JP6657099B2 - 撮像装置、光学機器、電子機器および車両 - Google Patents

撮像装置、光学機器、電子機器および車両 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、光学機器、電子機器および両に関する。
レンズ群を保持するレンズ鏡筒(レンズホルダ)と撮像素子が実装されたプリント配線基板とレンズ鏡筒を保持する鏡筒保持部材とを備えた撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。鏡筒保持部材は、プリント配線基板に固定されている。この撮像装置では、レンズ鏡筒の中心軸が撮像素子の受光部の中心を通るようにプリント配線基板の位置が鏡筒保持部材に対して調整される必要がある。
特開2005−215369号公報
特許文献1に記載された撮像装置の組立工程では、鏡筒保持部材に対するプリント配線基板の位置調整、即ち、レンズ群の光軸調整を容易且つ精度良く実施できることが要請される。
本発明は、上記事由に鑑みて成されたものであり、レンズ群の光軸調整を容易且つ精度良く実施できる撮像装置、光学機器、電子機器および両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る撮像装置は、
レンズ群と、
前記レンズ群を保持するレンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒を保持する鏡筒保持部材と、
撮像素子と、
前記撮像素子が固定された状態で前記鏡筒保持部材の少なくとも一部に対向して配置される固定板と、
前記固定板が前記鏡筒保持部材に対して前記レンズ群の光軸に交差する方向に移動可能な状態で前記鏡筒保持部材に仮固定された仮固定状態と、前記固定板が前記鏡筒保持部材に固定された固定状態とのいずれか一方の状態で、前記固定板を前記鏡筒保持部材に取り付けるための固定板取付部材と、を備え、
前記固定板取付部材は、
弾性変形可能な材料から形成され、前記仮固定状態および前記固定状態において、前記固定板を前記鏡筒保持部材に向かって押圧する押圧部材と、
前記押圧部材を前記鏡筒保持部材に固定するネジと、を有し、
前記押圧部材は、前記固定板の前記鏡筒保持部材側とは反対側に配置され前記ネジにより前記鏡筒保持部材に固定される板状の平板部を有し、
前記平板部と前記固定板との間には、前記ネジの捩じ込み量によって変化する空間が形成され、
前記固定板は、開口部を有し、
前記撮像素子は、前記開口部に嵌め込まれ、
前記固定板は、前記固定板の厚さ方向に直交する一方向における両端部に、前記仮固定状態において、前記固定板の位置調整を行う際にチャッキングされるチャッキング部を有し、
前記固定板取付部材は、前記固定板と前記鏡筒保持部材との間に介在し、前記固定状態において、前記固定板を前記鏡筒保持部材に固着させる接着剤を有し、
前記チャッキング部は、前記接着剤が注入される接着剤注入部を有する
また、前記押圧部材は
記固定板の少なくとも一部に当接する当接部と、
前記平板部と前記当接部とを連結する連結部と、を更に備える、ものであってもよい。
また、前記鏡筒保持部材は、ネジ孔を有し、
前記平板部は、第1貫通孔を有し、
前記ネジ、前記第1貫通孔に挿通された状態で前記鏡筒保持部材の前記ネジ孔に捩じ込まれる、ものであってもよい。
また、前記撮像装置は、前記レンズ鏡筒を前記レンズ群の光軸方向へ付勢する付勢部材を更に備え、
前記レンズ鏡筒は、外周面に雄ネジ部が形成され、
前記鏡筒保持部材は、前記鏡筒保持部材を貫通し前記レンズ鏡筒が挿通される第2貫通孔を有し、前記第2貫通孔の内周面に前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が形成されている、ものであってもよい。
また、前記鏡筒保持部材は、前記レンズ鏡筒の中心軸を前記第2貫通孔の中心軸に一致させるように前記レンズ鏡筒を案内するガイド部を有し、
前記レンズ鏡筒は、前記ガイド部に案内される被ガイド部を有する、ものであってもよい。
また、前記ガイド部は、前記第2貫通孔の内周面における前記雌ネジ部の両側に形成され、
前記被ガイド部は、前記レンズ鏡筒の外周面における前記雄ネジ部の両側に形成されている、ものであってもよい。
また、前記ガイド部は、前記被ガイド部の少なくとも一部に当接するように形成されている、ものであってもよい。
また、前記付勢部材は、バネから構成される、ものであってもよい。
また、前記接着剤注入部は、平面視楔状であってもよい。
また、本発明の第2の観点に係る光学機器は、前記撮像装置を備える。
また、本発明の第3の観点に係る電子機器は、前記撮像装置を備える。
また、本発明の第4の観点に係る車両は、前記撮像装置を備える。
本発明によれば、レンズ群の光軸調整を容易且つ精度良く実施できる。
本発明の実施の形態1に係る撮像装置の分解斜視図である。 実施の形態1に係る撮像装置の分解斜視図である。 実施の形態1に係る撮像装置の斜視図である。 実施の形態1に係る撮像装置の断面図である。 実施の形態1に係る撮像装置の調芯ピンが取り付けられた状態を示す断面図である。 実施の形態1に係る撮像装置の背面図である。 実施の形態1に係る撮像装置の調芯ピンを取り付けられた状態を示す斜視図である。 実施の形態1に係る撮像装置の調芯ピンが取り付けられた状態を示す部分拡大断面図である。 実施の形態1に係る固定板のチャッキング部の部分拡大平面図である。 本発明の実施の形態2に係る撮像装置の分解斜視図である。 実施の形態2に係る撮像装置の分解斜視図である。 実施の形態2に係る撮像装置の斜視図である。 実施の形態2に係る撮像装置の側面図である。 本発明の実施の形態3に係る撮像装置の分解斜視図である。 実施の形態3に係る撮像装置の正面図である。 実施の形態3に係る撮像装置の図15AのA−A線における断面矢視図である。
以下、本発明の各実施の形態に係る撮像装置ついて、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施形態に係る撮像装置は、例えば、車載用のカメラとして適用されるものである。図1および図2に示すように、本実施の形態に係る撮像装置1000は、レンズ群1とレンズ群1を保持するレンズ鏡筒20とベース部材(鏡筒保持部材)10と板バネ50と撮像素子30と固定板40と基板80とネジ70と押圧部材60とを備える。以下、適宜図1および図2におけるレンズ群1の光軸Lに沿って基板80に向かう方向を後方とし光軸Lに沿った反対方向を前方として説明する。この撮像装置1000は、図3に示すような外観を有する。また、撮像装置1000は、図4に示すように、固定板40をベース部材10に固定するための接着剤91を備える。
レンズ群1は、図4に示すように、2つのレンズ1a、1bから構成される。レンズ群1が撮像装置1000に組み込まれた状態において、レンズ1bは、レンズ1aよりも撮像素子30側に配置されている。
レンズ鏡筒20は、金属または樹脂材料等から形成されている。レンズ鏡筒20は、図1および図4に示すように、内側にレンズ群1を保持する略円筒状の筒部21と、板バネ50に当接する環状鍔部25と、を有する。
筒部21の内壁には、その中心軸S2がレンズ群1の光軸Lと一致するように2つのレンズ1a、1bが固着されている。筒部21の外周面の中央部よりもレンズ1b側には、雄ネジ部22が形成されている。また、筒部21の外周面の雄ネジ部22よりもレンズ1a側には、筒部21の径方向に張り出した前方ガイド部(被ガイド部)23が設けられている。更に、筒部21の外周面の筒部21の中心軸S2方向における雄ネジ部22よりもレンズ1b側には、筒部21の径方向に窪んだ後方ガイド部(被ガイド部)24が設けられている。
ベース部材10は、金属または樹脂材料等により形成されている。ベース部材10は、図1、図2および図4に示すように、レンズ鏡筒20を保持する扁平な直方体状の鏡筒保持部18と、撮像装置1000が車両等に取り付けられる際に車両等に固定される2つの取付部17と、を備える。取付部17は、鏡筒保持部18と一体に形成され鏡筒保持部18の長手方向における両側に延在している。
鏡筒保持部18は、その厚さ方向に貫通する貫通孔(第2貫通孔)11を有する。貫通孔11の内周面の略中央部には、雌ネジ部11aが形成されている。この雌ネジ部11aは、レンズ鏡筒20の雄ネジ部22と螺合して、レンズ群1の光軸L方向におけるレンズ鏡筒20のベース部材10に対する相対的な位置を調整できるようになっている。また、貫通孔11の内周面の雌ネジ部11aの前側には前方ガイド部11bが形成され、雌ネジ部11aの後側には後方ガイド部11cが形成されている。前方ガイド部11bと後方ガイド部11cとは、ベース部材10が撮像装置1000に組み込まれた状態において、後方ガイド部11cが前方ガイド部11bよりも撮像素子30側に位置するように配置されている。レンズ鏡筒20が貫通孔11に挿通されると、前方ガイド部11bが、レンズ鏡筒20の前方ガイド部23に嵌合され、後方ガイド部11cが、レンズ鏡筒20の後方ガイド部24に嵌合される。この状態において、レンズ鏡筒20の中心軸S2、即ち、レンズ群1の光軸Lが、ベース部材10の貫通孔11の中心軸S1に一致する。
鏡筒保持部18の前面12における貫通孔11の外周部は、一対の突起部13が2箇所それぞれに突設されている。そして、板バネ50は、その一部がこの一対の突起部13の間に嵌め込まれた状態でレンズ鏡筒20の環状鍔部25と鏡筒保持部18の前面12との間に挟持される。このように板バネ50の一部が一対の突起部13の間に嵌め込まれていることにより、板バネ50の光軸L周りの回転が規制される。
また、鏡筒保持部18の後面14には、図2に示すように、貫通孔11を囲繞する平面視略矩形状の凹部15と、凹部15の外周部における鏡筒保持部18の長手方向で凹部15を挟む2箇所に位置する2つのネジ孔16と、が形成されている。2つのネジ孔16には、押圧部材60をベース部材10に連結するためのネジ70が螺着される。
鏡筒保持部18の後面14における凹部15の外周部は、貫通孔11の中心軸S1に垂直な平坦面を構成している。この鏡筒保持部18の後面14には、固定板40の前面が面接触する。そして、固定板40を鏡筒保持部18の後面14上を摺動させることにより、固定板40の光軸L(中心軸S1)に垂直な面内における位置決めを行うことができる。中心軸S1に垂直な方向から見た場合の凹部15の面積は、平面視における撮像素子30の面積よりも大きく設定されている。そして、固定板40は、固定板40に保持された撮像素子30が凹部15の周縁部に接触しない範囲内で、光軸L(中心軸S1)に垂直な面内で移動可能となっている。
取付部17は、車両等に撮像装置1000を取り付けるためのネジ(図示せず)が挿通される挿通孔17aが設けられている。
板バネ50は、図1および図2に示すように、環状部51と環状部51におけるその中心を挟んで対向する2箇所から延出する2つの屈曲した屈曲脚部52とを備える。環状部51は、レンズ鏡筒20の環状鍔部25に当接した状態で筒部21に嵌め込まれる。環状部51は、レンズ鏡筒20周りに回転自在に配置されている。そして、レンズ鏡筒20がベース部材10の鏡筒保持部18に保持された状態で、2つの屈曲脚部52の先端部それぞれがベース部材10の一対の突起部13の間に嵌合される。板バネ50の屈曲脚部52は、レンズ鏡筒20が鏡筒保持部18の貫通孔11に捩じ込まれるに従って弾性変形する。これに伴い、レンズ鏡筒20は、ベース部材10から光軸Lに沿って遠ざかる方向へ付勢される。
撮像素子30は、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子から構成される。図1および図4に示すように、撮像素子30は、その結像面30aが固定板40の前面、即ち、固定板40におけるベース部材10の後面14に面接触する面と平行になるように固定板40に固定されている。
固定板40は、略長方形板状の主部41と、主部41の長手方向における両側から延出し固定板40の位置調整を行う際に調芯ピン等の把持部材によりチャッキングされる2つのチャッキング部43と、を備える。主部41は、内側に撮像素子30を保持するための平面視略矩形状の開口部41aとネジ70を挿通させるための2つの貫通孔42とを有する。開口部41aは、撮像素子30の外形寸法よりも若干大きい。撮像素子30は、開口部41aに嵌め込まれた状態で適宜接着剤等により固定板40に固着されている。貫通孔42の内径は、ネジ70の軸部71の外径よりも大きく、ネジ70の頭部72の外径よりも小さくなるように設定されている。これにより、ネジ70の軸部71が貫通孔42の内側を移動する形で、固定板40をベース部材10に対して移動させることができる。チャッキング部43は、平面視楔状の切欠部(接着剤注入部)43aを有する。そして、図5に示すように、固定板40は、チャッキング部43の切欠部43aに挿入された棒状の一対の調芯ピンTにより両側から挟み込まれた状態でハンドリングされる。この固定板40は、図4および図6に示すように、チャッキング部43の切欠部43aに注入された接着剤91によりベース部材10に固着される。この接着剤91としては、例えば紫外線硬化型の接着剤や自然乾燥型の接着剤を採用することができる。また、接着剤91が注入されるチャッキング部43が楔状の切欠部43aを有することにより、接着剤91を適切な位置に塗布することができる。
この固定板40は、押圧部材60によりベース部材10に仮固定された仮固定状態と、接着剤91によりベース部材10に固定された固定状態とのいずれか一方の状態で、ベース部材10に取り付けられる。仮固定状態では、固定板40がベース部材10に対してレンズ群1の光軸Lに垂直な方向へ移動可能となっている。押圧部材60と接着剤91との両方を含む、固定板40をベース部材10に取り付けるための固定板取付部材が構成される。
基板80は、シート状のフレキシブルプリント配線板から構成される。基板80の前面には、撮像素子30が実装されている。基板80の前面には、撮像素子30と電気的に接続された配線(図示せず)が形成されている。基板80は、前面に実装された撮像素子30が固定板40の開口部41aに嵌入された状態で固定板40の後面側に配置されている。また、基板80は、図2に示すように、固定板40の後面側に配置された状態における固定板40の2つの貫通孔42に対応する部位それぞれに形成された貫通孔81を有する。
押圧部材60は、固定板40がベース部材10に仮固定された仮固定状態および固定板40がベース部材10に固定された固定状態において、固定板40をベース部材10に向かって押圧する。押圧部材60は、弾性変形する金属板等の弾性変形可能な部材から形成されている。押圧部材60は、図1、図2および図4に示すように、細長板状の平板部61と、固定板40のチャッキング部43に当接する当接部62と、平板部61と当接部62とを連結する連結部64と、を備える。平板部61は、固定板40のベース部材10側とは反対側(後側)において固定板40から離間して配置され、ネジ70によりベース部材10に固定されている。連結部64は、平板部61の長手方向における両端部それぞれにおける2箇所から平板部61の厚さ方向に延出している。当接部62は、各連結部64の先端部から平板部61に平行に延出している。平板部61には、ネジ70が挿通される2つの貫通孔(第1貫通孔)63が形成されている。押圧部材60は、平板部61が固定板40から離間した状態で固定板40と平行に配置され、当接部62が固定板40に当接した状態で配置される。
押圧部材60は、固定板40における固定板40の後側に重ねられた基板80からはみ出したチャッキング部43の後側に当接した状態で配置される。そして、この状態で、押圧部材60は、ネジ70により、基板80および固定板40とともにベース部材10に共締め固定される。これにより、押圧部材60は、その当接部62が固定板40のチャッキング部43をベース部材10の後面14に押さえ付けた状態で固定板40を仮固定する。ここにおいて、固定板40は、押圧部材60の押圧力に抗してベース部材10の後面14に沿って摺動することが可能となっている。
ネジ70は、図1、図2および図4に示すように、軸部71と頭部72とを備える。ネジ70は、固定板40がベース部材10の後面14に面接触し押圧部材60の当接部62が固定板40のチャッキング部43に当接した状態で、押圧部材60の貫通孔63、基板80の貫通孔81および固定板40の貫通孔42に挿通された軸部71がベース部材10のネジ孔16に捩じ込まれる。これにより、押圧部材60、基板80および固定板40がベース部材10に連結される。また、軸部71の外径は、固定板40の貫通孔42の内径、基板80の貫通孔81の内径および押圧部材60の貫通孔63の内径よりも小さい。また、頭部72の外径は、固定板40の貫通孔42の内径、基板80の貫通孔81の内径および押圧部材60の貫通孔63の内径よりも大きい。これにより、固定板40および基板80は、ネジ70の軸部71が固定板40の貫通孔42、基板80の貫通孔81および押圧部材60の貫通孔63それぞれの内側を移動する形で、ベース部材10に対して移動することができる。
また、ネジ70が固定板40の貫通孔42に挿通されていることにより、固定板40をベース部材10に固着する接着剤91が剥離した場合、固定板40がベース部材10から脱落するのを防止できる。
次に、本実施の形態に係る撮像装置1000の製造方法について説明する。ここでは、主として、調芯機を用いてレンズ群1の光軸調整を行う調芯工程と、固定板40を接着剤91によりベース部材10に固着させる接着工程と、について説明する。まず、筒部21の中心軸S2がレンズ群1の光軸Lと一致するようにレンズ群1が筒部21の内側に固定されたレンズ鏡筒20と、撮像素子30が実装された基板80と固定板40とが一体に組み合わされたものと、を準備する。
次に、ベース部材10を調芯機(図示せず)にセットし、レンズ鏡筒20の筒部21に板バネ50の環状部51を嵌め込むとともに、板バネ50の屈曲脚部52の先端部をベース部材10の前面12に設けられた一対の突起部13の間に嵌め込む。この状態で、レンズ鏡筒20の雄ネジ部22を、ベース部材10の雌ネジ部11aに所定量だけ捩じ込む。
続いて、固定板40をベース部材10の後面14の一部に面接触した状態で配置し、固定板40のベース部材10側とは反対側から固定板40のチャッキング部43に押圧部材60の当接部62を当接させる。この状態で、ネジ70を押圧部材60の貫通孔63、基板80の貫通孔81および固定板40の貫通孔42に挿通させるとともに、ネジ70の軸部71をベース部材10のネジ孔16に所定量だけ捩じ込む。このときのネジ70の捩じ込み量は、押圧部材60から固定板40への押圧力が所定の大きさとなるように設定される。これにより、固定板40は、押圧部材60により、ベース部材10に仮固定された状態となる。
その後、撮像素子30を駆動してレンズ群1を通して得られる撮影画像を確認しながら、レンズ鏡筒20を適宜捩じ込むことにより、撮像装置1000のフォーカス(ピント)調整を行う。このフォーカス調整の際、レンズ鏡筒20は、板バネ50によりベース部材10から光軸Lに沿って遠ざかる方向へ付勢されている。
また、レンズ鏡筒20をベース部材10に組み付ける際、レンズ鏡筒20の前方ガイド部23と後方ガイド部24とが、ベース部材10の前方ガイド部11bと後方ガイド部11cとに案内される。これにより、レンズ鏡筒20の中心軸S2、即ち、レンズ群1の光軸Lが、ベース部材10の貫通孔11の中心軸S1に確実に一致する。従って、レンズ鏡筒20の中心軸S2、即ち、レンズ群1の光軸Lが、ベース部材10の貫通孔11の中心軸S1からずれたり、或いは、貫通孔11の中心軸S1に対して傾いたりすることを防止できる。
次に、図7に示すように、一対の調芯ピンTを、押圧部材60における固定板40側とは反対側から、押圧部材60の長手方向における両端部それぞれに位置する一対の当接部62の間に挿通させるとともに固定板40のチャッキング部43の切欠部43aに嵌め込む。なお、調芯ピンTは、図5および図8に示すように、その先端部が円錐状、即ち、先細り形状であることが好ましい。この場合、調芯ピンTは、図9に示すように、チャッキング部43の切欠部43aの周縁部に当接した状態で配置される。
続いて、調芯ピンTをベース部材10の後面14に沿って動かすと、固定板40がベース部材10の後面14に沿って摺動する。このとき、固定板40と一体に組み合わされた基板80は、固定板40とともに移動し、基板80に実装された撮像素子30も、固定板40とともに移動する。従って、調芯ピンTをベース部材10の後面14に沿って動かすことにより、撮像素子30の結像面30aの中心をレンズ群1の光軸Lが通るように撮像素子30の位置調整を行うことができる。この撮像素子30の位置調整の際に、調芯機により固定板40を保持する必要がないので、その分、撮像素子30の位置調整を容易に行うことができる。
この調芯ピンTを用いた撮像素子30の位置調整では、調芯ピンTを用いて、固定板40をベース部材10の後面14に当てつけながら、レンズ群1の光軸Lに対して垂直な方向における撮像素子30の位置決めを行う。このように、調芯ピンTを用いて、固定板40をベース部材10の後面14に当てつけることにより、固定板40とベース部材10との間に隙間が生じにくくなる。ところで、固定板40とベース部材10の後面14との間に隙間が存在すると、後述の接着剤91を注入する工程において、接着剤91が固定板40とベース部材10の後面14との間に生じた隙間に漏れ出してしまう。そうすると、接着剤91の膨張・収縮により撮像素子30の位置ずれが生じてしまう虞がある。これに対して、前述のように、固定板40をベース部材10の後面14に当てつけながら撮像素子30の位置決めを行うことにより、固定板40とベース部材10の後面14との間に隙間が生じるのを防止できるので、固定板40とベース部材10との間に接着剤91が漏れ出すのを防止でき、ひいては、撮像装置1000で撮影された画像・動画の解像度の劣化を抑制することができる。
その後、固定板40のチャッキング部43の切欠部43aから調芯ピンTを取り外し、図4および図6に示すように、調芯ピンTが外された固定板40のチャッキング部43の切欠部43aに接着剤91を塗布する。これにより、固定板40がベース部材10に固着される。
次に、レンズ鏡筒20の筒部21の外周面とベース部材10との間に接着剤(図示せず)を塗布する。これにより、レンズ鏡筒20がベース部材10に固着される。
このように、本実施の形態に係る撮像装置1000の製造方法では、固定板40が押圧部材60によりベース部材10に仮固定された状態で調芯工程を行う。これにより、調芯工程後において撮像装置1000を調芯機から取り外しても固定板40がベース部材10に対して位置ずれを起こすことがない。そして、接着工程は、撮像装置1000を調芯機から取り外した状態で行なわれる。
以上説明したように、本実施の形態に係る撮像装置1000は、レンズ群1を保持するレンズ鏡筒20と、撮像素子30が固定された固定板40と、ベース部材10と、押圧部材60と、を備える。固定板40には、撮像素子30の結像面30aが固定板40の前面に略平行になるように撮像素子30が固定されている。そして、ベース部材10は、レンズ鏡筒20のレンズ群1の光軸L方向における位置調整が可能な状態でレンズ鏡筒20を保持する。固定板40は、押圧部材60によりベース部材10に押圧された状態でベース部材10に仮固定された状態において、レンズ群1の光軸Lに垂直な面内で位置調整が可能となっている。
これにより、レンズ鏡筒20をベース部材10に対してレンズ群1の光軸L方向に位置調整することによりレンズ群1のフォーカス(ピント)調整を行うことができる。また、固定板40は、ベース部材10に仮固定された状態において、レンズ群1の光軸Lに垂直な面内で移動自在となっている。そして、レンズ群1の光軸合わせは、レンズ群1の光軸Lに垂直な面内、即ち、光軸Lに直交する方向および光軸L周りに回転する方向における、固定板40の姿勢を調整することにより行われる。
ここにおいて、例えば前述の特許文献1に記載された撮像装置では、ベース部材を調芯機で保持した状態を維持しつつ、ベース部材を基板に接着する必要があった。このため、調芯工程と接着工程とを並行して行うことができず、撮像装置の生産性向上を図ることが困難であった。
これに対して、本実施の形態に係る撮像装置1000では、固定板40が押圧部材60によってレンズ群1の光軸Lに垂直な面内で位置調整が可能な状態でベース部材10に仮固定されている。従って、例えば調芯機等を用いて撮像装置1000の光軸調整を行う調芯工程において、調芯機等により固定板40を保持しておく必要がないので、レンズ群1の光軸合わせやレンズ群のフォーカス調整を含むレンズ群の光軸調整を容易に行うことができる。また、撮像装置1000の光軸調整を行う調芯工程後、撮像装置1000を調芯機から取り外しても、固定板40が押圧部材60によりベース部材10に仮固定されているので、例えば固定板40を接着剤91によりベース部材10に固着させる接着工程を、撮像装置1000を調芯機から取り外した状態で行うことができ、接着工程での作業が容易になる。また、接着工程において調芯機を用いる必要がなくなるので、調芯機を専ら調芯工程に用いることができるので、調芯工程のスループットを高めることができる。このように、調芯工程および接着工程における作業を容易にするとともに調芯工程のスループットを高めることにより、撮像装置1000の製造工程全体としてその生産性を向上させることができる。
そして、撮像装置1000の製造工程全体の生産性が向上することにより、撮像装置1000の低コスト化を図ることができる。このように、撮像装置1000は、所望の光学特性を確保しつつ、その生産性を向上させることができるという利点がある。
また、本実施の形態に係る撮像装置1000は、押圧部材60をベース部材10に固定するネジ70を備える。そして、押圧部材60は、弾性変形可能な材料から形成され、固定板40の後側において固定板40から離間して配置されネジ70によりベース部材10に固定される板状の平板部61と、固定板40のチャッキング部43に当接する当接部62と、平板部61と当接部62とを連結する連結部64と、を備える。
これにより、ネジ70により押圧部材60の平板部61をベース部材10に固定すると、押圧部材60の当接部62が固定板40のチャッキング部43に当接した状態で固定板40がベース部材10側に押圧される。そして、押圧部材60が弾性変形可能な材料から形成されていることにより、固定板40は、レンズ群1の光軸Lに垂直な面内で位置調整が可能な状態でベース部材10に仮固定される。このように、押圧部材60は、簡素な構造で実現することができる。
更に、本実施の形態に係るベース部材10は、ネジ孔16を有し、押圧部材60の平板部61は、貫通孔63を有する。また、ネジ70は、貫通孔63に挿通された状態でベース部材10のネジ孔16に捩じ込まれる。押圧部材60の当接部62は、ネジ70のネジ孔16への捩じ込み量に応じた付勢力によりベース部材10に近づく方向へ付勢される。
このように、押圧部材60がネジ70によりベース部材10に固定されるので、ネジ70の捩じ込み量を適宜調整するだけで、固定板40が押圧部材60によりベース部材10に向かって押圧される力を容易に調整することができる。つまり、固定板40を押圧する押圧力を、固定板40をベース部材10に対して移動させることができるとともに、固定板40を仮固定できる程度の最適な大きさに簡単に設定することができる。
また、本実施の形態に係る撮像装置1000は、レンズ鏡筒20をレンズ群1の光軸L方向へ付勢する板バネ50を備える。また、レンズ鏡筒20は、外周面に雄ネジ部22が形成されている。ベース部材10は、ベース部材10を貫通しレンズ鏡筒20が挿通される貫通孔11を有し、貫通孔11の内周面にレンズ鏡筒20の雄ネジ部22に螺合する雌ネジ部11aが形成されている。
ここにおいて、前述の特許文献1に記載された撮像装置では、レンズ鏡筒の雄ネジ部をベース部材の雌ネジ部に螺合させた状態でレンズ鏡筒の位置調整を行う際、雄ネジ部と雌ネジ部との間に寸法上の製造誤差による隙間やバックラッシに起因して、調芯工程後の接着工程においてレンズ鏡筒の位置がずれてしまう虞があった。
これに対して、本実施の形態に係る撮像装置1000では、前述のようにレンズ鏡筒20が板バネ50によりレンズ群1の光軸L方向へ付勢されていることにより、レンズ鏡筒20の光軸L方向における位置調整を行う際の雄ネジ部22と雌ネジ部11aとの間に存在するバックラッシ等に起因したレンズ鏡筒20のガタツキを防止できる。そして、雄ネジ部22と雌ネジ部11aとの間に存在するバックラッシ等に起因したレンズ鏡筒20のガタツキを防止することにより、レンズ鏡筒20の位置決めを精度よく行うことができる。また、レンズ鏡筒20をベース部材10に接着剤により固着させる際、レンズ鏡筒20が板バネ50により光軸L方向に付勢された状態でレンズ鏡筒20とベース部材10のとの間に接着剤が注入される。これにより、レンズ鏡筒20とベース部材10との間に接着剤を注入する際に、レンズ鏡筒20がベース部材10に対して位置ズレを起こすことを防止できる。
また、板バネ50の環状部51はレンズ鏡筒20周りに回転自在に配置されている、これにより、レンズ鏡筒20をベース部材10の貫通孔11へ捩じ込む際、板バネ50に捩れが生じることはない。従って、板バネ50の捩れに起因したレンズ鏡筒20の位置決め不良の発生を防止できるので、撮像装置1000のフォーカス(ピント)調整を精度良く行うことができる。
更に、本実施の形態に係るベース部材10は、レンズ鏡筒20の中心軸S2を貫通孔11の中心軸S1に一致させるようにレンズ鏡筒20を案内する前方ガイド部11bおよび後方ガイド部11cを有する。また、レンズ鏡筒20は、前方ガイド部11bおよび後方ガイド部11cに案内される前方ガイド部23および後方ガイド部24を有する。
これにより、レンズ群1の光軸Lがレンズ鏡筒20の中心軸S2と一致するように予めレンズ群1が固定されたレンズ鏡筒20をベース部材10に取り付ける際、レンズ鏡筒20の前方ガイド部23および後方ガイド部24が、ベース部材10の前方ガイド部11bおよび後方ガイド部11cにより案内される。そして、レンズ鏡筒20は、レンズ鏡筒20の中心軸S2、即ち、レンズ群1の光軸Lが、ベース部材10の貫通孔11の中心軸S1に一致する位置に配置される。従って、ベース部材10の貫通孔11の中心軸S1に対して、レンズ鏡筒20の中心軸S1、即ち、レンズ群1の光軸Lが、軸ずれしたり傾いたりすることを防止できる。
また、本実施の形態に係る前方ガイド部11bおよび後方ガイド部11cは、ベース部材10の貫通孔11の内周面における雌ネジ部11aの両側に形成されている。また、前方ガイド部23および後方ガイド部24は、レンズ鏡筒20の外周面における雄ネジ部22の両側に形成されている。
これにより、例えばガイド部と被ガイド部とが1つずつ設けられている構成に比べて、確実にレンズ群1の光軸Lが、ベース部材10の貫通孔11の中心軸S1に対して軸ずれしたり傾いたりすることを防止できる。
更に、本実施の形態に係る前方ガイド部11bおよび後方ガイド部11cは、前方ガイド部23および後方ガイド部24の全周において当接するように形成されている。これにより、レンズ群1の光軸Lが、ベース部材10の貫通孔11の中心軸S1に対して軸ずれしたり傾いたりすることを防止できる。
また、本実施の形態に係る撮像装置1000は、板バネ50を備える。この板バネ50は、レンズ鏡筒20をベース部材10から光軸Lに沿って遠ざかる方向へ付勢する。これにより、撮像装置1000のフォーカス(ピント)調整時においてレンズ鏡筒20のガタツキが防止され、レンズ鏡筒20の位置決め精度が高まる。また、レンズ鏡筒20は、板バネ50によりベース部材10から光軸Lに沿って遠ざかる方向へ付勢された状態で、ベース部材10に接着剤により固着される。これにより、レンズ鏡筒20をベース部材10に固定する際のレンズ鏡筒20の位置ずれを防止することができる。
更に、本実施の形態に係る撮像装置1000は、固定板40とベース部材10との間に介在する接着剤91を有する。そして、固定板40は、接着剤91によりベース部材10に固着されている。これにより、例えば固定板40がネジ等を用いてベース部材10に固定される構成に比べて、固定板40をベース部材10に固定する際の固定板40に加わる外力を低減することができるので、固定板40をベース部材10に固定する際の固定板40の位置ずれを防止できる。
また、本実施の形態に係る固定板40のチャッキング部43には、接着剤91が注入される平面視楔状の切欠部(接着剤注入部)43aが設けられている。これにより、固定板40とベース部材10との間に接着剤を注入する際、適切な位置に接着剤を注入することができる。
更に、本実施の形態に係る撮像装置1000では、調芯工程において、前述のように固定板40のチャッキング部43の切欠部43aに調芯ピンTの先端部を挿入した状態で、固定板40の位置調整を行うことができる。この場合、切欠部43aが、平面視楔状に形成されていることにより、調芯ピンTの先端部が挿入され易くなっている。このように、調芯ピンTの先端部を切欠部43aに挿入し易くすることにより、調芯ピンTを用いた固定板40の位置調整を行い易くなる。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る撮像装置は、車両等に取り付けられるものである。ここで、車両とは、例えば、電車・自動車など、旅客・貨物を輸送するための車を意味する。図10および図11に示すように、本実施の形態に係る撮像装置2000は、レンズ鏡筒2020とベース部材2010と撮像素子30と基板2080と固定板2040とネジ70とを備える。以下、適宜図10および図11におけるレンズ群1の光軸Lに沿って基板2080に向かう方向を後方とし光軸Lに沿った反対方向を前方として説明する。また、撮像装置2000は、図12および図13に示すように、ベース部材2010と固定板2040との間に介在し、固定板2040をベース部材2010に取り付けるための固定板取付部材として機能する接着剤2091、2092、2093を備える。なお、実施の形態1と同様の構成については図1と同一の符号を付している。
レンズ鏡筒2020は、樹脂材料等から円筒状に形成され、その内部にレンズ群1を保持する。レンズ鏡筒2020の外周面には、レンズ鏡筒2020をベース部材2010に固定するための雄ネジ部2020aが形成されている。
ベース部材2010は、レンズ鏡筒2020が止めネジ2003により固定された状態でレンズ鏡筒2020を保持する。ベース部材2010は、レンズ鏡筒2020を保持する鏡筒保持部2011と、ベース部材2010を車両等に取り付けるための2つの取付部2017と、を備える。このベース部材2010は樹脂材料等から形成されている。
鏡筒保持部2011には、レンズ鏡筒2020が挿通される貫通孔2011aと、貫通孔2011aの中心軸に略直交する方向に延伸する貫通孔2012と、が設けられている。貫通孔2011aには、レンズ鏡筒2020の雄ネジ部2020aに螺合する雌ネジ部(図示せず)が形成されている。貫通孔2012の内周面には、止めネジ2003に螺合する雌ネジ部(図示せず)が形成されている。貫通孔2011aは、その中心軸が略光軸Lと一致している。ベース部材2010は、その貫通孔2011aに捩じ込まれたレンズ鏡筒2020の外周側面に貫通孔2012に挿入された止めネジ2003の先端部を圧接させた状態で、レンズ鏡筒2020を保持する。ベース部材2010の後面2014には、その周部から固定板2040側に突出する側壁部2014aが設けられている。この側壁部2014aとベース部材2010の後面2014と固定板2040の前面2043との間の領域には接着剤が充填される。また、ベース部材2010の後面2014に開口した2つのネジ孔2016と、を有する。ネジ孔2016には、ネジ70が螺合する。
基板2080は、シート状のフレキシブルプリント配線板から構成される。基板2080は、一面側に撮像素子30が実装され他面側にICチップ、抵抗、コンデンサ等の電子部品(第1電子部品)2083が実装され、撮像素子30が実装される一面側がベース部材2010に対向する。基板2080は、レンズ群1の光軸L方向においてベース部材2010と対向する対向部2085と、対向部2085から延在する延在部2084と、を有する。対向部2085には、ネジ70が挿通される2つの貫通孔2081が設けられている。対向部2085における撮像素子30が実装される面側の前方領域2082aには、撮像素子30に接続される配線(図示せず)が設けられている。また、対向部2085における電子部品2083が実装される面側の後方領域2082bには、電子部品2083に接続される配線(図示せず)が設けられている。貫通孔2081は、いずれもその内径がネジ70の軸部の外径よりも大きい。延在部2084は、撮像装置2000が車両に組み付けられる時に車両側のコネクタと接続される部分に相当する。
固定板2040は、ベース部材2010に螺着されたネジ70に対応する部位に位置しネジ70が挿通される2つの貫通孔(第3貫通孔)2042を有する。また、固定板2040には、平面視において撮像素子30の外形寸法より若干大きい略矩形状の開口部2041が設けられている。固定板2040は、金属等から形成されている。貫通孔2042は、いずれもその内径がネジ70の軸部の外径よりも大きい。撮像素子30は、その外縁と固定板2040の開口部2041の内縁との間に注入された接着剤(図示せず)を介して固定板2040に固定されている。
ネジ70は、ベース部材2010の撮像素子30側に突出した状態でベース部材2010に螺着される。ネジ70は、ネジが切られた軸部と軸部の外径よりも大きい外径を有する頭部とを備えている。ネジ70の軸部の外径は、固定板2040の貫通孔2042の内径および基板2080の貫通孔2081の内径よりも小さい。ネジ70の頭部の外径は、固定板2040の貫通孔2042の内径および基板2080の貫通孔2081の内径よりも大きい。このネジ70は、固定板2040および基板2080のベース部材2010からの脱落を防止するためのものである。
また、ネジ70がベース部材2010のネジ孔2016に捩じ込まれネジ70の軸部の先端部がネジ孔2016の底部に当接した状態で、ベース部材2010の後面2014と固定板2040の前面2043との間、並びに、基板2080とネジ70の頭部との間それぞれに一定の隙間が確保される。ここで、固定板2040は、その後面に配置された基板2080とネジ70の頭部との間に所定の隙間が確保される寸法に形成されている。
接着剤2091は、図12に示すように、ベース部材2010と固定板2040との間に介在して両者を非接触の状態で固着する。接着剤2091は、ベース部材2010の後面2014に固定板2040を非接触にて所定の隙間をおいて対向させた状態で、ベース部材2010の側壁部2014aと固定板2040の周縁との間に注入される。ここで、接着剤2091は、撮像装置2000の製造時において、ベース部材2010と固定板2040を対向配置した後にこれらの間に注入してもよいし、或いは、ベース部材2010と固定板2040とを対向配置する前にベース部材2010の後面2014あるいは固定板2040の周縁に塗布しておいてもよい。
接着剤2092の一部は、ネジ70と固定板2040の貫通孔2042の内縁との間に介在する。また、接着剤2092のうち基板2080の後面側に位置する部位は、ネジ70の頭部と基板2080との間に介在する。接着剤2092は、ネジ70をベース部材2010のネジ孔2016(図11参照)に捩じ込んだ状態で、ネジ70と固定板2040の貫通孔2042(図11参照)の内縁との間およびネジ70の頭部と基板2080の後方領域2082bとの間それぞれに注入あるいは塗布される。このとき、ベース部材2010の後面2014と固定板2040の前面2043とが離間した状態となっており、固定板2040と基板2080とが離間した状態となっている。
接着剤2093は、図13に示すように、ベース部材2010の外縁部と基板2080の延在部2084との間に介在している。接着剤2093は、基板2080の前方領域2082aにおいてベース部材2010の外縁に沿うように設けられている。ここにおいて、例えば接着剤2093が存在しない場合、撮像装置2000を車両に取り付けるために基板2080の延在部2084が曲げられると、基板2080はそのベース部材2010の外縁部に対応する部分から折れ曲がってしまう虞がある。これに対して、本実施の形態に係る撮像装置2000では、接着剤2093がベース部材2010の外縁部と基板2080の延在部2084との間に介在していることにより、基板2080の延在部2084が曲げられた場合において、基板2080における接着剤2093に接する部位の湾曲度合いが小さくなる。従って、基板2080の延在部2084が曲げられた場合において、基板2080の後方領域2082bにおける接着剤2093に対応する部位に設けられた電子部品2083やこれに接続される配線が破損するのを防止できる。
接着剤2091、2092、2093は、固定板2040がベース部材2010に仮固定された仮固定状態と固定板2040がベース部材2010に固定された固定状態とのいずれかの状態で、固定板2040をベース部材2010に取り付ける。ここで、仮固定状態では、固定板2040がベース部材2010に対してレンズ群1の光軸Lに交差する方向に移動可能な状態となっている。また、接着剤2091、2092、2093は、仮固定状態では流動性を有する状態であり、固定状態では硬化した状態である。接着剤2091、2092、2093は、例えば紫外線を照射することにより流動性を有する状態から硬化した状態に変化する接着剤から構成される。
次に、本実施の形態に係る撮像装置2000の製造方法について説明する。まず、図10および図11に示すように、レンズ鏡筒2020を保持したベース部材2010の後方に、所定の隙間をおいて(非接触の状態で)、基板2080および固定板2040を対向配置する。このとき、基板2080および固定板2040は、所定の保持機構を用いて空中保持される。次に、ネジ70の軸部を基板2080の後方から、固定板2040の貫通孔2042と基板2080の貫通孔2081とに挿通する。
続いて、ネジ70の軸部の先端部をベース部材2010のネジ孔2016に捩じ込む。このとき、固定板2040と基板2080とは非接触の状態で保持される。
その後、ベース部材2010の後面側の側壁部2014aと固定板2040の外緑部との間に接着剤2091を注入する。ここで、ベース部材2010の後面2014または固定板2040の外緑部に予め接着剤2091を塗布していてもよい。
次に、ネジ70と固定板2040および基板2080との間に接着剤2092を注入し、ベース部材2010と基板2080との間に接着剤2093を注入する。このとき、接着剤2091、2092、2093は、流動性を有する状態であり、固定板2040がベース部材2010に対してレンズ群1の光軸Lに交差する方向に移動可能な仮固定状態となっている。
続いて、所定に光軸調整装置(図示せず)を用いて、光軸位置調整(光軸L方向の位置、光軸Lに垂直な方向の位置、光軸Lに対する傾きの調整)を行った後、接着剤2091、2092、2093に紫外線を照射して接着剤2091、2092、2093を硬化させる。このとき、固定板2040がベース部材2010に固定された固定状態となる。以上により撮像装置2000が完成する。
以上説明したように、本実施の形態に係る撮像装置2000によれば、撮像素子30の光軸調整の後、ベース部材2010と固定板2040との間に介在する接着剤2091とネジ70の頭部と基板2080との間に介在する接着剤2092とを硬化させる。これにより、レンズ群1の光軸調整を容易且つ精度良く実施できる。また、例えばベース部材2010と固定板2040との間の接着剤2091が外部から加わった衝撃力等により剥がれたとしても、ネジ70の頭部およびネジ70と固定板2040の間に介在する接着剤2092により、固定板2040および撮像素子30のベース部材10からの脱落を防止できる。
また、本実施の形態に係る撮像装置2000によれば、ベース部材2010と基板2080との間に介在する接着剤2093を備える。これにより、撮像装置2000が車両等に装着される際に基板2080の延在部2084が曲げられた場合において、基板2080の後方領域2082bにおける接着剤2093に対応する部位に設けられた電子部品2083やこれに接続される配線が破損するのを防止できる。
(実施の形態3)
本実施の形態に係る撮像装置3000は、図14に示すように、レンズ鏡筒3020とベース部材3010と撮像素子30と通信モジュール(第2電子部品)3082と基板3080と固定板3040とを備える。また、撮像装置3000は、更に接着剤3091、3092、3093とネジ70(図15B参照)と放熱グリス3094とを備える。なお、実施の形態1と同様の構成については図1と同一の符号を付している。撮像装置3000では、図15Aに示すように、レンズ鏡筒3020が、前面側から見て長尺のベース部材3010の長手方向における中央部よりも片側に寄った部位に固定されている。また、図15Bに示すように、撮像素子30と通信モジュール3082とが、基板3080においてベース部材3010の長手方向に沿って並んで配置されている。
図14に戻って、レンズ鏡筒3020は、樹脂材料等から円筒状に形成され、その内部にレンズ群1を保持する。
基板3080には、撮像素子30と通信モジュール(電子部品)3082とが同一面側に実装される。基板3080における撮像素子30の両側には、ネジ70(図15B参照)が挿通される2つの貫通孔3081が形成されている。基板3080は、撮像素子30と通信モジュール3082とが実装される面側がレンズ鏡筒3020側を向くようにして配置される。
ベース部材3010は、レンズ鏡筒3020が止めネジ3002により固定された状態でレンズ鏡筒3020を保持する。このベース部材3010は、基板3080の撮像素子30および通信モジュール3082が実装された面側を覆うように配置されている。ベース部材3010は金属等の熱伝導率が比較的高い材料から形成されている。ベース部材3010は、レンズ鏡筒3020を保持する鏡筒保持部3011と、鏡筒保持部3011に隣接して設けられ通信モジュール3082を覆うモジュールカバー部3019と、を備える。鏡筒保持部3011には、レンズ鏡筒3020が嵌合される貫通孔3011aと、貫通孔3011aの中心軸に略直交する方向に延伸する貫通孔3012と、が設けられている。貫通孔3012は、内周面に止めネジ3002に螺合する雌ネジが形成されている。ベース部材3010は、貫通孔3011aに嵌め込まれたレンズ鏡筒3020の外周側面に貫通孔3012に挿入された止めネジ3002の先端部を圧接させた状態でレンズ鏡筒3020を保持する。また、ベース部材3010には、図15Bに示すように、ネジ70が螺合するネジ孔3016と、ベース部材3010と通信モジュール3082との間に放熱グリス3094を注入するためのグリス注入路を構成する貫通孔(第4貫通孔)3013と、が設けられている。この貫通孔3013は、ベース部材3010における、基板3080の撮像素子30および通信モジュール3082が実装された面に垂直な方向において通信モジュール3082に対向する位置に形成されている。
固定板3040は、金属等から板状に形成されている。固定板3040には、平面視において撮像素子30の外形寸法より若干大きい略矩形状の開口部3041と、ネジ70(図15B参照)を挿通させる2つの貫通孔3042と、が設けられている。撮像素子30は、その外縁と固定板3040の開口部3041の内縁との間に注入された接着剤3092により固定板3040に固定されている。接着剤3092は、例えば紫外線を照射することにより硬化するものである。
図15Bに示すように、ネジ70は、ベース部材3010に螺着される。ネジ70は、固定板3040および基板3080のベース部材3010からの脱落を防止するためのものである。また、ネジ70がベース部材3010のネジ孔3016に捩じ込まれネジ70の軸部の先端部がネジ孔3016の底部に当接した状態で、ベース部材3010と固定板3040の周縁との間に隙間が確保される。
図14に戻って、接着剤3091は、ベース部材3010と固定板3040の間に介在する。接着剤3091は、ベース部材3010に固定板3040を当接させた状態で、ベース部材3010と固定板3040の周緑との間に注入される。
接着剤3091は、固定板3040がベース部材3010に仮固定された仮固定状態と固定板3040がベース部材3010に固定された固定状態とのいずれかの状態で、固定板3040をベース部材3010に取り付ける。ここで、仮固定状態では、固定板3040がベース部材3010に対してレンズ群1の光軸Lに交差する方向に移動可能な状態となっている。また、接着剤3091は、仮固定状態では流動性を有する状態であり、固定状態では硬化した状態である。接着剤3091は、例えば紫外線を照射することにより流動性を有する状態から硬化した状態に変化する接着剤から構成される。
接着剤3093は、基板3080の通信モジュール3082の側方においてベース部材3010と基板3080との間に介在する。接着剤3093は、例えば紫外線を照射することにより硬化するものである。
放熱グリス3094は、図15Bに示すように、ベース部材3010と通信モジュール3082との間に介在し、通信モジュール3082で発生する熱をベース部材3010へ伝達させるためのものである。放熱グリス3094は、基板3080の貫通孔3081と固定板3040の貫通孔3042とに挿通させたネジ70をベース部材3010のネジ孔3016に捩じ込んだ状態で、ベース部材3010の貫通孔3013を通じてベース部材3010と基板3080との間に注入される。
次に、本実施の形態に係る撮像装置3000の製造方法について説明する。まず、レンズ鏡筒3020を保持したベース部材3010の後方に、固定板3040と基板3080とを配置する。次に、図15Bに示すように、ネジ70の軸部を基板3080の後方から、固定板3040の貫通孔3042と基板3080の貫通孔3081とに挿通しベース部材3010のネジ孔3016に捩じ込む。
その後、ベース部材3010の後面側と固定板3040との間に接着剤3091、3092を注入するとともに、基板3080の側方におけるベース部材3010と基板3080との間に接着剤3093を注入する。このとき、接着剤3091は、流動性を有する状態であり、固定板3040がベース部材3010に対してレンズ群1の光軸Lに交差する方向に移動可能な仮固定状態となっている。
次に、調芯機(図示せず)を用いて光軸調整を行った後、接着剤3091、3092、3093に紫外線を照射して接着剤3091、3092、3093を硬化させる。このとき、固定板3040がベース部材3010に固定された固定状態となる。
最後に、ベース部材3010の貫通孔3013から放熱グリス3094を注入する。このとき、例えば放熱グリスが充填されたシリンジ(図示せず)を貫通孔3013に差し込んでベース部材3010と基板3080との間に放熱グリス3094を注入する。
以上説明したように、本実施の形態に係る撮像装置3000では、まず、固定板3040がベース部材3010に仮固定された仮固定状態において撮像素子30の光軸調整を行う。その後、ベース部材3010と固定板3040との間に介在する接着剤3091を硬化させて固定板3040がベース部材3010に固定された固定状態にする。これにより、レンズ群1の光軸調整を容易且つ精度良く実施できる。
従来の放熱グリスの基板への塗布は、撮像素子30の光軸を調整する前に実施されるのが一般的であった。この場合、撮像素子30の光軸を調整する際、基板に塗布された放熱グリスがベース部材10等に干渉し、光軸調整の精度が低下してしまう虞があった。
これに対して、本実施の形態に係る撮像装置3000によれば、撮像素子30の光軸調整の後、ベース部材3010と固定板3040との間に介在する接着剤3091、3092を硬化させ、その後、放熱グリス3094を注入する。これにより、放熱グリス3094を注入する際、接着剤3091、3092が硬化しているので、撮像素子30の光軸がずれてしまうことを防止できる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。例えば、固定板40が1つまたは3つ以上のチャッキング部43を備える構成であってもよい。この場合、レンズ群1の光軸調整に用いられる調芯ピンTの数は、チャッキング部43の数に応じて選択されればよい。
前述の実施の形態1では、弾性変形可能な材料から形成された押圧部材60と押圧部材60をベース部材10に連結するためのネジ70とを備える構成について説明したが、固定板40をベース部材10に位置調整可能な状態で押圧保持し得るものであれば、この押圧部材60とネジ70とを備える構成に限定されない。即ち、実施の形態1で説明した以外の他の形状の押圧部材および固定部材、或いは、他の材料から形成された押圧部材および固定部材を備える構成であってもよい。
前述の実施の形態1では、レンズ鏡筒20の雄ネジ部22をベース部材10の貫通孔11に形成された雌ネジ部11aに螺合させることによりレンズ鏡筒20をベース部材10に組み付ける構成について説明した。但し、レンズ鏡筒20をベース部材10に組み付ける方法はこれに限定されるものではない。例えば、レンズ鏡筒20は、ベース部材10にネジ止め固定される構成であってもよいし、その他固定部材によりベース部材10に固定される構成であってもよい。
前述の実施の形態1では、板バネ50を備える構成について説明したが、これに限らず、例えば板バネ50の代わりに圧縮型のコイルバネ等を備える構成であってもよい。
前述の実施の形態1では、前方ガイド部11bおよび後方ガイド部11cを有するベース部材10と、前方ガイド部23および後方ガイド部24を有するレンズ鏡筒20と、の両方を備える構成について説明した。但し、これに限らず、例えばベース部材が、後方ガイド部と前方ガイド部とのいずれかを有する構成であってもよいし、レンズ鏡筒が、後方ガイド部と前方ガイド部とのいずれかを有する構成であってもよい。
また、前述の実施の形態1では、ガイド部(前方ガイド部11b及び後方ガイド部11c)が、その全周に亘って被ガイド部(前方ガイド部23及び後方ガイド部24)に当接する例について説明したが、ガイド部および被ガイド部の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、ガイド部の一部が被ガイド部に当接する構成であってもよい。
前述の実施の形態1では、レンズ鏡筒20がレンズ群1を保持する例について説明したが、これに限らず、例えばレンズ鏡筒20が、口径板やフィルタ等を保持する構成であってもよい。
前述の実施の形態2では、電子部品2083の一部が、基板2080の延在部2084と対向部2085との境界近傍に配置されている例について説明したが、電子部品2083の配置はこれに限定されない。例えば、電子部品2083の全てが、対向部2085に配置される構成であってもよい。
前述の各実施の形態では、撮像装置1000、2000、3000が2枚のレンズから構成されるレンズ群1を備える例について説明したが、レンズ群1を構成するレンズの枚数は2つに限定されない。レンズ群1は、1つのレンズから構成されてもよいし、3つ以上のレンズから構成されていてもよい。
なお、前述の各実施例の形態では、固定板取付部材が押圧部材60と接着剤91との両方を含む固定板取付部材を例に説明したが、固定板取付部材は、固定板40をベース部材10に取り付けるための部材であればよく、例えば熱圧着のための部材又は半田などでも、押圧部材60と接着剤91との両方を含む固定板取付部材の例と同様の効果を奏する。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2014年9月25日に出願された日本国特許出願特願2014−194816号、2014年12月19日に出願された日本国特許出願特願2014−257877号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2014−194816号、日本国特許出願特願2014−257877号の明細書、特許請求の範囲、及び図面全体を参照として取り込むものとする。
本発明は、車載カメラあるいは監視カメラ等の撮像装置として適用できるのは勿論のこと、その他の認識あるいは撮像を行うデジタルカメラやビデオカメラあるいはその他の撮像装置等(例えば、内視鏡カメラなどの医療用カメラ、動画撮影を行なうカムコーダー(ムービーカメラ)、各種検査カメラ、ロボット用カメラ)、携帯電話やタブレットやパソコン等の電子機器に好適である。
1:レンズ群、1a,1b:レンズ、10,2010,3010:ベース部材、11,42,63,81,2012,2042,2081,3012,3042,3081:貫通孔、11a:雌ネジ部、11b,23:前方ガイド部、11c,24:後方ガイド部、12,2043:前面、13:突起部、14,2014:後面、15:凹部、16,2016,3016:ネジ孔、17:取付部、17a:挿通孔、18:鏡筒保持部、20,2020,3020:レンズ鏡筒、21:筒部、22,2020a:雄ネジ部、25:環状鍔部、30:撮像素子、30a:結像面、40:固定板、41:主部、41a,2041,3041:開口部、43:チャッキング部、43a:切欠部、50:板バネ、51:環状部、52:屈曲脚部、60:押圧部材、61:平板部、62:当接部、64:連結部、70:ネジ、71:軸部、72:頭部、80,2080,3080:基板、91,2091,2092,2093,3091,3092,3093:接着剤、1000,2000,3000:撮像装置、2003,3002:止めネジ、2082a:前方領域、2082b:後方領域、2083:電子部品、2084:延在部、2085:対向部、3082:通信モジュール、L:光軸、S1,S2:中心軸

Claims (12)

  1. レンズ群と、
    前記レンズ群を保持するレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒を保持する鏡筒保持部材と、
    撮像素子と、
    前記撮像素子が固定された状態で前記鏡筒保持部材の少なくとも一部に対向して配置される固定板と、
    前記固定板が前記鏡筒保持部材に対して前記レンズ群の光軸に交差する方向に移動可能な状態で前記鏡筒保持部材に仮固定された仮固定状態と、前記固定板が前記鏡筒保持部材に固定された固定状態とのいずれか一方の状態で、前記固定板を前記鏡筒保持部材に取り付けるための固定板取付部材と、を備え、
    前記固定板取付部材は、
    弾性変形可能な材料から形成され、前記仮固定状態および前記固定状態において、前記固定板を前記鏡筒保持部材に向かって押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を前記鏡筒保持部材に固定するネジと、を有し、
    前記押圧部材は、前記固定板の前記鏡筒保持部材側とは反対側に配置され前記ネジにより前記鏡筒保持部材に固定される板状の平板部を有し、
    前記平板部と前記固定板との間には、前記ネジの捩じ込み量によって変化する空間が形成され、
    前記固定板は、開口部を有し、
    前記撮像素子は、前記開口部に嵌め込まれ、
    前記固定板は、前記固定板の厚さ方向に直交する一方向における両端部に、前記仮固定状態において、前記固定板の位置調整を行う際にチャッキングされるチャッキング部を有し、
    前記固定板取付部材は、前記固定板と前記鏡筒保持部材との間に介在し、前記固定状態において、前記固定板を前記鏡筒保持部材に固着させる接着剤を有し、
    前記チャッキング部は、前記接着剤が注入される接着剤注入部を有する、
    撮像装置。
  2. 前記押圧部材は、
    前記固定板の少なくとも一部に当接する当接部と、
    前記平板部と前記当接部とを連結する連結部と、を更に備える、
    請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記鏡筒保持部材は、ネジ孔を有し、
    前記平板部は、第1貫通孔を有し、
    前記ネジは、前記第1貫通孔に挿通された状態で前記鏡筒保持部材の前記ネジ孔に捩じ込まれる、
    請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記レンズ鏡筒を前記レンズ群の光軸方向へ付勢する付勢部材を更に備え、
    前記レンズ鏡筒は、外周面に雄ネジ部が形成され、
    前記鏡筒保持部材は、前記鏡筒保持部材を貫通し前記レンズ鏡筒が挿通される第2貫通孔を有し、前記第2貫通孔の内周面に前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が形成されている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記鏡筒保持部材は、前記レンズ鏡筒の中心軸を前記第2貫通孔の中心軸に一致させるように前記レンズ鏡筒を案内するガイド部を有し、
    前記レンズ鏡筒は、前記ガイド部に案内される被ガイド部を有する、
    請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記ガイド部は、前記第2貫通孔の内周面における前記雌ネジ部の両側に形成され、
    前記被ガイド部は、前記レンズ鏡筒の外周面における前記雄ネジ部の両側に形成されている、
    請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記ガイド部は、前記被ガイド部の少なくとも一部に当接するように形成されている、
    請求項またはに記載の撮像装置。
  8. 前記付勢部材は、バネから構成される、
    請求項からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記接着剤注入部は、平面視楔状である、
    請求項に記載の撮像装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置を備える、
    光学機器。
  11. 請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置を備える、
    電子機器。
  12. 請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置を備える、
    車両。
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