JP5838302B2 - 吸着ノズルの取り付け方法、部品実装方法及び部品実装装置 - Google Patents

吸着ノズルの取り付け方法、部品実装方法及び部品実装装置 Download PDF

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Description

本発明は、装着ヘッドのシャフト部材の下端に吸着ノズルを取り付ける吸着ノズルの取り付け方法、部品実装方法及び部品実装装置に関するものである。
部品実装装置は、装着ヘッドのシャフト部材に吸着ノズルを取り付け、その吸着ノズルを介して部品を吸着して基板に装着する。このような部品実装装置では、シャフト部材に取り付ける前の吸着ノズルはノズルストッカに起立姿勢で保持されており、そのノズルストッカに保持された状態の吸着ノズルの上方からシャフト部材を下降させることでシャフト部材の下端に吸着ノズルを取り付けることができるようになっている(特許文献1)。
特開2009−117732号公報
しかしながら、上記部品実装装置の中には、シャフト部材に対する吸着ノズルの向きが定められているものがあり、吸着ノズルがノズルストッカに対する正規の向きで保持されていなかった場合には、吸着ノズルの上方からシャフト部材を下降させてもシャフト部材に吸着ノズルを取り付けることができなかったり、取り付けることができたとしてもその取り付け状態が不完全であってその後の部品装着作業時に部品の吸着ミスが発生したりする場合があるという問題点があった。
そこで本発明は、吸着ノズルを装着ヘッドのシャフト部材に正しい向きで取り付けて部品装着作業を行うことができるようにした吸着ノズルの取り付け方法、部品実装方法及び部品実装装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の吸着ノズルの取り付け方法は、ノズルストッカに起立姿勢で保持された吸着ノズルを装着ヘッドのシャフト部材の下端に取り付けた後、その吸着ノズルにより部品を吸着して基板に装着する部品実装装置における吸着ノズルの取り付け方法であって、前記吸着ノズルが前記ノズルストッカに起立姿勢で保持されている状態で前記吸着ノズルに設けられたマークの撮像を行う撮像工程と、前記撮像工程における前記マークの撮像結果に基づいて、前記ノズルストッカに保持された状態の前記吸着ノズルの向きが前記ノズルストッカに対する正規の向きであるか否かの判定を行う判定工程と、前記判定工程で判定した結果に基づいて前記シャフト部材の軸回り方向の向きの調整を行うシャフト向き調整工程と、前記シャフト向き調整工程の後、前記シャフト部材を前記ノズルストッカに保持された状態の前記吸着ノズルの上方から下降させて前記シャフト部材に前記吸着ノズルを取り付けるノズル取り付け工程と、前記ノズル取り付け工程で前記シャフト部材に取り付けた前記吸着ノズルが前記ノズルストッカに対する前記正規の向きになるように前記シャフト部材の軸回り方向の向きを再調整するシャフト向き再調整工程とを含む。
請求項2に記載の部品実装方法は、請求項1に記載の吸着ノズルの取り付け方法により前記シャフト部材に前記吸着ノズルを取り付けた前記装着ヘッドを用いて前記基板への部品の装着を行う。
請求項3に記載の部品実装装置は、ノズルストッカに起立姿勢で保持された吸着ノズルを装着ヘッドのシャフト部材の下端に取り付けた後、その吸着ノズルにより部品を吸着して基板に装着する部品実装装置であって、前記吸着ノズルが前記ノズルストッカに起立姿勢で保持されている状態で前記吸着ノズルに設けられたマークの撮像を行う撮像手段と、前記撮像手段による前記マークの撮像結果に基づいて、前記ノズルストッカに保持された状態の前記吸着ノズルの向きが前記ノズルストッカに対する正規の向きであるか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段により判定された結果に基づいて前記シャフト部材の軸回りの向きの調整を行った後、前記シャフト部材を前記ノズルストッカに保持された状態の前記吸着ノズルの上方から下降させて前記シャフト部材に前記吸着ノズルを取り付けた後、前記吸着ノズルが前記ノズルストッカに対する前記正規の向きになるように前記シャフト部材の軸回り方向の向きを再調整するノズル取り付け手段と、前記ノズル取り付け手段により前記シャフト部材に前記吸着ノズルが取り付けられた前記装着ヘッドを用いて前記基板への部品の装着を行う部品装着実行手段とを備えた。
本発明では、ノズルストッカに起立姿勢で保持された状態の吸着ノズルに設けられたマークの撮像結果に基づいて吸着ノズルの向きがノズルストッカに対する正規の向きであるか否かの判定を行うようになっている。そして、その判定の結果に基づいてシャフト部材の軸回り方向の向きの調整を行い、そのうえでシャフト部材をノズルストッカに保持された吸着ノズルの上方から下降させてシャフト部材に吸着ノズルを取り付けるようになっており、ノズルストッカに保持された状態の吸着ノズルの向きが正規の向きでなかった場合にはこれが是正された状態で吸着ノズルがシャフト部材に取り付けられるので、吸着ノズルをシャフト部材に正しい向きで取り付けて部品装着作業を行うことができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の要部斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える装着ヘッドの正面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるノズルストッカを吸着ノズルとともに示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるノズルストッカの分解斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるノズルストッカの平面図 本発明の一実施の形態におけるノズルストッカを吸着ノズルとともに示す平面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるノズルストッカを吸着ノズルとともに示す部分拡大平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が実行する吸着ノズルの取り付け作業の手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える装着ヘッドをノズルストッカとともに示す正面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置による装着ヘッドの吸着ノズルの取り付け手順を説明する図 (a)〜(e)本発明の一実施の形態における部品実装装置による装着ヘッドの吸着ノズルの取り付け手順を説明する図 (a)〜(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置による装着ヘッドの吸着ノズルの取り外し手順を説明する図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が実行する部品装着作業のフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える装着ヘッドの正面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装装置1は、図示しない上流工程側の装置(例えば半田印刷機や他の部品実装装置)から送られてきた基板2の搬入及び位置決め、位置決めした基板2の電極部3への部品(電子部品)4の装着及び部品4を装着した基板2の下流工程側の装置(例えば他の部品実装装置や検査機、リフロー炉等)への搬出から成る一連の動作を繰り返し実行するものである。以下、説明の便宜上、基板2の搬送方向をX軸方向(オペレータOPから見た左右方向)とし、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向(オペレータOPから見た前後方向)とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、部品実装装置1は、基台11の中央部にX軸方向に延びて設けられた基板搬送コンベア12を有している。この基板搬送コンベア12は上流工程側の装置から送られてきた基板2を受け取ってX軸方向に搬送し(図1中に示す矢印A)、所定の作業位置に位置決めするものである。
基台11のY軸方向の端部には複数のパーツフィーダ13がX軸方向に並んで取り付けられている。各パーツフィーダ13は部品供給口13aに部品4を連続的に供給する。
基台11上にはヘッド移動機構14が設けられている。ヘッド移動機構14は、Y軸方向に延びたY軸テーブル14a、X軸方向に延びた状態でY軸テーブル14aに沿って(すなわちY軸方向に)移動自在なX軸テーブル14b及びX軸テーブル14b上に沿って(すなわちX軸方向に)移動自在な移動ステージ14cから成り、移動ステージ14cには装着ヘッド15が取り付けられている。ヘッド移動機構14は、Y軸テーブル14aに対するX軸テーブル14bのY軸方向への移動動作とX軸テーブル14bに対する移動ステージ14cのX軸方向への移動動作を組み合わせた動作を行うことで装着ヘッド15を水平面内で移動させる。
図2にも示すように、装着ヘッド15には複数のシャフト部材16が下方に延びて設けられており、各シャフト部材16の下端には部品4を吸着するための吸着ノズル17が着脱自在に取り付けられている。本実施の形態では、装着ヘッド15には4本のシャフト部材16がX軸方向に並んで設けられている。各シャフト部材16は装着ヘッド15に設けられたシャフト駆動機構18に駆動されて装着ヘッド15に対する上下動と上下中心軸16J(Z軸)回りの回転動作を行う。
図1において、装着ヘッド15には撮像視野を下方に向けた基板カメラ20が取り付けられており(図2も参照)、基台11上の基板搬送コンベア12とパーツフィーダ13との間の領域には撮像視野を上方に向けた部品カメラ21と吸着ノズル17を起立姿勢で保持するノズルストッカ30が設けられている。
吸着ノズル17は、図3に示すように、装着ヘッド15が備えるシャフト部材16の下端のノズル嵌入部16a(図2)が上方から嵌入する円筒状のノズル基部17a、このノズル基部17aから下方に延びたノズル先端部17b及びノズル基部17aとノズル先端部17bの境の部分から平板状に広がって延びた鍔状部17cとを有して成る。
図2において、各シャフト部材16の下端には下方に延びて下端に鍵状部が形成された一対の係止部材から成るノズルホルダ16hが設けられている。一方、各吸着ノズル17のノズル基部17aの外面には周回溝17dが設けられており、ノズル基部17aの内部空間17v内にシャフト部材16のノズル嵌入部16aが嵌入すると、そのシャフト部材16に設けられたノズルホルダ16hの下端の鍵状部がノズル基部17aの周回溝17dに係合して吸着ノズル17がシャフト部材16に取り付けられる。
本実施の形態では、シャフト部材16に対する吸着ノズル17の取り付け向き、すなわち吸着ノズル17の上下中心軸17J(図2及び図3)回り方向の向きが定められており、シャフト部材16に対する吸着ノズル17の向きをノズルストッカ30に対する正規の向きに整えたうえで吸着ノズル17がシャフト部材16に取り付けることが必要になっている。
ここで、上記「ノズルストッカ30に対する正規の向き」とは、上下中心軸16J回り方向の向き(回転角度)が基準の向き(回転角度=0度)になっている状態のシャフト部材16をノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17の直上からそのまま下降させた場合にシャフト部材16に吸着ノズル17を正しく取り付けることができる向きのことである。
ノズルストッカ30は、図3及び図4に示すように、平板部材31aの四隅が4本の脚部31bによって支持されて成るテーブル部31、テーブル部31の上面の中央部をにX軸方向に延びて設けられたノズル向き規制部材32、ノズル向き規制部材32の上面にX軸方向に移動自在に設けられたシャッター部材33を有して成り、平板部材31aには厚さ方向(Z軸方向)に貫通する複数のノズル取り付け孔31cが設けられている。本実施の形態ではX軸方向(すなわち装着ヘッド15におけるシャフト部材16の並ぶ方向)に8個並んだノズル取り付け孔31cの列がノズル向き規制部材32を間に挟んでY軸方向に2列(ノズル取り付け孔31cは計16個)設けられている。各列につき、8個のノズル取り付け孔31cの隣接するもの同士の間隔d(図6)は、装着ヘッド15が備える4本のシャフト部材16の隣接するもの同士の間隔d0(図2)と等しくなっている。
図3及び図4において、シャッター部材33の中央部にはX軸方向に延びた長穴33aがX軸方向に2つ並んで設けられており、これら2つの長穴33aにはノズル向き規制部材32に設けられた螺子孔32aに上方から螺入された2つの螺子Scが挿通されている。このためシャッター部材33は2つの長穴33aを2つの螺子Scに対して相対移動させるようにしてX軸方向に移動自在となっている。
図5(a),(b)において、シャッター部材33にはテーブル部31(平板部材31a)に設けられた16個のノズル取り付け孔31cの配置と同じ配置で16個のノズル取り出し孔33bが設けられている。各ノズル取り出し孔33bは吸着ノズル17の鍔状部17cを包含する大きさを有しており、X軸方向に隣接するもの同士はX軸方向に延びた溝部33cによって繋がっている。この溝部33cのY軸方向の幅寸法は吸着ノズル17のノズル基部17aの外径よりは大きく、鍔状部17cのY軸方向の寸法よりは小さくなっている。
シャッター部材33は前述のようにテーブル部31に対してX軸方向に移動させることができ、これによりシャッター部材33を各ノズル取り出し孔33bの中心位置がノズル取り付け孔31cの中心位置と上下に一致する「ノズル取り出し可能位置」(図5(a))と、各ノズル取り出し孔33bの中心位置が隣接するノズル取り付け孔31cの間に位置する「ノズル取り出し禁止位置」(図5(b))とのいずれかに位置させることができる。
吸着ノズル17はノズル先端部17bがテーブル部31(平板部材31a)のノズル取り付け孔31cに上方から挿入されて取り付けられ、これにより吸着ノズル17がノズルストッカ30に起立姿勢で保持される(図3)。
図3及び図6において、各吸着ノズル17の鍔状部17cには、その吸着ノズル17がノズルストッカ30に対する正規の向きでノズルストッカ30に取り付けられた状態でX軸方向に延びる平行な2つの側面部17Lが設けられている。各吸着ノズル17は、鍔状部17cの2つの側面部17Lの一方をノズルストッカ30の平板部材31aの上面に設けられたノズル向き規制部材32の一対の側面部32Lの一方に当接させることで、吸着ノズル17をノズルストッカ30に対する正規の向きに向けた状態でノズルストッカ30に取り付けることができる。
但し、この場合には吸着ノズル17は正規の向きから180度回転した向きに向けた状態でもノズルストッカ30に取り付けることができるので、吸着ノズル17の鍔状部17cの上面には向き判定用のマーク17m(図3)が設けられており、吸着ノズル17を正規の向きでノズルストッカ30に取り付けた場合には、マーク17mが吸着ノズル17の平面視において吸着ノズル17の上下中心軸17Jの左側に位置し(図7(a))、吸着ノズル17を正規の向きから180度回転した向きでノズルストッカ30に取り付けた場合には、マーク17mが吸着ノズル17の平面視において吸着ノズル17の上下中心軸17Jの右側に位置するようになっている(図7(b))。
吸着ノズル17のテーブル部31のノズル取り付け孔31cへの挿入及びノズル取り付け孔31cに挿入されている吸着ノズル17の上方への引き抜きは、シャッター部材33を「ノズル取り出し可能位置」に位置させた状態で行うことができる(図5(a))。一方、シャッター部材33を「ノズル取り出し禁止位置」に位置させておけば、ノズル取り付け孔31cに挿入されている吸着ノズル17を上方に引き抜くことができないようにすることができる(図5(b))。なお、ノズルストッカ30に取り付けられた状態の各吸着ノズル17に設けられたマーク17mは、シャッター部材33が「ノズル取り出し可能位置」にある場合であっても、「ノズル取り出し禁止位置」にある場合であっても目視確認することが可能である(図5(a),(b))。
上記のように、部品実装装置1では、マーク17mの吸着ノズル17の上下中心軸17Jに対する位置に基づいて、吸着ノズル17の上下中心軸17J回り方向の向きがノズルストッカ30に対する正規の向きであるか否かの判定を行うことができるようになっているのであるが、本実施の形態のように、ノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17がとり得る上下中心軸17J回り方向の向きがノズルストッカ30に対する正規の向き及びこの正規の向きから180度回転した向きの2つに限られている状況では、吸着ノズル17がノズルストッカ30に正規の向きで保持されていればマーク17mがあるべき第1の位置(吸着ノズル17の上下中心軸17Jの左側の位置)の撮像画像にマーク17mが認められる(認識される)場合には吸着ノズル17の向きが正規の向きであると判断することができる(図7(a))。一方、吸着ノズル17がノズルストッカ30に正規の向きでない向きで保持されていれば(ここでは吸着ノズル17がノズルストッカ30に正規の向きから180度回転した向きで保持されていれば)マーク17mがあるべき第2の位置(吸着ノズル17の上下中心軸17Jの右側の位置)の撮像画像にマーク17mが認められる(認識される)場合には吸着ノズル17の向きが正規の向きでない向き(正規の向きから180度回転した向き)であると判断することができる(図7(b))。
なお、吸着ノズル17の鍔状部17cの上面に吸着ノズル17の種類を識別するための情報を含むノズル識別用マークが設けられるのであればこれをマーク17mとして利用するようにしてもよい。
図8において、基板搬送コンベア12による基板2の搬送及び位置決め動作、各パーツフィーダ13による部品4の供給動作、ヘッド移動機構14による装着ヘッド15の移動動作、シャフト駆動機構18による各シャフト部材16の上下動及び上下中心軸16J(Z軸)回りの回転動の各動作の制御は部品実装装置1が備える制御装置40の装着実行部40aによってなされる。また、各シャフト部材16による吸着ノズル17を介した吸着動作は、制御装置40の装着実行部40aが装着ヘッド15内に設けられた図示しないアクチュエータ等から成る吸着機構41の作動制御を行うことによってなされる。また、シャッター部材33の「ノズル取り出し可能位置」と「ノズル取り出し禁止位置」との切り替え動作は、制御装置40の装着実行部40aがノズルストッカ30内に設けられた図示しないアクチュエータから成るシャッター駆動機構42の作動制御を行うことによってなされる。
基板カメラ20による撮像動作制御及び部品カメラ21による撮像動作制御は部品実装装置1が備える制御装置40装着実行部40aによってなされ、基板カメラ20による撮像動作によって得られた画像データ及び部品カメラ21の撮像動作によって得られた画像データは制御装置40に送信されて制御装置40の画像認識部40b(図8)において画像認識がなされる。
制御装置40の装着実行部40aは、基板2上の電極部3に部品4を装着する部品装着作業を実行する前に、図9のフローチャートに示す手順により、装着ヘッド15が備える各シャフト部材16の下端にノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17を取り付ける吸着ノズル17の取り付け作業を実行する。
この吸着ノズル17の取り付け作業では、制御装置40の判定部40c(図8)は先ず、ヘッド移動機構14の作動制御を行って装着ヘッド15をノズルストッカ30の上方に移動させる(図10)。そして、基板カメラ20により、これから装着ヘッド15の4本のシャフト部材16に取り付けようとしている吸着ノズル17のひとつについて、吸着ノズル17がノズルストッカ30に対する正規の向きで保持されていればマーク17mがあるべき「第1の位置(吸着ノズル17の上下中心軸17Jの左側の位置)」の撮像を行って第1の画像S1(図7(a),(b))を取得した後(図9に示すステップST1)、その第1の画像S1の中にマーク17mが認識されるか否かの判断を行う(ステップST2)。そして、その結果、第1の画像S1の中にマーク17mが認識されたときには、その吸着ノズル17はノズルストッカ30に正規の向きで保持されていると判定する(ステップST3)。
一方、制御装置40の判定部40cは、ステップST2において第1の画像S1の中にマーク17mが認識されなかったときには、次いで吸着ノズル17がノズルストッカ30に正規の向きでない向き(正規の向きから180度回転した向き)で保持されていればマーク17mがあるべき「第2の位置(吸着ノズル17の上下中心軸17Jの右側の位置)」の撮像を行って第2の画像S2(図7(b))を取得した後(ステップST4)、その第2の画像S2の中にマーク17mが認識されるか否かの判断を行う(ステップST5)。そして、その結果、第2の画像S2の中にマーク17mが認識されたときには、その吸着ノズル17はノズルストッカ30に正規の向きでない向き(正規の向きから180度回転した向き)で保持されていると判定する(ステップST6)。
なお、制御装置40の判定部40cは、ステップST5においてマーク17mが認識されなかったときには、そこに吸着ノズル17は存在していなかった(ノズルストッカ30の吸着ノズル17が保持されているべき箇所に吸着ノズル17が保持されていなかった)と判断し(ステップST7)、作業を停止する(ステップST8)。
制御装置40の判定部40cは、ステップST3で吸着ノズル17が正規の向きで保持されていると判定し、或いはステップST6で吸着ノズル17が正規の向きでない向き(正規の向きから180度回転した向き)で保持されていると判定したときには、これからシャフト部材16に取り付けようとしている全ての吸着ノズル17について向きの判定(向きの判定)を行ったかどうかの判断を行い(ステップST9)、まだマーク17mの向きの判定(向きの判定)を行っていない吸着ノズル17があったときにはステップST1〜ステップST9の工程を繰り返し実行する。
本実施の形態において、基板カメラ20は、吸着ノズル17がノズルストッカ30に起立姿勢で保持されている状態で吸着ノズル17に設けられたマーク17mの撮像を行う撮像手段となっており、制御装置40の判定部40cは、撮像手段である基板カメラ20の撮像によるマーク17mの撮像結果に基づいて、ノズルストッカ30に保持された状態の吸着ノズル17の向き(上下中心軸17J回り方向の向き)がノズルストッカ30に対する正規の向きであるか否かの判定を行う判定手段となっている。
また、本実施の形態において、ステップST1とステップST4は、吸着ノズル17がノズルストッカ30に起立姿勢で保持されている状態で吸着ノズル17に設けられたマーク17mの撮像を行う撮像工程となっており、ステップST3とステップST6は、撮像工程におけるマーク17mの撮像結果に基づいて、ノズルストッカ30に保持された状態の吸着ノズル17の向き(上下中心軸17J回り方向の向き)がノズルストッカ30に対する正規の向きであるか否かの判定を行う判定工程となっている。
そして、この判定工程では、ノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17がとり得る上下中心軸17J回り方向の向きがノズルストッカ30に対する正規の向き及びこの正規の向きから180度回転した向きの2つに限られていることから、吸着ノズル17がノズルストッカ30に正規の向きで保持されていればマーク17mがあるべき第1の位置の撮像結果に基づいてマーク17mの有無の判断を行い、ここでマーク17mがないと判断したときには、更に、吸着ノズル17がノズルストッカ30に正規の向きでない向きで保持されていればマーク17mがあるべき第2の位置の撮像結果に基づいてマーク17mの有無の判断を行うようになっている。
なお、上記判定工程において、第1の画像S1の中にマーク17mが認められなかった場合には、これをもって吸着ノズルの17向きが正規の向きから180度回転した向きであると判定するようにすることもできるが、本実施の形態のように、第1の画像S1の中にマーク17mが認められなかった場合には更に第2の位置の撮像を行い、これにより得られた第2の画像S2の中にマーク17mが認められる場合にはじめて吸着ノズルの17向きが正規の向きから180度回転した向きであると判定することにより、ノズルストッカ30に吸着ノズル17が保持されていない状態をも判定することができるので、より好ましい(ノズルストッカ30に吸着ノズル17が保持されていない状態では第1の画像S1はもとより第2の画像S2においてもマーク17mは認識されない)。
各吸着ノズル17の向きの判定(吸着ノズル17の向きの判定)が終了したら、制御装置40の装着実行部40aは、ヘッド移動機構14の作動制御を行って、装着ヘッド15が備える4本のシャフト部材16をその4本のシャフト部材16に装着させようとしている4つの吸着ノズル17の直上に位置させる(図11(a)及び図12(a))。そして、ステップST3及びステップST6で判定した結果に基づいて、シャフト部材16の上下中心軸16J回り方向の向きの調整を行う。具体的には、ステップST3で正規の向きで保持されていると判定した吸着ノズル17に対応するシャフト部材16はそのままにし、ステップST6で正規の向きでない向き(正規の向きから180度回転した向き)で保持されていると判定した吸着ノズル17に対応するシャフト部材16については、図12(b)中の矢印R1に示すように180度回転させる(ステップST10)。このステップST10は、ステップST3又はステップST6の判定工程で判定した結果に基づいてシャフト部材16の軸回り方向(上下中心軸16J回り方向)の向きの調整を行うシャフト向き調整工程となっている。
制御装置40の装着実行部40aは、シャフト向き調整工程を行ったら、ノズルストッカ30のシャッター部材33を「ノズル取り出し可能位置」に位置させた状態で、4本のシャフト部材16を対応する吸着ノズル17の上方から下降させて各シャフト部材16に吸着ノズル17を取り付けた後(ステップST11。図11(b)及び図12(c)。これらの図中に示す矢印B1)、4本のシャフト部材16を引き上げる(図11(c)及び図12(d)。これらの図中に示す矢印C1)。そして最後に、ステップST6で正規の向きでない向き(正規の向きから180度回転した向き)で保持されていると判定した吸着ノズル17に対応するシャフト部材16を、図12(e)中の矢印R2に示すように、−180度回転させてもとの位置(回転角度=0度の位置)に復帰させる(ステップST12)。
ここで、上記ステップST11は、ステップST10のシャフト向き調整工程の後、シャフト部材16をノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17の上方から下降させてシャフト部材16に吸着ノズル17を取り付けるノズル取り付け工程となっており、これにより、装着ヘッド15が備える4本のシャフト部材16の全てに、吸着ノズル17が正しい向きで取り付けられた状態となる。また、上記ステップST12は、ステップST11のノズル取り付け工程でシャフト部材16に取り付けた吸着ノズル17がノズルストッカ30に対する正規の向きになるようにシャフト部材16の軸回り方向(上下中心軸16J回り方向)の向きを再調整するシャフト向き再調整工程となっている。
また、制御装置40の装着実行部40aは、判定手段である判定部40cにより判定された結果に基づいてシャフト部材16の上下中心軸16J回り方向の向きの調整を行った後、シャフト部材16をノズルストッカ30に保持された状態の吸着ノズル17の上方から下降させてシャフト部材16に吸着ノズル17を取り付けた後、吸着ノズル17がノズルストッカ30に対する正規の向きになるようにシャフト部材16の軸回り方向(上下中心軸16J回り方向)の向きを再調整するノズル取り付け手段となっている。
このように部品実装装置1による吸着ノズル17の取り付け作業は、吸着ノズル17がノズルストッカ30に起立姿勢で保持されている状態で吸着ノズル17に設けられたマーク17mの撮像を行う撮像工程(ステップST1及びステップST4)、撮像工程におけるマーク17mの撮像結果に基づいて、ノズルストッカ30に保持された状態の吸着ノズル17の向き(上下中心軸17J回り方向の向き)がノズルストッカ30に対する正規の向きであるか否かの判定を行う判定工程(ステップST3及びステップST6)、判定工程で判定した結果に基づいてシャフト部材16の軸回り方向(上下中心軸16J回り方向)の向きの調整を行うシャフト向き調整工程(ステップST10)、シャフト向き調整工程の後、シャフト部材16をノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17の上方から下降させてシャフト部材16に吸着ノズル17を取り付けるノズル取り付け工程(ステップST11)及びノズル取り付け工程でシャフト部材16に取り付けた吸着ノズル17がノズルストッカ30に対する正規の向きになるようにシャフト部材16の軸回り方向(上下中心軸16J回り方向)の向きを再調整するシャフト向き再調整工程(ステップST12)を含むものとなっている。そして、このうち撮像工程及び判定工程は、部品実装装置1において、吸着ノズル17のノズルストッカ30上での向き(上下中心軸17J回り方向の向き)を判定する吸着ノズル17の向き判定方法を構成する具体的な工程となっている。
なお、既にシャフト部材16に取り付けられている吸着ノズル17を取り外すときには、制御装置40の装着実行部40aは、ヘッド移動機構14の作動制御を行って、装着ヘッド15が備える4本のシャフト部材16をノズルストッカ30において吸着ノズル17が挿入されていない4つのノズル取り付け孔31cの直上に位置させる(図13(a)。そして、ノズルストッカ30のシャッター部材33を「ノズル取り出し可能位置」に位置させた状態で、各シャフト部材16の上下中心軸16J回り方向の回転角が0度になるように調節し、4本のシャフト部材16を対応する吸着ノズル17の上方から下降させて、各シャフト部材16に取り付けられている吸着ノズル17をノズルストッカ30の4つのノズル取り付け孔31cに上方から挿入する(図13(b)。図中に示す矢印B2)。そして、ノズルストッカ30のシャッター部材33を「ノズル取り出し禁止位置」に位置させてから(図13(b)中に示す矢印D)、4本のシャフト部材16を引き上げる(図13(c)。図中に示す矢印C2)。このシャフト部材16の引き上げ時には、吸着ノズル17はノズルストッカ30のシャッター部材33によってその上動が阻止されるので、各シャフト部材16から吸着ノズル17が取り外される。
上記のようにして吸着ノズル17の取り付け作業が終了したら、制御装置40の装着実行部40aは、次いで、図14のフローチャートに示す手順(部品実装方法)で、部品装着作業を実行する。
制御装置40の装着実行部40aは、部品装着作業では、先ず、基板搬送コンベア12を作動させ、部品実装装置1の上流工程側の装置から送られてきた基板2を受け取って部品実装装置1の内部に搬入し、所定の作業位置に位置決めする(図14に示すステップST21)。
制御装置40の装着実行部40aは基板2の位置決めを行ったら、装着ヘッド15を移動させて基板カメラ20を基板2の上方に移動させ、基板カメラ20に基板2上の一対の基板マーク2m(図1)の撮像を行わせて画像認識部40bに画像認識を行わせる。そして、得られた一対の基板マーク2mの位置を予め設定された基準の位置と比較することによって、基板2の基準の位置からの位置ずれを算出する(ステップST22)。
制御装置40の装着実行部40aは、基板2の基準の位置からの位置ずれを算出したら、パーツフィーダ13の作動制御を行ってそのパーツフィーダ13の部品供給口13aに部品4を供給させる(ステップST23)。そして、装着ヘッド15をパーツフィーダ13の上方に位置させたうえで、パーツフィーダ13の部品供給口13aに供給された部品4を吸着ノズル17に吸着(ピックアップ)させる(ステップST24)。
制御装置40の装着実行部40aは各吸着ノズル17に部品4を吸着させたら、これらの全部品4が部品カメラ21の上方を通過するように装着ヘッド15を移動させ、部品カメラ21に各部品4の撮像を行わせる。そして、各部品4のその撮像結果に基づいて画像認識部40bに画像認識を行わせ(ステップST25)、各部品4の吸着ノズル17に対する位置ずれ(吸着ずれ)を算出する(ステップST26)。
制御装置40の装着実行部40aは、各部品4の吸着ノズル17に対する位置ずれを算出したら、装着ヘッド15を基板2の上方に位置させ、吸着ノズル17に吸着させた各部品4を基板2上の電極部3に接触させたうえで各吸着ノズル17への真空圧の供給を解除して、吸着した部品4を順次基板2の電極部3上に装着する(ステップST27。図15)。このステップST27では、制御装置40の装着実行部40aは、ステップST22で求めた基板2の位置ずれと、ステップST26で求めた部品4の吸着ずれが修正されるように、基板2に対する各吸着ノズル17の位置補正を行う。
このように、本実施の形態において、制御装置40の装着実行部40aは、シャフト部材16に吸着ノズル17を取り付けた装着ヘッド15を用いて基板2への部品4の装着を行う部品装着実行手段となっている。
制御装置40の装着実行部40aは、基板2に対する部品4の装着を行ったら、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了したか否かの判断を行う(ステップST28)。そして、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していなかったときにはステップST23に戻り、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していたときには、基板搬送コンベア12を作動させて基板2を部品実装装置1から搬出する(ステップST29)。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装装置1及び部品実装装置1における吸着ノズル17の取り付け方法では、ノズルストッカ30に起立姿勢で保持された状態の吸着ノズル17に設けられたマーク17mの撮像結果に基づいて吸着ノズル17の向きがノズルストッカ30に対する正規の向きであるか否かの判定を行うようになっている。そして、その判定の結果に基づいてシャフト部材16の軸回り方向の向きの調整を行い、そのうえでシャフト部材16をノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17の上方から下降させてシャフト部材16に吸着ノズル17を取り付けるようになっており、ノズルストッカ30に保持された状態の吸着ノズル17の向きが正規の向きでなかった場合にはこれが是正された状態で吸着ノズル17がシャフト部材16に取り付けられるので、吸着ノズル17をシャフト部材16に正しい向きで取り付けて部品装着作業を行うことができる。
また、本実施の形態における部品実装方法は、上記吸着ノズル17の取り付け方法によりシャフト部材16に吸着ノズル17を取り付けた装着ヘッド15を用いて基板2への部品4の装着を行うものであり、吸着ノズル17をシャフト部材16に正しい向きで取り付けて部品装着作業を行うことができるので、部品4の吸着ミスなどが発生しにくく、実装基板の生産性を向上させることができる。
なお、上述のステップST1〜ステップST9の吸着ノズル17の向きを判定する手順は、本実施の形態の場合のように、ノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17がとり得る上下中心軸17J回り方向の向きがノズルストッカ30に対する正規の向き及びこの正規の向きでない向き(ここでは正規の向きから180度回転した向き)の2つに限られている状況下に限定される。ノズルストッカ30に保持された吸着ノズル17がとり得る上下中心軸17J回り方向の向きがノズルストッカ30に対する正規の向き及びこの正規の向きでない向きの2つに限られない状況下では、吸着ノズル17をノズルストッカ30に保持させた場合にマーク17mが位置し得る複数の位置(上述の実施の形態では第1の位置及び第2の位置がこれに相当する)の撮像及び画像認識を順に行っていくか、マーク17mが位置し得る領域全体を一括撮像してその画像の中からマーク17mを認識してそのマーク17mの吸着ノズル17の上下中心軸17Jに対する位置から吸着ノズル17の向きを判定するようにする。
吸着ノズルを装着ヘッドのシャフト部材に正しい向きで取り付けて部品装着作業を行うことができるようにした吸着ノズル取り付け方法、部品実装方法及び部品実装装置を提供する。
1 部品実装装置
2 基板
4 部品
15 装着ヘッド
16 シャフト部材
17 吸着ノズル
17m マーク
20 基板カメラ(撮像手段)
30 ノズルストッカ
40a 装着実行部(ノズル取り付け手段、部品装着実行手段)
40c 判定部(判定手段)

Claims (3)

  1. ノズルストッカに起立姿勢で保持された吸着ノズルを装着ヘッドのシャフト部材の下端に取り付けた後、その吸着ノズルにより部品を吸着して基板に装着する部品実装装置における吸着ノズルの取り付け方法であって、
    前記吸着ノズルが前記ノズルストッカに起立姿勢で保持されている状態で前記吸着ノズルに設けられたマークの撮像を行う撮像工程と、
    前記撮像工程における前記マークの撮像結果に基づいて、前記ノズルストッカに保持された状態の前記吸着ノズルの向きが前記ノズルストッカに対する正規の向きであるか否かの判定を行う判定工程と、
    前記判定工程で判定した結果に基づいて前記シャフト部材の軸回り方向の向きの調整を行うシャフト向き調整工程と、
    前記シャフト向き調整工程の後、前記シャフト部材を前記ノズルストッカに保持された状態の前記吸着ノズルの上方から下降させて前記シャフト部材に前記吸着ノズルを取り付けるノズル取り付け工程と、
    前記ノズル取り付け工程で前記シャフト部材に取り付けた前記吸着ノズルが前記ノズルストッカに対する前記正規の向きになるように前記シャフト部材の軸回り方向の向きを再調整するシャフト向き再調整工程とを含むことを特徴とする吸着ノズルの取り付け方法。
  2. 請求項1に記載の吸着ノズルの取り付け方法により前記シャフト部材に前記吸着ノズルを取り付けた前記装着ヘッドを用いて前記基板への部品の装着を行うことを特徴とする部品実装方法。
  3. ノズルストッカに起立姿勢で保持された吸着ノズルを装着ヘッドのシャフト部材の下端に取り付けた後、その吸着ノズルにより部品を吸着して基板に装着する部品実装装置であって、
    前記吸着ノズルが前記ノズルストッカに起立姿勢で保持されている状態で前記吸着ノズルに設けられたマークの撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段による前記マークの撮像結果に基づいて、前記ノズルストッカに保持された状態の前記吸着ノズルの向きが前記ノズルストッカに対する正規の向きであるか否かの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段により判定された結果に基づいて前記シャフト部材の軸回りの向きの調整を行った後、前記シャフト部材を前記ノズルストッカに保持された状態の前記吸着ノズルの上方から下降させて前記シャフト部材に前記吸着ノズルを取り付けた後、前記吸着ノズルが前記ノズルストッカに対する前記正規の向きになるように前記シャフト部材の軸回り方向の向きを再調整するノズル取り付け手段と、
    前記ノズル取り付け手段により前記シャフト部材に前記吸着ノズルが取り付けられた前記装着ヘッドを用いて前記基板への部品の装着を行う部品装着実行手段とを備えたことを特徴とする部品実装装置。
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