JP6665707B2 - 高周波電子部品 - Google Patents

高周波電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP6665707B2
JP6665707B2 JP2016126327A JP2016126327A JP6665707B2 JP 6665707 B2 JP6665707 B2 JP 6665707B2 JP 2016126327 A JP2016126327 A JP 2016126327A JP 2016126327 A JP2016126327 A JP 2016126327A JP 6665707 B2 JP6665707 B2 JP 6665707B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
output electrode
inductor
capacitor
electronic component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016126327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018006790A (ja
Inventor
智史 浅田
智史 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016126327A priority Critical patent/JP6665707B2/ja
Priority to TW106118398A priority patent/TWI647876B/zh
Priority to CN201710479612.7A priority patent/CN107547062B/zh
Priority to US15/629,827 priority patent/US10122060B2/en
Publication of JP2018006790A publication Critical patent/JP2018006790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6665707B2 publication Critical patent/JP6665707B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/12Coupling devices having more than two ports
    • H01P5/16Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/12Coupling devices having more than two ports

Description

この発明は、高周波電子部品に関するものであり、特に高周波信号を分配する電子部品(以下、ディバイダ)および高周波信号を合成する電子部品(以下、コンバイナ)に関する。
高周波信号を分配するディバイダおよび高周波信号を合成するコンバイナは、携帯電話などの移動体通信機器を構成する高周波電子部品として用いられている。ディバイダおよびコンバイナの一例として、特開2002−344276号公報(特許文献1)に記載の高周波電子部品が挙げられる。図9は、特許文献1に記載の高周波電子部品200の外観斜視図である。図10は、高周波電子部品200の回路図である。図11は、特許文献1に記載の高周波電子部品200に含まれる積層体210の分解斜視図である。
高周波電子部品200は、直方体形状の積層体210と、6つの外部電極とを含んでいる。外部電極は、積層体210の一方主面と一方側面と他方主面とに亘って設けられたものが3つあり、一方主面と一方側面と対向する他方側面と他方主面とに亘って設けられたものが3つある。
積層体210の一方側面側に設けられた外部電極は、第1の入出力電極201および接地電極204、205である。また、他方側面側に設けられた外部電極は、第2の入出力電極202、第3の入出力電極203および接地電極206である。すなわち、第1の入出力電極201は、ディバイダの入力電極またはコンバイナの出力電極であり、第2の入出力電極202および第3の入出力電極203は、ディバイダの出力電極またはコンバイナの入力電極である。
なお、高周波電子部品200は、積層体210の上面に設けられ、第2の入出力電極202と第3の入出力電極203との間を接続する抵抗R201をさらに含んでいる。
積層体210は、絶縁体層210aないし210fと、パターン導体P201ないしP209とを含んでいる。積層体210の内部において、パターン導体P201、P203は、ビア導体(一点鎖線で図示)により接続され、第1のインダクタL201を構成している。同様に、パターン導体P202、P204は、第2のインダクタL202を構成している。
パターン導体P205、P206、P209は、第1のコンデンサC201を構成している。パターン導体P205、P207、P209は、第2のコンデンサC202を構成している。パターン導体P205、P208、P209は、第3のコンデンサC203を構成している。
パターン導体P206は、第1の入出力電極201に接続されている。パターン導体P207は、第2の入出力電極202に接続されている。パターン導体P208は、第3の入出力電極203に接続されている。パターン導体P205、P209は、それぞれ接地電極204ないし206に接続されている。したがって、第1のコンデンサC201、第2のコンデンサC202および第3のコンデンサC203は、高周波電子部品200の使用環境下において、一端が接地されることになる。
すなわち、第1の入出力電極201と、第1のインダクタL201ならびに第1のコンデンサC201および第2のコンデンサC202と、第2の入出力電極202とにより、第1の入出力経路PW201が構成されている。また、第1の入出力電極201と、第2のインダクタL202ならびに第1のコンデンサC201および第3のコンデンサC203と、第3の入出力電極203とにより、第2の入出力経路PW202が構成されている。
なお、積層体210の一方側面側の3つの外部電極のうち、中心に第1の入出力電極201が配置され、その両側に接地電極204、205が配置されている。また、他方側面側の3つの外部電極のうち、中心に接地電極206が配置され、その両側に第2の入出力電極202および第3の入出力電極203が配置されている。
特開2002−344276号公報
高周波電子部品200では、積層体210を他方主面(上面)から透視したとき、第1のインダクタL201および第2のインダクタL202の投影図は、積層体210の他方主面の短手方向の対称軸(図11のA3−A3線)について、線対称となっている。また、第1のコンデンサC201の投影図は、それ自体で積層体210の他方主面の短手方向の対称軸について、線対称となっている。そして、第2のコンデンサC202の投影図と第3のコンデンサC203の投影図とは、積層体210の他方主面の短手方向の対称軸について、互いに線対称となっている。
ここで、第1のインダクタL201の投影図とは、3次元の立体構造を有する第1のインダクタL201を、積層体210の他方主面(上面)側から見て2次元の平面図に写したものである。第2のインダクタL202ならびに第1のコンデンサC201、第2のコンデンサC202および第3のコンデンサC203の投影図についても同様である。
近年、例えば高周波電子部品への小型化の要求から外部電極を4つにしたディバイダおよびコンバイナや、逆に大型化の要求から外部電極を8つにしたディバイダおよびコンバイナの開発が進められている。外部電極がこのような数である場合、第1の入出力電極は、積層体の他方主面の短手方向の対称軸上に配置できない。すなわち、第1の入出力電極から第1のインダクタの巻回部までの距離と、第1の入出力電極から第2のインダクタの巻回部までの距離とが異なることになる。
その結果、前述した第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが異なってしまう。したがって、本来同じ通過特性を有するべき第1の入出力経路を通過する信号と、第2の入出力経路を通過する信号とが、異なる通過特性を有するようになってしまう。すなわち、この発明の目的は、第1の入出力電極が積層体の他方主面上で非対称な位置にある場合でも、第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが等しい、高周波信号を分配または合成する高周波電子部品を提供することである。
この発明では、高周波信号を分配または合成する高周波電子部品において、第1の入出力経路および第2の入出力経路の構成要素の形状についての改良が図られる。
この発明に係る高周波電子部品の第1の形態は、直方体形状の積層体と、第1の入出力電極と、第2の入出力電極と、第3の入出力電極とを含んでいる。第1の入出力電極は、積層体の一方主面および一方側面に設けられている。第2の入出力電極および第3の入出力電極は、積層体の一方主面および一方側面と対向する他方側面に設けられている。
また、この発明に係る高周波電子部品の第1の形態は、第1の入出力経路と、第2の入出力経路とを備えている。第1の入出力経路は、第1の入出力電極と、第2の入出力電極と、第1の入出力電極および第2の入出力電極の間に接続された第1のインダクタおよび第1のコンデンサを含んでいる。第2の入出力経路は、第1の入出力電極と、第3の入出力電極と、第1の入出力電極および第3の入出力電極の間に接続された第2のインダクタおよび第1のコンデンサを含んでいる。
第1の入出力電極は、積層体の一方主面の短手方向の対称軸から外れた位置に設けられている。第1の入出力電極から第1のインダクタの巻回部までの距離は、第1の入出力電極から第2のインダクタの巻回部までの距離より長い。そして、第1のインダクタのインダクタンスは、第2のインダクタのインダクタンスより大きい。
ここで、第1のインダクタの巻回部とは、後述する図4に示されるように、3次元の立体構造を有する第1のインダクタを、積層体の他方主面(上面)側から見て2次元の平面図に写したときに、環状となる部分のことである。
上記の構成を有している高周波電子部品では、第1の入出力電極から第1のインダクタの巻回部までの距離が第1の入出力電極から第2のインダクタの巻回部までの距離より長いことで生じる、挿入損失の差を埋めることができている。その結果、第1の入出力電極が積層体の他方主面上で非対称な位置にある場合でも、第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが等しくなる。
なお、第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが等しいとは、厳密な一致を意味するものではなく、例えば±0.05dB程度の、実使用環境において問題のない範囲の差がある場合も含む概念である。
この発明に係る高周波電子部品の第1の形態は、以下の特徴を備えることが好ましい。すなわち、第1のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積は、第2のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積より大きい。
ここで、第1のインダクタの投影図の外周で囲まれた領域の面積とは、3次元の立体構造を有する第1のインダクタを、積層体の他方主面(上面)側から見て2次元の平面図に写した環状の投影図において、その外周で囲まれてなる領域の内側の面積のことである。また、第2のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積についても同様である。
上記の構成を有している高周波電子部品では、第1の入出力電極が積層体の他方主面上で非対称な位置にある場合でも、第1のインダクタの巻回部の長さを第2のインダクタの巻回部の長さより長くすることにより、第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが等しくなる。
この発明に係る高周波電子部品の第2の形態は、第1の形態と同様の直方体形状の積層体と、第1の入出力電極と、第2の入出力電極と、第3の入出力電極とを含んでいる。
また、この発明に係る高周波電子部品の第2の形態は、第1の入出力経路と、第2の入出力経路とを備えている。第1の入出力経路は、第1の入出力電極と、第2の入出力電極と、第1の入出力電極および第2の入出力電極の間に接続された第1のインダクタならびに第1のコンデンサおよび第2のコンデンサを含んでいる。第2の入出力経路は、第1の入出力電極と、第3の入出力電極と、第1の入出力電極および第3の入出力電極の間に接続された第2のインダクタならびに第1のコンデンサおよび第3のコンデンサを含んでいる。
第1の入出力電極は、積層体の一方主面の短手方向の対称軸から外れた位置に設けられている。第1の入出力電極から第1のインダクタの巻回部までの距離は、第1の入出力電極から第2のインダクタの巻回部までの距離より長い。そして、第2のコンデンサのキャパシタンスは、前記第3のコンデンサのキャパシタンスより小さい。
上記の構成を有している高周波電子部品でも、第1の入出力電極から第1のインダクタの巻回部までの距離が第1の入出力電極から第2のインダクタの巻回部までの距離より長いことで生じる、挿入損失の差を埋めることができている。その結果、第1の入出力電極が積層体の他方主面上で非対称な位置にある場合でも、第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが等しくなる。
この発明に係る高周波電子部品の第2の形態は、以下の特徴を備えることが好ましい。すなわち、第2のコンデンサの投影図の面積は、第3のコンデンサの投影図の面積より小さい。
ここで、第2のコンデンサの投影図の面積とは、第2のコンデンサを積層体の他方主面(上面)側から見て2次元の平面図に写した矩形状の投影図の面積のことである。また、第3のコンデンサの投影図の面積についても同様である。
上記の構成を有している高周波電子部品では、第1の入出力電極が積層体の他方主面上で非対称な位置にある場合でも、第2のコンデンサの電極面積を第3のコンデンサの電極面積より小さくすることにより、第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが等しくなる。
この発明に係る高周波電子部品の第2の形態の好ましい形態は、以下の特徴を備えることが好ましい。すなわち、第1のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積は、第2のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積より大きい。
上記の構成を有している積層型電子部品では、第1の入出力電極が積層体の他方主面上で非対称な位置にある場合でも、第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが、精度良く等しくなる。
この発明に係る高周波電子部品は、第1の入出力電極が積層体の他方主面上で非対称な位置にある場合でも、第1の入出力経路の挿入損失と第2の入出力経路の挿入損失とが等しくなっている。
この発明に係る高周波電子部品の第1の実施形態である高周波電子部品100の他方側面、一方主面(底面)、他方主面(上面)および一方端面の外観図である。 高周波電子部品100の回路図である。 高周波電子部品100に含まれる積層体10の分解斜視図である。 積層体10において絶縁体層10fを露出させ、上方から見た透視平面図である。 この発明に係る高周波電子部品の第2の実施形態である高周波電子部品100Aの一方主面(底面)の外観図である。 高周波電子部品100Aに含まれる積層体10Aの分解斜視図である。 この発明に係る高周波電子部品の第2の実施形態の変形例である高周波電子部品100Bの一方主面(底面)の外観図である。 高周波電子部品100Bに含まれる積層体10Bの分解斜視図である。 背景技術の高周波電子部品200の外観斜視図である。 高周波電子部品200の回路図である。 高周波電子部品200に含まれる積層体210の分解斜視図である。
以下にこの発明の実施形態を示して、この発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。この発明が適用される高周波電子部品としては、携帯電話などの移動体通信機器を構成するディバイダおよびコンバイナが挙げられるが、これに限られるものではない。
−高周波電子部品の第1の実施形態−
この発明に係る高周波電子部品の第1の実施形態である高周波電子部品100について、図1ないし図4を用いて説明する。各図面は模式図であり、実際の製品の寸法は必ずしも反映されていない。また、製造工程上で発生する各構成要素の形状のばらつきなども、各図面に必ずしも反映されていない。すなわち、以後で用いる図面は、たとえ実際の製品と異なる部分があったとしても、本質的な面で実際の製品を表すものと言うことができる。
図1は、高周波電子部品100の外観図である。図1(A)は側面の外観図であり、図1(B)は一方主面(底面)の外観図であり、図1(C)は他方主面(上面)の外観図であり、図1(D)は端面の外観図である。図2は、高周波電子部品100の回路図である。図3は、高周波電子部品100に含まれる積層体10の分解斜視図である。図4は、積層体10において絶縁体層10fを露出させ、上方から見た透視平面図である。
高周波電子部品100は、ディバイダまたはコンバイナである。ディバイダとコンバイナとは、入出力の方向が変わるだけで、実質的に同様の回路構成となっている。高周波電子部品100は、直方体形状の積層体10と、4つの外部電極とを含んでいる。ここで、直方体形状とは、立方体形状も含む概念である。なお、積層体10は、図1に示されるように、巨視的に見て直方体形状であれば、角部が面取りされていてもよい。外部電極は、積層体10の一方主面と一方側面と他方主面とに亘って設けられたものが2つあり、一方主面と一方側面と対向する他方側面と他方主面に亘って設けられたものが2つある。
積層体10の一方側面側に設けられた2つの外部電極は、第1の入出力電極1および接地電極4である。また、他方側面側に設けられた2つの外部電極は、第2の入出力電極2および第3の入出力電極3である。第1の入出力電極1は、ディバイダの入力電極またはコンバイナの出力電極であり、第2の入出力電極2および第3の入出力電極3は、ディバイダの出力電極またはコンバイナの入力電極である。
第1の入出力電極1は、積層体10の一方主面の、一方端部側の角部近傍に配置されている。また、接地電極4は、積層体10の一方主面の、他方端部側の角部近傍に配置されている。そして、第2の入出力電極2は、積層体10の一方主面の、一方端部側のもう1つの角部近傍に、第1の入出力電極1と対向して配置されている。また、第3の入出力電極3は、積層体10の一方主面の、他方端部側のもう1つの角部近傍に、接地電極4と対向して配置されている。
そして、第2の入出力電極2および第3の入出力電極3は、積層体10の一方主面の短手方向の対称軸(図1(B)のA1−A1線)について、線対称となる位置に配置されている。ここで、積層体10の一方主面の短手方向の対称軸とは、概略矩形状である一方主面の2つの対称軸のうちの1つであり、一方主面の短辺に平行な対称軸のことである。また、矩形状とは、正方形状も含む概念である。一方主面が正方形状である場合、一方主面の短手方向の対称軸は、一方側面および他方側面に直交する方向に平行な対称軸として定義される。
積層体10は、絶縁体層10aないし10lと、パターン導体P1ないしP16とを含んでいる。積層体10の内部において、パターン導体P1、P3、P5、P7、P9、P11(一方分枝)は、ビア導体(一点鎖線で図示)により接続され、第1のインダクタL1を構成している。同様に、パターン導体P2、P4、P6、P8、P10、P11(他方分枝)は、第2のインダクタL2を構成している。
パターン導体P14、P15、P16は、第1のコンデンサC1を構成している。パターン導体P12、P14は、第2のコンデンサC2を構成している。パターン導体P13、P14は、第3のコンデンサC3を構成している。
高周波電子部品100では、第1のコンデンサC1の投影図は、それ自体で積層体10の他方主面の短手方向の対称軸について、線対称となっている。そして、第2のコンデンサC2の投影図と第3のコンデンサC3の投影図とは、積層体10の他方主面の短手方向の対称軸(図1(B)のA1−A1線)について、互いに線対称となっている。
パターン導体P11、P15は、第1の入出力電極1に接続されている。パターン導体P2、P13は、第2の入出力電極2に接続されている。パターン導体P1、P12は、第3の入出力電極3に接続されている。パターン導体P14、P16は、それぞれ接地電極4に接続されている。したがって、第1のコンデンサC1、第2のコンデンサC2および第3のコンデンサC3は、高周波電子部品100の使用環境下において、一端が接地されることになる。
すなわち、第1の入出力電極1と、第1のインダクタL1ならびに共に接地された第1のコンデンサC1および第2のコンデンサC2と、第2の入出力電極2とにより、第1の入出力経路PW1が構成されている。また、第1の入出力電極と、第2のインダクタL2ならびに共に接地された第1のコンデンサC1および第3のコンデンサC3と、第3の入出力電極3とにより、第2の入出力経路PW2が構成されている(図2参照)。
前述したように、第1の入出力電極1は、積層体10の他方主面の短手方向の対称軸上に配置されていない。したがって、第1の入出力電極1から第1のインダクタL1の巻回部までの距離d1は、第1の入出力電極1から第2のインダクタL2の巻回部までの距離d2より長くなっている(図4参照)。
そして、高周波電子部品100では、第1のインダクタL1の投影図の外周で囲まれた領域の面積は、第2のインダクタL2の投影図の外周で囲まれた領域の面積より大きくなっている。これにより、第1のインダクタのインダクタンスは、第2のインダクタのインダクタンスより大きくなっている。
ここで、第1のインダクタL1の投影図の外周で囲まれた領域の面積とは、図4に示されるように、例えば絶縁体層10f上に形成されたパターン導体P9と絶縁体層10g上に形成されたパターン導体P11の一方分枝とが重なりあってできる一方側の環状の投影図において、その外周で囲まれてなる領域の内側の面積のことである(図4の左側の網掛け部)。
同様に第2のインダクタL2の投影図の外周で囲まれた領域の面積とは、例えば絶縁体層10f上に形成されたパターン導体P10と絶縁体層10g上に形成されたパターン導体P11の他方分枝とが重なりあってできる他方側の環状の投影図において、その外周で囲まれてなる領域の内側の面積のことである(図4の右側の網掛け部)。
高周波電子部品100では、例えば第1のインダクタL1を構成するパターン導体P9の長さが、第2のインダクタL2を構成するパターン導体P10の長さより長くなっている。また、その他の第1のインダクタL1を構成するパターン導体の長さも、必要に応じて第2のインダクタL2を構成するパターン導体の長さより長くなっている。
なお、前述の距離d1は、第1の入出力電極1から一方側の環状の投影図までの距離のことである。同様に距離d2は、第1の入出力電極1から他方側の環状の投影図までの距離のことである(図4参照)。
上記の構成により、高周波電子部品100では、距離d1が距離d2より長いことで生じる、挿入損失の差を埋めることができている。その結果、第1の入出力経路PW1の挿入損失と第2の入出力経路PW2の挿入損失とが、例えば±0.05dB程度の、実使用環境において問題のない範囲の差まで小さくなり、実質的に等しくなっている。
−高周波電子部品の第2の実施形態−
この発明に係る高周波電子部品の第2の実施形態である高周波電子部品100Aについて、図5および図6を用いて説明する。高周波電子部品100Aは、積層体が含んでいるパターン導体の形状が高周波電子部品100と異なる。それ以外の構成要素は高周波電子部品100と共通であるため、共通する構成要素の説明については省略することがある。
図5は、高周波電子部品100Aの一方主面(底面)の外観図である。図6は、高周波電子部品100Aに含まれる積層体10Aの分解斜視図である。高周波電子部品100Aの外観は、高周波電子部品100と同様である。また、第1の入出力電極1、第2の入出力電極2、第3の入出力電極3および接地電極4の配置ならびにパターン導体との接続関係も同様である。したがって、高周波電子部品100Aでも、第1の入出力電極1から第1のインダクタL1の巻回部までの距離d1が、第1の入出力電極1から第2のインダクタL2の巻回部までの距離d2より長くなっている。
高周波電子部品100Aでは、積層体10Aを他方主面(上面)から透視したとき、第1のインダクタL201および第2のインダクタL202の投影図は、積層体10Aの他方主面の短手方向の対称軸(図5のA2−A2線)について、線対称となっている。
そして、高周波電子部品100Aでは、第2のコンデンサC2の投影図の面積が、第3のコンデンサC3の投影図の面積より小さい。これにより、第2のコンデンサのキャパシタンスは、第3のコンデンサのキャパシタンスより小さくなっている。
ここで、第2のコンデンサC2の投影図とは、絶縁体層10h上に形成されたパターン導体P12と絶縁体層10i上に形成されたパターン導体P14の一部とが重なりあってできる一方側の矩形状領域のことである。同様に第3のコンデンサC3の投影図とは、絶縁体層10h上に形成されたパターン導体P13と絶縁体層10i上に形成されたパターン導体P14の一部とが重なりあってできる他方側の矩形状領域のことである。高周波電子部品100Aでは、第2のコンデンサC2を構成するパターン導体P12の面積が、第3のコンデンサC3を構成するパターン導体P13の面積より小さくなっている。
上記の構成により、高周波電子部品100Aでも、距離d1が距離d2より長いことで生じる、挿入損失の差を埋めることができている。その結果、第1の入出力経路PW1の挿入損失と第2の入出力経路PW2の挿入損失とが、高周波電子部品100と同様に、実質的に等しくなっている。
−高周波電子部品の第2の実施形態の変形例−
この発明に係る高周波電子部品の第2の実施形態の変形例である高周波電子部品100Bについて、図7および図8を用いて説明する。高周波電子部品100Bも、積層体が含んでいるパターン導体の形状が高周波電子部品100と異なる。それ以外の構成要素は高周波電子部品100、100Aと共通であるため、共通する構成要素の説明については省略することがある。
図7は、高周波電子部品100Bの一方主面(底面)の外観図である。図8は、高周波電子部品100Bに含まれる積層体10Bの分解斜視図である。高周波電子部品100Bの構成も、高周波電子部品100と同様である。したがって、第1の入出力電極1から第1のインダクタL1の巻回部までの距離d1が、第1の入出力電極1から第2のインダクタL2の巻回部までの距離d2より長くなっている。
そして、高周波電子部品100Bでは、第1のインダクタL1の投影図の外周で囲まれてなる領域の面積が、第2のインダクタL2の投影図の外周で囲まれてなる領域の面積より大きい。高周波電子部品100Bでは、前述した高周波電子部品100と同様に、例えば第1のインダクタL1を構成するパターン導体P9の長さが、第2のインダクタL2を構成するパターン導体P10の長さより長くなっている。また、前述した高周波電子部品100Aと同様に、第2のコンデンサC2を構成するパターン導体P12の面積が、第3のコンデンサC3を構成するパターン導体P13の面積より小さくなっている。
上記の構成により、高周波電子部品100Bでは、距離d1が距離d2より長いことで生じる、挿入損失の差を精度良く埋めることができている。その結果、第1の入出力経路PW1の挿入損失と第2の入出力経路PW2の挿入損失とが、精度良く等しくなっている。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることができる。また、この明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
100、100A、100B 高周波電子部品
10、10A、10B 積層体
1 第1の入出力電極
2 第2の入出力電極
3 第3の入出力電極
4 接地電極
10a〜10l 絶縁体層
P1〜P16 パターン導体
L1 第1のインダクタ
L2 第2のインダクタ
C1 第1のコンデンサ
C2 第2のコンデンサ
C3 第3のコンデンサ
PW1 第1の入出力経路
PW2 第2の入出力経路
d1 第1の入出力電極1から第1のインダクタL1の巻回部までの距離
d2 第1の入出力電極1から第2のインダクタL2の巻回部までの距離

Claims (5)

  1. 直方体形状の積層体と、前記積層体の一方主面および一方側面に設けられた第1の入出力電極と、前記積層体の一方主面および前記一方側面と対向する他方側面に設けられた第2の入出力電極および第3の入出力電極とを含み、
    前記第1の入出力電極と、前記第2の入出力電極と、前記第1の入出力電極および前記第2の入出力電極の間に接続された第1のインダクタおよび第1のコンデンサを含む第1の入出力経路と、前記第1の入出力電極と、前記第3の入出力電極と、前記第1の入出力電極および前記第3の入出力電極の間に接続された第2のインダクタおよび前記第1のコンデンサを含む第2の入出力経路とを備え、前記第1のインダクタは、前記第1の入出力経路に直列接続され、前記第1のコンデンサは、前記第1の入出力経路に並列接続され、前記第2のインダクタは、前記第2の入出力経路に直列接続され、前記第1のコンデンサは、前記第2の入出力経路に並列接続された高周波電子部品であって、
    前記高周波電子部品は、前記第1のインダクタを前記第1の入出力電極に接続するパターン導体を含み、前記パターン導体は、前記第2のインダクタの一部を構成する分岐を有し、
    前記第1のインダクタおよび前記第2のインダクタを前記積層体の前記一方主面側から見て2次元の平面図に写したときの投影図は、それぞれ環状であり、
    前記第1の入出力電極は、前記積層体の一方主面の短手方向の対称軸から外れた位置に設けられており、
    前記投影図における前記第1の入出力電極から前記第1のインダクタの外周までの距離であって前記パターン導体に沿った距離は、前記投影図における前記第1の入出力電極から前記第2のインダクタの外周までの距離であって前記パターン導体に沿った距離より長く、
    前記第1のインダクタのインダクタンスは、前記第2のインダクタのインダクタンスより大きいことを特徴とする、高周波電子部品。
  2. 前記第1のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積は、前記第2のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の高周波電子部品。
  3. 直方体形状の積層体と、前記積層体の一方主面および一方側面に設けられた第1の入出力電極と、前記積層体の一方主面および前記一方側面と対向する他方側面に設けられた第2の入出力電極および第3の入出力電極とを含み、
    前記第1の入出力電極と、前記第2の入出力電極と、前記第1の入出力電極および前記第2の入出力電極の間に接続された第1のインダクタならびに第1のコンデンサおよび第2のコンデンサを含む第1の入出力経路と、前記第1の入出力電極と、前記第3の入出力電極と、前記第1の入出力電極および前記第3の入出力電極の間に接続された第2のインダクタならびに前記第1のコンデンサおよび第3のコンデンサを含む第2の入出力経路とを備え、前記第1のインダクタは、前記第1の入出力経路に直列接続され、前記第1のコンデンサおよび前記第2のコンデンサは、前記第1の入出力経路に並列接続され、前記第2のインダクタは、前記第2の入出力経路に直列接続され、前記第1のコンデンサおよび前記第3のコンデンサは、前記第2の入出力経路に並列接続された高周波電子部品であって、
    前記高周波電子部品は、前記第1のインダクタを前記第1の入出力電極に接続するパターン導体を含み、前記パターン導体は、前記第2のインダクタの一部を構成する分岐を有し、
    前記第1のインダクタおよび前記第2のインダクタを前記積層体の前記一方主面側から見て2次元の平面図に写したときの投影図は、それぞれ環状であり、
    前記第1の入出力電極は、前記積層体の一方主面の短手方向の対称軸から外れた位置に設けられており、
    前記投影図における前記第1の入出力電極から前記第1のインダクタの外周までの距離であって前記パターン導体に沿った距離は、前記投影図における前記第1の入出力電極から前記第2のインダクタの外周までの距離であって前記パターン導体に沿った距離より長く、
    前記第2のコンデンサのキャパシタンスは、前記第3のコンデンサのキャパシタンスより小さいことを特徴とする、高周波電子部品。
  4. 前記第2のコンデンサの投影図の面積は、前記第3のコンデンサの投影図の面積より小さいことを特徴とする、請求項3に記載の高周波電子部品。
  5. 前記第1のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積は、前記第2のインダクタの投影図の外周で囲まれてなる領域の面積より大きいことを特徴とする、請求項4に記載の高周波電子部品。
JP2016126327A 2016-06-27 2016-06-27 高周波電子部品 Active JP6665707B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016126327A JP6665707B2 (ja) 2016-06-27 2016-06-27 高周波電子部品
TW106118398A TWI647876B (zh) 2016-06-27 2017-06-03 高頻電子零件
CN201710479612.7A CN107547062B (zh) 2016-06-27 2017-06-22 高频电子部件
US15/629,827 US10122060B2 (en) 2016-06-27 2017-06-22 High-frequency electronic component

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016126327A JP6665707B2 (ja) 2016-06-27 2016-06-27 高周波電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018006790A JP2018006790A (ja) 2018-01-11
JP6665707B2 true JP6665707B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=60678010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016126327A Active JP6665707B2 (ja) 2016-06-27 2016-06-27 高周波電子部品

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10122060B2 (ja)
JP (1) JP6665707B2 (ja)
CN (1) CN107547062B (ja)
TW (1) TWI647876B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020121985A1 (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 株式会社村田製作所 電力分配器

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2692916B2 (ja) * 1988-12-22 1997-12-17 株式会社東芝 高周波電力分配器
JP3333014B2 (ja) * 1993-10-04 2002-10-07 ティーディーケイ株式会社 高周波信号分配・合成器
JP3758000B2 (ja) * 1997-05-15 2006-03-22 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置
JP2002344276A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Murata Mfg Co Ltd 高周波電力分配・合成回路および高周波電力分配・合成部品
JP4079173B2 (ja) * 2004-02-06 2008-04-23 株式会社村田製作所 平衡型分配器
JP2008252215A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Soshin Electric Co Ltd ドハティ増幅器用合成器
US8471647B2 (en) * 2008-04-11 2013-06-25 Mitsubishi Electric Corporation Power divider
JP4591559B2 (ja) * 2008-06-20 2010-12-01 株式会社村田製作所 平衡不平衡変換器及び増幅回路モジュール
JP5131495B2 (ja) * 2010-07-29 2013-01-30 Tdk株式会社 薄膜バラン
US8653904B2 (en) * 2010-06-25 2014-02-18 Tdk Corporation Thin film balun
JP5810706B2 (ja) * 2010-09-06 2015-11-11 株式会社村田製作所 電子部品
JP5737304B2 (ja) * 2013-01-18 2015-06-17 株式会社村田製作所 フィルタ回路
JP6409255B2 (ja) * 2013-07-31 2018-10-24 株式会社村田製作所 デュプレクサ
CN205249153U (zh) * 2013-08-12 2016-05-18 株式会社村田制作所 功率分配器

Also Published As

Publication number Publication date
TWI647876B (zh) 2019-01-11
US20170373367A1 (en) 2017-12-28
JP2018006790A (ja) 2018-01-11
CN107547062A (zh) 2018-01-05
CN107547062B (zh) 2020-11-27
TW201817079A (zh) 2018-05-01
US10122060B2 (en) 2018-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6801826B2 (ja) フィルタ素子
JP6074653B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
TW201644191A (zh) 包含線圈及電容的層積複合電子零件
WO2018051798A1 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP5800113B2 (ja) 高周波モジュール部品
JP5979233B2 (ja) 積層型コイル部品および整合回路
US10848120B2 (en) Multilayer LC filter
JP6852356B2 (ja) 積層型フィルタ
JP6665707B2 (ja) 高周波電子部品
US9214917B2 (en) Stack type common mode filter for high frequency
JPWO2019097774A1 (ja) バンドパスフィルタ
JP6665865B2 (ja) Lc複合デバイス
JP2016225399A (ja) 積層型電子部品
WO2017199734A1 (ja) 積層フィルタ
JP5516552B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
JP2018170315A (ja) コイル部品
JP6801355B2 (ja) 積層型lcフィルタアレイ
KR102404329B1 (ko) 정합 모듈
JP2002043883A (ja) 積層型分波器
JP2019050460A (ja) 積層型電子部品
JP6664257B2 (ja) ローパスフィルター
JP2023042191A (ja) 積層型電子部品
JP2023042197A (ja) 積層型電子部品
JP2006081018A (ja) 積層型方向性結合器
JP2023042196A (ja) 積層型電子部品

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6665707

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150