以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、配達を希望する商品を特定する配達要求をユーザ端末から受信し、登録された候補者の位置情報を用いて、オファーする候補者を絞り込み、絞り込んだ候補者に対して、商品の配達をオファーし、了承が得られた候補者と配達希望者とを結びつける情報システムについて説明する。
なお、本実施の形態において、候補者の位置情報の利用は、例えば、位置情報の履歴の利用(通学、通勤等の生活習慣の利用)である。また、候補者の位置情報の利用は、例えば、移動の予定の利用、現在位置の利用である。また、候補者の位置情報の履歴は、自動取得しても良い。
また、本実施の形態において、候補者からキャンセルできる機能、配達の依頼者であるユーザからのキャンセルできる機能について説明する。
また、本実施の形態において、候補者からキャンセルの依頼があった場合、2番目以降の候補者に配達を依頼する機能について説明する。
また、本実施の形態において、商品によって、配達のオファーを出す位置的な範囲を変える情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、配達希望者からの配達条件によって、配達のオファーを出す位置的な範囲を変える情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、広告を出力する情報システムについて説明する。さらに、本実施の形態において、配達の候補者の評価に応じて、広告に対する報酬の与え方を異なるようにする情報システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、1または2以上の候補者端末2、および1または2以上のユーザ端末3を備える。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は、情報処理装置1のブロック図である。
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。 格納部11は、店舗情報格納部111、広告情報格納部112、候補者情報格納部113、ユーザ情報格納部114、候補者所在情報格納部115、および成約情報格納部116を備える。受信部12は、候補者情報受信部121、ユーザ情報受信部122、候補者所在情報受信部123、配達要求受信部124、許諾情報受信部125、およびキャンセル情報受信部126を備える。処理部13は、候補者情報蓄積部131、ユーザ情報蓄積部132、候補者所在情報蓄積部133、生活習慣経路情報取得部134、候補者絞込部135、オファー情報構成部136、成約情報蓄積部137、および解除処理部138を備える。送信部14は、オファー情報送信部141、および結果情報送信部142を備える。
候補者端末2は、候補者格納部20、候補者受付部21、候補者処理部22、候補者送信部23、候補者受信部24、および候補者出力部25を備える。
ユーザ端末3は、ユーザ格納部30、ユーザ受付部31、ユーザ処理部32、ユーザ送信部33、ユーザ受信部34、およびユーザ出力部35を備える。
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する店舗情報、後述する広告情報、後述する候補者情報、後述するユーザ情報、後述する候補者所在情報、後述する成約情報である。
店舗情報格納部111には、1または2以上の店舗情報が格納される。店舗情報とは、商品を販売する店舗に関する情報である。店舗情報は、店舗位置情報と1以上の商品識別子とを有する。店舗位置情報は、商品を販売する店舗の位置を特定する位置情報である。店舗位置情報は、例えば、(緯度,経度)、最寄駅、最寄のバス停等である。店舗位置情報のデータ構造は問わない。店舗位置情報と対になる1以上の商品識別子は、店舗で販売する商品を識別する情報である。商品識別子は、例えば、商品名、商品のID等である。2以上の店舗情報が同一の商品識別子を有しても良い。
また、店舗情報は、店舗で販売する商品に関する情報である1以上の商品情報を有することは好適である。商品情報は、商品識別子を有する。商品情報は、例えば、価格、商品の画像、商品の仕様の情報、商品の種類情報等のうちの1以上の情報を有する。
広告情報格納部112には、1または2以上の広告情報が格納される。広告情報は、広告に関する情報である。広告情報は、ユーザ端末3で出力され得る情報である。広告情報には、1または2以上の広告選択条件が対応付いていることは好適である。広告選択条件は、対応する広告が選択されるための条件である。広告選択条件は、1以上の属性値に関する条件である。1以上の属性値は、例えば、商品の属性値、候補者の属性値、ユーザの属性値である。広告選択条件は、例えば、ユーザが配達を依頼した商品に関する条件である商品条件、候補者に関する条件である候補者条件、ユーザに関する条件であるユーザ条件である。
候補者情報格納部113には、2以上の候補者情報が格納される。候補者情報は、商品の配達の候補者に関する情報である。
候補者情報は、候補者識別子と候補者位置情報と連絡先情報とを含む。候補者識別子とは、候補者を識別する情報である。候補者識別子は、例えば、ID、氏名、メールアドレス、電話番号等である。
候補者位置情報とは、候補者の位置に関する情報である。候補者位置情報は、例えば、候補者の生活習慣における地点を特定する1以上の地点情報を含む生活習慣経路情報を含む。生活習慣経路情報に含まれる地点情報は、例えば、候補者の通勤または通学で使用する出発駅の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)、乗り換え駅の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)、到着駅の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)、候補者の自宅の位置情報(緯度,経度)、勤務先の位置情報(緯度,経度)、学校の位置情報(緯度,経度)、出発するバス停の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)、到着するバス停の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)である。また、生活習慣経路情報は、移動手段を識別する移動手段識別子を含んでも良い。移動手段識別子は、例えば、「徒歩」「電車」「バス」等である。
候補者位置情報は、例えば、候補者の移動の予定の地点を特定する1以上の地点情報を含む予定経路情報を含む。予定経路情報に含まれる地点情報は、出発駅の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)、乗り換え駅の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)、到着駅の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)、候補者の自宅の位置情報(緯度,経度)、勤務先の位置情報(緯度,経度)、学校の位置情報(緯度,経度)、出発するバス停の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)、到着するバス停の名称またはIDまたは位置情報(緯度,経度)である。また、予定経路情報は、移動手段を識別する移動手段識別子を含んでも良い。
候補者位置情報は、候補者所在情報受信部123が受信した絶対位置情報を含んでも良い。絶対位置情報は、(緯度,経度)を有する情報である。絶対位置情報は、候補者が現在、居る位置を特定する情報である。
連絡先情報とは、候補者の連絡先を示す情報である。連絡先情報は、例えば、メールアドレス、電話番号、IPアドレス等である。
候補者情報は、候補者の評価を示す評価情報(候補者評価情報と言っても良い)を有しても良い。候補者評価情報は、例えば、1から5までの数値、1から10までの数値、AまたはBまたはC等であり、ランクを示す情報であれば何でも良い。候補者評価情報は、例えば、処理部13が算出した情報である。候補者評価情報は、例えば、情報処理装置1の管理者が入力した情報である。
候補者情報は、位置蓄積フラグを含んでも良い。位置蓄積フラグは、候補者が居る位置を示す絶対位置情報を含む候補者所在情報を蓄積しても良いか否かを示すフラグである。
ユーザ情報格納部114には、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、ユーザを識別するユーザ識別子を有する。ユーザ情報は、例えば、氏名、連絡先情報のうちの1以上の情報を有する。ユーザ情報は、例えば、ユーザの評価を示す評価情報(ユーザ評価情報と言っても良い)を有する。ユーザ評価情報は、例えば、1から5までの数値、1から10までの数値、AまたはBまたはC等であり、ランクを示す情報であれば何でも良い。ユーザ評価情報は、例えば、処理部13が算出した情報である。ユーザ評価情報は、例えば、情報処理装置1の管理者が入力した情報である。
候補者所在情報格納部115には、2以上の候補者所在情報が格納される。候補者所在情報は、候補者が居る位置と時刻に関する情報である。候補者所在情報は、候補者識別子と候補者が居る絶対位置を示す絶対位置情報と時刻情報とを有する。時刻情報は、時刻を示す情報であり、そのデータ形式は問わない。
成約情報格納部116には、1以上の成約情報が格納される。成約情報は、配達のオファーに対して、受諾されたこと(成約したこと)に関する情報である。成約情報は、配達者を特定する候補者識別子と、配達の依頼を行ったユーザを特定するユーザ識別子とを対応付ける情報である。成約情報は、候補者識別子とユーザ識別子とを有する情報でも良いし、候補者識別子とユーザ識別子との間のリンク情報でも良い。ここでの候補者識別子は、許諾情報が有する候補者識別子である。ここでのユーザ識別子は、後述する配達要求を送信してきたユーザ端末3に対応するユーザ識別子である。成約情報は、成約または配達に関する他の情報である配達関連情報、キャンセルフラグ等を有しても良い。他の情報とは、例えば、配達する商品に関する商品情報、数量、価格、配達先情報、配達条件である。キャンセルフラグとは、キャンセルがあった旨を示すフラグである。キャンセルがあった場合、例えば、キャンセルフラグは「1」となり、キャンセルが無い状態の場合、キャンセルフラグは「0」である。
受信部12は、各種の情報や指示を受信する。受信部12は、候補者端末2またはユーザ端末3から、各種の情報や指示を受信する。
候補者情報受信部121は、候補者情報を候補者端末2から受信する。かかる候補者情報の受信は、候補者情報の登録のための受信である。候補者情報は、連絡先情報を含む。候補者情報は、候補者位置情報を含んでも良い。かかる場合、候補者位置情報は、例えば、生活習慣経路情報である。
ユーザ情報受信部122は、ユーザ情報をユーザ端末3から受信する。ユーザ情報は、ユーザ識別子を含む。
候補者所在情報受信部123は、候補者の端末である候補者端末2から、候補者端末2の絶対位置を示す絶対位置情報と候補者識別子とを有する候補者所在情報を受信する。
配達要求受信部124は、配達要求をユーザ端末3から受信する。配達要求は、配達に関するユーザの要求を示す情報である。
配達要求は、例えば、配達の条件を示す配達条件を有する。配達条件は、例えば、配達時刻または配達日に関する条件である。配達条件は、例えば、候補者(配達者)の1以上の属性値に関する条件でも良い。1以上の属性値に関する条件は、例えば、「候補者評価情報が閾値以上または候補者評価情報が閾値より大きい」等、候補者の評価が予め決められた条件を満たすほど大きいことである。1以上の属性値に関する条件は、例えば、候補者の性別に関する条件(例えば「女性」)、候補者の年齢に関する条件(例えば、39歳以下)である。
配達要求は、配達を希望する商品を識別する商品識別子を有する。配達要求は、配達を希望する商品の個数を示す個数情報を有しても良い。配達要求は、配達先を示す配達先情報を有することは好適である。配達先情報は、例えば、ユーザの自宅の住所、位置情報(緯度,経度)、駅名等である。配達要求は、例えば、商品を販売している店舗を識別する店舗識別子を有する。
許諾情報受信部125は、オファー情報の送信に応じて、許諾情報を候補者端末2から受信する。許諾情報は、候補者(候補者端末2と言っても良い)から送信された情報であり、配達の許諾を示す情報である。許諾情報は、候補者識別子を有する。許諾情報は、配達予定時刻等の情報を有しても良い。
許諾情報受信部125は、2以上の候補者端末2から許諾情報を受信しても良い。かかる場合、2以上の候補者が配達を許諾した場合である。
キャンセル情報受信部126は、キャンセル情報を受信する。キャンセル情報は、許諾情報を送信した候補者(候補者端末2と言っても良い)から送信された情報である。キャンセル情報は、配達の成約をキャンセルしたい旨の情報である。キャンセル情報は、キャンセルを示す情報であると言っても良い。キャンセル情報は、例えば、候補者識別子を有する。キャンセル情報は、例えば、成約識別子、依頼識別子を有する。成約識別子は、配達の成約に対して付与されるユニークな情報である。依頼識別子は、配達要求を識別する情報である。
キャンセル情報受信部126は、ユーザ(ユーザ端末3と言っても良い)から送信されたキャンセル情報を受信しても良い。かかる場合、キャンセル情報は、例えば、ユーザ識別子を有する。また、キャンセル情報は、例えば、成約識別子を有する。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、候補者情報蓄積部131、ユーザ情報蓄積部132、候補者所在情報蓄積部133、生活習慣経路情報取得部134、候補者絞込部135、オファー情報構成部136、成約情報蓄積部137、解除処理部138が行う処理である。
処理部13は、例えば、許諾情報に対応する配達要求に対して、待機条件を満たすか否かを判断する。なお、待機条件とは、当該配達要求に対する、他の候補者からの許諾情報の受信を待つか否かに関する条件である。待機条件は、例えば、「配達要求を受信してから閾値の時間以内」「「配達要求を受信してから閾値の時間を超えていない」等の配達要求の受信からの時間的な条件、「受信した許諾情報が閾値数以内または閾値数より少ない」等の受信された許諾情報の数に関する条件、許諾情報が有する到着時刻に関する条件(例えば、今から閾値時間以内または今から閾値時間より少ない時間で配達可能など)である。また、かかる場合、待機条件を満たしている間、許諾情報は受信され得る。なお、一の配達要求に対して最初に許諾情報が受信されたことに対して成約が成立する場合、待機条件は不要である。
処理部13は、例えば、商品の配達の成約が行われた旨の結果情報等を構成する。結果情報等は、例えば、配達する商品の商品情報の一部または全部、数量、店舗情報の一部または全部、候補者情報の一部または全部、配達先情報のうちの1以上の情報を有する。結果情報等は、例えば、広告情報を含んでも良い。
処理部13は、成約に対する課金処理を行う。課金処理は、配達要求を送信したユーザに対するユーザ課金処理である。ユーザ課金処理は、ユーザに対する課金処理である。ユーザ課金処理は、例えば、ユーザ情報が有するクレジットカード番号を用いて、課金する処理である。ユーザ課金処理は、例えば、配達要求を送信したユーザに対する請求書は構成、印刷出力する処理である。その他、ユーザ課金処理の内容は問わない。
また、課金処理は、配達を請け負う候補者に対する報償を与える候補者報償処理を含んでも良い。候補者報償処理は、例えば、候補者にポイントを与える処理、候補者情報が有する銀行口座番号を用いて現金を振り込む処理等である。その他、候補者報償処理の内容は問わない。
処理部13は、生活習慣経路情報の取得のタイミングであるか否かを判断しても良い。生活習慣経路情報の取得のタイミングは、例えば、予め決められた時刻、定期的、情報処理装置1の管理者からの指示の受け付け等である。
処理部13は、例えば、受信されたユーザの評価に関する情報を用いて、ユーザ評価情報を取得する。また、処理部13は、例えば、配達の依頼の件数を用いてユーザ評価情報を取得する。なお、処理部13は、例えば、配達の依頼の件数が多いほど、高い評価のユーザ評価情報を取得する。
処理部13は、例えば、受信された候補者の評価に関する情報を用いて、候補者評価情報を取得する。また、処理部13は、例えば、配達の実績の件数を用いて候補者評価情報を取得する。なお、処理部13は、例えば、配達の実績の件数が多いほど、高い評価の候補者評価情報を取得する。
候補者情報蓄積部131は、候補者情報受信部121が候補者情報を受信した場合に、受信した情報を含む候補者情報を候補者情報格納部113に蓄積する。候補者情報蓄積部131は、候補者情報を登録する処理を行う。候補者情報蓄積部131は、例えば、候補者情報受信部121が候補者情報を受信した場合に、ユニークな候補者識別子を取得し、当該候補者識別子と、候補者情報受信部121が受信した情報を含む候補者情報を構成し、当該候補者情報を候補者情報格納部113に蓄積する。
ユーザ情報蓄積部132は、ユーザ情報受信部122がユーザ情報を受信した場合に、受信した情報を含むユーザ情報をユーザ情報格納部114に蓄積する。ユーザ情報蓄積部132は、ユーザ情報を登録する処理を行う。ユーザ情報蓄積部132は、例えば、ユーザ情報受信部122がユーザ情報を受信した場合に、ユニークなユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子と、ユーザ情報受信部122が受信した情報を含むユーザ情報を構成し、当該ユーザ情報をユーザ情報格納部114に蓄積する。
候補者所在情報蓄積部133は、候補者所在情報受信部123が受信した絶対位置情報と候補者識別子、および時刻情報を有する候補者所在情報を、候補者所在情報格納部115に蓄積する。ここで、候補者所在情報蓄積部133は、候補者所在情報受信部123が受信した候補者所在情報から時刻情報を取得しても良いし、図示しない時計またはNTPサーバ等から時刻情報を取得しても良い。つまり、時刻情報の取得元は問わない。
候補者所在情報蓄積部133は、候補者所在情報受信部123が候補者所在情報を受信した場合、候補者所在情報が有する候補者識別子と対になる位置蓄積フラグを候補者情報格納部113から取得し、当該位置蓄積フラグが蓄積しても良いことを示す情報(例えば、「1」)である場合は候補者所在情報を蓄積し、当該位置蓄積フラグが蓄積してはいけないことを示す情報(例えば、「0」)である場合は候補者所在情報を蓄積しないことは好適である。
生活習慣経路情報取得部134は、一の候補者識別子に対応する2以上の絶対位置情報と時刻情報との組を候補者所在情報格納部115から取得し、2以上の組の情報を用いて、予め決められた範囲の時刻情報であり、予め決められた回数以上通過している位置を特定する1以上の地点情報を含む生活習慣経路情報を取得し、生活習慣経路情報を一の候補者識別子に対応付けて、候補者情報格納部113に蓄積する。なお、予め決められた回数は、2回以上であることが好適であるが、1回でも良い。
候補者絞込部135は、配達要求受信部124が受信した配達要求が有する商品識別子と対になる1または2以上の各店舗位置情報に対して、予め決められた関係を有する候補者位置情報と対になる1以上の連絡先情報を候補者情報格納部113から取得する。なお、候補者絞込部135は、連絡先情報に代えて、または連絡先情報に加えて、候補者識別子等の候補者の他の情報を取得しても良い。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求受信部124が受信した配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報、および配達先情報に対して、予め決められた関係を有する候補者位置情報と対になる1以上の連絡先情報を候補者情報格納部113から取得する。なお、配達先情報は、配達要求に含まれていても良いし、配達先のユーザの自宅の住所等であり、ユーザ情報格納部114から取得された情報でも良い。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、生活習慣経路情報に含まれる1以上の地点情報が示す位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、生活習慣経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、生活習慣経路情報に含まれる1以上の地点情報が示す位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、生活習慣経路情報に含まれる1以上の地点情報が示す位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、生活習慣経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。なお、配達先情報と、予め決められた条件を満たすほど近い関係にある生活習慣経路情報に含まれる地点情報に対応する時刻情報が示す時刻は、通常、達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と予め決められた条件を満たすほど近い関係にある生活習慣経路情報に含まれる地点情報に対応する時刻情報が示す時刻より後の時刻である。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、生活習慣経路情報に含まれる出発駅または乗り換え駅(地点情報の一例)の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、生活習慣経路情報に含まれる乗り換え駅または到着駅(地点情報の一例)の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、生活習慣経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、生活習慣経路情報に含まれる出発駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、生活習慣経路情報に含まれる出発駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、生活習慣経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、生活習慣経路情報に含まれる乗り換え駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、生活習慣経路情報に含まれる乗り換え駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、生活習慣経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、生活習慣経路情報に含まれる到着駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、生活習慣経路情報に含まれる到着駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、生活習慣経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、予定経路情報に含まれる1以上の地点情報が示す位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、予定経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、予定経路情報に含まれる1以上の地点情報が示す位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、予定経路情報に含まれる1以上の地点情報が示す位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、予定経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、予定経路情報に含まれる出発駅または乗り換え駅(地点情報の一例)の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、予定経路情報に含まれる乗り換え駅または到着駅(地点情報の一例)の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、予定経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、予定経路情報に含まれる出発駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、予定経路情報に含まれる出発駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、予定経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、予定経路情報に含まれる乗り換え駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、予定経路情報に含まれる乗り換え駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、予定経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、例えば、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、予定経路情報に含まれる到着駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にあり、かつ配達先情報と、予定経路情報に含まれる到着駅の位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、予定経路情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報が示す位置と、絶対位置情報が示す位置とが予め決められた条件を満たすほど近い関係にある場合に、絶対位置情報と対になる1以上の連絡先情報を取得する。
候補者絞込部135は、配達要求が有する商品識別子で識別される商品に応じて、異なる条件により、1以上の連絡先情報を候補者情報格納部113から取得する。ここで、「商品に応じて」とは、商品と条件が対応付いていても良いし、商品属性(例えば、商品の種類情報)と条件とが対応付いていても良い。例えば、ハンバーガー、ポテト等の「暖かい食料品」の属性値と対になる商品を識別する商品識別子を配達要求が有する場合と、お米、文房具等の鮮度を気にする必要性が小さい場合とで、候補者絞込部135は、配達のオファーを送信する範囲を異なるものとすることは好適である。
候補者絞込部135は、配達条件に合致する1以上の候補者の連絡先情報を候補者情報格納部113から取得する。配達条件は、通常、配達要求に含まれる。配達条件は、ユーザ識別子に対応付けて管理されていても良い。配達条件は、例えば、時間的な条件、候補者に関する条件等がある。時間的な条件は、例えば、30分以内に配達必要、本日中に配達必要等である。候補者に関する条件は、例えば、候補者評価情報が閾値以上または閾値より大きいこと等である。
候補者絞込部135は、最終的な配達者を選択しても良い。かかる場合、候補者絞込部135は、例えば、絞り込んだ2以上の候補者の1以上の属性値(例えば、評価情報)を候補者情報格納部113から取得し、当該1以上の属性値を用いて、一の候補者を決定し(例えば、最も評価が高い評価情報に対応する候補者を決定する)、当該候補者の連絡先情報を取得する。また、候補者絞込部135は、例えば、絞り込んだ2以上の候補者のうちからランダムに一の候補者を決定し、当該候補者の連絡先情報を取得する。また、候補者絞込部135は、例えば、絞り込んだ2以上の候補者のうちから、本日の依頼件数が最も少ない候補者を決定し、当該候補者の連絡先情報を取得する。かかる場合、配達の成約があった場合に、当該候補者の候補者識別子に対応付けられている依頼件数がインクリメントされる。
オファー情報構成部136は、配達要求が有する商品識別子で識別される商品の配達のオファーを示すオファー情報を構成する。オファー情報は、通常、商品識別子、ユーザ識別子を有する。オファー情報は、配達要求が有する配達条件を有することは好適である。
成約情報蓄積部137は、許諾情報受信部125が受信した許諾情報が有する候補者識別子と、配達要求を送信してきたユーザ端末3に対応するユーザ識別子とを対応づける成約情報を取得し、当該成約情報を成約情報格納部116に蓄積する。
成約情報蓄積部137は、例えば、許諾情報受信部125が許諾情報を受信した場合に、ユニークな成約識別子を取得し、当該成約識別子と候補者識別子とユーザ識別子とを対応づける成約情報を取得し、当該成約情報を成約情報格納部116に蓄積する。
解除処理部138は、候補者からのキャンセル情報の受信に応じて、配達の成約を解除するための解除処理を行う。
解除処理部138は、例えば、受信されたキャンセル情報が有する候補者識別子以外の候補者識別子であり、許諾情報受信部125が受信した許諾情報が有する候補者識別子を取得し、当該候補者識別子と配達要求を送信してきたユーザ端末3に対応するユーザ識別子とを対応づける成約情報を取得し、当該成約情報を成約情報格納部116に蓄積する。なお、かかる処理も解除処理の一例である。
解除処理は、例えば、キャンセルされた成約に対応する成約情報の削除でも良い。また、解除処理は、例えば、キャンセルされた成約に対応する成約情報に対応付けて、キャンセルフラグを付加する処理でも良い。解除処理は、例えば、キャンセルされた旨の情報の、ユーザ端末3への送信である。解除処理は、例えば、新たに配達者が見つかった旨の情報の、ユーザ端末3への送信である。
解除処理部138は、ユーザ端末3からのキャンセル情報の受信に対する解除処理を行っても良い。かかる解除処理は、ユーザ解除処理と言う。
ユーザ解除処理は、例えば、キャンセル情報が有するユーザ識別子と対になるユーザ評価情報を低くする処理を含む。
ユーザ解除処理は、例えば、キャンセル可能か否かを判断する処理を含む。解除処理部138は、例えば、配達要求の受信からの経過時間を用いてキャンセル可能か否かを判断する。解除処理部138は、例えば、配達要求の受信から閾値以上または閾値より多い時間が経過している場合はキャンセル不可能であると判断し、配達要求の受信から閾値以下または閾値未満の時間が経過している場合はキャンセル可能であると判断する。
解除処理部138は、例えば、候補者端末2から、候補者が既に商品を購入したことを受信している場合はキャンセル不可能であると判断し、候補者が既に商品を購入したことを受信していない場合はキャンセル可能であると判断する。なお、かかる場合、受信部12は、候補者端末2から商品を購入したことを示す情報を受信し、処理部13は、当該候補者の候補者識別子または成約識別子等に対応付けて、商品を購入したことを示すフラグ等を蓄積する、とする。
キャンセル可能である場合、例えば、解除処理部138は、キャンセル情報に対応する成約情報を成約情報格納部116から削除する、またはキャンセル情報に対応する成約情報がキャンセルされた旨のキャンセルフラグを追記する。また、キャンセル可能である場合、例えば、解除処理部138は、課金処理された結果を元に戻す処理を行う。また、キャンセル可能である場合、例えば、送信部14は、配達の依頼が無くなったことを、キャンセル情報に対応する成約情報から取得される候補者識別子と対になる連絡先情報に対応する連絡先に通知する。
キャンセルできない場合、例えば、解除処理部138は、キャンセルできない旨の通知を構成する。そして、送信部14は、キャンセルできない旨の通知を、キャンセル情報を送信してきたユーザ端末3に送信する。
送信部14は、各種の情報を送信する。情報の送信先は、候補者端末2またはユーザ端末3である。各種の情報とは、例えば、オファー情報、結果情報である。
オファー情報送信部141は、候補者絞込部135が取得した1以上の各連絡先情報を用いて、1以上の候補者に、オファー情報構成部136が構成したオファー情報を送信する。なお、送信先は、候補者端末2である。
オファー情報送信部141は、候補者絞込部135が取得した1以上の各連絡先情報に対応する候補者にオファー情報を送信する。
結果情報送信部142は、許諾情報受信部125が許諾情報を受信した場合に、商品の配達の成約が行われた旨の結果情報をユーザ端末3に送信する。
結果情報送信部142は、広告情報をも送信することは好適である。広告情報は、配達希望の商品の商品情報を用いて取得された広告情報であることは好適である。
候補者端末2を構成する候補者格納部20には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、候補者識別子、絶対位置情報、送信可否フラグである。送信可否フラグとは、絶対位置情報を送信しても良いか否かを示すフラグである。
候補者受付部21は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、候補者情報、許諾情報、キャンセル情報、ユーザの評価に関する情報である。ユーザの評価に関する情報は、配達を行ったユーザの評価の情報であり、例えば、1から5までの評価値、良かったか悪かったかを示す情報等である。ユーザの評価に関する情報は、例えば、ユーザ識別子を有する。
ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。候補者受付部21は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
候補者処理部22は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、候補者受付部21が受け付けた指示や情報等を、送信するデータ構造にする処理である。また、各種の処理とは、例えば、候補者受信部24が受信した情報を、出力するデータ構造にする処理である。
また、候補者処理部22は、例えば、絶対位置情報を取得する。かかる場合、候補者処理部22は、例えば、GPS受信機により実現される。
また、候補者処理部22は、例えば、候補者格納部20の送信可否フラグを検査し、絶対位置情報を送信できるか否かを判断する。
また、候補者処理部22は、例えば、受け付けられた送信可否フラグを候補者格納部20に蓄積する。
候補者送信部23は、各種の指示や情報等を送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、候補者情報、許諾情報、キャンセル情報、ユーザの評価に関する情報である。
候補者受信部24は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、オファー情報である。
候補者出力部25は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、オファー情報である。
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
ユーザ端末3を構成するユーザ格納部30には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子、絶対位置情報である。
ユーザ受付部31は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、配達要求、キャンセル情報、候補者の評価に関する情報である。
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。ユーザ受付部31は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
ユーザ処理部32は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ユーザ受付部31が受け付けた指示や情報等を、送信するデータ構造にする処理である。また、各種の処理とは、例えば、ユーザ受信部34が受信した情報を、出力するデータ構造にする処理である。
ユーザ処理部32は、例えば、受け付けられた配達要求と、ユーザ格納部30のユーザ識別子とを用いて、送信する配達要求を構成する。
ユーザ送信部33は、各種の指示や情報等を送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、ユーザ情報、配達要求、キャンセル情報、候補者の評価に関する情報である。
ユーザ受信部34は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、結果情報である。
ユーザ出力部35は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、結果情報である。
格納部11、店舗情報格納部111、広告情報格納部112、候補者情報格納部113、ユーザ情報格納部114、候補者所在情報格納部115、成約情報格納部116、候補者格納部20、およびユーザ格納部30は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受信部12、候補者情報受信部121、ユーザ情報受信部122、候補者所在情報受信部123、配達要求受信部124、許諾情報受信部125、キャンセル情報受信部126、候補者受信部24、およびユーザ受信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、候補者情報蓄積部131、ユーザ情報蓄積部132、候補者所在情報蓄積部133、生活習慣経路情報取得部134、候補者絞込部135、オファー情報構成部136、成約情報蓄積部137、解除処理部138、候補者処理部22、およびユーザ処理部32は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
送信部14、オファー情報送信部141、結果情報送信部142、候補者送信部23、およびユーザ送信部33は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
候補者出力部25、およびユーザ出力部35は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。候補者出力部25等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、情報処理装置1の動作について、図4、図5、および図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)配達要求受信部124は、ユーザ端末3から配達要求を受信したか否かを判断する。配達要求を受信した場合はステップS402に行き、配達要求を受信しなかった場合はステップS408に行く。
(ステップS402)候補者絞込部135は、配達要求が有する商品識別子等を取得する。商品識別子等とは、商品識別子のみでも良いし、商品識別子と数量でも良い。商品識別子等は、配達要求が有する配達条件を有しても良い。商品識別子等は、配達先情報を有しても良い。
(ステップS403)候補者絞込部135は、ステップS402で取得した情報を用いて、候補者の絞込処理を行う。なお、候補者絞込処理の詳細について、図7のフローチャートを用いて説明する。また、候補者絞込処理は、1以上の候補者の連絡先情報を取得する処理である。
(ステップS404)オファー情報構成部136は、オファー情報を構成する。オファー情報構成部136は、例えば、配達要求が有するユーザ識別子、商品識別子、数量、商品識別子と対になる店舗識別子で識別される店舗の情報、配達先情報のうち1以上の情報を用いて、オファー情報を構成する。
(ステップS405)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS406)処理部13は、ステップS403で取得された1以上の連絡先情報のうち、i番目の候補者の連絡先情報が存在するか否かを判断する。i番目の候補者の連絡先情報が存在すればステップS407に行き、存在しなければステップS401に戻る。
(ステップS407)オファー情報送信部141は、ステップS404で構成されたオファー情報を、i番目の候補者の連絡先情報に対応する候補者(通常、候補者端末2)に送信する。ステップS401に戻る。
(ステップS408)許諾情報受信部125は、候補者端末2から許諾情報を受信したか否かを判断する。許諾情報を受信した場合はステップS409に行き、許諾情報を受信しなかった場合はステップS412に行く。
(ステップS409)処理部13は、許諾情報に対応する配達要求に対して、待機条件を満たすか否かを判断する。待機条件を満たす場合はステップS410に行き、待機条件を満たさない場合はステップS411に行く。
(ステップS410)処理部13は、ステップS408で受信された許諾情報を図示しないバッファに一時蓄積する。ステップS401に戻る。
(ステップS411)処理部13は、オファー情報を送信してもらったけれども、依頼できない旨の情報を構成する。そして、送信部14は、かかる情報を、許諾情報を送信してきた候補者端末2に送信する。ステップS401に戻る。
(ステップS412)処理部13は、成約のタイミングにある配達要求が存在するか否かを判断する。成約のタイミングにある配達要求が存在する場合はステップS413に行き、存在しない場合はステップS419に行く。
(ステップS413)候補者絞込部135は、成約のタイミングにある配達要求に対応する1以上の連絡先情報に対して、一の連絡先情報を選択する。候補者絞込部135は、例えば、1以上の各連絡先情報と対になる候補者の1以上の属性値を取得し、当該1以上の属性値を用いて、一の候補者を決定し、当該候補者の連絡先情報を取得する。なお、ここで、成約のタイミングにある配達要求に対応する連絡先情報が一つである場合、候補者絞込部135は、当該連絡先情報を取得する。
(ステップS414)処理部13は、商品の配達の成約が行われた旨の結果情報等を構成する。
(ステップS415)結果情報送信部142は、ステップS414で構成された結果情報等を、配達要求を送信してきたユーザ端末3に送信する。
(ステップS416)成約情報蓄積部137は、成約情報を構成する。成約情報蓄積部137は、例えば、許諾情報受信部125が受信した許諾情報が有する候補者識別子と、配達要求を送信してきたユーザ端末3に対応するユーザ識別子とを有する成約情報を構成する。成約情報蓄積部137は、例えば、この配達要求にユニークな成約識別子を取得し、当該成約識別子をも有する成約情報を構成する。また、成約情報蓄積部137は、例えば、配達要求が有する商品識別子、数量、配達条件のうちの1以上の情報を有する成約情報を構成しても良い。
(ステップS417)成約情報蓄積部137は、ステップS416で構成した成約情報を成約情報格納部116に蓄積する。
(ステップS418)処理部13は、成約に対する課金処理を行う。ステップS401に戻る。
(ステップS419)候補者所在情報受信部123は、候補者端末2から候補者所在情報を受信したか否かを判断する。候補者所在情報を受信した場合はステップS420に行き、候補者所在情報を受信しなかった場合はステップS423に行く。
(ステップS420)候補者所在情報蓄積部133は、受信された候補者所在情報を蓄積しても良いか否かを判断する。蓄積しても良い場合はステップS421に行き、蓄積できない場合はステップS401に戻る。
(ステップS421)候補者所在情報蓄積部133は、ステップS420で受信された候補者所在情報を用いて、蓄積する候補者所在情報を構成する。
(ステップS422)候補者所在情報蓄積部133は、ステップS421で構成した候補者所在情報を候補者所在情報格納部115に蓄積する。ステップS401に戻る。
(ステップS423)処理部13は、生活習慣経路情報の取得のタイミングであるか否かを判断する。生活習慣経路情報の取得のタイミングである場合はステップS424に行き、生活習慣経路情報の取得のタイミングでない場合はステップS427に行く。
(ステップS424)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS425)処理部13は、候補者所在情報格納部115に候補者所在情報が格納されており、かつ候補者情報格納部113に、生活習慣経路情報を有さない候補者情報に対応する、i番目の候補者が存在するか否かを判断する。i番目の候補者が存在する場合はステップS426に行き、i番目の候補者が存在しない場合はステップS401に戻る。
(ステップS426)生活習慣経路情報取得部134は、i番目の候補者に対応する候補者所在情報を用いて、生活習慣経路情報を取得する。ステップS401に戻る。生活習慣経路情報取得処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS427)キャンセル情報受信部126は、候補者端末2からキャンセル情報を受信したか否かを判断する。キャンセル情報を受信した場合はステップS428に行き、キャンセル情報を受信しなかった場合はステップS429に行く。
(ステップS428)解除処理部138は、ステップS427で受信されたキャンセル情報に対応する解除処理を行う。ステップS401に戻る。
(ステップS429)キャンセル情報受信部126は、ユーザ端末3からキャンセル情報を受信したか否かを判断する。キャンセル情報を受信した場合はステップS430に行き、キャンセル情報を受信しなかった場合はステップS437行く。
(ステップS430)解除処理部138は、キャンセル情報が有するユーザ識別子と対になる評価情報を低くする新たな評価情報を取得し、当該評価情報を、ユーザ識別子に対応付けて、ユーザ情報格納部114に蓄積する。
(ステップS431)解除処理部138は、キャンセル可能であるか否かを判断する。キャンセル可能である場合はステップS432に行き、キャンセル可能でない場合はステップS436に行く。
(ステップS432)解除処理部138は、キャンセルの旨の情報を構成する。そして、送信部14は、キャンセルの旨の情報を候補者端末2に送信する。なお、解除処理部138は、例えば、キャンセル情報が有する成約識別子に対応する候補者識別子と対になる連絡先情報が示す連絡先(候補者端末2)に通知する。また、解除処理部138は、例えば、キャンセル情報が有する候補者識別子と対になる連絡先情報が示す連絡先(候補者端末2)に通知する。なお、キャンセルの旨の情報は、例えば、キャンセル情報が有する成約識別子、ユーザ識別子と対になる情報であり、ユーザ情報に含まれる情報、成約識別子と対になる店舗情報の全部または一部、成約識別子と対になる商品識別子、当該商品識別子で識別される商品情報の一部または全部のうち1以上の情報である。
(ステップS433)解除処理部138は、キャンセル情報が有する成約識別子またはユーザ識別子に対応する成約情報を成約情報格納部116から削除する。なお、この削除は、キャンセルされた旨のフラグの付加でも良い。
(ステップS434)解除処理部138は、この成約に対応する課金のキャンセルための処理を行う。
(ステップS435)解除処理部138は、キャンセル情報の受信に応じて、キャンセルができた旨の情報を構成する。そして、送信部14は、かかるキャンセルができた旨の情報を、キャンセル情報を送信してきたユーザ端末3に送信する。ステップS401に戻る。
(ステップS436)解除処理部138は、キャンセルできない旨の情報を構成する。そして、送信部14は、かかるキャンセルできない旨の情報を、キャンセル情報を送信してきたユーザ端末3に送信する。ステップS401に戻る。
(ステップS437)候補者情報受信部121は、候補者端末2から候補者情報を受信したか否かを判断する。候補者情報を受信した場合はステップS437に行き、候補者情報を受信しなかった場合はステップS439に行く。
(ステップS438)候補者情報蓄積部131は、ステップS437で受信された候補者情報を用いて、蓄積する候補者情報を構成する。
(ステップS439)候補者情報蓄積部131は、ステップS438で構成した候補者情報を候補者情報格納部113に蓄積する。
(ステップS440)ユーザ情報受信部122は、ユーザ端末3からユーザ情報を受信したか否かを判断する。ユーザ情報を受信した場合はステップS440に行き、ユーザ情報を受信しなかった場合はステップS442に行く。ステップS401に戻る。
(ステップS441)ユーザ情報蓄積部132は、ステップS439で受信されたユーザ情報を用いて、蓄積するユーザ情報を構成する。
(ステップS442)ユーザ情報蓄積部132は、ステップS441で構成したユーザ情報をユーザ情報格納部114に蓄積する。ステップS401に戻る。
(ステップS443)受信部12は、候補者の評価に関する情報を、候補者識別子に対応付けてユーザ端末3から受信したか否かを判断する。候補者の評価に関する情報を受信した場合はステップS443に行き、候補者の評価に関する情報を受信しなかった場合はステップS445に行く。
(ステップS444)処理部13は、ステップS443で受信された候補者の評価に関する情報を用いて、受信された情報に対応する候補者識別子と対になる評価情報であり、新たな評価情報を取得する。なお、例えば、ステップS443で受信された候補者の評価に関する情報が予め決められた条件を満たすほど高い評価である場合は、受信された情報に対応する候補者識別子と対になる評価情報は、既に格納されている評価情報が示す評価より高い評価の情報となり、ステップS443で受信された候補者の評価に関する情報が予め決められた条件を満たすほど低い評価である場合は、受信された情報に対応する候補者識別子と対になる評価情報は、既に格納されている評価情報が示す評価より低い評価の情報となる。
(ステップS445)処理部13は、ステップS444で取得した評価情報を、受信された情報に対応する候補者識別子と対にして蓄積する。ステップS401に戻る。
(ステップS446)受信部12は、ユーザの評価に関する情報を候補者端末2から、ユーザ識別子に対応付けられて受信したか否かを判断する。ユーザの評価に関する情報を受信した場合はステップS446に行き、ユーザの評価に関する情報を受信しなかった場合はステップS448に行く。
(ステップS447)処理部13は、ステップS446で受信されたユーザの評価に関する情報を用いて、受信された情報に対応するユーザ識別子と対になる評価情報であり、新たな評価情報を取得する。なお、例えば、ステップS443で受信されたユーザの評価に関する情報が予め決められた条件を満たすほど高い評価である場合は、受信された情報に対応するユーザ識別子と対になる評価情報は、既に格納されている評価情報が示す評価より高い評価の情報となり、ステップS443で受信されたユーザの評価に関する情報が予め決められた条件を満たすほど低い評価である場合は、受信された情報に対応するユーザ識別子と対になる評価情報は、既に格納されている評価情報が示す評価より低い評価の情報となる。
(ステップS448)処理部13は、ステップS447で取得した評価情報を、受信された情報に対応するユーザ識別子と対にして蓄積する。ステップS401に戻る。
(ステップS449)受信部12は、広告に対するクリックをユーザ端末3から受信したか否かを判断する。広告に対するクリックを受信した場合はステップS449に行き、広告に対するクリックを受信しなかった場合はステップS451に行く。なお、クリックを受信することは、例えば、候補者識別子、URLのうちの1以上の情報を受信することである。
(ステップS450)処理部13は、受信されたクリックに対応する情報を取得する。そして、送信部14は、かかる情報をユーザ端末3に送信する。
(ステップS451)処理部13は、受信されたクリックに対応する候補者識別子と対になる評価情報を、評価が高くなるように更新する。ステップS401に戻る。
(ステップS452)受信部12は、その他の情報等を受信したか否かを判断する。その他の情報等を受信した場合はステップS452に行き、その他の情報等を受信しなかった場合はステップS401に戻る。
(ステップS453)処理部13等は、その他の情報等に応じた処理を行う。ステップS401に戻る。
なお、図4、図5、および図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS403の候補者絞込処理の詳細について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)候補者絞込部135は、ステップ401で取得された商品識別子等と対になる1以上の店舗位置情報を店舗情報格納部111から取得する。
(ステップS702)候補者絞込部135は、受信された配達要求に対応する配達先情報を取得する。なお、配達要求に対応する配達先情報とは、例えば、配達要求が有する配達先情報、または配達要求が有するユーザ識別子と対になる住所(ユーザの自宅の住所)等である。
(ステップS703)候補者絞込部135は、受信された配達要求が有する配達条件を取得する。なお、配達要求が配達条件を有さない場合、候補者絞込部135は、配達条件を受信しない。
(ステップS704)候補者絞込部135は、候補者の生活習慣経路情報を用いた生活習慣経路情報利用処理を行う。生活習慣経路情報利用処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS705)候補者絞込部135は、候補者の予定経路情報を用いた予定経路情報利用処理を行う。予定情報利用処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS706)候補者絞込部135は、候補者の絶対位置情報を用いた現在位置情報利用処理を行う。上位処理にリターンする。なお、現在位置情報利用処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
次に、ステップS704の生活習慣経路情報利用処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)候補者絞込部135は、現在時刻を取得する。なお、候補者絞込部135は、例えば、図示しない時計、またはNTPサーバ等から現在時刻を取得する。
(ステップS802)候補者絞込部135は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS803)候補者絞込部135は、生活習慣経路情報が登録されているi番目の候補者が存在するか否かを、候補者情報格納部113の候補者情報を検査し、判断する。生活習慣経路情報が登録されているi番目の候補者が存在する場合はステップS804に行き、i番目の候補者が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS804)候補者絞込部135は、i番目の候補者の1以上の属性値を取得する。
(ステップS805)候補者絞込部135は、ステップS804で取得した1以上の属性値が、配達要求が有する配達条件に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS806に行き、合致しない場合はステップS810に行く。
(ステップS806)候補者絞込部135は、i番目の候補者の生活習慣経路情報を取得する。
(ステップS807)候補者絞込部135は、取得されている1以上の店舗位置情報と現在時刻等とが、ステップS806で取得した生活習慣経路情報に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS808に行き、合致しない場合はステップS810に行く。なお、現在時刻等とは、例えば、現在時刻または配達希望時刻または配達を希望する時間帯である。
また、合致する場合とは、例えば、1以上のいずれかの店舗位置情報が示す位置と、ステップS806で取得した生活習慣経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報が示す位置とが、予め決められた条件を満たすほど近いことである。また、合致する場合とは、例えば、1以上のいずれかの店舗位置情報が示す位置の最寄駅が、ステップS806で取得した生活習慣経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報である場合である。なお、地図情報を用いて、店舗位置情報が示す位置の最寄駅を取得する処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。また、かかる場合の地図情報は、格納部11に存在しても良いし、図示しない外部の装置に存在しても良い。
また、合致する場合とは、例えば、1以上のいずれかの店舗位置情報が示す位置と、ステップS806で取得した生活習慣経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報が示す位置とが、予め決められた条件を満たすほど近いこと、および現在時刻または配達条件が有する配達希望時刻または配達を希望する時間帯と、予め決められた条件を満たすほど近い位置の地点情報と対になる時刻とが予め決められた条件を満たすほど近いこと(時間帯に含まれることも含む)である。また、合致する場合とは、例えば、1以上のいずれかの店舗位置情報が示す位置の最寄駅が、ステップS806で取得した生活習慣経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報であること、および現在時刻または配達条件が有する配達希望時刻と、予め決められた条件を満たすほど近い位置の地点情報と対になる時刻とが予め決められた条件を満たすほど近いことである。
(ステップS808)候補者絞込部135は、取得されている配達先情報と到着時刻等とが、ステップS806で取得した生活習慣経路情報に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS809に行き、合致しない場合はステップS810に行く。なお、到着時刻等とは、例えば、到着時刻または配達希望時刻または配達を希望する時間帯である。
また、合致する場合とは、例えば、ステップS806で取得した生活習慣経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報であり、ステップS807で取得した地点情報が示す地点の先のいずれかの地点の地点情報が示す位置と、配達先情報が示す位置とが、予め決められた条件を満たすほど近いことである。また、合致する場合とは、例えば、配達先情報が示す位置の最寄駅が、ステップS807で取得した地点情報が示す地点の先の地点の地点情報である場合である。
また、合致する場合とは、例えば、配達先情報が示す位置と、ステップS807で取得した地点情報が示す地点の先の地点の地点情報が示す位置とが、予め決められた条件を満たすほど近いこと、および現在時刻または配達条件が有する配達希望時刻または配達を希望する時間帯と、予め決められた条件を満たすほど近い位置の地点情報と対になる時刻とが予め決められた条件を満たすほど近いこと(時間帯に含まれることも含む)である。また、合致する場合とは、例えば、配達先情報が示す位置の最寄駅が、ステップS807で取得した地点情報が示す地点の先のいずれかの地点の地点情報であること、および現在時刻または配達条件が有する配達希望時刻と、予め決められた条件を満たすほど近い位置の地点情報と対になる時刻とが予め決められた条件を満たすほど近いことである。
(ステップS809)候補者絞込部135は、i番目の候補者の連絡先情報を候補者情報格納部113から取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、店舗位置情報に対応する地点情報、配達先情報に対応する地点情報、配達先情報のうちの1以上の情報も、連絡先情報と一緒に図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
(ステップS810)候補者絞込部135は、iを1、インクリメントする。ステップS803に戻る。
次に、ステップS705の予定情報利用処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)候補者絞込部135は、現在時刻を取得する。なお、候補者絞込部135は、例えば、図示しない時計、またはNTPサーバ等から現在時刻を取得する。
(ステップS902)候補者絞込部135は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS903)候補者絞込部135は、予定経路情報が登録されているi番目の候補者が存在するか否かを、候補者情報格納部113の候補者情報を検査し、判断する。予定経路情報が登録されているi番目の候補者が存在する場合はステップS904に行き、i番目の候補者が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS904)候補者絞込部135は、i番目の候補者の1以上の属性値を取得する。
(ステップS905)候補者絞込部135は、ステップS904で取得した1以上の属性値が、配達要求が有する配達条件に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS906に行き、合致しない場合はステップS910に行く。
(ステップS906)候補者絞込部135は、i番目の候補者の予定経路情報を取得する。
(ステップS907)候補者絞込部135は、取得されている1以上の店舗位置情報と現在時刻等とが、ステップS906で取得した予定経路情報に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS908に行き、合致しない場合はステップS910に行く。なお、現在時刻等とは、例えば、現在時刻または配達希望時刻または配達を希望する時間帯である。
また、合致する場合とは、例えば、1以上のいずれかの店舗位置情報が示す位置と、ステップS906で取得した予定経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報が示す位置とが、予め決められた条件を満たすほど近いことである。また、合致する場合とは、例えば、1以上のいずれかの店舗位置情報が示す位置の最寄駅が、ステップS906で取得した予定経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報である場合である。なお、地図情報を用いて、店舗位置情報が示す位置の最寄駅を取得する処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。また、かかる場合の地図情報は、格納部11に存在しても良いし、図示しない外部の装置に存在しても良い。
また、合致する場合とは、例えば、1以上のいずれかの店舗位置情報が示す位置と、ステップS906で取得した予定経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報が示す位置とが、予め決められた条件を満たすほど近いこと、および現在時刻または配達条件が有する配達希望時刻または配達を希望する時間帯と、予め決められた条件を満たすほど近い位置の地点情報と対になる時刻とが予め決められた条件を満たすほど近いこと(時間帯に含まれることも含む)である。また、合致する場合とは、例えば、1以上のいずれかの店舗位置情報が示す位置の最寄駅が、ステップS906で取得した予定経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報であること、および現在時刻または配達条件が有する配達希望時刻と、予め決められた条件を満たすほど近い位置の地点情報と対になる時刻とが予め決められた条件を満たすほど近いことである。
(ステップS908)候補者絞込部135は、取得されている配達先情報と到着時刻等とが、ステップS906で取得した予定経路情報に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS909に行き、合致しない場合はステップS910に行く。なお、到着時刻等とは、例えば、到着時刻または配達希望時刻または配達を希望する時間帯である。
また、合致する場合とは、例えば、ステップS906で取得した予定経路情報が有する1以上のいずれかの地点情報であり、ステップS907で取得した地点情報が示す地点の先のいずれかの地点の地点情報が示す位置と、配達先情報が示す位置とが、予め決められた条件を満たすほど近いことである。また、合致する場合とは、例えば、配達先情報が示す位置の最寄駅が、ステップS907で取得した地点情報が示す地点の先の地点の地点情報である場合である。
また、合致する場合とは、例えば、配達先情報が示す位置と、ステップS907で取得した地点情報が示す地点の先の地点の地点情報が示す位置とが、予め決められた条件を満たすほど近いこと、および現在時刻または配達条件が有する配達希望時刻または配達を希望する時間帯と、予め決められた条件を満たすほど近い位置の地点情報と対になる時刻とが予め決められた条件を満たすほど近いこと(時間帯に含まれることも含む)である。また、合致する場合とは、例えば、配達先情報が示す位置の最寄駅が、ステップS907で取得した地点情報が示す地点の先のいずれかの地点の地点情報であること、および現在時刻または配達条件が有する配達希望時刻と、予め決められた条件を満たすほど近い位置の地点情報と対になる時刻とが予め決められた条件を満たすほど近いことである。
(ステップS909)候補者絞込部135は、i番目の候補者の連絡先情報を候補者情報格納部113から取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、店舗位置情報に対応する地点情報、配達先情報に対応する地点情報、配達先情報のうちの1以上の情報も、連絡先情報と一緒に図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
(ステップS910)候補者絞込部135は、iを1、インクリメントする。ステップS903に戻る。
次に、ステップS706の現在位置情報利用処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1001)候補者絞込部135は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1002)候補者絞込部135は、現在位置が登録されているi番目の候補者が存在するか否かを判断する。i番目の候補者が存在する場合はステップS1003に行き、i番目の候補者が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS1003)候補者絞込部135は、取得されている1以上の店舗位置情報とi番目の現在位置とが予め決められた条件を満たすほど近いか否かを判断する。予め決められた条件を満たすほど近い場合はステップS1004に行き、そうでない場合はステップS1007に行く。
(ステップS1004)候補者絞込部135は、i番目の候補者の1以上の属性値を取得する。
(ステップS1005)候補者絞込部135は、ステップS1004で取得した1以上の属性値が、配達要求が有する配達条件に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS1006に行き、合致しない場合はステップS1007に行く。
(ステップS1006)候補者絞込部135は、i番目の候補者の連絡先情報を候補者情報格納部113から取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、店舗位置情報に対応する地点情報、配達先情報に対応する地点情報、配達先情報のうちの1以上の情報も、連絡先情報と一緒に図示しないバッファに一時蓄積しても良い。
(ステップS1007)候補者絞込部135は、iを1、インクリメントする。ステップS903に戻る。
次に、ステップS426の生活習慣経路情報取得処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1101)生活習慣経路情報取得部134は、着目する候補者のすべての候補者所在情報を候補者所在情報格納部115から取得する。
(ステップS1102)生活習慣経路情報取得部134は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1103)生活習慣経路情報取得部134は、ステップS1101で取得した候補者所在情報の中の時刻情報を検査し、時刻情報が有する日付情報が示すi番目の日が存在するか否かを判断する。i番目の日が存在する場合はステップS1103に行き、i番目の日が存在しない場合はステップS1113に行く。
(ステップS1104)生活習慣経路情報取得部134は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1105)生活習慣経路情報取得部134は、i番目の日の時刻情報が小さい順に、j番目から(j+n)番目(nは1以上の自然数である)の候補者所在情報が有する絶対位置情報を取得する。
(ステップS1106)生活習慣経路情報取得部134は、ステップS1105で絶対位置情報を取得できたか否かを判断する。取得できた場合はステップS1107に行き、取得できなかった場合はステップS1112に行く。
(ステップS1107)生活習慣経路情報取得部134は、ステップS1106で取得したn個の絶対位置情報から、移動しているか否かを判断する。移動している場合はステップS1108に行き、移動していない場合はステップS1111に行く。なお、生活習慣経路情報取得部134は、例えば、ステップS1106で取得したn個の絶対位置情報が示す位置の差の絶対値が閾値以上または閾値より大きい場合であれば移動していると判断し、閾値以下または閾値未満であれば移動していないと判断する。なお、絶対位置情報の時系列の情報から、移動している否かを判断する技術は公知技術である。
(ステップS1108)生活習慣経路情報取得部134は、n個の絶対位置情報から移動速度を取得する。なお、n個の絶対位置情報から移動速度を取得する技術は公知技術である。
(ステップS1109)生活習慣経路情報取得部134は、ステップS1108で取得した移動速度から移動手段を示す移動手段情報を取得する。なお、例えば、格納部11に、速度の幅と移動手段情報とを対に有する2以上の対応情報を有する移動手段管理表が格納されており、生活習慣経路情報取得部134は、ステップS1108で取得した移動速度に対応する移動手段情報を移動手段管理表から取得する。
(ステップS1110)生活習慣経路情報取得部134は、j番目の候補者所在情報が有する時刻情報および絶対位置情報と、ステップS1109で取得した移動手段情報とを対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、時刻情報および絶対位置情報と、移動手段情報とを対応付けて有する情報を移動情報と言う。
(ステップS1111)生活習慣経路情報取得部134は、jを1、インクリメントする。ステップS1105に戻る。
(ステップS1112)生活習慣経路情報取得部134は、iを1、インクリメントする。ステップS1103に戻る。
(ステップS1113)生活習慣経路情報取得部134は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1114)生活習慣経路情報取得部134は、ステップS1110で蓄積した移動情報の中の時刻情報を検査し、i番目の時間帯の移動情報が存在するか否かを判断する。i番目の時間帯の移動情報が存在する場合はステップS1115に行き、i番目の時間帯の移動情報が存在しない場合はステップS1120に行く。なお、i番目の時間帯は、例えば、1分、3分、5分、10分等である。i番目の時間帯は、(i+1)番目の時間帯の直前の時間帯である。
(ステップS1115)生活習慣経路情報取得部134は、i番目の時間帯の移動情報であり、日が異なる時刻情報を有し、絶対位置情報が予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す情報が、予め決められた回数以上または予め決められた回数より多く、図示しないバッファに出現するか否かを判断する。予め決められた回数以上または予め決められた回数より多く出現する場合はステップS1116に行き、出現しない場合はステップS1119に行く。
(ステップS1116)生活習慣経路情報取得部134は、i番目の時間帯の時刻情報と対になる移動手段情報の中に2以上の異なる移動手段情報が含まれているか否か、またはi番目の時間帯の時刻情報と対になる移動手段情報と(i-1)番目の時間帯の時刻情報と対になる移動手段情報とが異なるか否かを判断する。かかる判断は、移動手段の変化があったか否かの判断である。そして、移動手段の変化があった場合はステップS1117に行き、移動手段の変化がなかった場合はステップS1119に行く。
(ステップS1117)生活習慣経路情報取得部134は、移動手段の変化の前の移動情報が有する絶対位置情報に対応する地点情報(例えば、絶対位置情報、駅名、バス停名など)と移動手段情報と時刻情報とを有する情報を図示しないバッファに一時蓄積する。また、移動手段の変化の後の移動情報が有する絶対位置情報に対応する地点情報(例えば、絶対位置情報、駅名、バス停名など)と移動手段情報と時刻情報とを有する情報を図示しないバッファに一時蓄積する。なお、移動手段の変化の後は、移動し始めた場合も含む、とする。
(ステップS1118)
(ステップS1119)生活習慣経路情報取得部134は、iを1、インクリメントする。ステップS1114に戻る。
(ステップS1120)生活習慣経路情報取得部134は、バッファに一時蓄積された地点情報と移動手段情報と時刻情報とを有する2組以上の情報を用いて、生活習慣経路情報を構成する。なお、生活習慣経路情報は、例えば、バッファに一時蓄積された地点情報と移動手段情報と時刻情報とを有する組の集合である。
(ステップS1121)生活習慣経路情報取得部134は、ステップS1120で構成した生活習慣経路情報を、着目する候補者の候補者識別子に対応付けて、候補者情報格納部113に蓄積する。上位処理にリターンする。
次に、候補者端末2の動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1201)候補者受付部21は、候補者情報を受け付けたか否かを判断する。候補者情報を受け付けた場合はステップS1202に行き、候補者情報を受け付けなかった場合はステップS1204に行く。
(ステップS1202)候補者処理部22は、ステップS1201で受け付けられた候補者情報を、送信する候補者情報にする。
(ステップS1203)候補者送信部23は、ステップS1202で構成された候補者情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1201に戻る。
(ステップS1204)候補者処理部22は、絶対位置情報を取得したか否かを判断する。絶対位置情報を取得した場合はステップS1205に行き、絶対位置情報を取得しなかった場合はステップS1208に行く。
(ステップS1205)候補者処理部22は、候補者格納部20の送信可否フラグを検査し、絶対位置情報を送信できるか否かを判断する。送信できる場合はステップS1206に行き、送信できない場合はステップS1201に戻る。
(ステップS1206)候補者処理部22は、ステップS1204で取得された絶対位置情報と、候補者格納部20の候補者識別子とを用いて、候補者所在情報を構成する。
(ステップS1207)候補者送信部23は、ステップS1206で構成された候補者所在情報を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1208)候補者受信部24は、情報処理装置1からオファー情報を受信したか否かを判断する。オファー情報を受信した場合はステップS1209に行き、オファー情報を受信しなかった場合はステップS1215に行く。
(ステップS1209)候補者処理部22は、ステップS1208で受信されたオファー情報を用いて、出力するオファー情報を構成する。
(ステップS1210)候補者出力部25は、ステップS1209で構成されたオファー情報を出力する。ステップS1201に戻る。
(ステップS1211)候補者受付部21は、許諾情報または辞退情報を受け付けたか否かを判断する。許諾情報または辞退情報を受け付けた場合はステップS1212に行き、許諾情報または辞退情報を受け付けなかった場合はステップS1214に行く。
(ステップS1212)候補者処理部22は、ステップS1211で受け付けられた許諾情報または辞退情報を用いて、送信する情報を構成する。なお、送信する情報は、通常、候補者識別子を有する。
(ステップS1213)候補者送信部23は、ステップS1212で構成された許諾情報または辞退情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1201に戻る。
(ステップS1214)候補者処理部22は、タイムアウトか否かを判断する。タイムアウトであればステップS1201に戻り、タイムアウトでなければステップS1211に戻る。
(ステップS1215)候補者受付部21は、キャンセル情報を受け付けたか否かを判断する。キャンセル情報を受け付けた場合はステップS1216に行き、キャンセル情報を受け付けなかった場合はステップS1218に行く。
(ステップS1216)候補者処理部22は、ステップS1215で受け付けられたキャンセル情報を、送信するキャンセル情報にする。なお、キャンセル情報は、例えば、成約識別子、候補者識別子、ユーザ識別子等のうちの1以上の情報を有する。
(ステップS1217)候補者送信部23は、ステップS1216で構成されたキャンセル情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1201に戻る。
(ステップS1218)候補者受付部21は、ユーザの評価に関する情報を受け付けたか否かを判断する。ユーザの評価に関する情報を受け付けた場合はステップS1216に行き、ユーザの評価に関する情報を受け付けなかった場合はステップS1218に行く。なお、ユーザの評価に関する情報は、ユーザ識別子を含む、またはユーザ識別子に対応付いている。
(ステップS1219)候補者処理部22は、ステップS1218で受け付けられた情報を用いて、送信する情報を構成する。
(ステップS1220)候補者送信部23は、ステップS1219で構成されたユーザの評価に関する情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1201に戻る。
(ステップS1221)候補者受付部21は、その他の情報等を受け付けたか否かを判断する。その他の情報等を受け付けた場合はステップS1222に行き、その他の情報等を受け付けなかった場合はステップS1201に戻る。なお、その他の情報等とは、例えば、送信可否フラグである。
(ステップS1222)候補者処理部22等は、その他の情報等に応じた処理を行う。ステップS1201に戻る。
なお、その他の情報等に応じた処理は、例えば、送信可否フラグを候補者格納部20に蓄積する処理である。
なお、図12のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ユーザ端末3の動作について、図13のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1301)ユーザ受付部31は、配達要求を受け付けたか否かを判断する。配達要求を受け付けた場合はステップS1302に行き、配達要求を受け付けなかった場合はステップS1304に行く。
(ステップS1302)ユーザ処理部32は、ステップS1301で受け付けられた配達要求を用いて、送信する配達要求を構成する。なお、配達要求は、例えば、ユーザ識別子を有する。
(ステップS1303)ユーザ送信部33は、ステップS1302で構成された配達要求を情報処理装置1に送信する。ステップS1301に戻る。
(ステップS1304)ユーザ受信部34は、情報処理装置1から結果情報等を受信したか否かを判断する。結果情報等を受信した場合はステップS1305に行き、受信しなかった場合はステップS1307に行く。
(ステップS1305)ユーザ処理部32は、ステップS1304で受信された結果情報等を用いて、出力する情報を構成する。
(ステップS1306)ユーザ出力部35は、ステップS1305で構成された情報を出力する。ステップS1301に戻る。
(ステップS1307)ユーザ受付部31は、キャンセル情報を受け付けたか否かを判断する。キャンセル情報を受け付けた場合はステップS1308に行き、キャンセル情報を受け付けなかった場合はステップS1313に行く。
(ステップS1308)ユーザ処理部32は、ステップS1307で受け付けられたキャンセル情報を用いて、送信するキャンセル情報を構成する。なお、キャンセル情報は、例えば、ユーザ識別子、成約識別子を有する。
(ステップS1309)ユーザ送信部33は、ステップS1308で構成されたキャンセル情報を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1310)ユーザ受信部34は、情報処理装置1から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS1311に行き、受信しなかった場合はステップS1310に戻る。なお、情報とは、例えば、キャンセルできた旨の情報、またはキャンセルできなかった旨の情報、キャンセル料に関する情報等である。
(ステップS1311)ユーザ処理部32は、ステップS1307で受け付けられたキャンセル情報を用いて、出力する情報を構成する。
(ステップS1312)ユーザ出力部35は、ステップS1311で構成された情報を出力する。ステップS1301に戻る。
(ステップS1313)ユーザ受付部31は、ユーザ情報を受け付けたか否かを判断する。ユーザ情報を受け付けた場合はステップS1314に行き、ユーザ情報を受け付けなかった場合はステップS1316に行く。
(ステップS1314)ユーザ処理部32は、ステップS1313で受け付けられたユーザ情報を用いて、送信するユーザ情報を構成する。
(ステップS1315)ユーザ送信部33は、ステップS1314で構成されたユーザ情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1301に戻る。
(ステップS1316)ユーザ受付部31は、候補者の評価に関する情報を受け付けたか否かを判断する。候補者の評価に関する情報を受け付けた場合はステップS1317に行き、候補者の評価に関する情報を受け付けなかった場合はステップS1301に戻る。
(ステップS1317)ユーザ処理部32は、ステップS1313で受け付けられた候補者の評価に関する情報を用いて、送信する候補者の評価に関する情報を構成する。なお、送信する情報は、通常、ユーザ識別子を有する。
(ステップS1318)ユーザ送信部33は、ステップS1317で構成された情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1301に戻る。
なお、図13のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。
今、店舗情報格納部111には、図14に示す構造を有する店舗情報管理表が格納されている。店舗情報管理表には、「店舗ID」「店舗位置情報」「商品情報」を有するレコードが1以上格納される。「店舗ID」は、店舗識別子である。「商品情報」は、「商品ID」「商品名」「価格」「商品画像」「商品種類」を有する。「商品ID」は商品識別子である。「商品画像」はここでは商品の画像のファイル名である。なお、商品の画像のファイルは、格納部11に格納されている、とする。「商品種類」は、商品の種類情報である。なお、店舗情報管理表は、例えば、情報処理装置1の管理者により、予め準備されていても良いし、本システムに参加を希望する店舗が入力する等しても良い。
また、広告情報格納部112には、図15に示す構造を有する広告情報管理表が格納されている。広告情報管理表には、「広告ID」「広告情報」「広告選択条件」を有するレコードが1以上格納される。「広告ID」は広告識別子である。「広告情報」は、ここでは広告のファイル名である。なお、広告のファイル名に対応する広告情報は、格納部11に格納されている。「広告選択条件」は、「商品条件」「候補者条件」「ユーザ条件」を有する。なお、広告選択条件の中のNULL「-」は対応する条件が無いことを示す。また、広告選択条件がNULL(すべて「-」)に対応する広告情報は、条件なしで選択され得ることを示す。「広告選択条件」は、「商品条件」「候補者条件」「ユーザ条件」のうちの1または2以上の条件を採り得る。なお、広告情報管理表は、例えば、情報処理装置1の管理者により、予め準備されていても良いし、広告掲載を希望する企業が入力する等しても良い。
また、候補者情報格納部113には、図16に示す構造を有する候補者情報管理表が格納されている。候補者情報管理表には、「パートナーID」「氏名」「連絡先情報」「候補者位置情報」「候補者評価情報」「位置蓄積フラグ」を有するレコードが1以上格納される。「候補者位置情報」は、「生活習慣経路情報」「予定経路情報」「現在位置情報」を有する。なお、「パートナーID」は、候補者識別子である。「生活習慣経路情報」は、ここでは生活習慣経路情報が格納されているテーブル名(ファイル名でも良い)である。「予定経路情報」は、ここでは予定経路情報が格納されているファイル名である。生活習慣経路情報、予定経路情報は、格納部11に格納されている。「現在位置情報」は、(緯度,経度)である。「候補者評価情報」はここでは1から5の数値である。「位置蓄積フラグ」が「1」の場合は現在の絶対位置情報を蓄積して良い旨を示し、「0」の場合は現在の絶対位置情報を蓄積できないことを示す。なお、候補者情報管理表は、例えば、候補者が候補者端末2を用いて入力した情報を含む。ただし、生活習慣経路情報は、例えば、上述した処理により、自動取得された情報である。また、候補者評価情報も、例えば、上述した処理により、自動取得された情報である。さらに、現在位置情報は、候補者端末2から送信されてきた情報である。
また、ユーザ情報格納部114には、図17に示す構造を有するユーザ情報管理表が格納されている。ユーザ情報管理表には、「ユーザID」「氏名」「連絡先情報」「自宅住所」「ユーザ評価情報」「性別」「年齢」を有するレコードが1以上格納される。なお、ユーザ情報管理表は、例えば、ユーザがユーザ端末3を用いて入力した情報を含む。ただし、ユーザ評価情報も、例えば、上述した処理により、自動取得された情報である。
また、候補者所在情報格納部115には、図18に示す構造を有する候補者所在情報管理表が格納されている。候補者所在情報管理表には、「パートナーID」「絶対位置情報」「時刻情報」を有するレコードが1以上格納される。なお、候補者所在情報管理表の絶対位置情報とパートナーIDは候補者端末2から送信されてきた情報であり、時刻情報は処理部13が取得した情報である。
さらに、成約情報格納部116には、図19に示す構造を有する成約情報管理表が格納されている。成約情報管理表には、「ID」「パートナーID」「ユーザID」「成約時刻情報」「配達関連情報」を有するレコードが1以上格納される。「配達関連情報」は、「商品ID」「数量」「価格」「配達先情報」「配達条件」「パートナー報酬」を有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「商品ID」は、商品識別子である。「商品ID」は、2以上の商品識別子を含み得る。「数量」は配達する商品の数量である。「価格」は配達商品の価格である。「価格」は、候補者への報酬分を含んでも良い。「配達先情報」は住所、絶対位置情報等であり、配達先が分かる情報であれば何でも良い。「配達条件」は、配達要求に含まれる配達条件である。「パートナー報酬」は、処理部13が取得した報酬金額であり、配達に対して候補者が得る報酬金額である。なお、成約情報管理表の情報は、成約時に処理部13が構成した情報である。
かかる状況において、以下の3つの具体例について説明する。具体例1は、生活習慣経路情報が自動的に取得され、蓄積される例である。具体例2は、ユーザが配達要求を入力した後、配達の契約が完了する場合である。なお、具体例2において、一度、成約がキャンセルされる場合も含む。具体例3は、広告情報が出力される場合である。
(具体例1)
今、パートナーID「001」のパートナーが、図20に示すように移動し、移動中に、候補者端末2から複数の候補者所在情報が、順次、情報処理装置1に送信された、とする。なお、当該パートナーが移動した経路は、例えば、図20の2001である、とする。
すると、情報処理装置1の候補者所在情報受信部123は、候補者端末2から候補者所在情報を、順次、受信する。そして、候補者所在情報蓄積部133は、候補者所在情報が有するパートナーID「001」と対になる位置蓄積フラグ「1」を図16の管理表から取得し、候補者所在情報を蓄積しても良いと判断する。次に、候補者所在情報蓄積部133は、受信された候補者所在情報を、順次、蓄積していく。そして、図18のパートナーID「001」と対になるレコードが、順次、追記されていく。
そして、生活習慣経路情報取得部134は、生活習慣経路情報の取得のタイミングである、と判断し、例えば、パートナーID「001」のパートナーの生活習慣経路情報を、以下のように取得する。
つまり、まず、生活習慣経路情報取得部134は、パートナーID「001」と対になる候補者所在情報を候補者所在情報管理表(図18)から取得する。
そして、図11で説明した処理により、生活習慣経路情報取得部134は、生活習慣経路情報を取得する。なお、取得した生活習慣経路情報の例は、図21である。なお、生活習慣経路情報取得部134は、「パートナーID」「方向」「出発点」「時刻情報」「終着点」「時刻情報」「経路」「手段」「状態」を有する。なお、生活習慣経路情報は、1または2以上の「経路」を有し得る。生活習慣経路情報取得部134は、往復の経路を検知し、「方向」に対して「行き」または「帰り」のいずれかの情報を取得し、蓄積する。また、生活習慣経路情報取得部134は、格納部11の図示しない地図情報を用いて、絶対位置情報から「経路」を取得する。なお、「経路」は、ここでは地点情報であり、例えば、駅名、駅周辺の地点名、町の名前、交差点の名前等である。また、生活習慣経路情報取得部134は、絶対位置情報から、地図情報を用いて、駅名、駅周辺の地点名、町の名前、交差点の名前等を取得する。また、生活習慣経路情報取得部134は、上述した通り、移動速度から移動の「手段」を取得し、蓄積する。また、生活習慣経路情報取得部134は、移動速度から状態(待機、または移動)を取得し、蓄積する。
また、パートナーID「001」のパートナーは、図21の生活習慣経路情報を候補者端末2から閲覧できる、とする。そして、当該パートナーは、候補者端末2から、配達要求の受け付けが可能な経路を指定できる、とする。つまり、パートナーが経路を指定して、当該経路に対して、「ON」を候補者端末2に入力した、とする。そして、候補者端末2の候補者受付部21は、経路を識別する情報と「ON」とを受け付ける。候補者処理部22は、受け付けられた情報を、送信する情報にする。次に、候補者送信部23は、かかる構成された情報を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の受信部12は、かかる情報を受信する。そして、生活習慣経路情報取得部134は、受信された経路を識別する情報と「ON」とを用いて、該当する経路に対して「ON」を示す情報を対応付けて、蓄積する。かかる結果、パートナーID「001」のパートナーの生活習慣経路情報は、図22に示すテーブル「table1」となった。
なお、パートナーID「001」のパートナーは、図23に示すような画面を用いて、候補者端末2から経路を記録しても良いか否かを示すフラグ(位置蓄積フラグ)を入力できる。そして、位置蓄積フラグが「ON」である場合のみ、候補者端末2は、候補者所在情報を情報処理装置1に送信する。そして、位置蓄積フラグが「ON」である場合のみ、情報処理装置1は、候補者所在情報を受信し、蓄積できる。
また、パートナーは、図24に示すような画面を用いて、候補者端末2に配達の対応可能な時間を入力できる、とする。そして、かかる入力を候補者端末2が受け付けた場合、候補者端末2は、かかる時間情報を有する予定経路情報を構成し、情報処理装置1に送信する。なお、予定経路情報は、時間に関する情報のみでも良い。また、予定経路情報は、通常、パートナーID「001」を有する。さらに、当該パートナーは、時間に関する情報と共に、経路の情報または居る場所に関する情報をも入力しても良い。かかる場合、予定経路情報は、経路の情報またはパートナーが居る予定の場所に関する情報をも有する。
そして、情報処理装置1の受信部12は、予定経路情報を受信する。そして、処理部13は、当該予定経路情報をパートナーID「001」と対にして蓄積する。
以上より、パートナーの生活習慣経路情報、予定経路情報が蓄積された。
(具体例2)
今、ユーザ「高田B子」は、ユーザ端末3から配達要求「商品識別子:G001,数量:2,配達先情報:東京都港区・・・(自宅),配達条件:候補者評価情報>=4」を入力した、とする。すると、ユーザ受付部31は、配達要求を受け付ける。次に、ユーザ処理部32は、送信する配達要求を構成する。次に、ユーザ送信部33は、配達要求を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の配達要求受信部124は、ユーザ端末3から配達要求を受信する。次に、候補者絞込部135は、配達要求が有する情報「商品識別子:G001,数量:2,配達先情報:東京都港区・・・(自宅),配達条件:候補者評価情報>=4」取得する。
そして、候補者絞込部135は、取得した情報を用いて、以下のように候補者の絞込処理を行う。
つまり、まず、候補者絞込部135は、取得された商品識別子「商品識別子:G001」と対になる店舗ID「S001」「S002」を図14の店舗情報管理表から取得する。そして、候補者絞込部135は、店舗ID「S001」「S002」と対になる店舗位置情報「(xs1,ys1),A駅(xs2,ys2)」を店舗情報管理表から取得する。
次に、候補者絞込部135は、受信された配達要求が有する配達条件「配達条件:候補者評価情報>=4」を取得する。
次に、候補者絞込部135は、候補者の生活習慣経路情報、予定経路情報、および絶対位置情報を用いて、図7~図9で説明した処理により、1以上のパートナーのパートナーIDを取得する。ここで、候補者絞込部135は、パートナーID「001」「002」等の複数のパートナーIDを取得した、とする。なお、これらのパートナーIDと対になる候補者評価情報は、「配達条件:候補者評価情報>=4」を満たす。
次に、オファー情報構成部136は、オファー情報を構成する。つまり、オファー情報構成部136は、例えば、受信された配達要求に含まれる商品識別子「G01」と対になる店舗識別子「S001」「S002」と対になる店舗の情報を店舗情報管理表から取得する。また、オファー情報構成部136は、例えば、受信された配達要求に対するユニークな依頼識別子を取得する。そして、オファー情報構成部136は、取得した情報と、配達要求が有する情報とを用いて、オファー情報を構成する。ここで、オファー情報は、例えば、ユーザ識別子「U01」、商品識別子「G01」、数量「1」、商品識別子と対になる店舗識別子「S001」「S002」で識別される店舗の情報(例えば、店舗位置情報、店舗名など)、配達先情報「東京都港区・・・」を有する。
また、オファー情報送信部141は、候補者絞込部135が取得した各パートナーID「001」「002」等と対になる連絡先情報を候補者情報管理表から取得する。そして、オファー情報送信部141は、オファー情報を連絡先情報が示すパートナー(候補者端末2)に送信する。
次に、各パートナーの候補者端末2は、オファー情報を受信し、当該オファー情報を出力するデータ構造にし、オファー情報を出力する。
そして、パートナーID「001」のパートナー「鈴木○○」は、候補者端末2に出力されたオファー情報を見て、候補者端末2に、最初に許諾情報を入力した、とする。すると、候補者端末2は許諾情報を受け付け、送信するデータ構造にし、当該許諾情報を情報処理装置1に送信する。なお、許諾情報は、パートナーID「001」、配達要求を識別する依頼識別子等を有する。
次に、情報処理装置1の許諾情報受信部125は、候補者端末2から許諾情報を受信する。処理部13は、許諾情報が有する依頼識別子を用いて、この配達要求に対する最初の許諾情報の受信であることを検知する。
そして、最初の許諾情報が受信されたので、処理部13は、成約のタイミングにある、と判断する。次に、処理部13は、商品の配達の成約が行われた旨の結果情報等を構成する。結果情報は、例えば、パートナーID「001」、ユーザID「U01」、成約時刻情報、配達関連情報を有する。なお、ここでの結果情報等は、成約情報の一部または全部を構成する情報でも良い。
また、処理部13は、図15の広告情報管理表から、広告選択条件を満たす広告情報を取得する。
次に、結果情報送信部142は、構成された結果情報と取得された広告情報等を、ユーザID「U01」のユーザのユーザ端末3に送信する。
次に、成約情報蓄積部137は、成約情報を構成する。次に、成約情報蓄積部137は、構成した成約情報を成約情報管理表に蓄積する。
次に、ユーザID「U01」のユーザのユーザ端末3は、結果情報と広告情報等を受信する。そして、ユーザ端末3は、結果情報等を出力するデータ構造にし、出力する。
以上により、配達の要求をしたユーザは、希望した商品が配達されることを知る。
ここで、パートナーID「001」のパートナーが事故に遭い、配達できなくなった、とする。そして、当該パートナーが候補者端末2に「キャンセル情報」を入力した、とする。すると、候補者端末2は、キャンセル情報を受け付け、送信するデータ構造にし、キャンセル情報を情報処理装置1に送信する、とする。なお、このキャンセル情報は、成約を識別するID(例えば、「依頼識別子」)を有する、とする。
次に、情報処理装置1のキャンセル情報受信部126は、候補者端末2からキャンセル情報を受信する。
次に、解除処理部138は、受信されたキャンセル情報に対応する解除処理を行う。つまり、解除処理部138は、受信されたキャンセル情報に含まれる依頼識別子を有するレコードにキャンセルフラグを付加する。
次に、解除処理部138は、同一の依頼識別子を有する許諾情報を受信しているか否かを判断する。そして、受信している場合、解除処理部138は、パートナーID「001」のパートナーの、時間的に次に受信された許諾情報が有するパートナーID「002」を取得した、とする。そして、解除処理部138は、パートナーID「002」を有する結果情報等を構成する。結果情報は、例えば、パートナーID「002」、ユーザID「U01」、成約時刻情報、配達関連情報を有する。
また、処理部13は、図15の広告情報管理表から、広告選択条件を満たす広告情報を取得する。
次に、結果情報送信部142は、構成された結果情報と広告情報等を、ユーザID「U01」のユーザのユーザ端末3に、新たな結果情報等を送信する。
次に、成約情報蓄積部137は、新たな成約情報を構成する。次に、成約情報蓄積部137は、構成した新たな成約情報を成約情報管理表に蓄積する。
以上により、パートナーの急なキャンセルにも対応できた。
なお、ユーザは、例えば、パートナーの現在地、到着エリア、通過エリア等の設定を行い、配達要求を入力できる。かかる場合、配達条件として、パートナーの現在地の範囲または現在地を特定する情報、到着エリアを特定する情報、通過エリアを特定する情報等が含まれる。また、かかる配達条件の設定は、例えば、図25に示すような地図を用いて可能であることは好適である。なお、図25の2501はパートナーの現在地の範囲の指定、2502は通過エリアの指定、2503は到着エリアの指定である。2503は到着エリアの情報は、配達先情報を構成しても良い。
(具体例3)
具体例2等で示したように、配達要求に対する成約が行われた後、ユーザID「U01」のユーザのユーザ端末3は、新たな結果情報と、広告情報等を受信する。
そして、ユーザ端末3は、結果情報等を出力するデータ構造にし、出力する。かかる出力例は、図26である。図26において、配達してくれるパートナーの情報と、広告情報とが出力されている。図26の2601は広告情報の出力領域である。
次に、ユーザが、この2601を押下した、とする。すると、ユーザ受付部31は、広告情報のクリックを受け付ける。次に、ユーザ処理部32は、2601に対応するURLを取得する。そして、ユーザ処理部32は、かかるURL、パートナーID「002」を有するクリックの情報を構成する。次に、ユーザ送信部33は、構成されたクリックの情報を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の受信部12は、広告に対するクリックの情報をユーザ端末3から受信する。
次に、処理部13は、受信されたクリックの情報が有するURLに対応する情報(ページなど)を取得する。そして、送信部14は、かかる情報をユーザ端末3に送信する。
次に、処理部13は、受信されたクリックに対応するパートナーID「002」と対になる候補者評価情報を、評価が高くなるように更新する。
以上の処理により、候補者評価情報が更新される。そして、候補者評価情報が高くなることにより、パートナーの報酬が増額される。
以上、本実施の形態によれば、一般ユーザを商品の配達者にできる適切な仕組みを提供できる。
また、本実施の形態によれば、配達の候補者が、例えば、通勤や通学等に利用する生活習慣の経路の情報を用いて、一般ユーザに適切に配達を依頼する仕組みを提供できる。
また、本実施の形態によれば、配達の候補者の予定を利用した、適切な配達の依頼をする仕組みを提供できる。
また、本実施の形態によれば、配達の候補者の現在位置を利用した、適切な配達の依頼をする仕組みを提供できる。
また、本実施の形態によれば、配達の候補者の急な用事等に対応して、キャンセルの仕組みを提供できる。また、配達の候補者の配達の成約に対するキャンセルがあった場合に、リカバリーが可能となる。
また、本実施の形態によれば、商品によって、配達のオファーを出す範囲を適切に変更できる。
また、本実施の形態によれば、配達希望者からの配達条件によって、オファーを出す範囲適切に変更できる。
さらに、本実施の形態によれば、ユーザ端末3に広告を配信できる。配達希望者の評価に応じて、広告に対する報酬の与え方を異なるようにでき、配達者の配達に対するモチベーションを向上できる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、例えば、商品の配達の候補者に関する情報であり、候補者を識別する候補者識別子と、候補者の位置に関する候補者位置情報と、候補者の連絡先を示す連絡先情報とを含む2以上の候補者情報が格納される候補者情報格納部と、商品を販売する店舗の位置情報である店舗位置情報と、当該店舗で販売する商品を識別する1以上の商品識別子とを有する1以上の店舗情報が格納される店舗情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、配達を希望する商品を識別する商品識別子を有する配達要求をユーザ端末から受信する配達要求受信部と、前記配達要求が有する商品識別子と対になる1以上の各店舗位置情報に対して、予め決められた関係を有する候補者位置情報と対になる1以上の連絡先情報を前記候補者情報格納部から取得する候補者絞込部と、前記配達要求が有する商品識別子で識別される商品の配達のオファーを示すオファー情報を構成するオファー情報構成部と、前記候補者絞込部が取得した1以上の各連絡先情報を用いて、1以上の候補者に、前記オファー情報構成部が構成したオファー情報を送信するオファー情報送信部と、前記オファー情報の送信に応じて、候補者から配達の許諾を示す情報であり、候補者識別子を有する許諾情報を候補者端末から受信する許諾情報受信部と、前記許諾情報受信部が許諾情報を受信した場合に、商品の配達の成約が行われた旨の結果情報を前記ユーザ端末に送信する結果情報送信部として機能させるためのプログラムである。
図27は、本実施の形態におけるプログラムを実行して、情報処理装置1等を実現するコンピュータシステム300の外観図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図27において、コンピュータシステム300は、ディスクドライブ305を含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、ディスプレイ304とを備える。なお、キーボード302やマウス303やディスプレイ304をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図28は、コンピュータシステム300の内部構成の一例を示す図である。図28において、コンピュータ301は、ディスクドライブ3012に加えて、MPU3013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ3017と、MPU3013、ROM3015等を相互に接続するバス3014と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード(図示しない)とを備える。ストレージ3017は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム300に、情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD-ROM等のディスク3101に記憶されて、ディスクドライブ3012に挿入され、ストレージ3017に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ300に送信され、ストレージ3017に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM3016にロードされる。なお、プログラムは、ディスク3017、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク3017に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータ300に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す301に、情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム300がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム300は、サーバまたは据え置き型のPCであるが、情報処理装置1や候補者端末2やユーザ端末3は、例えば、スマートフォンやタブレット端末やノートPCといった携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード302およびマウス303はタッチパネルに、ディスクドライブ3012はメモリカードスロットに、ディスク3101はメモリカードに、それぞれ置き換えられることが望ましい。ただし、以上は例示であり、情報処理装置1等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(給餌送信部23、給餌受信部24など)は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。