JP6635558B2 - 配送管理システム - Google Patents

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JP6635558B2 JP2017213355A JP2017213355A JP6635558B2 JP 6635558 B2 JP6635558 B2 JP 6635558B2 JP 2017213355 A JP2017213355 A JP 2017213355A JP 2017213355 A JP2017213355 A JP 2017213355A JP 6635558 B2 JP6635558 B2 JP 6635558B2
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Description

本発明は、配送管理システムに関し、より詳細には、API(アプリケーションプログ
ラミングインターフェース)を利用する配送管理システムに関する。
近年、様々な分野にて、ウエブサービスの提供事業者は自社サービスを普及させるため
に自社サービスの機能を利用するためのウエブ・アプリケーション・プログラミング・イ
ンターフェース(以下、単にAPIと表記する)を積極的に公開している。APIは、プ
ログラミングの際に使用できる命令や規約、関数等の集合である。APIを利用すれば、
既存のアプリケーションプログラムを呼び出して、その機能を利用することができる。即
ち、自身の端末にソフトウエアをダウンロードする必要がなく、そのソフトウエアの機能
を利用することができる。モバイルOSを搭載した携帯端末より、ネットワークを介して
、他社のシステム機能を呼び出して利用することができる。これは、特にWebAPIと
称される。
APIを介して、他社が提供する機能を自由に利用することで、新たなビジネスモデル
を容易に構築することができる。それによって経済を活性化することができる可能性が生
じるため、「APIエコノミー」と称される。例えば、既に広く普及している他社のサー
ビスと自社のアプリケーションやWebサービスをAPIで連携させることで、自社サー
ビスの利用価値を向上させることもできる。また、APIを公開して、機能の利用に応じ
て課金するビジネスモデルも一般的になっている。このように、APIを利用して、サー
ビスとサービスを接続し、ビジネスとビジネスを融合し、企業と企業を連携させて経済的
効果を得ることができる。
特開2016-155674号公報 特開2015-170303号公報 特開2014-160474号公報 特表2005-501456号公報 特開2003-292161号公報 特開2003-192139号公報 特開2003-178119号公報 特開2002-222246号公報 特開2002-324117号公報
従来の荷物配送するシステムでは、予め、特定の配送事業者に集荷を申し込み、宛先の
住所、及び、着荷の希望日時を指定する必要がある。しかしながら、このようなシステム
では、予め決められた配送事業者、および配送ルートを使用するため、配送の自由度が少
なく、使い勝手がよくなかった。
また、2016年現在、配送事業者のドライバー不足は日本の大問題であり、ドライバーの増加、新規配送事業者の参入を促す施策、そして現行配送事業者における配送効率化が必要である。CO 排出問題も大きな課題であり、再配達抑止、配送方法の公共交通機関活用も促す必要がある。また、本来、配送サービスは、配送サービスを完了した際に、その配送サービスに対する対価を顧客に請求すべきであるが、配送を手配した際(配送前)にその料金を請求している。
本発明の目的は、配送の自由度、及び、使い勝手、また配送の自由度による配送サービ
スの選択肢増加や、現状無い独自配送サービスの誕生、配送料金選択の自由度及びセキュ
リティの向上を実現させることができるシステムを提供することにある。
本発明によると、位置情報を求める第1の端末(顧客端末)とシステムを管理する第2
の端末と位置情報の対象となる第3の端末(配送者端末)と位置情報取得サーバと地図サ
ーバと到着予定時刻(ETA)計算サーバと交通料金サーバと配送料金設定サーバ、およ
びリアルタイム位置情報共有サーバに通信ネットワークを介して連結され、配送管理サー
バを備え又は配送管理サーバに通信ネットワークを介して連結され、前記第1の端末から
の要求により、前記第3の端末の位置情報と料金情報とを前記第1の端末及び前記第2の
端末に提供する配送管理システムであって;
前記配送管理サーバは、前記第1の端末からの出発地と目的地を受信して、前記位置情
報取得サーバと地図サーバと到着予定時刻(ETA)計算サーバにアクセスして出発地と
目的地間のルートから複数の候補ルートと所要時間を抽出させ又は抽出し、候補ルートの
中に交通機関の利用が含まれる場合には前記交通料金サーバと前記配送料金サーバにアク
セスして、各候補ルートに交通機関の有料料金と配送料金を取り込み、各候補ルートの所
要料金と所要時間とを計算させ又は計算して、前記第1の端末と前記第2の端末に提示し
、前記第1の端末の所持者にルートの選択を依頼する位置情報取得アプリケーションと;
前記第1の端末から選択されたルートと所要料金と所要時間を前記第3の端末に提示し
、前記端末第3の端末から搬送受託の応答を得たときには、リアルタイム位置情報共有サ
ーバにアクセスして前記第3の端末の移動位置をリアルタイムに前記第1の端末及び前記
第2の端末に表示させる配送管理アプリケーションと;
配送に係る管理用項目とデータを記憶する配送管理データベースとを備え;
前記地図サーバは、出発地と目的地間のルートを提示し;
前記交通料金サーバは、出発地と目的地間の交通料金を提示し;
前記配送料金設定サーバは、配送料金を提示し;
前記リアルタイム位置情報共有サーバは、前記端末の位置をリアルタイムに取得して前
記位置情報取得アプリケーションに提供する。
本発明によると、位置情報取得アプリケーションと配送管理アプリケーションと配送管
理データベースとを有する配送管理サーバを備えた配送管理システムにおいて、
前記配送管理アプリケーションは、ウエブサービス業者が提供するアプリケーションプ
ログラミングインターフェース(API)を利用して前記ウエブサービス業者のサーバが
提供するサービスを利用するためのAPI連携部と、配送依頼者の第1の端末と、配送業
者の第2の端末と、配送者の第3の端末と、受取人の端末と、が接続するためのグラフィ
カルユーザインターフェースを提供するGUI管理部と、前記第1から第3の端末及び前
記受取人の端末との通信を行う入出力管理部と、を有し、
前記ウエブサービス業者のサーバは、前記第1から第3の端末及び前記受取人の端末か
らの位置情報に基づいて地図上に前記端末の現在位置を表示するリアルタイム位置情報共
有サーバと、前記第1の端末からの出発地及び目的地情報から地図上に配送ルートを表示
する地図サーバと、前記配送ルートごとの配送料金を提供する配送料金設定サーバと、を
含むことを特徴とする。
本発明によると、配送の自由度、及び、使い勝手、また配送の自由度による配送サービ
スの選択肢増加や、現状無い独自配送サービスの誕生、配送料金選択の自由度及びセキュ
リティの向上を実現させることができるシステムを提供することができる。
図1Aは、本発明に係る配送管理システムの第1の例の構成を説明する図である。 図1Bは、本発明に係る配送管理システムの第2の例の構成を説明する図である。 図1Cは、本発明に係る配送管理システムの第3の例の構成を説明する図である。 図2Aは、本発明に係る配送管理システムの配送管理サーバの配送管理アプリケーションの機能の構成の例を示す図である。 図2Bは、本発明に係る配送管理システムの配送管理サーバの配送管理アプリケーションの機能部の内容の例を示す図である。 図2Cは、本発明に係る配送管理システムの配送管理サーバの配送管理データベースの構成例を示す図である。 図3Aは、本発明に係る配送管理システムの位置情報取得アプリケーションの動作を説明する図である。 図3Bは、本発明に係る配送管理システムの配送管理サーバの配送管理データベースの顧客データベースの内容の例を示す図である。 図3Cは、本発明に係る配送管理システムの配送管理サーバの配送管理データベースの配送業者データベースの内容の例を示す図である。 図4Aは、本発明に係る配送管理システムにおいて、異なる配送業者により配送ルートを提示した場合の例を説明する図である。 図4Bは、本発明に係る配送管理システムにおいて、同一の配送業者により配送ルートを提示した場合の例を説明する図である。 図5Aは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、見積もりから仮発注までの処理を説明する図である。 図5Bは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、仮発注から配送手配までの処理を説明する図である。 図5Cは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、配送手配から集荷までの処理を説明する図である。 図5Dは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、集荷(本発注)から配送までの処理を説明する図である。 図5Eは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、配送から着荷までの処理を説明する図である。 図5Fは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、着荷から売上確定までの処理を説明する図である。 図5Gは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、売上確定から精算、ポイント付与までの処理を説明する図である。 図6Aは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、異なる配送業者の配送者が異なる配送ルートを提示した場合の例を示す図である。 図6Bは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、同一の配送業者の配送者が異なる配送ルートを提示した場合の例を示す図である。 図6Cは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、同一の配送業者の複数の配送者がリレーにより配送する場合の例を示す図である。 図6Dは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、途中で徒歩又は列車、又は、航空機を利用してリレーにより配送する場合の例を示す図である。 図6Eは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、途中で徒歩又は列車、又は、航空機を利用してリレーにより配送する場合の例を示す図である。 図6Fは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、異なる配送業者の複数の配送者がリレーにより配送する場合の例を示す図である。 図7は、本発明に係る配送管理システムが提供するAPIを利用して機能を取り入れた配送業者が自分の位置を示す画像を提供することを示す図である。 図8は、本発明に係る配送管理システムの構成例を示す図である。 図9は、本発明に係る配送管理サーバの構成例を示す図である。 図10Aは、本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスの概略を示す図である。 図10Bは、本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて買物代行を含む場合の概略を示す図である。 図11Aは、本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスの流れを示す図である。 図11Bは、本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて買物代行を含む場合の流れを示す図である。 図12Aは配送管理サーバを利用した配送サービスによって提供されるウエブ画面の例(その1)を示す図である。 図12Bは配送管理サーバを利用した配送サービスによって提供されるウエブ画面の例(その2)を示す図である。 図12Cは配送管理サーバを利用した配送サービスによって提供されるウエブ画面の例(その3)を示す図である。 図12Dは配送管理サーバを利用した配送サービスによって提供されるウエブ画面の例(その4)を示す図である。 図12Eは配送管理サーバを利用した配送サービスによって提供されるウエブ画面の例(その5)を示す図である。 図13Aは配送管理サーバを利用した配送サービスおいて買物代行を含む場合のウエブ画面の例(その1)を示す図である。 図13Bは配送管理サーバを利用した配送サービスおいて買物代行を含む場合のウエブ画面の例(その2)を示す図である。 図13Cは配送管理サーバを利用した配送サービスおいて買物代行を含む場合のウエブ画面の例(その3)を示す図である。 図13Dは配送管理サーバを利用した配送サービスおいて買物代行を含む場合のウエブ画面の例(その4)を示す図である。 図13Eは配送管理サーバを利用した配送サービスおいて買物代行を含む場合のウエブ画面の例(その5)を示す図である。 図13Fは配送管理サーバを利用した配送サービスおいて買物代行を含む場合のウエブ画面の例(その6)を示す図である。 図13Gは配送管理サーバを利用した配送サービスおいて買物代行を含む場合のウエブ画面の例(その7)を示す図である。 図14Aは本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて顧客に品物を届ける場合の処理(その1)を説明する図である。 図14Bは本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて顧客に品物を届ける場合の処理(その2)を説明する図である。 図14Cは本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて顧客に品物を届ける場合の処理(その3)を説明する図である。 図14Dは本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて顧客の品物を届ける場合の処理(その4)を説明する図である。 図15Aは本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて顧客の住居の内部に品物を届ける場合の処理(その1)を説明する図である。 図15Bは本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて顧客の住居の内部に品物を届ける場合の処理(その2)を説明する図である。 図15Cは本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて顧客の住居の内部に品物を届ける場合の処理(その3)を説明する図である。 図15Dは本発明に係る配送管理システムを利用した配送サービスにおいて顧客の住居の内部に品物を届ける場合の処理(その4)を説明する図である。 図16Aは本発明に係る配送管理システムにおけるダイナミックプライシングの第1の例を説明する図である。 図16Bは本発明に係る配送管理システムにおけるダイナミックプライシングの第2の例を説明する図である。 図16Cは本発明に係る配送管理システムにおけるダイナミックプライシングの第3の例を説明する図である。 図17Aは本発明に係る配送管理システムの配送管理サーバにおける費用の処理を説明する図である。 図17Bは本発明に係る配送管理システムの配送管理サーバにおける費用の処理を説明する図である。 図18Aは本発明に係る配送管理システムの配送管理データベースに格納されたクルーの情報の例を説明する図である。 図18Bは本発明に係る配送管理システムの配送管理データベースに格納されたクルーの情報の例を説明する図である。
以下、本発明に係る実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、図中、同じ要素に対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略する。
図1Aを参照して本実施形態に係る配送管理システムの第1の例を説明する。本例の配
送管理システム1は、配送管理サーバ10を有する。配送管理サーバ10は、通信ネット
ワーク2を介して、配送業者の端末(第2の端末)22、配送依頼者の端末(第1の端末
)21、荷物受渡者の端末(第4の端末)24、配送者の端末(第3の端末)23、及び
、受取人の端末(第5の端末)25に接続される。配送管理サーバ10は、これらの端末
と接続するためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提供する。配送業者
の端末(第2の端末)22には、登録した配送者のデータを保存する配送者データベース
22Aが接続されている。
ここで、第1、第2、第3、第4及び第5の端末は、スマートフォンと呼ばれ、CPU
(Central Processing Unit)を有し、モバイルオペレーティングシステム(モバイルO
S)を搭載した携帯端末であってよい。モバイルOSとして、iOS、Android、Firefox OS
、Tizen等が知られている。但し、第2の端末はデスックトップ型コンピュータであって
もよい。
配送業者は、配送管理サーバ10と連携して、配送サービスを提供する既存の事業者で
ある。配送依頼者は、本例の配送管理システムを利用して、荷物の配送を依頼する者であ
る。荷物受渡者は、配送依頼者の荷物を配送者に実際に受け渡す者である。典型的には、
配送依頼者自身が荷物を配送者に受け渡す。この場合には、荷物受渡者はいない。荷物受
渡者は、例えば、コンビニエンス店の店員であってよい。配送者は、実際に、配送依頼者
の荷物を配送する者であり、貨物車、オートバイ、自転車、乗用車などの運転手であって
よいが、徒歩で運ぶ場合もある。配送者は配送者データベース22Aに登録された者であ
る。受取人は、配送依頼者からの荷物を受け取る者である。通常、受取人は宛先人である
が、コンビニエンス店の店員であってよい。
配送管理サーバ10は、リアルタイム位置情報共有サーバ31、位置情報取得サーバ3
2、配送料金設定サーバ33、交通料金サーバ34、到着予定時刻(ETA)計算サーバ
35、地図サーバ36、決済サーバ37、認証サーバ38、及び、ポイントサーバ39に
通信ネットワーク2を介して接続するためのグラフィカルユーザインターフェース(GU
I)を備えている。配送管理サーバ10は、これらのサーバの提供するAPIを利用して
、これらのサーバの機能を利用することができるように構成されている。但し、本システ
ムでは、これらのサーバのうちの一部のみを使用してもよい。
リアルタイム位置情報共有サーバ31はリアルタイム位置情報共有機能を提供する。リ
アルタイム位置情報共有機能は、端末から送信された位置情報に基づいて地図上に端末の
現在位置を表示して、それを端末に送信する機能である。位置情報取得サーバ32は、端
末の現在位置を取得する機能を有する。配送料金設定サーバ33は、配送料金のテーブル
を提供する。交通料金サーバ34は、鉄道、飛行機、フェリー、高速道路、有料道路、等
の料金のテーブルを提供する。到着予定時刻(ETA)計算サーバ35は、配送ルートと
それに含まれる交通機関に基づいて、到着予定時刻を計算する。地図サーバ36は地図デ
ータを提供する。決済サーバ37は、金融機関による決済を実行する。認証サーバ38は
、個人認証を行う。ポイントサーバ39は、配送者が配送を行った毎にポイントを加算す
る機能を提供する。
これらのサーバの機能は、これらのサーバが提供するAPIにより利用することができ
る。以下に、APIの例を示す。リアルタイム位置情報共有サーバ31のAPIの例とし
て、グリンプスAPI(Glympse API)がある。位置情報取得サーバ32のAPIの例と
して、GPS API、A-GPS、 ADS-B API(飛行機の位置)、東京メトロAPI(地下鉄車両の位
置)等がある。配送料金設定サーバ33のAPIの例として、ゆうパックの運賃・料金計
算サイト等がある。交通料金サーバ34のAPIの例として、東京メトロAPI(東京メト
ロの運賃)、駅すぱあとAPI(全国の鉄道運賃)、高速道路料金API等がある。到着予定時
刻(ETA)計算サーバ35及び地図サーバ36のAPIの例として、Google Map APIがあ
る。決済サーバ37のAPIの例として、SoftBank Payment、 SPIKE、WebPay、等がある
。認証サーバ38のAPIの例として、公的個人認証サービスAPI、Yahoo ! JAPAN ID認
証API、Facebook API仕様書等がある。ポイントサーバ39のAPIの例として、Tポイン
トAPIがある。
配送管理サーバ10は、配送管理アプリケーション101、位置情報取得アプリケーシ
ョン102、及び、配送管理データベース103を有する。これらの機能はのちに説明す
る。第1の例では、配送業者として多数の配送業者を想定している。従って、配送管理デ
ータベース103には、複数の配送業者に関する情報が格納されている。この場合には、
配送管理データベース103の一部又は全部を各配送業者に貸与することができる。
図1Bを参照して本実施形態に係る配送管理システムの第2の例を説明する。第2の例
では、配送業者として複数の配送業者を想定している。配送依頼者は複数の配送業者から
依頼先を選択することができる。従って、配送管理データベース103には、複数の配送
業者に関する情報が格納されている。
図1Cを参照して本実施形態に係る配送管理システムの第3の例を説明する。第3の例
では、配送業者として特定の1社の配送業者を想定している。配送業者の端末22は、サ
ーバの機能を備えている。従って、配送業者の端末22は、配送管理アプリケーション2
21及び配送者データベース222を有する。配送管理サーバ10は、位置情報取得アプ
リケーション102、及び、配送管理データベース103を有する。
以下に図面を参照して説明する例は、図1A、図1B及び図1Cの例に適用されること
ができる。図2Aは配送管理アプリケーション101の機能を示す。配送管理アプリケー
ション101は、API連携部1011、入出力管理部1012、GUI表示部1013
、配送業者用API提供部1014、及び、機能部1015を含む。API連携部101
1は、ウエブサービスの提供事業者のサーバのAPIを利用する機能を有する。入出力管
理部1012は通信ネットワークを介して、各端末と通信する機能を提供する。GUI表
示部1013は端末に入力用画面を表示する機能を有する。配送業者用API提供部10
14は、配送管理サーバ10が提供する機能を利用する配送業者用にAPIを提供する機
能を有する。機能部1015は各種の機能を行うが、詳細は、図2Bを参照して説明する
図2Bは配送管理アプリケーション101の機能部1015の詳細を示す。機能部10
15は、配送業者情報管理部1015A、オーダー履歴管理部1015B、顧客情報管理
部1015C、過去位置情報管理部1015D、位置及び地図連携表示部1015E、利
用者選択機能部1015F、認証連係機能部1015G、配送料金演算部1015H、清
算料金演算部1015I、清算ポイント演算部1015J、マッチング機能部1015K
、及び、照合機能部1015Lを有する。配送業者情報管理部1015Aは、配送業者の
データを配送管理データベース103に保存し、管理する。オーダー履歴管理部1015
Bは、配送依頼者のオーダーの履歴を配送管理データベース103に保存し、管理する。
顧客情報管理部1015Cは、顧客である配送依頼者のデータを配送管理データベース1
03に保存し、管理する。過去位置情報管理部1015Dは、配送者の端末23の過去位
置情報を配送管理データベース103に保存し、管理する。これを利用して、配送者の移
動履歴、又は、軌跡を求めることができる。位置及び地図連携表示部1015Eは、端末
の緯度及び経度を地図に連携させる機能を有する。この機能は、リアルタイム位置情報共
有サーバ31の機能を利用してもできるが、配送管理サーバ10に設けてもよい。利用者
選択機能部1015Fは、複数の配送ルート又は配送者のリストを提示して、配送依頼者
に選択させる機能を提供する。認証連係機能部1015Gは、個人情報と認証サーバ38
の機能を連携する機能を提供する。配送料金演算部1015Hは、配送料金設定サーバ3
3からの料金テーブルから配送料金を抽出する機能を有する。清算料金演算部1015I
は配送毎に料金を計算し、その結果を配送管理データベース103に保存し、管理する。
清算ポイント演算部1015Jは、配送毎にポイントを計算し、その結果を配送管理デー
タベース103に保存し、管理する。マッチング機能部1015Kは、配送依頼者と配送
者の履歴から、両者の相性を求め、その結果を必要に応じて、両者に出力する。照合機能
部1015Lは、配送依頼者の個人情報を過去の履歴と照合する。
図2Cは配送管理データベース103の内容を示す。配送管理データベース103は、
位置情報DB103A、配送料金DB103B、ポイントDB103C、認証DB103
D、交通料金DB103E、到着予定時刻(ETA)計算DB103F、地図DB103
G、決済DB103H、配送業者DB103I、及び、顧客DB103Jを有する。これ
らのデータベースは、図2Bの配送管理アプリケーションの機能部の機能、又は、処理に
よって生成されたデータを保存する。
図3Aを参照して、配送管理システム1の位置情報取得アプリケーション102の機能
を説明する。図3Aにおいて、括弧内の数字は、処理の順番を示す。先ず、配送管理サー
バ10は端末21(23、24、25)に位置情報の要求の通知を送付する。端末21は
、自身の現在位置(緯度及び経度)を取得する。一般には、現在位置(緯度及び経度)を
取得する方法として、位置情報取得サーバ32を用いるのがよい。位置情報取得サーバ3
2にリクエストを送信すると、返答として、例えば、GPS位置情報が送信される。尚、
端末21が自身の現在位置(緯度及び経度)を取得する方法には、位置情報取得サーバ3
2を用いない方法もある。例えば、携帯電話の基地局を利用してもよいし、ADS−Bを
利用してもよい。端末21は、自身の現在位置(緯度及び経度)を取得し、それをリアル
タイム位置情報共有サーバ31に送信する。リアルタイム位置情報共有サーバ31は、地
図上に位置を表示したデータを、配送管理サーバ10に送信する。こうして、本実施例で
は、配送管理サーバ10は、端末の位置情報、即ち、地図上に表示された現在位置データ
を取得する。尚、本実施形態によると、端末21に現在位置(緯度及び経度)を継続的に
、即ち、間欠的に取得させることにより、リアルタイム位置情報共有サーバ31は地図上
に端末21の軌跡を表示させることができる。地図上に表示された端末の軌跡は、その端
末を特定し、又は、同定するための証拠データとして有用である。本明細書において、位
置情報取得処理においてリアルタイム位置情報共有サーバ31によって得られた端末の位
置情報は、地図上に端末の軌跡を含む。
図3Bは、配送管理データベース103の顧客データベースに保存された個人情報の例
を示す。図3Cは、配送管理データベース103の顧客データベースに保存された配送履
歴情報を示す。
図4A及び図4Bを参照して、本実施形態の配送管理システムを利用して荷物を配送す
る場合を説明する。配送依頼者P3から受取人P2に荷物B1を配送する。この例では、
荷渡人P1は、配送依頼者P3とは異なるが、同一人であってもよい。出発地から目的地
まで、3つのルートR1(R6)、R2(R7)、R3(R8)があるが、そのうちの1つ
のルートを選択する。配送者候補D1、D2、D3は、3人であるが、そのうちの1人が
配送する。図4Aの例では、配送者候補D1、D2、D3は、異なる配送業者に属する者
である。この場合、配送依頼者が配送業者(及び配送者)と配送ルートを選択する。図4
Bの例では、配送者候補M1、M2、M3は、同一の配送業者に属する者である。この場合
、配送依頼者が配送業者と配送ルートを選択する。配送業者が配送者を選択する。
図5Aから図5Bを参照して本実施形態の配送管理システムを利用して荷物を配送する
場合の処理を説明する。これらの図において、実線の矢印は、情報の送信を意味するが、
破線の矢印は、配送依頼者と荷渡人が異なる場合に荷渡人の第4の端末24に情報を送信
すること意味する。まず図5Aを参照して、見積もりから仮発注までの処理を説明する。
配送依頼者の第1の端末21は配送管理サーバ10に接続し、配送依頼用の画面を取得し
、配送依頼を申し込む。このとき、出発地と目的地を入力する。図4Bの例のように配送
業者が決まっている場合には、配送者を指定する。次に、配送管理サーバ10は、第1の
端末21の位置情報取得処理(図3A)を行い、第1の端末21の位置情報を取得する。
配送管理サーバ10は、地図サーバ36に出発地と目的地を送信し、出発地から目的地
までの複数の配送ルートを取得する。配送管理サーバ10は、交通料金サーバ34より交
通料金テーブルを入手し、配送ルート毎の交通料金を計算する。配送管理サーバ10は、
配送料金設定サーバ33より配送料金テーブルを入手し、配送ルート毎の配送料金を計算
する。配送料金テーブルは、距離と料金の対照表を含む。配送管理サーバ10は、配送依
頼者の第1の端末21に、地図、複数の配送ルート、及び、配送ルート毎の配送料金を送
付する。
配送依頼者の第1の端末21は、複数の配送ルートのうち、好みの、又は、最適な配送
ルートを選択する。配送依頼者の第1の端末21は、選択した配送ルート、仮発注、及び
、宛先を配送管理サーバ10に送信する。配送管理サーバ10は、選択した配送ルート、
仮発注、及び、宛先を配送業者の第2の端末22に送付する。配送管理サーバ10は、配
送者の第3の端末23、及び、受取人の第5の端末25に、配送ルートを送信する。複数
の配送者のうち、配送を希望する者が、配送受諾通知を配送管理サーバ10に送信する。
配送管理サーバ10は、配送業者の第2の端末22に、配送者が決まったことを通知する
。配送管理サーバ10は、仮発注通知を、配送依頼者の第1の端末21と受取人の第5の
端末25に通知する。
図5Bを参照して、仮発注から配送手配までの処理を説明する。配送管理サーバ10は
、第3の端末のステータスを「待機中」から「手配中」に変更し、その旨を配送業者の第
2の端末22に送信する。配送管理サーバ10は、第3の端末23の位置情報取得処理(
図3A参照)を行う。リアルタイム位置情報共有サーバ31からの送信された第3の端末
23の位置情報は、配送管理サーバ10を経由して、第3の端末23に送信される。配送
者の第3の端末23は、第3の端末23の位置情報を、配送依頼者の第1の端末21、及
び、配送業者の第2の端末に送信する。
次に、配送管理サーバ10は、第3の端末23の位置情報取得処理(図3A参照)を行
う。配送者の第3の端末23の位置情報は、到着予定時刻(ETA)計算サーバ35に送
信される。到着予定時刻(ETA)計算サーバ35は、配送者の到着予定時刻(ETA)
を、配送管理サーバ10を経由して、配送者の第3の端末23に送付する。配送者の第3
の端末23は、到着予定時刻(ETA)を配送依頼者の第1の端末21に送信する。配送
者の第3の端末23は、到着予定時刻(ETA)を、配送管理サーバ10を介して、配送
業者の第2の端末に送信する。
図5Cを参照して、配送手配から集荷までの処理を説明する。配送管理サーバ10は、
第3の端末のステータスを「手配中」から「集荷中」に変更し、その旨を配送業者の第2
の端末22に送信する。配送者は集荷を行う。配送管理サーバ10は、第1の端末21の
位置情報取得処理(図3A参照)を行う。配送管理サーバ10は、第1の端末21の位置
情報を、配送者の第3の端末23に送信する。配送依頼者は、自身の個人情報を、配送者
に提供する。配送者の第3の端末23は、配送依頼者の個人情報を、配送管理サーバ10
を介して認証サーバ38に送信する。認証サーバ38は、認証結果を、配送管理サーバ1
0を介して第3の端末23に送信する。こうして、配送依頼者が本人であることがわかる
と、配送者は配送依頼者から荷物を受け取り、預かり証を配送依頼者に渡す。配送者は、
第3の端末23を介して、集荷官完了報告を配送管理サーバ10に送信する。配送管理サ
ーバ10は、決済サーバ37に売掛金通知を行う場合(日本の場合)もある。これによっ
て本発注が成立する。
図5Dを参照して、集荷(本発注)から配送までの処理を説明する。配送管理サーバ1
0は、第3の端末のステータスを「集荷中」から「配送中」に変更し、その旨を配送業者
の第2の端末22に送信する。配送管理サーバ10は、第3の端末23の位置情報取得処
理(図3A参照)を行う。配送管理サーバ10は、第3の端末23の位置情報、又は、移
動情報を、配送業者の第2の端末、及び、配送依頼者の第1の端末21に送信する。また
必要に応じて、可能な場合は第4の端末24と第5の端末25にも送信する。次に着荷が
行われる。尚、複数の配送者が中継する場合には、第3の端末は配送管理サーバ10に中
継完了報告を行う。配送管理サーバ10は、第3の端末のステータスを「配送中1」から
「配送中2」に変更し、その旨を配送業者の第2の端末22に送信する。以下の処理を繰
り返す。即ち、第3の端末の位置情報取得処理を行い、第3の端末23の位置情報、又は
、移動情報を、配送業者の第2の端末、及び、配送依頼者の第1の端末21に送信する。
図5Eを参照して、配送から着荷までの処理を説明する。荷物の受け渡しが行われる。
配送管理サーバ10は、第3の端末23の位置情報取得処理(図3A参照)を行う。受取
人は、自身の個人情報を、配送者に提供する。配送者の第3の端末23は、受取人の個人
情報を、配送管理サーバ10を介して認証サーバ38に送信する。認証サーバ38は、認
証結果を、配送管理サーバ10を介して第3の端末23に送信する。配送者の第3の端末
23は、自身の個人情報を、配送管理サーバ10を介して認証サーバ38に送信する。認
証サーバ38は、認証結果を、配送管理サーバ10を介して第3の端末23に送信する。
こうして、受取人が本人であることがわかると、配送者は配送依頼者から荷物を受取人に
渡し、受領書を受け取る。配送者の第3の端末より、配送管理サーバ10に配送完了報告
が送信される。配送完了報告は、配送依頼者の第1の端末21、及び、配送業者の第2の
端末22に送信される。
図5Fを参照して、着荷から売り上げ確定までの処理を説明する。配送管理サーバ10
は、第3の端末のステータスを「配送中」から「配送完了」に変更し、その旨を配送業者
の第2の端末22に送信する。配送管理サーバ10は、配送依頼者へ請求する料金を決済
サーバ37に送信する。決済サーバ37は決済を行い、配送管理サーバ10に決済完了を
通知する。配送管理サーバ10は、第1の端末21、第3の端末23及び第5の端末の位
置情報及び履歴を配送管理データベース103に保存する。
図5Gを参照して、売り上げ確定から清算、及び、ポイント付与までの処理を説明する
。配送管理サーバ10は、配送料金の請求を配送料金設定サーバ33に送信し、配送料金
テーブルを受信する。配送管理サーバ10は、配送者の清算料金を決済サーバ37に送信
し、配送者の決済完了の通知を受信する。配送管理サーバ10は、配送者のポイントの計
算請求をポイントサーバ39に送信し、配送者のポイント付与完了の通知を受信する。配
送管理サーバ10は、第3の端末のステータスを「配送完了」から「清算完了」に変更し
、その旨を配送業者の第2の端末22に送信する。配送者は、決済サーバ37による現金
決済とポイントサーバ39によるポイント清算のいずれかを選択することができる。また
、複数の配送者が中継する場合には、この処理は、配送者毎に行う。
図6Aは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、異なる配送業者の配
送者が異なる配送ルートを提示した場合の例を示す。配送手段は、自動車、オートバイ、
自転車、徒歩、ロボット、ドローン等であってよい。図6Bは、本発明に係る配送管理シ
ステムを用いた配送において、同一の配送業者の配送者が異なる配送ルートを提示した場
合の例を示す。図6Cは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、同一の
配送業者の複数の配送者がリレーにより配送する場合の例を示す。図6D及び図6Eは、
本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、途中で徒歩又は電車、モノレール
、バス、船、飛行機等の公共交通機関を利用してリレーにより配送する場合の例を示す。
図6Fは、本発明に係る配送管理システムを用いた配送において、異なる配送業者の複数
の配送者がリレーにより配送する場合の例を示す。図7は、本発明に係る配送管理システ
ムが提供するAPIを利用して機能を取り入れた配送業者が自分の位置を示す画像を提供
することを示す図である。
本発明に係るシステムの提供により、自社の配送管理システム構築の初期設備投資を抑
えることを可能とし、独自配送サービスを提供しようとする新規事業者が生まれ、更には
ドローンやロボット、IoT商材を活用した新配送サービスの誕生を促す(例:実店舗が無
くとも楽天市場やYahoo!ショッピングモールで店舗開店できるイメージ)。これにより、
2016年現在、問題となっているドライバー不足対応の一助とする。運転免許証が無くとも
、ドローンやロボットの操縦、またはハンドキャリーだけでも配送サービス業を開業可能
とする。
また2016年現在では一般的ではない、複数の配送事業者によるリレー配送サービスを促
し、現在、特定地域だけでのサービスを提供する配送事業者間の、他配送事業者とのアラ
イアンスによる事業拡大を促す。これにより、2016年現在、日本全国に存在する6万社以
上の地域配送事業者間のアライアンス提携を促し、配送市場全体の活性化に繋げる(例:
NTT docomoが提供する携帯端末間でしか通話できないのではなく、NTT docomo、KDDI、So
ftBank、いずれの企業が提供する携帯端末間でも通話ができ、その通話料は発信者から通
話料金を徴収した上で、各社間、さらには中継事業者に事業者間精算されるイメージ)。
また、当システムのASP提供により、配送事業者に、2016年現在主流のトラック配送より、電車、モノレール、バス、船、飛行機等の公共交通機関を活用する配送を促し、CO 排出量を削減し、地球温暖化抑制に貢献する。毎日電車を利用する搭乗者に、クラウドソーシングとして配送事業を一部委託することも包含する。
本発明により、物販配送全体量をトラックから公共交通機関への移行を促し、CO 排出削減を実証し、その成功事例をもって同モデルを全世界の国々や主要都市に展開し、更なる地球温暖化抑制に貢献する。
以上、本実施形態に係る配送管理システムについて説明したが、これらは例示であって
、本発明の範囲を制限するものではない。当業者が、本実施形態に対して容易になしえる
追加・削除・変更・改良等は、本発明の範囲内である。本発明の技術的範囲は、添付の特
許請求の記載によって定められる。
本発明の第1の実施態様に係る配送管理システムは、
位置情報を求める第1の端末(顧客端末)とシステムを管理する第2の端末と位置情報
の対象となる第3の端末(配送者端末)と位置情報取得サーバと地図サーバと到着予定時
刻(ETA)計算サーバと交通料金サーバと配送料金設定サーバ、およびリアルタイム位
置情報共有サーバに通信ネットワークを介して連結され、配送管理サーバを備え又は配送
管理サーバに通信ネットワークを介して連結され、前記第1の端末からの要求により、前
記第3の端末の位置情報と料金情報とを前記第1の端末及び前記第2の端末に提供する配
送管理システムであって;
前記配送管理サーバは、前記第1の端末からの出発地と目的地を受信して、前記位置情
報取得サーバと地図サーバと到着予定時刻(ETA)計算サーバにアクセスして出発地と
目的地間のルートから複数の候補ルートと所要時間を抽出させ又は抽出し、候補ルートの
中に交通機関の利用が含まれる場合には前記交通料金サーバと前記配送料金サーバにアク
セスして、各候補ルートに交通機関の有料料金と配送料金を取り込み、各候補ルートの所
要料金と所要時間とを計算させ又は計算して、前記第1の端末と前記第2の端末に提示し
、前記第1の端末の所持者にルートの選択を依頼する位置情報取得アプリケーションと;
前記第1の端末から選択されたルートと所要料金と所要時間を前記第3の端末に提示し
、前記端末第3の端末から搬送受託の応答を得たときには、リアルタイム位置情報共有サ
ーバにアクセスして前記第3の端末の移動位置をリアルタイムに前記第1の端末及び前記
第2の端末に表示させる配送管理アプリケーションと;
配送に係る管理用項目とデータを記憶する配送管理データベースとを備え;
前記地図サーバは、出発地と目的地間のルートを提示し;
前記交通料金サーバは、出発地と目的地間の交通料金を提示し;
前記配送料金設定サーバは、配送料金を提示し;
前記リアルタイム位置情報共有サーバは、前記端末の位置をリアルタイムに取得して前
記位置情報取得アプリケーションに提供する。
このように構成すると、配送の自由度、及び、使い勝手、また配送の自由度による配送
サービスの選択肢増加や、現状無い独自配送サービスの誕生、配送料金選択の自由度及び
セキュリティの向上を実現させることができるシステムを提供することができる。
本発明の第2の実施態様に係る配送管理システムは、第1の実施態様において、
前記第1の端末の所持者、前記第3の端末の所持者又は受取人に関する認証を行う認証
サーバを保有し又は認証サーバに通信ネットワークを介して連結され、前記認証サーバは
前記第1の端末の所持者、前記第3の端末の所持者又は受取人に関する認証には、前記位
置情報取得サーバから取得したリアルタイム位置情報とタイムスタンプを通常の認証情報
に加えて認証する。
このように構成すると、認証にリアルタイム位置情報とタイムスタンプを追加でき、認
証の確実性を増加できる。
本発明の第3の実施態様に係る配送管理システムは、第2の実施態様において、
配送料金の決済、前記第1の端末の所持者、第4の端末の所持者若しくは受取人、及び
前記第3の端末の所持者への支払いの決済を行う決済サーバに通信ネットワークを介して
連結され、前記第1の端末の所持者、第4の端末の所持者若しくは受取人、及び前記第3
の端末の所持者に関する決済時の認証には、前記認証サーバは前記位置情報取得サーバか
ら取得したリアルタイム位置情報とタイムスタンプを通常の認証情報に加えて認証する。
なお、ポイント清算の場合は決済サーバに代えてポイントサーバに連結する。
このように構成すると、決済にリアルタイム位置情報とタイムスタンプを追加でき、決
済の信頼性を増加できる。
本発明の第4の実施態様に係る配送管理システムは、第2又は第3の実施態様において

前記配送管理サーバは、配送管理データベースに配送者のプロファイルを記憶する配送
者データベース及び顧客のプロファイルを記憶する顧客データベースを備え、
前記第3の端末の所持者である配送者の選択は、前記配送管理データベースを用いて、
配送管理アプリケーションが行う。
このように構成すると、配送者のプロファイル及び顧客のプロファイルを活かしたサー
ビスが可能になる。
本発明の第5の実施態様に係る配送管理システムは、第4の実施態様において、
前記配送管理データベースのうち、配送者のプロファイルを記憶する配送者データベー
ス及び顧客のプロファイルを記憶する顧客データベースは、その一部又は全部を第三者に
貸与するものとし、前記配送管理サーバは、第三者ごとに貸与するエリアを区分けし、デ
ータがエリア間で混入しないように管理する。
このように構成すると、顧客データベースを第三者に貸与でき、中小の配送業者を支援
できる。
本発明の第6の実施態様に係る配送管理システムは、第1ないし第5のいずれかの実施
態様において、
前記位置情報取得サーバと前記地図サーバと前記到着予定時刻(ETA)計算サーバと
前記交通料金サーバと前記配送料金設定サーバと前記リアルタイム位置情報共有サーバは
通信ネットワークを介して連結され、前記複数の候補ルートの抽出については前記位置情
報取得サーバと前記地図サーバに行わせ、前記所要料金と前記所要時間の計算については
前記到着予定時刻(ETA)計算サーバと前記交通料金サーバと前記配送料金設定サーバ
に行わせ、前記第3の端末の移動位置の表示については前記リアルタイム位置情報共有サ
ーバに行わせて、その結果を使用するAPI連携部を備える。
このように構成すると、APIの機能を効果的に利用できる。
本発明の第7の実施態様に係る配送管理システムは、第1ないし第6のいずれかの実施
態様において、
前記交通料金サーバは電車、モノレール、バス、船若しくは飛行機等の公共交通料金、
有料道路料金データ若しくはその割引データ、又は将来のドローン若しくはロボット等の
人を介さない場合の運賃料金を保有するサーバを含み、前記ルート提示部は前記所要料金
としてこれらの料金を前記第1の端末に提示して、前記第1の端末の所持者にルートの選
択を依頼する。
このように構成すると、公共交通その他の新たな配送手段を組み込んだ配送システムを
構成できる。
本発明の第8の実施態様に係る配送管理システムは、第1ないし第6のいずれかの実施
態様において、
前記位置情報取得サーバは地下での位置情報取得を保有するサーバを含み、前記リアル
タイム位置情報共有サーバは、地下鉄の移動位置を駅からの出発時又は駅への到着時にリ
アルタイムに取得して前記位置情報取得アプリケーションに提供し、前記位置情報取得ア
プリケーションは前記駅からの出発時又は駅への到着時に取得した位置情報を用いて計算
した地下鉄の移動位置を前記第1の端末及び前記第2の端末に表示させる。
このように構成すると、地下鉄の移動位置をリアルタイムライクに提供できる。
本発明の第9の実施態様に係る配送管理システムは、第2の実施態様において、
前記第3の端末の所持者である配送者が中継して配送を行う場合には、前記認証サーバ
は中継時にそれぞれの配送者にたいして認証を行い、認証には、前記位置情報取得サーバ
から取得したリアルタイム位置情報とタイムスタンプを通常の認証情報に加えて認証する

このように構成すると、中継する配送の仕組みを配送管理システムに取り込むことがで
きる。これについては図6C〜図6Fを参照されたい。
本発明の第10の実施態様に係る配送管理システムは、第2の実施態様において、
前記第3の端末の所持者である配送者は、歩行者、四輪車若しくは二輪車の運転手、交
通機関の乗客、ドローン若しくはロボット等の人がコンピュータで制御可能な搬送機器で
あり、それぞれの配送者にたいして認証を行い、認証には、前記位置情報取得サーバから
取得したリアルタイム位置情報とタイムスタンプを通常の認証情報に加えて認証し、搬送
者が前記人がコンピュータで制御可能な搬送機器の場合は、前記第3の端末は前記人がコ
ンピュータで制御可能な搬送機器に装着される。
このように構成すると、多様な配送ツールを利用した配送を可能にできる。
本発明の第11の実施態様に係る配送管理システムは、第9の実施態様において、
前記配送者に対する認証が得られた場合に、前記決済サーバは前記配送者への清算を行
う。
本発明の第12の実施態様に係る配送管理システムは、第3の実施態様において、
前記決済サーバは前記第3の端末の所持者への支払いの決済をポイントで行う。
このように構成すると、ポイントを有効利用できる。
本発明の第13の実施態様に係る配送管理システムは、第1ないし第10のいずれかの
実施態様において、
前記位置情報取得アプリケーションは、前記第3の端末の移動位置のデータを時間の関
数とし、前記第1の端末の所持者及び前記第3の端末の所持者と関連付けて前記配送管理
アプリケーションの過去位置情報管理部に保存する。
このように構成すると、過去データをビッグデータとして利用できる。
本発明の第14の実施態様に係る配送管理システムは、第6の実施態様において、
前記位置情報取得アプリケーションが前記第1の端末の所持者にルートの選択を依頼する
際に前記第1の端末に表示する画面において、前記配送者データベースと前記顧客データ
ベースを貸与された第三者である各配送者について、それぞれ、相互に識別可能なアイコ
ンで表示される。
このように構成すると、各配送者の識別がしやすくなる。
本発明の第15の実施態様に係る配送管理システムは、第1又は第2の実施態様におい
て、
前記配送管理サーバは、配送者のプロファイルを記憶する配送者データベース及び顧客
のプロファイルを記憶する顧客データベースを有する配送事業用サーバに通信ネットワー
クを介して連結される、
又は、前記配送管理サーバは、配送者のプロファイルを記憶する配送者データベース及
び顧客のプロファイルを記憶する顧客データベースを有する配送事業用サーバに組み込ま
れて構成される。
本発明の第16の実施態様に係る配送管理システムは、
位置情報を求める第1の端末(顧客端末)とシステムを管理する第2の端末と位置情報
の対象となる第3の端末(配送者端末)と位置情報取得サーバとおよびリアルタイム位置
情報共有サーバに通信ネットワークを介して連結され、配送管理サーバを備え又は配送管
理サーバに通信ネットワークを介して連結され、前記第1の端末からの要求により、前記
第3の端末の位置情報と料金情報とを前記第1の端末及び前記第2の端末に提供する配送
管理システムであって;
前記配送管理サーバは、前記第1の端末からの出発地と目的地を受信して、前記位置情
報取得サーバと地図サーバと到着予定時刻(ETA)計算サーバにアクセスして出発地と
目的地間のルートから複数の候補ルートと所要時間を抽出させ又は抽出し、候補ルートの
中に交通機関の利用が含まれる場合には前記交通料金サーバと前記配送料金サーバにアク
セスして、各候補ルートに交通機関の有料料金と配送料金を取り込み、各候補ルートの所
要料金と所要時間とを計算させ又は計算して、前記第1の端末と前記第2の端末に提示し
、前記第1の端末の所持者にルートの選択を依頼する位置情報取得アプリケーションと;
前記第1の端末から選択されたルートと所要料金と所要時間を前記第3の端末に提示し
、前記端末第3の端末から搬送受託の応答を得たときには、リアルタイム位置情報共有サ
ーバにアクセスして前記第3の端末の移動位置をリアルタイムに前記第1の端末及び前記
第2の端末に表示させる配送管理アプリケーションと;
配送に係る管理用項目とデータを記憶する配送管理データベースとを備え;
CDROM等のデジタル媒体又は通信ネットワークを介して得られた地図サーバ、到着
予定時刻(ETA)計算サーバ、交通料金サーバ及び配送料金設定サーバからのデータを
位置情報取得アプリケーション又は配送管理アプリケーションに取り入れ可能であり、
前記地図サーバは、出発地と目的地間のルートを提示し;
前記交通料金サーバは、出発地と目的地間の交通料金を提示し;
前記配送料金設定サーバは、配送料金を提示し;
前記リアルタイム位置情報共有サーバは、前記端末の位置をリアルタイムに取得して前
記位置情報取得アプリケーションに提供する。
本発明の第17の実施態様に係る配送管理システムは、
位置情報取得アプリケーションと配送管理アプリケーションと配送管理データベースと
を有する配送管理サーバを備えた配送管理システムにおいて、
前記配送管理アプリケーションは、ウエブサービス業者が提供するアプリケーションプ
ログラミングインターフェース(API)を利用して前記ウエブサービス業者のサーバが
提供するサービスを利用するためのAPI連携部と、配送依頼者の第1の端末と、配送業
者の第2の端末と、配送者の第3の端末と、受取人の端末と、が接続するためのグラフィ
カルユーザインターフェースを提供するGUI管理部と、前記端末との通信を行う入出力
管理部と、を有し、
前記ウエブサービス業者のサーバは、前記端末からの位置情報に基づいて地図上に前記
端末の現在位置を表示するリアルタイム位置情報共有サーバと、前記第1の端末からの出
発地及び目的地情報から地図上に配送ルートを表示する地図サーバと、前記配送ルートご
との配送料金を提供する配送料金設定サーバと、を含むことを特徴とする。
本発明の第18の実施態様に係る配送管理システムは、第17の実施態様において、
前記位置情報取得アプリケーションによって、前記配送管理サーバは、前記端末からの
緯度及び経度情報を受信し、該緯度及び経度情報を前記リアルタイム位置情報共有サーバ
に送信し、前記リアルタイム位置情報共有サーバから地図上に前記端末の位置を表示した
データを取得することを特徴とする。
本発明の第19の実施態様に係る配送管理システムは、第17の実施態様において、
前記位置情報取得アプリケーションによって、前記配送管理サーバは、前記リアルタイ
ム位置情報共有サーバから地図上に前記端末の位置の軌跡を表示したデータを取得するこ
とを特徴とする。
図8を参照して本発明による配送管理システムの例の概略を説明する。本発明による配送管理システムは、位置情報及び時間情報を認識に用いる。配送管理システム200は、システム端末201、配送管理サーバ202、及び、配送管理データベース203を有する。システム端末201と配送管理データベース203は、配送管理サーバ202に通信接続されている。配送の顧客(依頼者)が有する顧客端末301、配送を行う者が有するクルー端末303、品物を預かる集荷地端末304、及び、買物代行を受け入れる店舗端末305は、インターネット等の公共通信網を介して、システム端末201に接続されている。顧客端末301及びクルー端末303はスマートフォンであってよい。配送管理データベース203には、顧客、クルー、集荷地及び店舗に関する情報が格納されている。
以下の実施形態において、配送は、単に品物を配送する場合だけでなく、買物代行を行う場合も含む。また、配送を行う者をクルーと称する。クルーの位置情報は、配送管理システム200に送信される。クルーの位置情報は、継続的に、例えば、指定時間間隔毎に配送管理システム200に送信される。位置情報は、緯度及び経度ばかりでなく高さ情報も含むものとする
。配送先が高層住宅の上層階の場合、クルーが配送先の建物の前に到着したのか、又は、配送先の住所に到着したのかが判る。本実施形態では、クルーは配送中の全ての処理をクルー端末303で行い、現金を扱わない。即ち、クルーが配送先の顧客との間で現金の授受を行うことはない。
配送の顧客(依頼者)は、自身で配送が困難な配送弱者又は買物弱者を考慮している。また、自分の時間を確保するために積極的にクルーを利用したい者も考慮する。配送弱者又は買物弱者は、高齢者、体が不自由な人ばかりでなく、過疎地で配送又は買物が困難な人、都会で多忙なため時間がない勤め人、介護や子育て忙しい主婦、等を含む。クルーは、自動車、バイク、オートバイ、自転車、軽トラック等の配送手段を有する者である。配送手段には徒歩も含まれる。
配送者(クルー)として、地域住民を活用することも考慮している。例えば団地の主婦が自家用車を利用して、同じ団地の住民のために配送を行う、サラリーマンが帰宅時に、駅周辺の店舗による等で、地元住民のために配送を行う、新聞配達員が暇になる午後の時間を利用して、配送を行う等である。顧客・クルー・店舗が地域内の場合には地域活性にも役立つといえる。
図9を参照して、配送管理サーバ202の構成を説明する。配送管理サーバ202は、ウェブページ表示部202A、配送管理部202B、リアルタイム位置画像作成部202C、納品確認部202D、アカウント部202E、清算部202F、及び、制御部202Gを有する。ウェブページ表示部202Aは、クルー、料金、集荷地、店舗、品物、商品、等の配送に係る情報を表示した画面を作成し、それをウエブ上に表示する。ウェブページ表示部202Aによって作成される画面は、後に図12Aから図12E及び図13Aから図13Gに示す。
配送管理部202Bは、顧客端末301、クルー端末303と集荷地304又は店舗端末305の間の通信を管理し、配送の開始から完了までを管理し、モニターする。配送管理部202Bは、顧客端末301、クルー端末303との間のシステムを介した通信内容を、配送管理データベース203に記録する。店舗端末305は、集荷地304の役割を了承することができる。この場合には、店舗端末305は集荷地304を兼ねることができる。
リアルタイム位置画像作成部202Cは、クルーの位置情報をリアルタイムに地図上に表示し、システム端末201を介して、顧客端末301に送信する。上述のように位置情報は高さ情報を含む。納品確認部202Dは、クルー端末303から位置情報と時間情報を受信し、クルーの位置情報と配送管理データベース203に記憶された配送先の住所の位置情報を照合する。クルーが配送先の住所に到着したか否かは両者を比較することにより判る。納品確認部202Dは、クルーが配送先の住所に到着し、顧客に品物を届けたことを確認すると、顧客端末301の位置情報に時間情報を付加して、配送管理データベース203に記録する。
アカウント部202Eは、顧客、集荷地、店舗及びクルーのシステムにおけるアカウントを管理する。清算部202Fは、配送又は買物代行に関して、顧客、集荷地、店舗及びクルーの間の金銭の清算を行う。制御部202Gは、配送管理サーバ202の各構成部を制御し、配送管理システム200の全体及び各部を制御して、システムとしての機能を発揮させる。
図10A及び図11Aを参照して本発明による配送管理システムを利用した配送の第1の例の流れを説明する。第1の例では、クルーの配送は買物代行を含まない。配送の顧客は顧客端末301において、配送管理サーバ202が提供するウエブ画面より配送を依頼する。顧客は、配送先の住所を指定し、配送の日時、配送を依頼するクルー名、集荷地及び品物を指定することができる。クルー名は優先順位をつけて複数名を選択できる。集荷地は、店舗、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、たばこ屋、クリーニング店等であってよい。品物は、友人等から預かった荷物であってもよいが、スーパーマーケット等で買物を行った商品であってもよい。ここで集荷地は、店舗で買った品物の場合には、店舗等が了承すれば店舗であるが、了承しなければ、店舗以外の場所となる。例えば、レストラン、駐車場又は個人宅等の予め了承が得られた別の場所になる。個人宅から個人宅の配送の場合は個人宅が集荷地になる。
次に、配送管理サーバ202は、システム端末201を介して、クルー端末303に、配送の依頼があったことを通知する。クルーは、配送を受任できる又はできないと判断したら、その旨を配送管理サーバ202に通知する。受任した場合には、配送契約が成立する。受任できないと判断した場合は自動的に次の優先順位のクルーに連絡される。次の優先順位のクルーが受任できる場合はその旨を配送管理サーバ202に通知する。配送管理サーバ202は、顧客端末301及び集荷地端末304に集荷及び配送の予定を伝える。
例えば、クルーは集荷を開始した時、又は、集荷を終了した時から、クルー端末303の位置情報を配送管理サーバ202に送信する。尚、複数の集荷地を廻る場合には最初の集荷を開始した時、又は、終了した時から位置情報を送信する。配送管理サーバ202は、クルー端末303の位置をリアルタイムで地図上に表示し、それを顧客端末301に送信する。顧客は、顧客端末301において、地図上に表示されたクルー端末303の位置を確認することができる。
クルーは、配送手段を利用して、集荷地に行き、依頼された品物を集荷する。クルーは、クルー端末303を介して、集荷地、集荷日時、及び、品物の写真を、位置情報と時間情報を付して配送管理サーバ202に送信し、集荷の完了を報告する。配送管理サーバ202は集荷完了の記録を配送管理データベース203に格納する。配送管理サーバ202は集荷完了の報告を顧客端末301に送信する。
クルーは、品物の宛先に到達したら顧客に品物を届ける。配送管理サーバ202は、クルー端末303から位置情報と時間情報を受信し、クルーの位置情報と配送管理データベース203に記憶された配送先の住所の位置情報を照合する。両者が整合したとき、次のステップに進む。クルーは、顧客が品物を受領した事実を証明する画像又はデータを位置情報と時間情報を付して配送管理サーバ202に通知する。これについては後に詳細に説明する。顧客及びクルーは、配送中に事故が起きた場合には、カスタマーサポート307に連絡する。カスタマーサポート307は保険会社端末308に所定の事項を報告する。
図10B及び図11Bを参照して本発明による配送管理システムを利用した配送の第2の例を説明する。第2の例では、クルーの配送は買物代行を含む。配送の顧客は顧客端末301において、配送管理サーバ202が提供するウエブ画面より買物代行を依頼する。顧客は、配送先の住所を指定し、買物代行の日時、買物代行を依頼するクルー名、店舗及び品物を指定することができる。配送管理サーバ202は、クルー端末303に、買物代行の依頼があったことを通知する。クルーは、買物代行を受任できる又は受任できないと判断したら、その旨を配送管理サーバ202に通知する。受任できないと判断した場合は、自動的に次の優先順位のクルーに連絡される。次の優先順位のクルーが受任できる場合はその旨を配送管理サーバ202に通知する。配送管理サーバ202は、顧客端末301及び店舗端末305に買物代行の予定を伝える。
クルーは買物代行を開始した時から、クルー端末303の位置情報を配送管理サーバ202に送信する。複数の店舗で買い物を行う場合には、最初の店舗にて買物を開始した時点で位置情報を送信する。配送管理サーバ202は、クルー端末303の位置をリアルタイムで地図上に表示し、それを顧客端末301に送信する。顧客は、顧客端末301において、地図上に表示されたクルー端末303の位置を確認することができる。
クルーは、配送手段を利用して、店舗に行き、自身で、依頼された品物を収集し、レジに行く。クルーは、クルー端末303を提示し、店舗より品物と数量を記載した領収書又はレシートを受け取る。ここではクルーは現金の支払いを行わない。クルーは、クルー端末303を介して、日時、領収書、又は、レシート、及び、品物の写真を、位置情報と時間情報を付して配送管理サーバ202に送信し、買物の完了を報告する。配送管理サーバ202は買物完了の記録を配送管理データベース203に格納する。配送管理サーバ202は買物完了の報告を顧客端末301に送信する。クルーが店舗において買物をする際に、商品に不足が生じた場合に、配送管理部202Bは、第3の端末303からの商品の不足の連絡を第1の端末301に通知する。配送管理部202Bは、顧客からの品目リストの品目又は数量を変更の申し出を受信した場合には、品目リストの品目又は数量の変更を配送管理データベース203に記憶すると共に、第3の端末303に通知し、クルーに変更された品目リストの品目又は数量で買物を行うよう依頼する。クルーは、変更後の品目又は数量で買物を行う。
クルーは、品物の宛先に到達したら顧客に品物を届ける。配送管理サーバ202は、クルー端末303から位置情報と時間情報を受信し、クルーの位置情報と配送管理データベース203に記憶された配送先の住所の位置情報を照合する。両者が整合したとき、次のステップに進む。クルーは、顧客が品物を受領した事実を証明する画像又はデータを位置情報と時間情報を付して配送管理サーバ202に通知する。顧客及びクルーは、配送中に事故が起きた場合には、カスタマーサポート307に連絡する。カスタマーサポート307は保険会社端末308に所定の事項を報告する。
図12Aから図12Eは、本発明による配送管理システムを利用した配送サービスの第1の例において顧客端末301の画面に表示された画像の例を示す。上述のように第1の例では、クルーの配送は買物代行を含まない。
図12Aは、顧客が配送管理サーバ202のウエブ画面にアクセスした場合に表示される画面の例である。この画面で、顧客は、自身が住んでいる地域を選択する。図12Bは、顧客が「D区」を選択した場合の画面の例を示す。図示のように、この画面には「お届け日時から選ぶ」、「クルーから選ぶ」および「集荷地を入力してください」のアイコンが表示されている。顧客は、この画面で、3つのアイコンの1つを選ぶことができる。
図12Cは、顧客が、図12Bの画面において、「クルーから選ぶ」を選択した場合に表示される画面の例を示す。画面には、各クルーの顔写真と評価(星印)が表示される。顧客はこの画面で、クルーを選択することができる。クルーに関する詳細な情報を知りたい場合には、各クルーの「料金」「配送可能地域」「配送手段」「集荷可能地域」及び「配送可能日時」の文字をクリックし、プルダウンされた項目を選択すればよい。尚、このような複数の選択項目を設ける代わりに、1つのボタンをクリックすると、全ての項目が表示されるようにしてもよい。
図12Dは、顧客が、図12Cの画面において、クルーAを選択し、「配送可能日時」の文字をクリックした場合を説明する。この画面の右側の横棒グラフは、クルーAが配送可能な日時を示す。棒グラフの中の文字は、既に決まっている配送を示す。
図12Eは、配送開始後に顧客端末301の画面に表示されたクルーの位置情報の例を示す。顧客は、クルーの位置をリアルタイムで知ることができる。従って、クルーが配送先に近づいた場合には、顧客はクルーの到着時刻を正確に予測することができる。
図13Aから図13Gは、本発明による配送管理システムを利用した配送サービスの第2の例において顧客端末301の画面に表示された画像の例を示す。上述のように第2の例では、クルーの配送は買物代行を含む。
図13Aは、顧客が配送管理サーバ202のウエブ画面にアクセスした場合に表示される画面の例である。この画面で、顧客は、自身が住んでいる地域を選択する。図13Bは、顧客が「D」を選択した場合の画面の例を示す。図示のように、この画面には「お届け日時から選ぶ」、「クルーから選ぶ」および「商品・カテゴリー・店舗から選ぶ」のアイコンが表示されている。顧客は、この画面で、3つのアイコンの1つを選ぶことができる。
図13Cは、顧客が、図13Bの画面において、「クルーから選ぶ」を選択した場合に表示される画面の例を示す。画面には、各クルーの顔写真と評価(星印)が表示される。顧客はこの画面で、クルーを選択することができる。クルーに関する詳細な情報を知りたい場合には、各クルーの「料金」「配送可能地域」「配送手段」「買物可能店舗」及び「買物代行可能日時」の文字をクリックし、プルダウンされた項目を選択すればよい。尚、このような複数の選択項目を設ける代わりに、1つのボタンをクリックすると、全ての項目が表示されるようにしてもよい。
図13Dは、顧客が、図12Bの画面において、「商品・カテゴリー・店舗から選ぶ」を選択した場合に表示される画面の例を示す。ここでは、店舗及びカテゴリー毎に、商品と価格が表示されている。顧客はこの画面で、商品を選択することができる。
図13Eは、顧客が、図13Cの画面において、クルーBを選択し、「買物可能店舗」の文字をクリックした場合を説明する。この例は、クルーBが「半径5km以内」又は「1時間以内」を提示した場合である。顧客は、店舗A、店舗B及び店舗Cから選ぶことができる。これらの店舗は、配送管理システムの配送管理データベース203に予め登録されている。尚、店舗E及び店舗Fは、配送管理データベース203に登録されていない。顧客は、このように未登録の店舗E及び店舗Fを指定することができる。店舗E及び店舗Fが、専門店や遠距離の店舗である場合には、未登録であっても顧客は利用することができる。
図13Fは、顧客が、図13Cの画面において、クルーAを選択し、「買物代行可能日時」の文字をクリックした場合に表示される画面の例である。この画面の左側には、クルーAの配送手段と買物可能店舗が表示されている。右側の横棒グラフは、クルーAが配送可能な日時を示す。棒グラフの中の店舗名は既に買物を行うことが決まっている時間帯を示し、「空き」は買物代行が未定の時間帯を示す。顧客は、クルーAのスケジュールを見て、所望の日時に買物代行を行うように依頼することができる。
顧客は、クルーAの空き時間に依頼することもできるが、既に買物代行が決まった時間にも依頼することができる。例えば、クルーAが9:00〜11:00に店舗Aに行くことが決まっている場合には、同一時間帯に店舗Aにおける買物代行を申し込むことができる。
図13Gは、配送開始後に顧客端末301の画面に表示されたクルーの位置情報の例を示す。顧客は、クルーの位置をリアルタイムで知ることができる。例えば、クルーは、店舗Aと店舗Bで買物代行を行う予定である。顧客は、クルーが店舗Aにおける買物代行を完了し、次の店舗Bに向かっていることが判る。
図14Aから図14Dを参照して本発明による配送管理システムを利用した配送サービスにおいて、クルー303Aが顧客に品物302を届ける場合の処理を説明する。ここでは、まず、顧客に品物302を手渡しする例を説明し、後に、顧客に手渡ししなくても、確実に顧客に渡り、再配送を抑制できる処理の例について説明する。図14Aに示すように、通常、クルー303Aは顧客の住居のドアホン311を押し、品物302を届けに来たことを告げる。住居内の顧客301Aは、ドアホン311の画面からクルー303Aの顔を識別する。顧客は、配送を依頼するときにクルーを選択するから、クルーの顔を知っている。
図14Bは、顧客301Aがドア310を開け、クルー303Aから品物302を直接受け取る場合を示す。顧客301Aは、クルー端末303の画面にて受領のサインを行う。クルー303Aは、クルー端末303より受領のサインを配送管理システム200に送信する。尚、クルー303Aの位置情報は、配送の開始時点から、配送管理システム200に送付されている。従って、配送管理データベース203には、クルー303Aの位置情報は、時間情報と関連つけて記録されている。クルー303Aが配送先に到着した時刻は、配送管理データベース203に記録されている。
図14Cは、クルー303Aがクルー端末303の画面に身分証を表示し、それをドアホン311のカメラに差し出した状態を示す。顧客301Aは、住居内のドアホン311の画面において、クルー303Aの身元を確認することができる。顧客は、クルー303Aの顔と身分証を確認すると、顧客端末301を介して、クルー端末303に、品物302の受領を行う旨の返事を送信する。顧客は、ドア310を開けて、クルー303Aから直接品物302を受け取ってもよいが、次に、説明するように、ドア310を開けずに、品物302をドア310の外側の指定した場所に置くように指示してもよい。
図14Dは、クルー303Aが顧客に品物302を受渡しない場合を示す。顧客が不在の場合、又は、顧客が在宅であるが、クルー303Aと対面できない場合がある。このような場合には、クルー303Aは、ドア310の外の指定した場所に品物302を置き、クルー端末303によって、指定場所に品物302を置いた状態を撮影する。次にクルー303Aは、クルー端末303を介して、撮像画像を時間情報及び位置情報と共に、配送管理サーバ202に送信する。位置情報は、緯度及び経度ばかりでなく、高さを含む。従って、高層住宅の場合には、クルー303Aが、建物の入り口ではなく、高層階に住んでいる顧客の住所に到着したことが判る。こうして、クルー303Aが顧客に品物302を届けたことを証明することができる。
図15Aから図15Dを参照して本発明による配送管理システムを利用した配送サービスの他の例を説明する。この例では、クルーは、顧客に対面しないで、顧客の住居のドアを開けて住居の内部に入り品物302を届ける。図15Aは、クルー303Aが顧客の住居のドア310の前に到着した状態を示す。ドア310には鍵312が掛かっている。鍵312は暗唱番号を入力すると開錠する構造であってよいが、遠隔信号によって開錠する構造であってもよい。図15Bは、配送管理システム200からクルー端末303に鍵が送信された状態を示す。鍵は、時限暗号化された番号でもよい。配送管理システム200から送信された鍵開錠信号によって鍵312が遠隔的に開錠されてもよい。
配送管理システム200は、配送開始時点から、クルー303Aの位置情報を取得している。従って、配送管理システム200は、クルー303Aが、配送先に到着したことを知ることができる。配送管理システム200は、クルー303Aが、配送先に到着したときに、クルー端末303に鍵を送信する。尚、クルー303Aは、配送先に到着したときに、クルー303Aを介して配送管理システム200に鍵を送信するように要求するように構成してもよい。この場合には、配送管理システム200は、クルー303Aからの鍵の要求に応答して、鍵を送信する。
図15Cは、クルー端末303がドア310の鍵312を開錠した状態を示す。住居内には監視カメラ313が備えられている。監視カメラ313は、ドア310の内側の空間を撮像する。監視カメラ313は、常時、作動していてもよいが、配送管理システム200からの信号によって作動開始してもよい。監視カメラ313は、少なくとも、ドア310が開かれたときから閉じられるまでの間、撮影を行っている。監視カメラ313によって撮影された画像は、配送管理システム200に送信される。
図15Dは、クルー端末303がドア310の内側に品物302を置き、ドア310を閉めて鍵312を掛けた状態を示す。本例では、クルー303Aは、予め顧客からドア310を開けて住居内に入ることを許諾されている。クルー303Aは、品物302を届けたときに、顧客にその旨を通知してもよい。図14Dの例と同様に、クルー303Aは、クルー端末303によって、ドア310の内側に品物302を置いた状態を撮影してよい。クルー端末303を介して、撮像画像を時間情報及び位置情報と共に、配送管理サーバ202に送信する。
図16A及び図16Bを参照して本発明による配送管理システムにおけるダイナミックプライシングの例を説明する。本例では、クルーの配送料金が変動する。図16Aは、買物代行を含まない場合の配送料金表の例を示し、図16Bは、買物代行を含む場合の配送料金表の例を示す。クルーの料金(配送料)は、基本料金と追加料金からなる。
W=W1+W2 (式1)
ここに、Wはクルーの料金、W1は基本料金、W2は追加料金である。本例では、基本料金は、時間当たりの単価であるが、それに限定されるものではない。クルーは、集荷地の数、買物先の店舗数、品物の個数に制限を設けてよい。ここでは基本的には、再配達を考慮しない。
追加料金は、天候、交通渋滞、日時(夜間、休日、早朝)、遠距離、重量超過等を考慮して決める。例えば、外気温度が35℃をこえる場合は10%(又はX円)増し、雨量が30mmを超えた場合は10%(又はX円)増し、風速が30m/secを超えた場合は10%(又はX円)増し、台風等により雨量が30mmを超え、さらに風速が30m/secを超えた場合は(10%+10%=20%)(又はY円)増しとしてよい。尚、追加料金を設けなくてもよい。この場合には、基本料金のみであり追加料金はゼロである。
これまでの例では、クルーの料金はクルー自身が決定する。即ち、基本料金と追加料金の両者をクルー自身が決定する。しかしながら、クルーの料金を、配送管理サーバ202に設けられた価格決定アプリ(ソフトウエア)を用いて自動的に決定してもよい。即ち、基本料金と追加料金の少なくとも一方を価格決定アプリによって自動的に決定してもよい。
図16Cを参照して本発明による配送管理システムにおけるダイナミックプライシングの第2の例を説明する。本例では、クルーの料金は、配送管理サーバ202に設けられた価格決定アプリ(ソフトウエア)によって自動的に決定される。即ち、クルーの料金に関して、クルーは関与することができない。以下に、クルーの料金Wのうち基本料金W1をダイナミックプライシングによって決める例を説明する。
本例では、クルーの基本料金W1は、クルーに対する評価値Fによって決まる。
W1=V*F (式2)
ここに、W1は基本料金、Vは基準価格、Fは評価値である。F>1の場合には、基本料金W1は、基準価格より大きくなり、F<1の場合には、基本料金W1は、基準価格より小さくなる。この式で計算した値の10円未満は切り捨ててもよい。
図16Cは、各クルーの評価値Fの変動を表すグラフを示す。例えば、評価値Fは、毎日、1週間毎に、又は、2週間毎に変動する。評価値Fは、顧客による評価、店舗による評価、管理者による評価、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のユーザによる評価等に基づいて変化する。
以下に、評価値の決定方法の例を説明する。本例では、評価値Fは次の式によって決まる。
F=f(a+b+c+d)*f(std) (式3)
ここで、a:顧客の評価履歴、b:集荷地又は店舗の評価、c:作業実績(習熟度)、d:SNS等の外部評価である。f(std)は、配送管理システムの管理者が決めた係数である。f(a+b+c+d)=1の場合、評価値Fは管理者のみによって決まる。
管理者による係数f(std)の代わりにクルー自身が決めた係数f(cd)を用いてもよい。この場合に評価値Fは次の式によって決まる。
F=f(a+b+c+d)*f(cd) (式4)
f(cd)は、クルー自身が決めた係数である。f(a+b+c+d)=1の場合、評価値Fはクルー自身のみによって決まる。例えば、評判がよく、依頼が殺到する人気クルーの場合には、評価値Fを高くしても依頼する顧客が増えると予想する。もし高くて顧客がなければ一定時間経過毎に評価値Fを下げるような仕組みにすればよい。言い換えると自分が設定した値に他の要因による係数が乗された値が評価値になる。
顧客は、顧客端末301の画面に表示されたクルーの料金に基づいて配送を依頼する。通常、依頼した時点で、クルーの料金は決まり、依頼した後に、クルーの料金が変動することはない。しかしながら、本発明によると、顧客が配送を依頼した後に、即ち、クルーが既に配送を開始した後に、クルーの料金が変動するように構成してもよい。勿論、顧客端末301の画面に表示されたクルーの料金表において、配送を開始した後にクルーの料金が変動する可能性があることを表示し、顧客がそれに対して同意していることが必要である。例えば、顧客端末301の画面に、クルーの料金が後から変動する可能性について顧客に同意を求める画面を表示し、そこで顧客が同意を返信した場合に処理が進むように構成してもよい。
図17A及び図17Bを参照して、本発明による配送管理システムにおける金銭の流れの例を説明する。図17Aは、買物代行を含まない場合の例を示し、図17Bは、買物代行を含む場合の例を示す。配送管理データベース203には、顧客アカウントA、店舗アカウントB、集荷地アカウントB、クルーアカウントC、及び、システムアカウントXが用意されている。顧客は、配送を依頼するとき、顧客端末301において、料金と共にクレジットカード301Bの番号及びパスワード等を入力し、配送管理サーバ202に送信する。配送管理サーバ202は、顧客アカウントAに、顧客から送信された料金を書き込む。買物代行を含まない場合、顧客が支払う料金は、集荷地利用料とクルーの配送料金の合計である。買物代行を含む場合、顧客が支払う料金は、商品の料金とクルーの配送料金の合計である。どちらの場合も、顧客が支払う料金には、配送管理システムに支払う手数料が含まれる。
図17Aに示すように、配送が買物代行を含まない場合、集荷地端末304は、クルーが、集荷地にて品物を集荷すると、集荷地識別番号、クルー識別番号を配送管理サーバ202に送信する。配送管理サーバ202は、顧客アカウントAから、集荷地アカウントBに、集荷地端末304から送信された金額を移転する。配送管理サーバ202は、顧客アカウントAから、システムアカウントXに、手数料に相当する金額を移転する。この手数料は、集荷地利用代金に所定の係数を乗算して求める。
図17Bに示すように、配送が買物代行を含む場合、店舗端末305は、クルーが、店舗のレジで買物を行うと、商品代金と店舗識別番号、クルー識別番号を配送管理サーバ202に送信する。配送管理サーバ202は、顧客アカウントAから、店舗アカウントBに、店舗端末305から送信された商品代金に相当する金額を移転する。配送管理サーバ202は、顧客アカウントAから、システムアカウントXに、手数料に相当する金額を移転する。この手数料は、商品代金に所定の係数を乗算して求める。
クルーは、顧客に品物を届けたとき、クルー端末303を介して、配送管理サーバ202に報告する。配送管理サーバ202は、クルーアカウントCに、配送の料金に相当する金額を書き込む。配送管理サーバ202は、顧客アカウントAから、システムアカウントXに、手数料に相当する金額を移転する。この手数料は、配送の料金に所定の係数を乗算して求める。
本例では、クルーは、配送の報酬をポイントとして受け取ることができる。クルーのポイントは、クルーアカウントCに蓄えられている。クルーは、銀行カードを使ってポイントに相当する金銭を引き出すことができるが、店舗において個人的な買物に使用することができる。尚、店舗は、クルーアカウントCに蓄えられたポイントが一定値を超えた場合に買物クーポンを発行してもよい。
図18A及び図18Bを参照して、本発明による配送管理システムにおける金銭の流れの例を説明する。図18Aは、買物代行を含まない場合の例を示し、図18Bは、買物代行を含む場合の例を示す。各クルーについて、個人基本情報、クルーの提示条件、クルーの実績情報、及び、クルーの評価情報が格納されている。個人基本情報は、クルーの識別番号、氏名、性別、生年月日、及び住所を含む。クルーの提示条件は、クルーの受持ち地域、日時、店舗、料金、配送手段を含む。クルーの実績情報は、クルーが過去に実行した配送の地域、日時、集荷地、店舗、料金、配送手段を含む。クルーの評価情報は、クルーに対する顧客評価、管理者評価、店舗評価、SNS評価を含む。
本発明の第20の態様に係る配送管理システム200は、例えば図8及び図9に示すように、
顧客が所持する第1の端末(顧客端末)301と品物の配送を行う配送者(以下の態様の説明においてクルーという)が所持する第3の端末(クルー端末)303と通信ネットワークを介して通信接続され、配送を支援する配送管理サーバ202及び配送管理サーバ202を管理かつ操作する第2の端末(システム端末)201及び配送のためのデータを記憶する配送管理データベース203を備え、第1の端末301からの配送の依頼により、第3の端末303の位置情報を第1の端末301及び第2の端末201から閲覧可能にする配送管理システムであって;
第2の端末201及び配送管理データベース203は直接又は通信ネットワークを介して配送管理サーバ202に通信接続され;
配送管理サーバ202は、
ウェブページにクルーが行う配送の条件及び料金を表示し、かつ、顧客が第1の端末301から配送を依頼する品物の品目リスト及びクルーを選択した結果としての選択クルーを配送管理サーバに送信可能な画面を表示するウェブページ表示部202Aと、
第1の端末301から品目リストと選択クルーを受信して、配送管理データベース203に記憶すると共に、第3の端末303に選択クルーを選択した顧客及び当該顧客に係る品目リストを提示し、かつ、選択クルーを選択した顧客からの配送依頼を受託するか否かを選択して送信可能な受託応答を提示し、第3の端末303からの配送依頼を受託するか否かの応答を受信し、受託する旨の応答を得た場合には、配送契約の成立とその内容を配送管理データベース203に記憶する配送管理部202Bと、
クルーが品目リストに基づいて、品目リストに掲載の品物と第3の端末303を伴って移動する際に、第3の端末303から第3の端末303の位置情報を継続的に受信し、地図上に第3の端末303の位置をリアルタイムに表示したリアルタイム位置画像を作成し、第1の端末301ないし第3の端末303からにリアルタイム位置画像を閲覧可能とするリアルタイム位置画像作成部202Cと、
クルーが顧客に係る品目リストに掲載の品物を納品する際に、第3の端末303から位置情報と時間情報を受信し、第1の端末301又は第3の端末303に顧客が納品確認をして送信可能な納品確認を提示し、第1の端末301又は第3の端末303から納品確認がされた納品確認を受信する納品確認部202Dとを備える。
ここにおいて、「配送」には買物代行を含まない態様(第1の態様)と含む態様(第3の態様)とがある。そして、買物代行を含む場合は、「品物」として「商品」を用いる(第3の態様参照)。また、「提示」とは、送信する場合と、ウェブページに閲覧可能に表示する場合がある。また、第3の端末の位置情報には典型的にはGPSによる位置情報が使用される。リアルタイム位置画像作成部は第3の端末の位置情報を「継続的に受信する」ことにより第3の端末の移動奇跡を追跡してウェブページに表示し、通信ネットワークを介して閲覧可能にできる。また、アカウント部の各アカウント口座は、配送管理システムにおいて金銭の流れを管理するためのもので、実際の金銭のやりとりを行うものではない。実際の金銭のやりとりは別途清算部において銀行振り込み等により行われる。
このように構成すると、地域活性化に役立ち、かつ再送を削減する。
また、本発明の第21の態様に係る配送管理システム200は、例えば図9に示すように、第20の態様において、
顧客のアカウント口座と配送管理システム200のアカウント口座とクルーのアカウント口座を有し、配送管理部202Bにて配送契約の成立を配送管理データベース203に記憶した後に、顧客のアカウント口座から配送管理システム200のアカウント口座に金額を移転して入金準備処理を行い、納品確認部202Dにて納品確認を受信した後に、配送管理システム200のアカウント口座からクルーのアカウント口座に金額を移転して第1の支払い準備処理を行うアカウント部202Eと、
配送管理サーバ202は、アカウント部202Eにおける支払い準備処理に基づいて、クルーに対して清算を行う清算部202Fを備え;
クルーへの支払いは銀行振り込み、商品券(地域振興券を含む)の供与又はポイントの付与により行う。ここにおいて、アカウント口座は準備処理の他に、金銭の流れの記録に使用される。
このように構成すると、銀行振り込みの使用は、顧客本人が手続に行かなくても決済可能で便宜であり、地域振興券の使用は地域活性化に有効であり、ポイントの付与はクルーにとって翌日から使用可能である。
上記課題を解決するために、本発明の第22の態様に係る配送管理システム200は、例えば図8及び図9に示すように、
顧客が所持する第1の端末(顧客端末)301と品物としての商品の配送(買物代行を含む)を行うクルーが所持する第3の端末(クルー端末)303と商品の提供者(店舗)が所持する第4の端末(店舗端末)305と通信ネットワークを介して通信接続され、配送を支援する配送管理サーバ202及び配送管理サーバ202を管理かつ操作する第2の端末(システム端末)201及び配送のためのデータを記憶する配送管理データベース203を備え、第1の端末301からの配送の依頼により、第3の端末303の位置情報を第1の端末301及び第2の端末201に提供する配送管理システムであって;
第2の端末201及び配送管理データベース203は直接又は通信ネットワークを介して配送管理サーバ202に通信接続され;
配送管理サーバ202は、
ウェブページに店舗が提供する商品の内容及びその価格を表示し、かつクルーが行う配送の条件及び料金を表示し、かつ、顧客が第1の端末301から配送を依頼する商品を選択した結果としての品目リスト及びクルーを選択した結果としての選択クルーを配送管理サーバ202に送信可能な画面を表示するウェブページ表示部202Aと、
第1の端末301からの商品を選択した結果としての品目リストと選択クルーを受信して、配送管理データベー203に記憶すると共に、第3の端末303に選択クルーを選択した顧客及びその顧客に係る品目リストを提示し、かつ、選択クルーを選択した顧客からの買物代行依頼を受託するか否かを選択して送信可能な受託応答を提示し、第3の端末303からの配送依頼を受託するか否かの応答を受信し、受託する旨の応答を得た場合には、配送契約の成立とその内容を配送管理データベース203に記憶する配送管理部202Bと、
クルーが品目リストに基づいて店舗での買物を終了した後又は買物を開始した後に、買物した商品と第3の端末303を伴って移動する際に、第3の端末303から第3の端末303の位置情報を継続的に受信し、地図上に第3の端末303の位置をリアルタイムに表示したリアルタイム位置画像を作成し、第1の端末301ないし第4の端末304からリアルタイム位置画像を閲覧可能とするリアルタイム位置画像作成部202Cと、
クルーが顧客に係る品目リストに掲載の品物を納品する際に、第3の端末303から位置情報と時間情報を受信し、第3の端末303からの位置情報と配送管理データベース203に記憶された配送先の住所の位置情報が整合し、第3の端末303からの時間情報と配送管理データベース203に記憶されたクルーの配送予定時間情報が整合した場合に、第1の端末301又は第3の端末303に顧客が納品確認をして送信可能な納品確認を提示し、第1の端末301又は第3の端末303から納品確認を受信する納品確認部202Dとを備える。
このように構成すると、地域活性化及び買物弱者救済に役立ち、かつ再送を削減する。
また、本発明の第23の態様に係る配送管理システム200は、例えば図9に示すように、第22の態様において、
配送管理サーバ202は、顧客のアカウント口座と配送管理システム200のアカウント口座とクルーのアカウント口座と店舗のアカウント口座を有し、配送管理部202Bにて買物代行契約の成立を配送管理データベース203に記憶した後に、顧客のアカウント口座から配送管理システム200のアカウント口座に金額を移転して入金準備処理を行い、店舗から買物終了の通知を配送管理データベース203に記憶した後に、配送管理システム200のアカウント口座から店舗のアカウント口座に金額を移転して第2の支払い準備処理を行い、納品確認部202Dにて納品確認を受信した後に、配送管理システム200のアカウント口座からクルーのアカウント口座に金額を移転して第1の支払い準備処理を行うアカウント部202Eと、アカウント部202Eにおける支払い準備処理に基づいて、クルーに対して清算を行う清算部202Fとを備え;
顧客からの入金はクレジットカード又は銀行振り込みによる決済により行わせ、店舗への支払いは銀行振り込みにより行い、クルーへの支払いは銀行振り込み、商品券(地域振興券を含む)の供与又はポイントの付与により行う。
このように構成すると、銀行振り込みの使用は、顧客本人が手続に行かなくても決済可能で便宜であり、地域振興券の使用は地域活性化に有効であり、ポイントの付与はクルーにとって翌日から使用可能である。
また、本発明の第24の態様に係る配送管理システム200は、第20又は第22の態様において、
納品確認部202Dにおいて用いられる第3の端末303の位置情報は、3次元位置情報である。
ここにおいて、3次元位置情報として典型的にはGPSによる位置情報が使用される。
このように構成すると、高層団地において階を特定でき、配送先の住所であることを確認できる。
また、本発明の第25の態様に係る配送管理システム200は、第20又は第22又は第25の態様において、
納品確認部202Dは、クルーが顧客に係る品目リストに掲載の品物を納品する際に、第3の端末303から位置情報と時間情報と共に納品場所に品物を置いた写真画像を受信し、第1の端末301に納品確認と写真画像を送信し、第1の端末301から納品確認がされた納品確認を受信する。
ここにおいて納品確認は、例えば、第1の端末へのサイン、OKの記入、身分証明書を撮影した写真、クルーを撮影した写真で良い。このように構成すると、顧客は納品確認をする際に、クルーに面談することなく、住所の敷地内で納品確認を行い、配送手続を完了できるので、無対面による再配達の削減ができ、対面しないので犯罪の未然防止ができる。
また、本発明の第26の態様に係る配送管理システム200は、第25の態様において、配送管理サーバ202から顧客の住所のドアの鍵とドア内の監視カメラを遠隔操作可能とし、納品確認部202Dは、クルーが顧客に係る品目リストに掲載の品物を納品する際に、クルーの第3の端末303の位置情報とサーバ202に記憶されている配送先の位置情報が合致したときにクルーが配送先に到着したとみなして、監視カメラをオンにすると共にドアの鍵を開錠し、監視カメラにてクルーがドア内に品物を置いてドア外に退出したことを確認したら、監視カメラをオフにすると共にドアの鍵を施錠する。
このように構成すると、顧客とクルーが面談しなくてもドア内に品物を納品できるので、顧客はドア外からドア内に品物を運ぶ手間を省け、また、無対面による再配達の削減ができる。なお、顧客からの事前の納品確認がない場合もクルーがドア内に品物を置くことが可能であるが、顧客からの事前の納品確認があることが望ましい。また、顧客からの事後の納品確認がされるが、これを省略することも可能である。
また、本発明の第27の態様に係る配送管理システム200は、例えば図12Dに示すように、第20又は第22の態様において、
ウェブページ表示部202Aは、クルーが行う配送の条件及び配送の料金として、クルーが申し出た条件及び料金を表示する。
このように構成すると、自由競争の促進により、優秀なクルーが報いられる。
また、本発明の第28の態様に係る配送管理システム200は、例えば図14Bに示すように、第20又は第22の態様において、
ウェブページ表示部202Aに表示される配送の料金は、クルー個人の評価に応じて変更可能であり、
クルー個人の評価は、顧客による評価及び/又はSNSによる評価により行われる。
ここにおいて、この態様はクルーの報酬が変動するダイナミックプライシングの第1の例である。
このように構成すると、クルー個人の評価に応じて報酬を調整可能であり、クルーのやる気を引き出す。
また、本発明の第29の態様に係る配送管理システム200は、例えば図14Aに示すように、第20又は第22の態様において、
ウェブページ表示部202Aに表示される配送の料金は、天候、時刻、地域の状況に応じて変更可能である。
ここにおいて、この態様はクルーの報酬が変動するダイナミックプライシングの第2の例である。
このように構成すると、クルーの負担に応じて報酬を調整可能である。
また、本発明の第30の態様に係る配送管理システム200は、第20又は第22の態様において、
ウェブページ表示部202Aは、顧客がクルーを選択する際に、クルーに優先順位をつけて複数人を選択可能に表示し、配送管理部202Bは、選択クルーが配送を受託する際に否を選択した場合には、次の優先順位のクルーを自動的に選択し、顧客に通知する。
このように構成すると、顧客は、優先のクルーが選ばれない時に、クルーを再選する手間を省略できる。
また、本発明の第31の態様に係る配送管理システム200は、第20又は第22の態様において、
クルーが店舗において買物をする際に、商品に不足が生じた場合に、配送管理部202Bは、第3の端末303からの商品の不足の連絡を第1の端末301に通知し、第1の端末301から記品目リストの品目又は数量を変更の申し出を受信した場合には、品目リストの品目又は数量の変更を配送管理データベース203に記憶すると共に、第3の端末303に通知し、クルーに変更された品目リストの品目又は数量で買物を行うことを可能とする。
このように構成すると、顧客は、契約変更成立時には、配送契約をやり直す手間を省略できる。
また、本発明の第32の態様に係る配送管理システム200は、第20又は第22の態様において、
クルーは配送管理部202Bにおいて成立し、配送管理データベース203に記憶された配送契約を閲覧して、なお追加の配送が可能と判断し、クルーが行う配送の条件及び料金として、新たな配送の条件及び料金を第3の端末303から申し出た場合に、ウェブページ表示部202Aは、クルーが新たに申し出た条件及び料金を表示する。
このように構成すると、クルーの余裕に応じて、配送を追加できる。
また、本発明の第33の態様に係る配送管理システム200は、第20又は第22の態様において、
クルーは、新たな配送の機会ができ、クルーが行う配送の条件及び料金として、新たな配送の条件及び料金を第3の端末303から申し出た場合に、ウェブページ表示部202Aはクルーが新たに申し出た条件及び料金を表示し、配送管理部202Bは第1の端末301に記クルーが新たに申し出た条件及び料金を送信する。
ここにおいて、新たな配送の条件として、配送(買物代行を含む又は含まない)元又は配送(同上)先として配送管理システムに登録していない配送元又は配送先を申し出ることができるものとする。
このように構成すると、クルーのスケジュールの変更に応じて、バリエーションに富んだ配送を追加できる。
上記課題を解決するために、本発明の第34の態様に係る配送管理方法は、例えば図11Aに示すように、
顧客が所持する第1 の端末(顧客端末)301と品物の配送を行うクルーが所持する第3の端末(クルー端末)303と通信ネットワークを介して通信接続され、配送を支援する配送管理サーバ202及び配送管理サーバ202を管理かつ操作する第2の端末(システム端末201及び配送のためのデータを記憶する配送管理データベース203を備え、第1 の端末301からの配送の依頼により、第3の端末303の位置情報を第1の端末301及び第2の端末201から閲覧可能にする配送管理システム200を用いて行う配送管理方法であって;
配送管理サーバ202が、ウェブページにクルーが行う配送の条件及び料金を表示し、かつ、顧客が第1の端末301から配送を依頼する品物の品目リスト及びクルーを選択した結果としての選択クルーを配送管理サーバに送信可能な画面を表示するウェブページ配送者表示工程と、
配送管理サーバが、第1の端末から品目リストと選択クルーを受信して、配送管理データベース203 に記憶すると共に、第3の端末303に選択クルーを選択した顧客及び当該顧客に係る品目リストを提示し、選択クルーを選択した顧客からの配送依頼を受託するか否かを選択して送信可能な受託応答を送信する受託応答依頼工程と;
送管理サーバ202が、第3の端末301 から配送依頼を受託するか否かの応答を受信し、受託する旨の応答を得た場合には、配送契約の成立とその内容を配送管理データベース203に記憶する配送契約記憶工程と;
クルーが品目リストに基づいて、品目リストに掲載の品物と第3の端末303を伴って移動する際に、配送管理サーバ202にて、第3の端末303から送信された第3の端末30 3の位置情報を継続的に受信する位置情報受信工程と;
位置情報受信工程で受信した第3の端末303の位置情報を用いて、地図上に第3の端末303の位置をリアルタイムに表示したリアルタイム位置画像を作成し、第1の端末301 ないし第4の端末304からにリアルタイム位置画像を閲覧可能とするリアルタイム位置画像作成工程と;
配送管理サーバ202が、納品確認部202Dにて、クルーが顧客に係る品目リストに掲載の品物を納品する際に、第3の端末303から位置情報と時間情報を受信し、第3の端末303からの位置情報と配送管理データベース203に記憶された配送先の住所の位置情報が整合し、第3の端末303からの時間情報と配送管理データベース203に記憶されたクルーの配送予定時間情報が整合した場合に、第1の端末301又は第3の端末303に顧客が納品確認をして送信可能な納品確認を提示し、第1の端末又は第3の端末から納品確認がされた納品確認を受信する納品確認工程とを備える。
このように構成すると、地域活性化に役立ち、かつ再送を削減する。
上記課題を解決するために、本発明の第35の態様に係る配送管理方法は、例えば図11Bに示すように、
顧客が所持する第1の端末(顧客端末)301と品物としての商品の配送(買物代行を含む)を行うクルーが所持する第3の端末(クルー端末)303と商品の提供者(店舗)が所持する第4の端末(店舗端末)305と通信ネットワークを介して通信接続され、配送を支援する配送管理サーバ202及び配送管理サーバ202を管理かつ操作する第2の端末(システム端末)201及び配送のためのデータを記憶する配送管理データベース203を備え、第1の端末301からの配送の依頼により、第3の端末303の位置情報を第1の端末301及び第2の端末201から閲覧可能にする配送管理システム200を用いて行う配送管理方法であって;
配送管理サーバ202が、ウェブページに店舗が提供する商品の内容及びその価格を表示し、かつ、顧客が第1の端末301から配送を依頼する商品を選択した結果としての品目リストを配送管理サーバ202に送信可能な画面を表示するウェブページ商品表示工程と、
配送管理サーバ202が、ウェブページにクルーが行う配送の条件及び料金を表示し、かつ、顧客が第1の端末301からクルーを選択した結果としての選択クルーを配送管理サーバ202に送信可能な画面を表示する表示するするウェブページ配送者表示工程と、
配送管理サーバ202が、第1の端末301からの品目リストと選択クルーを受信して、配送管理データベース203に記憶すると共に、第3の端末303に選択クルーを選択した顧客及び当該顧客に係る品目リストを提示し、選択クルーを選択した顧客からの配送依頼を受託するか否かを選択して送信可能な受託応答を提示する受託応答依頼工程と;
配送管理サーバ202が、第3の端末303から配送依頼を受託するか否かの応答を受信し、受託する旨の応答を得た場合には、配送契約の成立とその内容を配送管理データベース203に記憶する配送契約記憶工程と;
クルーが、品目リストに基づいて店舗での買物を終了した後又は買物を開始した後に、配送管理サーバ202が、第3の端末303及び第4の端末305から買物した商品と当該商品の価格を受信する買物代行受信工程と;
クルーが品目リストに基づいて、品目リストに掲載の品物と第3の端末303を伴って移動する際に、配送管理サーバ202にて、第3の端末303から送信された第3の端末303の位置情報を継続的に受信する位置情報受信工程と;
位置情報受信工程で受信した第3の端末303の位置情報を用いて、地図上に第3の端末303の位置をリアルタイムに表示したリアルタイム位置画像を作成し、第1の端末301ないし第4の端末304からリアルタイム位置画像を閲覧可能とするリアルタイム位置画像作成工程と;
クルーが顧客に係る品目リストに掲載の品物を納品する際に、配送管理サーバ2022が、納品確認部202Dにて、第3の端末303から位置情報と時間情報を受信し、第3の端末303からの位置情報と配送管理データベース203に記憶された配送先の住所の位置情報が整合し、第3の端末303からの時間情報と配送管理データベース203に記憶されたクルーの配送予定時間情報が整合した場合に、第1の端末301又は第3の端末303に顧客が納品確認をして送信可能な納品確認を提示し、第1の端末301又は第3の端末303から納品確認がされた納品確認を受信する納品確認工程とを備える。
このように構成すると、地域活性化及び買物弱者救済に役立ち、かつ再送を削減する。
また、本発明の第36の態様に係る配送管理方法は、第34又は第35の態様において、
納品確認部202Dにおいて用いられる第3の端末303の位置情報は、3次元位置情報である。
このように構成すると、高層団地において階を特定でき、配送先の住所であることを確認できる。
本発明の第37の態様に係る配送管理システムは、例えば図16Aから図16Cに示すように、配送の依頼者が所持する顧客端末と該配送を行うクルーが所持するクルー端末に通信可能に接続されたシステム端末と、該システム端末に接続された配送管理サーバと、該配送管理サーバに接続された配送管理データベースと、を有する配送管理システムにおいて、
配送管理データベースは、クルーの配送料金を含む配送条件を格納しており、配送管理サーバは、クルーの配送条件をウェブページに表示するように構成されており、
クルーの配送料金Wは、W1を基本料金、W2を追加料金として、次の式によって表され、
W=W1+W2 (式1)
基本料金W1は、配送管理サーバに設けられた価格決定プログラムによって自動的に決定されることを特徴とする。
本発明の第38の態様に係る配送管理システムは、第37の態様において、
価格決定プログラムは次の式によってクルーの基本料金W1を決めることを特徴とする。
W1=V*F (式2)
ここに、W1は基本料金、Vは基準価格、Fは評価値である。
本発明の第39の態様に係る配送管理システムは、第38の態様において、
評価値Fは次の式によって決まることを特徴とする。
F=f(a+b+c+d)*f(std) (式3)
ここで、f(a+b+c+d)は、顧客の評価履歴a、店舗の評価b、作業実績(習熟度)c、SNSによる外部評価dを変数とする関数であり、f(std)は配送管理システムの管理者が決めた係数である。
本発明の第40の態様に係る配送管理システムは、第38の態様において、
評価値Fは次の式によって決まることを特徴とする。
F=f(a+b+c+d)*f(cd) (式4)
ここで、f(a+b+c+d)は、顧客の評価履歴a、店舗の評価b、作業実績(習熟度)c、SNSによる外部評価dを変数とする関数であり、f(cd)は、クルー自身が決めた係数である。
本発明の第41の態様に係る配送管理システムは、第37の態様において、
追加料金は、天候、交通渋滞、日時(夜間、休日、早朝)、遠距離、重量超過を含む配送環境に基づいて決められることを特徴とする。
1…配送管理システム、2…通信ネットワーク、10…配送管理サーバ、21…第1の端末(配送依頼者)、22…第2の端末(配送業者)、23…第3の端末(配送者)、24…第4 の端末(荷物受渡者)、25…第5の端末(受取人)、31…リアルタイム位置情報共有サーバ、32…位置情報取得サーバ、33…配送料金設定サーバ、34…交通料金サーバ、35…到着予定時刻(ETA)計算サーバ、36…地図サーバ、37…決済サーバ、38…認証サーバ、39…ポイントサーバ、101…配送管理アプリケーション、102…位置情報取得アプリケーション、103…配送管理データベース、200:配送管理システム、20 1:システム端末(第2の端末)、202:配送管理サーバ、202A:ウェブページ表示部、202B:配送管理部、202C: リアルアイム位置情報画像作成部、202D:納品確認部、202E:アカウント部、202F:清算部、202G:制御部、203:配送管理データベース、301:顧客端末(第1の端末 、301A:顧客、301B:クレジットカード、302:品物、303:クルー端末(第3の端末 、303A:クルー、303B:銀行カード、304:集荷地端末(第4の端末) 、305: 店舗端末(第4の端末)、3 07: カスタマーサポート、308: 保険会社端末、310: ドア、311: ドアホン、312: 鍵、313:監視カメラ

Claims (16)

  1. 位置情報を求める第1の端末(顧客端末)とシステムを管理する第2の端末と位置情報の対象となる第3の端末(配送者端末)と位置情報取得サーバと地図サーバと到着予定時刻(ETA)計算サーバと配送料金設定サーバ、およびリアルタイム位置情報共有サーバに通信ネットワークを介して連結され、配送管理サーバを備え又は配送管理サーバに通信ネットワークを介して連結され、前記第1の端末からの要求により、前記第3の端末の位置情報と料金情報とを前記第1の端末及び前記第2の端末に提供する配送管理システムであって;
    前記配送管理サーバは、前記第1の端末からの出発地と目的地を受信して、前記位置情報取得サーバと地図サーバと到着予定時刻(ETA)計算サーバにアクセスして出発地と目的地間のルートから複数の候補ルートと所要時間を抽出させ又は抽出し、前記配送料金設定サーバにアクセスして、各候補ルートに配送料金を取り込み、各候補ルートの所要料金と所要時間とを計算させ又は計算して、前記第1の端末と前記第2の端末に提示し、前記第1の端末の所持者にルートの選択を依頼する位置情報取得アプリケーションと;
    前記第1の端末から選択されたルートと所要料金と所要時間を前記第3の端末に提示し、前記第3の端末から搬送受託の応答を得たときには、リアルタイム位置情報共有サーバにアクセスして前記第3の端末の移動位置をリアルタイムに前記第1の端末及び前記第2の端末に表示させる配送管理アプリケーションと;
    配送に係る管理用項目とデータを記憶する配送管理データベースとを備え;
    前記地図サーバは、出発地と目的地間のルートを提示し;
    前記配送料金設定サーバは、配送料金を提示し;
    前記リアルタイム位置情報共有サーバは、前記端末の位置をリアルタイムに取得して前記位置情報取得アプリケーションに提供する;
    配送管理システム。
  2. 前記配送管理システムは、さらに交通料金サーバに前記通信ネットワークを介して連結され;
    前記候補ルートの中に交通機関の利用が含まれる場合には前記交通料金サーバと前記配送料金設定サーバにアクセスして、各候補ルートに交通機関の有料料金と配送料金を取り込み;
    前記交通料金サーバは、出発地と目的地間の交通料金を提示する;
    請求項1に記載の配送管理システム。
  3. 前記第1の端末の所持者、前記第3の端末の所持者又は受取人に関する認証を行う認証サーバを保有し又は認証サーバに通信ネットワークを介して連結され、前記認証サーバは前記第1の端末の所持者、前記第3の端末の所持者又は受取人に関する認証には、前記位置情報取得サーバから取得したリアルタイム位置情報とタイムスタンプを通常の認証情報に加えて認証する;
    請求項1又は請求項2に記載の配送管理システム。
  4. 配送料金の決済、前記第1の端末の所持者、第4の端末の所持者若しくは受取人、及び前記第3の端末の所持者への支払いの決済を行う決済サーバに通信ネットワークを介して連結され、前記第1の端末の所持者、第4の端末の所持者若しくは受取人、及び前記第3の端末の所持者に関する決済時の認証には、前記認証サーバは前記位置情報取得サーバから取得したリアルタイム位置情報とタイムスタンプを通常の認証情報に加えて認証する;
    請求項3に記載の配送管理システム。
  5. 前記配送管理サーバは、配送管理データベースに配送者のプロファイルを記憶する配送者データベース及び顧客のプロファイルを記憶する顧客データベースを備え;
    前記第3の端末の所持者である配送者の選択は、前記配送管理データベースを用いて、配送管理アプリケーションが行う;
    請求項3又は請求項4に記載の配送管理システム。
  6. 前記配送管理データベースのうち、配送者のプロファイルを記憶する配送者データベース及び顧客のプロファイルを記憶する顧客データベースは、その一部又は全部を第三者に貸与するものとし、前記配送管理サーバは、第三者ごとに貸与するエリアを区分けし、データがエリア間で混入しないように管理する;
    請求項5に記載の配送管理システム。
  7. 前記位置情報取得サーバと前記地図サーバと前記到着予定時刻(ETA)計算サーバと前記交通料金サーバと前記配送料金設定サーバと前記リアルタイム位置情報共有サーバは通信ネットワークを介して連結され、前記複数の候補ルートの抽出については前記位置情報取得サーバと前記地図サーバに行わせ、前記所要料金と前記所要時間の計算については前記到着予定時刻(ETA)計算サーバと前記交通料金サーバと前記配送料金設定サーバに行わせ、前記第3の端末の移動位置の表示については前記リアルタイム位置情報共有サーバに行わせて、その結果を使用するAPI連携部を備える;
    請求項2に記載の配送管理システム。
  8. 前記交通料金サーバは電車、モノレール、バス、船若しくは飛行機等の公共交通料金、有料道路料金データ若しくはその割引データ、又は将来のドローン若しくはロボット等の人を介さない場合の運賃料金を保有するサーバを含み、前記交通料金サーバのルート提示部は前記所要料金としてこれらの料金を前記第1の端末に提示して、前記第1の端末の所持者にルートの選択を依頼する;
    請求項2又は請求項7に記載の配送管理システム。
  9. 前記位置情報取得サーバは地下での位置情報取得を保有するサーバを含み、前記リアルタイム位置情報共有サーバは、地下鉄の移動位置を駅からの出発時又は駅への到着時にリアルタイムに取得して前記位置情報取得アプリケーションに提供し、前記位置情報取得アプリケーションは前記駅からの出発時又は駅への到着時に取得した位置情報を用いて計算した地下鉄の移動位置を前記第1の端末及び前記第2の端末に表示させる;
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の配送管理システム。
  10. 前記第3の端末の所持者である配送者が中継して配送を行う場合には、前記認証サーバは中継時にそれぞれの配送者にたいして認証を行い、認証には、前記位置情報取得サーバから取得したリアルタイム位置情報とタイムスタンプを通常の認証情報に加えて認証する;
    請求項3に記載の配送管理システム。
  11. 前記第3の端末の所持者である配送者は、歩行者、四輪車若しくは二輪車の運転手、交通機関の乗客、ドローン若しくはロボット等の人がコンピュータで制御可能な搬送機器であり、それぞれの配送者にたいして認証を行い、認証には、前記位置情報取得サーバから取得したリアルタイム位置情報とタイムスタンプを通常の認証情報に加えて認証し、搬送者が前記人がコンピュータで制御可能な搬送機器の場合は、前記第3の端末は前記人がコンピュータで制御可能な搬送機器に装着される;
    請求項3に記載の配送管理システム。
  12. 前記配送者に対する認証が得られた場合に、決済サーバは前記配送者への清算を行う;
    請求項10に記載の配送管理システム。
  13. 前記決済サーバは前記第3の端末の所持者への支払いの決済をポイントで行う;
    請求項4に記載の配送管理システム。
  14. 前記位置情報取得アプリケーションは、前記第3の端末の移動位置のデータを時間の関数とし、前記第1の端末の所持者及び前記第3の端末の所持者と関連付けて前記配送管理アプリケーションの過去位置情報管理部に保存する;
    請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の配送管理システム。
  15. 位置情報を求める第1の端末(顧客端末)とシステムを管理する第2の端末と位置情報の対象となる第3の端末(配送者端末)と位置情報取得サーバと地図サーバと到着予定時刻(ETA)計算サーバと配送料金設定サーバ、およびリアルタイム位置情報共有サーバに通信ネットワークを介して連結され、配送管理サーバを備え又は配送管理サーバに通信ネットワークを介して連結され、前記第1の端末からの要求により、前記第3の端末の位置情報と料金情報とを前記第1の端末及び前記第2の端末に提供する配送管理システムであって;
    前記配送管理サーバは、前記第1の端末からの出発地と目的地を受信して、前記位置情報取得サーバと地図サーバと到着予定時刻(ETA)計算サーバにアクセスして出発地と目的地間のルートから複数の候補ルートと所要時間を抽出させ又は抽出し、前記配送料金設定サーバにアクセスして、各候補ルートに配送料金を取り込み、各候補ルートの所要料金と所要時間とを計算させ又は計算して、前記第1の端末と前記第2の端末に提示し、前記第1の端末の所持者にルートの選択を依頼する位置情報取得アプリケーションと;
    前記第1の端末から選択されたルートと所要料金と所要時間を前記第3の端末に提示し、前記第3の端末から搬送受託の応答を得たときには、リアルタイム位置情報共有サーバにアクセスして前記第3の端末の移動位置をリアルタイムに前記第1の端末及び前記第2の端末に表示させる配送管理アプリケーションと;
    配送に係る管理用項目とデータを記憶する配送管理データベースとを備え;
    前記地図サーバは、出発地と目的地間のルートを提示し;
    前記配送料金設定サーバは、配送料金を提示し;
    前記リアルタイム位置情報共有サーバは、前記端末の位置をリアルタイムに取得して前記位置情報取得アプリケーションに提供し;
    前記配送管理システムは、さらに交通料金サーバに前記通信ネットワークを介して連結され;
    前記候補ルートの中に交通機関の利用が含まれる場合には前記交通料金サーバと前記配送料金設定サーバにアクセスして、各候補ルートに交通機関の有料料金と配送料金を取り込み;
    前記交通料金サーバは、出発地と目的地間の交通料金を提示し;
    前記位置情報取得サーバと前記地図サーバと前記到着予定時刻(ETA)計算サーバと前記交通料金サーバと前記配送料金設定サーバと前記リアルタイム位置情報共有サーバは通信ネットワークを介して連結され、前記複数の候補ルートの抽出については前記位置情報取得サーバと前記地図サーバに行わせ、前記所要料金と前記所要時間の計算については前記到着予定時刻(ETA)計算サーバと前記交通料金サーバと前記配送料金設定サーバに行わせ、前記第3の端末の移動位置の表示については前記リアルタイム位置情報共有サーバに行わせて、その結果を使用するAPI連携部を備え;
    前記位置情報取得アプリケーションが前記第1の端末の所持者にルートの選択を依頼する際に前記第1の端末に表示する画面において、前記配送者データベースと前記顧客データベースを貸与された第三者である各配送者について、それぞれ、相互に識別可能なアイコンで表示される;
    請求項5又は請求項6に記載の配送管理システム。
  16. 前記配送管理サーバは、配送者のプロファイルを記憶する配送者データベース及び顧客のプロファイルを記憶する顧客データベースを有する配送事業用サーバに通信ネットワークを介して連結される、
    又は、前記配送管理サーバは、配送者のプロファイルを記憶する配送者データベース及び顧客のプロファイルを記憶する顧客データベースを有する配送事業用サーバに組み込まれて構成される;
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の配送管理システム。
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