JP6001441B2 - 電子部品実装装置及び電子部品実装方法 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、実装品質を低下させることなく、効率的に部品搭載を行うことができる電子部品実装装置及び電子部品実装方法を提供することを課題としている。
これにより、搭載ヘッドに装着する吸着ノズルのノズル先端角度を統一することができる。したがって、部品同時吸着を行ったすべての吸着ノズルにおいて、吸着角度ずれの無い状態とすることができる。
また、上記において、前記事前処理選択手段は、予め決定された電子部品の搭載スケジュールに応じて、生産開始前に、前記ノズル一括装着手段及び前記ノズル順次装着手段の何れか一方を選択するようにしてもよい。
さらに、上記において、前記事前処理選択手段は、前記ノズル一括装着手段及び前記ノズル順次装着手段のうち、オペレータが指定した方を選択するようにしてもよい。これにより、自由度の高い事前処理が可能となる。
これにより、経時変化により、認識しているノズル先端角度と実際のノズル先端角度との間にずれが生じた場合には、吸着不良の回数によってこれを検出することができる。また、この場合にはノズル先端角度の再認識を行うので、上記の第1処理における吸着ノズルの再グループ化や、上記の第2処理における吸着ノズルの再装着処理などの改善処理を行うことができる。したがって、その後の吸着不具合の発生を確実に低減することができる。
これにより、経時変化により、認識しているノズル先端角度と実際のノズル先端角度との間にずれが生じることを見越して、定期的に正確なノズル先端角度を認識することができる。したがって、ノズル先端角度の認識ずれに起因する吸着不具合の発生を事前に防止することができる。
これにより、ノズル本体部を、それぞれ予め定められた回転姿勢で、且つ回転方向の移動を規制した状態で確実に保持することができる。
(構成)
図1は、本発明における電子部品実装装置を示す平面図である。
図中、符号1は電子部品実装装置である。この電子部品実装装置1は、基台10の上面にX方向に延在する一対の搬送レール11を備える。この搬送レール11は、回路基板5の両側辺部を支持し、搬送用モータ(図示せず)により駆動されることで回路基板5をX方向に搬送する。
搭載ヘッド12は、1つのモータからベルト等の伝達手段を用いて複数のノズルシャフト(θ軸)を回転させる、所謂多連θ軸を持つものである。すなわち、ノズルの脱着、部品の吸着、部品の搭載等におけるθ軸回転では、当該軸以外も併せて回転するようになっている。
また、部品供給装置15と回路基板5との間には、CCDカメラからなる認識カメラ21を配置する。この認識カメラ21は、電子部品の吸着位置ずれ(吸着ノズルの中心位置と吸着した部品の中心位置とのずれ)や、吸着角度ずれ(傾き)を検出するために、吸着ノズルで吸着した電子部品を撮像するものである。
また、搭載ヘッド12には、基板認識カメラ23が取り付けられている。基板認識カメラ23は基板上のマークや基板搭載後の電子部品の状態および、電子部品供給装置の供給位置に供給された電子部品の状態を撮像するものである。
さらに、電子部品実装装置1には、吸着する部品のサイズや形状に応じて、吸着ノズルを交換するためのノズル交換装置16が設けられている。このノズル交換装置16内には複数種のノズルが保管、管理されている。
電子部品実装装置1は、装置全体を制御するCPU、RAM及びROMなどを備えるマイクロコンピュータからなるコントローラ30を備える。コントローラ30は、以下に示す各構成31〜35をそれぞれ制御する。
バキューム機構31は真空を発生し、不図示のバキュームスイッチを介して各吸着ノズルに真空の負圧を発生させるものである。
Z軸モータ34は、各吸着ノズルをZ方向に昇降させるための駆動源である。なお、ここではZ軸モータ34を1つしか図示していないが、実際は吸着ノズルの数だけ設けられる。θ軸モータ35は、複数の吸着ノズルを、各ノズルシャフトを中心にして同時回転させるための駆動源である。
図3は、ノズル交換装置16の概略構成を示す図である。この図3に示すように、ノズル交換装置16は、吸着ノズルを収納する収納部61、収納した吸着ノズルを収納部61から外れないように押さえるストッパ部62、ストッパ部62を動かすアクチュエータ部63、それらを固定する土台部64を備えている。
収納部61は、図4(a)に示すように、ベースとなるプレート65と、プレート65に組み付けられる櫛歯状のホルダ部66とを備える。ホルダ部66は、図4(b)に示すように、上側ホルダ67と、下側ホルダ68とからなり、プレート65の裏側に、上側ホルダ67及び下側ホルダ68をこの順でねじ69によって固定することで、収容部61を構成している。
これにより、ストッパ部62もホルダ部66から離れる方向に移動する。この状態では、ストッパ部62とホルダ部66との間に、吸着ノズル1個分の隙間が生じる。
まず、図11(a)に示すように、搭載ヘッド12を、ノズルシャフト50に装着されている吸着ノズル40を収納すべき位置へ移動する。その後、図11(b)に示すように、ストッパ部62を開放する。
このように、ノズル交換装置16は、吸着ノズル40の昇降運動だけでなく、水平方向の移動を行って吸着ノズル40を交換する機構を備える。
次に、コントローラ30で実行する処理について説明する。
図12は、コントローラ30で実行する部品実装処理手順を示すフローチャートである。この部品実装処理は、同一種類の電子部品の同時吸着及び搭載を行うためのものである。
ここで、基準角度は、吸着ノズル40の下側鍔部42の平部42aの角度とし、先端部分40aの長手方向が平部42aと平行になっている状態を、ノズル先端角度が基準角度(0度)にある状態という。
ステップS3では、コントローラ30は、前記ステップS1で認識したノズル先端角度に基づいて、ノズルグループ情報を作成する。ノズルグループ情報とは、電子部品を同時吸着可能な吸着ノズル40の組合せを示す情報である。
先ずステップS21で、コントローラ30は、初期設定を行う。ここでは、生産開始時に予定されている生産シーケンスから、電子部品の同時吸着が必要な吸着ノズル40の本数(同時吸着本数)Nを取得する。また、その同時吸着する電子部品を吸着ノズル40で吸着したときの電子部品とノズル先端との吸着角度ずれの許容角度θaを取得する。なお、当該許容角度θaは、電子部品毎に予め設定されているものとする。
ステップS23では、コントローラ30は、前記ステップS22で選択したN本のノズルの組合せについて、各吸着ノズル40のノズル先端角度を取得し、ステップS24に移行する。
ステップS28では、コントローラ30は、ノズル交換装置16に保管された全ての吸着ノズル40からN本の吸着ノズル40を選択する全ての組合せについて、痛み分け角度θbの算出処理を行ったか否かを判定する。そして、痛み分け角度θbを算出していない組合せが存在すると判定した場合には、調査が終了していないと判断して前記ステップS22に移行する。これにより、以降の処理では、別の組合せについて痛み分け角度θbを算出する処理が行われる。また、全ての組合せについて痛み分け角度θbを算出したと判定した場合には、調査終了と判断してステップS29に移行する。
ステップS30では、コントローラ30は、吸着回数Mを1回増やしてからステップS31に移行する。なお、吸着回数Mの初期値は“1”である。ステップS31では、コントローラ30は、同時吸着本数Nを1本減らしてから前記ステップS22に移行する。
そして、ステップS32では、M回分のノズルグループ情報を作成し、ノズルグループ情報作成処理を終了する。ノズルグループ情報としては、1回目の部品吸着動作では、痛み分け角度が最小値θcとなるN本のノズルグループでの部品同時吸着を行い、その後の2回目からM回目までの部品吸着動作では、残りの吸着ノズル40での部品吸着を順次行うような情報を作成する。
ステップS5では、コントローラ30は、先ず、認識カメラ21によるビジョン認識を行う。ここでは、認識カメラ21で吸着した各電子部品を順次撮像し、各撮像画像を処理することで各電子部品の吸着位置ずれを検出する。そして、検出した吸着位置ずれに応じて部品搭載時の補正量を決定する。そして、そのビジョン認識結果に基づいて各電子部品を回路基板5に順次搭載し、部品実装処理を終了する。
なお、図12のステップS1がノズル先端角度認識手段に対応し、ステップS2及びS3が事前処理実施手段(ノズル一括装着手段)に対応し、ステップS4が部品吸着手段に対応し、ステップS5が部品搭載手段に対応している。また、ノズル交換装置16の収納部61及びストッパ部62がノズル保持手段に対応している。さらに、吸着ノズル40の上側鍔部41及びノズル保持部43が円形保持部に対応し、下側鍔部が鍔部に対応している。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
先ず、コントローラ30は、ノズル交換装置16に保管されている吸着ノズル40のノズル先端角度を認識し(図12のステップS1)、ノズル交換装置16から搭載ヘッド12に複数の吸着ノズル40を一括装着する(ステップS2)。このとき、図15(a)に示すように、ノズル交換装置16にノズル先端角度が異なる吸着ノズル40が保管されている場合、この一括装着を行うと、吸着ノズル40は、図15(b)に示すように、搭載ヘッド12のノズルシャフトにもノズル交換装置16での保管時と同様の先端状態で装着される。
以下、具体的例をもとに説明する。ここでは、説明を簡略化するために同時回転可能な吸着ノズルを4本とし、ノズルA〜Dのノズル先端角度がそれぞれ以下の角度であるものとする。
ノズルB ノズル先端角度=0.2度
ノズルC ノズル先端角度=0.1度
ノズルD ノズル先端角度=0.4度
生産シーケンスから、電子部品の同時吸着が必要な吸着ノズルの本数(同時吸着本数)Nが2本であることを確認した場合、先ず、ノズルA〜Dの4本から2本を選択する全ての組合せについて、痛み分け角度θbを算出し、痛み分け角度θbが最小となる組合せを見つける。そして、痛み分け角度θbの最小値が許容角度θa以下であるか否かを調査する。
このとき、例えば許容角度θa=0.1度である場合には、(A,C)の組合せでの痛み分け角度θbは許容角度θa以下となるため、(A,C)の組合せを部品の同時吸着が可能なノズルグループとして選択する。
このように、吸着ノズル40によって電子部品を吸着する前の事前処理として、ノズル一括装着を行う処理と、ノズル先端角度に基づいてノズルグループ情報を作成する処理とを実施することで、電子部品の部品供給装置15からの供給角度に対するノズル先端部の回転角度のずれが許容角度θa以下である状態で、複数の電子部品を複数の吸着ノズル40によって同時吸着することができる。
すると、コントローラ30は、ノズルA(又はノズルC)のノズル先端角度(0.1度)とノズルBのノズル先端角度(0.2度)との平均値から、部品吸着時における各ノズルシャフトの回転角度を算出する。各ノズルシャフトの回転角度は−0.15度となる。そのため、θ軸モータ35を駆動制御し、各ノズルシャフトを−0.15度回転させてから、(A,B,C)のノズルグループで3個の電子部品を部品供給装置15から同時吸着する。
また、同時吸着本数Nが4本である場合には、ノズルA〜Dの4本から4本を選択する全ての組合せについて、痛み分け角度θbを算出する。すなわち、(A,B,C,D)の組合せについて、痛み分け角度θbを算出する。この例では、組合せは1通りであるため、図16に示すように、(A,B,C,D)の組合せにおいて痛み分け角度θbが最小の0.15度となる。
先ず、コントローラ30は、ノズルA(又はノズルC)のノズル先端角度(0.1度)とノズルBのノズル先端角度(0.2度)との平均値から、部品の同時吸着時における各ノズルシャフトの回転角度を算出する。各ノズルシャフトの回転角度は−0.15度となる。そのため、θ軸モータ35を駆動制御し、各ノズルシャフトを−0.15度回転させてから、(A,B,C)のノズルグループで3個の電子部品を部品供給装置15から同時吸着する。
以上のように、ノズル毎に取得したノズル先端角度に基づいて、同時吸着可能なノズルグループを作成し、当該ノズルグループ単位で部品の同時吸着を行う。
これに対して、本実施形態では、自動的に痛み分け角度θbが最小となるノズルグループを作成し、作成したノズルグループ単位で部品を同時吸着するため、多連θ軸を持つ搭載ヘッドを用いた場合であっても、実装品質を低下させることなく、部品を実装することができる。また、部品を同時吸着することが可能であるため、順次吸着する場合と比較してタクトを低減することができる。
上記第1の実施形態では、ノズル先端角度のばらつきが許容範囲内にあるノズルを、部品の同時吸着が可能なノズルとして選んでグループ化し、グループ化したノズルで部品を同時吸着する。このように、ノズルグループの作成に際し、ノズル先端角度を考慮し、ノズル先端角度のばらつきが許容範囲内となる吸着ノズルの組合せを、部品の同時吸着が可能な吸着ノズルの組合せとして選択し、選択した吸着ノズルの組合せで電子部品を同時吸着する。
さらに、部品吸着前に、ノズルグループ内の最大ノズル先端角度θmaxと最小ノズル先端角度θminとの平均角度の分だけ、当該平均角度とは逆方向にθ軸を回転させてから、選択したノズルグループで部品を同時吸着する。これにより、痛み分け角度が最小になるように部品を吸着することができる。そのため、吸着不具合の発生を抑制することができる。
次に、本発明における第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、良好な吸着保持力を発揮した状態で部品を同時吸着するための事前処理として、複数の吸着ノズル40を、ノズル先端部の角度が全て揃った状態となるように搭載ヘッドに装着する処理を実施するようにしたものである。
図17は、コントローラ30で実行する部品実装処理手順を示すフローチャートである。
先ず、ステップS41で、コントローラ30は、ノズル交換装置16に保管された吸着ノズル40のノズル先端角度を認識し、ステップS42に移行する。ここで、ノズル先端角度はノズル割付実施時にヘッド12に装着したノズルを認識カメラ21で撮像し、撮像した画像を認識装置により認識したものであってもよいし、同様の機能を持つ他の電子部品実装装置で取得したデータや測定器具を用いて取得したデータ等、電子部品実装装置1外で取得した情報を取り込んだものであってもよい。
例えば、図16に示す例のように、4本の吸着ノズルA〜Dのノズル先端角度がそれぞれノズルA=0.1度、ノズルB=0.2度、ノズルC=0.1度、ノズルD=0.4度である場合には、先ず、θ軸を基準角度(0度)から−0.1度に回転させ、ノズルAとノズルCを装着する。次に、θ軸を基準角度(0度)から−0.2度回転させた状態で、ノズルBを装着する。最後に、θ軸を基準角度(0度)から−0.4度回転させた状態で、ノズルDを装着する。
これにより、θ軸を基準角度(0度)に戻したとき、ノズルA〜Dのノズル先端部の角度は全て基準角度(0度)で統一されることになる。なお、吸着ノズル40の装着順は、ノズル先端角度の小さい順、又は大きい順とする。
なお、図17のステップS41がノズル先端角度認識手段に対応し、ステップS42が事前処理実施手段(ノズル順次装着手段)に対応し、ステップS43が部品吸着手段に対応し、ステップS44が部品搭載手段に対応している。
次に、第2の実施形態の動作について説明する。
先ず、コントローラ30は、ノズル交換装置16に保管されている吸着ノズル40のノズル先端角度を、上述した第1の実施形態(図12のステップS1)と同じ方法で認識し(図17のステップS41)、ノズル交換装置16から搭載ヘッド12に複数の吸着ノズル40を順次装着する(ステップS42)。
このように、吸着ノズル40を搭載ヘッドに装着した結果、各ノズル先端角度がθ軸の基準角度となるようにするので、部品を同時吸着した結果の吸着角度ずれを0度とすることができる。したがって、部品の吸着不良等を防止し、実装品質を確保することができる。
上記第2の実施形態では、吸着ノズル装着後の各ノズル先端部の角度が基準角度で統一されるように、吸着ノズルを搭載ヘッドに順次装着する。すなわち、吸着ノズルを装着するたびにノズルシャフトを回転させるようにする。これにより、吸着ノズルを装着した後の各ノズル先端部の角度を統一することができるため、痛み分け無く部品を同時吸着することができ、吸着不良を防止することができる。
なお、上記各実施形態においては、ノズル先端角度として、ノズル交換装置16内での吸着ノズル40の保管状態を考慮したものを用いることもできる。ノズル先端角度は、θ軸の基準角度(0度)に対するノズル先端部の回転角度ずれを示すものであるが、上記各実施形態では、吸着ノズル40がノズル交換機16に保管された状態において、ノズル本体部の平部42aがθ軸の基準角度(0度)と一致しているとみなし、平部42aに対するノズル先端部の回転角度ずれをノズル先端角度として用いた。ところが、実際には、高速で吸着ノズル40の脱着を行うために、ノズル交換装置16と吸着ノズル40との間には物理的な遊びがあり、この遊びによって吸着ノズル40が微少回転した状態で保管される場合がある。
上記第1の実施形態では、ノズル装着を同時に行うためノズル装着時間を短縮できるという特徴があり、上記第2の実施形態では、ノズル先端角度が統一されるようにノズル装着を順次行うために、ノズル装着時間はかかるが部品の同時吸着を確実に行うことができるという特徴がある。そこで、生産開始時に、予め決定されている電子部品の搭載スケジュールに応じて、上記第1の実施形態のノズル一括装着制御と、上記第2の実施形態のノズル順次装着制御のどちらを実施するかを判断し、制御方法を切り替えるようにしてもよい。
更には、第2の実施形態のノズル順次装着制御によって吸着ノズルを装着した後に、認識装置でノズル先端角度を確認し、1の実施形態のノズル一括装着制御によって吸着ノズルの痛み分けグループを作成し、部品を吸着するようにしてもよい。これにより、より品質を向上することができる。
具体的には、内部のメモリ領域にノズル別の吸着ミスカウンタ(カウント手段)を用意し、ノズル装着時にカウンタをリセットする。そして、生産動作実行中に吸着ミスを監視し、吸着ミスが発生したら該当ノズルの内部カウンタを加算する。吸着ミス回数が予め設定された回数よりも多くなった場合は、該当ノズルの先端角度に異常があると判断し、改善処理としてノズル先端角度情報の再取得を行う。
また、ノズル先端角度の再取得については、自動でデータを更新する方法以外にも吸着異常の状態をオペレータに通知し、一時停止したり、該当ノズルの使用を避けて生産を続行したりする方法を採用することができる。
Claims (12)
- 同一モータにより同方向に同時回転される複数のノズルシャフトを備え、ノズル交換装置に保管された吸着ノズルを前記ノズルシャフトに装着した後、装着された吸着ノズルにより電子部品を吸着し、基板上の所定の搭載位置に当該電子部品を順次搭載する電子部品実装装置であって、
前記吸着ノズルは、ノズル本体部と、該ノズル本体部に組み付けられて電子部品を吸着保持する、方向性を有する形状の先端部とを含んで構成されており、
前記複数の吸着ノズルについて、前記ノズル交換装置に保管された状態での前記ノズルシャフトの基準回転角度に対する前記先端部の回転角度ずれを示すノズル先端角度を認識するノズル先端角度認識手段と、
前記吸着ノズルによって電子部品を吸着する前に、前記ノズル先端角度認識手段で認識したノズル先端角度に基づいて、電子部品の部品供給装置からの供給角度に対する前記先端部の回転角度のずれが許容角度以下である状態で、複数の電子部品を複数の吸着ノズルによって同時吸着するための事前処理を行う事前処理実施手段と、
前記事前処理実施手段による事前処理を行った後、複数の吸着ノズルにより複数の電子部品を同時吸着する部品吸着手段と、
前記部品吸着手段で電子部品を吸着した後、前記搭載位置に電子部品を順次搭載する部品搭載手段と、を備えることを特徴とする電子部品実装装置。 - 前記事前処理実施手段は、前記事前処理として、前記複数のノズルシャフトに、前記ノズル交換装置に保管された複数の吸着ノズルを一括して装着し、前記ノズル先端角度認識手段で認識したノズル先端角度に基づいて、当該ノズル先端角度のばらつきが許容範囲内となる吸着ノズルの組合せを、電子部品を同時吸着可能な吸着ノズルの組合せとして選択するノズル一括装着手段を備え、
前記部品吸着手段は、前記ノズル一括装着手段で選択した吸着ノズルの組合せで電子部品を同時吸着することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。 - 前記部品吸着手段は、前記ノズル一括装着手段で選択した吸着ノズルの組合せの中で、最もばらつきの大きい2つのノズル先端角度の平均角度の分だけ、ノズルシャフトを前記基準回転角度から前記平均角度とは逆方向に回転させ、前記ノズル一括装着手段で選択した吸着ノズルの組合せで電子部品を同時吸着することを特徴とする請求項2に記載の電子部品実装装置。
- 前記事前処理実施手段は、前記事前処理として、前記ノズル先端角度認識手段で認識した装着対象の吸着ノズルのノズル先端角度分だけ、ノズルシャフトを前記基準回転角度から前記ノズル先端角度とは逆方向に回転させ、当該装着対象の吸着ノズルを前記ノズル交換装置から装着するノズル順次装着手段を備え、
前記部品吸着手段は、任意の吸着ノズルの組合せで電子部品を同時吸着することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。 - 前記事前処理実施手段は、
前記事前処理として、前記複数のノズルシャフトに、前記ノズル交換装置に保管された複数の吸着ノズルを同時に装着し、前記ノズル先端角度認識手段で認識したノズル先端角度に基づいて、当該ノズル先端角度のばらつきが許容範囲内となる吸着ノズルの組合せを、電子部品を同時吸着可能な吸着ノズルの組合せとして選択するノズル一括装着手段と、
前記事前処理として、前記複数の吸着ノズルについて、前記ノズルシャフトに装着した後の吸着ノズルの先端部の回転角度が、前記ノズルシャフトの基準回転角度に一致するように、前記ノズル先端角度認識手段で認識した装着対象の吸着ノズルのノズル先端角度分だけ、前記ノズルシャフトを前記ノズル先端角度とは逆方向に回転させ、当該装着対象の吸着ノズルを前記ノズル交換装置から装着するノズル順次装着手段と、
前記ノズル一括装着手段及び前記ノズル順次装着手段の何れか一方を選択して実施する事前処理選択手段と、を備え、
前記部品吸着手段は、
前記事前処理選択手段で前記ノズル一括装着手段を選択したとき、当該ノズル一括装着手段で選択した吸着ノズルの組合せで電子部品を同時吸着し、前記事前処理選択手段で前記ノズル順次装着手段を選択したとき、任意の吸着ノズルの組合せで電子部品を同時吸着することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。 - 前記事前処理選択手段は、予め決定された電子部品の搭載スケジュールに応じて、生産開始前に、前記ノズル一括装着手段及び前記ノズル順次装着手段の何れか一方を選択することを特徴とする請求項5に記載の電子部品実装装置。
- 前記事前処理選択手段は、前記ノズル一括装着手段及び前記ノズル順次装着手段のうち、オペレータが指定した方を選択することを特徴とする請求項5に記載の電子部品実装装置。
- 前記部品吸着手段による電子部品の吸着不良の回数を、前記吸着ノズルごとにカウントするカウント手段を備え、
前記ノズル先端角度認識手段は、前記カウント手段でカウントした吸着不良の回数が予め設定した回数を超えたとき、前記ノズル先端角度を認識し直すことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の電子部品実装装置。 - 前記ノズル先端角度認識手段は、予め定めた周期で前記ノズル先端角度を認識し直すことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の電子部品実装装置。
- 前記ノズル交換装置は、複数の吸着ノズルの前記ノズル本体部を、それぞれ予め定められた回転姿勢で、且つ回転方向の移動を規制した状態で保持するノズル保持手段を備えることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の電子部品実装装置。
- 前記ノズル本体部は、ノズル軸方向の断面形状が円形である円形保持部と、ノズル軸方向に直交する方向に対向する平部を有する鍔部と、を備え、
前記ノズル保持手段は、前記円形保持部をノズル軸方向に直交する3方向から挟持すると共に、前記鍔部を当該鍔部と同形状の嵌合部に嵌合させて保持することを特徴とする請求項10に記載の電子部品実装装置。 - 同一モータにより同方向に同時回転される複数のノズルシャフトに、ノズル交換装置に保管された吸着ノズルを装着した後、装着された吸着ノズルにより電子部品を吸着し、基板上の所定の搭載位置に当該電子部品を順次搭載する電子部品実装方法であって、
前記吸着ノズルは、ノズル本体部と、該ノズル本体部に組み付けられて電子部品を吸着保持する、方向性を有する形状の先端部とを含んで構成されており、
前記複数の吸着ノズルについて、前記ノズル交換装置に保管された状態での前記ノズルシャフトの基準回転角度に対する前記先端部の回転角度ずれを示すノズル先端角度を認識し、前記吸着ノズルによって電子部品を吸着する前に、前記ノズル先端角度に基づいて、電子部品の部品供給装置からの供給角度に対する前記先端部の回転角度のずれが許容角度以下である状態で、複数の電子部品を複数の吸着ノズルによって同時吸着するための事前処理を行ってから、複数の吸着ノズルにより複数の電子部品を同時吸着し、その後、前記搭載位置に電子部品を順次搭載することを特徴とする電子部品実装方法。
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