JP6636831B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に関し、特に車体挙動センサを備える鞍乗型車両に関する。
自動二輪車等の鞍乗型車両には、走行中の車体挙動を検出する車体挙動センサが車体に搭載される場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特許5319357号公報
しかしながら、車体挙動センサが取り付けられる位置によっては、当該センサの周辺で発生した振動、特に高周波の振動がセンサに検出値として重畳することがある。この場合、車体挙動センサの出力信号の精度の向上が望まれる。
そこで本発明は、車体挙動センサを備えた鞍乗型車両において、センサの出力信号の精度を向上させることを目的としている。
本発明の一形態に係る鞍乗型車両は、車体フレームと、車体に設けられる重量車両部品と、前記車体フレームに固定されて、前記重量車両部品を支持する支持部材と、前記車体の挙動を検出する車体挙動センサと、を備え、前記車体挙動センサは、前記支持部材に取り付けられている。
前記構成によれば、車体挙動センサが取り付けられる支持部材が重量車両部品を支持しているため、当該車体挙動センサが高周波で振動するのを抑制でき、車体挙動センサの出力信号の精度を向上させることができる。
前記形態において、前記重量車両部品は、前記車体フレームのヘッドパイプより前方に設けられたヘッドランプユニットであり、前記支持部材は、前記ヘッドパイプに固定されて、前記ヘッドランプユニットを支持し、前記車体挙動センサは、前記支持部材のうち前記ヘッドランプユニットと前記ヘッドパイプとの間の部分に取り付けられてもよい。
前記構成によれば、重量車両部品であるヘッドランプユニットを支持する支持部材に車体挙動センサが取り付けられるため、車体挙動センサが高周波で振動するのを抑制でき、センサの出力信号の精度を向上させることができる。また、ヘッドランプユニットを支持するために元来備えられている支持部材に車体挙動センサが取り付けられるため、部品点数の増加を防ぎつつ、車体挙動センサを取り付けることができる。更に、車体挙動センサが、支持部材のうちヘッドランプユニットとヘッドパイプとの間の部分に取り付けられることで、ヘッドランプユニットを支持する支持部材が元来より備える部分に車体挙動センサを取り付けることができる。よって、車体挙動センサを取り付けるにあたって、支持部材の前後方向長さが長くなるのを抑制でき、支持部材の大型化を防ぐことができる。
前記形態において、前記車体の前部を覆うフロントカウルを更に備え、前記支持部材は、前記フロントカウルを更に支持してもよい。
前記構成によれば、支持部材は重量車両部品の他に重量のあるフロントカウルを更に支持するため、車体挙動センサが高周波で振動することを更に抑制でき、車体挙動センサの出力信号の精度をより向上させることができる。
前記形態において、前記ヘッドパイプより前方に配置されたメータ装置を更に備え、前記支持部材は、前記メータ装置を更に支持してもよい。
前記構成によれば、車体挙動センサが取り付けられる支持部材が、車両に元来備えられているメータ装置を更に支持しているため、メータ装置に接続されるメータハーネスと車体挙動センサに接続されるセンサハーネスとを近づけて配置しつつ、元来より位置が設定されているメータハーネスにセンサハーネスを束としてまとめ易くなる。
前記形態において、前記車体挙動センサは、前記ヘッドパイプと車幅方向位置が重なっていてもよい。
前記構成によれば、ヘッドパイプを通って前後方向に延びる車体中心線の近く、即ち、車体の車幅方向中心近くに車体挙動センサを配置することができる。これにより、車体挙動センサは、車体中心位置における車体挙動に近い出力信号を得ることができるため、当該センサの出力信号の精度が向上し易い。
前記形態において、前記車体フレームに前記支持部材を固定する第1締結部材と、前記支持部材に前記車体挙動センサを取り付ける第2締結部材と、を更に備え、前記第2締結部材の締結方向は、前記第1締結部材の締結方向と同一であり、かつ、前記締結方向は、車幅方向であってもよい。
前記構成によれば、車体挙動センサが支持部材に車幅方向から取り付けられるので、鞍乗型車両の製造ラインにおいて、当該センサの取付作業を行い易い。また、車体挙動センサを支持部材に取り付ける際の第2締結部材の締結方向が、支持部材を車体フレームに固定する際の第1締結部材の締結方向と同一であるため、車体挙動センサの取付作業と支持部材の固定作業とを共通の方向から行うことができ、車体挙動センサを支持部材に取り付け易い。このように、車体挙動センサの取付作業が行い易くなることで、車体挙動センサの支持部材への取付精度を向上することができる。
前記形態において、前記車体フレームは、前フレームと、前記前フレームの後端から後方に延びる後フレームとを有し、前記後フレームは、運転者が着座するシートを支持し、前記重量車両部品は、前記シートの下方に形成された空間に配置されたバッテリであり、前記支持部材は、前記後フレームに固定されて、前記バッテリを支持してもよい。
前記構成によれば、重量車両部品であるバッテリを支持する支持部材に車体挙動センサが取り付けられるため、車体挙動センサが高周波で振動するのを抑制でき、車体挙動センサの出力信号の精度をより向上させることができる。また、シート下方の空間に配置されたバッテリを支持する支持部材に車体挙動センサが取り付けられるため、当該センサに外部から水が被るのを防止することができる。
前記形態において、車幅方向に延びるクランクシャフトを有するエンジンを更に備え、前記車体挙動センサは、前記支持部材のうち車幅方向に垂直な面に取り付けられていてもよい。
車幅方向に延びるクランクシャフトを有するエンジンを備えた鞍乗型車両では、当該クランクシャフト及びコンロッドの回転運動による前後方向成分の振動と、ピストン及びコンロッドの上下運動による振動とが発生し易い。即ち、車幅方向に垂直な方向に振動が発生し易い。前記構成によれば、支持部材のうち車幅方向に垂直な面が車体挙動センサを取り付ける面であるので、車体挙動センサは、発生し易い振動である車幅方向に垂直な方向の振動の影響を受けにくい。よって、振動の影響を低減して、車体挙動センサの出力信号の精度をより向上させることができる。
前記形態において、前記支持部材は、一対の取付板部と、前記一対の取付板部を車幅方向に連結する連結板部とを有し、前記車体挙動センサは、前記一対の取付板部のうち少なくとも一方の取付板部に取り付けられていてもよい。
前記構成によれば、一対の取付板部が連結板部によって車幅方向に連結されているため、支持部材の車幅方向に対する強度が確保されて、車体挙動センサは車幅方向の振動の影響も受けにくい。よって、振動の影響を低減して、車体挙動センサの出力信号の精度をより向上させることができる。
本発明によれば、車体挙動センサを備えた鞍乗型車両において、センサの出力信号の精度を向上させることができる。
第1実施形態に係る鞍乗型車両の一例である自動二輪車の左側面図である。 図1の支持部材周辺を車幅方向左側から見た側面図である。 図2の支持部材にヘッドランプユニットを取り付けた状態の当該支持部材周辺の平面図である。 図2の支持部材周辺を左斜め下側から見た斜視図である。 図3の支持部材にフロントカウル及びメータ装置を更に取り付けた状態で、当該支持部材周辺を左斜め後側から見た斜視図である。 第2実施形態に係る鞍乗型車両の一例である自動二輪車において、ヘッドランプユニットを支持している支持部材周辺を車幅方向左側から見た側面図である。 第3実施形態に係る鞍乗型車両の一例である自動二輪車において、バッテリを支持する支持部材周辺を左斜め上側から見た斜視図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。なお、同一の又は対応する要素には全ての図を通じて同一の符号を付して重複する詳細説明を省略する。また、以下の説明における方向の概念は、鞍乗型車両に騎乗した運転者が見る方向を基準とし、車幅方向は、左右方向に相当する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る鞍乗型車両の一例である自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、前輪2と後輪3との間に配置された車体フレーム4とを備えている。前輪2は、略上下方向に延びるフロントフォーク5の下端部にて回転可能に接続されている。フロントフォーク5の上端部には、左右方向に延びるハンドル6がステアリングシャフト(図示せず)を介して取り付けられている。後輪3は、スイングアーム7を介して車体フレーム4に支持されている。車体フレーム4は、ヘッドパイプ8と、ヘッドパイプ8から後方に延びる前フレーム9と、前フレーム9の後端から後方に延びる後フレーム10とを有している。前フレーム9は、その下方に配置されたエンジンEを支持しており、後フレーム10は運転者が着座するシート12を支持している。
エンジンEは、シリンダブロック13と、シリンダブロック13の下端部に接続されたクランクケース14とを有している。シリンダブロック13は前傾しており、ピストン15を上下往復可能に収容している。クランクケース14は、車幅方向に延びるクランクシャフト16を回転可能に収容している。
クランクシャフト16には、コンロッド(図示せず)を介してピストン15が接続されることで、ピストン15の往復運動がクランクシャフト16の回転運動に変換される。このとき、コンロッドは、上下往復運動と回転運動とを行う。本実施形態では、エンジンEは、複数のピストン15が車幅方向に並んだ並列多気筒エンジンである。並列多気筒エンジンEを備えた自動二輪車1では、ピストン15の往復運動、クランクシャフト16及びコンロッドの回転運動による前後方向成分の振動と、ピストン15及びコンロッドの往復運動による上下方向成分の振動とが発生し易い。なお、エンジンEは、単気筒エンジンであってもよく、V型エンジンであってもよい。
ヘッドパイプ8の前方には、ヘッドランプユニット21、フロントカウル22、メータ装置23及びサイドミラー24が設けられている。ヘッドランプユニット21、フロントカウル22、メータ装置23及びサイドミラー24は、自動二輪車1を構成する車両部品のうち車体挙動センサ40よりも質量の大きい重量車両部品である。ヘッドランプユニット21、フロントカウル22、メータ装置23及びサイドミラー24は、支持部材30によって支持されている。支持部材30は、例えば、アルミ合金等の金属材料により形成され、ヘッドパイプ8に固定されている。なお、本実施形態では、支持部材30は、複数の重量車両部品を支持しているが、この構成に限らず、少なくとも1つの重量車両部品を支持していればよい。支持部材30には、車体挙動センサ40が取り付けられている。
車体挙動センサ40は、自動二輪車1の車体挙動(車体11の動き)を検出するためのセンサである。車体挙動センサ40は、センサ取付部分における物理的な運動を検出する。物理的な運動の一例として、車体11のロール軸(前後軸)、ヨーイング軸(上下軸)及びピッチング軸(左右軸)の3軸のうち少なくとも1つの軸回りの角度変化のn階時間微分(nは、自然数)が挙げられる。本実施形態では、車体挙動センサ40は、角速度センサの一種であるジャイロセンサである。
図2は、図1の支持部材30周辺を車幅方向左側から見た側面図である。図3は、図2の支持部材30にヘッドランプユニット21を取り付けた状態の当該支持部材30周辺の平面図である。図4は、図2の支持部材30周辺を左斜め下側から見た斜視図である。図2〜4に示すように、ヘッドパイプ8は、略円筒状の本体部8aと、当該本体部8aと一体に形成されて支持部材30が固定される固定部8bとを有している。本体部8aは、車体フレーム4の前部で略上下方向に延びている。固定部8bは、側面視で、水平線に対して上向きに傾斜するように本体部8aから前方に突出している。なお、固定部8bは、本体部8aと別体に形成されて、本体部8aに溶接により接合されてもよい。
ジャイロセンサ40は、ロール方向、ヨーイング方向及びピッチング方向における車体11の姿勢を測定するために少なくとも2軸回りの角速度と、少なくとも1軸方向の加速度とを検出するセンサである。なお、ジャイロセンサ40は、角速度のみを検出するセンサであってもよい。
ジャイロセンサ40は、センサ本体部40aと、一対のフランジ部40bと、コネクタ接続部40cと、を有している。センサ本体部40aは略直方体状であり、その内部には振動素子及びIC等が実装された回路基板が収容されている。一対のフランジ部40bは、センサ本体部40aの前後方向両側から突出しており、ボルト52aが挿通される挿通孔を有している。コネクタ接続部40cには、センサハーネス44のコネクタ44aが接続される。ジャイロセンサ40が支持部材30に取り付けられたとき、一対のフランジ部40bは、前後方向に延びる水平線に対して上下方向に傾斜しており、コネクタ接続部40cは、センサ本体部40aの上部から後方に向けて斜め上方に突出している。そのため、コネクタ接続部40cに接続されたセンサハーネス44も、後方に向けて斜め上方に延びている。
自動二輪車1には、ABS(Anti-Lock Brake System)機能及びCBS(Combined Brake System)機能の少なくとも一方を有するブレーキ制御装置27が搭載されている。ブレーキ制御装置27には、ジャイロセンサ40が接続されている。ブレーキ制御装置27は、例えば、ジャイロセンサ40が検出した角速度又は加速度から測定された車体姿勢に応じて、車輪に対して適切なブレーキの液圧を設定してもよい。
また、ジャイロセンサ40は、エンジン制御装置28にも接続されている。エンジン制御装置28は、例えば、ジャイロセンサ40が検出した角速度又は加速度から測定された車体姿勢に応じて、エンジンEの点火時期、点火間引き、エンジンEに吸入される吸入空気量又はインジェクタによる燃料噴射量等を制御することで、エンジン出力の制御を行ってもよい。
なお、ジャイロセンサ40は、ブレーキ制御装置27及びエンジン制御装置28に限らず、車体11に搭載される他のアクチュエータの制御装置に接続されてもよい。例えば、ジャイロセンサ40は、AFS(Adaptive Front-lighting System)制御装置に接続されてもよい。AFS制御装置は、ジャイロセンサ40が検出した角速度又は加速度から測定された車体姿勢等に応じて、ヘッドランプ21の照射範囲を変化させる又はヘッドランプ21とは別に設けられた補助ランプを照射する制御を行うことで、旋回走行時における運転者の路面視認性を確保してもよい。また、ジャイロセンサ40から出力されたデータは、予め用意された記録装置に記録されることで、運転操作の向上のために用いられてもよい。
支持部材30は、ジャイロセンサ40が取り付けられるセンサ取付部30aと、重量車両部品21〜24を支持する重量車両部品支持部30bを有している。センサ取付部30aの基端部はヘッドパイプ8に固定され、センサ取付部30aの先端部から重量車両部品支持部30bが延在している。重量車両部品支持部30bは、その先端部で重量車両部品21〜24を支持している。センサ取付部30aの基端部は、支持部材30の基端部に相当し、重量車両部品支持部30bの先端部は、支持部材30の先端部に相当する。支持部材30は、その基端部をヘッドパイプ8に固定された固定端とし、車両部品を支持する先端部を自由端とした片持ち梁のような構造として形成されている。
センサ取付部30aは、左右一対の取付板部31,32と、当該左右一対の取付板部31,32を車幅方向に連結する連結板部33とを含んでいる。取付板部31,32は、前後方向及び上下方向に延びる板材である。取付板部31,32は、前後方向のうちジャイロセンサ40とヘッドパイプ8の固定部8bとの間の部分において、車幅方向に折れ曲がっている。本実施形態では、取付板部31,32は、固定部8bの先端部の前方において、車幅方向に折れ曲がった部分と前後方向に折れ曲がった部分とを有するため、当該取付板部31,32には、段差部が形成されている。
取付板部31,32はいずれも、前後方向に延びる車体中心線Lに対して、車幅方向にオフセットしている。本実施形態では、取付板部31,32は、車体中心線Lを基準にして左右対称に設けられている。取付板部31,32は、その前後方向中心よりも前方において上下方向(本実施形態では、上方)に折れ曲がっている。取付板部31,32の後端部は、第1締結部材51(ボルト51a及びナット51b)によって、固定部8bに対して車幅方向に固定されている。連結板部33は、前後方向及び左右方向に延びる板材である。連結板部33は、取付板部31,32の各下端部に溶接により接合されている。
左右一対の取付板部31,32のうち左側の取付板部31に、ジャイロセンサ40が取り付けられている。取付板部31,32は、ヘッドランプユニット21とヘッドパイプ8との間に設けられていることから、ジャイロセンサ40は、支持部材30のうちヘッドランプユニット21とヘッドパイプ8との間の部分に取り付けられている。左側の取付板部31に取り付けられたジャイロセンサ40は、ヘッドパイプ8と車幅方向位置が重なっている。なお、右側の取付板部32にジャイロセンサ40が取り付けられてもよく、左右両側の取付板部31,32に検出対象の異なる車体挙動センサ40が取り付けられてもよい。ジャイロセンサ40は、取付板部31の前後方向中心よりも前方に取り付けられている。
ジャイロセンサ40は、支持部材30のうち車幅方向に垂直な面(本実施形態では、取付板部31の左側面31a)に取り付けられている。即ち、取付板部31の左側面31aは、ジャイロセンサ40が取り付けられるセンサ取付面であり、当該センサ取付面31aの法線は車幅方向を向いている。
ジャイロセンサ40は、センサ取付面31aに対して第2締結部材52(ボルト52aとナット52b)によって車幅方向に取り付けられている。即ち、第2締結部材52の締結方向は、第1締結部材51の締結方向と同一である。また、ジャイロセンサ40は、取付板部31に略円筒状の弾性部材(例えば、ゴムブッシュ)41,42を介して取り付けられている。このように、ジャイロセンサ40は、取付板部31にラバーマウントによって取り付けられている。弾性部材42とナット52bとの間には、取付板部31に対して車幅方向に対向するように前後方向に延びる金属製の平面板43が挟まれている。平面板43は、ナット52bの緩みを防止するワッシャとしての機能を有している。なお、平面板43は設けられていなくてもよい。
図5は、図3の支持部材30にフロントカウル22及びメータ装置23を更に取り付けた状態で、当該支持部材30周辺を左斜め後側から見た斜視図である。なお、図5では、ヘッドパイプ8の図示を省略している。図2〜図5に示すように、重量車両部品支持部30bは、サイドミラー24(図1参照)を支持するミラー支持部35と、ヘッドランプユニット21を支持するヘッドランプ支持部36と、フロントカウル22を支持するカウル支持部37と、メータ装置23を支持するメータ支持部38とを含んでいる。
ミラー支持部35は、左右一対の取付板部31,32の先端部からパイプ部34を介して延在している。パイプ部34は取付板部31,32の先端部の上面にて左右方向に延び、その両端部は上方へと折れ曲がっている。本実施形態では、パイプ部34は、取付板部31,32に溶接により接合されている。ミラー支持部35は略円板状であり、パイプ部34の両端部に設けられている。ミラー支持部35及びパイプ部34は、側面視で、ジャイロセンサ40と前後方向位置が重なっている。
ミラー支持部35には、複数の第1挿通孔35aと、第2挿通孔35bとが形成されている。第1挿通孔35aには、サイドミラー24を固定するための締結部材(例えば、ボルト)が挿通され、第2挿通孔35bには、フロントカウル22を固定するための締結部材(例えば、ボルト)が挿通される。具体的に、ミラー支持部35には、フロントカウル22のうち左右一対の側壁部22aの上部が固定されている。ミラー支持部35は、フロントカウル22を支持するカウル支持部としての機能も有している。
ヘッドランプ支持部36は、パイプ部34と一体に形成された左右一対の第1ヘッドランプ支持部36a,36bと、当該左右一対の第1ヘッドランプ支持部36a,36bの間に設けられた第2ヘッドランプ支持部36cとを含んでいる。第1ヘッドランプ支持部36a,36bは、車体中心線Lを基準にして左右対称に設けられている。第1ヘッドランプ支持部36aは、前後方向に延びる板材を車幅方向内側へと部分的に折り曲げることで形成されている。第1ヘッドランプ支持部36a,36bは、パイプ部34のうちミラー支持部35よりも左右方向内側の部分から前方に延びている。
第2ヘッドランプ支持部36cは、取付板部31,32の先端部の下端から下方に延びている。本実施形態では、第2ヘッドランプ支持部36cは上下方向に延びる板材を部分的に折り曲げることで形成され、取付板部31,32の先端部に溶接により接合されている。第1ヘッドランプ支持部36a,36b及び第2ヘッドランプ支持部36cには、ヘッドランプユニット21の後壁部21aが締結部材(例えば、ボルトとナット)53によって固定されている。
カウル支持部37は、パイプ部34よりも前方に設けられ、かつ、ミラー支持部35及び第1ヘッドランプ支持部36aと前後方向位置が重なっている。カウル支持部37は、前後方向に延びる板材を車幅方向外側へと部分的に折り曲げることで形成され、第1ヘッドランプ支持部36a,36bに溶接により接合されている。カウル支持部37には、フロントカウル22の前壁部22bが締結部材(例えば、ボルト)54によって、前後方向に固定されている。フロントカウル22は、ヘッドパイプ8の前方でヘッドランプユニット21の側方を覆うことで車体11(図1参照)の前部を覆っている。ジャイロセンサ40は、フロントカウル22の内側に設けられている。
メータ支持部38は、左右一対の支持板部38a,38bと、当該左右一対の支持板部38a,38bを車幅方向に連結する連結板部38cと、を有している。支持板部38a,38bは、平面視で、取付板部31,32の先端部から左右方向外方に折れ曲がった後、前方に延びている。本実施形態では、支持板部38a,38bは、取付板部31,32と一体に形成されている。連結板部38cは、支持板部38a,38bの下面に溶接により接合されている。メータ装置23は、リンク部材(図示せず)を介して、支持板部38a,38bに固定される。
以上のように構成された自動二輪車1は、以下の効果を奏する。
ジャイロセンサ40は、ヘッドランプユニット21を支持する支持部材30に取り付けられている。ここで、支持部材30は、上述の通り、その先端部で車両部品を支持する片持ち梁のような構造と仮定される。このとき、片持ち梁の固有振動数は、梁の自重と車両部品の質量との和の2分の1乗に反比例することが知られている。本実施形態では、支持部材30が車両部品のうち重量車両部品であるヘッドランプユニット21を支持しているため、支持部材30の固有振動数は低い値となり、支持部材30が高周波で振動するのが抑制される。これにより、ジャイロセンサ40に高周波の振動が重畳するのを防止することができる。したがって、ジャイロセンサ40が高周波で振動するのを抑制することができ、ジャイロセンサ40の出力信号の精度を向上させることができる。
また、ヘッドランプユニット21を支持するために元来備えられている支持部材30にジャイロセンサ40が取り付けられるため、部品点数の増加を防ぎつつ、ジャイロセンサ40を取り付けることができる。更に、ジャイロセンサ40が、支持部材30のうちヘッドランプユニット21とヘッドパイプ8との間の部分に取り付けられることで、ヘッドランプユニット21を支持する支持部材30が元来より備える部分にジャイロセンサ40を取り付けることができる。よって、ジャイロセンサ40を取り付けるにあたって、支持部材30の前後方向長さが長くなるのを抑制でき、支持部材30が大型化するのを防止することができる。
更に、ヘッドランプユニット21を支持する支持部材30は、通常のメンテナンス時においては取り外されないため、ジャイロセンサ40はアクセスされにくくなり、当該ジャイロセンサ40が不所望に取り外されるのを防止することができる。
また、支持部材30は、ヘッドランプユニット21の他に重量車両部品であるフロントカウル22、メータ装置23及びサイドミラー24を支持している。これにより、支持部材30が支持する車両部品の質量の和が大きくなるため、支持部材30の固有振動数は更に低い値となる。よって、支持部材30が高周波で振動するのが更に抑制されるため、ジャイロセンサ40が高周波で振動するのを更に抑制でき、ジャイロセンサ40の出力信号の精度をより向上させることができる。
また、ジャイロセンサ40が取り付けられる支持部材30が、車両に元来備えられているメータ装置23を支持していることにより、メータ装置23に接続されるメータハーネスとジャイロセンサ40に接続されるセンサハーネス44とを近づけて配置しつつ、元来より位置が設定されているメータハーネスにセンサハーネス44を束としてまとめ易くなる。
また、ジャイロセンサ40がヘッドパイプ8と車幅方向位置が重なっていることにより、ヘッドパイプ8を通って前後方向に延びる車体中心線Lの近く、即ち、車体11の車幅方向中心近くにジャイロセンサ40を配置することができる。これにより、自動二輪車1が車体11を車幅方向一方側にバンクさせた状態で旋回走行した場合であっても、ジャイロセンサ40は、車体中心位置における車体挙動に近い出力信号を得ることができるため、当該センサの出力信号の精度が向上し易い。
また、ジャイロセンサ40は、フロントカウル22の内側に設けられているため、当該ジャイロセンサ40が車体11の前方及び側方から被水するのを防ぐことができる。
また、支持部材30のうち車幅方向に垂直な面(取付板部31の左側面)31aがジャイロセンサ40を取り付ける面である。これにより、ジャイロセンサ40は、並列多気筒エンジンEを備えた自動二輪車1において、発生し易い振動である車幅方向に垂直な方向の振動の影響を受けにくい。よって、振動の影響を低減して、ジャイロセンサ40の出力信号の精度をより向上させることができる。
ジャイロセンサ40が取り付けられる取付板部31は、前後方向において車幅方向に折れ曲がった部分を有するため、取付板部31の上下方向に対する強度が確保される。よって、取付板部31は、並列多気筒エンジンEを備えた自動二輪車1において、発生し易い振動である上下方向の振動の影響を受けにくくなり、ジャイロセンサ40の出力信号の精度をより向上させることができる。
また、エンジンEの振動に限らず、自動二輪車1においては、凹凸のある路面を走行した場合、例えば、同じ走行条件で走行することが予想される四輪車と比較して車両のバネ上重量が軽いため、上下方向の振動が発生し易い。また、自動二輪車1においては、例えば、同じ走行条件で走行することが予想される四輪車と比較して、車体11の重心位置が高く、ホイールベースも短いため、ハンドル6のアクセル操作等による加減速で前後方向の振動も発生し易い。そのため、ジャイロセンサ40が車幅方向に垂直な面に取り付けられていることによって、凹凸な路面を走行した場合の上下方向振動及び加減速によって発生する前後方向の振動の影響を低減して、ジャイロセンサ40の出力信号の精度をより向上させることができる。
また、一対の取付板部31,32が連結板部33によって車幅方向に連結されているため、支持部材30の車幅方向に対する強度が確保されて、ジャイロセンサ40は車幅方向の振動の影響も受けにくい。よって、車幅方向の振動の影響を低減して、ジャイロセンサ40の出力信号の精度をより向上させることができる。
ジャイロセンサ40が支持部材30に車幅方向から取り付けられるので、自動二輪車1の製造ラインにおいて、当該ジャイロセンサ40の取付作業を行い易い。また、ジャイロセンサ40を支持部材30に取り付ける際の第2締結部材52の締結方向が、支持部材30をヘッドパイプ8に固定する際の第1締結部材51の締結方向と同一であるため、ジャイロセンサ40の取付作業と支持部材30の固定作業とを共通の方向から行うことができ、支持部材30にジャイロセンサ40を取り付け易い。このように、ジャイロセンサ40の取付作業が行い易くなることで、ジャイロセンサ40の支持部材30への取付精度を向上することができる。
また、支持部材30のうち一対の取付板部31,32が、ヘッドパイプ8の固定部8bに固定されていることで、支持部材30をヘッドパイプ8に固定するにあたって、支持部材30とヘッドパイプ8との間に介在する部材の数を最小限とすることができる。これにより、ジャイロセンサ40に伝達されるまでに振動の周波数が変化して高くなるのを抑制することができる。よって、ジャイロセンサ40が高周波で振動するのを更に抑制でき、ジャイロセンサ40の出力信号の精度をより向上させることができる。
また、センサ取付部30aの基端部がヘッドパイプ8に固定され、かつ、重量車両部品支持部35〜38は、センサ取付部30aの先端部から延びている。これにより、重量車両部品からの荷重によって、支持部材30が撓んだとしても、支持部材30のうち撓み量の大きい重量車両部品支持部35〜38よりも車体フレーム4のヘッドパイプ8側でジャイロセンサ40を取り付けることができる。よって、撓みによる振動がジャイロセンサ40に伝達されるのを抑制でき、ジャイロセンサ40の出力信号の精度をより向上させることができる。
また、ジャイロセンサ40のコネクタ接続部40cに接続されるセンサハーネス44が斜め上方に延びているため、ジャイロセンサ40と前後方向位置が重なっている支持部材30のパイプ部34及びミラー支持部35等の他部品とセンサハーネス44とが干渉するのを防止することができる。また、ジャイロセンサ40のコネクタ接続部40cに対してセンサハーネス44のコネクタ44aを上方から接続し易い。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る自動二輪車201は、第1実施形態に係る自動二輪車1のうちジャイロセンサ40の取付位置を変更したものである。以下では、第2実施形態に係るジャイロセンサ40の取付位置について、第1実施形態と異なる点について説明する。
図6は、ヘッドランプユニット21を支持している支持部材230周辺を車幅方向左側から見た側面図である。図6に示すように、ジャイロセンサ40が取り付けられる取付板部231は、メータ支持部38の前方かつ下方に設けられている。取付板部231は、前後方向及び左右方向に延びる板材である。即ち、ジャイロセンサ40は、支持部材230のうち車幅方向に平行な面に取り付けられている。
ジャイロセンサ40が取り付けられる取付板部231は、メータ支持部38の前方かつ下方に設けられている。取付板部231は、その左右方向両側に設けられた連結板部232を介してメータ支持部38に連結されている。連結板部232は、前後方向及び上下方向に延びる板材である。連結板部232の下端部は、取付板部231の左右方向端部と溶接により接合されている。そして、連結板部232の上端部は、締結部材(例えば、ボルトとナット)253によって、メータ支持部38と固定されている。これ以外の構成は、第1実施形態と同様である。
以上に説明した構成によれば、第1実施形態と同様に、ジャイロセンサ40が取り付けられる支持部材230が、ヘッドランプユニット21等の重量車両部品を支持しているため、支持部材230は高周波で振動するのが抑制される。よって、支持部材230に取り付けられているジャイロセンサ40を高周波で振動するのを抑制でき、ジャイロセンサ40の出力信号の精度を向上させることができる。また、ジャイロセンサ40の上方にメータ支持部38及びメータ装置が設けられるため、ジャイロセンサ40が雨水等を上方から被水し難い。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る自動二輪車301は、第1実施形態に係る自動二輪車1のうちジャイロセンサ40の取付位置を変更したものである。以下では、第3実施形態に係るジャイロセンサ40の取付位置について、第1実施形態と異なる点について説明する。
図7は、第3実施形態に係る自動二輪車301において、バッテリ325を支持する支持部材330周辺を左斜め上側から見た斜視図である。図7に示すように、支持部材330は、シート12(図1参照)の下方で、左右一対の後フレーム10の間に形成された空間Sに設けられている。本実施形態では、支持部材330は、重量車両部品であるバッテリ325を支持している。バッテリ325は箱状であり、例えば、エンジンEの始動に必要な電力等、各種電装品において必要な電力を蓄えている。
支持部材330は、バッテリ325を支持するバッテリ支持部330bを有している。バッテリ支持部330bは、前後方向及び上下方向に延びる左右一対の側板部361,362と、当該左右一対の側板部361,362の下端部を車幅方向に連結する底板部363とを含んでいる。これにより、バッテリ支持部330bには、上方が開放されてバッテリ325が収容される中空空間が形成される。側板部361,362にはそれぞれ、その前後方向両端部の上部から車幅方向外方に突出するフランジ部361a,362aが設けられている。フランジ部361a,362aは、締結部材(例えば、ボルト)351によって、後フレーム10に上下方向に固定されている。
底板部363は、その上面から上方に突出する複数のボス部363aを含んでいる。ボス部363aの内周面にはネジ溝が形成されており、当該ボス部363aにはセンサ取付部330aを固定する締結部材(例えば、ボルト)352が挿通される。具体的には、センサ取付部330aの取付板部331,332には、その上端部から部分的に左右方向外方に突出するフランジ部331a,332aが形成されており、当該フランジ部331a,332aがボス部363aに固定される。センサ取付部330aのうちジャイロセンサ40が取り付けられる右側の取付板部332は、バッテリ支持部330bの側板部362に締結部材(例えば、ボルト)353を介して固定されている。これ以外の構成は、第1実施形態と同様である。
以上に説明した構成によれば、第1実施形態と同様に、ジャイロセンサ40が取り付けられる支持部材330が重量車両部品(バッテリ)325を支持しているため、支持部材330は高周波で振動するのが抑制される。この支持部材330にジャイロセンサ40が取り付けられることで、当該ジャイロセンサ40も高周波で振動するのが抑制され、ジャイロセンサ40の出力信号の精度を向上させることができる。
また、シート下方の空間に配置されたバッテリ325を支持する支持部材330にジャイロセンサ40が取り付けられていることで、被水し難い位置に設けられたバッテリ325の近くにジャイロセンサ40が取り付けられるため、当該ジャイロセンサ40も被水し難くなる。更に、バッテリ325を支持する支持部材330は、通常のメンテナンス時には取り外されることが少ないため、当該ジャイロセンサ40が不所望に取り外されるのを防止することができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加又は削除することができる。前記各実施形態は互いに任意に組み合わせてもよく、例えば1つの実施形態中の一部の構成又は方法を他の実施形態に適用してもよい。また、実施形態中の一部の構成は、その実施形態中の他の構成から分離して任意に抽出可能である。ジャイロセンサ40が取り付けられる支持部材30は、前述の実施形態で述べた重量車両部品に限らず、他の重量車両部品を支持してもよい。例えば、重量車両部品は、燃料タンクからの燃料蒸発量を規制するエバポレータユニットであってもよい。
車体挙動センサ40は、車体11のロール軸、ヨーイング軸及びピッチング軸の3軸のうち少なくとも1つの軸方向における位置変化のn回時間微分(nは、自然数)を物理的な運動として検出してもよい。また、車体挙動センサ40は、車体11のロール軸、ヨーイング軸及びピッチング軸の3軸のうち少なくとも1つの軸方向における位置自体、又は、当該3軸のうち少なくとも1つの軸回りの角度自体を検出してもよい。車体挙動センサ40は、センサ取付部分に付与される外力を検出してもよい。例えば、車体挙動センサ40は、外力として、重力成分、慣性力成分及び遠心力成分のいずれかを含む力を検出してもよい。また、鞍乗型車両は自動二輪車1に限らず、例えば、ATV(All-Terrain Vehicle:不整地走行車両)等であってもよい。
1,201,301 自動二輪車(鞍乗型車両)
4 車体フレーム
8 ヘッドパイプ
9 前フレーム
10 後フレーム
11 車体
12 シート
21 ヘッドランプユニット(重量車両部品)
22 フロントカウル
23 メータ装置
30,230,330 支持部材
31,331 取付板部
32,332 取付板部
33,333 連結板部
40 ジャイロセンサ(車体挙動センサ)
51 第1締結部材
52 第2締結部材
325 バッテリ(重量車両部品)
E エンジン

Claims (9)

  1. 車体フレームと、
    車体に設けられる重量車両部品と、
    前記車体フレームに固定されて、前記重量車両部品を支持する支持部材と、
    前記車体の挙動を検出する車体挙動センサと、を備え、
    前記車体挙動センサは、前記支持部材に取り付けられており、
    前記重量車両部品は、前記車体フレームのヘッドパイプより前方に設けられたヘッドランプユニットであり、
    前記支持部材は、前記ヘッドパイプに固定されて、前記ヘッドランプユニットを支持し、
    前記車体挙動センサは、前記支持部材のうち前記ヘッドランプユニットと前記ヘッドパイプとの間の部分に取り付けられている、鞍乗型車両。
  2. 前記支持部材は、前後方向及び上下方向に延びる一対の取付板部と、前記一対の取付板部を車幅方向に連結する連結板部とを有する、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記車体の前部を覆うフロントカウルを更に備え、
    前記支持部材は、前記フロントカウルを更に支持する、請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ヘッドパイプより前方に配置されたメータ装置を更に備え、
    前記支持部材は、前記メータ装置を更に支持する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記車体挙動センサは、前記ヘッドパイプと車幅方向位置が重なっている、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記車体フレームに前記支持部材を固定する第1締結部材と、
    前記支持部材に前記車体挙動センサを取り付ける第2締結部材と、を更に備え、
    前記第2締結部材の締結方向は、前記第1締結部材の締結方向と同一であり、かつ、前記締結方向は、車幅方向である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記車体フレームは、前フレームと、前記前フレームの後端から後方に延びる後フレームとを有し、
    前記後フレームは、運転者が着座するシートを支持し、
    前記重量車両部品は、前記シートの下方に形成された空間に配置されたバッテリであり、
    前記支持部材は、前記後フレームに固定されて、前記バッテリを支持する、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  8. 車幅方向に延びるクランクシャフトを有するエンジンを更に備え、
    前記車体挙動センサは、前記支持部材のうち車幅方向に垂直な面に取り付けられている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記支持部材は、一対の取付板部と、前記一対の取付板部を車幅方向に連結する連結板部とを有し、
    前記車体挙動センサは、前記一対の取付板部のうち少なくとも一方の取付板部に取り付けられている、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
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