JP6684907B2 - 内視鏡用クリップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡用クリップ装置に関する。
内視鏡と共に使用される様々な処置具が知られている。
例えば特許文献1は、内視鏡視下で組織を結紮するクリップを開示している。また、特許文献2は、手元の操作でクリップを所望の向きに合わせるようにクリップを回転させることができる機構を開示している。
特開2013−63109号公報 特開2012−200415号公報
内視鏡視下で組織を結紮するためにクリップを利用する場合において、クリップが結紮に適した向きとなっている状態でクリップを結紮対象となる標的組織に接触させることが好ましい。このため、特許文献1,2に開示されたクリップの使用時において、結紮対象となる標的組織へクリップを案内する過程で、クリップが適切な姿勢となるように操作者が体外の操作部を用いてクリップを操作する。しかしながら、結紮対象となる標的組織にクリップが接触した時にクリップが組織から受ける力によって、クリップが意図せずに移動してしまう場合がある。この場合、クリップが適切な姿勢となるように操作者が再度操作する必要が生じてしまう。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、クリップを適切な姿勢とする操作が可能であるとともに、外力を受けてクリップの姿勢が意図せずに変化してしまうのを防ぐことができる内視鏡処置具を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、先端側開口と基端側開口とを有する、管形状の押さえ管と、前記押さえ管内に一部が挿入され、前記先端側開口から突出し、開閉可能なアーム部材と、前記押さえ管内に配置され、前記アーム部材に対して前記押さえ管の前記先端側開口方向へ付勢する力を印加する付勢部材と、前記アーム部材と接続され、かつ前記押さえ管の前記基端側開口から突出する操作ワイヤと、前記押さえ管の基端側と接続されることで前記押さえ管を軸周りに相対回転不能にする筒部材を有し、かつ前記押さえ管の基端側開口から突出する前記操作ワイヤが挿通されるシース部と、を備え、前記アーム部材は、前記付勢部材によって前記アーム部材が前記押さえ管と離間している状態において、前記操作ワイヤとともに前記押さえ管に対して回転可能であり、前記押さえ管および前記筒部材は、前記押さえ管および前記筒部材のうち一方に設けられる凸部が前記押さえ管および前記筒部材のうち他方に設けられる凹部に挿入され、前記アーム部材及び前記押さえ管は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記アーム部材が開いた状態のまま移動することで前記アーム部材の外側と前記押さえ管とが互いに接触する領域に、前記押さえ管に対する前記アーム部材の前記軸回りの回転を規制する回転規制構造を有する内視鏡用クリップ装置である。
前記回転規制構造は、前記押さえ管に設けられ、前記付勢部材の付勢力に抗して前記押さえ管に前記アーム部材が接触することで前記アーム部材と係合する係合部と、前記アーム部材に設けられ、前記係合部と係合する被係合部と、を備えてもよい。
前記係合部は、前記押さえ管に設けられた凹部であり、前記被係合部は、前記アーム部材から突出し、前記凹部に入り込むことができる突起であってもよい。
前記係合部は、前記押さえ管に設けられた凸部であり、前記被係合部は、前記アーム部材に形成され、前記凸部が入り込むことができる窪みであってもよい。
前記付勢部材は、前記押さえ管の内部に配されたバネからなっていてもよく、前記操作ワイヤに操作力量がかかっていない状態において、前記アーム部材は、前記バネの付勢力によって、前記押さえ管の先端から離間していてもよい。
上記態様の内視鏡処置具は、前記シース部の基端に接続され前記操作ワイヤを進退させる操作部をさらに備えていてもよい。
上記態様の内視鏡処置具は、前記操作ワイヤと前記アーム部材を連結する連結部材をさらに備え、前記連結部材は、一対の先端部が近接した状態まで前記アーム部材が閉じたときに前記操作ワイヤと前記アーム部材との連結を解除するように構成されていてもよい。
本発明によれば、クリップを適切な姿勢とする操作が可能であるとともに、外力を受けてクリップの姿勢が意図せずに変化してしまうのを防ぐことができる内視鏡処置具を提供することができる。
本発明の一実施形態の内視鏡処置具の部分断面図である。 図1のA−A線における断面図である。 同内視鏡処置具のクリップユニットの部分断面図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための部分断面図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための部分断面図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための部分断面図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための部分断面図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための部分断面図である。 同クリップユニットの背面図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための部分断面図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための部分断面図である。 同クリップユニットの背面図である。 同内視鏡処置具の変形例の構成を示す部分断面図である。 図13のB−B線における断面図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための図である。 同内視鏡処置具の作用を説明するための図である。 同内視鏡処置具のさらに他の変形例の構成を示す部分断面図である。 同内視鏡処置具のさらに他の変形例の構成を示す部分断面図である。
本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態の内視鏡処置具1は、内視鏡の処置具チャンネルに挿通することができる長尺の処置具である。本実施形態の内視鏡処置具1は、クリップユニット10を用いて組織を結紮することができる結紮装置である。
内視鏡処置具1は、クリップユニット10と、処置具本体40とを備えている。
クリップユニット10は、アーム部材11と、押さえ管31と、つる巻きバネ39(付勢部材)とを備えている。クリップユニット10を構成する各部材は、生体適合性を有していることが好ましい。たとえば、クリップユニット10は、コバルトクロム合金やチタン、ステンレス鋼などの材料から形成されている。クリップユニット10は、MRI(核磁気共鳴画像法)透視下での観察も可能に構成されていてもよい。
アーム部材11は、第一腕部12と、第二腕部13と、中央部14とを有している。
第一腕部12及び第二腕部13は、基端側から先端側に向けて延びるとともに互いに対向するように並べて配置されている。第一腕部12および第二腕部13は、自然状態(押さえ管31その他による外力がかかっていない状態)において基端側から先端側へ向かうにしたがって互いに離間するように形成されている。図1に示す側面視において、第一腕部12と第二腕部13とは、押さえ管31の中心軸C1に対して線対称となる位置に形成されている。
第一腕部12および第二腕部13において、先端側における長手方向に直交する断面形状は、円弧状になるように丸みをもった形状に形成されている。より詳しくは、第一腕部12及び第二腕部13の外面における後述する直交方向Zの中央近傍は、外側へ向かって凸となる曲面状に形成されている。これにより第一腕部12および第二腕部13は、曲げに対する強度が向上している。さらに、第一腕部12および第二腕部13は、上記のように丸みをもった形状に形成されていることによって後述する外套管50に対する摩擦抵抗が小さくなっているので、外套管50内をスムーズに進退することができる。さらに、第一腕部12及び第二腕部13は、第一腕部12及び第二腕部13の長手方向に沿い第一腕部12及び第二腕部13の外側へ向かって突出する突起12b,13bを、第一腕部12及び第二腕部13の外面に有している。突起12b,13bは、後述する押さえ管31の中心軸C1回りにアーム部材11が回転しないようにする回転規制構造を構成している。
ここで、図1に示すように第一腕部12および第二腕部13が対向する対向方向X、押さえ管31の中心軸C1に平行な軸線方向Y、そして対向方向Xおよび軸線方向Yにそれぞれ直交する直交方向Zを規定する。
図2に示すように、第一腕部12は、第一腕部12から第二腕部13側へ向かって延びる爪12aを、第一腕部12の先端部に有している。また、第一腕部12は、二つの第一被係止部16、17を、第一腕部12の基端部に有している。第一被係止部16、17は、押さえ管31の中心軸C1に平行な基準面S1上を、第一腕部12の側面から直交方向Zに突出して設けられている。第一被係止部16、17は、互いに逆となる向きに突出している。図2は、基準面S1に直交する方向に見た図である。図2に示す平面視において、第一被係止部16と第一被係止部17とは、押さえ管31の中心軸C1に対して線対称となるように形成されている。図2に示すように、第一被係止部16の基端面16aは、先端側へ向かうにしたがって第一腕部12から離間するように傾斜している。第一被係止部16の先端面16bは、軸線方向Yに直交している。第一被係止部17の基端面17a、先端面17bは、第一被係止部16の基端面16a、先端面16bと、押さえ管31の中心軸C1に対して線対称となるようにそれぞれ形成されている。
図1および図2に示すように、第一腕部12は、第一腕部12における二つの第一被係止部16、17よりも先端側に、二つの突部18、19を有している。突部18、19は、第一腕部12の側面から直交方向Zに突出している。突部18と突部19とは、平面視において押さえ管31の中心軸C1に対して線対称となるように形成されている。突部18、19が第一腕部12から直交方向Zに突出する長さは、二つの第一被係止部16、17が第一腕部12から突出する長さよりも長い。
第二腕部13は、第二腕部13から第一腕部12側へ向かって延びる爪13aを、第二腕部13の先端部に有している。さらに、第二腕部13は、第一腕部12の二つの第一被係止部16、17、突部18、19と同様の第二被係止部21、22、突部23、24を有している。すなわち、第二被係止部21、22は、第二腕部13の側面から第一腕部12に対して離間する方向である直交方向Zに突出している。突部23、24は、第二腕部13における第二被係止部21、22よりも先端側に、第二腕部13の側面から直交方向Zに突出するように設けられている。第二被係止部21、22、並びに突部23、24と、二つの第一被係止部16、17、並びに突部18、19とは、対向方向Xにそれぞれ並べて配置されている。すなわち、図2に示す平面視において、第二被係止部21、22は、二つの第一被係止部16、17に重なり、突部23、24は突部18、19に重なる。
中央部14は、第一腕部12の基端部と第二腕部13の基端部との間に位置する。中央部14は、自然状態において第一腕部12の先端部と第二腕部13の先端部とが互いに離間した状態となるように、第一腕部12と第二腕部13とを繋いでいる。中央部14は、操作ワイヤ62の先端部に配された連結部材63に中央部14を係止することができるようになっている。
上述のアーム部材11は、コバルトクロム合金などで形成された板材から成形される。たとえば、第一腕部12及び第二腕部13、中央部14、二つの第一被係止部16、17、第二被係止部21、22、突部18、19、23、24を平面状に展開した所定の形状に打抜かれた板材によってアーム部材11が成形される。すなわち、上記の所定の形状を有して打抜かれた板材が、第一腕部12と中央部14との接続位置、および第二腕部13と中央部14との接続位置で折り曲げられて、側面視でC字状となるように一体に形成されることによって、アーム部材11が成形される。
押さえ管31は、円筒状に形成された硬質な部材である。押さえ管31は、64チタン合金(Ti−6AL−4V)、コバルトクロム合金などの材料で一体に形成されている。
押さえ管31は、アーム部材11の基端部を収容する。押さえ管31は、先端面32と、係合部33と、係止部34と、基端面35と、回転規制凹部36とを有している。
押さえ管31の先端面32は、押さえ管31の周方向に一続きに延びる環状の面である。
係合部33は、押さえ管31の先端部に配されている。係合部33は、アーム部材11と係合可能である。係合部33は、押さえ管31の先端面32と押さえ管31の先端の内周面との少なくともいずれかに形成されている。係合部33は、アーム部材11に対する摩擦力が高められた粗面や、アーム部材11が嵌合する凹凸等を有し、押さえ管31の中心軸C1回りにアーム部材11が回転しないようにする回転規制構造を構成している。たとえば、係合部33は、押さえ管31の中心軸C1回りに所定角度おきに凹凸が繰り返して形成された凹凸部33aを、押さえ管31の先端部の内周面に有している。凹凸部33aにおける凹部は、アーム部材11の第一腕部12に形成された突起12b又は第二腕部13に形成された突起13bが入り込むことができる程度の寸法の窪みである。凹凸部33aの凹部は、例えば押さえ管31の中心軸C1回りに45°ごとに設けられている。また、係合部33は、押さえ管31の先端において押さえ管31の先端側へ向かうにしたがって拡径し押さえ管31の全周に亘って形成されたテーパー状をなしていてもよい。
係止部34は、押さえ管31の内周面に配されている。係止部34は、押さえ管31の全周に亘って形成されている。係止部34は、押さえ管31の内周面から押さえ管31の中心軸C1へ向けて突出している。図7に示す軸線方向Yに見たときに、係止部34における押さえ管31の中心軸C1側の縁部34aは、押さえ管31と同軸の円形状に形成されている。係止部34の基端面34b(基端側端面)および先端面34c(先端側端面)は、軸線方向Yに直交している。本実施形態では、第一腕部12における突部18、19よりも基端側の部分、第二腕部13における突部23、24よりも基端側の部分、および中央部14を、係止部34内に挿通することができるようになっている。
係止部34の内径は、直交方向Zにおける第一被係止部16の端から第一被係止部17の端までの長さL1よりも大きい。また後述する初期状態において、軸線方向Yから見て二つの第一被係止部16、17それぞれの一部が係止部34と重なるように設定されている。
押さえ管31の基端面35は、後述する先端部材67の先端面に接触(または僅かな隙間を有して近接)可能な平面である。
回転規制凹部36は、押さえ管31の基端面35と連なり、押さえ管31の基端面35から先端側へ向かって窪んで形成された凹部である。回転規制凹部36は、押さえ管31の基端部の少なくとも一か所に形成されている。本実施形態では、回転規制凹部36は、押さえ管31の径方向において押さえ管31の中心軸C1を間に挟んで対向する二箇所に形成されている。
つる巻きバネ39は、押さえ管31内に収容された付勢部材である。図3に示すように、つる巻きバネ39の先端部は、アーム部材11の突部18,19,23,24と接触可能である。つる巻きバネ39の基端部は、係止部34に係止されている。つる巻きバネ39の基端部と係止部34とは、溶着などにより固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。本実施形態では、第一腕部12における突部18、19よりも基端側の部分、第二腕部13における突部23、24よりも基端側の部分、および中央部14を、つる巻きバネ39内に挿通することができる。つる巻きバネ39の付勢力に抗して突部18、19、23、24が基端側へ移動するときに、つる巻きバネ39の先端部に突部18、19、23、24が係止される。なお、つる巻きバネ39は、先端において他の部位よりも内径が小さくなるように構成された座巻き部36bを、つる巻きバネ39の先端部に有していてもよい。
図1および図2に示すクリップユニット10の初期状態では、第一腕部12の基端部、第二腕部13の基端部、および中央部14は、押さえ管31内における係止部34よりも先端側に収容されている。二つの第一被係止部16、17、第二被係止部21、22は、押さえ管31の係止部34に接触していない。つる巻きバネ39の軸線方向Yに隣り合う素線39aは互いに離間している。第一腕部12及び第二腕部13の先端部(一対の先端部)とは、クリップユニット10の初期状態において比較的離間した開状態にある。
処置具本体40は、操作者による操作に応じてクリップユニット10により組織を結紮するための装置である。
処置具本体40は、外套管50と、挿入部60と、操作部100とを有している。
外套管50は、可撓性を有する筒状部材である。外套管50の材料として、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)といったフッ素樹脂や、HDPE(高密度ポリエチレン)等の樹脂材料を利用できる。
挿入部60は、外套管50内を進退可能となるように外套管50内に挿通されている。挿入部60は、シース部61と、操作ワイヤ62と、連結部材63とを備えている。
シース部61は、コイルシース(シース部の本体部)66と、先端部材(筒部材)67とを有している。コイルシース66は、耐圧縮強度の高いSUS301などのステンレス鋼から形成される。
コイルシース66の材料として、不図示の素線を軸線方向Yに密巻きに巻回した形状のコイルを用いることができる。コイルシース66は、可撓性を有するとともに、軸線方向Yの圧縮力に強い。コイルシース66の内径は、つる巻きバネ39の内径とほぼ等しい。
先端部材67は、コイルシース66の先端部に固定されている。
先端部材67は、ステンレス鋼などで円筒状に形成されている。先端部材67の内径は、コイルシース66の内径とほぼ等しい。先端部材67の外径は、コイルシース66の外径とほぼ等しい。
先端部材67の先端部は、先端側へ向けられた平面状の先端面67aと、先端面からさらに先端側へ突出した回転規制凸部67bとを有している。
先端部材67の先端面67aは、押さえ管31の基端面35に当接可能であってもよい。
回転規制凸部67bは、押さえ管31の回転規制凹部36に挿入可能な凸部である。回転規制凸部67bは、押さえ管31の回転規制凹部36の数に対応して、少なくとも1つ、多くとも回転規制凹部36の数以下だけ、先端部材67の先端部に形成されている。押さえ管31が先端部材67に適切に装着されている状態において、先端部材67の回転規制凸部67bは押さえ管31の回転規制凹部36に挿入されており、且つ、先端部材67の先端面は、押さえ管31の基端面35に接触(あるいは僅かな隙間を有して近接)している。
操作ワイヤ62は、シース部61内を進退可能となるようにシース部61内に挿通されている。操作ワイヤ62は、金属製の単線や撚り線で形成されている。
連結部材63は、操作ワイヤ62に固定されている。
連結部材63は、操作ワイヤ62に固定された本体部64と、アーム部材11の中央部14に係合可能であるとともに可撓性を有するフック部65とを有している。
フック部65は、所定の力量を超える力により直線状に変形可能である。フック部65は、弾性変形可能な部材であってもよいし、塑性変形可能な部材であってもよい。また、フック部65は、所定の力量を超える力によりフック部65が破断するようになっていてもよい。フック部65は、結紮処置前には、J字状をなしており、アーム部材11の中央部14が連結部材63から離間しないようにアーム部材11を保持している。フック部65は、後述するスライダ102が操作部本体101の基端側へ操作者によって移動される力によって、直線状に変形する。フック部65が変形を開始するのに必要な力量は、アーム部材11が適切に押さえ管31の内部に引き込まれた後(後述する係止状態となった後)にフック部65が変形を開始するように、クリップユニット10の構成に対応して設定される。
操作部100は、挿入部60の基端部に取付けられている。
操作部100は、図1に示すように、操作部本体101と、スライダ102ととを有している。
操作部本体101は、コイルシース66の基端部に取付けられている。操作部本体101とコイルシース66とは相対回転自在となるように連結されている。操作部本体101は、軸線方向Yに延びる棒状に形成されている。操作部本体101は、指掛け部101aを基端部に有している。操作部本体101は、操作部100を両手でも握りやすいように、指掛け部101aの基端側に平面部101cを有している(図4参照)。操作部本体101は、軸線方向Yに延びるスリット101bを有している。
スライダ102は、操作部本体101に外嵌して操作部本体101に対して軸線方向Yにスライド可能に設けられている。スライダ102は、操作ワイヤ62の基端に固定されている。スライダ102は、円筒状に形成されている。スライダ102は、スライダ102の外周面の全周に亘って延びる凹部102aを有している。さらに、スライダ102は、一対の鍔部102b、102cを有している。一対の鍔部102b、102cは、軸線方向Yにおいて、一対の鍔部102b、102cの間に凹部102aが位置するように形成されている。
一対の鍔部102b、102cは、軸線方向Yに見たときに楕円形状であってもよい(図4および図8参照)。これにより、スライダ102が握りやすくなり、内視鏡処置具1の操作部100を梱包するときに省スペース化が図れる。
図5に示すように、スライダ102は、直交方向Zに延びる溝102eをスライダ102の筒孔102dに有している。スライダ102が操作部本体101のスリット101bに係合することで、操作部本体101に対するスライダ102の軸線方向Yの移動範囲が規制されている。
操作部本体101の長手軸回りに操作部本体101を回転させると、スライダ102は、操作部本体101と一体的に回転する。スライダ102が操作部本体101と一体的に回転すると、スライダ102は操作ワイヤ62を回転させる。このとき、操作部本体101とコイルシース66とが相対回転自在なので、操作部本体101の長手軸回りに操作部本体101を回転させると、コイルシース66に対して操作ワイヤ62が回転する。コイルシース66に対して操作ワイヤ62が回転すると、シース部61の先端部において、シース部61および押さえ管31に対してアーム部材11が回転する。すなわち、操作部本体101の長手軸回りに操作部本体101を回転させると、シース部61の先端部において、シース部61および押さえ管31に対してアーム部材11を回転させることができる。
本実施形態の内視鏡処置具1の作用について説明する。
上述のように構成されたクリップユニット10は、初期状態では第一腕部12と第二腕部13とが対向方向Xに離間している。このため、図7に示すように第一被係止部16を基端側に投影すると、第一被係止部16は係止部34の縁部34aにおける位置P1の部分に重なる。すなわち、初期状態の押さえ管31に対する第一腕部12の対向方向Xおよび直交方向Zの位置を維持した状態で、押さえ管31に対して第一腕部12を基端側へ移動させると、縁部34aにおける位置P1の部分に第一被係止部16が接触する。縁部34aの位置P1の部分と第一被係止部16とは、点接触する。同様に、押さえ管31に対して第一腕部12を基端側へ移動させると、縁部34aにおける位置P2の部分に第一被係止部17が接触する。縁部34aの位置P2の部分と第一被係止部17は点接触する。
押さえ管31に対して第一腕部12及び第二腕部13を基端側へ移動させる力は、操作ワイヤ62から連結部材63を介して中央部14へと伝わる。連結部材63のフック部65は、押さえ管31に対して第一腕部12及び第二腕部13を基端側へ移動させる過程ではJ字状を維持している。このため、連結部材63は、操作ワイヤ62とアーム部材11とが離間しないように操作ワイヤ62とアーム部材11とを連結した状態を維持することができる。
さらに、押さえ管31に対してアーム部材11を基端側へ移動させると、開状態であるアーム部材11の第一腕部12及び第二腕部13は、押さえ管31の先端部に配された係合部33に接する。このとき、第一腕部12及び第二腕部13に形成された突起12b,13bが、係合部33の凹凸部33aの凹部に入り込む。これにより、係合部33において押さえ管31とアーム部材11とが係合する。その結果、押さえ管31の中心軸C1回りのアーム部材11の回転動作は制限される。
押さえ管31に対してアーム部材11が基端側へ移動する現象は、操作者が操作ワイヤ62を用いてアーム部材11を手元側へ引き寄せる場合と、結紮対象となる標的組織Tにアーム部材11が当接して外力を受ける場合とのいずれかによって生じる。本実施形態では、どちらの場合においても、押さえ管31の係合部33にアーム部材11が接触すればアーム部材11の回転動作は制限される。
また、操作者が操作ワイヤ62を用いてアーム部材11を手元側へ引き寄せる操作が解消された場合や、標的組織Tからアーム部材11が受ける外力が消失した場合には、つる巻きバネ39(付勢部材)がアーム部材11を押さえ管31の先端側へ移動させることにより、アーム部材11の回転動作の制限は解除される。
次に、内視鏡処置具1の作用について、クリップユニット10を用いて標的組織Tを結紮する手技とともに説明する。
内視鏡処置具1の操作者に内視鏡処置具1が提供されるときには、処置具本体40の先端にクリップユニット10が取り付けられている。処置具本体40のフック部65がクリップユニット10の押さえ管31内に位置していることによりフック部65と中央部14との係合が保持されているので、処置具本体40からクリップユニット10が脱落しないようになっている。さらに、このとき、図11に示すように、処置具本体40に取付けられた状態のクリップユニット10を覆うように挿入部60に対して外套管50が押込まれている。
内視鏡処置具1の使用時は、患者の体内に、不図示の内視鏡の内視鏡挿入部を挿入しておく。内視鏡のチャンネルの基端部から内視鏡処置具1の外套管50を挿入し、内視鏡のチャンネルの先端部から外套管50を突出させる。挿入部60に対して外套管50を引戻すことで、図1に示すように外套管50の先端側からクリップユニット10を突出させる。これにより、クリップユニット10の第一腕部12及び第二腕部13が図1に示す開状態になる。
次に、内視鏡を用いて体内を観察しながら、内視鏡挿入部に設けられた湾曲部を湾曲操作することなどにより、体内の標的組織Tにクリップユニット10を対向させる。内視鏡に対して内視鏡処置具1を押込むことにより、標的組織Tに第一腕部12及び第二腕部13を押付ける。
なお、初期状態において操作ワイヤ62をシース部61に対して回転させることで、クリップユニット10の向きを調節することができる。その際に、押さえ管31に対してアーム部材11が押さえ管31の中心軸C1周りに回転する。
標的組織Tに第一腕部12又は第二腕部13が接すると、アーム部材11は標的組織Tから押圧力を受ける。すなわち、アーム部材11は、アーム部材11が押さえ管31へ近づくように標的組織Tから外力を受ける。すると、押さえ管31の先端部とアーム部材11とが接するように、押さえ管31に対してアーム部材11が移動する。押さえ管31の先端部には係合部33が配されているので、押さえ管31の先端部とアーム部材11とが接する状態では、アーム部材11は係合部33に係合する。押さえ管31の先端部に配された係合部33とアーム部材11とが係合すると、押さえ管31の周方向へのアーム部材11の回転が制限される。押さえ管31に配された係合部33とアーム部材11とが接触している限り、アーム部材11は、押さえ管31の中心軸C1回りに回転しないように維持される。
標的組織Tにアーム部材11を押し付ける力が大きくなると、アーム部材11を押さえ管31の中心軸C1回りに回転させようとする力も大きくなるが、係合部33においてアーム部材11と押さえ管31とが係合しているので、アーム部材11は押さえ管31の中心軸C1回りに回転しない。また、標的組織Tにアーム部材11を押し付ける力の増加に応じてアーム部材11と押さえ管31との係合力も増加するので、アーム部材11が押さえ管31の中心軸C1回りに回転しないようにアーム部材11の回転動作が制限される。
このため、標的組織Tに第一腕部12の爪12a及び第二腕部13の爪13aを配置する過程で、アーム部材11の回転位置が維持される。
なお、標的組織Tに対するアーム部材11の位置を変更して標的組織Tを掴み直す場合には、操作者は、標的組織Tからアーム部材11を離間させる。たとえば、操作部100全体を手元側へ引き戻すことで、標的組織Tからアーム部材11が離間する。このとき、標的組織Tにアーム部材11を押し付けようとする力が解消されているので、つる巻きバネ39は押さえ管31の先端へ向かってアーム部材11を移動させる。これにより、つる巻きバネ39が有する付勢力により、押さえ管31の先端部の係合部33からアーム部材11が離間する。押さえ管31の係合部33からアーム部材11が離間した状態では、初期状態と同様に、押さえ管31の中心軸C1回りのアーム部材11の移動を制限するものはないので、アーム部材11は、押さえ管31の中心軸C1回りに、操作者による操作に応じて回転する。
標的組織Tに対してアーム部材11が適切な位置に配置されたら、操作者は、クリップユニット10を用いた標的組織Tの把持を開始する。操作者は、アーム部材11の第一腕部12及び第二腕部13が標的組織Tに接触した状態を維持しながら、操作部本体101に対してスライダ102を手元側へ引き戻す。あるいは、操作者は、アーム部材11の第一腕部12及び第二腕部13が標的組織Tに接触した状態を維持しながら、スライダ102に対して操作部本体101を先端側へ押し出す。
スライダ102が操作部本体101の基端側へ移動するにしたがって、クリップユニット10は、初期状態から、接触状態、乗越え状態、及び係止状態へと状態が順次変化する。
(初期状態から接触状態への変化)
操作者が操作部100を把持してスライダ102を引戻すと、第一腕部12及び第二腕部13が押さえ管31の先端部の内周面に付勢される。この結果、第一腕部12が第二腕部13側に、第二腕部13が第一腕部12側に移動するようにそれぞれ弾性的に変形し、第一腕部12の先端部と第二腕部13の先端部とが接近する(第一腕部12及び第二腕部13が閉じる。)。つる巻きバネ39は、軸線方向Yに圧縮されていく。この過程で、第一腕部12と第二腕部13とは、係合部33から離間する場合もあるが、押さえ管31の先端部の内周面に付勢されている。このため、押さえ管31に対するアーム部材11の回転位置は変化せず、アーム部材11が押さえ管31の基端方向へと移動する。
スライダ102が操作部本体101の基端側へさらに引き戻されると、図7、13および14に示すように、押さえ管31の係止部34に二つの第一被係止部16、17、第二被係止部21、22が接触した接触状態になる。このとき、図7に示すように、押さえ管31の縁部34aにおける位置P1に第一被係止部16が接触し、位置P2に第一被係止部17が接触する。
クリップユニット10が上記の接触状態となっているときには、アーム部材11は閉状態となっている。クリップユニット10が上記の接触状態となっているときには、フック部65の形状はJ字状に維持されている。このため、フック部65と中央部14との係合状態は維持されている。
(接触状態から乗越え状態への変化)
二つの第一被係止部16、17の基端面16a、17aは前述のように傾斜しており、縁部34aは円形形状である。このため、スライダ102をさらに引戻すと、図9に示す軸線方向Yに見たときに、第一被係止部16は係止部34の縁部34aに接触する位置P1において縁部34aの接線θに直交する法線Nに平行に、縁部34aから垂直抗力を受ける。この垂直抗力により、第一腕部12の第一被係止部16は、第二腕部13に近づくように対向方向Xに移動する。
スライダ102を操作部本体101の基端側へ引戻す操作をさらに続けると、図8から図12に示すように、二つの第一被係止部16、17は係止部34と点接触しながら、第一被係止部16が接触する係止部34の縁部34aが位置P1から位置P3に移動する。これと同時に第一被係止部17が接触する係止部34の縁部34aが位置P2から位置P4に移動する。なお、図10から図12においては、第一被係止部16の基端面16aの先端部と、第一被係止部17の基端面17aの先端部とが係止部34の縁部34aに接触した乗越え状態を示している。
同様に、第二腕部13は、係止部34の縁部34aから垂直抗力を受け、第一腕部12に近づくように対向方向Xに移動する。このとき、中央部14は、自身の両端部が押さえ管31の中心軸C1側へ移動するように弾性的に変形する。
乗越え状態において、クリップユニット10のアーム部材11は閉状態を維持している。
(組織の掴み直し)
クリップユニット10を使用した結紮の過程において、必要に応じて、結紮位置を変更するために、一旦閉状態としたアーム部材11を再び開状態として、標的組織Tを掴み直すことができる。本実施形態では、初期状態から、上記の乗り越え状態が完了して下記の係止状態に移行する前であれば、標的組織Tの掴み直しをすることができる。
標的組織Tの掴み直しをするために操作者がスライダ102を操作部本体101に対して先端側へ移動させると、圧縮されていたつる巻きバネ39が伸びる。すなわち、スライダ102を操作部本体101に対して先端側へ移動させると、つる巻きバネ39の作用によって、押さえ管31の先端側へとアーム部材11が移動して、初期状態まで戻る。
つる巻きバネ39の先端がアーム部材11に接しつる巻きバネ39の基端が押さえ管31に接しており、アーム部材11と操作ワイヤ62とがフック部65によって連結されているので、つる巻きバネ39が伸長しようとする復元力(付勢力)により、押さえ管31が先端部材67に押し付けられた状態で維持されている。
クリップユニット10が初期状態に戻った後は、内視鏡の湾曲部を湾曲操作することなどにより、他の標的組織Tにクリップユニット10を対向させる。これ以降は前述の手順を行うことで、標的組織Tをクリップユニット10で掴み直すことができる。
(乗越え状態から係止状態への変化)
スライダ102を乗越え状態からさらに引戻すと、押さえ管31に対する第一腕部12および第二腕部13の対向方向Xおよび直交方向Zの位置を維持した状態で、二つの第一被係止部16、17、および第二被係止部21、22が、係止部34内を通過する。そして、二つの第一被係止部16、17、第二被係止部21、22が係止部34を超えて基端側へ移動する。このとき、第一腕部12及び第二腕部13および中央部14が係止部34に押圧されていた状態は解消される。このため、中央部14の弾性力により、図10から図12に示すように、第一腕部12の基端側および第二腕部13の基端側が互いに離間するように対向方向Xに移動する。
ここで、操作ワイヤ62を用いてアーム部材11を押さえ管31の基端側へ移動させようとする力を解除すると、アーム部材11は、つる巻きバネ39(付勢部材)がアーム部材11を押さえ管31の先端側へ移動させようとする力を受ける。しかしながら、二つの第一被係止部16、17の先端面16b、17bが係止部34の基端面34bに対して先端側に係止される係止状態となるので、アーム部材11は、それ以上先端側へ移動しない。
クリップユニット10が係止状態になると、二つの第一被係止部16、17の先端面16b、17bが係止部34の基端面34bに係止するため、押さえ管31に対するアーム部材11の先端側への移動が制限される。すなわち、クリップユニット10が標的組織Tを把持した状態が維持され、第一腕部12及び第二腕部13が開状態になる初期状態に戻れなくなる。係止状態にあるクリップユニット10において第一腕部12及び第二腕部13は閉状態で固定されるので、クリップユニット10は標的組織Tを結紮する。このとき、押さえ管31よりも基端側に中央部14が突出する。
(クリップユニットの分離)
クリップユニット10が標的組織Tを結紮している状態で、処置具本体40からクリップユニット10を分離する。
クリップユニット10を処置具本体40から分離する手順は、具体的には以下のようになる。スライダ102を押込むと、操作ワイヤ62がコイルシース66に対して先端側へ移動する。先端部材67よりも先端側に連結部材63が突出すると、アーム部材11と押さえ管31は一体的に先端側へ移動する。連結部材63のフック部65は押さえ管31外に位置するため、アーム部材11の中央部14から離間可能である。たとえば内視鏡湾曲部を動作させるなどの操作によって、シース部61の先端を移動させてフック部65をアーム部材11の中央部14から離間させることができる。これにより、標的組織Tを結紮したクリップユニット10が体内に留置される。
クリップユニット10が処置具本体40から分離された後、スライダ102を引戻してシース部61内に連結部材63を収容する。さらに、内視鏡のチャンネルから内視鏡処置具1を引抜いて取出す。患者の体内から内視鏡の内視鏡挿入部を取出す。この後で必要な処置を行い、一連の手技を終了する。
以上に説明したように、本実施形態に係る内視鏡処置具1では、標的組織Tに対してクリップユニット10を近接させる過程では、コイルシース66に対して操作ワイヤ62を回転させる操作を操作部本体101を用いて行うことによって、押さえ管31の中心軸C1回りにアーム部材11を自在に回転させることができる。このため、本実施形態の内視鏡処置具1によれば、結紮に適した回転位置となるようにアーム部材11を容易に回転させることができる。さらに、クリップユニット10を標的組織Tに接触させることによってクリップユニット10のアーム部材11が外力を受けると、アーム部材11がこの外力によって押さえ管31の係合部33と係合して、アーム部材11の回転が制限される。このため、結紮に適した回転位置が、標的組織Tへのクリップユニット10の接触時にも維持される。
このように、本実施形態の内視鏡処置具1によれば、クリップユニット10を適切な姿勢とする操作が可能であるとともに、外力を受けてクリップユニット10の姿勢が意図せずに変化してしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態の内視鏡処置具1では、操作ワイヤ62を軽く手元側へ引くことによっても、クリップユニット10のアーム部材11を押さえ管31の係合部33に係合させることができる。このため、アーム部材11が所望の回転位置となるようにアーム部材11を操作したあとに、その回転位置を維持して標的組織Tにクリップユニット10を近接させることができる。このため、本実施形態の内視鏡処置具1によれば、標的組織Tにクリップユニット10が接触する前に意図せずに他の組織や器具にアーム部材11が接触しても、上述のように操作ワイヤ62を軽く手元側へ引いた状態であればアーム部材11の回転位置が維持されるので、アーム部材11の回転位置の再調整をする必要がない。
(変形例1)
上記実施形態の変形例について説明する。
図13から図16までに示す本変形例の内視鏡処置具1Aの挿入部60は、上記実施形態に開示された操作ワイヤ62及び連結部材63とは構成が異なる操作ワイヤ70及び連結部材74を有している。
本変形例の操作ワイヤ70は、ワイヤ本体部71と、接続部72と、ループ部73とを有している。
ワイヤ本体部71は、上記実施形態に開示された操作ワイヤ62と同様の基端部を有している。本実施形態のワイヤ本体部71の先端は、接続部72に固定されている。
ワイヤ本体部71は、上記実施形態に開示された操作ワイヤ62と同様に、シース部61内に進退可能に挿通されている。ワイヤ本体部71は、金属製の単線や撚り線で形成されている。
接続部72は、ワイヤ本体部71の先端に固定されている。接続部72は、ワイヤ本体部71とループ部73とを接続する。接続部72は、金属などで円筒状に形成されている。接続部72の外径は、コイルシース66の内径よりも小さい。接続部72の外径は、先端部材67の内径と略同径であってもよいし、先端部材67の内径より小さくてもよい。
また、接続部72の外径は、先端部材67の内径より大きくてもよい。この場合、先端部材67の基端よりも先端側へ接続部72が移動するのが先端部材67により制限されるので、先端部材67からのループ部73および連結部材74の最大突出量が先端部材67と接続部72との当接によって制限される。
ループ部73は、接続部72を介してワイヤ本体部71に接続されている。ループ部73は、ワイヤ73aを折り返すことにより形成されている。ワイヤ73aの両端部は、ロウ付けや抵抗溶接などにより接続部72に固定されている。
連結部材74は、操作ワイヤ62の先端部においてループ部73に接続されている。連結部材74は、操作ワイヤ62に対して対向方向Xに平行な軸を中心として回動可能に設けられている。連結部材74は、連結部本体75と、連結部本体75の基端部に形成された貫通孔76と、連結部本体75の先端部に配されたフック部77と、連結部本体75におけるフック部77に対向する部分に形成された傾斜面78とを有する。連結部材74は、クリップユニット10が初期状態であるときに、押さえ管31内に位置している。
連結部材74は、貫通孔76にループ部73のワイヤ73aの折り返し部を挿通させることで、ループ部73に対して対向方向Xに平行な軸を中心に回動可能(図2の矢印D方向に回動可能)に接続されている。連結部材74の幅(フック部77が先端側になるように配置したときの連結部本体75において押さえ管31の中心軸C1に直交する方向の外径。)は、つる巻きバネ39の内径、コイルシース66の内径、および先端部材67の内径よりもわずかに小さい。すなわち、連結部材74は、押さえ管31内およびシース部61内では、フック部77が先端側になるように配置された状態からループ部73に対して回動できない。言い換えれば、押さえ管31やシース部61により、アーム部材11とフック部77との径方向の相対移動が規制される。
ここで言う「ループ部73に対して連結部材74が回動できない」とは、後述するように、フック部77と中央部14との係合が解除されるまでループ部73に対して連結部材74が回動することができないことを意味する。したがって、「ループ部73に対して連結部材74が回動できない」とは、文字通りにループ部73に対して連結部材74がわずかな角度でも回動できないことを意味するのではない。連結部材74のフック部77と傾斜面78との間に中央部14を配置することで、フック部77は中央部14に係合することができる。ループ部73に対してフック部77が方向D(図2参照)に回動したときに、フック部77と中央部14との係合が解除される。このように、連結部材74はアーム部材11に対し着脱可能に連結される。
本変形例では、処置具本体40からクリップユニット10を分離する場合の連結部材74の挙動が上記実施形態と異なる。
クリップユニット10を処置具本体40から分離する手順は、具体的には以下のようになる。スライダ102を押込むと、操作ワイヤ62がコイルシース66に対して先端側へ移動する。先端部材67よりも先端側に連結部材74が突出すると、アーム部材11と押さえ管31は一体的に先端側へ移動する。連結部材74は押さえ管31外に位置するため、ループ部73に対して連結部材74が回動できるようになる。スライダ102を押込み、操作ワイヤ62を先端側へ移動させると、標的組織Tを結紮しているクリップユニット10の中央部14の基端面に連結部材74の傾斜面78が接触する。図15及び図16に示すように、傾斜面78に案内されて連結部本体75とともにフック部77が方向Dに回動し、フック部77と中央部14との係合が解除される。これにより、標的組織Tを結紮したクリップユニット10が体内に留置される。
(変形例2)
上記実施形態の変形例について説明する。
図17に示す本変形例の内視鏡処置具1Bでは、アーム部材11の第一腕部12及び第二腕部13に形成された突起12b,13bに代えて、突起12b,13bと同様な位置に貫通孔12c,13cが形成されている。貫通孔12c,13cは、押さえ管31の中心軸C1回りにアーム部材11が回転しないようにする回転規制構造を構成している。
本変形例では、係合部33の凹凸部33aのうち、凸部がアーム部材11の貫通孔12c,13cに入り込むことで、上記実施形態と同様に、押さえ管31の中心軸C1回りのアーム部材11の回転動作を制限することができる。
なお、貫通孔12c,13cに代えて、第一腕部12及び第二腕部13を貫通しない窪みからなる凹部が第一腕部12及び第二腕部13に形成されていても、本変形例の貫通孔12c,13cと同様に回転規制構造として機能する。
(変形例3)
上記実施形態の変形例について説明する。
図18に示す本変形例の内視鏡処置具1Cでは、凹凸部33bが押さえ管31の先端面32に形成されている。すなわち、本変形例では、係合部33は押さえ管31の先端面32に配されている。
押さえ管31の先端面32に形成された凹凸部33bの凹部は、アーム部材11の第一腕部12及び第二腕部13に形成された突起12b,13bが入り込むことができる程度の寸法の窪みである。
このような構成でも、押さえ管31の中心軸C1回りのアーム部材11の回転動作を制限することができる。
(変形例4)
上記実施形態の変形例について説明する。
本変形例の内視鏡処置具では、上記の変形例に開示された凹凸部33bを有する押さえ管31に、上記の変形例に開示された貫通孔12c,13cを有する第一腕部12及び第二腕部13が組み合わされている。
本変形例では、押さえ管31の先端面32に形成された凹凸部33bの凸部は、アーム部材11の第一腕部12及び第二腕部13に形成された貫通孔12c,13cに入り込むことができる。
このような構成でも、押さえ管31の中心軸C1回りのアーム部材11の回転動作を制限することができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各実施形態における構成要素の組み合わせを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
上記内視鏡処置具によれば、クリップを適切な姿勢とする操作が可能であるとともに、外力を受けてクリップの姿勢が意図せずに変化してしまうのを防ぐことができる内視鏡処置具を提供することができる。
1,1A,1B,1C 内視鏡処置具
10 クリップユニット
11 アーム部材
12 第一腕部
12b 突起
12c 貫通孔(凹部)
13 第二腕部
13b 突起
13c 貫通孔(凹部)
14 中央部
16 第一被係止部
17 第一被係止部
18 突部
19 突部
21 第二被係止部
22 第二被係止部
23 突部
24 突部
31 押さえ管
32 先端面
33 係合部(回転規制構造)
34 係止部
35 基端面
36 回転規制凹部
39 バネ
40 処置具本体
50 外套管
60 挿入部
61 シース部
62 操作ワイヤ
63 連結部材
64 本体部
65 フック部
66 コイルシース(シース部の本体部)
67 先端部材(筒部材)
70 操作ワイヤ
71 ワイヤ本体部
72 接続部
73 ループ部
74 連結部材
75 連結部本体
76 貫通孔
77 フック部
78 傾斜面
100 操作部
101 操作部本体
102 スライダ

Claims (7)

  1. 先端側開口と基端側開口とを有する、管形状の押さえ管と、
    前記押さえ管内に一部が挿入され、前記先端側開口から突出し、開閉可能なアーム部材と、
    前記押さえ管内に配置され、前記アーム部材に対して前記押さえ管の前記先端側開口方向へ付勢する力を印加する付勢部材と、
    前記アーム部材と接続され、かつ前記押さえ管の前記基端側開口から突出する操作ワイヤと、
    前記押さえ管の基端側と接続されることで前記押さえ管を軸周りに相対回転不能にする筒部材を有し、かつ前記押さえ管の前記基端側開口から突出する前記操作ワイヤが挿通されるシース部と、
    を備え、
    前記アーム部材は、前記付勢部材によって前記アーム部材が前記押さえ管と離間している状態において、前記操作ワイヤとともに前記押さえ管に対して回転可能であり、
    前記押さえ管および前記筒部材は、前記押さえ管および前記筒部材のうち一方に設けられる凸部が前記押さえ管および前記筒部材のうち他方に設けられる凹部に挿入され、
    前記アーム部材及び前記押さえ管は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記アーム部材が開いた状態のまま移動することで前記アーム部材の外側と前記押さえ管とが互いに接触する領域に、前記押さえ管に対する前記アーム部材の前記軸回りの回転を規制する回転規制構造を有する
    内視鏡用クリップ装置。
  2. 前記回転規制構造は、
    前記押さえ管に設けられ、前記付勢部材の付勢力に抗して前記押さえ管に前記アーム部材が接触することで前記アーム部材と係合する係合部と、
    前記アーム部材に設けられ、前記係合部と係合する被係合部と、
    を備える請求項1に記載の内視鏡用クリップ装置。
  3. 前記係合部は、前記押さえ管に設けられた凹部であり、
    前記被係合部は、前記アーム部材から突出し、前記凹部に入り込むことができる突起である
    請求項2に記載の内視鏡用クリップ装置。
  4. 前記係合部は、前記押さえ管に設けられた凸部であり、
    前記被係合部は、前記アーム部材に形成され、前記凸部が入り込むことができる窪みで
    ある
    請求項2に記載の内視鏡用クリップ装置。
  5. 前記付勢部材は、前記押さえ管の内部に配されたバネからなり、
    前記操作ワイヤに操作力量がかかっていない状態において、前記アーム部材は、前記バネの付勢力によって、前記押さえ管の先端から離間している
    請求項1に記載の内視鏡用クリップ装置。
  6. 前記シース部の基端に接続され前記操作ワイヤを進退させる操作部をさらに備えた請求項1に記載の内視鏡用クリップ装置。
  7. 前記操作ワイヤと前記アーム部材を連結する連結部材をさらに備え、
    前記連結部材は、一対の先端部が近接した状態まで前記アーム部材が閉じたときに前記操作ワイヤと前記アーム部材との連結を解除するように構成されている
    請求項1に記載の内視鏡用クリップ装置。
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