JP2022033520A - 投射レンズおよび投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学性能を維持することが可能な投射レンズおよび投射装置を提供する。【解決手段】投射レンズは、入射側光学系を保持する保持枠と、出射側光学系を保持し、入射側光学系を保持する保持枠と接続される保持枠とを備える。両保持枠には、接着剤により接着される複数の接着面と、ネジにより接続される複数の接続面とが設けられている。接着面および接続面は、径方向および周方向において離間している。【選択図】図6

Description

本開示の技術は、投射レンズおよび投射装置に関する。
特許文献1には、電気光学素子を有する投射装置の筐体に取り付けられる投射レンズであって、筐体からの光が通る第1保持フレームと、第1保持フレームからの光の光軸を折り曲げ、互いに向かい合う一対の側面を有する第2反射部と、第2反射部を保持し、一対の側面に対応する位置に設けられた一対の第1穴を有する第2保持フレームと、を備え、一対の側面は、第2保持フレームに対してギャップを有する、投射レンズが記載されている。
特許文献2には、第1の光学系を有する第1のレンズ枠を、第2の光学系を有する円筒状の第2のレンズ枠に組み付ける際に、第1の光学系と第2の光学系との光軸合わせに用いられ、第2のレンズ系が取り付けられた、第2のレンズ枠内部の取付壁に、第1のレンズ枠を押圧する押圧手段と、押圧手段によって第1のレンズ枠が押圧された状態で、第1のレンズ枠を取付壁に沿って移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする光軸調整治具が記載されている。
特開2020-071460号公報 特開2004-309818号公報
本開示の技術に係る1つの実施形態は、光学性能を維持することが可能な投射レンズおよび投射装置を提供する。
本開示の投射レンズは、画像光が入射する入射側光学系を保持する第1保持枠と、入射側光学系よりも画像光の出射側に位置する出射側光学系を保持し、第1保持枠と接続される第2保持枠と、第1保持枠および第2保持枠のそれぞれに設けられ、接着剤により接着される複数の接着面と、第1保持枠および第2保持枠のそれぞれに設けられ、接続部材により接続される複数の接続面と、を備え、接着面および接続面は、径方向および周方向の少なくともいずれかの方向において離間している。
第1保持枠および第2保持枠のそれぞれに設けられた複数の接続面は、光軸方向において向かい合って当接し、入射側光学系および出射側光学系の相対的なズレを規制することが好ましい。
出射側光学系は、少なくとも第1レンズと第2レンズの2つのレンズを含み、第2保持枠は、少なくとも第1レンズの周縁部を保持する第1保持部を有し、第1保持部は、径方向において、接着面および接続面と離間していることが好ましい。
第2保持枠は、第2レンズの周縁部を保持する第2保持部を有し、第2保持部は、径方向において、接着面および接続面と離間していることが好ましい。
第1保持枠および第2保持枠のそれぞれに設けられた複数の接着面は、径方向において向かい合って当接し、第1保持枠および第2保持枠の径方向の移動を規制することが好ましい。
接続部材はネジであることが好ましい。
接着面および接続面の間には、接着剤が滞留する空間が形成されていることが好ましい。
画像光の中間像を結像することが好ましい。
出射側光学系は、最もレンズ面の径が大きい最大径レンズと、最もレンズ面の径が小さい最小径レンズとを含み、最大径レンズの出射側の面と最小径レンズの入射側の面との距離をD1とし、最大径レンズのレンズ面の半径と最小径レンズのレンズ面の半径の差をD2とした場合、D2/D1の値が0.8以上であることが好ましい。
出射側光学系は、画像光をスクリーンに向けて出射する出射レンズを含み、出射レンズのレンズ面の半径をG1とし、出射レンズに隣接するレンズのレンズ面の半径をG2とした場合、G1/G2の値が1.7以上であることが好ましい。
本開示の投射装置は、上記のいずれかに記載の投射レンズと、投射レンズを通じてスクリーンに投射する画像を形成する画像形成ユニットと、を備える。
投射レンズを備えるプロジェクタを示す図である。 投射レンズの断面図である。 投射レンズの第3鏡筒部付近の拡大断面図である。 第3鏡筒部を構成する部品の分解斜視図である。 保持枠の斜視図である。 保持枠の平面図である。 内枠の斜視図である。 内枠の平面図である。 第3鏡筒部の要部断面斜視図である。 第3鏡筒部の要部断面図である。 第3鏡筒部を出射側からみた平面図である。 参考例の保持枠の斜視図である。
以下、本開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書にて用いる「第1」、「第2」、および「第3」等の用語は、構成要素の混同を避けるために付したものであり、投射装置または投射レンズ内に存在する構成要素の数を限定するものではない。
一例として図1に示すように、プロジェクタ10は、投射レンズ11と本体部12とを備える。投射レンズ11の一端部は本体部12に取り付けられている。本体部12は、画像形成ユニット13および制御基板等の主要部品を収容する。なお、プロジェクタ10は、本開示の技術に係る「投射装置」の一例である。
画像形成ユニット13は、投射レンズ11を通じてスクリーン14に投射する画像を形成する。画像形成ユニット13は、画像形成パネル15、光源16、および導光部材(図示せず)等を備えている。光源16は、画像形成パネル15に光を照射する。導光部材は、光源16からの光を画像形成パネル15に導光する。
画像形成ユニット13は、例えば、画像形成パネル15としてDMD(Digital Micromirror Device:登録商標)を使用した反射型である。DMDは、周知の通り、光源16から照射される光の反射方向を変化させることが可能な複数のマイクロミラーを有しており、各マイクロミラーを画素単位で二次元に配列した画像表示素子である。DMDは、画像に応じて各マイクロミラーの向きを変化させることで、光源16からの光の反射光のオンオフを切り替えることにより、画像に応じた光変調を行う。
光源16の一例としては、白色光源が挙げられる。白色光源は、白色光を発する。白色光源は、例えば、レーザ光源と蛍光体とを組み合わせることで実現される。レーザ光源は、蛍光体に対して青色光を励起光として発する。蛍光体は、レーザ光源から発せられた青色光によって励起されることで黄色光を発する。白色光源は、レーザ光源から発せられる青色光と、蛍光体から発せられる黄色光とを組み合わせることで、白色光を発する。画像形成ユニット13には、さらに、光源16が発する白色光を、青色光、緑色光、および赤色光の各色光に時分割で選択的に変換する回転カラーフィルタが設けられている。青、緑、および赤の各色光が画像形成パネル15に選択的に照射されることで、青、緑、および赤の各色の画像情報が担持された画像光が得られる。こうして得られた各色の画像光が、投射レンズ11に選択的に入射されることで、スクリーン14に向けて投射される。各色の画像光は、スクリーン14上で統合される。このため、スクリーン14には、フルカラーの画像Pが表示される。
投射レンズ11には、画像形成ユニット13で形成された画像を表す光束が本体部12から入射する。投射レンズ11は、入射した光束に基づく画像光を拡大して結像する。これにより、投射レンズ11は、画像形成ユニット13で形成された画像の拡大像である画像Pをスクリーン14に投射する。
一例として図2に示すように、投射レンズ11は、屈曲光学系を備えている。屈曲光学系は、第1光軸A1、第2光軸A2、および第3光軸A3を有する。第1光軸A1は、本体部12からの光が通る光軸である。第2光軸A2は、第1光軸A1に対して90°屈曲した光軸である。第3光軸A3は、第2光軸A2に対して90°屈曲した光軸である。このため、第1光軸A1および第3光軸A3は平行である。ここでいう「90°」とは、完全な90°の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの90°を指す。また、「平行」も、完全な平行の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの平行を指す。なお、図2は、外装カバーを取り外した状態の投射レンズ11を示している。
以下の説明では、第1光軸A1および第3光軸A3と平行な方向をY方向、第2光軸A2と平行な方向をZ方向、Y方向およびZ方向と直交する方向をX方向と表現する。なお、Y方向は、本開示の技術に係る「光軸方向」の一例である。
投射レンズ11は、第1鏡筒部30、第2鏡筒部31、および第3鏡筒部32を有する。第1鏡筒部30は、最も入射側に位置し、第3鏡筒部32は、最も出射側に位置する。第2鏡筒部31は、第1鏡筒部30と第3鏡筒部32の間に位置する。各鏡筒部30~32は、それぞれレンズを保持している。第1鏡筒部30に保持されているレンズは第1光軸A1上に配置され、第2鏡筒部31に保持されているレンズは第2光軸A2上に配置され、第3鏡筒部32に保持されているレンズは第3光軸A3上に配置されている。第1鏡筒部30の中心軸は第1光軸A1と略一致し、第2鏡筒部31の中心軸は第2光軸A2と略一致し、第3鏡筒部32の中心軸は第3光軸A3と略一致している。なお、本明細書では、説明を簡略化するため、複数枚のレンズを省略して1枚のレンズのように表現している場合がある。
第1鏡筒部30は、第1光学系L1を保持する。第1光学系L1は、例えば、レンズL11、レンズL12、レンズL13、レンズL14、レンズL15、およびレンズL16で構成され、第1光軸A1に沿って配置される。第1光学系L1は、本体部12からの画像光の中間像MIを結像する。中間像MIは、第2光学系L2よりも入射側、例えば、後述する第1ミラー38よりも入射側に結像される。言い換えれば、中間像MIは、レンズL16と第1ミラー38との間の位置に結像される。また、レンズL13とレンズL14との間には、固定絞り33が設けられている。固定絞り33は、本体部12から入射した光束を絞る。
レンズL11、レンズL12、およびレンズL13は、保持枠34に保持されている。レンズL11およびレンズL12は、例えばズームレンズ群を構成する。レンズL14は保持枠35に保持されている。レンズL15は保持枠36に保持されている。レンズL16は保持枠37に保持されている。保持枠37は保持枠36を保持する。保持枠36は内枠、保持枠37は外枠である。
レンズL15は、主として、像面湾曲収差といった収差を補正する機能を担うレンズである。このため、レンズL15には、収差補正に有利な、非球面をレンズ面に含む非球面レンズが採用されている。非球面レンズはガラスでの製造が困難であるため、レンズL15は、シクロオレフィンポリマー等の樹脂で形成されている。一方、レンズL15以外の第1光学系L1を構成するレンズは、本例においては全てガラスで形成されている。ここで、レンズ面とは、当該レンズを画像光が透過する面を指す。
第2鏡筒部31は、第2光学系L2を保持する。第2光学系L2は、例えば、レンズL21およびレンズL22で構成され、第2光軸A2に沿って配置される。レンズL21およびレンズL22は、ガラスで形成されている。本例において、第2光学系L2は、リレーレンズとして機能する。より具体的には、第2光学系L2は、第1光学系L1により結像された中間像MIを被写体として、中間像MIを表す光束を第3鏡筒部32に中継する。
また、第2鏡筒部31は、第1ミラー38と第2ミラー39とを一体的に保持する。第1ミラー38および第2ミラー39は、それぞれ、屈曲光学系を構成する光学素子の1つであり、光軸を屈曲させる。第1ミラー38は、第1光軸A1の光を折り曲げて第2光軸A2の光とする。第2ミラー39は、第2光軸A2の光を折り曲げて第3光軸A3の光とする。
第1ミラー38は、第1光軸A1および第2光軸A2のそれぞれに対して反射面が45°の角度をなす姿勢で保持される。同様に、第2ミラー39は、第2光軸A2および第3光軸A3のそれぞれに対して反射面が45°の角度をなす姿勢で保持される。第1ミラー38および第2ミラー39は、ガラス等の透明部材に反射膜をコーティングした鏡面反射型のミラーである。なお、第1ミラー38および第2ミラー39は、光を全反射させるプリズムを用いたミラーであってもよい。
第3鏡筒部32は、第3光学系L3を保持する。第3光学系L3は、レンズL31、レンズL32、レンズL33、レンズL34、およびレンズL35で構成され、第3光軸A3に沿って配置される。なお、レンズL31およびレンズL32は、本開示の技術に係る「入射側光学系」の一例である。一方、レンズL33、レンズL34、およびレンズL35は、本開示の技術に係る「出射側光学系」の一例である。
レンズL31およびレンズL32は、保持枠40に保持されている。レンズL31およびレンズL32は、例えばフォーカスレンズ群を構成する。レンズL33およびレンズL34は、保持枠41に保持されている。レンズL35は保持枠42に保持されている。保持枠42は保持枠41を保持する。保持枠41は内枠、保持枠42は外枠である。なお、保持枠40は、本開示の技術に係る「第1保持枠」の一例である。また、保持枠41および保持枠42は、本開示の技術に係る「第2保持枠」の一例である。
レンズL33およびレンズL34は、投射する画像Pを拡大させるために負の屈折力を有しており、画像光を発散させる。レンズL35は、画像光をスクリーン14に向けて出射する最も出射側に配置されたレンズであり、本開示の技術に係る「出射レンズ」の一例である。レンズL35は、第3光軸A3よりも下側の外縁部の一部が直線状にカットされた、平面視においてD字状のレンズである。レンズL35は、レンズL15と同じく非球面レンズであり、かつ、シクロオレフィンポリマー等の樹脂で形成されている。対して、レンズL35の入射側に位置するレンズL33およびレンズL34は、球面のレンズ面を有する球面レンズであり、ガラスで形成されている。レンズL31およびレンズL32も同様に、球面のレンズ面を有する球面レンズであり、ガラスで形成されている。
投射レンズ11の半画角は、例えば63°以上、より好ましくは65°以上である。こうした広い半画角を確保するためには、レンズL33およびレンズL34には高い屈折力が必要となる。高い屈折力を確保するためには、樹脂製のレンズよりもガラス製のレンズであることが好ましい。ただし、ガラス製のレンズを採用した場合は、レンズ面の径が大径化すると重量が増すため、小径であることが好ましい。そこで、レンズL33およびレンズL34は、レンズ面の径の大径化を抑制しつつ、高い屈折力を確保することができるように、ガラスで形成されている。これにより、レンズ面の径を比較的小径に保ったまま、投射する画像Pの画角を広くすることができる。
一方、レンズL35は、第3光学系L3において、主として収差を補正する機能を担う。前述のように、レンズL33およびレンズL34は、小径を維持しながら、広角化を実現するために、高い屈折力を有する。一般に、屈折力が高くなるほど、像面湾曲収差および歪曲収差が大きくなる。収差補正能力は、球面レンズと比べて非球面レンズのほうが高い。このため、レンズL33およびレンズL34のように高い屈折力を有するレンズと組み合わされるレンズL35には、非球面レンズが採用される。また、レンズL35は、最も出射側に配されるため、投射レンズ11の中でレンズ面の径が最も大きく、非球面形状のレンズである。このように大径の非球面レンズは、ガラスでの製造が非常に困難である。したがって、レンズL35は樹脂で形成されている。
レンズL35は、前述のように投射レンズ11の中でレンズ面の径が最も大きい。つまりレンズL35は、本開示の技術に係る「最大径レンズ」の一例である。一方、レンズL33は、本開示の技術に係る「出射側光学系」を構成するレンズのうちでレンズ面の径が最も小さい。つまりレンズL33は、本開示の技術に係る「最小径レンズ」の一例である。また、レンズL34はレンズL35に隣接している。つまりレンズL34は、本開示の技術に係る「出射レンズに隣接するレンズ」の一例である。さらに、レンズL34は、本開示の技術に係る「第1レンズ」の一例である。対してレンズL35は、本開示の技術に係る「第2レンズ」の一例である。
一例として図3に示すように、レンズL35の出射側の面OS_L35とレンズL33の入射側の面IS_L33との距離をD1とし、レンズL35のレンズ面の半径G1とレンズL33のレンズ面の半径G3の差をD2とする。この場合、D2/D1の値が0.8以上である。D2/D1の値は、より好ましくは0.9以上、さらに好ましくは1.0以上である。また、D2/D1の値は、1.5以下であることが好ましい。
レンズL34のレンズ面の半径をG2とした場合、G1/G2の値が1.7以上である。G1/G2の値は、3以下であることが好ましい。なお、レンズ面の半径とは、光軸から当該レンズを透過する最外周縁光線までの距離であり、いわゆる有効半径である。
一例として図4に示すように、保持枠40は、2つのレンズ保持環50および51と、内枠52と、外枠53とを有する。レンズ保持環50はレンズL32を保持し、レンズ保持環51はレンズL31を保持する。内枠52には、レンズL32が保持されたレンズ保持環50、およびレンズL31が保持されたレンズ保持環51が収容される。外枠53は、内枠52の外周面に覆い被さるように取り付けられる。
保持枠41と対向する側の内枠52の端部には、フランジ55が設けられている。フランジ55には、3個のネジ56が挿通される3個のネジ挿通穴57が形成されている。ネジ挿通穴57は、フランジ55の周方向に関して等間隔の位置、ここでは120°間隔の位置に配されている。内枠52と対向する保持枠41の面には、ネジ挿通穴57と対応する位置に3個のネジ穴58が形成されている。ネジ56をネジ挿通穴57に挿通し、ネジ穴58に螺合することで、内枠52が保持枠41に締結固定される。ネジ56は、本開示の技術に係る「接続部材」の一例である。
保持枠42には、4個のネジ59が挿通される4個のネジ挿通穴60が形成されている。保持枠42と対向する保持枠41の面には、ネジ挿通穴60と対向する位置に4個のネジ穴(図示省略)が形成されている。ネジ59をネジ挿通穴60に挿通し、ネジ穴に螺合することで、保持枠42が保持枠41に締結固定される。
一例として図5および図6に示すように、内枠52と対向する保持枠41の面は、中央部70、第1環状リブ71、第2環状リブ72、外縁部73、および複数本の直線状リブ74を有している。中央部70、第1環状リブ71、および第2環状リブ72は、いずれも保持枠41の中心を中心とする円である。第1環状リブ71は中央部70よりも一回り大きく、第2環状リブ72は第1環状リブ71よりも一回り大きい。中央部70は、反対側の面においてレンズL33を収容するための凹みである。第2環状リブ72の下部は、外縁部73と重複している。
第1環状リブ71および第2環状リブ72は、内枠52と対向する保持枠41の面に、Y方向と平行に立設された円環状の壁である。このため第1環状リブ71と第2環状リブ72との間には、空間75が形成されている。第2環状リブ72のY方向の高さは、第1環状リブ71のY方向の高さよりも一段低い。
複数本の直線状リブ74は、中央部70から外縁部73に向かって放射状に延びている。直線状リブ74は、中央部70、第1環状リブ71、第2環状リブ72、および外縁部73に連結している。
第1環状リブ71の外周面80には、6個の接着面81が設けられている。接着面81は、第1環状リブ71の周方向に関して等間隔の位置、ここでは60°間隔の位置に配されている。接着面81には研磨加工等の精度出し加工が施されている。このため接着面81は、保持枠41と内枠52との十分な組み付け精度を確保するための寸法精度を有している。保持枠41に内枠52を組み付ける際、接着面81には、接着剤が塗布される。第1環状リブ71と第2環状リブ72との間の空間75には、余剰の接着剤が滞留する。すなわち、空間75は接着剤溜まりとして機能する。なお、接着剤としては、例えばアクリル系接着剤を用いることができる。
第2環状リブ72は、3個のネジ穴58が形成される3個のボス82に連結している。ボス82は接続面83を有する。接着面81と同様に、接続面83には精度出し加工が施されており、接続面83は、保持枠41と内枠52との十分な組み付け精度を確保するための寸法精度を有している。
前述のように、接着面81は、第1環状リブ71の外周面80に設けられている。そして、接続面83は、第2環状リブ72の位置に設けられている。つまり、接着面81および接続面83は、径方向において離間している。ここで、「離間している」とは、別々の箇所に設けられていて、かつ間隔を空けられている、という意である。
また、特に図6から分かるように、接着面81は、時計の0時半(0時を0°とした場合の15°)、2時半(75°)、4時半(135°)、6時半(195°)、8時半(255°)、および10時半(315°)の位置に配されている。対して接続面83は、0時(0°)、4時(120°)、および8時(240°)の位置に配されている。つまり、接着面81および接続面83は、周方向においても離間している。
中央部70、第1環状リブ71、および隣り合う2本の直線状リブ74で取り囲まれる空間85のうち、接着面81と対向する空間85には、補強材86が設けられている。補強材86は、例えば樹脂性接着剤を充填して硬化させたものである。あるいは補強材86は、接着面81と対向する空間85に合わせて成形されたアルミニウム等の金属である。
一例として図7および図8に示すように、内枠52のフランジ55の内周面90には、接着面81に対応する6個の接着面91が設けられている。接着面81および接続面83と同様に、接着面91にも精度出し加工が施されており、接着面91は、保持枠41と内枠52との十分な組み付け精度を確保するための寸法精度を有している。保持枠41に内枠52を組み付ける際、接着面91には、接着面81と同様に接着剤が塗布される。
フランジ55の保持枠41と対向する面には、複数の溝92が形成されている。溝92には、余剰の接着剤が滞留する。すなわち、溝92は接着剤溜まりとして機能する。溝92は、本開示の技術に係る「接着剤が滞留する空間」の一例である。
フランジ55の保持枠41と対向する面のネジ挿通穴57の周囲には、接続面83に対応する接続面93が形成されている。接着面81、接続面83、および接着面91と同様に、接続面93にも精度出し加工が施されており、接続面93は、保持枠41と内枠52との十分な組み付け精度を確保するための寸法精度を有している。
前述のように、接着面91は、内枠52のフランジ55の内周面90に設けられている。そして、接続面93は、フランジ55の保持枠41と対向する面のネジ挿通穴57の周囲に設けられている。つまり、接着面91および接続面93も、接着面81および接続面83と同様に、径方向において離間している。
また、特に図8から分かるように、接着面91は、時計の1時半(45°)、3時半(105°)、5時半(165°)、7時半(225°)、9時半(285°)、および11時半(345°)の位置に配されている。対して接続面93は、0時(0°)、4時(120°)、および8時(240°)の位置に配されている。つまり、接着面91および接続面93も、接着面81および接続面83と同様に、周方向においても離間している。
一例として図9に示すように、保持枠41に内枠52が組み付けられた状態において、保持枠41に設けられた接着面81と内枠52に設けられた接着面91は、径方向において向かい合って当接する。これにより、接着面81と接着面91は、保持枠41および内枠52の径方向の移動を規制する。また、保持枠41に内枠52が組み付けられた状態において、保持枠41に設けられた接続面83と内枠52に設けられた接続面93は、第3光軸A3に平行なY方向において向かい合って当接する。これにより、接続面83と接続面93は、本開示の技術に係る「入射側光学系」の一例であるレンズL31およびレンズL32と、本開示の技術に係る「出射側光学系」の一例であるレンズL33、レンズL34、およびレンズL35との相対的なズレ(例えば倒れ)を規制する。なお、図9では、6箇所のうちの1箇所の接着面81と接着面91、および3箇所のうちの1箇所の接続面83と接続面93を示しているが、図示省略した他の箇所についても同様である。
一例として図10および図11に示すように、保持枠41は、レンズL34の周縁部P_L34を保持する保持部100を有する。保持部100は、径方向において、接着面81と接着面91と離間し、かつ接続面83と接続面93と離間している。なお、保持部100は、本開示の技術に係る「第1保持部」の一例である。
保持枠42は、レンズL35の周縁部P_L35を保持する保持部101を有する。保持部101も、保持部100と同様に、径方向において、接着面81と接着面91と離間し、かつ接続面83と接続面93と離間している。なお、保持部101は、本開示の技術に係る「第2保持部」の一例である。
次に、上記構成による作用について説明する。保持枠41に内枠52を組み付ける際には、図6で示したように接着剤を保持枠41の接着面81に塗布し、図8で示したように接着剤を内枠52の接着面91にも塗布する。次いで、対応する接着面81と接着面91、および対応する接続面83と接続面93の位置を合わせながら、内枠52のフランジ55を保持枠41の第1環状リブ71に嵌合する。位置合わせ嵌合後、保持枠41および内枠52を動かないようにクランプし、接着剤の硬化を待つ。なお、接着剤は、接着面81と接着面91の一方にのみ塗布されてもよい。また、接着剤を硬化させる際に、保持枠41および内枠52をクランプしなくてもよい。
接着剤の硬化後、内枠52のネジ挿通穴57にネジ56を挿通し、保持枠41のネジ穴58にネジ56を螺合する。これにより内枠52が保持枠41に締結固定される。このようにして製造された投射レンズ11が本体部12に取り付けられ、プロジェクタ10が完成する。
プロジェクタ10では、画像形成ユニット13において形成された画像光が、まず、図2で示した投射レンズ11の第1光学系L1のレンズL11に入射する。続いて画像光はレンズL12、レンズL13を通過し、固定絞り33を通過することで光量が調整される。固定絞り33によって光量が調整された画像光は、レンズL14を通過し、さらにレンズL15を通過する。画像光は、レンズL15等によって収差が補正される。
レンズL15を通過した画像光は、レンズL16に入射する。そして、第1ミラー38よりも入射側、すなわちレンズL16と第1ミラー38との間の位置に、中間像MIが結像される。
レンズL16を通過した画像光は、第1ミラー38で90°折り曲げられて第2光軸A2の光とされ、第2光学系L2を通過する。
第2光学系L2を通過した画像光は、第2ミラー39で再び90°折り曲げられて第3光軸A3の光とされる。そして、第3光学系L3を構成するレンズL31、L32、L33、L34を通過し、最後にレンズL35を通過して、スクリーン14に画像Pとして投射される。
以上説明したように、投射レンズ11は、保持枠40、保持枠41、および保持枠42を備える。保持枠40は、画像光が入射する入射側光学系の一例であるレンズL31およびレンズL32を保持する。保持枠41および保持枠42は、レンズL31およびレンズL32よりも画像光の出射側に位置する出射側光学系の一例であるレンズL33、レンズL34、およびレンズL35を保持し、保持枠40と接続される。図5および図6で示したように、保持枠41には、接着剤により接着される6個の接着面81と、ネジ56により接続される3個の接続面83とが設けられている。また、図7および図8で示したように、保持枠40の内枠52には、接着剤により接着される6個の接着面91と、ネジ56により接続される3個の接続面93とが設けられている。接着面81および接続面83は、径方向および周方向において離間している。また、接着面91および接続面93は、径方向および周方向において離間している。このため、接着面81および接着面91に塗布された接着剤が、接続面83および接続面93に回り込み、保持枠41と内枠52の組み付け精度が低下することを抑制することができる。したがって、光学性能を維持することが可能となる。
保持枠41と内枠52とは、位置決め嵌合後、接着面81および接着面91に塗布された接着剤によって接着固定される。また、保持枠41と内枠52とは、接着剤の硬化後、ネジ56によって締結固定される。こうした二重の固定によれば、保持枠41に内枠52を組み付ける際の位置ずれはもちろんのこと、投射レンズ11の使用時の衝撃にも耐え得ることができる。また、投射レンズ11を長期間に渡り使用したとしても、保持枠41に掛かる加重による保持枠40と保持枠41の相対的なズレ(特に倒れ)を抑制することができる。よって、投射レンズ11は、より高いレベルで光学性能を維持することが可能となる。
図9で示したように、接続面83および接続面93は、第3光軸A3に平行なY方向において向かい合って当接し、レンズL31およびレンズL32と、レンズL33、レンズL34、およびレンズL35との相対的なズレを規制する。このため、保持枠41に内枠52を組み付けるだけで、レンズL31およびレンズL32と、レンズL33、レンズL34、およびレンズL35との相対的なズレを規制することができる。また、前述のように、接続面83および接続面93には、接着面81および接着面91に塗布された接着剤が回り込むおそれがほとんどない。このため、レンズL31およびレンズL32と、レンズL33、レンズL34、およびレンズL35との相対的なズレを精度よく規制することができる。
図10および図11で示したように、保持枠41は、レンズL34の周縁部P_L34を保持する保持部100を有する。保持部100は、径方向において、接着面81および接着面91と離間し、かつ接続面83および接続面93と離間している。このため、保持部100と接着面81および接着面91、並びに保持部100と接続面83および接続面93が、相互に機械的なストレスを与え合うことを抑制することができる。
また、保持枠42は、レンズL35の周縁部P_L35を保持する保持部101を有する。保持部101は、径方向において、接着面81および接着面91と離間し、かつ接続面83および接続面93と離間している。このため、保持部100の場合と同様に、保持部101と接着面81および接着面91、並びに保持部101と接続面83および接続面93が、相互に機械的なストレスを与え合うことを抑制することができる。
図9で示したように、接着面81および接着面91は、径方向において向かい合って当接し、内枠52および保持枠41の径方向の移動を規制する。このため、保持枠41に内枠52を組み付けるだけで、内枠52および保持枠41の径方向の移動を規制することができる。
保持枠41および内枠52は、ネジ56により締結固定される。このため、簡単に保持枠41と内枠52とを接続することができる。なお、保持枠41と内枠52とを接続する接続部材としては、例示のネジ56に限らない。例えばリベット等を接続部材として用いてもよい。
図5および図6で示したように、接着面81および接続面83の間には、接着剤が滞留する空間75が形成されている。また、図7および図8で示したように、接着面91および接続面93の間には、接着剤が滞留する溝92が形成されている。このため、接着面81および接着面91に塗布された接着剤が接続面83および接続面93に回り込む可能性を、より低減することができる。
図2で示したように、第1光学系L1は、本体部12からの画像光の中間像MIを結像する。このため本例では、中間像MIよりも入射側の第1光学系L1に比して、中間像MIよりも出射側の第2光学系L2および第3光学系L3をコンパクトな構成とすることができ、第2光軸A2および第3光軸A3、すなわち第2鏡筒部31および第3鏡筒部32の長さを短くすることができる。結果的に、投射レンズ11、ひいてはプロジェクタ10の小型化が可能となる。
図3で示したように、レンズL35の出射側の面OS_L35とレンズL33の入射側の面IS_L33との距離をD1とし、レンズL35のレンズ面の半径G1とレンズL33のレンズ面の半径G3の差をD2とした場合、D2/D1の値を0.8以上とした。レンズL35は出射レンズであり、レンズL33は画像光が拡大されはじめるレンズである。このためD2/D1は、単位長さ当たりの画像光の拡大量と言い換えることができる。このD2/D1の値が0.8以上である場合は、保持枠41と内枠52との位置ずれによる画像光への影響が多大となる。したがって、D2/D1の値が0.8以上である場合は、光学性能を維持することが可能、という効果の価値がより高まる。
レンズL35は、画像光をスクリーン14に向けて出射する出射レンズの一例である。図3で示したように、レンズL35のレンズ面の半径をG1とし、レンズL35に隣接するレンズL34のレンズ面の半径をG2とした場合、G1/G2の値を1.7以上とした。このように、隣接するレンズL34との径差が比較的大きいレンズL35を出射レンズとして用いた場合は、レンズL35の自重によって位置ずれが起きやすい。したがって、G1/G2の値が1.7以上である場合においても、光学性能を維持することが可能、という効果の価値がより高まる。
図5および図6で示したように、保持枠41は、接着面81と対向する空間85に補強材86を有している。このため、補強材86がない場合と比べて、接着面81が変形しにくい。
接着面81を変形しにくくする方法としては、参考例の図12に示すように、接着面81と対向する空間85に補強リブ110を形成する方法が考えられる。しかしながら、この方法においては、保持枠41の成形の際に補強リブ110によってヒケが発生し、ヒケが原因で接着面81の寸法精度が低くなるという別の問題が引き起こされる。したがって補強材86を用いたほうが好ましい。
なお、接着面81および接続面83は、径方向および周方向の両方向に限らず、径方向および周方向の少なくともいずれかの方向において離間していればよい。同様に、接着面91および接続面93も、径方向および周方向の少なくともいずれかの方向において離間していればよい。
接続面83および接続面93がY方向において向かい合って当接し、レンズL31およびレンズL32と、レンズL33、レンズL34、およびレンズL35との相対的なズレを規制しているが、これに限らない。接着面81および接着面91がY方向において向かい合って当接し、レンズL31およびレンズL32と、レンズL33、レンズL34、およびレンズL35との相対的なズレを規制する構成としてもよい。同様に、接着面81および接着面91ではなく、接続面83および接続面93が径方向において向かい合って当接し、保持枠41と内枠52の径方向の移動を規制する構成としてもよい。
接着面81および接着面91の個数は6個に限らず、例えば3個でもよいし、12個でもよい。同様に、接続面83および接続面93の個数は3個に限らず、例えば6個でもよい。
また、接着剤が塗布される場所は、図6および図7で示した接着面81および接着面91に限定されない。接着面81以外の外周面80、あるいは接着面91以外の内周面90でもよいし、それ以外の場所でもよい。
画像形成パネル15としては、DMDの代わりに液晶表示素子(LCD;Liquid Crystal Display)を使用した透過型画像形成パネルを用いてもよい。また、DMDの代わりに、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)のような自発光型素子を用いたパネルを用いてもよい。
上記実施形態では、光源16としてレーザ光源を用いる例を説明したが、これに限らず、水銀ランプ、LED等を光源16として用いてもよい。また、上記実施形態では、青色レーザ光源と黄色蛍光体を用いたが、これに限らず、黄色蛍光体の代わりに緑色蛍光体と赤色蛍光体を用いてもよい。また、黄色蛍光体の代わりに緑色レーザ光源と赤色レーザ光源を用いてもよい。
本開示の技術は、上述の種々の実施形態と種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、上記実施形態に限らず、要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。
以上に示した記載内容および図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、および効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、および効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容および図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことはいうまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容および図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術規格は、個々の文献、特許出願および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 プロジェクタ(投射装置)
11 投射レンズ
12 本体部
13 画像形成ユニット
14 スクリーン
15 画像形成パネル
16 光源
30 第1鏡筒部
31 第2鏡筒部
32 第3鏡筒部
33 固定絞り
34~37 保持枠
38 第1ミラー
39 第2ミラー
40 保持枠(第1保持枠)
41、42 保持枠(第2保持枠)
50、51 レンズ保持環
52 内枠
53 外枠
55 フランジ
56 ネジ(接続部材)
57、60 ネジ挿通穴
58 ネジ穴
59 ネジ
70 中央部
71 第1環状リブ
72 第2環状リブ
73 外縁部
74 直線状リブ
75 空間
80 外周面
81 接着面
82 ボス
83 接続面
85 空間
86 補強材
90 内周面
91 接着面
92 溝(空間)
93 接続面
100 保持部(第1保持部)
101 保持部(第2保持部)
110 補強リブ
A1 第1光軸
A2 第2光軸
A3 第3光軸
D1 距離(最大径レンズの出射側の面と最小径レンズの入射側の面との距離)
D2 差(最大径レンズのレンズ面の半径と最小径レンズのレンズ面の半径の差)
G1 半径(出射レンズのレンズ面の半径)
G2 半径(出射レンズに隣接するレンズのレンズ面の半径)
G3 半径(最小径レンズのレンズ面の半径)
IS_L33 入射側の面(最小径レンズの入射側の面)
L1 第1光学系
L2 第2光学系
L3 第3光学系
L11、L12、L13、L14、L15、L16、L21、L22 レンズ
L31、L32 レンズ(入射側光学系)
L33 レンズ(出射側光学系、最小径レンズ)
L34 レンズ(出射側光学系、出射レンズに隣接するレンズ、第1レンズ)
L35 レンズ(出射側光学系、出射レンズ、最大径レンズ、第2レンズ)
MI 中間像
OS_L35 出射側の面(最大径レンズの出射側の面)
P 画像
P_L34 周縁部(第1レンズの周縁部)
P_L35 周縁部(第2レンズの周縁部)

Claims (11)

  1. 画像光が入射する入射側光学系を保持する第1保持枠と、
    前記入射側光学系よりも前記画像光の出射側に位置する出射側光学系を保持し、前記第1保持枠と接続される第2保持枠と、
    前記第1保持枠および前記第2保持枠のそれぞれに設けられ、接着剤により接着される複数の接着面と、
    前記第1保持枠および前記第2保持枠のそれぞれに設けられ、接続部材により接続される複数の接続面と、
    を備え、
    前記接着面および前記接続面は、径方向および周方向の少なくともいずれかの方向において離間している投射レンズ。
  2. 前記第1保持枠および前記第2保持枠のそれぞれに設けられた前記複数の接続面は、光軸方向において向かい合って当接し、前記入射側光学系および前記出射側光学系の相対的なズレを規制する請求項1に記載の投射レンズ。
  3. 前記出射側光学系は、少なくとも第1レンズと第2レンズの2つのレンズを含み、
    前記第2保持枠は、少なくとも前記第1レンズの周縁部を保持する第1保持部を有し、
    前記第1保持部は、前記径方向において、前記接着面および前記接続面と離間している請求項1または請求項2に記載の投射レンズ。
  4. 前記第2保持枠は、前記第2レンズの周縁部を保持する第2保持部を有し、
    前記第2保持部は、前記径方向において、前記接着面および前記接続面と離間している請求項3に記載の投射レンズ。
  5. 前記第1保持枠および前記第2保持枠のそれぞれに設けられた前記複数の接着面は、前記径方向において向かい合って当接し、前記第1保持枠および前記第2保持枠の前記径方向の移動を規制する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  6. 前記接続部材はネジである請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  7. 前記接着面および前記接続面の間には、前記接着剤が滞留する空間が形成されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  8. 前記画像光の中間像を結像する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  9. 前記出射側光学系は、最もレンズ面の径が大きい最大径レンズと、最もレンズ面の径が小さい最小径レンズとを含み、
    前記最大径レンズの出射側の面と前記最小径レンズの入射側の面との距離をD1とし、前記最大径レンズのレンズ面の半径と前記最小径レンズのレンズ面の半径の差をD2とした場合、D2/D1の値が0.8以上である請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  10. 前記出射側光学系は、前記画像光をスクリーンに向けて出射する出射レンズを含み、
    前記出射レンズのレンズ面の半径をG1とし、前記出射レンズに隣接するレンズのレンズ面の半径をG2とした場合、G1/G2の値が1.7以上である請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の投射レンズと、
    前記投射レンズを通じてスクリーンに投射する画像を形成する画像形成ユニットと、
    を備える投射装置。
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