JP6693951B2 - 実装機用ノズル洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプの作動により配管内に液体を流通させる配管装置を備えた実装機用ノズル洗浄装置に関する。
液体を貯留する貯留槽と、貯留槽から液体を排出するための配管と、貯留槽から配管内に液体を送り出すポンプとを備えた配管装置は、ポンプにより液体を加圧することで、洗浄装置として用いられる。下記特許文献には、作業機で用いられる吸着ノズル等の器具を洗浄するための洗浄装置の一例が記載されている。
特開2011−78881号公報 特開2014−168745号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、配管内に適切に液体を流すことが可能となる。しかしながら、ポンプのサーマルトリップ、液体の不足、配管の詰まり等により、配管内に適切に液体を流すことができない場合がある。このため、配管内の液体の流れを監視するべく、貯留槽に液体の液面センサ,ポンプにサーマルセンサ,配管に圧力センサ等を配設する必要があるが、それらのセンサは、比較的高価であり、多くのセンサを配設すると、コスト的に問題がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、低コストで配管内の液体の流れを監視することである。
記課題を解決するために、本願に記載の実装機用ノズル洗浄装置は、液体を貯留する貯留槽と、実装機用ノズルが複数収容される洗浄パレットと、互いに向かい合うように配置され、前記液体を噴出する噴射ノズルをそれぞれ備える上部洗浄ユニット及び下部洗浄ユニットと、前記上部洗浄ユニットと前記下部洗浄ユニットとの間に前記洗浄パレットを移動させる移動機構と、前記下部洗浄ユニットの下方に離間して傾斜して配置され、かつ、前記貯留槽の上方に離間して配置される、前記噴射ノズルから噴出された前記液体が落下する仕切板と、前記貯留槽と前記上部洗浄ユニット及び前記下部洗浄ユニットを連結する配管と、前記配管に設けられ、前記貯留槽、前記上部洗浄ユニット及び下部洗浄ユニット、前記配管内の間で前記液体を循環させるポンプと、前記ポンプの上流側の前記配管に設けられ、前記配管内に所定量の液体が流れていることを示す検出値を出力する検出装置と、前記ポンプの作動を制御する作動制御部と、前記作動制御部により前記ポンプの作動が開始されてから設定時間内に、前記検出装置により前記配管内に所定量の液体が流れていることを示す検出値が出力されるか否かを判定する判定部とを有する制御装置とを備え、前記仕切板は、上面に吸液体部材を有することを特徴とする。
本願に記載の実装機用ノズル洗浄装置では、配管内に所定量の液体が流れていることを示す検出値を出力する検出装置が、配管に設けられている。そして、ポンプの作動が開始されてから設定時間内に、検出装置により配管内に所定量の液体が流れていることを示す検出値が出力されるか否かが判定される。この際、ポンプの作動が開始されてから設定時間内に検出値が出力された場合に、配管内に液体が流れていると判断され、ポンプの作動が開始されてから設定時間内に検出値が出力されない場合に、配管内に液体が流れていないと判断される。このように、本願に記載の実装機用ノズル洗浄装置では、検出装置を1つ設けるだけで、配管内の液体の流れを監視することが可能となり、低コストで配管内の液体の流れを監視することが可能となる。
電子部品装着装置を示す斜視図である。 ノズル管理装置の外観を示す斜視図である。 ノズル管理装置の内部構造を示す斜視図である。 洗浄・乾燥機構を示す概略図である。 ポンプの作動状態とフロースイッチにより出力されるセンサ値との関係を示す図である。 ノズル管理装置の備える制御装置を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着装置の構成>
図1に、電子部品装着装置10を示す。電子部品装着装置10は、1つのシステムベース12と、そのシステムベース12の上に隣接された2台の電子部品装着機(以下、「装着機」と略す場合がある)14とを有している。なお、装着機14の並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
各装着機14は、主に、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)24、装着ヘッド26、供給装置28、ノズルステーション30を備えている。装着機本体20は、フレーム部32と、そのフレーム部32に上架されたビーム部34とによって構成されている。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部32に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図示省略)によって各コンベア装置40,42に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図示省略)によって保持される。
移動装置24は、XYロボット型の移動装置である。移動装置24は、スライダ50をX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図示省略)と、Y軸方向にスライドさせる電磁モータ(図示省略)とを備えている。スライダ50には、装着ヘッド26が取り付けられており、その装着ヘッド26は、2つの電磁モータの作動によって、フレーム部32上の任意の位置に移動させられる。
装着ヘッド26は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド26は、下端面に設けられた吸着ノズル60を有している。吸着ノズル60は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図示省略)に通じている。吸着ノズル60は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド26は、吸着ノズル60を昇降させる昇降装置(図示省略)を有している。その昇降装置によって、装着ヘッド26は、保持する電子部品の上下方向の位置を変更する。なお、吸着ノズル60は、装着ヘッド26に着脱可能とされており、保持対象の電子部品に応じた吸着ノズルに交換可能とされている。
供給装置28は、フィーダ型の供給装置であり、複数のテープフィーダ70を有している。テープフィーダ70は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ70は、送り装置(図示省略)によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置28は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。
ノズルステーション30は、ノズルトレイ76を有している。ノズルトレイ76には、複数の吸着ノズル60が収容されている。このノズルステーション30では、装着ヘッド26に取り付けられている吸着ノズル60と、ノズルトレイ76に収容されている吸着ノズル60との交換等が、必要に応じて行われる。また、ノズルトレイ76は、ノズルステーション30に着脱可能であり、ノズルトレイ76に収容された吸着ノズル60の回収,ノズルトレイ76への吸着ノズル60の補給等を装着機14の外部において行うことが可能である。
<装着機による装着作業>
装着機14では、上述した構成によって、搬送装置22に保持された回路基板に対して、装着ヘッド26によって装着作業を行うことが可能である。具体的には、装着機14の制御装置(図示省略)の指令により、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において、基板保持装置によって保持される。また、テープフィーダ70は、制御装置の指令により、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド26が、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル60によって電子部品を吸着保持する。続いて、装着ヘッド26は、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を回路基板上に装着する。
装着機14では、上述したように、テープフィーダ70によって供給された電子部品を、吸着ノズル60によって吸着保持し、その電子部品が回路基板上に装着される。このため、吸着ノズル60に不具合が生じている場合には、装着作業を適切に行うことができない虞があるため、吸着ノズル60を適切に管理する必要がある。そこで、以下に説明するノズル管理装置により、吸着ノズル60の管理が行われる。
<ノズル管理装置の構成>
ノズル管理装置80は、図2に示すように、概して直方体形状をなしており、正面に、ノズルトレイ76をノズル管理装置80内に収納、若しくは、ノズル管理装置80からノズルトレイ76を取り出すための扉82が設けられている。その扉82の上方には、各種情報を表示するパネル86等が配設されている。
ノズル管理装置80は、図3に示すように、管理装置本体90、パレット収容装置92、ノズル移載装置94、ノズル検査装置96、ノズル洗浄装置98を有している。なお、図3は、ノズル管理装置80の外殻部材を取り外した状態を示す斜視図であり、ノズル管理装置80の内部構造を示している。
管理装置本体90は、フレーム部100と、そのフレーム部100に上架されたビーム部102とによって構成されている。フレーム部100は、中空構造とされており、フレーム部100内にパレット収容装置92が配設され、パレット収容装置92の上端部が、フレーム部100の上面に露出している。
パレット収容装置92は、複数のパレット載置棚106と、支持アーム108とを含む。パレット載置棚106は、ノズルパレット110を載置するための棚であり、複数のパレット載置棚106が、フレーム部100の内部において、上下方向に並んで配設されている。なお、ノズルパレット110には、複数の吸着ノズル60が収容される。また、支持アーム108は、アーム移動装置(図示省略)の作動により、複数のパレット載置棚106の前方において、上下方向に移動するとともに、パレット載置棚106に接近・離間する。これにより、パレット載置棚106へのノズルパレット110の収納、パレット載置棚106からのノズルパレット110の取出しが、支持アーム108によって行われる。なお、パレット載置棚106から取り出されたノズルパレット110は、支持アーム108が上方に移動することで、フレーム部100の上面側に移動する。
ノズル移載装置94は、ノズルトレイ76とノズルパレット110との間で吸着ノズル60を移載するための装置であり、ビーム部102に配設されている。ノズル移載装置94は、移載ヘッド120とヘッド移動装置122とを有している。移載ヘッド120の下端面には、下方を向いた状態のカメラ126と、吸着ノズル60を保持するための保持チャック128とが取り付けられている。
また、ヘッド移動装置122は、移載ヘッド120をフレーム部100の上において前後方向、左右方向、上下方向に移動させるXYZ型の移動装置である。なお、フレーム部100の前方側の上面には、ノズルトレイ76をセットするための固定ステージ130が設けられており、固定ステージ130にセットされたノズルトレイ76と、パレット収容装置92の支持アーム108に支持されたノズルパレット110との間で、吸着ノズル60が移載される。
ノズル検査装置96は、カメラ140とロードセル142とエア供給装置144とを有している。カメラ140は、上方を向いた状態でフレーム部100の上面に配設されており、カメラ140を用いて、吸着ノズル60の先端部が検査される。詳しくは、検査対象の吸着ノズル60が保持チャック128によって保持され、その保持チャック128に保持された吸着ノズル60が、下方からカメラ140によって撮像される。これにより、吸着ノズル60の先端部の撮像データが得られ、その撮像データに基づいて、吸着ノズル60の先端部の状態が検査される。
また、ロードセル142は、カメラ140の隣に配設されており、ロードセル142を用いて、吸着ノズル60の先端部の伸縮状態が検査される。詳しくは、検査対象の吸着ノズル60が保持チャック128によって保持され、その保持チャック128に保持された吸着ノズル60の先端部がロードセル142に当接される。吸着ノズル60の先端部は、伸縮可能とされており、ロードセル142により測定された荷重に基づいて、吸着ノズル60の先端部の伸縮状態が検査される。
また、エア供給装置144は、ノズル移載装置94の移載ヘッド120に装着されており、エア供給装置144を用いて、吸着ノズル60のエア流量検査が行われる。詳しくは、エア供給装置144が、ヘッド移動装置122の作動により、ノズルトレイ76とノズルパレット110との何れかに載置された吸着ノズル60の上方に移動する。そして、エア供給装置144のジョイント146が、検査対象の吸着ノズル60に接続され、エア供給装置144からエアが供給される。この際にエア圧が測定され、そのエア圧に基づいて、吸着ノズル60のエア流量検査が行われる。
なお、フレーム部100の上面には、複数の廃棄ボックス148が配設されており、上記検査により不良ノズルと判定された吸着ノズル60は、廃棄ボックス148に廃棄される。また、上記検査により正常なノズルと判定された吸着ノズル60は、ノズルトレイ76若しくは、ノズルパレット110に戻される。
ノズル洗浄装置98は、吸着ノズル60の洗浄および乾燥を行う装置であり、パレット収容装置92の隣に配設されている。ノズル洗浄装置98は、洗浄・乾燥機構150と洗浄パレット移動機構152とを備えている。洗浄・乾燥機構150は、内部において吸着ノズル60の洗浄および乾燥を行う機構である。洗浄パレット移動機構152は、洗浄パレット158が露出する露出位置(図3で洗浄パレット158が図示されている位置)と、洗浄・乾燥機構150の内部との間で、洗浄パレット158を移動させる機構である。
ノズル洗浄装置98により、吸着ノズル60の洗浄が行われる際には、洗浄対象の吸着ノズル60が、ノズル移載装置94によって、ノズルトレイ76若しくは、ノズルパレット110から、露出位置に移動している洗浄パレット158に移載される。そして、洗浄パレット158が、洗浄パレット移動機構152の作動により、洗浄・乾燥機構150の内部に移動する。洗浄・乾燥機構150は、図4に示すように、上部洗浄ユニット170と下部洗浄ユニット172とハウジング174と配管装置176とを含む。
上部洗浄ユニット170と下部洗浄ユニット172とは、ハウジング174内の上下方向において、互いに向かい合うように配置されている。そして、上部洗浄ユニット170と下部洗浄ユニット172との間を、洗浄パレット158が、洗浄パレット移動機構152の作動により移動する。上部洗浄ユニット170は、上部噴射ノズル178を有しており、上部洗浄ユニット170の下面において、上部噴射ノズル178をスライド可能に保持している。なお、上部噴射ノズル178の下面には、複数の噴射穴(図示省略)が形成されている。また、下部洗浄ユニット172は、下部噴射ノズル180を有しており、下部洗浄ユニット172の上面において、下部噴射ノズル180をスライド可能に保持している。なお、下部噴射ノズル180の上面には、複数の噴射穴(図示省略)が形成されている。
また、ハウジング174の底面は、貯水タンクとして機能しており、ハウジング174の底面に貯留された洗浄水182が、配管装置176によって循環され、上部洗浄ユニット170と下部洗浄ユニット172の各噴射ノズル178,180に供給される。詳しくは、配管装置176は、排水路184とフロースイッチ186とフィルタ188と加圧ポンプ190と給水路192とを含む。ハウジング174の底面には、洗浄水182が貯留されており、その底面には、排水路184の一端が開口している。排水路184は、下方に向かって延設されており、排水路184には、フロースイッチ186が配設されている。
フロースイッチ186は、排水路184内に洗浄水182が流れていることを示すONセンサ値と、排水路184内に洗浄水182が流れていないことを示すOFFセンサ値との何れかのセンサ値を出力するセンサである。フロースイッチ186としては、例えば、排水路184内に弁が配設されたものがある。このようなフロースイッチでは、排水路184内を洗浄水182が流れた場合に、弁が開くことで、リードスイッチがONとなり、ONセンサ値を出力し、排水路184内を洗浄水182が流れていない場合には、弁が閉じることで、リードスイッチがOFFとなり、OFFセンサ値を出力する。また、フロースイッチ186としては、例えば、排水路184内の洗浄水182の増減により上下動するフロートが配設され、そのフロートにマグネットが封入されているものがある。このようなフロースイッチでは、排水路184内を洗浄水182が流れた場合に、フロートが上方に移動し、そのフロートに封入されたマグネットによりリードスイッチがONとなり、ONセンサ値を出力し、排水路184内を洗浄水182が流れていない場合には、フロートが下方に移動し、そのフロートに封入されたマグネットによりリードスイッチがOFFとなり、OFFセンサ値を出力する。なお、フロースイッチ186は、上述したような簡便な構造であることから、比較的安価なセンサである。
また、排水路184には、フロースイッチ186の下流側に、フィルタ188が配設されている。これにより、ハウジング174の底面に貯留されている洗浄水182が、排水路184に流れ込み、フィルタ188によって、不純物が取り除かれる。さらに、排水路184には、フィルタ188の下流側に、加圧ポンプ190が配設されている。その加圧ポンプ190には、給水路192が接続されており、加圧ポンプ190によって加圧された洗浄水182が、給水路192に送り出される。その給水路192は、上部洗浄ユニット170と下部洗浄ユニット172の各噴射ノズル178,180に接続されており、各噴射ノズル178,180から洗浄水182が洗浄パレット158に向かって噴出される。なお、各噴射ノズル178,180から洗浄水182が噴出される際には、各噴射ノズル178,180は、電磁モータ(図示省略)の作動によりスライドする。これにより、洗浄パレット158に載置されている複数の吸着ノズル60が洗浄される。
また、下部洗浄ユニット172とハウジング174の底面に貯留されている洗浄水182との間には、仕切板196が配設されている。仕切板196は、傾斜した状態で配設されており、その仕切板196の上面には、シート状のスポンジ198が固着されている。このため、各噴射ノズル178,180から噴出された洗浄水182は、仕切板196上に落ちる。この際、仕切板196上面に配設されたスポンジ198によって、洗浄水182の跳ね返りが防止される。そして、洗浄水182は、傾斜した状態で配設された仕切板196上を流れ、ハウジング174の底面に再貯留される。このように、洗浄・乾燥機構150では、洗浄水182の循環が行われている。
また、洗浄・乾燥機構150では、加圧ポンプ190のサーマルトリップ、洗浄水182の不足、フィルタ188,噴射穴等の目詰まり等により、洗浄水182の循環が適切に行われず、吸着ノズル60の洗浄が適切に行われない虞がある。このようなことに鑑みて、洗浄・乾燥機構150では、洗浄水182の循環が適切に行われているか否かが監視されている。詳しくは、加圧ポンプ190が作動されると、加圧ポンプ190の作動が開始したタイミングから設定時間内に、フロースイッチ186によってONセンサ値が出力されたか否かが判断される。つまり、図5に示すように、加圧ポンプ190の作動状態が停止から作動に切り替えられたタイミングにおいて、経過時間の計測が開始され、計測された経過時間が設定時間を超える前に、フロースイッチ186によるセンサ値が、OFFセンサ値からONセンサ値に切り替えられたか否かが判断される。
そして、加圧ポンプ190の作動が開始してから設定時間内に、フロースイッチ186によってONセンサ値が出力された場合に、洗浄水182の循環が適切に行われていると判断される。一方、加圧ポンプ190の作動が開始してから設定時間内に、フロースイッチ186によってONセンサ値が出力されない場合に、洗浄水182の循環が適切に行われていないと判断される。なお、設定時間は、加圧ポンプ190の作動により排水路184の内部を所定量の洗浄水182が流れる迄のタイムラグを考慮して設定される。
また、洗浄・乾燥機構150では、加圧ポンプ190の作動が開始したタイミングだけでなく、洗浄・乾燥機構150が作動している最中も、常時、洗浄水182の循環が監視されている。洗浄・乾燥機構150の作動中での洗浄水182の循環の監視では、加圧ポンプ190が作動している最中に、フロースイッチ186によってOFFセンサ値が出力された場合に、洗浄水182の循環が適切に行われていないと判断される。つまり、加圧ポンプ190が作動している最中に、フロースイッチ186によってOFFセンサ値が出力されない限り、洗浄水182の循環が適切に行われていると判断される。これにより、洗浄水182の循環を、常時、監視することが可能となる。
このように、洗浄・乾燥機構150では、比較的安価なフロースイッチ186を排水路184に配設するだけで、洗浄水182の循環を適切に監視することが可能となる。特に、洗浄・乾燥機構150では、フロースイッチ186が、加圧ポンプ190の上流側、つまり、排水路184のハウジング174と加圧ポンプ190との間に配設されている。このため、比較的高価な高圧水対応のフロースイッチではなく、安価な高圧水非対応のフロースイッチを採用することが可能となる。
また、洗浄・乾燥機構150には、上部洗浄ユニット170および、下部洗浄ユニット172の隣に、複数の送風管(図示省略)が配設されている。複数の送風管は、洗浄パレット移動機構152により移動される洗浄パレット158の上方及び下方に配設されている。また、送風管は、送風装置(図示省略)に加温器(図示省略)を介して接続されており、送風管には、温風が吹き込まれる。これにより、各洗浄ユニット170,172によって洗浄された洗浄パレット158に向かって温風が吹きこまれ、洗浄パレット158に載置されている吸着ノズル60が乾燥される。そして、洗浄・乾燥機構150において、吸着ノズル60の洗浄および乾燥が完了すると、洗浄パレット158が、洗浄パレット移動機構152の作動により、露出位置に移動され、洗浄パレット158から、ノズルトレイ76若しくは、ノズルパレット110に、吸着ノズル60が戻される。
さらに、ノズル管理装置80は、図6に示すように、制御装置200を備えている。制御装置200は、コントローラ202と複数の駆動回路206とを備えている。複数の駆動回路206は、パレット収容装置92、ノズル移載装置94、ノズル検査装置96、加圧ポンプ190に接続されている。コントローラ202は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路206に接続されている。これにより、パレット収容装置92、ノズル移載装置94等の作動が、コントローラ202によって制御される。また、コントローラ202は、ノズル洗浄装置98のフロースイッチ186に接続されており、フロースイッチ186によって検出されたセンサ値が、コントローラ202に入力される。これにより、コントローラ202が、上述した洗浄水182の循環を監視する。なお、コントローラ202は、加圧ポンプ190の作動を制御する作動制御部210と、加圧ポンプ190の作動開始から設定時間内に、フロースイッチ186によってONセンサ値が検出されたか否かを判定する判定部212とを有している。
ちなみに、上記実施例において、装着機14は、作業機および、実装機の一例である。吸着ノズル60は、器具および、部品保持具の一例である。洗浄・乾燥機構150は、洗浄装置の一例である。ハウジング174は、貯留槽の一例である。配管装置176は、配管装置の一例である。排水路184および給水路192によって構成されるものは、配管の一例である。フロースイッチ186は、検出装置の一例である。フィルタ188は、フィルタの一例である。加圧ポンプ190は、ポンプの一例である。制御装置200は、制御装置の一例である。作動制御部210は、作動制御部の一例である。判定部212は、判定部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、本発明が吸着ノズル60の洗浄に適用されているが、装着機14で用いられる器具、具体的には、例えば、フィーダ,ノズルトレイ76等の洗浄に本発明を適用することが可能である。また、装着機14で用いられる器具だけでなく、種々の器具の洗浄に本発明を適用することが可能である。さらに言えば、上記実施例では、本発明が器具の洗浄に適用されているが、洗浄以外の用途、例えば、散水、液体の濾過等の種々の用途に本発明を適用することが可能である。
また、上記実施例では、配管内の洗浄水182の流れを検出する検出装置として、フロースイッチ186が採用されているが、配管内を流れる洗浄水182の流量を検出可能な流量センサ等を採用することが可能である。
14:装着機(作業機)(実装機) 60:吸着ノズル(器具)(部品保持部) 150:洗浄・乾燥機構(洗浄装置) 174:ハウジング(貯留槽) 176:配管装置 184:排水路(配管) 186:フロースイッチ(検出装置) 188:フィルタ 190:加圧ポンプ(ポンプ) 192:給水路(配管) 200:制御装置 210:作動制御部 212:判定部

Claims (4)

  1. 液体を貯留する貯留槽と、
    実装機用ノズルが複数収容される洗浄パレットと、
    互いに向かい合うように配置され、前記液体を噴出する噴射ノズルをそれぞれ備える上部洗浄ユニット及び下部洗浄ユニットと、
    前記上部洗浄ユニットと前記下部洗浄ユニットとの間に前記洗浄パレットを移動させる移動機構と、
    前記下部洗浄ユニットの下方に離間して傾斜して配置され、かつ、前記貯留槽の上方に離間して配置される、前記噴射ノズルから噴出された前記液体が落下する仕切板と、
    前記貯留槽と前記上部洗浄ユニット及び前記下部洗浄ユニットを連結する配管と、
    前記配管に設けられ、前記貯留槽、前記上部洗浄ユニット及び下部洗浄ユニット、前記配管内の間で前記液体を循環させるポンプと、
    前記ポンプの上流側の前記配管に設けられ、前記配管内に所定量の液体が流れていることを示す検出値を出力する検出装置と、
    前記ポンプの作動を制御する作動制御部と、前記作動制御部により前記ポンプの作動が開始されてから設定時間内に、前記検出装置により前記配管内に所定量の液体が流れていることを示す検出値が出力されるか否かを判定する判定部とを有する制御装置と
    を備え
    前記仕切板は、上面に吸液体部材を有する実装機用ノズル洗浄装置。
  2. 前記検出装置が、
    前記配管内に液体が流れていることを示す検出値と、前記配管内に液体が流れていないことを示す検出値との何れかを出力することを特徴とする請求項1に記載の実装機用ノズル洗浄装置。
  3. 洗浄に使用した液体を前記貯留漕に戻すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の実装機用ノズル洗浄装置。
  4. 前記実装機用ノズル洗浄装置は、さらにフィルタを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の実装機用ノズル洗浄装置。
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