JP2018028152A - 介護用ミトン - Google Patents

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Abstract

【課題】要介護者の脱ぎ捨て行為を防ぐことができ、要介護者に適切な治療や適切な介護を施すことができる介護用ミトンを提供する。【解決手段】介護用ミトン10は、柔軟性を有する素材から作られて要介護者の手の甲の側を包被する第1包被材11と、柔軟性を有する素材から作られて要介護者の手の平の側を包被する第2包被材12と、第1包被材11の内面に取り付けられて要介護者の手の甲の側を包被する第1クッション材と、第2包被材12の内面に取り付けられて要介護者の手の平の側を包被する第2クッション材と第1および第2包被材11,12の周縁部に取り付けられてそれら包被材11,12を連結する線ファスナ15と、第2包被材12の内面に取り付けられて要介護者の手首を介護用ミトン10に連結する非伸縮性リストバンドおよび伸縮性リストバンドとを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、要介護者に装着し、要介護者の手や指の動きを拘束する介護用ミトンに関する。
中度認知障害や高度認知障害を患う要介護者は、点滴チューブや胃ろうチューブ、経鼻管チューブの自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を行うおそれがある。適切な治療や適切な介護の必要性からそのような行為を防止するため、要介護者の手や指の動きを拘束する介護用ミトンを要介護者に装着させる場合がある。そのような介護用ミトンが特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示の介護用ミトンは、手を収納する袋状のミトン部と、ミトン部の手の平の側に配置されて衝撃吸収用のクッションパッドを内蔵するクッション部と、ミトン部の要介護者の手が挿入される開口部分に取り付けられてミトン部を要介護者の手首に固定するリストベルトとを備え、指先をクッション部の側面に差し込んでクッション部の縁の一部を摘持可能なポケット部がミトン部に形成されている。介護用ミトンでは、リストバンドの帯状のバンド本体で要介護者の手首を締め付けた後、リストバンドのバックルを利用してバンド本体の締め付け状態を保持する。この介護用ミトンは、要介護者の精神的なストレスを軽減しつつ、要介護者の手や指を安全に拘束することができる。
特開2012−224953号公報
前記特許文献1に開示の介護用ミトンは、ミトン部と要介護者の手首とがリストバンドによって連結され、要介護者の介護用ミトンの抜去行為が防止される。しかし、この介護用ミトンは、リストバンドがミトン部の開口部分の外側に取り付けられ、リストバンドがミトン部の外側に露出するから、要介護者が自分の口や歯を利用してバンド本体からバックルを外し、要介護者が介護用ミトンを自ら脱ぎ捨ててしまう場合があり、点滴チューブや胃ろうチューブ、経鼻管チューブの自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を有効に防止することができない場合がある。
本発明の目的は、要介護者の脱ぎ捨て行為を防ぐことができ、要介護者に適切な治療や適切な介護を施すことができる介護用ミトンを提供することにある。本発明の他の目的は、要介護者に容易に装着することができ、要介護者の手や指を安全に拘束することができるとともに、要介護者から容易に取り外すことができる介護用ミトンを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、要介護者に装着し、要介護者の手や指の動きを拘束する介護用ミトンである。
前記前提における本発明の特徴としては、介護用ミトンが、柔軟性を有する素材から作られて要介護者の手の甲の側に位置し、要介護者の前腕から五指へ向かう部位のうちの少なくとも五指と手の甲と手首を含む腕前端部位とを包被する第1包被材と、柔軟性を有する素材から作られて要介護者の手の平の側に位置し、要介護者の前腕から五指へ向かう部位のうちの少なくとも五指と手の平と手首を含む腕前端部位とを包被する第2包被材と、第1および第2包被材の周縁部に取り付けられてそれら包被材を連結する線ファスナと、第1および第2包被材のうちのいずれか一方の内面に取り付けられて要介護者の手首を介護用ミトンに連結するリストバンドとを有することにある。
本発明の一例としては、介護用ミトンが、第1包被材の内面に取り付けられて要介護者の少なくとも手の甲と五指とを包被する第1クッション材と、第2包被材リストバンドの内面に取り付けられて要介護者の少なくとも手の平と五指とを包被する第2クッション材とを含む。
本発明の他の一例としては、第1包被材と第1クッション材とが、要介護者の手の甲に並行する略平坦な形態を備え、第2包被材と第2クッション材とが、要介護者の手の平に並行する略平坦な形態を備え、介護用ミトンでは、第1および第2クッション材の硬さが第1および第2包被材のそれよりも硬く、第1および第2包被材の略平坦な形態が第1および第2クッション材の剛性によって保持される。
本発明の他の一例として、第1および第2クッション材のうちの少なくとも一方には、クッション材を貫通する貫通孔と、クッション材の肉厚を小さくした凹条溝とのうちの少なくとも一方が形成されている。
本発明の他の一例として、線ファスナには、要介護者の前腕のうちの手首を含む少なくとも腕前端部位を包被する第1および第2包被材の包被端から所定寸法延出し、線ファスナの全閉状態において線ファスナのスライダーが位置する自由延出部が形成されている。
本発明の他の一例としては、介護用ミトンが、線ファスナの自由延出部に取り付けられた第1点ファスナと、第1および第2包被材のうちのいずれか一方の内面に取り付けられた第2点ファスナとを含み、介護用ミトンでは、第1点ファスナと第2点ファスナとを係合させることで、線ファスナの自由延出部に位置するスライダーが第1および第2包被材の内側に位置する。
本発明の他の一例としては、第2点ファスナが、線ファスナを取り付けた第1および第2包被材のいずれか一方の周縁部であって要介護者の前腕のうちの手首を含む少なくとも腕前端部位を包被する第1および第2包被材のいずれか一方の内面に取り付けられている。
本発明の他の一例としては、リストバンドが、非伸縮性の素材から作られて要介護者の手首を包被し、要介護者の手首を第1および第2包被材のうちのいずれか一方に連結する非伸縮性リストバンドと、伸縮性の素材から作られて非伸縮性リストバンドの外側に位置し、要介護者の手首を第1および第2包被材のうちのいずれか一方に固定する伸縮性リストバンドとから形成されている。
本発明の他の一例としては、非伸縮性リストバンドが、要介護者の手首全体を包被する幅寸法を有し、介護用ミトンでは、要介護者の手首に伸縮性リストバンドを伸長下に装着することで伸縮性リストバンドが要介護者の手首を締め付け、非伸縮性リストバンドが要介護者の手首に密着する。
本発明の他の一例として、介護用ミトンでは、非伸縮性リストバンドどうしが面ファスナによって環状に連結され、面ファスナの固着位置を調節することで非伸縮性リストバンドの環の長さが調節されて非伸縮性リストバンドが要介護者の手首全体に密着する。
本発明に係る介護用ミトンによれば、要介護者の手首を介護用ミトンに連結するリストバンドが第1および第2包被材のうちのいずれか一方の内面に取り付けられているから、リストバンドが第1および第2包被材の外側に露出することはなく、リストバンドが第1および第2包被材の外側に露出する場合と異なり、要介護者が自分の口や歯を利用してリストバンドによる介護用ミトンと手首との連結を外すことはできず、要介護者の介護用ミトンの脱ぎ捨て行為を防ぐことができる。介護用ミトンは、要介護者の介護用ミトンの脱ぎ捨て行為を防ぐことができるから、要介護者の点滴チューブや胃ろうチューブ、経鼻管チューブの自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を有効に防止することができ、要介護者に適切な治療や適切な介護を施すことができる。介護用ミトンは、リストバンドを要介護者の手首に装着した後、線ファスナによって第1および第2包被材の周縁部を連結することで介護用ミトンが要介護者に装着されるから、介護用ミトンを要介護者に容易に装着することができるとともに、線ファスナによって第1および第2包被材の周縁部の連結を解除した後、リストバンドを要介護者の手首から外すことで要介護者から介護用ミトンを取り外すから、介護用ミトンを要介護者から容易に取り外すことができる。介護用ミトンは、柔軟性を有する素材から作られた第1包被材が要介護者の前腕から五指へ向かう部位のうちの少なくとも五指と手の甲と手首を含む腕前端部位とを包被し、柔軟性を有する素材から作られた第2包被材が要介護者の前腕から五指へ向かう部位のうちの少なくとも五指と手の平と手首を含む腕前端部位とを包被するから、第1および第2包被材によって要介護者の手や指を安全に拘束することができる。
第1包被材の内面に取り付けられて要介護者の少なくとも手の甲と五指とを包被する第1クッション材と、第2包被材の内面に取り付けられて要介護者の少なくとも手の平と五指とを包被する第2クッション材とを含む介護用ミトンは、第1クッション材が要介護者の少なくとも手の甲と五指とに加えられる衝撃を吸収し、第2クッション材が要介護者の少なくとも手の平と五指とに加えられる衝撃を吸収するから、第1および第2それらクッション材によって要介護者の手や指の怪我を防ぐことができ、それらクッション材によって要介護者の手や指を安全に拘束することができる。
第1包被材と第1クッション材とが要介護者の手の甲に並行する略平坦な形態を備え、第2包被材と第2クッション材とが要介護者の手の平に並行する略平坦な形態を備え、第1および第2クッション材の硬さが第1および第2包被材のそれよりも硬く、第1および第2包被材の略平坦な形態が第1および第2クッション材の剛性によって保持される介護用ミトンは、第1および第2クッション材の剛性によって第1および第2包被材の略平坦な形態が保持されるから、介護用ミトンを装着した要介護者の手や指によって第1および第2包被材が握持されることはなく、要介護者の手や指によって第1および第2包被材が握持されることによる要介護者の自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を防止することができる。
クッション材を貫通する貫通孔とクッション材の肉厚を小さくした凹条溝とのうちの少なくとも一方が第1および第2クッション材のうちの少なくとも一方に形成されている介護用ミトンは、クッション材を貫通する貫通孔やクッション材の肉厚を小さくした凹条溝を第1および第2クッション材のうちの少なくとも一方に形成することで、介護用ミトンの通気性を向上させることができ、介護用ミトンの装着中におけるムレを防ぐことができ、装着中の不快感を防ぐことができる。
要介護者の前腕のうちの手首を含む少なくとも腕前端部位を包被する第1および第2包被材の包被端から所定寸法延出し、線ファスナの全閉状態において線ファスナのスライダーが位置する自由延出部が線ファスナに形成されている介護用ミトンは、線ファスナに形成された自由延出部が不規則に遊動するから、線ファスナの全閉状態において線ファスナのスライダーが自由延出部に位置することで、介護用ミトンの装着中に要介護者が口や歯によってスライダーを操作することができず、要介護者によって線ファスナが不用意に開けられてしまうことはなく、介護用ミトンの装着状態を確実に維持ことができ、要介護者の介護用ミトンの脱ぎ捨て行為を防ぐことができる。介護用ミトンは、要介護者の介護用ミトンの脱ぎ捨て行為を防ぐことができるから、要介護者の点滴チューブや胃ろうチューブ、経鼻管チューブの自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を有効に防止することができ、要介護者に適切な治療や適切な介護を施すことができる。
線ファスナの自由延出部に取り付けられた第1点ファスナと第1および第2包被材のうちのいずれか一方の内面に取り付けられた第2点ファスナとを含み、第1点ファスナと第2点ファスナとを係合させることで、線ファスナの自由延出部に位置するスライダーが第1および第2包被材の内側に位置する介護用ミトンは、第1および第2点ファスナを係合させ、線ファスナの自由延出部に位置するスライダーを第1および第2包被材の内側に位置させることで、スライダーが第1および第2包被材の外側に露出することはなく、スライダーが第1および第2包被材の外側に露出する場合と異なり、介護用ミトンの装着中に要介護者が口や歯によってスライダーを操作することができず、要介護者によって線ファスナが不用意に開けられてしまうことはなく、介護用ミトンの装着状態を確実に維持ことができ、要介護者の介護用ミトンの脱ぎ捨て行為を防ぐことができる。介護用ミトンは、要介護者の介護用ミトンの脱ぎ捨て行為を防ぐことができるから、要介護者の点滴チューブや胃ろうチューブ、経鼻管チューブの自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を有効に防止することができ、要介護者に適切な治療や適切な介護を施すことができる。
第2点ファスナが線ファスナを取り付けた第1および第2包被材のいずれか一方の周縁部であって要介護者の前腕のうちの手首を含む少なくとも腕前端部位を包被する第1および第2包被材のいずれか一方の内面に取り付けられている介護用ミトンは、腕前端部位を包被する第1および第2包被材のいずれか一方の内面に第2点ファスナを取り付けることで、第1点ファスナと第2点ファスナとを容易に係合させることができ、線ファスナの自由延出部に位置するスライダーを第1および第2包被材の内側に位置させることができる。介護用ミトンは、第1点ファスナと第2点ファスナとの係合を容易に解除することができ、介護者が要介護者から介護用ミトンを容易に取り外すことができる。
リストバンドが非伸縮性の素材から作られて要介護者の手首を包被する非伸縮性リストバンドと伸縮性の素材から作られて非伸縮性リストバンドの外側に位置する伸縮性リストバンドとから形成されている介護用ミトンは、非伸縮性リストバンドおよび伸縮性リストバンドの2つのリストバンドによって要介護者の手首を第1および第2包被材のいずれか一方に連結するから、要介護者の手首と包被材との連結が不用意に解除されることはなく、それらリストバンドを利用して要介護者の手首を第1および第2包被材のいずれか一方に確実に連結することができる。介護用ミトンは、非伸縮性リストバンドと伸縮性リストバンドとが第1および第2包被材の外側に露出することはなく、それらリストバンドが第1および第2包被材の外側に露出する場合と異なり、要介護者が自分の口や歯を利用してそれらリストバンドによる介護用ミトンと手首との連結を外すことはできず、要介護者の介護用ミトンの脱ぎ捨て行為を防ぐことができる。介護用ミトンは、要介護者の介護用ミトンの脱ぎ捨て行為を防ぐことができるから、要介護者の点滴チューブや胃ろうチューブ、経鼻管チューブの自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を有効に防止することができ、要介護者に適切な治療や適切な介護を施すことができる。
非伸縮性リストバンドが要介護者の手首全体を包被する幅寸法を有し、要介護者の手首に伸縮性リストバンドを伸長下に装着することで伸縮性リストバンドが要介護者の手首を締め付け、非伸縮性リストバンドが要介護者の手首に密着する介護用ミトンは、伸縮性リストバンドが要介護者の手首を締め付けることで、非伸縮性リストバンドが要介護者の手首に密着するから、要介護者の手首と包被材との連結が不用意に解除されることはなく、非伸縮性リストバンドや伸縮性リストバンドを利用して要介護者の手首を第1および第2包被材のいずれか一方に確実に連結することができる。
非伸縮性リストバンドどうしが面ファスナによって環状に連結され、面ファスナの固着位置を調節することで非伸縮性リストバンドの環の長さが調節されて非伸縮性リストバンドが要介護者の手首全体に密着する介護用ミトンは、面ファスナを利用して非伸縮性リストバンドを要介護者の手首全体に密着させることができるから、要介護者の手首と包被材との連結が不用意に解除されることはなく、非伸縮性リストバンドや伸縮性リストバンドを利用して要介護者の手首を第1および第2包被材のいずれか一方に確実に連結することができる。
一例として示す介護用ミトンの斜視図。 第2包被材の側から示す介護用ミトンの斜視図。 第1および第2包被材を開いた展開状態で示す介護用ミトンの内面斜視図。 第1および第2包被材を開いた展開状態で示す介護用ミトンの内面斜視図。 第1および第2包被材を開いた展開状態で示す介護用ミトンの外面斜視図。 図1のA−A線端面図。 図3のB−B線端面図。 介護用ミトン10の装着手順を説明する図。 図8から続く介護用ミトンの装着手順を説明する図。 図9から続く介護用ミトンの装着手順を説明する図。 他の一例として示す第1および第2クッション材の上面図およびC−C線端面図。 他の一例として示す第1および第2クッション材の上面図およびD−D線端面図。
一例として示す介護用ミトン10の斜視図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る介護用ミトンの詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、第2包被材12の側から示す介護用ミトン10の斜視図であり、図3,4は、第1および第2包被材11,12を開いた展開状態で示す介護用ミトン10の内面斜視図である。図5は、第1および第2包被材11,12を開いた状態で示す介護用ミトン10の外面斜視図であり、図6は、図1のA−A線端面図である。図7は、図3のB−B線端面図である。図4は、非伸縮性リストバンド18aの面ファスナ44(フックテープ44aおよびループテープ44b)を係合させた状態で示す。図1では、長さ方向を矢印Xで示し、幅方向を矢印Yで示す。
介護用ミトン10は、要看護者52に装着し、要看護者52の手や指の動きを拘束する。要看護者52には、主に中度認知障害や高度認知障害を患う認知症患者が含まれる。中度認知障害や高度認知障害を患う認知症患者は、点滴チューブや胃ろうチューブ、経鼻管チューブの自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を行うおそれがあり、認知症患者に適切な治療および適切な介護を施すには、それらの行為を有効に防止する必要がある。介護用ミトン10は、それらの行為を有効に防止し、要看護者52に適切な治療および適切な介護を施すために使用される。
なお、図1では、1つの介護用ミトン10のみを図示しているが、実際には右手および左手に装着する一対の介護用ミトン10が存在する。介護用ミトン10は、右手用および左手用を兼ねることができるが、右手用の介護用ミトン10と左手用の介護用ミトン10とが存在する場合もある。また、介護用ミトン10の長さや幅、大きさについて特に限定はなく、男性用や女性用によってその大きさが異なる場合もある。
介護用ミトン10は、第1包被材11および第2包被材12と、第1クッション材13および第2クッション材14と、線ファスナ15(スライドファスナ)と、第1点ファスナ16および第2点ファスナ17と、リストバンド18とを有する。介護用ミトン10は、それが要看護者52に装着されたときに、要看護者52の手首と手の甲と手の平とを包被するとともに、要看護者52の五指を一纏めに包被する。
第1包被材11は、介護用ミトン10が要看護者52に装着されたときに、要看護者52の手の甲の側に位置し、要看護者52の前腕から五指へ向かう部位のうちの手の甲の側の五指と手の甲と手首を含む手の甲の側の腕前端部位とを包被する。第1包被材11は、要看護者52の手の甲に並行する略平坦な形態を備えている。なお、第1包被材11は、前腕から五指へ向かう手の甲の側の部位のすべてを包被するものであってもよい。
第1包被材11は、所定面積の内面19および所定面積の外面20を有し、要看護者52の五指と手の甲と被う第1前包被部21と、要看護者52の手首を含む腕前端部位を被う第1後包被部22とを有する。第1前包被部21は、その周縁部23が円弧を画いている。
第1包被材11は、織物と編み物との複合生地から作られている。第1包被材11では、タオル生地やガーゼ生地等の肌触りがよい織物が第1包被材11の第1前包被部21および第1後包被部22の内面19を形成し、編み物が第1包被材11の第1前包被部21および第1後包被部22の外面20を形成している。内面19を形成する織物と外面20を形成する編み物とは、それらの周縁部が縫製され、それらの周縁部において織物と編み物とが一体化している。なお、第1包被材11は、織物や編み物、繊維不織布等の柔軟性を有する素材から作られていればよく、第1包被材11の素材を織物と織物との複合生地に限定するものではない。
織物には、麻織物や綿織物、絹織物、毛織物を使用することができ、編み物には、各種の編み方で編み込まれた編み物を使用することができる。繊維不織布には、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、サーマルボンド不織布、ケミカルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布等を使用することができる。
第2包被材12は、介護用ミトン10が要看護者52に装着されたときに、要看護者52の手の平の側に位置し、要看護者52の前腕から五指へ向かう部位のうちの手の平の側の五指と手の平と手首を含む手の平の側の腕前端部位とを包被する。第2包被材12は、第1包被材11と略同形同大であり、要看護者52の手の平に並行する略平坦な形態を備えている。なお、第2包被材12は、前腕から五指へ向かう手の平の側の部位のすべてを包被するものであってもよい。
第2包被材12は、所定面積の内面24および所定面積の外面25を有し、要看護者52の五指と手の甲と被う略円状に成形された第2前包被部26と、要看護者52の手首を含む腕前端部位を被う第2後包被部27とを有する。第2前包被部26は、その周縁部28が円弧を画いている。
第2包被材12は、織物と編み物との複合生地から作られている。第2包被材12では、タオル生地やガーゼ生地等の肌触りがよい織物が第2包被材12の第2前包被部26および第2後包被部27の内面24を形成し、編み物が第2包被材12の第2前包被部26および第2後包被部27の外面25を形成している。内面24を形成する織物と外面を形成する編み物とは、それらの周縁部が縫製され、それらの周縁部において織物と編み物とが一体化している。なお、第2包被材12は、織物や編み物、繊維不織布等の柔軟性を有する素材から作られていればよく、第2包被材12の素材を織物と織物との複合生地に限定するものではない。
第1前包被部21および第2前包被部26の一部の周縁部23,28において第1包被材11と第2包被材12とが縫製(連結)され、第1後包被部21および第2後包被部26の一方の側縁部29,30(周縁部)において第1包被材11と第2包被材12とが縫製(連結)されることで、それら包被材11,12が連結されている。第1後包被部22および第2後包被部27の端縁31では、第1包被材11と第2包被材12とが縫製されておらず、第1後包被部22および第2後包被部27の端縁31には、線ファスナ15によって第1包被材11と第2包被材12とを連結したときに、要看護者52の腕が露出する開口32が形成されている。
第1クッション材13は、所定の厚みを有し、内面19を形成する織物と外面20を形成する編み物との間に介在した状態で第1包被材11の第1前包被部21の内面19に取り付けられている。第1クッション材13は、介護用ミトン10が要看護者52に装着されたときに、要看護者52の手の甲の側に位置し、要看護者52の前腕から五指へ向かう部位のうちの手の甲の側の五指と手の甲とを包被する。第1クッション材13は、第1包被材11の第1前包被部21と略同形同大に成形され、要介護者の手の甲に並行する略平坦な形態を備えている。第1クッション材13の厚みは、5〜7mmの範囲にある。
第1クッション材13には、低反発ウレタンフォームが使用されているが、高反発ウレタンフォームや発泡ポリエチレンフォーム、エチレンプロピレンゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、天然ゴムスポンジ等を使用することもできる。第1クッション材13は、その硬さが第1および第2包被材11,12のそれよりも硬く、第1および第2包被材11,12よりも高い剛性を有する。第1包被材11の略平坦な形態は第1クッション材13の剛性によって保持されている。
なお、第1クッション材13が要看護者52の前腕から五指へ向かう手の甲の側の部位のすべてを包被するものであってもよい。この場合は、第1クッション材13が内面19を形成する織物と外面20を形成する編み物との間に介在した状態で第1包被材11の第1前包被部21と第1後包被部22との内面19に取り付けられる。
第2クッション材14は、所定の厚みを有し、内面25を形成する織物と外面26を形成する編み物との間に介在した状態で第2包被材12の第2前包被部26の内面24に取り付けられている。第2クッション材14は、介護用ミトン10が要看護者52に装着されたときに、要看護者52の手の平の側に位置し、要看護者52の前腕から五指へ向かう部位のうちの手の平の側の五指と手の平とを包被する。第2クッション材14は、第2包被材12の第2前包被部26と略同形同大に成形され、要看護者52の手の平に並行する略平坦な形態を備えている。第2クッション材14の厚みは、5〜7mmの範囲にある。
第2クッション材14の材質は、第1クッション材13のそれと同一である。第2クッション材14は、その硬さが第1および第2包被材11,12のそれよりも硬く、第1および第2包被材11,12よりも高い剛性を有する。第2包被材12の略平坦な形態は第2クッション材14の剛性によって保持されている。なお、第2クッション材14が要看護者52の前腕から五指へ向かう手の平の側の部位のすべてを包被するものであってもよい。この場合は、第2クッション材14が内面24を形成する織物と外面25を形成する編み物との間に介在した状態で第2包被材12の第2前包被部26と第2後包被部27との内面24に取り付けられる。第1および第2包被材11,12の捩れや捻れ、折れ曲がり等の変形が第1および第2クッション材13,14によって防止される。
線ファスナ15は、第1包被材11と第2包被材12との縫製箇所である第1前包被部21の一部の周縁部23を除く残余の周縁部23に取り付けられているとともに、第1後包被部22の他方の側縁部33(周縁部)に取り付けられている。さらに、第1包被材11と第2包被材12との縫製箇所である第2前包被部26の一部の周縁部28を除く残余の周縁部28に取り付けられているとともに、第2後包被部27の他方の側縁部34(周縁部)に取り付けられている。
線ファスナ15は、合成樹脂テープや合繊テープ、綿テープ等によって作られたテープ35と、金属や合成樹脂によって作られたエレメント36と、金属や合成樹脂によって作られたスライダー37とから形成されている。線ファスナ15には、金属ファスナやコイルファスナ、プラスチックファスナを使用することができる。線ファスナ15では、スライダー37の移動(スライド)によってエレメント36を係合させることで、第1および第2包被材11,12が連結され、スライダー37の移動によってエレメント36の係合を解除することで、第1および第2包被材11,12の連結が解除される。
線ファスナ15には、自由延出部38が形成されている。自由延出部38は、要看護者52の前腕のうちの手首を含む腕前端部位を包被する第1および第2包被材11,12の周縁部23,28の包被端(端縁31)から長さ方向後方へ所定寸法延出している。自由延出部38は、線ファスナ15のみから形成され、第1および第2包被材11,12の第1および第2後包被部22,27の包被端(端縁31)からの延出寸法が5〜7cmの範囲にある。
自由延出部38には、線ファスナ15の全閉状態(第1および第2包被材11,12の連結状態)において線ファスナ15のスライダー37が位置する。自由延出部38は、第1および第2後包被部22,27の包被端(端縁31)から延出した状態において、その延出端39(下止)が介護用ミトン10の他の箇所に固定されておらず、不規則に遊動するから、自由延出部38の延出端39(下止)を摘持した状態でなければ、そこに位置するスライダー37を移動させることができない。
第1および第2点ファスナ16,17は、ホックとスナップボタンとから形成されている。スナップボタンは、線ファスナ15の自由延出部38の延出端39(下止)近傍に取り付けられている。ホックは、線ファスナ15を取り付けた第1包被材11の周縁部23の内面19であって第1包被材11の第1後包被部22の包被端近傍(要看護者52の前腕のうちの手首を含む前端部位を包被する第1包被材11の第1後包被部22の包被端近傍の内面)に取り付けられている。
なお、線ファスナ15を取り付けた第2包被材12の周縁部28の内面24であって第2包被材12の第2後包被部27の包被端近傍(要看護者52の前腕のうちの手首を含む前端部位を包被する第2包被材12の第2後包被部27の包被端近傍の内面)にホックが取り付けられていてもよい。また、第1および第2点ファスナ16,17として、ホックおよびスナップボタンの他に、鍵ホック(ホックおよびアイ)を使用することもできる。
第1点ファスナ16(ホックまたはスナップボタンの一方)と第2点ファスナ17(ホックまたはスナップボタンの他方)とを係合させることで、線ファスナ15の自由延出部38の延出端39(下止)が介護用ミトン10の内側(内部))に位置し、それによって線ファスナ15の自由延出部38の延出端39(下止)近傍に位置する線ファスナ15のスライダー37が第1および第2包被材11,12の内側(第1および第2後包被部11,12の包被端近傍における介護用ミトン10の内側(内部))に位置する。
リストバンド18は、織物や編み物、繊維不織布等の非伸縮性の素材から作られた幅方向へ長い非伸縮性リストバンド18aと、ゴムや伸縮性繊維不織布等の伸縮性の素材から作られた幅方向へ長い伸縮性リストバンド18bとから形成されている。非伸縮性リストバンド18aは、第2包被材12の第2後包被部27の中央40(要看護者52の手首を包被する位置)に位置して幅方向へ延びている。
非伸縮性リストバンド18aは、第2包被材12の第2後包被部27の中央40内面に縫製によって固定された中央部41と、中央部41から第1包被材11に向かって幅方向へ延びる第1非伸縮性自由部42と、中央部41を挟んで第1非伸縮性自由部42の反対側に位置し、中央部41から第1包被材11の反対側に向かって幅方向へ延びる第2非伸縮性自由部43とを有する。非伸縮性リストバンド18a(中央部41、第1および第2非伸縮性自由部42,43)は、要看護者52の手首全体を包被する長さ寸法(幅方向の寸法)と幅寸法(前後方向の寸法)とを有する。
非伸縮性リストバンド18aの第1非伸縮性自由部42の内面には、面ファスナ44のうちのフックテープ44aが取り付けられている。非伸縮性リストバンド18aの第2非伸縮性自由部43の外面の略全域には、面ファスナ44のうちのループテープ44bが取り付けられている。非伸縮性リストバンド18aは、フックテープ44aとループテープ44bとを係合させることで、非伸縮性リストバンド18aの第1非伸縮性自由部42と第2非伸縮性自由部と43(非伸縮性リストバンド18aどうし)が環状に連結される。
非伸縮性リストバンド18aは、それが要看護者52に取り付けられたときに、要看護者52の手首全体を包被しつつ、要看護者52の手首を第2包被材12(介護用ミトン10)に連結する。非伸縮性リストバンド18aは、ループテープ44b(第2非伸縮性自由部43)に対するフックテープ44a(第1非伸縮性自由部42)の固着位置(止着位置)を調節することで、非伸縮性リストバンド18aの環の長さが調節され、非伸縮性リストバンド18aが要看護者52の手首全体に密着する。
伸縮性リストバンド18bは、非伸縮性リストバンド18aの外面の側(外側)であって第2包被材12の第2後包被部27の中央40(要看護者52の手首を包被する位置)に位置して幅方向へ延びている。伸縮性リストバンド18bは、第2包被材12の第2後包被部27の中央40内面に縫製によって固定された中央部45と、中央部45から第1包被材11に向かって幅方向へ延びる第1伸縮性自由部46と、中央部45を挟んで第1伸縮性自由部45の反対側に位置し、中央部45から第1包被材11の反対側に向かって幅方向へ延びる第2伸縮性自由部46とを有する。伸縮性リストバンド18b(中央部45、第1および第2伸縮性自由部46,47)は、要看護者52の手首全体を包被する長さ寸法(幅方向の寸法)を有する。
伸縮性リストバンド18bの第1伸縮性自由部46の先端には、合成樹脂製の雌ジョイント部材48(着脱器)が取り付けられている。伸縮性リストバンド18bの第2伸縮性自由部47の先端には、合成樹脂製の雄ジョイント部材49(着脱器)が取り付けられている。伸縮性リストバンド18bは、雌ジョイント部材48と雄ジョイント部材49とを嵌合させることで、伸縮性リストバンド18bの第1伸縮性自由部46と第2伸縮性自由部47と(伸縮性リストバンド18bどうし)が環状に連結される。
伸縮性リストバンド18bは、それが要看護者52に取り付けられたときに、要看護者52の手首を包被しつつ、要看護者52の手首を第2包被材12(介護用ミトン10)に連結固定する。伸縮性リストバンド18bを要看護者52の手首に伸長下に装着することで伸縮性リストバンド18bが要看護者52の手首を締め付け、非伸縮性リストバンド18aが要看護者52の手首に密着する。なお、非伸縮性リストバンド18aと伸縮性リストバンド18bとが第1包被材11の第1後包被部22の中央内面に取り付けられて幅方向へ延びていてもよい。
なお、図示はしていないが、介護用ミトン10としては、第1包被材11の第1前包被部21と第2包被材12の第2前包被部26とが第1および第2後包被部22,27の近傍において二股に分かれ、一方の第1前包被部21と第2前包被部26とが要看護者52の五指のうちの親指を除く4指を一纏めに包被し、他方の第1前包被部21と第2前包被部26とが要看護者52の五指のうちの親指を別に包被するとともに、第1クッション材12と第2クッション材13とが第1および第2後包被部22,27の近傍において二股に分かれ、一方の第1クッション材12と第2クッション材13とが要看護者52の五指のうちの親指を除く4指を一纏めに包被し、他方の第1クッション材12と第2クッション材13とが要看護者52の五指のうちの親指を別に包被する二股タイプのものあってもよい。二股タイプの介護用ミトン10の場合、右手用の介護用ミトン10と左手用の介護用ミトン10との一対のそれらが存在する。
図8は、介護用ミトン10の装着手順を説明する図であり、図9は、図8から続く介護用ミトン10の装着手順を説明する図である。図10は、図9から続く介護用ミトン10の装着手順を説明する図である。看護師や介護者が要看護者52に介護用ミトン10を装着する手順の一例を説明すると、以下のとおりである。
看護師や介護者は、図1の状態にある介護用ミトン10の線ファスナ15の自由延出部38の延出端39(下止)近傍を指で掴み、第1包被材11の第1後包被部22の包被端近傍(端縁31近傍)に取り付けられたホック(第1または第2点ファスナ16,17)からスナップボタン(第1または第2点ファスナ16,17)を外し、線ファスナ15の自由延出部38を介護用ミトン10の内側から外側へ引き出す。
次に、線ファスナ15の自由延出部38の延出端39近傍に位置するスライダー37の引き手を指で掴み、第1および第2包被材11,12の周縁部23,28に沿ってスライダー37を第1および第2後包被部22,27から第1および第2前包被部21,26に向かって移動させ、エレメント36の係合を解除して第1および第2包被材11,12の連結を解除する。
第1および第2包被材11,12の連結を解除した後、第2包被材12に対して第1包被材11を幅方向へ開いて(展開して)リストバンド18を露出させ、伸縮性リストバンド18bの雄ジョイント部材49と雌ジョイント部材48との嵌合を解除するとともに、非伸縮性リストバンド18aのフックテープ44aとループテープ44bとの係合を解除し、図3の展開状態にする。
図3の展開状態にある介護用ミトン10の第2包被材12の第2前包被部26の内面25に要看護者52の右手または左手(図8では左手)の手の平を乗せるとともに、第2包被材12の第2後包被部27の内面25に要看護者52の右手または左手(図8では左手)の手首を含む前端部位を乗せる。第2包被材12に要看護者52の手を乗せると、図8に示すように、第2包被材12の第2前包被部26の内面25および第2クッション材14に要看護者52の手の平側の五指と手の平とが当接し、第2包被材12の第2後包被部27の内面25に要看護者52の手首を含む手の平側の腕前端部位が当接する。
次に、非伸縮性リストバンド18aが要看護者52の手首全体に密着するように、非伸縮性リストバンド18aのループテープ44b(第2非伸縮性自由部43)に対するフックテープ44a(第1非伸縮性自由部42)の固着位置(止着位置)を調節しつつ、フックテープ44aとループテープ44bとを係合させ、第1非伸縮性自由部42と第2非伸縮性自由部43とを環状に連結する。非伸縮性リストバンド18aの第1非伸縮性自由部42と第2非伸縮性自由部43とを連結すると、非伸縮性リストバンド18aによって要看護者52の手首が第2包被材12(介護用ミトン10)に連結される。
伸縮性リストバンド18bの雄ジョイント部材49と雌ジョイント部材48とを指で掴み、雄ジョイント部材49と雌ジョイント部材48と幅方向外方へ引っ張って第1伸縮性自由部46と第2伸縮性自由部47とを幅方向へ伸長させつつ、雄ジョイント部材49と雌ジョイント部材48とを嵌合させ、伸縮性リストバンド18bの第1伸縮性自由部46と第2伸縮性自由部47とを環状に連結し、伸縮性リストバンド18bを要看護者52の手首に伸長下に装着する。
伸縮性リストバンド18bの第1伸縮性自由部46と第2伸縮性自由部47とを伸長状態で連結すると、伸縮性リストバンド18bの伸縮弾性によって要看護者52の手首が第2包被材12に連結固定される。伸縮性リストバンド18bを要看護者52の手首に伸長下に装着することで伸縮性リストバンド18bが要看護者52の手首を締め付け、伸縮性リストバンド18bと非伸縮性リストバンド18aとが要看護者52の手首に密着する。
非伸縮性リストバンド18aと伸縮性リストバンド18bとを要看護者52の手首に取り付けた後、第1包被材11の内面19と第2包被材12の内面25とが対向するように、第1包被材11を第2包被材12の方向へ折り返す。第1包被材11を第2包被材12の方向へ折り返すと、要看護者52の手の甲側の五指と手の甲とに第1包被材11の第1前包被部21の内面19および第1クッション材13が当接し、要看護者52の手首を含む手の甲側の腕前端部位に第1包被材11の第1後包被部22の内面19が当接する。
第1包被材11を第2包被材12の方向へ折り返した後、線ファスナ15のスライダー37の引き手を指で掴み、第1および第2包被材11,12の周縁部23,28に沿ってスライダー37を第1および第2前包被部21,26から第1および第2後包被部22,27に向かって移動させる。スライダー37を線ファスナ15の自由延出部38の延出端39(下止)まで移動させてエレメント36を係合させ、線ファスナ15によって第1および第2包被材11,12の周縁部23,28および側縁部33,34を連結する。第1および第2包被材11,12を連結すると、図9に示すように、第1後包被部22および第2後包被部27の端縁31に囲繞された開口32から要看護者52の腕が露出する。スライダー37は線ファスナ15の自由延出部38の延出端39近傍に位置する。
次に、線ファスナ15の自由延出部38の延出端39(下止)近傍を指で掴み、自由延出部38を第1包被材11の第1後包被部22の内面25(介護用ミトン10の内側)に進入させ、自由延出部38の延出端38近傍に取り付けられたスナップボタン(第1または第2点ファスナ16,17)を第1包被材11の第1後包被部22の包被端近傍に取り付けられたホック(第1または第2点ファスナ16,17)に押し付け、スナップボタンとホックとを嵌合させる。スナップボタンとホックとを嵌合させると、図10に示すように、線ファスナ15の自由延出部38に位置するスライダー37が第1包被材11の第1後包被部22の内面25(介護用ミトン10の内側)に位置する。
スナップボタンとホックとを嵌合させることで、要看護者52に対する介護用ミトン10の装着が完了する。介護用ミトン10を要看護者52に装着することで、要看護者52の五指を含む手全体が第1および第2包被材11,12の間(介護用ミトン10の内部)に位置し、要看護者52の手や指の動きが介護用ミトン10の内部だけに限られ、要看護者52の手や指の動きが拘束される。看護師や介護者は、要看護者52に介護用ミトン10を装着した状態で要看護者52に適切な治療や適切な介護を施す。
看護師や介護者が要看護者52から介護用ミトン10を取り外す手順の一例を説明すると、以下のとおりである。看護師や介護者は、装着状態にある介護用ミトン10の線ファスナ15の自由延出部38の延出端39(下止)近傍を指で掴み、第1包被材11の第1後包被部22の包被端近傍に取り付けられたホックからスナップボタンを外し、線ファスナ15の自由延出部38を介護用ミトン10の内側から外側へ引き出す。次に、線ファスナ15の自由延出部38の延出端39近傍に位置するスライダー37の引き手を指で掴み、第1および第2包被材11,12の周縁部23,28に沿ってスライダー37を移動させ、エレメント36の係合を解除して第1および第2包被材11,12の連結を解除する。
第1および第2包被材11,12の連結を解除した後、第2包被材12に対して第1包被材11を幅方向へ開き(展開し)、伸縮性リストバンド18bの雄ジョイント部材49と雌ジョイント部材48との嵌合を解除し、伸縮性リストバンド18bの第1伸縮性自由部46と第2伸縮性自由部47との連結を解除するとともに、非伸縮性リストバンド18aのフックテープ44aとループテープ44bとの係合を解除し、非伸縮性リストバンド18aの第1非伸縮性自由部42と第2非伸縮性自由部43との連結を解除する。それらリストバンド18a,18bの連結を解除した後、要看護者52の五指を含む手を第2包被材12から離間させる。
介護用ミトン10は、非伸縮性リストバンド18aおよび伸縮性リストバンド18bの2つのリストバンド18によって要看護者52の手首を第2包被材12(介護用ミトン10)に連結するから、要看護者52の手首と包被材12との連結が不用意に解除されることはなく、それらリストバンド18a,18bを利用して要看護者52の手首を第2包被材12(介護用ミトン10)に確実に連結することができる。
介護用ミトン10は、要看護者52の手首を第2包被材12(介護用ミトン10)に連結する非伸縮性リストバンド18aや伸縮性リストバンド18bが第2包被材12の内面24(介護用ミトン10の内側)に取り付けられているから、それらリストバンド18a,18bが第1および第2包被材11,12の外側に露出することはなく、それらリストバンド18a,18bが第1および第2包被材11,12の外側に露出する場合と異なり、要看護者52が自分の口や歯を利用してリストバンド18a,18bによる介護用ミトン10と手首との連結を外すことはできず、要看護者52の介護用ミトン10の脱ぎ捨て行為を防ぐことができる。
介護用ミトン10は、要看護者52の介護用ミトン10の脱ぎ捨て行為を防ぐことができるから、要看護者52の点滴チューブや胃ろうチューブ、経鼻管チューブの自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を有効に防止することができ、看護師や介護者が要看護者52に適切な治療や適切な介護を施すことができる。
介護用ミトン10は、リストバンド18a,18bを要看護者52の手首に装着した後、線ファスナ15によって第1および第2包被材11,12の周縁部23,28を連結することで介護用ミトン10が要看護者52に装着されるから、介護用ミトン10を要看護者52に容易に装着することができるとともに、線ファスナ15によって第1および第2包被材11,12の周縁部23,28の連結を解除した後、非伸縮性リストバンド18aや伸縮性リストバンド18bを要看護者52の手首から外すことで要看護者52から介護用ミトン10を取り外すから、介護用ミトン10を要看護者52から容易に取り外すことができる。
介護用ミトン10は、柔軟性を有する素材から作られた第1包被材11が要看護者52の手の甲側の五指と手の甲と手首を含む手の甲側の腕前端部位とを包被し、柔軟性を有する素材から作られた第2包被材12が要看護者52の手の平側の五指と手の平と手首を含む手の平側の腕前端部位とを包被し、さらに、第1クッション材13が要看護者52の少なくとも手の甲と手の甲側の五指とに加えられる衝撃を吸収し、第2クッション材14が要看護者52の少なくとも手の平と手の平側の五指とに加えられる衝撃を吸収するから、第1および第2包被材11,12や第1および第2クッション材13,14によって要看護者52の手や指の怪我を防ぐことができ、それら包装材11,12やそれらクッション材13,14によって要看護者52の手や指を安全に拘束することができる。
介護用ミトン10は、第1クッション材13の剛性(硬さ)によって第1包被材11の略平坦な形態が保持され、第2クッション材14の剛性(硬さ)によって第2包被材12の略平坦な形態が保持されるから、介護用ミトン10を装着した要看護者52の手や指によって第1および第2包被材11,12が握持されることはなく、要看護者52の手や指によって第1および第2包被材11,12が握持されることによる要看護者52の自己抜去行為、自傷行為、おむつ外し行為、暴力行為、弄便行為等を防止することができる。
介護用ミトン10は、線ファスナ15に形成された自由延出部38が不規則に遊動するから、線ファスナ15の全閉状態において線ファスナ15のスライダー37が自由延出部38に位置することで、介護用ミトン10の装着中に要看護者52が口や歯によってスライダー37を操作することができず、要看護者52によって線ファスナ15が不用意に開けられてしまうことはなく、介護用ミトン10の装着状態を確実に維持ことができ、要看護者52の介護用ミトン10の脱ぎ捨て行為を確実に防ぐことができる。
介護用ミトン10は、第1点ファスナ16(ホックまたはスナップボタンの一方)と第2点ファスナ17(ホックまたはスナップボタンの他方)とを係合させ、線ファスナ15の自由延出部38の延出端39(下止)近傍に位置するスライダー37を第1および第2包被材11,12の内側(介護用ミトン10の内部)に位置させることで、スライダー37が第1および第2包被材11,12の外側に露出することはなく、スライダー37が第1および第2包被材11,12の外側に露出する場合と異なり、介護用ミトン10の装着中に要看護者52が口や歯によってスライダー37を操作することができず、要看護者52によって線ファスナ15が不用意に開けられてしまうことはなく、介護用ミトン10の装着状態を確実に維持ことができ、要看護者52の介護用ミトン10の脱ぎ捨て行為を確実に防ぐことができる。
図11は、他の一例として示す第1および第2クッション材13,14の上面図およびC−C線端面図である。図11に示す第1および第2クッション材13,14には、それらクッション材13,14を貫通する前後方向へ長い複数条の貫通孔50が形成されている。なお、貫通孔50が円形であってそれらクッション材13,14に複数の円形の貫通孔50が形成されていてもよい。貫通孔50は、それらクッション材13,14のうちのいずれか一方に形成されていてもよい。
図12は、他の一例として示す第1および第2クッション材13,14の上面図およびD−D線端面図である。図12に示す第1および第2クッション材13,14には、それらクッション材13,14の肉厚を小さくした前後方向へ長い複数条の凹条溝51が形成されている。凹条溝51は、それらクッション材13,14のうちのいずれか一方に形成されていてもよい。
図11や図12のクッション材13,14を備えた介護用ミトン10,10Bは、クッション材13,14を貫通する貫通孔50やクッション材13,14の肉厚を小さくした凹条溝51を第1および第2クッション材13,14のうちの少なくとも一方に形成することで、介護用ミトン10の通気性を向上させることができ、介護用ミトン10の装着中におけるムレを防ぐことができ、装着中の不快感を防ぐことができる。
10 介護用ミトン
11 第1包被材
12 第2包被材
13 第1クッション材
14 第2クッション材
15 線ファスナ
16 第1点ファスナ
17 第2点ファスナ
18 リストバンド
18a 非伸縮リストバンド
18b 伸縮リストバンド
19 内面
20 外面
21 第1前包被部
22 第1後包被部
23 周縁部
24 内面
25 外面
26 第2前包被部
27 第2後包被部
28 周縁部
29 側縁部
30 側縁部
31 端縁
32 開口
33 側縁部
34 側縁部
35 テープ
36 エレメント
37 スライダー
38 自由延出部
39 延出端
40 中央
41 中央部
42 第1非伸縮性自由部
43 第2非伸縮性自由部
44 面ファスナ
44a フックテープ
44b ループテープ
45 中央部
46 第1伸縮性自由部
47 第2伸縮性自由部
48 雌ジョイント
49 雄ジョイント
50 貫通孔
51 凹条溝
52 要看護者

Claims (10)

  1. 要介護者に装着する介護用ミトンにおいて、
    前記介護用ミトンが、柔軟性を有する素材から作られて前記要介護者の手の甲の側に位置し、該要介護者の前腕から五指へ向かう部位のうちの少なくとも五指と手の甲と手首を含む腕前端部位とを包被する第1包被材と、柔軟性を有する素材から作られて前記要介護者の手の平の側に位置し、該要介護者の前腕から五指へ向かう部位のうちの少なくとも五指と手の平と手首を含む腕前端部位とを包被する第2包被材と、前記第1および第2包被材の周縁部に取り付けられてそれら包被材を連結する線ファスナと、前記第1および第2包被材のうちのいずれか一方の内面に取り付けられて前記要介護者の手首を前記介護用ミトンに連結するリストバンドとを有することを特徴とする介護用ミトン。
  2. 前記介護用ミトンが、前記第1包被材の内面に取り付けられて前記要介護者の少なくとも手の甲と五指とを包被する第1クッション材と、前記第2包被材の内面に取り付けられて前記要介護者の少なくとも手の平と五指とを包被する第2クッション材とを含む請求項1に記載の介護用ミトン。
  3. 前記第1包被材と前記第1クッション材とが、前記要介護者の手の甲に並行する略平坦な形態を備え、前記第2包被材と前記第2クッション材とが、前記要介護者の手の平に並行する略平坦な形態を備え、前記介護用ミトンでは、前記第1および第2クッション材の硬さが前記第1および第2包被材のそれよりも硬く、前記第1および第2包被材の略平坦な形態が前記第1および第2クッション材の剛性によって保持される請求項2に記載の介護用ミトン。
  4. 前記第1および第2クッション材のうちの少なくとも一方には、該クッション材を貫通する貫通孔と、該クッション材の肉厚を小さくした凹条溝とのうちの少なくとも一方が形成されている請求項2または請求項3に記載の介護用ミトン。
  5. 前記線ファスナには、前記要介護者の前腕のうちの手首を含む少なくとも腕前端部位を包被する前記第1および第2包被材の包被端から所定寸法延出し、前記線ファスナの全閉状態において該線ファスナのスライダーが位置する自由延出部が形成されている請求項1ないし請求項4いずれかに記載の介護用ミトン。
  6. 前記介護用ミトンが、前記線ファスナの自由延出部に取り付けられた第1点ファスナと、前記第1および第2包被材のうちのいずれか一方の内面に取り付けられた第2点ファスナとを含み、前記介護用ミトンでは、前記第1点ファスナと前記第2点ファスナとを係合させることで、前記線ファスナの自由延出部に位置するスライダーが前記第1および第2包被材の内側に位置する請求項5に記載の介護用ミトン。
  7. 前記第2点ファスナが、前記線ファスナを取り付けた前記第1および第2包被材のいずれか一方の周縁部であって前記要介護者の前腕のうちの手首を含む少なくとも腕前端部位を包被する該第1および第2包被材のいずれか一方の内面に取り付けられている請求項6に記載の介護用ミトン。
  8. 前記リストバンドが、非伸縮性の素材から作られて前記要介護者の手首を包被し、該要介護者の手首を前記第1および第2包被材のうちのいずれか一方に連結する非伸縮性リストバンドと、伸縮性の素材から作られて前記非伸縮性リストバンドの外側に位置し、前記要介護者の手首を前記第1および第2包被材のうちのいずれか一方に固定する伸縮性リストバンドとから形成されている請求項1ないし請求項7いずれかに記載の介護用ミトン。
  9. 前記非伸縮性リストバンドが、前記要介護者の手首全体を包被する幅寸法を有し、前記介護用ミトンでは、前記要介護者の手首に前記伸縮性リストバンドを伸長下に装着することで該伸縮性リストバンドが該要介護者の手首を締め付け、前記非伸縮性リストバンドが前記要介護者の手首に密着する請求項8に記載の介護用ミトン。
  10. 前記介護用ミトンでは、前記非伸縮性リストバンドどうしが面ファスナによって環状に連結され、前記面ファスナの固着位置を調節することで前記非伸縮性リストバンドの環の長さが調節されて該非伸縮性リストバンドが前記要介護者の手首全体に密着する請求項9に記載の介護用ミトン。
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WO2019210317A1 (en) * 2018-04-27 2019-10-31 Anand Syam Prasad Flap-closing hand glove

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