JP6663430B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装機に関する。
従来より、吸着ノズルで吸着した部品を基板に実装する部品実装機において、吸着した部品を側方から撮像した画像に基づいて、部品の吸着姿勢の良否を判定するものが知られている。例えば、特許文献1の部品実装機は、画像から部品の任意の2点の位置における高さを検出し、検出した2点の高さの差分に基づいて部品の下縁に傾斜部分があるか否かを判定することで、部品の吸着姿勢の良否を判定している。
特許第4998148号公報
しかしながら、2点の高さを検出する位置によっては部品の下縁に傾斜部分があるか否かを正しく判定できない場合がある。例えば、側面視が矩形状の部品が傾いているものを考えると、最下端となる一の頂点を挟んだ二辺のうち、一方の辺上の点の高さと他方の辺上の点の高さとが2点の高さとして検出される場合がある。その場合、2点の高さの差分がほとんど生じないことがあるから、下縁に傾斜部分があるか否かを正しく判断することが困難となる場合がある。
本発明は、吸着された部品の吸着角度を適切に検出して、部品の吸着姿勢を正しく判定することを主目的とする。
本発明の部品実装機は、部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッドと、前記吸着ノズルの側方に配置される撮像装置と、前記吸着ノズルに吸着されている前記部品を側方から撮像するよう前記撮像装置を制御し、撮像により得られた画像に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定してから、前記部品を実装対象物に実装するよう前記ヘッドを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記画像から前記部品の最下端位置を含む下縁の位置を複数検出し、前記最下端位置を含む複数の検出位置に基づいて前記吸着ノズルに吸着されている前記部品の吸着角度を検出し、前記吸着角度に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定することを要旨とする。
本発明の部品実装機は、吸着ノズルに吸着されている部品を側方から撮像した画像から、部品の最下端位置を含む下縁の位置を複数検出し、最下端位置を含む複数の検出位置に基づいて部品の吸着角度を検出し、吸着角度に基づいて部品の吸着姿勢を判定する。これにより、部品が傾いている場合には最下端位置を含む複数の下縁位置は上下方向に差異が生じるものとなるから、部品の吸着角度を適切に検出して、部品の吸着姿勢を正しく判定することができる。
また、本発明の部品実装機において、前記制御装置は、前記最下端位置に基づいて前記部品の高さを検出して前記部品の高さ不良の有無を判定し、高さ不良がないと判定した前記部品について前記吸着角度を検出するものとすることもできる。ここで、部品の吸着の状態によっては、検出した高さは概ね基準値内に収まるものの実際には部品が傾いて吸着されている場合がある。このため、高さ不良がないと判定した部品の吸着角度を検出することで、部品の吸着姿勢をさらに正しく判定することができる。なお、高さ不良があると判定した部品は、吸着角度を検出しないものとし、吸着姿勢が不良であるとして実装しないものとすることができる。
また、本発明の部品実装機において、前記制御装置は、前記複数の検出位置を直線で近似した近似直線を求め、所定の基準線に対する前記近似直線の角度を前記吸着角度として検出するものとすることもできる。こうすれば、簡易な手法で吸着角度を精度よく検出することができる。
また、本発明の部品実装機において、前記部品は、側面視で一の角部を挟んで高さ方向の短辺と横方向の長辺とを有する部品であり、前記制御装置は、前記最下端位置を基準として左側へ所定間隔毎に前記部品の下縁の位置を検出すると共に右側へ前記所定間隔毎に前記部品の下縁の位置を検出し、左側と右側とのうち検出数の多い側の下縁の位置と前記最下端位置とを前記複数の検出位置とすることもできる。こうすれば、一の角部が最下端位置となるときに、高さ方向の短辺上から検出した下縁の位置を用いて部品の吸着角度を誤検出するのを防ぐことができるから、部品の吸着角度を適切に検出することができる。
また、本発明の部品実装機において、前記制御装置は、前記吸着角度が所定の許容範囲を超えるために前記部品の吸着姿勢が不良であると判定した場合には、前記部品を前記実装対象物に実装しないよう前記ヘッドを制御するものとすることもできる。こうすれば、部品が比較的大きく傾いた状態で実装されるのを防止して、部品の実装不良を低減させることができる。
また、本発明の部品実装機において、前記制御装置は、前記吸着角度が正常角度であるために前記部品の吸着姿勢が良好であると判定した場合には、所定の実装条件で前記部品を実装するよう前記ヘッドを制御し、前記吸着角度が正常角度でないために前記部品の吸着姿勢に傾きがあると判定した場合には、前記部品の傾きによる影響を抑えるように前記所定の実装条件を変更した実装条件で前記部品を実装するよう前記ヘッドを制御するものとすることもできる。こうすれば、部品の吸着角度が正常でない場合(正常でないものの所定の許容範囲内である場合)に、部品の実装不良が生じるのを抑えることができる。
また、本発明の部品実装機において、前記制御装置は、前記部品を吸着した前記吸着ノズルが前記部品の実装位置の上方位置に位置するまで前記ヘッドが移動するよう前記移動機構を制御し、前記吸着ノズルが前記上方位置にあるときに前記部品を側方から撮像するよう前記撮像装置を制御し、前記上方位置から前記実装位置まで前記吸着ノズルを下降させて前記部品を実装するよう前記ヘッドを制御するものとすることもできる。こうすれば、水平方向の移動が完了した後に、部品を実装する前の適切なタイミングで部品の吸着角度を検出することができる。
また、本発明の部品実装機において、前記制御装置は、前記部品を吸着していない状態の前記吸着ノズルを予め撮像するよう前記撮像装置を制御し、撮像により得られた画像に基づいて前記吸着ノズルが前記部品を吸着する吸着面の角度を予め検出し、前記部品の吸着角度を検出すると、前記吸着角度と前記吸着面の角度との相対角度に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定するものとすることもできる。こうすれば、吸着ノズルの傾きの影響を排除した部品の吸着角度を適切に検出することができる。
部品実装システム1の構成の概略を示す構成図。 ヘッドユニット60の構成の概略を示す構成図。 制御装置100と管理装置110の構成の概略を示す構成図。 部品実装処理の一例を示すフローチャート。 吸着姿勢判定処理の一例を示すフローチャート。 角度検出処理の一例を示すフローチャート。 吸着ノズル71に吸着されている部品Pの状態の一例を示す説明図。 実装処理の一例を示すフローチャート。 吸着ノズル交換処理の一例を示すフローチャート。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は部品実装システム1の構成の概略を示す構成図であり、図2はヘッドユニット60の構成の概略を示す構成図であり、図3は制御装置100と管理装置110の構成の概略を示す構成図である。部品実装システム1は、実装位置に接着剤などが塗布された基板Sに部品Pを実装(装着)する部品実装機10と、システム全体の管理を行う管理装置110とを備える。なお、本実施形態において、図1の左右方向がX軸方向であり、前後方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装機10は、図1に示すように、部品Pを収容したリールなどを備える部品供給装置20と、基板Sを搬送する基板搬送装置30と、吸着ノズル71で部品Pを吸着して基板Sに実装するヘッドユニット60と、ヘッドユニット60を移動させる移動機構50と、実装機全体を制御する制御装置100(図3参照)とを備える。また、部品実装機10は、これらの他に、吸着ノズル71に吸着されている部品Pを下方から撮像するためのパーツカメラ90と、複数種類の吸着ノズル71をストックするノズルストッカ94とを備える。なお、ヘッドユニット60の吸着ノズル71は、部品Pの種類や大きさなどに応じて適宜交換される。
移動機構50は、装置上部にY軸方向に沿って設けられたガイドレール56と、ガイドレール56に沿って移動が可能なY軸スライダ58と、Y軸スライダ58の前面にX軸方向に沿って設けられたガイドレール52と、ガイドレール52に沿って移動が可能でヘッドユニット60が取り付けられたX軸スライダ54とを備える。なお、X軸スライダ54は、X軸アクチュエータ55(図3参照)の駆動によって移動し、Y軸スライダ58は、Y軸アクチュエータ59(図3参照)の駆動によって移動する。制御装置70は、移動機構50(X軸アクチュエータ55およびY軸アクチュエータ59)を駆動制御することにより、XY平面上の任意の位置にヘッドユニット60を移動させることができる。
ヘッドユニット60は、図2に示すように、複数の軸状の吸着ノズル71が周方向(回転軸と同軸の円周上)に所定角度間隔で配置されたロータリヘッド70と、吸着ノズル71を側方から撮像する側方カメラ80とを備える。なお、ロータリヘッド70には、例えば、吸着ノズル71が30度の間隔で12個配置されている。
ロータリヘッド70は、複数の吸着ノズル71をそれぞれ保持する複数のノズルホルダ72と、ロータリヘッド70を所定角度ずつ間欠回転させるR軸アクチュエータ76と、各吸着ノズル71を回転させるθ軸アクチュエータ77と、吸着ノズル71をZ軸(上下)方向に移動させるZ軸アクチュエータ78とを備える。ロータリヘッド70が間欠回転すると、各吸着ノズル71が所定角度ずつ円周上の各位置を移動する。また、吸着ノズル71(吸引口)は、電磁弁79(図3参照)により図示しない吸引ポンプとの連通と遮断とが行われ、吸引ポンプからの負圧が作用することで部品Pを吸着可能となる。
側方カメラ80は、ヘッドユニット60の下部に取り付けられたカメラ本体82と、カメラ本体82への光路を形成する光学系ユニット84とにより構成されている。光学系ユニット84は、図示しない照射部を備えており、その照射部からロータリヘッド70の下部の中心位置に取り付けられた図示しない円筒状の蛍光部材に向けて紫外光を照射する。その紫外光を受けて蛍光部材が発光すると、所定の撮像位置にある吸着ノズル71や部品Pで遮られた光を除いた光が、光学系ユニット84に入光し、光学系ユニット84の光路を経てカメラ本体82に導かれる。これにより、カメラ本体82が、所定の撮像位置にある吸着ノズル71や部品Pを撮像可能となる。なお、所定の撮像位置は、例えば、円周上の各位置のうち、Z軸アクチュエータ78により吸着ノズル71がZ軸方向に移動可能となる位置(吸着用の位置、実装用の位置など)である。制御装置100は、側方カメラ80で撮像された画像に基づいて部品Pの有無や部品Pの吸着姿勢などを判定する。
制御装置100は、図3に示すように、CPU101を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU101の他に、ROM102とHDD103とRAM104と入出力インタフェース105とを備える。これらは、バス106を介して接続されている。制御装置100は、側方カメラ80やパーツカメラ90からの画像信号などを入出力インタフェース105を介して入力する。また、制御装置100は、部品供給装置20や基板搬送装置30、移動機構50(X軸アクチュエータ55、Y軸アクチュエータ59)、ヘッドユニット60(R軸アクチュエータ76やθ軸アクチュエータ77、Z軸アクチュエータ78、電磁弁79)への駆動信号などを入出力インタフェース105を介して出力する。
管理装置110は、例えば汎用のコンピュータであり、図3に示すように、CPU111とROM112とHDD113とRAM114と入出力インターフェース115とを備える。これらは、バス116を介して接続されている。管理装置110は、マウスやキーボード等の入力デバイス117からの入力信号を入出力インターフェース115を介して入力する。また、管理装置110は、ディスプレイ118への画像信号を入出力インターフェース115を介して出力する。HDD113は、基板Sの生産プログラムなどを記憶している。基板Sの生産プログラムは、部品実装機10においてどの部品Pをどの順番で基板Sへ実装するか、また、そのように部品Pを実装した基板Sを何枚作製するかなどを定めたプログラムをいう。管理装置110は、生産プログラムに従って、部品Pが所定の実装位置に所定の実装向きで実装されるよう制御装置100に指令信号を出力する。
以下は、こうして構成された部品実装機10の動作の説明である。図4は制御装置100のCPU101により実行される部品実装処理の一例を示すフローチャートである。
部品実装処理では、制御装置100のCPU101は、まず、基板搬送装置30を制御して基板Sを搬送する基板搬送処理を行う(S100)。次に、CPU101は、移動機構50(X軸アクチュエータ55およびY軸アクチュエータ59)を制御して、部品供給装置20の供給位置上にヘッドユニット60を移動させる(S110)。続いて、CPU101は、ロータリヘッド70を制御して吸着ノズル71に部品Pを吸着させる吸着処理を行う(S120)。S120の処理は、吸着ノズル71が円周上の吸着用の位置まで移動するようR軸アクチュエータ76を制御し、吸着用の位置に移動した吸着ノズル71の吸引面(先端)が部品Pと当接するまで吸着ノズル71が下降するようZ軸アクチュエータ78を制御し、吸着ノズル71に負圧を作用させるよう電磁弁79を制御することにより行われる。CPU101は、吸着処理を行うと、全ての吸着ノズル71が部品Pを吸着したか否かを判定し(S130)、部品Pを吸着していない吸着ノズル71があると判定するとS120の処理に戻り、全ての吸着ノズル71が部品Pを吸着したと判定すると次のS140の処理に進む。
次に、CPU101は、移動機構50を制御し、パーツカメラ90の上方を経由して基板S上にヘッドユニット60を移動させる(S140)。また、CPU101は、ヘッドユニット60がパーツカメラ90の上方を移動するときに、パーツカメラ90を制御して各吸着ノズル71に吸着されている各部品Pを下方から撮像して下方画像を取得し(S150)、取得した下方画像を処理して実装時の位置補正量を設定する(S160)。S160の処理は、下方画像を処理して吸着ノズル71に対する部品Pの吸着位置のずれを検出し、その位置ずれを解消し得る位置補正量を部品P毎に設定することにより行われる。なお、CPU101は、部品Pの吸着位置のずれ以外にも、部品Pの形状やサイズ,向きなどを検出可能である。
続いて、CPU101は、吸着ノズル71が吸着している部品Pの吸着姿勢を判定する吸着姿勢判定処理を行ってから(S170)、部品Pを基板Sに実装する実装処理を行う(S180)。S170の処理は、次の実装対象の部品Pを吸着している吸着ノズル71が実装用の位置に移動するようR軸アクチュエータ76を駆動し、部品Pの所定の側面が側方カメラ80で撮像可能な向きとなるまで吸着ノズル71(部品P)が回転するようθ軸アクチュエータ77を駆動してから行われる。即ち、S170では、実装直前の吸着ノズル71が吸着している部品Pの吸着姿勢が判定されることになる。CPU101は、S180の実装処理を行うと、各吸着ノズル71が吸着している全ての部品Pの実装処理が行われたか否かを判定し(S190)、全ての部品Pの実装処理が行われてないと判定すると、S170,S180の処理を繰り返し、全ての部品Pの実装処理が行われたと判定すると、部品実装処理を終了する。
図5はS170の吸着姿勢判定処理の一例を示すフローチャートである。CPU101は、まず、側方カメラ80を制御して実装用の位置にある実装直前の吸着ノズル71を側方から撮像して側方画像を取得し(S200)、取得した側方画像を処理して部品Pの最下端位置Zpを検出する(S210)。S210の処理は、側方画像から判別した部品Pの領域のうち下縁にあるエッジ画素を抽出し、各エッジ画素のうちZ方向の位置が最も小さい画素(最も下方の位置にある画素)の位置を特定することで、最下端位置Zpを検出する。なお、例えば側面視が矩形状の部品Pが水平状態で吸着ノズル71に吸着されていても、部品Pの下面の僅かな凹凸や画像処理の誤差などにより、部品Pの下縁のエッジ画素の各位置に僅かな差異が生じていれば、最も下方の位置を決定することは可能である。また、CPU101は、最下端となり得る位置が複数あれば、部品Pの中央に最も近い位置を最下端位置Zpとして検出してもよい。
次に、CPU101は、最下端位置Zpに基づいて検出された部品Pの高さHp(検出高さHp)と、部品Pの基準高さとを比較して(S220)、部品Pの高さ不良があるか否かを判定する(S230)。ここで、側方画像における吸着ノズル71の吸引面の位置が予め定められていれば、S220の処理は、最下端位置Zpと吸着ノズル71の吸引面の位置との差分を算出することで高さHpを検出する処理となる。あるいは、CPU101は、側方画像から部品Pの最上端位置を検出し、最上端位置と最下端位置Zpとの差分を算出することで高さHpを検出してもよい。また、S230の処理は、部品Pの高さHpが基準範囲内にあれば高さ不良がないと判定し、高さHpが基準範囲外にあれば高さ不良があると判定することにより行われる。基準範囲は、部品Pの基準高さに対し若干のマージンをもった範囲などとすればよい。また、CPU101は、最下端位置Zpが部品P毎に定められた基準位置の範囲内にあるか否かに基づいて高さ不良があるか否かを判定してもよい。なお、部品Pが正常な向きから立ち上がっている場合や部品Pが正常な向きから斜めに大きく傾いている場合などに高さHpが基準範囲外となり、CPU101は高さ不良があると判定する。CPU101は、S230で高さ不良があると判定すると、吸着ノズル71に吸着している部品Pは姿勢不良であると判定して(S240)、吸着姿勢判定処理を終了する。一方、CPU101は、S230で高さ不良がないと判定すると、部品Pの吸着角度を検出する角度検出処理を実行する(S250)。
図6は角度検出処理の一例を示すフローチャートであり、図7は吸着ノズル71に吸着されている部品Pの状態の一例を示す説明図である。図7(a)は部品Pが傾きなどなく正常な姿勢で吸着されている状態を示し、図7(b)は部品Pが斜めに傾いた姿勢で吸着されている状態を示す。なお、図7は、部品Pとして、基準高さを超える長さの下辺を有し、側面視が長方形状の部品を例示する。図7(a)では、部品Pの略中央の位置が最下端位置Zpとして検出され、図7(b)では、部品Pの左下角の位置が最下端位置Zpとして検出されている。ここで、吸着ノズル71は、部品Pのサイズに合った大きさのものが使用される。しかし、近年は部品Pの小型化が顕著に進んでおり、部品Pが吸着ノズル71で吸着される際に、部品Pの位置ずれなどを原因として吸着ノズル71の吸引口に部品Pの一部が入り込んでしまう場合がある(図7(b))。その場合、部品Pは斜めに傾いた状態で吸引されるが、吸着ノズル71に入り込んでいる部品Pの一部は側方画像に写らないため、画像処理で検出される高さHpは部品Pの基準高さと大きく変わらないことがある。このため、CPU101は、高さHpが基準範囲内にあると誤判定することになる。一方で、基準範囲を狭くしておけば、図7(b)のような部品Pの高さ不良を、CPU101が検出することは可能である。しかし、そのようにすると、製造誤差などに起因する高さHpのバラツキが、高さ不良として頻繁に検出される可能性があるため、好ましくない。そこで、本実施形態は、CPU101が従来通りの基準範囲で部品Pの高さ不良の判定を行い、高さ不良でないと判定した部品Pについて吸着角度を検出することで、図7(b)のような部品Pの吸着姿勢を正しく判定できるようにするのである。
図6の角度検出処理では、CPU101は、まず、最下端位置Zpを基準として左側から所定間隔Dで部品Pの下縁位置を検出すると共に(S300)、最下端位置Zpを基準として右側から所定間隔Dで部品Pの下縁位置を検出する(S310)。S300やS310では、CPU101は、最下端位置Zpの左側の下縁や右側の下縁にある複数のエッジ画素のうち、最下端位置Zpの画素位置を基準として所定間隔Dに相当する画素数分ずつ離れた位置にある画素を順次抽出することにより、下縁位置を検出する。また、CPU101は、下縁位置の検出数が所定数(例えば6点などの2以上の複数)以上となった場合や先に検出した下縁位置から所定間隔Dだけ離れた位置で下縁位置が検出されなくなった場合に、下縁位置の検出を終了する。図7(a)では、部品Pの底辺において最下端位置Zpを挟んで左側と右側から複数(同数)の下縁位置(黒丸で図示)が検出されている。また、図7(b)では、最下端位置Zpを挟んで左側の辺(側面の辺)と右側の辺(底面の辺)から複数の下縁位置(黒丸で図示)が検出されている。
次に、CPU101は、最下端位置Zpの左側と右側とのうち検出数の多い側の下縁位置と最下端位置Zpとを処理対象に設定し(S320)、設定した処理対象の各位置を直線で近似して近似直線を導出する(S330)。図7(b)では、最下端位置Zpの左側から3つの下縁位置が検出され、最下端位置Zpの右側から6つの下縁位置が検出されており、検出数が多いのは右側となる。このため、CPU101は、最下端位置Zpとそれよりも右側の6つの下縁位置とを処理対象に設定する。これにより、高さを超える長さの下辺を有する部品Pの吸着角度を検出する際に、部品Pの側面の辺上の各位置を誤って処理対象とするのを防止することができる。一方、図7(a)では、最下端位置Zpの左側と右側とで同数の下縁位置が検出されている。左右の検出数が同数の場合、CPU101は、予め定められた一方の側の下縁位置を処理対象に設定すればよい。また、S330の処理は、例えば、最小二乗法を用いて近似直線を導出することにより行われる。勿論、最小二乗法に限られず近似直線を導出できるものであれば、CPU101は如何なる方法を用いてもよい。CPU101は、近似直線を導出すると、その近似直線が基準線(例えば、Z軸に直交する線,水平な線)となす角度を算出することで部品Pの吸着角度を検出して(S340)、角度検出処理を終了する。
CPU101は、こうして部品Pの吸着角度を検出すると、図5の吸着姿勢判定処理にて、部品Pの吸着角度が正常角度であるか否かを判定する(S260)。ここで、正常角度は、部品Pが傾くことなく吸着ノズル71に正常に吸着されている場合の角度であり(例えば図7(a))、近似直線がZ軸に略直交する角度(吸着角度が略0度)などとすることができる。CPU101は、S260で部品Pの吸着角度が正常角度であると判定すると、部品Pの吸着姿勢は良好であると判定して(S270)、吸着姿勢判定処理を終了する。一方、CPU101は、吸着角度が正常角度でないと判定すると、吸着角度は所定の許容範囲内であるか否かを判定し(S280)、所定の許容範囲内であれば、部品Pの吸着姿勢は傾きが生じているものの基板Sへの実装は可能な姿勢(実装が許容される姿勢、傾き姿勢という)であると判定して(S290)、吸着姿勢判定処理を終了する。また、CPU101は、吸着角度が許容範囲内でなく許容範囲外であると判定すると、部品Pは傾きが大きく姿勢不良であると判定して(S240)、吸着姿勢判定処理を終了する。ここで、所定の許容範囲は、例えば、正常角度(ここでは略0度)に対して、正側と負側に、それぞれ数度や十数度程度の範囲として定められるものとすることができる。
図8は、S180の実装処理の一例を示すフローチャートである。CPU101は、まず、実装処理の対象となる部品Pが、吸着姿勢判定処理で姿勢不良と判定された姿勢不良品であるか否か(S400)、吸着姿勢判定処理で姿勢良好と判定された姿勢良好品であるか否か(S410)、をそれぞれ判定する。CPU101は、S400で部品Pが姿勢不良品であると判定すると、その部品Pの実装をスキップして(S420)、実装処理を終了する。このように、CPU101は、高さ不良により姿勢不良と判定した部品Pや、高さ不良でなくても吸着角度が所定の許容範囲を超えるために姿勢不良と判定した部品Pを実装しないから、部品Pの実装不良を抑制することができる。なお、CPU101は、実装をスキップした部品Pを所定の廃棄領域に廃棄する処理を行ったり、部品Pの実装をスキップした旨の情報を管理装置110に送信したりする。
また、CPU101は、S400,S410で部品Pが姿勢不良品でなく姿勢良好品であると判定すると、図4の部品実装処理のS160で設定した位置補正量に基づいて部品Pの所定の実装位置を補正して(S430)、補正後の実装位置に通常動作で部品Pを実装して(S440)、実装処理を終了する。S440の処理では、まず、実装対象の部品Pを吸着している吸着ノズル71が補正後の実装位置上の位置に移動するよう移動機構50を制御すると共に部品Pが所定の実装向きとなるまで吸着ノズル71が回転するようθ軸アクチュエータ77を制御する処理が行われる。続いて、S440の処理では、部品Pが基板Sに載置されるまで通常の下降速度で吸着ノズル71が下降するようZ軸アクチュエータ78を制御してから、電磁弁79を制御して吸着ノズル71に正圧を作用させて部品Pの吸着を解除する処理などが行われる。
一方、CPU101は、S400,S410で部品Pが姿勢不良品や姿勢良好品でなく傾き姿勢の部品であると判定すると、部品Pの吸着角度に応じた角度補正量を設定する(S450)。ここで、傾き姿勢の部品Pは、実装されるときに底面の角(最下端位置Zp)から基板Sに接触するため、基板S上を部品Pが滑るように移動して実装位置がずれることがある。そのような部品Pの位置ずれ量(滑り量)やずれ方向は、部品Pの種類(形状やサイズ、重量)や吸着角度、基板Sに塗布されている接着剤の種類などによって異なる傾向になるものといえる。そこで、部品実装機10の操作者(作業者)などが、実験やシミュレーション、経験などにより、部品Pの種類や吸着角度などに応じた位置ずれ量やその方向の傾向を予め求めてHDD103などに記憶しておくことができる。このようにすれば、S450の処理は、HDD103に記憶されている位置ずれ量やずれ方向に基づいて、傾き姿勢の部品Pが基板Sに載置される際のずれを想定した補正量を角度補正量として設定することにより行われるものとすることができる。
続いて、CPU101は、S450で設定した角度補正量と、図4の部品実装処理のS160で設定した位置補正量とに基づいて部品Pの所定の実装位置を補正して(S460)、補正後の実装位置に低速動作で部品Pを実装して(S470)、実装処理を終了する。S460の処理では、上述したように、傾き姿勢の部品Pが基板Sに載置される際のずれを想定した角度補正量を用いて実装位置が補正されるから、部品Pが実装される際に傾き姿勢による位置ずれ(滑り)が生じても、適切な位置に実装することができる。また、S470の低速動作の実装は、S440の通常動作よりも低速で吸着ノズル71が下降するようZ軸アクチュエータ78を制御することにより行われる。ここで、傾き姿勢の部品Pは、実装されるときに底面の角(最下端位置Zp)から基板Sに接触するため、通常の速度で下降すると、その勢いにより基板Sに部品Pが弾かれて予期せぬ方向に移動することがある。このため、S470では、CPU101は、吸着ノズル71を低速で下降させて、部品Pが基板Sに接触する際の勢いを抑えることによって、部品Pが予期せぬ方向に移動するのを防止するのである。このように、CPU101は、部品Pが傾き姿勢の場合には、吸着角度に応じた角度補正量で実装位置を補正しつつ、通常よりも低速動作で実装するから、部品Pの傾きに適切に対応して実装不良が生じるのを防止することができる。なお、部品Pが傾き姿勢の場合に低速動作で実装するものとしたから、上述した部品Pの傾きに応じた位置ずれ量やその方向の傾向を求める際にも、低速動作で実験やシミュレーションが行われるものとすればよい。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の部品実装機10が本発明の部品実装機に相当し、吸着ノズル71が吸着ノズルに相当し、ヘッドユニット60がヘッドに相当し、側方カメラ80が撮像装置に相当し、図4の部品実装処理のS170,S180の処理(図5の吸着姿勢判定処理,図6の角度検出処理,図8の実装処理)を実行する制御装置100が制御装置に相当する。
以上説明した本実施形態の部品実装機10は、吸着ノズル71に吸着されている部品Pを側方カメラ80で撮像した側方画像から、部品Pの最下端位置Zpと複数の下縁位置とを検出し、最下端位置Zpと複数の下縁位置とに基づいて部品Pの吸着角度を検出して部品Pの吸着姿勢を判定する。このため、部品実装機10は、最下端位置Zpと複数の下縁位置との少なくとも三点以上に基づいて部品Pの吸着角度を適切に検出することができるから、部品Pの吸着姿勢を正しく判定することができる。
また、部品実装機10は、部品Pの高さHpが基準範囲内にあると判定した部品Pに対して吸着角度を検出するから、高さHpが基準範囲内にあるものの実際には部品Pが傾いている状態(部品Pの一部が吸着ノズル71の吸引口に入り込んでいる状態など)を正しく検出することができる。また、部品実装機10は、最下端位置Zpと複数の下縁位置とを直線で近似した近似直線の角度を吸着角度として検出するから、簡易な手法で吸着角度を精度よく検出することができる。また、部品実装機10は、最下端位置Zpの左右から所定間隔D毎に下縁位置を検出して検出数の多い側の下縁位置を用いるから、基準高さを超える長さの下辺を有する部品Pの吸着角度を誤検出するのを防ぐことができる。即ち、側面視で高さ方向の短辺と横方向の長辺とを有する矩形部品において、角部が最下端位置として検出された場合、角部を挟む短辺と長辺とのうち長辺側の下縁位置を正しく検出して吸着角度を検出することができる。また、部品実装機10は、吸着角度が所定の許容範囲を超えると判定した場合、その部品Pを基板Sに実装しないから実装不良を防止することができる。また、部品実装機10は、傾き姿勢の部品Pを通常の実装条件(所定の実装条件)とは下降速度が異なり角度に応じた位置補正量(角度補正量)を用いた実装条件で実装するから、部品Pの吸着角度に適切に対応して部品Pを精度よく実装することができる。また、部品実装機10は、部品Pの実装直前の側方画像に基づいて吸着角度を検出するから、適切なタイミングで吸着姿勢を判定することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施形態では、制御装置100のCPU101は、部品Pの吸着角度が所定の許容範囲内であるか否かに基づいて部品Pを実装するか否かを判定し、部品Pを実装すると判定した場合には、吸着角度が正常角度であるか否かに基づいて異なる実装条件で部品Pを実装するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、CPU101は、部品Pの吸着角度が所定の許容範囲内であるために部品Pを実装すると判定した場合には、吸着角度が正常角度であるか否かに拘わらず、部品Pを同じ実装条件で実装するものとしてもよい。また、CPU101は、部品Pの吸着角度が正常角度であるか否かに基づいて部品Pを実装するか否かを判定してもよく、吸着角度が正常角度であれば部品Pを実装すると判定し、吸着角度が正常角度でなければ部品Pを実装しないと判定してもよい。また、吸着角度が正常角度でなければ、CPU101が吸着角度を管理装置110に送信し、管理装置110がディスプレイ118に吸着角度を表示することなどにより、作業者の判断を仰いで部品Pを実装するか否かを決定するものなどとしてもよい。また、管理装置110が、部品Pの吸着角度を、部品の種類毎や吸着ノズル71の種類毎などで集計しておき、作業者がその集計結果を部品Pの吸着姿勢の改善などに用いるものとしてもよい。
上述した実施形態では、CPU101は、部品Pの吸着角度を検出する際に吸着ノズル71の吸着面(吸引口の先端面)の傾き角度を考慮していないが、これに限られず、吸着ノズル71の吸着面の傾き角度を考慮するものとしてもよい。図9は、吸着ノズル交換処理の一例を示すフローチャートである。吸着ノズル交換処理では、制御装置100のCPU101は、まず、ノズルストッカ94上に交換対象の吸着ノズル71が位置するよう移動機構50を制御してヘッドユニット60を移動させる(S500)。そして、CPU101は、交換対象の吸着ノズル71をノズルストッカ94内の空き領域に収納させて取り外してから(S510)、ノズルストッカ94内の別の吸着ノズル71をノズルホルダ72に取り付ける(S520)。次に、CPU101は、取り付けた吸着ノズル71を側方カメラ80で撮像して側方画像を取得し(S530)、取得した側方画像を処理して吸着ノズル71の最下端位置Znを検出して(S540)、最下端位置Znに基づいて吸着ノズル71の吸着面の傾き角度を検出する角度検出処理を実行する(S550)。
ここで、S540の処理は、図5の吸着姿勢判定処理のS210と同様に行われ、S550の処理は、吸着姿勢判定処理のS250(図6の角度検出処理)と同様に行われる。即ち、CPU101は、最下端位置Znの左側または右側のうち検出数の多い下縁位置と、最下端位置Znとを近似する近似直線を導出し、近似直線の角度を吸着ノズル71の吸着面の傾き角度として検出する。吸着ノズル71は、通常は吸着面が水平(角度が殆ど0度)であるが、加工不良や取付不良などにより吸着面が傾く場合がある。CPU101は、そのような傾き角度を検出し、検出した傾き角度をRAM104に記憶して(S560)、吸着ノズル71の交換が完了したか否かを判定する(S570)。CPU101は、吸着ノズル71の交換が完了してないと判定すると、S510に戻り処理を繰り返し、吸着ノズル71の交換が完了したと判定すると、吸着ノズル交換処理を終了する。
このように、変形例では、吸着ノズル71が交換されたとき(ノズルホルダ72に新たに吸着ノズル71が取り付けられたとき)に、吸着ノズル71の吸着面の傾き角度を検出して記憶するのである。このため、例えば、図6の部品Pの角度検出処理で部品Pの吸着角度を検出した際に、その吸着角度から吸着ノズル71の吸着面の傾き角度を減じたりすることで、吸着ノズル71の影響を排除して部品P自体の傾きを検出することができる。即ち、吸着ノズル71の吸着面が傾いているために部品Pが傾いているのか、吸着ノズル71の吸着面は水平であるものの部品Pが傾いているのかを区別して検出することが可能となる。したがって、部品Pの吸着角度を正しく判定することができるから、部品Pの吸着姿勢の改善などに役立てることができる。
上述した実施形態では、CPU101は、部品Pの吸着角度を部品Pの実装直前のタイミング(実装用の位置に吸着ノズル71が位置している状態)で検出するものとしたが、これに限られず、部品Pを吸着してから実装するまでの間であれば、どのタイミングで吸着角度を検出してもよい。例えば、部品供給装置20の供給位置に供給された部品Pを吸着ノズル71が吸着し、その吸着ノズル71が上昇したときに(吸着直後のタイミングで)、部品Pの吸着角度を検出するものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、CPU101は、高さ不良がないと判定された部品Pに対して吸着角度を検出するもの、即ち、部品Pの角度検出処理を行う前に高さ不良を判定するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、CPU101は、高さ不良を判定することなく全ての部品Pについて角度検出処理を行うものとしてもよい。
上述した実施形態では、CPU101は、傾き姿勢の部品Pを実装する場合、吸着角度に応じた角度補正量に基づいて実装位置を補正すると共に通常よりも低速で吸着ノズル71を下降させる低速動作で部品Pの実装を行うものとしたが、これに限られるものではない。例えば、CPU101は、角度補正量に基づいて実装位置を補正するものの通常動作で部品Pの実装を行うものとしてもよいし、角度補正量に基づく補正を行うことなく低速動作で部品Pの実装を行うものとしてもよい。また、CPU101は、低速動作における下降速度を、部品の吸着角度の大小に応じて変更してもよいし、下降途中の所定位置までは通常動作とし、所定位置を過ぎると通常よりも低速動作とするものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、CPU101は、最下端位置Zpと複数の下縁位置とを通る近似直線を導出し、その近似直線の角度を部品Pの吸着角度として検出したが、これに限られず、最下端位置Zpと複数の下縁位置とに基づいて部品Pの吸着角度を検出するものであればよい。例えば、CPU101は、複数の下縁位置の高さ方向(Z方向)および横方向(水平方向)の平均位置を算出し、最下端位置Zpと平均位置との二点を通る直線を導出し、その直線の角度を部品Pの吸着角度として検出するものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、CPU101は、側方カメラ80で部品Pの一側面を撮像して部品Pの吸着角度を検出するものとしたが、これに限られず、部品Pの側面を複数面に亘って撮像して部品Pの複数面の吸着角度を検出するものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、部品実装機10は複数の吸着ノズル71を備えるものとしたが、これに限られず、吸着ノズル71の数は1つであってもよい。
本発明は、部品実装機の製造産業などに利用可能である。
1 部品実装システム、10 部品実装機、20 部品供給装置、30 基板搬送装置、50 移動機構、52,56 ガイドレール、54 X軸スライダ、55 X軸アクチュエータ、58 Y軸スライダ、59 Y軸アクチュエータ、60 ヘッドユニット、70 ロータリヘッド、71 吸着ノズル、72 ノズルホルダ、76 R軸アクチュエータ、77 θ軸アクチュエータ、78 Z軸アクチュエータ、79 電磁弁、80 側方カメラ、82 カメラ本体、84 光学系ユニット、90 パーツカメラ、94 ノズルストッカ、100 制御装置、101,111 CPU、102,112 ROM、103,113 HDD、104,114 RAM、105,115 入出力インタフェース、106,116 バス、110 管理装置、117 入力デバイス、118 ディスプレイ、P 部品、S 基板。

Claims (8)

  1. 部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッドと、
    前記吸着ノズルの側方に配置される撮像装置と、
    前記吸着ノズルに吸着されている前記部品を側方から撮像するよう前記撮像装置を制御し、撮像により得られた画像に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定してから、前記部品を実装対象物に実装するよう前記ヘッドを制御する制御装置と、
    を備え、
    前記部品は、側面視で一の角部を挟んで高さ方向の短辺と横方向の長辺とを有する部品であり、
    前記制御装置は、
    記画像から前記部品の最下端位置を含む下縁の位置を複数検出し、前記最下端位置を含む複数の検出位置に基づいて前記吸着ノズルに吸着されている前記部品の吸着角度を検出し、前記吸着角度に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定するものであり、
    前記最下端位置を基準として左側へ所定間隔毎に前記部品の下縁の位置を検出すると共に右側へ前記所定間隔毎に前記部品の下縁の位置を検出し、左側と右側とのうち検出数の多い側の下縁の位置と前記最下端位置とを前記複数の検出位置とする
    部品実装機。
  2. 請求項1に記載の部品実装機であって、
    前記制御装置は、前記最下端位置に基づいて前記部品の高さを検出して前記部品の高さ不良の有無を判定し、高さ不良がないと判定した前記部品について前記吸着角度を検出する
    部品実装機。
  3. 請求項1または2に記載の部品実装機であって、
    前記制御装置は、前記複数の検出位置を直線で近似した近似直線を求め、所定の基準線に対する前記近似直線の角度を前記吸着角度として検出する
    部品実装機。
  4. 請求項1ないしいずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記制御装置は、前記吸着角度が所定の許容範囲を超えるために前記部品の吸着姿勢が不良であると判定した場合には、前記部品を前記実装対象物に実装しないよう前記ヘッドを制御する
    部品実装機。
  5. 請求項1ないしいずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記制御装置は、前記吸着角度が正常角度であるために前記部品の吸着姿勢が良好であると判定した場合には、所定の実装条件で前記部品を実装するよう前記ヘッドを制御し、前記吸着角度が正常角度でないために前記部品の吸着姿勢に傾きがあると判定した場合には、前記部品の傾きによる影響を抑えるように前記所定の実装条件を変更した実装条件で前記部品を実装するよう前記ヘッドを制御する
    部品実装機。
  6. 請求項1ないしいずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記ヘッドを水平方向に移動させる移動機構を備え、
    前記制御装置は、前記部品を吸着した前記吸着ノズルが前記部品の実装位置の上方位置に位置するまで前記ヘッドが移動するよう前記移動機構を制御し、前記吸着ノズルが前記上方位置にあるときに前記部品を側方から撮像するよう前記撮像装置を制御し、前記上方位置から前記実装位置まで前記吸着ノズルを下降させて前記部品を実装するよう前記ヘッドを制御する
    部品実装機。
  7. 部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッドと、
    前記吸着ノズルの側方に配置される撮像装置と、
    前記吸着ノズルに吸着されている前記部品を側方から撮像するよう前記撮像装置を制御し、撮像により得られた画像に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定してから、前記部品を実装対象物に実装するよう前記ヘッドを制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    記画像から前記部品の最下端位置を含む下縁の位置を複数検出し、前記最下端位置を含む複数の検出位置に基づいて前記吸着ノズルに吸着されている前記部品の吸着角度を検出し、前記吸着角度に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定するものであり、
    前記部品を吸着していない状態の前記吸着ノズルを予め撮像するよう前記撮像装置を制御し、撮像により得られた画像に基づいて前記吸着ノズルが前記部品を吸着する吸着面の角度を予め検出し、前記部品の吸着角度を検出すると、前記吸着角度と前記吸着面の角度との相対角度に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定する
    部品実装機。
  8. 部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッドと、
    前記吸着ノズルの側方に配置される撮像装置と、
    前記吸着ノズルに吸着されている前記部品を側方から撮像するよう前記撮像装置を制御し、撮像により得られた画像に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定してから、前記部品を実装対象物に実装するよう前記ヘッドを制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記画像から前記部品の最下端位置を検出すると共に、前記最下端位置を基準として異なる方向に所定間隔で下縁の位置を複数検出し、前記最下端位置を含む複数の検出位置に基づいて前記吸着ノズルに吸着されている前記部品の吸着角度を検出し、前記吸着角度に基づいて前記部品の吸着姿勢を判定する
    部品実装機。
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