JP4998148B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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本発明は、基台に対して移載ヘッドを移動させることにより、移載ヘッドが備える吸着ノズルに吸着させた部品を基台上に位置決めした基板に搭載させる部品実装装置に関するものである。
部品実装装置は、基台に対して移動自在な移載ヘッドに吸着ノズルを備えており、部品供給部が供給する部品を吸着ノズルに吸着(ピックアップ)させて基台上に位置決めした基板に搭載させるようになっている。吸着ノズルにピックアップされた部品は基板に搭載される前に基台上に設置した部品カメラの上方を通過するように移動され、部品カメラによる部品の画像認識(撮像)が行われる。そして、得られた画像情報から吸着ノズルに対する上下軸まわり方向のずれ(吸着ずれ)等が検出され、部品が基板に搭載されるときの位置ずれ補正量が算出される。
また、吸着ノズルに吸着された部品は部品カメラによる部品の画像認識が行われるとき、部品カメラの近傍に配置されたラインセンサカメラによって画像認識(撮像)され、得られた画像に基づいて部品の吸着ノズルに対する吸着姿勢の良否が判定される。ラインセンサカメラを構成する投光器とラインセンサはその検査光の光軸が部品の移動方向と平面視において直交(或いはほぼ直交)するように配置され、吸着ノズルに吸着された部品は検査光の光軸を横切るときにラインセンサカメラによって撮像される。そして、得られた画像から部品の画像の高さ(高さ方向寸法)を求め、これが予め定めた基準値(この基準値は部品の厚さに許容誤差を加味して設定される)を上回っていた場合には、その部品は吸着ノズルに対して傾いた姿勢で吸着されている可能性が高いことから吸着ノズルに対する吸着姿勢は不良であると判定し、その部品を基板に搭載することなく廃棄する(特許文献1)。
特開2004−356139号公報
しかしながら、部品が吸着ノズルに対して傾いた姿勢で吸着されている場合であってもその一部が吸着ノズル内に入り込んでいるようなときには、部品の画像の高さが基準値と同程度となって部品の画像の高さに基づいた吸着姿勢の良否の判定が困難になり、特に部品が微小化すると、上記基準値に対する部品の寸法公差の割合が相対的に大きくなるために判定がより困難になってくるという問題点があった。
そこで本発明は、微小な部品に対しても吸着ノズルに対する吸着姿勢の良否の判定を正確に行うことができる部品実装装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装装置は、基台に対して移載ヘッドを移動させることにより、移載ヘッドが備える吸着ノズルに吸着させた部品を基台上に位置決めした基板に搭載させる部品実装装置であって、検査光を水平方向に投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光するラインセンサから成るラインセンサカメラと、移載ヘッドの吸着ノズルに吸着された基板への搭載前の部品がラインセンサカメラの検査光の光軸を水平に横切るように移載ヘッドを移動させてラインセンサカメラに部品の撮像を行わせる撮像制御手段と、ラインセンサカメラによる部品の撮像によって得られた部品の画像に基づいてその部品の画像の高さが基準値を上回っているか否か及びその部品の画像の下縁に水平からの傾斜部分があるか否かの判断を行い、これらの判断結果に応じてその部品の吸着ノズルに対する吸着姿勢の良否の判定を行う判定手段とを備え、前記部品の画像の高さが基準値を上回っているか否かは、前記吸着ノズルの下端部に相当する位置と前記画像の下縁上の各点との間の上下方向距離の最大値が、部品の厚さに許容誤差を加味して設定される基準値を上回っているかによって判断し、また前記傾斜部分があることは、前記画像の下縁上の複数の点の各点についての上下方向距離の平均値と前記画像の高さの差が予め定めた基準量を超えているかによって判断する。
請求項2に記載の部品実装装置は、請求項1に記載の部品実装装置であって、撮像制御手段は、移載ヘッドの吸着ノズルに吸着された基板への搭載前の部品がラインセンサカメラの検査光の光軸を平面視において0°<θ≦45°を満たす角度θで水平に横切るように移載ヘッドを移動させる。
本発明の部品実装装置では、ラインセンサカメラによる部品の撮像によって得られた部品の画像に基づいてその部品の画像の高さが基準値を上回っているか否か及びその部品の画像の下縁に水平からの傾斜部分があるか否かの判断を行い、これらの判断結果に応じてその部品の吸着ノズルに対する吸着姿勢の良否の判定を行うようになっているので、部品の画像の高さを基準値と比較するだけでは検出できなかった吸着姿勢の不良状態を精度よく検出することができ、微小な部品に対しても吸着姿勢の良否の判定を正確に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施に形態における移載ヘッド及びラインセンサカメラの斜視図、図3は本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系を示すブロック図、図4は本発明の一実施の形態におけるラインセンサカメラの検査光の光軸と移載ヘッドの移動軌道との関係を示す図、図5(a),(b),(c),(d)は本発明の一実施の形態における吸着ノズルに吸着された部品の吸着姿勢の例を示す図、図6(a),(b),(c),(d)は本発明の一実施の形態におけるラインセンサによって得られる部品の画像の例を示す図、図7は本発明の一実施の形態におけるラインセンサによって得られる部品の画像の一例を示す図、図8(a),(b),(c),(d),(e)は本発明の一実施の形態におけるラインセンサによって撮像される部品の順番を説明する図、図9は本発明の一実施の形態におけるラインセンサカメラによって得られる複数の部品の画像の一例を示す図、図10は本発明の一実施の形態における挿入実装型部品の斜視図、図11は本発明の一実施の形態におけるラインセンサカメラによって得られる挿入実装型部品の画像の一例を示す図である。
図1において、部品実装装置1は、基台2上に水平面内の一の方向(X軸方向)に延びた基板搬送路3を有しており、基板搬送路3の上方にはX軸方向と直交する水平面内の方向(Y軸方向)に延びたY軸テーブル4が設けられている。Y軸テーブル4にはY軸テーブル4に一端が支持された2つのX軸テーブル5がX軸方向に延びて設けられており、各X軸テーブル5にはX軸テーブル5に沿ってX軸方向に移動自在な移動ステージ6が設けられている。各移動ステージ6には移載ヘッド7が取り付けられており、基板搬送路3の側方領域には部品供給部としての複数のパーツフィーダ8がX軸方向に並んで設けられている。各パーツフィーダ8は移載ヘッド7の基台2に対する移動可能領域R内に部品供給口8aを位置させている。
図2において、各移載ヘッド7には複数の吸着ノズル9が下方に延びて設けられており、各吸着ノズル9の下端部にはパーツフィーダ8の部品供給口8aに供給された部品Pを吸着することができるようになっている。本実施の形態では吸着ノズル9はX軸方向に4本、Y軸方向に2列の計8本の吸着ノズル9が移載ヘッド7に設けられているものとする。
図3において、部品実装装置1には、基板搬送路3を駆動する搬送路駆動機構11、各
X軸テーブル5をY軸テーブル4に沿って移動させるX軸テーブル移動機構12、各移動ステージ6をX軸テーブル5に沿って移動させる移動ステージ移動機構13、各吸着ノズル9を個別に昇降及び上下軸(Z軸)回りに回転させるノズル駆動機構14及び各吸着ノズル9に吸着動作を行わせるノズル吸着機構15が備えられている。この部品実装装置1に備えられる制御装置16は搬送路駆動機構11の作動制御を行って基板10の搬送と基台2に対する所定位置への位置決めを行い、X軸テーブル移動機構12、移動ステージ移動機構13、ノズル駆動機構14及びノズル吸着機構15の作動制御を行ってパーツフィーダ8の部品供給口8aからピックアップした部品Pを基板10へ搭載する部品実装動作を含む移載ヘッド7の作動制御を行う。
図1において、移載ヘッド7には撮像面を下に向けた基板カメラ17が設けられており、基台2上には撮像面を上に向けた部品カメラ18及び検査光を水平方向に投光(検査光をその光軸20が水平方向となるように投光)する投光器21と投光器21が投光する検査光を受光するラインセンサ22から成るラインセンサカメラ23が設けられている。これら基板カメラ17、部品カメラ18及びラインセンサカメラ23(投光器21及びラインセンサ22)は制御装置16によりその作動制御がなされる(図3)。
制御装置16は予め記憶した実装プログラムを実行して部品Pを基板10へ実装する制御を行う。部品Pの基板10への実装は、先ず、基板搬送路3を作動させて実装の対象となる基板10を基台2上の所定位置に搬送・位置決めし、移載ヘッド7を基板10の上方に移動させて基板カメラ17により基板10の隅に設けられた位置決めマーク(図示せず)を画像認識させる。基板カメラ17が画像認識した位置決めマークの画像情報は制御装置16に送られ、制御装置16はこの基板カメラ17から送られた画像情報に基づいて位置ずれ検出用マークが予め定められた基準の位置からどれだけずれているかの判断を行い、基板10の位置ずれを検出する。
制御装置16は、基板10の位置ずれを検出したら移載ヘッド7をパーツフィーダ8の上方に移動させ、吸着ノズル9によりパーツフィーダ8の部品供給口8aに供給されている部品Pをピックアップ(吸着)させる。そして、図4に示すように、吸着ノズル9に吸着された部品Pが部品カメラ18の上方(部品カメラ18の視野内)を通過するようなX軸方向と平行な水平な移動軌道B上を一定の方向(図4中に示す矢印Aの方向)に移動させ、部品カメラ18に部品Pの下面の画像認識(撮像)を行わせる。この部品カメラ18の画像認識によって得られた各部品Pの下面の画像情報は制御装置16に送られ(図3)、制御装置16はこの部品カメラ18から送られた画像情報に基づいて各部品Pが吸着ノズル9に対してどれだけずれているかの判断を行い、部品Pの吸着ノズル9に対するずれ(吸着ずれ)を検出する。
ラインセンサカメラ23を構成する投光器21及びラインセンサ22は、図4に示すように、その検査光の光軸20が移載ヘッド7の移動軌道Bと平面視において0°<θ≦45°を満たす角度θで交叉するように配置されている。このため移載ヘッド7が移動軌道B上を移動するとき、移載ヘッド7の吸着ノズル9に吸着されている各部品Pは、ラインセンサカメラ23の検査光の光軸20を平面視において0°<θ≦45°を満たす角度θで水平に横切ることになる。なお、ラインセンサカメラ23を構成する投光器21及びラインセンサ22は、図1に示すように、移載ヘッド7の基台2に対する移動可能領域Rの外側に設けられている。
制御装置16は、移載ヘッド7が移動軌道B上を移動することにより移載ヘッド7の吸着ノズル9に吸着されている各部品Pがラインセンサカメラ23の検査光を水平方向に横切るときは、ラインセンサカメラ23に各部品Pをその側方(水平方向)から画像認識(撮像)させる。ラインセンサカメラ23が画像認識した各部品Pの画像情報(このライン
センサカメラ23が画像認識した各部品Pの画像情報には吸着ノズル9の一部の画像も含まれる)は制御装置16に送られる(図3)。
制御装置16は、上記のように基板10の位置ずれと部品Pの吸着ずれを検出したら、吸着ノズル9に吸着されている部品Pをその部品Pに対して与えられている搭載位置データに基づいて基板10上に搭載する。このとき制御装置16は検出された基板10の位置ずれと部品Pの位置ずれが修正されるように搭載位置データの補正を行い、部品Pを基板10上の正しい位置に搭載させる。
制御装置16は、上記のように部品Pを基板10に搭載させる前、ラインセンサカメラ23から送られた各部品Pの画像情報に基づいて、その部品Pの吸着ノズル9に対する吸着姿勢の良否の判定を行う。そして、吸着姿勢が良好であると判定した部品Pについてはそのまま基板10に搭載させるが、吸着姿勢が不良であると判定した部品Pについては基板10に搭載させずに、基台2上に設置された箱状の部品廃棄部19内に廃棄する。
このように制御装置16は、本実施の形態における部品実装装置1において、移載ヘッド7の吸着ノズル9に吸着された基板10への搭載前の部品Pがラインセンサカメラ23の検査光の光軸20を平面視において0°<θ≦45°を満たす角度θで水平に横切るように移載ヘッド7を移動させてラインセンサカメラ23に部品Pの撮像を行わせる撮像制御手段及びラインセンサカメラ23による部品Pの撮像によって得られた部品Pの画像に基づいてその部品Pの吸着ノズル9に対する吸着姿勢の良否の判定を行う判定手段として機能している。以下、制御装置16による部品Pの吸着姿勢の良否判定の手順の詳細について説明する。
部品Pの吸着ノズル9に対する吸着姿勢としては、図5(a)のように部品Pが水平から傾くことなく正常に吸着される場合(吸着姿勢が良好な場合)のほか、図5(b),(c),(d)のように部品Pが水平から傾いて正常に吸着されていない場合(吸着姿勢が不良な場合)とがある。また、吸着姿勢が不良な場合として、図5(b)のように部品Pの一部が吸着ノズル9の内部に入り込んでいない場合と、図5(c),(d)のように部品Pの一部が吸着ノズル9の内部に入り込んでいる場合とがある。図5(a),(b),(c),(d)の部品Pの吸着状態はそれぞれラインセンサカメラ23に図6(a),(b),(c),(d)のように画像認識(撮像)される。なお、図6では吸着ノズル9の画像には符号D9を付し、部品Pの画像には符号DPを付している(後述する図7においても同じ)。
制御装置16は、ラインセンサカメラ23の撮像によって得られた部品Pの画像に基づいてその部品Pの画像DPの高さ(高さ方向寸法)H(図6及び図7参照)が予め定めた基準値Hを上回っているか否か及びその部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分があるか否かの判断を行い、これらの判断結果に応じてその部品Pの吸着姿勢の良否の判定を行う。なお、部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分がある場合としては、画像DPの下縁Lの全体が水平から傾斜している場合と、画像DPの下縁Lの一部のみが水平から傾斜している場合とがある。
ここで、部品Pの画像DPの高さHとは、図6(a),(b),(c),(d)に示すように、部品Pの画像DPの吸着ノズル9の下端部に相当する位置9aと部品Pの画像DPの下縁L上の各点Qとの間の上下方向距離h(図6(c)中の部分拡大図参照)の最大値のことであり、部品Pの画像DPの下縁L上の各点Qについての上下方向距離hを相互に比較することによって求めることができる。また基準値Hは、図5(a)に示す部品Pの厚さtに許容誤差を加味して設定される。図6(a),(b),(c),(d)において、部品Pの画像DPの高さHはそれぞれHa,Hb,Hc,Hd(但し、Ha≒H
、Hb>H、Hc>H、Hd≒H)であるとする。
部品Pの画像DPの高さHが基準値Hを上回っている場合には、その部品Pが吸着ノズル9に正常に吸着されていることはあり得ないので、制御装置16はその部品Pについては吸着姿勢が不良であると判定する。したがって図6(b),(c)の場合には、制御装置16は、部品Pの画像DPの高さHが基準値Hを上回っているか否かの判断だけで部品Pの吸着姿勢が不良であることを検知することができる。
また、部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分がある場合には、その部品Pが吸着ノズル9に正常に吸着されていることはあり得ないので、制御装置16はその部品Pについても吸着姿勢が不良であると判定する。ここで、部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分があることは、図7に示すように、部品Pの画像DPの下縁L上の複数の点Q,Qについて計測した上下方向距離h1,h2同士の差Δhが予め定めた基準量を超えていること(吸着姿勢が良好であれば、差Δhはほぼ0となるため)、或いは、下縁L上の各点Qについての上下方向距離hの平均値と部品Pの画像DPの高さHの差が予め定めた基準量を超えていること(吸着姿勢が良好であれば、距離hの平均値は高さHとほぼ等しくなるため)等を検出することによって検知することができる。このような方法により、図6(c)又は図(d)の場合に部品Pの吸着姿勢が不良であることを検知することができる。また、吸着ノズル9の上下方向の中心軸を中心とした所定範囲内(例えば吸着ノズル9の中心軸の左右10ライン)において上記処理を行うことにより、処理の高速化を図ることができる。
このように、本実施の形態における部品実装装置1では、ラインセンサカメラ23の撮像によって得られた部品Pの画像に基づいてその部品Pの画像DPの高さHが予め定めた基準値Hを上回っているか否か及びその部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分があるか否かの判断を行い、これらの判断結果に応じてその部品Pの吸着姿勢の良否の判定を行うようになっているので、図6(d)の場合のように、部品Pが水平から傾いて吸着ノズル9に正常に吸着されていないにも拘らず、部品Pの画像DPの高さHが基準値Hを上回っていない(Hd≒H)ために部品Pの画像DPの高さHを求めただけでは部品Pの吸着不良状態を検出できないときであっても、部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分があるか否かの判断を行うことによって、吸着不良状態の検出をすることができる。また、図6(b)の場合において、部品Pの形状や寸法等によっては、部品Pの画像DPの高さHが基準値Hを上回らず、したがって部品Pの画像DPの高さHを求めただけではその部品Pの吸着不良状態を検出できない場合もあり得るが(特に、部品Pが微小である場合に起こり得る)、部品Pの画像DPの下縁Lの一部に水平からの傾斜部分(図6(b)中に示す符号L1において示す部分参照)が検出されれば、その部品Pが吸着不良の状態であることを検知することができる。
本実施の形態における部品実装装置1では、前述のように、ラインセンサカメラ23の検査光の光軸20は移載ヘッド7と移動軌道Bと平面視において0°<θ≦45°を満たす角度θで交叉しており、ラインセンサカメラ23の検査光の光軸20と移載ヘッド7の移動軌道Bとは平面視において直交していないので、移載ヘッド7が備える複数の吸着ノズル9のそれぞれに吸着された複数の部品Pの画像DPは、他の部品Pの画像DPと重なっていない、各個独立したものとして得られる。したがって図8に示すように、8つの吸着ノズル9に8つの部品P1,P2,・・・,P8が吸着されている場合、移載ヘッド7が移動軌道B上を(a)→(b)→(c)→(d)→(e)の順で移動すると、8つの部品P1〜P8はP1→P2→・・・→P4→P5→・・・P8の順で検査光を横切ってこの順でラインセンサカメラ23により撮像され、得られる画像を時間T方向に並べると図9に示すようになる。
図9では、吸着ノズル9の画像を符号D9で示すほか、部品P1〜P8の画像を符号DP1〜DP8で示している。この図9の例では、部品P4の吸着姿勢が不良となっているが、これは、前述した部品Pの画像DPの高さHが基準値Hを上回っているか否か及び部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分があるか否かの判断を行って部品Pの吸着姿勢の良否を判定する手法を適用することによって検知することができる。
ここで、本実施の形態における部品実装装置1では、移載ヘッド7の吸着ノズル9に吸着された基板10への搭載前の部品Pがラインセンサカメラ23の検査光の光軸20を平面視において0°<θ≦45°を満たす角度θで横切るように移載ヘッド7を移動させて部品Pの撮像を行うようにしているので、部品Pが検査光の光軸20と平面視において直交(あるいはほぼ直交)する方向に横切るようにしていた従来よりも、ラインセンサから見た部品Pの移動速度を相対的に低下させることができ、ラインセンサカメラ23によって得られる部品Pの画像DPの測定点数を増大させることができるので、部品Pの外形の判断を正確に行うことができる。このため移載ヘッドの移動速度を低下させて実装タクトタイムを低下させることなく、部品Pの吸着ノズル9に対する吸着姿勢の良否の判定を精度よく行うことができる。
また、本実施の形態における部品実装装置1では、ラインセンサカメラ23を構成する投光器21及びラインセンサ22が移載ヘッド7の基台2に対する移動可能領域Rの外側に設けられているので、移載ヘッド7はラインセンサカメラ23(投光器21及びラインセンサ22)と干渉するおそれがなく、移載ヘッド7は移動可能領域R内で自由な動作を行うことができるので、ラインセンサカメラ23が部品カメラ18の近傍位置に(すなわち移載ヘッド7の移動可能領域R内に)設けられていた従来よりも実装タクトタイムを向上させることができる。
また、移載ヘッド7による部品Pの基板10への実装動作後、何らかの理由により基板10に部品Pを搭載することができずに吸着ノズル9に部品Pが吸着されたままとなる不具合(いわゆる部品の持ち帰り)が生じることがあるが、このような部品の持ち帰り(持ち帰り部品の有無)を検出するためには部品Pの基板10への搭載動作が終わった後、次の部品Pをピックアップする前に全ての吸着ノズル9がラインセンサカメラ23の検査光を横切るようにして撮像を行い、いずれかの吸着ノズル9部品Pが吸着された状態となっているかどうかを検出するようにすればよい。
本実施の形態における部品実装装置1では、ラインセンサカメラ23を構成する投光器21とラインセンサ22が従来のように部品カメラ18の近傍位置ではなく、移載ヘッド7と干渉することのない、移載ヘッド7の基台2に対する移動可能領域Rの外側に設けられているので、持ち帰り部品の有無の検出の際には必ずしも部品Pの吸着姿勢の良否を検出するときと同じ移動軌道B上を移動させる必要はなく、移動軌道Bと直交する径路を含む自由な径路で移動させることができるので、その面からも実装タクトタイムを向上させることができる。なお、部品の持ち帰りが検出された場合、どの吸着ノズル9に持ち帰り部品が吸着されているかを改めて検出する必要があるが、その際には移載ヘッド7を移動軌道B上で移動させてラインセンサ23による個々の部品Pの撮像を行えばよい。この場合、個々の部品Pの撮像は、吸着姿勢に良否の判定の場合と同様に、移動軌道Bに沿った移載ヘッド7の移動を1回行うだけで実行することができる。
また、本実施の形態における部品実装装置1では、ラインセンサカメラ23による部品Pの撮像によって得られた部品Pの画像DPに基づいてその画像DPの高さHが基準値Hを上回っているか否か及びその画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分があるか否かの判断を行い、その判断結果に応じてその部品Pの吸着ノズル9に対する吸着姿勢の良否の判定を行うようになっているので、部品Pの画像DPの高さを基準値Hと比較するだけ
では検出できなかった吸着姿勢の不良状態を精度よく検出することができ、微小な部品Pに対しても吸着姿勢の良否の判定を正確に行うことができる。
なお、部品Pの画像の高さHが基準値Hを上回っているか否かの判断と部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分があるか否かの判断は常に双方行う必要はなく、部品Pの画像DPの高さHが基準値Hを上回っていた場合には傾斜部分があるか否かの判断を行うまでもなくその部品Pの吸着姿勢が不良であることが分かるので、部品Pの画像DPの下縁Lに水平からの傾斜部分があるか否かの判断は、部品Pの画像DPの高さHが基準値Hを上回っているか否かの判断を行った結果、画像DPの高さHが基準値Hを上回っていた場合には行わないようにしてもよい。このようにすれば処理速度が向上し、実装タクトタイムを向上させることができる。
微小な部品に対しても吸着ノズルに対する吸着姿勢の良否の判定を正確に行うことができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施に形態における移載ヘッド及びラインセンサカメラの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるラインセンサカメラの検査光の光軸と移載ヘッドの移動軌道との関係を示す図 (a),(b),(c),(d)本発明の一実施の形態における吸着ノズルに吸着された部品の吸着姿勢の例を示す図 (a),(b),(c),(d)本発明の一実施の形態におけるラインセンサによって得られる部品の画像の例を示す図 本発明の一実施の形態におけるラインセンサによって得られる部品の画像の一例を示す図 (a),(b),(c),(d),(e)本発明の一実施の形態におけるラインセンサによって撮像される部品の順番を説明する図 本発明の一実施の形態におけるラインセンサカメラによって得られる複数の部品の画像の一例を示す図
符号の説明
1 部品実装装置
2 基台
7 移載ヘッド
9 吸着ノズル
10 基板
16 制御装置(撮像制御手段、判定手段)
20 検査光の光軸
21 投光器
22 ラインセンサ
23 ラインセンサカメラ
P 部品
DP 部品の画像
H 部品の画像の高さ
基準値
L 部品の画像の下縁

Claims (2)

  1. 基台に対して移載ヘッドを移動させることにより、移載ヘッドが備える吸着ノズルに吸着させた部品を基台上に位置決めした基板に搭載させる部品実装装置であって、検査光を水平方向に投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光するラインセンサから成るラインセンサカメラと、移載ヘッドの吸着ノズルに吸着された基板への搭載前の部品がラインセンサカメラの検査光の光軸を水平に横切るように移載ヘッドを移動させてラインセンサカメラに部品の撮像を行わせる撮像制御手段と、ラインセンサカメラによる部品の撮像によって得られた部品の画像に基づいてその部品の画像の高さが基準値を上回っているか否か及びその部品の画像の下縁に水平からの傾斜部分があるか否かの判断を行い、これらの判断結果に応じてその部品の吸着ノズルに対する吸着姿勢の良否の判定を行う判定手段とを備え、
    前記部品の画像の高さが基準値を上回っているか否かは、前記吸着ノズルの下端部に相当する位置と前記画像の下縁上の各点との間の上下方向距離の最大値が、部品の厚さに許容誤差を加味して設定される基準値を上回っているかによって判断し、
    また前記傾斜部分があることは、前記画像の下縁上の複数の点の各点についての上下方向距離の平均値と前記画像の高さの差が予め定めた基準量を超えているかによって判断することを特徴とする部品実装装置。
  2. 撮像制御手段は、移載ヘッドの吸着ノズルに吸着された基板への搭載前の部品がラインセンサカメラの検査光の光軸を平面視において0°<θ≦45°を満たす角度θで水平に横切るように移載ヘッドを移動させることを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置。
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