインダーテープで周縁を押えて縫着されている。本考案の補助具10は芯地と身生地を二重にして縫製された前立部に左側前身頃の最上段にある面ファスナー等の係合具7近傍の前立部に挟み込むようにして縫着されており片手の指1本を引っ掛けて引き上げることで面ファスナー等の係合具7の接着を解除せんとするものであり該補助具10は指1本の直径よりも若干大きい内径を有するリング形状を呈するものである。
図6は本考案にかかる実施例2を示す図である。綿100%の紡績糸等を使用して織・編成された後通常の染色・加工を施した生地を使用して中央部において左右二分割され面ファスナー等の係合具がて適宜配置され着脱自在とされた上衣1において着脱をより容易にするために本考案の補助具11を取り付けた一例である。上衣の襟はバインダーテープで周縁を押えて縫着されている。本考案の補助具11は芯地と身生地を二重にして縫製された前立部に左側前身頃の最上段にある面ファスナー等の係合具7近傍の前立部に挟み込むようにして縫着されており片手の2本の指(例えば親指とひとさし指)で摘んで面ファスナー等の係合具7の接着を解除するためのタグ形状を呈するものである。
図7は本考案にかかる実施例3を示す図である。綿100%の紡績糸等を使用して織・編成された後通常の染色・加工を施した生地を使用して左右の足部において裾口から膝下付近まで脇線に沿ってカットされ面ファスナー等の係合具7によって着脱自在とされたズボン様の下衣4において着脱を より容易にするための補助具の一例を示す図である。補助具10は前後裾部に適宜の間隔で設置された面ファスナー等の係合具7の最下段の近傍に縫着され片手の指1本に引っ掛けて引っ張ることで面ファスナー等の係合具7の接着を解除せんとするものであり該補助具10は指1本の直径よりも若干大きい内径を有するリング状を呈している。
図8は本考案にかかる実施例4を示す図である。綿100%の紡績糸等を使用して織・編成された後通常の染色・加工を施した生地を使用して左右の足部において裾口から膝下付近まで脇線に沿ってカットされ面ファスナー等の係合具7によって着脱自在とされたズボン様の下衣4において着脱を より容易にするための補助具の一例を示す図である。補助具11は前後裾部に適宜の間隔で設置された面ファスナー等の係合具7の最下段の近傍に縫着され片手の2本の指(例えば親指とひとさし指)で摘んで面ファスナー等の係合具の接着を解除するためのタグ状を呈するものである。
以上のように本考案は着脱を容易にするための補助具を縫合具備した衣服に対して広く適用でき 介護、看護に関する現場でだけでなく健常者が通常の生活においても利用することが出来る。
1 上衣
2 上衣の左側前身頃
3 上衣の右側前身頃
4 下衣
5 下衣の前裾部
6 下衣の後裾部
7 面ファスナー等の係合具
8a 面ファスナー等の係合具の雌側部
8b 面ファスナー等の係合具の雄側部
9 本考案の着脱を容易にする為の補助具
10 本考案の着脱を容易にする為の補助具で環状形状(リング状)を呈するもの
11 本考案の着脱を容易にするための補助具で舌状形状(タグ上)を呈するもの

Claims (7)

  1. 前身頃の中央付近で左右に二分割し、左側前身頃部と右側前身頃部からなるものとし、左側前身頃部の側端と右側前身頃部の側端とを係合具により着脱自在にした上衣において該係合具の着脱を片手で簡単に出来るように補助具を縫着具備したことを特徴とする衣服。
  2. 後身頃の中央付近で左右に二分割し、左側後身頃部と右側後身頃部からなるものとし、左側後身頃部の側端と右側後身頃部の側端とを係合具により着脱自在にした上衣において該係合具の着脱を片手で簡単に出来るように補助具を縫着具備したことを特徴とする衣服。
  3. ズボン様の下衣において脚部の少なくとも一部が脇線に沿って前後に二分割され前裾部の側端と後裾部の側端とが適宜に配置された係合具により着脱自在にされており、該係合具の解除を片手で簡単に出来るよう補助具を縫着具備したことを特徴とする衣服。
  4. 前記補助具が少なくとも最上段若しくは最下段の前記係合具の雌側が縫着された位置の近傍に縫着具備されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の衣服。
  5. 前記係合具が面ファスナー、スナップボタン、及びホックボタンのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の衣服。
  6. 前記補助具が片手の指1本で引っ掛けて引っ張ることにより面ファスナー等の係合具を解除できるように環状形状(リング形状)を呈していることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の衣服。
  7. 前記補助具が片手の指2本で摘んで引っ張ることにより面ファスナー等の係合具を解除できるように舌状形状(タグ形状)を呈していることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の衣服。
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