JP6677305B2 - 積層型lcフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、積層体の内部に複数のLC共振器を備えた積層型LCフィルタに関し、さらに詳しくは、LC共振器を構成するインダクタのQ値が大きく、挿入損失が改善された積層型LCフィルタに関する。
複数の誘電体層が積層された積層体の内部に、インダクタとキャパシタとからなるLC共振器が形成された積層型LCフィルタが、種々の電子機器に使用されている。
そのような積層型LCフィルタが、特許文献1(WO2007/119356号公報)に開示されている。
図5に、特許文献1に開示された積層型LCフィルタ(積層帯域通過フィルタ)1100を示す。
積層型LCフィルタ1100は、グランド導体パターン形成層(接地電極形成層)101a、キャパシタ導体パターン形成層(キャパシタ電極形成層)101b、線路状導体パターン形成層(線路電極形成層)101c、外層101dからなる、複数の誘電体層が積層された積層体101を備える。
グランド導体パターン形成層101aの上側主面には、グランド導体パターン(接地導体パターン)102が形成されている。グランド導体パターン102は、積層体101の対向する2つの側面に形成されたグランド端子(接地端子;図示せず)に、それぞれ引き出されている。
キャパシタ導体パターン形成層101bの上側主面には、5つのキャパシタ導体パターン103a〜103eが形成されている。そのうち、キャパシタ導体パターン103a、103eは、グランド端子が形成されていない別の側面にそれぞれ形成された入出力端子(図示せず)に、それぞれ引き出されている。
また、キャパシタ導体パターン形成層101bには、5つのビア導体(ビア電極)104a〜104eが形成されている。
線路状導体パターン形成層101cの上側主面には、5つの線路状導体パターン105a〜105eが形成されている。
また、線路状導体パターン形成層101cにも、前出の5つのビア導体104a〜104eが形成されている。さらに、線路状導体パターン形成層101cには、別の5つのビア導体104f〜104jが形成されている。
外層101dは、保護層であり、導体パターン、ビア導体は形成されていない。
ビア導体104f、線路状導体パターン105a、ビア導体104aが接続されて、キャパシタ導体パターン103aとグランド導体パターン102との間に、ループ状の第1のインダクタが構成されている。また、キャパシタ導体パターン103aとグランド導体パターン102とで第1のキャパシタが構成されている。そして、第1のインダクタと第1のキャパシタとが並列に接続されて、第1のLC並列共振器が構成されている。
ビア導体104g、線路状導体パターン105b、ビア導体104bが接続されて、キャパシタ導体パターン103bとグランド導体パターン102との間に、ループ状の第2のインダクタが構成されている。また、キャパシタ導体パターン103bとグランド導体パターン102とで第2のキャパシタが構成されている。そして、第2のインダクタと第2のキャパシタとが並列に接続されて、第2のLC並列共振器が構成されている。
ビア導体104h、線路状導体パターン105c、ビア導体104cが接続されて、キャパシタ導体パターン103cとグランド導体パターン102との間に、ループ状の第3のインダクタが構成されている。また、キャパシタ導体パターン103cとグランド導体パターン102とで第3のキャパシタが構成されている。そして、第3のインダクタと第3のキャパシタとが並列に接続されて、第3のLC並列共振器が構成されている。
ビア導体104i、線路状導体パターン105d、ビア導体104dが接続されて、キャパシタ導体パターン103dとグランド導体パターン102との間に、ループ状の第4のインダクタが構成されている。また、キャパシタ導体パターン103dとグランド導体パターン102とで第4のキャパシタが構成されている。そして、第4のインダクタと第4のキャパシタとが並列に接続されて、第4のLC並列共振器が構成されている。
ビア導体104j、線路状導体パターン105e、ビア導体104eが接続されて、キャパシタ導体パターン103eとグランド導体パターン102との間に、ループ状の第5のインダクタが構成されている。また、キャパシタ導体パターン103eとグランド導体パターン102とで第5のキャパシタが構成されている。そして、第5のインダクタと第5のキャパシタとが並列に接続されて、第5のLC並列共振器が構成されている。
積層型LCフィルタ1100は、上述したように、積層体101の内部に、第1〜第5の5つのLC並列共振器が形成されている。そして、積層型LCフィルタ1100は、一方の入出力端子が第1のLC並列共振器に接続され、他方の入出力端子が第5のLC並列共振器に接続され、さらに、隣接するLC並列共振器のインダクタどうしが電磁界結合されて、5段のLCバンドパスフィルタが構成されている。
このように、積層型LCフィルタ1100は、複数のLC並列共振器のインダクタが、それぞれビア導体と線路状導体パターンとでループを形成したものからなり、かつ、LC並列共振器が配列された方向に見た場合に、互いに結合するLC並列共振器のインダクタのループ面どうしが少なくとも一部で重なっているため、両者の結合度は高められており、フィルタ特性の広帯域化がはかられている。
WO2007/119356号公報
積層型LCフィルタを含め、電子部品は、電子機器の消費電力を抑制することができるため、可能な限り挿入損失が小さいことが望ましい。特に、移動体通信機器など、バッテリーにより駆動される電子機器に使用される電子部品に対しては、挿入損失が小さいことが強く求められている。
しかしながら、特許文献1に開示された積層型LCフィルタ1100は、各LC共振器のインダクタが、直方体形状の積層体の一方の長辺側側面の付近に設けられたビア導体と、他方の長辺側側面の付近に設けられたビア導体と、両ビア導体のビア径とほぼ同じ幅の線路状導体パターンとからなる、平均断面積の小さい単純な構成であるため、比較的、内部抵抗値が大きく、Q値が不十分で、求められる小さな挿入損失を得られないおそれがあった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、特許文献1のようなビア導体を使ったループ状のインダクタを有するLC共振器を含む積層型LCフィルタにおいて、LC共振器のQ値を向上させ、挿入損失を小さくすることである。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、その手段として本発明の積層型LCフィルタは、複数の誘電体層が積層された直方体状の積層体と、誘電体層の層間に形成された複数の線路状導体パターンと、誘電体層の層間に形成された複数のキャパシタ導体パターンと、誘電体層の層間に形成された少なくとも1つのグランド導体パターンと、誘電体層を貫通して形成された複数のビア導体と、を備え、線路状導体パターンの両端にビア導体が接続されることにより、複数のループ状のインダクタが形成され、キャパシタ導体パターンとグランド導体パターンの間に形成される容量により、または、1対のキャパシタ導体パターンの間に形成される容量により、複数のキャパシタが形成され、インダクタとキャパシタとが接続されることにより、少なくとも2つのLC共振器が形成され、積層体は、誘電体層の積層方向に見た場合に、順に繋がった、第1の辺、第2の辺、第3の辺、第4の辺を備え、積層体を、誘電体層の積層方向に透視した場合に、複数のLC共振器の線路状導体パターンには、それぞれ、積層体の第2の辺側および第4の辺側において、ビア導体が接続され、少なくとも1つの線路状導体パターンは、第2の辺側と第4の辺側とにおいて、異なる本数のビア導体が接続されたものとした。
順に並んだLC共振器の中から、第1から第Nまで連続して並んだ任意の2つ以上のLC共振器を見た場合に、第1および第2のLC共振器のうち、一方のLC共振器の線路状導体パターンには、第4の辺側において、第2の辺側よりも多くの本数のビア導体が接続され、他方のLC共振器の線路状導体パターンには、第2の辺側において、第4の辺側よりも多くの本数のビア導体が接続され、第3以降の第NのLC共振器は、奇数番のLC共振器の線路状導体パターンには、第1のLC共振器と同じ条件でビア導体が接続され、偶数番のLC共振器の線路状導体パターンには、第2のLC共振器と同じ条件でビア導体が接続されたものであることが好ましい。ただし、Nは2以上の整数である。この場合には、大型化を抑制しながら、ビア導体の本数を増やして内部抵抗を小さくし、インダクタのQ値を大きくして、積層型LCフィルタの挿入損失を小さくしすることができる。
積層型LCフィルタは、積層体内にN個のLC共振器が形成され、第1から第Nまで連続して並んだ全てのLC共振器を見た場合に、第1および第2のLC共振器のうち、一方のLC共振器の線路状導体パターンには、第4の辺側において、第2の辺側よりも多くの本数のビア導体が接続され、他方のLC共振器の線路状導体パターンには、第2の辺側において、第4の辺側よりも多くの本数のビア導体が接続され、第3以降の第NのLC共振器は、奇数番のLC共振器の線路状導体パターンには、第1のLC共振器と同じ条件でビア導体が接続され、偶数番のLC共振器の線路状導体パターンには、第2のLC共振器と同じ条件でビア導体が接続されることがさらに好ましい。このように、内部に形成された全てのLC共振器において、本発明の特徴的な線路状導体パターンへのビア導体の接続方法を適用した場合には、より効果的に、大型化を抑制しながら、ビア導体の本数を増やして内部抵抗を小さくし、インダクタのQ値を大きくして、積層型LCフィルタの挿入損失を小さくすることができる。
積層型LCフィルタは、第1および第2のLC共振器のうち、一方のLC共振器の線路状導体パターンには、第2の辺側において1本のビア導体が接続され、第4の辺側において2本のビア導体が接続され、他方のLC共振器の線路状導体パターンには、第2の辺側において2本のビア導体が接続され、第4の辺側において1本のビア導体が接続されたものとすることが好ましい。この場合にも、より効果的に、大型化を抑制しながら、ビア導体の本数を増やして内部抵抗を小さくし、インダクタのQ値を大きくして、積層型LCフィルタの挿入損失を小さくすることができる。
積層型LCフィルタは、第1および第2のLC共振器の線路状導体パターンが、いずれも積層体の第1の辺ないし第4の辺に非平行な辺を含むことが好ましい。この場合にも、より効果的に、大型化を抑制しながら、線路状導体パターンの内部抵抗を小さくし、インダクタのQ値を大きくして、積層型LCフィルタの挿入損失を小さくすることができる。
また、積層型LCフィルタは、隣接するLC共振器のインダクタどうしが電磁界結合され、積層体の側面を、第1の辺側から第3の辺側に向かって透視した場合に、全てのLC共振器のインダクタの巻回方向が同一であることが好ましい。この場合には、隣接するLC共振器のインダクタどうしの電磁界結合を強めることができ、より広帯域化した周波数特性を備えた積層型LCフィルタを得ることができる。
あるいは、積層型LCフィルタは、隣接するLC共振器のインダクタどうしが電磁界結合され、積層体の側面を、第1の辺側から第3の辺側に向かって透視した場合に、一部のLC共振器のインダクタの巻回方向と、残りのLC共振器のインダクタの巻回方向とが異なることも好ましい。この場合には、一部の隣接するLC共振器のインダクタどうしの電磁界結合を弱めることができ、所望の周波数特性を備えた積層型LCフィルタを得ることができる。
本発明の積層型LCフィルタは、可能な限り大型化を抑制したうえで、LC共振器のインダクタの内部抵抗が小さくされ、インダクタのQ値が大きくされ、挿入損失が小さくされている。
実施形態にかかる積層型LCフィルタ100を示す斜視図である。 積層型LCフィルタ100を示す分解斜視図である。 積層型LCフィルタ100を示す分解部分平面図である。 積層型LCフィルタ100の等価回路図である。 特許文献1に開示された積層型LCフィルタ1100を示す分解斜視図である。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。
なお、実施形態は、本発明の実施の形態を例示的に示したものであり、本発明が実施形態の内容に限定されることはない。また、図面は、明細書の理解を助けるためのものであり、模式的に描画されている場合があり、描画された構成要素および構成要素間の寸法の比率が、明細書に記載されたそれらの寸法の比率と一致していない場合がある。また、明細書に記載されている構成要素が、図面において省略されている場合や、個数を省略して描画されている場合などがある。
図1〜図4に、実施形態にかかる積層型LCフィルタ100を示す。ただし、図1は斜視図、図2は分解斜視図、図3は分解部分平面図、図4は等価回路図である。
積層型LCフィルタ100は、積層体1を備える。
積層体1の対向する側面(端面)に、入出力端子2aと入出力端子2bとが形成されている。入出力端子2aと入出力端子2bとは、それぞれ、一端が積層体1の下側主面に延出し、他端が積層体1の上側主面に延出している。また、積層体1の下側主面に、グランド端子3が形成されている。
積層体1は、図2に示すように、たとえばセラミックなどからなる8層の誘電体層1a〜1hが下から順に積層されたものからなる。
積層体1は、図1および図3に示すように、誘電体層1a〜1hの積層方向に見た場合に、順に繋がった、第1の辺E11、第2の辺E12、第3の辺E13、第4の辺E14を備えている。
以下において、まず、積層体1を構成する各誘電体層1a〜1hについて説明する。
誘電体層1aの対向する側面(端面)に、入出力端子2aと入出力端子2bとが形成されている。なお、以下に説明する誘電体層1b〜1hにおいても、対向する側面に入出力端子2a、2bが形成されているが、特に必要がない場合には、その説明を省略する場合がある。
誘電体層1aの下側主面に、グランド端子3が形成されている。
誘電体層1aの上下主面間を貫通して、5つのビア導体5a〜5eが形成されている。
誘電体層1aの上側主面に、グランド導体パターン4が形成されている。グランド導体パターン4は、ビア導体5a〜5eによって、グランド端子3に接続されている。
誘電体層1bの上下主面間を貫通して、7本のビア導体5f〜5lが形成されている。なお、分解斜視図である図2においては、接続関係が分かるように、ビア導体5f〜5jを、それぞれ、実際よりも下方向に伸ばして描写している(以下に説明するビア導体において同じ)。ビア導体5f〜5lは、それぞれ、グランド導体パターン4に接続されている。
誘電体層1bの上側主面に、5つのキャパシタ導体パターン6a〜6eが形成されている。キャパシタ導体パターン6aは入出力端子2aに接続されている。キャパシタ導体パターン6eは入出力端子2bに接続されている。
誘電体層1cの上下主面間を貫通して、7本のビア導体5f〜5lが形成されている。なお、ビア導体5f〜5lは、上述したように誘電体層1bにも形成されているが、異なる誘電体層に形成された同じ符号のビア導体は、両者が接続されていることを意味する。また、誘電体層1cの上下主面間を貫通して、別の8本のビア導体5m〜5tが形成されている。ビア導体5m、5nは、それぞれ、キャパシタ導体パターン6aに接続されている。ビア導体5oは、キャパシタ導体パターン6bに接続されている。ビア導体5p、5qは、それぞれ、キャパシタ導体パターン6cに接続されている。ビア導体5rは、キャパシタ導体パターン6dに接続されている。ビア導体5s、5tは、それぞれ、キャパシタ導体パターン6eに接続されている。
誘電体層1cの上側主面に、2つのキャパシタ導体パターン6f、6gが形成されている。キャパシタ導体パターン6fは、ビア導体5m、5nに接続されている。また、キャパシタ導体パターン6gは、ビア導体5s、5tに接続されている。
誘電体層1dの上下主面間を貫通して、7本のビア導体5f〜5lと、8本のビア導体5m〜5tとが形成されている。
誘電体層1dの上側主面に、2つのキャパシタ導体パターン6h、6iが形成されている。キャパシタ導体パターン6hとキャパシタ導体パターン6iとは、相互に接続されている。
誘電体層1eの上下主面間を貫通して、7本のビア導体5f〜5lと、8本のビア導体5m〜5tとが形成されている。
誘電体層1eの上側主面に、5つの線路状導体パターン17a〜17eが形成されている。図3に、誘電体層1eの上側主面を示す。線路状導体パターン17a〜17eは、それぞれ、対向する第1の辺E11および第3の辺E13と同じ方向に延びるように配置されている。線路状導体パターン17a〜17eは、それぞれ、対向する長辺が相互に非平行となるように形成されている。その結果、線路状導体パターン17a〜17eは、いずれも、積層体1の第1の辺E11、第2の辺E12、第3の辺E13、第4の辺E14のいずれとも平行でない辺を、少なくとも1つ含んでいる。
線路状導体パターン17aの第2の辺E12側の端部に1本のビア導体5fが接続され、線路状導体パターン17aの第4の辺E14側の端部に2本のビア導体5m、5nが接続されている。線路状導体パターン17bの第2の辺E12側の端部に2本のビア導体5g、5hが接続され、線路状導体パターン17bの第4の辺E14側の端部に1本のビア導体5oが接続されている。線路状導体パターン17cの第2の辺E12側の端部に1本のビア導体5iが接続され、線路状導体パターン17cの第4の辺E14側の端部に2本のビア導体5p、5qが接続されている。線路状導体パターン17dの第2の辺E12側の端部に2本のビア導体5j、5kが接続され、線路状導体パターン17dの第4の辺E14側の端部に1本のビア導体5rが接続されている。線路状導体パターン17eの第2の辺E12側の端部に1本のビア導体5lが接続され、線路状導体パターン17eの第4の辺E14側の端部に2本のビア導体5s、5tが接続されている。
以上のように、線路状導体パターン17a〜17eは、第2の辺E12側の端部に、1本、2本、1本、2本、1本と増減を繰り返して、合計7本のビア導体5f〜5lが接続され、第4の辺E14側の端部に、2本、1本、2本、1本、2本と増減を繰り返して、合計8本のビア導体5m〜5tが接続されている。すなわち、積層型LCフィルタ100は、スペースを可能な限り有効に利用したうえで、線路状導体パターン17a〜17eに、可能な限り多い本数のビア導体5f〜5tを接続し、内部抵抗を小さくするようにしている。
誘電体層1fの上下主面間を貫通して、7本のビア導体5f〜5lと、8本のビア導体5m〜5tとが形成されている。
誘電体層1fの上側主面に、5つの線路状導体パターン27a〜27eが形成されている。線路状導体パターン27a〜27eは、図3に示すように、誘電体層1eの上側主面に形成された線路状導体パターン17a〜17eと、それぞれ、同じ形状からなる。また、線路状導体パターン27a〜27eには、線路状導体パターン17a〜17eと同じ位置において、ビア導体5f〜5tが接続されている。
誘電体層1gの上下主面間を貫通して、7本のビア導体5f〜5lと、8本のビア導体5m〜5tとが形成されている。
誘電体層1gの上側主面に、5つの線路状導体パターン37a〜37eが形成されている。線路状導体パターン37a〜37eは、図3に示すように、誘電体層1eの上側主面に形成された線路状導体パターン17a〜17eと、それぞれ、同じ形状からなる。また、線路状導体パターン37a〜37eには、線路状導体パターン17a〜17eと同じ位置において、ビア導体5f〜5tが接続されている。
誘電体層1hは、保護層である。誘電体層1hの対向する側面(端面)に、入出力端子2aと入出力端子2bとが形成されている。
以上の構造からなる積層型LCフィルタ100は、従来から積層型LCフィルタにおいて広く使用されている材料および製造方法を使用して、製造することができる。
積層型LCフィルタ100は、図4に示す等価回路を備えている。
積層型LCフィルタ100は、入出力端子2aと入出力端子2bとの間に、第1のインダクタL1と第1のキャパシタC1とが並列に接続された第1のLC並列共振器LC1と、第2のインダクタL2と第2のキャパシタC2とが並列に接続された第2のLC並列共振器LC2と、第3のインダクタL3と第3のキャパシタC3とが並列に接続された第3のLC並列共振器LC3と、第4のインダクタL4と第4のキャパシタC4とが並列に接続された第4のLC並列共振器LC4と、第5のインダクタL5と第5のキャパシタC5とが並列に接続された第5のLC並列共振器LC5とが、順に配置されている。そして、インダクタL1とインダクタL2とが、インダクタL2とインダクタL3とが、インダクタL3とインダクタL4とが、インダクタL4とインダクタL5とが、それぞれ、電磁界結合されている。また、第1のLC並列共振器LC1と第2のLC並列共振器LC2とが、キャパシタC12によって、容量結合されている。第4のLC並列共振器LC4と第5のLC並列共振器LC5とが、キャパシタC45によって、容量結合されている。第1のLC並列共振器LC1と第5のLC並列共振器LC5とが、キャパシタC15によって、容量結合されている。
以上の等価回路からなる積層型LCフィルタ100は、入出力端子2aと入出力端子2bとの間に5つのLC並列共振器が形成され、所望の周波数特性を備えたバンドパスフィルタを構成している。
次に、積層型LCフィルタ100の構造と等価回路との関係について説明する。
まず、線路状導体パターン17a、27a、37aの第2の辺E12側の端部に1本のビア導体5fが接続され、第4の辺E14側の端部に2本のビア導体5m、5nが接続されて、ループ状の第1のインダクタL1が構成されている。また、キャパシタ導体パターン6aとグランド導体パターン4との間に形成される容量により、第1のキャパシタC1が構成されている。なお、キャパシタ導体パターン6aは、上述したとおり、入出力端子2aに接続されている。そして、ビア導体5fがグランド導体パターン4に接続されることによって、第1のインダクタL1と第1のキャパシタC1とが並列に接続されて、第1のLC並列共振器LC1が構成されている。
なお、第1のインダクタL1の線路状導体パターンは、3層の線路状導体パターン17a、27a37aによって構成されている。これは、層数を複数層で構成することによって、線路状導体パターンの内部抵抗を小さくしたものである。第1のインダクタL1の線路状導体パターンを3層の線路状導体パターン17a、27a37aで構成し、内部抵抗を小さくしたことは、インダクタL1のQ値を大きくすることに寄与している。なお、後述する第2〜第5のインダクタL2〜L5の線路状導体パターンが、複数層の線路状導体パターンによって構成されているのも、同じ理由である。
線路状導体パターン17b、27b、37bの第2の辺E12側の端部に2本のビア導体5g、5hが接続され、第4の辺E14側の端部に1本のビア導体5oが接続されて、ループ状の第2のインダクタL2が構成されている。また、キャパシタ導体パターン6bとグランド導体パターン4との間に形成される容量により、第2のキャパシタC2が構成されている。そして、ビア導体5g、5hがグランド導体パターン4に接続されることによって、第2のインダクタL2と第2のキャパシタC2とが並列に接続されて、第2のLC並列共振器LC2が構成されている。
線路状導体パターン17c、27c、37cの第2の辺E12側の端部に1本のビア導体5iが接続され、第4の辺E14側の端部に2本のビア導体5p、5qが接続されて、ループ状の第3のインダクタL3が構成されている。また、キャパシタ導体パターン6cとグランド導体パターン4との間に形成される容量により、第3のキャパシタC3が構成されている。そして、ビア導体5iがグランド導体パターン4に接続されることによって、第3のインダクタL3と第3のキャパシタC3とが並列に接続されて、第3のLC並列共振器LC3が構成されている。
線路状導体パターン17d、27d、37dの第2の辺E12側の端部に2本のビア導体5j、5kが接続され、第4の辺E14側の端部に1本のビア導体5rが接続されて、ループ状の第4のインダクタL4が構成されている。また、キャパシタ導体パターン6dとグランド導体パターン4との間に形成される容量により、第4のキャパシタC4が構成されている。そして、ビア導体5j、5kがグランド導体パターン4に接続されることによって、第4のインダクタL4と第4のキャパシタC4とが並列に接続されて、第4のLC並列共振器LC4が構成されている。
線路状導体パターン17e、27e、37eの第2の辺E12側の端部に1本のビア導体5lが接続され、第4の辺E14側の端部に2本のビア導体5s、5tが接続されて、ループ状の第5のインダクタL5が構成されている。また、キャパシタ導体パターン6eとグランド導体パターン4との間に形成される容量により、第5のキャパシタC5が構成されている。なお、キャパシタ導体パターン6eは、上述したとおり、入出力端子2bに接続されている。そして、ビア導体5lがグランド導体パターン4に接続されることによって、第5のインダクタL5と第5のキャパシタC5とが並列に接続されて、第5のLC並列共振器LC5が構成されている。
また、キャパシタ導体パターン6fとキャパシタ導体パターン6bとの間に形成される容量により、キャパシタC12が構成されている。上述したとおり、キャパシタ導体パターン6fは、ビア導体5m、5nに接続されている。また、キャパシタ導体パターン6bは、第2のキャパシタC2の導体パターンでもある。
キャパシタ導体パターン6gとキャパシタ導体パターン6dとの間に形成される容量により、キャパシタC45が構成されている。上述したとおり、キャパシタ導体パターン6gは、ビア導体5s、5tに接続されている。また、キャパシタ導体パターン6dは、第4のキャパシタC4の導体パターンでもある。
キャパシタ導体パターン6fとキャパシタ導体パターン6hとの間に形成される容量、および、キャパシタ導体パターン6gとキャパシタ導体パターン6iとの間に形成される容量により、キャパシタC15が構成されている。上述したとおり、キャパシタ導体パターン6fがビア導体5m、5nに接続され、キャパシタ導体パターン6hとキャパシタ導体パターン6iとが相互に接続され、キャパシタ導体パターン6gがビア導体5s、5tに接続されている。
以上の関係により、積層型LCフィルタ100は、積層体1の内部に、図4に示す等価回路を備えている。
積層型LCフィルタ100は、図3に示したように、第1のインダクタL1の線路状導体パターン17a、27a、37aに対しては、第2の辺E12側に1本のビア導体5fを接続し、第4の辺E14側に2本のビア導体5m、5nを接続し、第2のインダクタL2の線路状導体パターン17b、27b、37bに対しては、逆に、第2の辺E12側に2本のビア導体5g、5fを接続し、第4の辺E14側に1本のビア導体5oを接続し、以下、第3〜第5のインダクタL3〜L5に対しても、同様の関係を繰り返すことにより、積層体1内の限られたスペースを有効に活かし、大型化を抑制しながら、ビア導体の本数を増やして、インダクタL1〜L5の内部抵抗をそれぞれ小さくし、インダクタL1〜L5のQ値をそれぞれ大きくして、入出力端子2a、2b間の挿入損失を効率的に小さくしている。
また、積層型LCフィルタ100は、線路状導体パターン17a〜17e、27a〜27e、37a〜37eを、それぞれ、対向する長辺が相互に非平行となるように形成し、限られたスペースにおいて、これらの線路状導体パターンの面積をそれぞれ可能な限り大きくしている。このように、線路状導体パターン17a〜17e、27a〜27e、37a〜37eを、それぞれ、対向する長辺が相互に非平行となるように形成したことも、線路状導体パターンの内部抵抗を小さくし、インダクタL1〜L5のQ値を大きくすることに寄与している。
また、積層型LCフィルタ100は、積層体1の側面を、第1の辺E11側から第3の辺E13側に向かって透視した場合に、LC並列共振器LC1〜LC5のインダクタL1〜L5の巻回方向が、全て同一になっている。この結果、積層型LCフィルタ100は、隣接するLC並列共振器のインダクタどうしの電磁界結合が強められており、周波数特性が広帯域化されている。なお、積層型LCフィルタ100の周波数特性よりも狭い帯域を形成したい場合には、インダクタL1〜L5のうちの、一部のものの巻回方向を、逆方向にすれば良い。
以上、実施形態にかかる積層型LCフィルタ100について説明した。しかしながら、本発明が上述した内容に限定されることはなく、発明の趣旨に沿って、種々の変更をなすことができる。
たとえば、積層型LCフィルタ100は、5つのLC並列共振器LC1〜LC5を備えた5段のバンドパスフィルタであったが、本発明の積層型LCフィルタは、バンドパスフィルタには限られず、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタなど、他の種類のフィルタであっても良い。また、本発明の積層型LCフィルタの内部に形成されるLC共振器は、LC並列共振器には限られず、LC直列共振器などであっても良い。さらに、本発明の積層型LCフィルタの段数は5段には限られず、それよりも少なくても良く、それよりも多くても良い。
また、積層型LCフィルタ100では、線路状導体パターン17a〜17e(27a〜27e、37a〜37e)に対し、第2の辺E12側の端部において、1本、2本、1本、2本、1本のビア導体5f〜5lを接続し、第4の辺E14側の端部において、2本、1本、2本、1本、2本のビア導体5m〜5tを接続しているが、これらの本数は、本件発明の規定に沿って変更することができる。たとえば、第2の辺E12側の端部において、2本、3本、2本、3本、2本のビア導体を接続し、第4の辺E14側の端部において、3本、2本、3本、2本、3本のビア導体を接続するようにしても良い。あるいは、第2の辺E12側の端部において、1本、3本、1本、3本、1本のビア導体を接続し、第4の辺E14側の端部において、3本、1本、3本、1本、3本のビア導体を接続するようにしても良い。
また、積層型LCフィルタ100は、積層体1内に形成された全てのLC共振器(LC並列共振器LC1〜LC5)において、本発明の特徴的な線路状導体パターンに対するビア導体の接続方法を採用しているが、積層体1内に形成された一部の隣接するLC共振器において、本発明の特徴的な線路状導体パターンに対するビア導体の接続方法を採用しても良い。ただし、全てのLC共振器において、本発明の特徴的な線路状導体パターンに対するビア導体の接続方法を採用した方が、より効率的に、大型化を抑制しながら、積層型LCフィルタの挿入損失を小さくすることができる。
1・・・積層体
1a〜1h・・・誘電体層
E11・・・第1の辺
E12・・・第2の辺
E13・・・第3の辺
E14・・・第4の辺
2a、2b・・・入出力端子
3・・・グランド端子
4・・・グランド導体パターン
5a〜5t・・・ビア導体
6a〜6i・・・キャパシタ導体パターン
17a〜17e、27a〜27e、37a〜37e・・・線路状導体パターン

Claims (7)

  1. 複数の誘電体層が積層された直方体状の積層体と、
    前記誘電体層の層間に形成された複数の線路状導体パターンと、
    前記誘電体層の層間に形成された複数のキャパシタ導体パターンと、
    前記誘電体層の層間に形成された少なくとも1つのグランド導体パターンと、
    前記誘電体層を貫通して形成された複数のビア導体と、を備え、
    前記線路状導体パターンの両端に前記ビア導体が接続されることにより、複数のループ状のインダクタが形成され、
    前記キャパシタ導体パターンと前記グランド導体パターンの間に形成される容量により、または、1対の前記キャパシタ導体パターンの間に形成される容量により、複数のキャパシタが形成され、
    前記インダクタと前記キャパシタとが接続されることにより、少なくとも2つのLC共振器が形成された積層型LCフィルタであって、
    前記積層体は、前記誘電体層の積層方向に見た場合に、順に繋がった、第1の辺、第2の辺、第3の辺、第4の辺を備え、
    前記積層体を、前記誘電体層の積層方向に透視した場合に、
    複数の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、それぞれ、前記積層体の前記第2の辺側および前記第4の辺側において、前記ビア導体が接続され、
    少なくとも1つの前記線路状導体パターンは、前記第2の辺側と前記第4の辺側とにおいて、異なる本数の前記ビア導体が接続された積層型LCフィルタ。
  2. 順に並んだ前記LC共振器の中から、第1から第Nまで連続して並んだ任意の2つ以上の前記LC共振器を見た場合に、
    第1および第2の前記LC共振器のうち、一方の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、前記第4の辺側において、前記第2の辺側よりも多くの本数の前記ビア導体が接続され、他方の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、前記第2の辺側において、前記第4の辺側よりも多くの本数の前記ビア導体が接続され、
    第3以降の第Nの前記LC共振器は、奇数番の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、第1の前記LC共振器と同じ条件で前記ビア導体が接続され、偶数番の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、第2の前記LC共振器と同じ条件で前記ビア導体が接続された、請求項1に記載された積層型LCフィルタ。(Nは2以上の整数。)
  3. 前記積層体内にN個の前記LC共振器が形成され、
    第1から第Nまで連続して並んだ全ての前記LC共振器を見た場合に、
    第1および第2の前記LC共振器のうち、一方の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、前記第4の辺側において、前記第2の辺側よりも多くの本数の前記ビア導体が接続され、他方の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、前記第2の辺側において、前記第4の辺側よりも多くの本数の前記ビア導体が接続され、
    第3以降の第Nの前記LC共振器は、奇数番の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、第1の前記LC共振器と同じ条件で前記ビア導体が接続され、偶数番の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、第2の前記LC共振器と同じ条件で前記ビア導体が接続された、請求項2に記載された積層型LCフィルタ。
  4. 前記第1および第2の前記LC共振器のうち、一方の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、前記第2の辺側において1本の前記ビア導体が接続され、前記第4の辺側において2本の前記ビア導体が接続され、他方の前記LC共振器の前記線路状導体パターンには、前記第2の辺側において2本の前記ビア導体が接続され、前記第4の辺側において1本の前記ビア導体が接続された、請求項2または3に記載された積層型LCフィルタ。
  5. 前記第1および第2の前記LC共振器の前記線路状導体パターンは、いずれも前記積層体の前記第1の辺ないし前記第4の辺に非平行な辺を含む、請求項2ないし4のいずれか1項に記載された積層型LCフィルタ。
  6. 隣接する前記LC共振器の前記インダクタどうしが電磁界結合され、
    前記積層体の側面を、前記第1の辺側から前記第3の辺側に向かって透視した場合に、全ての前記LC共振器の前記インダクタの巻回方向が同一である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された積層型LCフィルタ。
  7. 隣接する前記LC共振器の前記インダクタどうしが電磁界結合され、
    前記積層体の側面を、前記第1の辺側から前記第3の辺側に向かって透視した場合に、一部の前記LC共振器の前記インダクタの巻回方向と、残りの前記LC共振器の前記インダクタの巻回方向とが異なる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された積層型LCフィルタ。
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