JP4248231B2 - 洗浄水供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、手洗いや、食品洗浄用の洗浄水を供給するための洗浄水供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
手洗いや食品洗浄用に使用する水道蛇口から放出される水には、塩素成分が若干含まれているが、その濃度は極めて低いため、塩素成分による滅菌効果等は期待できるものではない。よって、通常は、水道水を用いて物理的に手や食品洗浄が行われているのが実情である。
ところが、水道水により物理的に洗浄しただけでは、手や食品に付着している細菌を完全に洗い流したり、滅菌したりすることができず、より良好な洗浄ができる洗浄水供給装置が望まれていた。
【0003】
そこで、特開2000−51328号には、電気分解により残留塩素を発生させ、残留塩素水を手洗い用に供給する装置が開示されている。しかしながら、この公開公報記載の装置では、手洗いをしようとする人を検知した後、電解槽に通電を行って電気分解を始めるため、手洗い水の流出までに時間を要し、使い勝手が悪い。また、手洗いが行われる前から電解槽に通電するようにした場合、無用の電力消費が生じることになる。
【0004】
一方、手洗いや食品洗浄用の洗浄水として、高濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液を水道水や井戸水などで希釈した洗浄水を生成し、生成した洗浄水を貯蔵タンク等に蓄えて、必要に応じて貯蔵タンクからポンプで汲み出し洗浄用に利用することが考えられる。
しかしながら、貯蔵タンクに蓄えられる洗浄水は、塩素成分濃度が高いので、洗浄用に適する反面、この洗浄水を汲み出すポンプや、汲み出し経路に備えられる弁その他の設備が、塩素成分に侵され易いという課題がある。塩素成分に対して耐蝕性のあるポンプや弁等も市販はされているが、塩素成分に対して耐蝕性のあるポンプや弁は、一般に用いられている汎用性のあるポンプや弁に比べて耐久性が少なく、しかも大きな運転負荷がかかると故障したり損傷したりし易いという欠点がある。
【0005】
このため、従来は、有効塩素成分を含有した洗浄水を用いた洗浄システムであって、耐久性を備えた実用的なシステムは市販されていないのが現状であった。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−51328号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上述の背景に基づいてなされたもので、手洗いや食品洗浄用の洗浄水を供給するための洗浄水供給装置を提供することを目的とする。
またこの発明は、実際の使用に際して、十分な耐久性を備える洗浄水供給装置を提供することを目的とする。
さらにこの発明は、既存のポンプ、給水路および弁等を利用することにより、実用的でかつ廉価な洗浄水供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の発明は、所定の供給源から水を汲み出して送水するための第1ポンプと、洗浄水貯蔵タンクに溜められた高濃度の有効塩素成分を含有する洗浄水を汲み出して送水するための第2ポンプと、第1ポンプおよび第2ポンプにより送水される水および洗浄水を混合して供給する供給路と、供給路を送られる水および洗浄水が混合された希釈洗浄水を吐出するための吐出口と、吐出口の近傍に設けられ、吐出口からの希釈洗浄水の流出を許可/停止するために開閉する電磁弁と、吐出口に被洗浄物がかざされたことを検知するための検知手段と、検知手段の検知出力に応答して、電磁弁を開くと共に、必要に応じて第1ポンプおよび第2ポンプを駆動するための制御手段と、を含み、前記供給路には、水および洗浄水を混合するための混合タンクであって、少なくとも2つの混合室を有し、1つの混合室に満たされた混合水が次の混合室へと流れて対流混合を生じ得る混合タンクが備えられていることを特徴とする洗浄水供給装置である。
【0009】
請求項記載の発明は、前記混合タンクは、混合水が流れ込む内室と、内室周囲に設けられ、内室から溢れ出る混合水が流れ込む外室とを有することを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置である。
【0010】
請求項記載の発明は、前記供給路には、第1ポンプの下流側で、第2ポンプにより送水される洗浄水が合流する位置よりも上流側に、逆止弁が備えられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の洗浄水生成装置である。
請求項記載の発明は、前記電磁弁および逆止弁は、前記洗浄水に対する耐蝕性を有する塩ビ、ポリテトラフルオロエチレン、オレフィン系樹脂、ポリテトラフルオロエチレンゴムその他のゴム材料、またはチタンもしくはエンコロイ等の金属材料で構成されていることを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置である。
【0011】
請求項記載の発明は、前記逆止弁よりも下流側の供給路には圧力タンクが備えられ、圧力タンクの上部に圧力スイッチが設けられ、圧力スイッチにより前記第1ポンプおよび第2ポンプの駆動が制御されることを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置である。
請求項記載の発明は、洗浄用に濃度が調整された有効塩素成分を含有する洗浄水を貯蔵するための洗浄水貯蔵タンクと、貯蔵タンクの洗浄水を汲み出し経路を介して汲み出し、供給路へ送水するためのポンプと、汲み出し経路中に設けられ、当該経路を洗浄水が流れているか否かを検知するための流れ検知手段と、供給路に備えられ、供給路を送られる洗浄水に圧力を加えるための圧力タンクと、圧力タンクに備えられ、圧力タンク内の水圧を検知するための圧力検知手段と、圧力検知手段の検知圧力が所定の低値に低下したことに応答してポンプを駆動し、圧力検知手段の検知圧力が所定の高値に上昇したこと、または、流れ検知手段が流れを検知しないことに応答してポンプを停止するための制御手段と、を有することを特徴とする洗浄水供給装置である。
【0012】
請求項記載の発明は、前記制御手段は、ポンプの駆動開始後、所定時間内に流れ検知手段が流れを検知しないことに応答してポンプを停止することを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置である。
請求項記載の発明は、前記汲み出し経路に対してバイパス接続された流れ検知管が備えられ、前記流れ検知手段はその流れ検知管内に備えられていることを特徴とする、請求項または記載の洗浄水供給装置である。
【0013】
請求項記載の発明は、洗浄用に濃度が調整された有効塩素成分を含有する洗浄水を貯蔵するための洗浄水貯蔵タンクと、貯蔵タンクの洗浄水を汲み出し経路を介して汲み出し、供給路へ送水するためのポンプと、供給路に備えられ、供給路を送られる洗浄水に圧力を加えるための圧力タンクと、圧力タンクに備えられ、圧力タンク内の水圧を検知するための圧力検知手段と、圧力検知手段の検知圧力が所定の低値に低下したことに応答してポンプを駆動し、圧力検知手段の検知圧力が所定の高値に上昇したことに応答してポンプを停止するための制御手段と、洗浄水貯蔵タンクに設けられた洗浄水の水位を検知するための水位検知手段とを有し、前記制御手段は、ポンプの駆動開始後、予め定める時間が経過しても水位検知手段の出力に変化がない場合、ポンプを停止することを特徴とする、洗浄水供給装置である。
【0014】
請求項10記載の発明は、前記汲み出し経路の内径に比べて、流れ検知管の内径は小さいことを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置である。
請求項11記載の発明は、前記流れ検知管は、汲み出し経路に対し、鉛直方向で上位置に配置されていることを特徴とする、請求項10記載の洗浄水供給装置である。
請求項1または2の構成によれば、吐出口(水道蛇口等)に触れることなく手洗いや食品洗浄を行うことができ、吐出口に触ることにより手などに付着する可能性がある細菌の伝播を防ぐことができる。また、吐出口に被洗浄物をかざすことにより、自動的に有効塩素成分を含有する洗浄水が放出されるので、衛生的でかつ使い勝手の良い洗浄水供給装置とすることができる。
【0015】
そして、水および洗浄水を、簡易な構成の混合タンクにより良好に混合することができ、適正な濃度の洗浄水を送り出すことができる。
請求項の構成では、逆止弁により、有効塩素成分を含有する洗浄水が第1ポンプ側に流入することがない。よって、第1ポンプを、塩素成分に対して耐蝕性のある高価な特殊ポンプとする必要がなく、装置全体を廉価に構成することができる。
【0016】
請求項の構成では、電磁弁および逆止弁が塩素成分に対して耐蝕性を有する材料で構成されており、装置の耐久性を向上させることができる。また、電磁弁および逆止弁は、ポンプに比べてその構成が簡易であり、耐蝕性のある材料で構成したものを使用しても、装置価格が極端に高価になることはない。
請求項の構成では、供給路に圧力タンクを設けたため、圧力タンクに洗浄水を所定の圧力で蓄えておくことができ、吐出口からの洗浄水の流出を安定させることができる。
【0017】
請求項6,7の構成では、ポンプは塩素成分に対して耐蝕性のあるポンプを使用する必要があるが、その場合において、金属製ポンプに対して耐久性の劣る耐蝕性のあるポンプが空運転や閉め切り運転されることを防止することができる。すなわち、制御手段は、圧力検知手段または流れ検知手段によりポンプを停止するので、ポンプが空運転状態になったり、閉め切り運転状態になったときには、直ちにポンプを停止させる。その結果、ポンプが長時間の空運転等によって発熱等することがなく、ポンプ故障を防止することができる。
【0018】
請求項の構成も、請求項6,7の構成と同様、圧力検知手段の検知圧力だけでなく、洗浄水貯蔵タンクの水位検知手段の変化を検知し、それに基づいてポンプを停止させる構成であるから、空運転や閉め切り運転といった異常運転状態をポンプが長く続けるのを防止できる。これにより、ポンプが故障することなく、装置の良好な動作状態を長期間維持することが可能になる。
請求項9〜11の構成では、流れ検知手段をバイパス経路に設けたので、流れ検知手段を市販の汎用装置で実現することができる。すなわち、流れ検知手段は、たとえばフロースイッチで構成することができるが、市販のフロースイッチは、その大きさが限られており、フロースイッチが良好に作動するためには、設置する経路の内径が小さなものでなければならないという制限を受ける。
【0019】
そこでバイパス経路を設けて、そのバイパス経路に流れ検知手段(フロースイッチ等)を挿入する構成とすれば、汲み出し経路の内径とは関係のない小径のバイパス経路を利用して、流れ検知手段の配置構造を安価に作ることができる。
またその際、請求項11のように、バイパス経路を汲み出し経路に対して鉛直方向で上位置に配置することにより、汲み出し経路に洗浄水が流れていないことを迅速にかつ的確に検知することが可能となる。
【0020】
以上のように、この発明によれば、実用性に優れ、かつ、廉価でコンパクトな有効塩素成分を含有する洗浄水を供給するための洗浄水供給装置を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係る洗浄水供給装置の構成を示す図である。
シスターン後の市水(水道法との関係上、水道設備から一旦切り離されて供給される水を、シスターン後の市水と称する)または井戸水が貯蔵されたタンク1には、止弁13を介してポンプ(希釈用の第1ポンプ)2が連結されている。ポンプ2によりタンク1に溜められている水が汲み出され、供給路(供給用の配管)3を通って送水される。供給路3の途中には、洗浄水用配管4の一端が合流されており、この配管4の他端は高濃度有効塩素洗浄水貯蔵タンク5に接続されている。洗浄水貯蔵タンク5には注入ポンプ(第2ポンプ、通常は定量ポンプ)6が内蔵されている。注入ポンプ6により洗浄水貯蔵タンク5に貯蔵された高濃度有効塩素洗浄水が汲み出され、洗浄水は洗浄水用配管4を通って供給路3に流れ込む。従って、供給路3と洗浄水用配管4との合流点7以降の供給路31には、水および洗浄水が混合された希釈洗浄水が送られることになる。供給路31の出口近傍には電磁弁8が備えられているとともに、蛇口9に関連して、その近傍には、赤外線センサスイッチ10が配置されている。蛇口9に手や洗浄したいもの等の被洗浄物をかざすことにより、赤外線センサスイッチ10がそれを検知して、電磁弁8が開かれる仕組みである。蛇口9にかざされた被洗浄物がなくなったときは、赤外線センサスイッチ10がそれを検知して、電磁弁8が閉じられる。
【0022】
さらに、赤外線センサスイッチ10が被洗浄物を検知した場合には、ポンプ2および注入ポンプ6が駆動され、供給路31を希釈洗浄水が送られるようになっている。
なお、供給路31の途中には、必要に応じて止弁11が設けられており、この装置のメンテナンス時等に止弁11や止弁13が閉じられ、供給路31を希釈洗浄水が送られることのないようにされている。
【0023】
この実施形態では、注入ポンプ6は、高濃度有効塩素洗浄水を汲み出すものであるから、耐蝕性を有するポンプ(たとえば塩ビ、ポリテトラフルオロエチレン、オレフィン系樹脂、ポリテトラフルオロエチレンゴムその他のゴム材料、またはチタンもしくはエンコロイ等の耐蝕性のある金属材料で構成されたポンプ)となっている。
一方、タンク1の水を汲み出すポンプ2は、汎用性のある通常のポンプで、耐蝕性等の配慮のない廉価なものが用いられている。
【0024】
そして、ポンプ2から合流点7に至る供給路3には、好ましくは、逆止弁12が介在されている。逆止弁12は、合流点7から供給路3を通ってポンプ2への逆流しようとする水の流れを阻止する。これにより、ポンプ2には有効塩素成分を含んだ洗浄水が逆流しないから、ポンプ2を耐蝕性のあるものとする必要がなく、装置全体の価格を廉価にすることが可能である。なお、供給路31内の水圧が高くない場合は、水はポンプ2へ逆流しないから、逆止弁12を省略することも可能である。
【0025】
なお、逆止弁12、止弁11および電磁弁8は、供給路31を流れるのが有効塩素成分を含んだ希釈洗浄水であるから、耐蝕性のある材料で構成されているのが望ましい。
また、供給路3,31,洗浄水用配管4も、耐蝕性のある樹脂材料等で構成されているのが好ましい。
図2は、図1に示す洗浄水供給装置の動作を示すフローチャートである。改めて、図2を参照して、図1に示す装置の動作を説明する。
【0026】
蛇口9に被洗浄物(手や洗浄すべき野菜等)がかざされた時には(ステップS1でYES)、赤外線センサスイッチ10がオンし(ステップS2)、ポンプ2および注入ポンプ6が駆動され、電磁弁8が開かれる(ステップS3)。これにより蛇口9から希釈洗浄水が吐出される(ステップS4)。
一方、蛇口9にかざされた洗浄水や被洗浄物がなくなった時には(ステップS1でNO)、赤外線センサスイッチ10がオフし(ステップS5)、このスイッチ10のオフによりポンプ2および注入ポンプ6が停止され、電磁弁8が閉じられる(ステップS6)。よって蛇口9からの希釈洗浄水の吐出が停止される(ステップS7)。
【0027】
図3は、この発明の他の実施形態に係る洗浄水供給装置の構成を示す図である。図3の構成において、図1の構成と同一または相当する部分には同一の番号が付されている。図3の構成における特徴は、供給路31に混合タンク15が備えられていることである。混合タンク15は供給路31を流れる水および洗浄水を良好に混合して濃度が均一になった希釈洗浄水を蛇口9から吐出するために設けられたものである。
【0028】
混合タンク15には、2つの混合室16および17が備えられている。混合室16は、円柱状の内室であり、混合室17は内室周囲を取り込むように配置された外室である。すなわち混合タンク15は、内室16と外室17との二重構造となっている。そして上流側の供給路31は内室16に接続されており、内室16に水を流入する。内室16に溜まった水は上方から溢れ出し外室17に入る。そして外室17に溜まった水は下流側供給路31を通って蛇口9から吐出される仕組みである。混合タンク15を上述のような内室16および外室17を有する二重構造とすることにより、内室16に満たされた混合水が外室17へと流れて対流混合を生じ、水と有効塩素成分を含有する洗浄水とが良好に混合されて、適正でかつ均等に濃度が希釈された洗浄水を蛇口9から吐出させることができる。
【0029】
なお、図3では、貯蔵タンク5に対して高濃度の有効塩素成分を含有する洗浄水(電解水)を供給する電解水供給システム18が示されている。図1においても、貯蔵タンク5に対してかかる電解水供給システム18から高濃度の有効塩素成分を含有する電解水が供給される構成であってもよい。
また、図3では、蛇口9に関連して備えられた電磁弁8や赤外線センサスイッチ10については、図示が省略されている。なお、蛇口9は、電磁弁8および赤外線センサスイッチ10を備える代わりに、手動で開閉される栓が取り付けられた構成としても構わない。
【0030】
図4は、この発明のさらに他の実施形態に係る洗浄水供給装置の構成を示す図である。図4の装置において、図1の構成と同一または相当する部分には同一の番号が付されている。
図4の装置の構成上の特徴は、供給路31に圧力タンク20が連結されていることである。この圧力タンク20には圧力スイッチ21が備えられている。圧力タンク20は合流点7の下流側の供給路31に接続されている。圧力タンク20は有効塩素成分を含有した洗浄水に対して耐蝕性のある塩ビやポリテトラフルオロエチレン、オレフィン系樹脂やポリテトラフルオロエチレンゴムなどでライニング加工され、あるいはそれら材料により構成されたものとなっている。圧力スイッチ21は圧力タンク20の上部に設けられている。圧力スイッチ21の検知圧力に基づいて、ポンプ2および注入ポンプ6の駆動が制御できるようになっている。
【0031】
また、供給路31の下流側には3つの蛇口91,92,93が備えられており、各蛇口91,92,93は、それぞれ、手動式の栓を有している。
図5は、図4の装置の運転の流れを表わすフローチャートである。
図5を参照して、図5の装置の動作について説明をする。装置の運転が開始されている状態において、使用者が蛇口91,92,93のいずれかを開くと、圧力タンク20に蓄えられていた希釈洗浄水が流れ出し開かれた蛇口91,92または93から希釈洗浄水が吐出される。希釈洗浄水が吐出されると、圧力タンク20の圧力は徐々に下がる。そして圧力タンク20の圧力が0.5[kgf/cm2 ]未満になると(ステップS11でYES)、圧力スイッチ21がオンし(ステップS12)、ポンプ2および注入ポンプ6が駆動される(ステップS13)。ポンプ2および注入ポンプ6の駆動により、水および洗浄水が供給路3および配管4を通って供給路31へ流れ、圧力タンク20へと流れ込む。よって圧力タンク20の圧力が徐々に上がり、やがて1.0[kgf/cm2 ]以上になると(ステップS14でYES)、圧力スイッチ21がオフする(ステップS15)。そして圧力スイッチ21のオフに応答して、ポンプ2および注入ポンプ6の駆動が停止される(ステップS16)。
【0032】
なお、ポンプ2および注入ポンプ6の駆動時における希釈洗浄水の生成量は、蛇口91,92,93からの吐出量の合計量を上回るように設定されている。これにより、蛇口91,92,93をひねると、常時、安定した洗浄水の吐出が可能となっている。
図6は、この発明の他の実施形態に係る洗浄水供給装置の構成を示す図である。図6に示す洗浄水供給装置は、図1、図3および図4に示す装置のように、高濃度有効塩素成分を含有する洗浄水を水で希釈して供給するという構成ではなく、洗浄用に濃度が調整された有効塩素成分を含有する洗浄水を貯蔵するための洗浄水貯蔵タンク40を具備している。貯蔵タンク40内には断水スイッチ41、低水位スイッチ42、高水位スイッチ43および増水スイッチ44という4つの水位センサが配置されている。断水スイッチ41は貯蔵タンク40内に溜められている洗浄水(希釈洗浄水)がなくなったことを検知するスイッチである。低水位スイッチ42および高水位スイッチ43は、それぞれ、貯蔵タンク40内に溜められている洗浄水が所定の低水位および高水位になったことを検知するセンサである。通常は、貯蔵タンク40内に溜められる洗浄水は、低低位スイッチ42のオンにより追加供給され、高水位スイッチ43のオンにより追加供給が停止され、これら2つのスイッチ42,43の間の水位に保たれるようになっている。
【0033】
増水スイッチ44は、貯蔵タンク40内の洗浄水が異常増加した場合にそれを検知するスイッチである。
4つのスイッチ41〜44の出力は、貯蔵タンク40の上方に配置された制御装置45へ与えられる。
貯蔵タンク40に溜められた洗浄水は、汲み出し経路46を介して送水ポンプ47により汲み出され、供給路48へと送り出される。汲み出し経路46中には、汲み出し経路46を洗浄水が流れているか否かを検知するためのフロースイッチ49が備えられている。また、汲み出し経路46には、フロースイッチ49が備えられた位置よりも上流側に、開閉栓50を介してドレンにつながる排水路51が分岐されている。
【0034】
さらに、貯蔵タンク40には、その上方に溢水口が形成され、溢水口からの洗浄水をドレンに導く溢水路52が備えられている。
送水ポンプ47の吐出側に接続された供給路48には、まず、逆止弁53が挿入され、逆止弁53の下流側に延びる供給路48には圧力タンク54が接続されている。圧力タンク54にはその上方に圧力タンク54内の圧力を検知するための圧力スイッチ55が備えられている。
【0035】
圧力タンク54が接続された位置よりも下流側には、供給路48に止弁56が挿入され、さらにその下流側には、図示を省略したが、使用者が被洗浄水を吐出させるための蛇口が備えられている。
上述したフロースイッチ49の検知信号および圧力スイッチ54の検知信号は制御装置45に与えられる。制御装置45ではこれら信号に基づき送水ポンプ47に駆動制御信号を与える。
【0036】
図7は、図6の装置における制御装置45を中心とする制御のための構成を示すブロック図である。制御装置45には制御回路47、リレー58,59、タイマ61,62、ブザー63およびランプ64等が含まれている。上述したように、断水スイッチ41、低水位スイッチ42、高水位スイッチ43および増水スイッチ44の出力は制御回路57へ与えられる。またフロースイッチ49および圧力スイッチ55の出力も制御回路57へ与えられる。制御回路57ではこれら各スイッチから与えられる信号に基づき、リレー58を介して送水ポンプ47の駆動を制御する。リレー58の出力は、またタイマ1,2に与えられ、制御回路57へフィードバックされる。さらに制御回路57はリレー59を介してブザー60およびランプ64を制御する。
【0037】
図8は、図7に示す制御回路の制御動作を示すフローチャートである。
以下、図8のフローチャートの流れに従って、図6および図7に示す装置の制御動作について説明をする。
使用者が洗浄水使用のために蛇口(図示せず)を開くと(ステップS21)、圧力タンク54に蓄圧された圧力で洗浄水の送水が始まる。そして次第に圧力タンク54内の圧力が低下していく。圧力タンク54の上部に設置された圧力スイッチ55が圧力タンク54内の圧力低下を検知すると(ステップS22でYES)、制御回路57はリレー58に信号を出し、送水ポンプ47を駆動させる(ステップS23)。
【0038】
送水ポンプ47の駆動と同時に、タイマ1、2の計時が始まる(ステップS24)。
次いで、ステップS25では貯蔵タンク40に洗浄水が供給中か否かの判別がされ、供給中であればタイマ2はリセットされて、再スタートが行われる(ステップS26)。なお、このタイマ2の作用については後述する。
そして次のステップS27では、フロースイッチ49からの出力の有無が判別される。通常、送水ポンプ47が駆動されると、貯蔵タンク40内の洗浄水が汲み出し経路46を通って汲み出される。よって、汲み出し経路46中に設けられたフロースイッチ49が汲み出し経路46中を水が流れていること、すなわち流量を検知するはずである。
【0039】
フロースイッチ49が流量を検知した場合には(ステップS27でNO)、ステップS24でスタートさせたタイマ1をリセットし、再スタートさせる(ステップS32)。
一方、ステップS27で、フロースイッチ49が流量を検知しなかった場合には、タイマ1の計時を行い(ステップS28)、タイマ1が所定の時間を計時してタイムアップしたか否かの判別をする(ステップS29)。
【0040】
さらに、タイマ1がタイムアップしていない場合には、圧力スイッチ55が圧力上昇を検知したか否かの判別を行う(ステップS30)。正常な動作が行われている場合は、ステップS25〜S30の制御ループが実行されて、圧力スイッチ55が圧力上昇を検知したことにより、送水ポンプ47の駆動が停止される。ここで、圧力スイッチ55は、検知圧力にヒステリシス特性が持たされており、たとえば0.5[kgf/cm2 ]で圧力低下を検知してオンし、1.0[kgf/cm2 ]で圧力上昇を検知してオフするように設定されている。よって、送水ポンプ47により、圧力タンク54内の圧力は、常時、0.5〜1.0[kgf/cm2 ]に保たれることになる。
【0041】
さらに、この実施形態では、フロースイッチ49、タイマ1およびタイマ2により、送水ポンプ47が空運転や閉め切り運転を行うことのないように制御されている。なぜなら、送水ポンプ47は、洗浄水に対して耐蝕性のあるポンプが採用されているからである。塩素成分を含有する洗浄水に対して耐蝕性のあるポンプは、接液部が樹脂材料で構成されていることが多い。このため、金属のみで構成されている汎用的なポンプと比べると、空運転や閉め切り運転に対する耐久性が劣る。
【0042】
そこでこの実施形態では、洗浄水に対する耐蝕性のあるポンプの故障、破損、寿命低下を防ぐため、以下に説明するように、空運転や閉め切り運転に対する対策が施されている。
まず、ステップS23において、送水ポンプ47の駆動が開始された後、ステップS27でフロースイッチ49が流量検知を行わない場合には、フロースイッチ49が流量検知を行っていない時間をタイマ1で計時する(ステップS28,S29)。タイマ1の計時時間は、送水ポンプ47が故障を起こさない程度の時間(たとえば15秒程度)に設定されている。よって送水ポンプ47が駆動開始後、フロースイッチ49が約15秒間流量を検知しないときには、タイマ1はタイムアップし、ブザー63およびランプ64による異常報知が行われて、送水ポンプ47の駆動が停止される(ステップS35)。
【0043】
さらに、ステップS24で、タイマ2も、送水ポンプ47の駆動と同時に計時を開始する。そしてステップS25で貯蔵タンク40への洗浄水の供給が行われていないと判断された場合には、計時を継続するようになっている。貯蔵タンク40への洗浄水の追加供給は、低水位スイッチ42が低水位を検知することにより行われる。そして通常は、貯蔵タンク40への洗浄水の追加供給が行われるから、タイマ2はリセットされるが(ステップS26)、異常により貯蔵タンク40への洗浄水の追加供給前に、タイマ2が所定時間を計時した場合には、送水ポンプ47を保護するために、送水ポンプ47の駆動を停止して、ブザー63およびランプ64による異常報知を行う(ステップS34,S35)。
【0044】
タイマ2の設定時間は、たとえば15分程度であり、いわゆる閉め切り運転異常が生じることがない時間に設定されている。
この実施例では、上述のタイマ1およびタイマ2を設けたことにより、タイマ1により送水ポンプ47の空運転を防止でき、タイマ2により送水ポンプ47の閉め切り運転を防止できる。
さらに、タイマ1により、▲1▼フロースイッチ49の検知不良(検知流量以下の状態固定による異常)、▲2▼圧力スイッチ55の検知不良(圧力低下状態固定による異常)、▲3▼断水スイッチ41の検知不良(断水でない状態固定による異常)、▲4▼送水ポンプ47の駆動不良や故障、▲5▼汲み出し経路46の異物の詰まりや配管からの漏水等の異常検知が同時に可能となる。
【0045】
また、タイマ2により、▲1▼フロースイッチ49の検知不良(検知流量以上状態固定による異常)、▲2▼圧力スイッチ55の検知不良(圧力低下状態固定による異常)、▲3▼低水位スイッチ42の検知不良(水位低下していない状態固定による異常)、などの異常検知が可能となる。
なお、この実施形態では、送水ポンプ47が頻繁な駆動/停止を繰り返すことにより故障するのを防止するために、圧力タンク54の容量を、フロースイッチ49の設定容量で割った時間が、送水ポンプ47が駆動/停止を繰返して連続運転しても適正な範囲内に収まるように設定されている。
【0046】
さらに、送水ポンプ47の加熱による故障を避けるために、フロースイッチ49の検知流量が、送水ポンプ47が連続運転しても適正な流量の使用範囲内に収まるように設定されている。
以上の結果、この実施形態によれば、送水ポンプ47が、金属製ポンプに対して耐久性の劣るものであっても、空運転や閉め切り運転が発生することのないようにできるから、配管や装置の構成部品に何らかの要因で異常が発生しても、空運転や閉め切り運転により送水ポンプが故障を起こす前に、送水ポンプ47の駆動を停止することができ、送水ポンプを故障させることなく装置を維持することができる。
【0047】
さらに、上記タイマ1,2の計時時間を可変できるようにすれば、送水ポンプ47や貯蔵タンク40の容量等の構成部品の規模や内容の変化に対し、柔軟に対応可能な装置とすることができる。
図9は、図6に示す装置におけるフロースイッチ49の具体的な設置構成を示す図である。
図9に示すように、フロースイッチ49は汲み出し経路46の配管(メイン配管)に直接備えられているのではなく、メイン配管から分岐したバイパス配管が備えられ、このバイパス配管に設けられた構成になっている。
【0048】
具体的に説明すると、汲み出し経路(メイン配管)46は、配管径40Aの配管で構成されている。そしてメイン配管46の途中に、2つの40A×13Aのチーズが挿入され、配管径13Aのバイパス配管461が連結されている。2つのチーズは、バイパス配管461がメイン配管46に対して鉛直方向の高い位置に向くように配管されている。バイパス配管461には、接液部の材質がPPOニノリル製でパドル内部に磁石を埋め込み、リードスイッチで流れを検出する方式のフロースイッチ49が挿入されている。そして、フロースイッチ49の両端は、フロースイッチ49の修理や交換等のメンテナンス性を考慮して、ユニオンで接続されている。
【0049】
なお、メイン配管46およびバイパス配管461は、共に、洗浄液に対して耐蝕性のあるPVC配管で構成されている。
かかる構成とした結果、メイン配管(汲み出し経路)46の配管径を気にすることなく、使用するフロースイッチ49を選択することができる。そして、最も汎用的で安価なフロースイッチ49を採用することができる。
また、バイパス配管461をメイン配管より鉛直方向において高い位置に配置したことにより、従来、メイン配管46にフロースイッチ49を挿入していた場合に発生し易かった検知遅れをなくすことができ、またポンプのエア噛みをより迅速に検知することができるという利点もある。
【0050】
なお、上述したフロースイッチ49の材質は、一例であり、チタン、PVC樹脂、オレフィン系樹脂、ポリテトラフルオロエチレンゴムなどにより構成してもよい。
図10は、汲み出し経路46におけるメイン配管とバイパス配管との配置構造の他の例を示す図である。図10に示すように、メイン配管46をクランク状に曲成し、バイパス配管461を鉤状に連結した構成としてもよい。かかる構成にすれば、メイン配管46を流れる洗浄水がバイパス配管461へ流入し易く、バイパス配管461に備えられたフロースイッチ49がより迅速に流量検知を行うこという利点がある。
【0051】
図11は、図6に示す洗浄水供給装置の変形例を示す図である。
図11に示す構成の特徴は、貯蔵タンク40の上部に、制御装置45および圧力タンク54が配置されていることである。このように、貯蔵タンク40の上部に金属製ベッド66を乗せて、その上部に制御装置45および圧力タンク54を配置することにより、設置スペースのより少ない洗浄水供給装置を構成することができる。
【0052】
なお、この実施例では、送水ポンプ47は、ポンプの接液部が洗浄水に対して耐蝕性を持つ必要があるので、接液部をPVDF(フッ化ビニリデン)等の樹脂で構成したマグネットポンプが用いられている。このマグネットポンプ47は、停止時にシール機構を持たないため、井戸水ポンプなどのように吸い上げ使用することができない。そこで、貯蔵タンク40よりも、常時、鉛直方向に低い位置に配置する必要がある。このため、貯蔵タンク40の上部ではなく、貯蔵タンク40の横下部に別置きした構成としている。
【0053】
このため、マグネットポンプ47の吐出口は鉛直方向上部に向かっている。そしてその鉛直方向上部に向かった配管(供給路)内に、構造上最も単純な構成の耐蝕性逆止弁が挿入されている。その結果、貯蔵タンク40の上部に配置した圧力タンク54に対して無理のない配管接続を行うことが可能となっている。
この発明は、以上説明した各実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る洗浄水供給装置の構成を示す図である。
【図2】図1に示す洗浄水供給装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の他の実施形態に係る洗浄水供給装置の構成を示す図である。
【図4】この発明のさらに他の実施形態に係る洗浄水供給装置の構成を示す図である。
【図5】図4の装置の運転の流れを表わすフローチャードある。
【図6】この発明の他の実施形態に係る洗浄水供給装置の構成を示す図である。
【図7】図6の装置における制御装置を中心とする制御のための構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す制御回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図9】図6に示す装置におけるフロースイッチの具体的な設置構成を示す図である。
【図10】汲み出し経路におけるメイン配管とバイパス配管との配置構造の他の例を示す図である。
【図11】図6に示す洗浄水供給装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
2 ポンプ(第1ポンプ、希釈用ポンプ)
3,31 供給路
4 洗浄水用配管
5 高濃度有効塩素洗浄水貯蔵タンク
6 注入ポンプ(第2ポンプ)
8 電磁弁
9 蛇口
10 赤外線センサスイッチ
12 逆止弁
15 混合タンク
16 混合室(内室)
17 混合室(外室)
20 圧力タンク
21 圧力スイッチ
40 (希釈洗浄水水)貯蔵タンク
41,42,43,44 水位センサ
45 制御装置(制御ボックス)
46 汲み出し経路
47 送水ポンプ
49 フロースイッチ
53 逆止弁
54 圧力タンク
55 圧力スイッチ
57 制御回路

Claims (11)

  1. 所定の供給源から水を汲み出して送水するための第1ポンプと、
    洗浄水貯蔵タンクに溜められた高濃度の有効塩素成分を含有する洗浄水を汲み出して送水するための第2ポンプと、
    第1ポンプおよび第2ポンプにより送水される水および洗浄水を混合して供給する供給路と、
    供給路を送られる水および洗浄水が混合された希釈洗浄水を吐出するための吐出口と、 吐出口の近傍に設けられ、吐出口からの希釈洗浄水の流出を許可/停止するために開閉する電磁弁と、
    吐出口に被洗浄物がかざされたことを検知するための検知手段と、
    検知手段の検知出力に応答して、電磁弁を開くと共に、必要に応じて第1ポンプおよび第2ポンプを駆動するための制御手段と、を含み、
    前記供給路には、水および洗浄水を混合するための混合タンクであって、少なくとも2つの混合室を有し、1つの混合室に満たされた混合水が次の混合室へと流れて対流混合を生じ得る混合タンクが備えられていることを特徴とする洗浄水供給装置。
  2. 前記混合タンクは、混合水が流れ込む内室と、内室周囲に設けられ、内室から溢れ出る混合水が流れ込む外室とを有することを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置。
  3. 前記供給路には、第1ポンプの下流側で、第2ポンプにより送水される洗浄水が合流する位置よりも上流側に、逆止弁が備えられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の洗浄水生成装置。
  4. 前記電磁弁および逆止弁は、前記洗浄水に対する耐蝕性を有する塩ビ、ポリテトラフルオロエチレン、オレフィン系樹脂、ポリテトラフルオロエチレンゴムその他のゴム材料、またはチタンもしくはエンコロイ等の金属材料で構成されていることを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置。
  5. 前記逆止弁よりも下流側の供給路には圧力タンクが備えられ、圧力タンクの上部に圧力スイッチが設けられ、圧力スイッチにより前記第1ポンプおよび第2ポンプの駆動が制御されることを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置。
  6. 洗浄用に濃度が調整された有効塩素成分を含有する洗浄水を貯蔵するための洗浄水貯蔵タンクと、
    貯蔵タンクの洗浄水を汲み出し経路を介して汲み出し、供給路へ送水するためのポンプと、
    汲み出し経路中に設けられ、当該経路を洗浄水が流れているか否かを検知するための流れ検知手段と、
    供給路に備えられ、供給路を送られる洗浄水に圧力を加えるための圧力タンクと、
    圧力タンクに備えられ、圧力タンク内の水圧を検知するための圧力検知手段と、
    圧力検知手段の検知圧力が所定の低値に低下したことに応答してポンプを駆動し、圧力検知手段の検知圧力が所定の高値に上昇したこと、または、流れ検知手段が流れを検知しないことに応答してポンプを停止するための制御手段と、を有することを特徴とする洗浄水供給装置。
  7. 前記制御手段は、ポンプの駆動開始後、所定時間内に流れ検知手段が流れを検知しないことに応答してポンプを停止することを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置。
  8. 前記汲み出し経路に対してバイパス接続された流れ検知管が備えられ、前記流れ検知手段はその流れ検知管内に備えられていることを特徴とする、請求項または記載の洗浄水供給装置。
  9. 洗浄用に濃度が調整された有効塩素成分を含有する洗浄水を貯蔵するための洗浄水貯蔵タンクと、
    貯蔵タンクの洗浄水を汲み出し経路を介して汲み出し、供給路へ送水するためのポンプと、
    供給路に備えられ、供給路を送られる洗浄水に圧力を加えるための圧力タンクと、
    圧力タンクに備えられ、圧力タンク内の水圧を検知するための圧力検知手段と、圧力検知手段の検知圧力が所定の低値に低下したことに応答してポンプを駆動し、圧力検知手段の検知圧力が所定の高値に上昇したことに応答してポンプを停止するための制御手段と、
    洗浄水貯蔵タンクに設けられた洗浄水の水位を検知するための水位検知手段とを有し、
    前記制御手段は、ポンプの駆動開始後、予め定める時間が経過しても水位検知手段の出力に変化がない場合、ポンプを停止することを特徴とする、洗浄水供給装置。
  10. 前記汲み出し経路の内径に比べて、流れ検知管の内径は小さいことを特徴とする、請求項記載の洗浄水供給装置。
  11. 前記流れ検知管は、汲み出し経路に対し、鉛直方向で上位置に配置されていることを特徴とする、請求項10記載の洗浄水供給装置。
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