JP4027180B2 - 授乳用エプロン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、授乳用エプロンに関し、特に詳しくは、胸当て部を有するエプロンにおいて、着脱の手間を省き、迅速な授乳を可能とし、また授乳後にはすぐにもとの状態に復元できる授乳用エプロンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエプロン、特に胸当て部を有するエプロンは、胸当て部と腹部とが一体となっており、乳児へ授乳をする際には、エプロンを脱ぐか、または紐をほどいたり、ボタンをはずしたりしなければならず、着脱に手間がかかっていた。
【0003】
このような問題を解決するため、実開平6−30113号公報には、エプロンの胸当て部と腹部とが分離可能なセパレート・エプロンが開示されている。
かかるエプロンは、エプロンの胸当て部と腹部との縫い合わせ部にファスナーを付けることにより、ウェストラインで上下に切り離すことができるというものである。
また、登録新案第304160号には、エプロンをウェストラインで切り離し、上下に分かれたエプロンとすることによって、授乳をしやすくするという構造のエプロンが開示されている。
【0004】
しかし、このような従来の授乳用エプロンは、ウェストライン(胸当て部と腹部との間)で上下に切り離すことができるというものであるため、ウェストラインで切り離しても、授乳する際には、エプロンの胸当て部を、捲ったり、片方に寄せたりしなければならず、さらに、このように捲ったり、片方に寄せたりした胸当て部を、授乳の際に邪魔にならないように、例えば、脇に挟んだり、顎ではさんだりして授乳の妨げにならないように工夫をしなければならず、煩雑である。しかも、エプロンの胸当て部の保持が充分でないと、乳児の顔にエプロンの胸当て部が被さり、乳児の表情を母親が観察できず、満足した授乳姿勢を保つことが困難となっていた。
【0005】
さらに、従来の授乳用エプロンは、上下に完全に分離できるものであるため、分離された際には、またもとのエプロン状態に復元するのに、手間と時間がかかるという問題がある。
しかも、エプロンを上下に完全に分離するため、エプロンの腹部(ウエストラインより下部)を腰紐により保持することが必要であり、結果として、産後のデリケートな母親の腹を、必要以上に締め付ける結果となり、健康上、好ましい構成とはいえなかった。
【0006】
また、実開平6−30113号公報には、胸当て部の中央に上下方向のファスナーを取り付け、胸当て部を左右に分離する構造が提案されているが、エプロンの胸当て部の一部が肩紐に固定されているため、通常、肩紐とエプロンの胸当て部との接続位置は母親の乳房の略上方に位置しているため、乳房の位置でエプロンの胸当て部が充分に開かず、胸当て部の開口部を左右の乳房の位置にずらして利用するなど、煩雑な構成となっていた。しかも、胸当て部が左右に開くため、授乳する側の乳房だけでなく、他方の乳房まで外部に露出することとなり、利用者にとって、大変に、利用しにくいものとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、上記従来の問題を解決し、着脱の手間を省き、エプロンを分離することなく、必要な部分だけの開閉が自由であり、これにより迅速な授乳を可能とする授乳用エプロンを提供することである。
また、本発明の目的は、エプロンが分離することがないため、分離部分を再びエプロンとして復元する手間が省け、授乳後にはすぐにもとの状態に簡単に復元できる授乳用エプロンを提供することである。
さらにまた、エプロンの腹部を保持する際に、必要以上に母親の腹を圧迫することのない授乳用エプロンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の授乳用エプロンは、胸当て部を有する授乳用エプロンであって、胸当て部の上部に、エプロン自体又は胸当て部とエプロン本体とを分離可能とする接続部材を設けると共に、該接続部材は、エプロン自体を分離する横方向のスライドファスナーから構成され、該スライドファスナーには、ファスナーから取り外しが困難な2つのスライダーが設けられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を好適例を用いて以下に説明するが、これらに限定されるものではない。
図1は、本発明である授乳用エプロンの実施例を示す。
授乳用エプロン1の本体は、母親等の授乳する利用者の体を被覆する面として、胸当て部である胸当て部11と腹部12とを有する。胸当て部11と腹部12とは一体的に形成され、装着においては、肩紐7により、利用者の体に適応して固定される。
肩紐7については、図示していないが、利用者の背中側において、肩紐7を互いに交叉させ、さらに、後側に回した腹部12の両端に固定する方法や、肩紐7を交叉させずに略平行に背中側に回し、後側に回した腹部12に固定すると共に、2つの肩紐7を背中側でH状に接続する方法、また単に、肩紐7を首の後ろ側で結ぶ方法など、当該分野で周知の技術を利用して固定することが可能である。
【0012】
本実施例では、腹部12を横方向に長めに取り腹部に巻きつけるようにして、腹部12の両端を腰部の後ろ側で、ボタン等を利用して固定するものであるが、エプロン1に更に腰紐を設けて、当該腰紐を通常のように腰部の後ろ側で結び、肩紐と腰紐とにより、利用者の体に装着、固定することも可能である。
いずれの場合でも、産後のデリケートな母親の腹に負担をかけないように、利用者の腹部を圧迫しないような方法で固定する。
本発明の場合は、腰紐等を設けるか否かに拘らず、エプロンの腹部12がゆったりしていても、当該腹部12は、常に、胸当て部11により上方に持ち上げられているため、腹部がずり下がるという危惧はない。
【0013】
本発明の特徴として、エプロンの胸当て部11は、該胸当て部の上部において、エプロン自体を上下に分離可能な接続部材が設けられている。接続部材としては、ボタン、スナップ、面ファスナー又はスライドファスナーなどの種々の接続部材が利用できるが、図1では、スライドファスナー2を利用した例を説明している。
胸当て部11を形成する布地は、胸当て部の上部において、上下に分割されており、分割した布地を接続するためのスライドファスナー2が設けられている。スライドファスナー2は、上下に分割された各布地の端部に設けられたファスナーの務歯部3と、該務歯部3を接合・離間させるための2つのスライダー4から構成される。また、スライダーがファスナーから取り外されることが無いように、ファスナーの移動を制限する止め具5が両端に形成されている。
【0014】
図1の授乳用エプロンの利用方法を図2(a)、(b)に示す。図2(a)は、左側にあるスライダーを右方向にずらして、エプロンの胸当て部の左側を開放した図である。また、図2(b)は、右側にあるスライダーを左方向にずらして、エプロンの胸当て部の右側を開放した図である。
このように、授乳する乳房に対応するエプロンの胸当て部を開放することにより、容易に授乳の体制を作ることが可能となる。しかも、開放された胸当て部の布地は、自重により下方に垂れ下がるだけで、特に、保持するための動作が必要ない。しかも、開放された胸当て部の布地が乳児の顔に被さることも無いため、母親は子供の様子を観察しながら安心して授乳をすることができる。
【0015】
施例においては、スライドファスナーのスライダー4は、ファスナーから取り出すことが不可能であるため、常に、肩紐7に接続された胸当て部11の上側と、腹部13に接続された胸当て部11の下側とは、ファスナーを通じて接続状態に保持されているため、エプロンの腹部を保持するために、腰紐などで強く絞めつける必要が無く、利用者の腹を圧迫するなどの弊害を除去することが可能となる。
また、このように胸当て部11の上側と下側が完全に分離することがないため、分離部分を再びエプロンとして復元する手間が省け、スライドファスナーのスライダー4を引くだけで、授乳後にはすぐにもとの状態に簡単に復元できる。
【0016】
図3は、授乳用エプロンに係る参考例を示した図である。
図3の授乳用エプロンは、両肩紐7を胸当て部である胸当て部11の裏面側で交叉させ、胸当て部11の下方において、エプロン本体の一部を構成する腹部12、特に、胸当て部11と腹部12との間のウエストライン付近に、肩紐の先端20を固定する。
肩紐7が胸当て部11の上部と交叉する位置には、接続部材21が設けられ、肩紐7に対して、胸当て部11が着脱自在に構成されている。接続部材21としては、ボタン、スナップ、または面ファスナーなど種々の接続部材を用いることができる。
参考例においては、エプロン1は、胸当て部11と腹部12とが一体的に形成され、装着においては、肩紐7と腰紐13とにより、利用者の体に適応して固定される。
【0017】
図4(a)、(b)に示すように、授乳に際しては、授乳する乳房側の接続部材21を解除し、胸当て部11を自重により垂れ下げるだけで、乳房に対応するエプロンの胸当て部を容易に開放し、授乳の体制を作ることが可能となる。
しかも、接続部材21を解除して、胸当て部11を肩紐7から外しても、肩紐7は、エプロン本体のウエストライン付近に固定されているため、肩紐が肩から外れたり、エプロン本体が体からずり落ちるなどの不具合も無い。
【0018】
また、胸当て部11の裏面で交叉している肩紐7は、交叉点を両乳房の間に位置するように配置することにより、授乳の際に肩紐が邪魔となるような問題も解消することができる。しかも、交叉点近傍においては、肩紐7を乳房やその谷間の形状に合わせて、例えば、紐の幅を細く形成するなど、より体に適合する形状に変更することも可能である。
【0019】
参考例においても、本発明の実施例と同様に、肩紐7や腰紐13に関して、当該技術分野において種々の周知技術を適用することができることは言うまでもない。また、本参考例においては、腰紐13が設定されている場合を例示したが、上記実施例と同様に、腰紐を設けなくてもよい。
更に、エプロンの本体を形成する布地は、綿やウール等の天然繊維、ナイロンやポリエステル等の化学繊維など種々の材料が利用できるだけでなく、着色可能などのデザイン性や、家事による汚れに対する耐汚染性、また乳児等の肌に優しい性質を付与するため、当該技術分野で周知の種々の材料を利用することもできる。
【0020】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の授乳用エプロンによれば、エプロンを分離したり、脱いだりする必要なく、授乳時に必要とされる部分のみの開閉が容易で、迅速な授乳を可能とすることができる。
また、更に、授乳時に必要とされる部分のみの開閉が自由であるため、エプロンが分離されることがなく、授乳後には、エプロンを簡単に元の状態に迅速に復元することができるという効果も有する。
さらに、エプロンの腹部を保持する際に、必要以上に母親の腹を圧迫することのないなど、従来の授乳用エプロンに無い、格別な利便性を有する授乳用エプロンを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の授乳用エプロンを示す概略図
【図2】本発明の実施例の授乳用エプロンの右胸当て部を開いた状態(a)、及び左胸当て部を開いた状態(b)を示す線図
【図3】参考例の授乳用エプロンを示す概略図
【図4】参考例の授乳用エプロンの右胸当て部を開いた状態(a)、及び左胸当て部を開いた状態(b)を示す線図

Claims (1)

  1. 胸当て部を有する授乳用エプロンであって、胸当て部の上部に、エプロン自体又は胸当て部とエプロン本体とを分離可能とする接続部材を設けると共に、該接続部材は、エプロン自体を分離する横方向のスライドファスナーから構成され、該スライドファスナーには、ファスナーから取り外しが困難な2つのスライダーが設けられていることを特徴とする授乳用エプロン。
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