JP6689752B2 - 果物由来成分含有飲食品 - Google Patents

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Description

本発明は、果物に含まれている成分を含有する飲食品に関し、特に、当該飲食品を摂取することにより、飲酒後の血中アルコール濃度を低下させることが可能である飲食品に関する。
飲酒により体内に摂取されたアルコールは、肝細胞内のミトコンドリアにより代謝され、肝毒性の強いアセトアルデヒドに分解され、次いでアセトアルデヒドは速やかに酢酸に分解される。酢酸は、肝臓から血中に放出され、末梢組織のエネルギー源としてTCA回路に入り、最終的には、二酸化炭素と水に分解される。
アルコールが吸収されることによる生体への影響(酒酔い)に対して、これまでに軽減効果が期待される物質が多数報告されている。特許文献1には、デキストリン類を有効成分とする血中アルコール濃度抑制剤が開示されている。
特許文献2には、アラニンとグルタミンとを1:0.001以上のモル濃度比で併用する抗アルコール症組成物が記載されている。ラットを用いた実験において、アラニン及びグルタミンを摂取させることにより、アルコールに起因する行動抑制、血糖値上昇が改善されている。
非特許文献1には、トマトジュースとアルコールを同時に摂取すると、酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚めも早まる可能性があること、及びその原因として、トマトの水溶性成分には、生体内でアルコール及びアセトアルデヒドを代謝する酵素の活性を高める傾向が見られ、特に、肝臓中のLDHの活性が有意に高まることが記載されている。
また、出願人も、これまでに、トマトやニンジンに含まれる非水溶性成分を摂取することにより飲酒後の血中アルコール濃度が低減されるなど酒酔いの症状が軽減されることを見出し、当該トマトやニンジン由来の非水溶性成分を含有する飲食品を提案している(特許文献3〜6)。
特開2013-124243号公報 特開昭63-54320号公報 特願2014-096711 特願2014-096713 特願2014-169389 特願2014-223818
「トマトが飲酒後の血中アルコール濃度を低下させることをヒトで確認」http://www.kagome.co.jp/Company/news/2012/05/001371.html
以上のような血中アルコール濃度を低下させることについての報告がこれまでにある一方で、血中アルコール濃度低下作用を有する飲食品等についてのさらなる要求が存在する。
本発明は血中アルコール濃度を低減可能である新規な飲食品を提供することを目的とする。
上述のとおり、血中アルコール濃度低下作用を有する食品等についてのさらなる要求が存在する。ここで、血中アルコール濃度低下作用を示す成分については、実用性などの観点から、身近で食品等として利用されているものに由来することがより好ましい。一方で、アルコール摂取後の血中アルコール濃度を低下する効果が期待できるとされる食品素材・成分がこれまでに多数報告されているが、身近な食素材ではないものや効果が限定的なものが多く、実用的に用いられているものはほとんどない。
本願発明者は鋭意研究の結果、果物に含まれる非水溶性成分を摂取すると、飲酒により上昇した血中のアルコール濃度が低下することを見出し、本発明を完成させた。
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1] 果物由来の非水溶性成分を含有する飲食品であって、
前記非水溶性成分を少なくとも0.6 g/100mlの割合で含有する飲料、または
前記非水溶性成分を少なくとも0.6 g含有する固形または半固形の食品である飲食品。
[2] 前記非水溶性成分が非水溶性食物繊維を含む[1]に記載の飲食品。
[3] 果物由来の非水溶性成分及びアラニンを含有する飲食品。
[4] 前記非水溶性成分を少なくとも0.6 g/100mlの割合で含有する飲料である[3]に記載の飲食品。
[5] 前記アラニンを少なくとも3.0g/100mlの割合で含有する飲料である[3]または[4]に記載の飲食品。
[6] 前記非水溶性成分を少なくとも0.6g含有する固形または半固形の食品である[3]に記載の飲食品。
[7] 前記アラニンを少なくとも3.0g含有する固形または半固形の食品である[3]または[6]に記載の飲食品。
[8] 前記果物がマンゴー、アップル、ストロベリー、ピーチ、およびオレンジからなる群から1種または2種以上選択される[3]から[7]のいずれか1つに記載の飲食品。
[9] [1]〜[8]のいずれか一項に記載の飲食品を含む血中アルコール濃度低減剤。
[10] [1]〜[8]のいずれか一項に記載の飲食品を含む酒酔い軽減剤。
本発明によれば、血中アルコール濃度を低減可能である新規な飲食品を提供できる。
以下、本発明の1つの実施形態について詳述する。
本実施形態の飲食品は、それを摂取することにより血中アルコール濃度を低減可能である飲食品であって、果物由来の非水溶性成分を含有する。
本実施形態に係る果物については特に限定されず、例えば従来から食用に用いられる果物を1種または2種以上適宜選択して本実施形態の飲食品製造のために用いることができ、また、落果、未熟品などであってもよい。
具体的な果物としては、マンゴー、アップル、ストロベリー、ピーチ、オレンジ、洋なしなどを挙げることができ、例えばこれらから1種または2種以上を選択して本実施形態の飲食品の製造のために用いるようにしてもよい。また、品種なども特に限定されず、適宜選択することができ、例えば、一般的に生食用や加工用等に用いられているものを材料とすることができる。
また、本明細書において、果物由来の非水溶性成分とは、果物に含まれている物質のうち、非水溶性であるものを意味する。当該非水溶性成分は、例えば果物の一般に食用とされている部分(可食部)から得ることができる。
なお、本明細書において、「由来」とは精製等により果物に含まれる他の成分から分離されて用いられていることのみを意味するものではなく、果物に含まれる非水溶性成分が本実施形態の飲食品中に含有されていればよい。
したがって、本実施形態において、果物由来の非水溶性成分が飲食品中において含有される態様は特に限定されない。具体的には、果物に含まれる他の成分から精製処理などにより分離された非水溶性成分が飲食品中に添加されている態様のほか、非水溶性成分が果物に含まれる他の成分とともに飲食品中に存在している態様などを挙げることができる。また、果物に含まれる他の成分から分離された非水溶性成分と、非水溶性成分および他の成分を含む果物由来の成分とが混合されて本実施形態の飲食品が構成されているようにしてもよい。
また、本明細書において、非水溶性とは水に溶解しないことを意味する。本実施形態において、果物由来の非水溶性成分は、後述する精製処理を行うなどすることで、固形等の形態で得ることができる。
非水溶性成分には非水溶性固形分及び非水溶性食物繊維等が含まれる。食物繊維とは、食物の成分のうち、人の体内で消化酵素によって消化されない難消化性成分をいう。Lund ED and Smoot JM, Dietary fiber content of some tropical fruits and vegetables. J.Agric.Food Chem., 30, 1123-1127(1982) にマンゴー等のデータが記載されている。
本実施形態に係る飲食品は、動物、好ましくは人間が摂取する用途に使用される物品をいう。飲食品の種類としては、その一例として、シロップ、清涼飲料、アルコール飲料、ゼリー飲料などの飲料が挙げられる。また、一定の形を有する食品(固形食品)や、固形食品よりも液分を多く含有し流動性を有するが、一般に咀嚼される食品(半固形食品)であってもよい。固形食品の形状の一例としては、例えば、粉末状、顆粒状、錠剤状、カプセル状、フィルム状、板状、ブロック状などを挙げることができる。なお、以下においては、固形食品と半固形食品とを総じて固形食品等ともいう。
本実施形態の飲食品は、果物由来の非水溶性成分を含有しており、本実施形態の飲食品を摂取すると、当該非水溶性成分の作用により血中アルコール濃度が低下する。
果物由来の非水溶性成分を摂取することにより血中アルコール濃度が低下する機構は明確ではないが、当該非水溶性成分が体内におけるアルコールの吸収を抑制していることが考えられる。この点について具体的に説明すると、果物由来の非水溶性成分、例えば非水溶性食物繊維は、生体内環境においてエタノールを吸収し、保持する能力に優れる。そのため、体内に果物由来の非水溶性成分が存在すると、当該非水溶性成分が摂取されたエタノールを優先的に吸収する。その結果、体に吸収されるエタノール量が減少し、血中アルコール濃度が低減すると考えられる。
本実施形態において、果物由来の非水溶性成分の含有割合は特に限定されず適宜設定できる。例えば、本実施形態の飲食品が飲料である場合、当該飲料中に、果物由来の非水溶性成分が0.6g/100ml以上の割合で含有されることが好ましく、より好ましくは0.9g/100ml以上である。飲料中に含まれる果物由来の非水溶性成分の割合が0.6g/100ml未満であると、範囲内にある場合と比較して、血中アルコール濃度低下作用が不十分になる場合がある。一方、当該飲料の製造しやすさの観点から、果物由来の非水溶性成分の割合は、2.5g/100ml以下であることが好ましく、1.5g/100ml以下であることがより好ましい。
また、本実施形態の飲食品が固形食品等である場合、当該固形食品等中に、果物由来の非水溶性成分が1回当たり0.6 g以上含有されることが好ましく、より好ましくは0.9g以上である。0.6 g未満であると、範囲内にある場合と比較して、血中アルコール濃度低下作用が不十分になる場合がある。一方、食品摂取上の観点から、果物由来の非水溶性成分は、1回当たり30g以下であることが好ましい。
本実施形態の飲食品は、果物由来の非水溶性成分に加えて、アラニンを含有するようにしてもよい。アラニンは、たん白質を構成する中性のアミノ酸の一つである。アラニンは自然界に広く存在しており、例えば、魚介類に多く含まれている。また、アラニンは、食品衛生法(昭和22年法律第233号)第11条第3項の規定に基づき、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質である。そのため、アラニンは食品添加物として広く使用されている。本実施形態の飲食品に含有されてもよいアラニンは、市販されているものでよく、ラセミ体でもD体でもL体でもよい。
果物由来の非水溶性成分に加えてアラニンを含有することにより、本実施形態の飲食品による血中アルコール濃度低下作用をさらに高めることができる。
本実施形態の飲食品中のアラニンの含有量も適宜設定でき、特に限定されない。一方で、血中のアルコール濃度低下作用向上の観点から、本実施形態の飲食品が飲料である場合、当該飲料中に、3.0g/100ml以上含有されることが好ましい。また、本実施形態の飲食品が固形食品等である場合にも、血中のアルコール濃度低下作用向上の観点から、当該固形食品等中に3.0g以上含有されることが好ましい。
なお、摂取量が1回当たり20gを超えると、アラニン自体に毒性は無いものの、アミノ酸摂取比率のバランスが崩れる可能性がある。
また、血中のアルコール濃度低下作用向上の観点から、果物由来の非水溶性成分およびアラニンの割合は、以下のようにすることもできる。
例えば、本実施形態の飲食品が飲料である場合、飲料中の果物由来の非水溶性成分およびアラニンの割合は、果物由来の非水溶性成分:0.6 g/100ml以上、アラニン:3.0g/100ml以上とすることが挙げられる。
また、本実施形態の飲食品が固形食品等である場合には、固形食品等中の果物由来の非水溶性成分およびアラニンの割合は、果物由来の非水溶性成分:0.6 g以上、アラニン:3.0g以上とすることが挙げられる。
また、特に限定されないが、飲料中のアラニン溶解性の観点から、本実施形態の飲食品が飲料である場合のアラニンは、3.0〜30g/100mlの割合で含有されることが好ましい。
本実施形態の飲食品が飲料である場合における果物由来の非水溶性成分、アラニン含有量の割合の一例としては、果物由来の非水溶性成分:0.6〜2.5g/100ml、アラニン:3.0〜30 g/100mlとすることを挙げることができる。
本実施形態の飲食品が固形食品等である場合における果物由来の非水溶性成分、アラニン含有量の割合の一例としては、果物由来の非水溶性成分:0.6 〜30g、アラニン:3.0〜5.0gとすることを挙げることができる。
その他、本実施形態の飲食品は、果物由来の非水溶性成分、含有されてもよいアラニンに加えて、他の成分を含有していてもよい。当該他の成分は、飲食品の種類などに応じて適宜選択され、特に限定されない。例えば、本実施形態の飲食品が飲料である場合などは、水、アルコールなどのほか、甘味料、香料、ビタミン及び着色料等の添加物が含有されるようにすることができる。
続いて、本実施形態の飲食品の製造方法について説明する。
本実施形態の飲食品は、果物由来の非水溶性成分を用いて例えば通常知られる飲食品の形態を構成することにより製造でき、特に限定されない。また、果物由来の非水溶性成分とともに含有されていてもよいアラニンの添加方法についても特に限定されず、当業者が適宜設定することができる。
例えば、本実施形態の飲食品が飲料である場合は、果物由来の非水溶性成分を含む原料を飲用水等と混合するなどして製造することができる。また、後述する果物果汁のうち、非水溶性成分の割合が比較的小さいものを用いて飲料を調製する場合には、そのまま用いることもできるほか、例えば、水等の揮発成分を果物果汁から蒸発させて濃縮するなどすることにより非水溶性成分の割合を高めてもよい。
また、例えば、本実施形態の飲食品が顆粒状の形態を有している食品として調製される場合は、果物由来の非水溶性成分を含む原料と賦形剤等の他の成分とを混合し、造粒、および整粒するなどして製造することができる。また、錠剤状の形態を有している食品についても造粒、整粒工程等を経た混合物を打錠するなどして製造することができる。
本実施形態の飲食品の製造過程において用いることができる果物由来の非水溶性成分を含む原料については特に限定されず、製造される飲食品の種類等に応じて適宜選択することができる。具体的な原料として、果物そのもの(可食部等)、乾燥果物粉末、果物の絞り粕等の固体または半固体状原料、果物ピューレ、果物ペースト、果物果汁などの非水溶性成分が分散して存在している液体などを挙げることができる。
果物果汁とは果物を搾汁した際に得られる液体成分をいう。搾汁は果物から液体成分を搾って分離する操作をいう。例えば、果物を適当な大ききに破砕し、当該破砕物を搾汁することにより、果物果汁が得られる。
果物の搾汁は、通常の搾汁機を用いて常法により行うことができ、例えば、ブラウン型(パドル型)又はバタフライ型のパルパーフィニッシャーなどを用いて行うことができる。
また、果物果汁は、市販されている果物ジュースを使用してもよい。
果物ピューレとは、果物を煮こみ裏漉しした後に煮詰めたものをいう。
果物ペーストとは果物果汁をペースト状になるまで濃縮したものをいう。果物ピューレや果物ペーストは、そのまま本実施形態の飲食品の使用に用いてもよい。また、果物ピューレや果物ペーストを水等により希釈した希釈液を用いることによっても本実施形態の飲食品を調製することができる。
果物自体を用いて本実施形態の飲食品を調製する場合には、必要に応じて、当該果物を洗浄、破砕及び搾汁などして、液体成分を除去するようにしてもよい。但し、液体成分を完全に除去する必要はない。また、果物は加熱した後のものであってもよい。
乾燥果物粉末は、例えば、果物を破砕工程や乾燥工程に供することにより得ることができる。また、果物果汁をフリーズドライ等により乾燥させたものを乾燥果物粉末として用いることもできる。
果物の絞り粕とは、ジュースなどの製造工程で副生するものであり、果物を搾汁した後、果物果汁等の液体成分をろ過して取り除いた残渣である。
ここで、本実施形態において用いることができる果物由来の非水溶性成分を含む原料は、果物由来の非水溶性成分と他の成分とを含む態様であってもよいほか、精製処理等により果物由来の非水溶性成分の割合が高められている態様であってもよい。
なお、驚くべきことに、本実施形態の飲食品の血中アルコール濃度の低減効率は、果物由来の非水溶性成分の割合に対して特異的な依存性を示す。つまり、水分以外の果物由来成分の摂取量を同一にして比較すると、果物由来の非水溶性成分の割合が高い場合ほど血中アルコール濃度の低減効率が高くなる。この特性を利用すると、果物由来成分の摂取量を増大させなくても、非水溶性成分の割合を高めることで血中アルコール濃度を低減する効果を増強することができる。つまり、原料の使用量を増やすことなく効率的に血中アルコール濃度の低減効果を得ることができる。
果物由来の非水溶性成分についての精製処理の一例について説明する。
まず、果物由来の非水溶性成分を含む原料から、液体成分を除去する。例えば、原料が果物の場合には、当該果物を洗浄、破砕及び搾汁などして、液体成分を除去する。また、原料が果物果汁等である場合は、例えば、水を蒸発させるなどして液体成分を除去するようにしてもよい。
その後、液体成分が除去された原料を、水溶性成分を除去する工程に供する。果物原料から水溶性成分を除去する工程は、例えば、必要に応じて破砕等した原料を水に投入して撹拌し、次いで水溶性成分を含んだ液部を固体部から分離することにより行うことができる。また、液部と固体部との分離は、ろ過及び遠心分離等の通常使用される方法を用いて行うことができる。
また、果物由来の他の成分から分離した非水溶性成分を本実施形態の飲食品調製のために用いる場合にあっては、液体成分を除去する工程および水溶性成分を除去する工程に加えて、非水溶性成分に対して脂溶性成分を除去する工程を行うようにしてもよい。脂溶性成分を除去する工程を行う場合、水溶性成分を除去する工程と脂溶性成分を除去する工程とはどちらを先に行ってもよい。しかし、作業効率の観点からは、水溶性成分を除去する工程を先に行うことが好ましい。
脂溶性成分を取り除く工程は、例えば、果物の絞り粕又は乾燥、粉砕等された果物等の、液体成分を除去する工程において液体成分ができるだけ除去されている原料を有機溶媒に投入して撹拌し、脂溶性成分を含んだ液部を固体部から分離することにより行うことが好ましい。液部と固体部との分離は、ろ過及び遠心分離等の通常使用される方法を用いて行うことができる。
ここでいう有機溶媒は果物に含まれる脂溶性成分を溶解することができる有機溶媒を意味する。有機溶媒の具体例には、アルコール系溶媒として、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール等、エステル系溶媒として、酢酸エチル、アセト酢酸エチル、ギ酸イソアミル、ケイ皮酸メチル等、ケトン系溶媒として、アセトフェノン、イオノン、メチル−β−ナフチルケトン、ケトン類等、エーテル系溶媒として、1, 8−シネオール、エチルパニリン、バニリン、エーテル類、フェノールエーテル類等が挙げられる。好ましい有機溶媒はエタノール、酢酸エチルである。
以上、本実施形態によれば、飲酒後の血中アルコール濃度低下作用を有する新規な飲食品を提供することができる。
本実施形態の飲食品は、飲酒後の血中アルコール濃度低減剤、又は酒酔い防止剤として使用することができる。本実施形態の飲食品をヒトに摂取させる場合、摂取量は目的に応じて適量を決定すればよい。例えば、飲料の場合は、摂取される際に100ml以上摂取されるようにすることができる。また、固形食品等の場合も、摂取される際に果物由来の非水溶性成分が0.6g以上(アラニンも含有する場合は、果物由来の非水溶性成分:0.6g以上、アラニン:3.0g以上)摂取される量以上とすることができる。
また、本実施形態の飲食品は、飲酒前、飲酒中又は飲酒後のいずれにおいて摂取してもよい。本実施形態の飲食品は血中アルコール濃度を低減する効率が高く、飲酒後に摂取した場合でも血中アルコール濃度低減効果を発揮する。
以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
[実施例1−1、マンゴー]
マンゴーピューレ(カゴメ株式会社製)5.0 gに蒸留水約50 mlを加えてボルテックスを用いて2分間激しく撹拌し、遠心処理(3000rpm、10分)し、上清の水性画分と残渣を分離した。これを3回繰り返し行ない、水溶性成分が完全に取り除かれた残渣を得た。得られた残渣を水分含量計で加熱することで水分を完全に除去し、マンゴーピューレに含まれる非水溶性成分を得た。
得られた非水溶性成分を、試験液に対する非水溶性成分の割合が0.4% w/v(0.4 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させ、実施例1−1の試験液を得た。
[実施例1−2〜4]
試験液に対する非水溶性成分の割合を表1に示す0.6〜2.5% w/v(0.6〜2.5 g/100ml)の割合としたほかは、実施例1−1と同様の方法で実施例1−2〜4の試験液を調製した。
[実施例2−1〜5、アップル]
アップルピューレ(カゴメ株式会社製)を用いたほかは実施例1−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表2に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.3〜2.5% w/v(0.3〜2.5 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させ、実施例2−1〜5の試験液を得た。
[実施例3−1〜4、ストロベリー]
ストロベリーピューレ(カゴメ株式会社)を用いたほかは実施例1−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表3に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.2〜2.5% w/v(0.2〜2.5 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させ、実施例3−1〜4の試験液を得た。
[実施例4−1〜7、ピーチ]
ピーチピューレ(カゴメ株式会社)を用いたほかは実施例1−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表4に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.3〜2.5% w/v(0.3〜2.5 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させ、実施例4−1〜7の試験液を得た。
[実施例5−1〜6、オレンジ]
オレンジピューレ(カゴメ株式会社)を用いたほかは実施例1−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表5に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.3〜2.5% w/v(0.3〜2.5 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させ、実施例5−1〜6の試験液を得た。
[実施例6−1〜5、洋なし]
洋なし(ラ・フランス)ピューレ(カゴメ株式会社)を用いたほかは実施例1−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表6に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.3〜2.5% w/v(0.3〜2.5 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させ、実施例6−1〜5の試験液を得た。
[実施例7−1〜4、マンゴー]
実施例1−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表7に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.4〜1.0% w/v(0.4〜1.0 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させるとともに、試験液に対する割合が3.0% w/v (3.0 g/100ml、実施例7-3は2.0% w/v)となるようにしてアラニン(味の素株式会社)を当該非水溶性成分含有液に溶解させ、試験液を得た。非水溶性成分の割合が小さいものから順に実施例7−1、7−2、7−4とした。また、実施例7−2と非水溶性成分の割合は同一であるがアラニンの割合を2.0% w/vとしたものを同様に調製した(実施例7−3)。
[実施例8−1〜2、アップル]
実施例2−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表8に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.3〜0.4% w/v(0.3〜0.4 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させるとともに、試験液に対する割合が3.0% w/v (3.0 g/100ml)となるようにしてアラニン(味の素株式会社)を当該非水溶性成分含有液に溶解させ、試験液を得た。非水溶性成分の割合が小さいものから順に実施例8−1〜2とした。また、実施例8−2と非水溶性成分の割合は同一であるがアラニンの割合を2.0% w/vとしたものを同様に調製した。
[実施例9−1〜2、ストロベリー]
実施例3−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表9に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.2〜0.3% w/v(0.2〜0.3 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させるとともに、試験液に対する割合が3.0% w/v (3.0 g/100ml)となるようにしてアラニン(味の素株式会社)を当該非水溶性成分含有液に溶解させ、実施例の試験液を得た。非水溶性成分の割合が小さいものから順に実施例9−1〜2とした。また、実施例9−2と非水溶性成分の割合は同一であるがアラニンの割合を2.0% w/vとしたものを同様に調製した。
[実施例10−1〜3、ピーチ]
実施例4−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表10に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.3〜0.5% w/v(0.3〜0.5 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させるとともに、試験液に対する割合が3.0% w/v (3.0 g/100ml)となるようにしてアラニン(味の素株式会社)を当該非水溶性成分含有液に溶解させ、実施例の試験液を得た。非水溶性成分の割合が小さいものから順に実施例10−1〜3とした。また、実施例10−3と非水溶性成分の割合は同一であるがアラニンの割合を2.0% w/vとしたものを同様に調製した。
[実施例11−1〜2、オレンジ]
実施例5−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表11に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.4〜0.5% w/v(0.4〜0.5 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させるとともに、試験液に対する割合が3.0% w/v (3.0 g/100ml)となるようにしてアラニン(味の素株式会社)を当該非水溶性成分含有液に溶解させ、実施例の試験液を得た。非水溶性成分の割合が小さいものから順に実施例11−1〜2とした。また、実施例11−2と非水溶性成分の割合は同一であるがアラニンの割合を2.0% w/vとしたものを同様に調製した。
[実施例12−1〜12−4、洋なし]
実施例6−1と同様の方法で非水溶性成分を得た。得られた非水溶性成分を、表12に示すように試験液に対する非水溶性成分の割合が0.3〜0.6% w/v(0.3〜0.6 g/100ml)となるようにして蒸留水に分散させるとともに、試験液に対する割合が3.0% w/v (3.0 g/100ml)となるようにしてアラニン(味の素株式会社)を当該非水溶性成分含有液に溶解させ、実施例の試験液を得た。非水溶性成分の割合が小さいものから順に実施例12−1〜4とした。
[実施例13]
マンゴーピューレを(カゴメ株式会社製)400.0g、アラニン50.0gに水を加えて1000.0gになるまで希釈し、よく混合した。この混合液をパックトレー120(キューブタイプ)に充填し、乾燥棚温度50℃で真空凍結乾燥処理を行い、120個のフリーズドライニンジンキューブを得た。フリーズドライマンゴーキューブ1個あたり重量は0.8gであった。また、フリーズドライマンゴーキューブの非水溶性成分含有率は3.2重量%、アラニン含有率は41重量%であった。
[比較例1、アラニンのみ]
試験液に対する割合が3.0% w/v (3.0 g/100ml)となるようにしてアラニンを蒸留水に溶解させ、比較例1の試験液を得た。
6週齢以上の雄性F344ラットに、実施例または比較例の試験液を20ml/kg体重で強制胃内投与した。その30分後と1時間後にアルコールを2.0g/kg体重でそれぞれ投与し(トータルでのアルコール投与量は4.0g/kg体重)、その4時間後に尾静脈から50μl採血し、血中アルコール濃度(mg/ml)をヘッドスペースGC-MSを用いて測定した。
結果を表1〜13に示す。なお、理解を容易とするために、表7〜12においては、同じ割合の非水溶性成分のみを含む試験液を投与した場合の結果を併せて示している。また、実施例7〜12においては、アラニン添加量を2.0% w/v (2.0 g/100ml)とした上述の試験液についても同様に試験を行った。マンゴー(実施例7-3)についての試験結果を一例として表7に示す。他の果物についても実施例7-3と同様の結果(有意差なし)であった。なお、有意差検定はStudent’s t-testにて行ない、有意差のある箇所について数字の右肩に+あるいは++で示した(有意水準:5%)。
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実施例の結果から、マンゴー、アップル、ストロベリー、ピーチ、オレンジ、洋なし由来の非水溶性成分に血中アルコール濃度低下作用があることが理解できる。
また、これら果物由来の非水溶性成分の血中アルコール濃度低下作用は、非水溶性成分の割合を高めることによりさらに高まったことが理解できる。
さらに、アミノ酸の一つであるアラニンを加えることで、これら果物由来の非水溶性成分の血中アルコール濃度低下作用が増強されたことが確認できる。具体的には、一定割合以上の非水溶性成分が含有される状態でアラニンを3.0% w/v (3.0 g/100ml)以上加えることで、同じ割合の非水溶性成分のみを摂取させた場合と比較して有意な差が認められた。特に、マンゴーでは血中アルコール濃度低下作用が増強されたことが確認できる。また、アラニンを3.0% w/v (3.0 g/100ml)以上添加し、非水溶性成分を0.6% w/v (0.6 g/100ml)以上とした場合に、マンゴー、アップル、ストロベリー、ピーチ、オレンジのいずれにおいても、同じ割合の非水溶性成分のみを摂取させた場合と比較して、有意な差を示した。なお、比較例1の結果から理解できるとおり、アラニン単独で投与した場合には血中アルコール濃度低下は確認できなかった。

Claims (6)

  1. マンゴー、ストロベリー、およびピーチからなる群から1種または2種以上選択される果物由来の非水溶性成分を含有する血中アルコール濃度低減用または酒酔い軽減用の飲食品であって、
    前記飲食品は、飲料または固形または半固形の食品であり、
    前記飲食品が摂取されるときに前記非水溶性成分が0.6 g以上摂取され、
    前記非水溶性成分が非水溶性食物繊維を含む、飲食品。
  2. アラニンをさらに含有する請求項1に記載の飲食品。
  3. 前記アラニンを少なくとも3.0 g/100mlの割合で含有する飲料である請求項に記載の飲食品。
  4. 前記非水溶性成分を少なくとも0.6 g/100mlの割合で含有する飲料である請求項1からのいずれか一つに記載の飲食品。
  5. 前記アラニンを少なくとも3.0 g含有する固形または半固形の食品である請求項に記載の飲食品。
  6. 前記非水溶性成分を少なくとも0.6 g含有する固形または半固形の食品である請求項1、2および5のいずれか一つに記載の飲食品。
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