JP5861037B2 - 部品実装装置及び部品実装方法 - Google Patents

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本発明は、基板への部品の装着を行う部品実装装置及び部品実装方法に関するものである。
部品実装装置は、装着ヘッドが備える複数のノズル取り付け部のそれぞれに吸着ノズルが取り付けられた構成を有し、装着ヘッドを部品供給部と基板との間で移動させて各吸着ノズルによる部品供給部からの部品の吸着とその吸着した部品の基板への装着を交互に行うようになっている。
このような構成の部品実装装置において、吸着ノズルには個体差があってノズル先端部の傾き等に起因して生じる先端部の位置ずれが存在し、吸着ノズルによる部品の吸着時や基板への部品の装着時には、各吸着ノズルの先端部の位置ずれを考慮した吸着ノズルの位置制御データの補正がなされる。このとき使用される補正用データは、各吸着ノズルをノズル取り付け部に取り付けた状態で下方から撮像することによって取得することができ、得られた補正用データをその吸着ノズルに固有のコード(ノズルコード)と組み合わせてこれをノズルデータとして記憶しておき、吸着ノズルをノズル取り付け部に取り付ける際にノズルコードを取得することで、吸着ごとの補正用データを読み出すことができる。ここで、ノズルコードの読み取りには吸着ノズルに設けられたQRコード(登録商標)などのコードマークを利用することができる(例えば、特許文献1)。
特開2006−351682号公報
しかしながら、各吸着ノズルについて取得した補正用データはその吸着ノズルが取り付けられたノズル取り付け部との組み合わせで得られたものであり、取り付け先のノズル取り付け部が異なると補正用データも異なって正確な補正ができなくなるおそれがある。このため、吸着ノズルのメンテナンス作業などにおいて吸着ノズルをノズル取り付け部から取り外した場合には、その取り外した吸着ノズルの並びがノズル取り付け部の並びと合致するようにノズル載置部(ノズルストッカ)に載置しておけばもとの(補正用データを取得したときの)ノズル取り付け部に再取り付けし易くなるが、作業者がメンテナンス作業の後、ノズル載置部における吸着ノズルの並べ方を誤った場合には、その後吸着ノズルがノズル取り付け部に取り付けられても正確な補正ができるとは限らず、精度の高い部品装着作業を行うことができなくなるおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、ノズル取り付け部から取り外した吸着ノズルをノズル取り付け部に再取り付けする際、もとのノズル取り付け部に確実に取り付けられるようにして精度の高い部品装着作業を行うことができるようにした部品実装装置及び部品実装方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装装置は、装着ヘッドが備える複数のノズル取り付け部のそれぞれに取り付けられた吸着ノズルにより基板への部品の装着を行う部品実装装置であって、各吸着ノズルが前記ノズル取り付け部に取り付けられた状態で取得された前記各吸着ノズルの補正用データを前記各吸着ノズルに固有のノズルコード及び前記補正用データが取得されたときに前記吸着ノズルが取り付けられていた前記ノズル取り付け部に対応する取り付け先コードと組み合わせて成るノズルデータを記憶部から読み出すノズルデータ読み出し手段と、前記各ノズル取り付け部から取り外されてノズル載置部に載置された状態の前記各吸着ノズルから前記ノズルコードを読み取るノズルコード読み取り手段と、前記ノズルコード読み取り手段が前記記憶部から読み取った前記ノズルコードを前記ノズルデータ読み出し手段が読み出した前記ノズルデータと照らし合わせて、前記ノズル載置部上の前記各吸着ノズルに対応する取り付け先コードを読み出す取り付け先コード読み出し手段と、前記取り付け先コード読み出し手段が読み出した前記取り付け先コードに対応する前記ノズル取り付け部に前記ノズル載置部上の前記吸着ノズルを取り付けるノズル取り付け手段と、前記ノズル取り付け手段によって前記ノズル取り付け部に前記吸着ノズルが取り付けられた状態で、前記ノズルデータ読み出し手段が読み出した前記ノズルデータから前記補正用データを読み出す補正用データ読み出し手段と、前記補正用データ読み出し手段が読み出した前記補正用データを用いて前記各吸着ノズルの位置制御データの補正を行いながら前記各吸着ノズルによる前記基板への部品の装着を行う部品装着作業実行手段とを備えた。
請求項2に記載の部品実装装置は、請求項1に記載の部品実装装置であって、前記ノズルコード読み取り手段は、前記各吸着ノズルから前記ノズルコードを読み取る際、前記ノズル載置部上での前記各吸着ノズルの向きを把握し、前記ノズル取り付け手段は、前記ノズルコード読み取り手段が把握した前記各吸着ノズルの向きに応じて前記ノズル取り付け部を回転させたうえで前記ノズル取り付け部に前記吸着ノズルを取り付ける。
請求項3に記載の部品実装方法は、装着ヘッドが備える複数のノズル取り付け部のそれぞれに取り付けられた吸着ノズルにより基板への部品の装着を行う部品実装装置による部品実装方法であって、各吸着ノズルが前記ノズル取り付け部に取り付けられた状態で取得された前記各吸着ノズルの補正用データを前記各吸着ノズルに固有のノズルコード及び前記補正用データが取得されたときに前記吸着ノズルが取り付けられていた前記ノズル取り付け部に対応する取り付け先コードと組み合わせて成るノズルデータを記憶部から読み出すノズルデータ読み出し工程と、前記各ノズル取り付け部から取り外されてノズル載置部に載置された状態の前記各吸着ノズルから前記ノズルコードを読み取るノズルコード読み取り工程と、前記ノズルコード読み取り工程で前記記憶部から読み取った前記ノズルコードを前記ノズルデータ読み出し工程で読み出した前記ノズルデータと照らし合わせて、前記ノズル載置部上の前記各吸着ノズルに対応する取り付け先コードを読み出す取り付け先コード読み出し工程と、前記取り付け先コード読み出し工程で読み出した前記取り付け先コードに対応する前記ノズル取り付け部に前記ノズル載置部上の前記吸着ノズルを取り付けるノズル取り付け工程と、前記ノズル取り付け工程において前記ノズル取り付け部に前記吸着ノズルが取り付けられた状態で、前記ノズルデータ読み出し工程で読み出した前記ノズルデータから前記補正用データを読み出す補正用データ読み出し工程と、前記補正用データ読み出し工程で読み出した前記補正用データを用いて前記各吸着ノズルの位置制御データの補正を行いながら前記各吸着ノズルによる前記基板への部品の装着を行う部品装着作業実行工程とを含む。
請求項4に記載の部品実装方法は、請求項3に記載の部品実装方法であって、前記ノズルコード読み取り工程において、前記各吸着ノズルから前記ノズルコードを読み取る際、前記ノズル載置部上での前記各吸着ノズルの向きを把握し、前記ノズル取り付け工程では、前記ノズルコード読み取り工程で把握した前記各吸着ノズルの向きに応じて前記ノズル取り付け部を回転させたうえで前記ノズル取り付け部に前記吸着ノズルを取り付ける。
本発明では、装着ヘッドの各ノズル取り付け部から取り外されてノズル載置部に載置された状態の各吸着ノズルからノズルコードを読み取り、その読み取ったノズルコードを記憶部から読み出したノズルデータと照らし合わせてノズル載置部上の各吸着ノズルに対応する取り付け先コードを読み出し、その読み出した取り付け先コードに対応するノズル取り付け部にノズル載置部上の吸着ノズルを取り付けるようになっており、ノズル取り付け部から取り外した吸着ノズルをノズル取り付け部に再取り付けする際、もとのノズル取り付け部に確実に取り付けることができるので、吸着ノズルの位置制御データの正確な補正が適用された精度の高い部品装着作業を行うことができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の要部斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える装着ヘッドの正面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるノズルストッカを吸着ノズルとともに示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるノズルストッカの分解斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるノズルストッカの平面図 本発明の一実施の形態におけるノズルストッカを吸着ノズルとともに示す平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が行うノズルデータの作成作業の実行手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える装着ヘッドをノズルストッカとともに示す正面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置による装着ヘッドの吸着ノズルの取り付け手順を説明する図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える吸着ノズルの(a)側面図(b)下方からの撮像画像の一例を示す図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が作成するノズルデータの一例を示す図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が行う部品装着作業の実行手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装装置が行う吸着ノズルの取り付け作業の実行手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える装着ヘッドの正面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置による装着ヘッドの吸着ノズルの取り外し手順を説明する図 (a)〜(d)本発明の一実施の形態における部品実装装置による吸着ノズルの取り外し手順を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるノズルストッカを吸着ノズルとともに示す部分拡大平面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装装置1は、図示しない上流工程側の装置(例えば半田印刷機や他の部品実装装置)から送られてきた基板2の搬入及び位置決め、位置決めした基板2の電極部3への部品(電子部品)4の装着及び部品4を装着した基板2の下流工程側の装置(例えば他の部品実装装置や検査機、リフロー炉等)への搬出から成る一連の動作を繰り返し実行するものである。以下、説明の便宜上、基板2の搬送方向をX軸方向(作業者OPから見た左右方向)とし、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向(作業者OPから見た前後方向)とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、部品実装装置1は、基台11の中央部にX軸方向に延びて設けられた基板搬送コンベア12を有している。この基板搬送コンベア12は上流工程側の装置から送られてきた基板2を受け取ってX軸方向に搬送し(図1中に示す矢印A)、所定の作業位置に位置決めする基板搬送部となっている。
基台11のY軸方向の端部には部品供給部としての複数のパーツフィーダ13がX軸方向に並んで設けられている。各パーツフィーダ13は部品供給口13aに部品4を連続的に供給する。
基台11上にはヘッド移動機構14が設けられている。ヘッド移動機構14は、Y軸方向に延びたY軸テーブル14a、X軸方向に延びた状態でY軸テーブル14aに沿って移動自在なX軸テーブル14b及びX軸テーブル14b上に沿って移動自在な移動ステージ14cから成り、移動ステージ14cには装着ヘッド15が取り付けられている。ヘッド移動機構14は、Y軸テーブル14aに対するX軸テーブル14bのY軸方向への移動動作とX軸テーブル14bに対する移動ステージ14cのX軸方向への移動動作を組み合わせた動作を行うことで装着ヘッド15を水平面内で移動させる。
図2にも示すように、装着ヘッド15にはシャフト状の複数のノズル取り付け部16が下方に延びて設けられており、各ノズル取り付け部16の下端には部品4を吸着するための吸着ノズル17が着脱自在に取り付けられている。本実施の形態では、装着ヘッド15には4本のノズル取り付け部16がX軸方向に並んで設けられており、各ノズル取り付け部16は装着ヘッド15に設けられたノズル取り付け部駆動機構18に駆動されて装着ヘッド15に対する上下動とノズル取り付け部16の上下中心軸16J(Z軸)回りの回転動作を行うようになっている。
図1において、装着ヘッド15には撮像視野を下方に向けた基板カメラ20が取り付けられており(図2も参照)、基台11上の基板搬送コンベア12とパーツフィーダ13との間の領域には撮像視野を上方に向けた部品カメラ21と吸着ノズル17を起立姿勢で載置させるノズルストッカ30(ノズル載置部)が設けられている。
吸着ノズル17は、図3に示すように、装着ヘッド15が備えるノズル取り付け部16の下端のノズル嵌入部16a(図2)が上方から嵌入する円筒状のノズル基部17a、このノズル基部17aから下方に延びたノズル先端部17b及びノズル基部17aとノズル先端部17bの境の部分から平板状に広がって延びた鍔状部17cとを有して成る。
図2において、各ノズル取り付け部16の下端には下方に延びて下端に鍵状部が形成された一対の係止部材から成るノズルホルダ16hが設けられている。一方、各吸着ノズル17のノズル基部17aの外面には周回溝17dが設けられており、ノズル基部17aの内部空間17v内にノズル取り付け部16のノズル嵌入部16aが嵌入すると、そのノズル取り付け部16に設けられたノズルホルダ16hの下端の鍵状部がノズル基部17aの周回溝17dに係合して吸着ノズル17がノズル取り付け部16に取り付けられる。
ここで、各吸着ノズル17のノズル取り付け部16に対する取り付け向きには正規の向きが定められており、各吸着ノズル17がノズル取り付け部16に正規の向きで取り付けられている状態では、吸着ノズル17の鍔状部17cの上面に設けられたコードマーク17mは常に一定の方向を向くようになっている。
ノズルストッカ30は、図3及び図4に示すように、4本の脚部31aによって四隅が支持された矩形状のストッカ基部31、ストッカ基部31の上面中央部をX軸方向に延びて設けられたノズル向き規制部材32、ノズル向き規制部材32の上面にX軸方向に移動自在に設けられたシャッター部材33を有して成り、ストッカ基部31には厚さ方向(Z軸方向)に貫通する複数のノズル取り付け孔31bが設けられている。本実施の形態ではX軸方向(すなわち装着ヘッド15におけるノズル取り付け部16の並ぶ方向)に8個並んだノズル取り付け孔31bの列がノズル向き規制部材32を間に挟んでY軸方向に2列(ノズル取り付け孔31bは計16個)設けられている。
図3及び図4において、シャッター部材33の中央部にはX軸方向に延びた長穴33aがX軸方向に2つ並んで設けられており、これら2つの長穴33aにはノズル向き規制部材32に設けられた螺子孔32aに上方から螺入された2つの螺子Scが挿通されている。このためシャッター部材33は2つの長穴33aを2つの螺子Scに対して相対移動させるようにしてX軸方向に移動自在となっている。
図5(a),(b)において、シャッター部材33にはストッカ基部31に設けられた16個のノズル取り付け孔31bの配置と同じ配置で16個のノズル取り出し孔33bが設けられている。各ノズル取り出し孔33bは吸着ノズル17の鍔状部17cを包含する大きさを有しており、X軸方向に隣接するもの同士はX軸方向に延びた溝部33cによって繋がっている。この溝部33cのY軸方向の幅寸法は吸着ノズル17のノズル基部17aの外径よりは大きく、鍔状部17cのY軸方向の寸法よりは小さくなっている。
シャッター部材33は前述のようにストッカ基部31に対してX軸方向に移動させることができ、これによりシャッター部材33を各ノズル取り出し孔33bの中心位置がノズル取り付け孔31bの中心位置と上下に一致する「ノズル取り出し可能位置」(図5(a))と、各ノズル取り出し孔33bの中心位置が隣接するノズル取り付け孔31bの間に位置する「ノズル取り出し禁止位置」(図5(b))とのいずれかに位置させることができる。
吸着ノズル17はノズル先端部17bがストッカ基部31のノズル取り付け孔31bに上方から挿入されて取り付けられ、これにより吸着ノズル17がノズルストッカ30に起立姿勢で載置される(図3)。
図3及び図6において、各吸着ノズル17の鍔状部17cには平行な2つの側面部17Lが設けられており、ノズルストッカ30のノズル向き規制部材32のY軸方向に対向する両側面には垂直なノズル当接部32Lが設けられている。このため各吸着ノズル17が有する2つの側面部17Lの一方をノズル向き規制部材32の一方のノズル当接部32Lに側方から当接するようにしてノズルストッカ30に載置することで、ノズルストッカ30上での各吸着ノズル17の向き(コードマーク17mの向き)を一定方向に揃えることができる(図6)。
吸着ノズル17のノズル取り付け孔31bへの挿入及びノズル取り付け孔31bに挿入されている吸着ノズル17の上方への引き抜きは、シャッター部材33を「ノズル取り出し可能位置」に位置させた状態(図5(a))で行うことができる。一方、シャッター部材33を「ノズル取り出し禁止位置」に位置させた状態(図5(b))にすれば、ノズル取り付け孔31bに挿入されている吸着ノズル17を上方に引き抜くことができないようにすることができる。
なお、ノズルストッカ30に取り付けられた状態の各吸着ノズル17に設けられたコードマーク17mは、シャッター部材33が「ノズル取り出し可能位置」にある場合であっても、「ノズル取り出し禁止位置」にある場合であってもノズルストッカ30の上方から目視確認することが可能である(図5(a),(b))。
図7において、基板搬送コンベア12による基板2の搬送及び位置決め動作、各パーツフィーダ13による部品4の供給動作、ヘッド移動機構14による装着ヘッド15の移動動作、ノズル取り付け部駆動機構18による各ノズル取り付け部16の上下動及びノズル取り付け部16の上下中心軸16J(Z軸)回りの回転動の各動作の制御は部品実装装置1が備える制御装置40の装着実行部40aによってなされる。また、各ノズル取り付け部16による吸着ノズル17を介した吸着動作は、制御装置40の装着実行部40aが装着ヘッド15内に設けられた図示しないアクチュエータ等から成る吸着機構41(図7)の作動制御を行うことによってなされる。また、シャッター部材33の「ノズル取り出し可能位置」と「ノズル取り出し禁止位置」との切り替え動作は、制御装置40の装着実行部40aがノズルストッカ30内に設けられた図示しないアクチュエータから成るシャッター駆動機構42(図7)の作動制御を行うことによってなされる。
基板カメラ20による撮像動作制御及び部品カメラ21による撮像動作制御は部品実装装置1が備える制御装置40装着実行部40aによってなされ、基板カメラ20による撮像動作によって得られた画像データ及び部品カメラ21の撮像動作によって得られた画像データは制御装置40に送信されて制御装置40の画像認識部40b(図7)において画像認識がなされる。
制御装置40は、基板2に部品4を装着する部品装着作業を行う前に、図8のフローチャートに示す手順によりノズルデータを作成する。ここでノズルデータとは、各吸着ノズル17が装着ヘッド15のノズル取り付け部16に取り付けられた状態で取得される補正用データを、その吸着ノズル17に固有のコード(ノズルコード)及びノズル取り付け部16(補正用データを取得したときに吸着ノズル17が取り付けられていたノズル取り付け部16)に対応する取り付け先コードと組み合わせて成るデータのことである。
ノズルデータの作成作業では、制御装置40は先ず、ヘッド移動機構14の作動制御を行って、各ノズル取り付け部16に吸着ノズル17が取り付けられていない状態の装着ヘッド15を、これからノズルデータの取得を行う対象となっている4つの吸着ノズル17が載置されたノズルストッカ30の上方に移動させる(図9)。そして、基板カメラ20により、これから装着ヘッド15の4本のノズル取り付け部16に取り付けようとしている4つの吸着ノズル17(これら吸着ノズル17はいずれも正規の向きに対応した向きでノズルストッカ30に載置されているものとする)のそれぞれについてのコードマーク17mを撮像し(図8に示すステップST1)、得られた各吸着ノズル17のコードマーク17mの画像データに基づいて、各吸着ノズル17のノズルコードをノズルコード読み取り部40c(図7)において読み取る(ステップST2)。制御装置40は、ノズルコード読み取り部40cにおいて各吸着ノズル17のノズルコードを読み取ったら、ノズル取り付け部駆動機構18を作動させて、4つのノズル取り付け部16を下降させ、各ノズル取り付け部16に吸着ノズル17を取り付ける(ステップST3)。
このステップST3の各ノズル取り付け部16への吸着ノズル17の取り付けは、具体的には、制御装置40の装着実行部40aが、ヘッド移動機構14の作動制御を行って、装着ヘッド15が備える4本のノズル取り付け部16をノズルストッカ30上の4つの吸着ノズル17の直上に位置させたうえで(図10(a))、ノズルストッカ30のシャッター部材33を「ノズル取り出し可能位置」に位置させ、4本のノズル取り付け部16をそれぞれに対応する吸着ノズル17の上方から下降させて各ノズル取り付け部16に吸着ノズル17を取り付けた後(図10(b)。図中に示す矢印B1)、4本のノズル取り付け部16を引き上げることによって行う(図10(c)。図中に示す矢印C1)。
制御装置40は、各ノズル取り付け部16に吸着ノズル17を取り付けたら、ヘッド移動機構14の作動制御を行って装着ヘッド15を移動させ、各ノズル取り付け部16に取り付けられた吸着ノズル17を部品カメラ21に下方から撮像させる(ステップST4)。そして、得られた各吸着ノズル17の画像データに基づく画像認識を行うことによって、各吸着ノズル17の補正用データを取得する(ステップST5)。
上記補正用データは、吸着ノズル17のノズル先端部17bの傾き等に起因して生じる先端部の位置ずれによる制御データを補正するためのデータである。例えば、図11(a)に示すように、吸着ノズル17のノズル先端部17bがノズル取り付け部16の上下中心軸16Jに対して傾いている場合、吸着ノズル17を部品カメラ21によって下方から撮像した画像GZ(図11(b))では、ノズル先端部17b下端部の位置が、ノズル先端部17bがノズル取り付け部16の上下中心軸16Jから傾いていない場合におけるノズル先端部17bの下端部の位置(画像GZの中心位置P)からずれることになり、そのノズル先端部17bの下端の位置ずれ量が図11(b)に示すようにX軸方向にΔx、Y軸方向にΔyであるときには、位置ずれ量(Δx,Δy)をもってその吸着ノズル17の補正用データとすることができる。
制御装置40は、ステップST5で各吸着ノズル17の補正用データを取得したら、その取得した補正用データを吸着ノズル17のノズルコード及び補正用データを取得したときにその吸着ノズル17が取り付けられていたノズル取り付け部16の取り付け先コードと組み合わせてノズルデータを作成し、その作成したノズルデータを制御装置40のノズルデータ記憶部40d(図7)に記憶させる(ステップST6)。これによりノズルデータの作成作業は終了する。
図12に上記ステップST6で作成されたノズルデータの一例を示す。この例では、ノズルコードがN0001,N0002,N0003・・・である吸着ノズル17が、取り付け先コードがT01,T02,T03,T04である4つのノズル取り付け部16のいずれかに取り付けられてそれぞれ(Δx1,Δy1),(Δx2,Δy2),(Δx3,Δy3),・・・の補正用データが取得された場合を示している。
次に、部品実装装置1により基板2に対して部品4を装着する部品装着作業(部品実装方法)の実行手順を図13及び図14のフローチャートに基づいて説明する。この部品装着作業は、上述のノズルデータの作成作業を行った後に実行する。
部品装着作業では、制御装置40は先ず、装着ヘッド15が備える各ノズル取り付け部16に吸着ノズル17が取り付けられているか否かの判断を行う(図13に示すステップST11)。そして、ここで各ノズル取り付け部16に吸着ノズル17が取り付けられていないと判断した場合には、ステップST12の吸着ノズル取り付け作業を行う。
ステップST12の吸着ノズル取り付け作業は、前述のノズルデータの作成作業でノズルデータの取得の対象となった4つの吸着ノズル17が載置されたノズルストッカ30が用意されている状態で実行される。ここではノズルデータの作成作業の場合と同様に、ノズルストッカ30上の4つの吸着ノズル17はいずれも正規の向きに対応した向きで載置されているが、各吸着ノズル17の並びは必ずしもノズル取り付け部16の並びと一致していないものとする。
ステップST12の吸着ノズル取り付け作業では、図14のフローチャートに示すように、制御装置40は先ず、ノズルデータ読み出し部40e(図7)において、ノズルデータの作成作業で作成したノズルデータをノズルデータ記憶部40dから読み出す(図14に示すステップST31)。
すなわちこのステップST31は、各吸着ノズル17がノズル取り付け部16に取り付けられた状態で取得された補正用データを各吸着ノズル17に固有のノズルコード及び補正用データが取得されたときに吸着ノズル17が取り付けられていたノズル取り付け部16に対応する取り付け先コードと組み合わせて成るノズルデータを記憶部(ノズルデータ記憶部40d)から読み出すノズルデータ読み出し工程であり、制御装置40のノズルデータ読み出し部40eは、各吸着ノズル17がノズル取り付け部16に取り付けられた状態で取得された補正用データを各吸着ノズル17に固有のノズルコード及び補正用データが取得されたときに吸着ノズル17が取り付けられていたノズル取り付け部16に対応する取り付け先コードと組み合わせて成るノズルデータを記憶部(ノズルデータ記憶部40d)から読み出すノズルデータ読み出し手段となっている。
制御装置40は、ノズルデータ読み出し部40eによるノズルデータの読み出しが終了したら、ヘッド移動機構14の作動制御を行って装着ヘッド15をノズルストッカ30の上方に移動させたうえで(図9)、基板カメラ20により、これから装着ヘッド15の4本のノズル取り付け部16に取り付けようとしている4つの吸着ノズル17のそれぞれについてコードマーク17mを撮像し(ステップST32)、これにより得られた各吸着ノズル17のコードマーク17mの画像データに基づいて、ノズルコード読み取り部40cによりノズルコードを読み取る(ステップST33)。
すなわちこれらステップST32とステップST33は、各ノズル取り付け部16から取り外されてノズルストッカ30に載置された状態の各吸着ノズル17からノズルコードを読み取るノズルコード読み取り工程であり、制御装置40のノズルコード読み取り部40cは、各ノズル取り付け部16から取り外されてノズルストッカ30に載置された状態の各吸着ノズル17からノズルコードを読み取るノズルコード読み取り手段となっている。
制御装置40は、上記ステップST33が終了したら、ステップST31で読み出したノズルデータに基づいて、取り付け先コード読み出し部40f(図7)により、各吸着ノズル17の取り付け先のノズル取り付け部16に対応する取り付け先コードを読み出す(ステップST34)。
すなわちステップST34は、ノズルコード読み取り工程で読み取ったノズルコードをノズルデータ読み出し工程でノズルデータ記憶部40dから読み出したノズルデータと照らし合わせて、ノズルストッカ30上の各吸着ノズル17に対応する取り付け先コードを読み出す取り付け先コード読み出し工程であり、制御装置40の取り付け先コード読み出し部40fは、ノズルコード読み取り手段であるノズルコード読み取り部40cがノズルデータ記憶部40dから読み取ったノズルコードをノズルデータ読み出し手段であるノズルデータ読み出し部40eが読み出したノズルデータと照らし合わせて、ノズルストッカ30上の各吸着ノズル17に対応する取り付け先コードを読み出す取り付け先コード読み出し手段となっている。
制御装置40は、ステップST34で取り付け先コード読み出し部40fが各吸着ノズル17に対応する取り付け先コードを読み出したら、装着実行部40aによりノズル取り付け部駆動機構18の作動制御を行って4つのノズル取り付け部16を下降させ、前述のようにして各ノズル取り付け部16に吸着ノズル17を取り付ける(ステップST35)。これによりステップST12の吸着ノズル取り付け作業は終了する。
このようにステップST35は、取り付け先コード読み出し工程で読み出した取り付け先コードに対応するノズル取り付け部16にノズルストッカ30上の吸着ノズル17を取り付けるノズル取り付け工程であり、制御装置40の装着実行部40a及びノズル取り付け部駆動機構18は、取り付け先コード読み出し手段である取り付け先コード読み出し部40fが読み出した取り付け先コードに対応するノズル取り付け部16にノズルストッカ30上の吸着ノズル17を取り付けるノズル取り付け手段となっている。
制御装置40は、上記の要領で吸着ノズル取り付け作業を行い、或いはステップST11で既にノズル取り付け部16に吸着ノズル17が取り付けられていると判断した場合には、基板搬送コンベア12を作動させ、部品実装装置1の上流工程側の装置から送られてきた基板2を受け取って部品実装装置1の内部に搬入し、所定の作業位置に位置決めする(図13に示すステップST13)。この基板2の位置決め時には、制御装置40の装着実行部40aは、基板カメラ20を基板2の上方に移動させて基板2上の一対の基板マーク2m(図1)の撮像を行わせ、その画像認識を行うことによって、基板2の基準の位置からの位置ずれを算出する。
制御装置40の装着実行部40aが基板2の位置決めを行ったら、制御装置40の補正用データ読み出し部40g(図7)は、ノズルデータ取得作業で取得してノズルデータ記憶部40dに記憶させたノズルデータから各吸着ノズル17の補正用データを読み出す(ステップST14)。
すなわちステップST14は、ノズル取り付け工程によりノズル取り付け部16に吸着ノズル17が取り付けられた状態で、ノズルデータ読み出し工程で読み出したノズルデータから補正用データを読み出す補正用データ読み出し工程であり、制御装置40の補正用データ読み出し部40gは、上記ノズル取り付け手段(制御装置40の装着実行部40a及びノズル取り付け部駆動機構18)によってノズル取り付け部16に吸着ノズル17が取り付けられた状態で、ノズルデータ読み出し手段であるノズルデータ読み出し部40eが読み出したノズルデータから補正用データを読み出す補正用データ読み出し手段となっている。
制御装置40は、ステップST14で各吸着ノズル17の補正用データを読み出したら、パーツフィーダ13の作動制御を行ってそのパーツフィーダ13の部品供給口13aに部品4を供給させる一方、装着ヘッド15をパーツフィーダ13の上方に位置させて、パーツフィーダ13の部品供給口13aに供給された部品4を各吸着ノズル17に吸着(ピックアップ)させる(ステップST15)。
このステップST15では、制御装置40の装着実行部40aは、ステップST14で読み出した各吸着ノズル17の補正用データを用いて各吸着ノズル17の位置制御データの補正を行い、部品4の確実な吸着が行われるようにする。
制御装置40の装着実行部40aは、各吸着ノズル17に部品4を吸着させたら、その吸着させた各部品4が部品カメラ21の上方を通過するように装着ヘッド15を移動させ、部品カメラ21に各部品4の撮像を行わせて各部品4の画像認識を行う(ステップST16)。この画像認識では各吸着ノズル17に吸着させた各部品4に異常がある場合にはこれを発見するようにし、併せて、各部品4の吸着ノズル17に対する位置ずれ(吸着ずれ)の算出を行う。
制御装置40の装着実行部40aは、各部品4の画像認識を行ったら、装着ヘッド15を基板2の上方に位置させ、吸着ノズル17に吸着させた各部品4を基板2上の電極部3に接触させたうえで各吸着ノズル17への真空圧の供給を解除して、吸着した部品4を順次基板2の電極部3上に装着する(ステップST17。図15)。このステップST17では、制御装置40の装着実行部40aは、ステップST14で読み出した各吸着ノズル17の補正用データを用い、ステップST13で求めた基板2の位置ずれと、ステップST16で求めた部品4の吸着ずれが修正されるように、各吸着ノズル17の位置制御データの補正を行い、部品4が基板2の電極部3上に正確に装着されるようにする。
すなわちステップST15〜ステップST17は、補正用データ読み出し工程で読み出した補正用データを用いて各吸着ノズル17の位置制御データの補正を行いながら各吸着ノズル17による基板2への部品4の装着を行う部品装着作業実行工程であり、制御装置40の装着実行部40aは、補正用データ読み出し手段である補正用データ読み出し部40gが読み出した補正用データを用いて各吸着ノズル17の位置制御データの補正を行いながら各吸着ノズル17による基板2への部品4の装着を行う部品装着作業実行手段となっている。
制御装置40の装着実行部40aは、基板2に対する部品4の装着を行ったら、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了したか否かの判断を行う(ステップST18)。そして、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していなかったときにはステップST15に戻り、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していたときには、基板搬送コンベア12を作動させて基板2を部品実装装置1から搬出する(ステップST19)。
制御装置40は、ステップST19で基板2を搬出したら、次いで、まだ部品装着作業の対象となっている基板2があるかどうかの判断を行い(ステップST20)、その結果、まだ部品装着作業の対象となっている基板2があった場合には吸着ノズル17の交換が必要であるかどうかの判断を行う(ステップST21)。そして、吸着ノズル17の交換が必要でない場合にはステップST13に戻り、吸着ノズル17の交換が必要である場合には、ノズル取り付け部16からの吸着ノズル17の取り外しを行う(ステップST22)。
このノズル取り付け部16からの吸着ノズル17の取り外しは、具体的には、制御装置40の装着実行部40aが、ヘッド移動機構14の作動制御を行って、装着ヘッド15が備える4本のノズル取り付け部16に取り付けられた4つの吸着ノズル17をノズルストッカ30の4つのノズル取り付け孔31bの直上に位置させたうえで(図16(a))、ノズルストッカ30のシャッター部材33を「ノズル取り出し可能位置」に位置させ、4本のノズル取り付け部16をそれぞれに対応する吸着ノズル17の上方から下降させて4つの吸着ノズル17を4つのノズル取り付け孔31bに挿入した後(図16(b)。図中に示す矢印B2)、シャッター部材33を「ノズル取り出し禁止位置」に位置させ(図6(b)中に示す矢印D)、そのうえで4本のノズル取り付け部16を引き上げることによって行う(図16(c)。図中に示す矢印C2)。
制御装置40は、上記のようにしてノズル取り付け部16からの吸着ノズル17の取り外しを行ったらステップST12に戻り、新たにノズル取り付け部16への吸着ノズル17の取り付けを行ったうえで、部品装着作業を継続する。
一方、ステップST20で、もう部品装着作業の対象となっている基板2がなかった場合には、一連の部品装着作業を終了する。
以上説明したように、部品実装装置1は、装着ヘッド15が備える複数のノズル取り付け部16のそれぞれに取り付けられた吸着ノズル17により基板2への部品4の装着を行うものであるが、この部品実装装置1及び部品実装装置1による部品実装方法では、装着ヘッド15の各ノズル取り付け部16から取り外されてノズル載置部であるノズルストッカ30に載置された状態の各吸着ノズル17からノズルコードを読み取り、その読み取ったノズルコードを記憶部(ノズルデータ記憶部40d)から読み出したノズルデータと照らし合わせてノズルストッカ30上の各吸着ノズル17に対応する取り付け先コードを読み出し、その読み出した取り付け先コードに対応するノズル取り付け部16にノズルストッカ30上の吸着ノズル17を取り付けるようになっており、ノズル取り付け部16から取り外した吸着ノズル17をノズル取り付け部16に再取り付けする際、もとのノズル取り付け部16に確実に取り付けることができるので、吸着ノズル17の位置制御データの正確な補正が適用された精度の高い部品装着作業を行うことができる。
なお、上述の実施の形態における部品実装装置1では、ノズルコード読み取り手段(制御装置のノズルコード読み取り部40c)が各吸着ノズル17からノズルコードを読み取る際、例えば、吸着ノズル17の鍔状部17cにおけるコードマーク17mの位置に基づいてノズルストッカ30上での各吸着ノズルの向きを把握し、ノズル取り付け手段(制御装置40の装着実行部40a及びノズル取り付け部駆動機構18)が、ノズルコード読み取り手段が把握した各吸着ノズル17の向きに応じてノズル取り付け部を回転させたうえでノズル取り付け部16に吸着ノズル17を取り付けるようになっていてもよい。すなわち、ノズルコード読み取り工程(ステップST33)において、各吸着ノズル17からノズルコードを読み取る際、ノズルストッカ30上での各吸着ノズル17の向きを把握し、ノズル取り付け工程(ステップST35)で、ノズルコード読み取り工程で把握した各吸着ノズル17の向きに応じてノズル取り付け部16を回転させたうえでノズル取り付け部16に吸着ノズル17を取り付けるようになっていてもよい。
この場合ノズル取り付け部16は、吸着ノズル17の直上に位置された状態で180度回転され(図17(a)中に示す矢印R1)、下降されることによって吸着ノズル17が取り付けられた後(図17(b)中に示す矢印B1)、引き上げられて(図17(c)中に示す矢印C1)、−180度回転される(図17(d)中に示す矢印R2)といった手順で作動される。
このような構成であれば、上述の実施の形態におけるノズルデータの作成作業及び吸着ノズル取り付け作業において、吸着ノズル17がノズルストッカ30に対して図18(a)に示すような正規の向きに対応した向きに載置されているのではなく、図18(b)に示すような正規の向きとは反対の向きに載置されているような場合であっても、各ノズル取り付け部16に吸着ノズル17を正規の向きで取り付けることができる。すなわち、吸着ノズル17は必ずしもノズルストッカ30上で正規の向きに対応した向きを向いていなくてもよくなるので、作業者OPによる吸着ノズル17のノズルストッカ30への載置作業は大変楽なものとなる。
ノズル取り付け部から取り外した吸着ノズルをノズル取り付け部に再取り付けする際、もとのノズル取り付け部に確実に取り付けられるようにして精度の高い部品装着作業を行うことができるようにした部品実装装置及び部品実装方法を提供する。
1 部品実装装置
2 基板
4 部品
15 装着ヘッド
16 ノズル取り付け部
17 吸着ノズル
18 ノズル取り付け部駆動機構(ノズル取り付け手段)
30 ノズルストッカ(ノズル載置部)
40a 装着実行部(ノズル取り付け手段、部品装着作業実行手段)
40c ノズルコード読み取り部(ノズルコード読み取り手段)
40d ノズルデータ記憶部(記憶部)
40e ノズルデータ読み出し部(ノズルデータ読み出し手段)
40f 取り付け先コード読み出し部(取り付け先コード読み出し手段)
40g 補正用データ読み出し部(補正用データ読み出し手段)

Claims (4)

  1. 装着ヘッドが備える複数のノズル取り付け部のそれぞれに取り付けられた吸着ノズルにより基板への部品の装着を行う部品実装装置であって、
    各吸着ノズルが前記ノズル取り付け部に取り付けられた状態で取得された前記各吸着ノズルの補正用データを前記各吸着ノズルに固有のノズルコード及び前記補正用データが取得されたときに前記吸着ノズルが取り付けられていた前記ノズル取り付け部に対応する取り付け先コードと組み合わせて成るノズルデータを記憶部から読み出すノズルデータ読み出し手段と、
    前記各ノズル取り付け部から取り外されてノズル載置部に載置された状態の前記各吸着ノズルから前記ノズルコードを読み取るノズルコード読み取り手段と、
    前記ノズルコード読み取り手段が前記記憶部から読み取った前記ノズルコードを前記ノズルデータ読み出し手段が読み出した前記ノズルデータと照らし合わせて、前記ノズル載置部上の前記各吸着ノズルに対応する取り付け先コードを読み出す取り付け先コード読み出し手段と、
    前記取り付け先コード読み出し手段が読み出した前記取り付け先コードに対応する前記ノズル取り付け部に前記ノズル載置部上の前記吸着ノズルを取り付けるノズル取り付け手段と、
    前記ノズル取り付け手段によって前記ノズル取り付け部に前記吸着ノズルが取り付けられた状態で、前記ノズルデータ読み出し手段が読み出した前記ノズルデータから前記補正用データを読み出す補正用データ読み出し手段と、
    前記補正用データ読み出し手段が読み出した前記補正用データを用いて前記各吸着ノズルの位置制御データの補正を行いながら前記各吸着ノズルによる前記基板への部品の装着を行う部品装着作業実行手段とを備えたことを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記ノズルコード読み取り手段は、前記各吸着ノズルから前記ノズルコードを読み取る際、前記ノズル載置部上での前記各吸着ノズルの向きを把握し、
    前記ノズル取り付け手段は、前記ノズルコード読み取り手段が把握した前記各吸着ノズルの向きに応じて前記ノズル取り付け部を回転させたうえで前記ノズル取り付け部に前記吸着ノズルを取り付けることを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 装着ヘッドが備える複数のノズル取り付け部のそれぞれに取り付けられた吸着ノズルにより基板への部品の装着を行う部品実装装置による部品実装方法であって、
    各吸着ノズルが前記ノズル取り付け部に取り付けられた状態で取得された前記各吸着ノズルの補正用データを前記各吸着ノズルに固有のノズルコード及び前記補正用データが取得されたときに前記吸着ノズルが取り付けられていた前記ノズル取り付け部に対応する取り付け先コードと組み合わせて成るノズルデータを記憶部から読み出すノズルデータ読み出し工程と、
    前記各ノズル取り付け部から取り外されてノズル載置部に載置された状態の前記各吸着ノズルから前記ノズルコードを読み取るノズルコード読み取り工程と、
    前記ノズルコード読み取り工程で前記記憶部から読み取った前記ノズルコードを前記ノズルデータ読み出し工程で読み出した前記ノズルデータと照らし合わせて、前記ノズル載置部上の前記各吸着ノズルに対応する取り付け先コードを読み出す取り付け先コード読み出し工程と、
    前記取り付け先コード読み出し工程で読み出した前記取り付け先コードに対応する前記ノズル取り付け部に前記ノズル載置部上の前記吸着ノズルを取り付けるノズル取り付け工程と、
    前記ノズル取り付け工程において前記ノズル取り付け部に前記吸着ノズルが取り付けられた状態で、前記ノズルデータ読み出し工程で読み出した前記ノズルデータから前記補正用データを読み出す補正用データ読み出し工程と、
    前記補正用データ読み出し工程で読み出した前記補正用データを用いて前記各吸着ノズルの位置制御データの補正を行いながら前記各吸着ノズルによる前記基板への部品の装着を行う部品装着作業実行工程とを含むことを特徴とする部品実装方法。
  4. 前記ノズルコード読み取り工程において、前記各吸着ノズルから前記ノズルコードを読み取る際、前記ノズル載置部上での前記各吸着ノズルの向きを把握し、
    前記ノズル取り付け工程では、前記ノズルコード読み取り工程で把握した前記各吸着ノズルの向きに応じて前記ノズル取り付け部を回転させたうえで前記ノズル取り付け部に前記吸着ノズルを取り付けることを特徴とする請求項3に記載の部品実装方法。
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